[go: up one dir, main page]

JP2002212171A - イソオキサゾール誘導体 - Google Patents

イソオキサゾール誘導体

Info

Publication number
JP2002212171A
JP2002212171A JP2001352466A JP2001352466A JP2002212171A JP 2002212171 A JP2002212171 A JP 2002212171A JP 2001352466 A JP2001352466 A JP 2001352466A JP 2001352466 A JP2001352466 A JP 2001352466A JP 2002212171 A JP2002212171 A JP 2002212171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
optionally substituted
ethyl acetate
compound
hydrogen atom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001352466A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4148672B2 (ja
Inventor
Yu Momose
百瀬  祐
Takeshi Maekawa
毅志 前川
Tomoko Asakawa
智子 浅川
Nozomi Sakai
望 坂井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP2001352466A priority Critical patent/JP4148672B2/ja
Publication of JP2002212171A publication Critical patent/JP2002212171A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4148672B2 publication Critical patent/JP4148672B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れたインスリン分泌促進作用および血糖低
下作用を有し、かつ低毒性であるため、医薬、とくに糖
尿病および糖尿病性合併症の治療剤など、ならびにそれ
らの薬剤として有用な化合物の提供。 【解決手段】 一般式(I) 【化1】 [式中、R1およびR2の一方は水素原子または置換基
を、他方は置換されていてもよい環状基を;Wは結合手
または2価の脂肪族炭化水素基を;Yは式:−OR
3(R3は、水素原子、置換されていてもよい炭化水素
基、置換されていてもよい複素環基または置換されてい
てもよいアシル基を示す)で示される基またはエステル
化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基を
示す。]で表される化合物もしくはその塩またはそのプ
ロドラッグ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イソオキサゾール
誘導体を含有してなる、糖尿病、耐糖能不全または糖尿
性合併症の予防・治療剤に関する。
【0002】また、本発明は、イソオキサゾール誘導体
を含有してなる、インスリン分泌促進剤に関する。
【0003】さらに、本発明は、優れた血糖低下作用を
有し、糖尿病、耐糖能不全、糖尿病性合併症などの予防
・治療剤として有用な新規イソオキサゾール誘導体、お
よび該新規イソオキサゾール誘導体を哺乳動物に投与す
ることからなる糖尿病または糖尿病性合併症の予防・治
療方法、ならびに、糖尿病の予防・治療剤または糖尿病
性合併症の予防・治療剤製造のための該新規イソオキサ
ゾール誘導体の使用に関する。
【0004】
【従来の技術】現在、糖尿病の治療剤としては、スルホ
ニルウレア剤、ビグアナイド剤およびα−グルコシダー
ゼ阻害剤などが用いられている。しかし、スルホニルウ
レア剤は強力な血糖低下作用を有するが、しばしば重篤
な低血糖を引き起こし、使用上の注意が必要である。ビ
グアナイド剤は、副作用として比較的重篤な乳酸アシド
ーシスを引き起こしやすい。また、α−グルコシダーゼ
阻害剤は消化管における糖質の消化・吸収を遅延させ食
後の血糖上昇を抑制するが、膨満感あるいは下痢などの
副作用が問題となっている(JOSLIN'S DIABETES MELLITU
S 13Th Edition 521-522)。
【0005】一方、イソオキサゾール誘導体としては、
例えば以下の化合物が知られている。 (1)特公昭44−29656には、式
【0006】
【化14】
【0007】[式中、Rはフェニル基、R’は水素また
は低級アルキル基、Aは炭素数2〜5の直鎖または有枝
の2価炭化水素基、Q’はヒドロキシ基、アミノ基また
はアシルアミノ基を示す]で表される化合物が鎮痛作
用、鎮咳作用、解熱作用および抗炎症作用を有すること
が記載されている。 (2)特表平9−509951には、式
【0008】
【化15】
【0009】[式中、一方のR1またはR2は、3,5−
ジメチル−4−ヒドロキシフェニルを、他方のR1また
はR2は、ピリジル等;Aは二重結合等;R4は、水素原
子等;R3は、水素原子、(C1〜C4)−アルキルまた
はヒドロキシ−(C1〜C4)−アルキルを示す]で表さ
れる化合物が炎症、喘息、リウマチ性疾患および自己免
疫疾患の治療に有用であることが記載されている。 (3)WO00/08001には、式
【0010】
【化16】
【0011】[式中、R1およびR3は、置換されていて
もよい低級アルキル、アリール等を、R2は水素原子等
を示す]で表される化合物がエストロゲン・レセプター
・モジュレーターとして有用であることが記載されてい
る。 (4)WO98/28282には、式
【0012】
【化17】
【0013】[環MはJの他に0−2個のN原子を含ん
でいてよく;JはOまたはSを;DはCNなどを;Eは
フェニル等を;Gは存在しないかNHCH2等を;Zは
1-4アルキレン等を;R1aおよびR1bは、独立して存
在しないか、−(CH2r−R1’(rは0、1、2ま
たは3を、R1’は水素原子等を示す)等を;AはC
3-10炭素環残基等を;BはC3-10炭素環残基等を;sは
0、1または2を示す]で表される化合物がXa因子阻
害剤として有用であることが記載されている。
【0014】しかしながら、上記したイソオキサゾール
誘導体が糖尿病または耐糖能不全の予防・治療剤、イン
スリン分泌促進剤などとして有用であることは知られて
いない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れたイン
スリン分泌促進作用および血糖低下作用を有し、糖尿病
治療剤等として有用であり、かつ低毒性であるイソオキ
サゾール誘導体の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、イソオキ
サゾール環の4位に式:−W−Y[Wは結合手または2
価の脂肪族炭化水素基を;Yは式:−OR3(R3は、水
素原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されて
いてもよい複素環基または置換されていてもよいアシル
基を示す)で示される基またはエステル化もしくはアミ
ド化されていてもよいカルボキシル基を示す。]で示さ
れる基が結合している点に構造上の特徴を有する、一般
式(Ia)
【0017】
【化18】
【0018】[式中、R1およびR2の一方は水素原子ま
たは置換基を、他方は置換されていてもよい環状基を;
WおよびYは前記と同意義を示す。ただし、R1または
2が3,5−ジtert−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル、WがC1-4アルキレンであるとき、YはOHでな
い。]で表される化合物が、その特徴的な化学構造に基
づいて、予想外にも優れたインスリン分泌促進作用およ
び血糖低下作用を有し、糖尿病、耐糖能不全、糖尿病性
合併症などの予防・治療剤として有用であることを初め
て見出し、この知見に基づいて本発明を完成した。
【0019】すなわち、本発明は、 1)一般式(Ia)で表される化合物もしくはその塩ま
たはそのプロドラッグを含有してなる糖尿病の予防・治
療剤; 2)一般式(I)
【0020】
【化19】
【0021】[式中、R1およびR2の一方は水素原子ま
たは置換基を、他方は置換されていてもよい環状基を;
Wは結合手または2価の脂肪族炭化水素基を;Yは式:
−OR3(R3は、水素原子、置換されていてもよい炭化
水素基、置換されていてもよい複素環基または置換され
ていてもよいアシル基を示す)で示される基またはエス
テル化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル
基を示す。]で表される化合物もしくはその塩またはそ
のプロドラッグを含有してなる耐糖能不全の予防・治療
剤; 3)一般式(I)で表される化合物もしくはその塩また
はそのプロドラッグを含有してなるインスリン分泌促進
剤; 4)一般式(I)で表される化合物もしくはその塩また
はそのプロドラッグを含有してなる糖尿病性合併症の予
防・治療剤; 5)糖尿病性合併症が神経障害である前記4)記載の予
防・治療剤; 6)一般式(II)
【0022】
【化20】
【0023】[式中、R1aおよびR2aの一方は水素原子
を、他方は置換されていてもよい環状基を;Waは2価
の脂肪族炭化水素基を;Yは式:−OR3(R3は、水素
原子、置換されていてもよい炭化水素基、置換されてい
てもよい複素環基または置換されていてもよいアシル基
を示す)で示される基またはエステル化もしくはアミド
化されていてもよいカルボキシル基を示す。ただし、W
aがC1-3アルキレンかつYが式:−OR3(R3は、前
記と同意義を示す)で示される基またはメチルエステル
化されていてもよいカルボキシル基であるとき、R1a
水素原子、R2aは置換されていてもよい環状基である]
で表される化合物(ただし、5−フェニル−4−イソオ
キサゾリルメタノールおよび5−フェニル−4−イソオ
キサゾリル酢酸を除く)またはその塩; 7)R1aまたはR2aで示される置換されていてもよい環
状基が置換されていてもよい芳香族基である前記6)記
載の化合物; 8)R1aが水素原子、R2aが置換されていてもよい環状
基である前記6)記載の化合物; 9)R2aが置換されていてもよい芳香族基である前記
8)記載の化合物; 10)Waが炭素数1〜4の2価の脂肪族炭化水素基で
ある前記6)記載の化合物; 11)Yがアミド化されていてもよいカルボキシル基で
ある前記6)記載の化合物; 12)前記6)記載の化合物のプロドラッグ; 13)3−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロパン−1−オール;3−[5−
(3,4−ジクロロフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]プロピオン酸もしくはその塩;3−[5−(4−ク
ロロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパン−1
−オール;3−[5−(4−クロロフェニル)−4−イ
ソオキサゾリル]プロピオン酸もしくはその塩;3−
[5−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパン−1−オール;3−[5−(3,4
−ジフルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロ
ピオン酸もしくはその塩;N−[4−(ジエチルホスホ
ノメチル)フェニル]−3−(5−フェニル−4−イソ
オキサゾリル)プロピオンアミド;N−[4−(ジエチ
ルホスホノメチル)フェニル]−3−[5−(4−フル
オロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンア
ミド;N−[4−(ジメチルホスホノメチル)フェニ
ル]−3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プ
ロピオンアミド;N−{4−[(2−オキシド−1,3,
2−ジオキサホスフィナン−2−イル)メチル]フェニ
ル}−3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロ
ピオンアミド;N−ベンジル−N−[2−(ジメチルア
ミノ)エチル]−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオンアミド;またはN−ベ
ンジル−N−(1−ベンジル−3−ピロリジニル)−3−
[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]
プロピオンアミドである前記6)記載の化合物; 14)前記6)記載の化合物またはそのプロドラッグを
含有してなる医薬; 15)イソオキサゾール誘導体を含有してなるグルコー
ス依存性インスリン分泌促進剤; 16)哺乳動物に一般式(Ia)で表される化合物もし
くはその塩またはそのプロドラッグの有効量を投与する
ことを特徴とする、該哺乳動物における糖尿病の予防・
治療方法; 17)哺乳動物に一般式(I)で表される化合物もしく
はその塩またはそのプロドラッグの有効量を投与するこ
とを特徴とする、該哺乳動物における糖尿病性合併症の
予防・治療方法; 18)哺乳動物に一般式(I)で表される化合物もしく
はその塩またはそのプロドラッグの有効量を投与するこ
とを特徴とする、該哺乳動物における耐糖能不全の予防
・治療方法。 19)哺乳動物に一般式(I)で表される化合物もしく
はその塩またはそのプロドラッグの有効量を投与するこ
とを特徴とする、該哺乳動物におけるインスリン分泌を
促進する方法。 20)糖尿病の予防・治療剤製造のための、一般式(I
a)で表される化合物もしくはその塩またはそのプロド
ラッグの使用; 21)糖尿病性合併症の予防・治療剤製造のための、一
般式(I)で表される化合物もしくはその塩またはその
プロドラッグの使用; 22)耐糖能不全の予防・治療剤製造のための、一般式
(I)で表される化合物もしくはその塩またはそのプロ
ドラッグの使用; 23)インスリン分泌促進剤製造のための、一般式
(I)で表される化合物もしくはその塩またはそのプロ
ドラッグの使用; 24)前記1)記載の糖尿病の予防・治療剤、および当
該薬剤を糖尿病の予防・治療に使用しうるかまたは使用
すべきであることを記載した書類を含む商業的パッケー
ジ; 25)前記2)記載の耐糖能不全の予防・治療剤、およ
び当該薬剤を耐糖能不全の予防・治療に使用しうるかま
たは使用すべきであることを記載した書類を含む商業的
パッケージ; 26)前記3)記載のインスリン分泌促進剤、および当
該薬剤をインスリン分泌を促進するために使用しうるか
または使用すべきであることを記載した書類を含む商業
的パッケージ; 27)前記4)記載の糖尿病合併症の予防・治療剤、お
よび当該薬剤を糖尿病合併症の予防・治療に使用しうる
かまたは使用すべきであることを記載した書類を含む商
業的パッケージ;などに関する。
【0024】以下に、一般式(I)、(Ia)または
(II)で表される化合物について詳述する。 (1)R1およびR2の定義 一般式(I)および(Ia)中、R1またはR2で示され
る「置換されていてもよい環状基」における「環状基」
としては、例えば脂環式炭化水素基、芳香族炭化水素
基、芳香族複素環基、非芳香族複素環基などが挙げられ
る。
【0025】脂環式炭化水素基としては、炭素数3〜1
2の飽和または不飽和の脂環式炭化水素基、例えばシク
ロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルカジエ
ニル基などが挙げられる。
【0026】シクロアルキル基の好適な例としては、炭
素数3〜10のシクロアルキル基、例えばシクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、
シクロヘプチル、シクロオクチル、ビシクロ[2.2.
1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシ
クロ[3.2.1]オクチル、ビシクロ[3.2.2]
ノニル、ビシクロ[3.3.1]ノニル、ビシクロ
[4.2.1]ノニル、ビシクロ[4.3.1]デシル
などが挙げられる。
【0027】シクロアルケニル基の好適な例としては、
炭素数3〜10のシクロアルケニル基、例えば2−シク
ロペンテン−1−イル、3−シクロペンテン−1−イ
ル、2−シクロヘキセン−1−イル、3−シクロヘキセ
ン−1−イルなどが挙げられる。
【0028】シクロアルカジエニル基の好適な例として
は、炭素数4〜10のシクロアルカジエニル基、例えば
2,4−シクロペンタジエン−1−イル、2,4−シク
ロヘキサジエン−1−イル、2,5−シクロヘキサジエ
ン−1−イルなどが挙げられる。
【0029】芳香族炭化水素基としては、例えば炭素数
6〜14の芳香族炭化水素基(例、アリール基等)が挙
げられる。該芳香族炭化水素基の好適な例としては、フ
ェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、アセ
ナフチレニル、ビフェニリル、インデニルなどが挙げら
れ、なかでもフェニル、1−ナフチル、2−ナフチルな
どが好ましい。該芳香族炭化水素基は、部分的に飽和さ
れていてもよく、部分的に飽和された芳香族炭化水素基
(炭素数6〜14のアリール基)としては、例えばジヒ
ドロインデニルなどが挙げられる。
【0030】非芳香族複素環基としては、例えば環構成
原子として炭素原子以外に酸素原子、硫黄原子および窒
素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含有する
5〜7員の単環式非芳香族複素環基または縮合非芳香族
複素環基が挙げられる。該非芳香族縮合複素環基として
は、例えばこれら5〜7員の単環式非芳香族複素環基
と、1ないし2個の窒素原子を含む6員環、ベンゼン環
または1個の硫黄原子を含む5員環とが縮合した基等が
挙げられる。
【0031】非芳香族複素環基の好適な例としては、ピ
ロリジニル(例、1−ピロリジニル)、ピペリジニル
(例、ピペリジノ)、モルホリニル(例、モルホリ
ノ)、チオモルホリニル(例、チオモルホリノ)、ピペ
ラジニル(例、1−ピペラジニル)、ヘキサメチレンイ
ミニル(例、ヘキサメチレンイミン−1−イル)、オキ
サゾリジニル(例、オキサゾリジン−3−イル)、チア
ゾリジニル(例、チアゾリジン−3−イル)、イミダゾ
リジニル(例、イミダゾリジン−3−イル)、オキソイ
ミダゾリジニル(例、2−オキソイミダゾリジン−1−
イル)、ジオキソイミダゾリジニル(例、2,4−ジオ
キソイミダゾリジン−3−イル)、ジオキソオキサゾリ
ジニル(例、2,4−ジオキソオキサゾリジン−3−イ
ル)、ジオキソチアゾリジニル(例、2,4−ジオキソ
チアゾリジン−3−イル)、テトラヒドロフラニル、ア
ゼパニル、テトラヒドロピリジニル(例、1,2,3,
6−テトラヒドロピリジン−1−イル)などが挙げられ
る。
【0032】芳香族複素環基としては、例えば環構成原
子として炭素原子以外に酸素原子、硫黄原子および窒素
原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含有する5
〜7員の単環式芳香族複素環基または縮合芳香族複素環
基が挙げられる。該縮合芳香族複素環基としては、例え
ばこれら5〜7員の単環式芳香族複素環基と、1ないし
2個の窒素原子を含む6員環、ベンゼン環または1個の
硫黄原子を含む5員環とが縮合した基等が挙げられる。
【0033】芳香族複素環基の好適な例としては、フリ
ル(例、2−フリル、3−フリル)、チエニル(例、2
−チエニル、3−チエニル)、ピリジル(例、2−ピリ
ジル、3−ピリジル、4−ピリジル)、ピリミジニル
(例、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリ
ミジニル、6−ピリミジニル)、ピリダジニル(例、3
−ピリダジニル、4−ピリダジニル)、ピラジニル
(例、2−ピラジニル)、ピロリル(例、1−ピロリ
ル、2−ピロリル、3−ピロリル)、イミダゾリル
(例、1−イミダゾリル、2−イミダゾリル、4−イミ
ダゾリル、5−イミダゾリル)、ピラゾリル(例、1−
ピラゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル)、イソ
オキサゾリル、イソチアゾリル、チアゾリル(例、2−
チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル)、オキ
サゾリル(例、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、
5−オキサゾリル)、オキサジアゾリル(例、1,2,
4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサ
ジアゾール−2−イル)、チアジアゾリル(例、1,
3,4−チアジアゾール−2−イル)、トリアゾリル
(例、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1,2,
4−トリアゾール−3−イル、1,2,3−トリアゾー
ル−1−イル、1,2,3−トリアゾール−2−イル、
1,2,3−トリアゾール−4−イル)、テトラゾリル
(例、テトラゾール−1−イル、テトラゾール−5−イ
ル)、キノリル(例、2−キノリル、3−キノリル、4
−キノリル)、キナゾリル(例、2−キナゾリル、4−
キナゾリル)、キノキサリル(例、2−キノキサリ
ル)、ベンゾフリル(例2−ベンゾフリル、3−ベンゾ
フリル)、ベンゾチエニル(例、2−ベンゾチエニル、
3−ベンゾチエニル)、ベンゾオキサゾリル(例、2−
ベンゾオキサゾリル)、ベンゾチアゾリル(例、2−ベ
ンゾチアゾリル)、ベンズイミダゾリル(例、ベンズイ
ミダゾール−1−イル、ベンズイミダゾール−2−イ
ル)、インドリル(例、インドール−1−イル、インド
ール−3−イル)、1H−インダゾリル(例、1H−イ
ンダゾール−3−イル)、1H−ピロロ[2,3−b]
ピラジニル(例、1H−ピロロ[2,3−b]ピラジン
−2−イル)、1H−ピロロピリジニル(例、1H−ピ
ロロ[2,3−b]ピリジン−6−イル)、1H−イミ
ダゾピリジニル(例、1H−イミダゾ[4,5−b]ピ
リジン−2−イル、1H−イミダゾ[4,5−c]ピリ
ジン−2−イル)、1H−イミダゾピラジニル(例、1
H−イミダゾ[4,5−b]ピラジン−2−イル)、ト
リアジニル、イソキノリル、ベンゾチアジアゾリルなど
が挙げられる。
【0034】芳香族複素環基は、好ましくはベンゼン環
と縮合していてもよい5または6員芳香族複素環基(好
ましくはフリル、チエニル、ピリジル、ピリミジニル、
ピラジニル、オキサゾリル、チアゾリル、オキサジアゾ
リル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリ
ル)などである。「環状基」は、好ましくは芳香族炭化
水素基および芳香族複素環基などの芳香族基であり、さ
らに好ましくは炭素数6〜14の芳香族炭化水素基
(例、アリール基等)である。とりわけフェニルが好ま
しい。
【0035】一般式(I)および(Ia)中、R1また
はR2で示される「環状基」は、環状基上の置換可能な
位置に、1〜5個、好ましくは1〜3個の置換基を有し
ていてもよい。このような置換基としては、例えば「ハ
ロゲン原子」、「ニトロ基」、「シアノ基」、「C1-3
アルキレンジオキシ基」、「置換されていてもよい脂肪
族炭化水素基」、「置換されていてもよい脂環式炭化水
素基」、「置換されていてもよい芳香族炭化水素基」、
「置換されていてもよい複素環基」、「置換されていて
もよいアシル基」、「置換されていてもよいアミノ
基」、「置換されていてもよいヒドロキシ基」、「置換
されていてもよいチオール基」、「エステル化もしくは
アミド化されていてもよいカルボキシル基」などが挙げ
られる。
【0036】「ハロゲン原子」としては、フッ素、塩
素、臭素およびヨウ素が挙げられ、なかでもフッ素およ
び塩素が好ましい。
【0037】「C1-3アルキレンジオキシ基」として
は、例えばメチレンジオキシ、エチレンジオキシが挙げ
られる。
【0038】「置換されていてもよい脂肪族炭化水素
基」における脂肪族炭化水素基としては、炭素数1〜1
5の直鎖状または分枝状の脂肪族炭化水素基、例えばア
ルキル基、アルケニル基、アルキニル基等が挙げられ
る。
【0039】アルキル基の好適な例としては、炭素数1
〜10のアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec.-ブチ
ル、t.-ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチ
ル、1−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、
1,1−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、
3,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル、ヘプチ
ル、オクチル、ノニル、デシルなどが挙げられる。
【0040】アルケニル基の好適な例としては、炭素数
2〜10のアルケニル基、例えばエテニル、1−プロペ
ニル、2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、
1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、3−メチ
ルー2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、
3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペ
ンテニル、1−ヘキセニル、3−ヘキセニル、5−ヘキ
セニル、1−ヘプテニル、1−オクテニルなどが挙げら
れる。
【0041】アルキニル基の好適な例としては炭素数2
〜10のアルキニル基、例えばエチニル、1−プロピニ
ル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3
−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペ
ンチニル、4−ペンチニル、1−ヘキシニル、2−ヘキ
シニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシ
ニル、1−ヘプチニル、1−オクチニルなどが挙げられ
る。
【0042】「置換されていてもよい脂肪族炭化水素
基」における置換基としては、例えば炭素数3〜10の
シクロアルキル基、炭素数6〜14のアリール基(例、
フェニル、ナフチルなど)、芳香族複素環基(例、チエ
ニル、フリル、ピリジル、オキサゾリル、チアゾリルな
ど)、非芳香族複素環基(例、テトラヒドロフリル、モ
ルホリノ、チオモルホリノ、ピペリジノ、ピロリジニ
ル、ピペラジニルなど)、炭素数7〜13のアラルキル
基、アミノ基、炭素数1〜4のアルキル基あるいは炭素
数2〜8のアシル基(例、アルカノイル基など)でモノ
あるいはジ置換されたアミノ基、アミジノ基、炭素数2
〜8のアシル基(例、アルカノイル基など)、カルバモ
イル基、炭素数1〜4のアルキル基でモノあるいはジ置
換されたカルバモイル基、スルファモイル基、炭素数1
〜4のアルキル基でモノあるいはジ置換されたスルファ
モイル基、カルボキシル基、炭素数2〜8のアルコキシ
カルボニル基、ヒドロキシ基、1〜3個のハロゲン原子
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)で置換されて
いてもよい炭素数1〜6のアルコキシ基、1〜3個のハ
ロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)で
置換されていてもよい炭素数2〜5のアルケニルオキシ
基、炭素数3〜7のシクロアルキルオキシ基、炭素数7
〜13のアラルキルオキシ基、炭素数6〜14のアリー
ルオキシ基(例、フェニルオキシ、ナフチルオキシな
ど)、チオール基、1〜3個のハロゲン原子(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素など)で置換されていてもよい
炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素数7〜13のアラ
ルキルチオ基、炭素数6〜14のアリールチオ基(例、
フェニルチオ、ナフチルチオなど)、スルホ基、シアノ
基、アジド基、ニトロ基、ニトロソ基、ハロゲン原子
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)などが挙げられ
る。置換基の数は、例えば1〜3個である。
【0043】「置換されていてもよい脂環式炭化水素
基」および「置換されていてもよい芳香族炭化水素基」
における脂環式炭化水素基および芳香族炭化水素基とし
ては、R1またはR2で示される「環状基」として例示し
たものがそれぞれ挙げられる。
【0044】「置換されていてもよい複素環基」におけ
る複素環基としては、R1またはR2で示される「環状
基」として例示した芳香族複素環基および非芳香族複素
環基が挙げられる。
【0045】前記「置換されていてもよい脂環式炭化水
素基」、「置換されていてもよい芳香族炭化水素基」お
よび「置換されていてもよい複素環基」における置換基
としては、例えば1〜3個のハロゲン原子(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素など)で置換されていてもよい
炭素数1〜6のアルキル基、1〜3個のハロゲン原子
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)で置換されて
いてもよい炭素数2〜6のアルケニル基、炭素数3〜1
0のシクロアルキル基、炭素数6〜14のアリール基
(例、フェニル、ナフチルなど)、芳香族複素環基
(例、チエニル、フリル、ピリジル、オキサゾリル、チ
アゾリルなど)、非芳香族複素環基(例、テトラヒドロ
フリル、モルホリノ、チオモルホリノ、ピペリジノ、ピ
ロリジニル、ピペラジニルなど)、炭素数7〜13のア
ラルキル基、アミノ基、炭素数1〜4のアルキル基ある
いは炭素数2〜8のアシル基(例、アルカノイル基な
ど)でモノあるいはジ置換されたアミノ基、アミジノ
基、炭素数2〜8のアシル基(例、アルカノイル基な
ど)、カルバモイル基、炭素数1〜4のアルキル基でモ
ノあるいはジ置換されたカルバモイル基、スルファモイ
ル基、炭素数1〜4のアルキル基でモノあるいはジ置換
されたスルファモイル基、カルボキシル基、炭素数2〜
8のアルコキシカルボニル基、ヒドロキシ基、1〜3個
のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど)で置換されていてもよい炭素数1〜6のアルコキシ
基、1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)で置換されていてもよい炭素数2〜5
のアルケニルオキシ基、炭素数3〜7のシクロアルキル
オキシ基、炭素数7〜13のアラルキルオキシ基、炭素
数6〜14のアリールオキシ基(例、フェニルオキシ、
ナフチルオキシなど)、チオール基、1〜3個のハロゲ
ン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)で置換
されていてもよい炭素数1〜6のアルキルチオ基、炭素
数7〜13のアラルキルチオ基、炭素数6〜14のアリ
ールチオ基(例、フェニルチオ、ナフチルチオなど)、
スルホ基、シアノ基、アジド基、ニトロ基、ニトロソ
基、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)
などが挙げられる。置換基の数は、例えば1〜3個であ
る。
【0046】「置換されていてもよいアシル基」におけ
るアシル基としては、炭素数1〜13のアシル基、具体
的にはホルミルの他、式:−COR4,−SO24,−
SOR4または−PO345 [式中、R4およびR
5は、同一または異なって炭化水素基または芳香族複素
環基を示す。また、R4およびR5は、隣接するオキソ置
換リン原子および2個の酸素原子とともに複素環を形成
していてもよい]で表される基などが挙げられる。
【0047】R4またはR5で示される炭化水素基として
は、例えば脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、芳香
族炭化水素基、芳香脂肪族炭化水素基などが挙げられ
る。
【0048】該脂肪族炭化水素基としては、例えばR1
またはR2で示される「環状基」における置換基として
例示した「置換されていてもよい脂肪族炭化水素基」に
おける「脂肪族炭化水素基」が挙げられる。
【0049】該脂環式炭化水素基および芳香族炭化水素
基としては、例えばR1またはR2で示される「環状基」
としてそれぞれ例示したものが挙げられる。
【0050】芳香脂肪族炭化水素基としては、例えば炭
素数7〜13の芳香脂肪族炭化水素基、例えばアラルキ
ル基、アリールアルケニル基などが挙げられる。
【0051】アラルキル基の好適な例としては、炭素数
7〜13のアラルキル基、例えばベンジル、フェネチ
ル、ナフチルメチル、ベンズヒドリルなどが挙げられ
る。
【0052】アリールアルケニル基の好適な例として
は、炭素数8〜13のアリールアルケニル基、例えばス
チリルなどが挙げられる。
【0053】炭化水素基は、好ましくは炭素数1〜10
のアルキル基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数
3〜10のシクロアルキル基、炭素数3〜10のシクロ
アルケニル基、炭素数6〜12のアリール基、炭素数7
〜13のアラルキル基などである。
【0054】R4またはR5で示される芳香族複素環基と
しては、例えばR1またはR2で示される「環状基」とし
てそれぞれ例示したものが挙げられる。なかでも、例え
ばチエニル、フリル、ピリジルなどが好ましい。
【0055】R4およびR5が隣接するオキソ置換リン原
子および2個の酸素原子とともに形成する複素環として
は、例えば環構成原子として炭素原子以外にオキソ置換
リン原子および2個の酸素原子を含み、さらに酸素原
子、窒素原子および硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を
1ないし2個含有していてもよい4ないし7員の複素環
などが挙げられる。このような複素環の具体例として
は、2−オキシド−1,3,2−ジオキサホスフィナン;
2−オキシド−1,3,2−ジオキサホスフォランなどが
挙げられる。
【0056】アシル基の好適な例としては、炭素数2〜
10のアルカノイル基(例、アセチル、プロピオニル、
ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピ
バロイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイ
ル)、炭素数3〜10のアルケノイル基(例、クロトニ
ル)、炭素数4〜10のシクロアルカノイル基(例、シ
クロブタンカルボニル、シクロペンタンカルボニル、シ
クロヘキサンカルボニル、シクロヘプタンカルボニ
ル)、炭素数4〜10のシクロアルカノイル基(例、2
−シクロヘキセンカルボニル)、炭素数7〜13のアリ
ールカルボニル基(例、ベンゾイル)、芳香族複素環カ
ルボニル(例、ニコチノイル、イソニコチノイル)、炭
素数1〜10のアルキルスルフィニル基(例、メチルス
ルフィニル、エチルスルフィニル)、炭素数1〜10の
アルキルスルホニル基(例、メチルスルホニル、エチル
スルホニル)、環を形成していてもよい(モノ−もしく
はジ−炭素数1〜10のアルキル)ホスホスノ基(例、
ジメチルホスホノ;ジエチルホスホノ;ジイソプロピル
ホスホノ;ジブチルホスホノ;2−オキシド−1,3,2
−ジオキサホスフィナニル)などが挙げられる。
【0057】該アシル基は、置換可能な位置に1〜3個
の置換基を有していてもよく、このような置換基として
は、例えば1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩
素、ヨウ素など)で置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基(例、メチル、エチルなど)、1〜3個のハロゲン
原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)で置換さ
れていてもよいC1-6アルコキシ基(例、メトキシ、エ
トキシなど)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ等が挙
げられる。
【0058】「置換されていてもよいアミノ基」として
は、例えば炭素数1〜10のアルキル基、炭素数2〜1
0のアルケニル基、炭素数3〜10のシクロアルキル
基、炭素数3〜10のシクロアルケニル基、炭素数6〜
14のアリール基、炭素数1〜13のアシル基または等
でモノまたはジ置換されていてもよいアミノ基が挙げら
れる。
【0059】ここで、炭素数1〜10のアルキル基およ
び炭素数2〜10のアルケニル基としては、R1または
2で示される「環状基」における置換基として例示し
たものがそれぞれ挙げられる。
【0060】炭素数3〜10のシクロアルキル基、炭素
数3〜10のシクロアルケニル基および炭素数6〜14
のアリール基としては、R1またはR2で示される「環状
基」としてそれぞれ例示したものが挙げられる。
【0061】炭素数1〜13のアシル基としては、前記
「置換されていてもよいアシル基」におけるアシル基と
して例示したものが挙げられ、好ましくは炭素数2〜1
0のアルカノイル基、炭素数7〜13のアリールカルボ
ニル基等である。
【0062】置換されたアミノ基としては、例えばモノ
−またはジ−C1-10アルキルアミノ(例、メチルアミ
ノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジエチルアミノ、
エチルメチルアミノ、プロピルアミノ、ジブチルアミ
ノ)、モノ−またはジ−C2-10アルケニルアミノ(例、
ジアリルアミノ)、モノ−またはジ−C3-10シクロアル
キルアミノ(例、シクロヘキシルアミノ)、モノ−また
はジ−C2-10アルカノイルアミノ(例、アセチルアミ
ノ、プロピオニルアミノ)、炭素数7〜13のアリール
カルボニルアミノ基(例、ベンゾイルアミノ)、炭素数
6〜14のアリールアミノ(例、フェニルアミノ)、N
−C1-10アルキル−N−C6-14アリールアミノ(例、N
−メチル−N−フェニルアミノ)等が挙げられる。
【0063】「置換されていてもよいヒドロキシ基」と
しては、例えばそれぞれ置換されていてもよい「炭素数
1〜10のアルキル基」、「炭素数2〜10のアルケニ
ル基」、「炭素数3〜10のシクロアルキル基」、「炭
素数3〜10のシクロアルケニル基」、「炭素数6〜1
4のアリール基」、「炭素数7〜13のアラルキル」、
「炭素数1〜13のアシル基」または「ヘテロアリール
基」で置換されていてもよいヒドロキシ基が挙げられ
る。
【0064】ここで、「炭素数1〜10のアルキル
基」、「炭素数2〜10のアルケニル基」、「炭素数1
〜13のアシル基」としては、R1またはR2で示される
「環状基」における置換基として例示したものがそれぞ
れ挙げられる。
【0065】「炭素数3〜10のシクロアルキル基」、
「炭素数3〜10のシクロアルケニル基」および「炭素
数6〜14のアリール基」としては、R1またはR2で示
される「環状基」として例示したものが挙げられる。
【0066】「炭素数7〜13のアラルキル」として
は、例えばベンジル、フェネチル、ナフチルメチル、ナ
フチルエチルなどが挙げられる。
【0067】これら「炭素数1〜10のアルキル基」、
「炭素数2〜10のアルケニル基」、「炭素数3〜10
のシクロアルキル基」、「炭素数3〜10のシクロアル
ケニル基」、「炭素数6〜14のアリール基」、「炭素
数7〜13のアラルキル」および「炭素数1〜13のア
シル基」は、置換可能な位置に1〜2個の置換基を有し
ていてもよく、このような置換基としては、例えばハロ
ゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、炭
素数1〜3のアルコキシ基(例、メトキシ、エトキシな
ど)等が挙げられる。
【0068】「ヘテロアリール基」としては、例えばR
1またはR2で示される「置換されていてもよい環状基」
として例示した芳香族複素環基が挙げられる。なかで
も、ピリジル、イミダゾリル、トリアゾリルなどが好ま
しい。
【0069】置換されたヒドロキシ基としては、例えば
それぞれ置換されていてもよいアルコキシ基、アルケニ
ルオキシ基、シクロアルキルオキシ基、シクロアルケニ
ルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、
アシルオキシ基、ヘテロアリールオキシ基等が挙げられ
る。
【0070】アルコキシ基の好適な例としては、炭素数
1〜10のアルコキシ基、例えばメトキシ、エトキシ、
プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキ
シ、sec.−ブトキシ、t.−ブトキシ、ペンチルオキシ、
イソペンチルオキシ、ネオペンチルオキシ、ヘキシルオ
キシ、ヘプチルオキシ、ノニルオキシなどが挙げられ
る。
【0071】アルケニルオキシ基の好適な例としては、
炭素数2〜10のアルケニルオキシ基、例えばアリル
(allyl)オキシ、クロチルオキシ、2−ペンテニルオ
キシ、3−ヘキセニルオキシなどが挙げられる。
【0072】シクロアルキルオキシ基の好適な例として
は、炭素数3〜10のシクロアルキルオキシ基、例えば
シクロブトキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシ
ルオキシなどが挙げられる。
【0073】シクロアルケニルオキシ基の好適な例とし
ては、炭素数3〜10のシクロアルケニルオキシ基、例
えば2−シクロペンテニルオキシ、2−シクロヘキセニ
ルオキシなどが挙げられる。
【0074】アリールオキシ基の好適な例としては、炭
素数6〜14のアリールオキシ基、例えばフェノキシ、
ナフチルオキシ等が挙げられる。
【0075】アラルキルオキシ基の好適な例としては、
炭素数7〜13のアラルキルオキシ基、例えばベンジル
オキシ、フェネチルオキシ、ナフチルメチルオキシ等が
挙げられる。
【0076】アシルオキシ基の好適な例としては、炭素
数2〜13のアシルオキシ基、例えば炭素数2〜4のア
ルカノイルオキシ(例、アセチルオキシ、プロピオニル
オキシ、ブチリルオキシ、イソブチリルオキシなど)等
が挙げられる。
【0077】ヘテロアリールオキシ基の好適な例として
は、5〜7員の単環式ヘテロアリールオキシ基、例えば
2−ピリジルオキシ、3−ピリジルオキシ、2−イミダ
ゾリルオキシ、1,2,4−トリアゾール−5−イルオ
キシ等が挙げられる。
【0078】上記したアルコキシ基、アルケニルオキシ
基、シクロアルキルオキシ基、シクロアルケニルオキシ
基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基、アシルオ
キシ基およびヘテロアリールオキシ基は、置換可能な位
置に1ないし2個の置換基を有していてもよく、このよ
うな置換基としては、例えばハロゲン原子(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素など)、1〜3個のハロゲン原
子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)で置換され
ていてもよいC1-6アルコキシ基(例、メトキシ、エト
キシなど)、ヒドロキシ、ニトロ、アミノ等が挙げられ
る。例えば置換されたアリールオキシ基としては、例え
ば4−クロロフェノキシ、2−メトキシフェノキシ等が
挙げられる。
【0079】置換されていてもよいチオール基として
は、例えば「炭素数1〜10のアルキル基」、「炭素数
2〜10のアルケニル基」、「炭素数3〜10のシクロ
アルキル基」、「炭素数3〜10のシクロアルケニル
基」、「炭素数6〜14のアリール基」、「炭素数7〜
13のアラルキル」、「炭素数1〜13のアシル基」ま
たは「ヘテロアリール基」などで置換されていてもよい
チオール基が挙げられる。
【0080】ここで、「炭素数1〜10のアルキル
基」、「炭素数2〜10のアルケニル基」、「炭素数3
〜10のシクロアルキル基」、「炭素数3〜10のシク
ロアルケニル基」、「炭素数6〜14のアリール基」、
「炭素数7〜13のアラルキル」、「炭素数1〜13の
アシル基」および「ヘテロアリール基」としては、前記
「置換されていてもよいヒドロキシ基」において例示し
たものがそれぞれ挙げられる。
【0081】置換されたチオール基としては、例えばア
ルキルチオ、アルケニルチオ、シクロアルキルチオ、シ
クロアルケニルチオ、アリールチオ、アラルキルチオ、
アシルチオ、ヘテロアリールチオなどが挙げられる。
【0082】アルキルチオ基の好適な例としては、炭素
数1〜10のアルキルチオ基、例えばメチルチオ、エチ
ルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチ
オ、イソブチルチオ、sec.−ブチルチオ、t.−ブチルチ
オ、ペンチルチオ、イソペンチルチオ、ネオペンチルチ
オ、ヘキシルチオ、ヘプチルチオ、ノニルチオ等が挙げ
られる。
【0083】アルケニルチオ基の好適な例としては、炭
素数2〜10のアルケニルチオ基、例えばアリル(ally
l)チオ、クロチルチオ、2−ペンテニルチオ、3−ヘ
キセニルチオなどが挙げられる。
【0084】シクロアルキルチオ基の好適な例として
は、炭素数3〜10のシクロアルキルチオ基、例えばシ
クロブチルチオ、シクロペンチルチオ、シクロヘキシル
チオ等が挙げられる。
【0085】シクロアルケニルチオ基の好適な例として
は、炭素数3〜10のシクロアルケニルチオ基、例えば
2−シクロペンテニルチオ、2−シクロヘキセニルチオ
などが挙げられる。
【0086】アリールチオ基の好適な例としては、炭素
数6〜14のアリールチオ基、例えばフェニルチオ、ナ
フチルチオ等が挙げられる。
【0087】アラルキルチオ基の好適な例としては、炭
素数7〜13のアラルキルチオ基、例えばベンジルチ
オ、フェネチルチオ、ナフチルメチルチオ等が挙げられ
る。
【0088】アシルチオ基の好適な例としては、炭素数
2〜13のアシルチオ基、例えば炭素数2〜4のアルカ
ノイルチオ基(例、アセチルチオ、プロピオニルチオ、
ブチリルチオ、イソブチリルチオなど)等が挙げられ
る。
【0089】ヘテロアリールチオ基の好適な例として
は、5〜7員の単環式ヘテロアリールチオ基、例えば2
−ピリジルチオ、3−ピリジルチオ、2−イミダゾリル
チオ、1,2,4−トリアゾール−5−イルチオ等が挙
げられる。
【0090】エステル化されていてもよいカルボキシル
基において、エステル化されたカルボキシル基として
は、例えば炭素数2〜5のアルコキシカルボニル基
(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロ
ポキシカルボニル、ブトキシカルボニルなど)、炭素数
8〜14のアラルキルオキシカルボニル基(例、ベンジ
ルオキシカルボニルなど)、1ないし2個の炭素数1〜
3のアルキル基で置換されていてもよい炭素数7〜15
のアリールオキシカルボニル基(例、フェノキシカルボ
ニル、p−トリルオキシカルボニルなど)等が挙げられ
る。
【0091】アミド化されていてもよいカルボキシル基
において、アミド化されたカルボキシル基としては、
式:−CON(R6)(R7) (式中、R6およびR7は同一または異なって、水素原
子、置換されていてもよい炭化水素基または置換されて
いてもよい複素環基を示す。R6およびR7は、隣接する
窒素原子とともに、置換されていてもよい含窒素複素環
を形成していてもよい。)で表される基が挙げられる。
【0092】ここで、R6およびR7で示される「置換さ
れていてもよい炭化水素基」における炭化水素基として
は、前記R4として例示した炭化水素基が挙げられる。
該炭化水素基は、好ましくは、炭素数1〜10のアルキ
ル基(好ましくはメチル、エチル、プロピル、ブチル、
tert−ブチル、ペンチル、1−エチルプロピル、2,2
−ジメチルプロピル);炭素数2〜10のアルキニル基
(好ましくは2−プロピニル);ベンゼン環と縮合して
いてもよい炭素数3〜10のシクロアルキル基(好まし
くはシクロプロピル、シクロヘキシル);炭素数3〜1
0のシクロアルカン(好ましくはシクロペンタン)と縮
合していてもよい炭素数6〜14のアリール基(好まし
くはフェニル、ジヒドロインデニル、ビフェニリル);
炭素数7〜13のアラルキル基(好ましくはベンジル、
フェネチル、フェニルプロピル、ナフチルメチル、ベン
ズヒドリル)などである。
【0093】また、R6およびR7で示される「置換され
ていてもよい複素環基」における複素環基としては、R
1またはR2で示される「環状基」として例示した芳香族
複素環基および非芳香族複素環基が挙げられる。該複素
環基は、好ましくは、チアゾリル、オキサゾリル、イソ
チアゾリル、イソキサゾリル、ピラゾリル、ピリジル、
ピラジニル、トリアジニル、ベンズオキサゾリル、ベン
ゾチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、キノリル、イソ
キノリル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニ
ル、アゼパニルなどである。
【0094】該炭化水素基および複素環基は、置換可能
な位置に1〜4個(好ましくは1〜3個)の置換基を有
していてもよく、このような置換基としては、例えばハ
ロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など);
1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素など)で置換されていてもよいC1-6アルキル基
(例、メチル、トリフルオロメチルなど);1〜3個の
ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)
で置換されていてもよいC1-6アルコキシ基(例、メト
キシ、イソプロポキシ、トリフルオロメトキシなど);
ニトロ;ヒドロキシ;アミノ;カルバモイル基;(環を
形成していてもよいモノ−またはジ−C1- 6アルキル−
ホスホノ)−C1-6アルキル基[例、ジメチルホスホノ
メチル、ジエチルホスホノメチル、ジイソプロピルホス
ホノメチル、ジブチルホスホノメチル、ジエチルホスホ
ノエチル、(2−オキシド−1,3,2−ジオキサホスフ
ィナニル)メチル、(メチル−2−オキシド−1,3,2
−ジオキサホスフィナニル)メチル、(ジメチル−2−
オキシド−1,3,2−ジオキサホスフィナニル)メチ
ル、(ジエチル−2−オキシド−1,3,2−ジオキサホ
スフィナニル)メチル、(5−ブチル−5−エチル−2
−オキシド−1,3,2−ジオキサホスフィナニル)メチ
ル、(5−エチル−5−メチル−2−オキシド−1,3,
2−ジオキサホスフィナニル)メチルなど];ホスホノ
−C1-6アルキル基(例、ホスホノメチルなど);C2-5
アルコキシカルボニル基(例、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニルなど);C2-5アルコキシカルボニル
−C1-6アルキル基(例、エトキシカルボニルメチルな
ど);1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)、C1-6アルコキシ基またはカルバモ
イル基で置換されていてもよいC6-10アリール基(例、
フェニルなど);C1-6アルキル基(例、メチルなど)
またはオキソ基で置換されていてもよい複素環基(例、
インドリル、イミダゾリル、ピリジル、モルホリノ、フ
リル、テトラヒドロフラニル、ピロリジニル、ピペリジ
ニル、ピペラジニルなど);C1-6アルキル−複素環−
1-6アルコキシ基(例、エチルトリアゾリルエトキシ
など);ヒドロキシ基、C6-10アリール基(例、フェニ
ルなど)またはC1-6アルキル−C6-10アリール基
(例、メチルフェニルなど)で置換されていてもよいモ
ノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ基(例、ジメチル
アミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、ジイソ
プロピルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、ジ
−ヒドロキシエチル−アミノなど);C6-10アリールア
ミノ基(例、フェニルアミノなど);C3-10シクロアル
キル基(例、シクロヘキシルなど);C1-3アルキレン
ジオキシ基(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ
など);1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、
臭素、ヨウ素など)で置換されていてもよいC1-6アル
キルチオ基(例、メチルチオなど);C7-13アラルキル
基(例、ベンジルなど);ニトロ基で置換されていても
よい芳香族複素環アミノ基(例、ピリジルアミノな
ど);C6-10アリールオキシ基(例、フェノキシな
ど);モノ−またはジ−C1-6アルキル−ホスホノ基
(例、ジエチルホスホノなど);C2-5アルコキシカル
ボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ルなど)で置換されていてもよいモノ−またはジ−(モ
ノ−またはジ−C1-6アルキル−ホスホノ)−C2-6アル
ケニル基[例、ビス(ジエチルホスホノ)エテニル、2
−ジエチルホスホノ−2−エトキシカルボニルエテニル
など];ビス(モノ−またはジ−C1-6アルキルアミ
ノ)−ホスホリル−C1-6アルキル基[例、ビス(エチ
ルアミノ)ホスホリルメチルなど];オキソ基などが挙
げられる。
【0095】R6およびR7が隣接する窒素原子とともに
形成する含窒素複素環としては、例えば環構成原子とし
て炭素原子以外に少なくとも1個の窒素原子を含み、さ
らに酸素原子、硫黄原子および窒素原子から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし2個含有していてもよい5〜8員
(好ましくは5〜7員)の含窒素(好ましくは飽和)複
素環基が挙げられる。該含窒素複素環基の好適な例とし
ては、1−ピロリジニル、1−イミダゾリジニル、1−
ピラゾリジニル、1−ピペリジニル、1−ピペラジニ
ル、4−モルホリニル、4−チオモルホリニル、1−ア
ゼパニル、1−アゾカニルなどが挙げられる。また、該
含窒素複素環基は、ベンゼン環またはC3-10シクロアル
カン(例、シクロヘキサン)と縮合環基を形成していて
もよく、このような縮合環基としては、例えばテトラヒ
ドロイソキノリン−2−イル、デカヒドロイソキノリン
−2−イルなどが挙げられる。
【0096】該含窒素複素環基は、置換可能な位置に1
〜2個の置換基を有していてもよい。このような置換基
としては、1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素など)、ヒドロキシ基、C2-7アルコ
キシカルボニル基(例、エトキシカルボニル)または5
ないし6員含窒素複素環基(例、ピロリジニルなど)で
置換されていてもよいC1-6アルキル基(例、メチル、
エチルなど);C1-3アルキレンジオキシ基(例、メチ
レンジオキシなど)で置換されていてもよいC7-14アラ
ルキル基(例、ベンジル、ジフェニルメチル、ベンズヒ
ドリルなど);1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、
塩素、臭素、ヨウ素など)で置換されていてもよいC
1-6アルキル基(例、メチル、トリフルオロメチルな
ど)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
など)、C1-6アルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ
など)またはC2-10アルカノイル基(例、アセチルな
ど)で置換されていてもよいC6-14アリール基(例、フ
ェニルなど);C6-14アリール−C2- 6アルケニル基
(例、フェニルプロペニルなど);C1-6アルキル基
(例、メチルなど)で置換されていてもよいC6-14アリ
ールアミノ−C1-6アルキル基(例、フェニルアミノメ
チルなど);シアノ基;オキソ基;ヒドロキシ基;1〜
3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
など)またはC1-6アルキル基(例、メチル、エチルな
ど)で置換されていてもよいモノ−またはジ−C2-10
ルカノイルアミノ基(例、アセチルアミノ、トリフルオ
ロアセチルアミノ、プロピオニルアミノ、N−アセチル
−N−エチルアミノなど);C2-7アルコキシカルボニ
ルアミノ基(例、tert-ブトキシカルボニルアミノな
ど);5ないし6員含窒素複素環基(例、ピリジル、ピ
ペリジニル、ピリミジニル、ピロリジニルなど);芳香
族複素環カルボニル基(例、フロイルなど);カルバモ
イル基;C2- 10アルカノイル基(例、アセチルなど);
2-7アルコキシカルボニル基(例、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニルなど)などが挙げられる。
【0097】R1またはR2で示される「置換されていて
もよい環状基」における「置換基」は、好ましくは 1)ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど); 2)1〜5個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)で置換されていてもよい炭素数1〜6
のアルキル基(例、メチル、トリフルオロメチルな
ど); 3)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)で置換されていてもよい炭素数1〜6
のアルコキシ基(例、メトキシ、トリフルオロメトキシ
など); 4)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)で置換されていてもよい炭素数1〜6
のアルキルチオ基(例、メチルチオなど); 5)ニトロ基; 6)シアノ基; 7)C1-3アルキレンジオキシ基(例、メチレンジオキ
シなど); 8)炭素数6〜14のアリール基(例、フェニルな
ど); 9)炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基(例、メチ
ルスルフィニルなど); 10)炭素数1〜6のアルキルスルホニル基(例、メチ
ルスルホニルなど)などである。置換基の数は、好まし
くは1〜3個、さらに好ましくは1または2個である。
【0098】「置換基」は、さらに好ましくは 1)ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど); 2)1〜5個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)で置換されていてもよい炭素数1〜6
のアルキル基(例、メチル、トリフルオロメチルな
ど); 3)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)で置換されていてもよい炭素数1〜6
のアルコキシ基(例、メトキシ、トリフルオロメトキシ
など); 4)ニトロ基; 5)シアノ基;などから選ばれる1または2個である。
【0099】R1またはR2で示される「置換されていて
もよい環状基」は、好ましくは置換されていてもよい芳
香族基であり、さらに好ましくは 1)ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素); 2)1〜5個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)で置換されていてもよい炭素数1〜6のア
ルキル基(例、メチル、エチル、トリフルオロメチ
ル); 3)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)で置換されていてもよい炭素数1〜6のア
ルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメ
トキシ); 4)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)で置換されていてもよい炭素数1〜6のア
ルキルチオ基(例、メチルチオ); 5)ニトロ基; 6)シアノ基; 7)C1-3アルキレンジオキシ基(例、メチレンジオキ
シ); 8)炭素数6〜14のアリール基(例、フェニル); 9)炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基(例、メチ
ルスルフィニル);および 10)炭素数1〜6のアルキルスルホニル基(例、メチ
ルスルホニル)から選ばれる1〜3個の置換基をそれぞ
れ有していてもよい芳香族炭化水素基(好ましくはフェ
ニル、ナフチル)または芳香族複素環基(好ましくはフ
リル、チエニル、ピリジル、キノリル、さらに好ましく
はチエニル、ピリジル)である。
【0100】R1またはR2で示される「置換されていて
もよい環状基」は、特に好ましくは1〜3個のハロゲン
原子(好ましくはフッ素、塩素、臭素)を有していても
よいC6-14アリール基(好ましくはフェニル)である。
【0101】一般式(I)および(Ia)中、R1また
はR2で示される「置換基」としては、R1またはR2
示される「置換されていてもよい環状基」における「置
換基」として例示したものが挙げられる。
