JP2002229537A - 画像表示装置及びフィルム出力画像選択装置 - Google Patents
画像表示装置及びフィルム出力画像選択装置Info
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- JP2002229537A JP2002229537A JP2001021107A JP2001021107A JP2002229537A JP 2002229537 A JP2002229537 A JP 2002229537A JP 2001021107 A JP2001021107 A JP 2001021107A JP 2001021107 A JP2001021107 A JP 2001021107A JP 2002229537 A JP2002229537 A JP 2002229537A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 観察者が大量の断層画像を見落とすことなく
早い速度で短時間に効率的に観察できるような高画質な
画像表示を行うことができ、大量の断層画像の中から読
影に必要な画像を効率的に選択してフィルムとして出力
することができるようにする。 【解決手段】 体軸方向における空間的分解能を必要と
しない部位については、薄いスライスの断層画像をある
程度の数枚で加算し、空間的分解能を必要とする部位に
ついては加算枚数を少なくしたり、又は加算無となるよ
うに、ダイアル装置28やマウス26を用いてそれぞれ
の部位に応じた加算枚数を設定する。設定された加算枚
数に従って磁気ディスク22から断層画像が読み出さ
れ、加算処理によってノイズの少ない画像がディスプレ
イ25上に表示される。フィルム出力装置2Cは、設定
された加算枚数に従って磁気ディスク22から断層画像
を読み出して加算し、加算によってノイズの少なくなっ
た画像をフィルムとして出力する。
早い速度で短時間に効率的に観察できるような高画質な
画像表示を行うことができ、大量の断層画像の中から読
影に必要な画像を効率的に選択してフィルムとして出力
することができるようにする。 【解決手段】 体軸方向における空間的分解能を必要と
しない部位については、薄いスライスの断層画像をある
程度の数枚で加算し、空間的分解能を必要とする部位に
ついては加算枚数を少なくしたり、又は加算無となるよ
うに、ダイアル装置28やマウス26を用いてそれぞれ
の部位に応じた加算枚数を設定する。設定された加算枚
数に従って磁気ディスク22から断層画像が読み出さ
れ、加算処理によってノイズの少ない画像がディスプレ
イ25上に表示される。フィルム出力装置2Cは、設定
された加算枚数に従って磁気ディスク22から断層画像
を読み出して加算し、加算によってノイズの少なくなっ
た画像をフィルムとして出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CT装置、MRI
装置などで撮影された大量の医用画像を画質を保ちなが
ら効率よく観察者に提示する画像表示装置、並びにこの
画像表示装置に表示された撮像画像の中からフィイルム
として出力する画像を容易に選択することのできるフィ
ルム出力画像選択装置に関するものである。
装置などで撮影された大量の医用画像を画質を保ちなが
ら効率よく観察者に提示する画像表示装置、並びにこの
画像表示装置に表示された撮像画像の中からフィイルム
として出力する画像を容易に選択することのできるフィ
ルム出力画像選択装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CT装置、MRI装置などで撮影された
計測後の医用画像をフィルムに出力する場合、医師や技
師などの操作者はその医用画像をディスプレイ上に表示
し、階調調整などを行ない、画像診断用のフィルムとし
て最終的に出力している。このように撮影された医用画
像を最終的な診断用のフィルムとして出力するまでの作
業の流れ、すなわち、フィルム出力操作をさらに詳しく
見ると、従来は以下のような方法で行なっていた。ま
ず、医用画像診断装置は、表示画像として少なくとも一
枚以上の画像を選択的にディスプレイ上に並べて表示す
ることができる。選択された画像の枚数が多くなってデ
ィスプレイ上に一度に表示しきれない場合には、ディス
プレイ上に表示する画像を順次変更することで、デイル
プレイ上に表示しきれなかった画像を順次表示すること
ができる。
計測後の医用画像をフィルムに出力する場合、医師や技
師などの操作者はその医用画像をディスプレイ上に表示
し、階調調整などを行ない、画像診断用のフィルムとし
て最終的に出力している。このように撮影された医用画
像を最終的な診断用のフィルムとして出力するまでの作
業の流れ、すなわち、フィルム出力操作をさらに詳しく
見ると、従来は以下のような方法で行なっていた。ま
ず、医用画像診断装置は、表示画像として少なくとも一
枚以上の画像を選択的にディスプレイ上に並べて表示す
ることができる。選択された画像の枚数が多くなってデ
ィスプレイ上に一度に表示しきれない場合には、ディス
プレイ上に表示する画像を順次変更することで、デイル
プレイ上に表示しきれなかった画像を順次表示すること
ができる。
【0003】このときに、フィルムに出力する画像を選
択する方法として、最も簡単な方法は、ディスプレイ上
に表示されている画像の中から一枚ずつ必要な画像を選
択する方法である。必要な画像がディスプレイ上に表示
されていない時は、必要な画像をディスプレイ上に表示
してからその画像を選択する。また、同様にディスプレ
イ上に表示されている画像を一枚選択することで、その
画像が属するシリーズのすべての画像をフィルムに出力
する画像として選択する方法もある。さらに、ディスプ
レイ上に表示しきれない画像も含めて、表示画像として
選択したすべての画像をフィルムに出力する画像として
選択する方法もある。なお、CT装置では隣り合う任意
の数の画像を加算平均して診断に必要な画像を再構成し
て表示することができるようになっている。このように
従来の医用画像診断装置では、一度に撮像する画像の枚
数は数十枚単位であったので、上述のような方法で医用
画像を表示したり、フィルム出力画像を選択することが
十分可能であった。
択する方法として、最も簡単な方法は、ディスプレイ上
に表示されている画像の中から一枚ずつ必要な画像を選
択する方法である。必要な画像がディスプレイ上に表示
されていない時は、必要な画像をディスプレイ上に表示
してからその画像を選択する。また、同様にディスプレ
イ上に表示されている画像を一枚選択することで、その
画像が属するシリーズのすべての画像をフィルムに出力
する画像として選択する方法もある。さらに、ディスプ
レイ上に表示しきれない画像も含めて、表示画像として
選択したすべての画像をフィルムに出力する画像として
選択する方法もある。なお、CT装置では隣り合う任意
の数の画像を加算平均して診断に必要な画像を再構成し
て表示することができるようになっている。このように
従来の医用画像診断装置では、一度に撮像する画像の枚
数は数十枚単位であったので、上述のような方法で医用
画像を表示したり、フィルム出力画像を選択することが
十分可能であった。
【0004】ところが最近のX綿CT装置では、検出器
列を2列あるいは4列など複数備えることによって、同
時に複数の断層像を計測したり再構成したりすることの
できる装置が開発されつつある。これらはいわゆるマル
チスライスCT(MSCT)装置と呼ばれ、1mm程度
の薄いスライス厚により複数の断層面を計測してデータ
を収集し、画像を再構成するものである。この装置では
回転数は0.7秒〜0.5秒と高速であると同時に1回
転で複数断層像が計測できるため、計測において非常に
大量の画像が発生する。
列を2列あるいは4列など複数備えることによって、同
時に複数の断層像を計測したり再構成したりすることの
できる装置が開発されつつある。これらはいわゆるマル
チスライスCT(MSCT)装置と呼ばれ、1mm程度
の薄いスライス厚により複数の断層面を計測してデータ
を収集し、画像を再構成するものである。この装置では
回転数は0.7秒〜0.5秒と高速であると同時に1回
転で複数断層像が計測できるため、計測において非常に
大量の画像が発生する。
【0005】例えば、一人の患者に対して1回の検査と
して30秒間連続で計測するとしたとき、最低でも4×
(30秒÷0.5秒)=240枚の画像が再生される。
また、複数の検査をした場合はさらにその枚数は増加す
ることは明らかである。このように従来のCT装置で再
生される画像の4倍〜8倍の画像データが発生する。今
後さらに、検出器列の数が増加する方向にあり、近い将
来には32〜64列まで増加する可能性もあり、その場
合は前記240枚の数倍の枚数になる。また、計測装置
の回転数も、0.3秒/回転の装置が研究されており、
計測画像数はますます増加する傾向にある。このような
状況において、これら大量に生成される画像から診断を
行なういわゆる読影処理は従来と比べて比較にならない
ほどの大量の画像を観察しなければならず、医師の負担
は非常に大きくなるという傾向にあった。
して30秒間連続で計測するとしたとき、最低でも4×
(30秒÷0.5秒)=240枚の画像が再生される。
また、複数の検査をした場合はさらにその枚数は増加す
ることは明らかである。このように従来のCT装置で再
生される画像の4倍〜8倍の画像データが発生する。今
後さらに、検出器列の数が増加する方向にあり、近い将
来には32〜64列まで増加する可能性もあり、その場
合は前記240枚の数倍の枚数になる。また、計測装置
の回転数も、0.3秒/回転の装置が研究されており、
計測画像数はますます増加する傾向にある。このような
状況において、これら大量に生成される画像から診断を
行なういわゆる読影処理は従来と比べて比較にならない
ほどの大量の画像を観察しなければならず、医師の負担
は非常に大きくなるという傾向にあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】大量の画像を表示して
観察する場合、一つの解決策として従来の画像表示装置
では動画像表示という手法で画像表示を行なっていた。
これは図1に示すように連続的な位置で計測・再構成さ
れ数百枚の断層画像を5枚〜10枚/秒程度の速度で動
画のように順次表示していくものであり、観察者(医
師)はその速度を任意に調整できるようになっている。
この表示速度は通常、観察者が任意に可変することがで
きるが、表示速度を早くすると効率は上がるが見落とし
が増える可能性があり、一方、速度を遅くすると今度は
