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JP2002229385A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002229385A
JP2002229385A JP2001023122A JP2001023122A JP2002229385A JP 2002229385 A JP2002229385 A JP 2002229385A JP 2001023122 A JP2001023122 A JP 2001023122A JP 2001023122 A JP2001023122 A JP 2001023122A JP 2002229385 A JP2002229385 A JP 2002229385A
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JP
Japan
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side plate
belt
roller
waste toner
image forming
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Application number
JP2001023122A
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English (en)
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Inventor
Yoshikazu Yamazoe
佳和 山添
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JP2002229385A publication Critical patent/JP2002229385A/ja
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルト状の像担持体で形成される内方空間に
廃トナータンク等の内方設置部材設けられている構成に
おいても、ベルト状の像担持体の交換が容易に行えるよ
うにする。 【解決手段】 中間転写ユニット40は、駆動ローラ4
4、1次転写ローラ45、2次転写対向ローラ46、ク
リーニング対向ローラ47及びテンションローラ48
と、これら複数のローラに張架されたベルト状の像担持
体としての中間転写ベルト41を有している。装置手前
側の側板92は、固定側板94と、該固定側板94にネ
ジ96で着脱される取り外し用側板98から構成され、
取り外し用側板98を引き出すと、クリーニング対向ロ
ーラ47と、中間転写ベルト41の内方空間に設けられ
た廃トナータンク49が一体に引き出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、詳しくは、
複数のローラに張架されたベルト状の像担持体を有する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置におけるベルト状
の像担持体(感光体、中間転写体等)は、通常、上下左
右に間隔を有する複数のローラに張架されて実装されて
いる。近年、画像形成装置の小型化、高密度化の要望が
高まり、例えば特開平8−16057号公報には、ベル
ト状の像担持体の張架構成によって形成される内方空間
を活用すべく、該内方空間に該ベルト状の像担持体から
クリーニングされた廃トナーを蓄える廃トナータンクを
設ける構成が開示されている。このように、ベルト状の
像担持体の内方空間に廃トナータンク等を搭載すること
により、これまで無駄になっていた装置内の空間が有効
に活用できるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】感光体や中間転写体等
のベルト状の像担持体は、経時的使用により感光特性
(画像形成能力)が劣化したり、寿命が来ることを避け
られない。このため、一定の使用時間の後には交換する
必要がある。ベルト状の像担持体の張架構成によって形
成される内方空間に何も存在しない場合には、複数のロ
ーラの一部を該ベルト状の像担持体より内側へ移動させ
ることにより、ベルトを緩めることができ、ベルト状の
像担持体を外して交換することができる。
【0004】しかしながら、上述のように内方空間に廃
