JP2002233797A - 内容物放出操作機構 - Google Patents
内容物放出操作機構Info
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- JP2002233797A JP2002233797A JP2001029259A JP2001029259A JP2002233797A JP 2002233797 A JP2002233797 A JP 2002233797A JP 2001029259 A JP2001029259 A JP 2001029259A JP 2001029259 A JP2001029259 A JP 2001029259A JP 2002233797 A JP2002233797 A JP 2002233797A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 操作部材の傾動動作によって放出される内容
物の放出態様を傾動操作前の利用者の平均的な想定状態
に一致させることを目的とする。 【解決手段】 放出口20bを形成した放出部材20を、ト
リガーレバー30aの操作で傾動する操作部材30とは別体
のカバー体10に嵌合した。また、固定状態の放出部材20
と動作する操作部材30とをフレキシブルパイプ40で連通
し、両者間を仲介するようにした。トリガーレバー30a
を引くと、操作部材30は回動軸30fを支点に回動して前
傾し、ステム50を押圧して内容物が放出される。このと
きの放出口20bの位置は操作前のそれと変わらないの
で、内容物は利用者が予測した方向に放出される。トリ
ガーレバー30aの操作をやめると、ステム50は復帰用バ
ネの付勢で上動し、操作部材30も操作前の状態に復帰す
る。トリガーレバー30aの操作時は、フレキシブルパイ
プ40が変形するので、操作部材30は円滑に動作する。
物の放出態様を傾動操作前の利用者の平均的な想定状態
に一致させることを目的とする。 【解決手段】 放出口20bを形成した放出部材20を、ト
リガーレバー30aの操作で傾動する操作部材30とは別体
のカバー体10に嵌合した。また、固定状態の放出部材20
と動作する操作部材30とをフレキシブルパイプ40で連通
し、両者間を仲介するようにした。トリガーレバー30a
を引くと、操作部材30は回動軸30fを支点に回動して前
傾し、ステム50を押圧して内容物が放出される。このと
きの放出口20bの位置は操作前のそれと変わらないの
で、内容物は利用者が予測した方向に放出される。トリ
ガーレバー30aの操作をやめると、ステム50は復帰用バ
ネの付勢で上動し、操作部材30も操作前の状態に復帰す
る。トリガーレバー30aの操作時は、フレキシブルパイ
プ40が変形するので、操作部材30は円滑に動作する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作部材の傾動操
作によりステムを押圧して容器の内容物を出力部から外
部空間に放出する内容物放出操作機構に関し、特に、操
作部材を傾動させたときの放出口の位置が傾動操作前の
それと変わらないようにして、内容物の実際の放出開始
位置および放出方向が操作前の利用者の平均的な想定態
様と一致するようにした内容物放出操作機構に関する。
作によりステムを押圧して容器の内容物を出力部から外
部空間に放出する内容物放出操作機構に関し、特に、操
作部材を傾動させたときの放出口の位置が傾動操作前の
それと変わらないようにして、内容物の実際の放出開始
位置および放出方向が操作前の利用者の平均的な想定態
様と一致するようにした内容物放出操作機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の、操作部材の傾動操作に
より内容物を放出する内容物放出操作機構を示す説明図
であり、60は内容物放出操作機構、61は操作部材、61a
はトリガーレバー、61bは回動軸、61cは放出用縦通
路、61dは放出用横通路、62はカバー体、62aはトリガ
ーレバー61aを取り付けるための基板、62bは内側突状
部、63は放出口部材、63aは放出口、64はステム、65は
マウンテンキャップ、66は容器をそれぞれ示している。
より内容物を放出する内容物放出操作機構を示す説明図
であり、60は内容物放出操作機構、61は操作部材、61a
はトリガーレバー、61bは回動軸、61cは放出用縦通
路、61dは放出用横通路、62はカバー体、62aはトリガ
ーレバー61aを取り付けるための基板、62bは内側突状