観察に膨大な時間がかかるという問題がある。大量の画
像から一旦3次元画像を作成し、それを元に任意位置で
の断面を求めて詳細な観察位置を決めるという方法も考
えられるが、この方法では全ての断層像を見ているわけ
ではないので問題である。
観察する場合、一つの解決策として従来の画像表示装置
では動画像表示という手法で画像表示を行なっていた。
これは図1に示すように連続的な位置で計測・再構成さ
れ数百枚の断層画像を5枚〜10枚/秒程度の速度で動
画のように順次表示していくものであり、観察者(医
師)はその速度を任意に調整できるようになっている。
この表示速度は通常、観察者が任意に可変することがで
きるが、表示速度を早くすると効率は上がるが見落とし
が増える可能性があり、一方、速度を遅くすると今度は
観察に膨大な時間がかかるという問題がある。大量の画
像から一旦3次元画像を作成し、それを元に任意位置で
の断面を求めて詳細な観察位置を決めるという方法も考
えられるが、この方法では全ての断層像を見ているわけ
ではないので問題である。
【0007】動画像表示で表示を行ない短時間で観察し
たとしても、今度は画像をフィルムに出力する時点で問
題が生ずる。通常、モニタで診断しない場合はフィルム
に出力してフィルム上で読影することがある。この場
合、全ての画像をフィルムに出力する事は必要でない画
像も含めて出力することとなり、実用上問題である。例
えば、240枚の画像を、1枚のフィルムに9画像/フ
ィルムで出力したとしても、1回の検査の結果に対して
27枚のフィルムが必要になる。これを避けるために個
々の画像を小さくして出力した場合、フィルム総数は減
少するがそのフィルムでの読影に困難を生じる。さら
に、フィルムに出力する画像が大量になってしまうと、
大量の枚数のフィルムを使用する必要があり、患者の金
銭的な負担が大きくなるし、フィルムに印刷する時間も
膨大なものとなってしまう。このように全ての画像をフ
ィルムに出力する事は実際上困難である。そこで少ない
枚数の画像(狭い撮影範囲)を指定してフィルムに出力
する方法があるが、このような大量の枚数の画像データ
を扱う医用画像診断装置においては、フィルムに出力す
る画像を一枚ずつ選択するのでは必要な画像を探すのに
時間がかかってしまうし、複数枚の画像を選択する場合
でも1枚ずつ選択するという操作を表示画像を変更しな
がら繰り返し実行しなくてはならない。
たとしても、今度は画像をフィルムに出力する時点で問
題が生ずる。通常、モニタで診断しない場合はフィルム
に出力してフィルム上で読影することがある。この場
合、全ての画像をフィルムに出力する事は必要でない画
像も含めて出力することとなり、実用上問題である。例
えば、240枚の画像を、1枚のフィルムに9画像/フ
ィルムで出力したとしても、1回の検査の結果に対して
27枚のフィルムが必要になる。これを避けるために個
々の画像を小さくして出力した場合、フィルム総数は減
少するがそのフィルムでの読影に困難を生じる。さら
に、フィルムに出力する画像が大量になってしまうと、
大量の枚数のフィルムを使用する必要があり、患者の金
銭的な負担が大きくなるし、フィルムに印刷する時間も
膨大なものとなってしまう。このように全ての画像をフ
ィルムに出力する事は実際上困難である。そこで少ない
枚数の画像(狭い撮影範囲)を指定してフィルムに出力
する方法があるが、このような大量の枚数の画像データ
を扱う医用画像診断装置においては、フィルムに出力す
る画像を一枚ずつ選択するのでは必要な画像を探すのに
時間がかかってしまうし、複数枚の画像を選択する場合
でも1枚ずつ選択するという操作を表示画像を変更しな
がら繰り返し実行しなくてはならない。
【0008】第1の発明は、上述の点に鑑みなされたも
のであり、観察者が大量の断層画像を見落とすことなく
早い速度で短時間に効率的に観察できるような高画質な
画像表示を行うことのできる画像表示装置を提供するこ
とを目的とする。第2の発明は、上述の点に鑑みてなさ
れたものであり、大量の断層画像の中から読影に必要な
画像を効率的に選択してフィルムとして出力することの
できるフィルム出力画像選択装置を提供することを目的
とする。
のであり、観察者が大量の断層画像を見落とすことなく
早い速度で短時間に効率的に観察できるような高画質な
画像表示を行うことのできる画像表示装置を提供するこ
とを目的とする。第2の発明は、上述の点に鑑みてなさ
れたものであり、大量の断層画像の中から読影に必要な
画像を効率的に選択してフィルムとして出力することの
できるフィルム出力画像選択装置を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された画
像表示装置は、所定のスライス厚で撮影された被検体の
断層画像を複数枚記憶する画像記憶手段と、前記被検体
の部位に応じて前記断層画像の加算枚数をそれぞれ異な
るように設定する設定手段と、前記画像記憶手段から読
み出された前記断層画像を前記設定手段によって設定さ
れた加算枚数に従って加算して表示する表示手段とを備
えたものである。画像記憶手段は、MSCT装置などで
撮影された約1mm程度又はこれ以下の薄いスライス厚
の断層画像を大量に記憶している。一般にMSCT画像
の各画像面内における解像度は、約0.5mm程度まで
の空間分解能を有する。しかし、画像面に直交する体軸
方向ではこのような空間解像度を必要とする対象部位は
肺野等のように体軸方向に空間的変化が大きいものや、
腫瘍の体軸方向の空間的変化が非常に大きいものに限ら
れる。その他の大半の部位、例えば、頭部、下腹部、咽
喉部、手、足などは一次診断では体軸方向での空間分解
能は必須ではなく、むしろ濃度分解能、つまり画像のS
N比の良い画像が必要である。このSN比は計測スライ
ス厚が厚いほど良く、CT装置では通常5mm程度が最
適な値とされている。そこで、このように体軸方向にお
ける空間的分解能を必要としない部位については、薄い
スライスの断層画像をある程度の数枚で加算し、空間的
分解能を必要とする部位については加算枚数を少なくし
たり、又は加算無となるように、設定手段を用いてそれ
ぞれの部位に応じた加算枚数を設定する。表示手段は、
設定された加算枚数に従って画像記憶手段から断層画像
を読み出して、加算によってノイズの少ない画像を医師
に提示する。これによって医師はその部位に適した空間
的分解能で表示された画像に基づいて読影を行なうこと
ができると共に全体の読影枚数を大幅に減らすことがで
きる。もちろん、この加算枚数は医師の判断によって任
意に変更することができるし、また、もし医師が加算せ
ずに元の厚さの画像、例えば1mm程度の薄いスライス
厚の画像を見たければ、それを簡単に表示することがで
きるように、設定手段はリアルタイムに加算枚数を制御
できるようになっている。
像表示装置は、所定のスライス厚で撮影された被検体の
断層画像を複数枚記憶する画像記憶手段と、前記被検体
の部位に応じて前記断層画像の加算枚数をそれぞれ異な
るように設定する設定手段と、前記画像記憶手段から読
み出された前記断層画像を前記設定手段によって設定さ
れた加算枚数に従って加算して表示する表示手段とを備
えたものである。画像記憶手段は、MSCT装置などで
撮影された約1mm程度又はこれ以下の薄いスライス厚
の断層画像を大量に記憶している。一般にMSCT画像
の各画像面内における解像度は、約0.5mm程度まで
の空間分解能を有する。しかし、画像面に直交する体軸
方向ではこのような空間解像度を必要とする対象部位は
肺野等のように体軸方向に空間的変化が大きいものや、
腫瘍の体軸方向の空間的変化が非常に大きいものに限ら
れる。その他の大半の部位、例えば、頭部、下腹部、咽
喉部、手、足などは一次診断では体軸方向での空間分解
能は必須ではなく、むしろ濃度分解能、つまり画像のS
N比の良い画像が必要である。このSN比は計測スライ
ス厚が厚いほど良く、CT装置では通常5mm程度が最
適な値とされている。そこで、このように体軸方向にお
ける空間的分解能を必要としない部位については、薄い
スライスの断層画像をある程度の数枚で加算し、空間的
分解能を必要とする部位については加算枚数を少なくし
たり、又は加算無となるように、設定手段を用いてそれ
ぞれの部位に応じた加算枚数を設定する。表示手段は、
設定された加算枚数に従って画像記憶手段から断層画像
を読み出して、加算によってノイズの少ない画像を医師
に提示する。これによって医師はその部位に適した空間
的分解能で表示された画像に基づいて読影を行なうこと
ができると共に全体の読影枚数を大幅に減らすことがで
きる。もちろん、この加算枚数は医師の判断によって任
意に変更することができるし、また、もし医師が加算せ
ずに元の厚さの画像、例えば1mm程度の薄いスライス
厚の画像を見たければ、それを簡単に表示することがで
きるように、設定手段はリアルタイムに加算枚数を制御
できるようになっている。
【0010】請求項2に記載されたフィルム出力画像選
択装置は、所定のスライス厚で撮影された被検体の断層
画像を複数枚記憶する画像記憶手段と、前記被検体の部
位に応じて前記断層画像の加算枚数をそれぞれ異なるよ
うに設定する設定手段と、前記画像記憶手段から読み出
された前記断層画像を前記設定手段によって設定された
加算枚数に従って加算することによって作成された断層
画像をフィルムとして出力するフィルム出力手段とを備
えたものである。前述と同様に、体軸方向における空間
的分解能を必要としない部位については、薄いスライス
の断層画像をある程度の数枚で加算し、空間的分解能を
必要とする部位については加算無として、設定手段を用
いてそれぞれの部位に応じた加算枚数を設定する。フィ
ルム出力手段は、設定された加算枚数に従って画像記憶
手段から断層画像を読み出して加算し、加算によってノ
イズの少なくなった画像をフィルムとして出力する。こ
れによってその部位に適した空間的分解能を有する画像
をフィルムとして出力することができると共にフィルム
出力枚数を大幅に減らすことができる。
択装置は、所定のスライス厚で撮影された被検体の断層
画像を複数枚記憶する画像記憶手段と、前記被検体の部
位に応じて前記断層画像の加算枚数をそれぞれ異なるよ
うに設定する設定手段と、前記画像記憶手段から読み出
された前記断層画像を前記設定手段によって設定された
加算枚数に従って加算することによって作成された断層
画像をフィルムとして出力するフィルム出力手段とを備
えたものである。前述と同様に、体軸方向における空間
的分解能を必要としない部位については、薄いスライス
の断層画像をある程度の数枚で加算し、空間的分解能を
必要とする部位については加算無として、設定手段を用
