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JP2002226034A - ワーク搬送装置 - Google Patents

ワーク搬送装置

Info

Publication number
JP2002226034A
JP2002226034A JP2001026566A JP2001026566A JP2002226034A JP 2002226034 A JP2002226034 A JP 2002226034A JP 2001026566 A JP2001026566 A JP 2001026566A JP 2001026566 A JP2001026566 A JP 2001026566A JP 2002226034 A JP2002226034 A JP 2002226034A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
transport
transfer
differential
timing belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001026566A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Harada
勇 原田
Noboru Takarasawa
昇 宝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001026566A priority Critical patent/JP2002226034A/ja
Priority to CN 01135439 priority patent/CN1345635A/zh
Publication of JP2002226034A publication Critical patent/JP2002226034A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)
  • Belt Conveyors (AREA)
  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、搬送装置や冶具の摩耗を低減
させて、装置全体をコンパクトで全長を短くすることを
可能としたもの。 【解決手段】 搬送路の所定の範囲内に配置した差動部
材31の回転用係合部31aを、搬送部材18の搬送用
係合部18aと異なる速度で移動させることによってワ
ーク28の回転を行わせ、搬送部材18等の構成を簡易
化を可能とするとともに、上記差動部材31の回転用係
合部31aの移動速度を適宜に設定することによって、
搬送部材18の移動速度に対するワーク28の搬送速度
を、当該ワーク28に対する作業の条件に応じて任意に
減速・増速させるように構成したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送路の一部にお
いてワークを回転させながら搬送させるように構成され
たワーク搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワークを回転させながら搬送さ
せるワーク搬送装置が、種々の分野で採用されている。
例えば、小型モータ用コアに対する絶縁用の粉体塗装工
程においては、粉体塗料を静電気によりワークとしての
コアに吸着させ、これを加熱溶着させる粉体静電塗装方
法が採用されているが、この塗装方法では、均一な塗料
膜厚を得るために、ワークとしてのコアを回転させなが
ら各工程を連続移動させる必要がある。そして、その搬
送方法として、互いにリードピッチの等しい2本のリー
ドスクリューを平行に配置し、それらのリード溝部に、
ワーク(コア)を取り付けた塗装治具の軸部を乗せ、2
本のリードスクリューを同期して回転駆動することで、
治具自体に回転を与えつつリード溝部に沿って移動させ
る方法が採られている。
【0003】より具体的には、例えば図5に示されてい
るように、比較的大きなピッチのスクリュー1a,1a
を有する2本のリードスクリュー1,1が同じ高さ位置
に水平方向に平行に配置されており、小型モータ用コア
などのワーク2には、そのワーク2を軸方向に貫通し、
かつ、当該ワーク2と一体に軸状のワーク保持部材(塗
装冶具)3が取り付けられていて、上記ワーク2を挟ん
でワーク保持部材3の両側が2本のリードスクリュー
1,1の上に載せられている。これら2本のリードスク
リュー1,1は、互いに同期して回転駆動され、それぞ
れのスクリュー1,1の溝部1b,1bが同じ位置にあ
る。そして、各リードスクリュー1,1のスクリュー1
a,1aのピッチは大きいため、前記ワーク保持部材3
は、上記スクリュー1aの溝部1b内に落ち込むように
して、上記各リードスクリュー1,1の本体である軸部
上に載っている。
【0004】リードスクリュー1,1上のワーク保持部
材3は、リードスクリュー1,1の回転に伴い移動する
