JP2002217639A - フェーズドアレーアンテナ及びこれを用いた送・受信装置 - Google Patents
フェーズドアレーアンテナ及びこれを用いた送・受信装置Info
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- Waveguide Aerials (AREA)
- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易・小型・高効率でコストパフォーマンス
がよく、グレーティングローブを発生させずに広い範囲
でビームの指向制御が行えるようにする。 【解決手段】 最上層の放射用スロット板1には、3つ
の放射用スロット2,3,4がx方向に一定の間隔で偏
波方向が一致するように配列されている。最下層の励振
用スロット板5には、放射用スロット2と3を励振する
ための励振用スロット6と、放射用スロット3と4を励
振するための励振用スロット7とがx方向に配置されて
いる。励振用スロット6,7はトリプレート線路8,9
により給電される。上側の両端の素子2,4には、下側
のスロットアンテナ素子から放射された電磁波の一部が
適当な結合度で電磁結合し、上側の中央のスロットアン
テナ素子3には、下側の2つのスロットアンテナ素子そ
れぞれから放射された電磁波の一部を空間的に合成した
ものが適当な結合度で電磁結合する。
がよく、グレーティングローブを発生させずに広い範囲
でビームの指向制御が行えるようにする。 【解決手段】 最上層の放射用スロット板1には、3つ
の放射用スロット2,3,4がx方向に一定の間隔で偏
波方向が一致するように配列されている。最下層の励振
用スロット板5には、放射用スロット2と3を励振する
ための励振用スロット6と、放射用スロット3と4を励
振するための励振用スロット7とがx方向に配置されて
いる。励振用スロット6,7はトリプレート線路8,9
により給電される。上側の両端の素子2,4には、下側
のスロットアンテナ素子から放射された電磁波の一部が
適当な結合度で電磁結合し、上側の中央のスロットアン
テナ素子3には、下側の2つのスロットアンテナ素子そ
れぞれから放射された電磁波の一部を空間的に合成した
ものが適当な結合度で電磁結合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェーズドアレー
アンテナに係り、特に電子追尾機能を持つ移動体からの
素材伝送装置用の送受信アンテナ、マルチビームや空間
的にビーム走査可能な衛星放送受信用アンテナ、衛星搭
載用の送受信アンテナ等に使用されるフェーズドアレー
アンテナに関する。
アンテナに係り、特に電子追尾機能を持つ移動体からの
素材伝送装置用の送受信アンテナ、マルチビームや空間
的にビーム走査可能な衛星放送受信用アンテナ、衛星搭
載用の送受信アンテナ等に使用されるフェーズドアレー
アンテナに関する。
【0002】[発明の概要]移動体用の素材伝送装置や
衛星搭載用などのアクティブアレーアンテナはなるべく
簡易・小型・高効率でコストパフォーマンスがよく、グ
レーティングローブを発生させずに広い追尾範囲が必要
である。
衛星搭載用などのアクティブアレーアンテナはなるべく
簡易・小型・高効率でコストパフォーマンスがよく、グ
レーティングローブを発生させずに広い追尾範囲が必要
である。
【0003】そこで、本発明は、フェーズドアレーアン
テナの構成法に関し、スロットアンテナ素子を形成した
金属板をある一定の距離を隔てて積層し、下層側のスロ
ットアンテナ素子から放射した電磁波を空間的に分配・
合成して上層側の素子に適当な結合度で電磁結合させる
ことで、増幅器と移相器の数を減らし、かつスロットア
ンテナ素子毎に放射位相を制御することにより、低価格
・高精度のフェーズドアレーアンテナを実現すると共
に、広範囲にビームの指向方向制御ができるようにした
ものである。
テナの構成法に関し、スロットアンテナ素子を形成した
金属板をある一定の距離を隔てて積層し、下層側のスロ
ットアンテナ素子から放射した電磁波を空間的に分配・
合成して上層側の素子に適当な結合度で電磁結合させる
ことで、増幅器と移相器の数を減らし、かつスロットア
ンテナ素子毎に放射位相を制御することにより、低価格
・高精度のフェーズドアレーアンテナを実現すると共
に、広範囲にビームの指向方向制御ができるようにした
ものである。
【0004】
【従来の技術】図6,図7は、従来のフェーズドアレー
アンテナの構造を示した図である。
アンテナの構造を示した図である。
【0005】図6は、各アンテナ素子にストリップ線路
とピンで給電されている場合の構成例である(従来例
1)。
とピンで給電されている場合の構成例である(従来例
1)。
【0006】図6において、ベース板81上に、アース
板82を介在させた誘電体基板83が積層され、その最
上層のパッチアンテナ84がアレー配置されている。ま
た、最下層には、入力端子T、ストリップ線路で構成さ
れた電力分配器85、ストリップ線路で構成された送信
用給電線路86、変換用の金属ピン87が配置されてい
る。
板82を介在させた誘電体基板83が積層され、その最
上層のパッチアンテナ84がアレー配置されている。ま
た、最下層には、入力端子T、ストリップ線路で構成さ
れた電力分配器85、ストリップ線路で構成された送信
用給電線路86、変換用の金属ピン87が配置されてい
る。
【0007】図6に示すように、入力端子Tから入力し
た高周波信号は、電力分配器85により分配され、送信
用給電線路86から金属ピン87に給電され、ここで変
換されて、サブアレーを構成する各パッチアンテナ84
に直接給電している。
た高周波信号は、電力分配器85により分配され、送信
用給電線路86から金属ピン87に給電され、ここで変
換されて、サブアレーを構成する各パッチアンテナ84
に直接給電している。
【0008】この構造では、給電線がプリント線路で構
成されているため、アンテナの構造を薄型化できる。ま
た、複数のアンテナ素子を1つの移相器で制御できるよ
うになっているため、増幅器と移相器の数を減らすこと
ができる。
成されているため、アンテナの構造を薄型化できる。ま
た、複数のアンテナ素子を1つの移相器で制御できるよ
うになっているため、増幅器と移相器の数を減らすこと
ができる。
【0009】図7は、パッチアンテナの上側に複数のス
ロットを積層し、パッチアンテナをスロットアンテナの
励振素子として動作させた場合の構成例である(従来例
2)。
ロットを積層し、パッチアンテナをスロットアンテナの
励振素子として動作させた場合の構成例である(従来例