いてそれぞれの部位に応じた加算枚数を設定する。フィ
ルム出力手段は、設定された加算枚数に従って画像記憶
手段から断層画像を読み出して加算し、加算によってノ
イズの少なくなった画像をフィルムとして出力する。こ
れによってその部位に適した空間的分解能を有する画像
をフィルムとして出力することができると共にフィルム
出力枚数を大幅に減らすことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る画像表示装置及びフィルム出力画像選択装置の好まし
い実施の形態について説明する。図2は本発明が適用さ
れる画像表示装置及びフィルム出力画像選択装置の全体
のハードウエア構成を示すブロック図である。以下、画
像表示装置及びフィルム出力画像選択装置のことを画像
表示装置と呼ぶことにする。この画像表示装置は、例え
ばX線CT装置、MRI装置、超音波装置などの医用画
像モダリティによって被検体の対象部位について収集し
た複数の断層画像を表示したり、その断層画像をフィル
ムとして出力するものである。
る画像表示装置及びフィルム出力画像選択装置の好まし
い実施の形態について説明する。図2は本発明が適用さ
れる画像表示装置及びフィルム出力画像選択装置の全体
のハードウエア構成を示すブロック図である。以下、画
像表示装置及びフィルム出力画像選択装置のことを画像
表示装置と呼ぶことにする。この画像表示装置は、例え
ばX線CT装置、MRI装置、超音波装置などの医用画
像モダリティによって被検体の対象部位について収集し
た複数の断層画像を表示したり、その断層画像をフィル
ムとして出力するものである。
【0012】画像表示装置は、各構成要素の動作を制御
する中央処理装置(CPU)20と、画像表示装置の制
御プログラムが格納された主メモリ21と、各患者の複
数の断層画像データ及び動作プログラム等が格納された
磁気ディスク22及び磁気ディスクインターフェイス2
3と、表示用の画像データを一時記憶する表示メモリ2
4と、この表示メモリ24からの画像データに基づいた
画像を表示する表示装置としてのディスプレイ25と、
画面上のソフトスイッチを操作するマウス26及びマウ
スインターフェース27と、ディスプレイ25の表示態
様を瞬時に切り換える2つのダイアル41,42を備え
たダイアル装置28及びダイアル装置インターフェース
29と、各種パラメータ設定用のキーやスイッチを備え
たキーボード2Aと、指示音声などを発音するスピーカ
2Bと、断層画像をフィルムとして出力するフィルム出
力装置2C、上記各構成要素を接続する共通バス2Dと
から構成される。この実施の形態では、主メモリ21以
外の記憶装置として、磁気ディスク22のみが接続され
ているが、これ以外にフロッピー(登録商標)ディスク
ドライブ、ハードディスクドライブ、CD−ROMドラ
イブ、光磁気ディスク(MO)ドライブ、ZIPドライ
ブ、PDドライブ、DVDドライブなどが接続されてい
てもよい。さらに、図示していない通信インターフェイ
スを介してLAN(ローカルエリアネットワーク)やイ
ンターネット、電話回線などの種々の通信ネットワーク
上に接続可能とし、他のコンピュータやデータベースと
の間で画像データのやりとりを行えるようになっていて
もよい。また、フィルム出力装置2Cもネットワークを
介して他の場所に配置されていてもよいし、必要な画像
データを他の記憶媒体に記憶してそれを他の場所に設置
されているフィルム出力装置で出力してもよい。
する中央処理装置(CPU)20と、画像表示装置の制
御プログラムが格納された主メモリ21と、各患者の複
数の断層画像データ及び動作プログラム等が格納された
磁気ディスク22及び磁気ディスクインターフェイス2
3と、表示用の画像データを一時記憶する表示メモリ2
4と、この表示メモリ24からの画像データに基づいた
画像を表示する表示装置としてのディスプレイ25と、
画面上のソフトスイッチを操作するマウス26及びマウ
スインターフェース27と、ディスプレイ25の表示態
様を瞬時に切り換える2つのダイアル41,42を備え
たダイアル装置28及びダイアル装置インターフェース
29と、各種パラメータ設定用のキーやスイッチを備え
たキーボード2Aと、指示音声などを発音するスピーカ
2Bと、断層画像をフィルムとして出力するフィルム出
力装置2C、上記各構成要素を接続する共通バス2Dと
から構成される。この実施の形態では、主メモリ21以
外の記憶装置として、磁気ディスク22のみが接続され
ているが、これ以外にフロッピー(登録商標)ディスク
ドライブ、ハードディスクドライブ、CD−ROMドラ
イブ、光磁気ディスク(MO)ドライブ、ZIPドライ
ブ、PDドライブ、DVDドライブなどが接続されてい
てもよい。さらに、図示していない通信インターフェイ
スを介してLAN(ローカルエリアネットワーク)やイ
ンターネット、電話回線などの種々の通信ネットワーク
上に接続可能とし、他のコンピュータやデータベースと
の間で画像データのやりとりを行えるようになっていて
もよい。また、フィルム出力装置2Cもネットワークを
介して他の場所に配置されていてもよいし、必要な画像
データを他の記憶媒体に記憶してそれを他の場所に設置
されているフィルム出力装置で出力してもよい。
【0013】以下、図2の画像表示装置の動作例につい
て図面を用いて説明する。図3は第1の実施の形態に係
る画像表示装置の表示方法の原理を示す図である。図3
において、区間1はスライス画像を4枚加算合成して表
示させている区間である。図では、8枚の画像が4枚加
算合成されているので、ディスプレイ25上には2枚の
画像31,32が表示されることになる。区間2は医師
が軸方向の解像度を重視して加算せずに1枚毎に表示さ
せている区間である。図では、7枚の画像33〜39が
そのままディスプレイ25上に表示されることになる。
区間3は6枚の画像が2枚加算合成により表示されてい
るので、ディスプレイ25上には3枚の画像3A〜3C
が表示されることになる。区間4は、再び加算せずに1
枚毎に表示させている区間であり、2枚の画像3D,3
Eがそのままディスプレイ25上に表示されることにな
る。図3では、画像の一部のみを示してあるが、医師は
このようにして数百枚の画像について4枚加算、2枚加
算、1枚毎の表示態様を順次選択して、ディスプレイ2
5上に断層画像を順次表示させる。
て図面を用いて説明する。図3は第1の実施の形態に係
る画像表示装置の表示方法の原理を示す図である。図3
において、区間1はスライス画像を4枚加算合成して表
示させている区間である。図では、8枚の画像が4枚加
算合成されているので、ディスプレイ25上には2枚の
画像31,32が表示されることになる。区間2は医師
が軸方向の解像度を重視して加算せずに1枚毎に表示さ
せている区間である。図では、7枚の画像33〜39が
そのままディスプレイ25上に表示されることになる。
区間3は6枚の画像が2枚加算合成により表示されてい
るので、ディスプレイ25上には3枚の画像3A〜3C
が表示されることになる。区間4は、再び加算せずに1
枚毎に表示させている区間であり、2枚の画像3D,3
Eがそのままディスプレイ25上に表示されることにな
る。図3では、画像の一部のみを示してあるが、医師は
このようにして数百枚の画像について4枚加算、2枚加
算、1枚毎の表示態様を順次選択して、ディスプレイ2
5上に断層画像を順次表示させる。
【0014】CT装置では断層像面内での空間解像度は
0.5〜0.4mm程度に達する。一方、断層像間の解
像度は検出器の厚さとX線の幅で決まる。高い体軸方向
の分解能が必要な応用は肺野などに限られており、腹部
や脳など多くの応用ではむしろノイズの少ない濃度分解
能の高い画像の方が有用である。このため、このような
応用では薄いスライスをある程度加算平均してそれを画
像として表示し、医師に提示することにより、医師の読
影を助けると共に全体の読影枚数を減らすことができ
る。もちろん、この加算枚数は医師の判断により変更可
能であると同時に、もし、医師が加算せずに元の厚さの
画像、例えば1mmの画像を見たければ、簡単に表示さ
せることができるようにすることが必要である。このよ
うにすることにより、薄い画像に対して加算画像はその
SN比が√加算枚数だけ改善され、濃度分解能が向上す
ると共に、全体の撮影枚数を減少させることができる。
例えば、1枚の画像の中で画素Pの座標を(x,y)、
その画素の値をP(x,y)とすると、4枚の画像の画
素P1〜P4の加算合成は次に示すような単純な算術平
均となる。 P(x,y)={P1(x,y)+P2(x,y)+P
3(x,y)+P4(x,y)}÷4 このような処理により、信号は強い相関を持つのに対し
てノイズはランダムなので、SN比は√4=2倍近く改
善される。断層像の位置は全く同じではないので、同一
の信号は得られないが、数ミリの幅の中では体軸方向の
変化は緩やかであるため、信号に強い相関がある。一
方、雑音はランダムなため、前述のようなSN比の改善
が可能である。また、ユーザはこのような加算制御をダ
イアル装置28の操作で容易に行うことができるように
なっている。
0.5〜0.4mm程度に達する。一方、断層像間の解
像度は検出器の厚さとX線の幅で決まる。高い体軸方向
の分解能が必要な応用は肺野などに限られており、腹部
や脳など多くの応用ではむしろノイズの少ない濃度分解
能の高い画像の方が有用である。このため、このような
応用では薄いスライスをある程度加算平均してそれを画
像として表示し、医師に提示することにより、医師の読
影を助けると共に全体の読影枚数を減らすことができ
る。もちろん、この加算枚数は医師の判断により変更可
能であると同時に、もし、医師が加算せずに元の厚さの
画像、例えば1mmの画像を見たければ、簡単に表示さ
せることができるようにすることが必要である。このよ
うにすることにより、薄い画像に対して加算画像はその
SN比が√加算枚数だけ改善され、濃度分解能が向上す
ると共に、全体の撮影枚数を減少させることができる。
例えば、1枚の画像の中で画素Pの座標を(x,y)、
その画素の値をP(x,y)とすると、4枚の画像の画
素P1〜P4の加算合成は次に示すような単純な算術平
均となる。 P(x,y)={P1(x,y)+P2(x,y)+P
3(x,y)+P4(x,y)}÷4 このような処理により、信号は強い相関を持つのに対し
てノイズはランダムなので、SN比は√4=2倍近く改
善される。断層像の位置は全く同じではないので、同一
の信号は得られないが、数ミリの幅の中では体軸方向の
変化は緩やかであるため、信号に強い相関がある。一
方、雑音はランダムなため、前述のようなSN比の改善