と同時に、溝部1bでの摩擦でワーク保持部材3自体が
回転する。このとき、リード角によって上記ワーク保持
部材3は一方向に横移動しようとするが、その推力によ
って、横に待機している電極板(図示されず)に押し付
けることで姿勢を保つと共に、電極板から給電を受け、
ワーク2に静電塗装を行う構成になされている。なお、
実際の粉体塗装工程には、上述した静電塗装部の外に、
前工程としての予備加熱部、粉体吸収部、後工程として
の加熱焼付け部、冷却部など、各種の工程があり、2本
のリードスクリュー1,1によるワークの搬送範囲にお
いて全ての工程が実行されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のワーク搬送装置には次のような問題がある。 1.搬送用リードスクリュー1,1が高価な上、ワーク
保持部材3と絶えず擦れ合っていることから、リードス
クリュー1,1が摩耗しやすく、定期的な交換が必要と
なってランニングコストが高くつく。また、リードスク
リュー1,1の交換作業に大きな労力を要する。 2.リードスクリュー1,1と同様に、ワーク保持部材
3も回転摩擦部での摩耗が激しく、寿命が短いために定
期的な補充が必要になる。 3.装置全体が長大にならざるを得ず、その分、搬送用
のリードスクリュー1,1も長くする必要があり、さら
に据え付け面積も広く、イニシャルコストも高くなる。 4.機械の横造物が電極の一方を負担するため、構造物
まで塗料の粉体が付着して、機械全体が汚れ易い上に、
粉体塗料の活用比率も低下する。
【0006】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解消するためになされたもので、搬送装置も冶具も摩
耗が少なく、装置全体がコンパクトで全長が短く、狭い
面積に据え付けることができ、イニシャルコストの安い
ワーク搬送装置を提供することを目的とする。本発明は
また、塗装しようとするワークの部分にできるだけ集中
的に塗料が付着するようにして、機械の汚れを少なくす
るとともに、粉体塗料の活用比率を高めることができる
粉体静電塗装用搬送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1にかかるワーク搬送装置では、ワークを保持す
るワーク支持部材と、そのワーク支持部材に対して少な
くとも搬送方向に係合しながら移動することにより前記
ワークの搬送を行う搬送用係合部を備えた搬送部材と、
前記搬送路の所定範囲内において上記ワーク支持部材に
対して少なくとも搬送方向に係合しながら移動すること
により上記搬送部材に対して差動を与える回転用係合部
を備えた差動部材と、その差動部材の回転用係合部を、
上記搬送部材の搬送用係合部と異なる速度で移動させる
ことによって前記ワークに回転を行わせる差動駆動手段
とを有しており、搬送路の所定範囲内に設けられた差動
部材の作用によってワークの回転が行われることから、
搬送部材等の構成が簡易なものでよくなるとともに、そ
の差動部材の回転用係合部の移動速度及び移動方向を適
宜に設定することによって、搬送部材の移動速度に対す
るワークの搬送速度及び搬送方向が、当該ワークへの作
業条件に応じて、任意に減速・増速、又は切り換えられ
るようになっている。
【0008】このとき、特に、請求項2にかかるワーク
搬送装置では、差動駆動手段が、搬送用係合部の移動方
向の逆方向に回転用係合部を移動させるように構成され
ていることから、ワークが適宜の速度に減速させること
となり、搬送領域の空間的広がりが制限されても、必要
にして十分な作業が可能となり、装置全体が狭い空間に
コンパクトに設置される。
【0009】また、請求項3にかかるワーク搬送装置で
は、差動駆動手段が、搬送部材の駆動手段における駆動
源を共用するように構成され、それらの差動駆動手段
と、搬送部材の駆動手段とは、交換可能に設けられた中
継部材を介して回転伝達を行うように連結されているこ
とから、駆動系を共用した構成によって簡易な構成が可
能となるとともに、中継部材の伝達比率を変更すること
によって、ワークの回転速度や搬送速度が容易に変更さ
れる。
【0010】さらに、請求項4にかかるワーク搬送装置
では、搬送部材及び差動部材が、搬送方向に沿って張架
されたタイミングベルトを含み、搬送用係合部及び回転
用係合部が、上記タイミングベルトに設けられた多数の
歯部であり、ワーク支持部材は、上記複数の歯部に噛み
合うギヤからなることから、安価で取り扱いの容易なタ
イミングベルトによって装置の低廉化が図られるととも
に、交換作業も容易に行われる。しかも、搬送部材とワ
ーク支持部材との関係、及びワーク回転部材とワーク支
持部材との関係は、互いに擦れ合う関係ではなく転がり
の関係であるため、それぞれの摩耗が少なく、長寿命で
低コストのワーク搬送装置が得られるようになってい
る。
【0011】さらにまた、請求項5にかかるワーク搬送
装置では、搬送部材及び差動部材が、搬送方向に沿って
張架されたチェーンを含み、ワーク支持部材は、チェー
ンに噛み合うスプロケットからなることから、安価で取
