JP2002217825A - 基地局、移動局、無線データ通信システム、無線データ通信網構築方法およびプログラム - Google Patents
基地局、移動局、無線データ通信システム、無線データ通信網構築方法およびプログラムInfo
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- JP2002217825A JP2002217825A JP2001013475A JP2001013475A JP2002217825A JP 2002217825 A JP2002217825 A JP 2002217825A JP 2001013475 A JP2001013475 A JP 2001013475A JP 2001013475 A JP2001013475 A JP 2001013475A JP 2002217825 A JP2002217825 A JP 2002217825A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
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- Small-Scale Networks (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 無線データ通信の移動局において電力効率の
良い変調方式を用い、基地局においてマルチパスフェー
ジングの影響が少ない変調方式を用いる基地局、移動
局、無線データ通信システム、無線データ通信網構築方
法およびプログラムを提供する。 【解決手段】 基地局1からはOFDM通信方式の変調
後の送信信号が出力され、移動局1・2および移動局2
・3で受信される。また、移動局1・2および移動局2
・3からは位相変調方式または振幅位相変調方式で変調
後の送信信号が出力され、基地局1で受信される。
良い変調方式を用い、基地局においてマルチパスフェー
ジングの影響が少ない変調方式を用いる基地局、移動
局、無線データ通信システム、無線データ通信網構築方
法およびプログラムを提供する。 【解決手段】 基地局1からはOFDM通信方式の変調
後の送信信号が出力され、移動局1・2および移動局2
・3で受信される。また、移動局1・2および移動局2
・3からは位相変調方式または振幅位相変調方式で変調
後の送信信号が出力され、基地局1で受信される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動局から無線
データ通信によりインターネット等のネットワークへ接
続し、データの授受を行う場合に用いる基地局、移動
局、無線データ通信システム、無線データ通信網構築方
法およびプログラムに関するものである。
データ通信によりインターネット等のネットワークへ接
続し、データの授受を行う場合に用いる基地局、移動
局、無線データ通信システム、無線データ通信網構築方
法およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、移動局が基地局を介して無線デー
タ通信を行う場合、マルチパスフェージングの影響を防
ぎ、高速なデータ伝送ができる変調方式として、OFD
M(Orthogonal Frequency Di
vision Multiplexing)方式があっ
た。この変調方式において同じ周波数帯域を繰り返して
使用する場合、異なる基地局から到達する互いの電波に
より干渉を生じるため、それぞれの基地局でのサブキャ
リアの直交性を損なわないような、高精度な発振器、あ
るいは、基地局間同期が必要となる。
タ通信を行う場合、マルチパスフェージングの影響を防
ぎ、高速なデータ伝送ができる変調方式として、OFD
M(Orthogonal Frequency Di
vision Multiplexing)方式があっ
た。この変調方式において同じ周波数帯域を繰り返して
使用する場合、異なる基地局から到達する互いの電波に
より干渉を生じるため、それぞれの基地局でのサブキャ
リアの直交性を損なわないような、高精度な発振器、あ
るいは、基地局間同期が必要となる。
【0003】また、移動局においては、変調方式にPS
K(位相変移変調)、QAM(直交振幅変調)を用いた
場合、データ通信の伝送速度を高速にするとマルチパス
フェージングの影響により符号間干渉を起こし、信号の
劣化を生じる。これを防ぐ為にダイバーシチ受信や、ア
ダプティブアレーアンテナや、等化器等が開発されてい
る。
K(位相変移変調)、QAM(直交振幅変調)を用いた
場合、データ通信の伝送速度を高速にするとマルチパス
フェージングの影響により符号間干渉を起こし、信号の
劣化を生じる。これを防ぐ為にダイバーシチ受信や、ア
ダプティブアレーアンテナや、等化器等が開発されてい
る。
【0004】また、基地局および移動局からの送信信号
は複数のパケットからなり、そのパケットには接続制御
情報が含まれ、その接続制御情報を基に接続制御を行う
無線データ通信システム及びパケット多元接続方式(以
下IPMAとする)が特願平11−014979に開示
されている。また、複数基地局が接続され、その基地局
の接続制御を行う無線サーバと、更に複数の無線サーバ
間においてIP(Internet Protoco
l)アドレスを管理するホーム無線サーバとを備える無
線データシステムが特願平10−309228に開示さ
れている。
は複数のパケットからなり、そのパケットには接続制御
情報が含まれ、その接続制御情報を基に接続制御を行う
無線データ通信システム及びパケット多元接続方式(以
下IPMAとする)が特願平11−014979に開示
されている。また、複数基地局が接続され、その基地局
の接続制御を行う無線サーバと、更に複数の無線サーバ
間においてIP(Internet Protoco
l)アドレスを管理するホーム無線サーバとを備える無
線データシステムが特願平10−309228に開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は基地局の送信信号の変調方式にOFDM方式を用いる
と、基地局間の同期、あるいは、高精度な発振器が必要
であり、基地局の設置コストが高くなる問題があった。
また、移動局の送信信号において、OFDM方式の変調
方式で変調した場合、OFDM方式の広帯域に変調され
た送信信号の送信が必要となる。これは、電力効率が低
く、携帯端末等の移動局からの送信には適していないと
いう問題があった。
は基地局の送信信号の変調方式にOFDM方式を用いる
と、基地局間の同期、あるいは、高精度な発振器が必要
であり、基地局の設置コストが高くなる問題があった。
また、移動局の送信信号において、OFDM方式の変調
方式で変調した場合、OFDM方式の広帯域に変調され
た送信信号の送信が必要となる。これは、電力効率が低
く、携帯端末等の移動局からの送信には適していないと
いう問題があった。
【0006】また、基地局の送信信号において、変調方
式に位相変調方式や振幅位相変調方式を用いた場合、伝
送速度が高速になるとマルチパスフェージングの影響を
防ぐため、ダイバーシチ受信やアダプティブアレーアン
テナや等化器を移動局へ搭載する必要がある。しかしそ
うすると、移動局の小型化による携帯性の向上や、消費
電力の低減といった市場のニーズに答えることができな
いという問題があった。
式に位相変調方式や振幅位相変調方式を用いた場合、伝
送速度が高速になるとマルチパスフェージングの影響を
防ぐため、ダイバーシチ受信やアダプティブアレーアン
テナや等化器を移動局へ搭載する必要がある。しかしそ
うすると、移動局の小型化による携帯性の向上や、消費
電力の低減といった市場のニーズに答えることができな
いという問題があった。
【0007】また、高速伝送を行う場合、シンボルレー
トを高速にすることは、システムに必要なチャネル数に
従い周波数帯域が広くなる。基地局に固定されたチャネ
ルを割り当てると、干渉の問題から、一定以上の距離間
隔を基地局間に必要とする。その結果、充分なサービス
エリアを得るためには、必要なチャネル数が多くなり、
システムに要する帯域が広くなる。移動体通信に利用可
能な、UHF(Ultra High Frequen
cy)帯以下の周波数帯域において、このような広帯域
の周波数帯域を利用することは難しいという問題があっ
た。
トを高速にすることは、システムに必要なチャネル数に
従い周波数帯域が広くなる。基地局に固定されたチャネ
ルを割り当てると、干渉の問題から、一定以上の距離間
隔を基地局間に必要とする。その結果、充分なサービス
エリアを得るためには、必要なチャネル数が多くなり、
システムに要する帯域が広くなる。移動体通信に利用可
能な、UHF(Ultra High Frequen
cy)帯以下の周波数帯域において、このような広帯域
の周波数帯域を利用することは難しいという問題があっ
た。
【0008】また、上記のような干渉を考慮して、基地
局を配置しネットワークを構築する場合、建造物や車な
どの移動物の影響を受ける為、基地局からの距離といっ
た単純な指標で電波到達の範囲を決定することができ
ず、種々の解析が必要であり、ネットワーク構築のため
大きな初期費用が必要となる。また、基地局を配置後も
定期的にメンテナンス等が必要なために維持コストが高
くなる問題があった。
局を配置しネットワークを構築する場合、建造物や車な
どの移動物の影響を受ける為、基地局からの距離といっ
た単純な指標で電波到達の範囲を決定することができ
ず、種々の解析が必要であり、ネットワーク構築のため
大きな初期費用が必要となる。また、基地局を配置後も
定期的にメンテナンス等が必要なために維持コストが高
くなる問題があった。
【0009】この発明は、上述した事情を考慮してなさ
れたもので、無線データ通信において基地局間の同期、
または高精度の発振器を必要としないOFDM方式の通
信を行う基地局、移動局、無線データ通信システム、無
線データ通信網構築方法およびプログラムを提供するこ
とを目的とする。また、無線データ通信の移動局におい
て電力効率の良い変調方式を用い、基地局においてマル
チパスフェージングの影響が少ない変調方式を用いる基
地局、移動局、無線データ通信システム、無線データ通
信網構築方法およびプログラムを提供することを目的と
する。
れたもので、無線データ通信において基地局間の同期、
または高精度の発振器を必要としないOFDM方式の通
信を行う基地局、移動局、無線データ通信システム、無
線データ通信網構築方法およびプログラムを提供するこ
とを目的とする。また、無線データ通信の移動局におい
て電力効率の良い変調方式を用い、基地局においてマル
チパスフェージングの影響が少ない変調方式を用いる基
地局、移動局、無線データ通信システム、無線データ通
信網構築方法およびプログラムを提供することを目的と
する。
【0010】また、無線データ通信の移動局および基地
局において、少ないシステム周波数帯域でも広域で通信
可能な基地局、移動局、無線データ通信システム、無線