トナータンク等の内方設置部材が存在する構成では、ロ
ーラの内方への移動スペースが少なく困難であるため、
ベルト状の像担持体の交換は極めて作業操作性が悪いと
いう問題があった。また、廃トナータンクは内方空間の
大部分を占めるため、廃トナーを捨てるための該廃トナ
ータンクの取り外し作業もスペースが少ないために困難
であった。
【0005】そこで、本発明は、ベルト状の像担持体の
内方空間に廃トナータンク等の内方設置部材が存在して
も容易にベルト状の像担持体の交換作業が行える画像形
成装置の提供を、その目的とする。また、本発明は、ベ
ルト状の像担持体の内方空間に廃トナータンクが設けら
れる構成において、廃トナーの廃棄作業が容易に行える
画像形成装置の提供を、その目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、側板間に支持された複数
のローラと、該複数のローラに張架されたベルト状の像
担持体と、該ベルト状の像担持体の内方空間を利用して
設けられた内方設置部材を有する画像形成装置におい
て、上記各側板のうち一方の側板が、上記複数のローラ
のうち大部分の端部を支持する固定側板と、該固定側板
に着脱自在に設けられ上記複数のローラのうち残りのロ
ーラの端部を支持する取り外し用側板から構成され、該
取り外し用側板を該固定側板から取り外したときに上記
残りのローラも該取り外し用側板と一体に取り外される
ように設けられている、という構成を採っている。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
画像形成装置において、上記一方の側板が、装置本体の
操作面側に位置する側板である、という構成を採ってい
る。
【0008】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の画像形成装置において、上記残りのローラが1本
である、という構成を採っている。
【0009】請求項4記載の発明では、請求項1乃至3
のうちの一つに記載の画像形成装置において、上記内方
設置部材が、廃トナーを収容する廃トナータンクであ
る、という構成を採っている。
【0010】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
画像形成装置において、上記廃トナータンクが、上記取
り外し用側板に一体に設けられている、という構成を採
っている。
【0011】請求項6記載の発明では、請求項4又は5
記載の画像形成装置において、上記廃トナータンクの収
容容量が、上記ベルト状の像担持体の交換時点までに回
収される廃トナー回収量と略同一に設定されている、と
いう構成を採っている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図7に基づいて説明する。先ず、本実施形態におけ
る画像形成装置としての電子写真方式カラープリンタ
(以下、単にカラープリンタという)1の概略構成及び
動作について説明する。カラープリンタ1は、感光体ユ
ニット10と、書き込み光学ユニット20と、現像手段
としての現像ユニット30と、中間転写ユニット40
と、転写手段としての2次転写ユニット50と、定着装
置としての定着ユニット60と、両面印刷用紙反転ユニ
ット70等を有している。カラープリンタ1は、Bla
ck:黒(以下、Bkという)、Cyan:シアン(以
下、Cという)、Magenta:マゼンタ(以下、M
という)、Yellow:イエロー(以下、Yという)
のカラー画像を感光体ユニット10の像担持体としての
感光体ベルト11上に順次顕像化し、これらを重ね合わ
せて最終的な4色フルカラー画像を形成する。
【0013】ベルト状の像担持体としての感光体ベルト
11は矢印Aで示す時計回り方向に回転し、その周りに
は、感光体クリーニング装置12、帯電ローラ13、現
像ユニット30の選択された現像器、中間転写ユニット
40の中間転写ベルト41などが配置されている。感光
体ベルト11は、駆動ローラ14、1次転写対向ローラ
15、張架ローラ16間に張架され、矢印A方向に図示
しない駆動モータによって回転移動する。なお、つなぎ
目のある感光体ベルト11を用いる場合には、感光体ベ
ルト11端部の非画像領域につなぎ目マークを設け、図
示しないセンサにより検出を行い、つなぎ目を避けて画
像形成を行う。
【0014】書き込み光学ユニット20は、カラー画像
データを光信号に変換して、各色画像に対応した光書き
込みを行い、感光体ベルト11に静電潜像を形成する。
