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JP2002222017A - 温度制御装置 - Google Patents

温度制御装置

Info

Publication number
JP2002222017A
JP2002222017A JP2001016305A JP2001016305A JP2002222017A JP 2002222017 A JP2002222017 A JP 2002222017A JP 2001016305 A JP2001016305 A JP 2001016305A JP 2001016305 A JP2001016305 A JP 2001016305A JP 2002222017 A JP2002222017 A JP 2002222017A
Authority
JP
Japan
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temperature
control device
temperature control
abnormality
heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001016305A
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English (en)
Other versions
JP2002222017A5 (ja
Inventor
Tomohiro Tamaoki
智広 玉置
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001016305A priority Critical patent/JP2002222017A/ja
Priority to US10/050,850 priority patent/US6608977B2/en
Publication of JP2002222017A publication Critical patent/JP2002222017A/ja
Publication of JP2002222017A5 publication Critical patent/JP2002222017A5/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • General Induction Heating (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着ローラが過昇温する前にヒータへの電力
供給を停止する。 【解決手段】 周期タイマ8からタイマ出力があると、
検出温度と目標温度を比較し、検出温度が目標温度より
高い場合は、出力ポート10にポートP2をオフするラ
イトアクセスを行い、他方、検出温度が目標温度より低
い場合は、出力ポート10にポートP2をオンするライ
トアクセスを行う。既に出力ポートP2がHとなってい
るときに、検出温度が目標温度より低かった場合も、出
力ポート10に対してポートP2をオンするライトアク
セスが行われる。監視タイマ11の異常検出により、マ
イクロコンピュータ6の動作に異常があることを検出で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱手段の温度を
制御する温度制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、複写機等の乾式電子写真装置
は、感光ドラム上に形成されたトナー像が転写器により
転写紙上に転写され、この転写紙上のトナー像が、熱定
着器により転写紙上に熱定着される。このような熱定着
器に組み込まれた定着ローラには、ヒータが内蔵され、
このヒータにより定着ローラが加熱され、定着ローラ表
面の温度が一定になるよう温度制御される。
【0003】このような定着器の温度制御装置として
は、例えば、図10ないし図12に示すような温度制御
装置が知られている。
【0004】まず、図10の温度制御装置を説明する。
定着ローラ101のヒータ102には、交流電源103
がスイッチング回路104を通して接続されている。定
着ローラ101の表面温度はサーミスタ105により温
度に応じた電圧値を有する出力信号aに変換され、マイ
クロコンピュータ106の入力ポートP0に入力され、
A/D変換される。マイクロコンピュータ106は検出
温度が目標温度より低い場合は、スイッチング回路10
4に対してオンを意味するHを出力ポートP1(信号
b)に出力し、検出温度が目標温度より高い場合は、オ
フを意味するLを出力ポートP1(信号b)に出力す
る。
【0005】交流電源103とヒータ102の間には、
サーモスイッチ107が接続されている。サーモスイッ
チ107は、電気的ノイズ等によるマイコンの暴走やソ
フトウェアのバグにより、マイクロコンピュータ106
がスイッチング回路104のオン・オフをコントロール
する出力ポートP1をオンし続けた場合に、スイッチン
グ回路104がオンし続けて、定着ローラ101の温度
が過昇温したときに働いて、定着ローラ101への電力
供給を遮断するようになっている。
【0006】ついで、図11の温度制御装置を説明す
る。定着ローラ101のヒータ102には、交流電源1
03がスイッチング回路104を通して接続されてい
る。定着ローラ101の表面温度はサーミスタ105に
より、温度に応じた電圧値を有する出力信号aに変換さ
れ、マイクロコンピュータ116の入力ポートP0に入
力され、A/D変換される。マイクロコンピュータ11
6の出力ポートP1をコントロールするレジスタ116
7のビット3がヒータ102のオン/オフのために割り
当てられている。マイクロコンピュータ116は、入力
ポートP0に入力された信号aを温度に換算した検出温
度が目標温度より低い場合は、レジスタ1167のビッ
ト3にヒータオンを意味する例えば1を書くことによ
り、スイッチング回路104に対してオンを意味するH
を、出力ポートP1(信号b)に出力し、他方、検出温
度が目標温度より高い場合は、レジスタ1167のビッ
ト3にヒータオフを意味する0を書くことにより、出力
ポートP1(信号b)にオフを意味するLを出力する。
【0007】レジスタ1167のビット3以外のビット
には、他の入出力ポートのコントロールのために割り当
てられている。また、交流電源103とヒータ102の
間には、定着ローラ101の過昇温時にヒータ102の
電力供給を遮断するサーモスイッチ107が接続されて
いる。
【0008】次に、図12の温度制御装置を説明する。
この温度制御装置は、図11の温度制御装置と異なり、
ヒータオンオフを意味する1と0を書き込むレジスタ1
207を、マイクロコンピュータ126の外部のIC1
20内に設け、レジスタ1207に、マイクロコンピュ
ータ126のアドレスバス、データバス、コントロール
信号等が接続されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図10の温度制御装置
では、本来過昇温時に動作するはずのサーモスイッチ1
07が、定着ローラ101が過昇温しても速やかに動作
しないことがあった。例えば、朝一番に、定着ローラ1
01の温度が室温から過昇温するような場合には、サー
モスイッチ107の温度が上がるまでに時間がかかるた
め、サーモスイッチ107が動作する前に、過昇温に起
因して定着ローラ101や定着ローラ101のブッシュ
が破損してしまうことがあった。
【0010】このような問題点を解決する方法として
は、例えば、特開平4−136881号に記載の方法が
知られている。この方法によれば、ヒータへの通電が周
期的に一定時間強制的にオフにされ、しかも、ヒータの
オン・オフ状態検知手段により検知されたヒータのオン
状態が一定時間以上続いた場合には、ヒータへの通電が
遮断される。
【0011】しかし、このような方法では、異常と判断
されて、ヒータへの通電が遮断された場合に、故障がS
SR等のスイッチング回路で起こったのか、マイクロプ
ロセッサの動作異常で起こったのかを判断することがで
きなかった。
【0012】また、定着ローラの温度が低い場合でも、
ヒータへの電力供給のオフ・オンが周期的に行われるた
め、通電、遮断時にヒータへ流れる電流の断続に応じて
AC電源電圧が変動するという問題があった。
【0013】他方で、図11の温度制御装置では、レジ
スタ1167のビット3に1を書き込むだけで、ヒータ
102がオンされるので、マイクロコンピュータ116
のプログラムの単純なバグや、ノイズ等による誤動作で
ヒータがオンにされてしまう可能性があった。
【0014】また、レジスタ1167のビット3以外の
ビットが他の入出力ポートに割り当てられていて、ヒー
タ102のオン/オフ以外の目的でも頻繁にレジスタ1