が可能である。また、ユーザはこのような加算制御をダ
イアル装置28の操作で容易に行うことができるように
なっている。
【0015】図4は、図2の画像表示装置によって断層
画像がディスプレイ上にどのように表示されるのかを示
す表示画面の一例とダイアル装置との関係を示す図であ
る。画像表示装置における加算・非加算の制御とその表
示は、ダイアル装置28とその制御信号に応じて画像表
示装置内で動作するアプリケーションソフトウェアによ
って実現される。ディスプレイ25上の画面は、断層画
像を表示する画像表示部45と、各種の入力パラメータ
を表示するパラメータ表示部46と、患者名や画像リス
トに関する情報を表示する情報表示部47と、フィルム
出力枚数を表示する枚数表示部48とから構成される。
ダイアル装置28は、加算無しの場合の表示画像の切り
替えを制御する回転ダイアル41と、4枚加算の場合の
表示画像の切り替えを制御する回転ダイアル42とを備
えている。図4において、図2の画像表示装置の磁気デ
ィスク22に一人の患者の一検査画像が240枚格納さ
れているとする。読影を行なう医師は画像表示装置の前
で画像を表示させて読影を行なうが、その時、画像を見
ながら加算枚数を指定する。このとき、4枚加算とする
ことを予めシステムに登録しておき、加算するかしない
かの指定に応じて制御される。加算する場合は回転ダイ
アル42が操作され、加算しない場合は回転ダイアル4
1が操作される。
画像がディスプレイ上にどのように表示されるのかを示
す表示画面の一例とダイアル装置との関係を示す図であ
る。画像表示装置における加算・非加算の制御とその表
示は、ダイアル装置28とその制御信号に応じて画像表
示装置内で動作するアプリケーションソフトウェアによ
って実現される。ディスプレイ25上の画面は、断層画
像を表示する画像表示部45と、各種の入力パラメータ
を表示するパラメータ表示部46と、患者名や画像リス
トに関する情報を表示する情報表示部47と、フィルム
出力枚数を表示する枚数表示部48とから構成される。
ダイアル装置28は、加算無しの場合の表示画像の切り
替えを制御する回転ダイアル41と、4枚加算の場合の
表示画像の切り替えを制御する回転ダイアル42とを備
えている。図4において、図2の画像表示装置の磁気デ
ィスク22に一人の患者の一検査画像が240枚格納さ
れているとする。読影を行なう医師は画像表示装置の前
で画像を表示させて読影を行なうが、その時、画像を見
ながら加算枚数を指定する。このとき、4枚加算とする
ことを予めシステムに登録しておき、加算するかしない
かの指定に応じて制御される。加算する場合は回転ダイ
アル42が操作され、加算しない場合は回転ダイアル4
1が操作される。
【0016】読影者である医者は、まず回転ダイアル4
2を右回りに回転させて4枚加算で読影していくが、途
中で薄いスライスで空間解像度を主体として読影したい
場合はその時点で回転ダイアル41を右回りに回転す
る。これによって4枚加算の画像表示が停止し1枚ずつ
の表示に切り替わる。もちろん、回転ダイアル41,4
2とも逆方向の回転を可能としておき、戻りたければ逆
に回せば画像表示が戻るようにしておく。例えば回転ダ
イアル42を操作して4枚ずつ進んでいき、10枚、つ
まり元の画像データで40枚進んだところで回転ダイア
ル41を操作して1枚表示に切り替えて20枚見る。そ
の後、再度回転ダイアル42を操作して4枚加算に切り
替えて残りの35枚、つまり元の画像データで140枚
を表示する。すると、10枚(40枚)+20枚+35
枚(140枚)=65枚となり、元の画像200枚を、
実質的に65枚で読影したことになる。この65枚が枚
数表示部48に表示されるので、医師は何枚の読影を行
なったかを容易に認識することができる。なお、この加
算枚数は部位毎に適宜変更することができるように予め
システムに登録しておいても良い。例えば、頭部は2枚
加算、下腹部は8枚加算、咽喉部は4枚加算、手や足な
どは8枚加算などのように部位毎に回転ダイアル42の
加算枚数が適宜変化するようにプリセットしておけばよ
い。
2を右回りに回転させて4枚加算で読影していくが、途
中で薄いスライスで空間解像度を主体として読影したい
場合はその時点で回転ダイアル41を右回りに回転す
る。これによって4枚加算の画像表示が停止し1枚ずつ
の表示に切り替わる。もちろん、回転ダイアル41,4
2とも逆方向の回転を可能としておき、戻りたければ逆
に回せば画像表示が戻るようにしておく。例えば回転ダ
イアル42を操作して4枚ずつ進んでいき、10枚、つ
まり元の画像データで40枚進んだところで回転ダイア
ル41を操作して1枚表示に切り替えて20枚見る。そ
の後、再度回転ダイアル42を操作して4枚加算に切り
替えて残りの35枚、つまり元の画像データで140枚
を表示する。すると、10枚(40枚)+20枚+35
枚(140枚)=65枚となり、元の画像200枚を、
実質的に65枚で読影したことになる。この65枚が枚
数表示部48に表示されるので、医師は何枚の読影を行
なったかを容易に認識することができる。なお、この加
算枚数は部位毎に適宜変更することができるように予め
システムに登録しておいても良い。例えば、頭部は2枚
加算、下腹部は8枚加算、咽喉部は4枚加算、手や足な
どは8枚加算などのように部位毎に回転ダイアル42の
加算枚数が適宜変化するようにプリセットしておけばよ
い。
【0017】図5は、図4の実施の形態の変形例であ
り、断層画像を表示する画像表示部57が4分割され、
そこに断層画像が表示される場合を示している。また、
ダイアル装置281が2個の回転ダイアルと、4個のス
イッチを有し、加算枚数を加算無しの1枚、2枚、4
枚、8枚の4種類の中から適宜選択することができるよ
うに構成されている。このように画像表示部57が分割
された場合であっても各々の画面に対して加算、非加算
を表示していく方法は前述と同じである。画面の大きな
モニタではこのような4分割表示が便利である。図5の
ダイアル装置281は4個のスイッチ53〜56が新た
に追加され、これらのスイッチ53〜56を操作するこ
とによって加算枚数を加算無しの1枚、2枚、4枚、8
枚の4種類の中から任意に選択できるようになってい
る。図5のダイアル装置281の場合、回転ダイアル5
1と2個のスイッチ53,54の組によって加算無し/
2枚加算を選択し、回転ダイアル52と2個のスイッチ
55,56の組によって4枚加算/8枚加算を選択する
ことができるようになっている。なお、回転ダイアルと
スイッチとの組合せは一例であり、その組み合わせを部
位毎に変えるようにしたり、医師の読影習慣に合わせて
予めプリセットするようにしてもよい。例えば、図5の
スイッチ53〜56には加算枚数として「0」,
「2」,「4」,「8」の数字が表示されているが、ス
イッチ53〜56を押すことによってその数字が「0」
〜「9」の範囲で巡回的に変化し、適当な数字が選択で
きるように構成すれば、その数字に応じて回転ダイアル
51,52の加算枚数を適宜変更設定することができる
ようになる。このようにして観察する事により、濃度方
向の画質を上げつつ読影枚数を低減可能である。さら
に、加算枚数を制御する手段としては、上述のダイアル
装置以外にも種々のものが考えられる。
り、断層画像を表示する画像表示部57が4分割され、
そこに断層画像が表示される場合を示している。また、
ダイアル装置281が2個の回転ダイアルと、4個のス
イッチを有し、加算枚数を加算無しの1枚、2枚、4
枚、8枚の4種類の中から適宜選択することができるよ
うに構成されている。このように画像表示部57が分割
された場合であっても各々の画面に対して加算、非加算
を表示していく方法は前述と同じである。画面の大きな
モニタではこのような4分割表示が便利である。図5の
ダイアル装置281は4個のスイッチ53〜56が新た
に追加され、これらのスイッチ53〜56を操作するこ
とによって加算枚数を加算無しの1枚、2枚、4枚、8
枚の4種類の中から任意に選択できるようになってい
る。図5のダイアル装置281の場合、回転ダイアル5
1と2個のスイッチ53,54の組によって加算無し/
2枚加算を選択し、回転ダイアル52と2個のスイッチ
55,56の組によって4枚加算/8枚加算を選択する
ことができるようになっている。なお、回転ダイアルと
スイッチとの組合せは一例であり、その組み合わせを部
位毎に変えるようにしたり、医師の読影習慣に合わせて
予めプリセットするようにしてもよい。例えば、図5の
スイッチ53〜56には加算枚数として「0」,
「2」,「4」,「8」の数字が表示されているが、ス
イッチ53〜56を押すことによってその数字が「0」
〜「9」の範囲で巡回的に変化し、適当な数字が選択で
きるように構成すれば、その数字に応じて回転ダイアル
51,52の加算枚数を適宜変更設定することができる
ようになる。このようにして観察する事により、濃度方
向の画質を上げつつ読影枚数を低減可能である。さら
に、加算枚数を制御する手段としては、上述のダイアル
装置以外にも種々のものが考えられる。
【0018】また、このような方法を、ダイアル装置の
ような特別な手段を使わずに広く用いられているマウス
26により行なう方法も考えられる。例えば、図5に示
すように、マウス26の左右の2個のボタンを利用し予
め左ボタンでは4枚加算して表示するようにし、右のボ
タンでは加算せずに1枚ずつ表示するようにセットして
おく。そうすると、画像表示状管において、医師が読影
状態で左右のボタンを押す事により4枚加算又は1枚毎
の表示を制御できる。また、図5のダイアル装置28の
ような仮想的な操作子を画面の一部に表示し、それをマ
ウス26のカーソルで操作することによって同様の制御
を行うようにしてもよい。いずれにせよ、操作者にとっ
てはできるだけ簡単な操作が適しており、図5に示した
ダイアル装置281のような回転ダイアル51,52と
スイッチ53〜56との組み合わせが便利である。な
お、上述の処理によって表示された画像をフィルムとし
て出力する場合は、図示していないが、ディスプレイ2
5上のフィルム出力ボタンをマウス26などでクリック
することによってフィルム出力動作が実行されることに
なる。
ような特別な手段を使わずに広く用いられているマウス
26により行なう方法も考えられる。例えば、図5に示
すように、マウス26の左右の2個のボタンを利用し予
め左ボタンでは4枚加算して表示するようにし、右のボ
タンでは加算せずに1枚ずつ表示するようにセットして
おく。そうすると、画像表示状管において、医師が読影
状態で左右のボタンを押す事により4枚加算又は1枚毎
の表示を制御できる。また、図5のダイアル装置28の