2)。
【0010】図7において、特殊ポリエチレン基板91
上には、励振素子として動作するパッチアンテナ92が
配置されると共に、厚さhのスペーサ(フォーム材)を
介してマルチスロット板94が設けられている。マルチ
スロット板94には、複数のクロススロット95が、同
相の電磁波が放射できる間隔で配置されている。
上には、励振素子として動作するパッチアンテナ92が
配置されると共に、厚さhのスペーサ(フォーム材)を
介してマルチスロット板94が設けられている。マルチ
スロット板94には、複数のクロススロット95が、同
相の電磁波が放射できる間隔で配置されている。
【0011】この構成により、パッチアンテナ92から
放射した電磁波が、上側に配置されているマルチスロッ
ト板94の複数のスロット素子を同時に励振し、複数の
スロット素子から同相の電磁波が放射されるようになっ
ている。
放射した電磁波が、上側に配置されているマルチスロッ
ト板94の複数のスロット素子を同時に励振し、複数の
スロット素子から同相の電磁波が放射されるようになっ
ている。
【0012】この構造では、単純な構成でアレーを作成
することができるので、低コスト化が期待できる。ま
た、空間的に各アンテナ素子に給電できるので、給電線
路の損失を低減することができる。さらに、従来例1と
同様にサブアレー構成になっているので、増幅器と移相
器の数を減らすこともできる。
することができるので、低コスト化が期待できる。ま
た、空間的に各アンテナ素子に給電できるので、給電線
路の損失を低減することができる。さらに、従来例1と
同様にサブアレー構成になっているので、増幅器と移相
器の数を減らすこともできる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例1,2には、次のような問題がある。
従来例1,2には、次のような問題がある。
【0014】従来例1では、送信用給電線路86がスト
リップ線路で構成されている。さらにストリップ線路か
ら金属ピン87を介してパッチアンテナ84に接続され
ているため、周波数が高くなると給電損失が増加し、効
率が悪くなる。また、各アンテナ素子に金属ピン87で
接続しているため、平面上にアレー化する場合、製造上
複雑な工程が必要となりコストがかかるという問題があ
る。
リップ線路で構成されている。さらにストリップ線路か
ら金属ピン87を介してパッチアンテナ84に接続され
ているため、周波数が高くなると給電損失が増加し、効
率が悪くなる。また、各アンテナ素子に金属ピン87で
接続しているため、平面上にアレー化する場合、製造上
複雑な工程が必要となりコストがかかるという問題があ
る。
【0015】また、従来例2では、複数のアンテナ素子
からなるサブアレーを1つの移相器で制御するとき、位
相中心の間隔が大きいため、ビームを大きく振った場
合、メインローブ以外にレベルの大きなグレーティング
ローブが発生するという問題がある。
からなるサブアレーを1つの移相器で制御するとき、位
相中心の間隔が大きいため、ビームを大きく振った場
合、メインローブ以外にレベルの大きなグレーティング
ローブが発生するという問題がある。
【0016】本発明は、このような従来の事情に鑑みて
なされたものであり、簡易・小型・高効率でコストパフ
ォーマンスがよく、グレーティングローブを発生させず
に広い範囲でビームの指向制御を行うことができるフェ
ーズドアレーアンテナを提供することを目的としてい
る。
なされたものであり、簡易・小型・高効率でコストパフ
ォーマンスがよく、グレーティングローブを発生させず
に広い範囲でビームの指向制御を行うことができるフェ
ーズドアレーアンテナを提供することを目的としてい
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のフェーズドアレーアンテナは、最上層の金
属板に、n個(nはn≧2なる任意の自然数)のスロッ
トアンテナ素子を所定間隔で、かつ偏波方向が一致する
ように1方向に配列し、その下層側に、上層側よりも1
つ少ない素子数(i段目の素子数:n−i+1)のスロ
ットアンテナ素子が上層側と同様に形成された金属板を
m段(mはm≧2なる任意の自然数)まで積層して多層
構造とし、下層側のスロットアンテナ素子がその放射し
た電磁波が空間的に分配あるいは合成されて、適当な結
合度で上層側のスロットアンテナ素子に電磁結合するよ
うに配置されていることを特徴とする。
に、本発明のフェーズドアレーアンテナは、最上層の金
属板に、n個(nはn≧2なる任意の自然数)のスロッ
トアンテナ素子を所定間隔で、かつ偏波方向が一致する
ように1方向に配列し、その下層側に、上層側よりも1
つ少ない素子数(i段目の素子数:n−i+1)のスロ
ットアンテナ素子が上層側と同様に形成された金属板を
m段(mはm≧2なる任意の自然数)まで積層して多層
構造とし、下層側のスロットアンテナ素子がその放射し
た電磁波が空間的に分配あるいは合成されて、適当な結
合度で上層側のスロットアンテナ素子に電磁結合するよ
うに配置されていることを特徴とする。
【0018】この構成によれば、最上層の金属板に、例
えば、3つのスロットアンテナ素子が1方向に配列され
ているとすれば、その下側には2つのスロットアンテナ
素子が1方向に配置される。
えば、3つのスロットアンテナ素子が1方向に配列され
ているとすれば、その下側には2つのスロットアンテナ
素子が1方向に配置される。
【0019】このとき、上側の両端の素子には、下側の
スロットアンテナ素子から放射された電磁波の一部が適
当な結合度で電磁結合し、上側の中央のスロットアンテ
ナ素子には、下側の2つのスロットアンテナ素子それぞ
れから放射された電磁波の一部を空間的に合成したもの
が適当な結合度で電磁結合する。
スロットアンテナ素子から放射された電磁波の一部が適
当な結合度で電磁結合し、上側の中央のスロットアンテ
ナ素子には、下側の2つのスロットアンテナ素子それぞ
れから放射された電磁波の一部を空間的に合成したもの
が適当な結合度で電磁結合する。
【0020】つまり、上側では、中央のスロットアンテ
ナ素子の放射位相が両側のスロットアンテナ素子の放射
位相の和のほぼ1/2になるので、これを利用すること
により、増幅器と移相器の数を減らすことができる。
ナ素子の放射位相が両側のスロットアンテナ素子の放射
位相の和のほぼ1/2になるので、これを利用すること
により、増幅器と移相器の数を減らすことができる。
【0021】また、このことは、スロットアンテナ素子
毎に位相が制御されることと等価になるため、アンテナ
