JP2002237921A - 複合機 - Google Patents
複合機Info
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- JP2002237921A JP2002237921A JP2001032594A JP2001032594A JP2002237921A JP 2002237921 A JP2002237921 A JP 2002237921A JP 2001032594 A JP2001032594 A JP 2001032594A JP 2001032594 A JP2001032594 A JP 2001032594A JP 2002237921 A JP2002237921 A JP 2002237921A
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Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Manual Feeding Of Sheets (AREA)
- Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ファクシミリ受信用の記録紙を排出す
る排出部と複写記録用の記録紙を排出する排出部とを別
々の確保しつつ装置の小型化を図ること。 【解決手段】 記録部を経由して記録紙を搬送する片
面パスと、片面に画像が形成された記録紙を片面パスの
下流から受入れ反転させて再び片面パスの上流に戻す両
面パス29とを有する複合機において、ファクシミリ機
能と複写機能とで、片面パスから排出ローラ26を介し
て記録紙を排出する第1排出経路又は片面パスから両面
パス29を経由して手差しトレイ34上に記録紙を排出
する第2排出経路の別々の排出経路を使用するように制
御する。
る排出部と複写記録用の記録紙を排出する排出部とを別
々の確保しつつ装置の小型化を図ること。 【解決手段】 記録部を経由して記録紙を搬送する片
面パスと、片面に画像が形成された記録紙を片面パスの
下流から受入れ反転させて再び片面パスの上流に戻す両
面パス29とを有する複合機において、ファクシミリ機
能と複写機能とで、片面パスから排出ローラ26を介し
て記録紙を排出する第1排出経路又は片面パスから両面
パス29を経由して手差しトレイ34上に記録紙を排出
する第2排出経路の別々の排出経路を使用するように制
御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ受信
した画情報を記録した記録紙と複写動作によって画情報
を記録した記録紙との混在を防止可能な複合機に関す
る。
した画情報を記録した記録紙と複写動作によって画情報
を記録した記録紙との混在を防止可能な複合機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ機能と複写機能とを
あわせ持つ複合機がある。この複合機は、ファクシミリ
として動作した場合には画情報を受信して記録紙に記録
して出力する一方、複写機として動作した場合には自ら
読み取った原稿の画情報を記録紙に記録して出力するの
で、受信画像の記録紙と複写画像の記録紙との2種類の
記録紙がプリントアウトされることになる。この2種類
の記録紙を混在させないために、それぞれの記録紙を別
々に受け取る2つの排出部を設ける必要がある。
あわせ持つ複合機がある。この複合機は、ファクシミリ
として動作した場合には画情報を受信して記録紙に記録
して出力する一方、複写機として動作した場合には自ら
読み取った原稿の画情報を記録紙に記録して出力するの
で、受信画像の記録紙と複写画像の記録紙との2種類の
記録紙がプリントアウトされることになる。この2種類
の記録紙を混在させないために、それぞれの記録紙を別
々に受け取る2つの排出部を設ける必要がある。
【0003】一方で、ファクシミリ受信用の記録紙排出
部と複写記録用の記録紙排出部とを別々に設けると装置
が大型化するため、両記録紙が混在しないように、それ
ぞれの記録紙を排出する排出部を共用化するものもあっ
た。
部と複写記録用の記録紙排出部とを別々に設けると装置
が大型化するため、両記録紙が混在しないように、それ
ぞれの記録紙を排出する排出部を共用化するものもあっ
た。
【0004】図6は、ファクシミリ受信用の記録紙排出
部と複写記録用の記録紙排出部とを共用化した複合機の
構成図である。ファクシミリ受信用の記録紙を排出する
排出空間1Aと複写記録用の記録紙を排出する排出空間
1Bとを一体として共用化した排出部1を設け、その排
出部1の内部空間にファクシミリ受信用の記録紙を受け
取る上側スタックトレイ2Aと複写記録用の記録紙を受
け取る下側スタックトレイ2Bとを上下に配置してい
る。
部と複写記録用の記録紙排出部とを共用化した複合機の
構成図である。ファクシミリ受信用の記録紙を排出する
排出空間1Aと複写記録用の記録紙を排出する排出空間
1Bとを一体として共用化した排出部1を設け、その排
出部1の内部空間にファクシミリ受信用の記録紙を受け
取る上側スタックトレイ2Aと複写記録用の記録紙を受
け取る下側スタックトレイ2Bとを上下に配置してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来技術では、以下のような問題を生じていた。
従来技術では、以下のような問題を生じていた。
【0006】即ち、ファクシミリ受信用の記録紙を排出
する排出部と複写用の記録紙を排出する排出部とを共用
化したとしても、その共用化した排出部の内部空間は、
仕切りを設けて上下に分けてもそれぞれにファクシミリ
受信用の記録紙の排出および複写用の記録紙の排出を受
け入れるための空間を確保する必要があるので、その空
間自体が大きなものとなり、装置を小型化する際の制約
となっていた。
する排出部と複写用の記録紙を排出する排出部とを共用
化したとしても、その共用化した排出部の内部空間は、
仕切りを設けて上下に分けてもそれぞれにファクシミリ
受信用の記録紙の排出および複写用の記録紙の排出を受
け入れるための空間を確保する必要があるので、その空
間自体が大きなものとなり、装置を小型化する際の制約
となっていた。
【0007】本発明は以上のような実情に鑑みて為され
たもので、ファクシミリ受信用の記録紙を排出する排出
部と複写記録用の記録紙を排出する排出部とを別々の確