ような仮想的な操作子を画面の一部に表示し、それをマ
ウス26のカーソルで操作することによって同様の制御
を行うようにしてもよい。いずれにせよ、操作者にとっ
てはできるだけ簡単な操作が適しており、図5に示した
ダイアル装置281のような回転ダイアル51,52と
スイッチ53〜56との組み合わせが便利である。な
お、上述の処理によって表示された画像をフィルムとし
て出力する場合は、図示していないが、ディスプレイ2
5上のフィルム出力ボタンをマウス26などでクリック
することによってフィルム出力動作が実行されることに
なる。
【0019】図6は、本発明の第2の実施の形態に係る
画像表示装置を説明するための図であり、ディスプレイ
25の操作画面が模式的に示してある。上述の第1の実
施の形態は、撮影された画像をディスプレイ25上に順
次表示しながら、その加算枚数をリアルタイムに選択す
ることによって表示画像の枚数やフィルムの出力枚数を
大幅に削減するように構成したものであるが、第2の実
施の形態は、計測範囲を示すスキャノグラム画像を利用
して表示画像の枚数を設定したり、フィルムの出力枚数
や出力範囲を設定したりするものである。図6に示され
た操作画面61は、スキャン計画を行なった際のスキャ
ノグラム画像62に重ねて、体軸方向の座標を示すため
のにベッド位置を示すX軸63と、画像の加算状態を示
すY紬64とが表示してある。Y軸64の左側には、加
算枚数を示す数字「1」〜「8」が表示されている。こ
の加算枚数を示す数字のさらに左側には、その加算枚数
の画像の表示枚数及びフィルム出力枚数が表示枚数枠に
表示されている。なお、この枚数表示枠の最下段のもの
は、表示枚数及びフィルム出力枚数の総数を示すもので
ある。なお、図6では、設定が未だされていないので、
枚数表示枠の表示は全て「0」である。また、操作画面
61には、画像表示及びフィルム出力する画像の範囲を
設定するためのPRINT設定ボタン65、フィルム出
力範囲として設定された範囲の画像を表示するためのP
RINT画像表示ボタン66、設定された画像群を実際
にフィルム出力させるためのPRINT実行ボタン6
7、これらの各種操作によって設定した内容を個々にキ
ャンセルするためのキャンセルボタン68、設定内容を
変更するための設定変更ボタン69が表示されている。
なお、これ以外の種々の操作ボタンも存在するが、ここ
では図示及びその説明は省略する。
画像表示装置を説明するための図であり、ディスプレイ
25の操作画面が模式的に示してある。上述の第1の実
施の形態は、撮影された画像をディスプレイ25上に順
次表示しながら、その加算枚数をリアルタイムに選択す
ることによって表示画像の枚数やフィルムの出力枚数を
大幅に削減するように構成したものであるが、第2の実
施の形態は、計測範囲を示すスキャノグラム画像を利用
して表示画像の枚数を設定したり、フィルムの出力枚数
や出力範囲を設定したりするものである。図6に示され
た操作画面61は、スキャン計画を行なった際のスキャ
ノグラム画像62に重ねて、体軸方向の座標を示すため
のにベッド位置を示すX軸63と、画像の加算状態を示
すY紬64とが表示してある。Y軸64の左側には、加
算枚数を示す数字「1」〜「8」が表示されている。こ
の加算枚数を示す数字のさらに左側には、その加算枚数
の画像の表示枚数及びフィルム出力枚数が表示枚数枠に
表示されている。なお、この枚数表示枠の最下段のもの
は、表示枚数及びフィルム出力枚数の総数を示すもので
ある。なお、図6では、設定が未だされていないので、
枚数表示枠の表示は全て「0」である。また、操作画面
61には、画像表示及びフィルム出力する画像の範囲を
設定するためのPRINT設定ボタン65、フィルム出
力範囲として設定された範囲の画像を表示するためのP
RINT画像表示ボタン66、設定された画像群を実際
にフィルム出力させるためのPRINT実行ボタン6
7、これらの各種操作によって設定した内容を個々にキ
ャンセルするためのキャンセルボタン68、設定内容を
変更するための設定変更ボタン69が表示されている。
なお、これ以外の種々の操作ボタンも存在するが、ここ
では図示及びその説明は省略する。
【0020】次に、図7〜図9を用いてどのようにして
画像表示範囲及びフィルム出力範囲を設定するのか、そ
の方法について説明する。まず、図6の画面でPRIN
T設定ボタン65を、例えばマウス26のカーソル25
1でクリックすることによって、操作画面は図7に示す
ような画像表示範囲及びフィルム出力範囲の設定モード
状態になる。この設定モード状態になると、PRINT
設定ボタン65の色が他のボタンと識別可能な色に変化
する。図7では、PRINT設定ボタン65が斜線で塗
りつぶして表示してある。操作者は、図7に示すような
設定モード状態で、マウス26を操作して範囲指定線7
1のような画像表示範囲及びフィルム出力範囲を設定す
る。範囲指定線71の設定は、範囲指定線71の開始位
置にマウス26のカーソル72を移動させて、その位置
でマウス26のボタンをクリックすることによって行
う。次に、マウス26をクリックした状態で範囲指定線
71の終了位置にマウス26のカーソル73を移動させ
ることにより行なう。以下、このようなマウス26の操
作をマウスドラッグによる範囲設定処理と呼ぶ。範囲指
定線71は加算無しの画像を14枚選択するものであ
る。従って、範囲指定線71の設定が終了すると、その
左側の枚数表示枠にその枚数を示す「14」が表示さ
れ、最下段にもその枚数「14」が表示される。
画像表示範囲及びフィルム出力範囲を設定するのか、そ
の方法について説明する。まず、図6の画面でPRIN
T設定ボタン65を、例えばマウス26のカーソル25
1でクリックすることによって、操作画面は図7に示す
ような画像表示範囲及びフィルム出力範囲の設定モード
状態になる。この設定モード状態になると、PRINT
設定ボタン65の色が他のボタンと識別可能な色に変化
する。図7では、PRINT設定ボタン65が斜線で塗
りつぶして表示してある。操作者は、図7に示すような
設定モード状態で、マウス26を操作して範囲指定線7
1のような画像表示範囲及びフィルム出力範囲を設定す
る。範囲指定線71の設定は、範囲指定線71の開始位
置にマウス26のカーソル72を移動させて、その位置
でマウス26のボタンをクリックすることによって行
う。次に、マウス26をクリックした状態で範囲指定線
71の終了位置にマウス26のカーソル73を移動させ
ることにより行なう。以下、このようなマウス26の操
作をマウスドラッグによる範囲設定処理と呼ぶ。範囲指
定線71は加算無しの画像を14枚選択するものであ
る。従って、範囲指定線71の設定が終了すると、その
左側の枚数表示枠にその枚数を示す「14」が表示さ
れ、最下段にもその枚数「14」が表示される。
【0021】次に、図8に示すようにそのままの設定モ
ード状態で、マウス26を操作して画像加算状態の異な
る範囲指定線81を設定する。範囲指定線81の設定
は、画像加算状態を示すY軸64に対応させて範囲指定
線81の開始位置にマウス26のカーソル82を移動さ
せて、その位置でマウス26のボタンをクリックする。
次に、マウスのボタンを押した状態で範囲指定線81の
終了位置にマウス26のカーソル83を移動させてマウ
スドラッグによる範囲設定処理を行なう。範囲指定線8
1は8枚加算の画像を3枚(元の画像データで24枚)
選択するものである。従って、範囲指定線81の設定が
終了すると、その左側の枚数表示枠にその枚数を示す
「3」が表示され、最下段には加算無しの枚数「14」
と8枚加算の枚数「3」の合計枚数「17」が表示され
る。
ード状態で、マウス26を操作して画像加算状態の異な
る範囲指定線81を設定する。範囲指定線81の設定
は、画像加算状態を示すY軸64に対応させて範囲指定
線81の開始位置にマウス26のカーソル82を移動さ
せて、その位置でマウス26のボタンをクリックする。
次に、マウスのボタンを押した状態で範囲指定線81の
終了位置にマウス26のカーソル83を移動させてマウ
スドラッグによる範囲設定処理を行なう。範囲指定線8
1は8枚加算の画像を3枚(元の画像データで24枚)
選択するものである。従って、範囲指定線81の設定が
終了すると、その左側の枚数表示枠にその枚数を示す
「3」が表示され、最下段には加算無しの枚数「14」
と8枚加算の枚数「3」の合計枚数「17」が表示され
る。
【0022】図9では、そのままの設定モード状態でさ
らに異なる範囲で、且つ、画像加算状態の異なる範囲指
定線91を設定する。範囲指定線91の設定は、図8の
説明と同様に、画像加算状態を示すY軸64に対応させ
て範囲指定線91の開始位置にマウス26のカーソル9
2を移動させて、その位置でマウス26のボタンをクリ
ックする。次に、マウス26のボタンを押した状態で範
囲指定線91の終了位置にマウス26のカーソル93を
移動させてマウスドラッグによる範囲設定処理を行な
う。範囲指定線91は6枚加算の画像を2枚(元の画像
データで12枚)選択するものである。従って、範囲指
定線91の設定が終了すると、その左側の枚数表示枠に
その枚数を示す「2」が表示され、最下段には加算無し
の枚数「14」と8枚加算の枚数「3」と6枚加算の枚
数「1」の合計枚数「19」が表示される。以上のよう
にして、画像表示範囲及びフィルム出力範囲の設定が行
なわれる。
らに異なる範囲で、且つ、画像加算状態の異なる範囲指
定線91を設定する。範囲指定線91の設定は、図8の
説明と同様に、画像加算状態を示すY軸64に対応させ
て範囲指定線91の開始位置にマウス26のカーソル9
2を移動させて、その位置でマウス26のボタンをクリ
ックする。次に、マウス26のボタンを押した状態で範
囲指定線91の終了位置にマウス26のカーソル93を
移動させてマウスドラッグによる範囲設定処理を行な
う。範囲指定線91は6枚加算の画像を2枚(元の画像
データで12枚)選択するものである。従って、範囲指
定線91の設定が終了すると、その左側の枚数表示枠に
その枚数を示す「2」が表示され、最下段には加算無し
の枚数「14」と8枚加算の枚数「3」と6枚加算の枚
数「1」の合計枚数「19」が表示される。以上のよう
にして、画像表示範囲及びフィルム出力範囲の設定が行
なわれる。
【0023】次に、図10を用いて設定後に画像表示範
囲及びフィルム出力範囲を変更する方法について説明す
る。まず、操作画面61の下側の設定変更ボタン69を
マウス26のカーソルでクリックして、設定変更モード
に入る。設定範囲を移動したい場合は、所望の範囲指定
線をマウス26のカーソルで選択し、それをドラッグし