167がアクセスされているため、ヒータオン/オフ以
外の目的でレジスタ1167がアクセスされた際に電気
的ノイズ等に起因してビット反転が発生し、不必要にヒ
ータ102がオンされるおそれがあった。
【0015】このような場合、図10の温度制御装置と
同様に、本来過昇温時に動作するはずのサーモスイッチ
107が、定着ローラが過昇温しても速やかに動作しな
いことがあった。例えば、朝一番に、定着ローラ101
の温度が室温から過昇温するような場合には、サーモス
イッチ107の温度が上がるまでに時間がかかるため、
サーモスイッチ107が動作する前に、過昇温に起因し
て定着ローラ101や定着ローラ101のブッシュが破
損してしまうことがあった。
【0016】つぎに、図12の温度制御装置では、マイ
クロコンピュータ126の外部にIC120を設け、I
C120に、マイクロコンピュータ126のアドレスバ
ス、データバス、コントロール信号等を接続して、マイ
クロコンピュータ126がIC120内のレジスタ12
07に書き込むようにしたので、ヒータ102のオン/
オフをコントロールしようとした場合に、これらのバス
やコントロール信号に電気的ノイズが作用することがあ
った。
【0017】マイクロコンピュータ126が他のアドレ
スへの書き込みアクセスを行なおうとした際に、このよ
うな電気的ノイズに起因して、アドレスの一部が反転
し、IC120がレジスタ7への書き込みと誤って認識
してしまうことがあった。
【0018】この誤認識により、ヒータ102がオンさ
れたり、レジスタ1207に配置された他の機能に割り
振られたビットを書き換えるためのアクセスが行われ、
ヒータオン/オフのためのビット3が電気的ノイズで反
転してしまい、ヒータ102を不必要にオンしてしまう
おそれがあった。
【0019】本発明の第1の目的は、上記のような問題
点を解決し、定着ローラが過昇温する前にヒータへの電
力供給を停止することができる温度制御装置を提供する
ことにある。
【0020】本発明の第2の目的は、上記のような問題
点を解決し、ヒータの連続通電が必要な場合でも余分な
ヒータのオフ・オンを行うことなく、温度制御装置の故
障を検出することができる温度制御装置を提供すること
にある。
【0021】本発明の第3の目的は、上記のような問題
点を解決し、電気的ノイズに起因する誤動作を防止する
ことができる温度制御装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、加熱
手段の温度を検出する温度検出手段と、オンオフ指示に
応じて加熱手段への電力供給をオンオフするオンオフ手
段と、所定時間ごとに、前記オンオフ手段に、前記温度
検出手段により検出された温度が目標温度より低い場合
に、オンを指示し、前記検出された温度が目標温度より
高い場合に、オフを指示する指示手段とを有する温度制
御装置において、前記オンオフ手段は、前記指示手段か
らの指示が前記所定時間より長い予め定めた時間間隔内
にない場合に異常発生と判断する判断手段を備え、該判
断手段により異常発生と判断された場合に、前記加熱手
段への電力供給をオフにすることを特徴とする。
【0023】請求項1において、判断手段は、異常発生
と判断した場合に異常検出信号を生成する生成手段と、
該生成手段により生成された異常検出信号をラッチする
ラッチ手段とを有することができ、オンオフ手段は、前
記ラッチ手段により異常検出信号がラッチされている
間、前記加熱手段への電力供給をオフにすることができ
る。
【0024】請求項1または2において、判断手段によ
り異常発生と判断された場合に、本温度制御装置を初期
化する初期化手段を備えることができる。
【0025】請求項3において、初期化手段は、前記ラ
ッチ手段を除いて初期化し、初期化後に再度加熱手段オ
ンとならないようにする異常信号保持手段を有すること
ができる。
【0026】請求項1ないし4のいずれかにおいて、判
断手段は、異常発生と判断した場合にその旨を報知する
報知手段を有することができる。
【0027】請求項1ないし5のいずれかにおいて、加
熱手段は、ヒータを有する定着ローラとすることができ
る。
【0028】請求項1ないし5において、加熱手段は、
誘導コイルと電磁誘導加熱部材とを有することができ
る。
【0029】請求項1ないし7のいずれかにおいて、温
度検出手段は、対象物に接触して温度検出を行う接触式
温度センサを有することができる。
【0030】請求項8において、接触式温度センサは、
接触式サーミスタとすることができる。
【0031】請求項1ないし7のいずれかにおいて、温
度検出手段は、対象物に非接触で温度検出を行う非接触
式温度センサを有することができる。
【0032】請求項10において、非接触式温度センサ
は、サーミスタを内蔵したものとすることができる。
【0033】請求項12の発明は、熱手段の温度を検出
する温度検出手段と、オンオフ指示に応じて加熱手段へ
の電力供給をオンオフするオンオフ手段と、所定時間ご
とに、前記オンオフ手段に、前記温度検出手段により検
出された温度が目標温度より低い場合に、オンを指示
し、前記検出された温度が目標温度より高い場合に、オ
フを指示する指示手段とを有する温度制御装置におい
て、前記指示手段は、前記各所定時間内に少なくとも1
度オフを指示し、前記オンオフ手段は、前記指示手段か
らのオフの指示が前記所定時間より長い予め定めた時間
間隔内にない場合に異常発生と判断する判断手段を備
え、該判断手段により異常発生と判断された場合に、前
記加熱手段への電力供給をオフにすることを特徴とす
る。
【0034】請求項12において、判断手段は、異常発
生と判断した場合に異常検出信号を生成する生成手段
と、該生成手段により生成された異常検出信号をラッチ
するラッチ手段とを有することができ、オンオフ手段
は、前記ラッチ手段により異常検出信号がラッチされて
いる間、前記加熱手段への電力供給をオフにすることが
できる。
【0035】請求項12または13において、判断手段
により異常発生と判断された場合に、本温度制御装置を
初期化する初期化手段を備えることができる。
【0036】請求項14において、初期化手段は、前記
ラッチ手段を除いて初期化することができ、オンオフ手
段は、前記初期化手段による前記ラッチ手段を除いた初
期化後に、前記ラッチ手段により異常検出信号がラッチ
されている間、加熱手段への電力供給をオフにすること
ができる。
【0037】請求項12ないし15のいずれかにおい
て、判断手段により異常発生と判断された場合にその旨
を報知する報知手段を備えることができる。
【0038】請求項12ないし16のいずれかにおい
て、加熱手段は、ヒータを有する定着ローラとすること
ができる。
【0039】請求項12ないし16のいずれかにおい
て、加熱手段は、誘導コイルと電磁誘導加熱部材とを有
することができる。
【0040】請求項12ないし17のいずれかにおい
て、温度検出手段は、対象物に接触して温度検出を行う
接触式温度センサを有することができる。
【0041】請求項19において、接触式温度センサ
は、接触式サーミスタとすることができる。
【0042】請求項12ないし17のいずれかにおい
て、温度検出手段は、対象物に非接触で温度検出を行う
非接触式温度センサを有することができる。
【0043】請求項21において、非接触式温度センサ
は、サーミスタを内蔵したものとすることができる。
【0044】請求項23の発明は、加熱手段の温度を検
出する温度検出手段と、該温度検出手段により検出され
た温度が目標温度より低い場合に、オンを指示し、前記
検出された温度が目標温度より高い場合に、オフを指示
する指示手段と、第1ないし第n(≧2)レジスタと、
前記第1レジスタに、前記指示手段によりオンが指示さ
れた場合に第1の所定値をセットし、オフが指示された
場合に第2の所定値をセットする第1セット手段と、第
1セット手段が第1レジスタに第1の所定値をセットす
るのに先立って、前記第2ないし第nレジスタに、それ
ぞれ、前記指示手段によりオンが指示されるたびに第3
ないし第n+1の所定値をセットする第2セット手段
と、前記第2ないし第nレジスタのそれぞれの内容がそ
れぞれ前記第3ないし第n+1の所定値と同じかどうか
を判断して同じ場合に加熱手段オン許可状態と判定する
判定手段と、該判定手段により加熱手段オン許可状態と
判定された状態で、前記第1レジスタに前記第1の所定
値がセットされた場合、前記加熱手段への電力供給をオ
ンし、前記第1レジスタに前記第1セット手段が第2の
所定値をセットした場合に前記加熱手段への電力供給を
オフするオンオフ手段とを備えたことを特徴とする。
【0045】請求項23において、第2ないし第nレジ
スタは、第1レジスタのアドレスと異なるアドレスを有
することができる。
【0046】請求項23または24において、判定手段
により加熱手段オン許可状態と判定され、第1レジスタ