保しつつ装置の小型化も図ることのできる複合機を提供
することを目的とする。
たもので、ファクシミリ受信用の記録紙を排出する排出
部と複写記録用の記録紙を排出する排出部とを別々の確
保しつつ装置の小型化も図ることのできる複合機を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ファクシミリ
機能と複写機能とで、片面パスから第1排出手段を介し
て記録紙を排出する第1排出経路又は片面パスから両面
パスを経由して第2排出手段を介して記録紙を手差しト
レイへ排出する第2排出経路の別々の排出経路を使用す
るように制御するものである。
機能と複写機能とで、片面パスから第1排出手段を介し
て記録紙を排出する第1排出経路又は片面パスから両面
パスを経由して第2排出手段を介して記録紙を手差しト
レイへ排出する第2排出経路の別々の排出経路を使用す
るように制御するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様は、画像を形
成する記録部と、この記録部を経由して記録紙を搬送す
る片面パスと、この片面パスの下流に設けられた第1排
出手段と、この第1排出手段から排出される記録紙を積
載する排出部と、片面に画像が形成された記録紙を前記
片面パスの下流から受入れ反転させて再び前記片面パス
の上流に戻す両面パスと、装置外部から前記片面パスの
上流に記録紙を供給する手差しトレイと、前記両面パス
の途中に設けられ前記手差しトレイ上に記録紙を排出す
る第2排出手段と、ファクシミリ機能と複写機能とで、
前記片面パスから前記第1排出手段を介して記録紙を排
出する第1排出経路又は前記片面パスから前記両面パス
を経由して前記第2排出手段を介して記録紙を排出する
第2排出経路の別々の排出経路を使用するように制御す
る制御手段と、を具備する構成を採る。
成する記録部と、この記録部を経由して記録紙を搬送す
る片面パスと、この片面パスの下流に設けられた第1排
出手段と、この第1排出手段から排出される記録紙を積
載する排出部と、片面に画像が形成された記録紙を前記
片面パスの下流から受入れ反転させて再び前記片面パス
の上流に戻す両面パスと、装置外部から前記片面パスの
上流に記録紙を供給する手差しトレイと、前記両面パス
の途中に設けられ前記手差しトレイ上に記録紙を排出す
る第2排出手段と、ファクシミリ機能と複写機能とで、
前記片面パスから前記第1排出手段を介して記録紙を排
出する第1排出経路又は前記片面パスから前記両面パス
を経由して前記第2排出手段を介して記録紙を排出する
第2排出経路の別々の排出経路を使用するように制御す
る制御手段と、を具備する構成を採る。
【0010】このような構成を採用したことにより、第
1排出経路を使用して片面パスから排出部へ記録紙を排
出する排出動作を一方の機能(ファクシミリ機能又は複
写機能)のために実行し、第2排出経路を使用して両面
パスの途中から手差しトレイへ記録紙を排出する排出動
作をもう一方の機能(複写機能又はファクシミリ機能)
のために実行するようにしたので、排出部への排出は一
方の機能の排出に限定され、これにより上下に排紙トレ
イを重ねて配置する構成に比べて排出空間が専有するス
ペースを小さくすることができ、装置全体の小型化を図
ることができる。
1排出経路を使用して片面パスから排出部へ記録紙を排
出する排出動作を一方の機能(ファクシミリ機能又は複
写機能)のために実行し、第2排出経路を使用して両面
パスの途中から手差しトレイへ記録紙を排出する排出動
作をもう一方の機能(複写機能又はファクシミリ機能)
のために実行するようにしたので、排出部への排出は一
方の機能の排出に限定され、これにより上下に排紙トレ
イを重ねて配置する構成に比べて排出空間が専有するス
ペースを小さくすることができ、装置全体の小型化を図
ることができる。
【0011】また、もう一方の機能のための排出は、既
存の両面パスを用いて既存の手差しトレイに排出するの
で、部品点数を増加させること無く、両機能による排出
を明確に区別できる。
存の両面パスを用いて既存の手差しトレイに排出するの
で、部品点数を増加させること無く、両機能による排出
を明確に区別できる。
【0012】本発明の第2の態様は、第1の態様の複合
機において、前記手差しトレイが開状態のときに前記第
2排出手段により前記手差しトレイ上に排出された記録
紙の後端が掛かるように前記手差しトレイ上に突出した
落下防止部材を具備するものである。
機において、前記手差しトレイが開状態のときに前記第
2排出手段により前記手差しトレイ上に排出された記録
紙の後端が掛かるように前記手差しトレイ上に突出した
落下防止部材を具備するものである。
【0013】これにより、手差しトレイに排出された記
録紙の後端が手差しトレイ上に落下するのを防止する落
下防止部材を設けたことにより、これから給紙するため
に手差しトレイに積載された記録紙の上に、画像が形成
されて排出された記録紙が排出されても、この排出され
た記録紙の後端は手差しトレイ上で浮くので、これから
給紙するために手差しトレイ上に積載された記録紙と画
像が形成されて手差しトレイ上に排出された記録紙とが
手差しトレイ上で混在するのを防止できる。
録紙の後端が手差しトレイ上に落下するのを防止する落
下防止部材を設けたことにより、これから給紙するため
に手差しトレイに積載された記録紙の上に、画像が形成
されて排出された記録紙が排出されても、この排出され
た記録紙の後端は手差しトレイ上で浮くので、これから
給紙するために手差しトレイ上に積載された記録紙と画
像が形成されて手差しトレイ上に排出された記録紙とが
手差しトレイ上で混在するのを防止できる。
【0014】また、画像の記録された記録紙が手差しト
レイ上に排出されてもその記録紙の後端が落下防止部材
に掛かっているので、画像の記録された記録紙が手差し
トレイ上に積載された記録紙と共に片面パスの上流に繰
り込まれるのを防止できる。
レイ上に排出されてもその記録紙の後端が落下防止部材
に掛かっているので、画像の記録された記録紙が手差し
トレイ上に積載された記録紙と共に片面パスの上流に繰
り込まれるのを防止できる。
【0015】また本発明の第3の態様は、第2の態様の
複合機において、前記手差しトレイは、前記第2排出経
路の排出口を覆うように装置本体に対して開閉自在に設