部、63は放出口部材、63aは放出口、64はステム、65は
マウンテンキャップ、66は容器をそれぞれ示している。
【0003】図3に示すように、内容物放出操作機構60
の場合、トリガーレバー61aを引くと操作部材61が回動
して前傾し、この前傾動作によってステム64が押圧され
て内容物放出用の弁(図示省略)が開く。
の場合、トリガーレバー61aを引くと操作部材61が回動
して前傾し、この前傾動作によってステム64が押圧され
て内容物放出用の弁(図示省略)が開く。
【0004】放出口部材63は操作部材61に嵌合して一体
化しており、トリガーレバー61aを操作すると、放出口
63aは操作部材61の動作に連動する。
化しており、トリガーレバー61aを操作すると、放出口
63aは操作部材61の動作に連動する。
【0005】なお、内容物放出操作機構60はカバー体62
の内側突状部62bをマウンテンキャップ65に係合して容
器66に取り付けられる。
の内側突状部62bをマウンテンキャップ65に係合して容
器66に取り付けられる。
【0006】非使用モードでは、トリガーレバー61aは
図示の状態であり、ステム64は復帰用バネ(図示省略)
によって上動して内容物放出用の弁(図示省略)は閉
じ、内容物は外部に放出しない。
図示の状態であり、ステム64は復帰用バネ(図示省略)
によって上動して内容物放出用の弁(図示省略)は閉
じ、内容物は外部に放出しない。
【0007】使用モードでは、容器66を片手で持ってト
リガーレバー61aを手前に引くと、操作部材61は回動軸
61bを支点として反時計方向に回動する。操作部材61は
前傾し、この前傾動作によってステム64を復帰用バネに
抗して下方に押圧する。
リガーレバー61aを手前に引くと、操作部材61は回動軸
61bを支点として反時計方向に回動する。操作部材61は
前傾し、この前傾動作によってステム64を復帰用バネに
抗して下方に押圧する。
【0008】その結果、内容物放出用の弁が開いて容器
66内の内容物は、ステム64−放出用縦通路61c−放出用
横通路61dを通過して放出口63aから外部に放出され
る。
66内の内容物は、ステム64−放出用縦通路61c−放出用
横通路61dを通過して放出口63aから外部に放出され
る。
【0009】トリガーレバー61aを離すと、前述の復帰
用バネの作用で内容物放出用の弁が閉じてステム64は上
動し、この復帰動作によってトリガーレバー61aも図示
の状態に戻る。
用バネの作用で内容物放出用の弁が閉じてステム64は上
動し、この復帰動作によってトリガーレバー61aも図示
の状態に戻る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の内
容物放出操作機構の放出口部材は、トリガーレバーの操
作で傾動する操作部材に設けられているので、利用者が
非使用時に放出口を向けた方向とは異なる方向に内容物
が放出される、例えば、利用者は内容物を水平方向に向
けて放出したいのに内容物はそれよりも下向きに放出さ
れてしまうという問題点があった。
容物放出操作機構の放出口部材は、トリガーレバーの操
作で傾動する操作部材に設けられているので、利用者が
非使用時に放出口を向けた方向とは異なる方向に内容物
が放出される、例えば、利用者は内容物を水平方向に向
けて放出したいのに内容物はそれよりも下向きに放出さ
れてしまうという問題点があった。
【0011】そこで、本発明では、内容物の出力部を、
操作部材とは別に、カバー体と一体化し、操作部材を傾
動したときの放出口の位置が傾動前の位置と変化しない
ようにして、内容物の実際の放出開始位置および放出方
向を操作前の利用者の平均的な想定態様に一致させるこ
とを目的とする。
操作部材とは別に、カバー体と一体化し、操作部材を傾
動したときの放出口の位置が傾動前の位置と変化しない
ようにして、内容物の実際の放出開始位置および放出方
向を操作前の利用者の平均的な想定態様に一致させるこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】これを達成するために、
本発明では次の構成からなる内容物放出機構を用いてい
る。 (1)容器(例えば後述の容器52)のカバー体(例えば
後述のカバー体10)に取り付けた操作部材(例えば後述
の操作部材30やトリガーレバー30a)の傾動操作により
ステム(例えば後述のステム50)を押圧して当該容器の
内容物を出力部(例えば後述の放出部材20)から外部空
間に放出する内容物放出操作機構において、前記出力部
