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JP2002229829A - ファイル管理情報作成方法及び装置 - Google Patents

ファイル管理情報作成方法及び装置

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Publication number
JP2002229829A
JP2002229829A JP2001022955A JP2001022955A JP2002229829A JP 2002229829 A JP2002229829 A JP 2002229829A JP 2001022955 A JP2001022955 A JP 2001022955A JP 2001022955 A JP2001022955 A JP 2001022955A JP 2002229829 A JP2002229829 A JP 2002229829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
data
recorded
management information
file data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001022955A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Tsurukame
崇昭 鶴亀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001022955A priority Critical patent/JP2002229829A/ja
Publication of JP2002229829A publication Critical patent/JP2002229829A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラなどにおいて、記録媒体に記
録されたファイルデータを復旧させる。 【解決手段】 デジタルカメラで撮影中に電源断などが
生じ、ファイルの加味情報が損なわれた場合、デジタル
カメラ10の制御部14は、記録したファイルの種類に
基づき空き領域における記録順序を特定し、記録順序に
従って記録されたファイルデータを読み出す。読み出し
たデータの種類やファイルサイズに基づき、UDFにお
けるSBDやFE、FIDを作成し、ファイルデータを
復旧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファイル管理情報作
成方法及び装置、特にUDF(ユニバーサルディスクフ
ォーマット)やFAT(ファイルアロケーションテーブ
ル)などの、記録媒体に記録されたファイルデータを管
理するための管理情報を作成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタルカメラやデジタルム
ービ等を用いて撮影した画像データや音声データをフラ
ッシュメモリ等の記録媒体に順次記録している。記録媒
体の記録方式としては、UDF方式やFAT方式があ
り、撮影データを記録媒体の所定領域に記録すると共
に、記録されたファイルデータの管理情報を記録媒体の
他の領域に格納する。ファイル管理情報を参照すること
により、記録されたファイルデータを記録媒体から読み
出して表示装置などに出力することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ルカメラやデジタルムービを用いて撮影中に電源断など
の事態が生じると、撮影していた画像データが記録媒体
から損なわれてしまうことがある。これは、ファイルデ
ータ自体は記録媒体の所定領域に記録されているもの
の、その記録されたファイルデータの管理情報が記録媒
体に記録されていないためである。すなわち、撮影して
得られたファイルデータを記録媒体に記録する際には、
ファイルデータを所定領域に記録した後にその管理情報
を他の領域に記録するが、ファイルデータを記録してか
らその管理情報を記録するまでの間に電源断などが生じ
ると、ファイルデータ自体は記録されているものの、そ
の管理情報が記録されないこととなり、見かけ上はファ
イルデータが記録媒体上に存在しておらず損なわれるこ
とになる。
【0004】このような事態を防止するためには、ファ
イルデータと管理情報を交互に記録することが考えられ
るが、動画データなどリアルタイムのデータ処理が必要
とされる場合には遅延してしまう問題が生じる。
【0005】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、ファイルデータが
記録媒体に記録されているものの、その管理情報が記録
されていないためファイルデータが損なわれている場合
においても、その管理情報を作成でき、これにより記録
されたファイルデータを復旧できる方法及び装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、記録媒体に記録されたファイルデータの
管理情報を作成する方法であって、前記ファイルデータ
を前記記録媒体に記録する順序に基づき、前記ファイル
