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JP2002202671A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP2002202671A
JP2002202671A JP2000400890A JP2000400890A JP2002202671A JP 2002202671 A JP2002202671 A JP 2002202671A JP 2000400890 A JP2000400890 A JP 2000400890A JP 2000400890 A JP2000400890 A JP 2000400890A JP 2002202671 A JP2002202671 A JP 2002202671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
voltage
transfer bias
unit
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000400890A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Deguchi
英明 出口
Katsumi Inukai
勝己 犬飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2000400890A priority Critical patent/JP2002202671A/ja
Priority to CNB011440384A priority patent/CN100350333C/zh
Priority to US10/029,209 priority patent/US6650861B2/en
Publication of JP2002202671A publication Critical patent/JP2002202671A/ja
Priority to HK03100825.8A priority patent/HK1048667B/zh
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/14Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
    • G03G15/16Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
    • G03G15/1665Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat
    • G03G15/167Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat at least one of the recording member or the transfer member being rotatable during the transfer
    • G03G15/1675Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer by introducing the second base in the nip formed by the recording member and at least one transfer member, e.g. in combination with bias or heat at least one of the recording member or the transfer member being rotatable during the transfer with means for controlling the bias applied in the transfer nip

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な装置構成により、転写ローラや用紙の
抵抗値が低下しても、転写バイアスを転写不良が生じる
ことのないように印加して、幅の狭い用紙に、高温高湿
度環境下であっても、良好に転写することのできる、画
像形成装置を提供すること。 【解決手段】 レーザプリンタ1の転写ローラ30に、
定電流制御回路55と定電圧源56とを備える転写バイ
アス印加回路53を接続して、転写バイアスが所定の電
圧以上では、定電流制御回路55によって定電流制御を
行なう一方、環境雰囲気などの変化により、転写ローラ
30や用紙3の抵抗値が低下して、転写バイアスが所定
の電圧より低くなり、定電流制御回路55での出力電圧
に対して定電圧源56からの出力電圧が上回った時に
は、定電圧源56からの定電圧によって、電圧の低下に
従って電流が増加するように、転写バイアスを印加す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタな
どの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レーザプリンタなどの画像形
成装置には、感光ドラムと、その感光ドラムの周りに、
帯電器、スキャナ装置、現像ローラおよび転写ローラと
が、感光ドラムの回転方向に従って順次設けられてい
る。感光ドラムの表面は、その感光ドラムの回転に伴な
って、まず、帯電器により一様に帯電された後、スキャ
ナ装置からのレーザービームの高速走査により露光さ
れ、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラの回転により、現像ローラ上に担持
されているトナーが、感光ドラムに対向して接触する時
に、感光ドラムの表面上に形成されている静電潜像に供
給され、選択的に担持されることによって可視像が形成
される。その後、感光ドラムの表面上に担持された可視
像は、転写ローラと対向して、用紙が感光ドラムと転写
ローラとの間を通る間に、その用紙に転写される。
【0003】このような画像形成装置において、転写ロ
ーラには、通常、可視像を用紙に転写するために、転写
バイアスが印加されている。この転写バイアスは、転写
ローラに対して常に一定の電圧値で印加する定電圧制御
によるものと、転写ローラに対して常に一定の電流値で
印加する定電流制御によるものとが知られている。
【0004】転写バイアスを定電圧制御により印加すれ
ば、温度や湿度などの環境、あるいは、用紙の種類やサ
イズの変化により、転写ローラや用紙の抵抗値が変化す
ると、それに伴なって電流値が変化して、たとえば、転
写ローラや用紙の抵抗値が高くなると、転写電流が不足
して、転写不良を生じる場合がある。一方、転写バイア
スを定電流制御により印加すれば、温度や湿度などの環
境、あるいは、用紙の種類やサイズの変化により、転写
ローラや用紙の抵抗値が変化しても、常に一定の転写電
流を供給することができる。そのため、転写ローラに印
加する転写バイアスは、定電流制御によって印加するこ
とがより好ましいとされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、定電流制御
によって転写バイアスを印加すれば、転写される用紙の
幅と転写ローラの幅とが等しければ、転写ローラや用紙
の抵抗値が変化しても、上記したように、常に一定の転
写電流が供給されるので、用紙を均一に帯電させること
ができる。しかし、転写ローラの幅に対して、用紙の幅
が狭せまいと、転写ローラの端部では、感光ドラムと転
写ローラとの間に用紙が介在されず、転写ローラは、感
光ドラムと直接接触するので、たとえば、幅狭の用紙に
転写する場合において、高湿度環境などによって転写ロ
ーラや用紙の抵抗値が低くなり過ぎると、用紙を帯電さ
せることなく転写ローラの端部からそのまま直接感光ド