を、前記操作部材とは別に、前記カバー体と一体化した
態様で形成し、前記出力部と前記ステムとをフレキシブ
ルパイプ(例えば後述のフレキシブルパイプ40)で連通
させ、前記操作部材を傾動させたときの前記出力部の放
出口の位置を当該傾動操作前の位置と一致させる。 (2)上記(1)において、前記出力部を前記カバー体
と一体成形する。 (3)上記(1)において、前記出力部を前記カバー体
とは別部材にする。
本発明では次の構成からなる内容物放出機構を用いてい
る。 (1)容器(例えば後述の容器52)のカバー体(例えば
後述のカバー体10)に取り付けた操作部材(例えば後述
の操作部材30やトリガーレバー30a)の傾動操作により
ステム(例えば後述のステム50)を押圧して当該容器の
内容物を出力部(例えば後述の放出部材20)から外部空
間に放出する内容物放出操作機構において、前記出力部
を、前記操作部材とは別に、前記カバー体と一体化した
態様で形成し、前記出力部と前記ステムとをフレキシブ
ルパイプ(例えば後述のフレキシブルパイプ40)で連通
させ、前記操作部材を傾動させたときの前記出力部の放
出口の位置を当該傾動操作前の位置と一致させる。 (2)上記(1)において、前記出力部を前記カバー体
と一体成形する。 (3)上記(1)において、前記出力部を前記カバー体
とは別部材にする。
【0013】本発明によれば、(1)、(2)および
(3)のように、内容物の出力部を操作部材とは別に、
カバー体と一体化しているので、放出口の位置が、操作
部材の傾動操作によって変化する、例えば上下動したり
傾動するといったことがない。したがって内容物は、傾
動操作前に利用者がいわば予測した方向にそのまま放出
される。
(3)のように、内容物の出力部を操作部材とは別に、
カバー体と一体化しているので、放出口の位置が、操作
部材の傾動操作によって変化する、例えば上下動したり
傾動するといったことがない。したがって内容物は、傾
動操作前に利用者がいわば予測した方向にそのまま放出
される。
【0014】また、傾動操作のとき、カバー体と一体化
した出力部の放出口と、操作部材の傾動によって押圧さ
れるステムとの間のフレキシブルパイプが変形して両者
間を仲介するので、操作部材は円滑に動作する。この変
形作用により、操作部材の復帰時も同じく円滑に動作す
る。
した出力部の放出口と、操作部材の傾動によって押圧さ
れるステムとの間のフレキシブルパイプが変形して両者
間を仲介するので、操作部材は円滑に動作する。この変
形作用により、操作部材の復帰時も同じく円滑に動作す
る。
【0015】また、上記(2)のように、出力部をカバ
ー体と一体成形することにより部品点数を削減してい
る。
ー体と一体成形することにより部品点数を削減してい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1および図2を用いて、本発明
の実施の形態を説明する。図1および図2は、放出口を
カバー本体と一体化した内容物放出操作機構を示す説明
図であり、図1はトリガーレバーを操作していない非使
用モード、図2はトリガーレバーを操作した使用モード
をそれぞれ示している。
の実施の形態を説明する。図1および図2は、放出口を
カバー本体と一体化した内容物放出操作機構を示す説明
図であり、図1はトリガーレバーを操作していない非使
用モード、図2はトリガーレバーを操作した使用モード
をそれぞれ示している。
【0017】図1および図2において、1は内容物放出
操作機構、10は容器の開口側外周面と嵌合するカバー
体、10aは後述のトリガーレバー30aを取り付けるため
の基板、10bは後述の操作部材30を取り付けるための孔
部、10cはカバー体10や基板10aの補強用板、10dは後
述の放出部材の固定部、10eは開口部、10fは後述のマ
ウンテンキャップ51と係合する内側突状部、20は筒状の
放出部材、20aは放出用通路、20bは放出口、30は操作
部材、30aはトリガーレバー、30bは通過用通路、30c
は通過用通路の下側部分、30dはカバー体10の孔部10b
と係合する凸部、30eはテーパ面、30fは操作部材30が
カバー体10に対して回動する回動軸、40はフレキシブル
パイプ、40aは上流側端部、40bは下流側端部、50はス
テム、51はマウンテンキャップ、52は容器、をそれぞれ
示している。
操作機構、10は容器の開口側外周面と嵌合するカバー
体、10aは後述のトリガーレバー30aを取り付けるため
の基板、10bは後述の操作部材30を取り付けるための孔
部、10cはカバー体10や基板10aの補強用板、10dは後