書き込み光学ユニット20は、光源としての半導体レー
ザー21、図示しないレーザー発光駆動制御部、ポリゴ
ンミラー22、3つの反射ミラー23a,23b,23
c等で構成されている。
【0015】現像ユニット30は、Bk現像器31K、
C現像器31C、M現像器31M、Y現像器31Yと、
各現像器を図中左右方向へ移動させ感光体ベルト11に
対し接離動作を行う図示しない接離機構等で構成されて
いる。各現像器31K,31C,31M,31Yは、感
光体ベルト11表面の静電潜像を現像するために現像剤
を表面に担持して回転する現像スリーブ32K,32
C,32M,32Yと、現像剤を汲み上げて攪拌するた
めに回転する現像剤パドル33K,33C,33M,3
3Yと、現像剤を収容する現像剤収容ケース34K,3
4C,34M,34Y等で構成されている。各現像剤収
容ケース34K,34C,34M,34Yには、現像剤
としての各色のトナーからなる一成分現像剤がそれぞれ
収容されている。図示の例では、装置本体下側から順
に、黒トナーを収容したBk現像器31K、シアントナ
ーを収容したC現像器31C、マゼンタトナーを収容し
たM現像器31M、イエロートナーを収容したY現像器
31Yが設けられている。
【0016】各現像器31K,31C,31M,31Y
内のトナーは所定の極性に帯電され、また、各現像スリ
ーブ32K,32C,32M,32Yには図示しない現
像バイアス電源によって現像バイアスが印加され、現像
スリーブ32K,32C,32M,32Yが感光体ベル
ト11に対して所定電位にバイアスされている。また、
上記接離機構は、図示しないモータから各現像器31
K,31C,31M,31Yに駆動を伝達するための図
示しない電磁クラッチがオンになるとその駆動力で現像
剤収容ケース34K,34C,34M,34Yを感光体
ベルト11側(図中右側)に移動させるようになってい
る。現像時には、各現像器31K,31C,31M,3
1Yのうち選択されたいずれか一つが移動し、感光体ベ
ルト11に当接する。一方、電磁クラッチをオフにして
駆動伝達を解除すると、感光体ベルト11に当接してい
た現像器が感光体ベルト11から離間する方向(図中左
側)に移動する。
【0017】カラープリンタ本体の待機状態では、現像
ユニット30のいずれの現像器31K,31C,31
M,31Yも感光体ベルト11と離間した位置にセット
されている。プリント動作が開始されると、カラー画像
データに基づき、レーザー光による光書き込み、静電潜
像形成が始まる(以下、Bk画像データによる静電潜像
をBk静電潜像という。C、M、Yについても同様)。
Bk静電潜像の先端部から現像可能とすべく、Bk現像
位置にBk静電潜像の先端部が到達する前にBk現像ス
リーブ32Kを回転開始して、Bk静電潜像をBkトナ
ーで現像する。以後、Bk静電潜像領域の現像動作を続
けるが、Bk静電潜像の後端部がBk現像位置を通過し
た時点で、Bk現像器31Kが感光体ベルト11から離
間し、速やかに次の色の現像器が感光体ベルト11に当
接する。これは少なくとも、次の画像データによる静電
潜像先端部が現像位置に到達する前に完了させる。
【0018】中間転写ユニット40は、ベルト状の像担
持体としての中間転写ベルト41、べルトクリーニング
装置42、位置検出用センサ43等で構成されている。
中間転写ベルト41は、駆動ローラ44、1次転写ロー
ラ45、2次転写対向ローラ46、クリーニング対向ロ
ーラ47及びテンションローラ48に張架されており、
図示しない駆動モータにより矢印B方向に駆動制御され
る。中間転写ベルト41端部の非画像領域には図示しな
い複数の位置検出用マークが設けられており、これらの
位置検出用マークのうちのいずれか一つ(画像形成動作
開始時に位置検出用センサ43を最初に通過した位置検
出用マーク)を位置検出用マークで検出し、この検出タ
イミングで画像形成を開始する。
【0019】べルトクリーニング装置42は、クリニー
ングブラシ42a、図示しない接離機構等で構成されて
おり、1色目のBk画像を中間転写ベルト41に転写し
ている間、及び、2、3、4色目の画像を中間転写ベル
ト41に転写している間は接離機構によって中間転写ベ
ルト41面からクリニーングブラシ42aを離間させて
おく。中間転写ベルト41面からクリーニングされたト
ナーは、中間転写ユニット40内部(内方空間)に設け
られた内方設置部材としての廃トナータンク49に蓄え
られる。
【0020】装置本体下部に設けられた転写紙カセット