て移動させる。例えば、図10の場合、範囲指定線91
をマウス26のカーソル95の位置で選択し、それを点
線97のようにドラッグ移動させてカーソル96の位置
に移動させることで、範囲指定線91を所望の範囲指定
線94に変更する。範囲指定線94への変更が終了する
と、範囲指定線91の左側の枚数表示枠の枚数は「2」
から「0」に変更表示され、範囲指定線94の左側の枚
数表示枠の枚数は「0」から「3」に変更表示される。
また、画像表示範囲及びフィルム出力範囲を縮小した
り、拡大したりする場合は範囲指定線の端点をドラッグ
してその長さを変更する。例えば、図10の場合、範囲
指定線71の右端点にマウス26のカーソル74を移動
させ、所望の位置すなわちカーソル75の位置までドラ
ッグしてその長さを変更することによって範囲を拡大す
る。範囲を縮小する場合は逆にドラッグすればよい。ま
た、範囲指定線71への変更が終了すると、範囲指定線
71の左側の枚数表示枠の枚数は「14」から「20」
に変更表示され、範囲指定下段には加算無しの枚数「2
0」と4枚加算の枚数「3」と8枚加算の枚数「3」の
合計枚数「26」が表示されるようになる。
囲及びフィルム出力範囲を変更する方法について説明す
る。まず、操作画面61の下側の設定変更ボタン69を
マウス26のカーソルでクリックして、設定変更モード
に入る。設定範囲を移動したい場合は、所望の範囲指定
線をマウス26のカーソルで選択し、それをドラッグし
て移動させる。例えば、図10の場合、範囲指定線91
をマウス26のカーソル95の位置で選択し、それを点
線97のようにドラッグ移動させてカーソル96の位置
に移動させることで、範囲指定線91を所望の範囲指定
線94に変更する。範囲指定線94への変更が終了する
と、範囲指定線91の左側の枚数表示枠の枚数は「2」
から「0」に変更表示され、範囲指定線94の左側の枚
数表示枠の枚数は「0」から「3」に変更表示される。
また、画像表示範囲及びフィルム出力範囲を縮小した
り、拡大したりする場合は範囲指定線の端点をドラッグ
してその長さを変更する。例えば、図10の場合、範囲
指定線71の右端点にマウス26のカーソル74を移動
させ、所望の位置すなわちカーソル75の位置までドラ
ッグしてその長さを変更することによって範囲を拡大す
る。範囲を縮小する場合は逆にドラッグすればよい。ま
た、範囲指定線71への変更が終了すると、範囲指定線
71の左側の枚数表示枠の枚数は「14」から「20」
に変更表示され、範囲指定下段には加算無しの枚数「2
0」と4枚加算の枚数「3」と8枚加算の枚数「3」の
合計枚数「26」が表示されるようになる。
【0024】次に、図11を用いて画像表示範囲及びフ
ィルム出力範囲における画像表示方法について説明す
る。まず、操作画面61の下側のPRINT画像表示ボ
タン66をマウス26でクリックすることによって、画
像表示モードに入る。範囲指定線94上にカーソル98
を移動し、そこでマウス26をクリックする。これによ
ってその位置における4枚加算状態の画像99が表示さ
れる。このとき、どの元画像が加算されているのかを認
識可能とするために、画像99に対応する範囲指定線9
4の一部がボックス状に表示される。この画像表示モー
ドで表示中の画像については、マウス26のカーソルを
その画像99上に移動し、再度クリックすることによっ
て、その画像99の調整用のアイコンが出現したり、表
示態様が変化したりするようになっている。例えば、画
像99が画面全体に拡大表示されたり、その表示レベル
の変更に関するアイコンが出現したりする。また、表示
中の画像を別の画像に変更したい場合には、すでに設定
している範囲指定線上の適当な位置にマウス26のカー
ソルを移動し、マウスボタンをクリックすればよい。
ィルム出力範囲における画像表示方法について説明す
る。まず、操作画面61の下側のPRINT画像表示ボ
タン66をマウス26でクリックすることによって、画
像表示モードに入る。範囲指定線94上にカーソル98
を移動し、そこでマウス26をクリックする。これによ
ってその位置における4枚加算状態の画像99が表示さ
れる。このとき、どの元画像が加算されているのかを認
識可能とするために、画像99に対応する範囲指定線9
4の一部がボックス状に表示される。この画像表示モー
ドで表示中の画像については、マウス26のカーソルを
その画像99上に移動し、再度クリックすることによっ
て、その画像99の調整用のアイコンが出現したり、表
示態様が変化したりするようになっている。例えば、画
像99が画面全体に拡大表示されたり、その表示レベル
の変更に関するアイコンが出現したりする。また、表示
中の画像を別の画像に変更したい場合には、すでに設定
している範囲指定線上の適当な位置にマウス26のカー
ソルを移動し、マウスボタンをクリックすればよい。
【0025】なお、マウス26のカーソルを範囲指定線
上に移動して所定の画像を表示しようとした場合、表示
される画像の元画像は範囲指定線の状態によって固定さ
れているので、図12に示すようにマウス26のカーソ
ルによって選択表示される画像の元画像がどれであるの
か認識可能なように範囲指定線71,81,94をボッ
クス状に表示するようにしてもよい。また、図12で
は、範囲指定線71,81,94以外の箇所をマウス2
6のカーソル84で選択すると、その選択された元画像
を中央とするようなボックス85が現れ、そのボックス
85に対応した画像加算状態の画像86が表示されるよ
うになっている。また、この時に画像加算状態を示すボ
ックス85がスキャノグラム画像62に対してどの位置
に対応するのかを容易に認識することができるようにす
るために、図12に示すように、スキャノグラム画像6
2をそのボックス85に隣接するように移動表示するよ
うにしてもよい。このようにスキャノグラム画像62の
表示位置をマウス26のカーソルに隣接させて表示する
という方法を、図7〜図9に示した範囲指定線の設定処
理の場合にも同様に行なってもよい。さらに、図12に
おいては、マウス26のカーソル87で範囲指定線81
の下側であって、8枚加算状態に対応する箇所を選択す
ることによって、範囲指定線81の8枚加算状態とは異
なる元画像の8枚加算状態のボックス88が現れ、それ
に対応した画像加算状態の画像(図示せず)が表示され
るようになっている。すなわち、範囲指定線はその画像
加算状態に対応して固定的なので、加算される元画像を
任意に選択可能にすることによって、より診断に適した
画像を表示することができるようになる。
上に移動して所定の画像を表示しようとした場合、表示
される画像の元画像は範囲指定線の状態によって固定さ
れているので、図12に示すようにマウス26のカーソ
ルによって選択表示される画像の元画像がどれであるの
か認識可能なように範囲指定線71,81,94をボッ
クス状に表示するようにしてもよい。また、図12で
は、範囲指定線71,81,94以外の箇所をマウス2
6のカーソル84で選択すると、その選択された元画像
を中央とするようなボックス85が現れ、そのボックス
85に対応した画像加算状態の画像86が表示されるよ
うになっている。また、この時に画像加算状態を示すボ
ックス85がスキャノグラム画像62に対してどの位置
に対応するのかを容易に認識することができるようにす
るために、図12に示すように、スキャノグラム画像6
2をそのボックス85に隣接するように移動表示するよ
うにしてもよい。このようにスキャノグラム画像62の
表示位置をマウス26のカーソルに隣接させて表示する
という方法を、図7〜図9に示した範囲指定線の設定処
理の場合にも同様に行なってもよい。さらに、図12に
おいては、マウス26のカーソル87で範囲指定線81
の下側であって、8枚加算状態に対応する箇所を選択す
ることによって、範囲指定線81の8枚加算状態とは異
なる元画像の8枚加算状態のボックス88が現れ、それ
に対応した画像加算状態の画像(図示せず)が表示され
るようになっている。すなわち、範囲指定線はその画像
加算状態に対応して固定的なので、加算される元画像を
任意に選択可能にすることによって、より診断に適した
画像を表示することができるようになる。
【0026】次に、画像加算状態の設定方法と変更方法
について補足説明する。例えば、画像加算状態が1の場
合、すなわち1画像単位に画像表示範囲及びフィルム出
力範囲を設定する場合は、マウス26のカーソルを用い
て任意の範囲に設定が可能であるが、2倍以上の加算状
態を設定する場合は、その倍率で割り切れる範囲に設定
する必要がある。そのため、2倍以上の加算状態で設定
する場合は、その倍率単位に基本単位を設定し、その単
位でマウスドラッグに応じてグラフを設定する必要があ
る。例えば、図13に示すように、8枚加算の画像を3
枚指定する場合には、範囲指定線81の開始位置にマウ
ス26のカーソル82を移動させて、その位置でマウス
26のボタンをクリックし、クリックした状態で範囲指
定線81の終了位置として、元画像で24枚分の位置に
マウス26のカーソル83を移動させてマウスドラッグ
による範囲設定処理を行なわなければならない。そこ
で、仮に終了位置の指定がカーソル89のように元画像
で21枚分の位置であった場合であっても、元画像で既
に5枚分を指定しているので、図13に示すように範囲
指定線81として8枚加算の画像を3枚(元の画像デー
タで24枚)選択することができるようにする。このと
きに範囲指定線を拡大するか縮小するかの判定は、マウ
ス26のカーソルによって選択された領域の元画像の長
さが加算枚数の長さの半分以上なのか半分未満なのかに
応じて決定するものとする。従って、図13の場合は、
加算枚数の8枚に対して元画像で5枚分が指定されてい
るので、範囲指定線を拡大している。なお、図13で
は、スキャノグラム画像62が範囲指定線81に隣接す
るように表示してあり、どの部分を選択しているかが、
図8の場合よりも分かり易くなっている。
について補足説明する。例えば、画像加算状態が1の場
合、すなわち1画像単位に画像表示範囲及びフィルム出
力範囲を設定する場合は、マウス26のカーソルを用い
て任意の範囲に設定が可能であるが、2倍以上の加算状
態を設定する場合は、その倍率で割り切れる範囲に設定
する必要がある。そのため、2倍以上の加算状態で設定
する場合は、その倍率単位に基本単位を設定し、その単
位でマウスドラッグに応じてグラフを設定する必要があ
る。例えば、図13に示すように、8枚加算の画像を3
枚指定する場合には、範囲指定線81の開始位置にマウ
ス26のカーソル82を移動させて、その位置でマウス
26のボタンをクリックし、クリックした状態で範囲指
定線81の終了位置として、元画像で24枚分の位置に