【0102】該置換基は、好ましくは 1)1〜5個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)で置換されていてもよい炭素数1〜6のア
ルキル基(例、メチル、エチル、トリフルオロメチ
ル); 2)ヒドロキシ基; 3)炭素数6〜14のアリール基(例、フェニル);な
どである。
【0103】一般式(I)および(Ia)中、R1が水
素原子または置換基であり、R2が置換されていてもよ
い環状基であることが好ましい。さらに、R1が水素原
子であり、R2が置換されていてもよい環状基であるこ
とが好ましい。
【0104】(2)R1aおよびR2aの定義 一般式(II)中、R1aまたはR2aで示される「置換され
ていてもよい環状基」としては、一般式(I)および
(Ia)におけるR1またはR2として例示したものが挙
げられる。
【0105】一般式(II)中、R1aが水素原子であり、
2aが置換されていてもよい環状基であることが好まし
い。さらに、R2aは置換されていてもよい芳香族基であ
ることが好ましく、とりわけ1〜3個のハロゲン原子
(好ましくはフッ素、塩素、臭素)を有していてもよい
6-14アリール基(好ましくはフェニル)であることが
好ましい。
【0106】(3)WおよびWaの定義 一般式(I)、(Ia)および(II)中、WまたはWa
で示される「2価の脂肪族炭化水素基」は、直鎖状,分
枝状のどちらでもよく、また飽和、不飽和のいずれでも
よい。
【0107】該「2価の脂肪族炭化水素基」は、好まし
くは炭素数1ないし8の2価の脂肪族炭化水素基であ
り、その具体例としては、 (1)C1-8アルキレン(例えば、−CH2−、−(CH2)2−、−
(CH2)3−、−(CH2)4−、−(CH2)5−、−(CH2)6−、−(C
H2)7−、−(CH2)8−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、−(C
H(CH3))2−、−(CH2)2C(CH3)2−、−(CH2)3C(CH3)2−な
ど); (2)C2-8アルケニレン(例えば、−CH=CH−、−CH2−CH
=CH−、−C(CH3)2−CH=CH−、−CH2−CH=CH−CH
2−、−CH2−CH2−CH=CH−、−CH=CH−CH=CH−、−C
H=CH−CH2−CH2−CH2−など)などが挙げられる。
【0108】「2価の脂肪族炭化水素基」は、さらに好
ましくは炭素数1ないし4の2価の脂肪族炭化水素基で
あり、さらに飽和であることが好ましい。なかでも、−
CH2−、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4−などが好
ましく、とりわけ、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4
−などが好ましい。
【0109】一般式(I)および(Ia)中、Wが「2
価の脂肪族炭化水素基」である化合物は、Wが結合手で
ある化合物に比べて、優れた血糖低下作用を有する。し
たがって、Wは2価の脂肪族炭化水素基であることが好
ましい。
【0110】WおよびWaは、好ましくは炭素数1ない
し4の2価の脂肪族炭化水素基、さらに好ましくは−CH
2−、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4−である。な
かでも、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4−などが好
ましい。
【0111】一般式(I)、(Ia)および(II)中、
Yが式:−OR3(R3は前記と同意義を示す)で示され
る基である場合、WおよびWaは特に好ましくは−(C
H2)3−である。
【0112】また、一般式(I)、(Ia)および(I
I)中、Yがエステル化もしくはアミド化されていても
よいカルボキシル基である場合、WおよびWaは特に好
ましくは−(CH2)2−である。 (4)Yの定義 一般式(I)、(Ia)および(II)中、Yは、式:−
OR3(R3は、水素原子、置換されていてもよい炭化水
素基、置換されていてもよい複素環基または置換されて
いてもよいアシル基を示す)で示される基またはエステ
ル化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基
を示す。
【0113】ここで、R3で示される「置換されていて
もよい複素環基」および「置換されていてもよいアシル
基」としては、R1またはR2で示される「置換されてい
てもよい環状基」における「置換基」としてそれぞれ例
示したものが挙げられる。
【0114】ここで、R3で示される「置換されていて
もよい炭化水素基」としては、R1またはR2で示される
「置換されていてもよい環状基」における「置換基」と
して例示した「置換されていてもよい脂肪族炭化水素
基」、「置換されていてもよい脂環式炭化水素基」およ
び「置換されていてもよい芳香族炭化水素基」が挙げら
れる。
【0115】R3は、好ましくは、水素原子、炭素数1
〜10のアルキル基などであり、なかでも水素原子が好
ましい。
【0116】Yで示される「エステル化もしくはアミド
化されていてもよいカルボキシル基」としては、R1
たはR2で示される「置換されていてもよい環状基」に
おける「置換基」として例示したものが挙げられる。
【0117】該「エステル化もしくはアミド化されてい
てもよいカルボキシル基」の具体例としては、 1)カルボキシル基; 2)炭素数2〜5のアルコキシカルボニル基(例、メト
キシカルボニル、エトキシカルボニルなど); 3)C1-6アルキル基で置換されていてもよい複素環基
を1〜2個有していてもよいC1-6アルキル基でモノ−
またはジ−置換されていてもよいカルバモイル基(例、
カルバモイル、エチルカルバモイル、インドリルエチル
カルバモイル、メチルピラジルメチルカルバモイルな
ど); 4)(モノ−またはジ−C1-6アルキル)−ホスホノ−
1-6アルキル基;C2-5アルコキシカルボニル基;カル
バモイル基;C2-5アルコキシカルボニル−C1-6アルキ
ル基;複素環基;およびC1-6アルキル基で置換されて
いてもよい複素環−C1-6アルコキシ基;から選ばれる
置換基を1〜2個有していてもよいC6-10アリール−カ
ルバモイル基(例、ジエチルホスホノメチルフェニルカ
ルバモイル、メトキシカルボニルフェニルカルバモイ
ル、カルバモイルフェニルカルバモイル、エトキシカル
ボニルメチルフェニルカルバモイル、イミダゾリルフェ
ニルカルバモイル、モルホリノフェニルカルバモイル、
エチルトリアゾリルエトキシフェニルカルバモイルな
ど); 5)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)で置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基;およびC1-6アルコキシ−C7-13アラルキル基;
から選ばれる置換基を1〜2個有していてもよいC7-13
アラルキル−カルバモイル基(例、トリフルオロメチル
ベンジルカルバモイル、メトキシフェニルエチルカルバ
モイルなど); 6)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)で置換されていてもよいC6-10アリー
ル基;C1-6アルキル;およびC1-6アルキルで置換され
ていてもよい複素環基;から選ばれる置換基を1〜2個
有していてもよい複素環カルバモイル基(例、4−(4
−クロロフェニル)チアゾール−2−イル−カルバモイ
ル、5−メチル−3−フェニルチアゾール−2−イル−
カルバモイル、キノリルカルバモイル、ピリジルカルバ
モイル、(2−メチル−1−イミダゾリル)ピリジルカ
ルバモイル、ピラジルカルバモイル、モルホリノピリジ
ルカルバモイルなど); 7)C7-14アラルキル−含窒素(好ましくは飽和)複素
環カルボニル基(例、4−ジフェニルメチルピペラジン
−1−イルカルボニルなど)等が挙げられる。
【0118】これらのなかでもカルボキシル基;炭素数
2〜5のアルコキシカルボニル基(例、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニルなど)などが好ましい。
【0119】Yは、好ましくは「アミド化されていても
よいカルボキシル基」であり、さらに好ましくは、以下
のa)〜g)などの「アミド化されたカルボキシル基」
である。 a)C1-6アルコキシ基(例、メトキシ、イソプロポキ
シなど);C1-6アルキル基(例、メチルなど)または
オキソ基で置換されていてもよい複素環基(例、インド
リル、イミダゾリル、ピリジル、モルホリノ、フリル、
テトラヒドロフラニル、ピロリジニル、ピペリジニル、
ピペラジニルなど);C1-6アルキルチオ基(例、メチ
ルチオなど);ヒドロキシ基、C6-10アリール基(例、
フェニルなど)またはC1-6アルキル−C6-10アリール
基(例、メチルフェニルなど)で置換されていてもよい
モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ基(例、ジメチ
ルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、ジイ
ソプロピルアミノ、N−メチル−N−フェニルアミノ、
ジ−ヒドロキシエチル−アミノなど);C6-10アリール
アミノ基(例、フェニルアミノなど);ニトロ基で置換
されていてもよい芳香族複素環アミノ基(例、ピリジル
アミノなど);モノ−またはジ−C1-6アルキル−ホス
ホノ基(例、ジエチルホスホノなど);から選ばれる置
換基を1〜2個有していてもよいC1-6脂肪族炭化水素
基[例、アルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、
ブチル、tert−ブチル、1−エチルプロピル、2,2−
ジメチルプロピルなど)、C2-6アルキニル基(例、プ
ロピニルなど)]でモノ−またはジ−置換されていても
よいカルバモイル基。 b)ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど);1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)で置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基(例、メチル、トリフルオロメチル);1〜3個の
ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)
で置換されていてもよいC1-6アルコキシ基(例、メト
キシ、トリフルオロメトキシ);カルバモイル基;(環
を形成していてもよいモノ−またはジ−C1-6アルキル
−ホスホノ)−C1-6アルキル基[例、メチルホスホノ
メチル、エチルホスホノメチル、ジメチルホスホノメチ
ル、ジエチルホスホノメチル、エチルメチルホスホノメ
チル、ジイソプロピルホスホノメチル、ジブチルホスホ
ノメチル、ジエチルホスホノエチル、(2−オキシド−
1,3,2−ジオキサホスフィナニル)メチル、(メチル
−2−オキシド−1,3,2−ジオキサホスフィナニル)
メチル、(ジメチル−2−オキシド−1,3,2−ジオキ
サホスフィナニル)メチル、(ジエチル−2−オキシド
−1,3,2−ジオキサホスフィナニル)メチル、(5−
ブチル−5−エチル−2−オキシド−1,3,2−ジオキ
サホスフィナニル)メチル、(5−エチル−5−メチル
−2−オキシド−1,3,2−ジオキサホスフィナニル)
メチルなど];ホスホノ−C1-6アルキル基(例、ホス
ホノメチルなど);C2-5アルコキシカルボニル基
(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルな
ど);C2-5アルコキシカルボニル−C1-6アルキル基
(例、エトキシカルボニルメチルなど);複素環基
(例、イミダゾリル、モルホリノ);C1-6アルキル基
(例、メチル、エチル)で置換されていてもよい複素環
−C1-6アルコキシ基(例、トリアゾリルエトキシ);
1 -3アルキレンジオキシ基(例、メチレンジオキシ、
エチレンジオキシなど);C 7-14アラルキル基(例、ベ
ンジル);C6-10アリールオキシ基(例、フェノキシな
ど);モノ−またはジ−C1-6アルキル−ホスホノ基
(例、ジエチルホスホノなど);C2-5アルコキシカル
ボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ルなど)で置換されていてもよいモノ−またはジ−(モ
ノ−またはジ−C 1-6アルキル−ホスホノ)−C2-6アル
ケニル基[例、ビス(ジエチルホスホノ)エテニル、2
-ジエチルホスホノ−2−エトキシカルボニルエテニル
など];から選ばれる置換基を1〜2個有していてもよ
く、C3-10シクロアルカン(例、シクロペンタン)と縮
合していてもよいC6-14アリール−カルバモイル基
(例、フェニルカルバモイル、ナフチルカルバモイル、
ジヒドロインデニルカルバモイル、ビフェニリルカルバ
モイル)。 c)1〜2個のC1-6アルキル基(例、メチル)で置換
されていてもよく、ベンゼン環と縮合していてもよいC
3-10シクロアルキル−カルバモイル基(例、シクロプロ
ピルカルバモイル、シクロヘキシルカルバモイル、ジヒ
ドロインデニルカルバモイル)。 d)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)またはモノ−またはジ−C1-6アルキ
ルアミノで置換されていてもよいC1-6アルキル基
(例、メチル、トリフルオロメチル、ジメチルアミノエ
チル、ジエチルアミノエチル);C1-6アルコキシ基
(例、メトキシ);C1-3アルキレンジオキシ基(例、
メチレンジオキシなど);C6-14アリール基(例、フェ
ニル);C2-5アルコキシカルボニル−C1-6アルキル基
(例、エトキシカルボニルエチル);から選ばれる置換
基を1〜2個有していてもよいC7-13アラルキル−カル
バモイル基(例、ベンジルカルバモイル、フェネチルカ
ルバモイル、フェニルプロピルカルバモイル、ベンズヒ
ドリルカルバモイル)。 e)C3-10シクロアルキル−C1-6アルキル−カルバモ
イル基(例、シクロヘキシルメチルカルバモイル)。 f)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)で置換されていてもよいC6-10アリー
ル基(例、フェニルなど);1〜3個のハロゲン原子
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)で置換されて
いてもよいC1-6アルキル(例、メチル);C1-6アルキ
ル基(例、メチル)で置換されていてもよい複素環基
(例、イミダゾリル、モルホリノ);C7-14アラルキル
基(例、ベンジル);オキソ基;から選ばれる置換基を
1〜4個(好ましくは1〜2個)有していてもよい複素
環カルバモイル基(例、ピペリジニルカルバモイル、ア
ゼパニルカルバモイル、ピロリジニルカルバモイル、オ
キサゾリルカルバモイル、チアゾリルカルバモイル、ピ
リジルカルバモイル、トリアジニルカルバモイル、キノ
リルカルバモイル、イソキノリルカルバモイル、ベンゾ
チアゾリルカルバモイル、ピラゾリルカルバモイル、ピ
ペラジニルカルバモイル、ベンゾチアジアゾリルカルバ
モイル、ピラジニルカルバモイル)。 g)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)、ヒドロキシ基、C2-7アルコキシカ
ルボニル基(例、エトキシカルボニル)または5ないし
6員含窒素複素環基(例、ピロリジニルなど)で置換さ
れていてもよいC1- 6アルキル(例、メチル、エチルな
ど);C1-3アルキレンジオキシ基(例、メチレンジオ
キシなど)で置換されていてもよいC7-14アラルキル基
(例、ベンジル、ベンズヒドリルなど);1〜3個のハ
ロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)で
置換されていてもよいC1-6アルキル基(例、メチル、
トリフルオロメチルなど)、ハロゲン原子(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C 1-6アルコキシ基
(例、メトキシ、エトキシなど)またはC2-10アルカノ
イル基(例、アセチルなど)で置換されていてもよいC
6-14アリール基(例、フェニルなど);C6-14アリール
−C2-6アルケニル基(例、フェニルプロペニルな
ど);C1-6アルキル基(例、メチルなど)で置換され
ていてもよいC6-14アリールアミノ−C1-6アルキル基
(例、フェニルアミノメチルなど);シアノ基;オキソ
基;ヒドロキシ基;1〜3個のハロゲン原子(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素など)またはC1-6アルキル基
(例、メチル、エチルなど)で置換されていてもよいモ
ノ−またはジ−C2-10アルカノイルアミノ基(例、アセ
チルアミノ、トリフルオロアセチルアミノ、プロピオニ
ルアミノ、N−アセチル−N−エチルアミノなど);C
2-7アルコキシカルボニルアミノ基(例、tert-ブトキシ
カルボニルアミノなど);5ないし6員含窒素複素環基
(例、ピリジル、ピペリジニル、ピリミジニル、ピロリ
ジニルなど);芳香族複素環カルボニル基(例、フロイ
ルなど);カルバモイル基;C2-10アルカノイル基
(例、アセチルなど);C2-7アルコキシカルボニル基
(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルな
ど);から選ばれる置換基を1〜2個有していてもよ
く、ベンゼン環またはC3-10シクロアルカン(例、シク
ロヘキサンなど)と縮合していてもよい含窒素複素環カ
ルボニル基(例、ピペリジニルカルボニル、ピロリジニ
ルカルボニル、モルホリノカルボニル、チオモルホリノ
カルボニル、ピペラジニルカルボニル、テトラヒドロイ
ソキノリンカルボニル、デカヒドロイソキノリンカルボ
ニル、アゼパンカルボニル、アゾカンカルボニル、1,
2,3,6−テトラヒドロピリジンカルボニルなど)。
【0120】これらのうち、b)、d)およびf)が好
ましい。とりわけ、(環を形成していてもよいモノ−ま
たはジ−C1-6アルキル−ホスホノ)−C1-6アルキル基
[例、ジメチルホスホノメチル、ジエチルホスホノメチ
ル、ジイソプロピルホスホノメチル、ジブチルホスホノ
メチル、ジエチルホスホノエチル、(2−オキシド−
1,3,2−ジオキサホスフィナニル)メチル、(メチル
−2−オキシド−1,3,2−ジオキサホスフィナニル)
メチル、(ジメチル−2−オキシド−1,3,2−ジオキ
サホスフィナニル)メチル、(ジエチル−2−オキシド
−1,3,2−ジオキサホスフィナニル)メチル、(5−
ブチル−5−エチル−2−オキシド−1,3,2−ジオキ
サホスフィナニル)メチル、(5−エチル−5−メチル
−2−オキシド−1,3,2−ジオキサホスフィナニル)
メチルなど]で置換されていてもよいC6-14アリール−
カルバモイル基(好ましくは、フェニルカルバモイル)
が好ましい。
【0121】(5)好ましい化合物 一般式(I)で表される化合物またはその塩のうち、一
般式(II)で表される化合物(ただし、5−フェニル−
4−イソオキサゾリルメタノールおよび5−フェニル−
4−イソオキサゾリル酢酸を除く)またはその塩は新規
化合物である。
【0122】一般式(II)で表される化合物の好適な例
としては、以下の化合物(A)、(B)、(C)などが
挙げられる。
【0123】化合物(A) R1aが水素原子;R2aが 1)ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素); 2)1〜5個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)で置換されていてもよい炭素数1〜6のア
ルキル基(例、メチル、エチル、トリフルオロメチ
ル); 3)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)で置換されていてもよい炭素数1〜6のア
ルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメ
トキシ); 4)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)で置換されていてもよい炭素数1〜6のア
ルキルチオ基(例、メチルチオ); 5)ニトロ基; 6)シアノ基; 7)C1-3アルキレンジオキシ基(例、メチレンジオキ
シ); 8)炭素数6〜14のアリール基(例、フェニル); 9)炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基(例、メチ
ルスルフィニル);および 10)炭素数1〜6のアルキルスルホニル基(例、メチ
ルスルホニル)から選ばれる1〜3個の置換基をそれぞ
れ有していてもよい芳香族炭化水素基(好ましくはフェ
ニル、ナフチル)または芳香族複素環基(好ましくはフ
リル、チエニル、ピリジル、キノリル、さらに好ましく
はチエニル、ピリジル);Waが炭素数1ないし4の2
価の脂肪族炭化水素基(好ましくは−CH2−、−(CH2)2
−、−(CH2)3−、−(CH2)4−;さらに好ましくは−(C
H2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4−;特に好ましくは−(C
H2)3−);Yが、式:−OR3で示される基であり、か
つR3が水素原子または炭素数1〜10のアルキル基で
ある化合物。
【0124】化合物(B) R1aが水素原子;R2aが 1)ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素); 2)1〜5個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)で置換されていてもよい炭素数1〜6のア
ルキル基(例、メチル、エチル、トリフルオロメチ
ル); 3)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)で置換されていてもよい炭素数1〜6のア
ルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメ
トキシ); 4)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)で置換されていてもよい炭素数1〜6のア
ルキルチオ基(例、メチルチオ); 5)ニトロ基; 6)シアノ基; 7)C1-3アルキレンジオキシ基(例、メチレンジオキ
シ); 8)炭素数6〜14のアリール基(例、フェニル); 9)炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基(例、メチ
ルスルフィニル);および 10)炭素数1〜6のアルキルスルホニル基(例、メチ
ルスルホニル)から選ばれる1〜3個の置換基をそれぞ
れ有していてもよい芳香族炭化水素基(好ましくはフェ
ニル、ナフチル)または芳香族複素環基(好ましくはフ
リル、チエニル、ピリジル、キノリル、さらに好ましく
はチエニル、ピリジル);Waが炭素数1ないし4の2
価の脂肪族炭化水素基(好ましくは−CH2−、−(CH2)2
−、−(CH2)3−、−(CH2)4−;さらに好ましくは−(C
H2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4−;特に好ましくは−(C
H2)2−);Yがカルボキシル基または炭素数2〜5のア
ルコキシカルボニル基(例、メトキシカルボニル、エト
キシカルボニルなど)である化合物。
【0125】化合物(C) R1aが水素原子;R2aが 1)ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ
素); 2)1〜5個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)で置換されていてもよい炭素数1〜6のア
ルキル基(例、メチル、エチル、トリフルオロメチ
ル); 3)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)で置換されていてもよい炭素数1〜6のア
ルコキシ基(例、メトキシ、エトキシ、トリフルオロメ
トキシ); 4)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素)で置換されていてもよい炭素数1〜6のア
ルキルチオ基(例、メチルチオ); 5)ニトロ基; 6)シアノ基; 7)C1-3アルキレンジオキシ基(例、メチレンジオキ
シ); 8)炭素数6〜14のアリール基(例、フェニル); 9)炭素数1〜6のアルキルスルフィニル基(例、メチ
ルスルフィニル);および 10)炭素数1〜6のアルキルスルホニル基(例、メチ
ルスルホニル)から選ばれる1〜3個の置換基をそれぞ
れ有していてもよい芳香族炭化水素基(好ましくはフェ
ニル、ナフチル)または芳香族複素環基(好ましくはフ
リル、チエニル、ピリジル、キノリル、さらに好ましく
はチエニル、ピリジル);Waが炭素数1ないし4の2
価の脂肪族炭化水素基(好ましくは−CH2−、−(CH2)2
−、−(CH2)3−、−(CH2)4−;さらに好ましくは−(C
H2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4−;特に好ましくは−(C
H2)2−);Yがa)C1-6アルコキシ基(例、メトキ
シ、イソプロポキシなど);C1-6アルキル基(例、メ
チルなど)またはオキソ基で置換されていてもよい複素
環基(例、インドリル、イミダゾリル、ピリジル、モル
ホリノ、フリル、テトラヒドロフラニル、ピロリジニ
ル、ピペリジニル、ピペラジニルなど);C1-6アルキ
ルチオ基(例、メチルチオなど);ヒドロキシ基、C
6-10アリール基(例、フェニルなど)またはC1-6アル
キル−C6-10アリール基(例、メチルフェニルなど)で
置換されていてもよいモノ−またはジ−C1-6アルキル
アミノ基(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチ
ルメチルアミノ、ジイソプロピルアミノ、N−メチル−
N−フェニルアミノ、ジ−ヒドロキシエチル−アミノな
ど);C6-10アリールアミノ基(例、フェニルアミノな
ど);ニトロ基で置換されていてもよい芳香族複素環ア
ミノ基(例、ピリジルアミノなど);モノ−またはジ−
1-6アルキル−ホスホノ基(例、ジエチルホスホノな
ど);から選ばれる置換基を1〜2個有していてもよい
1-6脂肪族炭化水素基[例、アルキル基(例、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、tert−ブチル、1−エ
チルプロピル、2,2−ジメチルプロピルなど)、C2-6
アルキニル基(例、プロピニルなど)]でモノ−または
ジ−置換されていてもよいカルバモイル基; b)ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど);1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)で置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基(例、メチル、トリフルオロメチル);1〜3個の
ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)
で置換されていてもよいC1-6アルコキシ基(例、メト
キシ、トリフルオロメトキシ);カルバモイル基;(環
を形成していてもよいモノ−またはジ−C1-6アルキル
−ホスホノ)−C1-6アルキル基[例、メチルホスホノ
メチル、エチルホスホノメチル、ジメチルホスホノメチ
ル、ジエチルホスホノメチル、エチルメチルホスホノメ
チル、ジイソプロピルホスホノメチル、ジブチルホスホ
ノメチル、ジエチルホスホノエチル、(2−オキシド−
1,3,2−ジオキサホスフィナニル)メチル、(メチル
−2−オキシド−1,3,2−ジオキサホスフィナニル)
メチル、(ジメチル−2−オキシド−1,3,2−ジオキ
サホスフィナニル)メチル、(ジエチル−2−オキシド
−1,3,2−ジオキサホスフィナニル)メチル、(5−
ブチル−5−エチル−2−オキシド−1,3,2−ジオキ
サホスフィナニル)メチル、(5−エチル−5−メチル
−2−オキシド−1,3,2−ジオキサホスフィナニル)
メチルなど];C2-5アルコキシカルボニル基(例、メ
トキシカルボニル、エトキシカルボニルなど);C2-5
アルコキシカルボニル−C1-6アルキル基(例、エトキ
シカルボニルメチルなど);ホスホノ−C1-6アルキル
基(例、ホスホノメチルなど);複素環基(例、イミダ
ゾリル、モルホリノ);C1-6アルキル基(例、メチ
ル、エチル)で置換されていてもよい複素環−C1-6
ルコキシ基(例、トリアゾリルエトキシ);C1 -3アル
キレンジオキシ基(例、メチレンジオキシ、エチレンジ
オキシなど);C 7-14アラルキル基(例、ベンジル);
6-10アリールオキシ基(例、フェノキシなど);モノ
−またはジ−C1-6アルキル−ホスホノ基(例、ジエチ
ルホスホノなど);C2-5アルコキシカルボニル基
(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルなど)
で置換されていてもよいモノ−またはジ−(モノ−また
はジ−C 1-6アルキル−ホスホノ)−C2-6アルケニル基
[例、ビス(ジエチルホスホノ)エテニル、2-ジエチ
ルホスホノ−2−エトキシカルボニルエテニルなど];
から選ばれる置換基を1〜2個有していてもよく、C
3-10シクロアルカン(例、シクロペンタン)と縮合して
いてもよいC6-14アリール−カルバモイル基(例、フェ
ニルカルバモイル、ナフチルカルバモイル、ジヒドロイ
ンデニルカルバモイル、ビフェニリルカルバモイル); c)1〜2個のC1-6アルキル基(例、メチル)で置換
されていてもよく、ベンゼン環と縮合していてもよいC
3-10シクロアルキル−カルバモイル基(例、シクロプロ
ピルカルバモイル、シクロヘキシルカルバモイル、ジヒ
ドロインデニルカルバモイル); d)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)またはモノ−またはジ−C1-6アルキ
ルアミノで置換されていてもよいC1-6アルキル基
(例、メチル、トリフルオロメチル、ジメチルアミノエ
チル、ジエチルアミノエチル);C1-6アルコキシ基
(例、メトキシ);C1-3アルキレンジオキシ基(例、
メチレンジオキシなど);C6-14アリール基(例、フェ
ニル);C2-5アルコキシカルボニル−C1-6アルキル基
(例、エトキシカルボニルエチル);から選ばれる置換
基を1〜2個有していてもよいC7-13アラルキル−カル
バモイル基(例、ベンジルカルバモイル、フェネチルカ
ルバモイル、フェニルプロピルカルバモイル、ベンズヒ
ドリルカルバモイル); e)C3-10シクロアルキル−C1-6アルキル−カルバモ
イル基(例、シクロヘキシルメチルカルバモイル); f)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)で置換されていてもよいC6-10アリー
ル基(例、フェニルなど);1〜3個のハロゲン原子
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)で置換されて
いてもよいC1-6アルキル(例、メチル);C1-6アルキ
ル基(例、メチル)で置換されていてもよい複素環基
(例、イミダゾリル、モルホリノ);C7-14アラルキル
基(例、ベンジル);オキソ基;から選ばれる置換基を
1〜4個(好ましくは1〜2個)有していてもよい複素
環カルバモイル基(例、ピペリジニルカルバモイル、ア
ゼパニルカルバモイル、ピロリジニルカルバモイル、オ
キサゾリルカルバモイル、チアゾリルカルバモイル、ピ
リジルカルバモイル、トリアジニルカルバモイル、キノ
リルカルバモイル、イソキノリルカルバモイル、ベンゾ
チアゾリルカルバモイル、ピラゾリルカルバモイル、ピ
ペラジニルカルバモイル、ベンゾチアジアゾリルカルバ
モイル、ピラジニルカルバモイル);または g)1〜3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)、ヒドロキシ基、C2-7アルコキシカ
ルボニル基(例、エトキシカルボニル)または5ないし
6員含窒素複素環基(例、ピロリジニルなど)で置換さ
れていてもよいC1- 6アルキル(例、メチル、エチルな
ど);C1-3アルキレンジオキシ基(例、メチレンジオ
キシなど)で置換されていてもよいC7-14アラルキル基
(例、ベンジル、ベンズヒドリルなど);1〜3個のハ
ロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)で
置換されていてもよいC1-6アルキル基(例、メチル、
トリフルオロメチルなど)、ハロゲン原子(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C 1-6アルコキシ基
(例、メトキシ、エトキシなど)またはC2-10アルカノ
イル基(例、アセチルなど)で置換されていてもよいC
6-14アリール基(例、フェニルなど);C6-14アリール
−C2-6アルケニル基(例、フェニルプロペニルな
ど);C1-6アルキル基(例、メチルなど)で置換され
ていてもよいC6-14アリールアミノ−C1-6アルキル基
(例、フェニルアミノメチルなど);シアノ基;オキソ
基;ヒドロキシ基;1〜3個のハロゲン原子(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素など)またはC1-6アルキル基
(例、メチル、エチルなど)で置換されていてもよいモ
ノ−またはジ−C2-10アルカノイルアミノ基(例、アセ
チルアミノ、トリフルオロアセチルアミノ、プロピオニ
ルアミノ、N−アセチル−N−エチルアミノなど);C
2-7アルコキシカルボニルアミノ基(例、tert-ブトキシ
カルボニルアミノなど);5ないし6員含窒素複素環基
(例、ピリジル、ピペリジニル、ピリミジニル、ピロリ
ジニルなど);芳香族複素環カルボニル基(例、フロイ
ルなど);カルバモイル基;C2-10アルカノイル基
(例、アセチルなど);C2-7アルコキシカルボニル基
(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルな
ど);から選ばれる置換基を1〜2個有していてもよ
く、ベンゼン環またはC3-10シクロアルカン(例、シク
ロヘキサンなど)と縮合していてもよい含窒素複素環カ
ルボニル基(例、ピペリジニルカルボニル、ピロリジニ
ルカルボニル、モルホリノカルボニル、チオモルホリノ
カルボニル、ピペラジニルカルボニル、テトラヒドロイ
ソキノリンカルボニル、デカヒドロイソキノリンカルボ
ニル、アゼパンカルボニル、アゾカンカルボニル、1,
2,3,6−テトラヒドロピリジンカルボニルなど);
である化合物。
【0126】前記した化合物(A)、(B)、(C)の
なかでも、とりわけ以下の化合物などが好ましい。3−
[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロパン−1−オール;3−[5−(3,4−
ジクロロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオ
ン酸;3−[5−(4−クロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロパン−1−オール;3−[5−(4−
クロロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン
酸;3−[5−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロパン−1−オール;3−[5−
(3,4−ジフルオロフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]プロピオン酸;N−[4−(ジエチルホスホノメチ
ル)フェニル]−3−(5−フェニル−4−イソオキサゾ
リル)プロピオンアミド;N−[4−(ジエチルホスホノ
メチル)フェニル]−3−[5−(4−フルオロフェニル)
−4−イソオキサゾリル]プロピオンアミド;N−[4−
(ジメチルホスホノメチル)フェニル]−3−(5−フェ
ニル−4−イソオキサゾリル)プロピオンアミド;N−
{4−[(2−オキシド−1,3,2−ジオキサホスフィ
ナン−2−イル)メチル]フェニル}−3−(5−フェニル
−4−イソオキサゾリル)プロピオンアミド;N−ベン
ジル−N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3−[5
−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プ
ロピオンアミド;N−ベンジル−N−(1−ベンジル−
3−ピロリジニル)−3−[5−(4−フルオロフェニル)
−4−イソオキサゾリル]プロピオンアミド。
【0127】(6)塩 一般式(I)、(Ia)または(II)で表される化合物
(以下、それぞれ化合物(I)、(Ia)または(II)
と略記することがある)の塩としては、薬理学的に許容
される塩が好ましく、このような塩としては、例えば無
機塩基との塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸
との塩、塩基性または酸性アミノ酸との塩などが挙げら
れる。
【0128】無機塩基との塩の好適な例としては、ナト
リウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウ
ム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;なら
びにアルミニウム塩、アンモニウム塩などが挙げられ
る。
【0129】有機塩基との塩の好適な例としては、トリ
メチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリ
ン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N−ジベ
ンジルエチレンジアミンなどとの塩が挙げられる。
【0130】無機酸との塩の好適な例としては、塩酸、
臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などとの塩が挙げられ
る。
【0131】有機酸との塩の好適な例としては、ギ酸、
酢酸、トリフルオロ酢酸、フマル酸、シュウ酸、酒石
酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタ
ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスル
ホン酸などとの塩が挙げられる。
【0132】塩基性アミノ酸との塩の好適な例として
は、アルギニン、リジン、オルニチンなどとの塩が挙げ
られる。
【0133】酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、
アスパラギン酸、グルタミン酸などとの塩が挙げられ
る。
【0134】上記した塩の中でもナトリウム塩、カリウ
ム塩、塩酸塩などが好ましい。
【0135】(7)プロドラッグなど 化合物(I)のプロドラッグは、生体内における生理条
件下で酵素や胃酸等による反応により化合物(I)に変
換する化合物、すなわち酵素的に酸化、還元、加水分解
等を起こして化合物(I)に変化する化合物、胃酸等に
より加水分解などを起こして化合物(I)に変化する化
合物をいう。化合物(I)のプロドラッグとしては、化
合物(I)のアミノ基がアシル化、アルキル化、りん酸
化された化合物(例、化合物(I)のアミノ基がエイコ
サノイル化、アラニル化、ペンチルアミノカルボニル
化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン
−4−イル)メトキシカルボニル化、テトラヒドロフラ
ニル化、ピロリジルメチル化、ピバロイルオキシメチル
化、tert−ブチル化された化合物など);化合物
(I)の水酸基がアシル化、アルキル化、りん酸化、ほ
う酸化された化合物(例、化合物(I)の水酸基がアセ
チル化、パルミトイル化、プロパノイル化、ピバロイル
化、サクシニル化、フマリル化、アラニル化、ジメチル
アミノメチルカルボニル化された化合物など);化合物
(I)のカルボキシル基がエステル化、アミド化された
化合物(例、化合物(I)のカルボキシル基がエチルエ
ステル化、フェニルエステル化、カルボキシメチルエス
テル化、ジメチルアミノメチルエステル化、ピバロイル
オキシメチルエステル化、エトキシカルボニルオキシエ
チルエステル化、フタリジルエステル化、(5−メチル
−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチ
ルエステル化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチル
エステル化、メチルアミド化された化合物など);等が
挙げられる。これらの化合物は自体公知の方法によって
化合物(I)から製造することができる。
【0136】また、化合物(I)のプロドラッグは、広
川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻分子設計1
63頁から198頁に記載されているような、生理的条
件で化合物(I)に変化するものであってもよい。
【0137】化合物(Ia)および(II)のプロドラッ
グとしては、前記した化合物(I)のプロドラッグと同
様のものが挙げられる。
【0138】また、化合物(I)、(Ia)および化合
物(II)は、同位元素(例、3H, 14C, 35S, 125Iなど)
などで標識されていてもよい。
【0139】さらに、化合物(I)、(Ia)および化
合物(II)は、無水物であっても、水和物であってもよ
い。
【0140】(8)処方 化合物(I)、(Ia)、(II)およびこれらの塩(以
下、単に本発明化合物と略記することがある)は、毒性
が低く、そのまま、または薬理学的に許容し得る担体な
どと混合して医薬組成物とすることにより、哺乳動物
(例、ヒト、マウス、ラット、ウサギ、イヌ、ネコ、ウ
シ、ウマ、ブタ、サル等)に対して、後述する各種疾患
の予防・治療剤として用いることができる。
【0141】ここにおいて、薬理学的に許容される担体
としては、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無機
担体物質が用いられ、固形製剤における賦形剤、滑沢
剤、結合剤、崩壊剤;液状製剤における溶剤、溶解補助
剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤などとして
配合される。また必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着
色剤、甘味剤などの製剤添加物を用いることもできる。
【0142】賦形剤の好適な例としては、乳糖、白糖、
D−マンニトール、D−ソルビトール、デンプン、α化
デンプン、デキストリン、結晶セルロース、低置換度ヒ
ドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ースナトリウム、アラビアゴム、デキストリン、プルラ
ン、軽質無水ケイ酸、合成ケイ酸アルミニウム、メタケ
イ酸アルミン酸マグネシウムなどが挙げられる。
【0143】滑沢剤の好適な例としては、ステアリン酸
マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロ
イドシリカなどが挙げられる。
【0144】結合剤の好適な例としては、α化デンプ
ン、ショ糖、ゼラチン、アラビアゴム、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロースナトリウム、結晶セルロース、白糖、D−マン
ニトール、トレハロース、デキストリン、プルラン、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチ
ルセルロース、ポリビニルピロリドンなどが挙げられ
る。
【0145】崩壊剤の好適な例としては、乳糖、白糖、
デンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリ
ウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、軽質無水
ケイ酸、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースなどが
挙げられる。
【0146】溶剤の好適な例としては、注射用水、生理
的食塩水、リンゲル液、アルコール、プロピレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、ゴマ油、トウモロコシ
油、オリーブ油、綿実油などが挙げられる。
【0147】溶解補助剤の好適な例としては、ポリエチ
レングリコール、プロピレングリコール、D−マンニト
ール、トレハロース、安息香酸ベンジル、エタノール、
トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノール
アミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、サリチ
ル酸ナトリウム、酢酸ナトリウムなどが挙げられる。
【0148】懸濁化剤の好適な例としては、ステアリル
トリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウ
リルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニ
ウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリ
ンなどの界面活性剤;例えばポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナト
リウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロースなどの親水性高分子;ポリソルベート類、ポ
リオキシエチレン硬化ヒマシ油などが挙げられる。
【0149】等張化剤の好適な例としては、塩化ナトリ
ウム、グリセリン、D−マンニトール、D−ソルビトー
ル、ブドウ糖などが挙げられる。
【0150】緩衝剤の好適な例としては、リン酸塩、酢
酸塩、炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝液などが挙げられ
る。
【0151】無痛化剤の好適な例としては、ベンジルア
ルコールなどが挙げられる。
【0152】防腐剤の好適な例としては、パラオキシ安
息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコ
ール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン
酸などが挙げられる。
【0153】抗酸化剤の好適な例としては、亜硫酸塩、
アスコルビン酸塩などが挙げられる。
【0154】着色剤の好適な例としては、水溶性食用タ
ール色素(例、食用赤色2号および3号、食用黄色4号
および5号、食用青色1号および2号などの食用色素、
水不溶性レーキ色素(例、前記水溶性食用タール色素の
アルミニウム塩など)、天然色素(例、β−カロチン、
クロロフィル、ベンガラなど)などが挙げられる。
【0155】甘味剤の好適な例としては、サッカリンナ
トリウム、グリチルリチン二カリウム、アスパルテー
ム、ステビアなどが挙げられる。 (9)投与形態 前記医薬組成物の剤形としては、例えば錠剤、カプセル
剤(ソフトカプセル、マイクロカプセルを含む)、顆粒
剤、散剤、シロップ剤、乳剤、懸濁剤などの経口剤;お
よび注射剤(例、皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注
射剤、腹腔内注射剤など)、外用剤(例、経鼻投与製
剤、経皮製剤、軟膏剤など)、坐剤(例、直腸坐剤、膣
坐剤など)、ペレット、点滴剤、徐放性製剤(例、徐放
性マイクロカプセルなど)等の非経口剤が挙げられ、こ
れらはそれぞれ経口的あるいは非経口的に安全に投与で
きる。
【0156】医薬組成物は、製剤技術分野において慣用
の方法、例えば日本薬局方に記載の方法等により製造す
ることができる。以下に、製剤の具体的な製造法につい
て詳述する。医薬組成物中の本発明化合物の含量は、剤
形、本発明化合物の投与量などにより異なるが、例えば
約0.1〜100重量%である。
【0157】例えば、経口剤は、有効成分に、賦形剤
(例、乳糖,白糖,デンプン,D−マンニトールな
ど)、崩壊剤(例、カルボキシメチルセルロースカルシ
ウムなど)、結合剤(例、α化デンプン,アラビアゴ
ム,カルボキシメチルセルロース,ヒドロキシプロピル
セルロース,ポリビニルピロリドンなど)または滑沢剤
(例、タルク,ステアリン酸マグネシウム,ポリエチレ
ングリコール6000など)などを添加して圧縮成形
し、次いで必要により、味のマスキング、腸溶性あるい
は持続性を目的として、コーティング基剤を用いて自体
公知の方法でコーティングすることにより製造される。
【0158】該コーティング基剤としては、例えば糖衣
基剤、水溶性フィルムコーティング基剤、腸溶性フィル
ムコーティング基剤、徐放性フィルムコーティング基剤
などが挙げられる。
【0159】糖衣基剤としては、白糖が用いられ、さら
に、タルク、沈降炭酸カルシウム、ゼラチン、アラビア
ゴム、プルラン、カルナバロウなどから選ばれる1種ま
たは2種以上を併用してもよい。
【0160】水溶性フィルムコーティング基剤として
は、例えばヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルヒドロキシエチルセルロースなどのセルロー
ス系高分子;ポリビニルアセタールジエチルアミノアセ
テート、アミノアルキルメタアクリレートコポリマーE
〔オイドラギットE(商品名)、ロームファルマ社〕、
ポリビニルピロリドンなどの合成高分子;プルランなど
の多糖類などが挙げられる。
【0161】腸溶性フィルムコーティング基剤として
は、例えばヒドロキシプロピルメチルセルロース フタ
レート、ヒドロキシプロピルメチルセルロース アセテ
ートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロー
ス、酢酸フタル酸セルロースなどのセルロース系高分
子;メタアクリル酸コポリマーL〔オイドラギットL
(商品名)、ロームファルマ社〕、メタアクリル酸コポ
リマーLD〔オイドラギットL−30D55(商品
名)、ロームファルマ社〕、メタアクリル酸コポリマー
S〔オイドラギットS(商品名)、ロームファルマ社〕
などのアクリル酸系高分子;セラックなどの天然物など
が挙げられる。
【0162】徐放性フィルムコーティング基剤として
は、例えばエチルセルロースなどのセルロース系高分
子;アミノアルキルメタアクリレートコポリマーRS
〔オイドラギットRS(商品名)、ロームファルマ
社〕、アクリル酸エチル・メタアクリル酸メチル共重合
体懸濁液〔オイドラギットNE(商品名)、ロームファ
ルマ社〕などのアクリル酸系高分子などが挙げられる。
【0163】上記したコーティング基剤は、その2種以
上を適宜の割合で混合して用いてもよい。また、コーテ
ィングの際に、例えば酸化チタン、三二酸化鉄等のよう
な遮光剤を用いてもよい。
【0164】注射剤は、有効成分を分散剤(例、ポリソ
ルベート80,ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60な
ど,ポリエチレングリコール,カルボキシメチルセルロ
ース,アルギン酸ナトリウムなど)、保存剤(例、メチ
ルパラベン,プロピルパラベン,ベンジルアルコール,
クロロブタノール,フェノールなど)、等張化剤(例、
塩化ナトリウム,グリセリン,D−マンニトール,D−
ソルビトール,ブドウ糖など)などと共に水性溶剤
(例、蒸留水,生理的食塩水,リンゲル液等)あるいは
油性溶剤(例、オリーブ油,ゴマ油,綿実油,トウモロ
コシ油などの植物油、プロピレングリコール等)などに
溶解、懸濁あるいは乳化することにより製造される。こ
の際、所望により溶解補助剤(例、サリチル酸ナトリウ
ム,酢酸ナトリウム等)、安定剤(例、ヒト血清アルブ
ミン等)、無痛化剤(例、ベンジルアルコール等)等の
添加物を用いてもよい。 (10)対象疾患 本発明化合物および本発明の医薬は、例えば糖尿病
(例、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病等)の予防
・治療剤;高脂血症(例、高トリグリセリド血症、高コ
レステロール血症、低HDL血症、食後高脂血症等)の
予防・治療剤;動脈硬化の予防・治療剤;耐糖能不全
[IGT(Impaired Glucose Tolerance)]の予防・
治療剤;インスリン分泌促進剤;および耐糖能不全から
糖尿病への移行抑制剤として用いることができる。
【0165】糖尿病の判定基準については、1999年
に日本糖尿病学会から新たな判定基準が報告されてい
る。
【0166】この報告によれば、糖尿病とは、空腹時血
糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が126mg
/dl以上、75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOG
TT)2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が
200mg/dl以上、随時血糖値(静脈血漿における
グルコース濃度)が200mg/dl以上のいずれかを
示す状態である。また、上記糖尿病に該当せず、かつ、
「空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が
110mg/dl未満または75g経口ブドウ糖負荷試
験(75gOGTT)2時間値(静脈血漿におけるグル
コース濃度)が140mg/dl未満を示す状態」(正
常型)でない状態を、「境界型」と呼ぶ。
【0167】また、糖尿病の判定基準については、19
97年にADA(米国糖尿病学会)から、1998年に
WHOから、新たな判定基準が報告されている。
【0168】これらの報告によれば、糖尿病とは、空腹
時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が126
mg/dl以上であり、かつ、75g経口ブドウ糖負荷
試験2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が2
00mg/dl以上を示す状態である。
【0169】また、上記報告によれば、耐糖能不全と
は、空腹時血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)
が126mg/dl未満であり、かつ、75g経口ブド
ウ糖負荷試験2時間値(静脈血漿におけるグルコース濃
度)が140mg/dl以上200mg/dl未満を示
す状態である。さらに、ADAの報告によれば、空腹時
血糖値(静脈血漿におけるグルコース濃度)が110m
g/dl以上126mg/dl未満の状態をIFG(Im
paired Fasting Glucose)と呼ぶ。一方、WHOの報
告によれば、該IFG(Impaired Fasting Glucose)
のうち、75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値(静脈血
漿におけるグルコース濃度)が140mg/dl未満で
ある状態をIFG(Impaired Fasting Glycemia)と
呼ぶ。
【0170】本発明化合物および本発明の医薬は、上記
した新たな判定基準により決定される糖尿病、境界型、
耐糖能異常、IFG(Impaired Fasting Glucose)お
よびIFG(Impaired Fasting Glycemia)の予防・
治療剤としても用いられる。さらに、本発明化合物およ
び本発明の医薬組成物は、境界型、耐糖能異常、IFG
(Impaired Fasting Glucose)またはIFG(Impair
ed Fasting Glycemia)から糖尿病への進展を防止す
ることもできる。
【0171】本発明化合物および本発明の医薬は、例え
ば糖尿病性合併症[例、神経障害、腎症、網膜症、白内
障、大血管障害、骨減少症、糖尿病性高浸透圧昏睡、感
染症(呼吸器感染症、尿路感染症、消化器感染症、皮膚
軟部組織感染症、下肢感染症等)、糖尿病性壊疽、口腔
乾燥症、聴覚の低下、脳血管障害、末梢血行障害等]、
肥満、骨粗鬆症、悪液質(例、癌性悪液質、結核性悪液
質、糖尿病性悪液質、血液疾患性悪液質、内分泌疾患性
悪液質、感染症性悪液質または後天性免疫不全症候群に
よる悪液質)、脂肪肝、高血圧、多嚢胞性卵巣症候群、
腎臓疾患(例、糖尿病性ネフロパシー、糸球体腎炎、糸
球体硬化症、ネフローゼ症候群、高血圧性腎硬化症、末
期腎臓疾患等)、筋ジストロフィー、心筋梗塞、狭心
症、脳血管障害(例、脳梗塞、脳卒中)、インスリン抵
抗性症候群、シンドロームX、高インスリン血症、高イ
ンスリン血症における知覚障害、腫瘍(例、白血病、乳
癌、前立腺癌、皮膚癌等)、過敏性腸症候群、急性また
は慢性下痢、炎症性疾患(例、慢性関節リウマチ、変形
性脊椎炎、変形性関節炎、腰痛、痛風、手術外傷後の炎
症、腫脹の緩解、神経痛、咽喉頭炎、膀胱炎、肝炎(非
アルコール性脂肪性肝炎を含む)、肺炎、膵炎、炎症性
大腸疾患、潰瘍性大腸炎、胃粘膜損傷(アスピリンによ
り引き起こされた胃粘膜損傷を含む)等)、内臓肥満症
候群などの予防・治療剤としても用いることができる。
【0172】本発明化合物および本発明の医薬は、内臓
脂肪の減少、内臓脂肪蓄積の抑制、糖代謝改善、脂質代
謝改善、酸化LDL産生抑制、リポタンパク代謝改善、
冠動脈代謝改善、心血管合併症の予防・治療、心不全合
併症の予防・治療、血中レムナント低下、無排卵症の予
防・治療、多毛症の予防・治療、高アンドロゲン血症の
予防・治療などにも用いられる。
【0173】本発明化合物および本発明の医薬は、上記
した各種疾患(例、心筋梗塞などの心血管イベント)の
2次予防および進展抑制にも用いられる。
【0174】とりわけ、本発明化合物および本発明の医
薬は、高濃度グルコースの存在下(例えば、空腹時血糖
値が126mg/dl以上または75g経口ブドウ糖負
荷試験(75gOGTT)2時間値が140mg/dl
以上である患者など)でのみ選択的にインスリン分泌促
進作用を発揮する、グルコース依存性インスリン分泌促
進剤として有用である。したがって、本発明化合物およ
び本発明の医薬は、インスリンの弊害である血管合併症
や低血糖誘発などの危険性の低い、安全な糖尿病の予防
・治療剤などとして特に有用である。
【0175】本発明化合物および本発明の医薬の投与量
は、投与対象、投与ルート、対象疾患、症状などによっ
ても異なるが、例えば成人の糖尿病患者に経口投与する
場合、有効成分である本発明化合物を通常1回量として
約0.01〜100mg/kg体重、好ましくは0.0
5〜30mg/kg体重、さらに好ましくは0.1〜2
mg/kg体重であり、この量を1日1回〜3回投与す
るのが望ましい。
【0176】(11)薬剤の併用 本発明化合物は、糖尿病治療剤、糖尿病性合併症治療
剤、抗高脂血症剤、降圧剤、抗肥満剤、利尿剤、化学療
法剤、免疫療法剤、抗血栓剤、骨粗鬆症治療剤、抗痴呆
剤、勃起不全改善剤、尿失禁・頻尿治療剤などの薬剤
(以下、併用薬剤と略記する)と組み合わせて用いるこ
とができる。この際、本発明化合物および併用薬剤の投
与時期は限定されず、これらを投与対象に対し、同時に
投与してもよいし、時間差をおいて投与してもよい。併
用薬剤の投与量は、臨床上用いられている用量を基準と
して適宜選択することができる。また、本発明化合物と
併用薬剤の配合比は、投与対象、投与ルート、対象疾
患、症状、組み合わせなどにより適宜選択することがで
きる。例えば投与対象がヒトである場合、本発明化合物
1重量部に対し、併用薬剤を0.01〜100重量部用
いればよい。
【0177】なお、糖尿病治療剤としては、インスリン
製剤(例、ウシ、ブタの膵臓から抽出された動物インス
リン製剤;大腸菌、イーストを用い、遺伝子工学的に合
成したヒトインスリン製剤;インスリン亜鉛;プロタミ
ンインスリン亜鉛;インスリンのフラグメントまたは誘
導体(例、INS−1等)など)、インスリン抵抗性改
善剤(例、塩酸ピオグリタゾン、(マレイン酸)ロシグ
リタゾン、GI−262570、JTT−501、MC
C−555、YM−440、KRP−297、CS−0
11、FK−614、WO99/58510に記載の化
合物(例えば(E)−4−[4−(5−メチル−2−フ
ェニル−4−オキサゾリルメトキシ)ベンジルオキシイ
ミノ]−4−フェニル酪酸)、NN-622、AR−H
−039242、BMS−298585、EML−16
336等)、α−グルコシダーゼ阻害剤(例、ボグリボ
ース、アカルボース、ミグリトール、エミグリテート
等)、ビグアナイド剤(例、フェンホルミン、メトホル
ミン、ブホルミン等)、インスリン分泌促進剤[スルホ
ニルウレア剤(例、トルブタミド、グリベンクラミド、
グリクラジド、クロルプロパミド、トラザミド、アセト
ヘキサミド、グリクロピラミド、グリメピリド、グリピ
ザイド、グリブゾール等)、レパグリニド、セナグリニ
ド、ナテグリニド、ミチグリニドまたはそのカルシウム
塩水和物等]、GLP−1受容体アゴニスト[例、GL
P−1、NN−2211、AC−2993(exendin−4)、BI
M−51077、Aib(8,35)hGLP−1(7,37)NH2
等]、アミリンアゴニスト(例、プラムリンチド等)、
フォスフォチロシンフォスファターゼ阻害剤(例、バナ
ジン酸等)、ジペプチジルペプチダーゼIV阻害剤
(例、NVP−DPP−278、PT−100、P32
/98等)、β3アゴニスト(例、CL−31624
3、SR−58611−A、UL−TG−307、SB
−226552,AJ−9677、BMS−19608
5、AZ40140等)、糖新生阻害剤(例、グリコー
ゲンホスホリラーゼ阻害剤、グルコース−6−ホスファ
ターゼ阻害剤、グルカゴン拮抗剤等)、SGLT(sodi
um-glucose cotransporter)阻害剤(例、T−109
5等)等が挙げられる。
