JP2002231458A - 有機el素子 - Google Patents
有機el素子Info
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- JP2002231458A JP2002231458A JP2001021298A JP2001021298A JP2002231458A JP 2002231458 A JP2002231458 A JP 2002231458A JP 2001021298 A JP2001021298 A JP 2001021298A JP 2001021298 A JP2001021298 A JP 2001021298A JP 2002231458 A JP2002231458 A JP 2002231458A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 配線部における電圧降下を低減し、省電力に
て発光部を発光させることのできる有機EL素子の提供
を目的とする。 【解決手段】 透光性の基板11上に形成される複数の
透明電極12と、透明電極12の上に位置して発光を呈
する有機層14と、この有機層14の上に位置して透明
電極12と対向する背面電極15と、を備える有機EL
素子である。透明電極12は、表示セグメント部S11
〜S17に対応した形状のセグメント対応部D11〜D
17と、外部機器と電気的に接続可能に設けられる接続
部C11〜C17と、セグメント対応部D11〜D17
から接続部C11〜C17までの間を接続する配線部L
11〜L17と、をそれぞれ有するとともに、それぞれ
の配線部L11〜L17には、接続部C11〜C17の
電極幅よりも大きく形成される幅広部Wが設けられてな
る。
て発光部を発光させることのできる有機EL素子の提供
を目的とする。 【解決手段】 透光性の基板11上に形成される複数の
透明電極12と、透明電極12の上に位置して発光を呈
する有機層14と、この有機層14の上に位置して透明
電極12と対向する背面電極15と、を備える有機EL
素子である。透明電極12は、表示セグメント部S11
〜S17に対応した形状のセグメント対応部D11〜D
17と、外部機器と電気的に接続可能に設けられる接続
部C11〜C17と、セグメント対応部D11〜D17
から接続部C11〜C17までの間を接続する配線部L
11〜L17と、をそれぞれ有するとともに、それぞれ
の配線部L11〜L17には、接続部C11〜C17の
電極幅よりも大きく形成される幅広部Wが設けられてな
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機EL(エレク
トロルミネセンス)素子に関し、特に、発光のための消
費電力を改善することのできる有機EL素子に関する。
トロルミネセンス)素子に関し、特に、発光のための消
費電力を改善することのできる有機EL素子に関する。
【0002】
【従来の技術】図3で示すように、特開平5−2346
81号公報等には、透光性絶縁基板1上に、透明電極
2、有機層3、背面電極4を順次形成した有機EL素子
が開示されており、有機層3は、例えば正孔注入層、正
孔輸送層、発光層、電子輸送層から構成されている。
81号公報等には、透光性絶縁基板1上に、透明電極
2、有機層3、背面電極4を順次形成した有機EL素子
が開示されており、有機層3は、例えば正孔注入層、正
孔輸送層、発光層、電子輸送層から構成されている。
【0003】斯かる有機EL素子は、透明電極2と背面
電極4との間に、数十ボルトの直流電源を接続して両電
極間2,4に電流を供給することにより、有機層3が発
光して、その発光を基板1を通して外部へ照射するもの
であり、その発光部は、透明電極2のパターンにより定
めるのが一般的である。
電極4との間に、数十ボルトの直流電源を接続して両電
極間2,4に電流を供給することにより、有機層3が発
光して、その発光を基板1を通して外部へ照射するもの
であり、その発光部は、透明電極2のパターンにより定
めるのが一般的である。
【0004】すなわち、図4で示すように、ガラス板等
の基板1の上に、ITO等の透光性導電材料を用いて表示
部Dとこれに電流を供給するための配線部Lとをパター
ン化して蒸着等の手段により形成する。表示部Dは、発
光形状に相当するセグメント部(図4の点線で指示して
いる範囲)Sよりも一回り大きめに形成してあり、図3
で示すように、この透明電極2と有機層3との間には、
ポリイミド系、アクリル系、フェノール系等の絶縁材料
をスピンコートやロールコート等の適宜手段により成膜
形成した絶縁層5が位置しており、表示部Dのセグメン
ト部S以外の部分(絶縁層5がカバーしている部分)
は、配線部Lの一部となっており、前記発光形状を除い
て絶縁層5を形成する、すなわち、セグメント部S上の
絶縁層5を除去することにより、セグメント部Sの形状
を所望する前記発光形状としていた。