けられ、前記落下防止部材は前記手差しトレイの開動作
に応じて自重により、記録後端が前記手差しトレイ上に
落下せずに当該落下防止部材にかかった状態となる所定
位置まで開き、一方、前記手差しトレイの閉動作に応じ
て前記手差しトレイに押されて閉位置に戻るように装置
本体に対して開閉自在に設けたものである。
複合機において、前記手差しトレイは、前記第2排出経
路の排出口を覆うように装置本体に対して開閉自在に設
けられ、前記落下防止部材は前記手差しトレイの開動作
に応じて自重により、記録後端が前記手差しトレイ上に
落下せずに当該落下防止部材にかかった状態となる所定
位置まで開き、一方、前記手差しトレイの閉動作に応じ
て前記手差しトレイに押されて閉位置に戻るように装置
本体に対して開閉自在に設けたものである。
【0016】これにより、落下防止部材は手差しトレイ
の開動作に応じて自重により、排出された記録紙の後端
が手差しトレイに落下しない所定位置まで開くので、手
差しトレイの開動作とは別の動作により落下防止部材を
開ける手間を省くことができる。したがって、手差しト
レイを開けて落下防止部材を開け忘れるといった事態を
防止でき、かつ、手差しトレイ上で手差し給紙用の記録
紙と排出された記録紙とが混在するのを防止できる。
の開動作に応じて自重により、排出された記録紙の後端
が手差しトレイに落下しない所定位置まで開くので、手
差しトレイの開動作とは別の動作により落下防止部材を
開ける手間を省くことができる。したがって、手差しト
レイを開けて落下防止部材を開け忘れるといった事態を
防止でき、かつ、手差しトレイ上で手差し給紙用の記録
紙と排出された記録紙とが混在するのを防止できる。
【0017】また、落下防止部材は、自重により所定位
置まで開くので、手差しトレイの開動作に落下防止部材
の開動作を連動させるための特別の機構を設ける必要が
無いので、部品点数の増加を抑えることができ、しかも
落下防止部材の開け忘れを防止できる。
置まで開くので、手差しトレイの開動作に落下防止部材
の開動作を連動させるための特別の機構を設ける必要が
無いので、部品点数の増加を抑えることができ、しかも
落下防止部材の開け忘れを防止できる。
【0018】また本発明の第4の態様は、第1から第3
のいずれかの複合機において、前記手差しトレーが開状
態にあるか判定し、開状態にあるときにのみ前記第2排
出経路を使用するものである。
のいずれかの複合機において、前記手差しトレーが開状
態にあるか判定し、開状態にあるときにのみ前記第2排
出経路を使用するものである。
【0019】手差しトレイを閉じた状態では、手差しト
レイは第2排出経路の排出口を覆った状態にあるので、
この状態で第2排出経路を使用すると搬送された記録紙
は装置外に排出されず、紙詰まりが発生する。
レイは第2排出経路の排出口を覆った状態にあるので、
この状態で第2排出経路を使用すると搬送された記録紙
は装置外に排出されず、紙詰まりが発生する。
【0020】第4の態様によれば、手差しトレイが開状
態にある場合にだけ第2排出経路を使用するようにする
ことにより、第2排出経路の排出口が手差しトレイに覆
われた状態で第2排出経路を使用する事態を回避でき、
ユーザの手差しトレイの開け忘れにより紙詰まりが発生
するのを防止できる。
態にある場合にだけ第2排出経路を使用するようにする
ことにより、第2排出経路の排出口が手差しトレイに覆
われた状態で第2排出経路を使用する事態を回避でき、
ユーザの手差しトレイの開け忘れにより紙詰まりが発生
するのを防止できる。
【0021】本発明の第5の態様は、第1から第4のい
ずれに記載の複合機において、手差しトレーが開状態に
あるか判定し、前記第2排出経路を使用する場合であっ
て閉状態にある場合には、前記手差しトレイを開ける旨
をユーザに促すものでる。
ずれに記載の複合機において、手差しトレーが開状態に
あるか判定し、前記第2排出経路を使用する場合であっ
て閉状態にある場合には、前記手差しトレイを開ける旨
をユーザに促すものでる。
【0022】これにより、第2排出経路を使用する場合
であって手差しトレイが閉状態にある場合には手差しト
レイを開ける旨をユーザに促すことにより、第2排出経
路を使用した場合には手差しトレイを開けさせるので、
ユーザの手差しトレイの開け忘れにより紙詰まりを防止
できる。
であって手差しトレイが閉状態にある場合には手差しト
レイを開ける旨をユーザに促すことにより、第2排出経
路を使用した場合には手差しトレイを開けさせるので、
ユーザの手差しトレイの開け忘れにより紙詰まりを防止
できる。
【0023】以下、本発明の複合機に係る一実施の形態
について図面を参照して具体的に説明する。
について図面を参照して具体的に説明する。
【0024】図1はファクシミリ機能と複写機能とを有
している本実施の形態に係る複合機の全体構成図であ
る。同図に示す複合機は、筐体10上部に原稿を走査し
て画像を読み取る読取りユニット11が設けられ、読取
りユニット11の上面に原稿読取り面を開閉する上部カ
バー12が開閉自在に取り付けられている。筐体10に
は、読取りユニット11の下方部に記録紙を排出するた
めの排出空間13が形成されており、排出空間13の下
面が排紙トレイ14として機能する。また、筐体10下
部に記録紙を収納する給紙カセット15が配置されてい
る。給紙カセット15の給紙側端部上方にピックアップ
ローラ16が昇降自在に配置され、ピックアップローラ
16に近接して給紙ローラ17−1及び分離ローラ17
−2が対向配置される。給紙ローラ17−1はピックア
ップローラ16により給紙カセット15から取り出され
た記録紙を後述する片面パスへ繰出すためのローラであ
り、分離ローラ17−2は給紙カセット15から重ねて
取り出された複数枚の記録紙から1枚を分離するための
ローラである。
している本実施の形態に係る複合機の全体構成図であ
る。同図に示す複合機は、筐体10上部に原稿を走査し
て画像を読み取る読取りユニット11が設けられ、読取
りユニット11の上面に原稿読取り面を開閉する上部カ
バー12が開閉自在に取り付けられている。筐体10に
は、読取りユニット11の下方部に記録紙を排出するた
めの排出空間13が形成されており、排出空間13の下
面が排紙トレイ14として機能する。また、筐体10下
部に記録紙を収納する給紙カセット15が配置されてい
る。給紙カセット15の給紙側端部上方にピックアップ