素子間隔を小さくすることにより、グレーティングロー
ブを抑えて広範囲なビーム指向制御が可能となる。
毎に位相が制御されることと等価になるため、アンテナ
素子間隔を小さくすることにより、グレーティングロー
ブを抑えて広範囲なビーム指向制御が可能となる。
【0022】さらに、構造が簡単なため、低コストでア
ンテナを製造することができ、高い周波数でも高精度に
所望のアンテナ特性が得られる。加えて、空間的に分配
・合成により励振できるので、給電損失が低減でき、高
効率なアンテナが実現できる。
ンテナを製造することができ、高い周波数でも高精度に
所望のアンテナ特性が得られる。加えて、空間的に分配
・合成により励振できるので、給電損失が低減でき、高
効率なアンテナが実現できる。
【0023】また、本発明のフェーズドアレーアンテナ
の形態としては、各階層の金属板にスロットアンテナ素
子が1次元的に配置される場合に、前記最上層の金属板
に形成されるスロットアンテナ素子は、一部がその配置
方向と直交する向きにずれた位置に配置されている構成
とすることができる。
の形態としては、各階層の金属板にスロットアンテナ素
子が1次元的に配置される場合に、前記最上層の金属板
に形成されるスロットアンテナ素子は、一部がその配置
方向と直交する向きにずれた位置に配置されている構成
とすることができる。
【0024】この構成によれば、1次元フェーズドアレ
ーアンテナにおいて、最上層の各スロットアンテナ素子
の振幅制御が行えるようになる。
ーアンテナにおいて、最上層の各スロットアンテナ素子
の振幅制御が行えるようになる。
【0025】また、本発明のフェーズドアレーアンテナ
の他の形態としては、各階層の金属板にスロットアンテ
ナ素子が1次元的に配置される場合に、前記最下層の金
属板に形成されるスロットアンテナ素子は、その上層側
の電磁結合する2つのスロットアンテナ素子に対する結
合度を互いに異ならせる位置に配置されている構成とす
ることができる。
の他の形態としては、各階層の金属板にスロットアンテ
ナ素子が1次元的に配置される場合に、前記最下層の金
属板に形成されるスロットアンテナ素子は、その上層側
の電磁結合する2つのスロットアンテナ素子に対する結
合度を互いに異ならせる位置に配置されている構成とす
ることができる。
【0026】この構成によれば、1次元フェーズドアレ
ーアンテナにおいて、上層側のスロットアンテナ素子へ
の結合度を変えることができるので、各スロットアンテ
ナ素子の放射位相を制御することができ、広範囲にビー
ムの方向を制御することができるようになる。
ーアンテナにおいて、上層側のスロットアンテナ素子へ
の結合度を変えることができるので、各スロットアンテ
ナ素子の放射位相を制御することができ、広範囲にビー
ムの方向を制御することができるようになる。
【0027】さらに、本発明のフェーズドアレーアンテ
ナのさらに他の形態としては、各階層の金属板にスロッ
トアンテナ素子がx方向及びy方向に2次元的に配置さ
れる場合に、前記最上層の金属板に形成されるスロット
アンテナ素子は、x方向またはy方向のいずれかの方向
において、一部がその配置方向と直交する向きにずれた
位置に配置されている構成とすることができる。
ナのさらに他の形態としては、各階層の金属板にスロッ
トアンテナ素子がx方向及びy方向に2次元的に配置さ
れる場合に、前記最上層の金属板に形成されるスロット
アンテナ素子は、x方向またはy方向のいずれかの方向
において、一部がその配置方向と直交する向きにずれた
位置に配置されている構成とすることができる。
【0028】この構成によれば、2次元フェーズドアレ
ーアンテナにおいて、最上層の各スロットアンテナ素子
の振幅制御が行えるようになる。
ーアンテナにおいて、最上層の各スロットアンテナ素子
の振幅制御が行えるようになる。
【0029】さらに、本発明のフェーズドアレーアンテ
ナのさらに他の形態としては、各階層の金属板にスロッ
トアンテナ素子がx方向及びy方向に2次元的に配置さ
れる場合に、前記最下層の金属板に形成されるスロット
アンテナ素子は、その上層側の電磁結合する4つまたは
2つのスロットアンテナ素子に対する結合度を互いに異
ならせる位置に配置されている構成とすることができ
る。
ナのさらに他の形態としては、各階層の金属板にスロッ
トアンテナ素子がx方向及びy方向に2次元的に配置さ
れる場合に、前記最下層の金属板に形成されるスロット
アンテナ素子は、その上層側の電磁結合する4つまたは
2つのスロットアンテナ素子に対する結合度を互いに異
ならせる位置に配置されている構成とすることができ
る。
【0030】この構成によれば、2次元フェーズドアレ
ーアンテナにおいて、上層側のスロットアンテナ素子へ
の結合度を変えることができるので、各スロットアンテ
ナ素子の放射位相を制御することができ、広範囲にビー
ムの方向を制御することができるようになる。
ーアンテナにおいて、上層側のスロットアンテナ素子へ
の結合度を変えることができるので、各スロットアンテ
ナ素子の放射位相を制御することができ、広範囲にビー
ムの方向を制御することができるようになる。
【0031】一方、請求項2に記載のように、請求項1
に記載のフェーズドアレーアンテナを平面上に配列した
送・受信装置を構成することもできる。
に記載のフェーズドアレーアンテナを平面上に配列した
送・受信装置を構成することもできる。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態1に
係るフェーズドアレーアンテナの構成を示す図である。
なお、図1(A)は側面図、図1(B)は平面図であ
る。
係るフェーズドアレーアンテナの構成を示す図である。
なお、図1(A)は側面図、図1(B)は平面図であ
る。
【0033】図1に示すように、本実施の形態1に係る
フェーズドアレーアンテナは、最上層のアンテナ素子数
が3個(n=3)、多層構造の段数が2段(m=2)、
最下層のアンテナ素子数が2個(n−m+1=2)の場
合に相当する1次元フェーズドアレーアンテナに関す
る。
フェーズドアレーアンテナは、最上層のアンテナ素子数
が3個(n=3)、多層構造の段数が2段(m=2)、
最下層のアンテナ素子数が2個(n−m+1=2)の場
合に相当する1次元フェーズドアレーアンテナに関す
る。
【0034】図1において、最上層の放射用スロット板
1には、3つの放射用スロット2,3,4が、x方向に
一定の間隔で偏波方向が一致するように配置されてい
る。3つの放射用スロット2,3,4は、それぞれy方
向に長くx方向に短い矩形穴形状に形成されている。