データ通信網構築方法およびプログラムを提供すること
を目的とする。
局において、少ないシステム周波数帯域でも広域で通信
可能な基地局、移動局、無線データ通信システム、無線
データ通信網構築方法およびプログラムを提供すること
を目的とする。
【0011】また、無線データ通信の移動局および基地
局において、基地局の配置による無線データ通信網構築
の際のコストを削減する基地局、移動局、無線データ通
信システム、無線データ通信網構築方法およびプログラ
ムを提供することを目的とする。
局において、基地局の配置による無線データ通信網構築
の際のコストを削減する基地局、移動局、無線データ通
信システム、無線データ通信網構築方法およびプログラ
ムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決すべくなされたもので、本発明による無線デー
タ通信システムにおいては、基地局の送信信号と移動局
の送信信号の周波数が周波数分割され、基地局および前
記移動局からの送信信号は複数のパケットからなり、パ
ケットは接続制御情報を含み、接続制御情報を基に接続
制御を行う無線データ通信システムであって、基地局
は、変調方式にOFDM方式を用いて変調する変調手段
を具備し、移動局は、変調方式に位相変調方式または振
幅位相変調方式を用いて変調する変調手段と、送信信号
を周波数チャネル分割するチャネル分割手段とを具備す
ることを特徴とする。
題を解決すべくなされたもので、本発明による無線デー
タ通信システムにおいては、基地局の送信信号と移動局
の送信信号の周波数が周波数分割され、基地局および前
記移動局からの送信信号は複数のパケットからなり、パ
ケットは接続制御情報を含み、接続制御情報を基に接続
制御を行う無線データ通信システムであって、基地局
は、変調方式にOFDM方式を用いて変調する変調手段
を具備し、移動局は、変調方式に位相変調方式または振
幅位相変調方式を用いて変調する変調手段と、送信信号
を周波数チャネル分割するチャネル分割手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0013】これにより、基地局は、変調方式にOFD
M方式を用いて変調する変調手段を具備し、移動局は、
変調方式に位相変調方式または振幅位相変調方式を用い
て変調する変調手段と、送信信号を周波数チャネル分割
するチャネル分割手段とを具備するので、基地局からは
OFDM方式の変調後の送信信号が出力され、移動局で
受信される。また、移動局からは位相変調方式または振
幅位相変調方式で変調後の送信信号が出力され、基地局
で受信される。
M方式を用いて変調する変調手段を具備し、移動局は、
変調方式に位相変調方式または振幅位相変調方式を用い
て変調する変調手段と、送信信号を周波数チャネル分割
するチャネル分割手段とを具備するので、基地局からは
OFDM方式の変調後の送信信号が出力され、移動局で
受信される。また、移動局からは位相変調方式または振
幅位相変調方式で変調後の送信信号が出力され、基地局
で受信される。
【0014】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記基地局は、OFDM方式を用いた変
調でのデータ拡散において、各基地局固有の識別子を用
いてデータ拡散する符号データ拡散手段を更に具備する
ことを特徴とする。これにより、基地局は、OFDM方
式を用いた変調でのデータ拡散において、各基地局固有
の識別子を拡散符号に用いてデータ拡散する符号データ
拡散手段を更に具備するので、基地局間に周波数偏差が
生じるのを符号拡散により防ぐことができる。
ムにおいては、上記基地局は、OFDM方式を用いた変
調でのデータ拡散において、各基地局固有の識別子を用
いてデータ拡散する符号データ拡散手段を更に具備する
ことを特徴とする。これにより、基地局は、OFDM方
式を用いた変調でのデータ拡散において、各基地局固有
の識別子を拡散符号に用いてデータ拡散する符号データ
拡散手段を更に具備するので、基地局間に周波数偏差が
生じるのを符号拡散により防ぐことができる。
【0015】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記基地局は、該基地局及び周辺の基地
局と移動局が利用中のチャネルを検出する検出手段と、
利用中のチャネルの検出により空きチャネル情報を作成
し、空きチャネル情報を接続制御情報に含めて移動局へ
報知する報知手段とを具備し、移動局は、基地局より報
知される空きチャネル情報を基にチャネル選択を行うチ
ャネル選択手段を具備することを特徴とする。
ムにおいては、上記基地局は、該基地局及び周辺の基地
局と移動局が利用中のチャネルを検出する検出手段と、
利用中のチャネルの検出により空きチャネル情報を作成
し、空きチャネル情報を接続制御情報に含めて移動局へ
報知する報知手段とを具備し、移動局は、基地局より報
知される空きチャネル情報を基にチャネル選択を行うチ
ャネル選択手段を具備することを特徴とする。
【0016】これにより、基地局は、該基地局及び周辺
の基地局と移動局が利用中のチャネルを検出する検出手
段と、利用中のチャネルの検出により空きチャネル情報
を作成し、空きチャネル情報を接続制御情報に含めて移
動局へ報知する報知手段とを具備し、移動局は、基地局
より報知される空きチャネル情報を基にチャネル選択を
行うチャネル選択手段を具備するので、無線データ通信
システムの基地局に固定したチャネルを割り当てる必要
がなく、同じ周波数帯域のチャネルを繰り返して使用で
きる。
の基地局と移動局が利用中のチャネルを検出する検出手
段と、利用中のチャネルの検出により空きチャネル情報
を作成し、空きチャネル情報を接続制御情報に含めて移
動局へ報知する報知手段とを具備し、移動局は、基地局
より報知される空きチャネル情報を基にチャネル選択を
行うチャネル選択手段を具備するので、無線データ通信
システムの基地局に固定したチャネルを割り当てる必要
がなく、同じ周波数帯域のチャネルを繰り返して使用で
きる。
【0017】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記基地局は、接続制御情報の報知に際
し、基地局と複数基地局が接続され、該基地局の接続制
御を行う無線サーバ間で通信し、または各基地局間のネ
ットワークを用いた通信を行い、周囲の基地局と異なる
空きチャネル情報を含んだ接続制御情報を報知するチャ
ネル管理手段を更に具備することを特徴とする。
ムにおいては、上記基地局は、接続制御情報の報知に際
し、基地局と複数基地局が接続され、該基地局の接続制
御を行う無線サーバ間で通信し、または各基地局間のネ
ットワークを用いた通信を行い、周囲の基地局と異なる
空きチャネル情報を含んだ接続制御情報を報知するチャ
ネル管理手段を更に具備することを特徴とする。
【0018】これにより、基地局は、接続制御情報の報
知に際し、基地局と複数基地局が接続され、該基地局の
接続制御を行う無線サーバ間で通信し、または各基地局
間のネットワークを用いた通信を行い、周囲の基地局と
異なる空きチャネル情報を含んだ接続制御情報を報知す
るチャネル管理手段を更に具備するので、同時に同じチ
ャネルを利用してしまう確率を下げることができる。
知に際し、基地局と複数基地局が接続され、該基地局の
接続制御を行う無線サーバ間で通信し、または各基地局
間のネットワークを用いた通信を行い、周囲の基地局と
異なる空きチャネル情報を含んだ接続制御情報を報知す
るチャネル管理手段を更に具備するので、同時に同じチ
ャネルを利用してしまう確率を下げることができる。
【0019】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記基地局は、該基地局と無線サーバ
間、または各基地局間でチャネル情報を交換し、該チャ
ネル情報を基にチャネルを管理するチャネル管理手段を
更に具備することを特徴とする。これにより、基地局
は、該基地局と無線サーバ間、または各基地局間でチャ
ネル情報を交換し、該チャネル情報を基にチャネルを管
理するチャネル管理手段を更に具備するので、上記空き
チャネルの検出手段を備えずに、通信により空きチャン
ネル情報を得ることができる。
ムにおいては、上記基地局は、該基地局と無線サーバ
間、または各基地局間でチャネル情報を交換し、該チャ
ネル情報を基にチャネルを管理するチャネル管理手段を
更に具備することを特徴とする。これにより、基地局
は、該基地局と無線サーバ間、または各基地局間でチャ
ネル情報を交換し、該チャネル情報を基にチャネルを管
理するチャネル管理手段を更に具備するので、上記空き
チャネルの検出手段を備えずに、通信により空きチャン
ネル情報を得ることができる。
【0020】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記チャネル管理手段は、該基地局が定
常的に利用するチャネルは、検出手段により検出した空
きチャネルとし、該基地局がトラフィック量の変動に合
せて利用するチャネルは、各基地局間の通信により得た
情報を基に選択した空きチャネルとすることを特徴とす
る。
ムにおいては、上記チャネル管理手段は、該基地局が定
常的に利用するチャネルは、検出手段により検出した空
きチャネルとし、該基地局がトラフィック量の変動に合
せて利用するチャネルは、各基地局間の通信により得た
情報を基に選択した空きチャネルとすることを特徴とす
る。
【0021】これにより、上記チャネル管理手段は、該
基地局が定常的に利用するチャネルは、検出手段により
検出した空きチャネルとし、該基地局がトラフィック量
の変動に合せて利用するチャネルは、各基地局間の通信
により得た情報を基に選択した空きチャネルとするの
で、基地局の初期設置時のチャネル管理が簡便となる。
基地局が定常的に利用するチャネルは、検出手段により
検出した空きチャネルとし、該基地局がトラフィック量
の変動に合せて利用するチャネルは、各基地局間の通信
により得た情報を基に選択した空きチャネルとするの
で、基地局の初期設置時のチャネル管理が簡便となる。
【0022】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記チャネル管理手段は、該基地局が定
常的に利用するチャネルは、各基地局間の通信により得
た情報を基に選択した空きチャネルとし、該基地局がト
ラフィック量の変動に合せて利用するチャネルは、検出
手段により検出した空きチャネルとすることを特徴とす
る。
ムにおいては、上記チャネル管理手段は、該基地局が定
常的に利用するチャネルは、各基地局間の通信により得
た情報を基に選択した空きチャネルとし、該基地局がト
ラフィック量の変動に合せて利用するチャネルは、検出
手段により検出した空きチャネルとすることを特徴とす
る。
【0023】これにより、上記チャネル管理手段は、該
基地局が定常的に利用するチャネルは、各基地局間の通
信により得た情報を基に選択した空きチャネルとし、該
基地局がトラフィック量の変動に合せて利用するチャネ