り扱いの容易なチェーンによって装置の低廉化が図られ
るとともに、交換作業も容易に行われる。しかも、搬送
部材とワーク支持部材との関係、及びワーク回転部材と
ワーク支持部材との関係は、互いに擦れ合う関係ではな
く転がりの関係であるため、それぞれの摩耗が少なく、
長寿命で低コストのワーク搬送装置が得られる。
【0012】また、請求項6にかかるワーク搬送装置で
は、搬送路の所定の範囲内が、前記ワークの表面に粉体
塗料を静電付着させた後に加熱溶着させる塗装領域に構
成されていることから、粉体塗料を用いた静電塗装作業
において、上述した各作用が奏せられるとともに、特
に、塗装しようとするワークの部分に集中的に塗料を付
着させることとなり、装置の汚れが低減されるととも
に、粉体塗料の活用比率が高められる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を粉体静電塗装用の
ワーク搬送装置に適用した実施の形態について図面を参
照しながら説明する。まず、図1及び図2は、ワーク搬
送装置の片側半分をそれぞれ表したものであって、図1
には、図示矢印で表したワーク搬送方向に向かって左側
の部分が示されているとともに、図2には、ワーク搬送
方向に向かって右側の部分が示されている。
【0014】そして、これらの図1及び図2に加えて、
図3及び図4に示されているように、本実施形態にかか
るワーク搬送装置は、ベースプレート11上に略平行に
対面するように立設された一対の外枠12を備えてお
り、それらの両外枠12どうしの間部分にワーク搬送路
が画成されているとともに、そのワーク搬送路を幅方向
に横切るようにして複数本のスライドガイドバー13,
13,・・・が、上記両外枠12どうしの間に略水平に
掛け渡されて固定されている。これらの各スライドガイ
ドバー13には、一対の平行移動支持板14,14が軸
方向に往復移動可能となるように取り付けられており、
上記ワーク搬送方向に対して略直交する装置の幅方向に
沿って、上記両平行移動支持板14,14が往復移動さ
れるように構成されている。
【0015】上記一対の平行移動支持板14,14に
は、前記外枠12どうしの間に略水平に掛け渡された2
本の位置調整スクリュー15,15がそれぞれ螺着され
ているが、それらの各位置調整スクリュー15,15
は、装置の幅方向の略中央位置を境にして両側の各部分
が、互いにネジ方向が異なる右ネジ部15a、及び左ネ
ジ部15bにそれぞれ構成されている。すなわち、上記
各位置調整スクリュー15,15の回転によって、前記
両平行移動支持板14,14どうしが、装置の幅方向に
互いに近接したり離間される構成になされている。
【0016】また、それらの各位置調整スクリュー1
5,15が上記外枠12の一方側(図3の右側)の外方
に突出する部分には、環状の操作レバー16,16がそ
れぞれ取り付けられている。そして、その操作レバー1
6を回転操作することによって、上記両平行移動支持板
14,14が、上述したようにして軸方向に移動される
ようになっている。このとき、上記2本の各位置調整ス
クリュー15,15に取り付けられた操作レバー16,
16どうしは、チェーン17によって一体に回転するよ
うに連結されており、一方側の操作レバー16に対する
回転操作が、他方側の操作レバー16にそのまま伝達さ
れて、2本の位置調整スクリュー15,15が、同方向
に一対一の回転比で同期するようにして回転されるよう
になっている。
【0017】さらに、上記一対の平行移動支持板14,
14の内側の対向面には、上記ワーク搬送方向に沿って
延在する搬送用タイミングベルト(搬送部材)18,1
8がそれぞれ配置されている。これらの搬送用タイミン
グベルト18,18は、周知のとおり、長さ方向に一定
間隔で多数の搬送用係合部としての歯部18aを有する
ものであるが、2本を一組として互いに平行となるよう
にして略水平に配置されていて、上述した各平行移動支
持板14,14における搬送方向の両端部分にそれぞれ
回転自在に配置された一対のプーリ19,19どうしの
間に、細長状に掛け渡されるようにして張架されてい
る。このとき、上記歯部18aは、外方面側に配置され
ていて、当該各搬送用タイミングベルト18の内側の平
坦面が、上記各プーリ19,19に対して圧接するよう
に装着されている。
【0018】このような搬送用タイミングベルト18の
駆動系は、次のような構成になされている。すなわち、
特に図2及び図3に示されているように、図1の矢印で
示したワーク搬送方向に向かって右側の外枠12の外側
壁面には、駆動源としての可変速モータ21が取り付け
られていて、その可変速モータ21の出力が、互いに噛
み合う一対の傘歯車22,23を介して、装置の幅方向
に延在する搬送駆動用スプラインシャフト24に伝達さ
れている。この搬送駆動用スプラインシャフト24は、
上述した一対の平行移動支持板14,14どうしの間に
掛け渡されるように配置されており、上述した各搬送用
タイミングベルト18に対応する位置に、駆動用歯付プ