に前記第1の所定値がセットされた場合、第2ないし第
nレジスタをクリアするクリア手段を有することができ
る。
【0047】請求項23ないし25のいずれかにおい
て、判定手段により加熱手段オン許可状態と判定され、
第1レジスタに第1の所定値がセットされた場合、前記
第1レジスタをクリアするクリア手段を有することがで
きる。
【0048】請求項23ないし26のいずれかにおい
て、オンオフ手段は、第1レジスタに前記第2の所定値
がセットされた場合、加熱手段をオフするとともに第2
ないし第nレジスタをクリアするクリア手段を有するこ
とができる。
【0049】請求項23ないし27のいずれかにおい
て、オンオフ手段は、第2ないし第nレジスタのそれぞ
れの内容がクリア状態もしくはそれぞれ第3ないし第n
+1の所定値と異なる場合、異常が発生したと判断して
加熱手段への電力供給をオフすることができる。
【0050】請求項23ないし28のいずれかにおい
て、オンオフ手段は、第1のレジスタの内容がクリア状
態もしくは第1の所定値もしくは第2の所定値と異なる
場合、異常が発生したと判断して加熱手段への電力供給
をオフすることができる。
【0051】請求項23ないし29のいずれかにおい
て、オンオフ手段は、加熱手段オン許可状態になってい
ないにも関わらず、第1レジスタに第1の所定値が書き
込まれた場合、異常が発生したと判断して加熱手段への
電力供給をオフすることができる。
【0052】請求項28ないし30のいずれかにおい
て、オンオフ手段により異常が発生したと判断された場
合、異常発生を報知する報知手段を備えることができ
る。
【0053】請求項28ないし31のいずれかにおい
て、異常が発生したと判断された場合、本温度制御装置
を初期化する初期化手段を備えることができる。
【0054】請求項32において、オンオフ手段により
異常が発生したと判断された場合、異常状態を保持する
保持手段と、該保持手段により異常状態が保持されてい
る場合、初期化手段により初期化された後、前記オンオ
フ手段による加熱手段への電力供給を禁止する禁止手段
とを備えることができる。
【0055】請求項34の発明は、加熱手段の温度を検
出する温度検出手段と、該温度検出手段により検出され
た温度が目標温度より低い場合に、オンを指示し、前記
検出された温度が目標温度より高い場合に、オフを指示
する指示手段と、第1ないし第m(≧3)レジスタと、
前記第1レジスタに、前記指示手段によりオンが指示さ
れた場合に第1の所定値をセットする第1セット手段
と、前記第2レジスタに、前記指示手段によりオフが指
示された場合に第2の所定値をセットする第2セット手
段と、第1セット手段が第1レジスタに所定値を書き込
むのに先立って、前記第3ないし第mレジスタに、それ
ぞれ、第3ないし第mの所定値をセットする第3セット
手段と、前記第3ないし第mレジスタのそれぞれの内容
が全て前記第3ないし第m所定値と同じかどうかを判断
して同じ場合に加熱手段オン許可状態と判定する判定手
段と、該判定手段により加熱手段オン許可状態と判定さ
れた状態で、前記第1レジスタに前記第1の所定値がセ
ットされた場合、前記加熱手段への電力供給をオンし、
前記第2レジスタに第2の所定値が書き込まれた場合に
加熱手段への電力供給をオフするオンオフ手段とを備え
たことを特徴とする。
【0056】請求項34において、第1ないし第mレジ
スタは、該第1ないし第mレジスタ以外のレジスタのア
ドレスと異なるアドレスを有することができる。
【0057】請求項34または35において、第1ない
し第mレジスタはそれぞれ異なるアドレスを有すること
ができる。
【0058】請求項34ないし36のいずれかにおい
て、判定手段により加熱手段オン許可状態と判定され、
第1レジスタに第1の所定値がセットされた場合、前記
第1レジスタおよび第3ないし第mレジスタをクリアす
るクリア手段を有することができる。
【0059】請求項34ないし37のいずれかにおい
て、オンオフ手段は、第2レジスタに前記第2の所定値
がセットされた場合、加熱手段をオフするとともに前記
第2レジスタをクリアすることができる。
【0060】請求項34ないし38のいずれかにおい
て、オンオフ手段は、第3ないし第mレジスタのそれぞ
れの内容がクリア状態もしくは第3ないし第mの所定値
と異なる場合、異常が発生したと判断して加熱手段への
電力供給をオフすることができる。
【0061】請求項34ないし39のいずれかにおい
て、オンオフ手段は、第1レジスタの内容がクリア状態
もしくは第1の所定値と異なる場合、異常が発生したと
判断して加熱手段への電力供給をオフすることができ
る。
【0062】請求項34ないし40のいずれかにおい
て、オンオフ手段は、加熱手段オン許可状態になってい
ないにも関わらず、前記第1レジスタに第1の所定値が
書き込まれた場合、異常が発生したと判断して加熱手段
への電力供給をオフすることができる。
【0063】請求項39ないし41のいずれかにおい
て、オンオフ手段は、異常が発生したと判断された場
合、異常発生を報知する報知手段を備えることができ
る。
【0064】請求項39ないし42のいずれかにおい
て、異常が発生したと判断された場合、本温度制御装置
を初期化する初期化手段を備えることができる。
【0065】請求項43において、異常が発生したと判
断された場合、、異常状態を保持する保持手段と、該保
持手段により異常状態が保持されている場合、初期化手
段により初期化された後、オンオフ手段による前記加熱
手段への電力供給を禁止する禁止手段とを備えることが
できる。
【0066】請求項23ないし44のいずれかにおい
て、加熱手段は、ヒータを有する定着ローラとすること
ができる。
【0067】請求項23ないし44のいずれかにおい
て、加熱手段は、誘導コイルと電磁誘導加熱部材とを有
することができる。
【0068】請求項23ないし46のいずれかにおい
て、温度検出手段は、対象物に接触して温度検出を行う
接触式温度センサを有することができる。
【0069】請求項47において、接触式温度センサ
は、接触式サーミスタとすることができる。
【0070】請求項23ないし46のいずれかにおい
て、温度検出手段は、対象物に非接触で温度検出を行う
非接触式温度センサを有することができる。
【0071】請求項49において、非接触式温度センサ
は、サーミスタを内蔵したものとすることができる。
【0072】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0073】<第1の実施の形態>図1は本発明の第1
の実施の形態を示す。図1において、2は定着ローラ1
に内蔵されたヒータであり、スイッチング回路4を通し
て交流電源3に接続されている。5は定着ローラ1に接
触させたサーミスタであり、温度を検出するものであ
り、サーミスタ5からの温度に応じた電圧信号aがマイ
クロコンピュータ6の入力ポートP0に入力されてい
る。7はサーモスイッチであって、交流電源3とヒータ
2の間に接続してあり、定着ローラ1の過昇温時にヒー
タ2の電源供給を遮断するものである。8は周期タイマ
であり、周期タイマ8からのタイマ入力bがマイクロコ
ンピュータ6の入力ポートP1に入力されている。マイ
クロコンピュータ6はタイマ入力周期で温度の制御を行
う。
【0074】スイッチング回路制御部9には、出力ポー
ト10と、監視タイマ11と、ANDゲート12が含ま
れている。マイクロコンピュータ6からのバスおよびコ
ントロール信号は、スイッチング回路制御部9の出力ポ
ート10に入力され、マイクロコンピュータ6は出力ポ
ート10にアクセスしてヒータ2のオン・オフを制御す
る。出力ポート10はマイクロコンピュータ6がポート
P2をオン・オフするためのライトアクセスすること
で、スイッチング回路4を制御するための信号cをオン
(H)もしくはオフ(L)にコントロールできる。監視
タイマ11はマイクロコンピュータ6からの出力ポート
10へのアクセスを監視し、異常検出時にLとなる異常
信号dを出力する。そして、出力ポート10の出力信号
cと監視タイマの異常信号dがANDゲート12でAN
Dされ、結果として監視タイマで異常が検出された場
合、スイッチング回路4に接続される制御信号eはLと
なる。
【0075】マイクロコンピュータ6、周期タイマ8、
スイッチング回路制御部9がエンジンボードに配置して
あり、交流電源3、スイッチング回路4が電源ボードに
配置してある。
【0076】次に、温度制御動作を説明する。マイクロ
コンピュータ6は周期タイマ8からのタイマ出力bが入
力ポートP0に入力された場合、サーミスタ5の出力す
る電圧信号aをA/D変換し温度に変換し、この検出温
度を目標温度と比較し、検出温度が目標温度より高かっ
た場合、出力ポート10に対してポートP2をオフする
ライトアクセスを行い、他方、検出温度が目標温度より