述の放出部材の固定部、10eは開口部、10fは後述のマ
ウンテンキャップ51と係合する内側突状部、20は筒状の
放出部材、20aは放出用通路、20bは放出口、30は操作
部材、30aはトリガーレバー、30bは通過用通路、30c
は通過用通路の下側部分、30dはカバー体10の孔部10b
と係合する凸部、30eはテーパ面、30fは操作部材30が
カバー体10に対して回動する回動軸、40はフレキシブル
パイプ、40aは上流側端部、40bは下流側端部、50はス
テム、51はマウンテンキャップ、52は容器、をそれぞれ
示している。
【0018】図1および図2に示すように、内容物放出
操作機構1は、 ・カバー体10 ・当該カバー体10に固定された放出部材20 ・当該カバー体10に回動可能なかたちで取り付けられた
操作部材30 ・放出部材20および操作部材30それぞれの通路を連結す
るフレキシブルパイプ40などからなっている。
操作機構1は、 ・カバー体10 ・当該カバー体10に固定された放出部材20 ・当該カバー体10に回動可能なかたちで取り付けられた
操作部材30 ・放出部材20および操作部材30それぞれの通路を連結す
るフレキシブルパイプ40などからなっている。
【0019】放出部材20は、カバー体10の放出部材固定
部10dに嵌合してカバー体10と一体化し、操作部材30に
は連動しない。
部10dに嵌合してカバー体10と一体化し、操作部材30に
は連動しない。
【0020】一方、操作部材30は、その通過用通路30b
の下側部分30cはステム50に嵌合し、凸部30dはカバー
体10の基板10aに形成した孔部10bに係合して、回動軸
30fを支点にカバー体10に対して回動可能である。
の下側部分30cはステム50に嵌合し、凸部30dはカバー
体10の基板10aに形成した孔部10bに係合して、回動軸
30fを支点にカバー体10に対して回動可能である。
【0021】そして、フレキシブルパイプ40は、その上
流側端部40aが操作部材30の通過用通路30bに嵌合し、
下流側端部40bが放出部材20の放出用通路20aに嵌合し
て、両通路間をつないでいる。
流側端部40aが操作部材30の通過用通路30bに嵌合し、
下流側端部40bが放出部材20の放出用通路20aに嵌合し
て、両通路間をつないでいる。
【0022】なお、フレキシブルパイプ40は、操作部材
30の操作にともなって変形する、ある程度の柔軟性や弾
性を有する材質や形状であればよく、例えば軟質PVC
やEVA、高密度PEなどで形成する。また、例えば蛇
腹状に形成したり、またエラストマーなどで構成しても
よい。
30の操作にともなって変形する、ある程度の柔軟性や弾
性を有する材質や形状であればよく、例えば軟質PVC
やEVA、高密度PEなどで形成する。また、例えば蛇
腹状に形成したり、またエラストマーなどで構成しても
よい。
【0023】内容物放出操作機構1を組み立てる手順
は、例えば、次のようにする。 フレキシブルパイプ40の上流側端部40aを操作部材30
の通過用通路30bに嵌合する。 フレキシブルパイプ40と一体となった操作部材30をカ
バー体10の開口部10eからカバー体10内に入れ、テーパ
面30eを孔部10bに挿入して凸部30dが孔部10bを乗り
超えるまで押し込む。 治具等を用いて、フレキシブルパイプ40の下流側端部
40bをカバー体10の放出部材固定部10dから露出させ
る。 フレキシブルパイプ40の下流側端部40bに放出部材20
を嵌合するとともに、この放出部材20をカバー体10の放
出部材固定部10dに嵌合する。
は、例えば、次のようにする。 フレキシブルパイプ40の上流側端部40aを操作部材30
の通過用通路30bに嵌合する。 フレキシブルパイプ40と一体となった操作部材30をカ
バー体10の開口部10eからカバー体10内に入れ、テーパ
面30eを孔部10bに挿入して凸部30dが孔部10bを乗り
超えるまで押し込む。 治具等を用いて、フレキシブルパイプ40の下流側端部
40bをカバー体10の放出部材固定部10dから露出させ
る。 フレキシブルパイプ40の下流側端部40bに放出部材20
を嵌合するとともに、この放出部材20をカバー体10の放
出部材固定部10dに嵌合する。
【0024】操作部材30にはテーパ面30eを形成してい
るのでカバー体10の孔部10bに挿入し易い。また、操作
部材30の凸部30dがカバー体10の孔部10bを一旦乗り越
えると、これが当該孔部10bに対する引っ掛かりとなっ
て、操作部材30がカバー体10から外れることはない。