80内には、転写材としての転写紙が収容されており、
該転写紙は給紙コロ81a、81b、81cによってレ
ジストローラ対82へ向けて給紙、搬送される。カラー
プリンタ1の右側面には、OHP用紙や厚紙などの手差
し給紙用の手差しトレイ83が設けられている。
【0021】2次転写ユニット50は、2次転写ローラ
51、該2次転写ローラ51を中間転写ベルト41に対
して接離するためのクラッチ等を備えた図示しない揺動
機構等で構成されている。転写紙が転写位置に到達する
タイミングに合わせて2次転写ローラ51が揺動機構の
回転軸を中心に揺動する。2次転写ローラ51と2次転
写対向ローラ46とにより転写紙と中間転写ベルト41
とを一定の圧力で接触させる。2次転写ローラ51は中
間転写ユニット40に設けられた図示しない位置決め部
材により2次転写対向ローラ46との平行度の位置精度
が保たれている。2次転写ローラ51に設けた図示しな
い位置決めコロにより、中間転写ベルト41に対する2
次転写ローラ51の接触圧を均一にしている。2次転写
ローラ51を中間転写ベルト41に接触させると同時
に、2次転写ローラ51はトナーと逆極性の転写バイア
スを印加され、中間転写ベルト41上の重ねトナー像を
転写紙に一括転写する。
【0022】なお、上記各ユニットは装置本体に対して
容易に着脱できるようになっている。例えば、図1にお
いて、中間転写ユニット40を外す場合には、図示しな
い前面カバーを開け、紙面の奥側から手前側にユニット
をスライドさせる。
【0023】上記構成のカラープリンタ1において、画
像形成サイクルが開始されると、まず感光体ベルト11
は矢印Aの時計回り方向に、中間転写ベルト41は矢印
Bの反時計回り方向に図示しない駆動モータによって回
転される。中間転写ベルト41上に設けられた図示しな
い位置検出用マークを位置検出用センサ43で検出し、
位置検出用マークの検知タイミングに応じて感光体ベル
ト11上にBkトナー像形成、Cトナー像形成、Mトナ
ー像形成、Yトナー像形成が行われ、最終的にBk、
C、M、Yの順に中間転写ベルト41上に重ねてトナー
像が形成される。このとき、1次転写ローラ45に印加
するバイアスは順次電圧を高くすることが一般的である
が、中間転写ベルト41の抵抗特性等に応じて異なる。
【0024】Bkトナー像形成は次のように行われる。
図示しない電源の印加電圧により、帯電ローラ13は感
光体ベルト11を一様に帯電する。書き込みのためのレ
ーザー光LDはBkカラー画像信号に基づいて露光を行
う。この露光が行われたとき、当初一様荷電された感光
体ベルト11の露光された部分は、露光光量に比例する
電荷が消失し、Bk静電潜像が形成される。このBk静
電潜像にBk現像スリーブ32K上のBkトナーが接触
することにより、感光体ベルト11の電荷が残っている
部分にはトナーが付着せず、電荷の無い部分すなわち露
光された部分にはBkトナーが吸着され、静電潜像と相
似なBkトナー像が形成される。感光体ベルト11上に
形成されたBkトナー像は、1次転写位置において中間
転写ベルト41に接する。この1次転写位置では、1次
転写ローラ45と1次転写対向ローラ15とにより中間
転写ベルト41と感光体ベルト11との間にニップが形
成されており、1次転写ローラ45にBkトナー像と逆
極性のバイアスを印加することによりBkトナー像を中
間転写ベルト41に転写する。
【0025】感光体ベルト11上の若干の未転写残留ト
ナーは、感光体ベルト11の再使用に備えて感光体クリ
ーニング装置12で清掃される。ここで回収されたトナ
ーは図示しない回収パイプを経由して図示しない廃トナ
ータンクに蓄えられる。
【0026】感光体ベルト11側では、Bk画像形成工
程の次にC画像形成工程に進み、位置検出用センサ43
の検知タイミングに応じてC画像データによるレーザー
光LDによる書き込みが行われ、C静電潜像が形成され
る。先のBk静電潜像の後端部が通過した後で、且つ、
C静電潜像の先端部が到達する前にBk現像器31Kが
現像位置から退避し、C現像器31Cが現像位置にセッ
トされてC静電潜像がCトナーで現像される。以後、C
静電潜像領域の現像を続けるが、C静電潜像の後端部が
通過した時点で、先のBk現像器31Kの場合と同様に
C現像器31Cが現像位置から退避し、次のM現像器3
1Mを現像位置に移動させる。これもやはり次のM静電
潜像の先端部が現像位置に到達する前に完了させる。な
お、M及びYの画像形成工程については、それぞれの静