低かった場合、出力ポート10に対してポートP2をオ
ンするライトアクセスを行う。
【0077】マイクロコンピュータ6は連続してヒータ
オンが必要な場合でも、周期タイマ8のタイマ出力bが
あった場合、毎回、出力ポート10に対してポートP2
をオンするライトアクセスを行うようにプログラムされ
ている。
【0078】監視タイマ11は出力ポート10がオンさ
れている間、時間計測を行い、出力ポート10に対し
て、再度、ポートP2をオンにするライトアクセスもし
くはポートP2をオフにするライトアクセスがあった場
合、時間をリセットする。監視タイマ11は出力ポート
がオンされている場合、あらかじめ設定した時間以上ポ
ートP2を再度オンするライトアクセスもしくはポート
P2をオフするライトアクセスが無い場合、異常信号を
出力する。この設定時間は周期タイマ8の周期時間より
長く設定されている。
【0079】監視タイマ11から出力された異常信号d
は異常検出時にLとなり、ANDゲート10に入力さ
れ、異常検出時にはANDゲート10の出力eがLにさ
れるため、スイッチング回路4はオフされる。
【0080】図2はマイクロコンピュータ6にストアさ
れるプログラムの一例を示すフローチャートである。温
度制御が必要になると、S0にて、周期タイマ8からの
タイマ出力(P1:信号b)を待ち、そして、タイマ出
力があると、S1にて、サーミスタ5からの電圧信号a
を温度に換算した検出温度と目標温度を比較する。検出
温度が目標温度より高い場合は、S5にて、出力ポート
10にポートP2をオフするライトアクセスを行い、そ
の後、S0に戻り、次のタイマ出力を待つ。他方、S1
にて、検出温度が目標温度より低い場合は、出力ポート
10にポートP2をオンするライトアクセスを行い、そ
の後、S0に戻る。
【0081】既に出力ポートP2がHとなっているとき
に、検出温度が目標温度より低かった場合も、S2の処
理で出力ポート10に対してポートP2をオンするライ
トアクセスが行われるため、マイクロコンピュータ6の
動作に異常がなければ、ポートP2に対するライトアク
セスが必ず周期的に行われ、監視タイマ11が異常検出
することはない。
【0082】よって、監視タイマ11の異常検出によ
り、マイクロコンピュータ6の動作に異常があることを
検出できる。
【0083】次に、温度制御動作を図3のタイミングチ
ャートを参照して説明する。周期タイマ8のタイマ出力
bは一定の周期でタイマパルスを出力している。マイク
ロコンピュータ6は周期タイマのタイマ出力bが入る
と、サーミスタ5により検出された検出温度と目標温度
を比較する。検出温度が目標温度より高かった場合、ス
イッチング回路4に対するポートP2(信号c)をLと
するためのライトアクセスを行い、ヒータ2への通電は
行なわない。
【0084】他方、周期タイマ8からのタイマ出力bが
入力された時点で検出温度が目標温度よりも低かった場
合、マイクロコンピュータ6はスイッチング回路4に対
する出力ポートP2(信号c)をHにするためのライト
アクセスを行う。
【0085】次の周期タイマ8のタイマ出力が入力され
た時点でも、検出温度が目標温度に達しない場合、マイ
クロコンピュータ6はスイッチング回路4への制御信号
cが既にHになっていたとしても、再度Hにするための
ライトアクセスを行う。
【0086】マイクロコンピュータ6および周期タイマ
8が正常に動作している場合、連続したヒータオンが必
要な場合も、図3のように、出力ポートP2に対してラ
イトアクセスが周期タイマ8の周期ごとに行われること
になる。すなわち、このようなライトアクセスが存在す
ることが、周期的な温度制御が正常に行なわれているこ
とを示している。
【0087】他方、マイクロコンピュータ6の動作等に
異常がある場合、信号c′のように出力ポート10がH
を出力している間に周期的なライトアクセスが行われ
ず、監視タイマ11から異常信号d′が出力されて、マ
イクロコンピュータ6の動作に何らかの異常が発生した
ことが検出される。
【0088】異常が検出され、異常検出信号が出力され
た際には、図4のように、その信号をラッチ13により
ラッチすることにより、再度、ヒータオンとなることが
ないようにすることができる。
【0089】また、温度制御系のマイクロコンピュータ
6の動作が異常となった場合は、そのマイクロコンピュ
ータ6によって制御される全てのデバイスが異常な制御
をされる可能性があり、そのままマイクロコンピュータ
6に動作を継続させることは好ましくない。そこで、温
度制御異常が検出された際にはマイクロコンピュータ6
をリセットすることが望ましい。そして、そのような場
合には、マイクロコンピュータ6をリセットして再起動
がかかった後に、再度、異常動作を行ない、温度制御対
象の温度が高いにも関わらずヒータ2をオンしてしまう
ことがないよう、マイクロコンピュータ6はリセットす
るものの、ラッチされた異常検出信号はリセットせず保
持しつづけることにより、ヒータ2への通電を遮断しつ
づけることが可能である。
【0090】以上、ヒータへの通電を遮断する方法とし
て、スイッチング回路4への制御信号をマスクする方法
を説明したが、遮断リレーを電源とリレーの間に設け、
異常検出信号によりヒータへの給電を遮断してもよい。
【0091】本実施の形態では、各機能ブロックごとに
分けて説明したが、例えば、周期タイマ8はマイクロコ
ンピュータ6に内蔵するようにしてもよいし、監視タイ
マ11をマイクロコンピュータ6に内蔵することができ
る。
【0092】また、周期タイマ8や監視タイマ11、出
力ポートP2等を含んだICを構成することもできる。
【0093】なお、ヒータ2は誘導コイルと電磁誘導加
熱部材とを有するヒータであってもよい。
【0094】また、温度検出手段として、接触式温度セ
ンサであるサーミスタ5を用いた例を説明したが、これ
に代えて、サーミスタ5を内蔵した非接触式温度センサ
を用いてもよい。
【0095】<第2の実施の形態>図5は本発明の第2
の実施の形態を示す。本実施の形態は第1の実施の形態
との比較でいえば、異常検出方法が異なる。すなわち、
第1の実施の形態では、監視タイマ11は出力ポート1
0がオンされている場合、あらかじめ設定された時間以
上ポートP2を再度オンするライトアクセスもしくはポ
ートP2をオフするライトアクセスが無い場合、異常信
号を出力するようにした。
【0096】これに対して、本実施の形態では、マイク
ロコンピュータ56は周期タイマ8からのタイマ出力b
が入力ポートP1に入った場合、サーミスタ5の出力す
る電圧信号aをA/D変換し、温度に変換した後、目標
温度と比較し、スイッチング回路4をオン・オフする制
御信号fを出力ポートP2から出力する。監視タイマ5
11は制御信号fがスイッチング回路4のオンを表わす
Hの間、時間計測を行い、制御信号fがスイッチング回
路4のオフを表わすLの間は、リセットされている。監
視タイマ511は制御信号fがあらかじめ設定された時
間以上Hの状態が続いた場合、異常信号dを出力する。
この設定時間は周期タイマ8の周期時間より長く設定さ
れている。監視タイマ511から出力された異常信号d
は異常検出時にLとなり、ANDゲート10に入力さ
れ、異常検出時にはヒータオン信号がマスクされるた
め、ヒータオフとなる。
【0097】第2の実施の形態では、マイクロコンピュ
ータ56、周期タイマ8、監視タイマ511がエンジン
ボードに配置してあり、交流電源3、スイッチング回路
4、ANDゲート10が電源ボードに配置してある。
【0098】図6はマイクロコンピュータ56にストア
されるプログラムの一例を示すフローチャートである。
温度制御が必要になると、S60にて、周期タイマ8か
らポートP1へのタイマ出力bを待ち、タイマ入力があ
ると、S61にて、サーミスタ5からの電圧信号aを温
度に換算した検出温度と目標温度を比較し、検出温度が
目標温度より高い場合は、S65にて、出力ポートP2
にヒータオフを意味するL(制御信号f)を出力して、
S60に戻り、次のタイマ入力を待つ。他方、S61に
て、検出温度が目標温度より低い場合は、S62にて、
一旦、出力ポートP2にヒータオフを意味する信号L
(制御信号f)を送出し、S63にて、所定の微小時間
(例えば100ns)待った後、S64にて、出力ポート
P2にヒータオンを意味する信号H(制御信号f)を送
出し、S60に戻る。
【0099】よって、既に出力ポートP2がHとなって
いる時に、検出温度が目標温度より低かった場合もS6
2〜S64の処理で、出力ポートP2が一旦Lにされて
からHにされるため、マイクロコンピュータ56の動作
や出力ポートP2等に異常がなければ、制御信号fは必
ず周期的にLとなり、監視タイマ511が異常検出する
ことはない。
【0100】よって、監視タイマ511の異常検出によ
り、マイクロコンピュータ56の異常や出力ポートP
2、あるいは出力ポートP2によりドライブされる制御