【0178】糖尿病性合併症治療剤としては、アルドー
ス還元酵素阻害剤(例、トルレスタット、エパルレスタ
ット、ゼナレスタット、ゾポルレスタット、ミナルレス
タット、フィダレスタット、SNK−860、CT−1
12等)、神経栄養因子およびその増加薬(例、NG
F、NT−3、BDNF、WO01/14372に記載
のニューロトロフィン産生・分泌促進剤(例えば4−
(4−クロロフェニル)−2−(2−メチル−1−イミ
ダゾリル)−5−[3−(2−メチルフェノキシ)プロ
ピル]オキサゾールなど)等)、神経再生促進薬(例、
Y−128等)、PKC阻害剤(例、LY−33353
1等)、AGE阻害剤(例、ALT946、ピマゲジ
ン、ピラトキサチン、N−フェナシルチアゾリウム ブ
ロマイド(ALT766)、EXO−226等)、活性
酸素消去薬(例、チオクト酸等)、脳血管拡張剤(例、
チアプリド、メキシレチン等)等が挙げられる。
【0179】抗高脂血症剤としては、コレステロール合
成阻害剤であるスタチン系化合物(例、セリバスタチ
ン、プラバスタチン、シンバスタチン、ロバスタチン、
アトルバスタチン、フルバスタチン、イタバスタチンま
たはそれらの塩(例、ナトリウム塩)等)、スクアレン
合成酵素阻害剤(例、WO97/10224に記載の化
合物、例えばN−[[(3R,5S)-1-(3-アセトキシ-2,2-ジ
メチルプロピル)-7-クロロ-5-(2,3-ジメトキシフェニ
ル)-2-オキソ-1,2,3,5-テトラヒドロ-4,1-ベンゾオキサ
ゼピン-3-イル]アセチル]ピペリジン-4-酢酸など)あ
るいはトリグリセリド低下作用を有するフィブラート系
化合物(例、ベザフィブラート、クロフィブラート、シ
ムフィブラート、クリノフィブラート等)等が挙げられ
る。
【0180】降圧剤としては、アンジオテンシン変換酵
素阻害剤(例、カプトプリル、エナラプリル、デラプリ
ル等)あるいはアンジオテンシンII拮抗剤(例、カンデ
サルタン シレキセチル、ロサルタン、エプロサルタ
ン、バルサンタン、テルミサルタン、イルベサルタン、
タソサルタン等)、カルシウム拮抗剤(例、マニジピ
ン、ニフェジピン、アムロジピン、エホニジピン、ニカ
ルジピン等)、クロニジン等が挙げられる。
【0181】抗肥満剤としては、例えば中枢性抗肥満薬
(例、デキスフェンフルラミン、フェンフルラミン、フ
ェンテルミン、シブトラミン、アンフェプラモン、デキ
サンフェタミン、マジンドール、フェニルプロパノール
アミン、クロベンゾレックス等)、膵リパーゼ阻害薬
(例、オルリスタット等)、β3アゴニスト(例、CL
−316243、SR−58611−A、UL−TG−
307、SB−226552、AJ−9677、BMS
−196085、AZ40140等)、ペプチド性食欲
抑制薬(例、レプチン、CNTF(毛様体神経栄養因
子)等)、コレシストキニンアゴニスト(例、リンチト
リプト、FPL−15849等)等が挙げられる。
【0182】利尿剤としては、例えばキサンチン誘導体
(例、サリチル酸ナトリウムテオブロミン、サリチル酸
カルシウムテオブロミン等)、チアジド系製剤(例、エ
チアジド、シクロペンチアジド、トリクロルメチアジ
ド、ヒドロクロロチアジド、ヒドロフルメチアジド、ベ
ンチルヒドロクロロチアジド、ペンフルチジド、ポリチ
アジド、メチクロチアジド等)、抗アルドステロン製剤
(例、スピロノラクトン、トリアムテレン等)、炭酸脱
水酵素阻害剤(例、アセタゾラミド等)、クロルベンゼ
ンスルホンアミド系製剤(例、クロルタリドン、メフル
シド、インダパミド等)、アゾセミド、イソソルビド、
エタクリン酸、ピレタニド、ブメタニド、フロセミド等
が挙げられる。
【0183】化学療法剤としては、例えばアルキル化剤
(例、サイクロフォスファミド、イフォスファミド
等)、代謝拮抗剤(例、メソトレキセート、5−フルオ
ロウラシル等)、抗癌性抗生物質(例、マイトマイシ
ン、アドリアマイシン等)、植物由来抗癌剤(例、ビン
クリスチン、ビンデシン、タキソール等)、シスプラチ
ン、カルボプラチン、エトポキシドなどが挙げられる。
なかでも5−フルオロウラシル誘導体であるフルツロン
あるいはネオフルツロンなどが好ましい。
【0184】免疫療法剤としては、例えば微生物または
細菌成分(例、ムラミルジペプチド誘導体、ピシバニー
ル等)、免疫増強活性のある多糖類(例、レンチナン、
シゾフィラン、クレスチン等)、遺伝子工学的手法で得
られるサイトカイン(例、インターフェロン、インター
ロイキン(IL)等)、コロニー刺激因子(例、顆粒球
コロニー刺激因子、エリスロポエチン等)などが挙げら
れ、中でもIL−1、IL−2、IL−12などが好ま
しい。
【0185】抗血栓剤としては、例えばヘパリン(例、
ヘパリンナトリウム、ヘパリンカルシウム、ダルテパリ
ンナトリウム(dalteparin sodium)など)、ワルファリ
ン(例、ワルファリンカリウムなど)、抗トロンビン薬
(例、アルガトロバン(aragatroban)など)、血栓溶解
薬(例、ウロキナーゼ(urokinase)、チソキナーゼ(tiso
kinase)、アルテプラーゼ(alteplase)、ナテプラーゼ(n
ateplase)、モンテプラーゼ(monteplase)、パミテプラ
ーゼ(pamiteplase)など)、血小板凝集抑制薬(例、塩
酸チクロピジン(ticlopidine hydrochloride)、シロス
タゾール(cilostazol)、イコサペント酸エチル、ベラプ
ロストナトリウム(beraprost sodium)、塩酸サルポグレ
ラート(sarpogrelate hydrochloride)など)などが挙げ
られる。
【0186】骨粗鬆症治療剤としては、例えばアルファ
カルシドール(alfacalcidol)、カルシトリオール(ca
lcitriol)、エルカルトニン(elcaltonin)、サケカル
シトニン(calcitonin salmon)、エストリオール(es
triol)、イプリフラボン(ipriflavone)、パミドロン
酸二ナトリウム(pamidronate disodium)、アレンド
ロン酸ナトリウム水和物(alendronate sodium hydra
te)、インカドロン酸二ナトリウム(incadronate dis
odium)等が挙げられる。
【0187】抗痴呆剤としては、例えばタクリン(tacr
ine)、ドネペジル(donepezil)、リバスチグミン(ri
vastigmine)、ガランタミン(galantamine)等が挙げ
られる。
【0188】勃起不全改善剤としては、例えばアポモル
フィン(apomorphine)、クエン酸シルデナフィル(sil
denafil citrate)等が挙げられる。
【0189】尿失禁・頻尿治療剤としては、例えば塩酸
フラボキサート(flavoxate hydrochloride)、塩酸オ
キシブチニン(oxybutynin hydrochloride)、塩酸プ
ロピベリン(propiverine hydrochloride)等が挙げら
れる。
【0190】さらに、動物モデルや臨床で悪液質改善作
用が認められている薬剤、すなわち、シクロオキシゲナ
ーゼ阻害剤(例、インドメタシン等)〔キャンサー・リ
サーチ(Cancer Reseach)、第49巻、5935〜59
39頁、1989年〕、プロゲステロン誘導体(例、メ
ゲステロールアセテート)〔ジャーナル・オブ・クリニ
カル・オンコロジー(Journal of Clinical Oncolog
y)、第12巻、213〜225頁、1994年〕、糖
質ステロイド(例、デキサメサゾン等)、メトクロプラ
ミド系薬剤、テトラヒドロカンナビノール系薬剤(文献
はいずれも上記と同様)、脂肪代謝改善剤(例、エイコ
サペンタエン酸等)〔ブリティシュ・ジャーナル・オブ
・キャンサー(British Journal of Cancer)、第68
巻、314〜318頁、1993年〕、成長ホルモン、
IGF−1、あるいは悪液質を誘導する因子であるTN
F−α、LIF、IL−6、オンコスタチンMに対する
抗体なども本発明化合物と併用することができる。
【0191】併用薬剤は、好ましくはインスリン製剤、
インスリン抵抗性改善剤、α−グルコシダーゼ阻害剤、
ビグアナイド剤、インスリン分泌促進剤(好ましくはス
ルホニルウレア剤)などである。
【0192】上記併用薬剤は、2種以上を適宜の割合で
組み合わせて用いてもよい。2種以上の併用薬剤を用い
る場合の好ましい組み合わせとしては、例えば以下のも
のが挙げられる。 1)インスリン分泌促進剤(好ましくはスルホニルウレ
ア剤)およびα−グルコシダーゼ阻害剤; 2)インスリン分泌促進剤(好ましくはスルホニルウレ
ア剤)およびビグアナイド剤; 3)インスリン分泌促進剤(好ましくはスルホニルウレ
ア剤)、ビグアナイド剤およびα−グルコシダーゼ阻害
剤; 4)インスリン抵抗性改善剤およびα−グルコシダーゼ
阻害剤; 5)インスリン抵抗性改善剤およびビグアナイド剤; 6)インスリン抵抗性改善剤、ビグアナイド剤およびα
−グルコシダーゼ阻害剤。
【0193】本発明化合物または本発明の医薬が併用薬
剤と組み合わせて使用される場合には、お互いの剤の量
は、それらの剤の反対効果を考えて安全な範囲内で低減
できる。特に、インスリン抵抗性改善剤、インスリン分
泌促進剤(好ましくはスルホニルウレア剤)およびビグ
アナイド剤は通常の投与量よりも低減できる。したがっ
て、これらの剤により引き起こされるであろう反対効果
は安全に防止できる。それに加えて、糖尿病合併症剤、
抗高脂血剤、降圧剤の投与量は低減でき、その結果これ
らの剤により引き起こされるであろう反対効果は効果的
に防止できる。 (12)製造法 以下、本発明化合物の製造法について説明する。なお、
化合物(Ia)および(II)は、化合物(I)に含まれ
るので、化合物(I)の製造法について説明する。
【0194】化合物(I)は、自体公知の方法、例えば
以下に示すA法〜I法あるいはこれに準ずる方法により
製造することができる。
【0195】一般式(I)中、Yがカルボキシル基であ
る化合物(I−2)は、例えば以下のA法によって製造
される。 [A法]
【0196】
【化21】
【0197】[式中、R3aは、置換されていてもよい炭
化水素基、置換されていてもよい複素環基または置換さ
れていてもよいアシル基を、その他の記号は前記と同意
義を示す。] R3aで示される「置換されていてもよい炭化水素基」、
「置換されていてもよい複素環基」および「置換されて
いてもよいアシル基」としては、それぞれR3として例
示したものが挙げられる。
【0198】本法では、化合物(I−1)を加水分解反
応に付すことにより、化合物(I−2)を製造する。
【0199】本加水分解反応は、常法に従い、酸または
塩基の存在下、含水溶媒中で行われる。
【0200】酸としては、例えば塩酸、硫酸、酢酸、臭
化水素酸などが挙げられる。
【0201】塩基としては、例えば炭酸カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸セシウムなどのアルカリ金属炭酸塩;
炭酸バリウム、炭酸カルシウムなどのアルカリ土類金属
炭酸塩;ナトリウムメトキシドなどのアルカリ金属アル
コキシド;水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化
リチウムなどの水酸化アルカリ金属;水酸化バリウム、
水酸化カルシウムなどの水酸化アルカリ土類金属などが
挙げられる。
【0202】酸または塩基の使用量は、通常、化合物
(I−1)に対して過剰量である。好ましくは、酸の使
用量は、化合物(I−1)に対し、約2〜約50当量、
塩基の使用量は、化合物(I−1)に対し、約1.2〜
約5当量である。
【0203】含水溶媒としては、例えばメタノール、エ
タノールなどのアルコール類;テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジエチルエーテルなどのエーテル類;ジメチ
ルスルホキシドおよびアセトンなどから選ばれる1種以
上の溶媒と水との混合溶媒などが挙げられる。また、酸
性条件下で反応を行う場合、過剰の酸を溶媒として用い
てもよい。
【0204】反応温度は、通常、約−20〜約150
℃、好ましくは約−10〜約100℃である。
【0205】反応時間は、通常、約0.1〜約20時間
である。
【0206】このようにして得られる化合物(I−2)
は,公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒
抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどに
より単離精製することができる。
【0207】なお、上記A法で原料化合物として用いら
れる化合物(I−1)は、例えばジャーナル オブ ヘ
テロサイクリック ケミストリー(Journal of Heteroc
yclic Chemistry)、28巻、453頁(1991
年);ジャーナル オブ オーガニック ケミストリー
(Journal of Organic Chemistry)、49巻、4419
頁(1984年);テトラヘドロン レターズ(Tetrah
edron Letters)、34巻、485頁(1993年)な
どに記載されている方法、あるいはこれに準じた方法に
よって製造することができる。
【0208】一般式(I)中、Yがアミド化されたカル
ボキシル基である化合物(I−3)は、例えば以下のB
法によって製造される。 [B法]
【0209】
【化22】
【0210】[式中の記号は前記と同意義を示す。] 本法では、化合物(I−2)をアミド化反応に付すこと
により、化合物(I−3)を製造する。本反応は、自体
公知の方法、例えば、化合物(I−2)と化合物(VI)
とを縮合剤を用いて直接縮合させる方法、あるいは、化
合物(I−2)の反応性誘導体と、化合物(VI)とを適
宜反応させる方法などを用いて行われる。該縮合剤とし
ては、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、ジイソ
プロピルカルボジイミド、1−エチル−3−ジメチルア
ミノプロピルカルボジイミド及びその塩酸塩などのカル
ボジイミド系縮合試薬;シアノりん酸ジエチル、アジ化
ジフェニルホスホリルなどのりん酸系縮合試薬;カルボ
ニルジイミダゾール、2−クロロ−1,3−ジメチルイ
ミダゾリウムテトラフルオロボレートなど一般に知られ
ている縮合剤が挙げられる。
【0211】縮合剤を用いる反応に用いられる溶媒とし
ては、例えば、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチ
ルアセトアミドなどのアミド類;クロロホルム、ジクロ
ロメタンなどのハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トル
エンなどの芳香族炭化水素類;テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジエチルエーテルなどのエーテル類;酢酸エ
チル、水などが挙げられる。これらの溶媒は、適宜の割
合で混合して用いてもよい。
【0212】化合物(VI)の使用量は、化合物(I−
2)に対して、0.1〜10モル当量、好ましくは0.
3〜3モル当量である。
【0213】縮合剤の使用量は、化合物(I−2)に対
して、0.1〜10モル当量、好ましくは0.3〜3モ
ル当量である。
【0214】縮合剤として、ジシクロヘキシルカルボジ
イミド、ジイソプロピルカルボジイミド、1−エチル−
3−ジメチルアミノプロピルカルボジイミド及びその塩
酸塩などのカルボジイミド系縮合試薬を用いる場合、必
要に応じて適当な縮合促進剤(例、1−ヒドロキシ−7
−アザベンゾトリアゾール、1−ヒドロキシベンゾトリ
アゾール、N-ヒドロキシこはく酸イミド、N-ヒドロキシ
フタルイミドなど)を用いることにより反応効率を向上
させることができる。また、縮合剤として、シアノりん
酸ジエチル、アジ化ジフェニルホスホリルなどのりん酸
系縮合試薬を用いる場合、通常トリエチルアミンなどの
有機アミン性塩基を添加することにより反応効率を向上
させることができる。
【0215】上記した縮合促進剤や有機アミン性塩基の
使用量は、化合物(I−2)に対して、0.1〜10モ
ル当量、好ましくは0.3〜3モル当量である。
【0216】反応温度は、通常、−30℃〜100℃で
ある。
【0217】反応時間は、通常、0.5〜60時間であ
る。
【0218】化合物(I−2)の反応性誘導体を用いる
方法において化合物(I−2)の反応性誘導体として
は、例えば、酸無水物、酸ハライド(酸クロリド、酸ブ
ロミド)、イミダゾリド、あるいは混合酸無水物(例え
ばメチル炭酸、エチル炭酸、イソブチル炭酸との無水物
など)などが挙げられる。
【0219】例えば、酸無水物または酸ハライドを用い
る場合、反応は、通常、塩基の存在下、反応に影響をお
よぼさない溶媒中で行われる。
【0220】塩基としては、例えばトリエチルアミン、
ピリジン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルア
ニリン、4−ジメチルアミノピリジン、水酸化リチウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム
などが挙げられる。
【0221】反応に影響をおよぼさない溶媒としては、
例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルアセトアミドなどのアミド類;クロロホルム、ジク
ロロメタンなどのハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、ト
ルエンなどの芳香族炭化水素類;テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジエチルエーテルなどのエーテル類;酢酸
エチル、水などが挙げられる。これらの溶媒は、適宜の
割合で混合して用いてもよい。なお、反応に影響をおよ
ぼさない溶媒として、上記アミド類を用いる場合、塩基
の非存在下に反応を行うこともできる。
【0222】化合物(VI)の使用量は、化合物(I−
2)に対して、0.1〜10モル当量、好ましくは0.
3〜3モル当量である。塩基の使用量は、化合物(I−
2)に対して、0.1〜10モル当量、好ましくは0.
3〜3モル当量である。
【0223】反応温度は、通常、−30℃〜100℃で
ある。
【0224】反応時間は、通常、0.5〜20時間であ
る。
【0225】また、混合酸無水物を用いる場合、化合物
(I−2)とクロロ炭酸エステル(例、クロロ炭酸メチ
ル、クロロ炭酸エチル、クロロ炭酸イソブチルなど)を
塩基(例、トリエチルアミン、アニリン、N−メチルモ
ルホリン、N,N−ジメチルアニリン、4−ジメチルア
ミノピリジン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸セシウム等)の存在下に反応させ、
さらに化合物(VI)と反応させる。
【0226】化合物(VI)の使用量は、化合物(I−
2)に対して、通常0.1〜10モル当量、好ましくは
0.3〜3モル当量である。
【0227】反応温度は、通常、−30℃〜100℃で
ある。
【0228】反応時間は、通常、0.5〜20時間であ
る。
【0229】このようにして得られる化合物(I−3)
は,公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒
抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどに
より単離精製することができる。
【0230】なお、上記B法で原料化合物として用いら
れる化合物(I−2)は、例えば上記A法により製造さ
れる。
【0231】また、上記B法で原料化合物として用いら
れる化合物(VI)は、自体公知の方法により製造するこ
とができる。
【0232】一般式(I)中、Yがヒドロキシ基である
化合物(I−4)は、例えば以下のC法によって製造さ
れる。 [C法]
【0233】
【化23】
【0234】[式中、Wbは結合手または2価の脂肪族
炭化水素基を、その他の記号は前記と同意義を示す。] Wbで示される「2価の脂肪族炭化水素基」としては、
前記Wとして例示したものが挙げられる。
【0235】本法では、化合物(I−1)を還元反応に
付すことにより化合物(I−4)を製造する。
【0236】本反応は、自体公知の方法に従い、還元剤
の存在下、反応に影響をおよぼさない溶媒中で行われ
る。
【0237】還元剤としては、例えば水素化ほう素ナト
リウム、水素化ほう素リチウム、水素化リチウムアルミ
ニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、ジヒドロビ
ス(2−メトキシエトキシ)アルミン酸ナトリウム、ボラ
ン及びその錯体(例、ボラン-テトラヒドロフラン、ピ
リジンボラン、ボラン-ジメチルスルフィドなど)など
が挙げられる。
【0238】還元剤の使用量は、化合物(I−1)に対
し、好ましくは約0.5〜約10モル当量である。
【0239】反応に悪影響をおよぼさない溶媒として
は、例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素類;クロロホルム、ジクロロメタンなどのハロ
ゲン化炭化水素類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、
ジエチルエーテルなどのエーテル類;水、メタノール、
エタノール、イソプロパノールなどのアルコール類など
が挙げられる。これらの溶媒は、適宜の割合で混合して
用いてもよい。
【0240】反応温度は、通常、約−50〜約150
℃、好ましくは約−10〜約100℃である。
【0241】反応時間は、通常、約0.5〜約20時間
である。
【0242】このようにして得られる化合物(I−4)
は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒
抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどに
より単離精製することができる。
【0243】一般式(I)中、Yが式:−OCOR4
(R4は前記と同意義を示す)で示される基である化合
物(I−5)は、例えば以下のD法によって製造され
る。 [D法]
【0244】
【化24】
【0245】[式中の記号は前記と同意義を示す。] 本法では、化合物(I−4)をアシル化反応に付すこと
により、化合物(I−5)を製造する。本反応は、自体
公知の方法により行うことができる。このような方法と
しては、例えば化合物(I−4)とカルボン酸誘導体
(R4CO2H)とを縮合剤を用いて直接縮合させる方
法、あるいは、カルボン酸誘導体(R4CO2H)の反応
性誘導体と、化合物(I−4)とを適宜反応させる方法
などが挙げられる。ここで、化合物(I−4)とカルボ
ン酸誘導体(R4CO2H)とを縮合剤を用いて直接縮合
させる方法は、前記した「化合物(I−2)と化合物
(VI)とを縮合剤を用いて直接縮合させる方法」と同様
にして行われる。
【0246】カルボン酸誘導体の反応性誘導体を用いる
方法において、カルボン酸誘導体の反応性誘導体として
は、例えば、酸無水物、酸ハライド(酸クロリド、酸ブ
ロミド)、イミダゾリド、あるいは混合酸無水物(例え
ばメチル炭酸、エチル炭酸、イソブチル炭酸との無水物
など)などが挙げられる。
【0247】例えば酸無水物または酸ハライドを用いる
場合、反応は、通常、塩基の存在下、反応に影響をおよ
ぼさない溶媒中で行われる。
【0248】塩基としては、例えばトリエチルアミン、
ピリジン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルア
ニリン、4−ジメチルアミノピリジン、水酸化リチウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム
などが挙げられる。
【0249】反応に影響をおよぼさない溶媒としては、
例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルアセトアミドなどのアミド類;クロロホルム、ジク
ロロメタンなどのハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、ト
ルエンなどの芳香族炭化水素類;テトラヒドロフラン、
ジオキサン、ジエチルエーテルなどのエーテル類;酢酸
エチル、水などが挙げられる。これらの溶媒は、適宜の
割合で混合して用いてもよい。なお、反応に影響をおよ
ぼさない溶媒として、上記アミド類を用いる場合、塩基
の非存在下に反応を行うこともできる。
【0250】カルボン酸の反応性誘導体の使用量は、化
合物(I−4)に対して0.1〜10モル当量、好まし
くは0.3〜3モル当量である。塩基の使用量は、化合
物(I−4)に対して、0.1〜10モル当量、好まし
くは0.3〜3モル当量である。
【0251】反応温度は、通常、−30℃〜100℃で
ある。
【0252】反応時間は、通常、0.5〜20時間であ
る。
【0253】また、混合酸無水物を用いる場合、カルボ
ン酸誘導体(R4CO2H)とクロロ炭酸エステル(例、
クロロ炭酸メチル、クロロ炭酸エチル、クロロ炭酸イソ
ブチルなど)を塩基(例、トリエチルアミン、アニリ
ン、N−メチルモルホリン、N,N−ジメチルアニリ
ン、4−ジメチルアミノピリジン、水酸化リチウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムな
ど)の存在下に反応させ、さらに化合物(I−4)と反
応させる。
【0254】カルボン酸誘導体の使用量は、化合物(I
−4)に対して、通常0.1〜10モル当量、好ましく
は0.3〜3モル当量である。
【0255】反応温度は、通常、−30℃〜100℃で
ある。
【0256】反応時間は、通常、0.5〜20時間であ
る。
【0257】このようにして得られる化合物(I−5)
は,公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒
抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどに
より単離精製することができる。
【0258】なお、上記D法で原料化合物として用いら
れる化合物(I−4)は、例えば上記C法により製造さ
れる。
【0259】一般式(I)において、Yが式:−OR3a
(R3aは前記と同意義を示す)で示される基である化
合物(I−6)は、例えば以下のE法およびF法によっ
ても製造される。 [E法]
【0260】
【化25】
【0261】[式中、Xはヒドロキシ基、ハロゲン原子
または式:−OSO28(R8は炭素数1〜4のアルキ
ル基または炭素数1〜4のアルキル基で置換されていて
もよい炭素数6〜10のアリール基を示す)で示される
基を、その他の記号は前記と同意義を示す。] ここで、R8で示される「炭素数1〜4のアルキル基」
および「炭素数1〜4のアルキル基で置換されていても
よい炭素数6〜10のアリール基」における炭素数1〜
4のアルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec.-ブチル、t.-
ブチルなどが挙げられ、なかでもメチルが好ましい。
【0262】また、R8で示される「炭素数1〜4のア
ルキル基で置換されていてもよい炭素数6〜10のアリ
ール基」における炭素数6〜10のアリール基として
は、フェニル、ナフチルなどが挙げられ、なかでもフェ
ニルが好ましい。
【0263】本法では、化合物(I−4)と化合物(VI
I)との反応により化合物(I−6)を製造する。
【0264】Xがヒドロキシ基である場合、本反応は、
自体公知の方法、例えば、シンセシス(Synthesis) 1頁
(1981年)に記載の方法、あるいはこれに準じた
方法により行われる。すなわち、本反応は、通常、有機
リン化合物および親電子剤の存在下、反応に悪影響をお
よぼさない溶媒中で行われる。
【0265】有機リン化合物としては、例えばトリフェ
ニルホスフィン、トリブチルホスフィンなどが挙げられ
る。
【0266】親電子剤としては、例えばアゾジカルボン
酸ジエチル、アゾジカルボン酸ジイソプロピル、アゾジ
カルボニルジピペリジンなどが挙げられる。
【0267】有機リン化合物および親電子剤の使用量
は、化合物(I−4)に対し、好ましくは約1〜約5モ
ル当量である。
【0268】反応に悪影響をおよぼさない溶媒として
は、例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサンなどのエーテル類;クロロホルム、ジクロロメ
タンなどのハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素類;N,N−ジメチ
ルホルムアミドなどのアミド類;ジメチルスルホキシド
などのスルホキシド類などが挙げられる。これらの溶媒
は、適宜の割合で混合して用いてもよい。
【0269】反応温度は、通常、約−50〜約150
℃、好ましくは約−10〜約100℃である。
【0270】反応時間は、通常、約0.5〜約20時間
である。
【0271】Xがハロゲン原子または式:−OSO28
(R8は前記と同意義を示す)で示される基である場
合、本反応は、常法に従い、塩基の存在下、反応に悪影
響をおよぼさない溶媒中で行われる。
【0272】塩基としては、例えば水酸化リチウム、水
酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなどのアルカリ金属
塩;炭酸バリウム、炭酸カルシウム、水酸化バリウム、
水酸化カルシウムなどのアルカリ土類金属塩;ピリジ
ン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−
エンなどのアミン類;水素化カリウム、水素化ナトリウ
ムなどの金属水素化物;ナトリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド、カリウム t.-ブトキシドなどのアルカ
リ金属アルコキシドなどが挙げられる。
【0273】これら塩基の使用量は、化合物(I−4)
に対し、好ましくは約1〜約5モル当量である。
【0274】反応に悪影響をおよぼさない溶媒として
は、例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチ
ルエーテルなどのエーテル類;アセトン、2−ブタノン
などのケトン類;クロロホルム、ジクロロメタンなどの
ハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド
などのアミド類;ジメチルスルホキシドなどのスルホキ
シド類などが挙げられる。これらの溶媒は、適宜の割合
で混合して用いてもよい。
【0275】反応温度は、通常、約−50〜約150
℃、好ましくは約−10〜約100℃である。
【0276】反応時間は、通常、約0.5〜約20時間
である。
【0277】このようにして得られる化合物(I−6)
は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒
抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどに
より単離精製することができる。 [F法]
【0278】
【化26】
【0279】[式中、Eはハロゲン原子または式:−O
SO28 (R8は前記と同意義を示す)で示される基
を、その他の記号は前記と同意義を示す。] 本法では、化合物(III−1)と化合物(VIII)との反
応により化合物(I−6)を製造する。
【0280】本反応は、常法に従い、塩基の存在下、反
応に悪影響をおよぼさない溶媒中で行われる。
【0281】塩基としては、例えば水酸化リチウム、水
酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなど
のアルカリ金属塩;炭酸バリウム、炭酸カルシウム、水
酸化バリウム、水酸化カルシウムなどのアルカリ土類金
属塩;ピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチル
アニリン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウン
デカ−7−エンなどのアミン類;水素化カリウム、水素
化ナトリウムなどの金属水素化物;ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、カリウム t.-ブトキシドな
どのアルカリ金属アルコキシドなどが挙げられる。
【0282】これら塩基の使用量は、化合物(III−
1)に対し、好ましくは約1〜約5モル当量である。
【0283】反応に悪影響をおよぼさない溶媒として
は、例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチ
ルエーテルなどのエーテル類;アセトン、2−ブタノン
などのケトン類;クロロホルム、ジクロロメタンなどの
ハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド
などのアミド類;ジメチルスルホキシドなどのスルホキ
シド類などが挙げられる。これらの溶媒は、適宜の割合
で混合して用いてもよい。
【0284】反応温度は、通常、約−50〜約150
℃、好ましくは約−10〜約100℃である。
【0285】反応時間は、通常、約0.5〜約20時間
である。
【0286】このようにして得られる化合物(I−6)
は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒
抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどに
より単離精製することができる。
【0287】一般式(I)中、Yがエステル化されたカ
ルボキシル基であり、Wが−CH=CH−または−(C
22−である化合物[それぞれ化合物(I−9)また
は(I−10)]は、以下のG法によっても製造され
る。 [G法]
【0288】
【化27】
【0289】[式中の記号は前記と同意義を示す。] (工程1)還元反応 本反応は、常法に従い、還元剤の存在下、反応に影響を
およぼさない溶媒中で行われる。
【0290】還元剤としては、例えば水素化ほう素ナト
リウム、水素化ほう素リチウム、水素化リチウムアルミ
ニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、ジヒドロビ
ス(2−メトキシエトキシ)アルミン酸ナトリウム、ボラ
ン及びその錯体(例、ボラン-テトラヒドロフラン、ピ
リジンボラン、ボラン-ジメチルスルフィドなど)など
が挙げられる。
【0291】還元剤の使用量は、化合物(I−7)に対
し、好ましくは約0.5〜約10モル当量である。
【0292】反応に悪影響をおよぼさない溶媒として
は、例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素類;クロロホルム、ジクロロメタンなどのハロ
ゲン化炭化水素類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、
ジエチルエーテルなどのエーテル類;水、メタノール、
エタノール、イソプロパノールなどのアルコール類など
が挙げられる。これらの溶媒は、適宜の割合で混合して
用いてもよい。
【0293】反応温度は、通常、約−50〜約150
℃、好ましくは約−10〜約100℃である。
【0294】反応時間は、通常、約0.5〜約20時間
である。
【0295】このようにして得られる化合物(I−8)
は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒
抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどに
より単離精製することができる。
【0296】なお、上記G法の工程1において原料化合
物として用いられる化合物(I−7)は、例えばジャー
ナル オブ ヘテロサイクリック ケミストリー(Jour
nalof Heterocyclic Chemistry)、28巻、453頁
(1991年);ジャーナルオブ オーガニック ケミ
ストリー(Journal of Organic Chemistry)、49巻、
4419頁(1984年);テトラヘドロン レターズ
(Tetrahedron Letters)、34巻、485頁(199
3年)等に記載されている方法、あるいはこれに準じた
方法によって製造することができる。
【0297】(工程2)酸化反応 本反応は、常法に従い、酸化剤の存在下、反応に影響を
およぼさない溶媒中で行われる。
【0298】酸化剤としては、例えば二酸化マンガン、
クロロクロム酸ピリジニウム、二クロム酸ピリジニウ
ム、酸化ルテニウムなどの金属酸化剤などが挙げられ
る。
【0299】酸化剤の使用量は、化合物(I−8)に対
し、好ましくは約1〜約10モル当量である。
【0300】反応に悪影響をおよぼさない溶媒として
は、例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチ
ルエーテルなどのエーテル類;クロロホルム、ジクロロ
メタンなどのハロゲン化炭化水素類などが挙げられる。
これらの溶媒は、適宜の割合で混合して用いてもよい。
【0301】反応温度は、通常、約−50〜約150
℃、好ましくは約−10〜約100℃である。
【0302】反応時間は、通常、約0.5〜約20時間
である。
【0303】また、化合物(IV)は、ジメチルスルホキ
シドなどのスルホキシド類とクロロホルム、ジクロロメ
タンなどのハロゲン化炭化水素類との混合溶媒中、化合
物(I−8)に、三酸化硫黄ピリジン錯体またはオキサ
リルクロリドなどの反応試剤を加え、さらにトリエチル
アミン、N−メチルモルホリンなどの有機塩基を反応さ
せることによっても製造することができる。
【0304】反応試剤の使用量は、化合物(I−8)に
対し、好ましくは約1〜約10モル当量である。
【0305】有機塩基の使用量は、化合物(I−8)に
対し、好ましくは約1〜約10モル当量である。
【0306】反応温度は、通常、約−50〜約150
℃、好ましくは約−10〜約100℃である。
【0307】反応時間は、通常、約0.5〜約20時間
である。
【0308】このようにして得られる化合物(IV)は、
公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽
出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどによ
り単離精製することができる。
【0309】(工程3)増炭反応 本反応では、塩基存在下、有機リン試薬と化合物(IV)
との反応により、化合物(I−9)を製造する。
【0310】本法は、常法に従い、塩基の存在下、反応
に影響をおよぼさない溶媒中で行われる。
【0311】有機リン試薬としては、例えばジメチルホ
スホノ酢酸メチル、ジエチルホスホノ酢酸エチル、ジメ
チルホスホノ酢酸エチルなどが挙げられる。
【0312】有機リン試薬の使用量は、化合物(IV)に
対し、好ましくは約1〜約10モル当量である。
【0313】塩基としては、例えば水酸化カリウム、水
酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウムな
どのアルカリ金属塩;炭酸バリウム、炭酸カルシウム、
水酸化バリウム、水酸化カルシウムなどのアルカリ土類
金属塩;ピリジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチ
ルアニリン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウ
ンデカ−7−エンなどのアミン類;水素化カリウム、水
素化ナトリウムなどの金属水素化物;ナトリウムメトキ
シド、ナトリウムエトキシド、カリウム t.-ブトキシド
などのアルカリ金属アルコキシドなどが挙げられる。
【0314】これら塩基の使用量は、化合物(IV)に対
し、好ましくは約1〜約5モル当量である。
【0315】反応に悪影響をおよぼさない溶媒として
は、例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチ
ルエーテルなどのエーテル類;クロロホルム、ジクロロ
メタンなどのハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチル
ホルムアミドなどのアミド類;ジメチルスルホキシドな
どのスルホキシド類などが挙げられる。これらの溶媒
は、適宜の割合で混合して用いてもよい。
【0316】反応温度は、通常、約−50〜約150
℃、好ましくは約−10〜約100℃である。
【0317】反応時間は、通常、約0.5〜約20時間
である。
【0318】このようにして得られる化合物(I−9)
は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒
抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどに
より単離精製することができる。
【0319】(工程4)水素化反応 本法は、常法に従い、水素雰囲気下あるいはギ酸などの
水素源、および、金属触媒存在下、反応に影響をおよぼ
さない溶媒中で行われる。
【0320】金属触媒としては、例えばパラジウム−炭
素、パラジウム−炭酸バリウム、パラジウム黒、酸化白
金、白金−炭素、ラネーニッケル、ウィルキンソン触媒
などの遷移金属触媒などが挙げられる。
【0321】これら遷移金属触媒の使用量は、化合物
(I−9)に対し、好ましくは約0.01〜約10モル
当量である。
【0322】反応に悪影響をおよぼさない溶媒として
は、例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチ
ルエーテルなどのエーテル類;クロロホルム、ジクロロ
メタンなどのハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチル
ホルムアミドなどのアミド類;メタノール、エタノー
ル、イソプロパノールなどのアルコール類などが挙げら
れる。これらの溶媒は、適宜の割合で混合して用いても
よい。
【0323】反応温度は、通常、約−50〜約150
℃、好ましくは約−10〜約100℃である。
【0324】反応時間は、通常、約0.5〜約20時間
である。
【0325】このようにして得られる化合物(I−1
0)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、
溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーな
どにより単離精製することができる。
【0326】一般式(I)中、Yがカルボキシル基であ
り、Wが−(CH22−である化合物(I−11)は、
以下のH法によっても製造される。 [H法]
【0327】
【化28】
【0328】[式中の記号は前記と同意義を示す。] (工程1)増炭反応 本法では、化合物(III−2)を、マロン酸ジエステル
を用いた2炭素増炭反応に付すことにより、化合物
(V)を製造する。
【0329】本反応は、常法に従い、マロン酸ジエステ
ルおよび塩基の存在下、反応に悪影響をおよぼさない溶
媒中で行われる。
【0330】塩基としては、例えば水酸化リチウム、水
酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなどのアルカリ金属
塩;炭酸バリウム、炭酸カルシウム、水酸化バリウム、
水酸化カルシウムなどのアルカリ土類金属塩;ピリジ
ン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、
1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−
エンなどのアミン類;水素化カリウム、水素化ナトリウ
ムなどの金属水素化物;ナトリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド、カリウム t.-ブトキシドなどのアルカ
リ金属アルコキシドなどが挙げられる。
【0331】マロン酸ジエステルとしては、例えばマロ
ン酸ジエチル、マロン酸ジメチル、マロン酸ジプロピ
ル、マロン酸ジブチルなどが挙げられる。
【0332】これら塩基およびマロン酸ジエステルの使
用量は、化合物(III−2)に対し、好ましくは約1〜
約5モル当量である。
【0333】反応に悪影響をおよぼさない溶媒として
は、例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチ
ルエーテルなどのエーテル類;クロロホルム、ジクロロ
メタンなどのハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチル
ホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのア
ミド類などが挙げられる。これらの溶媒は、適宜の割合
で混合して用いてもよい。
【0334】反応温度は、通常、約−50〜約150
℃、好ましくは約−10〜約100℃である。
【0335】反応時間は、通常、約0.5〜約20時間
である。
【0336】このようにして得られる化合物(V)は、
公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽
出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーなどによ
り単離精製することができる。
【0337】(工程2)脱炭酸反応 本法では、化合物(V)を脱炭酸反応に付すことによ
り、化合物(I−11)を製造する。
【0338】本脱炭酸反応は、常法に従い、酸性条件下
または塩基性条件下で行われる。
【0339】酸性条件下で行われる場合、本法は、常法
に従い、反応に影響をおよぼさない溶媒中で行われる。
【0340】酸としては、例えば塩酸、硫酸、酢酸、臭
化水素酸などが挙げられる。
【0341】酸の使用量は、通常、化合物(V)に対し
て過剰量である。好ましくは、化合物(V)に対し、約
2〜約50当量である。
【0342】反応に影響をおよぼさない溶媒としては、
例えばメタノール、エタノールなどのアルコール類;ア
セトン、2−ブタノンなどのケトン類から選ばれる1種
以上の溶媒と水との混合溶媒などが挙げられる。また、
過剰の酸を溶媒として用いてもよい。
【0343】塩基性条件下で行われる場合、本法は、常
法に従い、加水分解により化合物(V)をジカルボン酸
とした後、熱分解して化合物(I−11)を製造する。
【0344】加水分解反応は、塩基存在下、常法に従
い、反応に影響をおよぼさない含水溶媒中で行われる。
【0345】塩基としては、例えば水酸化リチウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸セシウムなどのアルカリ金属塩;炭酸
バリウム、炭酸カルシウム、水酸化バリウム、水酸化カ
ルシウムなどのアルカリ土類金属塩;ナトリウムメトキ
シドなどのアルカリ金属アルコキシドなどが挙げられ
る。
【0346】塩基の使用量は、通常、化合物(V)に対
して過剰量である。好ましくは、化合物(V)に対し、
約2.5〜約20当量である。
【0347】反応に影響をおよぼさない含水溶媒として
は、例えばメタノール、エタノールなどのアルコール
類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテ
ルなどのエーテル類;ジメチルスルホキシドおよびアセ
トンなどから選ばれる1種以上の溶媒と水との混合溶媒
などが挙げられる。
【0348】反応温度は、通常、約−20〜約150
℃、好ましくは約−10〜約100℃である。
【0349】反応時間は、通常、約0.1〜約20時間
である。
【0350】本熱分解反応は、常法に従い、反応に影響
をおよぼさない溶媒中で行われる。
【0351】反応に影響をおよぼさない溶媒としては、
例えばピリジン、キノリン、コリジンなどが挙げられ
る。
【0352】反応温度は、通常、約−20〜約250
℃、好ましくは約50〜約200℃である。
【0353】反応時間は、通常、約0.1〜約20時間
である。
【0354】このようにして得られる化合物(I−1
1)は,公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、
溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーな
どにより単離精製することができる。
【0355】F法において原料化合物として用いられる
化合物(III−1)のうち、Eがハロゲン原子または
式:−OSO28 (R8は前記と同意義を示す)で示
される基である化合物は、例えば下記I法により製造す
ることができる。なお、化合物(III−1)は、H法に
おいて原料化合物として用いられる化合物(III−2)
を含む。 [I法]
【0356】
【化29】
【0357】[式中、各記号は前記と同意義を示す。] Eがハロゲン原子である化合物(III−1)は、例えば
化合物(I−4)とハロゲン化剤とを反応させることに
より製造される。
【0358】本法は、常法に従い、ハロゲン化剤の存在
下、反応に影響をおよぼさない溶媒中で行われる。
【0359】ハロゲン化剤としては、例えば塩化チオニ
ルあるいは三臭化リンなどが挙げられる。
【0360】ハロゲン化剤の使用量は、化合物(I−
4)に対し、好ましくは約1〜約20モル当量である。
【0361】反応に悪影響をおよぼさない溶媒として
は、例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチ
ルエーテルなどのエーテル類;クロロホルム、ジクロロ
メタンなどのハロゲン化炭化水素類などが挙げられる。
これらの溶媒は、適宜の割合で混合して用いてもよい。
また、過剰のハロゲン化剤を溶媒として用いてもよい。
【0362】反応温度は、通常、約−20〜約150
℃、好ましくは約0〜約100℃である。
【0363】反応時間は、通常、約0.1〜約20時間
である。
【0364】Eが式:−OSO28 (R8は前記と同
意義を示す)で示される基である化合物(III−1)
は、例えば化合物(I−4)とスルホニル化剤とを、適
宜の塩基の存在下、反応させることにより製造される。
【0365】本法は、常法に従い、スルホニル化剤存在
下、反応に影響をおよぼさない溶媒中で行われる。
【0366】スルホニル化剤としては、例えばメシルク
ロリド、トシルクロリドあるいはベンゼンスルホニルク
ロリドなどが挙げられる。この場合、Eがそれぞれメシ
ルオキシ、トシルオキシおよびベンゼンスルホニルオキ
シである化合物(I−1)が生成する。
【0367】スルホニル化剤および塩基の使用量は、化
合物(I−4)に対し、好ましくは約1〜約2モル当量
である。
【0368】反応に悪影響をおよぼさない溶媒として
は、例えばベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族
炭化水素類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチ
ルエーテルなどのエーテル類;N,N−ジメチルホルム
アミド、N,N−ジメチルアセトアミドなどのアミド
類;クロロホルム、ジクロロメタンなどのハロゲン化炭
化水素類;酢酸エチル、アセトンなどが挙げられる。こ
れらの溶媒は、適宜の割合で混合して用いてもよい。
【0369】反応温度は、通常、約−20〜約150
℃、好ましくは約0〜約100℃である。
【0370】反応時間は、通常、約0.1〜約20時間
である。
【0371】このようにして得られる化合物(III−
1)は、公知の分離精製手段、例えば濃縮、減圧濃縮、
溶媒抽出、晶出、再結晶、転溶、クロマトグラフィーな
どにより単離精製することができる。
【0372】前記の各反応において、原料化合物が置換
基としてアミノ、カルボキシ、ヒドロキシ、カルボニル
を有する場合、これらの基にペプチド化学などで一般的
に用いられるような保護基が導入されていてもよく、反
応後に必要に応じて保護基を除去することにより目的化
合物を得ることができる。
【0373】アミノの保護基としては、例えば、ホルミ
ル、C1-6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロ
ピオニルなど)、C1-6アルコキシ−カルボニル(例、
メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、tert−
ブトキシカルボニルなど)、ベンゾイル、C7-13アラル
キル−カルボニル(例、ベンジルカルボニルなど)、C
7-13アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキ
シカルボニル、9−フルオレニルメトキシカルボニルな
ど)、トリチル、フタロイル、N,N−ジメチルアミノ
メチレン、シリル(例、トリメチルシリル、トリエチル
シリル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジ
メチルシリル、tert−ブチルジエチルシリルな
ど)、C2-6アルケニル(例、1−アリルなど)などが
挙げられる。これらの基は、1ないし3個のハロゲン原
子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1-6
ルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシなど)
またはニトロなどで置換されていてもよい。
【0374】カルボキシの保護基としては、例えば、C
1-6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、tert−ブチルなど)、C7-13アラ
ルキル(例、ベンジルなど)、フェニル、トリチル、シ
リル(例、トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメ
チルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリ
ル、tert−ブチルジエチルシリルなど)、C2-6
ルケニル(例、1−アリルなど)などが挙げられる。こ
れらの基は、1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1-6アルコキシ
(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシなど)またはニ
トロなどで置換されていてもよい。
【0375】ヒドロキシの保護基としては、例えば、C
1-6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、tert−ブチルなど)、フェニル、
トリチル、C7-13アラルキル(例、ベンジルなど)、ホ
ルミル、C1-6アルキル−カルボニル(例、アセチル、
プロピオニルなど)、ベンゾイル、C7-13アラルキル−
カルボニル(例、ベンジルカルボニルなど)、2−テト
ラヒドロピラニル、2−テトラヒドロフラニル、シリル
(例、トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチル
フェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、t
ert−ブチルジエチルシリルなど)、C2-6アルケニ
ル(例、1−アリルなど)などが挙げられる。これらの
基は、1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素など)、C1-6アルキル(例、メチ
ル、エチル、プロピルなど)、C1-6アルコキシ(例、
メトキシ、エトキシ、プロポキシなど)またはニトロな
どで置換されていてもよい。
【0376】カルボニルの保護基としては、例えば、環
状アセタール(例、1,3−ジオキサンなど)、非環状
アセタール(例、ジ−C1-6アルキルアセタールなど)
などが挙げられる。
【0377】また、これらの保護基の除去方法は、自体
公知の方法、例えば、プロテクティブ グループス イ
ン オーガニック シンセシス(Protective Groups in
Organic Synthesis),John Wiley and Sons 刊(19
80)に記載の方法などに準じて行えばよい。例えば、
酸、塩基、紫外光、ヒドラジン、フェニルヒドラジン、
N−メチルジチオカルバミン酸ナトリウム、テトラブチ
ルアンモニウムフルオリド、酢酸パラジウム、トリアル
キルシリルハライド(例、トリメチルシリルヨージド、
トリメチルシリルブロミドなど)などを使用する方法、
還元法などが用いられる。
【0378】また、前記の各反応において、原料化合物
が塩を形成し得る場合、該化合物を塩として用いてもよ
い。このような塩としては、例えば化合物(I)の塩と
して例示したものが用いられる。
【0379】化合物(I)が、光学異性体、立体異性
体、位置異性体、回転異性体を含有する場合には、これ
らも化合物(I)として含有されるとともに、自体公知
の合成手法、分離手法によりそれぞれを単品として得る
ことができる。例えば、化合物(I)に光学異性体が存
在する場合には、該化合物から分割された光学異性体も
化合物(I)に包含される。
【0380】光学異性体は自体公知の方法により製造す
ることができる。具体的には、光学活性な合成中間体を
用いる、または、最終物のラセミ体を常法に従って光学
分割することにより光学異性体を得る。
【0381】光学分割法としては、自体公知の方法、例
えば、分別再結晶法、キラルカラム法、ジアステレオマ
ー法等が用いられる。
【0382】1)分別再結晶法 ラセミ体と光学活性な化合物(例えば、(+)−マンデ
ル酸、(−)−マンデル酸、(+)−酒石酸、(−)−
酒石酸、(+)−1−フェネチルアミン、(−)−1−
フェネチルアミン、シンコニン、(−)−シンコニジ
ン、ブルシンなど)と塩を形成させ、これを分別再結晶
法によって分離し、所望により、中和工程を経てフリー
の光学異性体を得る方法。
【0383】2)キラルカラム法 ラセミ体またはその塩を光学異性体分離用カラム(キラ
ルカラム)にかけて分離する方法。例えば液体クロマト
グラフィーの場合、ENANTIO−OVM(トーソー
社製)あるいは、ダイセル社製 CHIRALシリーズ
などのキラルカラムに光学異性体の混合物を添加し、
水、種々の緩衝液(例、リン酸緩衝液)、有機溶媒
(例、エタノール、メタノール、イソプロパノール、ア
セトニトリル、トリフルオロ酢酸、ジエチルアミンな
ど)を単独あるいは混合した溶液として展開させること
により、光学異性体を分離する。また、例えばガスクロ
マトグラフィーの場合、CP−Chirasil−De
X CB(ジーエルサイエンス社製)などのキラルカラ
ムを使用して分離する。
【0384】3)ジアステレオマー法 ラセミ体の混合物を光学活性な試薬と化学反応によって
ジアステレオマーの混合物とし、これを通常の分離手段
(例えば、分別再結晶、クロマトグラフィー法等)など
を経て単一物質とした後、加水分解反応などの化学的な
処理により光学活性な試薬部位を切り離すことにより光
学異性体を得る方法。例えば、化合物(I)が分子内に
ヒドロキシまたは1,2級アミノを有する場合、該化合
物と光学活性な有機酸(例えば、MTPA〔α−メトキ
シ−α−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸〕、
(−)−メントキシ酢酸等)などとを縮合反応に付すこ
とにより、それぞれエステル体またはアミド体のジアス
テレオマーが得られる。一方、化合物(I)がカルボン
酸基を有する場合、該化合物と光学活性アミンまたはア
ルコール試薬とを縮合反応に付すことにより、それぞれ
アミド体またはエステル体のジアステレオマーが得られ
る。分離されたジアステレオマーは、酸加水分解あるい
は塩基性加水分解反応に付すことにより、元の化合物の
光学異性体に変換される。
【0385】本発明は、さらに、イソオキサゾール誘導
体を含有してなるグルコース依存性インスリン分泌促進
剤に関する。
【0386】ここで、イソオキサゾール誘導体は、イソ
オキサゾール骨格を有する化合物であれば特に限定され
ない。該イソオキサゾール誘導体としては、例えばイソ
オキサゾール骨格の4位に、式:−W−Y (Wおよび
Yは、前記と同意義を示す)で示される基を有する化合
物などが挙げられる。
【0387】イソオキサゾール誘導体は、好ましくは化
合物(I)もしくはその塩またはそのプロドラッグであ
り、さらに好ましくは化合物(II)もしくはその塩また
はそのプロドラッグである。
【0388】グルコース依存性インスリン分泌促進剤と
は、高濃度グルコースの存在下(例えば、空腹時血糖値
が126mg/dl以上または75g経口ブドウ糖負荷
試験(75gOGTT)2時間値が140mg/dl以
上である患者など)でのみ選択的にインスリン分泌促進
作用を発揮する薬剤を意味する。したがって、本発明の
グルコース依存性インスリン分泌促進剤は、インスリン
の弊害である血管合併症や低血糖誘発などの危険性の低
い、安全な糖尿病の予防・治療剤などとして有用であ
る。
【0389】本発明のグルコース依存性インスリン分泌
促進剤は、前記した医薬組成物と同様にして製造するこ
とができ、哺乳動物(例、ヒト、マウス、ラット、ウサ
ギ、イヌ、ネコ、ウシ、ウマ、ブタ、サル等)に対し
て、安全に用いることができる。
【0390】また、本発明のグルコース依存性インスリ
ン分泌促進剤の投与量、投与方法は、前記した本発明の
化合物の場合と同様である。さらに、本発明のグルコー
ス依存性インスリン分泌促進剤は、前記した併用薬剤と
組み合わせて用いることもできる。
【0391】以下に、試験例、参考例、実施例および製
剤例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明
はこれらにより限定されるものではない。
【0392】
【実施例】なお、以下の参考例および実施例において、
%は特記しない限り重量パーセントを示す。また、室温
とは、1〜30℃の温度を示す。
【0393】実施例において、HPLCは以下の条件により
測定した。 測定機器:島津製作所 LC-10Avpシステム カラム:CAPSEL PAK C18UG120 S-3 μm, 2.0 X 50
mm 溶媒:A液; 0.1% トリフルオロ酢酸 含有水、B
液; 0.1% トリフルオロ酢酸 含有アセトニトリル グラジエントサイクル: 0.00分(A液/B液=90/10), 4.