ローラ16が昇降自在に配置され、ピックアップローラ
16に近接して給紙ローラ17−1及び分離ローラ17
−2が対向配置される。給紙ローラ17−1はピックア
ップローラ16により給紙カセット15から取り出され
た記録紙を後述する片面パスへ繰出すためのローラであ
り、分離ローラ17−2は給紙カセット15から重ねて
取り出された複数枚の記録紙から1枚を分離するための
ローラである。
【0025】片面パスは筐体10下部より略垂直上方に
向けて形成されている。この片面パス上に記録部が設置
されており、その記録部を通過する記録紙の搬送タイミ
ングを制御するレジストローラ18が記録部の手前に配
置されている。記録部は、感光体19を保持したプロセ
スカートリッジ20と、感光体19に潜像を形成するレ
ーザーユニット21及び感光体19のトナーを記録紙へ
転写するための転写ローラ22等から構成される。な
お、記録部の構成は上記構成に限定されるものではな
く、例えば感光体19とプロセスカートリッジ20とが
一体となっていないものであってもよい。
向けて形成されている。この片面パス上に記録部が設置
されており、その記録部を通過する記録紙の搬送タイミ
ングを制御するレジストローラ18が記録部の手前に配
置されている。記録部は、感光体19を保持したプロセ
スカートリッジ20と、感光体19に潜像を形成するレ
ーザーユニット21及び感光体19のトナーを記録紙へ
転写するための転写ローラ22等から構成される。な
お、記録部の構成は上記構成に限定されるものではな
く、例えば感光体19とプロセスカートリッジ20とが
一体となっていないものであってもよい。
【0026】片面パスにおける記録部よりも下流側に定
着ユニット23が設置されている。定着ユニット23は
定着ローラ24とこの定着ローラ24に対して所定の圧
力で押圧される加圧ローラ25とを有する。
着ユニット23が設置されている。定着ユニット23は
定着ローラ24とこの定着ローラ24に対して所定の圧
力で押圧される加圧ローラ25とを有する。
【0027】定着ユニット23の排出口側が片面パスの
終端側となっており、そこから後述する両面パスと排出
側紙パスとに分岐している。排出側紙パスは定着ユニッ
ト23の排出口より排出空間13側に向けて略水平に折
り曲がり、その終端部に第1排出手段としての排出ロー
ラ26が設けられている。
終端側となっており、そこから後述する両面パスと排出
側紙パスとに分岐している。排出側紙パスは定着ユニッ
ト23の排出口より排出空間13側に向けて略水平に折
り曲がり、その終端部に第1排出手段としての排出ロー
ラ26が設けられている。
【0028】両面パスの入口には、一旦排出側紙パスへ
搬送された後、再び後端より取り込まれた記録紙を両面
パス側へ案内する両面パス用案内部材28が設けられて
いる。符号29は、片面パスと筐体10側壁27との間
に垂直方向に向けて形成された両面パスを示している。
この両面パス29の先端は片面パスの上流部に連結され
ており、反転させた記録紙をレジストローラ18よりも
上流側に戻すようになっている。
搬送された後、再び後端より取り込まれた記録紙を両面
パス側へ案内する両面パス用案内部材28が設けられて
いる。符号29は、片面パスと筐体10側壁27との間
に垂直方向に向けて形成された両面パスを示している。
この両面パス29の先端は片面パスの上流部に連結され
ており、反転させた記録紙をレジストローラ18よりも
上流側に戻すようになっている。
【0029】両面パスの中間部には記録紙を側壁27よ
り外部へ排出する排出口31が形成されており、当該排
出口31に第2排出手段としての排出ローラ32が設け
られている。この排出ローラ32の近傍に設置された切
り換え爪33によって、記録紙を排出ローラ32側へ案
内するかさらに下方側(片面パス側)へ案内するかを制
御する。排出口31を含む側壁27に対して手差しトレ
イ34が開閉自在に取り付けられている。
り外部へ排出する排出口31が形成されており、当該排
出口31に第2排出手段としての排出ローラ32が設け
られている。この排出ローラ32の近傍に設置された切
り換え爪33によって、記録紙を排出ローラ32側へ案
内するかさらに下方側(片面パス側)へ案内するかを制
御する。排出口31を含む側壁27に対して手差しトレ
イ34が開閉自在に取り付けられている。
【0030】図2(a)、(b)に手差しトレイ34に
関係する部分を抜き出した断面図を示す。同図(a)は
手差しトレイ34を閉じた状態を示し、同図(b)は手
差しトレイ34を開いた状態を示している。側壁27側
に透過型の開閉センサ41が設置されており、手差しト
レイ34内面の対応箇所に閉状態において開閉センサ4
1に挿入される突起42が設けられている。開閉センサ
41は突起42が挿入することによって手差しトレイ3
4が閉じられたことを検知する。手差しトレイ34の基
端部は両面パス29の下端部よりも下側で側壁27に開
閉自在に取り付けられている。筐体側には手差しトレイ
34を開いたときのトレイ上面の延長線上に手差し用紙
パス43が形成されている。手差し用紙パス43は手差
し給紙ローラ44を経由して片面パスの上流側に連結さ
れている。
関係する部分を抜き出した断面図を示す。同図(a)は
手差しトレイ34を閉じた状態を示し、同図(b)は手
差しトレイ34を開いた状態を示している。側壁27側
に透過型の開閉センサ41が設置されており、手差しト
レイ34内面の対応箇所に閉状態において開閉センサ4
1に挿入される突起42が設けられている。開閉センサ
41は突起42が挿入することによって手差しトレイ3
4が閉じられたことを検知する。手差しトレイ34の基
端部は両面パス29の下端部よりも下側で側壁27に開
閉自在に取り付けられている。筐体側には手差しトレイ
34を開いたときのトレイ上面の延長線上に手差し用紙
パス43が形成されている。手差し用紙パス43は手差
し給紙ローラ44を経由して片面パスの上流側に連結さ
れている。
【0031】また、手差しトレイ34の内壁に対向する
側壁27には、手差し用紙パス43の入口と排出ローラ
32との中間に落下防止部材45が取り付けられてい
る。落下防止部材45は、その基端部が側壁27に回動
自在に支持されていて、手差しトレイ34を開くと自重
で手差しトレイ34側へ倒れるようになっている。そし
て、手差しトレイ34が完全に開いた状態においては、