ーリ(タイミングプーリ)25が、軸方向に移動可能な
状態で装着されている。それらの各駆動用歯付プーリ2
5は、上述した各搬送用タイミングベルト18の下面側
に接触するように配置されていて、それらの各搬送用タ
イミングベルト18を、下方側から上方側に向かってア
ーチ状に持ち上げるように圧接している。このとき、上
記各駆動用歯付プーリ25の外径部分に形成された歯部
25aは、前述した搬送用タイミングベルト18の歯部
18aと噛み合わされている。
【0019】また、特に図1に示されているように、上
記搬送用タイミングベルト18の内側面には、上述した
駆動用歯付プーリ25を両側から挟むようにして一対の
押付けプーリ26,26が圧接されていて、それらの両
押付けプーリ26,26の付勢力によって、上記搬送用
タイミングベルト18が駆動用歯付プーリ25側に押し
付けられ、それによって、上記駆動用歯付プーリ25か
らの回転駆動力が搬送用タイミングベルト18に対して
確実に伝達されるようになっている。すなわち、前記可
変速モータ21の回転駆動力は、上記搬送駆動用スプラ
インシャフト24から駆動用歯付プーリ25を介して搬
送用タイミングベルト18に伝達され、それによって当
該搬送用タイミングベルト18の移動が行われるように
なっている。なお、これらの駆動用歯付プーリ25及び
押付けプーリ26は、上述した平行移動支持板14,1
4の幅方向移動に従って、上記搬送用タイミングベルト
18とともに一体的に往復移動されるようになってい
る。
【0020】さらにまた、上記一対の搬送用タイミング
ベルト18の上面側には、これら一対の搬送用タイミン
グベルト18,18どうしの間を、装置の幅方向に掛け
渡すようにして、ワーク支持部材27が載置されてい
る。このワーク支持部材27は、ワーク28に挿通され
た支持軸27aの両端部分に、上記搬送用タイミングベ
ルト18の歯部18aに嵌合する搬送用係合部としての
ギア27bを備えたものである。
【0021】本実施形態におけるワーク28としては、
モータの電機子を構成する積層コアなどが用いられてい
て、そのワーク28の中心軸孔に、当該ワーク28とと
もに回転するようにして上記支持軸27bが挿通されて
いる。そして、上記両ギア27b,27bに設けられた
各歯部27cが、前記搬送用タイミングベルト18の歯
部18aと噛み合うように載置されると、上記搬送用タ
イミングベルト18が後述する駆動系によって移動さ
れ、それに伴って、当該搬送用タイミングベルト18の
移動速度と同じ速度で上記ワーク28が非回転状態にて
搬送されていく。このとき、上記双方のギア27b,2
7bの歯部27c,27cどうしは、回転位置が互いに
一致して平行状態となるようにして、上記支持軸27a
への取付け角度が調整されている。
【0022】一方、上述した搬送用タイミングベルト1
8によるワーク28の搬送領域内には、ワーク28の表
面に粉体塗料を静電付着させる工程を実行するための塗
装領域が設けられている。この塗装領域は、上記搬送領
域における搬送方向略中央部分に配置されているが、そ
の塗装領域に、差動部材としての回転用タイミングベル
ト31,31が、前記搬送用タイミングベルト18,1
8の上面側から上方側に適宜の間隔を離して略平行に対
面するように配置されている。これらの各回転用タイミ
ングベルト31は、上述した各平行移動支持板14に回
転自在に取り付けられた一対のプーリ32,32どうし
の間に、細長状に掛け渡されるようにして張架されてい
て、当該回転用タイミングベルト31に回転用係合部と
して設けられた多数の歯部31aは、前記搬送用タイミ
ングベルト18の歯部18aと同一のピッチで外方側を
向くように配置されている。そして、当該回転用タイミ
ングベルト31の内周側の平坦面が、上記各プーリ3
2,32に対して圧接するように装着されている。
【0023】このとき、上記回転用タイミングベルト3
1の駆動系は、次のような構成になされている。すなわ
ち、前述した搬送駆動用スプラインシャフト24のモー
タ21側方向への突出部分には、平歯車からなる駆動側
中継ギア33が交換可能に取り付けられている一方、上
記搬送駆動用スプラインシャフト24と略平行となるよ
うにして、前記一対の平行移動支持板14,14どうし
の間に回転駆動用スプラインシャフト34が掛け渡され
るようにして取り付けられている。そして、その回転駆
動用スプラインシャフト34のモータ21側突出部分に
交換可能に取り付けられた従動側中継ギア35が、上記
駆動側中継ギア33に噛み合わされている。さらに、上
記回転駆動用スプラインシャフト34における上記両平
行移動支持板14,14の外方側に相当する位置には、
回転駆動用プーリ36が固定されていて、その回転駆動
用プーリ36と、上述した回転用タイミングベルト31
の一方側のプーリ32と一体回転するように設けられた
従動プーリ37との間に、伝達用タイミングベルト38
が掛け渡されている。
【0024】従って、前記可変速モータ21から中継ギ
ア33,35、回転駆動用スプラインシャフト34、及