るのでカバー体10の孔部10bに挿入し易い。また、操作
部材30の凸部30dがカバー体10の孔部10bを一旦乗り越
えると、これが当該孔部10bに対する引っ掛かりとなっ
て、操作部材30がカバー体10から外れることはない。
【0025】また、孔部10bを形成した基板10aは補強
板10cによっても支えられているので強固であり、操作
部材30aを挿入するときに力が加わってもこれが破損す
るといったことはない。
板10cによっても支えられているので強固であり、操作
部材30aを挿入するときに力が加わってもこれが破損す
るといったことはない。
【0026】なお、内容物放出操作機構1は、カバー体
10の内側突状部10fをマウンテンキャップ51に嵌合する
と容器52に取り付けられる。また、カバー体10の内側突
状部10fをまずマウンテンキャップ51に嵌合してから、
内容物放出操作機構1を組み立てるようにしてもよい。
10の内側突状部10fをマウンテンキャップ51に嵌合する
と容器52に取り付けられる。また、カバー体10の内側突
状部10fをまずマウンテンキャップ51に嵌合してから、
内容物放出操作機構1を組み立てるようにしてもよい。
【0027】図1に示すように、トリガーレバー30aを
操作していない非使用モードでは、復帰用バネ(図示省
略)の付勢によってステム50は上動し、内容物放出用の
弁(図示省略)は閉じているので内容物は外部に放出さ
れない。
操作していない非使用モードでは、復帰用バネ(図示省
略)の付勢によってステム50は上動し、内容物放出用の
弁(図示省略)は閉じているので内容物は外部に放出さ
れない。
【0028】図2に示すように、トリガーレバー30aを
手前に引いた使用モードでは、操作部材30は回動軸30f
を支点に反時計方向に回動して前傾し、復帰用バネに抗
してステム50を押圧する。そして、内容物放出用の弁が
開いて内容物が、ステム50−通過用通路30b−フレキシ
ブルパイプ40−放出用通路20a−放出口20bを通過して
外部に放出される。
手前に引いた使用モードでは、操作部材30は回動軸30f
を支点に反時計方向に回動して前傾し、復帰用バネに抗
してステム50を押圧する。そして、内容物放出用の弁が
開いて内容物が、ステム50−通過用通路30b−フレキシ
ブルパイプ40−放出用通路20a−放出口20bを通過して
外部に放出される。
【0029】このとき、フレキシブルパイプ40はその柔
軟性や弾性によって変形するので、操作部材30は円滑に
前傾し、ステム50を押圧する。
軟性や弾性によって変形するので、操作部材30は円滑に
前傾し、ステム50を押圧する。
【0030】また、放出部材20は前述のように、操作部
材30とは別体のカバー体10に固定されているので、操作
部材30の動作に連動しない。したがって、放出口20bが
上下動したり傾動するといった変化はなく、内容物は非
使用モードの状態の放出口20bの方向と同一方向に放出
される。
材30とは別体のカバー体10に固定されているので、操作
部材30の動作に連動しない。したがって、放出口20bが
上下動したり傾動するといった変化はなく、内容物は非
使用モードの状態の放出口20bの方向と同一方向に放出
される。
【0031】トリガーレバー30aの操作をやめると、ス
テム50は操作部材30の押圧から開放されるので復帰用の
バネの付勢によって上動し、操作部材30は非使用モード
の状態(図1参照)に復帰する。このときにもフレキシ
ブルパイプ40はその柔軟性や弾性によって変形するの
で、操作部材30は非使用モードの位置に円滑に戻ること
ができる。
テム50は操作部材30の押圧から開放されるので復帰用の
バネの付勢によって上動し、操作部材30は非使用モード
の状態(図1参照)に復帰する。このときにもフレキシ
ブルパイプ40はその柔軟性や弾性によって変形するの
で、操作部材30は非使用モードの位置に円滑に戻ること
ができる。
【0032】なお、放出部材20をカバー体10と一体成形
してもよい。このときには、まず、フレキシブルパイプ
40をカバー体10の開口部10eからカバー体10内部に入
れ、下流側端部40bを放出用通路20aに嵌合してから操
作部材30を前述のようにカバー体10に取付け、最後にフ
レキシブルパイプ40の上流側端部40aを操作部材30の通
過用通路30bに嵌合して内容物放出操作機構1を組み立
てる。
してもよい。このときには、まず、フレキシブルパイプ
40をカバー体10の開口部10eからカバー体10内部に入
れ、下流側端部40bを放出用通路20aに嵌合してから操