00分(A液/B液=5/95),5.50分(A液/B液=5/95), 5.5
1分(A液/B液=90/10), 8.00分(A液/B液=90/10) 注入量:2μl、流速:0.5 ml/min、検出法:UV 220
nm 実施例において、マススペクトル(MS)は以下の条件に
より測定した。 測定機器:マイクロマス社 プラットフォームII、ウオ
ーターズ社 ZQ、またはウオーターズ社 ZMD イオン化法:大気圧化学イオン化法(Atmospheric Pre
ssure Chemical Ioniz ation: APCI)または電子衝撃イオン化法(Electron
Spray Ionization :ESI) 分取HPLC機器:ギルソン社ハイスループット精製シ
ステム カラム:YMC Combiprep ODS-A S-5 μm, 50 X 20
mmm 溶媒:A液; 0.1% トリフルオロ酢酸 含有水、B
液; 0.1% トリフルオロ酢酸 含有アセトニトリル グラジエントサイクル: 0.00分(A液/B液=90/10), 1.
20分(A液/B液=90/10), 4.75分(A液/B液=0/100),
7.30分(A液/B液=0/100), 7.40分(A液/B液=90/1
0), 7.50分(A液/B液=90/10) 流速:25 ml/min、検出法:UV 220nm
【0394】試験例1 ラットにおける血糖低下作用 雄のSDラット(7週齢、1群5匹)を一晩絶食し、試験
化合物投与前の血糖値を測定するため、尾静脈より採血
した。ついで0.5%メチルセルロースに懸濁した試験
化合物(30mg/kg体重/10mL(実施例8、1
6、66、68、79、94、123の化合物)または
50mg/kg体重/10mL(実施例58、70の化合
物))を、胃ゾンデを用いて経口投与し、60分後に経
口グルコース負荷(2g/kg体重/10mL)を開始し
た。糖負荷後30分の時点で採血し、血糖値を測定し
た。血糖値は自動測定装置(日立7070)を用いて測
定した。試験化合物群の血糖値は、対照群に対する相対
値(%)で表し、[表1]に示した。
【0395】
【表1】
【0396】このように、本発明化合物は、優れた血糖
(血中グルコース)低下作用を有するので、糖尿病予防
・治療剤として有用である。
【0397】試験例2 ラットの膵ラ氏島におけるインスリン分泌促進作用 8週齢の雄性SDラットの膵をコラゲナーゼ処理し、単離
したラ氏島を24穴培養プレートで、2.8mmol/
Lグルコースを含む培地(KRB)にて1時間プレインキ
ュベーションした後、100μmol/Lの試験化合物
(表2参照)および7.5mmol/Lグルコースを含
む(対照群は試験化合物を含まない)KRBにて1時間イ
ンキュベーションした。培地を回収し、ラジオイムノア
ッセイキット(商品名:シオノリアインスリンキット
(塩野義製薬製))を用いて、分泌されたインスリン量
を測定した。ラ氏島は超音波破砕後DNA量を測定し、そ
の値により培地中のインスリン値を補正した。試験化合
物群のインスリン分泌量は、対照群に対する相対値
(%)で表し、[表2]に示した。
【0398】
【表2】
【0399】このように、本発明化合物は、優れたイン
スリン分泌促進作用を有するので、糖尿病予防・治療剤
として有用である。
【0400】参考例1 4'−トリフルオロメトキシアセトフェノン(6.30
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、1.22g)
および炭酸ジエチル(70ml)の混合物を80℃で1
時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で水層
を中和した後、室温で30分間かき混ぜ、続いて、酢酸
エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物および
N,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール
(5.54g)の混合物を1.5時間還流した。反応混
合物を濃縮し、残留物をエタノール(120ml)に溶
解した。得られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン
(4.29g)を加え、5時間還流した。反応混合物を
濃縮し、残留物に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:2,
容積比)溶出部から5−(4−トリフルオロメトキシフ
ェニル)イソオキサゾール−4−カルボン酸エチル
(6.60g,収率71%)を黄色油状物として得た。
NMR(CDCl3)δ:1.38(3H, t, J=7.0 Hz), 4.36(2H, q, J
=7.0 Hz), 7.35(2H, d,J=8.8 Hz), 8.22(2H, d, J=8.8
Hz), 8.64(1H, s)。 参考例2 5−(4−トリフルオロメトキシフェニル)イソオキサ
ゾール−4−カルボン酸エチル(6.60g)のテトラ
ヒドロフラン(80ml)溶液に、水素化ジイソブチル
アルミニウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,55
ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮し、5−(4−トリフルオロメトキ
シフェニル)−4−イソオキサゾリルメタノール(5.
70g,収率99%)を無色結晶として得た。酢酸エチ
ル−ヘキサンから再結晶した。融点45〜46℃。
【0401】参考例3 4'−トリフルオロメチルアセトフェノン(10.0
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、2.13g)
および炭酸ジエチル(80ml)の混合物を80℃で9
0分間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で中
和した後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽
和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢
酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部から、3
−オキソ−3−(4−トリフルオロメチルフェニル)プ
ロピオン酸エチルを油状物として得た。この油状物およ
びN,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール
(9.50g)の混合物を1時間還流した。反応混合物
を濃縮し、残留物をエタノール(80ml)に溶解し
た。得られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(7.3
9g)を加え、2時間還流した。反応混合物を濃縮し、
残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル
層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮
した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部
から得られた結晶をヘキサンから再結晶して、5−(4
−トリフルオロメチルフェニル)イソオキサゾール−4
−カルボン酸エチル(8.42g,収率56%)を無色
プリズム晶として得た。融点53〜54℃。 参考例4 N−メトキシ−N−メチルアミン塩酸塩(9.28
g)、トリエチルアミン(14ml)およびN,N−ジ
メチルホルムアミド(500ml)の混合物を室温で3
0分間かき混ぜた後、5−フェニルイソオキサゾール−
4−カルボン酸(14.95g)、1−ヒドロキシ−1
H−1,2,3−ベンゾトリアゾール・水和物(14.
08g)および塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルア
ミノプロピル)カルボジイミド(18.00g)を加
え、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重
曹水、続いて、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:4,容積
比)溶出部からN−メトキシ−N−メチル−(5−フェ
ニル−4−イソオキサゾリル)カルボアミド(13.9
5g,収率76%)を無色油状物として得た。NMR(CDCl
3)δ:3.36(3H, s), 3,57(3H, s), 7.44-7.56(3H, m),
7.86-7.98(2H, m), 8.52(1H, s)。
【0402】参考例5 N−メトキシ−N−メチル−(5−フェニル−4−イソ
オキサゾリル)カルボアミド(13.01g)のテトラ
ヒドロフラン(200ml)溶液に、水素化ジイソブチ
ルアルミニウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,1
20ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分
間かき混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチル
で抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥
(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン
(1:4,容積比)溶出部から5−フェニルイソオキサ
ゾール−4−カルボアルデヒド(8.54g,収率88
%)を無色油状物として得た。NMR(CDCl3)δ:7.53-7.6
6(3H, m), 7.87-7.96(2H, m), 8.72(1H, s), 10.10(1H,
s)。 参考例6 4'−フルオロベンゾイル酢酸メチル(10.02g)
およびN,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタ
ール(8.63g)の混合物を1.5時間還流した。反
応混合物を濃縮し、残留物をエタノール(150ml)
に溶解した。得られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン
(6.75g)を加え、5時間還流した。反応混合物を
濃縮し、残留物に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:4,
容積比)溶出部から5−(4−フルオロフェニル)イソ
オキサゾール−4−カルボン酸メチル(9.75g,収
率91%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサ
ンから再結晶した。融点92〜93℃。
【0403】参考例7 5−(4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−
カルボン酸メチル(7.06g)のテトラヒドロフラン
(50ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニウム
(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,80ml)を0℃
でゆっくりと加えた後、室温で30分間かき混ぜた。反
応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮し、5−(4−フルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリルメタノール(6.35g,収率90%)を
無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶
した。融点41〜42℃。 参考例8 3',4'−ジフルオロアセトフェノン(10.27
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、2.60g)
および炭酸ジエチル(150ml)の混合物を80℃で
1時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で水
層を中和した後、室温で30分間かき混ぜ、続いて、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物および
N,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール
(11.80g)の混合物を1.5時間還流した。反応
混合物を濃縮し、残留物をエタノール(200ml)に
溶解した。得られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン
(9.18g)を加え、5時間還流した。反応混合物を
濃縮し、残留物に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,
容積比)溶出部から5−(3,4−ジフルオロフェニ
ル)イソオキサゾール−4−カルボン酸エチル(11.
60g,収率70%)を無色結晶として得た。酢酸エチ
ル−ヘキサンから再結晶した。融点64〜65℃。
【0404】参考例9 5−(3,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール
−4−カルボン酸エチル(6.68g)のテトラヒドロ
フラン(100ml)溶液に、水素化ジイソブチルアル
ミニウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,75m
l)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間かき
混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Mg
SO4)後、濃縮し、5−(3,4−ジフルオロフェニ
ル)−4−イソオキサゾリルメタノール(6.68g,
収率92%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキ
サンから再結晶した。融点72〜73℃。 参考例10 4'−ブロモアセトフェノン(9.00g)、水素化ナ
トリウム(60%、油性、1.80g)および炭酸ジエ
チル(100ml)の混合物を80℃で1時間かき混ぜ
た。反応混合物に水を加え、希塩酸で水層を中和した
後、室温で30分間かき混ぜ、続いて、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮した。残留物およびN,N−ジメチ
ルホルムアミド ジメチルアセタール(8.10g)の
混合物を1.5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残
留物をエタノール(150ml)に溶解した。得られた
溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(6.33g)を加
え、5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に希
塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部から5
−(4−ブロモフェニル)イソオキサゾール−4−カル
ボン酸エチル(10.17g,収率76%)を無色結晶
として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融
点47〜48℃。
【0405】参考例11 5−(4−ブロモフェニル)イソオキサゾール−4−カ
ルボン酸エチル(9.50g)のテトラヒドロフラン
(70ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニウム
(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,70ml)を0℃
でゆっくりと加えた後、室温で30分間かき混ぜた。反
応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮し、5−(4−ブロモフェニル)−4−イソオ
キサゾリルメタノール(8.03g,収率98%)を無
色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し
た。融点104〜105℃。 参考例12 4'−ニトロベンゾイル酢酸エチル(10.61g)お
よびN,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセター
ル(8.06g)の混合物を1.5時間還流した。反応
混合物を濃縮し、残留物をエタノール(200ml)に
溶解した。得られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン
(6.33g)を加え、5時間還流した。反応混合物を
濃縮し、残留物に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:4,
容積比)溶出部から5−(4−ニトロフェニル)イソオ
キサゾール−4−カルボン酸エチル(9.78g,収率
83%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサン
から再結晶した。融点78〜79℃。
【0406】参考例13 5−(4−ニトロフェニル)イソオキサゾール−4−カ
ルボン酸エチル(9.06g)のテトラヒドロフラン
(50ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニウム
(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,80ml)を0℃
でゆっくりと加えた後、室温で30分間かき混ぜた。反
応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮し、5−(4−ニトロフェニル)−4−イソオ
キサゾリルメタノール(7.16g,収率94%)を無
色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し
た。融点170〜171℃。 参考例14 3'−クロロアセトフェノン(7.00g)、水素化ナ
トリウム(60%、油性、1.80g)および炭酸ジエ
チル(100ml)の混合物を80℃で1時間かき混ぜ
た。反応混合物に水を加え、希塩酸で水層を中和した
後、室温で30分間かき混ぜ、続いて、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮した。残留物およびN,N−ジメチ
ルホルムアミド ジメチルアセタール(8.15g)の
混合物を1.5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残
留物をエタノール(100ml)に溶解した。得られた
溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(6.30g)を加
え、5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に希
塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部から5
−(3−クロロフェニル)イソオキサゾール−4−カル
ボン酸エチル(9.13g,収率80%)を無色結晶と
して得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点
77〜78℃。
【0407】参考例15 5−(3−クロロフェニル)イソオキサゾール−4−カ
ルボン酸エチル(8.50g)のテトラヒドロフラン
(80ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニウム
(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,80ml)を0℃
でゆっくりと加えた後、室温で30分間かき混ぜた。反
応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮し、5−(3−クロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリルメタノール(6.87g,収率97%)を無
色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し
た。融点80〜81℃。 参考例16 5−アセチル−1,3−ベンゾジオキソール(7.45
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、1.80g)
および炭酸ジエチル(100ml)の混合物を80℃で
1時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で水
層を中和した後、室温で30分間かき混ぜ、続いて、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物および
N,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール
(8.30g)の混合物を1.5時間還流した。反応混
合物を濃縮し、残留物をエタノール(100ml)に溶
解した。得られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン
(6.33g)を加え、5時間還流した。反応混合物を
濃縮し、残留物に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,
容積比)溶出部から5−(1,3−ベンゾジオキソール
−5−イル)イソオキサゾール−4−カルボン酸エチル
(9.49g,収率80%)を無色結晶として得た。酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点73〜74
℃。
【0408】参考例17 5−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)イソオ
キサゾール−4−カルボン酸エチル(8.56g)のテ
トラヒドロフラン(70ml)溶液に、水素化ジイソブ
チルアルミニウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,
70ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分
間かき混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチル
で抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥
(MgSO4)後、濃縮し、5−(1,3−ベンゾジオ
キソール−5−イル)−4−イソオキサゾリルメタノー
ル(6.97g,収率97%)を無色結晶として得た。
酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点92〜93
℃。 参考例18 3'−クロロ−4'−フルオロアセトフェノン(9.54
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、2.15g)
および炭酸ジエチル(100ml)の混合物を80℃で
1時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で水
層を中和した後、室温で30分間かき混ぜ、続いて、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物および
N,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール
(9.63g)の混合物を1.5時間還流した。反応混
合物を濃縮し、残留物をエタノール(100ml)に溶
解した。得られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン
(7.47g)を加え、5時間還流した。反応混合物を
濃縮し、残留物に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,
容積比)溶出部から5−(3−クロロ−4−フルオロフ
ェニル)イソオキサゾール−4−カルボン酸エチル(1
0.33g,収率71%)を無色結晶として得た。酢酸
エチル−ヘキサンから再結晶した。融点106〜107
℃。
【0409】参考例19 5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサ
ゾール−4−カルボン酸エチル(9.50g)のテトラ
ヒドロフラン(75ml)溶液に、水素化ジイソブチル
アルミニウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,75
ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮し、5−(3−クロロ−4−フルオ
ロフェニル)−4−イソオキサゾリルメタノール(7.
58g,収率95%)を無色結晶として得た。酢酸エチ
ル−ヘキサンから再結晶した。融点106〜107℃。 参考例20 3',4'−ジメトキシアセトフェノン(9.20g)、
水素化ナトリウム(60%、油性、1.99g)および
炭酸ジエチル(100ml)の混合物を80℃で1時間
かき混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で水層を中
和した後、室温で30分間かき混ぜ、続いて、酢酸エチ
ルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾
燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物およびN,N−
ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール(8.95
g)の混合物を1.5時間還流した。反応混合物を濃縮
し、残留物をエタノール(100ml)に溶解した。得
られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(6.98g)
を加え、5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物
に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部か
ら5−(3,4−ジメトキシフェニル)イソオキサゾー
ル−4−カルボン酸エチル(10.81g,収率78
%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから
再結晶した。融点113〜114℃。
【0410】参考例21 5−(3,4−ジメトキシフェニル)イソオキサゾール
−4−カルボン酸エチル(8.40g)のテトラヒドロ
フラン(100ml)溶液に、水素化ジイソブチルアル
ミニウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,65m
l)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間かき
混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Mg
SO4)後、濃縮し、5−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−4−イソオキサゾリルメタノール(6.85g,
収率96%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキ
サンから再結晶した。融点83〜84℃。 参考例22 4'−クロロ−3'−フルオロアセトフェノン(12.5
0g)、水素化ナトリウム(60%、油性、2.88
g)および炭酸ジエチル(150ml)の混合物を80
℃で1時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸
で水層を中和した後、室温で30分間かき混ぜ、続い
て、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩
水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物お
よびN,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセター
ル(12.99g)の混合物を1.5時間還流した。反
応混合物を濃縮し、残留物をエタノール(150ml)
に溶解した。得られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン
(10.10g)を加え、5時間還流した。反応混合物
を濃縮し、残留物に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,
容積比)溶出部から5−(4−クロロ−3−フルオロフ
ェニル)イソオキサゾール−4−カルボン酸エチル(1
4.86g,収率76%)を無色結晶として得た。酢酸
エチル−ヘキサンから再結晶した。融点76〜77℃。
【0411】参考例23 5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)イソオキサ
ゾール−4−カルボン酸エチル(12.00g)のテト
ラヒドロフラン(100ml)溶液に、水素化ジイソブ
チルアルミニウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,
100ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で30
分間かき混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチ
ルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾
燥(MgSO4)後、濃縮し、5−(4−クロロ−3−
フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリルメタノール
(9.73g,収率96%)を無色結晶として得た。酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点87〜88
℃。 参考例24 4'−メトキシアセトフェノン(7.52g)、水素化
ナトリウム(60%、油性、2.00g)および炭酸ジ
エチル(100ml)の混合物を80℃で1時間かき混
ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で水層を中和した
後、室温で30分間かき混ぜ、続いて、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮した。残留物およびN,N−ジメチ
ルホルムアミド ジメチルアセタール(8.93g)の
混合物を1.5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残
留物をエタノール(100ml)に溶解した。得られた
溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(6.97g)を加
え、5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に希
塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部から5
−(4−メトキシフェニル)イソオキサゾール−4−カ
ルボン酸エチル(9.48g,収率77%)を無色結晶
として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融
点54〜55℃。
【0412】参考例25 5−(4−メトキシフェニル)イソオキサゾール−4−
カルボン酸エチル(8.56g)のテトラヒドロフラン
(100ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニウ
ム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,80ml)を0
℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間かき混ぜた。
反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮し、5−(4−メトキシフェニル)−4−イソ
オキサゾリルメタノール(6.87g,収率97%)を
無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶
した。融点57〜58℃。 参考例26 3'−ブロモ−4'−フルオロアセトフェノン(12.4
6g)、水素化ナトリウム(60%、油性、2.30
g)および炭酸ジエチル(100ml)の混合物を80
℃で1時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸
で水層を中和した後、室温で30分間かき混ぜ、続い
て、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩
水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物お
よびN,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセター
ル(10.29g)の混合物を1.5時間還流した。反
応混合物を濃縮し、残留物をエタノール(150ml)
に溶解した。得られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン
(12.06g)を加え、5時間還流した。反応混合物
を濃縮し、残留物に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,
容積比)溶出部から5−(3−ブロモ−4−フルオロフ
ェニル)イソオキサゾール−4−カルボン酸エチル(1
3.55g,収率75%)を無色結晶として得た。酢酸
エチル−ヘキサンから再結晶した。融点111〜112
℃。
【0413】参考例27 5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)イソオキサ
ゾール−4−カルボン酸エチル(10.01g)のテト
ラヒドロフラン(70ml)溶液に、水素化ジイソブチ
ルアルミニウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,7
0ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間
かき混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥
(MgSO 4)後、濃縮し、5−(3−ブロモ−4−フ
ルオロフェニル)−4−イソオキサゾリルメタノール
(8.26g,収率95%)を無色結晶として得た。酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点134〜13
5℃。 参考例28 3'−ブロモ−4'−クロロアセトフェノン(6.27
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、1.06g)
および炭酸ジエチル(90ml)の混合物を80℃で1
時間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で水層
を中和した後、室温で30分間かき混ぜ、続いて、酢酸
エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物および
N,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール
(4.84g)の混合物を1.5時間還流した。反応混
合物を濃縮し、残留物をエタノール(100ml)に溶
解した。得られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン
(3.75g)を加え、5時間還流した。反応混合物を
濃縮し、残留物に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,
容積比)溶出部から5−(3−ブロモ−4−クロロフェ
ニル)イソオキサゾール−4−カルボン酸エチル(6.
25g,収率70%)を無色結晶として得た。ジエチル
エーテル−ヘキサンから再結晶した。融点109〜11
0℃。
【0414】参考例29 5−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)イソオキサゾ
ール−4−カルボン酸エチル(6.19g)のテトラヒ
ドロフラン(100ml)溶液に、水素化ジイソブチル
アルミニウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,40
ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮し、5−(3−ブロモ−4−クロロ
フェニル)−4−イソオキサゾリルメタノール(5.1
0g,収率94%)を無色油状物として得た。NMR(CDCl
3)δ: 4.73(2H, d, J=4.8 Hz), 7.59(1H, d, J=8.4 H
z), 7.72(1H, dd, J=2.2, 8.4 Hz), 8.10(1H, d, J=2.2
Hz), 8.37(1H, s)。 参考例30 3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロパン
−1−オール(15.00g)およびトリエチルアミン
(21.0ml)の酢酸エチル(500ml)溶液に、
塩化メタンスルホニル(9.0ml)を0℃でゆっくり
と加えた後、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を希塩
酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽
和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残
留物、シアン化ナトリウム(7.33g)、ヨウ化ナト
リウム(13.48g)およびN,N−ジメチルホルム
アミド(150ml)の混合物を70℃で5時間かき混
ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:2,
容積比)溶出部から4−(5−フェニル−4−イソオキ
サゾリル)ブチロニトリル(13.47g,収率86
%)を無色油状物として得た。NMR(CDCl3)δ: 1.91-2.0
9(2H, m), 2.36-2.46(2H, m), 2.78-2.94(2H, m), 7.44
-7.58(3H, m), 7.64-7.74(2H, m), 8.22(1H,s)。
【0415】参考例31 2',4'−ジクロロアセトフェノン(17.01g)、
水素化ナトリウム(60%、油性、3.58g)および
炭酸ジエチル(200ml)の混合物を80℃で1時間
かき混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で水層を中
和した後、室温で30分間かき混ぜ、続いて、酢酸エチ
ルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾
燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物およびN,N−
ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール(16.2
3g)の混合物を1.5時間還流した。反応混合物を濃
縮し、残留物をエタノール(200ml)に溶解した。
得られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(12.53
g)を加え、5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残
留物に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃
縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出
部から5−(2,4−ジクロロフェニル)イソオキサゾ
ール−4−カルボン酸エチル(17.51g,収率68
%)を淡黄色油状物として得た。NMR(CDCl3)δ: 1.24(3
H, t, J=7.0 Hz), 4.25(2H, q, J=7.0 Hz), 7.39(1H, d
d, J=1.8, 8.4 Hz), 7.46(1H, d, J=8.4 Hz), 7.56(1H,
d, J=1.8 Hz), 8.67(1H, s)。 参考例32 5−(2,4−ジクロロフェニル)イソオキサゾール−
4−カルボン酸エチル(8.60g)のテトラヒドロフ
ラン(50ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニ
ウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,65ml)を
0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間かき混ぜ
た。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮し、5−(2,4−ジクロロフェニル)−
4−イソオキサゾリルメタノール(7.09g,収率9
6%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンか
ら再結晶した。融点76〜77℃。
【0416】参考例33 3',4'−ジクロロアセトフェノン(8.64g)、水
素化ナトリウム(60%、油性、1.83g)および炭
酸ジエチル(100ml)の混合物を80℃で1時間か
き混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で水層を中和
した後、室温で30分間かき混ぜ、続いて、酢酸エチル
で抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥
(MgSO4)後、濃縮した。残留物およびN,N−ジ
メチルホルムアミド ジメチルアセタール(8.15
g)の混合物を1.5時間還流した。反応混合物を濃縮
し、残留物をエタノール(100ml)に溶解した。得
られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(6.51g)
を加え、5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物
に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部か
ら5−(3,4−ジクロロフェニル)イソオキサゾール
−4−カルボン酸エチル(10.33g,収率79%)
を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結
晶した。融点117〜118℃。 参考例34 5−(3,4−ジクロロフェニル)イソオキサゾール−
4−カルボン酸エチル(8.60g)のテトラヒドロフ
ラン(50ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニ
ウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,65ml)を
0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間かき混ぜ
た。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮し、5−(3,4−ジクロロフェニル)−
4−イソオキサゾリルメタノール(6.97g,収率9
5%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンか
ら再結晶した。融点101〜102℃。
【0417】参考例35 3',5'−ジクロロアセトフェノン(12.80g)、
水素化ナトリウム(60%、油性、2.71g)および
炭酸ジエチル(150ml)の混合物を80℃で1時間
かき混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で水層を中
和した後、室温で30分間かき混ぜ、続いて、酢酸エチ
ルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾
燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物およびN,N−
ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール(12.1
8g)の混合物を1.5時間還流した。反応混合物を濃
縮し、残留物をエタノール(200ml)に溶解した。
得られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(9.49
g)を加え、5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残
留物に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃
縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出
部から5−(3,5−ジクロロフェニル)イソオキサゾ
ール−4−カルボン酸エチル(12.48g,収率64
%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから
再結晶した。融点50〜51℃。 参考例36 5−(3,5−ジクロロフェニル)イソオキサゾール−
4−カルボン酸エチル(10.82g)のテトラヒドロ
フラン(100ml)溶液に、水素化ジイソブチルアル
ミニウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,100m
l)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間かき
混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Mg
SO4)後、濃縮し、5−(3,5−ジクロロフェニル)
−4−イソオキサゾリルメタノール(10.28g,収
率94%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサ
ンから再結晶した。融点104〜105℃。
【0418】参考例37 4'−フェニルアセトフェノン(10.00g)、水素
化ナトリウム(60%、油性、1.96g)および炭酸
ジエチル(150ml)の混合物を80℃で1時間かき
混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で水層を中和し
た後、室温で30分間かき混ぜ、続いて、酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥
(MgSO4)後、濃縮した。残留物およびN,N−ジ
メチルホルムアミド ジメチルアセタール(8.89
g)の混合物を1.5時間還流した。反応混合物を濃縮
し、残留物をエタノール(200ml)に溶解した。得
られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(6.88g)
を加え、5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物
に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部か
ら5−(4−フェニルフェニル)イソオキサゾール−4
−カルボン酸エチル(10.98g,収率76%)を無
色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し
た。融点73〜75℃。 参考例38 5−(4−フェニルフェニル)イソオキサゾール−4−
カルボン酸エチル(10.68g)のテトラヒドロフラ
ン(100ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニ
ウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,83.7m
l)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間かき
混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Mg
SO4)後、濃縮し、5−(4−フェニルフェニル)−
4−イソオキサゾリルメタノール(7.55g,収率8
3%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンか
ら再結晶した。融点108〜110℃。
【0419】参考例39 プロピオール酸エチル(7.50g)のテトラヒドロフ
ラン(50ml)溶液に、ピロリジン(6.4ml)の
テトラヒドロフラン(5ml)溶液を0℃でゆっくりと
加えた後、0℃で30分間かき混ぜた。得られた混合液
に、3,4−ジクロロ−N−ヒドロキシベンゼンカルボ
キシイミドイルクロリド(11.40g)のテトラヒド
ロフラン(100ml)溶液を0℃で加えた後、トリエ
チルアミン(15ml)のテトラヒドロフラン(10m
l)溶液を0℃でゆっくりと加えた。室温で終夜かき混
ぜた後、反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Mg
SO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:
9,容積比)溶出部から3−(3,4−ジクロロフェニ
ル)イソオキサゾール−4−カルボン酸エチル(12.
26g,収率84%)を無色結晶として得た。酢酸エチ
ル−ヘキサンから再結晶した。融点129〜130℃。 参考例40 3−(3,4−ジクロロフェニル)イソオキサゾール−
4−カルボン酸エチル(7.80g)のテトラヒドロフ
ラン(60ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニ
ウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,60ml)を
0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間かき混ぜ
た。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮し、3−(3,4−ジクロロフェニル)
−4−イソオキサゾリルメタノール(6.43g,収率
96%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサン
から再結晶した。融点103〜104℃。
【0420】参考例41 プロピオール酸エチル(7.51g)のテトラヒドロフ
ラン(50ml)溶液に、ピロリジン(6.4ml)の
テトラヒドロフラン(5ml)溶液を0℃でゆっくりと
加えた後、0℃で30分間かき混ぜた。得られた混合液
に、3−クロロ−4−フルオロ−N−ヒドロキシベンゼ
ンカルボキシイミドイルクロリド(10.20g)のテ
トラヒドロフラン(100ml)溶液を0℃で加えた
後、トリエチルアミン(15ml)のテトラヒドロフラ
ン(10ml)溶液を0℃でゆっくりと加えた。室温で
終夜かき混ぜた後、反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:9,容積比)溶出部から3−(3−クロロ−4
−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−カルボン
酸エチル(10.93g,収率83%)を無色結晶とし
て得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点1
08〜109℃。 参考例42 3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)イソオキサ
ゾール−4−カルボン酸エチル(9.70g)のテトラ
ヒドロフラン(50ml)溶液に、水素化ジイソブチル
アルミニウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,80
ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮し、3−(3−クロロ−4−フルオ
ロフェニル)−4−イソオキサゾリルメタノール(7.
91g,収率97%)を無色結晶として得た。酢酸エチ
ル−ヘキサンから再結晶した。融点87〜88℃。
【0421】参考例43 プロピオール酸エチル(8.61g)のテトラヒドロフ
ラン(50ml)溶液に、ピロリジン(7.4ml)の
テトラヒドロフラン(5ml)溶液を0℃でゆっくりと
加えた後、0℃で30分間かき混ぜた。得られた混合液
に、4−クロロ−3−フルオロ−N−ヒドロキシベンゼ
ンカルボキシイミドイルクロリド(11.70g)のテ
トラヒドロフラン(100ml)溶液を0℃で加えた
後、トリエチルアミン(16ml)のテトラヒドロフラ
ン(10ml)溶液を0℃でゆっくりと加えた。室温で
終夜かき混ぜた後、反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:9,容積比)溶出部から3−(4−クロロ−3
−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−カルボン
酸エチル(12.63g,収率83%)を無色結晶とし
て得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点7
7〜78℃。 参考例44 3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)イソオキサ
ゾール−4−カルボン酸エチル(12.00g)のテト
ラヒドロフラン(100ml)溶液に、水素化ジイソブ
チルアルミニウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,
100ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で30
分間かき混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチ
ルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾
燥(MgSO4)後、濃縮し、3−(4−クロロ−3−
フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリルメタノール
(9.75g,収率96%)を無色結晶として得た。酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点124〜12
5℃。
【0422】参考例45 プロピオール酸エチル(6.13g)のテトラヒドロフ
ラン(40ml)溶液に、ピロリジン(5.2ml)の
テトラヒドロフラン(5ml)溶液を0℃でゆっくりと
加えた後、0℃で30分間かき混ぜた。得られた混合液
に、3−ブロモ−4−フルオロ−N−ヒドロキシベンゼ
ンカルボキシイミドイルクロリド(10.10g)のテ
トラヒドロフラン(100ml)溶液を0℃で加えた
後、トリエチルアミン(11.5ml)のテトラヒドロ
フラン(10ml)溶液を0℃でゆっくりと加えた。室
温で終夜かき混ぜた後、反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:9,容積比)溶出部から3−(3−ブロモ
−4−フルオロフェニル)イソオキサゾール−4−カル
ボン酸エチル(13.96g,収率71%)を無色結晶
として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融
点96〜97℃。 参考例46 3−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)イソオキサ
ゾール−4−カルボン酸エチル(10.47g)のテト
ラヒドロフラン(100ml)溶液に、水素化ジイソブ
チルアルミニウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,
75ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分
間かき混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチル
で抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥
(MgSO4)後、濃縮し、3−(3−ブロモ−4−フ
ルオロフェニル)−4−イソオキサゾリルメタノール
(9.75g,収率96%)を無色結晶として得た。酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点93〜94
℃。
【0423】参考例47 N−メトキシ−N−メチルアミン塩酸塩(4.53
g)、トリエチルアミン(7.0ml)およびN,N−
ジメチルホルムアミド(15ml)の混合物を室温で3
0分間かき混ぜた後、3−メチル−5−フェニルイソオ
キサゾール−4−カルボン酸(8.26g)、1−ヒド
ロキシ−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール・水和
物(6.58g)および塩酸1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド(8.33g)
を加え、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を水に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、希塩酸、
飽和重曹水、続いて、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:4,
容積比)溶出部からN−メトキシ−N−メチル−(3−
メチル−5−フェニル−4−イソオキサゾリル)カルボ
アミド(13.95g,収率76%)を淡黄色油状物と
して得た。NMR(CDCl3)δ:2.36(3H, s), 3.20-3.60(6H,
m), 7.42-7.52(3H,m), 7.72-7.84(2H, m)。 参考例48 N−メトキシ−N−メチル−(3−メチル−5−フェニ
ル−4−イソオキサゾリル)カルボアミド(7.51
g)のテトラヒドロフラン(150ml)溶液に、水素
化ジイソブチルアルミニウム(1.0Mテトラヒドロフ
ラン溶液,70ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室
温で30分間かき混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で
洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−
ヘキサン(1:4,容積比)溶出部から3−メチル−5
−フェニルイソオキサゾール−4−カルボアルデヒド
(5.39g,収率94%)を無色結晶として得た。酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点87〜88
℃。
【0424】参考例49 プロピオール酸エチル(5.01g)のテトラヒドロフ
ラン(50ml)溶液に、ピロリジン(4.3ml)の
テトラヒドロフラン(5ml)溶液を0℃でゆっくりと
加えた後、0℃で30分間かき混ぜた。得られた混合液
に、4−フェニル−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシ
イミドイルクロリド(9.28g)のテトラヒドロフラ
ン(100ml)溶液を0℃で加えた後、トリエチルア
ミン(12.0ml)のテトラヒドロフラン(10m
l)溶液を0℃でゆっくりと加えた。室温で終夜かき混
ぜた後、反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Mg
SO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:
9,容積比)溶出部から3−(4−フェニルフェニル)
イソオキサゾール−4−カルボン酸エチル(13.04
g,収率87%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−
ヘキサンから再結晶した。融点81〜82℃。 参考例50 3−(4−フェニルフェニル)イソオキサゾール−4−
カルボン酸エチル(10.00g)のテトラヒドロフラ
ン(100ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニ
ウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,80ml)を
0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間かき混ぜ
た。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮し、3−(4−フェニルフェニル)−4
−イソオキサゾリルメタノール(8.32g,収率97
%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから
再結晶した。融点138〜139℃。
【0425】参考例51 3−(4−フェニルフェニル)−4−イソオキサゾリル
メタノール(4.16g)および塩化チオニル(10.
0ml)の混合物を0℃で30分間かき混ぜた。反応混
合物を濃縮し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチル
で抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥
(MgSO4)後、濃縮した。得られた無色結晶をろ取
し、4−クロロメチル−3−(4−フェニルフェニル)
イソオキサゾール(3.84g,収率92%)を得た。
酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点102〜1
03℃。 参考例52 プロピオール酸エチル(5.00g)のテトラヒドロフ
ラン(50ml)溶液に、ピロリジン(4.3ml)の
テトラヒドロフラン(5ml)溶液を0℃でゆっくりと
加えた後、0℃で30分間かき混ぜた。得られた混合液
に、4−トリフルオロメチル−N−ヒドロキシベンゼン
カルボキシイミドイルクロリド(7.50g)のテトラ
ヒドロフラン(100ml)溶液を0℃で加えた後、ト
リエチルアミン(10.0ml)のテトラヒドロフラン
(10ml)溶液を0℃でゆっくりと加えた。室温で終
夜かき混ぜた後、反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチ
ルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾
燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン
(1:9,容積比)溶出部から3−(4−トリフルオロ
メチルフェニル)イソオキサゾール−4−カルボン酸エ
チル(8.09g,収率85%)を無色油状物として得
た。NMR(CDCl3)δ: 1.32(3H, t, J=7.0 Hz), 4.32(2H,
q, J=7.0 Hz), 7.70-7.78(2H, m), 7.88-7.97(2H, m),
9.05(1H, s)。
【0426】参考例53 3−(4−トリフルオロメチルフェニル)イソオキサゾ
ール−4−カルボン酸エチル(8.00g)のテトラヒ
ドロフラン(150ml)溶液に、水素化ジイソブチル
アルミニウム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,60
ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮し、3−(4−トリフルオロメチル
フェニル)−4−イソオキサゾリルメタノール(6.4
6g,収率95%)を無色結晶として得た。酢酸エチル
−ヘキサンから再結晶した。融点70〜71℃。 参考例54 3−(4−トリフルオロメチルフェニル)−4−イソオ
キサゾリルメタノール(6.00g)および塩化チオニ
ル(10.0ml)の混合物を0℃で30分間かき混ぜ
た。反応混合物を濃縮し、残留物に飽和重曹水を加え、
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で
洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。得られた無色
結晶をろ取し、4−クロロメチル−3−(4−トリフル
オロメチルフェニル)イソオキサゾール(6.16g,
収率95%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶
した。融点84〜85℃。
【0427】参考例55 アセト酢酸メチル(8.88g)および4−クロロ−N
−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロリド
(9.65g)のテトラヒドロフラン(100ml)溶
液に、トリエチルアミン(15ml)のテトラヒドロフ
ラン(10ml)溶液を0℃でゆっくりと加えた。室温
で終夜かき混ぜた後、反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸
エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:9,容積比)溶出部から無色油状物を得
た。得られた無色油状物のテトラヒドロフラン(100
ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニウム(1.
0Mテトラヒドロフラン溶液,110ml)を0℃でゆ
っくりと加えた後、室温で30分間かき混ぜた。反応混
合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃
縮し、3−(4−クロロフェニル)−5−メチル−4−
イソオキサゾリルメタノール(7.69g,収率68
%)を無色結晶として得た。エタノールから再結晶し
た。融点94〜95℃。 参考例56 3−(4−クロロフェニル)−5−メチル−4−イソオ
キサゾリルメタノール(2.23g)および塩化チオニ
ル(5.0ml)の混合物を0℃で30分間かき混ぜ
た。反応混合物を濃縮し、残留物に飽和重曹水を加え、
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で
洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。得られた無色
結晶をろ取し、4−クロロメチル−3−(4−クロロフ
ェニル)−5−メチルイソオキサゾール(2.20g,
収率91%)を得た。ジイソプロピルエーテルから再結
晶した。融点91〜92℃。
【0428】参考例57 アセト酢酸メチル(8.88g)および4−トリフルオ
ロメチル−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイ
ルクロリド(11.35g)のテトラヒドロフラン(1
00ml)溶液に、トリエチルアミン(15ml)のテ
トラヒドロフラン(10ml)溶液を0℃でゆっくりと
加えた。室温で終夜かき混ぜた後、反応混合物を希塩酸
に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和
食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸
エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部から無色油
状物を得た。得られた無色油状物のテトラヒドロフラン
(100ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニウ
ム(1.0Mテトラヒドロフラン溶液,110ml)を
0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間かき混ぜ
た。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮し、5−メチル−3−(4−トリフルオ
ロメチルフェニル)−4−イソオキサゾリルメタノール
(7.86g,収率60%)を無色結晶として得た。ジ
イソプロピルエーテル−ヘキサンから再結晶した。融点
72〜73℃。 参考例58 5−メチル−3−(4−トリフルオロメチルフェニル)
−4−イソオキサゾリルメタノール(1.75g)およ
び塩化チオニル(5.0ml)の混合物を0℃で30分
間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物に飽和重曹
水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽
和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。得
られた無色結晶をろ取し、4−クロロメチル−5−メチ
ル−3−(4−トリフルオロメチルフェニル)イソオキ
サゾール(1.50g,収率80%)を得た。ジイソプ
ロピルエーテルから再結晶した。融点91〜92℃。
【0429】参考例59 5−(4−トリフルオロメチルフェニル)イソオキサゾ
ール−4−カルボン酸エチル(7.63g)のテトラヒ
ドロフラン(100ml)溶液に、水素化ジイソブチル
アルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,59ml)を0
℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。反
応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮し、5−(4−トリフルオロメチルフェニル)
−4−イソオキサゾリルメタノール(6.29g,収率
97%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサン
から再結晶し、無色プリズム晶を得た。融点106〜1
07℃。 参考例60 5−(4−トリフルオロメチルフェニル)−4−イソオ
キサゾリルメタノール(5.65g)、テトラヒドロフ
ラン(20ml)およびトルエン(80ml)の混合物
に、塩化チオニル(4.15g)を0℃で滴下し、室温
で1時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物に飽
和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し
た。得られた無色結晶をろ取し、酢酸エチル−ヘキサン
から再結晶して4−クロロメチル−5−(4−トリフル
オロメチルフェニル)イソオキサゾール(4.70g,
収率77%)を無色プリズム晶として得た。融点99〜
100℃。
【0430】参考例61 2',4'−ジフルオロアセトフェノン(9.50g)、
水素化ナトリウム(60%、油性、2.44g)および
炭酸ジエチル(80ml)の混合物を80℃で1.5時
間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で中和し
た後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食
塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物
およびN,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタ
ール(7.25g)の混合物を1時間還流した。反応混
合物を濃縮し、残留物をエタノール(60ml)に溶解
した。得られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(6.