の基板1の上に、ITO等の透光性導電材料を用いて表示
部Dとこれに電流を供給するための配線部Lとをパター
ン化して蒸着等の手段により形成する。表示部Dは、発
光形状に相当するセグメント部(図4の点線で指示して
いる範囲)Sよりも一回り大きめに形成してあり、図3
で示すように、この透明電極2と有機層3との間には、
ポリイミド系、アクリル系、フェノール系等の絶縁材料
をスピンコートやロールコート等の適宜手段により成膜
形成した絶縁層5が位置しており、表示部Dのセグメン
ト部S以外の部分(絶縁層5がカバーしている部分)
は、配線部Lの一部となっており、前記発光形状を除い
て絶縁層5を形成する、すなわち、セグメント部S上の
絶縁層5を除去することにより、セグメント部Sの形状
を所望する前記発光形状としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】斯かる有機EL素子に
おいて、例えば図4で示すように、7個のセグメント部
S1〜S7を日の字形状に配置して、数字の0〜9を表
示する場合、セグメント部S1〜S7を含む表示部D1
〜D7と、これらの夫々に繋がる配線部L1〜L7と、
配線部L1〜L7の先端側に設けられ外部機器(図示し
ない)とそれぞれ電気的に接続するための接続部C1〜
C7と、が透明電極2に形成される。
おいて、例えば図4で示すように、7個のセグメント部
S1〜S7を日の字形状に配置して、数字の0〜9を表
示する場合、セグメント部S1〜S7を含む表示部D1
〜D7と、これらの夫々に繋がる配線部L1〜L7と、
配線部L1〜L7の先端側に設けられ外部機器(図示し
ない)とそれぞれ電気的に接続するための接続部C1〜
C7と、が透明電極2に形成される。
【0006】ところで、接続部C1〜C7は、例えば、
FPCによって電気的に接続されるが、接続誤差により
電極間の短絡などを考慮して、少なくとも接続部C1〜
C7それぞれの電極幅より幅広な隙間間隔を有して形成
されるものが望まれている。また、配線部L1〜L7は
接続部C1〜C7の電極幅と同じ幅にて形成されてい
た。
FPCによって電気的に接続されるが、接続誤差により
電極間の短絡などを考慮して、少なくとも接続部C1〜
C7それぞれの電極幅より幅広な隙間間隔を有して形成
されるものが望まれている。また、配線部L1〜L7は
接続部C1〜C7の電極幅と同じ幅にて形成されてい
た。
【0007】しかしながら、接続部C1〜C7の電極幅
は、限られた接続スペースを考慮して形成されており、
これと同じ電極幅にて形成された配線部L1〜L7が長
い距離にて引き回し配線された場合、配線部L1〜L7
の配線抵抗により引き回し距離に応じた電圧降下を発生
してしまう。従って、発光部が所定輝度で発光するため
には、配線部L1〜L7における電圧降下分を考慮した
大きめの駆動電圧を供給する必要があり、有機EL素子
全体における消費電力の増加の要因となっていた。
は、限られた接続スペースを考慮して形成されており、
これと同じ電極幅にて形成された配線部L1〜L7が長
い距離にて引き回し配線された場合、配線部L1〜L7
の配線抵抗により引き回し距離に応じた電圧降下を発生
してしまう。従って、発光部が所定輝度で発光するため
には、配線部L1〜L7における電圧降下分を考慮した
大きめの駆動電圧を供給する必要があり、有機EL素子
全体における消費電力の増加の要因となっていた。
【0008】本発明は、このような問題に着目して、配
線部における電圧降下を低減し、省電力にて発光部を発
光させることのできる有機EL素子の提供を目的とす
る。
線部における電圧降下を低減し、省電力にて発光部を発
光させることのできる有機EL素子の提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の有機EL素子は、請求項1に記載のよう
に、透光性の基板上に形成される複数の透明電極と、前
記透明電極の上に位置して発光を呈する有機層と、この
有機層の上に位置して前記透明電極と対向する背面電極
と、を備える有機EL素子であって、前記透明電極は、
発光部に対応した形状の対応部と、外部機器と電気的に
接続可能に設けられる接続部と、前記対応部から前記接
続部までの間を接続する配線部と、をそれぞれ有すると
ともに、それぞれの前記配線部には、前記接続部の電極
幅よりも大きく形成される幅広部が設けられてなること
を特徴とするものである。
め、本発明の有機EL素子は、請求項1に記載のよう
に、透光性の基板上に形成される複数の透明電極と、前
記透明電極の上に位置して発光を呈する有機層と、この
有機層の上に位置して前記透明電極と対向する背面電極
と、を備える有機EL素子であって、前記透明電極は、
発光部に対応した形状の対応部と、外部機器と電気的に
接続可能に設けられる接続部と、前記対応部から前記接
続部までの間を接続する配線部と、をそれぞれ有すると
ともに、それぞれの前記配線部には、前記接続部の電極
幅よりも大きく形成される幅広部が設けられてなること
を特徴とするものである。
【0010】また、請求項2に記載のように、請求項1
に記載の有機EL素子において、前記発光部は、数字を
示す複数のセグメント部からなることを特徴とするもの
である。
に記載の有機EL素子において、前記発光部は、数字を
示す複数のセグメント部からなることを特徴とするもの
である。
【0011】また、請求項3に記載のように、請求項2
に記載の有機EL素子において、前記幅広部は、前記配
線部のうち少なくとも前記接続部から直線上に延びる部
分に設けられてなることを特徴とするものである。
に記載の有機EL素子において、前記幅広部は、前記配
線部のうち少なくとも前記接続部から直線上に延びる部
分に設けられてなることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づき説明する。
図面に基づき説明する。
【0013】図1において、有機EL素子は、ガラス基
板(透光性の基板)11と、透明電極12と、絶縁層1
3と、有機層14と、背面電極15と、封止板16とか
ら構成されている。
板(透光性の基板)11と、透明電極12と、絶縁層1
3と、有機層14と、背面電極15と、封止板16とか
ら構成されている。
【0014】ガラス基板11は、長方形形状からなる透
光性の支持基板である。
光性の支持基板である。
【0015】透明電極12は、ガラス基板11上にIT
O等の導電性材料を蒸着法やスパッタリング法等の手段
によって一様な厚みにて形成されるものである。また、
透明電極12は、図2に示すように、発光部となる日の
字型の表示セグメント部(点線で指示している範囲)S
11〜S17よりも一回り大きめに形成されるセグメン
ト対応部D11〜D17と、個々のセグメント対応部D
11〜D17からそれぞれ引き出し形成された配線部L
11〜L17と、この配線部L11〜L17の各終端部
に設けられる接続部C11〜C17とを備えている。
尚、接続部C11〜C17は、外部機器と電気的に接続
する(例えば、FPCを用いて駆動回路と接続する)た
めに、所定間隔を有しつつ、ガラス基板11の一辺に集
中的に配設されてなる。また、配線部L11〜L17に
は、接続部C11〜C17から所定長さまでの間(直線
状部分)を、接続部C11〜C17の各幅よりも幅広な
幅広部Wが形成されている。
O等の導電性材料を蒸着法やスパッタリング法等の手段
によって一様な厚みにて形成されるものである。また、
透明電極12は、図2に示すように、発光部となる日の
字型の表示セグメント部(点線で指示している範囲)S
11〜S17よりも一回り大きめに形成されるセグメン
ト対応部D11〜D17と、個々のセグメント対応部D
11〜D17からそれぞれ引き出し形成された配線部L
11〜L17と、この配線部L11〜L17の各終端部
に設けられる接続部C11〜C17とを備えている。
尚、接続部C11〜C17は、外部機器と電気的に接続
する(例えば、FPCを用いて駆動回路と接続する)た
めに、所定間隔を有しつつ、ガラス基板11の一辺に集
中的に配設されてなる。また、配線部L11〜L17に
は、接続部C11〜C17から所定長さまでの間(直線
状部分)を、接続部C11〜C17の各幅よりも幅広な
幅広部Wが形成されている。
【0016】絶縁層13は、表示セグメント部S11〜
S17を区画するもので、例えば、ポリイミド系の絶縁
材料からなり、フォトリソグラフィー法等の手段によっ
て形成される。絶縁層13は、セグメント対応部D11
〜D17位置に対応した窓部13aと、背面電極15に
接続される後述する接続部に対応する切り欠き部13b
とを有し、発光領域の輪郭を鮮明に表示するため、透明
接続12のセグメント対応部D11〜D17の周縁部と
若干重なるように窓部13bが形成される。また、透明
電極12と背面電極15との絶縁を確保するために配線
部L11〜L17上を覆うように配設される。
S17を区画するもので、例えば、ポリイミド系の絶縁
材料からなり、フォトリソグラフィー法等の手段によっ
て形成される。絶縁層13は、セグメント対応部D11
〜D17位置に対応した窓部13aと、背面電極15に
接続される後述する接続部に対応する切り欠き部13b
とを有し、発光領域の輪郭を鮮明に表示するため、透明
接続12のセグメント対応部D11〜D17の周縁部と
若干重なるように窓部13bが形成される。また、透明
電極12と背面電極15との絶縁を確保するために配線
部L11〜L17上を覆うように配設される。
【0017】有機層14は、少なくとも発光層を有する
ものであれば良いが、本発明の実施の形態においては正
孔注入層,正孔輸送層,発光層及び電子輸送層を蒸着法
等の手段によって順次積層形成してなるものである。有
機層14は、絶縁層13における窓部13aの形成箇所
に対応するように所定の大きさをもって配設される。
ものであれば良いが、本発明の実施の形態においては正
孔注入層,正孔輸送層,発光層及び電子輸送層を蒸着法
等の手段によって順次積層形成してなるものである。有
機層14は、絶縁層13における窓部13aの形成箇所
に対応するように所定の大きさをもって配設される。
【0018】背面電極15は、アルミ(Al)やアルミリ
チウム(Al-Li),マグネシウム銀(Mg-Ag)等の金属性
の導電性材料を蒸着法やスパッタリング法等の手段によ
って形成されるものであり、有機層14上に配設され
る。背面電極15は、透明電極12における各接続部C
11〜C17が形成されるガラス基板11の一辺に設け
られる配線部15aと電気的に接続される。尚、配線部
15aの終端部には、接続部15bが設けられ、配線部
15a及び接続部15bは透明電極12と同材料により
形成される。
チウム(Al-Li),マグネシウム銀(Mg-Ag)等の金属性
の導電性材料を蒸着法やスパッタリング法等の手段によ
って形成されるものであり、有機層14上に配設され
る。背面電極15は、透明電極12における各接続部C
11〜C17が形成されるガラス基板11の一辺に設け
られる配線部15aと電気的に接続される。尚、配線部
15aの終端部には、接続部15bが設けられ、配線部
15a及び接続部15bは透明電極12と同材料により
形成される。
【0019】以上のように、ガラス基板11上に透明電
極12と絶縁層13と有機層14と背面電極15とを順
次積層して積層体17が得られる。
極12と絶縁層13と有機層14と背面電極15とを順
次積層して積層体17が得られる。
【0020】封止板16は、例えばガラス材料からなる
平板から構成される。封止板16は、例えばカチオン硬
化タイプの紫外線硬化型エポキシ樹脂接着剤からなる接
着剤を介して、ガラス基板11上に配設することによ
り、積層体11を収納する収納空間を構成する。封止板
16は、透明電極12の接続部C11〜C17及び背面
電極15の接続部15bが外部に露出するようにガラス
基板11よりも若干小さめに構成されている。なお、こ
の場合、封止板16と接着部材8とガラス基板11とで
構成する収納空間内には、吸湿作用を有する粉体(例え
ば、和光純薬工業(株)製活性アルミナ300メッシ
ュ)14を含有する封止液(例えば、ダイキン工業
(株)製デムナムS−20)が、ディスペンサ等によっ
て所定量封入される。
平板から構成される。封止板16は、例えばカチオン硬
化タイプの紫外線硬化型エポキシ樹脂接着剤からなる接
着剤を介して、ガラス基板11上に配設することによ
り、積層体11を収納する収納空間を構成する。封止板
16は、透明電極12の接続部C11〜C17及び背面
電極15の接続部15bが外部に露出するようにガラス
基板11よりも若干小さめに構成されている。なお、こ
の場合、封止板16と接着部材8とガラス基板11とで
構成する収納空間内には、吸湿作用を有する粉体(例え
ば、和光純薬工業(株)製活性アルミナ300メッシ
ュ)14を含有する封止液(例えば、ダイキン工業
(株)製デムナムS−20)が、ディスペンサ等によっ
て所定量封入される。
【0021】前述した各部によって有機EL素子が構成
される。
される。
【0022】上述の構成による有機EL素子は、配線部
L11〜L17に設けられた幅広部Wが、接続部C11
〜C17よりも、幅広に形成されてなることにより、接
続部C11〜C17の断面積よりも大きい断面形状にて
導電することができ、従来のものよりも配線部L11〜
L17における電圧降下を抑えた構造となる。
L11〜L17に設けられた幅広部Wが、接続部C11
〜C17よりも、幅広に形成されてなることにより、接
続部C11〜C17の断面積よりも大きい断面形状にて
導電することができ、従来のものよりも配線部L11〜
L17における電圧降下を抑えた構造となる。
【0023】従って、配線部L11〜L17における余
計な電圧降下を低減することができるため、供給する電
圧を高めることなく従来よりも高輝度なセグメント発光
を実現できる。特に、上述した数字を示す表示セグメン
ト部のように、限られたスペース内に複数の透明電極1
2を備えるとともに、引き回し距離の長い配線部を有す
る有機EL素子に本発明を採用することによって、格別
な効果がある。
計な電圧降下を低減することができるため、供給する電
圧を高めることなく従来よりも高輝度なセグメント発光
を実現できる。特に、上述した数字を示す表示セグメン
ト部のように、限られたスペース内に複数の透明電極1
2を備えるとともに、引き回し距離の長い配線部を有す
る有機EL素子に本発明を採用することによって、格別
な効果がある。
【0024】また、外部機器との限られた接続スペース
内にて、複数の接続部C11〜C17が電気的接続に必
要な所定の隙間間隔を確保しつつ、上述した効果を有す
る有機EL素子を実現できる。
内にて、複数の接続部C11〜C17が電気的接続に必
要な所定の隙間間隔を確保しつつ、上述した効果を有す
る有機EL素子を実現できる。
【0025】また、幅広部Wは、配線部L11〜L17
のうち接続部C11〜C17から直線上に延びる部分に
設けられることにより、セグメント対応部D11〜D1
7やその周辺に位置する配線部L11〜L17の配設ス
ペースを広げて、有機EL素子を大型化することなく、
配線部L11〜L17に生じる電圧降下を低減した有機
EL素子の構造となる。
のうち接続部C11〜C17から直線上に延びる部分に
設けられることにより、セグメント対応部D11〜D1
7やその周辺に位置する配線部L11〜L17の配設ス
ペースを広げて、有機EL素子を大型化することなく、
配線部L11〜L17に生じる電圧降下を低減した有機
EL素子の構造となる。
【0026】なお、上述した本発明の実施の形態による
配線部L11〜L17は、接続部C11〜C17から所
定の長さ分だけ接続部C11〜C17よりも幅広な幅広
部Wを形成してなるものを示したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば、配線部L11〜L17
のすべてを接続部C11〜C17よりも幅広に形成する
ものでも良いし、引き回し距離の長い配線部L11,L
12,L16のみを接続部C11,C12,C16の幅
よりも幅広にして形成することによって、引き回し距離
の長い配線部における電圧降下を積極的に抑えることが
できる。
配線部L11〜L17は、接続部C11〜C17から所
定の長さ分だけ接続部C11〜C17よりも幅広な幅広
部Wを形成してなるものを示したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、例えば、配線部L11〜L17
のすべてを接続部C11〜C17よりも幅広に形成する
ものでも良いし、引き回し距離の長い配線部L11,L
12,L16のみを接続部C11,C12,C16の幅
よりも幅広にして形成することによって、引き回し距離
の長い配線部における電圧降下を積極的に抑えることが
できる。
【0027】また、前記実施の形態では、透明電極12
を所望のパターンで形成することにより、発光部が日の
字型となる所謂セグメント・タイプの有機EL素子につ
いて説明したが、透明電極12と背面電極15とを各々
短冊状に形成すると共に互いに交差させて配置する所謂
ドット・マトリクス・タイプであっても本発明を適用す
ることができ、すなわち、透明電極12と背面電極15
の双方の前記配線部に前記幅広部を設け、または、他方
に比べて抵抗値が大きい透明電極12の前記配線部に前
記幅広部を少なくとも設けることにより、前述した実施
の形態と同様な効果を得ることができる。
を所望のパターンで形成することにより、発光部が日の
字型となる所謂セグメント・タイプの有機EL素子につ
いて説明したが、透明電極12と背面電極15とを各々
短冊状に形成すると共に互いに交差させて配置する所謂
ドット・マトリクス・タイプであっても本発明を適用す
ることができ、すなわち、透明電極12と背面電極15
の双方の前記配線部に前記幅広部を設け、または、他方
に比べて抵抗値が大きい透明電極12の前記配線部に前
記幅広部を少なくとも設けることにより、前述した実施
の形態と同様な効果を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、透光性の基板上に形成される
複数の透明電極と、前記透明電極の上に位置して発光を
呈する有機層と、この有機層の上に位置して前記透明電
極と対向する背面電極と、を備える有機EL素子であっ
て、前記透明電極は、発光部に対応した形状の対応部
と、外部機器と電気的に接続可能に設けられる接続部
と、前記対応部から前記接続部までの間を接続する配線
部と、をそれぞれ有するとともに、それぞれの前記配線
部には、前記接続部の電極幅よりも大きく形成される幅
広部が設けられてなることにより、前記配線部における
電圧降下を低減し、省電力にて前記発光部を発光させる
ことのできる有機EL素子を提供することができる。
複数の透明電極と、前記透明電極の上に位置して発光を
呈する有機層と、この有機層の上に位置して前記透明電
極と対向する背面電極と、を備える有機EL素子であっ
て、前記透明電極は、発光部に対応した形状の対応部
と、外部機器と電気的に接続可能に設けられる接続部
と、前記対応部から前記接続部までの間を接続する配線
部と、をそれぞれ有するとともに、それぞれの前記配線
部には、前記接続部の電極幅よりも大きく形成される幅
広部が設けられてなることにより、前記配線部における
電圧降下を低減し、省電力にて前記発光部を発光させる
ことのできる有機EL素子を提供することができる。
【図1】 本発明の実施の形態における有機EL素子の
製造工程を示す斜視図。
製造工程を示す斜視図。
【図2】 同上の透明電極を示す平面図。
【図3】 有機EL素子の構造を説明する要部断面図。
【図4】 同上の透明電極を説明する平面図。
11 ガラス基板(透光性の基板) 12 透明電極 13 絶縁層 14 有機層 15 背面電極 C11〜C17 接続部 D11〜D17 セグメント対応部(対応部) L11〜L17 配線部(幅広部) L111 配線部 H 幅広部 S11〜S17 表示セグメント部(発光部)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月26日(2002.4.2
6)
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】ところで、接続部C1〜C7は、例えば、
FPCによって電気的に接続されるが、接続誤差による
電極間の短絡などを考慮して、少なくとも接続部C1〜
C7それぞれの電極幅より幅広な隙間間隔を有して形成
されるものが望まれている。また、配線部L1〜L7は
接続部C1〜C7の電極幅と同じ幅にて形成されてい
た。
FPCによって電気的に接続されるが、接続誤差による
電極間の短絡などを考慮して、少なくとも接続部C1〜
C7それぞれの電極幅より幅広な隙間間隔を有して形成
されるものが望まれている。また、配線部L1〜L7は
接続部C1〜C7の電極幅と同じ幅にて形成されてい
た。
Claims (3)
- 【請求項1】透光性の基板上に形成される複数の透明電
極と、前記透明電極の上に位置して発光を呈するの有機
層と、この有機層の上に位置して前記透明電極と対向す
る背面電極と、を備える有機EL素子であって、前記透
明電極は、発光部に対応した形状の対応部と、外部機器
と電気的に接続可能に設けられる接続部と、前記対応部
から前記接続部までの間を接続する配線部と、をそれぞ
れ有するとともに、それぞれの前記配線部には、前記接
続部の電極幅よりも大きく形成される幅広部が設けられ
てなることを特徴とする有機EL素子。 - 【請求項2】前記発光部は、数字を示す複数のセグメン
ト部からなることを特徴とする請求項1に記載の有機E
L素子。 - 【請求項3】前記幅広部は、前記配線部のうち少なくと
も前記接続部から直線上に延びる部分に設けられてなる
ことを特徴とする請求項2に記載の有機EL素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001021298A JP2002231458A (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 有機el素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001021298A JP2002231458A (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 有機el素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002231458A true JP2002231458A (ja) | 2002-08-16 |
Family
ID=18886882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001021298A Pending JP2002231458A (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 有機el素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002231458A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010156962A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-07-15 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 表示装置及びその駆動方法並びにそれらを用いた電子機器 |
-
2001
- 2001-01-30 JP JP2001021298A patent/JP2002231458A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010156962A (ja) * | 2008-12-04 | 2010-07-15 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 表示装置及びその駆動方法並びにそれらを用いた電子機器 |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040317 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040325 |
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A521 | Request for written amendment filed |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041021 |