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JP2002221619A - 偏光板 - Google Patents

偏光板

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Publication number
JP2002221619A
JP2002221619A JP2001017105A JP2001017105A JP2002221619A JP 2002221619 A JP2002221619 A JP 2002221619A JP 2001017105 A JP2001017105 A JP 2001017105A JP 2001017105 A JP2001017105 A JP 2001017105A JP 2002221619 A JP2002221619 A JP 2002221619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polarizing plate
film
protective film
adhesive
polarizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001017105A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Ishii
良典 石井
Takeshi Yamamoto
健 山本
Kimitomo Tsureyama
君奉 連山
Takao Uesugi
孝雄 上杉
Koichi Watanabe
耕一 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gunze Ltd
Polatechno Co Ltd
Original Assignee
Gunze Ltd
Polatechno Co Ltd
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Publication date
Application filed by Gunze Ltd, Polatechno Co Ltd filed Critical Gunze Ltd
Priority to JP2001017105A priority Critical patent/JP2002221619A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PVA系水溶液を接着剤とした、従来の製造工
程でも安定的に水分率の低い偏光板が製造でき、且つ、
高湿熱環境下で使用された場合でも偏光度の低下や、色
相の変化等の性能低下がない、耐久性に優れた偏光板を
提供すること。 【解決手段】 偏光子の片面に保護膜(a)として水蒸
気透過率が(40℃×90%RHにおいて)約200〜
約3000g/m2・24hrのプラスチックフィルム
を、且つその反対側の面に保護膜(b)として環状オレ
フィン系樹脂フィルムを、ポリビニルアルコール系水溶
液を接着剤として積層する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生産性に優れ、且
つ、高湿熱環境下で使用された場合でも偏光度の低下が
ない、耐久性に優れた偏光板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の偏光板は、ポリビニルアルコール
(以下、PVAと称す)系フィルムにヨウ素又は2色性
染料を吸着配向させた偏光子に、保護膜である三酢酸セ
ルロース系フィルム(以下、TACと称す)を、PVA
樹脂の水溶液を接着剤として積層したものが一般的であ
った。
【0003】しかしながらTACは吸水率や透湿度が大
きいため、TACを保護膜とする偏光板は高温多湿の環
境下での偏光度の低下が激しかった。
【0004】このため吸水率や水蒸気透過率が小さいフ
ィルムを保護膜とする偏光板が提案されている。例え
ば、特開平7−77608号公報では、熱可塑性飽和ノ
ルボルネン系樹脂からなるフィルムを保護膜とし、偏光
子に貼り合わせてなり、80℃、90%RH、500時
間放置後の偏光度が95%以上、単体透過率が38%以
上の偏光板が開示されている。しかしながら、吸水率や
水蒸気透過率が小さいフィルムを保護膜として使用し、
偏光板を安定的に量産するには、大きな技術的な課題が
残っていた。つまり、偏光子に保護膜を積層する際に、
吸水率や水蒸気透過率が小さいフィルムを保護膜にする
と、偏光子や接着剤に含まれる水分が接着剤の乾燥工程
で保護膜を通して蒸発しにくく、その結果、製造された
偏光板の水分率が大きくなり、接着強度の不足や、偏光
度の低下が発生しやすいという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来の製造工程でも安定的に水分率の低い
偏光板が製造でき、且つ、高湿熱環境下で使用された場
合でも偏光度の低下や、色相の変化等の性能低下がな
い、耐久性に優れた偏光板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、偏光子の片面
に保護膜(a)として水蒸気透過率が(40℃×90%
RHにおいて)約200〜約3000g/m2・24h
rのプラスチックフィルムを、且つその反対側の面に保
護膜(b)として環状オレフィン系樹脂フィルムを積層
されてなる偏光板に関する。
【0007】接着剤としてポリビニルアルコール系水溶
液を用いて保護膜(a)及び保護膜(b)を積層するの
が好ましい。
【0008】さらに、水蒸気透過率が(40℃×90%
RHにおいて)約200〜約3000g/m2・24h
rのプラスチックフィルムが、酢酸セルロース系フィル
ムであるのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の偏光子は、従来公知の偏
光子を使用できるが、好ましい実施態様では、PVA又
はその誘導体からなるフィルムを1軸延伸配向した後、
ヨウ素を吸着させ、ホウ酸水処理し、緊張下で乾燥する
ことにより製造される偏光子が使用できる。あるいは、
PVA又はその誘導体からなるフィルムをヨウ素の水溶
液に浸漬してヨウ素を吸着させた後、ホウ酸水中で1軸
延伸配向し、緊張下で乾燥して得られる偏光子を使用す
ることもできる。ヨウ素の代わりに、アゾ系、アントラ
キノン系、テトラジン系等の二色性染料を用いた偏光子
も同様にして製造される。
【0010】偏光子の偏光度は、好ましくは約95.0
%以上、より好ましくは約99.0%以上、さらに好ま
しくは約99.7%以上である。偏光子の厚みは特に限
定はないが、通常は10〜40μm程度である。
【0011】次に、偏光子に積層する保護膜(a)につ
いて具体的に説明する。
【0012】偏光子の片面に積層する保護膜(a)とし
ては、水蒸気透過率が約200〜約3000g/m2
24hr(at.40℃×90%RH)の範囲にあるプ
ラスチックフィルムを使用できる。この水蒸気透過率
は、好ましくは約300〜約2000g/m2・24h
r、より好ましくは約400〜約1800g/m2・2
4hr、更に好ましくは、約500〜約1500g/m
2・24hrである。
【0013】前記プラスチックフィルムの素材は、水蒸
気透過率が前記の範囲内に入っていれば特に制限はな
い。例えば、ポリエステル系フィルム、ポリオレフィン
系フィルム、酢酸セルロース系フィルム、ポリカーボネ
ート系フィルム、ポリビニルアルコール系フィルム、ポ
リエーテルサルホン系フィルム、ポリアリレート系フィ
ルム、ポリイミド系フィルム、ポリアミドイミド系フィ
ルム、ポリアミド系フィルム等が例示できる。偏光子の
性能を最大限に生かすためには、その中でも、フィルム
の外観が優れており、表面平滑性がよく、光学的面内位
相差の小さいフィルムが良好であり、特に、水蒸気透過
率を前記の範囲に制御しやすい、酢酸セルロース系フィ
ルムが好ましい。酢酸セルロース系フィルムとして具体
的には、TACや二酢酸セルロースがあげられる。な
お、環状オレフィン系樹脂は、プラスチックフィルムの
素材には含まれない。
【0014】前記素材から保護膜(a)を得る方法には
特に限定はなく、例えば溶液流延法、押出し法、カレン
ダー法等が例示できる。
【0015】溶液流延法に用いる溶剤としては、シクロ
ヘキサン、シクロヘキセン等の脂環式炭化水素及びそれ
らの誘導体、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の
芳香族炭化水素及びそれらの誘導体が例示できる。
【0016】本発明の保護膜(a)に酢酸セルロース系
フィルムを使用する場合、水蒸気透過率は、(40℃×
90%RHにおいて)約200〜約3000g/m2
24hrの間であることが必要であり、その厚みは、約
30〜約100μmが好ましい。
【0017】保護膜(a)の水蒸気透過率が、(40℃
×90%RHにおいて)約200g/m2・24hr未
満の場合、接着剤の乾燥工程で偏光子や接着剤中の水分
が保護膜を通じて十分に蒸発しないために偏光板中の水
分率が高く、その結果、接着強度が得られにくく、得ら
れた偏光板の偏光性能や耐久性が悪くなり好ましくな
い。一方、水蒸気透過率が、(40℃×90%RHにお
いて)約3000g/m 2・24hrを超える場合、得
られた偏光板の、80℃×90%RH環境下での耐久性
が悪くなり好ましくない。
【0018】次に、偏光子に積層する保護膜(b)につ
いて具体的に説明する。
【0019】本発明の偏光子の反対側の面に積層する保
護膜(b)は、環状オレフィン系樹脂フィルムを指す。
【0020】本発明の環状オレフィン系樹脂とは一般的
な総称であり、具体的には、(1)環状オレフィンの開
環(共)重合体を必要に応じ水素添加した重合体、
(2)環状オレフィンの付加(共)重合体、(3)環状
オレフィンとエチレン、プロピレン等α−オレフィンと
のランダム共重合体、(4)前記(1)〜(3)を不飽
和カルボン酸やその誘導体等で変性したグラフト変性体
等が例示できる。環状オレフィンとしては特に限定する
ものではなく、例えばノルボルネン、テトラシクロドデ
センや、それらの誘導体(例えば、カルボキシル基やエ
ステル基を有するもの)が例示できる。
【0021】環状オレフィン系樹脂には紫外線吸収剤、
無機や有機のアンチブロッキング剤、滑剤、静電気防止
剤、安定剤等各種公知の添加剤を合目的に添加してもよ
い。
【0022】環状オレフィン系樹脂から保護膜(b)を
得る方法には特に限定はなく、例えば溶液流延法、押出
し法、カレンダー法等が例示できる。
【0023】溶液流延法に用いる溶剤としては、シクロ
ヘキサン、シクロヘキセン等の脂環式炭化水素及びそれ
らの誘導体、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等の
芳香族炭化水素及びそれらの誘導体が例示できる。
【0024】本発明の環状ポリオレフィン系フィルムの
水蒸気透過率は、(40℃×90%RHにおいて)1〜
500g/m2・24hr、好ましくは、1〜200g
/m2・24hr、さらに好ましくは、1〜100g/
2・24hrである。水蒸気透過率が、(40℃×9
0%RHにおいて)1g/m2・24hr未満の場合
は、接着剤の乾燥工程で偏光子や接着剤中の水分が保護
膜を通じて十分に蒸発しないために偏光板中の水分率が
高く、その結果、接着強度が得られにくく、得られた偏
光板の偏光性能や耐久性が悪くなる傾向にある。水蒸気
透過率が、(40℃×90%RHにおいて)500g/
2・24hrを超える場合は、得られた偏光板の、8
0℃×90%RH環境下での耐久性が著しく悪くなる傾
向にある。
【0025】環状オレフィン系フィルムの厚みは、適宜
設計すれば良いが、好ましくは約30〜約100μmで
ある。
【0026】次に、積層するための接着剤について具体
的に説明する。偏光子と保護膜(a)および保護膜
(b)を積層するのに用いる接着剤は、紫外線硬化型接
着剤、溶剤系接着剤、水系接着剤、熱硬化型接着剤な
ど、偏光子、保護膜(a)および保護膜(b)と適度な
接着強度を得られるものであればいずれでもよい。偏光
子との密着強度が良好で、偏光板の変色が比較的抑えら
れるものとしては、エマルジョンタイプ、ポリビニルア
ルコール系水溶液が挙げられる。特にポリビニルアルコ
ール系水溶液は、偏光板の変色を抑えられ、密着強度を
上げるのに有効であり好ましい。
【0027】接着は、接着剤のみで行ってもよく、アン
カーコート材等を介して接着しても良い。
【0028】ポリビニルアルコール系とは、酢酸ビニル
樹脂をケン化処理して得られる樹脂を主成分とするもの
であり、好ましくは重合度が約1000〜約3000ケ
ン化度が約94%以上、より好ましくは重合度が約15
00〜約3000ケン化度が約98%以上のものが望ま
しい。合目的に他のモノマー、例えば、アクリル酸、ク
ロトン酸、イタコン酸等を少量共重合したものや、例え
ば、アルキル基やエポキシ基等で変性したものであって
もよい。
【0029】接着剤溶液の塗布量は、乾燥後の厚さで好
ましくは約0.01〜約10μm、より好ましくは約
0.02〜約5μm、さらに好ましくは約0.05〜約
3μmである。接着剤の塗布量があまりに少なすぎると
接着力が期待する程得られない傾向にあり、塗布量があ
まりに多すぎると水分が残存しやすい傾向にある。
【0030】なお、ポリビニルアルコールと反応硬化さ
せるもの、例えば、ポリイソシアネート、硼酸、アルキ
レンジアミン、エポキシ樹脂等を添加してもよい。とり
わけポリイソシアネートが好ましい結果が得られる。
【0031】偏光子に保護膜(a)及び保護膜(b)を
積層する方法は、各保護膜と偏光子の間で適度な接着強
度を得られるのであれば特に制限されるものではなく公
知のいずれの方法を用いてもよい。
【0032】
【実施例】次に本発明の代表的な実施例を比較例と共に
挙げて説明する。本発明において使用した物性値の測定
方法及び評価方法は次の通りである。
【0033】透湿度はモコン法(モコン社製 PERM
ARTRAN−W600型透湿度測定装置)により40
℃×90%RHで測定した。
【0034】偏光板の水分率は、10cm×10cmの
サイズの偏光板を、150℃×3hr乾燥した後の重量
減少率から算出した。
【0035】接着強度は、偏光板を10mm幅にサンプ
リングし、保護膜(a)/偏光子間、および保護膜
(b)/偏光子間の180度剥離試験を行い、その最小
値とした。剥離速度は200mm/minで行った。
【0036】偏光板の偏光度は、以下の方法により算出
した。即ち、偏光軸が同一方向になるように2枚の偏光
板を重ね合わせて、分光光度計を使用して、400nm
から700nmまで連続的に測定した、光線透過率の値
の平均値をT1 とする。次に、偏光軸が互いに直交す
る方向になるように2枚の偏光板を重ね合わせて、同様
にして測定した光線透過率の値の平均値をT2 とす
る。そして下記数式1より偏光度を算出した。 [数式1] 偏光度(%)={(T1−T2)/(T1+T2)}1/2×
100 偏光板の単体透過率は、偏光板1枚を分光光度計を使用
して、400nmから700nmまで連続的に測定した
(透過軸、吸収軸方向の)光線透過率の値の平均値とし
た。偏光板偏光度の耐湿熱試験は以下の方法によった。
即ち、偏光板を80℃×90%RHの雰囲気下で48時
間放置することにより行った。偏光度保持率とは、試験
後の偏光度を試験前の偏光度で除した値である。数値が
大きいほど耐湿熱性がよい。
【0037】(実施例1)環状オレフィン系樹脂(日本
ゼオン株式会社製 ZEONEX490)30重量部を
キシレン、シクロヘキサン混合溶媒(重量混合比2:
1)70重量部に溶解し、流延法によりフィルムを製膜
し、厚さ50μm保護膜(b)を得た。さらに片側表面
に、アクリル系アンカーコート材を介して、ポリビニル
アルコール樹脂を易接着層として約0.5μm形成し
た。
【0038】かくして得た保護膜の水蒸気透過率は3.
0g/m2・24hr(at.40℃×90%RH)で
あった。
【0039】PVAフィルム(株式会社クラレ製 クラ
レビニロンフィルムVF−9X75R、厚さ75μm)
を水5000重量部、ヨウ素35重量部、ヨウ化カリウ
ム525重量部からなる水溶液に5分間浸漬し、ヨウ素
を吸着させた。次いでこのフィルムを45℃の4重量%
ホウ酸水溶液中で、4.4倍に縦方向1軸延伸をした
後、緊張状態のまま乾燥して偏光子を得た。
【0040】次いで、偏光子の片面に上記で得た保護膜
(b)の易接着層面がくるように接着剤として平均重合
度1800、ケン化度99%のPVAの5%水溶液を用
いて積層し、また、その反対面に保護膜(a)として、
厚み80μm、透湿度600g/m2・24hr(40℃
×90%RH)のTACがくるように積層し、接着剤と
して平均重合度1800、ケン化度99%のPVAの5
%水溶液を用い、両側界面に乾燥後の厚さ0.5μmと
なるように接着剤が未乾燥の状態で形成されるように
し、ゴムロール/金属ロール(ゴムロール直径200m
m、金属ロール直径350mm、線圧10kg/cm)
間でニップし、70℃3分間の乾燥ゾーンを通過させた
後、巻き取った。得られた偏光板の構成は、(a)層/
PVA水溶液0.5μm/偏光子/PVA水溶液0.5μm/易接着処
理層0.5μm/アンカーコート/(b)層である。かくし
て得られた偏光板の評価結果を表1に示す。また、得ら
れた偏光板は、環境試験での色相変化もなかった。
【0041】(実施例2)流延溶液として環状オレフィ
ン系樹脂(JSR株式会社製 ARTON)30重量部
をキシレン70重量部に溶解し、流延法によりフィルム
を製膜し、厚さ40μmの保護膜(b)を得た。さらに
片側表面に、アクリル系アンカーコート材を介して、ポ
リビニルアルコール樹脂を易接着層として約0.5μm
形成した。
【0042】かくして得た保護膜(b)の水蒸気透過率
は90g/m2・24hr(at.40℃×90%R
H)であった。
【0043】この保護膜(b)を用いる以外は、実施例
1と同様にして偏光板を得た。かくして得られた偏光板
の評価結果を表1に示す。
【0044】(比較例1)保護膜(a)および(b)
に、実施例1の環状オレフィン系フィルムを使用する以
外は、実施例1と同様に偏光板を作成した。かくして得
られた偏光板の評価結果を表1に示す。
【0045】(比較例2)保護膜(a)および(b)
に、実施例1のTACのかわり、厚み80μ、透湿度9
00g/m2・24hrのTACを使用する以外は、実
施例1と同様に偏光板を作成した。かくして得られた偏
光板の評価結果を表1に示す。
【0046】(比較例3)実施例1のTACのかわり
に、厚み250μm、透湿度150g/m2・24hr
(at.40℃×90%RH)のTACを使用する以外
は実施例1と同様に、偏光板を作成した。かくして得ら
れた偏光板の評価結果を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、生産性に優れ、且つ、
高湿熱環境下で使用された場合でも偏光度の低下や、色
相の変化等の性能低下がない、耐久性に優れた偏光板が
得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 健 滋賀県守山市森川原町163番地グンゼ株式 会社研究開発部内 (72)発明者 連山 君奉 滋賀県守山市森川原町163番地グンゼ株式 会社研究開発部内 (72)発明者 上杉 孝雄 新潟県中頸城郡清里村大字南田中98−1 (72)発明者 渡邉 耕一 新潟県上越市平成町374−1 Fターム(参考) 2H049 BA02 BA27 BB22 BB33 BB39 BB43 BB51 BC03 2H091 FA08X FA08Z FB02 FD15 GA16 GA17 LA04 LA06 LA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏光子の片面に保護膜(a)として水蒸気
    透過率が(40℃×90%RHにおいて)約200〜約
    3000g/m2・24hrのプラスチックフィルム
    を、且つその反対側の面に保護膜(b)として環状オレ
    フィン系樹脂フィルムを積層されてなる偏光板。
  2. 【請求項2】接着剤としてポリビニルアルコール系水溶
    液を用いて保護膜(a)及び保護膜(b)を積層するこ
    とを特徴とする請求項1記載の偏光板。
  3. 【請求項3】水蒸気透過率が(40℃×90%RHにお
    いて)約200〜約3000g/m2・24hrのプラ
    スチックフィルムが、酢酸セルロース系フィルムである
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記
    載の偏光板。
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