34g)を加え、2時間還流した。反応混合物を濃縮
し、残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、
濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶
出部から5−(2,4−ジフルオロフェニル)イソオキ
サゾール−4−カルボン酸エチル(3.85g,収率3
5%)を油状物として得た。NMR(CDCl3)δ:1.29(3H,
t, J=7.0 Hz), 4.29(2H, q, J=7.0 Hz),6.9-7.1(2H,
m), 7.6-7.75(1H, m), 8.66(1H, s)。 参考例62 5−(2,4−ジフルオロフェニル)イソオキサゾール
−4−カルボン酸エチル(3.85g)のテトラヒドロ
フラン(60ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミ
ニウム(1.0Mヘキサン溶液,33ml)を0℃でゆ
っくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。反応混合
物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル
層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮
した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積比)溶出部
から、5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリルメタノール(2.70g,収率84%)を
無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶
し、無色プリズム晶を得た。融点60〜61℃。
【0431】参考例63 5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリルメタノール(2.50g)のトルエン(50m
l)溶液に、塩化チオニル(2.11g)を0℃で滴下
し、室温で1時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残
留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:5,容積
比)溶出部から4−クロロメチル−5−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)イソオキサゾール(2.20g,収率
81%)を油状物として得た。NMR(CDCl3)δ: 4.53(2
H, s), 6.95-7.15(2H, m), 7.6-7.75(1H, m), 8.43(1H,
s)。 参考例64 2−アセチル−5−クロロチオフェン(10.0g)、
水素化ナトリウム(60%、油性、2.49g)および
炭酸ジエチル(80ml)の混合物を80℃で30分間
かき混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で中和した
後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩
水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル−ヘキサン(1:5,容積比)溶出部から、3−(5
−クロロ−2−チエニル)−3−オキソプロピオン酸エ
チルを油状物として得た。この油状物およびN,N−ジ
メチルホルムアミド ジメチルアセタール(11.1
g)の混合物を1時間還流した。反応混合物を濃縮し、
残留物をエタノール(80ml)に溶解した。得られた
溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(8.65g)を加
え、2時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水
を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和
食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸
エチル−ヘキサン(1:5,容積比)溶出部から得られ
た結晶を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して、5−
(5−クロロ−2−チエニル)イソオキサゾール−4−
カルボン酸エチル(9.34g,収率58%)を無色プ
リズム晶として得た。融点74〜75℃。
【0432】参考例65 5−(5−クロロ−2−チエニル)イソオキサゾール−
4−カルボン酸エチル(9.00g)のテトラヒドロフ
ラン(100ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミ
ニウム(1.5Mトルエン溶液,52ml)を0℃でゆ
っくりと加えた後、室温で1.5時間かき混ぜた。反応
混合物を希塩酸に注ぎ、析出した5−(5−クロロ−2
−チエニル)−4−イソオキサゾリルメタノール(7.
00g,収率93%)をろ取した。酢酸エチル−ヘキサ
ンから再結晶し、無色針状晶を得た。融点80〜81
℃。 参考例66 5−(5−クロロ−2−チエニル)−4−イソオキサゾ
リルメタノール(6.54g)、テトラヒドロフラン
(20ml)およびトルエン(100ml)の混合物
に、塩化チオニル(5.41g)を0℃で滴下し、室温
で1時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物に飽
和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチル−ヘキサン(1:5,容積比)溶出部か
ら4−クロロメチル−5−(5−クロロ−2−チエニ
ル)イソオキサゾール(6.98g,収率98%)の結
晶を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し、無色プ
リズム晶として得た。融点70〜71℃。
【0433】参考例67 4'−クロロ−3'−メチルアセトフェノン(10.0
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、2.38g)
および炭酸ジエチル(80ml)の混合物を80℃で9
0分間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で中
和した後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽
和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢
酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部から、3
−(4−クロロ−3−メチルフェニル)−3−オキソプ
ロピオン酸エチルを油状物として得た。この油状物およ
びN,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール
(10.6g)の混合物を1時間還流した。反応混合物
を濃縮し、残留物をエタノール(80ml)に溶解し
た。得られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(8.2
4g)を加え、2時間還流した。反応混合物を濃縮し、
残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル
層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮
した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:5,容積比)溶出部
から5−(4−クロロ−3−メチルフェニル)イソオキ
サゾール−4−カルボン酸エチル(9.26g,収率5
9%)の結晶を得た。ヘキサンから再結晶して無色プリ
ズム晶を得た。融点50〜51℃。 参考例68 5−(4−クロロ−3−メチルフェニル)イソオキサゾ
ール−4−カルボン酸エチル(8.50g)のテトラヒ
ドロフラン(100ml)溶液に、水素化ジイソブチル
アルミニウム(1.5Mトルエン溶液,47ml)を0
℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。反
応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮し、5−(4−クロロ−3−メチルフェニル)
−4−イソオキサゾリルメタノール(6.13g,収率
86%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサン
から再結晶し、無色針状晶を得た。融点92〜93℃。
【0434】参考例69 5−(4−クロロ−3−メチルフェニル)−4−イソオ
キサゾリルメタノール(5.80g)、テトラヒドロフ
ラン(20ml)およびトルエン(80ml)の混合物
に、塩化チオニル(4.63g)を0℃で滴下し、室温
で2時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物に飽
和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し
た。得られた無色結晶をろ取し、酢酸エチル−ヘキサン
から再結晶して4−クロロメチル−5−(4−クロロ−
3−メチルフェニル)イソオキサゾール(5.47g,
収率87%)を無色プリズム晶として得た。融点84〜
85℃。 参考例70 2',5'−ジクロロアセトフェノン(10.0g)、水
素化ナトリウム(60%、油性、2.12g)および炭
酸ジエチル(80ml)の混合物を80℃で20分間か
き混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で中和した
後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩
水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部から、3−
(2,5−ジクロロフェニル)−3−オキソプロピオン
酸エチルを油状物として得た。この油状物およびN,N
−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール(9.4
6g)の混合物を1時間還流した。反応混合物を濃縮
し、残留物をエタノール(80ml)に溶解した。得ら
れた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(7.35g)を
加え、2時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に
水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽
和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢
酸エチル−ヘキサン(1:5,容積比)溶出部から5−
(2,5−ジクロロフェニル)イソオキサゾール−4−
カルボン酸エチル(6.40g,収率42%)を油状物
として得た。NMR(CDCl3)δ:1.23(3H, t, J=7 Hz), 4.2
5(2H, q, J=7 Hz), 7.4-7.6(3H, m), 8.68(1H, s)。
【0435】参考例71 5−(2,5−ジクロロフェニル)イソオキサゾール−
4−カルボン酸エチル(6.40g)のテトラヒドロフ
ラン(100ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミ
ニウム(1.5Mトルエン溶液,33ml)を0℃でゆ
っくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。反応混合
物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル
層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮
した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積比)溶出部
から、5−(2,5−ジクロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリルメタノール(3.86g,収率71%)を無
色結晶として得た。イソプロピルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶し、無色プリズム晶を得た。融点51〜52
℃。 参考例72 5−(2,5−ジクロロフェニル)−4−イソオキサゾ
リルメタノール(3.80g)のトルエン(60ml)
溶液に、塩化チオニル(2.78g)を0℃で滴下し、
室温で2時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物
に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃
縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出
部から、4−クロロメチル−5−(2,5−ジクロロフ
ェニル)イソオキサゾール(2.15g,収率53%)
を油状物として得た。NMR(CDCl3)δ:4.45(2H, s), 7.4
-7.55(3H, m), 8.48(1H, s)。
【0436】参考例73 4'−メチルチオアセトフェノン(20.0g)、水素
化ナトリウム(60%、油性、4.81g)および炭酸
ジエチル(120ml)の混合物を80℃で1.5時間
かき混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で中和した
後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩
水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部から、3−(4
−メチルチオフェニル)−3−オキソプロピオン酸エチ
ルを油状物として得た。この油状物およびN,N−ジメ
チルホルムアミド ジメチルアセタール(21.5g)
の混合物を1時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留
物をエタノール(80ml)に溶解した。得られた溶液
に、塩酸ヒドロキシルアミン(16.7g)を加え、2
時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水を加
え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩
水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル−ヘキサン(1:5,容積比)溶出部から得られた結
晶を、酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して5−(4−
メチルチオフェニル)イソオキサゾール−4−カルボン
酸エチル(18.9g,収率60%)の結晶を得た。融
点59〜60℃。 参考例74 5−(4−メチルチオフェニル)イソオキサゾール−4
−カルボン酸エチル(10.0g)のテトラヒドロフラ
ン(100ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニ
ウム(0.95Mヘキサン溶液,92ml)を0℃でゆ
っくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。反応混合
物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル
層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮
した。得られた結晶を、酢酸エチル−イソプロピルエー
テルから再結晶して5−(4−メチルチオフェニル)−
4−イソオキサゾリルメタノール(7.50g,収率8
9%)を無色プリズム晶として得た。融点102〜10
3℃。
【0437】参考例75 5−(4−メチルチオフェニル)−4−イソオキサゾリ
ルメタノール(7.35g)、テトラヒドロフラン(2
0ml)およびトルエン(80ml)の混合物に、塩化
チオニル(5.93g)を0℃で滴下し、室温で2時間
かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物に飽和重曹水
を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和
食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸
エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶出部から、4−
クロロメチル−5−(4−メチルチオフェニル)イソオ
キサゾール(7.70g,収率97%)を結晶として得
た。ジエチルエーテル−ヘキサンから再結晶して無色プ
リズム晶として得た。融点73〜74℃。 参考例76 4'−メチルアセトフェノン(15.4g)、水素化ナ
トリウム(60%、油性、4.59g)および炭酸ジエ
チル(80ml)の混合物を80℃で30分間かき混ぜ
た。反応混合物に水を加え、希塩酸で中和した後、酢酸
エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物および
N,N−ジメチルホルムアミド ジメチルアセタール
(20.5g)の混合物を1時間還流した。反応混合物
を濃縮し、残留物をエタノール(120ml)に溶解し
た。得られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(16.
0g)を加え、2時間還流した。反応混合物を濃縮し、
残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル
層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮
した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部
から5−(4−メチルフェニル)イソオキサゾール−4
−カルボン酸エチル(17.2g,収率65%)の無色
結晶を得た。ヘキサンから再結晶して無色プリズム晶を
得た。融点45〜46℃。
【0438】参考例77 5−(4−メチルフェニル)イソオキサゾール−4−カ
ルボン酸エチル(7.70g)のテトラヒドロフラン
(100ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニウ
ム(1.0Mトルエン溶液,83ml)を0℃でゆっく
りと加えた後、室温で2時間かき混ぜた。反応混合物を
希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し
た。残留物をトルエン(100ml)に溶解し、塩化チ
オニル(5.94g)を0℃で滴下後、室温で1時間か
き混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物に飽和重曹水を
加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食
塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エ
チル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部から、4−ク
ロロメチル−5−(4−メチルフェニル)イソオキサゾ
ール(6.49g,収率94%)を油状物として得た。
NMR(CDCl3)δ:2.44(3H, s), 4.62(2H, s), 7.34(2H,
d, J=8 Hz), 7.67(2H, d, J=8 Hz), 8.35(1H, s)。 参考例78 2−アセチル−4,5−ジクロロチオフェン(6.10
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、1.25g)
および炭酸ジエチル(60ml)の混合物を80℃で3
0分間かき混ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で中
和した後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽
和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢
酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部から得ら
れた油状物およびN,N−ジメチルホルムアミド ジメ
チルアセタール(5.60g)の混合物を1時間還流し
た。反応混合物を濃縮し、残留物をエタノール(80m
l)に溶解した。得られた溶液に、塩酸ヒドロキシルア
ミン(4.35g)を加え、1.5時間還流した。反応
混合物を濃縮し、残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Mg
SO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:
9,容積比)溶出部から5−(4,5−ジクロロ−2−
チエニル)イソオキサゾール−4−カルボン酸エチル
(3.42g,収率37%)の無色結晶を得た。酢酸エ
チルから再結晶して淡黄色プリズム晶を得た。融点12
0〜121℃。
【0439】参考例79 5−(4,5−ジクロロ−2−チエニル)イソオキサゾ
ール−4−カルボン酸エチル(3.30g)のテトラヒ
ドロフラン(60ml)溶液に、水素化ジイソブチルア
ルミニウム(0.95Mヘキサン溶液,29.7ml)
を0℃でゆっくりと加えた後、室温で2時間かき混ぜ
た。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をトルエン(60ml)に
溶解し、塩化チオニル(2.02g)を0℃で滴下後、
室温で1時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物
に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃
縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出
部から、4−クロロメチル−5−(4,5−ジクロロ−
2−チエニル)イソオキサゾール(2.41g,収率7
9%)を結晶として得た。ヘキサンから再結晶して無色
プリズム晶を得た。融点60〜61℃。 参考例80 4−ニトロベンジルブロマイド(15.0g)、亜りん
酸トリイソプロピル(15.9g)の混合物を加熱還流
しながら3時間かきまぜた。反応混合物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−クロロホ
ルム(1:1、v/v)溶出部から4−ニトロベンジル
ホスホン酸ジイソプロピル(19.5g)を油状物とし
て得た。この油状物、5%パラジウム−炭素(2.3
g)及びエタノール(130ml)の混合物を水素雰囲
気下、室温で6時間かきまぜた。触媒をろ過して除き、
ろ液(エタノール溶液)を濃縮して、4−アミノベンジ
ルホスホン酸ジイソプロピル(17.2g、収率98
%)を黄色油状物として得た。NMR(CDCl3)δ: 1.17(6H,
d, J = 7Hz), 1.27(6H, d, J = 7Hz), 2.92(2H, br
s), 3.25 (2H, d, J = 22Hz), 4.55-4.65(2 H, m), 6.
64(2H, d, J = 8 Hz), 7.09 (2H, dd, J = 3/9Hz)。参
考例1と同様にして以下の化合物を合成した。
【0440】参考例81 ジブチル 4−アミノベンジルホスホネート 収率98%(黄色油状物) NMR(CDCl3)δ: 0.90(6H, t, J = 7Hz), 1.25-1.45(4H,
m), 1.5-1.65(4H, m), 2.87(2H,brs), 3.04(2H, d,
J = 22Hz), 3.9-4.05(4 H, m), 6.66(2H, d, J =8 Hz),
7.08 (2H, dd, J = 3/9Hz)。 参考例82 ジエチル 4−アミノ−3−メチルベンジルホスホネー
ト 収率97%(黄色油状物) NMR(CDCl3)δ: 1.25(6H, t, J = 7Hz), 2.16(3H, s),
3.03(2H, d, J = 21Hz),3.18 (2H,s), 3.95-4.05(4
H, m), 6.66(2H, d, J = 8 Hz), 6.95-7.0 (2H,m)。
【0441】参考例83 四塩化チタン(20.0g)及びテトラヒドロフラン
(100ml)の混合物に4−ニトロベンズアルデヒド
(8.00g)及びジエチルホスホノ酢酸エチル(11.
9g)を氷冷下加え、さらにN−メチルモルホリン
(21.4g)を加えて室温で1時間かきまぜた。反応
混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル
層を濃縮して、4−[(E)−2−(ジエチルホスホノ)−2
−エトキシカルボニルエテニル]ニトロベンゼンの結晶
を得た(15.7g, 収率83%)。ジクロロメタン−
イソプロピルエーテルから再結晶して無色プリズム晶を
得た(14.0g)。融点60〜61℃。この化合物
(5.00g)、鉄(3.13g)、濃塩酸(7ml)及
びエタノール(30ml)の混合物を室温で30分間か
きまぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を濃縮し、残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン
(2:1、v/v)溶出部から4−[(E)−2−(ジエチ
ルホスホノ)−2−エトキシカルボニルエテニル]アニリ
ン(2.40g、収率52%)の結晶を得た。アセトン
−イソプロピルエーテルから再結晶して淡黄色針状晶を
得た(1.75g)。 融点79〜80℃ 元素分析: 理論値(C15H22NO5P)C, 55.04; H, 6.77; N, 4.29。 実測値 C, 55.07; H, 6.92; N, 4.25。
【0442】実施例1 5−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−4−イソ
オキサゾリルメタノール(5.60g)のトルエン(1
00ml)溶液に、0℃で塩化チオニル(2.36m
l)を滴下した後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合
物を濃縮し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥
(MgSO4)後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフ
ラン(100ml)に溶解し、マロン酸ジエチル(6.
92g)、水素化ナトリウム(60%、油性、1.72
g)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物に
0℃で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得
た。得られた無色油状物、6規定塩酸(70ml)およ
び酢酸(70ml)の混合物を5時間還流した。反応混
合物を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶
をろ取し、3−[5−(4−トリフルオロメトキシフェ
ニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸(3.7
7g,収率58%)を得た。アセトン−ヘキサンから再
結晶した。融点116〜118℃。 実施例2 3−[5−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸(3.30g)、濃
硫酸(0.2ml)およびメタノール(100ml)の
混合物を4時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物
に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶出部から3
−[5−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(2.80g,
収率81%)を無色油状物として得た。NMR(CDCl3)δ:
2.66(2H, t, J=7.4 Hz), 2.99(2H, q, J=7.4 Hz), 3.69
(3H, s), 7.35(2H, dd, J=1.0, 9.2 Hz), 7.76(2H,d, J
=9.2 Hz), 8.24(1H, s)。
【0443】実施例3 3−[5−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(1.63
g)のテトラヒドロフラン(25ml)溶液に、水素化
ジイソブチルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,1
3.2ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時
間かき混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチル
で抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥
(MgSO 4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン
(2:1,容積比)溶出部から3−[5−(4−トリフ
ルオロメトキシフェニル)−4−イソオキサゾリル]プ
ロパン−1−オール(1.36g,収率92%)を無色
結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し
た。融点50〜51℃。 実施例4 3−[5−(4−ブロモフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロパン−1−オール(1.10g)、シアン化
銅(1.41g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)
ジパラジウム(130mg)、1,1’−ビス(ジフェ
ニルホスフィノ)フェロセン(314mg)、シアン化
テトラエチルアンモニウム(553mg)および1,4
−ジオキサン(20ml)の混合物を3.5時間還流し
た。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:3,容積
比)溶出部から3−[5−(4−シアノフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロパン−1−オール(418m
g,収率52%)を淡黄色結晶として得た。酢酸エチル
−ヘキサンから再結晶した。融点82〜83℃。
【0444】実施例5 プロピオール酸エチル(6.13g)のテトラヒドロフ
ラン(40ml)溶液に、ピロリジン(5.2ml)の
テトラヒドロフラン(5ml)溶液を0℃でゆっくりと
加えた後、0℃で30分間かき混ぜた。得られた混合液
に、4−クロロ−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイ
ミドイルクロリド(7.60g)のテトラヒドロフラン
(100ml)溶液を0℃で加えた後、トリエチルアミ
ン(11.5ml)のテトラヒドロフラン(10ml)
溶液を0℃でゆっくりと加えた。室温で終夜かき混ぜた
後、反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,
容積比)溶出部から無色油状物を得た。得られた無色油
状物のテトラヒドロフラン(100ml)溶液に、水素
化ジイソブチルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,
85ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で30分
間かき混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチル
で抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥
(MgSO4)後、濃縮し、無色油状物を得た。得られ
た無色油状物のトルエン(100ml)溶液に、0℃で
塩化チオニル(4.50ml)を滴下した後、室温で3
時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物に飽和重
曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。
残留物をテトラヒドロフラン(100ml)に溶解し、
マロン酸ジエチル(12.81g)、水素化ナトリウム
(60%、油性、3.20g)およびテトラヒドロフラ
ン(50ml)の混合物に0℃で加えた後、0℃で1時
間、続いて、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を希塩
酸により酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、
濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶
出部から、無色油状物を得た。得られた無色油状物、6
規定塩酸(50ml)および酢酸(50ml)の混合物
を5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水を
加えた。得られた無色結晶をろ取し、3−[3−(4−
クロロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン
酸(4.93g,収率49%)を得た。イソプロピルエ
ーテルから再結晶した。融点149〜150℃。 実施例6 5−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリルメタノール(5.09g)のトルエン(10
0ml)溶液に、0℃で塩化チオニル(1.93ml)
を滴下した後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を
濃縮し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Mg
SO4)後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン
(50ml)に溶解し、マロン酸ジエチル(5.64
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、1.41g)
およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物に0℃
で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混
ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得た。
得られた無色油状物、6規定塩酸(50ml)および酢
酸(50ml)の混合物を5時間還流した。反応混合物
を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ
取し、3−[5−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)
−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸(3.24g,
収率56%)を得た。ジエチルエーテル−ヘキサンから
再結晶した。融点177〜180℃。
【0445】実施例7 ベンゾイル酢酸エチル(12.65g)およびN,N−
ジメチルホルムアミドジメチルアセタール(11.80
g)の混合物を1.5時間還流した。反応混合物を濃縮
し、残留物をエタノール(200ml)に溶解した。得
られた溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(9.18g)
を加え、5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物
に希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチル−ヘキサン(1:2,容積比)溶出部か
ら黄色油状物を得た。得られた黄色油状物のテトラヒド
ロフラン(100ml)溶液に、水素化ジイソブチルア
ルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,100ml)を0
℃でゆっくりと加えた後、室温で30分間かき混ぜた。
反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物のトルエン(100ml)溶液
に、0℃で塩化チオニル(5.0ml)を滴下した後、
室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物
に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃
縮した。残留物をテトラヒドロフラン(100ml)に
溶解し、マロン酸ジエチル(13.50g)、水素化ナ
トリウム(60%、油性、3.33g)およびテトラヒ
ドロフラン(30ml)の混合物に0℃で加えた後、0
℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混ぜた。反応混合
物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:3,
容積比)溶出部から、無色油状物を得た。得られた無色
油状物、6規定塩酸(50ml)および酢酸(50m
l)の混合物を5時間還流した。反応混合物を濃縮し、
残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ取し、3−
(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオン酸
(9.14g,収率64%)を得た。イソプロピルエー
テルから再結晶した。融点90〜91℃。 実施例8 4'−クロロアセトフェノン(10.47g)、水素化
ナトリウム(60%、油性、2.71g)および炭酸ジ
エチル(150ml)の混合物を80℃で1時間かき混
ぜた。反応混合物に水を加え、希塩酸で水層を中和した
後、室温で30分間かき混ぜ、続いて、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮した。残留物およびN,N−ジメチ
ルホルムアミド ジメチルアセタール(12.18g)
の混合物を1.5時間還流した。反応混合物を濃縮し、
残留物をエタノール(200ml)に溶解した。得られ
た溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(9.49g)を加
え、5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に希
塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチル−ヘキサン(1:2,容積比)溶出部から黄
色油状物を得た。得られた黄色油状物のテトラヒドロフ
ラン(100ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミ
ニウム(1.0Mヘキサン溶液,100ml)を0℃で
ゆっくりと加えた後、室温で30分間かき混ぜた。反応
混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、
濃縮した。残留物のトルエン(100ml)溶液に、0
℃で塩化チオニル(2.7ml)を滴下した後、室温で
3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物に飽和
重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し
た。残留物をテトラヒドロフラン(100ml)に溶解
し、マロン酸ジエチル(7.96g)、水素化ナトリウ
ム(60%、油性、1.95g)およびテトラヒドロフ
ラン(30ml)の混合物に0℃で加えた後、0℃で1
時間、続いて、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を希
塩酸により酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:3,容積
比)溶出部から、無色油状物を得た。得られた無色油状
物、6規定塩酸(50ml)および酢酸(50ml)の
混合物を5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物
に水を加えた。得られた無色結晶をろ取し、3−[5−
(4−クロロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロ
ピオン酸(7.84g,収率46%)を得た。イソプロ
ピルエーテルから再結晶した。融点155〜154℃。
【0446】実施例9 3−[5−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(1.00g)
のテトラヒドロフラン(30ml)溶液に、水素化ジイ
ソブチルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,6.5
ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき
混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Mg
SO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:
1,容積比)溶出部から3−[5−(3−ブロモ−4−
クロロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパン−
1−オール(0.85g,収率92%)を無色結晶とし
て得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点7
5〜76℃。 実施例10 マロン酸ジエチル(4.71g)のテトラヒドロフラン
(40ml)溶液に、水素化ナトリウム(60%、油
性、1.07g)を0℃で徐々に加えた。10分間かき
混ぜた後、4−クロロメチル−5−(4−トリフルオロ
メチルフェニル)イソオキサゾール(3.50g)のテ
トラヒドロフラン(40ml)溶液を0℃で滴下し、室
温で15時間かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、2規
定塩酸で酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、
濃縮した。残留物を6規定塩酸(40ml)および酢酸
(60ml)の混合物に溶解し、8時間加熱還流した。
反応混合物を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無
色結晶をろ取し、乾燥後、酢酸エチルから再結晶して3
−[5−(4−トリフルオロメチルフェニル)−4−イ
ソオキサゾリル]プロピオン酸の無色プリズム晶(3.
00g,収率79%)を得た。融点171〜172℃。
【0447】実施例11 5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル
メタノール(5.84g)のトルエン(50ml)溶液
に、0℃で塩化チオニル(3ml)を滴下した後、室温
で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物に飽
和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO 4)後、濃縮し
た。残留物をテトラヒドロフラン(100ml)に溶解
し、マロン酸ジエチル(6.92g)、水素化ナトリウ
ム(60%、油性、1.70g)およびテトラヒドロフ
ラン(50ml)の混合物に0℃で加えた後、0℃で1
時間、続いて、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を希
塩酸により酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:3,容積
比)溶出部から、無色油状物を得た。得られた無色油状
物、6規定塩酸(30ml)および酢酸(50ml)の
混合物を5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物
に水を加えた。得られた無色結晶をろ取し、3−[5−
(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プ
ロピオン酸(4.53g,収率78%)を得た。イソプ
ロピルエーテルから再結晶した。融点126〜127
℃。 実施例12 マロン酸ジエチル(11.0g)のテトラヒドロフラン
(60ml)溶液に、水素化ナトリウム(60%、油
性、2.50g)を0℃で徐々に加えた。10分間かき
混ぜた後、4−クロロメチル−5−(4−メチルフェニ
ル)イソオキサゾール(6.48g)のテトラヒドロフ
ラン(80ml)溶液を0℃で滴下し、室温で15時間
かき混ぜた。反応混合物を2規定塩酸に注いだ後、酢酸
エチルで抽出した。酢酸エチル層を濃縮後、残留物を6
規定塩酸(80ml)および酢酸(120ml)の混合
物に溶解し、8時間加熱還流した。反応混合物を濃縮
し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ取し、
乾燥後、酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して3−[5
−(4−メチルフェニル)−4−イソオキサゾリル]プ
ロピオン酸の無色プリズム晶(5.03g,収率70
%)を得た。融点121〜122℃。
【0448】実施例13 5−(4−メトキシフェニル)−4−イソオキサゾリル
メタノール(6.09g)のトルエン(100ml)溶
液に、0℃で塩化チオニル(3.3ml)を滴下した
後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残
留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(100m
l)に溶解し、マロン酸ジエチル(9.51g)、水素
化ナトリウム(60%、油性、2.32g)およびテト
ラヒドロフラン(50ml)の混合物に0℃で加えた
後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混ぜた。反
応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:
3,容積比)溶出部から、無色油状物を得た。得られた
無色油状物、6規定塩酸(50ml)および酢酸(50
ml)の混合物を5時間還流した。反応混合物を濃縮
し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ取し、
3−[5−(4−メトキシフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオン酸(5.16g,収率70%)を得
た。イソプロピルエーテル−ジエチルエーテルから再結
晶した。融点101〜102℃。 実施例14 4−アミノベンジルホスホン酸ジエチル(0.37
g)、3−[5−(4−クロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸(0.35g)、1−ヒドロ
キシ−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール・水和物
(0.25g)、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド(0.33g)および
N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)の混合物を
室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹
水、続いて、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積
比)溶出部からN−(4−ジエチルホスホノメチルフェ
ニル)−3−[5−(4−クロロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオンアミド(0.61g,収率9
2%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンか
ら再結晶した。融点138〜139℃。
【0449】実施例15 3−[5−(4−クロロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオン酸(6.57g)、濃硫酸(0.5m
l)およびメタノール(100ml)の混合物を4時間
還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水を加え、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:3,容積比)溶出部から3−[5−(4−
クロロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン
酸メチル(6.51g,収率94%)を無色結晶として
得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点51
〜52℃。 実施例16 3−[5−(4−クロロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオン酸メチル(6.00g)のテトラヒド
ロフラン(100ml)溶液に、水素化ジイソブチルア
ルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,50ml)を0℃
でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。反応
混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、
濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1,容積比)溶
出部から3−[5−(4−クロロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロパン−1−オール(4.89g,収
率91%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサ
ンから再結晶した。融点58〜59℃。
【0450】実施例17 4−アミノベンジルホスホン酸ジエチル(0.76
g)、3−[3−(4−クロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸(0.66g)、1−ヒドロ
キシ−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール・水和物
(0.49g)、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド(1.41g)および
N,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を
室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹
水、続いて、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積
比)溶出部からN−(4−ジエチルホスホノメチルフェ
ニル)−3−[3−(4−クロロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオンアミド(1.14g,収率9
1%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンか
ら再結晶した。融点88〜90℃。 実施例18 3−[3−(4−クロロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオン酸(1.28g)、トリエチルアミン
(1.1ml)およびテトラヒドロフラン(100m
l)の混合物に−30℃でクロロ炭酸エチル(0.6m
l)を加えた後、−20℃で1時間かき混ぜた。得られ
た混合液に、アンモニア水(15ml)を加え、室温で
1時間かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチル
で抽出した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹水、続
いて、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮
し、3−[3−(4−クロロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロピオンアミド(0.91g,収率71
%)を無色結晶として得た。アセトン−ヘキサンから再
結晶した。融点158〜159℃。
【0451】実施例19 3−[3−(4−クロロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオン酸(4.05g)、濃硫酸(0.1m
l)およびメタノール(100ml)の混合物を4時間
還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水を加え、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:3,容積比)溶出部から3−[3−(4−
クロロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン
酸メチル(3.93g,収率92%)を無色結晶として
得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点56
〜57℃。 実施例20 3−トリフルオロメチルベンジルアミン(0.75m
l)、3−[3−(4−クロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸(0.90g)、1−ヒドロ
キシ−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール・水和物
(0.82g)、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド(1.03g)および
N,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を
室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹
水、続いて、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積
比)溶出部からN−(3−トリフルオロメチルベンジ
ル)−3−[3−(4−クロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオンアミド(1.27g,収率87
%)を無色結晶として得た。イソプロピルエーテル−ヘ
キサンから再結晶した。融点80〜81℃。
【0452】実施例21 4−アミノベンジルホスホン酸ジエチル(1.25
g)、3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プ
ロピオン酸(1.00g)、1−ヒドロキシ−1H−
1,2,3−ベンゾトリアゾール・水和物(0.80
g)、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)カルボジイミド(1.08g)およびN,N−ジ
メチルホルムアミド(20ml)の混合物を室温で終夜
かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積比)溶出部からN
−(4−ジエチルホスホノメチルフェニル)−3−(5
−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオンアミド
(1.89g,収率93%)を無色結晶として得た。酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点139〜14
0℃。 実施例22 3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオ
ン酸(1.08g)、トリエチルアミン(1.1ml)
およびテトラヒドロフラン(100ml)の混合物に−
30℃でクロロ炭酸エチル(0.6ml)を加えた後、
−20℃で1時間かき混ぜた。得られた混合液に、アン
モニア水(20ml)を加え、室温で1時間かき混ぜ
た。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩
水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し、3−(5−
フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオンアミド
(0.82g,収率78%)を無色結晶として得た。酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点151〜15
2℃。
【0453】実施例23 3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオ
ン酸(1.00g)、トリエチルアミン(1.0ml)
およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物に−3
0℃でクロロ炭酸エチル(0.5ml)を加えた後、−
20℃で1時間かき混ぜた。得られた混合液に、エチル
アミン水溶液(10ml)を加え、室温で1時間かき混
ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食
塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し、N−エチ
ル−3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロ
ピオンアミド(0.93g,収率83%)を無色結晶と
して得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点
75〜76℃。 実施例24 (E)−3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)
プロペン酸エチル(4.89g)、2規定塩酸(50m
l)および酢酸(50ml)の混合物を3時間還流し
た。反応混合物を濃縮し、残留物に水を加えた。得られ
た無色結晶をろ取し、(E)−3−(5−フェニル−4
−イソオキサゾリル)プロペン酸(4.02g,収率9
3%)を得た。アセトン−ヘキサンから再結晶した。融
点197〜199℃。
【0454】実施例25 (E)−3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)
プロペン酸(0.97g)、トリエチルアミン(1m
l)およびテトラヒドロフラン(60ml)の混合物に
−30℃でクロロ炭酸エチル(0.5ml)を加えた
後、−20℃で1時間かき混ぜた。得られた混合液に、
アンモニア水(1ml)を加え、室温で1時間かき混ぜ
た。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩
水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し、(E)−3
−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロペンア
ミド(0.86g,収率89%)を無色結晶として得
た。アセトン−ヘキサンから再結晶した。融点194〜
196℃。 実施例26 4−アミノベンジルホスホン酸ジエチル(0.83
g)、(E)−3−(5−フェニル−4−イソオキサゾ
リル)プロペン酸(0.69g)、1−ヒドロキシ−1
H−1,2,3−ベンゾトリアゾール・水和物(0.5
4g)、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)カルボジイミド(0.65g)およびN,N−
ジメチルホルムアミド(30ml)の混合物を室温で終
夜かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹水、続い
て、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積比)溶出部か
ら(E)−N−(4−ジエチルホスホノメチルフェニ
ル)−3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プ
ロペンアミド(0.86g,収率61%)を無色結晶と
して得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点
173〜174℃。
【0455】実施例27 (E)−3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)
プロペン酸(0.76g)、トリエチルアミン(0.8
ml)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物
に−30℃でクロロ炭酸エチル(0.4ml)を加えた
後、−20℃で1時間かき混ぜた。得られた混合液に、
エチルアミン水溶液(1ml)を加え、室温で1時間か
き混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽
和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO 4)後、濃縮し、
(E)−N−エチル−3−(5−フェニル−4−イソオ
キサゾリル)プロペンアミド(0.78g,収率91
%)を無色結晶として得た。アセトン−ヘキサンから再
結晶した。融点156〜157℃。 実施例28 3−(3−メチル−5−フェニル−4−イソオキサゾリ
ル)プロピオン酸(0.95g)、トリエチルアミン
(1.0ml)およびテトラヒドロフラン(50ml)
の混合物に−30℃でクロロ炭酸エチル(0.5ml)
を加えた後、−20℃で1時間かき混ぜた。得られた混
合液に、アンモニア水(5ml)を加え、室温で1時間
かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO 4)後、濃縮し、3
−(3−メチル−5−フェニル−4−イソオキサゾリ
ル)プロピオンアミド(0.86g,収率91%)を無
色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し
た。融点149〜151℃。
【0456】実施例29 4−アミノ安息香酸メチル(0.47g)、3−(3−
メチル−5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピ
オン酸(0.60g)、1−ヒドロキシ−1H−1,
2,3−ベンゾトリアゾール・水和物(0.50g)、
塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド(0.61g)およびN,N−ジメチル
ホルムアミド(15ml)の混合物を室温で終夜かき混
ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食
塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エ
チル−ヘキサン(1:1,容積比)溶出部からN−(4
−メトキシカルボニルフェニル)−3−(3−メチル−
5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオンアミ
ド(0.75g,収率79%)を無色結晶として得た。
酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点140〜1
41℃。 実施例30 N−ジフェニルメチルピペラジン(0.85g)、3−
(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオン酸
(0.70g)、1−ヒドロキシ−1H−1,2,3−
ベンゾトリアゾール・水和物(0.55g)、塩酸1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド(0.69g)およびN,N−ジメチルホルムア
ミド(15ml)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反
応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:1,容積比)溶出部からN−ジフェニルメ
チル−N’−[3−(5−フェニル−4−イソオキサゾ
リル)プロピオニル]ピペラジン(1.35g,収率9
3%)を無色油状物として得た。NMR(CDCl3)δ: 2.26-
2.42(4H, m), 2.50-2.64(2H, m), 2.94-3.08(2H, m),
3.32-3.44(2H, m), 3.56-3.68(2H, m), 4.22(1H, s),
7.12-7.54(13H,m), 7.66-7.86(2H, m), 8.21(1H, s)。
【0457】実施例31 2−アミノ−4−(4−クロロフェニル)チアゾール
(0.75g)、3−(5−フェニル−4−イソオキサ
ゾリル)プロピオン酸(0.72g)、1−ヒドロキシ
−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール・水和物
(0.55g)、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド(0.70g)および
N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)の混合物を
室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹
水、続いて、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積
比)溶出部からN−[4−(4−クロロフェニル)−2
−チアゾリル]−3−(5−フェニル−4−イソオキサ
ゾリル)プロピオンアミド(0.58g,収率43%)
を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結
晶した。融点172〜173℃。 実施例32 4−アミノ安息香酸メチル(0.46g)、3−(5−
フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオン酸(0.
60g)、1−ヒドロキシ−1H−1,2,3−ベンゾ
トリアゾール・水和物(0.48g)、塩酸1−エチル
−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
(0.61g)およびN,N−ジメチルホルムアミド
(15ml)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混
合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:1,容積比)溶出部からN−(4−メトキシカ
ルボニルフェニル)−3−(5−フェニル−4−イソオ
キサゾリル)プロピオンアミド(0.86g,収率89
%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから
再結晶した。融点111〜112℃。
【0458】実施例33 2−アミノ−5−メチル−4−フェニルチアゾール
(0.95g)、3−(5−フェニル−4−イソオキサ
ゾリル)プロピオン酸(1.01g)、1−ヒドロキシ
−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール・水和物
(0.78g)、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド(0.97g)および
N,N−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を
室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹
水、続いて、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積
比)溶出部からN−(5−メチル−4−フェニル−2−
チアゾリル)−3−(5−フェニル−4−イソオキサゾ
リル)プロピオンアミド(1.74g,収率96%)を
無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶
した。融点150〜151℃。 実施例34 2−アミノキノリン(0.55g)、3−(5−フェニ
ル−4−イソオキサゾリル)プロピオン酸(0.82
g)、1−ヒドロキシ−1H−1,2,3−ベンゾトリ
アゾール・水和物(0.68g)、塩酸1−エチル−3
−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
(0.91g)およびN,N−ジメチルホルムアミド
(15ml)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混
合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:1,容積比)溶出部からN−(2−キノリル)
−3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピ
オンアミド(1.09g,収率84%)を無色結晶とし
て得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点1
12〜113℃。
【0459】実施例35 4−アミノベンズアミド(0.55g)、3−(5−フ
ェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオン酸(0.8
7g)、1−ヒドロキシ−1H−1,2,3−ベンゾト
リアゾール・水和物(0.68g)、塩酸1−エチル−
3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
(0.88g)およびN,N−ジメチルホルムアミド
(20ml)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混
合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:1,容積比)溶出部からN−(4−カルバモイ
ルフェニル)−3−(5−フェニル−4−イソオキサゾ
リル)プロピオンアミド(0.95g,収率71%)を
無色結晶として得た。テトラヒドロフラン−ヘキサンか
ら再結晶した。融点250〜251℃。 実施例36 3−(2−アミノエチル)インドール・塩酸塩(0.4
6g)、トリエチルアミン(0.6ml)およびN,N
−ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を室温で
1時間かき混ぜた。得られた混合液に、3−(5−フェ
ニル−4−イソオキサゾリル)プロピオン酸(0.42
g)、1−ヒドロキシ−1H−1,2,3−ベンゾトリ
アゾール・水和物(0.37g)および塩酸1−エチル
−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
(0.45g)を加え、室温で終夜かき混ぜた。反応混
合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:1,容積比)溶出部からN−[2−(3−イン
ドリル)エチル]−3−(5−フェニル−4−イソオキ
サゾリル)プロピオンアミド(0.63g,収率91
%)を無色油状物として得た。NMR(CDCl3)δ: 2.32-2.4
4(2H, m), 2.88-3.04(4H, m), 3.54-3.66(2H, m), 5.45
(1H, br s), 6.93(1H, d, J=2.2 Hz), 7.04-7.28(2H,
m), 7.32-7.62(5H, m), 7.64-7.74(2H, m), 8.05(1H, b
r s), 8.17(1H, s)。
【0460】実施例37 4−アミノベンジルホスホン酸ジエチル(1.20
g)、5−フェニル−4−イソオキサゾリル酢酸(0.
84g)、1−ヒドロキシ−1H−1,2,3−ベンゾ
トリアゾール・水和物(0.75g)、塩酸1−エチル
−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
(0.97g)およびN,N−ジメチルホルムアミド
(20ml)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混
合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:1,容積比)溶出部からN−(4−ジエチルホ
スホノメチルフェニル)−5−フェニル−4−イソオキ
サゾリルアセトアミド(1.58g,収率89%)を無
色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し
た。融点132〜133℃。 実施例38 2−アミノ−4−(4−クロロフェニル)チアゾール
(0.65g)、5−フェニル−4−イソオキサゾリル
酢酸(0.60g)、1−ヒドロキシ−1H−1,2,
3−ベンゾトリアゾール・水和物(0.51g)、塩酸
1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド(0.59g)およびN,N−ジメチルホル
ムアミド(15ml)の混合物を室温で終夜かき混ぜ
た。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩
水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル−ヘキサン(1:1,容積比)溶出部からN−[4−
(4−クロロフェニル)−2−チアゾリル]−5−フェ
ニル−4−イソオキサゾリルアセトアミド(0.92
g,収率79%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−
ヘキサンから再結晶した。融点210〜211℃。
【0461】実施例39 4−アミノフェニル酢酸エチル(0.32g)、3−
[5−(4−クロロフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]プロピオン酸(0.37g)、1−ヒドロキシ−1
H−1,2,3−ベンゾトリアゾール・水和物(0.2
8g)、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)カルボジイミド(0.35g)およびN,N−
ジメチルホルムアミド(15ml)の混合物を室温で終
夜かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹水、続い
て、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積比)溶出部か
らN−(4−エトキシカルボニルメチルフェニル)−3
−[5−(4−クロロフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]プロピオンアミド(0.56g,収率93%)を無
色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し
た。融点117〜118℃。 実施例40 3−アミノピリジン(0.18g)、3−[5−(4−
クロロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン
酸(0.50g)、1−ヒドロキシ−1H−1,2,3
−ベンゾトリアゾール・水和物(0.35g)、塩酸1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド(0.45g)およびN,N−ジメチルホルム
アミド(15ml)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。
反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩水で
洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−
ヘキサン(1:1,容積比)溶出部からN−(3−ピリ
ジル)−3−[5−(4−クロロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオンアミド(0.60g,収率9
6%)を無色結晶として得た。アセトン−ヘキサンから
再結晶した。融点197〜198℃。
【0462】実施例41 5−アミノ−2−(2−メチル−1−イミダゾリル)ピ
リジン(0.40g)、3−[5−(4−クロロフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸(0.58
g)、1−ヒドロキシ−1H−1,2,3−ベンゾトリ
アゾール・水和物(0.45g)、塩酸1−エチル−3
−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
(0.54g)およびN,N−ジメチルホルムアミド
(15ml)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混
合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:1,容積比)溶出部からN−[6−(2−メチ
ル−1−イミダゾリル)−3−ピリジル)−3−[5−
(4−クロロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロ
ピオンアミド(0.59g,収率63%)を無色結晶と
して得た。アセトン−ヘキサンから再結晶した。融点1
93〜194℃。 実施例42 1−(3−メトキシフェニル)エチルアミン(0.32
g)、3−[5−(4−クロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸(0.45g)、1−ヒドロ
キシ−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール・水和物
(0.33g)、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド(0.40g)および
N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)の混合物を
室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹
水、続いて、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積
比)溶出部からN−[1−(3−メトキシフェニル)エ
チル]−3−[5−(4−クロロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオンアミド(0.61g,収率8
8%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンか
ら再結晶した。融点89〜90℃。
【0463】実施例43 2−アミノメチル−5−メチルピラジン(0.25m
l)、3−[5−(4−クロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸(0.45g)、1−ヒドロ
キシ−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール・水和物
(0.35g)、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド(0.40g)および
N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)の混合物を
室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹
水、続いて、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積
比)溶出部からN−(5−メチル−2−ピラジニルメチ
ル)−3−[5−(4−クロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオンアミド(0.58g,収率90
%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから
再結晶した。融点124〜125℃。 実施例44 4−(1−イミダゾリル)アニリン(0.51g)、3
−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオン
酸(0.70g)、1−ヒドロキシ−1H−1,2,3
−ベンゾトリアゾール・水和物(0.60g)、塩酸1
−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボ
ジイミド(0.75g)およびN,N−ジメチルホルム
アミド(20ml)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。
反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩水で
洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−
ヘキサン(1:1,容積比)溶出部からN−[4−(1
−イミダゾリル)フェニル]−3−(5−フェニル−4
−イソオキサゾリル)プロピオンアミド(0.95g,
収率83%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキ
サンから再結晶した。融点176〜177℃。
【0464】実施例45 6−アミノキノリン(0.38g)、3−(5−フェニ
ル−4−イソオキサゾリル)プロピオン酸(0.56
g)、1−ヒドロキシ−1H−1,2,3−ベンゾトリ
アゾール・水和物(0.46g)、塩酸1−エチル−3
−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
(0.60g)およびN,N−ジメチルホルムアミド
(15ml)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混
合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:1,容積比)溶出部からN−(6−キノリル)
−3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピ
オンアミド(0.79g,収率89%)を無色結晶とし
て得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点1
70〜171℃。 実施例46 2−アミノピラジン(0.26g)、3−(5−フェニ
ル−4−イソオキサゾリル)プロピオン酸(0.58
g)、1−ヒドロキシ−1H−1,2,3−ベンゾトリ
アゾール・水和物(0.46g)、塩酸1−エチル−3
−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
(0.60g)およびN,N−ジメチルホルムアミド
(15ml)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混
合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:1,容積比)溶出部からN−(2−ピラジニ
ル)−3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プ
ロピオンアミド(0.46g,収率58%)を無色結晶
として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融
点163〜164℃。
【0465】実施例47 4−(1−モルホリノ)アニリン(0.90g)、3−
(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオン酸
(1.07g)、1−ヒドロキシ−1H−1,2,3−
ベンゾトリアゾール・水和物(0.90g)、塩酸1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド(1.15g)およびN,N−ジメチルホルムア
ミド(20ml)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反
応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:1,容積比)溶出部からN−[4−(1−
モルホリノ)フェニル]−3−(5−フェニル−4−イ
ソオキサゾリル)プロピオンアミド(1.23g,収率
66%)を無色結晶として得た。アセトン−ヘキサンか
ら再結晶した。融点197〜198℃。 実施例48 5−アミノ−2−(1−モルホリノ)ピリジン(0.8
5g)、3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)
プロピオン酸(1.01g)、1−ヒドロキシ−1H−
1,2,3−ベンゾトリアゾール・水和物(0.85
g)、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)カルボジイミド(1.09g)およびN,N−ジ
メチルホルムアミド(20ml)の混合物を室温で終夜
かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積比)溶出部からN
−[6−(1−モルホリノ)−3−ピリジル]−3−
(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオンア
ミド(0.86g,収率49%)を無色結晶として得
た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点146
〜147℃。
【0466】実施例49 4−(1−イミダゾリル)アニリン(0.85g)、4
−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)ブタン酸
(1.21g)、1−ヒドロキシ−1H−1,2,3−
ベンゾトリアゾール・水和物(0.95g)、塩酸1−
エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジ
イミド(1.20g)およびN,N−ジメチルホルムア
ミド(20ml)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反
応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:1,容積比)溶出部からN−[4−(1−
イミダゾリル)フェニル]−4−(5−フェニル−4−
イソオキサゾリル)ブタンアミド(1.68g,収率8
6%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンか
ら再結晶した。融点132〜133℃。 実施例50 3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオ
ン酸(18.62g)、濃硫酸(0.2ml)およびメ
タノール(100ml)の混合物を4時間還流した。反
応混合物を濃縮し、残留物に水を加え、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:
3,容積比)溶出部から3−(5−フェニル−4−イソ
オキサゾリル)プロピオン酸メチル(19.03g,収
率96%)を無色油状物として得た。NMR(CDCl3)δ: 2.
59-2.71(2H, m), 2.95-3.06(2H, m), 3.68(3H, s), 7.4
2-7.56(3H, m), 7.64-7.74(2H, m), 8.22(1H, s)。
【0467】実施例51 3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオ
ン酸メチル(18.13g)のテトラヒドロフラン(3
00ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニウム
(1.0Mヘキサン溶液,160ml)を0℃でゆっく
りと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。反応混合物を
希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1,容積比)溶出部か
ら3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロパ
ン−1−オール(15.72g,収率99%)を無色油
状物として得た。NMR(CDCl3)δ: 1.82-2.00(2H, m), 2.
72-2.88(2H, m), 3.66-3.78(2H, m), 7.41-7.56(3H,
m), 7.68-7.78(2H, m), 8.21(1H, s)。 実施例52 4−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)ブチロニ
トリル(12.83g)および濃塩酸(100ml)の
混合物を終夜還流した。反応混合物を酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Mg
SO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:
1,容積比)溶出部から4−(5−フェニル−4−イソ
オキサゾリル)ブタン酸(13.03g,収率93%)
を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結
晶した。融点67〜68℃。
【0468】実施例53 4−アミノベンジルホスホン酸ジエチル(1.74
g)、4−(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)ブ
タン酸(1.38g)、1−ヒドロキシ−1H−1,
2,3−ベンゾトリアゾール・水和物(1.08g)、
塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド(1.38g)およびN,N−ジメチル
ホルムアミド(20ml)の混合物を室温で終夜かき混
ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食
塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エ
チル−ヘキサン(1:1,容積比)溶出部からN−(4
−ジエチルホスホノメチルフェニル)−4−(5−フェ
ニル−4−イソオキサゾリル)ブタンアミド(2.56
g,収率94%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−
ヘキサンから再結晶した。融点128〜129℃。 実施例54 4−[2−(3−エチル−4H−トリアゾール−4−イ
ル)エトキシ]アニリン(1.12g)、3−(5−フ
ェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオン酸(1.0
4g)、1−ヒドロキシ−1H−1,2,3−ベンゾト
リアゾール・水和物(0.89g)、塩酸1−エチル−
3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
(1.11g)およびN,N−ジメチルホルムアミド
(20ml)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混
合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:1,容積比)溶出部からN−[4−[2−(3
−エチル−4H−トリアゾール−4−イル)エトキシ]
フェニル]−3−(5−フェニル−4−イソオキサゾリ
ル)プロピオンアミド(1.58g,収率76%)を無
色結晶として得た。アセトン−ヘキサンから再結晶し
た。融点167〜168℃。
【0469】実施例55 4−[2−(3−エチル−4H−トリアゾール−4−イ
ル)エトキシ]アニリン(0.51g)、4−(5−フ
ェニル−4−イソオキサゾリル)ブタン酸(0.51
g)、1−ヒドロキシ−1H−1,2,3−ベンゾトリ
アゾール・水和物(0.40g)、塩酸1−エチル−3
−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド
(0.50g)およびN,N−ジメチルホルムアミド
(20ml)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混
合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:1,容積比)溶出部からN−[4−[2−(3
−エチル−4H−トリアゾール−4−イル)エトキシ]
フェニル]−4−(5−フェニル−4−イソオキサゾリ
ル)ブタンアミド(0.83g,収率84%)を無色結
晶として得た。アセトン−ヘキサンから再結晶した。融
点125〜126℃。 実施例56 5−フェニルイソオキサゾール−4−カルボアルデヒド
(7.18g)、ジエチルホスホノ酢酸エチル(9.3
5g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(150m
l)の混合物に、0℃で水素化ナトリウム(60%、油
性、1.65g)を加え、室温で3時間かき混ぜた。反
応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:4,容積
比)溶出部から(E)−3−(5−フェニル−4−イソ
オキサゾリル)プロペン酸エチル(8.88g,収率8
8%)を黄色油状物として得た。NMR(CDCl3)δ: 1.33(3
H, t, J=7.2 Hz), 4.27(2H, q, J=7.2 Hz), 6.34(1H,
d, J=15.4 Hz), 7.48-7.82(6H, m), 8.52(1H, s)。
【0470】実施例57 4−クロロメチル−3−(4−フェニルフェニル)イソ
オキサゾール(3.20g)のテトラヒドロフラン(1
00ml)溶液を、マロン酸ジエチル(5.70g)、
水素化ナトリウム(60%、油性、1.40g)および
テトラヒドロフラン(50ml)の混合物に0℃で加え
た後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混ぜた。
反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥
(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン
(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得た。得
られた無色油状物、6規定塩酸(30ml)および酢酸
(30ml)の混合物を5時間還流した。反応混合物を
濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ取
し、3−[3−(4−フェニルフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸(2.89g,収率83%)
を得た。アセトン−ヘキサンから再結晶した。融点16
9〜170℃。 実施例58 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオン酸メチル(3.21g)のテトラヒ
ドロフラン(30ml)溶液に、水素化ジイソブチルア
ルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,30ml)を0℃
でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。反応
混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、
濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積比)溶
出部から3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イ
ソオキサゾリル]プロパン−1−オール(2.48g,
収率87%)を淡黄色油状物として得た。NMR(CDCl3)
δ: 1.38(1H, br s), 1.82-2.02(2H, m), 2.70-2.84(2
H, m), 3.64-3.80(2H, m), 7.10-7.26(2H, m), 7.64-7.