び伝達用タイミングベルト38を介して伝達された回転
駆動力により、上記回転用タイミングベルト31の駆動
が行われるように構成されていて、上記中継ギア33,
35どうしの間のギア比を適宜に変更することによっ
て、上記回転用タイミングベルト31の移動速度が任意
に増減されるようになっている。
【0025】さらにまた、上記各回転用タイミングベル
ト31と、搬送用タイミングベルト18との間の間隔
は、搬送用タイミングベルト18に載せられて搬送され
てくるワーク支持部材27のギア27bの直径に対応し
た間隔になされていて、それら回転用タイミングベルト
31の歯部31a、及び搬送用タイミングベルト18の
歯部18aのそれぞれに対して、上記ワーク支持部材2
7のギア27bが、円滑に噛み合わされる構成になされ
ている。すなわち、上記ワーク支持部材27のギア27
bが、搬送用タイミングベルト18の歯部18aに対し
てのみ噛み合って載置されているときは、上記ワーク支
持部材27のギア27bと実質一体のワーク28が、上
述したように搬送用タイミングベルト18の移動速度と
同じ速度で搬送されて行くものであるが、ワーク28が
塗装領域に至ると、上記ワーク支持部材27のギア27
bが、搬送用タイミングベルト18とともに回転用タイ
ミングベルト31の歯部31aにも噛み合うこととな
る。そのときから、それら搬送用タイミングベルト18
及び回転用タイミングベルト31の移動方向及び移動速
度の相対的な関係に従って、上記ワーク支持部材27の
移動方向、移動速度、及び回転状態が決定されるように
なっている。
【0026】つまり、上述した搬送用タイミングベルト
18、ギア27b、回転用タイミングベルト31どうし
の間の関係は、差動歯車と同じ関係になっているもので
あって、まず、上記回転用タイミングベルト31が停止
状態にある場合には、前記ワーク支持部材27のギア2
7bが、停止状態にある回転用タイミングベルト31上
を転がりながら、上記搬送用タイミングベルト18の移
動速度の1/2の速度で、上記搬送用タイミングベルト
18の移動方向と同方向に前進することとなる。
【0027】次に、前記搬送用タイミングベルト18、
及び回転用タイミングベルト31における上記ギア27
bとの噛み合う対向部分どうしが、互いに逆の方向に移
動している場合には、上記ワーク支持部材27のギア2
7bは、上記搬送用タイミングベルト18と回転用タイ
ミングベルト31との移動速度差に対応した速度、すな
わち、搬送用タイミングベルト18の1/2の速度より
も更に小さい速度で前進していくこととなる。
【0028】また、上記搬送用タイミングベルト18と
回転用タイミングベルト31とが逆方向に同一の速度で
移動している場合には、上記ギア27bは進むことなく
一定の位置で回転のみを行うこととなる。さらに、上記
回転用タイミングベルト31が、搬送用タイミングベル
ト18と逆方向で、より大きな移動速度を有している場
合には、上記ギア27bは、回転しながら後退すること
となる。一方、回転用タイミングベルト31が、搬送用
タイミングベルト18と同方向に移動している場合に
は、上記ギア27bは、回転しながら、搬送用タイミン
グベルト18の移動速度よりも大きな速度で前進してい
くこととなる。このように、塗装領域では、回転用タイ
ミングベルト31の移動方向及び移動速度を適宜に設定
することによって、ワーク28が回転又は停止した状態
で、搬送用タイミングベルト18の搬送速度に対して所
望の速度で搬送される。
【0029】そして、上記塗装領域には、粉体静電塗装
によってワーク28に絶縁塗膜を形成するための図示さ
れない給電部材が設けられている。この給電部材は、塗
装治具としてのギア27b,27bが、回転用タイミン
グベルト31,31に噛み合って強制的に回転を始めた
位置から回転用タイミングベルト31,31を通り抜け
るまでの間に、ワーク保持部材(塗装治具)としての支
持軸27aに弾力性をもって押し付ける給電線から構成
されている。また、この塗装領域では、粉体塗料をマイ
ナスイオン化してノズルから放出するとともに、上記給
電線、及びそれと電気的に通じるワーク28はプラス極
になされていて、マイナスイオン化された粉体塗料が上
記ワーク28に吸着されるようになっている。なお、上
述したブラスとマイナスとが逆の場合もある。
【0030】なお、上述した塗装領域及びその塗装領域
にワーク28を搬送するための搬送用タイミングベルト
18や、回転用タイミングベルト31などは、一連の塗
装工程中の一部を構成するものであって、その前後に各
種の工程を実行するための領域及びその領域にワーク2
8を搬送するための上述した搬送用タイミングベルト1
8と同じ構成を含む搬送装置が配置されている。各工程
に存在する搬送用タイミングベルト18の相互間には、
ワーク28を移送するための適宜の手段が設けられてい
る。
【0031】次に、上記塗装領域での塗装工程を含む一
連の塗装工程全体を概略的に説明する。まず、作業者が
ワーク保持部材(塗装治具)27のギア27b,27b