ラムに流れ込む転写電流の割合が増加して、用紙を帯電
させるための転写電流が不足してしまい、転写不良を生
じる場合がある。
【0006】一方、たとえば、転写ローラや用紙の抵抗
値の低下に伴なって転写電圧が所定以下となった時に、
定電流制御から定電圧制御に切り換えるような制御を行
なえば、転写不良を防止することはできるが、定電流制
御から定電圧制御にいきなり切り換えると、転写電流が
極端に増大する場合があり、そのような場合には、感光
ドラムの表面電位が不安定となり、また、過度の転写電
流が感光ドラムの表面に流れ込んだ場合には、感光層の
損傷を生じる場合がある。特に、近年では、装置構成の
簡易化によるコストの低減化のために、転写後の感光ド
ラムの表面電位を低下させるための除電ランプを省略す
る装置構成のものも多く、そのような装置構成では、感
光ドラムの表面電位は非常に不安定となる。
【0007】また、温湿度などを検知して、それに基づ
いて転写バイアスを変化させるように制御することも考
えられるが、温湿度センサなどが必要となり、装置構成
の複雑化によるコストの上昇を招くという不具合を生じ
る。
【0008】そこで、本発明は、このような事情に鑑み
なされたもので、その目的とするところは、簡易な装置
構成により、転写ローラや用紙の抵抗値が低下しても、
転写バイアスを転写不良が生じることのないように印加
して、幅の狭い用紙に、高温高湿度環境下であっても、
良好に転写することのできる、画像形成装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、感光体に形成される可視
像を記録媒体に転写するための転写手段と、前記転写手
段に転写バイアスを印加するための転写バイアス印加手
段とを備える画像形成装置において、前記転写バイアス
印加手段は、前記転写手段に印加される転写電圧が、所
定の電圧以上になる時には、前記転写手段を流れる転写
電流が一定の電流値となり、前記転写電圧が所定の電圧
より低くなる時には、その転写電圧の低下に従って前記
転写電流の電流値を増加させるように印加することを特
徴としている。
【0010】このような構成によると、転写電圧が所定
の電圧以上においては、転写バイアス印加手段によっ
て、転写手段に対して常に一定の電流値で転写電流を印
加する定電流制御が行なわれるので、温度や湿度などの
環境、あるいは、記録媒体の種類やサイズの変化によ
り、転写手段や記録媒体の抵抗値などの外部抵抗が変化
しても、常に一定の転写電流が供給され、記録媒体を良
好に帯電させることができる。
【0011】一方、たとえば、高温高湿度環境におい
て、外部抵抗が低下すると、転写手段から感光体に直接
流れ込む転写電流の割合が増加するので、記録媒体を帯
電させるための転写電流が減少するが、転写電圧が所定
の電圧より低くなった時には、転写バイアス印加手段
が、その電圧の低下に従って転写電流の電流値を増加さ
せるので、記録媒体を帯電させるための転写電流が不足
することを防止することができる。
【0012】しかも、この転写バイアス印加手段では、
所定の電圧より低くなった時には、その電圧の低下に従
って電流値を徐々に増加させるので、定電流制御から定
電圧制御にいきなり切り換える場合のように、転写電流
が極端に増大することはなく、感光体の表面電位が不安
定となったり、感光層の損傷が生じることを有効に防止
することができる。さらに、温湿度環境を検知して、そ
れに基づいて転写バイアスを変化させるような制御をす
ることもないので、湿度センサなどが不要で、簡易な装
置構成により、コストの低減を図ることができる。
【0013】そのため、とりわけ、転写電流の不足を生
じやすい、転写手段に対して接触面積の狭い記録媒体で
あっても、簡易な構成によって、高温高湿度環境におい
ても良好な転写を実現させることができる。
【0014】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記転写バイアス印加手段は、
転写バイアスが所定の電圧より低くなった時には、電流
値を、電圧の低下に従って一次関数で増加させることを
特徴としている。
【0015】このような構成によると、転写バイアス印
加手段は、転写バイアスが所定の電圧より低くなった時
には、電流値を、電圧の低下に従って一次関数で増加さ
せるので、電流値を直線的に増加させる簡易な制御によ
って、確実な転写バイアスの印加を達成することができ
る。
【0016】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明において、前記転写バイアス印加
手段は、転写バイアスを前記転写手段に対して常に一定
の電流値で印加するための定電流制御回路手段と、電圧
の低下に従って電流値を増加させるように印加するため
の増加電流制御回路手段とを備えており、前記転写手段
に印加される転写バイアスが所定の電圧より低くなった
時に、前記定電流制御回路手段から前記増加電流制御回
路手段に切り換わるように構成されていることを特徴と
している。
【0017】このような構成によると、転写バイアスが
所定の電圧より低くなった時には、定電流制御回路手段
から増加電流制御回路手段に切り換わるので、簡易な構
成によって、確実な転写バイアスの制御を実現すること
ができ、コストの低減化を図ることができる。
【0018】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明において、前記定電流制御回路手段は、所
定の前記転写電流として出力するための定電流手段を備
えるとともに、前記増加電流制御回路手段は、所定の前
記転写電圧として出力するための定電圧手段を備え、前
記定電流手段の出力電圧に対して前記定電圧手段の出力
電圧が上回った時に、前記定電流制御回路手段から前記
増加電流制御回路手段に切り換わるように構成されてい
ることを特徴としている。
【0019】このような構成によると、定電圧手段の出
力電圧に対して定電圧手段の出力電圧が上回った時に、
定電流制御回路手段から増加電流制御回路手段に切り換
わるので、より一層、簡易な構成によって、確実な転写
バイアスの制御を実現することができ、コストの低減化
を図ることができる。
【0020】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明において、前記定電流制御回路手段は、前
記定電流手段に前記定電圧手段からの電流が逆流するこ
とを防止するための第1逆流防止手段を備えるととも
に、前記増加電流制御回路手段は、前記定電圧手段に前
記定電流手段からの電流が逆流することを防止するため
の第2逆流防止手段を備えていることを特徴としてい
る。
【0021】このような構成によると、転写バイアスが
所定の電圧以上の時には、第2逆流防止手段によって、
定電流手段からの電流が定電圧手段に逆流することが防
止され、また、転写バイアスが所定の電圧より低くなっ
た時には、第1逆流防止手段によって、定電圧手段から
の電流が定電流手段に逆流することが防止される。その
ため、簡易な構成によって、確実に転写バイアス印加手
段による転写バイアスの制御を達成することができる。
【0022】また、請求項6に記載の発明は、請求項3
ないし5のいずれかに記載の発明において、前記転写手
段は、前記定電流制御回路手段および前記増加電流制御
回路手段とともに、前記転写バイアス印加手段の回路要
素を構成するとともに、前記転写電圧は、前記転写手段
およびその転写手段に接触する前記記録媒体の抵抗値を
含む外部抵抗の変動により変化することを特徴としてい
る。
【0023】このような構成によると、転写電圧が、転
写バイアス印加手段の回路要素を構成する転写手段と、
その転写手段に接触する記録媒体の抵抗値とを含む外部
抵抗の変動により変化する。そのため、これら転写手段
および記録媒体の抵抗値の低下に伴なって低下する転写