80(2H, m), 8.21(1H, s)。
【0471】実施例59 マロン酸ジエチル(3.38g)のテトラヒドロフラン
(40ml)溶液に、水素化ナトリウム(60%、油
性、770mg)を0℃で徐々に加えた。10分間かき
混ぜた後、4−クロロメチル−5−(2,4−ジフルオ
ロフェニル)イソオキサゾール(2.20g)のテトラ
ヒドロフラン(40ml)溶液を0℃で滴下し、室温で
15時間かき混ぜた。反応混合物を2規定塩酸に注いで
酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を
濃縮後、残留物を6規定塩酸(40ml)および酢酸
(60ml)の混合物に溶解し、8時間加熱還流した。
反応混合物を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無
色結晶をろ取し、乾燥後、酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶して3−[5−(2,4−ジフルオロフェニル)−
4−イソオキサゾリル]プロピオン酸の無色プリズム晶
(2.10g,収率87%)を得た。融点125〜12
6℃。 実施例60 3−[5−(4−トリフルオロメチルフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸(2.20g)のメタ
ノール(50ml)溶液に濃硫酸(1ml)を加え、1
時間加熱還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に氷水
を注ぎ、析出した3−[5−(4−トリフルオロメチル
フェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸メチ
ルの結晶(1.70g,収率74%)をろ取した。酢酸
エチル−ヘキサンから再結晶し、無色プリズム晶を得
た。融点68〜69℃。
【0472】実施例61 3−[5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオン酸(1.25g)のメタノー
ル(40ml)溶液に濃硫酸(1ml)を加え、1時間
加熱還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に氷水を注
ぎ、析出した結晶をろ取した。この結晶をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン
(1:1,容積比)溶出部から得られた結晶を酢酸エチ
ル−ヘキサンから再結晶して、3−[5−(2,4−ジ
フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオ
ン酸メチルの無色プリズム晶(1.15g,収率87
%)を得た。融点40〜41℃。 実施例62 3−[5−(4−トリフルオロメチルフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(1.40g)
のテトラヒドロフラン(80ml)溶液に、水素化ジイ
ソブチルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,10.
3ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間か
き混ぜた。反応混合物を2規定塩酸に注ぎ、濃縮して析
出した結晶をろ取し、酢酸エチル−ヘキサンから再結晶
して3−[5−(4−トリフルオロメチルフェニル)−
4−イソオキサゾリル]プロパン−1−オール(970
mg,収率76%)を無色針状晶として得た。融点85
〜86℃。
【0473】実施例63 3−[5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオン酸メチル(1.05g)のテ
トラヒドロフラン(30ml)溶液に、水素化ジイソブ
チルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,8.7m
l)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混
ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,
容積比)溶出部から3−[5−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパン−1−オー
ル(640mg,収率68%)を無色油状物として得
た。NMR(CDCl3)δ: 1.29(1H, br s), 1.75-1.95(2H,
m), 2.55-2.65(2H, m), 3.6-3.75(2H, m), 6.9-7.1(2H,
m), 7.5-7.65(1H, m), 8.25(1H, s)。 実施例64 マロン酸ジエチル(10.1g)のテトラヒドロフラン
(60ml)溶液に、水素化ナトリウム(60%、油
性、2.29g)を0℃で徐々に加えた。10分間かき
混ぜた後、4−クロロメチル−5−(5−クロロ−2−
チエニル)イソオキサゾール(6.70g)のテトラヒ
ドロフラン(60ml)溶液を0℃で滴下し、室温で1
5時間かき混ぜた。反応混合物を2規定塩酸に注いで酸
性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を濃
縮後、残留物を6規定塩酸(80ml)および酢酸(1
20ml)の混合物に溶解し、8時間加熱還流した。反
応混合物を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色
結晶をろ取し、乾燥後、酢酸エチルから再結晶して3−
[5−(5−クロロ−2−チエニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオン酸の無色プリズム晶(4.95g,
収率67%)を得た。融点138〜139℃。
【0474】実施例65 3−[5−(5−クロロ−2−チエニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸(2.20g)のメタノール
(50ml)溶液に濃硫酸(1ml)を加え、1時間加
熱還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に氷水を注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、水洗、乾
燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン
(1:3,容積比)溶出部から3−[5−(5−クロロ
−2−チエニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン
酸メチルの結晶(3.80g,収率86%)を得た。ジ
エチルエーテル−イソプロピルエーテルから再結晶し
て、無色プリズム晶を得た。融点34〜35℃。 実施例66 3−[5−(5−クロロ−2−チエニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸メチル(3.10g)のテト
ラヒドロフラン(80ml)溶液に、水素化ジイソブチ
ルアルミニウム(1.5Mトルエン溶液,17ml)を
0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。
反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積
比)溶出部から3−[5−(5−クロロ−2−チエニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロパン−1−オール
(2.02g,収率73%)を無色油状物として得た。
NMR(CDCl3)δ: 1.41(1H, br t, J=5 Hz), 1.8-2.0(2H,
m), 2.73(2H, t, J=8 Hz), 3.73(2H, td, J=6, 5 Hz),
6.98(1H, d, J=4 Hz), 7.29(1H, d, J=4 Hz), 8.17(1H,
s)。
【0475】実施例67 3−[5−(2,4−ジクロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸メチル(2.00g)のテト
ラヒドロフラン(30ml)溶液に、水素化ジイソブチ
ルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,15ml)を
0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。
反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1,容積
比)溶出部から3−[5−(2,4−ジクロロフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロパン−1−オール
(1.67g,収率92%)を無色油状物として得た。
NMR(CDCl3)δ: 1.20-1.32(1H, br t), 1.70-1.88(2H,
m),2.44-2.60(2H, m), 3.56-3.70(2H, m), 7.35-7.39(2
H, m), 7.53-7.57(1H, m),8.27(1H, s)。 実施例68 3−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸メチル(1.63g)のテト
ラヒドロフラン(25ml)溶液に、水素化ジイソブチ
ルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,13ml)を
0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。
反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1,容積
比)溶出部から3−[5−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロパン−1−オール
(1.53g,収率97%)を無色結晶として得た。酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点66〜67
℃。
【0476】実施例69 5−(2,4−ジクロロフェニル)−4−イソオキサゾ
リルメタノール(5.15g)のトルエン(100m
l)溶液に、0℃で塩化チオニル(2.00ml)を滴
下した後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮
し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(1
00ml)に溶解し、マロン酸ジエチル(5.89
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、1.45g)
およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物に0℃
で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混
ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得た。
得られた無色油状物、6規定塩酸(50ml)および酢
酸(50ml)の混合物を5時間還流した。反応混合物
を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ
取し、3−[5−(2,4−ジクロロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸(3.85g,収率7
2%)を得た。アセトン−ヘキサンから再結晶した。融
点106〜107℃。 実施例70 5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−イソオキサゾ
リルメタノール(6.50g)のトルエン(100m
l)溶液に、0℃で塩化チオニル(3.0ml)を滴下
した後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮
し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(1
00ml)に溶解し、マロン酸ジエチル(8.53
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、2.01g)
およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物に0℃
で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混
ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得た。
得られた無色油状物、6規定塩酸(50ml)および酢
酸(50ml)の混合物を5時間還流した。反応混合物
を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ
取し、3−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸(5.96g,収率7
8%)を得た。アセトン−ヘキサンから再結晶した。融
点171〜172℃。
【0477】実施例71 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオン酸(3.68g)、濃硫酸(0.0
5ml)およびメタノール(100ml)の混合物を4
時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水を加
え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩
水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル−ヘキサン(1:4,容積比)溶出部から3−[5−
(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プ
ロピオン酸メチル(3.50g,収率90%)を淡黄色
油状物として得た。NMR(CDCl3)δ: 2.65(2H, t, J=7.4
Hz), 2.98(2H, t, J=7.4 Hz), 3.69(3H, s), 7.12-7.28
(2H, m), 7.64-7.78(2H, m), 8.22(1H, s)。 実施例72 3−[5−(2,4−ジクロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸(3.00g)、濃硫酸
(0.1ml)およびメタノール(50ml)の混合物
を4時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水を
加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食
塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エ
チル−ヘキサン(1:4,容積比)溶出部から3−[5
−(2,4−ジクロロフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]プロピオン酸メチル(2.96g,収率94%)を
無色油状物として得た。NMR(CDCl3)δ: 2.46-2.58(2H,
m), 2.71-2.81(2H, m), 3.66(3H, s), 7.35-7.42(2H,
m), 7.54-7.58(1H, m), 8.28(1H, s)。
【0478】実施例73 3−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸(3.20g)、濃硫酸
(0.1ml)およびメタノール(50ml)の混合物
を4時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水を
加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食
塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エ
チル−ヘキサン(1:4,容積比)溶出部から3−[5
−(3,4−ジクロロフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]プロピオン酸メチル(3.26g,収率97%)を
無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶
した。融点74〜75℃。 実施例74 5−(3,5−ジクロロフェニル)−4−イソオキサゾ
リルメタノール(6.06g)のトルエン(100m
l)溶液に、0℃で塩化チオニル(2.7ml)を滴下
した後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮
し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(1
00ml)に溶解し、マロン酸ジエチル(7.96
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、1.95g)
およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物に0℃
で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混
ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得た。
得られた無色油状物、6規定塩酸(50ml)および酢
酸(50ml)の混合物を5時間還流した。反応混合物
を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ
取し、3−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸(5.96g,収率8
4%)を得た。アセトン−ヘキサンから再結晶した。融
点143〜144℃。
【0479】実施例75 3−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸(3.50g)、濃硫酸
(0.1ml)およびメタノール(100ml)の混合
物を4時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水
を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和
食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸
エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶出部から3−
[5−(3,5−ジクロロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオン酸メチル(3.49g,収率99
%)を淡黄色油状物として得た。NMR(CDCl3)δ: 2.62-
2.72(2H, m), 2.92-3.02(2H, m), 3.70(3H, s), 7.45(1
H, t, J=1.8 Hz), 7.60(1H, d, J=1.8 Hz), 8.24(1H,
s)。 実施例76 3−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸メチル(2.25g)のテト
ラヒドロフラン(30ml)溶液に、水素化ジイソブチ
ルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,20ml)を
0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。
反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1,容積
比)溶出部から3−[5−(3,5−ジクロロフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロパン−1−オール
(1.65g,収率81%)を無色油状物として得た。
NMR(CDCl3)δ: 1.83-2.00(2H, m), 2.72-2.86(2H, m),
3.68-3.80(2H, m), 7.43(1H, t, J=1.8 Hz), 7.64(2H,
d, J=1.8 Hz), 8.24(1H, s)。
【0480】実施例77 5−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリルメタノール(4.80g)のトルエン(100m
l)溶液に、0℃で塩化チオニル(2.5ml)を滴下
した後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮
し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(1
00ml)に溶解し、マロン酸ジエチル(7.26
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、1.79g)
およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物に0℃
で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混
ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得た。
得られた無色油状物、6規定塩酸(50ml)および酢
酸(50ml)の混合物を5時間還流した。反応混合物
を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ
取し、3−[5−(3,4−ジフルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸(4.98g,収率
87%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し
た。融点102〜103℃。 実施例78 3−[5−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオン酸(3.45g)、濃硫酸
(0.1ml)およびメタノール(100ml)の混合
物を4時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水
を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和
食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸
エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶出部から3−
[5−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロピオン酸メチル(3.56g,収率98
%)を淡黄色油状物として得た。NMR(CDCl3)δ: 2.60-
2.71(2H, m), 2.92-3.03(2H, m), 3.69(3H, s), 7.22-
7.65(3H, m), 8.23(1H, s)。
【0481】実施例79 3−[5−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオン酸メチル(2.20g)のテ
トラヒドロフラン(30ml)溶液に、水素化ジイソブ
チルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,20ml)
を0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜ
た。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1,
容積比)溶出部から3−[5−(3,4−ジフルオロフ
ェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパン−1−オー
ル(1.88g,収率95%)を無色油状物として得
た。NMR(CDCl3)δ: 1.38(1H, br s), 1.82-2.00(2H,
m),2.72-2.84(2H, m), 3.66-3.82(2H, m), 7.21-7.38(1
H, m), 7.44-7.66(2H, m),8.22(1H, s)。 実施例80 5−(4−ニトロフェニル)−4−イソオキサゾリルメ
タノール(6.56g)のトルエン(100ml)溶液
に、0℃で塩化チオニル(3.3ml)を滴下した後、
室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物
に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃
縮した。残留物をテトラヒドロフラン(100ml)に
溶解し、マロン酸ジエチル(9.56g)、水素化ナト
リウム(60%、油性、2.35g)およびテトラヒド
ロフラン(50ml)の混合物に0℃で加えた後、0℃
で1時間、続いて、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物
を希塩酸により酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:3,
容積比)溶出部から、無色油状物を得た。得られた無色
油状物、6規定塩酸(50ml)および酢酸(50m
l)の混合物を5時間還流した。反応混合物を濃縮し、
残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ取し、3−
[5−(4−ニトロフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]プロピオン酸(6.19g,収率79%)を得た。
アセトン−ヘキサンから再結晶した。融点204〜20
5℃。
【0482】実施例81 3−[5−(4−ニトロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオン酸(5.28g)、濃硫酸(0.1m
l)およびメタノール(100ml)の混合物を4時間
還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水を加え、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:3,容積比)溶出部から3−[5−(4−
ニトロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン
酸メチル(5.45g,収率98%)を無色結晶として
得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点11
8〜119℃。 実施例82 3−[5−(4−ニトロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオン酸メチル(1.60g)のテトラヒド
ロフラン(20ml)溶液に、水素化ジイソブチルアル
ミニウム(1.0Mヘキサン溶液,20ml)を0℃で
ゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。反応混
合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃
縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1,容積比)溶出
部から3−[5−(4−ニトロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロパン−1−オール(1.36g,収率
95%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサン
から再結晶した。融点132〜133℃。
【0483】実施例83 5−(4−ブロモフェニル)−4−イソオキサゾリルメ
タノール(7.55g)のトルエン(50ml)溶液
に、0℃で塩化チオニル(3.3ml)を滴下した後、
室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物
に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃
縮した。残留物をテトラヒドロフラン(100ml)に
溶解し、マロン酸ジエチル(9.58g)、水素化ナト
リウム(60%、油性、2.36g)およびテトラヒド
ロフラン(50ml)の混合物に0℃で加えた後、0℃
で1時間、続いて、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物
を希塩酸により酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。
酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:3,
容積比)溶出部から、無色油状物を得た。得られた無色
油状物、6規定塩酸(50ml)および酢酸(50m
l)の混合物を5時間還流した。反応混合物を濃縮し、
残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ取し、3−
[5−(4−ブロモフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]プロピオン酸(6.18g,収率70%)を得た。
酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点164〜1
65℃。 実施例84 3−[5−(4−ブロモフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオン酸(5.00g)、濃硫酸(0.1m
l)およびメタノール(100ml)の混合物を4時間
還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水を加え、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:3,容積比)溶出部から3−[5−(4−
ブロモフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン
酸メチル(5.03g,収率96%)を無色結晶として
得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点58
〜59℃。
【0484】実施例85 3−[5−(4−ブロモフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオン酸メチル(4.06g)のテトラヒド
ロフラン(30ml)溶液に、水素化ジイソブチルアル
ミニウム(1.0Mヘキサン溶液,30ml)を0℃で
ゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。反応混
合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃
縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1,容積比)溶出
部から3−[5−(4−ブロモフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロパン−1−オール(3.58g,収率
97%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサン
から再結晶した。融点72〜73℃。 実施例86 5−(3−クロロフェニル)−4−イソオキサゾリルメ
タノール(6.80g)のトルエン(100ml)溶液
に、0℃で塩化チオニル(3.6ml)を滴下した後、
室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物
に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃
縮した。残留物をテトラヒドロフラン(100ml)に
溶解し、マロン酸ジエチル(10.38g)、水素化ナ
トリウム(60%、油性、2.56g)およびテトラヒ
ドロフラン(50ml)の混合物に0℃で加えた後、0
℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混ぜた。反応混合
物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:3,
容積比)溶出部から、無色油状物を得た。得られた無色
油状物、6規定塩酸(50ml)および酢酸(50m
l)の混合物を5時間還流した。反応混合物を濃縮し、
残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ取し、3−
[5−(3−クロロフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]プロピオン酸(5.95g,収率73%)を得た。
アセトン−ヘキサンから再結晶した。融点110〜11
1℃。
【0485】実施例87 3−[5−(3−クロロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオン酸(3.10g)、濃硫酸(0.1m
l)およびメタノール(100ml)の混合物を4時間
還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水を加え、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:4,容積比)溶出部から3−[5−(3−
クロロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン
酸メチル(3.06g,収率93%)を無色油状物とし
て得た。NMR(CDCl3)δ: 2.59-2.71(2H, m), 2.93-3.05
(2H, m), 3.69(3H, s), 7.36-7.50(2H, m), 7.54-7.65
(1H, m), 7.69-7.73(1H, m), 8.23(1H, s)。 実施例88 3−[5−(3−クロロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオン酸メチル(2.50g)のテトラヒド
ロフラン(30ml)溶液に、水素化ジイソブチルアル
ミニウム(1.0Mヘキサン溶液,25ml)を0℃で
ゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。反応混
合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチ
ル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃
縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
に付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1,容積比)溶出
部から3−[5−(3−クロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロパン−1−オール(2.38g,収率
95%)を無色油状物として得た。NMR(CDCl3)δ: 1.39
(1H, br s), 1.84-2.00(2H, m), 2.72-2.86(2H, m), 3.
66-3.80(2H, m), 7.38-7.49(2H, m), 7.56-7.68(1H,
m), 7.70-7.77(1H, m), 8.23(1H, s)。
【0486】実施例89 5−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−4−
イソオキサゾリルメタノール(7.90g)のトルエン
(150ml)溶液に、0℃で塩化チオニル(4.0m
l)を滴下した後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合
物を濃縮し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥
(MgSO4)後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフ
ラン(200ml)に溶解し、マロン酸ジエチル(1
1.55g)、水素化ナトリウム(60%、油性、2.
85g)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合
物に0℃で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終
夜かき混ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした
後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩
水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル−ヘキサン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状
物を得た。得られた無色油状物、6規定塩酸(50m
l)および酢酸(50ml)の混合物を5時間還流し
た。反応混合物を濃縮し、残留物に水を加えた。得られ
た無色結晶をろ取し、3−[5−(1,3−ベンゾジオ
キソール−5−イル)−4−イソオキサゾリル]プロピ
オン酸(7.36g,収率78%)を得た。アセトン−
ヘキサンから再結晶した。融点150〜151℃。 実施例90 3−[5−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)
−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸(4.19
g)、濃硫酸(0.1ml)およびメタノール(100
ml)の混合物を4時間還流した。反応混合物を濃縮
し、残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO 4)後、
濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶
出部から3−[5−(1,3−ベンゾジオキソール−5
−イル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル
(4.26g,収率97%)を無色結晶として得た。酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点84〜85
℃。
【0487】実施例91 3−[5−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)
−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(2.7
0g)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液に、水素
化ジイソブチルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,
25ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間
かき混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥
(MgSO 4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン
(2:1,容積比)溶出部から3−[5−(1,3−ベ
ンゾジオキソール−5−イル)−4−イソオキサゾリ
ル]プロパン−1−オール(2.33g,収率96%)
を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結
晶した。融点45〜46℃。 実施例92 5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリルメタノール(7.01g)のトルエン(1
00ml)溶液に、0℃で塩化チオニル(3.5ml)
を滴下した後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を
濃縮し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Mg
SO4)後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン
(100ml)に溶解し、マロン酸ジエチル(9.89
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、2.43g)
およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物に0℃
で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混
ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得た。
得られた無色油状物、6規定塩酸(50ml)および酢
酸(50ml)の混合物を5時間還流した。反応混合物
を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ
取し、3−[5−(3−クロロ−4−フルオロフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸(6.68
g,収率80%)を得た。アセトン−ヘキサンから再結
晶した。融点118〜119℃。
【0488】実施例93 3−[5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸(3.10g)、濃
硫酸(0.1ml)およびメタノール(100ml)の
混合物を4時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物
に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶出部から3
−[5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(3.18g,
収率97%)を淡黄色油状物として得た。NMR(CDCl3)
δ: 2.60-2.72(2H, m), 2.91-3.03(2H, m), 3.69(3H,
s), 7.22-7.33(1H, m), 7.52-7.66(1H, m), 7.74-7.82
(1H, m), 8.23(1H, s)。 実施例94 3−[5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(3.00
g)のテトラヒドロフラン(25ml)溶液に、水素化
ジイソブチルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,2
5ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:
1,容積比)溶出部から3−[5−(3−クロロ−4−
フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパン
−1−オール(2.59g,収率95%)を淡黄色油状
物として得た。NMR(CDCl3)δ: 1.40(1H, br s), 1.82-
2.00(2H, m), 2.70-2.84(2H, m), 3.66-3.78(2H, m),
7.20-7.32(1H, m), 7.55-7.67(1H, m), 7.76-7.84(1H,
m), 8.22(1H, s)。
【0489】実施例95 マロン酸ジエチル(5.82g)のテトラヒドロフラン
(40ml)溶液に、水素化ナトリウム(60%、油
性、1.32g)を0℃で徐々に加えた。10分間かき
混ぜた後、4−クロロメチル−5−(4−クロロ−3−
メチルフェニル)イソオキサゾール(4.00g)のテ
トラヒドロフラン(40ml)溶液を0℃で滴下し、室
温で15時間かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、2規
定塩酸で酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、
濃縮した。残留物を6規定塩酸(40ml)および酢酸
(60ml)の混合物に溶解し、8時間加熱還流した。
反応混合物を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無
色結晶をろ取し、乾燥後、酢酸エチルから再結晶して3
−[5−(4−クロロ−3−メチルフェニル)−4−イ
ソオキサゾリル]プロピオン酸の無色プリズム晶(2.
56g,収率58%)を得た。融点158〜159℃。 実施例96 3−[5−(4−クロロ−3−メチルフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸(1.80g)のメタ
ノール(50ml)溶液に濃硫酸(1ml)を加え、1
時間加熱還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に氷水
を注ぎ、析出した3−[5−(4−クロロ−3−メチル
フェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸メチ
ルの結晶をろ取した。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶
し、無色針状晶(1.72g,収率91%)を得た。融
点60〜61℃。
【0490】実施例97 3−[5−(4−クロロ−3−メチルフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(1.20g)
のテトラヒドロフラン(40ml)溶液に、水素化ジイ
ソブチルアルミニウム(1.0Mトルエン溶液,9.5
ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で3時間かき
混ぜた。反応混合物に注意深く水を加え、希塩酸で酸性
とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽
和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢
酸エチル−ヘキサン(1:1,容積比)溶出部から得ら
れた結晶を、酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して3−
[5−(4−クロロ−3−メチルフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロパン−1−オール(780mg,収
率72%)の無色針状晶を得た。融点50〜51℃。 実施例98 マロン酸ジエチル(2.89g)のテトラヒドロフラン
(40ml)溶液に、水素化ナトリウム(60%、油
性、655mg)を0℃で徐々に加えた。10分間かき
混ぜた後、4−クロロメチル−5−(2,5−ジクロロ
フェニル)イソオキサゾール(2.15g)のテトラヒ
ドロフラン(40ml)溶液を0℃で滴下し、室温で1
5時間かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、2規定塩酸
で酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し
た。残留物を6規定塩酸(40ml)および酢酸(60
ml)の混合物に溶解し、8時間加熱還流した。反応混
合物を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶
をろ取し、乾燥後、酢酸エチルから再結晶して3−[5
−(2,5−ジクロロフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]プロピオン酸の無色プリズム晶(1.35g,収率
58%)を得た。融点103〜104℃。
【0491】実施例99 3−[5−(2,5−ジクロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸(800mg)のメタノール
(30ml)溶液に濃硫酸(1ml)を加え、1時間加
熱還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に氷水を注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩
水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部から、3−[5
−(2,5−ジクロロフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]プロピオン酸メチルを無色油状物(500mg,収
率60%)として得た。NMR(CDCl3)δ: 2.5-2.85(4H,
m), 3.66(3H, s), 7.35-7.5(3H, m), 8.28(1H, s)。 実施例100 5−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−イソオキサ
ゾリルメタノール(6.65g)のトルエン(100m
l)溶液に、0℃で塩化チオニル(3.1ml)を滴下
した後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮
し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(1
00ml)に溶解し、マロン酸ジエチル(9.10
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、2.25g)
およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物に0℃
で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混
ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得た。
得られた無色油状物、6規定塩酸(50ml)および酢
酸(50ml)の混合物を5時間還流した。反応混合物
を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ
取し、3−[5−(3,4−ジメトキシフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸(7.36g,収率
78%)を得た。アセトン−ヘキサンから再結晶した。
融点169〜170℃。
【0492】実施例101 3−[5−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオン酸(2.53g)、濃硫酸
(0.1ml)およびメタノール(100ml)の混合
物を4時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水
を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和
食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸
エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶出部から3−
[5−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロピオン酸メチル(2.58g,収率97
%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから
再結晶した。融点68〜69℃。 実施例102 3−[5−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオン酸メチル(1.70g)のテ
トラヒドロフラン(20ml)溶液に、水素化ジイソブ
チルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,15ml)
を0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜ
た。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1,
容積比)溶出部から3−[5−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパン−1−オー
ル(1.26g,収率82%)を無色結晶として得た。
酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点55〜56
℃。
【0493】実施例103 マロン酸ジエチル(10.3g)のテトラヒドロフラン
(80ml)溶液に、水素化ナトリウム(60%、油
性、2.34g)を0℃で徐々に加えた。10分間かき
混ぜた後、4−クロロメチル−5−(4−メチルチオフ
ェニル)イソオキサゾール(7.00g)のテトラヒド
ロフラン(70ml)溶液を0℃で滴下し、室温で8時
間かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、2規定塩酸で酸
性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO 4)後、濃縮した。
残留物を6規定塩酸(50ml)および酢酸(100m
l)の混合物に溶解し、5時間加熱還流した。反応混合
物を濃縮し、残留物に水を加え、3−[5−(4−メチ
ルチオフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン
酸の無色結晶(4.68g,収率61%)を得た。酢酸
エチル−イソプロピルエーテルから再結晶して無色プリ
ズム晶を得た。融点124〜125℃。 実施例104 3−[5−(4−メチルチオフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロピオン酸(3.70g)のメタノール
(100ml)溶液に濃硫酸(1ml)を加え、1時間
加熱還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に氷水を注
ぎ、析出した3−[5−(4−メチルチオフェニル)−
4−イソオキサゾリル]プロピオン酸メチルの結晶をろ
取した。酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結晶
し、無色プリズム晶(3.60g,収率92%)を得
た。融点57〜58℃。
【0494】実施例105 3−[5−(4−メチルチオフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロピオン酸メチル(1.60g)のテトラ
ヒドロフラン(60ml)溶液に、水素化ジイソブチル
アルミニウム(0.95Mトルエン溶液,15.2m
l)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混
ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、アセトン−ヘキサン(1:1,容
積比)溶出部から得られた結晶を、酢酸エチル−ヘキサ
ンから再結晶して、3−[5−(4−メチルチオフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロパン−1−オールを
無色プリズム結晶(1.36g,収率95%)として得
た。融点54〜55℃。 実施例106 3−[5−(4−メチルチオフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパン−1−オール(500mg)のテト
ラヒドロフラン(30ml)溶液に、m−クロロ過安息
香酸(870mg)を0℃で徐々に加えた後、室温で1
時間かき混ぜた。反応混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチル
で抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥
(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、アセトン−ヘキサン
(1:1,容積比)溶出部から、3−[5−(4−メチ
ルスルホニルフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロ
パン−1−オールの結晶(480mg,収率85%)を
得た。酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結晶し
て無色針状晶を得た。融点125〜126℃。
【0495】実施例107 3−[5−(4−メチルチオフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパン−1−オール(900mg)のアセ
トニトリル(20ml)溶液に、m−クロロ過安息香酸
(750mg)を0℃で徐々に加えた後、室温で1時間
かき混ぜた。反応混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、アセトン−ヘキサン(2:
1,容積比)溶出部から、3−[5−(4−メチルスル
フィニルフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパン
−1−オールの結晶(390mg,収率41%)を得
た。酢酸エチル−ジエチルエーテルから再結晶して無色
プリズム晶を得た。融点73〜74℃。 実施例108 5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリルメタノール(7.80g)のトルエン(1
50ml)溶液に、0℃で塩化チオニル(4.0ml)
を滴下した後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を
濃縮し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Mg
SO4)後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン
(150ml)に溶解し、マロン酸ジエチル(10.9
8g)、水素化ナトリウム(60%、油性、2.71
g)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物に
0℃で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得
た。得られた無色油状物、6規定塩酸(50ml)およ
び酢酸(50ml)の混合物を5時間還流した。反応混
合物を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶
をろ取し、3−[5−(4−クロロ−3−フルオロフェ
ニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸(7.2
0g,収率78%)を得た。アセトン−ヘキサンから再
結晶した。融点139〜140℃。
【0496】実施例109 3−[5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸(5.08g)、濃
硫酸(0.1ml)およびメタノール(100ml)の
混合物を4時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物
に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶出部から3
−[5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(5.25g,
収率98%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキ
サンから再結晶した。融点53〜54℃。 実施例110 3−[5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(3.30
g)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液に、水素化
ジイソブチルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,2
5ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:
1,容積比)溶出部から3−[5−(4−クロロ−3−
フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパン
−1−オール(2.79g,収率94%)を無色結晶と
して得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点
51〜52℃。
【0497】実施例111 3−(3,4−ジクロロフェニル)−4−イソオキサゾ
リルメタノール(5.50g)のトルエン(50ml)
溶液に、0℃で塩化チオニル(2.5ml)を滴下した
後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残
留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(100m
l)に溶解し、マロン酸ジエチル(7.21g)、水素
化ナトリウム(60%、油性、1.79g)およびテト
ラヒドロフラン(50ml)の混合物に0℃で加えた
後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混ぜた。反
応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:
3,容積比)溶出部から、無色油状物を得た。得られた
無色油状物、6規定塩酸(50ml)および酢酸(50
ml)の混合物を5時間還流した。反応混合物を濃縮
し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ取し、
3−[3−(3,4−ジクロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸(5.09g,収率79%)
を得た。アセトン−ヘキサンから再結晶した。融点18
1〜182℃。 実施例112 3−[3−(3,4−ジクロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸(3.03g)、濃硫酸
(0.1ml)およびメタノール(100ml)の混合
物を4時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水
を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和
食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸
エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶出部から3−
[3−(3,4−ジクロロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオン酸メチル(3.15g,収率99
%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから
再結晶した。融点87〜88℃。
【0498】実施例113 3−[3−(3,4−ジクロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸メチル(2.40g)のテト
ラヒドロフラン(30ml)溶液に、水素化ジイソブチ
ルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,20ml)を
0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。
反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1,容積
比)溶出部から3−[3−(3,4−ジクロロフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロパン−1−オール
(2.06g,収率95%)を無色結晶として得た。酢
酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点62〜63
℃。 実施例114 3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリルメタノール(6.60g)のトルエン(7
5ml)溶液に、0℃で塩化チオニル(3.5ml)を
滴下した後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃
縮し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(1
00ml)に溶解し、マロン酸ジエチル(9.31
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、2.30g)
およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物に0℃
で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混
ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得た。
得られた無色油状物、6規定塩酸(50ml)および酢
酸(50ml)の混合物を5時間還流した。反応混合物
を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ
取し、3−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸(5.71
g,収率73%)を得た。アセトン−ヘキサンから再結
晶した。融点140〜141℃。
【0499】実施例115 3−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸(4.34g)、濃
硫酸(0.1ml)およびメタノール(100ml)の
混合物を4時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物
に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶出部から3
−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(4.39g,
収率96%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキ
サンから再結晶した。融点39〜40℃。 実施例116 3−[3−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(3.50
g)のテトラヒドロフラン(50ml)溶液に、水素化
ジイソブチルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,3
0ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:
1,容積比)溶出部から3−[3−(3−クロロ−4−
フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパン
−1−オール(2.89g,収率92%)を無色油状物
として得た。NMR(CDCl3)δ1.30(1H, t, J=5.2 Hz), 1.7
4-1.94(2H, m), 2.62-2.74(2H, m), 3.64-3.76(2H, m),
7.18-7.31(1H, m), 7.50-7.60(1H, m), 7.74(1H, dd,
J=2.2, 7.0 Hz), 8.29(1H, s)。
【0500】実施例117 3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリルメタノール(9.04g)のトルエン(1
00ml)溶液に、0℃で塩化チオニル(4.5ml)
を滴下した後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を
濃縮し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Mg
SO4)後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン
(100ml)に溶解し、マロン酸ジエチル(12.7
5g)、水素化ナトリウム(60%、油性、3.15
g)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物に
0℃で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得
た。得られた無色油状物、6規定塩酸(50ml)およ
び酢酸(50ml)の混合物を5時間還流した。反応混
合物を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶
をろ取し、3−[3−(4−クロロ−3−フルオロフェ
ニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸(7.7
2g,収率72%)を得た。アセトン−ヘキサンから再
結晶した。融点148〜149℃。 実施例118 3−[3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸(5.00g)、濃
硫酸(0.1ml)およびメタノール(100ml)の
混合物を4時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物
に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶出部から3
−[3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(5.01g,
収率96%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキ
サンから再結晶した。融点57〜58℃。
【0501】実施例119 3−[3−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(3.69
g)のテトラヒドロフラン(30ml)溶液に、水素化
ジイソブチルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,3
0ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:
1,容積比)溶出部から3−[3−(4−クロロ−3−
フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパン
−1−オール(3.06g,収率92%)を無色結晶と
して得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点
54〜55℃。 実施例120 3−[5−(4−メトキシフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオン酸(2.75g)、濃硫酸(0.1
ml)およびメタノール(100ml)の混合物を4時
間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水を加え、
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で
洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−
ヘキサン(1:3,容積比)溶出部から3−[5−(4
−メトキシフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピ
オン酸メチル(2.76g,収率95%)を無色油状物
として得た。NMR(CDCl3)δ:2.58-2.70(2H, m), 2.92-3.
04(2H, m), 3.68(3H, s),3.87(3H, s), 6.96-7.06(2H,
m), 7.59-7.69(2H, m), 8.18(1H, s)。
【0502】実施例121 3−[5−(4−メトキシフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオン酸メチル(2.50g)のテトラヒ
ドロフラン(20ml)溶液に、水素化ジイソブチルア
ルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,20ml)を0℃
でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。反応
混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、
濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1,容積比)溶
出部から3−[5−(4−メトキシフェニル)−4−イ
ソオキサゾリル]プロパン−1−オール(2.03g,
収率91%)を無色油状物として得た。NMR(CDCl3)δ:
1.82-1.98(2H, m), 2.70-2.82(2H, m), 3.66-3.78(2H,
m), 3.86(3H, s), 6.95-7.06(2H, m), 7.62-7.73(2H,
m), 8.18(1H, s)。 実施例122 3−[5−(4−メチルフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオン酸(4.00g)、濃硫酸(2ml)
およびメタノール(80ml)の混合物を1時間還流し
た。反応混合物を濃縮し、残留物に水を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾
燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン
(1:7,容積比)溶出部から3−[5−(4−メチル
フェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸メチ
ル(3.35g,収率79%)を無色油状物として得
た。NMR(CDCl3)δ:2.41(3H, s), 2.63(2H, t, J=7.5 H
z), 2.99(2H, t, J=7.5 Hz),3.68(3H, s), 7.30(2H, d,
J=8 Hz), 7.59 (2H, d, J=8 Hz), 8.20(1H, s)。
【0503】実施例123 マロン酸ジエチル(3.55g)のテトラヒドロフラン
(50ml)溶液に、水素化ナトリウム(60%、油
性、710mg)を0℃で徐々に加えた。10分間かき
混ぜた後、4−クロロメチル−5−(4,5−ジクロロ
−2−チエニル)イソオキサゾール(2.38g)のテ
トラヒドロフラン(50ml)溶液を0℃で滴下し、室
温で15時間かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、2規
定塩酸で酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、
濃縮した。残留物を6規定塩酸(60ml)および酢酸
(90ml)の混合物に溶解し、8時間加熱還流した。
反応混合物を濃縮し、残留物に水を加え、3−[5−
(4,5−ジクロロ−2−チエニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオン酸の無色結晶(2.04g,収率7
9%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶して無
色プリズム晶を得た。融点142〜143℃。 実施例124 3−[5−(4,5−ジクロロ−2−チエニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸(1.60g)のメタ
ノール(30ml)溶液に濃硫酸(1ml)を加え、1
時間加熱還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に氷水
を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和
食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸
エチル−ヘキサン(1:7,容積比)溶出部から3−
[5−(4,5−ジクロロ−2−チエニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオン酸メチルの結晶(1.34
g,収率80%)を得た。ジエチルエーテル−ヘキサン
から再結晶し、無色針状晶を得た。融点49〜50℃。
【0504】実施例125 3−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリルメタノール(6.79g)のトルエン(5
0ml)溶液に、0℃で塩化チオニル(3.0ml)を
滴下した後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃
縮し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(1
00ml)に溶解し、マロン酸ジエチル(8.11
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、2.00g)
およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物に0℃
で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混
ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得た。
得られた無色油状物、6規定塩酸(50ml)および酢
酸(50ml)の混合物を5時間還流した。反応混合物
を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ
取し、3−[3−(3−ブロモ−4−フルオロフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸(6.33
g,収率81%)を得た。アセトン−ヘキサンから再結
晶した。融点151〜152℃。
【0505】実施例126 3−[3−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸(3.15g)、濃
硫酸(0.1ml)およびメタノール(100ml)の
混合物を4時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物
に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶出部から3
−[3−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(3.11g,
収率95%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキ
サンから再結晶した。融点57〜58℃。 実施例127 3−[3−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(1.68
g)のテトラヒドロフラン(20ml)溶液に、水素化
ジイソブチルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,1
5ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:
1,容積比)溶出部から3−[3−(3−ブロモ−4−
フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパン
−1−オール(1.49g,収率97%)を無色結晶と
して得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点
40〜41℃。 実施例128 5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリルメタノール(6.49g)のトルエン(1
00ml)溶液に、0℃で塩化チオニル(2.6ml)
を滴下した後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を
濃縮し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Mg
SO4)後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン
(100ml)に溶解し、マロン酸ジエチル(7.65
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、1.87g)
およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物に0℃
で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混
ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得た。
得られた無色油状物、6規定塩酸(50ml)および酢
酸(50ml)の混合物を5時間還流した。反応混合物
を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ
取し、3−[5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸(5.06
g,収率67%)を得た。アセトン−ヘキサンから再結
晶した。融点136〜137℃。
【0506】実施例129 3−[5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸(2.38g)、濃
硫酸(0.1ml)およびメタノール(100ml)の
混合物を4時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物
に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶出部から3
−[5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(2.39g,
収率96%)を無色油状物として得た。NMR(CDCl3)δ:
2.60-2.71(2H, m), 2.91-3.03(2H, m), 3.69(3H, s),
7.18-7.32(1H, m), 7.60-7.70(1H, m), 7.94(1H, dd,J=
2.2, 6.2 Hz), 8.23(1H, s)。 実施例130 3−[5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(1.43
g)のテトラヒドロフラン(20ml)溶液に、水素化
ジイソブチルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,1
0ml)を0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:
1,容積比)溶出部から3−[5−(3−ブロモ−4−
フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパン
−1−オール(1.11g,収率85%)を無色結晶と
して得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点
57〜58℃。
【0507】実施例131 5−(4−フェニルフェニル)−4−イソオキサゾリル
メタノール(7.11g)のトルエン(200ml)溶
液に、0℃で塩化チオニル(3.10ml)を滴下した
後、室温で3時間かき混ぜた。反応混合物を濃縮し、残
留物に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をテトラヒドロフラン(100m
l)に溶解し、マロン酸ジエチル(9.07g)、水素
化ナトリウム(60%、油性、2.22g)およびテト
ラヒドロフラン(50ml)の混合物に0℃で加えた
後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混ぜた。反
応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:
3,容積比)溶出部から、無色油状物を得た。得られた
無色油状物、6規定塩酸(70ml)および酢酸(70
ml)の混合物を5時間還流した。反応混合物を濃縮
し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ取し、
3−[5−(4−フェニルフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオン酸(6.30g,収率76%)を得
た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点94〜
95℃。 実施例132 3−[5−(4−フェニルフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオン酸(6.00g)、濃硫酸(0.1
ml)およびメタノール(100ml)の混合物を4時
間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水を加え、
酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で
洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−
ヘキサン(1:3,容積比)溶出部から3−[5−(4
−フェニルフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピ
オン酸メチル(5.91g,収率94%)を無色結晶と
して得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点
103〜104℃。
【0508】実施例133 3−[5−(4−フェニルフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオン酸メチル(1.00g)のテトラヒ
ドロフラン(25ml)溶液に、水素化ジイソブチルア
ルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,8.0ml)を0
℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。反
応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸
エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(2:1,容積
比)溶出部から3−[5−(4−フェニルフェニル)−
4−イソオキサゾリル]プロパン−1−オール(0.6
56g,収率72%)を無色結晶として得た。酢酸エチ
ル−ヘキサンから再結晶した。融点94〜95℃。 実施例134 3−[5−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸(2.74g)、濃硫
酸(0.2ml)およびメタノール(100ml)の混
合物を4時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に
水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽
和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢
酸エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶出部から3−
[5−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオン酸メチル(2.22g,収率
78%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサン
から再結晶した。融点54〜55℃。
【0509】実施例135 4−アミノベンジルホスホン酸ジエチル(0.58
g)、3−(3−メチル−5−フェニル−4−イソオキ
サゾリル)プロピオン酸(0.50g)、1−ヒドロキ
シ−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール・水和物
(0.37g)、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド(0.46g)および
N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)の混合物を
室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹
水、続いて、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積
比)溶出部からN−(4−ジエチルホスホノメチルフェ
ニル)−3−(3−メチル−5−フェニル−4−イソオ
キサゾリル)プロピオンアミド(0.87g,収率88
%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから
再結晶した。融点114〜115℃。 実施例136 3−メチル−5−フェニルイソオキサゾール−4−カル
ボアルデヒド(4.94g)、ジエチルホスホノ酢酸エ
チル(6.53g)およびN,N−ジメチルホルムアミ
ド(70ml)の混合物に、0℃で水素化ナトリウム
(60%、油性、1.13g)を加え、室温で3時間か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(M
gSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:
4,容積比)溶出部から黄色油状物を得た。得られた黄
色油状物、2規定塩酸(50ml)および酢酸(50m
l)の混合物を3時間還流した。反応混合物を濃縮し、
残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ取し、
(E)−3−(3−メチル−5−フェニル−4−イソオ
キサゾリル)プロペン酸(4.02g,収率93%)を
得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点17
3〜174℃。
【0510】実施例137 4−アミノ安息香酸メチル(0.30g)、(E)−3
−(3−メチル−5−フェニル−4−イソオキサゾリ
ル)プロペン酸(0.35g)、1−ヒドロキシ−1H
−1,2,3−ベンゾトリアゾール・水和物(0.27
g)、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)カルボジイミド(0.35g)およびN,N−ジ
メチルホルムアミド(15ml)の混合物を室温で終夜
かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹水、続いて、
飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。
残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、
酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積比)溶出部から
(E)−N−(4−メトキシカルボニルフェニル)−3
−(3−メチル−5−フェニル−4−イソオキサゾリ
ル)プロペンアミド(0.51g,収率92%)を無色
結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し
た。融点174〜175℃。 実施例138 4−アミノフェニル酢酸エチル(1.11g)、(E)
−3−(3−メチル−5−フェニル−4−イソオキサゾ
リル)プロペン酸(0.95g)、1−ヒドロキシ−1
H−1,2,3−ベンゾトリアゾール・水和物(0.7
5g)、塩酸1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)カルボジイミド(0.91g)およびN,N−
ジメチルホルムアミド(20ml)の混合物を室温で終
夜かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重曹水、続い
て、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積比)溶出部か
ら(E)−N−(4−エトキシカルボニルメチルフェニ
ル)−3−(3−メチル−5−フェニル−4−イソオキ
サゾリル)プロペンアミド(1.82g,収率97%)
を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサンから再結
晶した。融点164〜165℃。
【0511】実施例139 4−アミノベンジルホスホン酸ジエチル(0.43
g)、(E)−3−(3−メチル−5−フェニル−4−
イソオキサゾリル)プロペン酸(0.50g)、1−ヒ
ドロキシ−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾール・水
和物(0.38g)、塩酸1−エチル−3−(3−ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド(0.45g)お
よびN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)の混合
物を室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を水に注ぎ、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、希塩酸、飽和重
曹水、続いて、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積
比)溶出部から(E)−N−(4−ジエチルホスホノメ
チルフェニル)−3−(3−メチル−5−フェニル−4
−イソオキサゾリル)プロペンアミド(0.71g,収
率83%)を無色結晶として得た。酢酸エチル−ヘキサ
ンから再結晶した。融点155〜156℃。 実施例140 4−クロロメチル−3−(4−トリフルオロメチルフェ
ニル)イソオキサゾール(2.90g)のテトラヒドロ
フラン(100ml)溶液を、マロン酸ジエチル(5.
35g)、水素化ナトリウム(60%、油性、1.30
g)およびテトラヒドロフラン(50ml)の混合物に
0℃で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得
た。得られた無色油状物、6規定塩酸(30ml)およ
び酢酸(30ml)の混合物を5時間還流した。反応混
合物を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶
をろ取し、3−[3−(4−トリフルオロメチルフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸(2.49
g,収率79%)を得た。酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶した。融点173〜174℃。
【0512】実施例141 4−クロロメチル−3−(4−クロロフェニル)−5−
メチルイソオキサゾール(1.21g)をテトラヒドロ
フラン(50ml)に溶解し、マロン酸ジエチル(1.