ルは、検出手段により検出した空きチャネルとするよう
にしたので、トラフィック量の変化により柔軟に対応で
きる基地局間のネットワークの構築ができる。
基地局が定常的に利用するチャネルは、各基地局間の通
信により得た情報を基に選択した空きチャネルとし、該
基地局がトラフィック量の変動に合せて利用するチャネ
ルは、検出手段により検出した空きチャネルとするよう
にしたので、トラフィック量の変化により柔軟に対応で
きる基地局間のネットワークの構築ができる。
【0024】また、本発明による移動局においては、変
調方式に各基地局固有の識別子でデータ拡散するOFD
M方式を用いる基地局と通信可能で、複数の受信エレメ
ントを備える移動局であって、最大で受信エレメントの
数に等しい数の基地局から送信信号を受信し、各基地局
固有の識別子を用いた相関検波を行い、複数基地局から
の受信信号を復調する復調手段を具備することを特徴と
する。
調方式に各基地局固有の識別子でデータ拡散するOFD
M方式を用いる基地局と通信可能で、複数の受信エレメ
ントを備える移動局であって、最大で受信エレメントの
数に等しい数の基地局から送信信号を受信し、各基地局
固有の識別子を用いた相関検波を行い、複数基地局から
の受信信号を復調する復調手段を具備することを特徴と
する。
【0025】また、本発明による移動局においては、複
数の基地局からの受信信号より、回線状態、受信品質を
判断することで、利用可能な前記受信エレメントを選択
し、各基地局と通信を行う受信エレメント選択手段を更
に具備することを特徴とする。
数の基地局からの受信信号より、回線状態、受信品質を
判断することで、利用可能な前記受信エレメントを選択
し、各基地局と通信を行う受信エレメント選択手段を更
に具備することを特徴とする。
【0026】また、本発明による移動局においては、複
数の基地局で分散された送信データを各受信エレメント
で受信し、元のデータへ復元する分散データ復元手段を
更に具備することを特徴とする。
数の基地局で分散された送信データを各受信エレメント
で受信し、元のデータへ復元する分散データ復元手段を
更に具備することを特徴とする。
【0027】また、本発明による基地局においては、請
求項10に記載の移動局と通信可能な基地局であって、
他の基地局と通信を行い、移動局と通信可能な複数の基
地局で送信データを分散して該移動局へ送信する送信デ
ータ分散手段を具備することを特徴とする。
求項10に記載の移動局と通信可能な基地局であって、
他の基地局と通信を行い、移動局と通信可能な複数の基
地局で送信データを分散して該移動局へ送信する送信デ
ータ分散手段を具備することを特徴とする。
【0028】また、本発明による無線データ通信網構築
方法においては、請求項1に記載の通信システムにおけ
る基地局の配置による無線データ通信網構築方法であっ
て、各基地局からの電波到達範囲の重なり合うエリアを
少なくし、最少の基地局数でより広範囲の地域に電波を
到達させるステップと、トラフィック量が多い地域で
は、利用者の数、トラフィック量に応じて、拡散符号の
異なる基地局の電波到達範囲を重ねることで、各地域に
おけるトラフィック容量を調整するステップとを有する
ことを特徴とする。
方法においては、請求項1に記載の通信システムにおけ
る基地局の配置による無線データ通信網構築方法であっ
て、各基地局からの電波到達範囲の重なり合うエリアを
少なくし、最少の基地局数でより広範囲の地域に電波を
到達させるステップと、トラフィック量が多い地域で
は、利用者の数、トラフィック量に応じて、拡散符号の
異なる基地局の電波到達範囲を重ねることで、各地域に
おけるトラフィック容量を調整するステップとを有する
ことを特徴とする。
【0029】これにより、無線データ通信網構築方法
は、各基地局からの電波到達範囲の重なり合うエリアを
少なくし、最少の基地局数でより広範囲の地域に電波を
到達させるステップと、重なり合うエリアを共有する基
地局において、各基地局で用いるスペクトラム拡散通信
方式における拡散符号を異なるように設定するステップ
と、トラフィック量が多い地域では、利用者の数、トラ
フィック量に応じて、拡散符号の異なる基地局の電波到
達範囲を重ねることで、地域の特性(地域の利用者数、
トラフィック量等)に合った従来に比べてトラフィック
容量の無駄を軽減した無線データ通信網を構築する。
は、各基地局からの電波到達範囲の重なり合うエリアを
少なくし、最少の基地局数でより広範囲の地域に電波を
到達させるステップと、重なり合うエリアを共有する基
地局において、各基地局で用いるスペクトラム拡散通信
方式における拡散符号を異なるように設定するステップ
と、トラフィック量が多い地域では、利用者の数、トラ
フィック量に応じて、拡散符号の異なる基地局の電波到
達範囲を重ねることで、地域の特性(地域の利用者数、
トラフィック量等)に合った従来に比べてトラフィック
容量の無駄を軽減した無線データ通信網を構築する。
【0030】また、本発明によるプログラムにおいて
は、基地局の送信信号と移動局の送信信号の周波数が周
波数分割され、基地局および移動局からの送信信号は複
数のパケットからなり、パケットは接続制御情報を含
み、接続制御情報を基に接続制御を行う無線データ通信
システムにおける基地局用のプログラムであって、送信
用データを各基地局固有の識別子を用いてデータ拡散す
るステップと、拡散した該データを変調方式にOFDM
方式を用いて変調するステップと、他の基地局と通信を
行い、空きチャンネル情報を移動局へ報知するステップ
とを実行するためのプログラムである。
は、基地局の送信信号と移動局の送信信号の周波数が周
波数分割され、基地局および移動局からの送信信号は複
数のパケットからなり、パケットは接続制御情報を含
み、接続制御情報を基に接続制御を行う無線データ通信
システムにおける基地局用のプログラムであって、送信
用データを各基地局固有の識別子を用いてデータ拡散す
るステップと、拡散した該データを変調方式にOFDM
方式を用いて変調するステップと、他の基地局と通信を
行い、空きチャンネル情報を移動局へ報知するステップ
とを実行するためのプログラムである。
【0031】また、本発明によるプログラムにおいて
は、変調方式に各基地局固有の識別子でデータ拡散する
OFDM方式を用いる基地局と通信可能で、複数の受信
エレメントを備える移動局用のプログラムであって、変
調方式に位相変調方式または振幅位相変調方式を用いて
変調するステップと、送信信号を周波数チャネル分割す
るステップと、最大で受信エレメントの数に等しい数の
基地局から送信信号を受信し、各基地局固有の識別子を
用いた相関検波を行い、複数基地局からの受信信号を復
調するステップとを実行するためのプログラムである。
は、変調方式に各基地局固有の識別子でデータ拡散する
OFDM方式を用いる基地局と通信可能で、複数の受信
エレメントを備える移動局用のプログラムであって、変
調方式に位相変調方式または振幅位相変調方式を用いて
変調するステップと、送信信号を周波数チャネル分割す
るステップと、最大で受信エレメントの数に等しい数の
基地局から送信信号を受信し、各基地局固有の識別子を
用いた相関検波を行い、複数基地局からの受信信号を復
調するステップとを実行するためのプログラムである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明する。ただし、以下の実施の形態は特許請
求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、ま
た実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの
すべてが発明の解決手段に必要であるとは限らない。ま
ず、基地局から移動局への送信信号の構成について図を
用いて説明する。図1はこの発明の一実施形態による基
地局から移動局への送信信号の構成を示すブロック図で
ある。この図において符号1は、送信信号をOFDM方
式で変調する変調手段を備える基地局であり。符号2お
よび符号3は、OFDM方式で変調された受信信号を復
調する復調手段を備える移動局1、移動局2である。
尚、基地局1では基地局固有の識別子により拡散処理を
行う。また、拡散されたデータは連続した複数のパケッ
トで送信され、パケットに含まれる接続制御情報により
特定できる移動局との通信を開始し、その移動局にデー
タが送信される。
本発明を説明する。ただし、以下の実施の形態は特許請
求の範囲に記載された発明を限定するものではなく、ま
た実施の形態の中で説明されている特徴の組み合わせの
すべてが発明の解決手段に必要であるとは限らない。ま
ず、基地局から移動局への送信信号の構成について図を
用いて説明する。図1はこの発明の一実施形態による基
地局から移動局への送信信号の構成を示すブロック図で
ある。この図において符号1は、送信信号をOFDM方
式で変調する変調手段を備える基地局であり。符号2お
よび符号3は、OFDM方式で変調された受信信号を復
調する復調手段を備える移動局1、移動局2である。
尚、基地局1では基地局固有の識別子により拡散処理を
行う。また、拡散されたデータは連続した複数のパケッ
トで送信され、パケットに含まれる接続制御情報により
特定できる移動局との通信を開始し、その移動局にデー
タが送信される。
【0033】次に、移動局から基地局への送信信号の構
成について図を用いて説明する。図2はこの発明の一実
施形態による移動局から基地局への送信信号の構成を示
すブロック図である。移動局1・2および移動局2・3
より送信信号をπ/4シフトQPSK(Quadrat
ure Phase Shift Keying)方式
で変調する変調手段を備える。さらに、送信信号を周波
数チャネル分割するチャネル分割手段も具備する。ま
た、基地局1は、π/4シフトQPSK方式で変調され
た受信信号を復調する復調手段を備える。以上の構成に
より、基地局1から移動局1・2、移動局2・3への送
信信号は、OFDM方式の変調方式、移動局1・2、移
動局2・3から基地局1への送信信号はπ/4シフトQ
PSK方式の変調方式となる。
成について図を用いて説明する。図2はこの発明の一実
施形態による移動局から基地局への送信信号の構成を示
すブロック図である。移動局1・2および移動局2・3
より送信信号をπ/4シフトQPSK(Quadrat
ure Phase Shift Keying)方式
で変調する変調手段を備える。さらに、送信信号を周波
数チャネル分割するチャネル分割手段も具備する。ま
た、基地局1は、π/4シフトQPSK方式で変調され
た受信信号を復調する復調手段を備える。以上の構成に
より、基地局1から移動局1・2、移動局2・3への送
信信号は、OFDM方式の変調方式、移動局1・2、移
動局2・3から基地局1への送信信号はπ/4シフトQ
PSK方式の変調方式となる。
【0034】尚、基地局1は、利用中のチャネルを検出
する検出手段を備え、接続制御情報に含めてその空きチ
ャネル情報を移動局1・2、移動局2・3へ報知する報