落下防止部材45は手差しトレイ34とほぼ同じ角度で
回動が止まり、それ以上は同方向への回動は規制される
ようになっている。したがって、手差しトレイ34を開
くと、一緒に落下防止部材45も倒れ、この落下防止部
材45が手差しトレイ34よりも所定距離上方にて側壁
27から手差しトレイ34上方に同様の角度で突出す
る。落下防止部材45の寸法は手差しトレイ34のスト
ロークよりも十分に短いものとする。手差しトレイ34
上へ排出された記録紙の後端部だけが落下防止部材45
にかかり、その他の部分は手差しトレイ34にて受け止
められる程度の長さに調節している。
側壁27には、手差し用紙パス43の入口と排出ローラ
32との中間に落下防止部材45が取り付けられてい
る。落下防止部材45は、その基端部が側壁27に回動
自在に支持されていて、手差しトレイ34を開くと自重
で手差しトレイ34側へ倒れるようになっている。そし
て、手差しトレイ34が完全に開いた状態においては、
落下防止部材45は手差しトレイ34とほぼ同じ角度で
回動が止まり、それ以上は同方向への回動は規制される
ようになっている。したがって、手差しトレイ34を開
くと、一緒に落下防止部材45も倒れ、この落下防止部
材45が手差しトレイ34よりも所定距離上方にて側壁
27から手差しトレイ34上方に同様の角度で突出す
る。落下防止部材45の寸法は手差しトレイ34のスト
ロークよりも十分に短いものとする。手差しトレイ34
上へ排出された記録紙の後端部だけが落下防止部材45
にかかり、その他の部分は手差しトレイ34にて受け止
められる程度の長さに調節している。
【0032】これにより、落下防止部材45は手差しト
レイ34の開動作に応じて自重により、排出された記録
紙Pの後端が手差しトレイ34に落下しない所定位置ま
で開くので、手差しトレイ34の開動作とは別の動作に
より落下防止部材45を開ける手間を省くことができ
る。したがって、手差しトレイ34を開けて落下防止部
材45を開け忘れるといった事態を防止でき、かつ、手
差しトレイ34上で手差し給紙用の記録紙と排出された
記録紙とが混在するのを防止できる。
レイ34の開動作に応じて自重により、排出された記録
紙Pの後端が手差しトレイ34に落下しない所定位置ま
で開くので、手差しトレイ34の開動作とは別の動作に
より落下防止部材45を開ける手間を省くことができ
る。したがって、手差しトレイ34を開けて落下防止部
材45を開け忘れるといった事態を防止でき、かつ、手
差しトレイ34上で手差し給紙用の記録紙と排出された
記録紙とが混在するのを防止できる。
【0033】また、落下防止部材45は、自重により所
定位置まで開くので、手差しトレイ34の開動作に落下
防止部材45の開動作を連動させるための特別の機構を
設ける必要が無いので、部品点数の増加を抑えることが
でき、しかも落下防止部材45の開け忘れを防止でき
る。
定位置まで開くので、手差しトレイ34の開動作に落下
防止部材45の開動作を連動させるための特別の機構を
設ける必要が無いので、部品点数の増加を抑えることが
でき、しかも落下防止部材45の開け忘れを防止でき
る。
【0034】次に、以上のように構成された複合機の動
作について説明する。本実施の形態では、記録紙が片面
パスを経由して排紙トレイ14へ排出される排出経路を
第1排出経路と呼び、記録紙が片面パスを経由して両面
パスに搬送されて手差しトレイ34上へ排出される排出
経路を第2排出経路と呼ぶものとする。
作について説明する。本実施の形態では、記録紙が片面
パスを経由して排紙トレイ14へ排出される排出経路を
第1排出経路と呼び、記録紙が片面パスを経由して両面
パスに搬送されて手差しトレイ34上へ排出される排出
経路を第2排出経路と呼ぶものとする。
【0035】第1排出経路を使用した場合の記録紙の動
きは次のようになる。給紙カセット15から取り出され
た記録紙は、給紙ローラ17−1により片面パスに給紙
され、そこからレジストローラ18により画像形成動作
に同期してタイミング制御されながら記録部へ送られ
る。記録部において感光体19及び転写ローラ22によ
って画像が転写された記録紙は定着ユニット23で画像
が定着される。このようにして片面に画像が記録された
記録紙は定着ユニット23を通過すると進行方向が排紙
側紙パスに沿って排出空間13側へ略水平に曲げられ、
図3(a)に示すように排出ローラ26によって排出空
間13上へ出される。
きは次のようになる。給紙カセット15から取り出され
た記録紙は、給紙ローラ17−1により片面パスに給紙
され、そこからレジストローラ18により画像形成動作
に同期してタイミング制御されながら記録部へ送られ
る。記録部において感光体19及び転写ローラ22によ
って画像が転写された記録紙は定着ユニット23で画像
が定着される。このようにして片面に画像が記録された
記録紙は定着ユニット23を通過すると進行方向が排紙
側紙パスに沿って排出空間13側へ略水平に曲げられ、
図3(a)に示すように排出ローラ26によって排出空
間13上へ出される。
【0036】このとき、ユーザにより操作パネル(図示
していない)から両面記録が指示されていなければ、そ
のまま記録紙が完全に排紙側パスを脱するまで排出ロー
ラ26を正転させる制御を継続して片面記録された記録
紙をそのまま排紙トレイ14上へ落下させる。
していない)から両面記録が指示されていなければ、そ
のまま記録紙が完全に排紙側パスを脱するまで排出ロー
ラ26を正転させる制御を継続して片面記録された記録
紙をそのまま排紙トレイ14上へ落下させる。
【0037】また、ユーザから両面記録が指示されてい
る場合は、記録紙の後端が両面パス用案内部材28を通
過するまで排出ローラ26を正転させた後、記録紙の後
端が両面パス用案内部材28を通過したところで排出ロ
ーラ26の反転を開始する。排出ローラ26を反転させ
ることにより記録紙後端部より排紙側紙パス内へ引き戻
された記録紙は、両面パス用案内部材28に案内されて
両面パス29に入り込まれる。切り換え爪33は記録紙
が通過するように、すなわち排出口31へ進入すること
なくそのまま通過して片面パス側へ戻されるように紙パ
ス上から退避される。これにより、両面パス29を通過
した記録紙は再び片面パスに給紙される。
る場合は、記録紙の後端が両面パス用案内部材28を通
過するまで排出ローラ26を正転させた後、記録紙の後
端が両面パス用案内部材28を通過したところで排出ロ
ーラ26の反転を開始する。排出ローラ26を反転させ
ることにより記録紙後端部より排紙側紙パス内へ引き戻
された記録紙は、両面パス用案内部材28に案内されて
両面パス29に入り込まれる。切り換え爪33は記録紙
が通過するように、すなわち排出口31へ進入すること
なくそのまま通過して片面パス側へ戻されるように紙パ
ス上から退避される。これにより、両面パス29を通過
した記録紙は再び片面パスに給紙される。
【0038】次に、第2排出経路を使用した場合の記録
紙の動きについて説明する。記録紙が記録部及び定着ユ
ニット23を通過するまでは上記した第1排出経路と同
様である。定着ユニット23を通過した記録紙は一旦排
出ローラ26側へ搬送され、記録紙後端が両面パス用案
内部材28を通過したところで、排出ローラ26を反転
させて当該記録紙を後端より両面パス29へ給紙する。
紙の動きについて説明する。記録紙が記録部及び定着ユ
ニット23を通過するまでは上記した第1排出経路と同
様である。定着ユニット23を通過した記録紙は一旦排
出ローラ26側へ搬送され、記録紙後端が両面パス用案
内部材28を通過したところで、排出ローラ26を反転
させて当該記録紙を後端より両面パス29へ給紙する。
【0039】ここで、第2排出経路を使用する場合は、
切り換え爪33が両面パス29上に出てくる図3(b)
のような状態に制御する。また、手差しトレイ34は開
いた状態にしておかなければならない。手差しトレイ3
4の開操作はユーザが自ら行うものとする。
切り換え爪33が両面パス29上に出てくる図3(b)
のような状態に制御する。また、手差しトレイ34は開
いた状態にしておかなければならない。手差しトレイ3
4の開操作はユーザが自ら行うものとする。
【0040】手差しトレイ34が開状態で切り換え爪3
3が図3(b)の状態に制御されているところへ記録紙
が搬送されて来ると、図4(a)に示すように当該記録
紙は切り換え爪33によって排出口31へ案内され、排
出口31に設けられた排出ローラ32によって手差しト
レイ34上に排出される。
3が図3(b)の状態に制御されているところへ記録紙
が搬送されて来ると、図4(a)に示すように当該記録
紙は切り換え爪33によって排出口31へ案内され、排
出口31に設けられた排出ローラ32によって手差しト
レイ34上に排出される。
【0041】図4(b)は記録紙が排出口31から排出
されて手差しトレイ34上に落下した状態を示す図であ
る。同図に示すように、記録紙Pの後端部は落下防止部
材45により手差しトレイ34の内面より浮き上がらせ
た状態となり、記録紙Pの残りの部分が手差しトレイ3
4の内面に接するように載置されるものとなる。
されて手差しトレイ34上に落下した状態を示す図であ
る。同図に示すように、記録紙Pの後端部は落下防止部
材45により手差しトレイ34の内面より浮き上がらせ
た状態となり、記録紙Pの残りの部分が手差しトレイ3
4の内面に接するように載置されるものとなる。
【0042】ここで、手差しトレイ34はその内面上に
載置された手差し用の記録紙がスムーズに手差し用紙パ
ス43に入るようにするためにある程度の角度をもって
側壁27に取り付けられている。そのため、排出口31
から排出された記録紙が手差しトレイ34上に落下して
手差し用の記録紙の上面に重なるようであると、再び手
差し用紙パス43に繰り込まれ誤って記録紙として片面
パスに給紙されるおそれがある。そこで、本実施の形態
では排出口31から排出された記録紙Pの後端部が落下
防止部材45に下支えされて浮き上がるようにして再び
手差し用紙パス43に繰り込まれるのを防止している。
また、排出口31から排出された記録紙Pの後端部が落
下防止部材45に下支えされて浮き上がるので、これか
ら給紙するために手差しトレイ34上に載置されている
記録紙と、画像が形成されて排出された記録紙Pとが手
差しトレイ34上で混在するのも防止される。
載置された手差し用の記録紙がスムーズに手差し用紙パ
ス43に入るようにするためにある程度の角度をもって
側壁27に取り付けられている。そのため、排出口31
から排出された記録紙が手差しトレイ34上に落下して
手差し用の記録紙の上面に重なるようであると、再び手
差し用紙パス43に繰り込まれ誤って記録紙として片面
パスに給紙されるおそれがある。そこで、本実施の形態
では排出口31から排出された記録紙Pの後端部が落下
防止部材45に下支えされて浮き上がるようにして再び
手差し用紙パス43に繰り込まれるのを防止している。
また、排出口31から排出された記録紙Pの後端部が落
下防止部材45に下支えされて浮き上がるので、これか
ら給紙するために手差しトレイ34上に載置されている
記録紙と、画像が形成されて排出された記録紙Pとが手
差しトレイ34上で混在するのも防止される。
【0043】本実施の形態では、ファクシミリ機能と複
写機能とで第1排出経路と第2排出経路のそれぞれ別の
一方を用いるように制御部が制御する。例えば、複写機
能に対して第1排出経路を使用するように設定し、ファ
クシミリ機能に対して第2排出経路を使用するように設
定しておく。
写機能とで第1排出経路と第2排出経路のそれぞれ別の
一方を用いるように制御部が制御する。例えば、複写機
能に対して第1排出経路を使用するように設定し、ファ
クシミリ機能に対して第2排出経路を使用するように設
定しておく。
【0044】操作パネルにおいてユーザが複写機能を選
択した場合、図示していない制御部は、第1排出経路を
使用するように各部(排出ローラ26、切り換え爪33
等)の動きを制御して、画像が記録された記録紙を排紙
トレイ14上に排出する。
択した場合、図示していない制御部は、第1排出経路を
使用するように各部(排出ローラ26、切り換え爪33
等)の動きを制御して、画像が記録された記録紙を排紙
トレイ14上に排出する。
【0045】一方、ファクシミリ受信があった場合、制
御部は第2排出経路を使用するように各部(排出ローラ
26、32、切り換え爪33等)の動きを制御して、画
像が記録された記録紙を手差しトレイ34上に排出す
る。
御部は第2排出経路を使用するように各部(排出ローラ
26、32、切り換え爪33等)の動きを制御して、画
像が記録された記録紙を手差しトレイ34上に排出す
る。
【0046】このように、第1排出経路を使用して片面
パスから排紙トレイ14へ記録紙を排出する排出動作を