20g)、水素化ナトリウム(60%、油性、0.21
g)およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合物に
0℃で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得
た。得られた無色油状物、6規定塩酸(30ml)およ
び酢酸(30ml)の混合物を5時間還流した。反応混
合物を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶
をろ取し、3−[3−(4−クロロフェニル)−5−メ
チル−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸(1.20
g,収率90%)を得た。エタノールから再結晶した。
融点187〜188℃。 実施例142 プロピオニル酢酸メチル(9.95g)および4−クロ
ロ−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロ
リド(9.65g)のテトラヒドロフラン(100m
l)溶液に、トリエチルアミン(15ml)のテトラヒ
ドロフラン(10ml)溶液を0℃でゆっくりと加え
た。室温で終夜かき混ぜた後、反応混合物を希塩酸に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩
水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部から無色油状物
を得た。得られた無色油状物のテトラヒドロフラン(1
00ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニウム
(1.0Mヘキサン溶液,110ml)を0℃でゆっく
りと加えた後、室温で30分間かき混ぜた。反応混合物
を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮
し、無色油状物を得た。得られた無色油状物および塩化
チオニル(10.0ml)の混合物を0℃で30分間か
き混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物に飽和重曹水を
加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食
塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し、無色油状
物を得た。得られた無色油状物をテトラヒドロフラン
(100ml)に溶解し、マロン酸ジエチル(2.40
g)、水素化ナトリウム(60%、油性、0.42g)
およびテトラヒドロフラン(20ml)の混合物に0℃
で加えた後、0℃で1時間、続いて、室温で終夜かき混
ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、
乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサ
ン(1:3,容積比)溶出部から、無色油状物を得た。
得られた無色油状物、6規定塩酸(30ml)および酢
酸(30ml)の混合物を5時間還流した。反応混合物
を濃縮し、残留物に水を加えた。得られた無色結晶をろ
取し、3−[3−(4−クロロフェニル)−5−エチル
−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸(4.33g,
収率30%)を得た。エタノールから再結晶した。融点
164〜165℃。
【0513】実施例143 ベンゾイル酢酸エチル(5.76g)および水素化ナト
リウム(60%、油性、0.12g)のテトラヒドロフ
ラン(60ml)溶液に、アクリル酸メチル(3.2m
l)を室温でゆっくりと加えた。室温で終夜かき混ぜた
後、反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgS
4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:9,
容積比)溶出部から無色油状物を得た。得られた無色油
状物、ヒドロキシルアミン塩酸塩(1.68g)および
イソプロピルアルコール(65ml)の混合物を16時
間還流した。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥
(MgSO4)後、濃縮し、無色油状物を得た。得られ
た無色油状物、2規定水酸化ナトリウム(20ml)お
よびメタノール(30ml)の混合物を室温で1時間か
き混ぜた。反応混合物を希塩酸により酸性とした後、酢
酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。得られた無色結
晶をろ取し、3−[5−ヒドロキシ−3−フェニル−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸(2.49g,収率
36%)を得た。エタノールから再結晶した。融点18
3〜184℃。 実施例144 4−クロロメチル−5−メチル−3−(4−トリフルオ
ロメチルフェニル)イソオキサゾール(1.37g)の
テトラヒドロフラン(50ml)溶液を、マロン酸ジエ
チル(1.20g)、水素化ナトリウム(60%、油
性、0.21g)およびテトラヒドロフラン(20m
l)の混合物に0℃で加えた後、0℃で1時間、続い
て、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を希塩酸により
酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶出部か
ら、無色油状物を得た。得られた無色油状物、6規定塩
酸(30ml)および酢酸(30ml)の混合物を5時
間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水を加え
た。得られた無色結晶をろ取し、3−[5−メチル−3
−(4−トリフルオロメチルフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロピオン酸(1.25g,収率84%)を
得た。エタノール−ヘキサンから再結晶した。融点13
8〜139℃。
【0514】実施例145 アセト酢酸メチル(8.88g)および3−トリフルオ
ロメチル−N−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイ
ルクロリド(11.35g)のテトラヒドロフラン(1
00ml)溶液に、トリエチルアミン(15ml)のテ
トラヒドロフラン(10ml)を0℃でゆっくりと加え
た。室温で終夜かき混ぜた後、反応混合物を希塩酸に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩
水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部から無色油状物
を得た。得られた無色油状物のテトラヒドロフラン(1
00ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニウム
(1.0Mヘキサン溶液,110ml)を0℃でゆっく
りと加えた後、室温で30分間かき混ぜた。反応混合物
を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮
し、無色油状物を得た。得られた無色油状物および塩化
チオニル(5.0ml)の混合物を0℃で30分間かき
混ぜた。反応混合物を濃縮し、残留物に飽和重曹水を加
え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩
水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。得られた
無色油状物のテトラヒドロフラン(100ml)溶液
を、マロン酸ジエチル(12.20g)、水素化ナトリ
ウム(60%、油性、3.05g)およびテトラヒドロ
フラン(50ml)の混合物に0℃で加えた後、0℃で
1時間、続いて、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を
希塩酸により酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:3,容積
比)溶出部から、無色油状物を得た。得られた無色油状
物、6規定塩酸(50ml)および酢酸(50ml)の
混合物を5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物
に水を加えた。得られた無色結晶をろ取し、3−[5−
メチル−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸(6.54g,収率
43%)を得た。エタノール−水から再結晶した。融点
63〜64℃。
【0515】実施例146 ジベンゾイルメタン(4.48g)、アクリル酸メチル
(1.8ml)、カリウムt−ブトキシド(0.23
g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(40ml)
の混合物を室温で終夜かき混ぜた後、反応混合物を希塩
酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽
和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢
酸エチル−ヘキサン(1:9,容積比)溶出部から無色
油状物を得た。得られた無色油状物、ヒドロキシルアミ
ン塩酸塩(1.00g)およびイソプロピルアルコール
(50ml)の混合物を6時間還流した。反応混合物を
希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層
は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮
し、無色油状物を得た。得られた無色油状物、2規定水
酸化ナトリウム(20ml)およびメタノール(30m
l)の混合物を室温で2時間かき混ぜた。反応混合物を
希塩酸により酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4
後、濃縮した。得られた無色結晶をろ取し、3−[3,
5−ジフェニル−4−イソオキサゾリル]プロピオン酸
(1.91g,収率33%)を得た。エタノールから再
結晶した。融点152〜153℃。 実施例147 アセト酢酸メチル(8.88g)および2−クロロ−N
−ヒドロキシベンゼンカルボキシイミドイルクロリド
(9.65g)のテトラヒドロフラン(100ml)溶
液に、トリエチルアミン(15ml)のテトラヒドロフ
ラン(10ml)溶液を0℃でゆっくりと加えた。室温
で終夜かき混ぜた後、反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸
エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘ
キサン(1:9,容積比)溶出部から無色油状物を得
た。得られた無色油状物のテトラヒドロフラン(100
ml)溶液に、水素化ジイソブチルアルミニウム(1.
0Mヘキサン溶液,110ml)を0℃でゆっくりと加
えた後、室温で30分間かき混ぜた。反応混合物を希塩
酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽
和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し、無色
油状物を得た。得られた無色油状物および塩化チオニル
(5.0ml)の混合物を0℃で30分間かき混ぜた。
反応混合物を濃縮し、残留物に飽和重曹水を加え、酢酸
エチルで抽出した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗
浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。得られた無色油
状物のテトラヒドロフラン(100ml)溶液を、マロ
ン酸ジエチル(12.20g)、水素化ナトリウム(6
0%、油性、3.05g)およびテトラヒドロフラン
(50ml)の混合物に0℃で加えた後、0℃で1時
間、続いて、室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を希塩
酸により酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、
濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:3,容積比)溶
出部から、無色油状物を得た。得られた無色油状物、6
規定塩酸(50ml)および酢酸(50ml)の混合物
を5時間還流した。反応混合物を濃縮し、残留物に水を
加えた。得られた無色結晶をろ取し、3−[3−(2−
クロロフェニル)−5−メチル−4−イソオキサゾリ
ル]プロピオン酸(5.40g,収率40%)を得た。
酢酸エチル−ヘキサンから再結晶した。融点79〜81
℃。
【0516】実施例148 3−[5−(4−メチルフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオン酸メチル(2.00g)のテトラヒド
ロフラン(50ml)溶液に、水素化ジイソブチルアル
ミニウム(0.95Mヘキサン溶液,21.5ml)を
0℃でゆっくりと加えた後、室温で1時間かき混ぜた。
反応混合物に硫酸ナトリウム10水和物(6.57g)
を加え、2時間かき混ぜた後、不溶物をろ別した。ろ液
を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積比)溶
出部から3−[5−(4−メチルフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロパン−1−オール(1.53g,収
率86%)を無色油状物として得た。NMR(CDCl3)δ: 1.
25-1.35(1H, m), 1.8-2.0 (2H, m), 2.41(3H, s),2.7-
2.85 (2H, m), 3.65-3.8(2H, m), 7.29(2H, d, J=8 H
z), 7.62(2H, d, J=8Hz), 8.19(1H, s)。 実施例149 3−[5−(4,5−ジクロロ−2−チエニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸メチル(1.30g)
のテトラヒドロフラン(40ml)溶液に、水素化ジイ
ソブチルアルミニウム(0.95Mヘキサン溶液,1
1.2ml)を室温でゆっくりと加えた後、1時間かき
混ぜた。反応混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(Mg
SO4)後、濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:
1,容積比)溶出部から3−[5−(4,5−ジクロロ
−2−チエニル)−4−イソオキサゾリル]プロパン−
1−オール(1.05g,収率89%)を無色油状物と
して得た。NMR(CDCl3)δ: 1.35-1.5(1H, m), 1.8-2.0
(2H, m), 2.65-2.8 (2H, m), 3.65-4.0(2H, m), 7.29(1
H, s), 8.19(1H, s)。 実施例150 3−[5−(2,5−ジクロロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸メチル(500mg)のテト
ラヒドロフラン(30ml)溶液に、水素化ジイソブチ
ルアルミニウム(1.0Mトルエン溶液,4.2ml)
を室温でゆっくりと加えた後、1時間かき混ぜた。反応
混合物を希塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、
濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:1,容積比)溶
出部から3−[5−(2,5−ジクロロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロパン−1−オール(420m
g,収率93%)を無色油状物として得た。NMR(CDCl3)
δ: 1.28(1H, t, J=5 Hz), 1.7-1.9 (2H, m), 2.5-2.6
(2H, m), 3.65(2H, td, J=6, 5 Hz), 7.35-7. 5(3H,
m), 8.27(1H, s)。
【0517】実施例151 4−アミノベンジルホスホン酸ジエチル(0.73
g)、3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオン酸(0.49g)、1−ヒドロ
キシ−7−アザ−1H−1,2,3−ベンゾトリアゾー
ル(HOAT)(0.40g)、1−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド(WSCI)(0.
45g)およびN,N−ジメチルホルムアミド(5m
l)の混合物を室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を1
規定塩酸水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チル層は、10%炭酸カリウム水溶液、続いて、飽和食
塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。得られ
た固体を酢酸エチル−ヘキサンから再結晶してN−[4
−(ジエチルホスホノメチル)フェニル]−3−[5−(4
−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオ
ンアミド(0.67g,収率70%)を無色プリズム晶
として得た。融点134〜135℃。 元素分析: 理論値(C23H26FN2O5P)C, 60.00; H, 5.69; N, 6.08。 実測値 C, 59.83; H, 5.52; N, 6.03。 HPLC分析:純度100%(保持時間:3.735分) MS(ESI+):461(M+H) NMR(CDCl3)δ: 1.23(6H, t, J = 7Hz), 2.69(2H, t, J
= 7Hz), 3.0-3.2(4H, m), 3.9-4.1(4H, m), 7.1-7.3(4
H, m), 7.38(2H, d, J = 8.5Hz), 7.7-7.8(2H, m), 8.1
3 (1H, br s), 8.26(1H, s)。 実施例152 4−アミノベンジルホスホン酸ジエチル(72.9m
g)、3−[5−(4−トリフルオロメチルフェニル)−
4−イソオキサゾリル]プロピオン酸(57mg)、1
−ヒドロキシ−7−アザ−1H−1,2,3−ベンゾト
リアゾール(40mg)、1−エチル−3−(3−ジメ
チルアミノプロピル)カルボジイミド(45mg)およ
びN,N−ジメチルホルムアミド(0.3ml)の混合
物を室温で終夜かき混ぜた。反応液を直接分取HPLC
に導入し精製を行ってN−[4−(ジエチルホスホノメチ
ル)フェニル]−3−[5−(4−トリフルオロメチルフェ
ニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンアミドを得
た。 収量:40mg(収率71%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.858分) MS(ESI+):511(M+H) 実施例152と同様にして以下の化合物を合成した。
【0518】実施例153 N−[4−(ジエチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(4−メチルチオフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオンアミド 収量:80mg(収率:82%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.713
分) MS(ESI+):489(M+H) NMR(CDCl3)δ: 1.23(6H, t, J = 7Hz), 2.53(3H, s),
2.68(2H, t, J = 7Hz), 3.0-3.1(4H, m), 3.9-4.05(4H,
m), 7.1-7.2(2H, m), 7.3-7.4(4H, m), 7.66(2H,d, J
= 8.5Hz), 8.08 (1H, br s), 8.24(1H, s)。 実施例154 N−[4−(ジエチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロピオンアミド 収量:35mg(収率:74%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.554
分) MS(ESI+):479(M+H)
【0519】実施例155 N−[4−(ジエチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(5−クロロ−2−チエニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオンアミド 収量:71mg(収率:73%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.779
分) MS(ESI+):483(M+H) 実施例156 N−[4−(ジエチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−4−イ
ソオキサゾリル]プロピオンアミド 収量:82mg(収率:78%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.914分) MS(ESI+):527(M+H) NMR(CDCl3)δ: 1.23(6H, t, J = 7Hz), 2.71(2H, t, J
= 7Hz), 3.0-3.1(4H, m), 3.9-4.05(4H, m), 7.1-7.2(2
H, m), 7.3-7.4(4H, m), 7.79(2H, d, J = 8.5Hz), 8.2
9(1H, s)。
【0520】実施例157 N−[4−(ジエチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(3−ブロモ−4−クロロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオンアミド 収量:53mg(収率:48%) HPLC分析:純度99.6%(保持時間:3.985
分) MS(ESI+):555(M+H),557 実施例158 N−[4−(ジエチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(4−メチルチオフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオンアミド(98mg)、m−クロロ過安
息香酸(60mg)、テトラヒドロフラン(5ml)の
混合物を室温で4時間かきまぜた。反応混合物に10%
亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層は、10%炭酸カリウム水溶液、続い
て、飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)後、濃縮し
た。残留物を分取HPLCで精製し、N−[4−(ジエチ
ルホスホノメチル)フェニル]−3−[5−(4−メチル
スルフィニルフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロ
ピオンアミドを得た。 収量:16mg(収率:16%) HPLC分析:純度95.1%(保持時間:2.903
分) MS(ESI+):505(M+H)
【0521】実施例159 実施例158の実験で、分取HPLCにおいてより後に
溶出する画分から、N−[4−(ジエチルホスホノメチ
ル)フェニル]−3−[5−(4−メチルスルフォニルフ
ェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンアミドを
得た。 収量:14mg(収率:13%) HPLC分析:純度93.0%(保持時間:3.163
分) MS(ESI+):521(M+H) 実施例160 4−ヒドロキシピペリジン(10mg)、3−[5−(3
−クロロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン
酸(25mg)、アルゴノート社製PS−カルボジイミ
ド(100mg)およびジクロロメタン(1ml)の混
合物を室温で終夜しんとうした。反応混合物をろ過し、
ろ液を濃縮した。得られた残留物を分取HPLCで精製
し、1−{3−[5−(3−クロロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロパノイル}−4−ピペリジノールを
得た。 収量:15mg(収率:46%) HPLC分析:純度98.1%(保持時間:3.084
分) MS(APCI+):335(M+H) 実施例160と同様にして以下の化合物を合成した。
【0522】実施例161 3−[5−(3−クロロフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]−N−メチル−N−(1−メチル−4−ピペリジニ
ル)プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:36mg(収率:75%) HPLC分析:純度98.9%(保持時間:2.697
分) MS(APCI+):362(M+H) 実施例162 N−((3S)−1−{3−[5−(3−クロロフェニル)−
4−イソオキサゾリル]プロパノイル}ピロリジン−3−
イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド 収量:22mg(収率:53%) HPLC分析:純度97.5%(保持時間:3.572
分) MS(APCI+):416(M+H)
【0523】実施例163 tert-ブチル (3S)−1−{3−[5−(3−クロロフェ
ニル)−4−イソオキサゾリル]プロパノイル}ピロリジ
ン−3−イルカルバメート 収量:37mg(収率:89%) HPLC分析:純度96.7%(保持時間:3.771
分) MS(APCI−):418(M−H) 実施例164 4−{3−[5−(3−クロロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}チオモルホリン 1,1’−
ジオキシド 収量:2mg(収率:7%) HPLC分析:純度95.8%(保持時間:3.308
分) MS(APCI+):369(M+H)
【0524】実施例165 4−アミノベンジルホスホン酸ジエチル(36mg)、
3−[5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオン酸(27mg)、1−ヒ
ドロキシ−7−アザ−1H−1,2,3−ベンゾトリア
ゾール(20mg)、1−エチル−3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド(30mg)および
N,N−ジメチルホルムアミド(0.5ml)の混合物
を室温で終夜かき混ぜた。反応混合物を1規定塩酸水溶
液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を濃縮
し、得られた固体を分取HPLCで精製して3−[5−
(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]−N−[4−(ジエチルホスホノメチル)フェニ
ル]プロピオンアミドを得た。 収量:39mg(収率:79%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:3.875
分) MS(ESI+):495(M+H) 実施例165と同様にして以下の化合物を合成した。 実施例166 3−[5−(4−ブロモフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]−N−[4−(ジエチルホスホノメチル)フェニル]プ
ロピオンアミド 収量:36mg(収率:69%) HPLC分析:純度99.6%(保持時間:3.897
分) MS(ESI+):521(M+H),523
【0525】実施例167 N−((3S)−1−{3−[5−(3−クロロ−4−フルオ
ロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパノイル}ピ
ロリジン−3−イル)−2,2,2−トリフルオロアセ
トアミド 収量:26mg(収率:60%) HPLC分析:純度99.8%(保持時間:3.764
分) MS(ESI+):434(M+H) 実施例168 N−((3S)−1−{3−[5−(4−ブロモフェニル)−
4−イソオキサゾリル]プロパノイル}ピロリジン−3−
イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド 収量:33mg(収率:72%) HPLC分析:純度93.6%(保持時間:3.768
分) MS(ESI+):460(M+H),462
【0526】実施例169 N−((3S)−1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)
−4−イソオキサゾリル]プロパノイル}ピロリジン−3
−イル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド 収量:25mg(収率:74%) HPLC分析:純度98.3%(保持時間:3.480
分) MS(ESI+):400(M+H) 実施例170 3−[5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]−N−メチル−N−(1−メチル−4
−ピペリジニル)プロピオンアミド トリフルオロ酢酸
塩 収量:36mg(収率:69%) HPLC分析:純度99.7%(保持時間:2.910
分) MS(ESI+):380(M+H)
【0527】実施例171 3−[5−(4−ブロモフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]−N−メチル−N−(1−メチル−4−ピペリジニ
ル)プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:20mg(収率:38%) HPLC分析:純度99.2%(保持時間:2.925
分) MS(ESI+):406(M+H),408 実施例172 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−メチル−N−(1−メチル−4−ピペリジニ
ル)プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:23mg(収率:49%) HPLC分析:純度97.5%(保持時間:2.654
分) MS(ESI+):346(M+H)
【0528】実施例173 1−{3−[5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−
4−イソオキサゾリル]プロパノイル}−4−ピペリジノ
ール 収量:34mg(収率:96%) HPLC分析:純度95.5%(保持時間:3.255
分) MS(ESI+):353(M+H) 実施例174 1−{3−[5−(4−ブロモフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロパノイル}−4−ピペリジノール 収量:11mg(収率:28%) HPLC分析:純度98.5%(保持時間:3.264
分) MS(ESI+):379(M+H),381
【0529】実施例175 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−ピペリジノール 収量:22mg(収率:68%) HPLC分析:純度89.5%(保持時間:2.952
分) MS(ESI+):319(M+H) 実施例176 1−{3−[5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−
4−イソオキサゾリル]プロパノイル}−4−(2−フロ
イル)ピペラジン 収量:32mg(収率:75%) HPLC分析:純度95.9%(保持時間:3.634
分) MS(ESI+):432(M+H) 実施例177 1−{3−[5−(4−ブロモフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロパノイル}−4−(2−フロイル)ピペラジン 収量:41mg(収率:89%) HPLC分析:純度96.1%(保持時間:3.637
分) MS(ESI+):458(M+H),460 実施例178 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−(2−フロイル)ピペラジ
ン 収量:20mg(収率:50%) HPLC分析:純度98.9%(保持時間:3.352
分) MS(ESI+):398(M+H)
【0530】実施例179 1−{3−[5−(3−クロロ−4−フルオロフェニル)−
4−イソオキサゾリル]プロパノイル}−4−メチルピペ
ラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:40mg(収率:85%) HPLC分析:純度96.6%(保持時間:2.857
分) MS(ESI+):352(M+H) 実施例180 1−{3−[5−(4−ブロモフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロパノイル}−4−メチルピペラジン トリフ
ルオロ酢酸塩 収量:43mg(収率:87%) HPLC分析:純度95.7%(保持時間:2.852
分) MS(ESI+):378(M+H),380
【0531】実施例181 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−メチルピペラジン トリ
フルオロ酢酸塩 収量:32mg(収率:74%) HPLC分析:純度93.4%(保持時間:2.574
分) MS(ESI+):318(M+H) 実施例182 N’−ベンジル−N,N−ジメチルエチレンジアミン
(27mg)、3−[5−(4−フルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオン酸(24mg)、1−
ヒドロキシ−7−アザ−1H−1,2,3−ベンゾトリ
アゾール(20mg)、1−エチル−3−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)カルボジイミド(23mg)および
N,N−ジメチルホルムアミド(0.3ml)の混合物
を室温で終夜かき混ぜた。反応液を直接分取HPLCに
導入し精製を行って、N−ベンジル−N−[2−(ジメ
チルアミノ)エチル]−3−[5−(4−フルオロフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンアミド トリフ
ルオロ酢酸塩を得た。 収量:47mg(収率92%) HPLC分析:純度93.8%(保持時間:2.481
分) MS(APCI+):396(M+H) 実施例182と同様にして以下の化合物を合成した。
【0532】実施例183 N−ブチル−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロピオンアミド 収量:21mg(収率71%) HPLC分析:純度97.9%(保持時間:3.463
分) MS(APCI+):291(M+H) 実施例184 N−(シクロヘキシルメチル)−3−[5−(4−フルオロ
フェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンアミド 収量:23mg(収率71%) HPLC分析:純度95.2%(保持時間:3.870
分) MS(APCI+):331(M+H) NMR(CDCl3)δ: 0.8-1.8(11H, m), 2.46(2H, t, J = 7H
z), 2.95-3.1(4H, m), 5.40(1H, br s), 7.15-7.25(2H,
m), 7.7-7.8(2H, m), 8.21(1H, s)。
【0533】実施例185 N−シクロプロピル−3−[5−(4−フルオロフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンアミド 収量:20mg(収率73%) HPLC分析:純度97.0%(保持時間:3.031
分) MS(APCI+):275(M+H) 実施例186 N−ベンジル−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]プロピオンアミド 収量:23mg(収率71%) HPLC分析:純度95.4%(保持時間:3.566
分) MS(APCI+):325(M+H)
【0534】実施例187 N−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルメチル)−
3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオンアミド 収量:27mg(収率73%) HPLC分析:純度97.2%(保持時間:3.507
分) MS(APCI+):369(M+H) 実施例188 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル] −N−(2−フェニルエチル)プロピオンアミド 収量:25mg(収率74%) HPLC分析:純度98.4%(保持時間:3.680
分) MS(APCI+):339(M+H)
【0535】実施例189 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−(3−フェニルプロピル)プロピオンアミド 収量:25mg(収率71%) HPLC分析:純度98.9%(保持時間:3.822
分) MS(APCI+):353(M+H) 実施例190 N−ベンズヒドリル−3−[5−(4−フルオロフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンアミド 収量:23mg(収率57%) HPLC分析:純度98.4%(保持時間:4.051
分) MS(APCI+):401(M+H)
【0536】実施例191 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル] −N−(2-メトキシエチル)プロピオンアミド 収量:21mg(収率72%) HPLC分析:純度99.4%(保持時間:2.904
分) MS(APCI+):293(M+H) 実施例192 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−[3−(メチルスルファニル)プロピル]プロ
ピオンアミド 収量:23mg(収率70%) HPLC分析:純度97.9%(保持時間:3.345
分) MS(APCI+):323(M+H)
【0537】実施例193 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−(テトラヒドロ−2−フラニルメチル)プロ
ピオンアミド 収量:21mg(収率65%) HPLC分析:純度98.1%(保持時間:3.057
分) MS(APCI+):319(M+H) 実施例194 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−[2−(1H−インドール−3−イル)エチ
ル]プロピオンアミド 収量:34mg(収率89%) HPLC分析:純度99.7%(保持時間:3.657
分) MS(APCI+):378(M+H)
【0538】実施例195 N−(2−エチルプロピル)−3−[5−(4−フルオロフ
ェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンアミド 収量:22mg(収率71%) HPLC分析:純度98.8%(保持時間:3.566
分) MS(APCI+):305(M+H) 実施例196 N−(tert−ブチル)−3−[5−(4−フルオロフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンアミド 収量:23mg(収率80%) HPLC分析:純度98.7%(保持時間:3.548
分) MS(APCI+):291(M+H)
【0539】実施例197 N−シクロヘキシル−3−[5−(4−フルオロフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンアミド 収量:24mg(収率76%) HPLC分析:純度96.8%(保持時間:3.672
分) MS(APCI+):317(M+H) 実施例198 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−(2−プロピニル)プロピオンアミド 収量:20mg(収率72%) HPLC分析:純度99.2%(保持時間:3.092
分) MS(APCI+):273(M+H)
【0540】実施例199 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−[4−(トリフルオロメチル)ベンジル]プロ
ピオンアミド 収量:28mg(収率73%) HPLC分析:純度99.2%(保持時間:3.913
分) MS(APCI+):393(M+H) NMR(CDCl3)δ: 2.54(2H, t, J = 7Hz), 3.04(2H, t, J
= 7Hz), 4.47(2H, d, J= 7Hz), 5.82(1H, br s), 7.1-
7.4(4H, m), 7.57(2H, d, J = 8Hz), 7.65-7.8(2H, m),
8.20(1H, s)。 実施例200 N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル] −3
−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]プロピオンアミド 収量:29mg(収率73%) HPLC分析:純度99.1%(保持時間:3.454
分) MS(APCI+):399(M+H)
【0541】実施例201 N−(3,3−ジフェニルプロピル)−3−[5−(4−フ
ルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンア
ミド 収量:30mg(収率70%) HPLC分析:純度99.4%(保持時間:4.173
分) MS(APCI+):429(M+H) 実施例202 N−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル)−
3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオンアミド 収量:26mg(収率75%) HPLC分析:純度98.9%(保持時間:3.763
分) MS(APCI+):351(M+H)
【0542】実施例203 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−(3−イソプロポキシプロピル)プロピオン
アミド 収量:24mg(収率71%) HPLC分析:純度99.4%(保持時間:3.375
分) MS(APCI−):333(M−H) 実施例204 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−(2−オキソ−3−アゼパニル)プロピオン
アミド 収量:25mg(収率72%) HPLC分析:純度97.5%(保持時間:2.953
分) MS(APCI+):346(M+H)
【0543】実施例205 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−(2−フリルメチル)プロピオンアミド 収量:23mg(収率73%) HPLC分析:純度99.4%(保持時間:3.364
分) MS(APCI−):313(M−H) 実施例206 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−[3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロ
ピル]プロピオンアミド 収量:29mg(収率80%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:2.847
分) MS(APCI+):360(M+H)
【0544】実施例207 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−メチル−N−(1−ナフチルメチル)プロピ
オンアミド 収量:24mg(収率62%) HPLC分析:純度99.8%(保持時間:4.165
分) MS(APCI+):389(M+H) 実施例208 N−[2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル]−3−
[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]
−N−メチルプロピオンアミド 収量:25mg(収率61%) HPLC分析:純度98.1%(保持時間:3.626
分) MS(ESI+):413(M+H)
【0545】実施例209 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N,N−ビス(2−メトキシエチル)プロピオン
アミド 収量:23mg(収率66%) HPLC分析:純度99.6%(保持時間:3.353
分) MS(ESI+):351(M+H) 実施例210 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}ピペリジン 収量:29mg(収率96%) HPLC分析:純度99.6%(保持時間:3.566
分) MS(APCI+):303(M+H)
【0546】実施例211 4−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−2,6−ジメチルモルホリン 収量:31mg(収率93%) HPLC分析:純度99.7%(保持時間:3.423
分) MS(APCI+):333(M+H) NMR(CDCl3)δ: 1.18(6H, t, J = 7Hz), 2.25-2.4(1H,
m), 2.5-2.8(3H, m), 3.02(2H, t, J = 7Hz), 3.4-3.6
(3H, m), 4.4-4.5(1H, m), 7.15-7.25(2H, m), 7.7-7.8
(2H, m), 8.24(1H, s)。 実施例212 2−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−1,2,3,4−テトラヒド
ロイソキノリン 収量:26mg(収率75%) HPLC分析:純度99.0%(保持時間:3.902
分) MS(APCI+):351(M+H) 実施例213 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−ピペリジンカルボキシア
ミド 収量:39mg(収率90%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:2.792
分) MS(APCI+):346(M+H) 実施例214 2−(1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イ
ソオキサゾリル]プロパノイル}−4−ピペリジニル)エ
タノール 収量:27mg(収率77%) HPLC分析:純度96.2%(保持時間:3.086
分) MS(APCI+):347(M+H) 実施例215 4−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}チオモルホリン 収量:23mg(収率72%) HPLC分析:純度99.4%(保持時間:3.496
分) MS(APCI+):321(M+H) 実施例216 4−ベンジル−1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)
−4−イソオキサゾリル]プロパノイル}ピペリジン 収量:8mg(収率21%) HPLC分析:純度99.8%(保持時間:4.273
分) MS(APCI+):393(M+H)
【0547】実施例217 3−アセトアミド−1−{3−[5−(4−フルオロフェ
ニル)−4−イソオキサゾリル]プロパノイル}ピロリジ
ン 収量:28mg(収率80%) HPLC分析:純度99.7%(保持時間:2.779
分) MS(APCI+):346(M+H) 実施例218 N−シクロヘキシル−3−[5−(4−フルオロフェニ
ル)−4−イソオキサゾリル]−N−メチルプロピオンア
ミド 収量:19mg(収率58%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:3.966
分) MS(APCI+):331(M+H)
【0548】実施例219 N−ベンジル−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4
−イソオキサゾリル]−N−メチルプロピオンアミド 収量:28mg(収率83%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:3.837
分) MS(APCI+):339(M+H) 実施例220 N−ベンジル−N−[2−(エトキシカルボニル)エチル]
−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオンアミド 収量:25mg(収率60%) HPLC分析:純度98.8%(保持時間:4.068
分) MS(APCI+):425(M+H)
【0549】実施例221 N−エチル−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]−N−(2−メトキシエチル)プロピ
オンアミド 収量:34mg(収率90%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:3.410
分) MS(APCI−):319(M−H) 実施例222 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}モルホリン 収量:47mg(収率90%) HPLC分析:純度97.0%(保持時間:3.070
分) MS(APCI+):305(M+H) NMR(CDCl3)δ: 2.60(2H, t, J = 7Hz), 3.03(2H, t, J
= 7Hz), 3.35-3.45(2H,m), 3.55-3.7(6H, m), 7.15-7.2
5(2H, m), 7.7-7.8(2H, m), 8.23(1H, s)。
【0550】実施例223 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−3,5−ジメチルピペリジン 収量:44mg(収率90%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:4.029
分) MS(APCI+):331(M+H) NMR(CDCl3)δ: 0.7-0.9(6H, m), 1.3-1.5(1H, m), 1.7-
2.0(2H, m), 2.35-2.65(3H, m), 2.9-3.1(3H, m), 3.3-
3.8(2H, m), 4.5-4.7(1H, m), 7.1-7.25(2H, m),7.65-
7.8(2H, m), 8.23(1H, s)。 実施例224 2−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}デカヒドロイソキノリン 収量:28mg(収率78%) HPLC分析:純度90.1%(保持時間:2.861
分) MS(APCI+):357(M+H)
【0551】実施例225 4−(エトキシカルボニル)−1−{3−[5−(4−フル
オロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパノイル}
ピペリジン 収量:33mg(収率88%) HPLC分析:純度99.1%(保持時間:3.614
分) MS(APCI+):375(M+H) 実施例226 N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−[((2S)−1−
{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロパノイル}ピロリジニル)メチル]アミン 収量:7mg(収率18%) HPLC分析:純度97.8%(保持時間:3.186
分) MS(APCI+):422(M+H)
【0552】実施例227 4−(4−クロロフェニル)−1−{3−[5−(4−フル
オロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパノイル}
−4−ピペリジノール 収量:9mg(収率21%) HPLC分析:純度99.7%(保持時間:3.817
分) MS(APCI−):427(M−H) 実施例228 3−(N−アセチル−N−エチルアミノ)−1−{3−[5
−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プ
ロパノイル}ピロリジン 収量:14mg(収率36%) HPLC分析:純度97.0%(保持時間:3.055
分) MS(APCI+):374(M+H)
【0553】実施例229 N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3−[5−(4−フ
ルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]−N−メチル
プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:39mg(収率89%) HPLC分析:純度99.8%(保持時間:2.481
分) MS(APCI−):318(M−H) 実施例230 N−(1−ベンジル−3−ピロリジニル)−3−[5−(4
−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]−N−メ
チルプロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:49mg(収率93%) HPLC分析:純度94.5%(保持時間:2.980
分) MS(APCI+):408(M+H)
【0554】実施例231 N−エチル−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]−N−(4−ピリジニルメチル)プロ
ピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:43mg(収率91%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:2.637
分) MS(APCI+):354(M+H) 実施例232 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N,N−ビス(3−ピリジニルメチル)プロピオ
ンアミド 2トリフルオロ酢酸塩 収量:57mg(収率90%) HPLC分析:純度99.7%(保持時間:2.193
分) MS(APCI+):417(M+H)
【0555】実施例233 1−エチル−4−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−
4−イソオキサゾリル]プロパノイル}ピペラジン トリ
フルオロ酢酸塩 収量:42mg(収率93%) HPLC分析:純度99.6%(保持時間:2.473
分) MS(APCI+):332(M+H) 実施例234 1−(エトキシカルボニルメチル)−4−{3−[5−(4
−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパノ
イル}ピペラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:43mg(収率86%) HPLC分析:純度99.7%(保持時間:2.627
分) MS(APCI+):390(M+H)
【0556】実施例235 1−ベンジル−4−{3−[5−(4−フルオロフェニル)
−4−イソオキサゾリル]プロパノイル}ピペラジン ト
リフルオロ酢酸塩 収量:41mg(収率80%) HPLC分析:純度98.6%(保持時間:2.834
分) MS(APCI+):394(M+H) 実施例236 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−(2−ピリジニル)ピペラ
ジン トリフルオロ酢酸塩 収量:47mg(収率96%) HPLC分析:純度99.6%(保持時間:2.598
分) MS(APCI+):381(M+H)
【0557】実施例237 1−ベンズヒドリル−4−{3−[5−(4−フルオロフ
ェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパノイル}ピペラ
ジン トリフルオロ酢酸塩 収量:59mg(収率96%) HPLC分析:純度99.2%(保持時間:3.202
分) MS(APCI−):468(M−H) 実施例238 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−フェニルピペラジン ト
リフルオロ酢酸塩 収量:40mg(収率81%) HPLC分析:純度98.5%(保持時間:3.456
分) MS(APCI+):380(M+H)
【0558】実施例239 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−(2−メトキシフェニル)
ピペラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:47mg(収率89%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:3.140
分) MS(APCI+):410(M+H)
【0559】実施例240 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−(1−ピペリジニル)ピペ
リジン トリフルオロ酢酸塩 収量:48mg(収率96%) HPLC分析:純度99.2%(保持時間:2.578
分) MS(APCI+):386(M+H)
【0560】実施例241 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−メチル−N−(1−メチル−3−ピロリジニ
ル)プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:40mg(収率90%) HPLC分析:純度99.4%(保持時間:2.494
分) MS(APCI+):332(M+H) 実施例242 N−ベンジル−N−(1−ベンジル−3−ピロリジニル)
−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩収量:
54mg(収率90%) HPLC分析:純度97.0%(保持時間:3.378
分) MS(APCI+):484(M+H)
【0561】実施例243 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N,N−ビス(2−ピリジニルメチル)プロピオ
ンアミド 2トリフルオロ酢酸塩 収量:48mg(収率80%) HPLC分析:純度99.0%(保持時間:2.606
分) MS(APCI+):417(M+H) 実施例244 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−(2−ヒドロキシエチル)
ピペラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:36mg(収率79%) HPLC分析:純度99.6%(保持時間:2.390
分) MS(APCI+):348(M+H)
【0562】実施例245 1−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イルメチル)−
4−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}ピペラジン トリフルオロ酢酸
塩 収量:58mg(収率95%) HPLC分析:純度98.4%(保持時間:2.864
分) MS(APCI+):438(M+H) 実施例246 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−(2−ピリミジニル)ピペ
ラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:43mg(収率86%) HPLC分析:純度99.1%(保持時間:3.054
分) MS(APCI+):382(M+H)
【0563】実施例247 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−[(E)−3−フェニル−
2−プロペニル]ピペラジン トリフルオロ酢酸塩収
量:48mg(収率91%) HPLC分析:純度96.9%(保持時間:3.064
分) MS(APCI+):420(M+H) 実施例248 (2S)−1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]プロパノイル}−2−(1−ピロリジ
ニルメチル)ピロリジン トリフルオロ酢酸塩 収量:44mg(収率91%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:2.701
分) MS(APCI+):372(M+H)
【0564】実施例249 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−(1−ピロリジニル)ピペ
リジン トリフルオロ酢酸塩 収量:44mg(収率91%) HPLC分析:純度99.4%(保持時間:2.530
分) MS(APCI+):372(M+H) 実施例250 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−[3−(トリフルオロメチ
ル)フェニル]ピペラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:34mg(収率61%) HPLC分析:純度99.6%(保持時間:4.229
分) MS(APCI+):448(M+H)
【0565】実施例251 1−(4−アセチルフェニル)−4−{3−[5−(4−フ
ルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパノイ
ル}ピペラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:35mg(収率65%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.619
分) MS(APCI+):422(M+H) 実施例252 1−(2−クロロフェニル)−4−{3−[5−(4−フル
オロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパノイル}
ピペラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:37mg(収率71%) HPLC分析:純度99.1%(保持時間:4.176
分) MS(APCI+):414(M+H)
【0566】実施例253 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−(3−メトキシフェニル)
ピペラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:52mg(収率98%) HPLC分析:純度99.6%(保持時間:3.625
分) MS(APCI+):410(M+H) 実施例254 1−(3−クロロフェニル)−4−{3−[5−(4−フル
オロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパノイル}
ピペラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:27mg(収率51%) HPLC分析:純度98.8%(保持時間:4.149
分) MS(APCI+):414(M+H)
【0567】実施例255 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−(2−メチルフェニル)ピ
ペラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:11mg(収率22%) HPLC分析:純度97.7%(保持時間:4.004
分) MS(APCI+):394(M+H) 実施例256 1−(2−エトキシフェニル) −4−{3−[5−(4−フ
ルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパノイ
ル}ピペラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:40mg(収率75%) HPLC分析:純度99.2%(保持時間:3.336
分) MS(APCI+):424(M+H)
【0568】実施例257 1−(2−フルオロフェニル) −4−{3−[5−(4−フ
ルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパノイ
ル}ピペラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:34mg(収率67%) HPLC分析:純度99.4%(保持時間:3.956
分) MS(APCI+):398(M+H) 実施例258 1−(4−クロロフェニル) −4−{3−[5−(4−フル
オロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパノイル}
ピペラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:28mg(収率53%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:4.084
分) MS(APCI+):414(M+H)
【0569】実施例259 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−(4−メトキシフェニル)
ピペラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:24mg(収率45%) HPLC分析:純度99.2%(保持時間:3.085
分) MS(APCI+):410(M+H) 実施例260 1−(4−フルオロフェニル) −4−{3−[5−(4−フ
ルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパノイ
ル}ピペラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:30mg(収率58%) HPLC分析:純度99.0%(保持時間:3.643
分) MS(APCI+):398(M+H) NMR(CDCl3)δ: 2.66(2H, t, J = 7Hz), 3.0-3.1(6H,
m), 3.57(2H, m, J = 5Hz), 3.79(2H, m, J = 5Hz), 6.
85-7.0(4H, m), 7.15-7.25(2H, m), 7.7-7.8(2H, m),
8.25(1H, s)。
【0570】実施例261 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−(3−メチルフェニル)ピ
ペラジン トリフルオロ酢酸塩 収量:32mg(収率63%) HPLC分析:純度89.6%(保持時間:3.545
分) MS(APCI+):394(M+H) 実施例262 2−エチル−1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−
4−イソオキサゾリル]プロパノイル}ピペリジン 収量:27mg(収率80%) HPLC分析:純度98.9%(保持時間:3.916
分) MS(APCI+):331(M+H)
【0571】実施例263 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−3−ピペリジンカルボキシア
ミド 収量:30mg(収率86%) HPLC分析:純度99.1%(保持時間:2.860
分) MS(APCI+):346(M+H) 実施例264 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−フェニル−4−ピペリジ
ノール 収量:32mg(収率82%) HPLC分析:純度99.3%(保持時間:3.541
分) MS(APCI−):393(M−H)
【0572】実施例265 4−(4−ブロモフェニル)−1−{3−[5−(4−フル
オロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパノイル}
−4−ピペリジノール 収量:37mg(収率79%) HPLC分析:純度99.2%(保持時間:3.867
分) MS(APCI−):471(M−H),473 実施例266 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}アゼパン 収量:25mg(収率79%) HPLC分析:純度99.0%(保持時間:3.709
分) MS(APCI+):317(M+H)
【0573】実施例267 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}アゾカン 収量:27mg(収率81%) HPLC分析:純度99.2%(保持時間:3.881
分) MS(APCI+):331(M+H) 実施例268 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}デカヒドロキノリン 収量:30mg(収率84%) HPLC分析:純度98.9%(保持時間:4.166
分) MS(APCI+):357(M+H)
【0574】実施例269 1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロパノイル}−4−フェニル−4−ピペリジ
ンカルボニトリル 収量:35mg(収率86%) HPLC分析:純度98.9%(保持時間:3.929
分) MS(APCI+):404(M+H) 実施例270 4−アセチル−1−{3−[5−(4−フルオロフェニル)
−4−イソオキサゾリル]プロパノイル}−4−フェニル
ピペリジン 収量:17mg(収率41%) HPLC分析:純度99.0%(保持時間:3.898
分) MS(APCI+):421(M+H)
【0575】実施例271 2−エトキシカルボニル−1−{3−[5−(4−フルオ
ロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロパノイル}ピ
ペリジン 収量:23mg(収率64%) HPLC分析:純度98.3%(保持時間:3.693
分) MS(APCI+):361(M+H) 実施例272 N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3−[5−(4−フ
ルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンア
ミド トリフルオロ酢酸塩 収量:20mg(収率47%) HPLC分析:純度99.9%(保持時間:2.516
分) MS(ESI+):306(M+H)
【0576】実施例273 N−[3−(ジエチルアミノ)プロピル]−3−[5−(4−
フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン
アミド トリフルオロ酢酸塩 収量:34mg(収率75%) HPLC分析:純度99.8%(保持時間:2.567
分) MS(ESI+):348(M+H) 実施例274 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−[2−(1−ピペリジニル)エチル]プロピオ
ンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:34mg(収率73%) HPLC分析:純度99.8%(保持時間:2.621
分) MS(ESI+):346(M+H) 実施例275 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−[2−(4−モルホリニル)エチル]プロピオ
ンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:33mg(収率71%) HPLC分析:純度99.7%(保持時間:2.499
分) MS(ESI+):348(M+H) 実施例276 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−[3−(4−メチル−1−ピペラジニル)プロ
ピル]プロピオンアミド 2トリフルオロ酢酸塩 収量:27mg(収率45%) HPLC分析:純度99.7%(保持時間:2.282
分) MS(ESI+):375(M+H) NMR(CDCl3)δ: 1.6-1.75(2H, m), 2.45(2H, t, J = 7H
z), 2.79(3H, s), 2.8-2.9(4H, m), 3.0-3.1(4H, m),
7.35-7.45(2H, m), 7.75-7.85(2H, m), 8.02 (1H,br
s), 8.52(1H, s)。
【0577】実施例277 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−[3−(メチルアニリノ)プロピル]プロピオ
ンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:39mg(収率78%) HPLC分析:純度99.8%(保持時間:2.842
分) MS(ESI+):382(M+H) 実施例278 N−(1−ベンジル−4−ピペラジニル)−3−[5−(4
−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオ
ンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:39mg(収率74%) HPLC分析:純度99.9%(保持時間:2.863
分) MS(ESI+):408(M+H)
【0578】実施例279 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペ
リジニル)プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:23mg(収率48%) HPLC分析:純度100%(保持時間:2.661
分) MS(ESI+):374(M+H) NMR(CDCl3)δ: 1.25-1.4(12H, m), 1.7-1.9(2H, m), 2.