信号fの異常を検出することができる。
【0101】なお、本実施の形態では、監視タイマ51
1をエンジンボード上に配置した例を説明したが、エン
ジンボードに代えて、電源ボード上に配置することもで
きる。
【0102】次に、図7を参照して動作を説明する。周
期タイマ8はタイマ出力bを一定の周期(例えば200
ms)で出力している(図7(b))。マイクロコンピュ
ータ56は周期タイマ8のタイマ出力bが入力される
と、サーミスタ5により検出された温度(図7(a))
と目標温度を比較し、検出温度が目標温度より高かった
場合、スイッチング回路4に対する制御制御信号fをL
とし、ヒータ2への通電を行なわない。
【0103】周期タイマ8からのタイマ出力bが入力さ
れた時点で、検出温度が目標温度よりも低かった場合、
マイクロコンピュータ56はスイッチング回路4への制
御信号fを一旦Lにした後にHにする(図7(c))。
次の周期タイマ8のタイマ出力bが入力された時点で
も、検出温度が目標温度に達しない場合、再度、マイク
ロコンピュータ56はスイッチング回路4への制御信号
fを−旦Lにした後にHにする(図7(c))。
【0104】よって、マイクロコンピュータ56、出力
ポートP2、タイマ、制御信号等が正常な場合、制御信
号fは連続したヒータオンが必要な場合も、図7のよう
に微少なパルス幅のLパルスを制御周期ごとに持つこと
となる。すなわち、このようなLパルスが存在すること
が、周期的な温度制御が正常に行なわれていることを示
している。
【0105】これに対して、異常がある場合、制御信号
fのようにHが一定の時間以上続いてしまい(図7
(e))、監視タイマ9から異常信号が出力され(図7
(f))、監視タイマ511により、何らかの異常が発
生したことが検出される。
【0106】本実施の形態においては、スイッチング回
路4の制御信号fを連続的にHにしたい場合でも、周期
的にLを挟むことでマイクロコンピュータ56等の異常
を検出するようにしているる。しかし、周期的に挟まれ
るLによりスイッチング回路4を周期的にオフ−オンす
ると、フリッカ等の弊害が生ずる可能性がある。
【0107】そこで、図8に示すように、異常検出時に
監視タイマ511から出力される異常検出信号をラッチ
813によりラッチし、ANDゲート812によりラッ
チ813によりラッチされている信号と、マイクロコン
ピュータ56からの制御信号fをANDし、ANDゲー
ト812の出力をフィルタ814を介してスイッチング
回路4に出力するようにした。
【0108】このように、異常信号dをラッチすること
により再度ヒータオンとなることがなく、また、AND
ゲート812の出力をフィルタ814を介してスイッチ
ング回路4に出力するようにしたので、スイッチング回
路4は微少時間のLパルスに応答しないことになる。
【0109】さらに、温度制御系が異常となった場合
は、その制御を行なうマイクロコンピュータ56が異常
になった可能性があり、そのままマイクロコンピュータ
56に動作を継続させることは好ましくない。
【0110】その場合は、温度制御異常が検出された際
にはマイクロコンピュータ56をリセットすることが望
ましい。そして、マイクロコンピュータ56をリセット
して再起動がかかった後に、再度、異常動作を行ない、
温度制御対象の温度が高いにも関わらずヒータをオンし
てしまうことがないよう、マイクロコンピュータ56は
リセットするものの、ラッチされた異常検出信号はリセ
ットせず保持しつづけることにより、ヒータへの通電を
遮断しつづけることが可能である。
【0111】スイッチング回路4への制御信号をマスク
して、ヒータへの通電を遮断するようにしたが、遮断リ
レーを電源とリレーの間に設け、異常検出信号によりヒ
ータへの給電を遮断するようにしてもよい。
【0112】本実施の形態では、各機能ブロックごとに
分けた例を説明したが、例えば、マイクロコンピュータ
56に周期タイマ8を内蔵するようにしてもよいし、さ
らに、監視タイマ9を内蔵するようにしてもよい。ま
た、周期タイマ8や監視タイマ9、出力ポートP2等を
含んだICを構成することもできる。
【0113】<第3の実施の形態>図9は本発明の第3
の実施の形態を示す。本実施の形態は第1の実施の形態
との比較でいえば、温度制御方法が異なる。すなわち、
第1の実施の形態では、監視タイマ11は出力ポート1
0がオンされている場合、あらかじめ設定された時間以
上ポートP2を再度オンするライトアクセスもしくはポ
ートP2をオフするライトアクセスがない場合、異常信
号を出力するようにした。
【0114】これに対して、本実施の形態では、マイク
ロコンピュータ96はヒータプロテクトレジスタ961
とヒータON/OFFレジスタ962を有する。ヒータ
プロテクトレジスタ961の最下位ビット(LSB)に
マイクロコンピュータ96により1が書き込まれると、
ヒータON許可状態になる。ヒータオン許可状態で、ヒ
ータON/OFFレジスタ962のLSBにマイクロコ
ンピュータ96により1が書き込まれると、マイクロコ
ンピュータ96の出力ポートP2(信号g)がヒータO
Nを表すHとなり、その結果、スイッチング回路4がオ
ンとなり、ヒータ2に電力が供給される。
【0115】マイクロコンピュータ96はヒータ2の温
度制御が必要になると、周期的に入力ポートP0に入力
された電圧信号aを温度に換算し、検出温度が目標温度
より低い場合はヒータ2をオンにし、検出温度が目標温
度より高い場合はヒータ2をオフにする。
【0116】このように、本実施の形態では、ヒータ2
をオンにする際には、ヒータプロテクトレジスタ961
に所定値を書き込み、ヒータオン許可状態にした後、ヒ
ータON/OFFレジスタ962に所定値を書き込むよ
うにしたので、単一レジスタでヒータのオン/オフをコ
ントロールをする従来例に比べて、マイクロコンピュー
タ96が誤動作した際に誤ってヒータ2をオンにする可
能性が低くなり、誤動作を軽減することができる。
【0117】なお、ヒータ2をオフにする際には、ヒー
タプロテクトレジスタ961とヒータON/OFFレジ
スタ962のLSBに所定値を書き込むヒータオンの場
合と異なり、ヒータON/OFFレジスタ962の最下
位ビットLSBに0を書き込むことにより、ヒータ2を
オフにするとともに、ヒータプロテクトレジスタ961
をヒータオン不許可となるように全てクリアする構成に
することができる。
【0118】あるいはまた、ヒータオンの際は、ヒータ
オン許可状態で、ヒータON/OFFレジスタ962の
LSBに所定値の書き込みがあった場合、ヒータ2をオ
ンするとともに、全てのヒータプロテクトレジスタをク
リアする構成にすることもできる。
【0119】ヒータオン操作に関係するレジスタは、マ
イクロコンピュータ96の誤動作時の安全性を考える
と、その他の機能、例えば、モータのオン/オフ機能や
ソレノイドのオン/オフ機能を持ったレジスタと別にな
っていることが望ましい。
【0120】さらに、ヒータオンに際して、単にヒータ
プロテクトレジスタ961およびヒータON/OFFレ
ジスタ962の特定ビットに特定値を書き込むのではな
く、各レジスタに対して複数ビットで構成したキーワー
ドを書き込むようにすれば、ノイズ等によるビットこけ
により誤書き込みされる危険性を軽減することができ
る。
【0121】以上のように、レジスタ構成を持った場
合、ヒータプロテクトレジスタ961に所定値が書き込
まれていないためにヒータオン不許可状態であるにも関
わらず、ヒータON/OFFレジスタ962のLSBに
ヒータオンとするための1が書き込まれた場合は、マイ
クロコンピュータ96の通常の動作ではありえない操作
が行われたことになり、マイクロコンピュータ96が正
常に動作していないと判断することができる。
【0122】温度制御に関してマイクロコンピュータ9
6の動作が異常となった場合は、その制御を行なうマイ
クロコンピュータ96自体が異常になった可能性があ
り、そのままマイクロコンピュータ96に動作を継続さ
せることは好ましくないので、異常が検出された際には
マイクロコンピュータ96をリセットすることが望まし
い。
【0123】そして、そのような場合には、マイクロコ
ンピュータ96をリセットして再起動がかかった後に、
再度、異常動作を行ない、温度制御対象の温度が高いに
も関わらずヒータ2をオンしてしまうことがないよう、
マイクロコンピュータ96はリセットされるものの、異
常信号をラッチしたうえで、ヒータオン信号を異常信号
でマスクし、ヒータオン信号は出力されないようにする
ことができる。
【0124】上記各レジスタがマイクロコンピュータ9
6に内蔵される例を説明したが、これらのレジスタを含
んだICを構成することもできる。
【0125】<第4の実施の形態>図13は本発明の第
4の実施の形態を示す。本実施の形態は第3の実施の形
態との比較でいえば、レジスタの構成が異なる。すなわ