バイアスの電圧に従って、確実に、電流値を増加させる
ことができ、簡易かつ確実な転写バイアスの制御を達成
することができる。
【0024】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
ないし6のいずれかに記載の発明において、前記転写手
段が、転写ローラであることを特徴としている。
【0025】このような構成によると、転写手段が転写
ローラであるため、感光体に形成される可視像を記録媒
体に転写しつつ、記録媒体を良好に搬送することができ
る。また、転写ローラでは、温度や湿度などの環境によ
って抵抗値が変化しやすいが、たとえば、高温高湿度環
境において、抵抗値が低下して、転写バイアスが所定の
電圧より低くなった時にも、転写バイアス印加手段が、
その電圧の低下に従って電流値を増加させるので、温度
や湿度などの環境にかかわらず、常に、記録媒体の良好
な帯電を確保して良好な転写を達成することができる。
【0026】また、請求項8に記載の発明は、請求項7
に記載の発明において、前記転写ローラが、イオン導電
タイプの転写ローラであることを特徴としている。
【0027】弾性体にイオン性物質が添加されているイ
オン導電タイプの転写ローラは、抵抗値が均一でばらつ
きが小さいというメリットを有する一方で、温湿度環境
の影響により、抵抗値が大きく変化するというデメリッ
トを有している。一方、弾性体に導電性粒子または導電
性フィラーが分散されている電子導電タイプの転写ロー
ラは、抵抗値のばらつきが大きいというデメリットを有
するが、温湿度環境の影響を受けにくいというメリット
を有している。
【0028】しかるに、温湿度環境の影響を考慮する
と、電子導電タイプの転写ローラを用いることが好まし
いが、ミクロ的な転写電流のばらつきが大きいという不
具合を有している。一方、イオン導電タイプの転写ロー
ラを用いると、高温高湿度環境において、抵抗値が低く
なり過ぎて、記録媒体を帯電させるための転写電流の不
足を生じやすくなる。
【0029】しかし、このような構成によると、温湿度
環境の変化により、抵抗値が低下しても、所定の電圧よ
り低くなった時には、転写バイアス印加手段が、その電
圧の低下に従って電流値を増加させるので、記録媒体を
帯電させるための転写電流が不足することを防止するこ
とができる。そのため、イオン導電タイプの転写ローラ
を用いて、転写むらの少ない均一な転写を実現させるこ
とができる。
【0030】また、請求項9に記載の発明は、請求項1
ないし8のいずれかに記載の発明において、前記転写バ
イアス印加手段は、転写バイアスが所定の電圧以上の時
に前記転写手段に対して常に一定で印加する電流値を、
変更可能に構成されていることを特徴としている。
【0031】転写手段に対して接触面積がより狭い記録
媒体などでは、転写バイアスが所定の電圧以上の時に、
常に一定の電流値で転写バイアスを印加する定電流制御
を行なっても、なお、転写手段から感光体に直接流れ込
む電流の割合が多く、記録媒体を帯電させるための転写
電流が不足する場合がある。しかし、このような構成に
よると、定電流制御時において印加する電流値を変更す
ることができるので、そのような場合には、印加する転
写バイアスの電流値を高く設定して、記録媒体を帯電さ
せるための転写電流が不足することを防止することがで
きる。
【0032】また、請求項10に記載の発明は、請求項
9に記載の発明において、前記転写バイアス印加手段
は、転写バイアスが所定の電圧以上の時に、前記転写手
段に対する前記記録媒体の接触面積が、より狭い時に
は、前記転写手段に対して印加する一定の電流値がより
高くなるように、より広い時には、前記転写手段に対し
て印加する一定の電流値がより低くなるように設定可能
に構成されていることを特徴としている。
【0033】このような構成によると、転写バイアスが
所定の電圧以上の時、すなわち、定電流制御時におい
て、記録媒体の接触面積がより狭い時には、印加する電
流値を高く設定し、記録媒体の接触面積がより広い時に
は、印加する電流値を低く設定することができる。その
ため、接触面積がより狭い記録媒体において、定電流制
御時に、記録媒体を帯電させるための転写電流が不足す
る場合には、印加する電流値を高くして、記録媒体を帯
電させるための転写電流が不足することを、有効に防止
することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像形成装置と
してのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図
である。図1において、レーザプリンタ1は、本体ケー
シング2内に、記録媒体としての用紙3を給紙するため
のフィーダ部4や、給紙された用紙3に所定の画像を形
成するための画像形成部5などを備えている。
【0035】フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底
部に、着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレ
イ6内に設けられた用紙押圧板7と、給紙トレイ6の一
端側端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パ
ット9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流
側に設けられる紙紛取りローラ10および11と、紙紛
取りローラ10および11に対し用紙3の搬送方向の下
流側に設けられるレジストローラ12とを備えている。
【0036】用紙押圧板7は、用紙3を積層状にスタッ
ク可能とされ、給紙ローラ8に対して遠い方の端部にお
いて揺動可能に支持されることによって、近い方の端部
が上下方向に移動可能とされており、また、その裏側か
ら図示しないばねによって上方向に付勢されている。そ
のため、用紙押圧板7は、用紙3の積層量が増えるに従
って、給紙ローラ8に対して遠い方の端部を支点とし
て、ばねの付勢力に抗して下向きに揺動される。給紙ロ
ーラ8および給紙パット9は、互いに対向状に配設さ
れ、給紙パット9の裏側に配設されるばね13によっ
て、給紙パット9が給紙ローラ8に向かって押圧されて
いる。用紙押圧板7上の最上位にある用紙3は、用紙押
圧板7の裏側から図示しないばねによって給紙ローラ8
に向かって押圧され、その給紙ローラ8の回転によって
給紙ローラ8と給紙パット9とで挟まれた後、1枚毎に
給紙される。給紙された用紙3は、紙紛取りローラ10
および11によって、紙紛が取り除かれた後、レジスト
ローラ12に送られる。レジストローラ12は、1対の
ローラから構成されており、用紙3を所定のレジスト後
に、画像形成部5に送るようにしている。
【0037】なお、このフィーダ部4は、さらに、マル
チパーパストレイ14と、マルチパーパストレイ14上
に積層される用紙3を給紙するためのマルチパーパス側
給紙ローラ15およびマルチパーパス側給紙パット25
とを備えており、マルチパーパス側給紙ローラ15およ
びマルチパーパス側給紙パット25は、互いに対向状に
配設され、マルチパーパス側給紙パット25の裏側に配
設されるばね25aによって、マルチパーパス側給紙パ
ット25がマルチパーパス側給紙ローラ15に向かって
押圧されている。マルチパーパストレイ14上に積層さ
れる用紙3は、マルチパーパス側給紙ローラ15の回転
によってマルチパーパス側給紙ローラ15とマルチパー
パス側給紙パット25とで挟まれた後、1枚毎に給紙さ
れる。
【0038】画像形成部5は、スキャナユニット16、
プロセスユニット17、定着部18などを備えている。
【0039】スキャナユニット16は、本体ケーシング
2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、