を有する支持軸27aにワーク28を装着して搬送用タ
イミングベルト18,18に載せる。そして、まず予備
加熱のため、図示を省略した過熱トンネル内をワーク2
8を回転させながら通過させる。この予備加熱の領域で
も、前述した図1等に示された塗装領域と同じ横成にす
ることによって、ワーク28の回転及び搬送速度を低速
で行うことができる。次に、ワーク28を図1等に示さ
れた塗装領域に搬送し、前述のようにしてワーク28に
粉体塗料を付着させる。
【0032】粉体塗料は、ワーク保持部材(塗装治具)
27の支持軸28aにも付着するため、次の工程でワー
ク28以外に付着した余分な塗料をブラシ又はエアーで
掃き落とす。そのあと、高周波コイルの中を、ワーク2
8を回転させながら通過させて、当該ワーク28に発生
する渦電流により自己発熱させ、塗料を溶かす。次い
で、上記ワーク28を冷却用エアーブローの下を通過さ
せて冷却し、粉体塗料をワーク28に定着させる。最後
に、上記支持軸27aからワーク28を取り外して、支
持軸27a及びギア27bからなるワーク保持部材(塗
装治具)27のみを、返送用コンベアーで初めの工捏へ
返却する。
【0033】このとき、上記説明したそれぞれの工程ご
とに、図1等に示されているような搬送装置を設け、そ
れぞれの工程を実行すべき位置に回転用タイミングベル
ト31を配置しておくとよい。つまり、上述した各工程
において、ワーク28の全体を均一に加工するために
は、ワーク28が回転していることが好ましく、各工程
を確実に実行するためには、各工程にワーク28が止ま
る時間を十分に取ることが望ましい。その点、図示の実
施形態によれば、それぞれの工程を実行する領域におい
て、ワークが回転させられ、かつ、ワーク28の搬送速
度が、搬送用タイミングベルト18の搬送速度の半分よ
りも更に低下させられることで、それぞれの工程に必要
かつ十分な時間を確保することができる。
【0034】このように本実施形態のワーク搬送装置に
よれば、搬送領域の所定の範囲内に設けられた差動部材
としての回転用タイミングベルト31の作用によって、
ワーク28の回転が行われることから、搬送装置全体の
構成が簡易なものでよくなるとともに、差動部材として
の回転用タイミングベルト31の移動速度を適宜に設定
することによって、搬送部材としての搬送用タイミング
ベルト18の移動速度に対するワーク28の搬送速度
が、当該ワーク28に対する作業の条件に応じて任意に
減速・増速されることとなる。
【0035】特に、本実施形態では、差動部材としての
回転用タイミングベルト31が、差動駆動手段によっ
て、搬送部材としての搬送用タイミングベルト18の移
動方向の逆方向に移動させるように構成されていること
から、ワーク28が適宜の速度に減速させられており、
搬送領域の空間的広がりが制限されても、必要にして十
分な作業が可能となり、装置全体が狭い空間にコンパク
トに設置される。
【0036】また、本実施形態では、差動部材としての
回転用タイミングベルト31の差動駆動手段が、搬送部
材としての搬送用タイミングベルト18の駆動源である
モータの出力を共用するように構成され、それらの差動
駆動手段と搬送部材の駆動手段とは、交換可能に設けら
れた中継ギア33,35を介して回転伝達を行うように
連結されている。従って、駆動系を共用した構成によっ
て、簡易な構成を可能としているとともに、中継ギア3
3,35の伝達比率を必要に応じて変更することによっ
て、ワーク28の回転速度や搬送速度が容易に変更され
るようになっている。
【0037】そのほか、以上説明した実施の形態によれ
ば、次のような効果を得ることができる。 1.市販のタイミングベルトを使用することができ、取
り扱いが容易で安価である。必要に応じたタイミングベ
ルトの交換作業も容易である。ワーク支持部材27を構
成するギア27bは、タイミングベルトに対して転がる
ものであり、互いに擦れ合うものではないからタイミン
グベルトも治具も摩耗が少ない。 2.作業領域のみでワーク28を回転させるとともに、
作業領域での搬送速度を低減させるので、塗装装置全体
をコンパクト化することができる。一方、工程間は早送
りとなるため、工程間のワーク搬送は迅速に行うことが
できる。 3.ワーク支持部材(塗装治具)27は、両側の搬送用
タイミングベルト18,18と各々噛み合っているの
で、回転しても横方向へのずれは起こらない。 4.搬送装置自体をコンパクト化でき、連結ベルトで結
んでライン化することも可能である。 5.加工領域は、差動部材としての回転用タイミングベ
ルト31の長さおよび設置位置を自由に変えることで対
応することができ、機種変更時等での編成替えも容易に
対応できる。 6.給電された治具の電位を周辺の構造物より高い電位
にすることで、特にマイナスイオン化された粉体塗料を
集中的にワーク28に吸着させ、粉体塗料が周辺横造物
に付着することを防止することができ、粉体塗料のロス
を削減することもできる。
【0038】以上、本発明者によってなされた発明の実