43(2H, t, J = 7Hz), 2.86(2H, t, J = 7Hz), 3.55-3.6
5(2H, m), 4.0-4.1(1H, m), 7.35-7.45(2H, m),7.7-7.8
(1H, m), 7.75-7.85(2H, m), 7.95-8.05(1H, m), 8.51
(1H, s), 8.5-8.6(1H, m)。 実施例280 N−(2−アニリノエチル)−3−[5−(4−フルオロフ
ェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンアミド ト
リフルオロ酢酸塩 収量:35mg(収率76%) HPLC分析:純度99.7%(保持時間:3.002
分) MS(ESI+):354(M+H)
【0579】実施例281 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−(2−ピリジニルメチル)プロピオンアミド
トリフルオロ酢酸塩 収量:27mg(収率62%) HPLC分析:純度99.9%(保持時間:2.497
分) MS(ESI+):326(M+H) 実施例282 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−[2−(4−ピリジニル)エチル]プロピオン
アミド トリフルオロ酢酸塩 収量:32mg(収率72%) HPLC分析:純度99.9%(保持時間:2.454
分) MS(ESI+):340(M+H)
【0580】実施例283 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]プロピ
オンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:31mg(収率68%) HPLC分析:純度99.9%(保持時間:2.496
分) MS(ESI+):343(M+H) 実施例284 N−[2−(ジイソプロピルアミノ)エチル]−3−[5−
(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロ
ピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:33mg(収率69%) HPLC分析:純度99.8%(保持時間:2.733
分) MS(ESI+):362(M+H)
【0581】実施例285 N−[3−(ジメチルアミノ)−2,2−ジメチルプロピ
ル]−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:32.1mg(収率70%) HPLC分析:純度99.9%(保持時間:2.570
分) MS(ESI+):348(M+H) 実施例286 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−[3−(2−メチル−1−ピペリジニル)プロ
ピル]プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:35mg(収率71%) HPLC分析:純度100%(保持時間:2.696
分) MS(ESI+):374(M+H)
【0582】実施例287 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−[3−(4−モルホリニル)プロピル]プロピ
オンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:35mg(収率74%) HPLC分析:純度100%(保持時間:2.512
分) MS(ESI+):362(M+H) 実施例288 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−[2−(1−ピロリジニル)エチル]プロピオ
ンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:31mg(収率69%) HPLC分析:純度99.9%(保持時間:2.542
分) MS(ESI+):332(M+H)
【0583】実施例289 N−[2−(エチル−3−メチルアニリノ)エチル]−3−
[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]
プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:39mg(収率77%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:3.054
分) MS(ESI+):396(M+H) 実施例290 N−(1−ベンジル−3−ピロリジニル)−3−[5−(4
−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオ
ンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:38mg(収率74%) HPLC分析:純度99.7%(保持時間:2.922
分) MS(ESI+):394(M+H)
【0584】実施例291 N−{3−[ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロピ
ル}−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:34mg(収率68%) HPLC分析:純度99.9%(保持時間:2.417
分) MS(ESI+):380(M+H) 実施例292 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−(4−ピリジニルメチル)プロピオンアミド
トリフルオロ酢酸塩 収量:46mg(収率95%) HPLC分析:純度100%(保持時間:2.466
分) MS(ESI+):326(M+H)
【0585】実施例293 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−(3−ピリジニルメチル)プロピオンアミド
トリフルオロ酢酸塩 収量:31mg(収率71%) HPLC分析:純度99.9%(保持時間:2.456
分) MS(ESI+):326(M+H) 実施例294 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−[2−(3−ピリジニル)エチル]プロピオン
アミド トリフルオロ酢酸塩 収量:35mg(収率78%) HPLC分析:純度100%(保持時間:2.489
分) MS(ESI+):340(M+H)
【0586】実施例295 N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−3−{5−[4−
(トリフルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾリ
ル}プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:5mg(収率20%) HPLC分析:純度100%(保持時間:2.931
分) MS(ESI+):356(M+H) 実施例296 N−[3−(メチルアニリノ)プロピル]−3−{5−[4−
(トリフルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾリ
ル}プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:3mg(収率10%) HPLC分析:純度92.9%(保持時間:3.212
分) MS(ESI+):432(M+H)
【0587】実施例297 N−(1−ベンジル−4−ピペリジニル)−3−{5−[4
−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾ
リル}プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:11mg(収率39%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.213
分) MS(ESI+):458(M+H) 実施例298 N−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニ
ル)−3−{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−
4−イソオキサゾリル}プロピオンアミド トリフルオ
ロ酢酸塩 収量:8mg(収率28%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.069
分) MS(ESI+):424(M+H)
【0588】実施例299 N−(2−アニリノエチル)−3−{5−[4−(トリフル
オロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾリル}プロピ
オンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:7mg(収率13%) HPLC分析:純度92.2%(保持時間:3.387
分) MS(ESI+):404(M+H) 実施例300 N−(2−ピリジニルメチル)−3−{5−[4−(トリフ
ルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾリル}プロ
ピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:11mg(収率48%) HPLC分析:純度99.9%(保持時間:2.949
分) MS(ESI+):376(M+H)
【0589】実施例301 N−[2−(4−ピリジニル)エチル]−3−{5−[4−
(トリフルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾリ
ル}プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:10mg(収率41%) HPLC分析:純度100%(保持時間:2.899
分) MS(ESI+):390(M+H) 実施例302 N−[3−(1−イミダゾリル)プロピル]−3−{5−[4
−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾ
リル}プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:13mg(収率50%) HPLC分析:純度100%(保持時間:2.928
分) MS(ESI+):393(M+H)
【0590】実施例303 N−[3−(ジメチルアミノ)−2,2−ジメチルプロピ
ル]−3−{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−
4−イソオキサゾリル}プロピオンアミド トリフルオ
ロ酢酸塩 収量:12mg(収率45%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.020
分) MS(ESI+):398(M+H) 実施例304 N−[3−(2−メチル−1−ピペリジニル)プロピル]−
3−{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−
イソオキサゾリル}プロピオンアミド トリフルオロ酢
酸塩 収量:5mg(収率20%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.088
分) MS(ESI+):424(M+H)
【0591】実施例305 N−[2−(エチル−3−メチルアニリノ)エチル]−3−
{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−イソ
オキサゾリル}プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:4mg(収率14%) HPLC分析:純度98.9%(保持時間:3.411
分) MS(ESI+):446(M+H) 実施例306 N−(1−ベンジル−3−ピロリジニル)−3−{5−[4
−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾ
リル}プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:10mg(収率34%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.275
分) MS(ESI+):444(M+H)
【0592】実施例307 N−{3−[ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロピ
ル}−3−{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−
4−イソオキサゾリル}プロピオンアミド トリフルオ
ロ酢酸塩 収量:7mg(収率25%) HPLC分析:純度100%(保持時間:2.854
分) MS(ESI+):430(M+H) 実施例308 N−{2−[(5−ニトロ−2−ピリジニル)アミノ]エチ
ル}−3−{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−
4−イソオキサゾリル}プロピオンアミド トリフルオ
ロ酢酸塩 収量:15mg(収率52%) HPLC分析:純度98.1%(保持時間:3.732
分) MS(ESI+):450(M+H)
【0593】実施例309 N−(4−ピリジニルメチル)−3−{5−[4−(トリフ
ルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾリル}プロ
ピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:8mg(収率31%) HPLC分析:純度100%(保持時間:2.907
分) MS(ESI+):376(M+H) 実施例310 N−(3−ピリジニルメチル)−3−{5−[4−(トリフ
ルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾリル}プロ
ピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:13mg(収率51%) HPLC分析:純度100%(保持時間:2.901
分) MS(ESI+):376(M+H)
【0594】実施例311 N−[2−(3−ピリジニル)エチル]−3−{5−[4−
(トリフルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾリ
ル}プロピオンアミド トリフルオロ酢酸塩 収量:13mg(収率53%) HPLC分析:純度100%(保持時間:2.916
分) MS(ESI+):390(M+H) 実施例312 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−フェニルプロピオンアミド 収量:25mg(収率79%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.728
分) MS(ESI+):311(M+H)
【0595】実施例313 N−(2,3−ジヒドロ−5−インデニル)−3−[5−
(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロ
ピオンアミド 収量:27mg(収率78%) HPLC分析:純度99.1%(保持時間:4.100
分) MS(ESI+):351(M+H) 実施例314 N−(3,5−ジメトキシフェニル)−3−[5−(4−フ
ルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンア
ミド 収量:31mg(収率84%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:3.784
分) MS(ESI+):371(M+H)
【0596】実施例315 N−(4−ベンジルフェニル)−3−[5−(4−フルオロ
フェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンアミド 収量:17mg(収率43%) HPLC分析:純度99.6%(保持時間:4.307
分) MS(ESI+):401(M+H) 実施例316 N−(1,1’−ビフェニル−3−イル)−3−[5−(4
−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオ
ンアミド 収量:34mg(収率87%) HPLC分析:純度97.7%(保持時間:4.300
分) MS(ESI+):387(M+H)
【0597】実施例317 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−(2−チアゾリル)プロピオンアミド 収量:34mg(収率90%) HPLC分析:純度97.2%(保持時間:3.346
分) MS(ESI+):318(M+H) 実施例318 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−(4−ピリジニル)プロピオンアミド トリ
フルオロ酢酸塩 収量:27mg(収率63%) HPLC分析:純度98.8%(保持時間:2.646
分) MS(ESI+):312(M+H)
【0598】実施例319 N−(5,6−ジメチル−1,2,4−トリアジン−3
−イル)−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオンアミド 収量:20mg(収率59%) HPLC分析:純度98.4%(保持時間:3.081
分) MS(ESI+):342(M+H) 実施例320 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−(6−キノリニル)プロピオンアミド トリ
フルオロ酢酸塩 収量:40mg(収率80%) HPLC分析:純度99.7%(保持時間:2.756
分) MS(ESI+):362(M+H)
【0599】実施例321 N−(2−ベンゾチアゾリル)−3−[5−(4−フルオロ
フェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンアミド 収量:22mg(収率61%) HPLC分析:純度98.7%(保持時間:3.908
分) MS(ESI+):368(M+H) 実施例322 N−(2−フルオロフェニル)−3−[5−(4−フルオロ
フェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンアミド 収量:26mg(収率78%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:3.735
分) MS(ESI+):329(M+H)
【0600】実施例323 N−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−
6−イル)−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イ
ソオキサゾリル]プロピオンアミド 収量:30mg(収率80%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.608
分) MS(ESI+):369(M+H) 実施例324 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル] −N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]プロ
ピオンアミド 収量:33mg(収率84%) HPLC分析:純度100%(保持時間:4.170
分) MS(ESI+):395(M+H)
【0601】実施例325 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル] −N−(2−フェノキシフェニル)プロピオンアミ
ド 収量:38mg(収率93%) HPLC分析:純度99.1%(保持時間:4.258
分) MS(ESI+):403(M+H) 実施例326 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル] −N−(1−フェニル−5−ピラゾリル)プロピオ
ンアミド 収量:19mg(収率51%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:3.490
分) MS(ESI+):377(M+H)
【0602】実施例327 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル] −N−(5−メチル−3−イソオキサゾリル)プロ
ピオンアミド 収量:10mg(収率33%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:3.427
分) MS(ESI+):316(M+H) 実施例328 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル] −N−(3−キノリニル)プロピオンアミド トリ
フルオロ酢酸塩 収量:44mg(収率85%) HPLC分析:純度100%(保持時間:2.959
分) MS(ESI+):362(M+H)
【0603】実施例329 N−フェニル−3−{5−[4−(トリフルオロメチル)フ
ェニル]−4−イソオキサゾリル}プロピオンアミド 収量:6mg(収率35%) HPLC分析:純度98.5%(保持時間:4.174
分) MS(ESI+):361(M+H) 実施例330 N−(2,3−ジヒドロ−5−インデニル)−3−{5−
[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサ
ゾリル}プロピオンアミド 収量:7mg(収率34%) HPLC分析:純度98.3%(保持時間:4.511
分) MS(ESI+):401(M+H)
【0604】実施例331 N−(3,4−ジクロロフェニル)−3−{5−[4−(ト
リフルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾリル}
プロピオンアミド 収量:12mg(収率55%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:4.672
分) MS(ESI+):429(M+H) 実施例332 N−(3,5−ジメトキシフェニル)−3−{5−[4−
(トリフルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾリ
ル}プロピオンアミド 収量:12mg(収率55%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:4.195
分) MS(ESI+):421(M+H)
【0605】実施例333 N−(4−ベンジルフェニル)−3−{5−[4−(トリフ
ルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾリル}プロ
ピオンアミド 収量:12mg(収率55%) HPLC分析:純度96.7%(保持時間:4.698
分) MS(ESI+):451(M+H) 実施例334 N−(1,1’−ビフェニル−3−イル)−3−{5−[4
−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾ
リル}プロピオンアミド 収量:10mg(収率46%) HPLC分析:純度98.2%(保持時間:4.660
分) MS(ESI+):437(M+H)
【0606】実施例335 N−(2−チアゾリル)−3−{5−[4−(トリフルオロ
メチル)フェニル]−4−イソオキサゾリル}プロピオン
アミド 収量:3mg(収率14%) HPLC分析:純度97.5%(保持時間:3.816
分) MS(ESI+):368(M+H) 実施例336 N−(4−ピリジニル)−3−{5−[4−(トリフルオロ
メチル)フェニル]−4−イソオキサゾリル}プロピオン
アミド トリフルオロ酢酸塩 収量:12mg(収率52%) HPLC分析:純度80.0%(保持時間:3.114
分) MS(ESI+):362(M+H)
【0607】実施例337 N−(5,6−ジメチル−1,2,4−トリアジン−3
−イル)−3−{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニ
ル]−4−イソオキサゾリル}プロピオンアミド 収量:5mg(収率24%) HPLC分析:純度97.4%(保持時間:3.634
分) MS(ESI+):392(M+H) 実施例338 N−(6−キノリニル)−3−{5−[4−(トリフルオロ
メチル)フェニル]−4−イソオキサゾリル}プロピオン
アミド トリフルオロ酢酸塩 収量:12mg(収率60%) HPLC分析:純度98.9%(保持時間:3.189
分) MS(ESI+):412(M+H)
【0608】実施例339 N−(2−ベンゾチアゾリル)−3−{5−[4−(トリフ
ルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾリル}プロ
ピオンアミド 収量:6mg(収率28%) HPLC分析:純度99.1%(保持時間:4.316
分) MS(ESI+):418(M+H) 実施例340 N−(2−フルオロフェニル)−3−{5−[4−(トリフ
ルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾリル}プロ
ピオンアミド 収量:8mg(収率44%) HPLC分析:純度99.4%(保持時間:4.200
分) MS(ESI+):379(M+H)
【0609】実施例341 N−(2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−
6−イル)−3−{5−[4−(トリフルオロメチル)フェ
ニル]−4−イソオキサゾリル}プロピオンアミド 収量:10mg(収率47%) HPLC分析:純度100%(保持時間:4.056
分) MS(ESI+):419(M+H) 実施例342 N−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−3
−{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−イ
ソオキサゾリル}プロピオンアミド 収量:13mg(収率52%) HPLC分析:純度99.1%(保持時間:4.859
分) MS(ESI+):497(M+H)
【0610】実施例343 N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−3−{5
−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−イソオキ
サゾリル}プロピオンアミド 収量:9mg(収率41%) HPLC分析:純度99.2%(保持時間:4.566
分) MS(ESI+):445(M+H) 実施例344 N−(2−フェノキシフェニル)−3−{5−[4−(トリ
フルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾリル}プ
ロピオンアミド 収量:11mg(収率48%) HPLC分析:純度99.3%(保持時間:4.680
分) MS(ESI+):453(M+H)
【0611】実施例345 N−(1−フェニル−5−ピラゾリル)−3−{5−[4−
(トリフルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサゾリ
ル}プロピオンアミド 収量:11mg(収率52%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.952
分) MS(ESI+):427(M+H) 実施例346 N−(5−メチル−3−イソオキサゾリル)−3−{5−
[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−イソオキサ
ゾリル}プロピオンアミド 収量:7mg(収率40%) HPLC分析:純度99.5%(保持時間:3.921
分) MS(ESI+):366(M+H)
【0612】実施例347 N−(3−ピリジニル)−3−{5−[4−(トリフルオロ
メチル)フェニル]−4−イソオキサゾリル}プロピオン
アミド トリフルオロ酢酸塩 収量:10mg(収率41%) HPLC分析:純度86.0%(保持時間:3.046
分) MS(ESI+):362(M+H) 実施例348 N−(2−ピラジニル)−3−{5−[4−(トリフルオロ
メチル)フェニル]−4−イソオキサゾリル}プロピオン
アミド 収量:7mg(収率36%) HPLC分析:純度99.0%(保持時間:3.650
分) MS(ESI+):363(M+H)
【0613】実施例349 N−(3−キノリニル)−3−{5−[4−(トリフルオロ
メチル)フェニル]−4−イソオキサゾリル}プロピオン
アミド 収量:14mg(収率68%) HPLC分析:純度99.2%(保持時間:3.395
分) MS(ESI+):412(M+H) 実施例350 N−(2,1,3−ベンゾチアジアゾール−4−イル)−
3−{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−
イソオキサゾリル}プロピオンアミド 収量:11mg(収率52%) HPLC分析:純度100%(保持時間:4.334
分) MS(ESI+):419(M+H)
【0614】実施例351 N−[4−(ジエチルホスホノ)フェニル]−3−(5−フ
ェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオンアミド 収量:36mg(収率84%) HPLC分析:純度99.6%(保持時間:4.208
分) MS(ESI+):429(M+H) 実施例352 N−[4−(ジエチルホスホノ)フェニル]−3−[5−(4
−クロロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン
アミド 収量:38mg(収率83%) HPLC分析:純度100%(保持時間:4.431
分) MS(ESI+):463(M+H)
【0615】実施例353 N−[4−(ジエチルホスホノ)フェニル]−2−(5−フ
ェニル−4−イソオキサゾリル)アセトアミド 収量:38mg(収率91%) HPLC分析:純度94.1%(保持時間:4.136
分) MS(ESI+):415(M+H) 実施例354 N−[4−(ジエチルホスホノ)フェニル]−4−(5−フ
ェニル−4−イソオキサゾリル)ブタナミド 収量:34mg(収率77%) HPLC分析:純度100%(保持時間:4.258
分) MS(ESI+):443(M+H)
【0616】実施例355 N−{4−[(2−オキシド−1,3,2−ジオキサホス
フィナン−2−イル)メチル]フェニル}−3−(5−フェ
ニル−4−イソオキサゾリル)プロピオンアミド 収量:35mg(収率82%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.796
分) MS(ESI+):427(M+H) 実施例356 3−[5−(4−クロロフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]−N−{4−[(2−オキシド−1,3,2−ジオキサ
ホスフィナン−2−イル)メチル]フェニル}プロピオン
アミド 収量:17mg(収率36%) HPLC分析:純度100%(保持時間:4.035
分) MS(ESI+):461(M+H)
【0617】実施例357 N−{4−[(2−オキシド−1,3,2−ジオキサホス
フィナン−2−イル)メチル]フェニル}−2−(5−フェ
ニル−4−イソオキサゾリル)アセトアミド 収量:23mg(収率55%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.718
分) MS(ESI+):413(M+H) 実施例358 N−{4−[(2−オキシド−1,3,2−ジオキサホス
フィナン−2−イル)メチル]フェニル}−4−(5−フェ
ニル−4−イソオキサゾリル)ブタナミド 収量:40mg(収率92%) HPLC分析:純度99.1%(保持時間:3.862
分) MS(ESI+):441(M+H)
【0618】実施例359 N−[4−(ジメチルホスホノメチル)フェニル]−3−
(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオンアミ
ド 収量:26mg(収率63%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.897
分) MS(ESI+):415(M+H) 実施例360 N−[4−(ジメチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(4−クロロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プ
ロピオンアミド 収量:27mg(収率59%) HPLC分析:純度100%(保持時間:4.135
分) MS(ESI+):449(M+H)
【0619】実施例361 N−[4−(ジメチルホスホノメチル)フェニル]−2−
(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)アセトアミド 収量:26mg(収率64%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.826
分) MS(ESI+):401(M+H) 実施例362 N−[4−(ジメチルホスホノメチル)フェニル]−4−
(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)ブタナミド 収量:26mg(収率61%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.960
分) MS(ESI+):429(M+H)
【0620】実施例363 N−[4−(ジメチルホスホノメチル)フェニル]−3−
(3,5−ジフェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオ
ンアミド 収量:31mg(収率64%) HPLC分析:純度99.9%(保持時間:4.417
分) MS(ESI+):491(M+H) 実施例364 N−[4−(ジメチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(4−メチルフェニル)−4−イソオキサゾリル]プ
ロピオンアミド 収量:30mg(収率70%) HPLC分析:純度100%(保持時間:4.074
分) MS(ESI+):429(M+H)
【0621】実施例365 N−[4−(ジメチルホスホノメチル)フェニル]−3−
(3−メチル−5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プ
ロピオンアミド 収量:35mg(収率82%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.934
分) MS(ESI+):429(M+H) 実施例366 N−[4−(ジメチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(4−メトキシフェニル)−4−イソオキサゾリル]
プロピオンアミド 収量:32mg(収率73%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.914
分) MS(ESI+):445(M+H)
【0622】実施例367 N−[4−(ジメチルホスホノメチル)フェニル]−3−
{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−イソ
オキサゾリル}プロピオンアミド 収量:30mg(収率63%) HPLC分析:純度99.9%(保持時間:4.293
分) MS(ESI+):483(M+H) 実施例368 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−{4−[(2−オキシド−1,3,2−ジオキサ
ホスフィナン−2−イル)メチル]フェニル}プロピオン
アミド 収量:27mg(収率44%) HPLC分析:純度97.0%(保持時間:3.274
分) MS(ESI+):445(M+H) NMR(CDCl3)δ: 1.8-2.0(2H, m), 2.70(2H, t, J = 7H
z), 3.07(2H, t, J = 7Hz), 3.19(2H, d, J = 21Hz),
4.1-4.2(2H, m), 4.3-4.5(2H, m), 7.1-7.25(4H, m),
7.35-7.45(2H, m), 7.7-7.8(2H, m), 8.11 (1H, br s),
8.23(1H, s)。
【0623】実施例369 N−[4−(ジエチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(4−ニトロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プ
ロピオンアミド 収量:44mg(収率71%) HPLC分析:純度99.4%(保持時間:3.730
分) MS(ESI+):488(M+H) NMR(CDCl3)δ: 1.24(6H, t, J = 7Hz), 2.75(2H, t, J
= 7Hz), 3.09(2H, d, J= 22Hz), 3.15(2H, d, J = 7H
z), 3.9-4.05(4H, m), 7.1-7.2(2H, m), 7.36(2H,d, J
= 8.5Hz), 7.97(2H, d, J = 8.5Hz), 8.22 (1H, br s),
8.35-8.4(3H, m)。 実施例370 N−[4−(ジエチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオンアミド 収量:57mg(収率90%) HPLC分析:純度99.9%(保持時間:3.502
分) MS(ESI+):503(M+H)
【0624】実施例371 3−[5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]−N−[4−(ジエチルホスホノメチ
ル)フェニル]プロピオンアミド 収量:51mg(収率75%) HPLC分析:純度99.9%(保持時間:3.979
分) MS(ESI+):539(M+H),541 実施例372 3−[5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]−N−[4−(ジエチルホスホノメチ
ル)フェニル]プロピオンアミド 収量:48mg(収率77%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.990
分) MS(ESI+):495(M+H)
【0625】実施例373 3−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]−N−[4−(ジエチルホスホノメチル)フェニ
ル]プロピオンアミド 収量:53mg(収率82%) HPLC分析:純度99.6%(保持時間:4.180
分) MS(ESI+):511(M+H) 実施例374 N−[4−(ジエチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオンアミド 収量:37mg(収率63%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.822
分) MS(ESI+):479(M+H)
【0626】実施例375 N−[4−(ジメチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(4−ニトロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プ
ロピオンアミド 収量:10mg(収率17%) HPLC分析:純度98.7%(保持時間:3.476
分) MS(ESI+):460(M+H) 実施例376 3−[5−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]−N−[4−(ジメチルホスホノメチル)フェニ
ル]プロピオンアミド 収量:43mg(収率72%) HPLC分析:純度99.8%(保持時間:3.237
分) MS(ESI+):475(M+H) NMR(CDCl3)δ: 2.67(2H, t, J = 7Hz), 3.11(2H,t, J
= 7Hz), 3.14(2H, d, J= 22Hz), 3.64(3H, s), 3.69(3
H, s), 3.94(3H, s), 3.95(3H, s), 6.97(1H, d,J = 9H
z), 7.35-7.55(4H, m), 7.42(2H, d, J = 8.5Hz), 7.56
(1H, br s), 8.24(1H, s)。
【0627】実施例377 3−[5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]−N−[4−(ジメチルホスホノメチ
ル)フェニル]プロピオンアミド 収量:34mg(収率53%) HPLC分析:純度100.%(保持時間:3.732
分) MS(ESI+):511(M+H),513 実施例378 3−[5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]−N−[4−(ジメチルホスホノメチ
ル)フェニル]プロピオンアミド 収量:37mg(収率63%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.739
分) MS(ESI+):467(M+H)
【0628】実施例379 3−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]−N−[4−(ジメチルホスホノメチル)フェニ
ル]プロピオンアミド 収量:38mg(収率64%) HPLC分析:純度99.8%(保持時間:3.909
分) MS(ESI+):483(M+H) 実施例380 N−[4−(ジエチルホスホノ)フェニル]−3−[5−(4
−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオ
ンアミド 収量:40mg(収率64%) HPLC分析:純度99.6%(保持時間:3.680
分) MS(ESI+):447(M+H)
【0629】実施例381 3−[5−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]−N−[4−(ジメチルホスホノメチル)フェニ
ル]プロピオンアミド 収量:31mg(収率56%) HPLC分析:純度99.8%(保持時間:3.565
分) MS(ESI+):451(M+H) 実施例382 N−[4−(ジエチルホスホノ)フェニル]−3−[5−(4
−ニトロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン
アミド 収量:49mg(収率83%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.746
分) MS(ESI+):474(M+H)
【0630】実施例383 N−[4−(ジエチルホスホノ)フェニル]−3−[5−
(3,4−ジメトキシフェニル)−4−イソオキサゾリル]
プロピオンアミド 収量:51mg(収率83%) HPLC分析:純度99.8%(保持時間:3.528
分) MS(ESI+):489(M+H) 実施例384 3−[5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]−N−[4−(ジエチルホスホノ)フェ
ニル]プロピオンアミド 収量:52mg(収率79%) HPLC分析:純度99.7%(保持時間:4.011
分) MS(ESI+):525(M+H),527
【0631】実施例385 3−[5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]−N−[4−(ジエチルホスホノ)フェ
ニル]プロピオンアミド 収量:51mg(収率84%) HPLC分析:純度99.9%(保持時間:4.019
分) MS(ESI+):481(M+H) NMR(CDCl3)δ: 1.32(6H, t, J = 7Hz), 2.73(2H, t, J
= 7Hz), 3.10(2H, t, J= 7Hz), 4.0-4.2(4H, m), 7.5-
7.8(8H, m), 8.27(1H, s)。 実施例386 3−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]−N−[4−(ジエチルホスホノ)フェニル]プロ
ピオンアミド 収量:53mg(収率85%) HPLC分析:純度99.8%(保持時間:4.215
分) MS(ESI+):497(M+H)
【0632】実施例387 N−[4−(ジメチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]
プロピオンアミド 収量:25mg(収率42%) HPLC分析:純度97.9%(保持時間:3.375
分) MS(ESI+):433(M+H) NMR(CDCl3)δ: 2.69(2H, t, J = 7Hz), 3.08(2H, t, J
= 7Hz), 3.10(2H, d, J= 21Hz), 3.62(3H, s), 3.66(3
H, s), 7.1-7.2(4H, m), 7.38(2H, d, J = 8.5Hz), 7.7
-7.75(2H, m), 8.01 (1H, br s), 8.26(1H, s)。 実施例388 N−[4−(ジエチルホスホノ)フェニル]−3−[5−
(3,4−ジフルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]
プロピオンアミド 収量:36mg(収率62%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.849
分) MS(ESI+):465(M+H)
【0633】実施例389 3−[5−(4−ニトロフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]−N−{4−[(2−オキシド−1,3,2−ジオキサホ
スフィナン−2−イル)メチル]フェニル}プロピオンア
ミド 収量:19mg(収率33%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.375
分) MS(ESI+):472(M+H) 実施例390 3−[5−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]−N−{4−[(2−オキシド−1,3,2−ジオ
キサホスフィナン−2−イル)メチル]フェニル}プロピ
オンアミド 収量:24mg(収率40%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.136
分) MS(ESI+):487(M+H)
【0634】実施例391 3−[5−(3−ブロモ−4−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]−N−{4−[(2−オキシド−1,3,
2−ジオキサホスフィナン−2−イル)メチル]フェニ
ル}プロピオンアミド 収量:24mg(収率37%) HPLC分析:純度99.9%(保持時間:3.637
分) MS(ESI+):523(M+H),525 実施例392 3−[5−(4−クロロ−3−フルオロフェニル)−4−
イソオキサゾリル]−N−{4−[(2−オキシド−1,3,
2−ジオキサホスフィナン−2−イル)メチル]フェニ
ル}プロピオンアミド 収量:22mg(収率37%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.634
分) MS(ESI+):479(M+H)
【0635】実施例393 3−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]−N−{4−[(2−オキシド−1,3,2−ジオキ
サホスフィナン−2−イル)メチル]フェニル}プロピオ
ンアミド 収量:28mg(収率44%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.809
分) MS(ESI+):495(M+H) 実施例394 N−ベンジル−N−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−3
−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリ
ル]プロピオンアミド 収量:33mg(収率57%) HPLC分析:純度98.3%(保持時間:3.184
分) MS(ESI+):424(M+H)
【0636】実施例395 3−[5−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−イソオキ
サゾリル]−N−{4−[(2−オキシド−1,3,2−ジオ
キサホスフィナン−2−イル)メチル]フェニル}プロピ
オンアミド 収量:20mg(収率35%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.462
分) MS(ESI+):463(M+H) 実施例396 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−{4−[(5−メチル−2−オキシド−1,3,
2−ジオキサホスフィナン−2−イル)メチル]フェニ
ル}プロピオンアミド 収量:33mg(収率52%) HPLC分析:純度97.6%(保持時間:3.419
分) MS(ESI+):459(M+H) NMR(CDCl3)δ: 0.84(3H, t, J = 7Hz), 2.0-2.4(1H,
m), 2.68(2H, t, J = 7Hz), 3.08(2H, t, J = 7Hz), 3.
1-3.25(2H, m), 3.75-3.85(1H, m), 4.0-4.2(2H, m),
4.25-4.4(1H, m), 7.1-7.2(4H, m), 7.35-7.45(2H, m),
7.7-7.8 (2H, m), 7.95 (1H, br s), 8.27(1H, s)。
【0637】実施例397 N−{4−[(5,5−ジメチル−2−オキシド−1,3,2
−ジオキサホスフィナン−2−イル)メチル]フェニル}
−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオンアミド 収量:33mg(収率50%) HPLC分析:純度95.8%(保持時間:3.546
分) MS(ESI+):473(M+H) NMR(CDCl3)δ: 1.23(6H, t, J = 7Hz), 2.69(2H, t, J
= 7Hz), 3.0-3.2(4H, m), 4.3-4.8(4H, m), 7.1-7.25(4
H, m), 7.3-7.4(2H, m), 7.7-7.8(2H, m), 7.8-7.9(1
H, m), 8.28(1H, s)。 実施例398 N−{4−[(5,5−ジエチル−2−オキシド−1,3,2
−ジオキサホスフィナン−2−イル)メチル]フェニル}
−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオンアミド 収量:35mg(収率50%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.805
分) MS(ESI+):501(M+H)
【0638】実施例399 N−{4−[(4,6−ジメチル−2−オキシド−1,3,2
−ジオキサホスフィナン−2−イル)メチル]フェニル}
−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサ
ゾリル]プロピオンアミド 収量:34mg(収率52%) HPLC分析:純度97.6%(保持時間:3.505
分) MS(ESI+):473(M+H) 実施例400 N−{4−[(5−ブチル−5−エチル−2−オキシド−
1,3,2−ジオキサホスフィナン−2−イル)メチル]フ
ェニル}−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオンアミド 収量:32mg(収率44%) HPLC分析:純度98.9%(保持時間:4.130
分) MS(ESI+):529(M+H) NMR(CDCl3)δ: 0.7-0.95(6H, m), 1.0-1.4(8H, m), 2.6
8(2H, t, J = 7Hz), 3.07(2H, t, J = 7Hz), 3.18(2H,
d, J = 21Hz), 3.75-3.9(2H, m), 4.05-4.2(2H,m), 7.1
-7.25(4H, m), 7.35-7.45(2H, m), 7.7-7.8(2H, m), 7.
9-8.0 (1H, m),8.27(1H, s)。
【0639】実施例401 N−{4−[2,2−ビス(ジエチルホスホノ)エテニル]フ
ェニル}−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオンアミド 収量:31mg(収率37%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.730
分) MS(ESI+):609(M+H) 実施例402 N−(4−{[ビス(エチルアミノ)ホスホリル]メチル}フ
ェニル)−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオンアミド 収量:13mg(収率21%) HPLC分析:純度97.3%(保持時間:3.362
分) MS(ESI+):459(M+H)
【0640】実施例403 N−[4−(ジエチルホスホノメチル)−2−メチルフェ
ニル]−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオ
キサゾリル]プロピオンアミド 収量:37mg(収率56%) HPLC分析:純度98.1%(保持時間:3.615
分) MS(ESI+):475(M+H) 実施例404 N−[3−(ジエチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]
プロピオンアミド 収量:34mg(収率53%) HPLC分析:純度99.7%(保持時間:3.668
分) MS(ESI+):461(M+H)
【0641】実施例405 N−[2−(ジエチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]
プロピオンアミド 収量:44mg(収率69%) HPLC分析:純度96.4%(保持時間:3.789
分) MS(ESI+):461(M+H) 実施例406 N−{4−[(5−エチル−5−メチル−2−オキシド−
1,3,2−ジオキサホスフィナン−2−イル)メチル]フ
ェニル}−3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソ
オキサゾリル]プロピオンアミド 収量:30mg(収率44%) HPLC分析:純度98.4%(保持時間:3.672
分) MS(ESI+):487(M+H)
【0642】実施例407 N−[4−(ジブチルホスホノメチル)フェニル]−3−
[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]
プロピオンアミド 収量:44mg(収率61%) HPLC分析:純度100%(保持時間:4.299
分) MS(ESI+):517(M+H) 実施例408 N−[4−(ジイソプロピルホスホノメチル)フェニル]−
3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオンアミド 収量:48mg(収率70%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.906
分) MS(ESI+):489(M+H)
【0643】実施例409 N−{4−[2−(ジエチルホスホノ)エチル]フェニル}−
3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]プロピオンアミド 収量:37mg(収率57%) HPLC分析:純度100%(保持時間:3.725
分) MS(ESI+):475(M+H) 実施例410 N−{4−[(E)−2−(ジエチルホスホノ)−2−(エトキ
シカルボニル)エテニル]フェニル}−3−[5−(4−フ
ルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンア
ミド 収量:9mg(収率12%) HPLC分析:純度80.0%(保持時間:3.972
分) MS(ESI+):545(M+H)
【0644】実施例411 N−[2−(ジエチルホスホノ)エチル]−3−[5−(4−
フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオン
アミド 収量:1.2mg(収率10%) HPLC分析:純度91.6%(保持時間:3.211
分) MS(ESI+):399(M+H) 実施例412 3−[5−(4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾ
リル]−N−[3−(ジエチルホスホノ)プロピル]プロピ
オンアミド 収量:10mg(収率18%) HPLC分析:純度97.4%(保持時間:3.182
分) MS(ESI+):413(M+H)
【0645】実施例413 N−[4−(ジエチルホスホノメチル)フェニル]−3−
(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオンアミ
ド(221mg)、臭化トリメチルシリル(0.17m
l)及びアセトニトリル(10ml)の混合物を室温で
16時間かきまぜた。反応混合物を分取HPLCで精製
し、N−[4−(エチルホスホノメチル)フェニル]−3−
(5−フェニル−4−イソオキサゾリル)プロピオンアミ
ド(139mg、67%)を得た。融点80−82℃。 NMR(CDCl3)δ: 1.27(3H, t, J = 7Hz), 2.64(2H, t, J
= 7Hz), 3.0-3.2(4H, m), 3.9-4.1(2H, m), 7.1-7.2(3
H, m), 7.3-7.4(2H, m), 7.4-7.6(4H, m), 7.6-7.7(2H,
m), 8.21(1H, s)。 MS(ESI+):415(M+H) 分取HPLC操作における副生成物として、3−(5−
フェニル−4−イソオキサゾリル) −N−[4−(ホスホ
ノメチル)フェニル]プロピオンアミドを得た。 収量:39mg(収率20%) 融点:162-164℃ NMR(DMSO)δ: 2.67(2H, t, J = 7Hz), 2.88(2H, t, J =
21Hz), 2.96(2H, t, J= 7Hz), 7.15(2H, dd, J = 8.5/
2Hz), 7.45(2H, d, J = 8.5Hz), 7.5-7.65(3H,m), 7.76
(2H, dd, J = 8.5/2Hz), 8.56(1H, s), 9.90(1H, s)。 MS(ESI+):387(M+H)
【0646】 製剤例1(カプセルの製造) 1)実施例68の化合物 30 mg 2)微粉末セルロース 10 mg 3)乳糖 19 mg 4)ステアリン酸マグネシウム 1 mg 計 60 mg 1)、2)、3)および4)を混合して、ゼラチンカプセルに充填する。 製剤例2(錠剤の製造) 1)実施例68の化合物 30 g 2)乳糖 50 g 3)トウモロコシデンプン 15 g 4)カルボキシメチルセルロースカルシウム 44 g 5)ステアリン酸マグネシウム 1 g 1000錠 計 140 g 1)、2)、3)の全量および30gの4)を水で練合
し、真空乾燥後、整粒を行う。この整粒末に14gの
4)および1gの5)を混合し、打錠機により打錠す
る。このようにして、1錠あたり実施例68の化合物3
0mgを含有する錠剤1000錠を得る。
【0647】
【発明の効果】本発明の化合物(I)、(Ia)および
(II)は、優れたインスリン分泌促進作用および血糖低
下作用を有し、しかも低毒性であるため、糖尿病の予防
・治療剤などとして用いることができる。また、本発明
のイソオキサゾール誘導体は、高濃度グルコースの存在
下でのみ選択的にインスリン分泌促進作用を発揮する、
グルコース依存性インスリン分泌促進剤として用いるこ
とができる。したがって、該イソオキサゾール誘導体
は、インスリンの弊害である血管合併症や低血糖誘発な
どの危険性の低い、安全な糖尿病の予防・治療剤などと
して有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 3/10 A61P 3/10 25/00 25/00 C07D 413/12 C07D 413/12 417/12 417/12 Fターム(参考) 4C056 AA01 AB01 AC01 AD01 AE03 FA08 FA16 FB01 FC01 4C063 AA01 AA03 BB09 CC51 CC62 DD03 DD14 DD41 DD61 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 BC67 GA07 GA10 GA12 MA04 MA52 MA55 NA14 ZA01 ZC35

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(Ia) 【化1】 [式中、R1およびR2の一方は水素原子または置換基
    を、他方は置換されていてもよい環状基を;Wは結合手
    または2価の脂肪族炭化水素基を;Yは式:−OR
    3(R3は、水素原子、置換されていてもよい炭化水素
    基、置換されていてもよい複素環基または置換されてい
    てもよいアシル基を示す)で示される基またはエステル
    化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基を
    示す。ただし、R1またはR2が3,5−ジtert−ブチル
    −4−ヒドロキシフェニル、WがC1-4アルキレンであ
    るとき、YはOHでない。]で表される化合物もしくは
    その塩またはそのプロドラッグを含有してなる糖尿病の
    予防・治療剤。
  2. 【請求項2】 一般式(I) 【化2】 [式中、R1およびR2の一方は水素原子または置換基
    を、他方は置換されていてもよい環状基を;Wは結合手
    または2価の脂肪族炭化水素基を;Yは式:−OR
    3(R3は、水素原子、置換されていてもよい炭化水素
    基、置換されていてもよい複素環基または置換されてい
    てもよいアシル基を示す)で示される基またはエステル
    化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基を
    示す。]で表される化合物もしくはその塩またはそのプ
    ロドラッグを含有してなる耐糖能不全の予防・治療剤。
  3. 【請求項3】 一般式(I) 【化3】 [式中、R1およびR2の一方は水素原子または置換基
    を、他方は置換されていてもよい環状基を;Wは結合手
    または2価の脂肪族炭化水素基を;Yは式:−OR
    3(R3は、水素原子、置換されていてもよい炭化水素
    基、置換されていてもよい複素環基または置換されてい
    てもよいアシル基を示す)で示される基またはエステル
    化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基を
    示す。]で表される化合物もしくはその塩またはそのプ
    ロドラッグを含有してなるインスリン分泌促進剤。
  4. 【請求項4】 一般式(I) 【化4】 [式中、R1およびR2の一方は水素原子または置換基
    を、他方は置換されていてもよい環状基を;Wは結合手
    または2価の脂肪族炭化水素基を;Yは式:−OR
    3(R3は、水素原子、置換されていてもよい炭化水素
    基、置換されていてもよい複素環基または置換されてい
    てもよいアシル基を示す)で示される基またはエステル
    化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基を
    示す。]で表される化合物もしくはその塩またはそのプ
    ロドラッグを含有してなる糖尿病性合併症の予防・治療
    剤。
  5. 【請求項5】 糖尿病性合併症が神経障害である請求項
    4記載の予防・治療剤。
  6. 【請求項6】 一般式(II) 【化5】 [式中、R1aおよびR2aの一方は水素原子を、他方は置
    換されていてもよい環状基を;Waは2価の脂肪族炭化
    水素基を;Yは式:−OR3(R3は、水素原子、置換さ
    れていてもよい炭化水素基、置換されていてもよい複素
    環基または置換されていてもよいアシル基を示す)で示
    される基またはエステル化もしくはアミド化されていて
    もよいカルボキシル基を示す。ただし、WaがC1-3
    ルキレンかつYが式:−OR3(R3は、前記と同意義を
    示す)で示される基またはメチルエステル化されていて
    もよいカルボキシル基であるとき、R1aは水素原子、R
    2aは置換されていてもよい環状基である]で表される化
    合物(ただし、5−フェニル−4−イソオキサゾリルメ
    タノールおよび5−フェニル−4−イソオキサゾリル酢
    酸を除く)またはその塩。
  7. 【請求項7】 R1aまたはR2aで示される置換されてい
    てもよい環状基が置換されていてもよい芳香族基である
    請求項6記載の化合物。
  8. 【請求項8】 R1aが水素原子、R2aが置換されていて
    もよい環状基である請求項6記載の化合物。
  9. 【請求項9】 R2aが置換されていてもよい芳香族基で
    ある請求項8記載の化合物。
  10. 【請求項10】 Waが炭素数1〜4の2価の脂肪族炭
    化水素基である請求項6記載の化合物。
  11. 【請求項11】 Yがアミド化されていてもよいカルボ
    キシル基である請求項6記載の化合物。
  12. 【請求項12】 請求項6記載の化合物のプロドラッ
    グ。
  13. 【請求項13】 3−[5−(3,4−ジクロロフェニ
    ル)−4−イソオキサゾリル]プロパン−1−オール;
    3−[5−(3,4−ジクロロフェニル)−4−イソオ
    キサゾリル]プロピオン酸もしくはその塩;3−[5−
    (4−クロロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロ
    パン−1−オール;3−[5−(4−クロロフェニル)
    −4−イソオキサゾリル]プロピオン酸もしくはその
    塩;3−[5−(3,4−ジフルオロフェニル)−4−
    イソオキサゾリル]プロパン−1−オール;3−[5−
    (3,4−ジフルオロフェニル)−4−イソオキサゾリ
    ル]プロピオン酸もしくはその塩;N−[4−(ジエチ
    ルホスホノメチル)フェニル]−3−(5−フェニル−
    4−イソオキサゾリル)プロピオンアミド;N−[4−
    (ジエチルホスホノメチル)フェニル]−3−[5−
    (4−フルオロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プ
    ロピオンアミド;N−[4−(ジメチルホスホノメチ
    ル)フェニル]−3−(5−フェニル−4−イソオキサ
    ゾリル)プロピオンアミド;N−{4−[(2−オキシ
    ド−1,3,2−ジオキサホスフィナン−2−イル)メ
    チル]フェニル}−3−(5−フェニル−4−イソオキ
    サゾリル)プロピオンアミド;N−ベンジル−N−[2
    −(ジメチルアミノ)エチル]−3−[5−(4−フル
    オロフェニル)−4−イソオキサゾリル]プロピオンア
    ミド;またはN−ベンジル−N−(1−ベンジル−3−
    ピロリジニル)−3−[5−(4−フルオロフェニル)
    −4−イソオキサゾリル]プロピオンアミドである請求
    項6記載の化合物。
  14. 【請求項14】 請求項6記載の化合物またはそのプロ
    ドラッグを含有してなる医薬。
  15. 【請求項15】 イソオキサゾール誘導体を含有してな
    るグルコース依存性インスリン分泌促進剤。
  16. 【請求項16】 哺乳動物に一般式(Ia) 【化6】 [式中、R1およびR2の一方は水素原子または置換基
    を、他方は置換されていてもよい環状基を;Wは結合手
    または2価の脂肪族炭化水素基を;Yは式:−OR
    3(R3は、水素原子、置換されていてもよい炭化水素
    基、置換されていてもよい複素環基または置換されてい
    てもよいアシル基を示す)で示される基またはエステル
    化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基を
    示す。ただし、R1またはR2が3,5−ジtert−ブチル
    −4−ヒドロキシフェニル、WがC1-4アルキレンであ
    るとき、YはOHでない。]で表される化合物もしくは
    その塩またはそのプロドラッグの有効量を投与すること
    を特徴とする、該哺乳動物における糖尿病の予防・治療
    方法。
  17. 【請求項17】 哺乳動物に式(I) 【化7】 [式中、R1およびR2の一方は水素原子または置換基
    を、他方は置換されていてもよい環状基を;Wは結合手
    または2価の脂肪族炭化水素基を;Yは式:−OR
    3(R3は、水素原子、置換されていてもよい炭化水素
    基、置換されていてもよい複素環基または置換されてい
    てもよいアシル基を示す)で示される基またはエステル
    化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基を
    示す。]で表される化合物もしくはその塩またはそのプ
    ロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺
    乳動物における糖尿病性合併症の予防・治療方法。
  18. 【請求項18】 哺乳動物に式(I) 【化8】 [式中、R1およびR2の一方は水素原子または置換基
    を、他方は置換されていてもよい環状基を;Wは結合手
    または2価の脂肪族炭化水素基を;Yは式:−OR
    3(R3は、水素原子、置換されていてもよい炭化水素
    基、置換されていてもよい複素環基または置換されてい
    てもよいアシル基を示す)で示される基またはエステル
    化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基を
    示す。]で表される化合物もしくはその塩またはそのプ
    ロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺
    乳動物における耐糖能不全の予防・治療方法。
  19. 【請求項19】 哺乳動物に一般式(I) 【化9】 [式中、R1およびR2の一方は水素原子または置換基
    を、他方は置換されていてもよい環状基を;Wは結合手
    または2価の脂肪族炭化水素基を;Yは式:−OR
    3(R3は、水素原子、置換されていてもよい炭化水素
    基、置換されていてもよい複素環基または置換されてい
    てもよいアシル基を示す)で示される基またはエステル
    化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基を
    示す。]で表される化合物もしくはその塩またはそのプ
    ロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺
    乳動物におけるインスリン分泌を促進する方法。
  20. 【請求項20】 糖尿病の予防・治療剤製造のための、
    式(Ia) 【化10】 [式中、R1およびR2の一方は水素原子または置換基
    を、他方は置換されていてもよい環状基を;Wは結合手
    または2価の脂肪族炭化水素基を;Yは式:−OR
    3(R3は、水素原子、置換されていてもよい炭化水素
    基、置換されていてもよい複素環基または置換されてい
    てもよいアシル基を示す)で示される基またはエステル
    化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基を
    示す。ただし、R1またはR2が3,5−ジtert−ブチル
    −4−ヒドロキシフェニル、WがC1-4アルキレンであ
    るとき、YはOHでない。]で表される化合物もしくは
    その塩またはそのプロドラッグの使用。
  21. 【請求項21】 糖尿病性合併症の予防・治療剤製造の
    ための、一般式(I) 【化11】 [式中、R1およびR2の一方は水素原子または置換基
    を、他方は置換されていてもよい環状基を;Wは結合手
    または2価の脂肪族炭化水素基を;Yは式:−OR
    3(R3は、水素原子、置換されていてもよい炭化水素
    基、置換されていてもよい複素環基または置換されてい
    てもよいアシル基を示す)で示される基またはエステル
    化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基を
    示す。]で表される化合物もしくはその塩またはそのプ
    ロドラッグの使用。
  22. 【請求項22】 耐糖能不全の予防・治療剤製造のため
    の、一般式(I) 【化12】 [式中、R1およびR2の一方は水素原子または置換基
    を、他方は置換されていてもよい環状基を;Wは結合手
    または2価の脂肪族炭化水素基を;Yは式:−OR
    3(R3は、水素原子、置換されていてもよい炭化水素
    基、置換されていてもよい複素環基または置換されてい
    てもよいアシル基を示す)で示される基またはエステル
    化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基を
    示す。]で表される化合物もしくはその塩またはそのプ
    ロドラッグの使用。
  23. 【請求項23】 インスリン分泌促進剤製造のための、
    一般式(I) 【化13】 [式中、R1およびR2の一方は水素原子または置換基
    を、他方は置換されていてもよい環状基を;Wは結合手
    または2価の脂肪族炭化水素基を;Yは式:−OR
    3(R3は、水素原子、置換されていてもよい炭化水素
    基、置換されていてもよい複素環基または置換されてい
    てもよいアシル基を示す)で示される基またはエステル
    化もしくはアミド化されていてもよいカルボキシル基を
    示す。]で表される化合物もしくはその塩またはそのプ
    ロドラッグの使用。
  24. 【請求項24】 請求項1記載の糖尿病の予防・治療
    剤、および当該薬剤を糖尿病の予防・治療に使用しうる
    かまたは使用すべきであることを記載した書類を含む商
    業的パッケージ。
  25. 【請求項25】 請求項2記載の耐糖能不全の予防・治
    療剤、および当該薬剤を耐糖能不全の予防・治療に使用
    しうるかまたは使用すべきであることを記載した書類を
    含む商業的パッケージ。
  26. 【請求項26】 請求項3記載のインスリン分泌促進
    剤、および当該薬剤をインスリン分泌を促進するために
    使用しうるかまたは使用すべきであることを記載した書
    類を含む商業的パッケージ。
  27. 【請求項27】 請求項4記載の糖尿病合併症の予防・
    治療剤、および当該薬剤を糖尿病合併症の予防・治療に
    使用しうるかまたは使用すべきであることを記載した書
    類を含む商業的パッケージ。
JP2001352466A 2000-11-17 2001-11-16 イソオキサゾール誘導体 Expired - Fee Related JP4148672B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001352466A JP4148672B2 (ja) 2000-11-17 2001-11-16 イソオキサゾール誘導体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000-350869 2000-11-17
JP2000350869 2000-11-17
JP2001352466A JP4148672B2 (ja) 2000-11-17 2001-11-16 イソオキサゾール誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002212171A true JP2002212171A (ja) 2002-07-31
JP4148672B2 JP4148672B2 (ja) 2008-09-10

Family

ID=26604159

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001352466A Expired - Fee Related JP4148672B2 (ja) 2000-11-17 2001-11-16 イソオキサゾール誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4148672B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004041266A1 (ja) 2002-11-08 2004-05-21 Takeda Pharmaceutical Company Limited 受容体機能調節剤
JP2005510465A (ja) * 2001-09-14 2005-04-21 ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ 新規アミノアゼチジン、−ピロリジンおよび−ピペリジン誘導体
WO2006054370A1 (en) * 2004-11-16 2006-05-26 Use-Techno Corporation Gluconeogenesis inhibiting agent
JP2007502817A (ja) * 2003-08-20 2007-02-15 イーライ リリー アンド カンパニー グルカゴン様ペプチド(glp)−1化合物またはメラノコルチン4受容体(mc4)アゴニストペプチドの経口デリバリーのための化合物、方法および製剤
JP2010513342A (ja) * 2006-12-20 2010-04-30 サノフィ−アベンティス ヘテロアリールアクリルアミド及び薬剤としてのその使用
US8552039B2 (en) 2003-08-20 2013-10-08 Emisphere Technologies, Inc. Compounds, methods and formulations for the oral delivery of a glucagon-like peptide (GLP-1) compound or a melanocortin-4 receptor (MC4) agonist peptide
JP7480128B2 (ja) 2018-09-28 2024-05-09 リヒター ゲデオン ニュイルヴァーノシャン ミューコェデー レースヴェーニュタールシャシャーグ Gabaa a5受容体モジュレーターとしての二環式誘導体

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005510465A (ja) * 2001-09-14 2005-04-21 ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ 新規アミノアゼチジン、−ピロリジンおよび−ピペリジン誘導体
WO2004041266A1 (ja) 2002-11-08 2004-05-21 Takeda Pharmaceutical Company Limited 受容体機能調節剤
EP2385032A1 (en) 2002-11-08 2011-11-09 Takeda Pharmaceutical Company Limited GPR40 Receptor function regulator
JP2007502817A (ja) * 2003-08-20 2007-02-15 イーライ リリー アンド カンパニー グルカゴン様ペプチド(glp)−1化合物またはメラノコルチン4受容体(mc4)アゴニストペプチドの経口デリバリーのための化合物、方法および製剤
US7947841B2 (en) 2003-08-20 2011-05-24 Emisphere Technologies, Inc. Compounds, methods and formulations for the oral delivery of a glucagon-like peptide (GLP)-1 compound or a melanocortin-4 receptor (MC4) agonist peptide
JP4754487B2 (ja) * 2003-08-20 2011-08-24 エミスフィアー テクノロジーズ インコーポレイテッド グルカゴン様ペプチド(glp)−1化合物またはメラノコルチン4受容体(mc4)アゴニストペプチドの経口デリバリーのための化合物、方法および製剤
US8546581B2 (en) 2003-08-20 2013-10-01 Emisphere Technologies, Inc. Compounds, methods and formulations for the oral delivery of a glucagon-like peptide (Glp)-1 compound or a melanocortin-4 receptor (Mc4) agonist peptide
US8552039B2 (en) 2003-08-20 2013-10-08 Emisphere Technologies, Inc. Compounds, methods and formulations for the oral delivery of a glucagon-like peptide (GLP-1) compound or a melanocortin-4 receptor (MC4) agonist peptide
US8765796B2 (en) 2003-08-20 2014-07-01 Emisphere Technologies, Inc. Compounds, methods and formulations for the oral delivery of a glucagon-like peptide (GLP-1) compound or a melanocortin-4 receptor (MC4) agonist peptide
WO2006054370A1 (en) * 2004-11-16 2006-05-26 Use-Techno Corporation Gluconeogenesis inhibiting agent
JP2010513342A (ja) * 2006-12-20 2010-04-30 サノフィ−アベンティス ヘテロアリールアクリルアミド及び薬剤としてのその使用
JP7480128B2 (ja) 2018-09-28 2024-05-09 リヒター ゲデオン ニュイルヴァーノシャン ミューコェデー レースヴェーニュタールシャシャーグ Gabaa a5受容体モジュレーターとしての二環式誘導体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4148672B2 (ja) 2008-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7022725B2 (en) Isoxazole derivatives
KR100518142B1 (ko) 혈당저하 및 지질혈저하 활성을 갖는 5-원n-헤테로고리형 화합물
US7368578B2 (en) Five-membered heterocyclic compounds
US7423159B2 (en) Agent for preventing or treating neuropathy
US7547710B2 (en) Fused heterocyclic compounds as peptidase inhibitors
US7183276B2 (en) Azole compounds
US20060148858A1 (en) 1, 2-Azole derivatives with hypoglycemic and hypolipidemic activity
WO2008044767A1 (fr) Dérivé d'amine aromatique et utilisation de celui-ci
JPWO2006057448A1 (ja) アリールアルカン酸誘導体
JP4542757B2 (ja) 縮合複素環化合物
JP4145230B2 (ja) 神経障害の予防・治療剤
JP4148672B2 (ja) イソオキサゾール誘導体
JP2003261545A (ja) 神経栄養因子産生・分泌促進剤
JP2004277397A (ja) 1,2−アゾール誘導体
JP2003321460A (ja) アゾール化合物
RU2353617C2 (ru) Производные пиридина в качестве ингибиторов дипептидилпептидазы iv
JP2006016377A (ja) ピリジン化合物
JP2004123732A (ja) 5員複素環化合物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080311

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080617

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080624

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120704

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130704

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees