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JP2002236267A - 画像形成装置及び露光装置 - Google Patents

画像形成装置及び露光装置

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Publication number
JP2002236267A
JP2002236267A JP2001352646A JP2001352646A JP2002236267A JP 2002236267 A JP2002236267 A JP 2002236267A JP 2001352646 A JP2001352646 A JP 2001352646A JP 2001352646 A JP2001352646 A JP 2001352646A JP 2002236267 A JP2002236267 A JP 2002236267A
Authority
JP
Japan
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image
toner
image forming
photosensitive drums
intermediate transfer
Prior art date
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Application number
JP2001352646A
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English (en)
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Tomoe Ariga
友衛 有賀
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
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Publication of JP2002236267A publication Critical patent/JP2002236267A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で画像のずれ、即ち色ずれを抑制
した画像形成が可能であるとともに、低価格かつ、高速
な画像形成を可能にする。 【解決手段】 複数の感光体1Y,1M,1C,1K
と、画像信号によって変調されたレーザービームで各感
光体に対し偏向走査して露光する露光手段40とを備え
た画像形成装置において、露光手段40は、複数のレー
ザ光源と該複数のレーザ光源の各レーザビームを反射さ
せて偏向走査する1つの回転多面鏡からなり、各レーザ
光源は、回転多面鏡の共通の反射面でレーザビームを反
射させる位置に配置し、各レーザ光源は、レーザビーム
がそれぞれ異なる角度から共通の反射面に入射する位置
に、各感光体1Y,1M,1C,1Kは、反射面からの
光路長が略同一になる位置に配置し、各レーザ光源は、
共通のクロック信号を用いてレーザービームが変調され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリンターやファクシミ
リ等のシート材にカラー画像形成を行なう画像形成装置
の構成に関するものであり、より詳しくはその機構構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像形成装置の代表的な例
は特公平4−51829号公報または特開昭63−93
61号公報に示された如きの構造が一般的に知られてお
り、特公平4−51829号公報に於ては、各色成分に
対応する複数のレーザビームを回転多面鏡で第1偏向方
向及び第2偏向方向の反対方向に区分けして偏向走査し
て複数の感光体に潜像を形成し、第1画像情報及び第2
画像情報を各走査に於ける出力順序を互いに逆に変換し
て出力する構成であり、画像情報の変換手段や偏向走査
されたレーザビームを感光体に導く為に複数の反射ミラ
ーを要し、更には、回転多面鏡の異なった反射面によっ
て複数のレーザビームを第1偏向方向及び第2偏向方向
の反対方向に区分けして偏向走査するので、反射面の平
行精度が悪いと相対的な平行差が副走査方向の相対差と
なって現れて色ずれが生じた画質抵下をまねくので、高
精度な回転多面鏡を要し、構造が複雑であるばかりでな
く高価なものであった。
【0003】また、温度等の環境変化によって、回転多
面鏡,複数の反射ミラー,複数の感光体の相対位置に変
化が生じると、複数の感光体の像を順次記録シートに転
写した時に、特に副走査方向の相対的なずれとなって現
れて色ずれが生じた画質抵下をまねくものであった。
【0004】一方、特開昭63−9361号公報に於て
は、上記課題の前者に関して解決を図ろうとしてはいる
ものの、後者に関しては課題がそのまま残るばかりでな
く、レーザビームが回転多面鏡の反射面から各々の感光
体に到達する光路長が異なると、走査幅が異なるので、
画像信号の形成は各々のレーザ光源に対応した個別のデ
ータクロック周波数に基づいて変調形成する必要があ
り、画像信号の形成が複雑で高価なものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上前述した様に従来
の技術では、温度等の環境変化によって副走査方向の相
対的なずれから色ずれが生じて画質が抵下するばかりで
なく、機構構造や画像信号の形成が複雑で,また、特別
に高精度に構成した回転多面鏡を要したりして高価なカ
ラー画像形成装置であった。
【0006】そこで、本発明は上記の様な課題を解決す
るもので、その目的とするところは、副走査方向の相対
的なずれ、即ち、色ずれが生じた画質抵下を防止するた
めの特別な構成を必要としないで、また、特別に高精度
な回転多面鏡を必要とせず、更には画像信号の形成にも
特別な構成を必要としないで、画像のずれ、即ち色ずれ
を抑制した画像形成が可能であるとともに、低価格か
つ、高速な画像形成を可能にするカラー画像形成装置を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、複
数の感光体と、画像信号によって変調されたレーザービ
ームで前記各感光体に対し偏向走査して露光する露光手
段とを備えた画像形成装置において、前記露光手段は、
複数のレーザ光源と該複数のレーザ光源の各レーザビー
ムを反射させて偏向走査する1つの回転多面鏡からな
り、前記各レーザ光源は、前記回転多面鏡の共通の反射
面で前記レーザビームを反射させる位置に配置したこと
を特徴とし、前記各レーザ光源は、前記レーザビームが
それぞれ異なる角度から前記共通の反射面に入射する位
置に配置し、前記各感光体は、前記反射面からの光路長
が略同一になる位置に配置し、前記各レーザ光源は、共
通のクロック信号を用いてレーザービームが変調され、
レーザビームがそれぞれ異なる角度から反射面の共通の
位置に入射する位置に配置したことを特徴とするもので
ある。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図8を用いて本発明を詳細に説
明する。図1〜図4は本発明の画像形成装置の適切な一
実施例を示し、図5,図6は本発明の可撓性無端スリー
ブ材の適切な一実施例を示し、図7は本発明の可撓性無
端スリーブ材駆動装置の適切な一実施例を示し、図8は
本発明の可撓性無端スリーブ材の適切な一形成例を示
す。
【0009】図1は本発明の画像形成装置の全容を示す
断面図であり、図2は本発明の画像形成装置の現像部の
一部を拡大図示する現像要部断面図である。図3は本発
明の画像形成装置の露光器の要部を一部断面図示する露
光器要部一部断面図である。図4は本発明の画像形成装
置の感光体の配置関係を説明する感光体配置説明図であ
る。
【0010】まず、図1及び図2に基づいて他の図も引
用しながら本実施例の画像形成装置の画像形成部から説