作部材30を前述のようにカバー体10に取付け、最後にフ
レキシブルパイプ40の上流側端部40aを操作部材30の通
過用通路30bに嵌合して内容物放出操作機構1を組み立
てる。
【0033】また、放出部材20をカバー体10の放出部材
固定部10dに確実に嵌合するように、放出部材20の外周
面および放出部材固定部10dの内周面の一方に突部やリ
ブ等を設け、かつ他方には当該突部などに対応した凹部
を設けてもよい。
固定部10dに確実に嵌合するように、放出部材20の外周
面および放出部材固定部10dの内周面の一方に突部やリ
ブ等を設け、かつ他方には当該突部などに対応した凹部
を設けてもよい。
【0034】さらに、フレキシブルパイプ40と放出部材
20、操作部材30との嵌合をより確実にするために、フレ
キシブルパイプ40の上流側端部40aの外周面や下流側端
部40bの外周面、放出部材20の放出用通路20aや操作部
材30の通過用通路30bに突部や環状リブ等を設けてもよ
い。
20、操作部材30との嵌合をより確実にするために、フレ
キシブルパイプ40の上流側端部40aの外周面や下流側端
部40bの外周面、放出部材20の放出用通路20aや操作部
材30の通過用通路30bに突部や環状リブ等を設けてもよ
い。
【0035】また、フレキシブルパイプ40をステム50に
直結し、内容物がステム50から直接フレキシブルパイプ
40に流入するようにしてもよい。
直結し、内容物がステム50から直接フレキシブルパイプ
40に流入するようにしてもよい。
【0036】さらに、回動形式のトリガーレバー30aに
代えて押し釦形式やティルト形式の操作部材を用いる内
容物放出操作機構としてもよい。このときにも、放出口
部材20を操作部材30とは別体にカバー体10と一体化し、
放出口部材20と操作部材30とはフレキシブルパイプ40で
連通する。
代えて押し釦形式やティルト形式の操作部材を用いる内
容物放出操作機構としてもよい。このときにも、放出口
部材20を操作部材30とは別体にカバー体10と一体化し、
放出口部材20と操作部材30とはフレキシブルパイプ40で
連通する。
【0037】
【発明の効果】本発明では、このように内容物の出力部
を、操作部材とは別にカバー体と一体化しているので、
操作部材の傾動操作によって放出口の位置は変化するこ
となく、利用者が傾動操作前に内容物放出操作機構を向
けたときと同じ位置から同じ方向に内容物を放出するこ
とができる。
を、操作部材とは別にカバー体と一体化しているので、
操作部材の傾動操作によって放出口の位置は変化するこ
となく、利用者が傾動操作前に内容物放出操作機構を向
けたときと同じ位置から同じ方向に内容物を放出するこ
とができる。
【0038】また、カバー体と一体化した内容物の出力
部と、操作部材によって動作するステムとをフレキシブ
ルパイプで連通したので、操作部材の操作時にはこのフ
レキシブルパイプが変形して両者間を仲介し、操作部材
を円滑に動作させることができる。
部と、操作部材によって動作するステムとをフレキシブ
ルパイプで連通したので、操作部材の操作時にはこのフ
レキシブルパイプが変形して両者間を仲介し、操作部材
を円滑に動作させることができる。
【0039】さらに、出力部をカバー体と一体成形する
ことにより、部品点数を削減することができる。
ことにより、部品点数を削減することができる。
【図1】本発明の、内容物放出操作機構の説明図であ
り、非使用モードを示している。
り、非使用モードを示している。
【図2】本発明の、内容物放出操作機構の説明図であ
り、使用モードを示している。
り、使用モードを示している。
【図3】従来の、内容物放出操作機構の説明図であり、
非使用モードを示している。
非使用モードを示している。
1:内容物放出操作機構 10:カバー体 10a:基板 10b:孔部 10c:補強板 10d:放出部材固定部 10e:開口部 10f:内側突状部 20:放出部材 20a:放出用通路 20b:放出口 30:操作部材 30a:トリガーレバー 30b:通過用通路 30c:通過用通路の下側部分 30d:凸部 30e:テーパ面 30f:回動軸 40:フレキシブルパイプ 40a:上流側端部 40b:下流側端部 50:ステム 51:マウンテンキャップ 52:容器 60:内容物放出操作機構 61:操作部材 61a:トリガーレバー 61b:回動軸 61c:放出用縦通路 61d:放出用横通路 62:カバー体 62a:基板 62b:内側突状部 63:放出部材 63a:放出口 64:ステム 65:マウンテンキャップ 66:容器
Claims (3)