施形態を具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変形可能であることはいうまでもない。
【0039】例えば、搬送部材としては、タイミングベ
ルトに代えてチェーンを使用してもよい。この場合のワ
ーク支持部材27は、上記チェーンに噛み合うスプロケ
ットとし、塗装領域等における差動部材は、上記スプロ
ケットが噛み合うことができるチェーンとしてもよい。
【0040】また、上述した実施形態では、差動部材と
しての回転用タイミングベルト31の差動駆動手段の駆
動源を、搬送部材としての搬送用タイミングベルト18
の駆動源であるモータ21と共用するように構成されて
いるが、それぞれ別個の駆動源を設けるようにしてもよ
い。
【0041】さらに、タイミングベルトを用いる場合に
おいて、タイミングベルトは駆動用タイミングプーリと
両端部にあるアイドルプーリで支持し、アイドルプーリ
の支持軸を前後させることでタイミングベルトのテンシ
ョンを調整するようにするとよい。また、このタイミン
グベルトを個々に容易に交換することができるように各
プーリの支持軸を片持ち構造にしておくとよい。
【0042】さらにまた、ワーク保持部材(塗装治具)
27の支持軸27aの両端に配置されたギア(タイミン
グプーリ)27bは別付けでもよいし、棒状のタイミン
グプーリを軸芯に使用する形で治具を構成してもよい。
【0043】また、搬送部材としてのタイミングベルト
又はチェーンの長さは、工程数に応じて長くすることも
できるし、単位長さの搬送ユニットを工程分だけ連結し
てラインを構成することも可能である。
【0044】さらに、塗装領域においては、差動部材と
しての回転用タイミングベルト31は、表裏両面に歯が
形成されているものを使ってもよい。さらに、タイミン
グベルトを平ベルトとし、タイミングプーリをそれに応
じたプーリに代えてタイミングベルトを水平に保持し、
ワーク回転部材としてのベルトを摩擦板(例えばゴム
板)に置き換えても同じ効果を得ることができる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1にかかるワ
ーク搬送装置は、搬送路の所定の範囲内に配置した差動
部材の回転用係合部を、搬送部材の搬送用係合部と異な
る速度で移動させることによってワークの回転を行わ
せ、搬送部材等の構成を簡易化を可能とするとともに、
上記差動部材の回転用係合部の移動速度を適宜に設定す
ることによって、搬送部材の移動速度に対するワークの
搬送速度を、当該ワークに対する作業の条件に応じて任
意に減速・増速させるように構成したものであるから、
搬送装置や冶具の摩耗を低減させることができるととも
に、装置全体をコンパクトで全長を短くすることがで
き、狭い面積に据え付けることを可能とし、ワーク搬送
装置のイニシャルコストを節減することができる。
【0046】このとき、特に、請求項2にかかるワーク
搬送装置は、差動駆動手段を、搬送用係合部の移動方向
の逆方向に回転用係合部を移動させるように構成してい
ることから、ワークが適宜の速度に減速させることとな
り、搬送領域の空間的広がりが制限されても、必要にし
て十分な作業が可能となって装置全体が狭い空間にコン
パクトに設置される。従って、上述した効果を更に向上
させることが可能となる。
【0047】また、請求項3にかかるワーク搬送装置
は、差動駆動手段を、搬送部材の駆動手段における駆動
源を共用するように構成し、それらの差動駆動手段と、
搬送部材の駆動手段とを、交換可能に設けた中継部材を
介して回転伝達を行うように連結したものであり、駆動
系を共用した構成によって簡易な構成を可能とするとと
もに、中継部材の伝達比率を変更することによってワー
クの回転速度や搬送速度が容易に変更可能としたもので
あるから、上述した効果に加えて、装置の条件設定の自
由を大幅に向上させることができる。
【0048】さらに、請求項4にかかるワーク搬送装置
は、搬送部材及び差動部材が、搬送方向に沿って張架さ
れたタイミングベルトを含み、搬送用係合部及び回転用
係合部が、上記タイミングベルトに設けられた多数の歯
部であり、ワーク支持部材が、複数の歯部に噛み合うギ
ヤから構成することによって、装置の低廉化を図るとと
もに、交換作業の容易化を行い、しかも、搬送部材とワ
ーク支持部材との関係、及びワーク回転部材とワーク支
持部材との関係を、互いに擦れ合う関係ではなく転がり
の関係しているため、それぞれの摩耗を低減して長寿命
で低コストのワーク搬送装置を得ることができ、上述し
た効果を更に高めることができる。
【0049】さらにまた、請求項5にかかるワーク搬送
装置は、搬送部材及び差動部材が、搬送方向に沿って張
架されたチェーンを含み、ワーク支持部材が、チェーン
に噛み合うスプロケットから構成することによって、装
置の低廉化を図るとともに、交換作業の容易化を行い、
しかも、搬送部材とワーク支持部材との関係、及びワー
ク回転部材とワーク支持部材との関係を、互いに擦れ合
う関係ではなく転がりの関係しているため、それぞれの