マウス26のカーソル83を移動させてマウスドラッグ
による範囲設定処理を行なわなければならない。そこ
で、仮に終了位置の指定がカーソル89のように元画像
で21枚分の位置であった場合であっても、元画像で既
に5枚分を指定しているので、図13に示すように範囲
指定線81として8枚加算の画像を3枚(元の画像デー
タで24枚)選択することができるようにする。このと
きに範囲指定線を拡大するか縮小するかの判定は、マウ
ス26のカーソルによって選択された領域の元画像の長
さが加算枚数の長さの半分以上なのか半分未満なのかに
応じて決定するものとする。従って、図13の場合は、
加算枚数の8枚に対して元画像で5枚分が指定されてい
るので、範囲指定線を拡大している。なお、図13で
は、スキャノグラム画像62が範囲指定線81に隣接す
るように表示してあり、どの部分を選択しているかが、
図8の場合よりも分かり易くなっている。
【0027】また、加算状態の設定を変更する場合は、
例えばm倍の加算状態からn倍の加算状態に変更したい
場合は、画像表示及びフィルム出力範囲が変更後のn倍
で均等分割できない場合がある。このような場合は、変
更前に設定しているフィルム出力範囲を含むように、変
更後のフィルム出力範囲を自動的に広げるものとする。
例えば、図14に示すように、画像加算状態が8枚加算
の範囲指定線141を画像加算状態が6枚加算に変更す
る場合は、元画像で16枚の範囲指定線141を元画像
で18枚の範囲指定線142に自動的に拡大し、6枚加
算状態の倍数になるように変更する。同様に、画像加算
状態が3枚加算の範囲指定線143を画像加算状態が4
枚加算に変更する場合は、元画像で6枚の範囲指定線1
43を元画像で8枚の範囲指定線144に自動的に拡大
し、4枚加算状態の倍数になるように変更する。これに
よって、変更前の範囲を確保できるようにする。なお、
範囲の拡大によってフィルム出力範囲を超えるような場
合は、警告メッセージを表示するなどして、設定変更を
促すものとする。また、図14に示すように、変更後の
枚数「3」をポップアップアイコン35のように表示す
るようにしてもよい。このポップアップアイコン35は
枚数表示枠と同時に表示してもよいし、枚数表示枠を省
略してポップアップアイコンだけを用いて枚数を表示す
るようにしてもよい。この場合、枚数の総数を分母とし
て表示してもよい。すなわち、「3/5」のように表示
することによって、全体の枚数を容易に認識することが
できる。なお、上述の処理によって表示された画像をフ
ィルムとして出力する場合は、操作画面61の下側のP
RINT実行ボタン67をマウス26でクリックするこ
とによって、範囲指定線によって選択された画像が所定
の加算状態の画像として順次フィルム出力される。ま
た、上述の実施の形態では、図6に示すように何も設定
されていない状態の操作画面61にマウス26を用いて
範囲指定線を設定する場合について説明したが、上記第
1の実施の形態のようにダイアル装置を用いて加算状態
を設定した場合には、その設定された状態を操作画面6
1上に表示し、その設定状態をマウス26を用いて種々
変更できるようにしてもよい。また、第2の実施の形態
の操作画面61上で設定された範囲指定線に従って、図
4又は図5に示すような画像表示部45,57に断層画
像を順次表示し、それをダイアル装置で適宜変更できる
ようにしてもよい。
例えばm倍の加算状態からn倍の加算状態に変更したい
場合は、画像表示及びフィルム出力範囲が変更後のn倍
で均等分割できない場合がある。このような場合は、変
更前に設定しているフィルム出力範囲を含むように、変
更後のフィルム出力範囲を自動的に広げるものとする。
例えば、図14に示すように、画像加算状態が8枚加算
の範囲指定線141を画像加算状態が6枚加算に変更す
る場合は、元画像で16枚の範囲指定線141を元画像
で18枚の範囲指定線142に自動的に拡大し、6枚加
算状態の倍数になるように変更する。同様に、画像加算
状態が3枚加算の範囲指定線143を画像加算状態が4
枚加算に変更する場合は、元画像で6枚の範囲指定線1
43を元画像で8枚の範囲指定線144に自動的に拡大
し、4枚加算状態の倍数になるように変更する。これに
よって、変更前の範囲を確保できるようにする。なお、
範囲の拡大によってフィルム出力範囲を超えるような場
合は、警告メッセージを表示するなどして、設定変更を
促すものとする。また、図14に示すように、変更後の
枚数「3」をポップアップアイコン35のように表示す
るようにしてもよい。このポップアップアイコン35は
枚数表示枠と同時に表示してもよいし、枚数表示枠を省
略してポップアップアイコンだけを用いて枚数を表示す
るようにしてもよい。この場合、枚数の総数を分母とし
て表示してもよい。すなわち、「3/5」のように表示
することによって、全体の枚数を容易に認識することが
できる。なお、上述の処理によって表示された画像をフ
ィルムとして出力する場合は、操作画面61の下側のP
RINT実行ボタン67をマウス26でクリックするこ
とによって、範囲指定線によって選択された画像が所定
の加算状態の画像として順次フィルム出力される。ま
た、上述の実施の形態では、図6に示すように何も設定
されていない状態の操作画面61にマウス26を用いて
範囲指定線を設定する場合について説明したが、上記第
1の実施の形態のようにダイアル装置を用いて加算状態
を設定した場合には、その設定された状態を操作画面6
1上に表示し、その設定状態をマウス26を用いて種々
変更できるようにしてもよい。また、第2の実施の形態
の操作画面61上で設定された範囲指定線に従って、図
4又は図5に示すような画像表示部45,57に断層画
像を順次表示し、それをダイアル装置で適宜変更できる
ようにしてもよい。
【0028】なお、上述の実施の形態では、画像表示や
線等のグラフィックス表示技術については、すでにX線
CT装置やMR装置で実現されているGUI(Grap
hical User Interface)に関する
技術であるため特に説明はしないものとする。また、上
述の実施の形態では、スキャノグラム画像に対しての設
定手段としているが、スキャノグラム画像が撮影されい
ない場合は、計測した画像群からMPR(Multi
Planer Reconstruction)によリ
スキャノグラム画像相当の画像を作成し、それをスキャ
ノグラム画像と見なし本発明を実施することも可能であ
る。
線等のグラフィックス表示技術については、すでにX線
CT装置やMR装置で実現されているGUI(Grap
hical User Interface)に関する
技術であるため特に説明はしないものとする。また、上
述の実施の形態では、スキャノグラム画像に対しての設
定手段としているが、スキャノグラム画像が撮影されい
ない場合は、計測した画像群からMPR(Multi
Planer Reconstruction)によリ
スキャノグラム画像相当の画像を作成し、それをスキャ
ノグラム画像と見なし本発明を実施することも可能であ
る。
【0029】上述のようにこの実施の形態によれば、S
N比が良くなるので濃度分解能が向上すると共に読影枚
数が少なくなり、1枚毎を良く見る事が可能となる。ま
た、必要に応じて加算枚数を調節できるので、読影時間
の短縮が図れると共に、診断の質が向上する。また、数
百枚以上の画像群から、フィルム出力する必要がある画
像を適宜選択することができる。また、その際に情報を
まとめたい範囲については画像加算設定を行なうことに
よりフィルム出力枚数を大幅に削減できる。以上の設定
を、スキャノグラム画像上にグラフを重ね合わせ、それ
を操作、設定することで簡単に行なえ、煩雑なフィルム
作業を軽減することが可能となる。これにより、被検者
の検査待ち時間を低減できるなど、医療業務の効率化を
達成できる。
N比が良くなるので濃度分解能が向上すると共に読影枚
数が少なくなり、1枚毎を良く見る事が可能となる。ま
た、必要に応じて加算枚数を調節できるので、読影時間
の短縮が図れると共に、診断の質が向上する。また、数
百枚以上の画像群から、フィルム出力する必要がある画
像を適宜選択することができる。また、その際に情報を
まとめたい範囲については画像加算設定を行なうことに
よりフィルム出力枚数を大幅に削減できる。以上の設定
を、スキャノグラム画像上にグラフを重ね合わせ、それ
を操作、設定することで簡単に行なえ、煩雑なフィルム
作業を軽減することが可能となる。これにより、被検者
の検査待ち時間を低減できるなど、医療業務の効率化を
達成できる。
【0030】なお、上述の実施の形態では、図9に示す
ように範囲指定線71,81,91によって選択された
範囲が全ての画像を選択していない場合には、予め設定
された加算枚数によって範囲指定線が設定されるように
してもよい。すなわち、図9においては、範囲指定線9
1の左側(頭部の一部)、及び範囲指定線71と範囲指
定線81の間(下腹部の一部)がそれぞれ範囲指定され
ていないので、このような場合には、予め設定された例
えば4枚加算によってその指定されていない部分に擬似
的な範囲指定線が設定されるようにしてもよい。また、
範囲指定線91を頭部の一部を含むように自動的に拡大
したり、範囲指定線71,81のいずれか一方の範囲指
定線を拡大したり、その中間の加算枚数(4枚又は5
枚)の箇所に範囲指定線を設定するようにしてもよい。
ように範囲指定線71,81,91によって選択された
範囲が全ての画像を選択していない場合には、予め設定
された加算枚数によって範囲指定線が設定されるように
してもよい。すなわち、図9においては、範囲指定線9
1の左側(頭部の一部)、及び範囲指定線71と範囲指
定線81の間(下腹部の一部)がそれぞれ範囲指定され
ていないので、このような場合には、予め設定された例
えば4枚加算によってその指定されていない部分に擬似
的な範囲指定線が設定されるようにしてもよい。また、
範囲指定線91を頭部の一部を含むように自動的に拡大
したり、範囲指定線71,81のいずれか一方の範囲指
定線を拡大したり、その中間の加算枚数(4枚又は5
枚)の箇所に範囲指定線を設定するようにしてもよい。
【0031】請求項1に記載の発明の実施態様として、
請求項1に記載の表示手段を、加算された画像を観察者
の制御の元に連続的に表示するようにしてもよい。ま
た、請求項1に記載の設定手段を、加算枚数を観察者が
任意に変更できるようにしてもよい。請求項1に記載の
表示手段を、表示画面上に現在表示されている画像の加
算枚数を表示するようにしてもよい。請求項1に記載の
画像表示装置を、表示手段によって表示された画像をフ
ィルムとして出力するフィルム出力手段を新たに儲けて