電潜像形成、現像の動作が上述のBk、Cの工程と同様
であるので説明は省略する。
【0027】中間転写ベルト41には、感光体ベルト1
1に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像を、同一
面に順次位置合わせして、4色重ねのトナー像が形成さ
れ、次の2転写工程において、この4色のトナー像が転
写紙に一括転写される。
【0028】上記画像形成動作が開始される時期に、転
写紙は転写紙カセット80又は手差しトレイ83のいず
れかから給送され、レジストローラ対82のニップで待
機している。2次転写ローラ51に中間転写ベルト41
上の4色重ねのトナー像の先端がさしかかるときに、丁
度転写紙の先端がこのトナー像の先端に一致するように
レジストローラ対82が駆動され、転写紙とトナー像と
の位置合わせが行われる。そして、転写紙が中間転写ベ
ルト41上のトナー像と重ねられて2次転写位置を通過
する。このとき、2次転写ローラ51による転写バイア
スで転写紙が荷電され、トナー画像のほとんどが転写紙
上に転写される。
【0029】中間転写ベルト41から4色重ねトナー像
を一括転写された転写紙は、定着ユニット60に搬送さ
れる。所定温度に制御された定着ベルト61と加圧ロー
ラ62のニップ部でトナー像が溶融定着され、装置本体
外に送り出され(矢印C方向)、排紙トレイ84に裏向
きにスタックされてフルカラーコピーを得る。
【0030】両面印刷を行う場合には、定着ユニット6
0を通過した転写紙は、両面切替爪85により矢印D方
向に案内され、両面印刷用紙反転ユニット70に送られ
る。転写紙後端が反転切替爪71を通過した後、反転ロ
ーラ対72が停止し、転写紙も停止する。反転ローラ対
72が一定のブランク時間ののち逆転を開始し、転写紙
はスイッチバックを始める。このとき反転切替爪71が
切り替わり、転写紙は矢印E方向に案内され、レジスト
ローラ対82に送られる。レジストローラ対82に送ら
れた転写紙は、表裏反転した状態でレジストローラ対8
2のニップ部で待機する。所定のタイミングでレジスト
ローラ対82が駆動され、転写紙は2次転写位置に送ら
れて中間転写ベルト41から4色重ねトナー像を一括転
写された後、定着ユニット60でトナー像が溶融定着さ
れ、装置本体外に送り出される。
【0031】1次転写後の感光体ベルト11の表面は、
感光体クリーニング装置12でクリーニングされ、図示
しない除電ランプで均一に除電される。転写紙にトナー
像を転写した後の中間転写ベルト41の表面は、べルト
クリーニング装置42のクリニーングブラシ42aを接
離機構で押圧することによってクリーニングされる。中
間転写ベルト41からクリーニングされたトナーは、廃
トナータンク49に蓄えられる。
【0032】次に、中間転写ユニット40におけるベル
ト状の像担持体としての中間転写ベルト41の交換を容
易にするための構成を説明する。図2は、装置本体の操
作面側と反対側の装置奥側に位置するローラ支持板とし
ての側板90の、駆動ローラ44,1次転写ローラ4
5,2次転写対向ローラ46,クリーニング対向ローラ
47,テンションローラ48に対する支持構成を示して
いる。1次転写ローラ45とテンションローラ48は、
それらの回転軸45a,48aを側板90に直接支持さ
れている。駆動ローラ44,2次転写対向ローラ46,
クリーニング対向ローラ47は、それらの回転軸44
a,46a,47aをそれぞれ、側板90に設けられた
軸受90a,90b,90cに支持されている。
【0033】図3は、装置本体の操作面側に位置するロ
ーラ支持板としての側板92の、駆動ローラ44,1次
転写ローラ45,2次転写対向ローラ46,クリーニン
グ対向ローラ47,テンションローラ48に対する支持
構成を示している。該側板92は側板90に対して略平
行に対向配置されている。側板92は、駆動ローラ4
4,1次転写ローラ45,2次転写対向ローラ46,テ
ンションローラ48の他方の端部を支持する固定側板9
4と、該固定側板94にネジ96によって着脱自在に設
けられた取り外し用側板98とから構成されている。1
次転写ローラ45とテンションローラ48は、それらの
回転軸45a,48aを固定側板94に直接支持されて
いる。駆動ローラ44,2次転写対向ローラ46は、そ
れらの回転軸44a,46aをそれぞれ、固定側板94
に設けられた軸受94a,94bに支持されている。
【0034】クリーニング対向ローラ47は、その回転
軸(他方の端部)47aを取り外し用側板98に設けら
れた軸受98aに支持されている。また、取り外し用側
板98には廃トナータンク49が一体に形成されてい
る。廃トナータンク49の廃トナーの収容容量は、中間
転写ベルト41の交換時点までに回収される廃トナー回
収量と略同一に設定されている。この収容容量は、例え
ば、中間転写ベルト41の交換時点までに回収される廃
トナーの平均回収量によって決定することができる。
【0035】クリーニング対向ローラ47は、取り外し
用側板98を固定側板94から取り外したときに該取り
外し用側板98と一体に取り外されるように設けられて
いる。従って、取り外し用側板98、クリーニング対向
ローラ47、廃トナータンク49は一つのユニットを構
成している。クリーニング対向ローラ47の一体取り外
し構成は、例えば側板90に対する軸受90cを非固定
とし、取り外し用側板98に対する軸受98aを固定と
することによって可能となる。
【0036】図4は、取り外し用側板98側の単独のユ
ニット構成を示しており、図5は、固定側板94側の単
独のユニット構成を示している。図5において、符号9
4cは、ネジ96の螺合穴を示す。図5に示すように、
2本のネジ96を外して、固定側板94から取り外し用
側板98を分離した場合、中間転写ベルト41に対する
クリーニング対向ローラ47の張架が無くなるので、中
間転写ベルト41は実線で示す緊張状態から二点鎖線で
示すように緩んだ状態が得られる。
【0037】次に、図6及び図7に基づいて、中間転写
ベルト41の交換動作及び廃トナーの廃棄動作を説明す
る。中間転写ベルト41の画像形成能力が低下した場
合、あるいは寿命が来た場合、中間転写ベルト41の交
換を行う。交換作業において、まず、装置本体の図示し
ない前面カバーを開け、図6に示すように、中間転写ユ
ニット40のネジ96を外す。ネジ96を外した後、取
り外し用側板98を装置手前側へ引き出す。取り外し用
側板98の引き出し動作に伴って、クリーニング対向ロ
ーラ47及び廃トナータンク49が1つのユニットとし
て一体に引き出される。なお、図6において、中間転写
ベルト41は判りやすいように二点鎖線で示している。
【0038】図7に示すように、取り外し用側板98を
含むユニットを引き出した後、緩んだ中間転写ベルト4
1を固定側板94を含むユニットから装置手前側へ引き
出す。引き出された取り外し用側板98を含むユニット
を裏返しにして、あるいは傾けて所定箇所に廃トナーを
捨てる。
【0039】新しい中間転写ベルト41を固定側板94
を含むユニットへ緩んだ状態で装着した後、廃トナータ
ンク49が空になった取り外し用側板98を含むユニッ
トを所定位置に位置付け、ネジ96により取り外し用側
板98を固定側板94に固定する。取り外し用側板98
を含むユニットの固定により、新しい中間転写ベルト4
1は所定の張架状態となる。
【0040】上記実施実施形態では、中間転写ユニット
へでの実施例を示したが、ベルト状の像担持体としての
感光体ベルト11を有する感光体ユニット10において
も同様に実施することができる。また、ベルト状の像担
持体だけでなく、交換やメンテナンスを必要とするベル
ト状体を有する他のユニットにおいても同様に実施する
ことができる。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、側板間に
支持された複数のローラと、該複数のローラに張架され
たベルト状の像担持体と、該ベルト状の像担持体の内方
空間を利用して設けられた内方設置部材を有する画像形
成装置において、上記各側板のうち一方の側板が、上記
複数のローラのうち大部分の端部を支持する固定側板
と、該固定側板に着脱自在に設けられ上記複数のローラ
のうち残りのローラの端部を支持する取り外し用側板か
ら構成され、該取り外し用側板を該固定側板から取り外
したときに上記残りのローラも該取り外し用側板と一体
に取り外されるように設けられている構成としたので、
内方設置部材が存在しても画像形成能力が劣化し又は寿
命が来たベルト状の像担持体を取り外し用側板を取り外
すことによって容易に交換することができる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、上記一方の
側板が、装置本体の操作面側に位置する側板である構成
としたので、装置本体の前面カバーを開けることによっ
て容易に交換作業を行うことができ、交換作業の容易化
をさらに向上させることができる。