摩耗を低減して長寿命で低コストのワーク搬送装置を得
ることができ、上述した効果を更に高めることができ
る。
【0050】また、請求項6にかかるワーク搬送装置
は、搬送路の所定の範囲内を、前記ワークの表面に粉体
塗料を静電付着させた後に加熱溶着させる塗装領域に構
成することにより、粉体塗料を用いた静電塗装作業にお
いて上述した各作用・効果が奏せられ、特に、塗装しよ
うとするワークの部分に集中的に塗料を付着させること
となって、装置の汚れが低減されるとともに、粉体塗料
の活用比率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を粉体静電塗装用搬送装置に適用した場
合の実施の一形態の片側半分を表した外観斜視図であ
る。
【図2】図1に示された実施形態にかかる装置の片側に
配置されたモータを含む駆動系を表した横断面説明図で
ある。
【図3】図1に示された実施形態にかかる装置の平面説
明図である。
【図4】図1に示された実施形態にかかる装置の側面説
明図である。
【図5】従来の粉体静電塗装用搬送装置を祇略的に示す
平面図である。
【符号の説明】
11 ベースプレート 12 外枠 13 スライドガイドバー 14 平行移動支持板 15 位置調整スクリュー 16 操作レバー 18 搬送用タイミングベルト(搬送部材) 18a 歯部(搬送用係合部) 21 可変速モータ(駆動源) 24 搬送駆動用スプラインシャフト 27 ワーク支持部材 27b ギア 28 ワーク 31 回転用タイミングベルト(差動部材) 33,35 中継ギア 34 回転駆動用スプラインシャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65G 17/26 B65G 47/22 Z Fターム(参考) 3F023 AA07 AB05 BA09 BB07 BC01 EA01 3F024 DA03 DA04 3F081 AA01 BE03 BF12 CA31 CC01 CC10 FB02 4F042 AA06 AB03 DF07 DF17 DF18 DF28 DF32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送路に沿ってワークを移動させるもの
    であって、上記搬送路の所定範囲内において前記ワーク
    を回転させながら搬送させる構成を備えたワーク搬送装
    置において、 上記ワークを保持するワーク支持部材と、 そのワーク支持部材に対して少なくとも搬送方向に係合
    しながら移動することにより前記ワークの搬送を行う搬
    送用係合部を備えた搬送部材と、 前記搬送路の所定範囲内において上記ワーク支持部材に
    対して少なくとも搬送方向に係合しながら移動すること
    により上記搬送部材に対して差動を与える回転用係合部
    を備えた差動部材と、 その差動部材の回転用係合部を、上記搬送部材の搬送用
    係合部と異なる速度で移動させることによって前記ワー
    クに回転を行わせる差動駆動手段と、を有することを特
    徴とするワーク搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記差動駆動手段は、前記搬送用係合部
    の移動方向とは逆の方向に前記回転用係合部を移動させ
    るように構成されていることを特徴とする請求項1記載
    のワーク搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記差動駆動手段は、前記搬送部材の駆
    動手段における駆動源を共用するように構成され、 それらの差動駆動手段と、搬送部材の駆動手段とは、交
    換可能に設けられた中継部材を介して回転伝達を行うよ
    うに連結されていることを特徴とする請求項1記載のワ
    ーク搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送部材及び差動部材は、搬送方向
    に沿って張架されたタイミングベルトを含み、 前記搬送用係合部及び回転用係合部が、上記タイミング
    ベルトに設けられた多数の歯部であり、 前記ワーク支持部材は、上記複数の歯部に噛み合うギヤ
    からなることを特徴とする請求項1記載のワーク搬送装
    置。
  5. 【請求項5】 前記搬送部材及び差動部材は、搬送方向
    に沿って張架されたチェーンを含み、 前記ワーク支持部材は、上記チェーンに噛み合うスプロ
    ケットからなることを特徴とする請求項1記載のワーク
    搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記搬送路の所定の範囲内が、前記ワー
    クの表面に粉体塗料を静電付着させた後に加熱溶着させ
    る塗装領域に構成されていることを特徴とする請求項1
    記載のワーク搬送装置。
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