1には、3つの放射用スロット2,3,4が、x方向に
一定の間隔で偏波方向が一致するように配置されてい
る。3つの放射用スロット2,3,4は、それぞれy方
向に長くx方向に短い矩形穴形状に形成されている。
【0035】また、最下層の励振用スロット板5には、
放射用スロット2及び放射用スロット3を励振するため
の励振用スロット6と、放射用スロット3及び放射用ス
ロット4を励振するための励振用スロット7とがx方向
に配置されている。励振用スロット6,7は、それぞれ
y方向に長くx方向に短い矩形穴形状に形成されてい
る。
放射用スロット2及び放射用スロット3を励振するため
の励振用スロット6と、放射用スロット3及び放射用ス
ロット4を励振するための励振用スロット7とがx方向
に配置されている。励振用スロット6,7は、それぞれ
y方向に長くx方向に短い矩形穴形状に形成されてい
る。
【0036】なお、図1では、励振用スロット6,7
は、y方向の長さは放射用スロット2,3,4のそれよ
りも短く、そのy方向の中心位置と放射用スロット2,
3,4の中心位置がほぼ同一となるように配置されてい
るが、必ずしもこのようにする必要はない。
は、y方向の長さは放射用スロット2,3,4のそれよ
りも短く、そのy方向の中心位置と放射用スロット2,
3,4の中心位置がほぼ同一となるように配置されてい
るが、必ずしもこのようにする必要はない。
【0037】また、x方向においては、励振用スロット
6が放射用スロット2と3のほぼ中央に位置し、励振用
スロット7が放射用スロット3と4のほぼ中央に位置す
るようになっているが、必ずしもこのようにする必要は
ない。
6が放射用スロット2と3のほぼ中央に位置し、励振用
スロット7が放射用スロット3と4のほぼ中央に位置す
るようになっているが、必ずしもこのようにする必要は
ない。
【0038】さらに、この最下層の励振用スロット板5
の下面には、励振用スロット6を給電するためのトリプ
レート線路8と、励振用スロット7を給電するためのト
リプレート線路9とが設けられている。
の下面には、励振用スロット6を給電するためのトリプ
レート線路8と、励振用スロット7を給電するためのト
リプレート線路9とが設けられている。
【0039】トリプレート線路8は、入力端子T1が設
けられるストリップ導体10とその上下にある励振用ス
ロット板5及び地導体板11とで構成される。トリプレ
ート線路9は、入力端子T2が設けられるストリップ導
体12とその上下にある励振用スロット板5及び地導体
板13とで構成される。
けられるストリップ導体10とその上下にある励振用ス
ロット板5及び地導体板11とで構成される。トリプレ
ート線路9は、入力端子T2が設けられるストリップ導
体12とその上下にある励振用スロット板5及び地導体
板13とで構成される。
【0040】次に、このように構成される実施の形態1
に係るフェーズドアレーアンテナの動作を説明する。
に係るフェーズドアレーアンテナの動作を説明する。
【0041】入力端子Tlと入力端子T2のそれぞれか
ら入力された高周波信号は、給電用のトリプレート線路
8,9を伝送して励振用スロット板5に形成された励振
用スロット6,7に電磁結合し、励振用スロット6,7
からそれぞれ放射される。
ら入力された高周波信号は、給電用のトリプレート線路
8,9を伝送して励振用スロット板5に形成された励振
用スロット6,7に電磁結合し、励振用スロット6,7
からそれぞれ放射される。
【0042】励振用スロット6から放射された高周波信
号の一部は、放射用スロット2に電磁結合し、放射用ス
ロット2から自由空間へ放射される。
号の一部は、放射用スロット2に電磁結合し、放射用ス
ロット2から自由空間へ放射される。
【0043】同様に励振用スロット7から放射された高
周波信号の一部は、放射用スロット4に電磁結合し、放
射用スロット4から自由空間へ放射される。
周波信号の一部は、放射用スロット4に電磁結合し、放
射用スロット4から自由空間へ放射される。
【0044】同様に励振用スロット6,7から放射され
た高周波信号の残りは、それぞれ空間合成されて放射用
スロット3に電磁結合し、放射用スロット3から自由空
間へ放射される。
た高周波信号の残りは、それぞれ空間合成されて放射用
スロット3に電磁結合し、放射用スロット3から自由空
間へ放射される。
【0045】このとき、y方向において励振用スロット
6,7の中心と放射用スロット2,3,4の中心位置が
ほぼ同一であるので、励振用スロット6から放射した高
周波信号の約1/2は、励振用スロット2へ流れてい
く。そして、残りの1/2は、励振用スロット3へ流れ
る。励振用スロット7から放射される高周波信号につい
ても同様で、励振用スロット3,4へ流れる。
6,7の中心と放射用スロット2,3,4の中心位置が
ほぼ同一であるので、励振用スロット6から放射した高
周波信号の約1/2は、励振用スロット2へ流れてい
く。そして、残りの1/2は、励振用スロット3へ流れ
る。励振用スロット7から放射される高周波信号につい
ても同様で、励振用スロット3,4へ流れる。
【0046】ここで、放射位相は、次のようになる。入
力端子T1に入力する高周波信号の位相をφ1、入力端
子T2に入力する高周波信号の位相をφ2とする。ま
た、給電線路の入力端子T1,T2から放射用スロット
2、3,4までのそれぞれの路長に対応する位相変化量
をδφ’とする。
力端子T1に入力する高周波信号の位相をφ1、入力端
子T2に入力する高周波信号の位相をφ2とする。ま
た、給電線路の入力端子T1,T2から放射用スロット
2、3,4までのそれぞれの路長に対応する位相変化量
をδφ’とする。
【0047】x方向において、励振用スロット6が放射
用スロット2と3のほぼ真ん中に配置され、励振用スロ
ット7が放射用スロット3と4のほぼ中央に配置されて
いる。したがって、放射用スロット2からの放射位相は
φ1+δφ’となり、放射用スロット4からの放射位相
はφ2+δφ’となる。
用スロット2と3のほぼ真ん中に配置され、励振用スロ
ット7が放射用スロット3と4のほぼ中央に配置されて
いる。したがって、放射用スロット2からの放射位相は
φ1+δφ’となり、放射用スロット4からの放射位相
はφ2+δφ’となる。
【0048】また、放射用スロット3の放射位相は、励
振用スロット6,7から放射された高周波信号のそれぞ
れ1/2が空間的にベクトル合成されて放射用スロット
3へ電磁結合するため、(φ1+φ2)/2+δφ’と
なる。
振用スロット6,7から放射された高周波信号のそれぞ
れ1/2が空間的にベクトル合成されて放射用スロット
3へ電磁結合するため、(φ1+φ2)/2+δφ’と