知手段も備える。移動局1・2、移動局2・3は、報知
された空きチャネル情報を基に、空いているチャネルを
選択して基地局1との通信を開始するチャネル選択手段
を備える。また、基地局は、周辺の基地局や、各基地局
間の接続制御を行う無線サーバなどと通信を行って空き
チャネル情報を得ても良い。
する検出手段を備え、接続制御情報に含めてその空きチ
ャネル情報を移動局1・2、移動局2・3へ報知する報
知手段も備える。移動局1・2、移動局2・3は、報知
された空きチャネル情報を基に、空いているチャネルを
選択して基地局1との通信を開始するチャネル選択手段
を備える。また、基地局は、周辺の基地局や、各基地局
間の接続制御を行う無線サーバなどと通信を行って空き
チャネル情報を得ても良い。
【0035】また、デジタル無線データ通信において
は、伝送レートを高速化することにより、マルチパスフ
ェージング、特に多重波遅延による選択性フェージング
の影響が大きくなり、通信品質が劣化するが、本実施の
形態によるOFDM方式を用いることにより、この選択
性フェージングの影響を改善することができ、移動局の
受信においては高速通信が可能となる。
は、伝送レートを高速化することにより、マルチパスフ
ェージング、特に多重波遅延による選択性フェージング
の影響が大きくなり、通信品質が劣化するが、本実施の
形態によるOFDM方式を用いることにより、この選択
性フェージングの影響を改善することができ、移動局の
受信においては高速通信が可能となる。
【0036】次に、基地局のOFMD方式の変調器(変
調手段)と移動局の復調器(復調手段)について説明す
る。図3は、この発明の一実施形態による基地局の変調
器および、移動局の復調器の構成を示すブロック図であ
る。符号31は、入力されたIPMA信号(図中のDa
ta:シリアルデータ)をパラレルデータへ変換するシ
リアル/パラレル変換部である。32は、シリアル/パ
ラレル変換後のデータを各基地局固有の識別子となる拡
散符号(C0,C1,…,CN-1,CN)を用いてデータ拡
散処理を行う符号データ拡散処理部(符号データ拡散手
段)である。33は、符号拡散処理を行ったデータをi
DFT(逆離散フーリエ変換)処理を行うiDFT処理
部である。34は、搬送波発振器34’からの搬送波信
号を用いて所望の出力波を生成するアップコンバータで
ある。以上に示した各処理部によって基地局の変調器が
構成される。
調手段)と移動局の復調器(復調手段)について説明す
る。図3は、この発明の一実施形態による基地局の変調
器および、移動局の復調器の構成を示すブロック図であ
る。符号31は、入力されたIPMA信号(図中のDa
ta:シリアルデータ)をパラレルデータへ変換するシ
リアル/パラレル変換部である。32は、シリアル/パ
ラレル変換後のデータを各基地局固有の識別子となる拡
散符号(C0,C1,…,CN-1,CN)を用いてデータ拡
散処理を行う符号データ拡散処理部(符号データ拡散手
段)である。33は、符号拡散処理を行ったデータをi
DFT(逆離散フーリエ変換)処理を行うiDFT処理
部である。34は、搬送波発振器34’からの搬送波信
号を用いて所望の出力波を生成するアップコンバータで
ある。以上に示した各処理部によって基地局の変調器が
構成される。
【0037】35は、搬送波発振器35’からの搬送波
信号を用いて受信信号より搬送波成分を除去するダウン
コンバータである。36は、信号変換処理部33で逆フ
ーリエ変換処理した信号をDFT(離散フーリエ変換)
処理するDFT処理部である。37は、各基地局固有の
識別子となる拡散符号(C0,C1,…,CN-1,CN)を
用いてデータ逆拡散処理を行う符号逆拡散処理部であ
る。符号逆拡散処理部37は、拡散符号を検出するマッ
チト・フィルタ等を用いて、それぞれの拡散符号間の相
関が少ないことを利用して拡散符号ごとの送信データを
復調する相関検波を行う。ここで、移動局が複数の基地
局から受信している場合、拡散符号が各基地局の識別子
を兼ねているので、符号逆拡散処理部37は、基地局毎
の信号を検波することができる。38は、逆拡散処理さ
れた信号をパラレル/シリアル変換してIPMA信号
(図のData)を出力するパラレル/シリアル変換部
である。
信号を用いて受信信号より搬送波成分を除去するダウン
コンバータである。36は、信号変換処理部33で逆フ
ーリエ変換処理した信号をDFT(離散フーリエ変換)
処理するDFT処理部である。37は、各基地局固有の
識別子となる拡散符号(C0,C1,…,CN-1,CN)を
用いてデータ逆拡散処理を行う符号逆拡散処理部であ
る。符号逆拡散処理部37は、拡散符号を検出するマッ
チト・フィルタ等を用いて、それぞれの拡散符号間の相
関が少ないことを利用して拡散符号ごとの送信データを
復調する相関検波を行う。ここで、移動局が複数の基地
局から受信している場合、拡散符号が各基地局の識別子
を兼ねているので、符号逆拡散処理部37は、基地局毎
の信号を検波することができる。38は、逆拡散処理さ
れた信号をパラレル/シリアル変換してIPMA信号
(図のData)を出力するパラレル/シリアル変換部
である。
【0038】尚、本実施例におけるIPMA信号はBP
SK(Binary PhaseShift Keyi
ng)であるが、この限りではなく、QPSK(Qua
drature Phase Shift Keyin
g)などの振幅位相変調による多値変調を用いてもよ
い。また、本実施の形態においては、IPMAによるパ
ケット多元接続方式の信号を入力信号とすることで、高
速通信と多元接続を同時に実現している。
SK(Binary PhaseShift Keyi
ng)であるが、この限りではなく、QPSK(Qua
drature Phase Shift Keyin
g)などの振幅位相変調による多値変調を用いてもよ
い。また、本実施の形態においては、IPMAによるパ
ケット多元接続方式の信号を入力信号とすることで、高
速通信と多元接続を同時に実現している。
【0039】また、基地局1の受信においては、移動局
よりマルチパスフェージングの起きやすいπ/4シフト
QPSK方式で変調された信号を受信するが、アダプテ
ィブアレーアンテナ、ダイバーシチ受信、等化器等を備
えることで対処できる。ここで、基地局において、移動
局ほどは装置のサイズや消費電力の大きさを気にしなく
ても良いので、上記した手段を備えることが可能であ
る。
よりマルチパスフェージングの起きやすいπ/4シフト
QPSK方式で変調された信号を受信するが、アダプテ
ィブアレーアンテナ、ダイバーシチ受信、等化器等を備
えることで対処できる。ここで、基地局において、移動
局ほどは装置のサイズや消費電力の大きさを気にしなく
ても良いので、上記した手段を備えることが可能であ
る。
【0040】次に、図4は複数基地局間における通信電
波の到達エリア構成を示すブロック図である。図示のよ
うに複数の基地局A・11、基地局B・12、基地局C
・13から電波が到達する範囲が存在するため、各エリ
アが交差する部分において各基地局からの送信信号の分
離を行う必要がある。また、その時には以下に示すよう
に拡散比を考慮して、移動局14においてある一定以上
のプロセスゲインが得られるようにしなければならな
い。
波の到達エリア構成を示すブロック図である。図示のよ
うに複数の基地局A・11、基地局B・12、基地局C
・13から電波が到達する範囲が存在するため、各エリ
アが交差する部分において各基地局からの送信信号の分
離を行う必要がある。また、その時には以下に示すよう
に拡散比を考慮して、移動局14においてある一定以上
のプロセスゲインが得られるようにしなければならな
い。
【0041】また、本実施の形態においては、上記エリ
アの交差部分をデジタルオーバレイとする。これは後述
するがインターネットプロトコルを用いたデータ通信に
おけるトラフィック、遅延などの問題を回避し、サービ
ス品質を向上するための手段としてデジタルオーバレイ
を利用していることによる。
アの交差部分をデジタルオーバレイとする。これは後述
するがインターネットプロトコルを用いたデータ通信に
おけるトラフィック、遅延などの問題を回避し、サービ
ス品質を向上するための手段としてデジタルオーバレイ
を利用していることによる。
【0042】図4に示すように、移動局14が位置する
3つの基地局から電波が到達するエリアにおいては、他
の2つを妨害波として扱うことで、それぞれの基地局信
号を品質良く分離することができる。他のチャネルを妨
害波としたときのオーバレイ数Nrは、情報速度Rと、
伝送帯域Wと、信号1ビット当たりのエネルギーEbと
他チャネルの干渉を含む雑音電力スペクトル密度Noと
の比Eb/Noとを用いて、次式(1)により、最小の
数が求められる。 Nr = (W/R)/(Eb/No)…(1)
3つの基地局から電波が到達するエリアにおいては、他
の2つを妨害波として扱うことで、それぞれの基地局信
号を品質良く分離することができる。他のチャネルを妨
害波としたときのオーバレイ数Nrは、情報速度Rと、
伝送帯域Wと、信号1ビット当たりのエネルギーEbと
他チャネルの干渉を含む雑音電力スペクトル密度Noと
の比Eb/Noとを用いて、次式(1)により、最小の
数が求められる。 Nr = (W/R)/(Eb/No)…(1)
【0043】通信品質は、許容ビット誤り率を設定すれ
ば、変調方式の誤り率特性から、Eb/Noの最小値が
求められる。従って、それぞれの基地局を分離できる通
信品質を設定することにより、情報速度と伝送帯域が求
められる。
ば、変調方式の誤り率特性から、Eb/Noの最小値が
求められる。従って、それぞれの基地局を分離できる通
信品質を設定することにより、情報速度と伝送帯域が求
められる。
【0044】尚、(1)式において、W=64kHz 、
Eb/No=8dBとすると、3つの基地局を分離する
には、R=64/16=4kpsとなる。このように、
設置基地局数とオーバレイ数によりプロセスゲインを設
定することで、相互干渉による信号の劣化を抑えること
ができるので、同一周波数を繰り返してIPMAを用い
たパケット多重接続を行えること、および高速データ転
送が可能となる。
Eb/No=8dBとすると、3つの基地局を分離する
には、R=64/16=4kpsとなる。このように、
設置基地局数とオーバレイ数によりプロセスゲインを設
定することで、相互干渉による信号の劣化を抑えること
ができるので、同一周波数を繰り返してIPMAを用い
たパケット多重接続を行えること、および高速データ転
送が可能となる。
【0045】また、移動局14が自発的に空きチャネル
を選択できるエリアは、図4において、各エリアが交差
した範囲になる。このとき、選択肢が最も多いのは、移
動局14が位置する3つのエリアが交差するところとな
る。選択肢が多いほど適当な空きチャネルを選択できる
確率が高くなることは容易に考えられる。このように、
本実施の形態は、各基地局の交差エリアを有効に利用で
きる方式である。
を選択できるエリアは、図4において、各エリアが交差
した範囲になる。このとき、選択肢が最も多いのは、移