【0043】請求項3記載の発明によれば、上記残りの
ローラが1本である構成としたので、取り外し用側板の
着脱操作を少ない重量で容易に行うことができる。
【0044】請求項4記載の発明によれば、上記内方設
置部材が、廃トナーを収容する廃トナータンクである構
成としたので、ベルト状の像担持体で形成される内方空
間を有効に活用することができる。
【0045】請求項5記載の発明によれば、上記廃トナ
ータンクが、上記取り外し用側板に一体に設けられてい
る構成としたので、取り外し用側板の引き出し動作に伴
って廃トナータンクを引き出すことができ、廃トナータ
ンク内の廃トナーの廃棄作業を容易に行うことができ
る。
【0046】請求項6記載の発明によれば、上記廃トナ
ータンクの収容容量が、上記ベルト状の像担持体の交換
時点までに回収される廃トナー回収量と略同一に設定さ
れている構成としたので、ベルト状の像担持体の交換時
まで廃トナータンク内の廃トナーを廃棄しなくてもよ
く、2度手間がないため、作業性の効率を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置として
のカラープリンタの概要正面図である。
【図2】装置本体奥側に位置する側板と複数のローラと
の支持関係を示す拡大正面図である。
【図3】装置本体手前側に位置する側板と複数のローラ
との支持関係を示す拡大正面図である。
【図4】装置本体手前側に位置する側板における取り外
し用側板を含むユニットのみの拡大正面図である。
【図5】装置本体手前側に位置する側板における固定側
板を含むユニットのみの拡大正面図である。
【図6】中間転写ユニットから取り外し用側板を含むユ
ニットのみを引き出した状態の概要斜視図である。
【図7】中間転写ユニットから取り外し用側板を含むユ
ニットのみを引き出した状態で、ベルト状の像担持体が
緩んで引き出し可能である状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
44 ローラとしての駆動ローラ 45 ローラとしての1次転写ローラ 46 ローラとしての2次転写対向ローラ 47 残りのローラとしてのクリーニング対向ローラ 48 ローラとしてのテンションローラ 49 内方設置部材としての廃トナータンク 90 側板 92 一方の側板 94 固定側板 98 取り外し用側板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側板間に支持された複数のローラと、該複
    数のローラに張架されたベルト状の像担持体と、該ベル
    ト状の像担持体の内方空間を利用して設けられた内方設
    置部材を有する画像形成装置において、 上記各側板のうち一方の側板が、上記複数のローラのう
    ち大部分の端部を支持する固定側板と、該固定側板に着
    脱自在に設けられ上記複数のローラのうち残りのローラ
    の端部を支持する取り外し用側板から構成され、該取り
    外し用側板を該固定側板から取り外したときに上記残り
    のローラも該取り外し用側板と一体に取り外されるよう
    に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 上記一方の側板が、装置本体の操作面側に位置する側板
    であることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の画像形成装置におい
    て、 上記残りのローラが1本であることを特徴とする画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のうちの一つに記載の画像
    形成装置において、 上記内方設置部材が、廃トナーを収容する廃トナータン
    クであることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の画像形成装置において、 上記廃トナータンクが、上記取り外し用側板に一体に設
    けられていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項4又は5記載の画像形成装置におい
    て、 上記廃トナータンクの収容容量が、上記ベルト状の像担
    持体の交換時点までに回収される廃トナー回収量と略同
    一に設定されていることを特徴とする画像形成装置。
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