もよい。
請求項1に記載の表示手段を、加算された画像を観察者
の制御の元に連続的に表示するようにしてもよい。ま
た、請求項1に記載の設定手段を、加算枚数を観察者が
任意に変更できるようにしてもよい。請求項1に記載の
表示手段を、表示画面上に現在表示されている画像の加
算枚数を表示するようにしてもよい。請求項1に記載の
画像表示装置を、表示手段によって表示された画像をフ
ィルムとして出力するフィルム出力手段を新たに儲けて
もよい。
【0032】請求項2に記載の発明の実施態様として、
請求項2に記載の設定手段を、フィルム出力範囲とフィ
ルム出力する画像の画像加算状態をスキャノグラム画像
上にグラフとして表示することによって設定できるよう
にしてもよい。また、グラフ上の任意の点を選択するこ
とで、その位置のフィルム出力画像を表示するようにし
てもよい。
請求項2に記載の設定手段を、フィルム出力範囲とフィ
ルム出力する画像の画像加算状態をスキャノグラム画像
上にグラフとして表示することによって設定できるよう
にしてもよい。また、グラフ上の任意の点を選択するこ
とで、その位置のフィルム出力画像を表示するようにし
てもよい。
【0033】
【発明の効果】この発明の画像表示装置によれば、観察
者が大量の断層画像を見落とすことなく早い速度で短時
間に効率的に観察できるような高画質な画像表示を行う
ことができるという効果がある。
者が大量の断層画像を見落とすことなく早い速度で短時
間に効率的に観察できるような高画質な画像表示を行う
ことができるという効果がある。
【0034】この発明のフィルム出力画像選択装置によ
れば、大量の断層画像の中から読影に必要な画像を効率
的に選択してフィルムとして出力することができるとい
う効果がある。
れば、大量の断層画像の中から読影に必要な画像を効率
的に選択してフィルムとして出力することができるとい
う効果がある。
【図1】 従来の画像表示装置で行なわれていた動画像
表示という画像表示法を示す図
表示という画像表示法を示す図
【図2】 本発明が適用される画像表示装置及びフィル
ム出力画像選択装置の全体のハードウエア構成を示すブ
ロック図
ム出力画像選択装置の全体のハードウエア構成を示すブ
ロック図
【図3】 本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装
置の表示方法の原理を示す図
置の表示方法の原理を示す図
【図4】 図2の画像表示装置によって断層画像がディ
スプレイ上にどのように表示されるのかを示す表示画面
の一例とダイアル装置との関係を示す図
スプレイ上にどのように表示されるのかを示す表示画面
の一例とダイアル装置との関係を示す図
【図5】 図4の実施の形態の変形例を示す図
【図6】 本発明の第2の実施の形態に係る画像表示装
置の表示方法を説明するための図
置の表示方法を説明するための図
【図7】 画像表示範囲及びフィルム出力範囲の設定方
法を説明するための第1の設定モード状態を示す図
法を説明するための第1の設定モード状態を示す図
【図8】 画像表示範囲及びフィルム出力範囲の設定方
法を説明するための第2の設定モード状態を示す図
法を説明するための第2の設定モード状態を示す図
【図9】 画像表示範囲及びフィルム出力範囲の設定方
法を説明するための第3の設定モード状態を示す図
法を説明するための第3の設定モード状態を示す図
【図10】 画像表示範囲及びフィルム出力範囲の設定
方法を説明するための設定変更モード状態を示す図
方法を説明するための設定変更モード状態を示す図
【図11】 画像表示範囲及びフィルム出力範囲の設定
方法を説明するための第1の画像表示モード状態
方法を説明するための第1の画像表示モード状態
【図12】 画像表示範囲及びフィルム出力範囲の設定
方法を説明するための第2の画像表示モード状態
方法を説明するための第2の画像表示モード状態
【図13】 画像表示範囲及びフィルム出力範囲の加算
状態を拡大又は縮小変更する場合の一例を示す図
状態を拡大又は縮小変更する場合の一例を示す図
【図14】画像表示範囲及びフィルム出力範囲の加算状
態をm倍の加算状態からn倍の加算状態に変更する場合
の一例を示す図
態をm倍の加算状態からn倍の加算状態に変更する場合
の一例を示す図
20…中央処理装置(CPU)、21…主メモリ、22
…磁気ディスク、23…磁気ディスクインターフェー
ス、24…表示メモリ、25…CRTディスプレイ、2
6…マウス、27…マウスインターフェース、28,2
81…ダイアル装置、29…ダイアル装置インターフェ
ース、2A…キーボード、2B…スピーカ、2C…フィ
ルム出力装置、2D…共通バス、31〜3E,86,9
9…画像、41,42,51,52…ダイアル、45,
57…画像表示部、46,58…パラメータ表示部、4
7,59…情報表示部、48,5A…枚数表示部、スイ
ッチ…53〜56、61…操作画面、62…スキャノグ
ラム画像、63…X軸、64…Y軸、65…PRINT
設定ボタン、66…PRINT画像表示ボタン、67…
PRINT実行ボタン、68…キャンセルボタン、69
…設定変更ボタン、71,81,,85,91,94,
141〜144…範囲指定線、72〜75,82〜8
4,87,89,92,93,95,96,98…カー
ソル、85,88…ボックス、145…ポップアップア
イコン
…磁気ディスク、23…磁気ディスクインターフェー
ス、24…表示メモリ、25…CRTディスプレイ、2
6…マウス、27…マウスインターフェース、28,2
81…ダイアル装置、29…ダイアル装置インターフェ
ース、2A…キーボード、2B…スピーカ、2C…フィ
ルム出力装置、2D…共通バス、31〜3E,86,9
9…画像、41,42,51,52…ダイアル、45,
57…画像表示部、46,58…パラメータ表示部、4
7,59…情報表示部、48,5A…枚数表示部、スイ
ッチ…53〜56、61…操作画面、62…スキャノグ
ラム画像、63…X軸、64…Y軸、65…PRINT
設定ボタン、66…PRINT画像表示ボタン、67…
PRINT実行ボタン、68…キャンセルボタン、69
…設定変更ボタン、71,81,,85,91,94,
141〜144…範囲指定線、72〜75,82〜8
4,87,89,92,93,95,96,98…カー
ソル、85,88…ボックス、145…ポップアップア
イコン
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA09 BA03 BA26 CA08 CA12 CB08 CB12 CC03 CE08 CH18 DA04 DA16 DB02 DC05 DC22 5C082 AA04 AA18 BA12 BB24 BB26 CA56 CB05 DA65 DA86 MM02 MM10
Claims (2)
- 【請求項1】 所定のスライス厚で撮影された被検体の
断層画像を複数枚記憶する画像記憶手段と、 前記被検体の部位に応じて前記断層画像の加算枚数をそ
れぞれ異なるように設定する設定手段と、 前記画像記憶手段から読み出された前記断層画像を前記
設定手段によって設定された加算枚数に従って加算して
表示する表示手段とを備えたことを特徴とする画像表示
装置。 - 【請求項2】 所定のスライス厚で撮影された被検体の
断層画像を複数枚記憶する画像記憶手段と、 前記被検体の部位に応じて前記断層画像の加算枚数をそ
れぞれ異なるように設定する設定手段と、 前記画像記憶手段から読み出された前記断層画像を前記
設定手段によって設定された加算枚数に従って加算する
ことによって作成された断層画像をフィルムとして出力
するフィルム出力手段とを備えたことを特徴とするフィ
ルム出力画像選択装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001021107A JP2002229537A (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 画像表示装置及びフィルム出力画像選択装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001021107A JP2002229537A (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 画像表示装置及びフィルム出力画像選択装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002229537A true JP2002229537A (ja) | 2002-08-16 |
Family
ID=18886712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001021107A Pending JP2002229537A (ja) | 2001-01-30 | 2001-01-30 | 画像表示装置及びフィルム出力画像選択装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002229537A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003010174A (ja) * | 2001-06-21 | 2003-01-14 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | X線ct装置及びプログラム |
US7852332B2 (en) | 2004-08-11 | 2010-12-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Medical image processing and display apparatus including associated processing and control methods |
JP2013008379A (ja) * | 2005-04-26 | 2013-01-10 | Toshiba Corp | 医用画像ファイリング装置 |
WO2013031077A1 (ja) * | 2011-08-26 | 2013-03-07 | ソニー株式会社 | 情報処理システム及び情報処理方法 |
-
2001
- 2001-01-30 JP JP2001021107A patent/JP2002229537A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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