なる。
【0049】したがって、1つの移相器を使って、励振
用スロット6,7から放射される位相を制御すること
で、3つのアンテナ素子(放射用スロット2、放射用ス
ロット3、放射用スロット4)の放射位相を制御できる
ことが解る。
用スロット6,7から放射される位相を制御すること
で、3つのアンテナ素子(放射用スロット2、放射用ス
ロット3、放射用スロット4)の放射位相を制御できる
ことが解る。
【0050】図2は、周波数を14.15GHz、素子
間隔を0.5λとした場合の指向特性(計算結果)を示
す説明図である。なお、図2において、縦軸は、相対出
力(Relative Power)であり、横軸は、ビームの振れ角
度(Angle)である。
間隔を0.5λとした場合の指向特性(計算結果)を示
す説明図である。なお、図2において、縦軸は、相対出
力(Relative Power)であり、横軸は、ビームの振れ角
度(Angle)である。
【0051】図2では、入力端子T1と入力端子T2の
位相差を、0度、30度、60度、90度と変化させた
6つの指向特性を示してある。
位相差を、0度、30度、60度、90度と変化させた
6つの指向特性を示してある。
【0052】図2に示すように、位相差90度のとき、
ビームは24度まで振れており、グレーティングローブ
などによる影響のない良好な特性となっている。
ビームは24度まで振れており、グレーティングローブ
などによる影響のない良好な特性となっている。
【0053】次に、図3は、本発明の実施の形態2に係
るフェーズドアレーアンテナの構成を示す図である。な
お、図1(A)は側面図、図1(B)は平面図である。
るフェーズドアレーアンテナの構成を示す図である。な
お、図1(A)は側面図、図1(B)は平面図である。
【0054】図3に示すように、本実施の形態2に係る
フェーズドアレーアンテナは、図1に示す構成におい
て、放射用スロット2と4の位置をy方向、例えば+y
方向にシフトしたものである。
フェーズドアレーアンテナは、図1に示す構成におい
て、放射用スロット2と4の位置をy方向、例えば+y
方向にシフトしたものである。
【0055】このように、放射用スロット2と4の位置
をシフトさせると、励振用スロット6,7からの放射電
磁界の結合度が変わるので、シフト量に応じた分だけ放
射用スロット2と4からの放射振幅を制御することがで
きる。
をシフトさせると、励振用スロット6,7からの放射電
磁界の結合度が変わるので、シフト量に応じた分だけ放
射用スロット2と4からの放射振幅を制御することがで
きる。
【0056】したがって、各アンテナ素子に振幅テーパ
をかけることができるので、パターン合成やサイドロー
ブ抑制などを簡単な構造で実現できる。
をかけることができるので、パターン合成やサイドロー
ブ抑制などを簡単な構造で実現できる。
【0057】次に、図4は、本発明の実施の形態3に係
るフェーズドアレーアンテナの構成を示す図である。な
お、図1(A)は側面図、図1(B)は平面図である。
るフェーズドアレーアンテナの構成を示す図である。な
お、図1(A)は側面図、図1(B)は平面図である。
【0058】図4に示すように、本実施の形態3に係る
フェーズドアレーアンテナは、最上層のアンテナ素子数
が3個(n=3)、多層構造の段数が3段(m=3)、
最下層のアンテナ素子数が1個(n−m+1=1)の場
合に相当する1次元フェーズドアレーアンテナに関す
る。
フェーズドアレーアンテナは、最上層のアンテナ素子数
が3個(n=3)、多層構造の段数が3段(m=3)、
最下層のアンテナ素子数が1個(n−m+1=1)の場
合に相当する1次元フェーズドアレーアンテナに関す
る。
【0059】図4において、最上層の放射用スロット板
41には、3つの放射用スロット42,43,44が、
x方向に所定の間隔を置いて横一列に配置されている。
3つの放射用スロット42,43,44は、それぞれy
方向に長くx方向に短い矩形穴形状に形成されている。
41には、3つの放射用スロット42,43,44が、
x方向に所定の間隔を置いて横一列に配置されている。
3つの放射用スロット42,43,44は、それぞれy
方向に長くx方向に短い矩形穴形状に形成されている。
【0060】中間層の励振用スロット板45には、放射
用スロット42と43を励振するための励振用スロット
46と、放射用スロット43と44を励振するための励
振用スロット47とが配置されている。励振用スロット
46,47は、それぞれy方向に長くx方向に短い矩形
穴形状に形成されている。
用スロット42と43を励振するための励振用スロット
46と、放射用スロット43と44を励振するための励
振用スロット47とが配置されている。励振用スロット
46,47は、それぞれy方向に長くx方向に短い矩形
穴形状に形成されている。
【0061】なお、図4では、励振用スロット46,4
7は、y方向の長さは放射用スロット42,43,44
のそれよりも短く、そのy方向の中心位置と放射用スロ
ット42,43,44の中心位置がほぼ同一となるよう
に配置されているが、必ずしもこのようにする必要はな
い。
7は、y方向の長さは放射用スロット42,43,44
のそれよりも短く、そのy方向の中心位置と放射用スロ
ット42,43,44の中心位置がほぼ同一となるよう
に配置されているが、必ずしもこのようにする必要はな
い。
【0062】また、x方向においては、図示例では、励
振用スロット46が放射用スロット42と43のほぼ中
央に位置し、励振用スロット47が放射用スロット43
と44のほぼ中央に位置するようになっているが、必ず
しもこのようにする必要はない。
振用スロット46が放射用スロット42と43のほぼ中
央に位置し、励振用スロット47が放射用スロット43
と44のほぼ中央に位置するようになっているが、必ず
しもこのようにする必要はない。
【0063】また、最下層の励振用スロット板48には
励振用スロット46,47を励振するための励振用スロ
ット49が配置されている。励振用スロット49は、励
振用スロット46,47と同様の矩形穴形状に形成さ
れ、x方向において、励振用スロット46,47のほぼ
中央に位置するようになっている。つまり、励振用スロ
ット43の直下に位置している。
励振用スロット46,47を励振するための励振用スロ
ット49が配置されている。励振用スロット49は、励
振用スロット46,47と同様の矩形穴形状に形成さ
れ、x方向において、励振用スロット46,47のほぼ
中央に位置するようになっている。つまり、励振用スロ
ット43の直下に位置している。