ち、第3の実施の形態では、ヒータプロテクトレジスタ
961とヒータON/OFFレジスタ962により構成
した。
【0126】これに対して、本実施の形態では、マイク
ロコンピュータ106はヒータプロテクトレジスタ10
11とヒータONレジスタ1012およびヒータOFF
レジスタ1013を有する。
【0127】ヒータプロテクトレジスタ1011にマイ
クロコンピュータ106によりキーワード“19”が書
き込まれると、ヒータON許可状態になる。ヒータオン
許可状態で、ヒータONレジスタ1012にマイクロコ
ンピュータ106により“C8”が書き込まれると、信
号sにHパルスが出力され、それを受けたSR−FF1
014がセットされ、マイクロコンピュータ106の出
力ポートhがヒータONを表すHとなり、その結果、ス
イッチング回路104がオンとなり、ヒータ102に電
力が供給される。ヒータプロテクトレジスタ1011お
よびヒータONレジスタ1012はともに信号sのHパ
ルスにより“00”クリアされる。
【0128】一方、ヒータ102をオフする際には、マ
イクロコンピュータ106がヒータOFFレジスタ10
13のLSBに“1”をセットすると、信号rにHパル
スが出力され、それを受けたSR−FF1014がリセ
ットされ、マイクロコンピュータ106の出力ポートh
がヒータOFFを表すLとなり、その結果、スイッチン
グ回路104がオフとなり、ヒータ102の電力が遮断
される。ヒータOFFレジスタ1013は信号rのHパ
ルスにより0クリアされる。
【0129】マイクロコンピュータ106はヒータ10
2の温度制御が必要になると、タイマ108から出力さ
れるタイマ出力が入力ポートP1に入力されるのを待
ち、タイマ出力が入力されると、入力ポートP0に入力
された電圧信号aを温度に換算し、検出温度が目標温度
より低い場合は上記した手順によりヒータ102をオン
にし、検出温度が目標温度より高い場合はヒータ102
をオフにする。
【0130】マイクロコンピュータ106は連続してヒ
ータオンが必要な場合でも、周期タイマ108のタイマ
出力があった場合、毎回、上記した手順によりヒータ2
をオンにするようにプログラムされている。
【0131】監視タイマ115は出力ポートP2がオン
されている間、時間計測を行い、信号sもしくは信号r
にHパルスが発生すると、時間をリセットする。監視タ
イマ115は出力ポートがオンされている場合、あらか
じめ設定した時間以上、信号sあるいは信号rにHパル
スが無い場合、異常信号を出力する。この設定時間は周
期タイマ108の周期時間より長く設定されている。
【0132】監視タイマ115から出力された異常信号
dは異常検出時にLとなり、ラッチ116にラッチされ
てANDゲート1017に入力され、異常検出時にはA
NDゲート1017の出力eがLにされるため、スイッ
チング回路104オフされる。
【0133】このように、本実施の形態では、ヒータ1
02をオンにする際には、ヒータプロテクトレジスタ1
014に所定値を書き込み、ヒータオン許可状態にした
後、ヒータONレジスタ1012に所定値を書き込むよ
うにしたので、単一レジスタでヒータのオン/オフをコ
ントロールをする従来例に比べて、マイクロコンピュー
タ106が誤動作した際に誤ってヒータ102をオンに
する可能性が低くなり、誤動作を軽減することができ
る。
【0134】また、第1の実施の形態と同様に、連続し
てヒータ102をONする必要がある場合には、周期的
にヒータプロテクトレジスタ1011に“19”を書い
た上でヒータONレジスタ1012に“C8”を書く操
作を行なわなければならず、それがおこなわれない場合
には、マイクロコンピュータ106の動作に異常が発生
したと判断できる。
【0135】更に、ヒータプロテクトレジスタ1011
とヒータONレジスタ1012に関して、以下のアクセ
スがあった場合には、マイクロコンピュータ106の動
作が異常であると判断できる。すなわち、 ・ヒータプロテクトレジスタ1011の内容が“19”
と“00”以外になった場合。 ・ヒータONレジスタ1012の内容が“C8”と“0
0”以外になった場合。 ・ヒータプロテクトレジスタ1011が“00”にも関
わらず、ヒータONレジスタ1012が“C8”になっ
た場合。 の3つである。よって、これらの場合にはヒータ102
をオフする。
【0136】ヒータオン操作に関係するレジスタは、マ
イクロコンピュータの誤動作時の安全性を考えると、そ
の他の機能、例えば、モータのオン/オフ機能やソレノ
イドのオン/オフ機能を持ったレジスタと別になってい
ることが望ましい。
【0137】温度制御に関してマイクロコンピュータの
動作が異常となった場合は、その制御を行なうマイクロ
コンピュータ自体が異常になった可能性があり、そのま
まマイクロコンピュータに動作を継続させることは好ま
しくないので、異常が検出された際にはマイクロコンピ
ュータをリセットすることが望ましい。
【0138】そして、そのような場合には、マイクロコ
ンピュータをリセットして再起動がかかった後に、再
度、異常動作を行ない、温度制御対象の温度が高いにも
関わらずヒータ102をオンしてしまうことがないよ
う、マイクロコンピュータはリセットされるものの、異
常信号をラッチしたうえで、ヒータオン信号を異常信号
でマスクし、ヒータオン信号は出力されないようにする
ことができる。
【0139】上記各レジスタがマイクロコンピュータに
内蔵される例を説明したが、これらのレジスタを含んだ
ICを構成することもできる。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上記のように構成したので、定着ローラが過昇温する前
にヒータへの電力供給を停止することができる。
【0141】また、本発明によれば、上記のように構成
したので、ヒータの連続通電が必要な場合でも余分なヒ
ータのオフ・オンを行うことなく、温度制御装置の故障
を検出することができる。
【0142】さらに、本発明によれば、上記のように構
成したので、電気的ノイズに起因する誤動作を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】マイクロコンピュータ6にストアされるプログ
ラムの一例を示すフローチャートである。
【図3】温度制御動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図4】異常信号をラッチ可能な回路例を示すブロック
図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図6】マイクロコンピュータ56にストアされるプロ
グラムの一例を示すフローチャートである。
【図7】温度制御動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
【図8】フリッカ防止可能な回路例を示すブロック図で
ある。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図10】本発明の第4の実施の形態を示すブロック図
である。
【図11】従来の温度制御装置の一例を示すブロック図
である。
【図12】従来の温度制御装置の別の例を示すブロック
図である。
【図13】従来の温度制御装置の他の例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1,101 定着ローラ 2,102 ヒータ 3,103 交流電源 4,104 スイッチング回路 5,105 サーミスタ 6,56,96,106 マイクロコンピュータ 7,107 サーモスイッチ 8,108 周期タイマ 9 スイッチング回路制御部 10 出力ポート 11,115,511 監視タイマ 12,1017 ANDゲート 13,116,813 ラッチ 814 フィルタ 961,1011 ヒータプロテクトレジスタ 962 ヒータON/OFFレジスタ 1012 ヒータONレジスタ 1013 ヒータOFFレジスタ 1014 SR−FF
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/00 320 H05B 3/00 320Z 335 335 6/06 393 6/06 393 6/14 6/14 Fターム(参考) 2H027 DA12 DA39 DE04 DE07 DE09 EA12 EC06 ED25 EE07 EE08 EK01 EK09 EK17 GB07 HA02 HA04 HA16 2H033 AA25 AA42 BA25 BA31 BB17 BE06 CA04 CA06 CA07 CA34 CA45 CA48 CA57 3K058 AA12 AA30 BA18 CA12 CA22 CA61 CB01 CB22 3K059 AB19 AC33 AD23 AD34 BD21 CD10 5H323 AA36 BB17 CA08 CB02 CB06 DA01 EE01 FF01 GG04 HH02 KK05 MM02 NN03 NN07 NN11 NN17 QQ02 QQ03 QQ06 RR04 SS05 SS08 TT05