一方の機能(ファクシミリ機能又は複写機能)のために
実行し、第2排出経路を使用して両面パス27の途中か
ら手差しトレイ34へ記録紙を排出する排出動作をもう
一方の機能(複写機能又はファクシミリ機能)のために
実行するようにしたので、排紙トレイ14への排出は一
方の機能の排出に限定され、これにより上下に排紙トレ
イを重ねて配置する構成に比べて排出空間13が専有す
るスペースを小さくすることができ、装置全体の小型化
を図ることができる。
パスから排紙トレイ14へ記録紙を排出する排出動作を
一方の機能(ファクシミリ機能又は複写機能)のために
実行し、第2排出経路を使用して両面パス27の途中か
ら手差しトレイ34へ記録紙を排出する排出動作をもう
一方の機能(複写機能又はファクシミリ機能)のために
実行するようにしたので、排紙トレイ14への排出は一
方の機能の排出に限定され、これにより上下に排紙トレ
イを重ねて配置する構成に比べて排出空間13が専有す
るスペースを小さくすることができ、装置全体の小型化
を図ることができる。
【0047】また、もう一方の機能のための排出は、既
存の両面パス29を用いて既存の手差しトレイ34に排
出するので、部品点数を増加させること無く、両機能に
よる排出を明確に区別できる。
存の両面パス29を用いて既存の手差しトレイ34に排
出するので、部品点数を増加させること無く、両機能に
よる排出を明確に区別できる。
【0048】本実施の形態では、画像の記録された記録
紙を手差しトレイ34上へ排出する第2排出経路を選択
する場合は、必ず手差しトレイ34及び落下防止部材4
5を開状態にしておく必要がある。
紙を手差しトレイ34上へ排出する第2排出経路を選択
する場合は、必ず手差しトレイ34及び落下防止部材4
5を開状態にしておく必要がある。
【0049】本実施の形態では、図5に示すフローチャ
ートにしたがって第2排出経路の使用可否を判定してか
ら第2排出経路を使用した排出動作へ移行するようにし
ている。すなわち、第2排出経路を使用する必要が生じ
ると(ステップS50)、手差しトレイ34が開状態と
なっているか否か判断する(S51)。本実施の形態で
は開閉センサ41からの検知信号により手差しトレイ3
4の開閉状態を検出している。手差しトレイ34が開状
態であることが確認されたときは、第2排出経路を使用
した排出動作へ移行する(S52)。しかし、手差しト
レイ34が閉状態であることが検出された場合は、ステ
ップS52へ移行して手差しトレイ34を開けるように
ユーザに警告する処理を実行する。例えば、図示してい
ない操作パネルのディスプレイに「手差しトレイ34を
開けてください」といった警告を出力したり、音声でそ
の旨を知らせる。その後、ステップS51で手差しトレ
イ34が開状態であることが確認されてから第2排出経
路を使用した排出動作へ移行する(S52)。
ートにしたがって第2排出経路の使用可否を判定してか
ら第2排出経路を使用した排出動作へ移行するようにし
ている。すなわち、第2排出経路を使用する必要が生じ
ると(ステップS50)、手差しトレイ34が開状態と
なっているか否か判断する(S51)。本実施の形態で
は開閉センサ41からの検知信号により手差しトレイ3
4の開閉状態を検出している。手差しトレイ34が開状
態であることが確認されたときは、第2排出経路を使用
した排出動作へ移行する(S52)。しかし、手差しト
レイ34が閉状態であることが検出された場合は、ステ
ップS52へ移行して手差しトレイ34を開けるように
ユーザに警告する処理を実行する。例えば、図示してい
ない操作パネルのディスプレイに「手差しトレイ34を
開けてください」といった警告を出力したり、音声でそ
の旨を知らせる。その後、ステップS51で手差しトレ
イ34が開状態であることが確認されてから第2排出経
路を使用した排出動作へ移行する(S52)。
【0050】これにより、手差しトレイ34が開状態に
ある時にだけ第2排出経路を使用するので、第2排出経
路の排出口31が落下防止部材45及び手差しトレイ3
4で覆われた状態で第2排出経路を使用する事態を回避
でき、ユーザの手差しトレイ34の開け忘れにより紙詰
まりを防止できる。
ある時にだけ第2排出経路を使用するので、第2排出経
路の排出口31が落下防止部材45及び手差しトレイ3
4で覆われた状態で第2排出経路を使用する事態を回避
でき、ユーザの手差しトレイ34の開け忘れにより紙詰
まりを防止できる。
【0051】また、第2排出経路を使用する場合であっ
て手差しトレイ34及び落下防止部材45が閉状態にあ
る場合には手差しトレイ34を開ける旨をユーザに促す
ことにより、第2排出経路を使用した場合には手差しト
レイ34を開けさせるので、ユーザの手差しトレイ34
の開け忘れにより紙詰まりを防止できる。
て手差しトレイ34及び落下防止部材45が閉状態にあ
る場合には手差しトレイ34を開ける旨をユーザに促す
ことにより、第2排出経路を使用した場合には手差しト
レイ34を開けさせるので、ユーザの手差しトレイ34
の開け忘れにより紙詰まりを防止できる。
【0052】なお、ファクシミリ機能と複写機能のいず
れの機能を第1排出経路と第2排出経路とに割り付ける
かは任意の設計事項であり、ユーザがパネル操作によっ
て設定可能にしても良いし、2つの機能の動作状況に応
じてダイナミックに割当てを変更させるようにしても良
い。
れの機能を第1排出経路と第2排出経路とに割り付ける
かは任意の設計事項であり、ユーザがパネル操作によっ
て設定可能にしても良いし、2つの機能の動作状況に応
じてダイナミックに割当てを変更させるようにしても良
い。
【0053】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、フ
ァクシミリ受信用の記録紙を排出する排出部と複写記録
用の記録紙を排出する排出部とを別々の確保しつつ装置
の小型化も図ることのできる複合機を提供できる。
ァクシミリ受信用の記録紙を排出する排出部と複写記録
用の記録紙を排出する排出部とを別々の確保しつつ装置
の小型化も図ることのできる複合機を提供できる。
【図1】本発明の一実施の形態に係る複合機の全体構成
図
図
【図2】(a) 上記実施の形態に係る複合機において
手差しトレイを閉じた状態の部分構成図 (b) 記実施の形態に係る複合機において手差しトレ
イを開きかけた状態の部分構成図
手差しトレイを閉じた状態の部分構成図 (b) 記実施の形態に係る複合機において手差しトレ
イを開きかけた状態の部分構成図
【図3】(a) 上記実施の形態に係る複合機において
排出ローラを正転させて記録紙を排出トレイ側へ搬送す
る状態図 (b) 上記実施の形態に係る複合機において排出ロー
ラを反転させて記録紙を両面パス側へ搬送する状態図
排出ローラを正転させて記録紙を排出トレイ側へ搬送す
る状態図 (b) 上記実施の形態に係る複合機において排出ロー
ラを反転させて記録紙を両面パス側へ搬送する状態図
【図4】(a) 上記実施の形態に係る複合機において
手差しトレイから記録紙を排出する途中の状態図 (b) 上記実施の形態に係る複合機において手差しト
レイ上に記録紙が排出された状態図
手差しトレイから記録紙を排出する途中の状態図 (b) 上記実施の形態に係る複合機において手差しト
レイ上に記録紙が排出された状態図
【図5】上記実施の形態に係る複合機における第2排出
経路の使用可否のためのフロー図
経路の使用可否のためのフロー図
【図6】従来の複合機の全体構成図
10 筐体 11 読取りユニット 12 上部カバー 13 排出空間 14 排紙トレイ 15 給紙カセット 19 感光体 20 プロセスカートリッジ 21 レーザーユニット 22 転写ローラ 23 定着ユニット 26 排出ローラ 27 側壁 28 両面パス用案内部材 29 両面パス 31 排出口 32 排出ローラ 33 切り換え爪 34 手差しトレイ 41 開閉センサ 42 突起 45 落下防止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65H 29/60 B65H 29/60 A 5C062 85/00 85/00 G03G 15/00 106 G03G 15/00 106 518 518 Fターム(参考) 2H028 BA06 BA09 BA16 BB04 2H072 BA06 CA01 CB01 CB02 CB06 3F053 BA03 BA14 BA18 CA06 EA02 EA04 EB01 EB04 EC02 ED15 3F063 AA01 AB01 BA10 3F100 AA02 CA12 CA13 CA15 EA02 EA03 5C062 AA05 AB30 AB32 AB35 AC11 AC58 AD02 AD06 BA00
Claims (5)
- 【請求項1】 画像を形成する記録部と、この記録部を
経由して記録紙を搬送する片面パスと、この片面パスの
下流に設けられた第1排出手段と、この第1排出手段か
ら排出される記録紙を積載する排出部と、片面に画像が
形成された記録紙を前記片面パスの下流から受入れ反転
させて再び前記片面パスの上流に戻す両面パスと、装置
外部から前記片面パスの上流に記録紙を供給する手差し
トレイと、前記両面パスの途中に設けられ前記手差しト
レイ上に記録紙を排出する第2排出手段と、ファクシミ
リ機能と複写機能とで、前記片面パスから前記第1排出
手段を介して記録紙を排出する第1排出経路又は前記片
面パスから前記両面パスを経由して前記第2排出手段を
介して記録紙を排出する第2排出経路の別々の排出経路
を使用するように制御する制御手段と、を具備する複合
機。 - 【請求項2】 前記手差しトレイが開状態のときに前記
第2排出手段により前記手差しトレイ上に排出された記
録紙の後端が掛かるように前記手差しトレイ上に突出し
た落下防止部材を具備することを特徴とする請求項1記
載の複合機。 - 【請求項3】 前記手差しトレイは、前記第2排出経路
の排出口を覆うように装置本体に対して開閉自在に設け
られ、前記落下防止部材は前記手差しトレイの開動作に
応じて自重により、記録後端が前記手差しトレイ上に落
下せずに当該落下防止部材にかかった状態となる所定位
置まで開き、一方、前記手差しトレイの閉動作に応じて
前記手差しトレイに押されて閉位置に戻るように装置本
体に対して開閉自在に設けられたことを特徴とする請求
項2記載の複合機。 - 【請求項4】 前記手差しトレーが開状態にあるか判定
し、開状態にあるときにのみ前記第2排出経路を使用す
ることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
記載の複合機。 - 【請求項5】 前記手差しトレーが開状態にあるか判定
し、前記第2排出経路を使用する場合であって閉状態に
ある場合には、前記手差しトレイを開ける旨をユーザに
促すことを特徴とする請求項請求項1から請求項4のい
ずれかに記載の複合機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001032594A JP2002237921A (ja) | 2001-02-08 | 2001-02-08 | 複合機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001032594A JP2002237921A (ja) | 2001-02-08 | 2001-02-08 | 複合機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002237921A true JP2002237921A (ja) | 2002-08-23 |
Family
ID=18896494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001032594A Pending JP2002237921A (ja) | 2001-02-08 | 2001-02-08 | 複合機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002237921A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20120195668A1 (en) * | 2011-01-28 | 2012-08-02 | Murata Machinery, Ltd. | Image forming device |
-
2001
- 2001-02-08 JP JP2001032594A patent/JP2002237921A/ja active Pending
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