【0064】さらに、この最下層の励振用スロット板4
8の下面には、励振用スロット49を給電するためのト
リプレート線路50が設けられている。トリプレート線
路50は、入力端子T1が設けられるストリップ導体5
1とその上下にある励振用スロット板48及び地導体板
52とで構成される。
8の下面には、励振用スロット49を給電するためのト
リプレート線路50が設けられている。トリプレート線
路50は、入力端子T1が設けられるストリップ導体5
1とその上下にある励振用スロット板48及び地導体板
52とで構成される。
【0065】次に、このように構成される実施の形態3
に係るフェーズドアレーアンテナの動作を説明する。
に係るフェーズドアレーアンテナの動作を説明する。
【0066】入力端子Tlから入力された高周波信号
は、給電用トリプレート線路50を伝送して励振スロッ
ト板48に形成された励振用スロット49に電磁結合
し、励振用スロット49から放射され、また励振用スロ
ット板45に形成された励振用スロット46,47に電
磁結合し、励振用スロット46,47からそれぞれ放射
される。
は、給電用トリプレート線路50を伝送して励振スロッ
ト板48に形成された励振用スロット49に電磁結合
し、励振用スロット49から放射され、また励振用スロ
ット板45に形成された励振用スロット46,47に電
磁結合し、励振用スロット46,47からそれぞれ放射
される。
【0067】励振用スロット46から放射された高周波
信号の一部は、放射用スロット42に電磁結合し、自由
空間へ放射される。
信号の一部は、放射用スロット42に電磁結合し、自由
空間へ放射される。
【0068】同様に励振用スロット47から放射された
高周波信号の一部は放射用スロット44に電磁結合し、
自由空間へ放射される。
高周波信号の一部は放射用スロット44に電磁結合し、
自由空間へ放射される。
【0069】励振用スロット46,47から放射された
高周波信号の残りはそれぞれ空間合成され、放射用スロ
ット43に電磁結合し、自由空間へ放射される。
高周波信号の残りはそれぞれ空間合成され、放射用スロ
ット43に電磁結合し、自由空間へ放射される。
【0070】このとき、y方向において励振用スロット
46,47の中心と放射用スロット42,43,44の
中心位置が同一であるので、励振用スロット46から放
射した高周波信号の約1/2は、励振用スロット42へ
流れていく。そして、残りの1/2は、励振用スロット
43へ流れる。励振用スロット47から放射される高周
波信号についても同様で、放射用スロット43,44に
流れる。
46,47の中心と放射用スロット42,43,44の
中心位置が同一であるので、励振用スロット46から放
射した高周波信号の約1/2は、励振用スロット42へ
流れていく。そして、残りの1/2は、励振用スロット
43へ流れる。励振用スロット47から放射される高周
波信号についても同様で、放射用スロット43,44に
流れる。
【0071】そして、励振用スロット49がx方向にお
いて励振用スロット46と47のほぼ中央に配置されて
いるので、励振用スロット46,47の励振位相は等し
くなる。その結果、放射用スロット42,43,44の
放射位相も等しくなり、ビームは正面方向(放射用スロ
ット板41に垂直な方向)に向く。
いて励振用スロット46と47のほぼ中央に配置されて
いるので、励振用スロット46,47の励振位相は等し
くなる。その結果、放射用スロット42,43,44の
放射位相も等しくなり、ビームは正面方向(放射用スロ
ット板41に垂直な方向)に向く。
【0072】励振用スロット49がx方向にシフトした
場合、励振用スロット49と励振用スロット46との路
長差、及び励振用スロット49と励振用スロット47と
の路長差により、励振用スロット46,47の励振位相
に差が出るので、実施の形態1と同様に各放射用スロッ
トの放射位相をそれぞれ制御することができる。
場合、励振用スロット49と励振用スロット46との路
長差、及び励振用スロット49と励振用スロット47と
の路長差により、励振用スロット46,47の励振位相
に差が出るので、実施の形態1と同様に各放射用スロッ
トの放射位相をそれぞれ制御することができる。
【0073】このように、励振用スロット49の位置を
x方向へ移動するだけで、各アンテナ素子の位相が制御
できるので、実施の形態1よりもさらに移相器や増幅器
の数を削減することができる。
x方向へ移動するだけで、各アンテナ素子の位相が制御
できるので、実施の形態1よりもさらに移相器や増幅器
の数を削減することができる。
【0074】次に、図5は、本発明の実施の形態4に係
るフェーズドアレーアンテナの構成を示す図である。な
お、図1(A)は平面図、図1(B)は側面図である。
るフェーズドアレーアンテナの構成を示す図である。な
お、図1(A)は平面図、図1(B)は側面図である。
【0075】図5に示すように、本実施の形態4に係る
フェーズドアレーアンテナは、x方向及びy方向におい
て、最上層のアンテナ素子数がそれぞれ3個(n=
3)、多層構造の段数が2段(m=2)、最下層のアン
テナ素子数がそれぞれ2個(n−m+1=2)の場合に
相当する2次元フェーズドアレーアンテナに関する。
フェーズドアレーアンテナは、x方向及びy方向におい
て、最上層のアンテナ素子数がそれぞれ3個(n=
3)、多層構造の段数が2段(m=2)、最下層のアン
テナ素子数がそれぞれ2個(n−m+1=2)の場合に
相当する2次元フェーズドアレーアンテナに関する。
【0076】図5において、最上層の放射用スロット板
60には、x方向に3つ、y方向に3つ、合計9つの放
射用スロット61〜69が、所定の間隔を置いて2次元
配置されている。9つの放射用スロット61〜69は、
それぞれy方向に長くx方向に短い矩形穴形状に形成さ
れている。9つの放射用スロット61〜69は、以下、
適宜、放射用スロットアレーともいう。
60には、x方向に3つ、y方向に3つ、合計9つの放
射用スロット61〜69が、所定の間隔を置いて2次元
配置されている。9つの放射用スロット61〜69は、
それぞれy方向に長くx方向に短い矩形穴形状に形成さ
れている。9つの放射用スロット61〜69は、以下、
適宜、放射用スロットアレーともいう。
【0077】また、最下層の励振用スロット板70に
は、放射用スロットアレーを励振するための励振用スロ
ット71〜74がそれぞれ配置されている。励振用スロ
ット71〜74は、それぞれy方向に長くx方向に短い
矩形穴形状に形成されている。
は、放射用スロットアレーを励振するための励振用スロ
ット71〜74がそれぞれ配置されている。励振用スロ