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段の温度を検出する温度検出手段
    と、 オンオフ指示に応じて加熱手段への電力供給をオンオフ
    するオンオフ手段と、 所定時間ごとに、前記オンオフ手段に、前記温度検出手
    段により検出された温度が目標温度より低い場合に、オ
    ンを指示し、前記検出された温度が目標温度より高い場
    合に、オフを指示する指示手段とを有する温度制御装置
    において、 前記オンオフ手段は、前記指示手段からの指示が前記所
    定時間より長い予め定めた時間間隔内にない場合に異常
    発生と判断する判断手段を備え、該判断手段により異常
    発生と判断された場合に、前記加熱手段への電力供給を
    オフにすることを特徴とする温度制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記判断手段は、 異常発生と判断した場合に異常検出信号を生成する生成
    手段と、 該生成手段により生成された異常検出信号をラッチする
    ラッチ手段とを有し、 前記オンオフ手段は、前記ラッチ手段により異常検出信
    号がラッチされている間、前記加熱手段への電力供給を
    オフにすることを特徴とする温度制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記判断手
    段により異常発生と判断された場合に、本温度制御装置
    を初期化する初期化手段を備えたことを特徴とする温度
    制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記初期化手段は、
    前記ラッチ手段を除いて初期化し、初期化後に再度加熱
    手段オンとならないようにする異常信号保持手段を有す
    ることを特徴とする温度制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記判断手段は、異常発生と判断した場合にその旨を報
    知する報知手段を有することを特徴とする温度制御装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記加熱手段は、ヒータを有する定着ローラであること
    を特徴とする温度制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5において、前記加熱手
    段は、誘導コイルと電磁誘導加熱部材とを有することを
    特徴とする温度制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
    前記温度検出手段は、対象物に接触して温度検出を行う
    接触式温度センサを有することを特徴とする温度制御装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記接触式温度セン
    サは、接触式サーミスタであることを特徴とする温度制
    御装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし7のいずれかにおい
    て、前記温度検出手段は、対象物に非接触で温度検出を
    行う非接触式温度センサを有することを特徴とする温度
    制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記非接触式温
    度センサは、サーミスタを内蔵したものであることを特
    徴とする温度制御装置。
  12. 【請求項12】 加熱手段の温度を検出する温度検出手
    段と、 オンオフ指示に応じて加熱手段への電力供給をオンオフ
    するオンオフ手段と、 所定時間ごとに、前記オンオフ手段に、前記温度検出手
    段により検出された温度が目標温度より低い場合に、オ
    ンを指示し、前記検出された温度が目標温度より高い場
    合に、オフを指示する指示手段とを有する温度制御装置
    において、 前記指示手段は、前記各所定時間内に少なくとも1度オ
    フを指示し、 前記オンオフ手段は、前記指示手段からのオフの指示が
    前記所定時間より長い予め定めた時間間隔内にない場合
    に異常発生と判断する判断手段を備え、該判断手段によ
    り異常発生と判断された場合に、前記加熱手段への電力
    供給をオフにすることを特徴とする温度制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項12において、前記判断手段
    は、 異常発生と判断した場合に異常検出信号を生成する生成
    手段と、 該生成手段により生成された異常検出信号をラッチする
    ラッチ手段とを有し、 前記オンオフ手段は、前記ラッチ手段により異常検出信
    号がラッチされている間、前記加熱手段への電力供給を
    オフにすることを特徴とする温度制御装置。
  14. 【請求項14】 請求項12または13において、前記
    判断手段により異常発生と判断された場合に、本温度制
    御装置を初期化する初期化手段を備えたことを特徴とす
    る温度制御装置。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記初期化手段
    は、前記ラッチ手段を除いて初期化し、 前記オンオフ手段は、前記初期化手段による前記ラッチ
    手段を除いた初期化後に、前記ラッチ手段により異常検
    出信号がラッチされている間、前記加熱手段への電力供
    給をオフにすることを特徴とする温度制御装置。
  16. 【請求項16】 請求項12ないし15のいずれかにお
    いて、前記判断手段により異常発生と判断された場合に
    その旨を報知する報知手段を備えたことを特徴とする温
    度制御装置。
  17. 【請求項17】 請求項12ないし16のいずれかにお
    いて、前記加熱手段は、ヒータを有する定着ローラであ
    ることを特徴とする温度制御装置。
  18. 【請求項18】 請求項12ないし16のいずれかにお
    いて、前記加熱手段は、誘導コイルと電磁誘導加熱部材
    とを有することを特徴とする温度制御装置。
  19. 【請求項19】 請求項12ないし17のいずれかにお
    いて、前記温度検出手段は、対象物に接触して温度検出
    を行う接触式温度センサを有することを特徴とする温度
    制御装置。
  20. 【請求項20】 請求項19において、前記接触式温度
    センサは、接触式サーミスタであることを特徴とする温
    度制御装置。
  21. 【請求項21】 請求項12ないし17のいずれかにお
    いて、前記温度検出手段は、対象物に非接触で温度検出
    を行う非接触式温度センサを有することを特徴とする温
    度制御装置。
  22. 【請求項22】 請求項21において、前記非接触式温
    度センサは、サーミスタを内蔵したものであることを特
    徴とする温度制御装置。
  23. 【請求項23】 加熱手段の温度を検出する温度検出手
    段と、 該温度検出手段により検出された温度が目標温度より低
    い場合に、オンを指示し、前記検出された温度が目標温
    度より高い場合に、オフを指示する指示手段と、 第1ないし第n(≧2)レジスタと、 前記第1レジスタに、前記指示手段によりオンが指示さ
    れた場合に第1の所定値をセットし、オフが指示された
    場合に第2の所定値をセットする第1セット手段と、 第1セット手段が第1レジスタに第1の所定値をセット
    するのに先立って、前記第2ないし第nレジスタに、そ
    れぞれ、前記指示手段によりオンが指示されるたびに第
    3ないし第n+1の所定値をセットする第2セット手段
    と、 前記第2ないし第nレジスタのそれぞれの内容がそれぞ
    れ前記第3ないし第n+1の所定値と同じかどうかを判
    断して同じ場合に加熱手段オン許可状態と判定する判定
    手段と、 該判定手段により加熱手段オン許可状態と判定された状
    態で、前記第1レジスタに前記第1の所定値がセットさ
    れた場合、前記加熱手段への電力供給をオンし、前記第
    1レジスタに前記第1セット手段が第2の所定値をセッ
    トした場合に前記加熱手段への電力供給をオフするオン
    オフ手段とを備えたことを特徴とする温度制御装置。
  24. 【請求項24】 請求項23において、前記第2ないし
    第nレジスタは、前記第1レジスタのアドレスと異なる
    アドレスを有することを特徴とする温度制御装置。
  25. 【請求項25】 請求項23または24において、前記
    判定手段により加熱手段オン許可状態と判定され、前記
    第1レジスタに前記第1の所定値がセットされた場合、
    前記第2ないし第nレジスタをクリアするクリア手段を
    有することを特徴とする温度制御装置。
  26. 【請求項26】 請求項23ないし25のいずれかにお
    いて、前記判定手段により加熱手段オン許可状態と判定
    され、前記第1レジスタに前記第1の所定値がセットさ
    れた場合、前記第1レジスタをクリアするクリア手段を
    有することを特徴とする温度制御装置。
  27. 【請求項27】 請求項23ないし26のいずれかにお
    いて、前記オンオフ手段は、前記第1レジスタに前記第
    2の所定値がセットされた場合、加熱手段をオフすると
    ともに前記第2ないし第nレジスタをクリアするクリア
    手段を有することを特徴とする温度制御装置。
  28. 【請求項28】 請求項23ないし27のいずれかにお
    いて、前記オンオフ手段は、前記第2ないし第nレジス
    タのそれぞれの内容がクリア状態もしくはそれぞれ第3
    ないし第n+1の所定値と異なる場合、異常が発生した
    と判断して加熱手段への電力供給をオフすることを特徴
    とする温度制御装置。
  29. 【請求項29】 請求項23ないし28のいずれかにお
    いて、前記オンオフ手段は、前記第1レジスタの内容が
    クリア状態もしくは第1の所定値もしくは第2の所定値
    と異なる場合、異常が発生したと判断して加熱手段への
    電力供給をオフすることを特徴とする温度制御装置。
  30. 【請求項30】 請求項23ないし29のいずれかにお
    いて、前記オンオフ手段は、加熱手段オン許可状態にな
    っていないにも関わらず、前記第1レジスタに第1の所
    定値が書き込まれた場合、異常が発生したと判断して加
    熱手段への電力供給をオフすることを特徴とする温度制
    御装置。
  31. 【請求項31】 請求項28ないし30のいずれかにお
    いて、前記オンオフ手段により異常が発生したと判断さ
    れた場合、異常発生を報知する報知手段を備えたことを
    特徴とする温度制御装置。
  32. 【請求項32】 請求項28ないし31のいずれかにお
    いて、異常が発生したと判断された場合、本温度制御装
    置を初期化する初期化手段を備えたことを特徴とする温
    度制御装置。
  33. 【請求項33】 請求項32において、前記オンオフ手
    段により異常が発生したと判断された場合、異常状態を
    保持する保持手段と、 該保持手段により異常状態が保持されている場合、前記
    初期化手段により初期化された後、前記オンオフ手段に
    よる前記加熱手段への電力供給を禁止する禁止手段とを
    備えたことを特徴とする温度制御装置。
  34. 【請求項34】 加熱手段の温度を検出する温度検出手
    段と、 該温度検出手段により検出された温度が目標温度より低
    い場合に、オンを指示し、前記検出された温度が目標温
    度より高い場合に、オフを指示する指示手段と、 第1ないし第m(≧3)レジスタと、 前記第1レジスタに、前記指示手段によりオンが指示さ
    れた場合に第1の所定値をセットする第1セット手段
    と、 前記第2レジスタに、前記指示手段によりオフが指示さ
    れた場合に第2の所定値をセットする第2セット手段
    と、 第1セット手段が第1レジスタに所定値を書き込むのに
    先立って、前記第3ないし第mレジスタに、それぞれ、
    第3ないし第mの所定値をセットする第3セット手段
    と、前記第3ないし第mレジスタのそれぞれの内容が全
    て前記第3ないし第mの所定値と同じかどうかを判断し
    て同じ場合に加熱手段オン許可状態と判定する判定手段
    と、 該判定手段により加熱手段オン許可状態と判定された状
    態で、前記第1レジスタに前記第1の所定値がセットさ
    れた場合、前記加熱手段への電力供給をオンし、前記第
    2レジスタに第2の所定値が書き込まれた場合に加熱手
    段への電力供給をオフするオンオフ手段とを備えたこと
    を特徴とする温度制御装置。
  35. 【請求項35】 請求項34において、前記第1ないし
    第mレジスタは、該第1ないし第mレジスタ以外のレジ
    スタのアドレスと異なるアドレスを有することを特徴と
    する温度制御装置。
  36. 【請求項36】 請求項34または35において、前記
    第1ないし第mレジスタはそれぞれ異なるアドレスを有
    することを特徴とする温度制御装置。
  37. 【請求項37】 請求項34ないし36のいずれかにお
    いて、前記判定手段により加熱手段オン許可状態と判定
    され、前記第1レジスタに前記第1の所定値がセットさ
    れた場合、前記第1レジスタおよび第3ないし第mレジ
    スタをクリアするクリア手段を有することを特徴とする
    温度制御装置。
  38. 【請求項38】 請求項34ないし37のいずれかにお
    いて、前記オンオフ手段は、前記第2レジスタに前記第
    2の所定値がセットされた場合、加熱手段をオフすると
    ともに前記第2レジスタをクリアすることを特徴とする
    温度制御装置。
  39. 【請求項39】 請求項34ないし38のいずれかにお
    いて、前記オンオフ手段は、前記第3ないし第mレジス
    タのそれぞれの内容がクリア状態もしくは第3ないし第
    mの所定値と異なる場合、異常が発生したと判断して加
    熱手段への電力供給をオフすることを特徴とする温度制
    御装置。
  40. 【請求項40】 請求項34ないし39のいずれかにお
    いて、前記オンオフ手段は、前記第1レジスタの内容が
    クリア状態もしくは第1の所定値と異なる場合、異常が
    発生したと判断して加熱手段への電力供給をオフするこ
    とを特徴とする温度制御装置。
  41. 【請求項41】 請求項34ないし40のいずれかにお
    いて、前記オンオフ手段は、加熱手段オン許可状態にな
    っていないにも関わらず、前記第1レジスタに第1の所
    定値が書き込まれた場合、異常が発生したと判断して加
    熱手段への電力供給をオフすることを特徴とする温度制
    御装置。
  42. 【請求項42】 請求項39ないし41のいずれかにお
    いて、前記オンオフ手段は、異常が発生したと判断され
    た場合、異常発生を報知する報知手段を備えたことを特
    徴とする温度制御装置。
  43. 【請求項43】 請求項39ないし42のいずれかにお
    いて、異常が発生したと判断された場合、本温度制御装
    置を初期化する初期化手段を備えたことを特徴とする温
    度制御装置。
  44. 【請求項44】 請求項43において、異常が発生した
    と判断された場合、、異常状態を保持する保持手段と、 該保持手段により異常状態が保持されている場合、前記
    初期化手段により初期化された後、前記オンオフ手段に
    よる前記加熱手段への電力供給を禁止する禁止手段とを
    備えたことを特徴とする温度制御装置。
  45. 【請求項45】 請求項23ないし44のいずれかにお
    いて、前記加熱手段は、ヒータを有する定着ローラであ
    ることを特徴とする温度制御装置。
  46. 【請求項46】 請求項23ないし44のいずれかにお
    いて、前記加熱手段は、誘導コイルと電磁誘導加熱部材
    とを有することを特徴とする温度制御装置。
  47. 【請求項47】 請求項23ないし46のいずれかにお
    いて、前記温度検出手段は、対象物に接触して温度検出
    を行う接触式温度センサを有することを特徴とする温度
    制御装置。
  48. 【請求項48】 請求項47において、前記接触式温度
    センサは、接触式サーミスタであることを特徴とする温
    度制御装置。
  49. 【請求項49】 請求項23ないし46のいずれかにお
    いて、前記温度検出手段は、対象物に非接触で温度検出
    を行う非接触式温度センサを有することを特徴とする温
    度制御装置。
  50. 【請求項50】 請求項49において、前記非接触式温
    度センサは、サーミスタを内蔵したものであることを特
    徴とする温度制御装置。
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