動局14が位置する3つのエリアが交差するところとな
る。選択肢が多いほど適当な空きチャネルを選択できる
確率が高くなることは容易に考えられる。このように、
本実施の形態は、各基地局の交差エリアを有効に利用で
きる方式である。
【0046】次に、図5は、本発明の一実施形態におけ
る移動局への基地局からの報知情報について示す図であ
り、この図を基に移動局のチャネル選択について説明す
る。符号51a、51b、51c、…は、基地局であ
り、符号52a、52b、52c、52dは移動局をあ
らわす。そして本実施形態では、各移動局から各基地局
への送信信号は、周波数分割により4つに分割されたチ
ャネルを使って通信する。これにより、基地局にはπ/
4シフトQPSK方式で変調された移動局からの送信信
号を復調する復調回路として、周波数分割された4つの
チャネル分である4つの復調回路を備える。
る移動局への基地局からの報知情報について示す図であ
り、この図を基に移動局のチャネル選択について説明す
る。符号51a、51b、51c、…は、基地局であ
り、符号52a、52b、52c、52dは移動局をあ
らわす。そして本実施形態では、各移動局から各基地局
への送信信号は、周波数分割により4つに分割されたチ
ャネルを使って通信する。これにより、基地局にはπ/
4シフトQPSK方式で変調された移動局からの送信信
号を復調する復調回路として、周波数分割された4つの
チャネル分である4つの復調回路を備える。
【0047】ここで図5に示すように、基地局51aと
移動局52aは1ch(channel)を、基地局5
1bと移動局52bは3chを使用して通信中である場
合、基地局51cは、基地局51aと基地局51bが使
用中のチャネルを検出する検出手段を備える。また、基
地局51cは検出手段で検出した情報を基に、移動局5
2cへ空きチャネルは2chと4chであることを報知
する報知手段を備える。移動局52cが備えるチャネル
選択手段は、報知された空きチャネル情報より2chか
4chのどちらかを選択して、基地局51cと通信を開
始する。尚、上記検出手段としては、スペクトラムアナ
ライザのように使用周波数帯域を測定できる機器を用い
れば良い。以上により、デジタルオーバレイを共有する
複数の基地局と複数の移動局との通信において、チャネ
ルが重なってしまうことによる混線を回避することがで
きる。
移動局52aは1ch(channel)を、基地局5
1bと移動局52bは3chを使用して通信中である場
合、基地局51cは、基地局51aと基地局51bが使
用中のチャネルを検出する検出手段を備える。また、基
地局51cは検出手段で検出した情報を基に、移動局5
2cへ空きチャネルは2chと4chであることを報知
する報知手段を備える。移動局52cが備えるチャネル
選択手段は、報知された空きチャネル情報より2chか
4chのどちらかを選択して、基地局51cと通信を開
始する。尚、上記検出手段としては、スペクトラムアナ
ライザのように使用周波数帯域を測定できる機器を用い
れば良い。以上により、デジタルオーバレイを共有する
複数の基地局と複数の移動局との通信において、チャネ
ルが重なってしまうことによる混線を回避することがで
きる。
【0048】また、ここで移動局52cが2chを使用
して基地局51cと通信中に、移動局52dより基地局
51cへ通信要求があり4chを使用して通信したい場
合、基地局51cは2ch用の復調回路と4ch用の復
調回路を備えているので、同時に移動局52cおよび移
動局52dと通信可能であり、移動局52dは問題なく
基地局51cと4chを使用して通信を開始できる。以
上により、移動局からの通信は、パケットデータによる
バースト信号であることから、上述した接続制御情報の
報知によりシステム帯域を繰り返し利用できることに加
え、基地局が複数の復調回路を備えることで、チャネル
数に応じて同時接続できる移動局の数が増えるので、従
来に比べトラフィック増大による入り制限を生じにくく
することができる。
して基地局51cと通信中に、移動局52dより基地局
51cへ通信要求があり4chを使用して通信したい場
合、基地局51cは2ch用の復調回路と4ch用の復
調回路を備えているので、同時に移動局52cおよび移
動局52dと通信可能であり、移動局52dは問題なく
基地局51cと4chを使用して通信を開始できる。以
上により、移動局からの通信は、パケットデータによる
バースト信号であることから、上述した接続制御情報の
報知によりシステム帯域を繰り返し利用できることに加
え、基地局が複数の復調回路を備えることで、チャネル
数に応じて同時接続できる移動局の数が増えるので、従
来に比べトラフィック増大による入り制限を生じにくく
することができる。
【0049】次に、図6は、この発明の一実施形態にお
ける無線サーバと基地局、または基地局間のチャネル情
報の通信について示す図である。符号61は無線サーバ
であり、複数の基地局BS(A)・62、BS(B)・
62、BS(C)・62と接続されている。また、本実
施形態では、移動局で周波数分割されたチャネル数は6
chである。ここで、図示するように、基地局BS
(A)・62に1ch、2chを、基地局BS(C)・
62に3ch、4chを、基地局BS(C)・62に5
ch、6chを優先チャネルとして優先的に割り当て
る。
ける無線サーバと基地局、または基地局間のチャネル情
報の通信について示す図である。符号61は無線サーバ
であり、複数の基地局BS(A)・62、BS(B)・
62、BS(C)・62と接続されている。また、本実
施形態では、移動局で周波数分割されたチャネル数は6
chである。ここで、図示するように、基地局BS
(A)・62に1ch、2chを、基地局BS(C)・
62に3ch、4chを、基地局BS(C)・62に5
ch、6chを優先チャネルとして優先的に割り当て
る。
【0050】また、基地局BS(A)・62、BS
(B)・62、BS(C)・62は、3つの基地局が接
続され、その基地局の接続制御を行う無線サーバ61
と、基地局BS(A)・62、BS(B)・62、BS
(C)・62で通信し、または各基地局間のネットワー
クを用いた通信を行い、互いに異なる空きチャネル情報
を含んだ接続制御情報を移動局へ報知するチャネル管理
手段を具備してもよい。
(B)・62、BS(C)・62は、3つの基地局が接
続され、その基地局の接続制御を行う無線サーバ61
と、基地局BS(A)・62、BS(B)・62、BS
(C)・62で通信し、または各基地局間のネットワー
クを用いた通信を行い、互いに異なる空きチャネル情報
を含んだ接続制御情報を移動局へ報知するチャネル管理
手段を具備してもよい。
【0051】また、基地局BS(A)・62、BS
(B)・62、BS(C)・62は、該基地局と無線サ
ーバ61間、または各基地局間でチャネル情報を含む接
続制御情報を交換し、該チャネル情報を基に使用チャネ
ルを管理するチャネル管理手段を具備してもよい。ま
た、上記チャネル管理手段は、基地局BS(A)・6
2、BS(B)・62、BS(C)・62が定常的に利
用するチャネルは、検出手段により検出した空きチャネ
ルとし、基地局BS(A)・62、BS(B)・62、
BS(C)・62がトラフィック量の変動に合せて利用
するチャネルは、各基地局間の通信により得た情報を基
に選択した空きチャネルとすることにしてもよい。
(B)・62、BS(C)・62は、該基地局と無線サ
ーバ61間、または各基地局間でチャネル情報を含む接
続制御情報を交換し、該チャネル情報を基に使用チャネ
ルを管理するチャネル管理手段を具備してもよい。ま
た、上記チャネル管理手段は、基地局BS(A)・6
2、BS(B)・62、BS(C)・62が定常的に利
用するチャネルは、検出手段により検出した空きチャネ
ルとし、基地局BS(A)・62、BS(B)・62、
BS(C)・62がトラフィック量の変動に合せて利用
するチャネルは、各基地局間の通信により得た情報を基
に選択した空きチャネルとすることにしてもよい。
【0052】また、上記チャネル管理手段は、基地局B
S(A)・62、BS(B)・62、BS(C)・62
が定常的に利用するチャネルは、各基地局間の通信によ
り得た情報を基に選択した空きチャネルとし、基地局B
S(A)・62、BS(B)・62、BS(C)・62
がトラフィック量の変動に合せて利用するチャネルは、
検出手段により検出した空きチャネルとしてもよい。以
上により、隣り合う基地局間で移動局との通信時に使用
するチャネルの衝突を防ぐことができる。また、2つ以
上の基地局からの電波到達エリアが重なり合うエリアに
おいて、2つ以上の移動局から同時に呼が発生しても、
同じチャネルを選択することによる混線を回避して通話
することができる。
S(A)・62、BS(B)・62、BS(C)・62
が定常的に利用するチャネルは、各基地局間の通信によ
り得た情報を基に選択した空きチャネルとし、基地局B
S(A)・62、BS(B)・62、BS(C)・62
がトラフィック量の変動に合せて利用するチャネルは、
検出手段により検出した空きチャネルとしてもよい。以
上により、隣り合う基地局間で移動局との通信時に使用
するチャネルの衝突を防ぐことができる。また、2つ以
上の基地局からの電波到達エリアが重なり合うエリアに
おいて、2つ以上の移動局から同時に呼が発生しても、
同じチャネルを選択することによる混線を回避して通話
することができる。
【0053】図7は、この発明の一実施形態におけるデ
ジタルオーバレイとマルチユーザ受信を示す図である。
基地局識別番号により直接拡散された送信信号は、同一
周波数帯域を繰り返し利用する。図7に示す位置に分布
した各基地局BS(A)、BS(B)、BS(C)から
の送信信号において、重なっているエリア(デジタルオ
ーバレイ)はマルチユーザ受信が可能なエリアとなる。
移動局MS1においては、アンテナで受信したRF信号
をA/D変換した後、各基地局と対応する受信機1、
2、3(受信エレメント)でそれぞれ受信して、MUX
(分散データ復元手段)で各受信機で受信したデータを
一つにまとめ、受信データを得る。尚、本実施形態にお
ける受信エレメントはソフトウェア受信機であり、受信
機能の変更をソフトウェアのダウンロードで行うことが
可能である。
ジタルオーバレイとマルチユーザ受信を示す図である。
基地局識別番号により直接拡散された送信信号は、同一
周波数帯域を繰り返し利用する。図7に示す位置に分布
した各基地局BS(A)、BS(B)、BS(C)から
の送信信号において、重なっているエリア(デジタルオ
ーバレイ)はマルチユーザ受信が可能なエリアとなる。
移動局MS1においては、アンテナで受信したRF信号
をA/D変換した後、各基地局と対応する受信機1、
2、3(受信エレメント)でそれぞれ受信して、MUX
(分散データ復元手段)で各受信機で受信したデータを
一つにまとめ、受信データを得る。尚、本実施形態にお
ける受信エレメントはソフトウェア受信機であり、受信
機能の変更をソフトウェアのダウンロードで行うことが
可能である。
【0054】図7の場合は、基地局から移動局MS1、
MS2、MS3への通信速度を1.2Mbpsとする
と、 MS1:1.2Mbps×3=3.6Mbps MS2:1.2Mbps×2=2.4Mbps MS3:1.2Mbps を得ることができる。図8に無線サーバによって、3つ
の基地局を介してMS1へ3.6Mbpsの通信速度で
通信を行う場合の信号の分散例を示す。図に示すよう
に、無線サーバの接続制御または、各基地局間の通信に
より、各基地局が備える送信データ分散手段により移動
局MS1へ、基地局BS(A)、BS(B)、BS
(C)より分散したデータが送信される。
MS2、MS3への通信速度を1.2Mbpsとする
と、 MS1:1.2Mbps×3=3.6Mbps MS2:1.2Mbps×2=2.4Mbps MS3:1.2Mbps を得ることができる。図8に無線サーバによって、3つ
の基地局を介してMS1へ3.6Mbpsの通信速度で
通信を行う場合の信号の分散例を示す。図に示すよう
に、無線サーバの接続制御または、各基地局間の通信に
より、各基地局が備える送信データ分散手段により移動
局MS1へ、基地局BS(A)、BS(B)、BS
(C)より分散したデータが送信される。
【0055】高速データ伝送モードに対応するには、こ
のデジタルオーバレイの部分を増やす必要がある。オー
バレイ数を干渉限界まで多重することが可能であるた
め、最大のオーバレイ数を用いたマルチユーザ受信を行
うことで、周波数利用効率は最も高くなる。
のデジタルオーバレイの部分を増やす必要がある。オー
バレイ数を干渉限界まで多重することが可能であるた
め、最大のオーバレイ数を用いたマルチユーザ受信を行
うことで、周波数利用効率は最も高くなる。
【0056】図9は、この発明の一実施形態による移動
局の干渉除去とトラフィック分散を示す図である。図中
の各基地局BS(A)、BS(B)、BS(C)からの
電波が干渉しているエリアにおいて、移動局MS1は、
複数の基地局からの受信が可能であるため、良好な受信
を行える基地局を選択することができる。その際、他の
基地局からの電波が干渉波となるが、その干渉波を移動
局の他の受信機にて受信し、該受信信号を用いて、通信
中の受信信号に含まれる干渉波による干渉を除去する。
局の干渉除去とトラフィック分散を示す図である。図中
の各基地局BS(A)、BS(B)、BS(C)からの
電波が干渉しているエリアにおいて、移動局MS1は、
複数の基地局からの受信が可能であるため、良好な受信
を行える基地局を選択することができる。その際、他の
基地局からの電波が干渉波となるが、その干渉波を移動
局の他の受信機にて受信し、該受信信号を用いて、通信
中の受信信号に含まれる干渉波による干渉を除去する。
【0057】例えば、図9の場合は、移動局MS1にお
いて、基地局BS(A)からの信号は強いが、トラフィ
ックが多くスループットが低下した場合、基地局BS
(A)の信号を除去して、基地局BS(B)又はBS
(C)を利用してスループットを改善するようにしてい
る。即ち、移動局MS1は、1つの基地局と通信しなが
らそのスループットを監視し、スループットが低下した
時、受信先の基地局を変更し、その変更した基地局と通
信すると共に、上記1つの基地局からの受信信号を用い
て、干渉除去を行うようにしている。
いて、基地局BS(A)からの信号は強いが、トラフィ
ックが多くスループットが低下した場合、基地局BS
(A)の信号を除去して、基地局BS(B)又はBS
(C)を利用してスループットを改善するようにしてい
る。即ち、移動局MS1は、1つの基地局と通信しなが
らそのスループットを監視し、スループットが低下した
時、受信先の基地局を変更し、その変更した基地局と通
信すると共に、上記1つの基地局からの受信信号を用い
て、干渉除去を行うようにしている。
【0058】図10は、この発明の一実施形態における
基地局の配置によるネットワーク構成の例を示す図であ
る。1基地局による容量を最大とする従来のネットワー
ク構成に対して、IPMAを用いたOFDM方式では、
各基地局の配置を、利用容量とオーバレイ数と面積に応
じて配置して基地局間の間隔を変えることが可能であ
る。
基地局の配置によるネットワーク構成の例を示す図であ
る。1基地局による容量を最大とする従来のネットワー
ク構成に対して、IPMAを用いたOFDM方式では、
各基地局の配置を、利用容量とオーバレイ数と面積に応
じて配置して基地局間の間隔を変えることが可能であ
る。
【0059】これによって、で示すエリアを都市部な
どの利用者数や高速データの需要が多いと考えられる場
所とすると、デジタルオーバレイの面積を広くし、さら
に数も増やす。またで示すエリアを住宅地などの利用
者数がそれほど多くない場所とすると、デジタルオーバ
レイの面積や数を適宜、需要に合わせて設定する。さら
に、都市間の道路のように、ほとんど移動中の車のみの
利用が考えられる場合は、基地局を途切れることがない
ように配置し、かつなるべく少ない基地局でゾーンを構
成するといった有機的なエリア設計が可能となる。
どの利用者数や高速データの需要が多いと考えられる場
所とすると、デジタルオーバレイの面積を広くし、さら
に数も増やす。またで示すエリアを住宅地などの利用
者数がそれほど多くない場所とすると、デジタルオーバ
レイの面積や数を適宜、需要に合わせて設定する。さら
に、都市間の道路のように、ほとんど移動中の車のみの
利用が考えられる場合は、基地局を途切れることがない
ように配置し、かつなるべく少ない基地局でゾーンを構
成するといった有機的なエリア設計が可能となる。
【0060】これによって、初期投資を最小としたサー
ビスの提供が可能であり、システム拡張が容易に行え、
基地局の配置の構成による無線データ通信網の設計が容
易、基地局設備の管理が容易であり、システム維持費が
少なくなるなどの利点が得られる。また、移動局の分布
密度に対応した無線データ通信網を構築することが出来
る。また、従来のように移動局の分布密度の低い地域に
高性能な基地局を配置する事態が起こらないので、コス
トを削減することができる。また、分布密度の変化に対
応することも従来に比べて簡便である。
ビスの提供が可能であり、システム拡張が容易に行え、
基地局の配置の構成による無線データ通信網の設計が容
易、基地局設備の管理が容易であり、システム維持費が
少なくなるなどの利点が得られる。また、移動局の分布
密度に対応した無線データ通信網を構築することが出来
る。また、従来のように移動局の分布密度の低い地域に
高性能な基地局を配置する事態が起こらないので、コス
トを削減することができる。また、分布密度の変化に対
応することも従来に比べて簡便である。
【0061】また、本実施形態では、従来に比べて、高
トラフィック容量の高性能な基地局を使う必要が無く、
移動局の分布密度の高い地域では、中程度のトラフィッ
ク容量の基地局によるエリアを重ね合わせればよく。移
動局の分布密度の低い地域では、トラフィック容量は低
いが、低コストな基地局を使用する。という構築方法も
実行でき、このようにシステムの構築の自由度が高い。
トラフィック容量の高性能な基地局を使う必要が無く、
移動局の分布密度の高い地域では、中程度のトラフィッ
ク容量の基地局によるエリアを重ね合わせればよく。移
動局の分布密度の低い地域では、トラフィック容量は低
いが、低コストな基地局を使用する。という構築方法も
実行でき、このようにシステムの構築の自由度が高い。
【0062】また、上述した基地局での処理や、移動局
での処理において各種処理を行う処理部の機能を実現す
る為のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムを
コンピュータシステムに読み込ませ、実行することによ
り各処理を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュ
ータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェア
を含むものとする。
での処理において各種処理を行う処理部の機能を実現す
る為のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムを
コンピュータシステムに読み込ませ、実行することによ
り各処理を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュ
ータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェア
を含むものとする。
【0063】また、「コンピュータシステム」とは、W
WWシステムを利用している場合であれば、ホームペー
ジ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。ま
た、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フ
ロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、RO
M、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステム
に内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをい
う。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」と
は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通
信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバや
クライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発メ
モリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持し
ているものも含むものとする。
WWシステムを利用している場合であれば、ホームペー
ジ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。ま
た、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フ
ロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク、RO
M、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステム
に内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをい
う。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」と
は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通
信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバや
クライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発メ
モリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持し
ているものも含むものとする。
【0064】また、上記プログラムは、このプログラム
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回
線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前
述した機能をコンピュータシステムに既に記録されてい
るプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆ
る差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。以
上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も
含まれる。
を記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝
送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により
他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここ
で、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネ
ット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回
線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体
のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能
の一部を実現する為のものであっても良い。さらに、前
述した機能をコンピュータシステムに既に記録されてい
るプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆ
る差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。以
上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も
含まれる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明による無線デ
ータ通信システムにおいては、基地局は、変調方式にO
FDM方式を用いて変調する変調手段を具備し、移動局
は、変調方式に位相変調方式または振幅位相変調方式を
用いて変調する変調手段と、送信信号を周波数チャネル
分割するチャネル分割手段とを具備するので、基地局か
らはOFDM方式の変調後の送信信号が出力され、移動
局で受信される。また、移動局からは位相変調方式また
は振幅位相変調方式で変調後の送信信号が出力され、基
地局で受信される。
ータ通信システムにおいては、基地局は、変調方式にO
FDM方式を用いて変調する変調手段を具備し、移動局
は、変調方式に位相変調方式または振幅位相変調方式を
用いて変調する変調手段と、送信信号を周波数チャネル
分割するチャネル分割手段とを具備するので、基地局か
らはOFDM方式の変調後の送信信号が出力され、移動
局で受信される。また、移動局からは位相変調方式また
は振幅位相変調方式で変調後の送信信号が出力され、基
地局で受信される。
【0066】以上により、基地局からの送信がOFMD
方式で変調されているので、選択性フェージングの影響
の少ない高速データ伝送が可能となる。また、移動局か
ら基地局への送信において、振幅位相変調方式等を用い
ることによる選択性フェージングが発生する問題は、基
地局がアダプティブアレーアンテナ等を備えることで解
決できるので、狭帯域高速データ伝送が可能である。す
なわち、双方向において、選択性フェージングの影響を
軽減することができる。また、移動局において、送信回
路としては、広帯域な信号の送信に比べ電力消費を抑え
ることができ、受信回路としては、アダプティブアレー
アンテナ等のかさばる機能を搭載する必要がないので小
型化が可能である。
方式で変調されているので、選択性フェージングの影響
の少ない高速データ伝送が可能となる。また、移動局か
ら基地局への送信において、振幅位相変調方式等を用い
ることによる選択性フェージングが発生する問題は、基
地局がアダプティブアレーアンテナ等を備えることで解
決できるので、狭帯域高速データ伝送が可能である。す
なわち、双方向において、選択性フェージングの影響を
軽減することができる。また、移動局において、送信回
路としては、広帯域な信号の送信に比べ電力消費を抑え
ることができ、受信回路としては、アダプティブアレー
アンテナ等のかさばる機能を搭載する必要がないので小
型化が可能である。
【0067】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、基地局は、OFDM方式を用いた変調で
のデータ拡散において、各基地局固有の識別子を拡散符
号に用いてデータ拡散する符号データ拡散手段を更に具
備するので、基地局間に周波数偏差が生じるのを符号拡
散により防ぐことができる。以上により、基地局の送信
回路において、高精度な発振器や基地局間の同期機能を
用いる必要がなく、基地局のコストを抑えることが可能
である。
ムにおいては、基地局は、OFDM方式を用いた変調で
のデータ拡散において、各基地局固有の識別子を拡散符
号に用いてデータ拡散する符号データ拡散手段を更に具
備するので、基地局間に周波数偏差が生じるのを符号拡
散により防ぐことができる。以上により、基地局の送信
回路において、高精度な発振器や基地局間の同期機能を
用いる必要がなく、基地局のコストを抑えることが可能
である。
【0068】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、基地局は、該基地局及び周辺の基地局と
移動局が利用中のチャネルを検出する検出手段と、利用
中のチャネルの検出により空きチャネル情報を作成し、
空きチャネル情報を接続制御情報に含めて移動局へ報知
する報知手段とを具備し、移動局は、基地局より報知さ
れる空きチャネル情報を基にチャネル選択を行うチャネ
ル選択手段を具備するので、無線データ通信システムの
基地局に固定したチャネルを割り当てる必要がなく、同
じ周波数帯域のチャネルを繰り返して使用できる。以上
により、基地局において、狭いシステム周波数帯域を使
用して広いエリアをカバーすることが可能となる。
ムにおいては、基地局は、該基地局及び周辺の基地局と
移動局が利用中のチャネルを検出する検出手段と、利用
中のチャネルの検出により空きチャネル情報を作成し、
空きチャネル情報を接続制御情報に含めて移動局へ報知
する報知手段とを具備し、移動局は、基地局より報知さ
れる空きチャネル情報を基にチャネル選択を行うチャネ
ル選択手段を具備するので、無線データ通信システムの
基地局に固定したチャネルを割り当てる必要がなく、同
じ周波数帯域のチャネルを繰り返して使用できる。以上
により、基地局において、狭いシステム周波数帯域を使
用して広いエリアをカバーすることが可能となる。
【0069】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、基地局は、接続制御情報の報知に際し、
基地局と複数基地局が接続され、該基地局の接続制御を
行う無線サーバ間で通信し、または各基地局間のネット
ワークを用いた通信を行い、周囲の基地局と異なる空き
チャネル情報を含んだ接続制御情報を報知するチャネル
管理手段を更に具備するので、同時に同じチャネルを利
用してしまう確率を下げることができる。以上により、
効率良くシステム周波数帯域を使用することができる。
ムにおいては、基地局は、接続制御情報の報知に際し、
基地局と複数基地局が接続され、該基地局の接続制御を
行う無線サーバ間で通信し、または各基地局間のネット
ワークを用いた通信を行い、周囲の基地局と異なる空き
チャネル情報を含んだ接続制御情報を報知するチャネル
管理手段を更に具備するので、同時に同じチャネルを利
用してしまう確率を下げることができる。以上により、
効率良くシステム周波数帯域を使用することができる。
【0070】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、基地局は、該基地局と無線サーバ間、ま
たは各基地局間でチャネル情報を交換し、該チャネル情
報を基にチャネルを管理するチャネル管理手段を更に具
備するので、上記空きチャネルの検出手段を備えずに、
通信により空きチャンネル情報を得ることができる。以
上により、検出手段を備えるコストを削減することがで
きる。
ムにおいては、基地局は、該基地局と無線サーバ間、ま
たは各基地局間でチャネル情報を交換し、該チャネル情
報を基にチャネルを管理するチャネル管理手段を更に具
備するので、上記空きチャネルの検出手段を備えずに、
通信により空きチャンネル情報を得ることができる。以
上により、検出手段を備えるコストを削減することがで
きる。
【0071】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記チャネル管理手段は、該基地局が定
常的に利用するチャネルは、検出手段により検出した空
きチャネルとし、該基地局がトラフィック量の変動に合
せて利用するチャネルは、各基地局間の通信により得た
情報を基に選択した空きチャネルとするので、基地局の
初期設置時のチャネル管理が簡便となる。以上により、
基地局の設置や維持にかかるコストを削減することがで
きる。
ムにおいては、上記チャネル管理手段は、該基地局が定
常的に利用するチャネルは、検出手段により検出した空
きチャネルとし、該基地局がトラフィック量の変動に合
せて利用するチャネルは、各基地局間の通信により得た
情報を基に選択した空きチャネルとするので、基地局の
初期設置時のチャネル管理が簡便となる。以上により、
基地局の設置や維持にかかるコストを削減することがで
きる。
【0072】また、本発明による無線データ通信システ
ムにおいては、上記チャネル管理手段は、該基地局が定
常的に利用するチャネルは、各基地局間の通信により得
た情報を基に選択した空きチャネルとし、該基地局がト
ラフィック量の変動に合せて利用するチャネルは、検出
手段により検出した空きチャネルとするようにしたの
で、トラフィック量の変化により柔軟に対応できる基地
局間のネットワークの構築ができる。以上により、少な
いシステム周波数帯域で安定したネットワークの構築が
できる。
ムにおいては、上記チャネル管理手段は、該基地局が定
常的に利用するチャネルは、各基地局間の通信により得
た情報を基に選択した空きチャネルとし、該基地局がト
ラフィック量の変動に合せて利用するチャネルは、検出
手段により検出した空きチャネルとするようにしたの
で、トラフィック量の変化により柔軟に対応できる基地
局間のネットワークの構築ができる。以上により、少な
いシステム周波数帯域で安定したネットワークの構築が
できる。
【0073】また、本発明による無線データ通信網構築
方法においては、請求項1に記載の通信システムにおけ
る基地局の配置による無線データ通信網構築方法におい
て、各基地局からの電波到達範囲の重なり合うエリアを
少なくし、最少の基地局数でより広範囲の地域に電波を
到達させるステップと、トラフィック量が多い地域で
は、利用者の数、トラフィック量に応じて、拡散符号の
異なる基地局の電波到達範囲を重ねることで、各地域に
おけるトラフィック容量を調整するステップとを有する
ことを特徴とする無線データ通信網を構築する。以上に
より、地域の特性(地域の利用者数、トラフィック量
等)に合った従来に比べてトラフィック容量の無駄を軽
減した無線データ通信網を構築することができる。
方法においては、請求項1に記載の通信システムにおけ
る基地局の配置による無線データ通信網構築方法におい
て、各基地局からの電波到達範囲の重なり合うエリアを
少なくし、最少の基地局数でより広範囲の地域に電波を
到達させるステップと、トラフィック量が多い地域で
は、利用者の数、トラフィック量に応じて、拡散符号の
異なる基地局の電波到達範囲を重ねることで、各地域に
おけるトラフィック容量を調整するステップとを有する
ことを特徴とする無線データ通信網を構築する。以上に
より、地域の特性(地域の利用者数、トラフィック量
等)に合った従来に比べてトラフィック容量の無駄を軽
減した無線データ通信網を構築することができる。
【図1】 この発明の一実施形態による基地局から移動
局への送信信号の構成を示すブロック図である。
局への送信信号の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の一実施形態による移動局から基地
局への送信信号の構成を示すブロック図である。
局への送信信号の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の一実施形態による基地局の変調器
および移動局の復調器の概略構成を示すブロック図であ
る。
および移動局の復調器の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 この発明の一実施形態による複数基地局間に
おける通信電波の到達エリア構成を示すブロック図であ
る。
おける通信電波の到達エリア構成を示すブロック図であ
る。
【図5】 この発明の一実施形態における移動局への基
地局からの報知情報について示す図である。
地局からの報知情報について示す図である。
【図6】 この発明の一実施形態における無線サーバと
基地局、または基地局間のチャネル情報の通信について
示す図である。
基地局、または基地局間のチャネル情報の通信について
示す図である。
【図7】 この発明の一実施形態におけるデジタルオー
バレイとマルチユーザ受信を示す図である。
バレイとマルチユーザ受信を示す図である。
【図8】 この発明の一実施形態による送信データを複
数の基地局で分散して送信する例を示すブロック図であ
る。
数の基地局で分散して送信する例を示すブロック図であ
る。
【図9】 この発明の一実施形態による移動局の干渉除
去とトラフィック分散を示す図である。
去とトラフィック分散を示す図である。
【図10】 この発明の一実施形態による複数の基地局
の配置によるネットワーク構成の例を示すブロック図で
ある。
の配置によるネットワーク構成の例を示すブロック図で
ある。
1 基地局 2 移動局1 3 移動局2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横島 高雄 東京都武蔵野市吉祥寺本町一丁目8番10号 三菱マテリアル株式会社移動体事業開発 センター内 (72)発明者 田里 和義 東京都武蔵野市吉祥寺本町一丁目8番10号 三菱マテリアル株式会社移動体事業開発 センター内 (72)発明者 中村 賢蔵 東京都武蔵野市吉祥寺本町一丁目8番10号 三菱マテリアル株式会社移動体事業開発 センター内 (72)発明者 松野 吉宏 東京都武蔵野市吉祥寺本町一丁目8番10号 三菱マテリアル株式会社移動体事業開発 センター内 (72)発明者 服部 武 東京都世田谷区瀬田3−12−21−205 Fターム(参考) 5K022 DD01 DD13 DD19 DD23 DD33 5K033 AA01 AA04 CA17 CB06 CC01 DA05 DA19 DB09 DB17 5K067 AA33 AA41 CC02 CC08 DD33 EE02 EE10 EE61 EE71 JJ02
Claims (14)
- 【請求項1】 基地局の送信信号と移動局の送信信号の
周波数が周波数分割され、前記基地局および前記移動局
からの送信信号は複数のパケットからなり、前記パケッ
トは接続制御情報を含み、前記接続制御情報を基に接続
制御を行う無線データ通信システムにおいて、 前記基地局は、変調方式にOFDM方式を用いて変調す
る変調手段を具備し、 前記移動局は、変調方式に位相変調方式または振幅位相
変調方式を用いて変調する変調手段と、 送信信号を周波数チャネル分割するチャネル分割手段と
を具備することを特徴とする無線データ通信システム。 - 【請求項2】 前記基地局は、前記OFDM方式を用い
た変調でのデータ拡散において、 各基地局固有の識別子を用いてデータ拡散する符号デー
タ拡散手段を更に具備することを特徴とする請求項1に
記載の無線データ通信システム。 - 【請求項3】 前記基地局は、該基地局及び周辺の基地
局と前記移動局が利用中のチャネルを検出する検出手段
と、 前記利用中のチャネルの検出により空きチャネル情報を
作成し、前記空きチャネル情報を前記接続制御情報に含
めて移動局へ報知する報知手段とを具備し、 前記移動局は、前記基地局より報知される空きチャネル
情報を基にチャネル選択を行うチャネル選択手段を具備
することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
無線データ通信システム。 - 【請求項4】 前記基地局は、前記接続制御情報の報知
に際し、 基地局と複数基地局が接続され、該基地局の接続制御を
行う無線サーバ間で通信し、または各基地局間のネット
ワークを用いた通信を行い、周囲の基地局と異なる空き
チャネル情報を含んだ前記接続制御情報を報知するチャ
ネル管理手段を更に具備することを特徴とする請求項3
に記載の無線データ通信システム。 - 【請求項5】 前記基地局は、該基地局と前記無線サー
バ間、または各基地局間でチャネル情報を交換し、該チ
ャネル情報を基にチャネルを管理するチャネル管理手段
を更に具備することを特徴とする請求項1または請求項
2に記載の無線データ通信システム。 - 【請求項6】 前記チャネル管理手段は、 該基地局が定常的に利用するチャネルは、前記検出手段
により検出した空きチャネルとし、 該基地局がトラフィック量の変動に合せて利用するチャ
ネルは、各基地局間の通信により得た情報を基に選択し
た空きチャネルとすることを特徴とする請求項4に記載
の無線データ通信システム。 - 【請求項7】 前記チャネル管理手段は、 該基地局が定常的に利用するチャネルは、各基地局間の
通信により得た情報を基に選択した空きチャネルとし、 該基地局がトラフィック量の変動に合せて利用するチャ
ネルは、前記検出手段により検出した空きチャネルとす
ることを特徴とする請求項4に記載の無線データ通信シ
ステム。 - 【請求項8】 変調方式に各基地局固有の識別子でデー
タ拡散するOFDM方式を用いる基地局と通信可能で、
複数の受信エレメントを備える移動局において、 最大で前記受信エレメントの数に等しい数の基地局から
送信信号を受信し、前記各基地局固有の識別子を用いた
相関検波を行い、複数基地局からの受信信号を復調する
復調手段を具備することを特徴とする移動局。 - 【請求項9】 複数の基地局からの受信信号より、回線
状態、受信品質を判断することで、利用可能な前記受信
エレメントを選択し、各基地局と通信を行う受信エレメ
ント選択手段を更に具備することを特徴とする請求項8
に記載の移動局。 - 【請求項10】 複数の基地局で分散された送信データ
を各受信エレメントで受信し、元のデータへ復元する分
散データ復元手段を更に具備することを特徴とする請求
項8または請求項9に記載の移動局。 - 【請求項11】 請求項10に記載の移動局と通信可能
な基地局において、 他の基地局と通信を行い、前記移動局と通信可能な複数
の基地局で送信データを分散して該移動局へ送信する送
信データ分散手段を具備することを特徴とする基地局。 - 【請求項12】 請求項1に記載の通信システムにおけ
る基地局の配置による無線データ通信網構築方法におい
て、 各基地局からの電波到達範囲の重なり合うエリアを少な
くし、最少の基地局数でより広範囲の地域に電波を到達
させるステップと、 トラフィック量が多い地域では、利用者の数、トラフィ
ック量に応じて、拡散符号の異なる基地局の電波到達範
囲を重ねることで、各地域におけるトラフィック容量を
調整するステップとを有することを特徴とする無線デー
タ通信網構築方法。 - 【請求項13】 基地局の送信信号と移動局の送信信号
の周波数が周波数分割され、前記基地局および前記移動
局からの送信信号は複数のパケットからなり、前記パケ
ットは接続制御情報を含み、前記接続制御情報を基に接
続制御を行う無線データ通信システムにおける基地局用
のプログラムであって、 送信用データを各基地局固有の識別子を用いてデータ拡
散するステップと、 拡散した該データを変調方式にOFDM方式を用いて変
調するステップと、 他の基地局と通信を行い、空きチャンネル情報を前記移
動局へ報知するステップとを実行するためのプログラ
ム。 - 【請求項14】 変調方式に各基地局固有の識別子でデ
ータ拡散するOFDM方式を用いる基地局と通信可能
で、複数の受信エレメントを備える移動局用のプログラ
ムであって、 変調方式に位相変調方式または振幅位相変調方式を用い
て変調するステップと、 送信信号を周波数チャネル分割するステップと、 最大で前記受信エレメントの数に等しい数の基地局から
送信信号を受信し、前記各基地局固有の識別子を用いた
相関検波を行い、複数基地局からの受信信号を復調する
ステップとを実行するためのプログラム。
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---|---|---|---|
JP2001013475A JP2002217825A (ja) | 2001-01-22 | 2001-01-22 | 基地局、移動局、無線データ通信システム、無線データ通信網構築方法およびプログラム |
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