回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20および
21、反射鏡22、23および24などを備えており、
レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づく
レーザビームを、鎖線で示すように、ポリゴンミラー1
9、レンズ20、反射鏡22および23、レンズ21、
反射鏡24の順に通過あるいは反射させて、後述するプ
ロセスユニット17の感光ドラム27の表面上に高速走
査にて照射させている。
【0040】プロセスユニット17は、スキャナユニッ
ト16の下方に配設され、図2に示すように、本体ケー
シング2に対して着脱自在に装着されるドラムカートリ
ッジ26内に、感光体としての感光ドラム27、現像カ
ートリッジ28、スコロトロン型帯電器29、転写手段
としての転写ローラ30および導電性ブラシ51などを
備えている。
【0041】現像カートリッジ28は、ドラムカートリ
ッジ26に対して着脱自在に装着されており、現像ロー
ラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33および
トナーボックス34などを備えている。
【0042】トナーボックス34内には、現像剤とし
て、正帯電性の非磁性1成分のトナーが充填されてい
る。このトナーとしては、重合性単量体、たとえば、ス
チレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキ
ル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C
4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁
重合などの公知の重合方法によって共重合させることに
より得られる重合トナーが使用されている。このような
重合トナーは、球状をなし、流動性が極めて良好であ
る。なお、このようなトナーには、カーボンブラックな
どの着色剤やワックスなどが配合されるとともに、流動
性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加され
ている。その粒子径は、約6〜10μm程度である。
【0043】そして、トナーボックス34内のトナー
は、トナーボックス34の中心に設けられる回転軸35
に支持されるアジテータ36により攪拌されて、トナー
ボックス34の側部に開口されたトナー供給口37から
放出される。なお、トナーボックス34の側壁には、ト
ナーの残量検知用の窓38が設けられており、回転軸3
5に支持されたクリーナ39によって清掃される。
【0044】トナー供給口37の側方位置には、供給ロ
ーラ33が回転可能に配設されており、また、この供給
ローラ33に対向して、現像ローラ31が回転可能に配
設されている。そして、これら供給ローラ33と現像ロ
ーラ31とは、そのそれぞれがある程度圧縮するような
状態で互いに当接されている。
【0045】供給ローラ33は、金属製のローラ軸に、
導電性の発泡材料からなるローラが被覆されている。ま
た、現像ローラ31は、金属製のローラ軸に、導電性の
ゴム材料からなるローラが被覆されている。より具体的
には、現像ローラ31のローラ部分は、カーボン微粒子
などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴム
からなるローラ本体の表面に、フッ素が含有されている
ウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆さ
れている。なお、現像ローラ31には、感光ドラム27
に対して、所定の現像バイアスが印加されている。
【0046】また、現像ローラ31の近傍には、層厚規
制ブレード32が配設されている。この層厚規制ブレー
ド32は、金属の板ばね材からなるブレード本体の先端
部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の
押圧部40を備えており、現像ローラ31の近くにおい
て現像カートリッジ28に支持されて、押圧部40がブ
レード本体の弾性力によって現像ローラ31上に圧接さ
れるように構成されている。
【0047】そして、トナー供給口37から放出される
トナーは、供給ローラ33の回転により、現像ローラ3
1に供給され、この時、供給ローラ33と現像ローラ3
1との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ31
上に供給されたトナーは、現像ローラ31の回転に伴っ
て、層厚規制ブレード32の押圧部40と現像ローラ3
1との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電され
て、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持され
る。
【0048】感光ドラム27は、現像ローラ31の側方
位置において、その現像ローラ31と対向するような状
態で回転可能に配設されている。この感光ドラム27
は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分が
ポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層
により形成されている。
【0049】スコロトロン型帯電器29は、感光ドラム
27の上方に、感光ドラム27に接触しないように、所
定の間隔を隔てて配設されている。このスコロトロン型
帯電器29は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコ
ロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電
器であり、感光ドラム27の表面を一様に正極性に帯電
させるように構成されている。
【0050】そして、感光ドラム27の表面は、スコロ
トロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキ
ャナユニット16からのレーザービームの高速走査によ
り露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成
される。次いで、現像ローラ31の回転により、現像ロ
ーラ31上に担持されかつ正帯電されているトナーが、
感光ドラム27に対向して接触する時に、感光ドラム2
7の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正
帯電されている感光ドラム27の表面のうち、レーザー
ビームによって露光され電位が下がっている露光部分に
供給され、選択的に担持されることによって可視像化さ
れ、これによって反転現像が達成される。
【0051】転写ローラ30は、感光ドラム27の下方
において、この感光ドラム27に対向するように配置さ
れ、ドラムカートリッジ26に回転可能に支持されてい
る。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸52に、
過塩素酸リチウムなどのイオン性物質が添加されている
弾性体からなるローラが被覆されている、イオン導電タ
イプの転写ローラが用いられており、22℃、50%R
Hにおける抵抗値が、約10〜108.5Ωとされて
いる。転写ローラ30によれば、感光ドラム27に形成
される静電潜像を用紙3に転写しつつ、用紙3を良好に
搬送することができる。なお、転写ローラ30の抵抗値
は、たとえば、図7に示すように、金属製のプレート7
1上に、転写ローラ30を配置して、ローラ軸52の両
端に、4.9N(転写ローラ30が感光ドラム27に押
圧される力にほぼ等しい)の押圧力を加えた状態におい
て、ローラ軸52とプレート71との間に、直流源73
から1kVの電圧を印加したときに、電流計72によっ
て検出される電流値から求められる。
【0052】そして、この転写ローラ30には、転写時
に、後述する転写バイアス印加回路53によって、感光
ドラム27に対して所定の転写バイアスが印加されるよ
うに構成されている。そのため、感光ドラム27の表面
上に担持された可視像は、転写ローラ30と対向して、
用紙3が感光ドラム27と転写ローラ30との間を通る
間に、その用紙3に転写される。
【0053】導電性ブラシ51は、感光ドラム27の回
転方向における転写ローラ30の下流側であって、か
つ、スコロトロン型帯電器29の上流側において、感光
ドラム27の表面に接触するように設けられている。こ
の導電性ブラシ51によって、転写後に感光ドラム27
の表面に付着する紙粉が除去される。
【0054】定着部18は、図1に示すように、プロセ
スユニット17の側方下流側に配設され、加熱ローラ4
1、加熱ローラ41を押圧する押圧ローラ42、およ
び、これら加熱ローラ41および押圧ローラ42の下流
側に設けられる1対の搬送ローラ43を備えている。加
熱ローラ41は、金属製で加熱のためのハロゲンランプ
を備えており、プロセスユニット17において用紙3上
に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と押圧
ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、
その用紙3を搬送ローラ43によって、排紙パス44に
搬送するようにしている。排紙パス44に送られた用紙
3は、排紙ローラ45に送られて、その排紙ローラ45
によって排紙トレイ46上に排紙される。
【0055】また、このレーザプリンタ1には、用紙3
の両面に画像を形成するために、反転搬送部47が設け
られている。この反転搬送部47は、排紙ローラ45
と、反転搬送パス48と、フラッパ49と、複数の反転
搬送ローラ50とを備えている。
【0056】排紙ローラ45は、1対のローラからな
り、正回転および逆回転の切り換えができるように構成
されている。この排紙ローラ45は、上記したように、
排紙トレイ46上に用紙3を排紙する場合には、正方向
に回転するが、用紙3を反転させる場合には、逆方向に
回転する。
【0057】反転搬送パス48は、排紙ローラ45から
画像形成部5の下方に配設される複数の反転搬送ローラ
50まで用紙3を搬送することができるように、上下方
向に沿って設けられており、その上流側端部が、排紙ロ
ーラ45の近くに配置されるとともに、その下流側端部
が、反転搬送ローラ50の近くに配置されている。
【0058】フラッパ49は、排紙パス44と反転搬送
パス48との分岐部分に臨むように、揺動可能に設けら
れており、図示しないソレノイドの励磁または非励磁に
より、排紙ローラ45によって反転された用紙3の搬送
方向を、排紙パス44に向かう方向から、反転搬送パス
48に向かう方向に切り換えることができるように構成
されている。
【0059】反転搬送ローラ50は、給紙トレイ6の上
方において、略水平方向に複数設けられており、最も上
流側の反転搬送ローラ50が、反転搬送パス48の後端
部の近くに配置されるとともに、最も下流側の反転搬送
ローラ50が、レジストローラ12の下方に配置される
ように設けられている。
【0060】そして、用紙3の両面に画像を形成する場
合には、この反転搬送部47が、次のように動作され
る。すなわち、一方の面に画像が形成された用紙3が搬
送ローラ43によって排紙パス44から排紙ローラ45
に送られてくると、排紙ローラ45は、用紙3を挟んだ
状態で正回転して、この用紙3を一旦外側(排紙トレイ
46側)に向けて搬送し、用紙3の大部分が外側に送ら
れ、用紙3の後端が排紙ローラ45に挟まれた時に、正
回転を停止する。次いで、排紙ローラ45は、逆回転す
るとともに、フラッパ49が、用紙3が反転搬送パス4
8に搬送されるように、搬送方向を切り換えて、用紙3
を前後逆向きの状態で反転搬送パス48に搬送するよう
にする。なお、フラッパ49は、用紙3の搬送が終了す
ると、元の状態、すなわち、搬送ローラ43から送られ
る用紙3を排紙ローラ45に送る状態に切り換えられ
る。次いで、反転搬送パス48に逆向きに搬送された用
紙3は、反転搬送ローラ50に搬送され、この反転搬送
ローラ50から、上方向に反転されて、レジストローラ
12に送られる。レジストローラ12に搬送された用紙
3は、裏返しの状態で、再び、所定のレジスト後に、画
像形成部5に向けて送られ、これによって、用紙3の両
面に所定の画像が形成される。
【0061】また、このレーザプリンタ1では、転写ロ
ーラ30によって用紙3に転写された後に感光ドラム2
7の表面上に残存するトナーを、現像ローラ31によっ
て回収する、いわゆるクリーナレス方式によって残存ト
ナーを回収するようにしている。このようなクリーナレ
ス方式によって感光ドラム27上に残存するトナーを回
収すれば、ブレードなどのクリーナ装置や廃トナーの貯
留手段を設ける必要がないため、装置構成の簡略化、小
型化およびコストの低減化を図ることができる。
【0062】そして、このレーザプリンタ1において、
転写ローラ30のローラ軸52には、上記したように、
転写バイアス印加手段を構成する転写バイアス印加回路
53が接続されている。この転写バイアス印加回路53
は、本体ケーシング2内に設けられ、たとえば、図3に
示すように、出力電流検出回路54、定電流手段として
の定電流制御回路55、定電圧手段としての定電圧源5
6、昇圧部ドライブ回路57、1次巻線65および2次
巻線66を備える昇圧回路58、2つの抵抗59および
60、および、2つの、第1逆流防止手段としてのダイ
オード61および第2逆流防止手段としてのダイオード
62を備えている。
【0063】出力電流検出回路54の下流側には、定電
流制御回路55、ダイオード61、昇圧部ドライブ回路
57、昇圧回路58が順次接続されている。また、昇圧
回路58の下流側(出力側)には、昇圧回路58の出力
電圧を安定させるために抵抗59が並列で接続されると
ともに、昇圧回路58の下流側に、抵抗60を介して、
転写ローラ30のローラ軸52が接続されている。
【0064】また、昇圧部ドライブ回路57の上流側に
は、上記出力電流検出回路54、定電流制御回路55、
ダイオード61とは別に定電圧源56がダイオード52
を介して接続されている。
【0065】そして、この転写バイアス印加回路53で
は、転写バイアスが所定の電圧以上の時には、まず、転
写ローラ30に印加される転写バイアスの電流値が、出
力電流検出回路54によって検出され、その検出された
電流値に基づいて、定電流制御回路55が、昇圧回路5
8の出力側から出力される電流値が一定となるように昇
圧部ドライブ回路57を制御する。このとき、昇圧部ド
ライブ回路57に入力される電圧を大きくすると昇圧回
路58の出力電圧が大きくなるように設計されている。
次いで、昇圧回路58において、1次巻線65と2次巻
線66との間で昇圧することにより、常に一定の電流値
で、転写ローラ30のローラ軸52に、転写バイアスを
印加するようにしている。
【0066】一方、温度や湿度などの環境、あるいは、
用紙3の種類やサイズの変化により、外部抵抗としての
転写ローラ30や用紙3の抵抗値が低下することによっ
て、転写バイアスが、所定の電圧より低くなり、定電流
制御回路55での出力電圧に対して定電圧源56からの
出力電圧が上回った時には、定電圧源56からの出力電
位によって、昇圧部ドライブ回路57では、その入力電
圧に応じて、昇圧回路58を制御し、転写バイアスとし
て、転写ローラ30のローラ軸52に印加される。その
ため、印加される転写バイアスの電流値は、転写ローラ
30や用紙3の抵抗値の低下に伴ない、転写バイアスの
電圧が低下するに従って次第に増加するようになる。な
お、この転写バイアス印加回路53での電流値の増加の
割合は、2つの抵抗59および60によって予め設定さ
れる。また、定電流制御回路55の下流側および定電圧
源56の下流側には、ダイオード51および52がそれ
ぞれ接続されているので、昇圧部ドライブ回路57へ
は、高い方の電圧が入力されることになる。
【0067】図4には、このように転写バイアスが印加
される具体的な例が示されている。すなわち、図4にお
いては、印加される転写バイアスの電圧(転写電圧)が
800V以上である場合には、定電流制御回路55によ
る定電流制御が行なわれ、転写ローラ30のローラ軸5
2に対して、常に−12μAの電流(転写電流)が供給
されている。一方、印加される転写バイアスの電圧が8
00Vより低くなると、定電流制御回路55での出力電
圧に対して定電圧源56からの出力電圧が上回り、定電
圧源56からの出力電位によって、転写バイアスが印加
されるため、印加される転写バイアスの電流値は、転写
ローラ30や用紙3の抵抗値の低下に伴ない、転写バイ
アスの電圧が低下するに従って曲線状に増加するように
供給される。
【0068】このような転写バイアス印加回路53によ
ると、転写バイアスが所定の電圧(たとえば、800
V)以上では、定電流制御回路55によって定電流制御
が行なわれるので、温度や湿度などの環境、あるいは、
用紙3の種類やサイズの変化により、転写ローラ30や
用紙3の抵抗値が変化しても、常に一定の転写電流が供
給され、用紙3を良好に帯電させることができる。とり
わけ、転写ローラ30は、温度や湿度などの環境によっ
て抵抗値が変化しやすいため、このような転写電流の制
御によって、温度や湿度などの環境にかかわらず、常
に、用紙3の良好な帯電を確保して良好な転写を達成す
ることができる。
【0069】一方、高温高湿度環境において、転写ロー
ラ30や用紙3の抵抗値が低下すると、感光ドラム27
と直接接触する転写ローラ30の端部から、用紙3を帯
電させることなく、そのまま直接感光ドラム27に流れ
込む転写電流の割合が増加するので、用紙3を帯電させ
るための転写電流が減少するが、所定の電圧(たとえ
ば、800V)より低くなった時には、定電圧源56か
らの定電圧で転写バイアスが印加されるので、これによ
って、転写電流を、転写ローラ30や用紙3の抵抗値の
低下に伴ない、転写バイアスの電圧の低下に従って増加
させることができるので、用紙3を帯電させるための転
写電流が不足することを有効に防止することができる。
【0070】しかも、この時には、2つの抵抗59およ
び60によって設定されている割合において、電圧の低
下に従って転写電流を徐々に増加させるので、定電流制
御から定電圧制御にいきなり切り換える場合のように、
転写電流が極端に増大することはなく、感光ドラム27
の表面電位が不安定となったり、感光層の損傷が生じる
ことを有効に防止することができる。
【0071】さらに、このような転写バイアス印加回路
53によると、温湿度環境を検知して、それに基づいて
転写バイアスを変化させるような制御をすることもない
ので、温湿度センサなどが不要で、簡易な装置構成によ
り、コストの低減を図ることができる。
【0072】そのため、とりわけ、幅の狭い用紙3に転
写する時には、感光ドラム27と転写ローラ30とが直
接接触する部分がより多くなるため、転写電流の不足を
生じやすくなるが、そのような幅の狭い用紙3であって
も、簡易な構成によって、高温高湿度環境においても良
好な転写を実現させることができる。
【0073】また、このような転写バイアス印加回路5
3では、図5に示すように、定電圧源56に代えて、定
電圧検出回路63および定電圧手段としての定電圧制御
回路64を設けてもよい。すなわち、図5において、こ
の転写バイアス印加回路53では、上記と同様に、出力
電流検出回路54の下流側には、定電流制御回路55、
ダイオード61、昇圧部ドライブ回路57、昇圧回路5
8が順次接続されており、昇圧回路58の下流側(出力
側)には、抵抗59が並列で接続されるとともに、その
抵抗59の下流側に、抵抗60を介して、転写ローラ3
0のローラ軸52が接続されている。また、昇圧部ドラ
イブ回路57の上流側には、上記出力電流検出回路5
4、定電流制御回路55、ダイオード61とは別に、出
力電圧検出回路63が接続される定電圧制御回路64
が、ダイオード52を介して接続されている。なお、出
力電圧検出回路63には、昇圧回路58の2次巻線66
の出力電圧を検出するための検出巻線67が接続されて
いる。
【0074】そして、この図5に示す転写バイアス印加
回路53では、転写バイアスが所定の電圧以上の時に
は、上記と同様に、転写ローラ30のローラ軸52に印
加される転写バイアスの電流値が、出力電流検出回路5
4によって検出され、その検出された電流値に基づい
て、定電流制御回路55が、昇圧回路58の出力側から
出力される電流値が一定となるように昇圧部ドライブ回
路57を制御する。このとき、昇圧部ドライブ回路57
に入力される電圧を大きくすると昇圧回路58の出力電
圧が大きくなるように設計されている。次いで、昇圧回
路58において、1次巻線65と2次巻線66との間で
昇圧することにより、常に一定の電流値で、転写ローラ
30のローラ軸52に、転写バイアスを印加する。
【0075】一方、温度や湿度などの環境、あるいは、
用紙3の種類やサイズの変化により、外部抵抗としての
転写ローラ30や用紙3の抵抗値が低下することによっ
て、転写バイアスが、所定の電圧より低くなり、定電流
制御回路55での出力電圧に対して定電圧制御回路64
からの出力電圧が上回った時には、検出巻線67を介し
て出力電圧検出回路63によって検出される電圧値に基
づいて、定電圧制御回路64が、昇圧回路58の出力側
から出力される電圧(抵抗60に出力される電圧)が一
定となるように昇圧部ドライブ回路57を制御して、昇
圧回路58において昇圧された後、転写バイアスとし
て、転写ローラ30のローラ軸52に印加される。その
ため、転写バイアスの電流値は、たとえば、図6に示す
ように、抵抗60の抵抗値に従う一次関数として、一定
の傾きを有する直線状に増加するよう供給される。
【0076】すなわち、たとえば、図6においては、印
加される転写バイアスの電圧(転写電圧)が800V以
上である場合には、上記と同様に、定電流制御回路55
による定電流制御が行なわれ、転写ローラ30に対し
て、常に−12μAの電流(転写電流)が供給される。
一方、印加される転写バイアスの電圧が800Vより低
くなると、定電流制御回路55での出力電圧に対して定
電圧制御回路64からの出力電圧が上回り、昇圧回路5
8の出力側から出力される電圧が一定となるようにし
て、転写バイアスが印加されるため、印加される転写バ
イアスの電流値は、転写ローラ30や用紙3の抵抗値の
低下に伴ない、転写バイアスの電圧が低下するに従って
抵抗60の抵抗値の一次関数として一定の傾きを有する
直線状に増加するよう供給される。なお、図6において
は、転写電圧が0Vの時に、転写電流が−30μAとな
るような傾き有する直線で、転写電流が増加するように
抵抗60が設定されている。
【0077】そのため、このような図5に示す転写バイ
アス印加回路53によっても、転写バイアスが所定の電
圧(たとえば、800V)以上では、定電流制御回路5
5によって定電流制御が行なわれるので、温度や湿度な
どの環境、あるいは、用紙3の種類やサイズの変化によ
り、転写ローラ30や用紙3の抵抗値が変化しても、常
に一定の転写電流が供給され、用紙3を良好に帯電させ
ることができ、また、高温高湿度環境において、転写ロ
ーラ30や用紙3の抵抗値が低下しても、所定の電圧
(たとえば、800V)より低くなった時には、定電圧
制御回路64によって、転写バイアスの電圧が低下する
に従って、転写電流を、一定の傾きを有する直線状に増
加させることができるので、用紙3を帯電させるための
転写電流が不足することを有効に防止することができ
る。
【0078】しかも、図5に示す転写バイアス印加回路
53では、電流値を、電圧の低下に従って一次関数で増
加させるので、電流値を直線的に増加させる簡易な制御
によって、確実な転写バイアスの印加を達成することが
できる。
【0079】なお、このレーザプリンタ1では、図4お
よび図6に示す電流値の曲線または直線が、縦軸方向
(出力電流)において、より高いレベルにシフトした場
合には、放電を生じる場合があり、また、より低いレベ
ルにシフトした場合には、ゴーストを生じる場合があ
る。したがって、放電やゴーストを生じないような電流
値の曲線または直線となっている。
【0080】また、上記した図3に示す転写バイアス印
加回路53では、出力電流検出回路54、定電流制御回
路55、昇圧部ドライブ回路57、昇圧回路58によっ
て、転写バイアスを転写ローラ30のローラ軸52に対
して常に一定の電流値で印加するための定電流制御回路
手段が構成されるとともに、定電圧源56、昇圧部ドラ
イブ回路57、昇圧回路58によって、電圧の低下に従
って電流値を増加させるように印加するための増加電流
制御回路手段が構成されており、定電流制御回路55で
の出力電圧に対して定電圧源56からの出力電圧が上回
った時には、自動的に、定電圧源56からの定電圧によ
って、転写バイアスの電流値が、転写バイアスの電圧が
低下するに従って次第に増加するように供給される。
【0081】また、上記した図5に示す転写バイアス印
加回路53においても、同様に、出力電流検出回路5
4、定電流制御回路55、昇圧部ドライブ回路57、昇
圧回路58によって、転写バイアスを転写ローラ30の
ローラ軸52に対して常に一定の電流値で印加するため
の定電流制御回路手段が構成されるとともに、出力電圧
検出回路63、定電圧制御回路64、昇圧部ドライブ回
路57、昇圧回路58によって、電圧の低下に従って電
流値を増加させるように印加するための増加電流制御回
路手段が構成されており、定電流制御回路55での出力
電圧に対して定電圧制御回路64からの出力電圧が上回
った時には、自動的に、定電圧制御回路64によって、
昇圧回路58の出力側から出力される電圧が一定となる
ように昇圧部ドライブ回路57が制御され、転写バイア
スの電流値が、一定の傾きを有する直線状に増加するよ
う供給される。
【0082】そのため、これら図3および図5に示す転
写バイアス印加回路53では、転写バイアスが所定の電
圧より低くなった時には、定電流制御回路手段から増加
電流制御回路手段に自動的に切り換わるので、簡易な構
成によって、確実な転写バイアスの制御を実現すること
ができ、コストの低減化を図ることができる。
【0083】また、これら図3および図5に示す転写バ
イアス印加回路53では、転写バイアスが所定の電圧以
上の時には、ダイオード62によって、定電圧源56ま
たは定電圧制御回路64に、定電流制御回路55からの
電流が逆流することが防止され、また、転写バイアスが
所定の電圧より低くなった時には、ダイオード61によ
って、定電流制御回路55に、定電圧源56または定電
圧制御回路64からの電流が逆流することが防止され
る。そのため、簡易な構成によって、確実な転写バイア
スの制御が達成されている。
【0084】さらに、これら図3および図5に示す転写
バイアス印加回路53では、転写ローラ30が、転写バ
イアス印加回路53とともに、転写バイアス印加手段を
構成しているので、転写ローラ30や用紙3の抵抗値の
低下に伴なって低下する転写バイアスの電圧に従って、
確実に、電流値を増加させることができる。そのため、
簡易かつ確実な転写バイアスの制御が達成されている。
【0085】また、このレーザプリンタ1では、転写ロ
ーラ30として、イオン導電タイプの転写ローラが用い
られている。このようなイオン導電タイプの転写ローラ
は、抵抗値が均一でばらつきが小さいというメリットを
有する一方で、温湿度環境の影響により、抵抗値が大き
く変化するというデメリットを有している。一方、カー
ボンなどの導電性粒子または導電性フィラーが分散され
ている弾性体からなるローラがローラ軸に被覆されてい
る、電子導電タイプの転写ローラでは、抵抗値のばらつ
きが大きいというデメリットを有するが、温湿度環境の
影響を受けにくいというメリットを有している。
【0086】しかるに、温湿度環境の影響を考慮する
と、電子導電タイプの転写ローラを用いることが好まし
いが、ミクロ的な転写電流のばらつきが大きいという不
具合を有している。一方、イオン導電タイプの転写ロー
ラを用いると、高温高湿度環境において、抵抗値が低く
なり過ぎて、用紙3を帯電させるための転写電流の不足
を生じやすくなる。
【0087】しかし、このレーザプリンタ1では、転写
ローラ30の抵抗値が低下しても、転写バイアス印加回
路53によって、転写バイアスの電圧の低下に従って転
写電流を増加させることができるので、イオン導電タイ
プの転写ローラを用いて、転写むらの少ない均一な転写
を実現させることができる。
【0088】また、この転写バイアス印加回路53で
は、転写バイアスが所定の電圧以上の時には、上記した
ように、定電流制御回路55によって、常に一定の電流
値で、転写ローラ30のローラ軸52に転写バイアスを
印加するが、定電流制御回路55においては、このよう
な定電流制御時において印加する電流値を適宜変更して
設定できるように構成されている。より具体的には、定
電流制御回路55によって、転写ローラ30に対する用
紙3の接触面積がより狭い幅狭の用紙3に転写する時に
は、より高くなるように、また、転写ローラ30に対す
る用紙3の接触面積がより広い幅広の用紙3に転写する
時には、より低くなるように、転写バイアスの電流値を
設定できるように構成されている。
【0089】このように、定電流制御時の転写バイアス
の電流値を制御すれば、たとえば、幅の狭い用紙3など
では、定電流制御を行なっても、なお、転写ローラ30
から感光ドラム27に直接流れ込む電流の割合が多く、
用紙3を帯電させるための転写電流が不足する場合があ
るが、そのような場合に、印加するバイアスの電流値が
高くなるように設定変更して、用紙3を帯電させるため
の転写電流が不足することを防止することができる。
【0090】なお、定電流制御回路55によって、定電
流制御時の転写バイアスの電流値を設定変更するには、
たとえば、このレーザプリンタ1に接続されるパーソナ
ルコンピュータのプリンタドライバにおいて、用紙サイ
ズの選択に対応させて転写バイアスの電流値が変更され
るように設定しておき、そのプリンタドライバで、所定
の用紙サイズを選択することによって、自動的に転写バ
イアスの電流値を設定変更するようにしてもよく、ある
いは、用紙3の搬送方向における転写ローラ30の上流
側に、用紙3のサイズを検知する用紙サイズ検知センサ
を設けて、その用紙サイズ検知センサによって、転写さ
れる用紙3のサイズを検知して、その検知された用紙3
のサイズに基づいて、自動的に、定電流制御時の転写バ
イアスの電流値を設定変更するように構成してもよい。
【0091】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の発
明によれば、転写電流の不足を生じやすい、転写手段に
対して接触面積の狭い記録媒体であっても、簡易な構成
によって、高温高湿度環境においても良好な転写を実現
させることができる。
【0092】請求項2に記載の発明によれば、電流値を
直線的に増加させる簡易な制御によって、確実な転写バ
イアスの印加を達成することができる。
【0093】請求項3に記載の発明によれば、簡易な構
成によって、確実な転写バイアスの制御を実現すること
ができ、コストの低減化を図ることができる。
【0094】請求項4に記載の発明によれば、より一
層、簡易な構成によって、確実な転写バイアスの制御を
実現することができ、コストの低減化を図ることができ
る。
【0095】請求項5に記載の発明によれば、簡易な構
成によって、確実に転写バイアス印加手段による転写バ
イアスの制御を達成することができる。
【0096】請求項6に記載の発明によれば、転写手段
および記録媒体の抵抗値の低下に伴なって低下する転写
バイアスの電圧に従って、確実に、電流値を増加させる
ことができるので、簡易かつ確実な転写バイアスの制御
を達成することができる。
【0097】請求項7に記載の発明によれば、感光体に
形成される可視像を記録媒体に転写しつつ、記録媒体を
良好に搬送することができる。また、高温高湿度環境に
おいて、抵抗値が低下して、転写バイアスが所定の電圧
より低くなった時にも、転写バイアス印加手段が、その
電圧の低下に従って電流値を増加させるので、温度や湿
度などの環境にかかわらず、常に、記録媒体の良好な帯
電を確保して良好な転写を達成することができる。
【0098】請求項8に記載の発明によれば、イオン導
電タイプの転写ローラを用いて、転写むらの少ない均一
な転写を実現させることができる。
【0099】請求項9に記載の発明によれば、転写手段
に対して接触面積がより狭い記録媒体などでは、定電流
制御時においても、なお、記録媒体を帯電させるための
転写電流が不足する場合があるが、そのような場合にお
いて、印加する電流値を高く設定して、記録媒体を帯電
させるための転写電流が不足することを防止することが
できる。
【0100】請求項10に記載の発明によれば、接触面
積がより狭い記録媒体において、定電流制御時に、記録
媒体を帯電させるための転写電流が不足する場合には、
印加する電流値を高くして、記録媒体を帯電させるため
の転写電流が不足することを、有効に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置としての、レーザプリン
タの一実施形態を示す要部側断面図である。
【図2】図1に示すレーザプリンタのプロセスユニット
を示す要部側断面図である。
【図3】図1に示すレーザプリンタの転写バイアス印加
回路の概略構成を示す要部回路図である。
【図4】図3に示す転写バイアス印加回路によって印加
されるバイアスの出力電圧と出力電流との関係を示すグ
ラフである。
【図5】図1に示すレーザプリンタの転写バイアス印加
回路の図3とは異なる実施形態の概略構成を示す要部回
路図である。
【図6】図5に示す転写バイアス印加回路によって印加
されるバイアスの出力電圧と出力電流との関係を示すグ
ラフである。
【図7】転写ローラの抵抗値を測定するための概略説明
図である。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ 27 感光ドラム 30 転写ローラ 53 転写バイアス印加回路 55 定電流制御回路 56 定電圧源 64 定電圧制御回路
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA03 DE04 DE07 EA03 EA16 EC06 ED24 EF09 ZA01 2H032 AA05 BA12 BA13 BA19 CA02 CA14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体に形成される可視像を記録媒体に
    転写するための転写手段と、前記転写手段に転写バイア
    スを印加するための転写バイアス印加手段とを備える画
    像形成装置において、 前記転写バイアス印加手段は、前記転写手段に印加され
    る転写電圧が、所定の電圧以上になる時には、前記転写
    手段を流れる転写電流が一定の電流値となり、前記転写
    電圧が所定の電圧より低くなる時には、その転写電圧の
    低下に従って前記転写電流の電流値を増加させるように
    印加することを特徴とする、画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記転写バイアス印加手段は、転写バイ
    アスが所定の電圧より低くなった時には、電流値を、電
    圧の低下に従って一次関数で増加させることを特徴とす
    る、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写バイアス印加手段は、転写バイ
    アスを前記転写手段に対して常に一定の電流値で印加す
    るための定電流制御回路手段と、 電圧の低下に従って電流値を増加させるように印加する
    ための増加電流制御回路手段とを備えており、 前記転写手段に印加される転写バイアスが所定の電圧よ
    り低くなった時に、前記定電流制御回路手段から前記増
    加電流制御回路手段に切り換わるように構成されている
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記定電流制御回路手段は、所定の前記
    転写電流として出力するための定電流手段を備えるとと
    もに、前記増加電流制御回路手段は、所定の前記転写電
    圧として出力するための定電圧手段を備え、 前記定電流手段の出力電圧に対して前記定電圧手段の出
    力電圧が上回った時に、前記定電流制御回路手段から前
    記増加電流制御回路手段に切り換わるように構成されて
    いることを特徴とする、請求項3に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記定電流制御回路手段は、前記定電流
    手段に前記定電圧手段からの電流が逆流することを防止
    するための第1逆流防止手段を備えるとともに、前記増
    加電流制御回路手段は、前記定電圧手段に前記定電流手
    段からの電流が逆流することを防止するための第2逆流
    防止手段を備えていることを特徴とする、請求項4に記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記転写手段は、前記定電流制御回路手
    段および前記増加電流制御回路手段とともに、前記転写
    バイアス印加手段の回路要素を構成するとともに、前記
    転写電圧は、前記転写手段およびその転写手段に接触す
    る前記記録媒体の抵抗値を含む外部抵抗の変動により変
    化することを特徴とする、請求項3ないし5のいずれか
    に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記転写手段が、転写ローラであること
    を特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記転写ローラが、イオン導電タイプの
    転写ローラであることを特徴とする、請求項7に記載の
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記転写バイアス印加手段は、転写バイ
    アスが所定の電圧以上の時に前記転写手段に対して常に
    一定で印加する電流値を、変更可能に構成されているこ
    とを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記転写バイアス印加手段は、転写バ
    イアスが所定の電圧以上の時に、前記転写手段に対する
    前記記録媒体の接触面積が、より狭い時には、前記転写
    手段に対して印加する一定の電流値がより高くなるよう
    に、より広い時には、前記転写手段に対して印加する一
    定の電流値がより低くなるように設定可能に構成されて
    いることを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装
    置。
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