ット71〜74は、それぞれy方向に長くx方向に短い
矩形穴形状に形成されている。
【0078】このとき、励振用スロット71は、放射用
スロット61,62,64,65の間の中央位置に配置
されているが、必ずしもこのようにする必要はない。
スロット61,62,64,65の間の中央位置に配置
されているが、必ずしもこのようにする必要はない。
【0079】また、励振用スロット72は、放射用スロ
ット62,63,65,66の間の中央位置に配置され
ているが、必ずしもこのようにする必要はない。
ット62,63,65,66の間の中央位置に配置され
ているが、必ずしもこのようにする必要はない。
【0080】また、励振用スロット73は、放射用スロ
ット64,65,67,68の間の中央位置に配置され
ているが、必ずしもこのように配置する必要はない。
ット64,65,67,68の間の中央位置に配置され
ているが、必ずしもこのように配置する必要はない。
【0081】また、励振用スロット74は、放射用スロ
ット65,66,68,69の間の中央位置に配置され
ているが、必ずしもこのようにする必要はない。
ット65,66,68,69の間の中央位置に配置され
ているが、必ずしもこのようにする必要はない。
【0082】さらに、この最下層の励振用スロット板7
0の下面には、励振用スロット71に給電するためのト
リプレート線路75と、励振用スロット72に給電する
ためのトリプレート線路76と、励振用スロット73に
給電するためのトリプレート線路77と、励振用スロッ
ト74に給電するためのトリプレート線路78とが設け
られている。
0の下面には、励振用スロット71に給電するためのト
リプレート線路75と、励振用スロット72に給電する
ためのトリプレート線路76と、励振用スロット73に
給電するためのトリプレート線路77と、励振用スロッ
ト74に給電するためのトリプレート線路78とが設け
られている。
【0083】トリプレート線路75は、入力端子T1が
設けられるストリップ導体79とその上下にある励振用
スロット板70及び地導体板80とで構成される。トリ
プレート線路76は、入力端子T2が設けられるストリ
ップ導体81とその上下にある励振用スロット板70及
び地導体板82とで構成される。
設けられるストリップ導体79とその上下にある励振用
スロット板70及び地導体板80とで構成される。トリ
プレート線路76は、入力端子T2が設けられるストリ
ップ導体81とその上下にある励振用スロット板70及
び地導体板82とで構成される。
【0084】トリプレート線路77は、入力端子T3が
設けられるストリップ導体83とその上下にある励振用
スロット板70及び地導体板84とで構成される。トリ
プレート線路78は、入力端子T4が設けられるストリ
ップ導体85とその上下にある励振用スロット板70及
び地導体板86とで構成される。
設けられるストリップ導体83とその上下にある励振用
スロット板70及び地導体板84とで構成される。トリ
プレート線路78は、入力端子T4が設けられるストリ
ップ導体85とその上下にある励振用スロット板70及
び地導体板86とで構成される。
【0085】次に、このように構成される実施の形態4
に係るフェーズドアレーアンテナの動作を説明する。
に係るフェーズドアレーアンテナの動作を説明する。
【0086】入力端子T1,T2,T3,T4から入力
した高周波信号は、給電用トリプレート線路75,7
6,77,78をそれぞれ伝送して励振用スロット板7
0に形成された励振用スロット71,72,73,74
に電磁結合する。結合した高周波信号は、励振用スロッ
ト71,72,73,74から放射用スロット板60に
向かってそれぞれ放射される。
した高周波信号は、給電用トリプレート線路75,7
6,77,78をそれぞれ伝送して励振用スロット板7
0に形成された励振用スロット71,72,73,74
に電磁結合する。結合した高周波信号は、励振用スロッ
ト71,72,73,74から放射用スロット板60に
向かってそれぞれ放射される。
【0087】励振用スロット70、71、72、73か
ら放射された高周波信号は、それぞれ空間的にベクトル
合成及び分配され、放射用スロットアレーの各素子に電
磁結合し、その放射用スロットアレーから自由空間へ放
射される。
ら放射された高周波信号は、それぞれ空間的にベクトル
合成及び分配され、放射用スロットアレーの各素子に電
磁結合し、その放射用スロットアレーから自由空間へ放
射される。
【0088】本実施の形態4においても実施の形態1と
同様に入力端子T1,T2,T3,T4の入力位相をそ
れぞれ変えることにより放射用スロットアレーの各素子
の放射位相が変化させ得るので、ビームを2次元的に振
ることができる。
同様に入力端子T1,T2,T3,T4の入力位相をそ
れぞれ変えることにより放射用スロットアレーの各素子
の放射位相が変化させ得るので、ビームを2次元的に振
ることができる。
【0089】このように、本発明の各実施の形態によれ
ば、アレーの給電構造により増幅器や移相器の数を削減
することができるので、アンテナ全体をコンパクトにす
ることができる。
ば、アレーの給電構造により増幅器や移相器の数を削減
することができるので、アンテナ全体をコンパクトにす
ることができる。
【0090】また、アンテナ素子毎に放射位相が制御で
きるので、グレーティングローブを抑えながら広範囲に
ビームの指向制御が行えると共に、増幅器や移相器の数
が減らせるので、アンテナ素子間隔を狭くすることも可
能となる。
きるので、グレーティングローブを抑えながら広範囲に
ビームの指向制御が行えると共に、増幅器や移相器の数
が減らせるので、アンテナ素子間隔を狭くすることも可
能となる。
【0091】さらに、アレーの構造が非常に単純なため
低コストでアンテナが製造することができ、高い周波数
でも高精度に所望のアンテナ特性が得られる。
低コストでアンテナが製造することができ、高い周波数
でも高精度に所望のアンテナ特性が得られる。
【0092】加えて、アレーの給電構造が空間的に分配
・合成できるようになっているため、高い周波数でも、
給電損失が低減できることから、高効率なアンテナが実
現できる。
・合成できるようになっているため、高い周波数でも、
給電損失が低減できることから、高効率なアンテナが実
現できる。
【0093】なお、以上説明した各実施の形態におい
て、SSPA(送信用増幅器)をトリプレート線路7
5,76,77,78にそれぞれ一体化実装することに
より送信用アクティブフェーズドアレーアンテナとして
用いることができる。
て、SSPA(送信用増幅器)をトリプレート線路7