- 【請求項1】 容器のカバー体に取り付けた操作部材の
傾動操作によりステムを押圧して当該容器の内容物を出
力部から外部空間に放出する内容物放出操作機構におい
て、 前記出力部を、前記操作部材とは別に、前記カバー体と
一体化した態様で形成し、 前記出力部の放出口と前記ステムとをフレキシブルパイ
プで連通させ、 前記操作部材を傾動させたときの前記出力部の放出口の
位置が当該傾動操作前の位置と一致するようにしたこと
を特徴とする内容物放出操作機構。 - 【請求項2】 前記出力部を、前記カバー体と一体成形
のものにしたことを特徴とする請求項1記載の内容物放
出操作機構。 - 【請求項3】 前記出力部を、前記カバー体とは別部材
のものにしたことを特徴とする請求項1記載の内容物放
出操作機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001029259A JP2002233797A (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | 内容物放出操作機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001029259A JP2002233797A (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | 内容物放出操作機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002233797A true JP2002233797A (ja) | 2002-08-20 |
Family
ID=18893628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001029259A Pending JP2002233797A (ja) | 2001-02-06 | 2001-02-06 | 内容物放出操作機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002233797A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10343672A1 (de) * | 2003-09-18 | 2005-05-04 | Boehringer Ingelheim Micropart | Sprühkopf für einen Aerosolbehälter |
EP1619139A1 (de) * | 2004-07-22 | 2006-01-25 | Lindal Ventil GmbH | Abgabekopf zum Austragen eines flüssiges oder pastöses Medium |
JP2009050781A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 押下ヘッド |
JP2009050782A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 押下ヘッド |
JP2013241205A (ja) * | 2012-05-21 | 2013-12-05 | Daizo:Kk | 噴射ユニットおよびそれを用いたエアゾール製品 |
-
2001
- 2001-02-06 JP JP2001029259A patent/JP2002233797A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10343672A1 (de) * | 2003-09-18 | 2005-05-04 | Boehringer Ingelheim Micropart | Sprühkopf für einen Aerosolbehälter |
US9617064B2 (en) | 2003-09-18 | 2017-04-11 | Boehringer Ingelheim Microparts Gmbh | Spray head for an aerosol tank |
EP1619139A1 (de) * | 2004-07-22 | 2006-01-25 | Lindal Ventil GmbH | Abgabekopf zum Austragen eines flüssiges oder pastöses Medium |
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