明する。本実施例の画像形成部の主要部は、図1に示す
如く略中央部に縦方向に隣接配置した複数の感光ドラム
1Y,1M,1C,1Kと、複数の感光ドラム1Y,1
M,1C,1Kに対応して各々複数の帯電ローラ2Y,
2M,2C,2Kと感光ドラムクリーナ3Y,3M,3
C,3K及び現像部10Y,10M,10C,10Kに
よって構成されている。
【0011】現像部10Y,10M,10C,10Kに
ついては、上部の現像部2セットの10Y,10Mと下
部の2セットの現像部10C,10Kは同様な構成であ
るが、図示の都合上から下部の2セットの現像部10
C,10Kは一部を図示省略している。
【0012】図1と図2を参照して画像形成プロセス順
に説明すると、本実施例における帯電ローラ2Y,2
M,2C,2Kは、例えばゴム等の半導電性の弾性体で
形成され、図中矢印方向に回転する感光ドラム1Y,1
M,1C,1Kに各々従動しながらDC(−)2kv以
下程度のバイアスを印加すると、感光ドラム1Y,1
M,1C,1Kを各々(−)600V〜(−)700V
の帯電電位に帯電させる事が出来る構成である。
【0013】尚、帯電ローラ2Y,2M,2C,2Kは
図示省略したスプリング等によって構成された押圧機構
によって各々感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに向か
って押圧支持され、略々1kgの総圧力で感光ドラム1
Y,1M,1C,1Kに圧接している。
【0014】次に、後で詳述する縦方向に隣接配置した
感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに対して略横方向に
対向配置した露光器40から各々異なる画像信号が共通
のデータクロック周波数に基づいて変調形成されて射出
される光路49Y,49M,49C,49Kから入射す
る光ビームによって、感光ドラム1Y,1M,1C,1
Kは各々像露光されて潜像を形成し、この像露光部の電
位は各々(−)10V〜(−)150Vになる。
【0015】次に、感光ドラム1Y,1M,1C,1K
に対応した現像部10Y,10M,10C,10K関係
について図2に基づいて説明するが、図2では感光ドラ
ム1Y及び現像部10Y関係を代表図示していて他の感
光ドラム及び現像部関係を省略していて、説明を簡略化
する為に各部の符号に関してY,M,C,Kを省略して
図示説明するが、各々Y,M,C,K部位に適用される
ものである。
【0016】図2の現像部10では、例えば発泡ゴム等
の半導電性の弾性体で形成されて、図中矢印方向に回転
する供給ローラ13は、上記の帯電電位と同極性に帯電
可能なトナーを貯蔵する貯蔵部11内のトナーをその表
面にコーティングして回転し、帯電ブレード15と摺擦
してコーティングしたトナーを(−)極性に摩擦帯電さ
せるとともに、現像ローラ12の表面にトナーをコーテ
ィングさせる。
【0017】ここで、供給ローラ13にはトナーを
(−)極性に摩擦帯電させる為に積極的なバイアス印加
は無くても良いが、DC(−)200V〜(−)400
V程度のバイアスを印加すると、トナーの(−)極性帯
電が促進される。そして、現像ローラ12の表面にコー
ティングされずに残ったトナーは掻き取りブレード16
によって掻き取られ、供給ローラ13はリフレッシュさ
れて再び上記サイクルの繰り返しを可能にされる。一
方、掻き取りブレード16によって掻き取られたトナー
は、供給ローラ13の回転作用によって通路17bから
再び貯蔵部11内に戻されて上記サイクルの繰り返しを
可能にされる。
【0018】次に、図中矢印方向に回転する例えばゴム
材等の半導電性の弾性体で形成された現像ローラ12の
表面にコーティングされたトナーは、図示省略した構造
によって現像ローラ12の外周に略々1Kgの総圧力で
ほぼ軸方向全域にわたって当接していてコーティングさ
れたトナーを所定の厚さのコーティング層に規制するた
めの規制部材14と摺擦する事によって、略々10μm
程度の薄層化されたトナー層に規制されるとともに、よ
り一層均一な(−)極性に摩擦帯電する。
【0019】尚、現像ローラ12にはDC(−)200
V〜(−)400V程度のバイアスが印加されていて、
薄層化したトナー層は、感光ドラム1へと搬送されて現
像ローラ12と感光ドラム1が圧接して構成するニップ
部及びこの近傍で感光ドラム1の像露光部に反転現像さ
れる。
【0020】次に、感光ドラム1の像露光部に反転現像
されたトナー像は、後で詳述する図1の1次転写部80
Y,80M,80C,80Kで転写されるが、転写残り
のトナーは感光ドラム1に圧接しているクリーニングブ
レード93によって掻き落され、図示省略した所定の空
間内に貯蔵される。
【0021】尚、クリーニングされた感光ドラム1は上
述した帯電ローラ2の作用によって(−)600V〜
(−)700Vの帯電電位に帯電させて再び次の画像形
成プロセスへ移行が可能であり、クリーニング後、感光
ドラム1に残留した電位を図示省略した光照射等により
除電すれば、感光ドラム1の表面電位をより一層初期状
態に近づけることができる。
【0022】ここでトナーの扱いに関して説明する。ま
ず、貯蔵部11内のトナーは上述の画像形成プロセスに
支障のない必要最小限の貯蔵量にとどめて、貯蔵部11
の空間スペースを縮小している。そして、上記の現像に
ともなって減少するトナーは、貯蔵部11の空間内を後
で詳述するトナーを移送するトナー搬送部30から落下
補給される構成にしてある。そして、上記トナー搬送部
30には、後で詳細図示説明するがエンドレスのコイル
スプリング31を含むトナー搬送手段によってトナーを
搬送する機構を備えてあり、トナー搬送部30は、後で
詳述する構造によってトナーを循環搬送する構造に構成
してある。
【0023】次に、トナーの循環搬送機能に関して説明
する。上述の現像にともなって消費される貯蔵部11内
のトナーを補う為に、後で詳述するが上記のトナーを循
環させる搬送経路中に自重落下するトナー補給手段を配
置していて、減少した分のトナーを補給して循環搬送
し、トナー搬送部30から貯蔵部11に落下補給される
構成にしてある。
【0024】ここで、図2を参照してトナー補給手段及
びトナーを循環搬送するトナー搬送手段について説明す
る。供給ローラ13及び現像ローラ12の上部で軸方向
にその一部が延在して張架され、現像器ケース17に収
容されてトナーを循環搬送するエンドレスのコイルスプ
リング31に対して、トナータンク20は、現像器ケー
ス17に着脱操作自在(着脱機構は図示説明詳細割愛)
に構成され、その内部には、所定量のトナーを封入して
いて、トナー封入状態で装着してトナー補給し、このト
ナーが消費されると新たなトナータンク20と交換する
構成にしてある。
【0025】トナータンク20の主要部は、図中下方に
底部を有する筒状に形成されたタンクケース21と、こ
の上方に固着されてトナーを密封するカバー22と、タ
ンクケース21とカバー22によってトナーとともに密
封されて回転可能なトナーを攪拌する複数の羽根部23
bを有するアジテータ23とから構成されていて、トナ
ーを循環搬送するエンドレスのコイルスプリング31を
現像器ケース17に収容した状態に対して着脱操作自在
(着脱機構は図示説明詳細割愛)である。
【0026】トナータンク20の装着位置に関しては、
露光器40から各々の感光ドラム1Y,1M,1C,1
Kに向けて照射される光路49Y,49M,49C,4
9Kの外側、即ち、図1に於て、各々の現像部10Y,
10M,10C,10Kに対して、現像部10Yに対す
るトナータンク20Yの装着は図中光路49Yの前方側
に,現像部10Mに対するトナータンク20Mの装着は
図中光路49Mの後方側に,現像部10Cに対するトナ
ータンク20Cの装着は図中光路49Yの前方側に,現
像部10Kに対するトナータンク20Kの装着は図中光
路49Kの後方側に各々装着(図中トナータンク20M
及びトナータンク20Kは図示省略)する所謂千鳥配置
を行って、互いの干渉を避けた有効な空間配置をしてあ
る。
【0027】なお、本実施例の画像形成装置では、各々
のトナータンク20Y,20M,20C,20Kに対し
て各々イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックのカラー
トナーが収容されていて、各々の現像部10Y,10
M,10C,10Kは、このカラートナーに対応したイ
エロー,マゼンタ,シアン,ブラックのカラー現像が行
われる構成である。
【0028】一方、上記トナーを循環搬送するエンドレ
スのコイルスプリング31を駆動する為に、駆動手段2
5が配置されており、その一部に突端がクサビ状に形成
されていて回転可能な凸部25aが現像器ケース17か
ら突出していて、上記トナータンク20を所定の位置に
装着すると、このクサビ状に形成された回転可能な凸部
25aと一方のアジテータ23の一端に形成した凹部2
3cが係合して回転駆動される。
【0029】そして、上記トナーを循環搬送するエンド
レスのコイルスプリング31の駆動手段25としては、
コイルスプリング31に係合可能な回転体なら駆動可能
であるが、本実施例では、コイルスプリング31の張架
された状態のリード角に近似する捻れ角を有するヘリカ
ルギヤを採用してコイルスプリング31との係合関係を
安定させている。尚、上記エンドレスのコイルスプリン
グ31の駆動手段25は、図示省略した駆動機構によっ
てギヤ26を介して回転駆動される構造である。
【0030】そして、アジテータ23の回転によって攪
拌されるトナーは、タンクケース21の底部に形成され
た開口21aと、この開口21aに対向して設けた現像
器ケース17の開口17aを通じてトナーを循環搬送す
るエンドレスのコイルスプリング31が配置されたトナ
ー循環搬送経路中に自重落下する構成であり、トナータ
ンク20の着脱に連動して上記開口21a及び開口17
aは開閉される(図示省略)。
【0031】コイルスプリング31が配置されたトナー
循環搬送経路中に自重落下したトナーは、駆動手段25
によって駆動されるエンドレスのコイルスプリング31
によって循環搬送されて貯蔵部11の上部に移行する
と、供給ローラ13の上部から自重落下して、トナーの
貯蔵部11内に貯蔵されるが、トナーの貯蔵部11は極
めて狭隘に構成してあるので、画像形態によって異なる
トナーの消費量と供給量の関係からトナーの貯蔵部11
内が満杯になる事も有り、この状態ではトナーは自重落
下せずにコイルスプリング31によって循環搬送され、
前述したトナータンク20からのトナーの自重落下も中
断される構成にしてある。
【0032】以上が本実施例の画像形成手段の主要部で
あり、感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに対応して、
各々のカラートナー現像を可能にした現像部10Y,1
0M,10C,10Kは、上述した供給ローラ13Y,
13M,13C,13Kと現像ローラ12Y,12M,
12C,12Kと規制部材14Y,14M,14C,1
4K及びエンドレスのコイルスプリング31Y,31
M,31C,31K等の主要部材を現像器ケース17
Y,17M,17C,17Kに各々収容してユニット化
され、本体に対して着脱可能な構成であり、上記構造部
のメンテナンス時には一体的に取り外して修理または交
換を行う構成である。そして、この各々の現像部と本体
の関係については、図示省略した位置決め手段によって
所定の位置決めがされ、図示省略した固定手段によって
固定されている。
【0033】次に、図1及び図2に基づいて各々の感光
ドラム1Y,1M,1C,1Kの像露光部に反転現像さ
れたカラートナー像を転写する本実施例の転写構造に関
して説明する(図2での説明は感光ドラム1Y及び現像
部10Yの関係を代表図示して他の感光ドラム及び現像
部関係を省略していて、説明を簡略化する為に各部の符
号に関してY,M,C,Kを省略して図示説明するが、
各々Y,M,C,K部位に適用されるものである)。
【0034】本実施例の転写構造は、各々の感光ドラム
1Y,1M,1C,1Kに反転現像されたカラートナー
像を、複数のローラ82,83,84に張架されて各々
の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに接して駆動され
て図1中矢印方向に移動する可撓性を有する無端スリー
ブ状の中間転写媒体85上に1次転写部80Y,80
M,80C,80Kで順次重ねて1次転写して1次画像
を形成し、この1次画像は中間転写媒体85の移動によ
ってローラ83部位まで搬送される。
【0035】一方、この1次画像を1次転写した中間転
写媒体85の移動に同期して、シート材収納部75に収
納された記録媒体としての複数枚のシート材の内の最上
部のシート材のみをピックアップする図1中矢印方向に
回転するピックアップローラ91とシート材を給送する
給送ローラ対92及びシート材の給送タイミングやスキ
ュー補正を司るレジストローラ対73等の作動によっ
て、図1中Pで示す矢印に沿って形成されたシート材搬
送経路にシート材を給送する。
【0036】そして、給送されたシート材と中間転写媒
体85の移動によって搬送される1次画像は、2次転写
部位90でシート材と同期合流し、図示省略した押圧機
構によって中間転写媒体85を張架して駆動するローラ
83に向かって数100gの総圧力で押圧された後で詳
述する各々の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに反転
現像されたカラートナー像とは逆極性のDC2〜4KV
前後のバイアスを印加する手段を備えていて、例えばゴ
ム等の導電性または半導電性の弾性体で形成された回転
自在な転写ローラ81の押圧作用によって形成されたニ
ップ部に搬送され、このニップ部で中間転写媒体85上
に形成された1次画像は、同期給送されたシート材に2
次転写されて2次画像を形成する。
【0037】そして、2次転写に於ける転写残りの1次
画像のカラートナーは、更にローラ84方向へと搬送さ
れて、このローラ84に対向して配置した中間転写媒体
クリーナ部70で中間転写媒体85に圧接した中間転写
媒体クリーナ71によって掻き取られて空間72に収容
され、そして、中間転写媒体85はリフレッシュされて
再び上記サイクルの繰り返しを可能にされる。
【0038】ここで上記の各々の感光ドラム1Y,1
M,1C,1Kに反転現像されたカラートナー像を、複
数のローラ82,83,84に張架されて各々の感光ド
ラム1Y,1M,1C,1Kに接して駆動されて図1中
矢印方向に移動する可撓性を有する無端スリーブ状の中
間転写媒体85上に1次転写部80Y,80M,80
C,80Kで順次重ねて1次転写して1次画像を形成す
る1次転写に関して説明する。
【0039】図1及び図2に於て、上記複数のローラ8
2,83,84の内の少なくも1本のローラは、中間転
写媒体85に張力を付与する図示省略したテンション機
能を有して配置されていて、中間転写媒体85は、この
張力によって各々の感光ドラム1Y,1M,1C,1K
に接する構造に構成されていて、上記複数のローラ8
2,83,84の内の少なくも1本のローラで駆動され
る構造に構成されている。
【0040】そして、図2に示す如く移動する可撓性を
有する無端スリーブ状の中間転写媒体85は、現像され
たカラートナー像を介して感光ドラム1に接して所望の
ニップを形成し、中間転写媒体85の背面には感光ドラ
ム1に対向配置されて摺接し、各々の感光ドラム1Y,
1M,1C,1Kに反転現像されたカラートナー像とは
逆極性のDC1〜3KV前後のバイアスを集中的に印加
する手段を備えた例えば導電性のブラシ材や導電性フィ
ルムまたは金属材などで形成した電極81からバイアス
印加され、上記カラートナー像を順次中間転写媒体85
上に1次転写されて移動する。
【0041】この1次転写の過程に於て、カラートナー
像は1次転写部80Y,80M,80C,80Kで順次
重ねて中間転写媒体85上に1次転写されて1次画像を
形成するので、最初に転写したカラートナー像に対して
次々に転写されるカラートナー像は、重ねるか,あるい
は直近に1次転写され、最初に転写するときの転写バイ
アスと次々に転写される時の転写バイアスとは、少なく
も順次高電圧の転写バイアスに切り換えて行く必要が生
じる場合が有り、本実施例では上記1次転写部80Y,
80M,80C,80Kで電極81から印加するバイア
ス電圧は、各々独立したバイアス電圧に設定可能に構成
されている。
【0042】次に、中間転写媒体85の移動によって搬
送される1次画像が、2次転写部位90で給送されたシ
ート材と同期合流してシート材に2次転写されて2次画
像を形成し、図1中Pで示す矢印に沿って形成されたシ
ート材搬送経路にシート材を給送する過程で、これを定
着せしめる定着部60に関して説明する。
【0043】本実施例の定着部60の主要部は、シート
材搬送方向下流側に配置されて詳細図示説明は割愛する
が、少なくも一方にハロゲンヒータ等の発熱体を内蔵し
て回転自在な定着ローラ対63と、この定着ローラ対6
3の少なくも一方側のローラを他方側に押圧付勢してシ
ート材に2次転写された2次画像をシート材に押圧する
押圧手段を有し、シート材に2次転写された2次画像
は、定着ローラ対63の形成するニップ部で所定の温度
でシート材に定着される。
【0044】次に、各々の感光ドラム1Y,1M,1
C,1Kに潜像露光する露光器40について図3に基づ
いて説明する。露光器40の主要部は、2万rpm弱で
回転するモータ41と、このモータ41の回転を制御す
る図示省略した制御回路基板と、モータ41の出力軸に
装着されて回転し、複数の半導体レーザ等の発光素子4
2Y,42M,42C,42Kから発射された光ビーム
を各々偏向走査して複数の光路49Y,49M,49
C,49Kを構成する回転多面鏡43と、上記主要構成
部材を収納してユニット化構成する露光器ケース44及
び46から構成される。
【0045】この露光器ケース44及び46は、詳細図
示を省略したが図1に於て複数の光路49Y,49M,
49C,49Kを前後方向に挟む対称位置に配置した装
置の内部構成の基準となるメインシャーシに張架したサ
ブシャーシ100に形成した位置決め部に対する被位置
決め部の係合(図示省略)によって所定の位置に位置決
めされ、例えばネジ45等の固定手段によってサブシャ
ーシ100に固定されている。
【0046】尚、上記複数の半導体レーザ等の発光素子
42Y,42M,42C,42Kと複数の光路49Y,
49M,49C,49Kは、図3に図示した如くの関係
で各々対応していて、複数の半導体レーザ等の発光素子
42Y,42M,42C,42Kは各々異なる画像信号
によって変調された光ビームを各々射出し、この複数の
光ビームは図中矢印方向に回転する回転多面鏡43の共
通位置の反射面43aで各々反射して各々異なった方向
に偏向走査されて、図示省略したfθレンズを通過して
各々異なった方向の複数の光路49Y,49M,49
C,49Kが構成される。
【0047】尚、本実施例では複数の半導体レーザ等の
発光素子42Y,42M,42C,42Kから射出され
る各々異なる画像信号によって変調された光ビームは、
各々異なった色の画像に対応して変調されている。
【0048】そして、この各々異なった方向の複数の光
路49Y,49M,49C,49Kに対応して、この複
数の光路49Y,49M,49C,49Kの光路長が略
同一の長さになる円弧上位置に各々の感光ドラム1Y,
1M,1C,1Kを配置してあり、当然の事ながら、複
数の光路49Y,49M,49C,49Kで走査された
光ビームの走査幅も略同一の走査幅である。
【0049】ところで、上記の如く初期的には複数の光
路49Y,49M,49C,49Kの光路長が略同一の
長さになる位置に各々の感光ドラム1Y,1M,1C,
1Kを配置しても、装置内外の温度や湿度環境変化によ
って、その長さが微妙に変化して走査幅が変化したり、
または、複数の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kのカ
ラートナー像を中間転写媒体85上に1次転写部80
Y,80M,80C,80Kで順次重ねて1次転写して
1次画像を形成する際に、その1次転写位置に相対的な
ずれが生じたりして画質抵下をきたす場合がある。
【0050】しかし、本実施例ではこの点を鑑みて例え
装置内外の温度や湿度環境変化が有っても上記略同一の
長さで構成された複数の光路49Y,49M,49C,
49Kの相対的変化を抑制する第1手段として、前述の
露光器40の要構成部材を収納してユニット化した露光
器ケース44及び46は、詳細図示を省略したが図1に
於て複数の光路49Y,49M,49C,49Kを前後
方向に挟む対称位置に配置した装置の内部構成の基準と
なるメインシャーシに張架したサブシャーシ100に形
成した位置決め部に対する被位置決め部の係合(図示省
略)によって所定の位置に位置決めされる。
【0051】図3に詳細図示される如くの位置,即ち、
前述の回転多面鏡43の共通位置の反射面43a対して
反射面43aの面方向に略均等な,かつ、複数の感光ド
ラム1Y,1M,1C,1Kと略平行な位置で例えばネ
ジ45等の固定手段によってサブシャーシ100に固定
されていて、例え装置内外の温度や湿度環境変化が有っ
ても、この固定位置を基準にして露光器40は伸縮する
ものであって、反射面43aの位置は変化しない構造で
固定されている。
【0052】尚、図示省略した上記露光器ケース44及
び46とサブシャーシ100に形成した位置決め部に対
する被位置決め部の係合位置に関しては、伸縮基準には
ならないがネジ45の近傍に配置する事が好ましい。
【0053】一方、同第2手段として、本実施例では複
数の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kは、前述の詳細
図示省略した図1に於ける複数の光路49Y,49M,
49C,49Kを前後方向に挟む対称位置に配置した装
置の内部構成の基準となるメインシャーシ及びこのメイ
ンシャーシに張架して露光器40を固定したサブシャー
シ100と同質な板金構造の基体に配置されている。装
置内外の温度や湿度環境変化が有った場合には、上述の
反射面43aの位置を基準にして複数の感光ドラム1
Y,1M,1C,1Kの位置は上記光路49Y,49
M,49C,49Kに沿って相対的に伸縮する構造に構
成してあり、複数の光路49Y,49M,49C,49
Kの光路長は略同一の長さで伸縮し、当然の事ながら、
複数の光路49Y,49M,49C,49Kで走査され
た光ビームの走査幅も略同一の走査幅である。
【0054】上記メカニズムを図4に基づいて更に詳細
に説明すると、図中1点鎖線で示す交点位置を中心にし
て図中実線で示す位置に配置されていた複数の感光ドラ
ム1Y,1M,1C,1Kは、装置内外の温度や湿度環
境変化が生じると、図1に示す各々の光路49Y,49
M,49C,49Kに沿って図中1点鎖線と2点鎖線で
示す交点位置を中心にした位置に各々移動(図4に示す
内容は伸長た方向に位置変化した状態を示しているが縮
小する方向に位置変化した場合は以下の説明を逆にして
考えればよい)する。
【0055】一方、複数の感光ドラム1Y,1M,1
C,1Kは、各々相応の拡張をするとともに上記図中1
点鎖線と2点鎖線で示す交点位置を中心にして図中2点
鎖線で示す状態となって、この複数の感光ドラム1Y,
1M,1C,1Kに接して駆動されて移動する可撓性を
有する無端スリーブ状の中間転写媒体85は、図中実線
で示す状態から2点鎖線で示す状態に変化,即ち、複数
の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに接する中間転写
媒体85の周長を長く要する状態に変化する。
【0056】しかし、本実施例では図1に示す複数のロ
ーラ82,83,84の内の少なくも1本のローラは中
間転写媒体85に張力を付与する図示省略したテンショ
ン機能を有して配置されていいるので、中間転写媒体8
5の伸長分も含んでこの張力によって各々の感光ドラム
1Y,1M,1C,1Kに接する状態には変化をきたさ
ない構造に構成されている。
【0057】一方、ここで問題になるのは、複数の感光
ドラム1Y,1M,1C,1Kの位置及び外径が変化し
て、これに接する中間転写媒体85の周長を長く要する
状態に変化すると、各々の感光ドラム1Y,1M,1
C,1Kから中間転写媒体85上に1次転写部80Y,
80M,80C,80Kで順次重ねて1次転写して形成
した1次画像は、中間転写媒体85の周長を長く要する
分だけ相対的にずれた画像が形成される。しかし、本実
施例の中間転写媒体85を駆動する複数のローラ82,
83,84の内の少なくも1本のローラも温度や湿度環
境変化によって相応の拡張があるので、このローラの相
応の拡張によって中間転写媒体85は速く駆動されて複
数の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに接して移動す
る中間転写媒体85の周長を長く要する状態をキャンセ
ルする構造に構成してあり、本実施例ではそのキャンセ
ル残りを数μm程度に縮小する事が出来た。
【0058】尚、本実施例では上記メインシャーシ及び
サブシャーシ100は同質な板金構造の基体に配置して
構成したが、この板金構造の基体に限定されるものでは
無く、同様な作用が成されて構成可能ならば、例えばガ
ラス繊維等を含侵したプラスチック材などで成形した同
質の材質から成る基体,または、略同一の温度または湿
度膨張率からなる材質の組み合わせで形成した基体であ
っても構わない。
【0059】一方、複数の感光ドラム1Y,1M,1
C,1Kから中間転写媒体85上に1次転写部80Y,
80M,80C,80Kで順次重ねて1次転写して1次
画像を形成する場合に、1次画像の副走査方向の相対的
なずれに関して、上記の様な温度や湿度環境変化によっ
て引き起こされる現象の他に各々の感光ドラム1Y,1
M,1C,1Kの回転振れや、中間転写媒体85及び各
々の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kの駆動系に潜在
する回転ジッタ等も特定の周期性をもって1次画像の副
走査方向の相対的なずれを引き起こす場合が有る。
【0060】そこで、本実施例では複数の感光ドラム1
Y,1M,1C,1Kの相対的な周長は、1を含む整数
比の長さで構成するとともに、各々の感光ドラム1Y,
1M,1C,1Kは、現像されたカラートナー像を中間
転写媒体85上に1次転写部80Y,80M,80C,
80Kで順次重ねて1次転写する1次転写位置間の中間
転写媒体85の長さが複数の感光ドラム1Y,1M,1
C,1Kの周長と整数比になる位置に配置して、上記特
定の周期性をもって1次画像の副走査方向の相対的なず
れを引き起こす現象の累積を防止している。
【0061】以上前述した本実施例の画像形成装置につ
いて、ここで着目すべき点を以下の内容で整理する。
【0062】1).<装置全体の構成について> 図1及び図2に基づいて前述した本実施例の画像形成装
置の構成は、1次画像を形成した中間転写媒体85の移
動に同期してシート材を給送し、1次画像が2次転写部
位90でシート材と同期合流し、同期給送されたシート
材に2次転写されて2次画像を形成する構造に構成され
ている。この構成は、装置全体をコンパクトに,特に装
置全体の高さ方向を低く構成する目的に好適な構成であ
って、高さ方向の大きさより横方向の大きさの縮小を優
先する場合には、図示説明を省略するが複数の感光ドラ
ム1Y,1M,1C,1Kと各々の現像部10Y,10
M,10C,10K及び中間転写媒体85等の回転方向
を逆に回転させるとともに、中間転写媒体85に例えば
静電吸着などの吸着手段によってシート材を吸着させて
感光ドラム1K側から1Y側に向かって搬送するシート
材搬送手段を構成して、上記感光ドラム1Y,1M,1
C,1Kに現像されて異なった色のカラートナー像を、
中間転写媒体85を介さずに1次転写部80Y,80
M,80C,80Kで順次重ねてシート材に転写して画
像を形成しても良い。尚、この構成では上記中間転写媒
体85は上記1次画像の形成機能を果たすのではなく
て、シート材搬送手段としての機能を果たす。
【0063】また、同様に高さ方向の大きさより横方向
の大きさの縮小を優先する場合には、図示説明を省略す
るが複数の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kを略水平
方向に隣接配置し、この複数の感光ドラム1Y,1M,
1C,1Kに対応して複数の現像部10Y,10M,1
0C,10Kを各々配置し、この感光ドラム1Y,1
M,1C,1Kに対して露光器40を同様な構成でその
上部に配置し、同様な構成の中間転写媒体85を複数の
感光ドラム1Y,1M,1C,1Kの下部に配置して、
中間転写媒体85上に順次重ねて1次転写して1次画像
を形成する。
【0064】この1次画像を搬送する中間転写媒体85
の移動に同期して、シート材を給送し、給送されたシー
ト材と中間転写媒体85の移動によって搬送される1次
画像が2次転写部位で同期合流し、同期給送されたシー
ト材に2次転写されて2次画像を形成する構造に構成し
ても良いし、上記同様に各々の現像部10Y,10M,
10C,10K及び中間転写媒体85等の回転方向を逆
に回転させるとともに、中間転写媒体85に例えば静電
吸着などの吸着手段によってシート材を吸着させて感光
ドラム1K側から1Y側に向かってシート材を搬送する
シート材搬送手段を構成して、上記感光ドラム1Y,1
M,1C,1Kに現像されたて異なった色のカラートナ
ー像を、中間転写媒体85を介さずに1次転写部80
Y,80M,80C,80Kで順次重ねて転写して画像
を形成しても良い。
【0065】一方、中間転写媒体85に例えば静電吸着
などの吸着手段によってシート材を吸着させて感光ドラ
ム1K側から1Y側に向かって搬送するシート材搬送手
段は、シート材搬送にとって好ましい一例であって、上
記中間転写行程を経ずにシート材に1次転写部80Y,
80M,80C,80Kで順次重ねて転写して画像を形
成するので、構造が簡単で安価な構成が可能である。
【0066】更に別の構成を二例として掲げるならば、
図1と他の図に示した感光ドラム1Y,1M,1C,1
Kはいずれも円形形状で構成していて、前述の略同一の
光路長で配置すると、前述の1次転写部80Y,80
M,80C,80Kは略円弧状に関係つけられて、この
1次転写部80Y,80M,80C,80Kに向かって
シート材を単体給送する場合にはシート材と各々の1次
転写部80Y,80M,80C,80Kの相対位置関係
の確保に問題が生じる場合が有るので、図示説明を省略
するが、例えば複数の感光ドラム1Y,1M,1C,1
Kをベルト感光体などの形状自由度のある構成にして、
1次転写部80Y,80M,80C,80Kを直線状に
関係つけて、この1次転写部80Y,80M,80C,
80Kに向かってシート材を単体給送すると、シート材
と各々の1次転写部80Y,80M,80C,80Kの
相対位置関係の確保は容易であり、更に構造が簡単にな
ってより安価な構成が可能である。
【0067】尚、図1の構成では、2次転写部位90迄
シート材を給送する搬送経路は、単にシート材をガイド
する機能にとどめて特別な搬送手段を構築していない
が、上記の中間転写媒体85の様なシート材搬送ベルト
に例えば静電吸着などの吸着手段によってシート材を吸
着させて搬送するシート材搬送手段を構築すると、シー
ト材搬送は安定し、高速なシート材搬送にも対応でき
る。
【0068】上記いずれの構成であっても高速な画像形
成が可能であるばかりでなく、複数の半導体レーザ等の
発光素子42Y,42M,42C,42Kは各々異なる
画像信号によって各々異なった色の画像に対応して変調
された光ビームを各々射出し、この複数の光ビームは回
転多面鏡43の共通位置の反射面43aで各々反射して
各々異なった方向に偏向走査されて、各々異なった方向
の複数の光路49Y,49M,49C,49Kが構成さ
れる。
【0069】この各々異なった方向の複数の光路49
Y,49M,49C,49Kに対応して、この複数の光
路49Y,49M,49C,49Kの光路長が略同一の
長さになる円弧上位置に各々の感光ドラム1Y,1M,
1C,1Kを配置すると、複数の光路49Y,49M,
49C,49Kで走査された光ビームの走査幅も略同一
の走査幅になり、画像信号の形成にも特別な構成を必要
としないで、複数の発光素子42Y,42M,42C,
42Kは各々異なる画像信号によって各々異なった色の
画像に対応して変調されるにも関わらず、共通のデータ
クロック周波数に基づいて変調形成可能である。
【0070】また、特公平4−51829号公報に示さ
れる従来の画像形成装置の様な偏向走査されたレーザビ
ームを感光体に導く為に複数の反射ミラーを不要にし、
更には、回転多面鏡の異なった反射面によって複数のレ
ーザビームを第1偏向方向及び第2偏向方向の反対方向
に区分けして偏向走査して、反射面の相対的な平行差に
よる副走査方向の相対差から生じる色ずれを防止する為
の特別に高精度に構成した回転多面鏡は不要であり、構
造が簡単で安価なカラー画像形成装置を構成できる。
【0071】2).<露光器の固定と温湿度環境変化へ
の対応について> 前述の露光器40の要部構成部材を収納してユニット化
した露光器ケース44及び46は、詳細図示を省略した
が図1に於て複数の光路49Y,49M,49C,49
Kを前後方向に挟む対称位置に配置した装置の内部構成
の基準となるメインシャーシに張架したサブシャーシ1
00に対して所定の位置に位置決めがされ、図3に詳細
図示される如くの位置,即ち、前述の回転多面鏡43の
共通位置の反射面43a対して反射面43aの面方向に
略均等な,かつ、複数の感光ドラム1Y,1M,1C,
1Kと略平行な位置で例えばネジ45等の固定手段によ
ってサブシャーシ100に固定されている。
【0072】例え装置内外の温度や湿度環境変化があっ
ても、この固定位置を基準にして露光器40は伸縮する
ものであって、反射面43aの位置は変化しない構造で
固定されていて、初期的に複数の光路49Y,49M,
49C,49Kの光路長が略同一の長さになる位置に各
々の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kを円弧上位置に
配置しておくと、装置内外の温度や湿度環境変化にがあ
っても、複数の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kのカ
ラートナー像を中間転写媒体85上に1次転写部80
Y,80M,80C,80Kで順次重ねて1次転写して
1次画像を形成する際に、その1次転写位置に相対的な
ずれが生じたりして画質抵下をきたすことを抑制してい
て、安定した画像形成ができる。
【0073】尚、上記反射面43aの位置が変化しない
支持手段は、一例として具体的に図示説明したが、この
具体的構造に限定されるものではなく、図示説明は省略
するが、例えば、上記メインシャーシ,サブシャーシ1
00,露光器ケース44及び46等の装置内外の温度や
湿度環境変化によって伸縮する伸縮系の組み合わせ構成
によって伸縮量の相対的なキャンセルをし、反射面43
aの位置が変化しない支持手段を得る事は可能である。
また、上記露光器40の固定手段としてネジ45を用い
る構成で図示説明したが、例えば、かしめや溶着などの
固定手段であってもよい。
【0074】3).<感光ドラムの配置と温湿度環境変
化への対応について> 図3で詳細説明した本実施例の複数の感光ドラム1Y,
1M,1C,1Kは、露光器40を固定したサブシャー
シ100と同質な板金構造の基体に配置されていて、装
置内外の温度や湿度環境変化があった場合には、上述の
反射面43aの位置を基準にして複数の感光ドラム1
Y,1M,1C,1Kの位置は上記光路49Y,49
M,49C,49Kに沿って相対的に伸縮する構造に構
成してある。複数の光路49Y,49M,49C,49
Kの光路長は略同一の長さで伸縮し、複数の光路49
Y,49M,49C,49Kで走査された光ビームの走
査幅も略同一の走査幅である。
【0075】画像信号の形成に於て、例えば装置内外の
温度や湿度を検出してその検出内容を画像信号形成手段
にフィードバックして適切な画像信号形成を行う等の特
別な構成を必要としないで、複数の発光素子42Y,4
2M,42C,42Kは各々異なる画像信号によって各
々異なった色の画像に対応して変調されるにも関わら
ず、共通のデータクロック周波数に基づいて変調形成可
能であり、構造が簡単で安価なカラー画像形成装置を構
成できる。
【0076】更に、複数の感光ドラム1Y,1M,1
C,1Kの位置及び外径が変化して、これに接する中間
転写媒体85の周長を長く要する状態に変化しても、各
々の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kから中間転写媒
体85上に1次転写部80Y,80M,80C,80K
で順次重ねて1次転写して形成した1次画像は、中間転
写媒体85を駆動する複数のローラ82,83,84の
内の少なくも1本のローラも温度や湿度環境変化によっ
て相応の拡張よって中間転写媒体85は速く駆動されて
複数の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに接して移動
する中間転写媒体85の周長を長く要する状態をキャン
セルする構造に構成してある。
【0077】そのキャンセル残りを数μm程度に縮小す
る事が可能で、装置内外の温度や湿度環境変化にがあっ
ても、複数の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kのカラ
ートナー像を中間転写媒体85上に1次転写部80Y,
80M,80C,80Kで順次重ねて1次転写して1次
画像を形成する際に、その1次転写位置に相対的なずれ
が生じたりして画質抵下をきたすことをを抑制してい
て、安定した画像形成ができる。
【0078】ここで、複数の感光ドラム1Y,1M,1
C,1Kの位置及び外径が変化しても1次転写位置の相
対的なずれをキャンセルする具体的な一例に関して詳細
説明をする。
【0079】露光器40と複数の感光ドラム1Y,1
M,1C,1Kを支持した支持基体は、熱膨張率が1
1.6X10-6/℃からなる鋼板板金構造で構成され、
各々の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kは、熱膨張率
が23.1X10-6/℃からなるアルミニューム基体の
外径を40mmで構成して略同一の長さの複数の光路4
9Y,49M,49C,49Kの光路長を300mmに
して円弧上位置に配置してあり、また、複数の感光ドラ
ム1Y,1M,1C,1Kの転写位置に接する中間転写
媒体85の周長(図4のL1)が、各々の感光ドラム1
Y,1M,1C,1Kの周長の1/2の62.8319
mmになる位置に、各々の感光ドラム1Y,1M,1
C,1Kを配置してある。
【0080】一方、中間転写媒体85は図1に示すロー
ラ83によって駆動され、ローラ83は熱膨張率が1
1.6X10-6/℃からなる外径25mm(周長:25
π=78.5398mm)の鋼鉄製ローラで構成されて
いる。
【0081】上記詳細構造のもとに、実際のカラー画像
形成時には装置内部に配置された図示省略した制御回路
部の発熱及び定着部60等の発熱や装置全体の設置環境
変化によって、初期的な状態より35℃程度の温度上昇
を見込んでおく必要があるので、この温度上昇条件で具
体的な1次転写位置の相対的なずれをキャンセルするメ
カニズムを説明する。
【0082】まず、35℃温度上昇条件で各構成要件の
変化する値は、 感光ドラム外径・・・・・・・・・・・・・40.0
323mm 光路長・・・・・・・・・・・・・・・・300.1
138mm 中間転写媒体85の周長(図4のL2)・・63.0
720mm ローラ83周長・・・・・・・・・・・・・78.5
398mm で有り、 A.感光ドラム1Yから1K間の転写位置間の中間転写
媒体85の周長変化は、 (63.0720−62.8319)x3=0.072
03(mm) B.ローラ83の周長変化は、78.5717−78.
5398=0.0319(mm) C.初期的に中間転写媒体85を感光ドラム1Yから1
K間に移動させる為のローラ83の回転数は、62.8
319X3/78.5398=2.40000(回転) D.従って、中間転写媒体85の周長変化分をローラ8
3の周長変化分でキャンセルした残りの量は、0.07
203−(0.0319X2.40000)=−0.00
453(mm)である。
【0083】即ち、中間転写媒体85の周長変化分(長
くなった分)をローラ83の周長変化分(長くなった
分)でキャンセルさせたときに、中間転写媒体85の方
が4.5μm速く移動する事になるが、このキャンセル
残り量は画像形成にとって実質的な問題はない。
【0084】上記関係からして、露光器40と複数の感
光ドラム1Y,1M,1C,1Kを支持する支持基体
を、例えばガラス繊維などを充填したプラスチックで形
成し、ローラ83を例えばステンレス材や黄銅材、また
はガラス繊維などを充填したプラスチックで形成して
も、近似した同様な関係を構築する事が出来る。
【0085】尚、本実施例では上記メインシャーシ及び
サブシャーシ100は同質な板金構造の基体に配置して
構成したが、この板金構造の基体に限定されるものでは
無く、同様な作用が成されて構成可能ならば、例えばガ
ラス繊維等を含侵したプラスチック材などで成形した同
質の材質から成る基体,または、略同一の温度または湿
度膨張率からなる材質の組み合わせで形成した基体であ
っても構わない。
【0086】4).<現像部へのトナー補給について> 前述した如く本実施例の各々の現像部10Y,10M,
10C,10Kは、現像にともなって減少するトナーを
トナータンク20の交換によって補給する構成であり、
各々の現像部10Y,10M,10C,10Kは、画像
形成プロセスに支障のない必要最小限のトナーを貯蔵す
るだけで良いので、極めて小型な構成が可能であり、本
実施例のカラー画像形成装置のように複数の現像部10
Y,10M,10C,10Kを配置する構成にとって、
装置小型化構成が容易になるとともに、貯蔵部11内の
トナーを画像形成プロセスに支障のない必要最小限の貯
蔵量にとどめてあるので、画像形成プロセスの作動によ
るトナーの劣化を防止している。
【0087】更に、上記トナータンク20は、露光器4
0から各々の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kに向け
て照射される光路49Y,49M,49C,49Kの外
側、即ち、図1に於て、各々の現像部10Y,10M,
10C,10Kに対して、現像部10Yに対するトナー
タンク20Yの装着は図中光路49Yの前方側に,現像
部10Mに対するトナータンク20Mの装着は図中光路
49Mの後方側に,現像部10Cに対するトナータンク
20Cの装着は図中光路49Yの前方側に,現像部10
Kに対するトナータンク20Kの装着は図中光路49K
の後方側に各々装着(図中トナータンク20M及びトナ
ータンク20Kは図示省略する所謂千鳥配置を行って、
互いの干渉を避けた有効な空間配置をしてある。同様に
本実施例のカラー画像形成装置のように複数の現像部1
0Y,10M,10C,10Kを配置する構成にとっ
て、装置の小型化構成が容易になるばかりでなく、トナ
ータンク20を図示省略した所謂千鳥配置に配置した事
によって、その着脱操作性が向上した。
【0088】尚、本実施例のカラー画像形成装置では、
各々のトナータンク20Y,20M,20C,20Kは
各々イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックのカラート
ナーが収容されていて、各々の現像部10Y,10M,
10C,10Kは、このカラートナーに対応したイエロ
ー,マゼンタ,シアン,ブラックのカラー現像が行われ
る構成であり、各々のトナータンク20Y,20M,2
0C,20Kは独立して交換可能なので、消費されるイ
エロー,マゼンタ,シアン,ブラックのカラートナーが
不均一な消費形態であっても、効率の良いトナー補給が
可能である。
【0089】また、感光ドラム1Y,1M,1C,1K
に対応して、各々のカラートナー現像を可能にした現像
部10Y,10M,10C,10Kは、上述した供給ロ
ーラ13Y,13M,13C,13Kと現像ローラ12
Y,12M,12C,12Kと規制部材14Y,14
M,14C,14K及びエンドレスのコイルスプリング
31Y,31M,31C,31K等の主要部材を現像器
ケース17Y,17M,17C,17Kに各々収容して
ユニット化され、本体に対して着脱可能に構成され、上
記構造部のメンテナンス時には一体的に取り外して修理
または交換を行う構成であり、その操作性に優れる。
【0090】5).<感光ドラムと中間転写媒体の関係
について> 前述した如く本実施例の感光ドラムと中間転写媒体の関
係に於て、複数の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kの
相対的な周長は、1を含む整数比の長さで構成するとと
もに、各々の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kは、現
像されたカラートナー像を中間転写媒体85上に1次転
写部80Y,80M,80C,80Kで順次重ねて1次
転写する1次転写位置間の中間転写媒体85の周長(図
4のL1)が複数の感光ドラム1Y,1M,1C,1K
の周長と整数比になる位置に配置して、各々の感光ドラ
ム1Y,1M,1C,1Kの回転振れや、中間転写媒体
85及び各々の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kの駆
動系に潜在する回転ジッタ等が引き起こす特定の周期性
をもった1次画像の副走査方向の相対的なずれの累積を
防止しているので、上記1次画像の相対的なずれを僅か
な量に抑制して安定した画像形成ができる。
【0091】一方、複数の感光ドラム1Y,1M,1
C,1Kの関係に於て、図1では共通した大きさで図示
しているが、この大きさに関しては相対的な周長が1を
含む整数比の長さで構成されていれば、上記関係は成り
立つものであり、図示説明は省略するが図1におけるブ
ラックトナーが現像される感光ドラム1Kの周長のみを
他の感光ドラム1Y,1M,1Cの周長に対して整数比
の長さで構成すると、実際の使用勝手の中でブラックト
ナー像が比較的多く使用されても、感光ドラム1Kの寿
命が長いので、略々他の感光ドラム1Y,1M,1Cと
近似した寿命に設定する事も可能である。
【0092】6).<中間転写媒体への転写バイアス印
加について> 前述した如く本実施例の中間転写媒体への転写バイアス
印加構造は、中間転写媒体85の背面から各々の感光ド
ラム1Y,1M,1C,1Kに反転現像されたカラート
ナー像とは逆極性のDC1〜3KV前後のバイアスを集
中的に印加する手段を備えた例えば導電性のブラシ材や
導電性フィルムまたは金属材などで形成した電極81の
摺接によってバイアス印加され、上記カラートナー像を
順次中間転写媒体85上に1次転写するバイアス印加構
造が簡単で安価に構成可能で有るばかりでなく、例えば
コロナ放電器によってバイアス印加する構造等の様にオ
ゾン発生も無く、使用環境の向上も図られる。
【0093】また、上記例えば導電性のブラシ材や導電
性フィルムまたは金属材などで形成した電極81からバ
イアス印加する構成は、バイアスを集中的に印加する事
に好適な構成であり、カラートナー像を順次中間転写媒
体85上に1次転写する場合に、カラートナー像の散り
現象が少なく、安定した1次画像の形成が可能である。
【0094】一方、上記1次転写部80Y,80M,8
0C,80Kで電極81から印加するバイアス電圧は、
各々独立したバイアス電圧に設定可能に構成されてい
て、この1次転写過程に於て、カラートナー像は1次転
写部80Y,80M,80C,80Kで順次重ねて中間
転写媒体85上に1次転写されて1次画像を形成して
も、最初に転写したカラートナー像に対して次々に転写
されるカラートナー像の転写は、各々適切なバイアス電
圧によって行う事が容易であり、最初に転写するときの
転写バイアスと次々に転写される時の転写バイアスと
は、少なくも順次高電圧の転写バイアスに切り換えて行
く事が容易に行えて、安定した1次画像の形成が可能で
ある。
【0095】7).<中間転写媒体と感光ドラムのユニ
ット構造について> 複数の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kと複数のロー
ラ82,83,84に張架されて各々の感光ドラム1
Y,1M,1C,1Kに接して駆動されて図1中矢印方
向に移動する可撓性を有する無端スリーブ状の中間転写
媒体85をユニット化して本体に対して着脱可能に構成
しておくと、各々の感光ドラム1Y,1M,1C,1K
や中間転写媒体85のメンテナンス時に、一体的に取り
出して修理または交換に便利であるとともに、中間転写
媒体85と複数の感光ドラム1Y,1M,1C,1Kの
相対的な位置関係及び駆動関係の安定維持が図れる。
【0096】
【発明の効果】以上述べた様に本発明の画像形成装置に
よれば、複数の感光体と、画像信号によって変調された
レーザービームで各感光体に対し偏向走査して露光する
露光手段とを備えた画像形成装置において、露光手段
は、複数のレーザ光源と該複数のレーザ光源の各レーザ
ビームを反射させて偏向走査する1つの回転多面鏡から
なり、各レーザ光源は、回転多面鏡の共通の反射面でレ
ーザビームを反射させる位置に配置したことを特徴と
し、各レーザ光源は、レーザビームがそれぞれ異なる角
度から共通の反射面に入射する位置に配置し、各感光体
は、反射面からの光路長が略同一になる位置に配置し、
各レーザ光源は、共通のクロック信号を用いてレーザー
ビームが変調され、レーザビームがそれぞれ異なる角度
から反射面の共通の位置に入射する位置に配置したの
で、各感光体までのレーザービームの光路長を略同一に
し、その結果複数の光路で走査されたレーザビームの走
査幅も略同一にすることも容易に実現でき、さらに、画
像信号の形成にも、各々異なる画像信号によって各々異
なった色の画像に対応して変調されるにも関わらず、特
別な構成を必要としないで共通のデータクロック周波数
に基づいて変調形成可能になる。また、反射面の面精度
及び回転精度がキャンセルされて、複数のレーザビーム
の反射が均一になる。したがって、複数のレーザビーム
を感光体に導く為に複数の反射ミラーを不要にし、更に
は、特別に高精度に構成した回転多面鏡は不要であり、
構造が簡単で高速な安価なカラー画像形成装置を構成で
きる。
【0097】本発明によれば、構造が簡単で小型化にと
って有効で有るばかりでなく一段と安価な構成が可能で
あり、色ずれの無い安定した画像形成が可能である、装
置全体の要部レイアウトの自由度が向上して装置全体を
コンパクトに構成する事が可能で有るばかりでなく、複
数のレーザビームを感光体に導く為の複数の反射ミラー
を不要にし、更には、回転多面鏡の異なった反射面によ
って複数のレーザビームを第1偏向方向及び第2偏向方
向の反対方向に区分けして偏向走査して、反射面の相対
的な平行差による副走査方向の相対差から生じる色ずれ
を防止するための特別に高精度に構成した回転多面鏡も
不要であり、構造が簡単で高速な安価なカラー画像形成
装置を構成できる、装置内外の温度や湿度環境変化にが
あっても、複数の感光体に現像されたトナー像を記録媒
体上に順次重ねて転写して画像を形成する際に、転写位
置に相対的なずれが生じたりして画質低下をきたすこと
を抑制して安定した画像形成ができる、など本発明は数
々の実用的効果を有し、その実用的効果は極めて大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカラー画像形成装置の全容を示す断
面図である。
【図2】 本発明のカラー画像形成装置の現像部の一部
を拡大図示する現像要部断面図である。
【図3】 本発明のカラー画像形成装置の露光器の要部
を一部断面図示する露光器要部一部断面図である。
【図4】 本発明のカラー画像形成装置の感光体の配置
関係を説明する感光体配置説明図である。
【符号の説明】
1Y,1M,1C,1K…感光ドラム、2Y,2M,2
C,2K…帯電ローラ、10Y,10M,10C,10
K…現像部、20Y,20M,20C,20K…トナー
タンク、30…トナー搬送部、31…コイルスプリン
グ、40…露光器、42Y,42M,42C,42K…
発光素子、49Y,49M,49C,49K…光路、6
0…定着部、80Y,80M,80C,80K…1次転
写部、81…転写ローラ、82,83,84…ローラ、
85…中間転写媒体
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/113 H04N 1/04 104A Fターム(参考) 2C362 AA42 BA52 BA54 BA83 BA90 CA22 CA39 DA04 2H030 AA01 AA06 AB02 AD07 AD13 AD16 BB02 BB13 BB23 BB63 2H045 AA01 BA22 BA34 5C072 AA01 BA19 CA06 CA09 CA11 DA04 DA21 HA02 HA06 HA13 HB01 HB08 HB13 QA14 XA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の感光体と、画像信号によって変調
    されたレーザービームで前記各感光体に対し偏向走査し
    て露光する露光手段とを備えた画像形成装置において、
    前記露光手段は、複数のレーザ光源と該複数のレーザ光
    源の各レーザビームを反射させて偏向走査する1つの回
    転多面鏡からなり、前記各レーザ光源は、前記回転多面
    鏡の共通の反射面で前記レーザビームを反射させる位置
    に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記各感光体は、前記反射面からの光路
    長が略同一になる位置に配置したことを特徴とする請求
    項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 複数の感光体に対し画像信号によって変
    調されたレーザービームで偏向走査して露光する露光装
    置であって、複数のレーザ光源と該複数のレーザ光源の
    各レーザビームを反射させて偏向走査する1つの回転多
    面鏡からなり、前記各レーザ光源は、前記回転多面鏡の
    共通の反射面で前記レーザビームを反射させる位置に配
    置したことを特徴とする露光装置。
  4. 【請求項4】 前記各レーザ光源は、前記レーザビーム
    がそれぞれ異なる角度から前記共通の反射面に入射する
    位置に配置したことを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置又は請求項3記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記各レーザ光源は、共通のクロック信
    号を用いてレーザービームが変調されることを特徴とす
    る請求項1記載の画像形成装置又は請求項3記載の露光
    装置。
  6. 【請求項6】 前記各レーザ光源は、レーザビームがそ
    れぞれ異なる角度から前記反射面の共通の位置に入射す
    る位置に配置したことを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置又は請求項3記載の露光装置。
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