5,76,77,78にそれぞれ一体化実装することに
より送信用アクティブフェーズドアレーアンテナとして
用いることができる。
【0094】また、トリプレート線路75,76,7
7,78にLNA(低雑音増幅器)をそれぞれ一体化実
装することにより受信用アクティブフェーズドアレーア
ンテナとして用いることができる。
7,78にLNA(低雑音増幅器)をそれぞれ一体化実
装することにより受信用アクティブフェーズドアレーア
ンテナとして用いることができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡易・小型・高効率でコストパフォーマンスがよく、グ
レーティングローブを発生させずに広い範囲でビームの
指向制御が行えるようになる。したがって、電子追尾機
能を持つ移動体からの素材伝送装置用の送受信アンテ
ナ、マルチビームや空間的にビーム走査可能な衛星放送
受信用アンテナ、衛星搭載用の送受信アンテナ等への使
用に好適なフェーズドアレーアンテナを提供することが
できる。
簡易・小型・高効率でコストパフォーマンスがよく、グ
レーティングローブを発生させずに広い範囲でビームの
指向制御が行えるようになる。したがって、電子追尾機
能を持つ移動体からの素材伝送装置用の送受信アンテ
ナ、マルチビームや空間的にビーム走査可能な衛星放送
受信用アンテナ、衛星搭載用の送受信アンテナ等への使
用に好適なフェーズドアレーアンテナを提供することが
できる。
【図1】本発明の実施の形態1に係るフェーズドアレー
アンテナの構成を示す図である。(A)は側面図であ
る。(B)は平面図である。
アンテナの構成を示す図である。(A)は側面図であ
る。(B)は平面図である。
【図2】実施の形態1に係るフェーズドアレーアンテナ
の指向特性を示す図である。
の指向特性を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係るフェーズドアレー
アンテナの構成を示す図である。(A)は側面図であ
る。(B)は平面図である。
アンテナの構成を示す図である。(A)は側面図であ
る。(B)は平面図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係るフェーズドアレー
アンテナの構成を示す図である。(A)は側面図であ
る。(B)は平面図である。
アンテナの構成を示す図である。(A)は側面図であ
る。(B)は平面図である。
【図5】本発明の実施の形態4に係るフェーズドアレー
アンテナの構成を示す図である。(A)は平面図であ
る。(B)は側面図である。
アンテナの構成を示す図である。(A)は平面図であ
る。(B)は側面図である。
【図6】従来のフェーズドアレーアンテナの構成例を示
す図である(従来例1)。
す図である(従来例1)。
【図7】従来のフェーズドアレーアンテナの構成例を示
す図である(従来例2)。
す図である(従来例2)。
1,41,60 放射用スロット板 2〜4,42〜44,61〜69 放射用スロット 5,45,48,70 励振用スロット板 6,7,46,47,49,71〜74 励振用スロッ
ト 8,9,50,75〜78 トリプレート線路 10,12,51,79,81,83,85 ストリッ
プ導体 11,13,52,80,82,84,86 導体板 T1〜T4 入力端子
ト 8,9,50,75〜78 トリプレート線路 10,12,51,79,81,83,85 ストリッ
プ導体 11,13,52,80,82,84,86 導体板 T1〜T4 入力端子
フロントページの続き Fターム(参考) 5J021 AA03 AA09 AB05 CA06 DB02 DB03 FA26 GA05 GA08 HA05 HA10 5J045 AA21 AA26 AB05 AB06 DA03 EA07 FA02 HA02 MA07 NA01
Claims (2)
- 【請求項1】 最上層の金属板に、n個(nはn≧2な
る任意の自然数)のスロットアンテナ素子を所定間隔
で、かつ偏波方向が一致するように1方向に配列し、そ
の下層側に、上層側よりも1つ少ない素子数(i段目の
素子数:n−i+1)のスロットアンテナ素子が上層側
と同様に形成された金属板をm段(mはm≧2なる任意
の自然数)まで積層して多層構造とし、下層側のスロッ
トアンテナ素子がその放射した電磁波が空間的に分配あ
るいは合成されて、適当な結合度で上層側のスロットア
ンテナ素子に電磁結合するように配置されていることを
特徴とするフェーズドアレーアンテナ。 - 【請求項2】 平面上に配列された請求項1に記載のフ
ェーズドアレーアンテナを備えて成ることを特徴とする
送・受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001006476A JP2002217639A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | フェーズドアレーアンテナ及びこれを用いた送・受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001006476A JP2002217639A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | フェーズドアレーアンテナ及びこれを用いた送・受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002217639A true JP2002217639A (ja) | 2002-08-02 |
Family
ID=18874362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001006476A Pending JP2002217639A (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | フェーズドアレーアンテナ及びこれを用いた送・受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002217639A (ja) |
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-
2001
- 2001-01-15 JP JP2001006476A patent/JP2002217639A/ja active Pending
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