データが記録されているであろう領域を特定するステッ
プと、特定された前記領域に基づいて前記ファイルデー
タの管理情報を生成するステップとを有することを特徴
とする。実際に記録媒体の所定領域にファイルが記録さ
れていても、その管理情報がない場合にはファイルデー
タを認識することはできず、見かけ上はファイルデータ
が記録されていないことになる。そこで、ファイルデー
タの記録順序に基づいてファイルデータが記録されてい
ると予想される領域を特定し、その領域を用いて管理情
報を作成することで、実際には記録されているファイル
データを復旧することができる。この方法によれば、フ
ァイルデータから事後的に管理情報を自動作成できるた
め、ファイルデータの記録と並行して管理情報を作成し
て記録する必要がなく、ファイルデータのリアルタイム
記録を保証できる。
【0007】本方法において、さらに、前記ファイルデ
ータが記録されているであろう領域のデータを読み出す
ステップと、読み出したデータから前記ファイルデータ
のファイルサイズを取得するステップとを有し、前記フ
ァイルサイズに基づき前記管理情報を生成することが好
適である。ファイルデータが記録されていると予想され
る領域から実際にデータを読み出してファイルサイズを
取得することで、ファイルデータが記録されているであ
ろう領域をより正確に特定でき、その領域から管理情報
を正確に作成することができる。なお、何らかの方法で
ファイルサイズが既知である場合には、その既知のファ
イルサイズを用いることも可能である。
【0008】また、本方法において、さらに、前記ファ
イルデータが記録されているであろう領域のデータを読
み出すステップと、読み出したデータから前記ファイル
データの種類を判別するステップとを有し、前記種類に
基づき前記管理情報を生成することも好適である。
【0009】本方法において、前記ファイルデータを前
記記録媒体に記録する順序は、前記ファイルデータの種
類に応じて決定することができる。例えば、ファイルデ
ータの種類が静止画の場合には記録媒体の連続した空き
領域のうちサイズの小さいものから優先的に記録してい
き、動画の場合には記録媒体の連続した空き領域のうち
サイズの大きいものから優先的に記録していく等であ
る。予めファイルデータの種類と記録順序との関係が既
知であれば、ファイルデータの種類を特定することで記
録順序を一義的に決定できる。
【0010】本方法において、前記管理情報は、UDF
におけるSBD、FE、FIDの少なくともいずれかと
することができる。ここで、SBDは空間ビットマップ
記述子で記録媒体のどの領域(論理ブロック)が使用中
でどの領域が未使用であるかをマップとして記述したも
のであり、FEはファイルエントリでファイルサイズや
ファイルがどの連続領域に記録されているかを示すもの
であり、FIDはファイルの識別記述子でファイル名や
ファイルの属性を示すものである。
【0011】また、本方法において、前記管理情報は、
FATフォーマットの場合、FAT及び/またはディレ
クトリエントリとすることもできる。すなわち、FAT
とディレクトリエントリ(ディレクトリのヘッダ情報を
示す)の少なくともいずれか、あるいは双方とすること
ができる。この場合、ファイルデータが記録されている
であろう領域はクラスタ単位で特定されることになる。
【0012】また、本発明は、ファイル管理情報作成装
置を提供する。この装置は、ファイルデータを記録媒体
に記録する順序に基づき、前記ファイルデータが記録さ
れているであろう領域を特定する手段と、特定された前
記領域に基づいて前記ファイルデータの管理情報を生成
する手段とを有することを特徴とする。
【0013】本装置において、前記ファイルデータが記
録されているであろう領域のデータを読み出す手段と、
読み出したデータから前記ファイルデータのファイルサ
イズを取得する手段とを有し、前記ファイルサイズに基
づき前記管理情報を生成することが好適である。
【0014】また、本装置において、前記ファイルデー
タが記録されているであろう領域のデータを読み出す手
段と、読み出したデータから前記ファイルデータの種類
を判別する手段とを有し、前記種類に基づき前記管理情
報を生成することも好適である。
【0015】本装置において、前記ファイルデータを前
記記録媒体に記録する順序は、前記ファイルデータの種
類に応じて決定されることが好適であり、前記ファイル
データの種類は、動画あるいは静止画とすることができ
る。
【0016】本装置において、前記管理情報は、UDF
の場合にはSBD、FE、FIDの少なくともいずれか
とすることができる。
【0017】また、本装置において、前記管理情報は、
FATフォーマットの場合FAT及び/またはディレク
トリエントリとすることもできる。
【0018】本発明に係るファイル管理情報作成装置
は、デジタルカメラやデジタルムービなどの撮影装置に
組み込むことができる。このような撮影装置は、撮影中
の電源断あるいは電源電圧の低下などの異常事態が生じ
ても、ファイルデータが記録媒体に記録されていればそ
の管理情報を自動的に装置側で作成し、ファイルデータ
を復旧して出力することが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について、デジタルカメラを用いて撮影する場合を
例にとり説明する。
【0020】図1には、本実施形態に係るデジタルカメ
ラの構成ブロック図が示されている。デジタルカメラ1
0は、レンズやCCD撮像素子等の撮影部12、撮影部
12からの画像データや音声データを圧縮あるいは伸長
処理する制御部14、制御部14により処理された画像
データを記録する記録媒体16、及びディスプレイなど
の出力部18を有して構成される。記録媒体16は、フ
ラッシュメモリやスマートメディア(登録商標)、小型
ハードディスク等を用いることができ、撮影部12で取
得され制御部14で処理されたファイルデータを例えば
UDF形式で記録する。
【0021】制御部14は、マイクロコンピュータを含
んで構成され、上述した圧縮(例えばJPEG方式)あ
るいは伸長処理を行う他、電源断などの異常状態を検出
する。そして、異常状態を検出した場合には、次に電源
がONされた時点で記録媒体16に記録されているファ
イルデータからその管理情報を作成して記録媒体16に
記録し、ファイルデータを復旧する。
【0022】図2には、UDF形式によるファイルデー
タ記録の様子が示されている。記録媒体16は、大別し
てボリューム管理情報領域とデータ格納領域に分けら
れ、データ格納領域は複数の論理ブロックから構成され
る。1論理ブロックは1セクタを構成し、2048バイ
トで構成される。データ格納領域内の特定の論理ブロッ
ク(図においては論理ブロック番号3〜22)にはSB
D(スペースビットマップディスクリプタ:空間ビット
マップ記述子)が記録される。このSBDはデータ格納
領域全体の使用状況を示すもので、論理ブロックごとに
使用あるいは未使用が記録される。また、別の論理ブロ
ック(図では論理ブロック番号23)にはルートディレ
クトリの管理情報が記録される。ルートディレクトリの
管理情報をFE(ファイルエントリ)と称する。FEに
は記録されたファイルデータのファイルサイズや記録位
置が記録される。データ格納領域の別の論理ブロック
(図では論理ブロック番号24)にはディレクトリが有
する管理情報FIDが記録される。FIDには記録され
たファイルデータの属性や名称が記録される。このSB
D、FE、FIDがファイルデータの管理情報であり、
これら3つを用いることで、ファイルデータが記録媒体
のどこに記録されているかを特定することができる。
【0023】データ格納領域内のその他の論理ブロック
には撮影部12で得られたファイルデータが実際に記録
され、例えば論理ブロック番号27〜154には撮影部
12で得られた動画データが記録される。
【0024】図3には、管理情報の一つであるSBDの
中の領域の一例が示されている。図において、一つのブ
ロックはデータ格納領域内の1つの論理ブロック(ある
いはセクタ)に対応しており(論理ブロックが0〜15
5まであるとすると、SBDのブロックも0〜155存
在する)、各ブロックにはその論理ブロックの使用状況
に応じて0(使用)あるいは1(未使用)のデータが記
録される。図において、斜線部は1が記録され、それ以
外は0が記録されることを示している。制御部14は、
このSBDを参照することで記録媒体中のどの論理ブロ
ックが使用中でどの論理ブロックが未使用であるかを管
理することができる。通常、ファイルデータを未使用の
論理ブロックに記録した後は、使用した論理ブロックに
対応するSBDのブロックも0(使用)に書き換えられ
るが、上述したように撮影途中で電源断が生じるとSB
Dが書き換えられず、実際にはファイルデータが記録さ
れているにもかかわらずその論理ブロックは未使用のま
まとなる。したがって、記録されたファイルデータを復
旧するためには、このSBDを正しく作成する必要があ
る。
【0025】図4には、管理情報の一つであるFEの構
成が示されている。FEは記録されたファイルデータの
属性やファイルサイズの他、ファイルに割り付けたデー
タ領域に関する情報を記録するAD(アロケーションデ
ィスクリプタ)空間を有する。AD空間においては、デ
ータ格納領域における連続使用領域のサイズとその先頭
論理ブロック番号が記録され、例えばあるファイルに割
り付けた連続使用領域が4つ存在する場合には、AD
0、AD1、AD2、AD3としてそれぞれの連続使用
領域のサイズと先頭論理ブロック番号が記録される。制
御部14は、このFEを参照することで、ファイルがど
の論理ブロックに記録されているかを特定することがで
きる。そして、このFEが作成されていない場合にも、
ファイルデータが実際には記録されていてもこれを認識
することができず、ファイルデータを読み出すことがで
きなくなる。したがって、記録されているファイルデー
タを復旧するためには、このFEを作成する必要があ
る。
【0026】図5には、管理情報の一つであるFIDの
構成が示されている。FIDでは、記録したファイルの
ファイル属性、ファイルのファイル名称、及びFEの位
置が記録される。このFIDを参照しないと、制御部1
4は記録されたファイルデータを読み出すことができな
い。したがって、ファイルデータを完全に復旧するため
にはこのFIDも作成することが必要である。また、S
BD、FE、FID以外のファイル管理情報を作成する
必要がある場合には、これら3つの情報を基に容易に作
成することが可能である。
【0027】以下、デジタルカメラ10で撮影中に電源
断が生じ、管理情報としてSBD、FE、FIDが作成
されていない場合にこれらの管理情報を作成する処理に
ついて説明する。
【0028】図6及び図7には、電源断後に電源が再び
ONされたときの制御部14の処理フローチャートが示
されている。制御部14は復旧すべきファイルの種類を
取得する(S101)。ファイルの種類は、デジタルカ
メラであれば静止画、動画、音声などであり、予め復旧
するファイルを動画に固定することもできる。もちろ
ん、静止画、動画、音声の順に復旧すべき種類を固定し
てもよい。復旧すべきファイル名がわかっていれば、そ
のファイル名の拡張子からファイルの種類を取得するこ
ともできる。本実施形態においては、一例として記録媒
体16に記録された動画ファイルを復旧する場合につい
て説明する。
【0029】復旧すべきファイルの種類を取得した後、
制御部14は、復旧するファイルの種類に対応付けられ
たデータの記録アルゴリズムに基づいて、記録媒体16
の空き領域のリスト(フリーリスト)を作成する(S1
02)。動画ファイルは、実際には記録媒体のデータ格
納領域に所定のアルゴリズムに従って記録されている
が、その管理情報が作成されていないため、その領域は
空き領域と見なされる。制御部14は、この空き領域
(実際には動画ファイルが記録されている領域)のリス
トを記録時のアルゴリズム(記録順序に関する規則)に
従って作成するのである。
【0030】図8には、記録媒体16のデータ格納領域
内における空き領域の一例が示されている。図におい
て、斜線部分が空き領域であることを示す。この空き領
域には、実際には動画ファイルが記録されており、その
記録順序はファイルの種類に応じて決定されている。例
えば、動画ファイルの場合には連続した空き領域のサイ
ズが大きい順から記録し、静止画ファイルの場合には連
続した空き領域のサイズが小さい順から記録する等であ
る。図8において、連続した空き領域はA、B、C、D
から構成されているとする。
【0031】図9には、図8に示された連続した空き領
域のサイズが示されている。領域Aはサイズ4(4セク
タ)、領域Bはサイズ3(3セクタ)、領域Cはサイズ
10(10セクタ)、領域Dはサイズ2(2セクタ)で
あるとする。制御部14は、フリーリストを作成するに
際し、このように連続した空き領域のサイズを取得す
る。
【0032】図10には、図9に示されたサイズから作
成されるフリーリストが示されている。動画ファイルの
場合、上述したようにサイズの大きいものから順に記録
するため、最もサイズの大きい領域Cが先頭に位置し、
以下、領域A、領域B、領域Dとなる。このフリーリス
トを作成することで、記録されているであろう動画ファ
イルがこの順序で各領域A〜Dに実際に記録されている
ことを特定できる。フリーリストは、動画ファイルの記
録アルゴリズム(記録順序)を用いて作成されている点
に注意されたい。図11は、図8に示された空き領域に
対して、フリーリストに基づいて順序付けしたものであ
る。この順序で動画ファイルが記録されていることにな
る。フリーリストを作成した後、制御部14は先頭セク
タ番号(図11においては領域Cの先頭セクタ)Nを取
得する。
【0033】次に、制御部14は、先頭のセクタNに記
録されているデータを読み出し、読み出したデータを制
御部14内のメモリ領域Mの先頭にコピーする(S10
3)。そして、読み出したデータがS101で取得した
ファイルの種類に合致するか否かを判定する(S10
4)。ファイルの種類が合致しない場合には、管理情報
を作成できないので処理を中止する。一方、読み出した
データがS101で取得した種類と一致する場合、すな
わち動画データである場合には、管理情報の作成処理を
継続する。この場合、制御部14は復旧するファイルサ
イズが不明であるか否かを判定する(S105)。ファ
イルサイズが不明である場合には、ファイルは通常その
ヘッダ部にファイルサイズが記録されていることから、
先頭のセクタから読み出したデータのヘッダ部からファ
イルサイズを取得する(S106)。取得したファイル
サイズにより、FEのファイルサイズを作成することが
できる。ファイルサイズを取得した後、制御部14は1
つのセクタのセクタサイズ(2048バイト)と取得し
たファイルサイズとを比較する(S107)。ファイル
サイズが1セクタのサイズ以下である場合には、ファイ
ルは1つのセクタ(セクタ番号Nで特定されたセクタ)
内に全て記録されていることになるから、管理情報、す
なわちSBDやFE、FIDを書き換える(S10
8)。具体的には、セクタ番号Nのセクタを0(使用)
とし、連続領域のサイズ及び先頭番号をNに基づき作成
し、ファイルサイズ及びファイル名を作成する。ファイ
ル名は復旧用に用意されたファイル名を割り当てること
もできる。
【0034】一方、S107にてファイルサイズが1セ
クタのサイズを超えていると判定された場合には、複数
のセクタにわたって動画ファイルが記録されていること
を意味するから、制御部14は読み出したセクタ数を表
す変数Iを1にセットするとともに(S103で既に1
つのセクタからデータを読み出しているから)、読み出
したセクタ番号を配列A(読み出したセクタ数と読み出
したセクタ番号を特定する配列)に記録して図7に示さ
れる処理に移行する(S109)。
【0035】図7において、制御部14は、まずセクタ
番号Nがフリーリストにおける最終のセクタであるか否
かを判定する(S110)。最終のものである場合に
は、何らかの異常があるとして復旧処理を終了する。セ
クタ番号Nが最終のものではない場合には、次にフリー
リストからセクタ番号Nの次にくるセクタのデータを読
み出し、メモリ領域Mに追加する。また、読み出したセ
クタ番号を新たにNに設定する(S111)。読み出し
たデータがS101で取得した種類であることを確認し
た後(S112)、読み出したセクタ番号を配列Aに追
加して(S113)、読み出したセクタ数である変数I
を1だけインクリメントする(S114)。そして、今
まで読み出したセクタ数の合計とファイルサイズとの大
小比較を行う(S115)。ファイルサイズが読み出し
た総セクタ数のサイズ以下となった場合には、動画ファ
イルはセクタ配列Aに記録されたセクタ(すなわち今ま
で読み出したセクタ)に全て記録されているものとし
て、SBD、FE、FIDを書き換える(S116)。
具体的には、読み出したセクタは0(使用)としてSB
Dを書き換え、また、読み出したセクタからADを作成
する。ファイルサイズが読み出した総セクタ数サイズを
超えている場合には(S115でNO)、ファイルが他
のセクタにも記録されていることを意味するから再びS
110の処理に戻って次のセクタを順次読み出してい
く。
【0036】以上の処理により、動画ファイルが記録さ
れているセクタを特定でき、SBD、FE、FIDを作
成してファイルを復旧することが可能となる。また、本
実施形態では、既に記録されたファイルから管理情報を
作成するので、撮影中に管理情報を並行して作成する必
要もなくリアルタイム性が損なわれることもない。
【0037】なお、本実施形態においては動画ファイル
を復旧する場合を例にとり説明したが、静止画の場合に
ついても簡単に説明する。
【0038】静止画の場合、連続した空き領域の小さい
順にデータが記録されるものとすると、フリーリストは
図12に示されるようになる。すなわち、最もサイズの
小さい領域Dが先頭に位置し、以下B、A、Cとなる。
この順に静止画ファイルが記録されていく。図13に
は、その順序が模式的に示されてる。制御部14は、こ
のフリーリストに基づいてセクタから順次データを読み
出し、そのファイルサイズを取得してどのセクタに静止
画ファイルが記録されているかを特定し、SBD、F
E、FIDを作成することができる。
【0039】なお、SBD以外にもデータ格納領域の使
用状況をテーブル形式で表す管理情報を使用する場合が
あるが、情報の内容はSBDと等価でありSBDと同様
の方法で作成することが可能である。
【0040】また、本実施形態においては記録方式とし
てUDFを例にとり説明したが、FATの場合も同様で
ある。FAT方式の場合、図14に示されるようにファ
イル管理情報であるFATは記録媒体の所定領域に記録
され、データはクラスタ単位で記録されることになる
が、UDFの場合と同様にファイルの種類に応じたデー
タの記録アルゴリズムを用いてデータが記録されている
であろうクラスタを特定し、ファイルサイズを取得して
FATあるいはディレクトリのいずれか、またはその両
方を作成すればよい。FATの場合、図6、図7に示さ
れた処理フローチャートの「セクタ」部分を「クラス
タ」に読み替えればよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればフ
ァイルデータの管理情報が作成されていなくても、記録
媒体に既に記録されているファイルデータからその管理
情報を自動作成することができるため、ファイルデータ
を復旧することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の構成ブロック図である。
【図2】 UDFのフォーマット説明図である。
【図3】 SBDの説明図である。
【図4】 FEの説明図である。
【図5】 FIDの説明図である。
【図6】 実施形態の全体処理フローチャート(その
1)である。
【図7】 実施形態の全体処理フローチャート(その
2)である。
【図8】 空き領域説明図である。
【図9】 図8に示された空き領域のリスト説明図であ
る。
【図10】 実施形態におけるフリーリスト説明図であ
る。
【図11】 動画データにおける記録順序を示す説明図
である。
【図12】 静止画データにおけるフリーリスト説明図
である。
【図13】 静止画における記録順序説明図である。
【図14】 FATのフォーマット説明図である。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ、12 撮影部、14 制御部、
16 記録媒体、18出力部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/907 H04N 5/907 B Fターム(参考) 5B018 GA04 KA11 NA06 QA06 5B082 AA13 DC02 EA04 GA20 5C052 AA17 AB04 CC06 CC11 DD04 EE08 GA01 GB01 GB09 GC00 GE06 GE08 5D110 AA08 AA12 AA29 DA11 DB08 DC05 DC19 DE01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録されたファイルデータの
    管理情報を作成する方法であって、 前記ファイルデータを前記記録媒体に記録する順序に基
    づき、前記ファイルデータが記録されているであろう領
    域を特定するステップと、 特定された前記領域に基づいて前記ファイルデータの管
    理情報を生成するステップと、 を有することを特徴とするファイル管理情報作成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、さらに、 前記ファイルデータが記録されているであろう領域のデ
    ータを読み出すステップと、 読み出したデータから前記ファイルデータのファイルサ
    イズを取得するステップと、 を有し、前記ファイルサイズに基づき前記管理情報を生
    成することを特徴とするファイル管理情報作成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において、さらに、 前記ファイルデータが記録されているであろう領域のデ
    ータを読み出すステップと、 読み出したデータから前記ファイルデータの種類を判別
    するステップと、 を有し、前記種類に基づき前記管理情報を生成すること
    を特徴とするファイル管理情報作成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の方法に
    おいて、 前記ファイルデータを前記記録媒体に記録する順序は、
    前記ファイルデータの種類に応じて決定されることを特
    徴とするファイル管理情報作成方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の方法において、 前記ファイルデータの種類は、動画あるいは静止画であ
    ることを特徴とするファイル管理情報作成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の方法に
    おいて、 前記管理情報は、SBD、FE、FIDの少なくともい
    ずれかであることを特徴とするファイル管理情報作成方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載の方法に
    おいて、 前記管理情報は、FAT及び/またはディレクトリエン
    トリであることを特徴とするファイル管理情報作成方
    法。
  8. 【請求項8】 ファイルデータを記録媒体に記録する順
    序に基づき、前記ファイルデータが記録されているであ
    ろう領域を特定する手段と、 特定された前記領域に基づいて前記ファイルデータの管
    理情報を生成する手段と、 を有することを特徴とするファイル管理情報作成装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の装置において、 前記ファイルデータが記録されているであろう領域のデ
    ータを読み出す手段と、 読み出したデータから前記ファイルデータのファイルサ
    イズを取得する手段と、 を有し、前記ファイルサイズ
    に基づき前記管理情報を生成することを特徴とするファ
    イル管理情報作成装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の装置において、 前記ファイルデータが記録されているであろう領域のデ
    ータを読み出す手段と、 読み出したデータから前記フ
    ァイルデータの種類を判別する手段と、 を有し、前記種類に基づき前記管理情報を生成すること
    を特徴とするファイル管理情報作成装置。
  11. 【請求項11】 請求項8〜10のいずれかに記載の装
    置において、 前記ファイルデータを前記記録媒体に記録する順序は、
    前記ファイルデータの種類に応じて決定されることを特
    徴とするファイル管理情報作成装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の装置において、 前記ファイルデータの種類は、動画あるいは静止画であ
    ることを特徴とするファイル管理情報作成装置。
  13. 【請求項13】 請求項8〜12のいずれかに記載の装
    置において、 前記管理情報は、SBD、FE、FIDの少なくともい
    ずれかであることを特徴とするファイル管理情報作成装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項8〜12のいずれかに記載の装
    置において、 前記管理情報は、FAT及び/またはディレクトリエン
    トリであることを特徴とするファイル管理情報作成装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項8〜14のいずれかに記載の装
    置を備える撮影装置。
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