JP2002201109A - シート状化粧料 - Google Patents
シート状化粧料Info
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 シリコーン樹脂と、低粘度シリコーン油
の1種又は2種以上とを含有するシリコーン混合物をシ
ート状基材に含浸させてなることを特徴とするシート状
化粧料。 【効果】 本発明によれば、化粧料を肌に均一に塗布す
ることができ、また、肌の汗や皮脂をふき取り易いなど
のシート状化粧料としての良好な使用性等を損なうこと
なく、肌への白残り、きしみ感、かさつき感が改善され
たシート状化粧料が得られる。
の1種又は2種以上とを含有するシリコーン混合物をシ
ート状基材に含浸させてなることを特徴とするシート状
化粧料。 【効果】 本発明によれば、化粧料を肌に均一に塗布す
ることができ、また、肌の汗や皮脂をふき取り易いなど
のシート状化粧料としての良好な使用性等を損なうこと
なく、肌への白残り、きしみ感、かさつき感が改善され
たシート状化粧料が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状化粧料に
関し、より詳しくは、化粧料を肌に均一に塗布すること
ができ、また、肌の汗や皮脂をふき取り易いシート状化
粧料の肌への白残り、きしみ感、かさつき感を改善した
シート状化粧料に関する。
関し、より詳しくは、化粧料を肌に均一に塗布すること
ができ、また、肌の汗や皮脂をふき取り易いシート状化
粧料の肌への白残り、きしみ感、かさつき感を改善した
シート状化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、汗や皮脂、メイク汚れ等を除
去するために、不織布等のシート状基材に化粧料を含浸
させたウェットシートが種々提案されている。例えば、
特開平7−255630号、特開平10−280261
号、特開平11−49641号公報には、レーヨンやコ
ットン等のセルロース系繊維を主体とする不織布を使用
したウェットシートが提案されている。これらは、含浸
液の含浸性や使用時のシートの柔らかさは良好である
が、親水性繊維が主体であるために、含浸使用時にシー
トのヨレやヘタリが発生し易く、また、肌へのベタつき
感が大きくなるという問題があった。
去するために、不織布等のシート状基材に化粧料を含浸
させたウェットシートが種々提案されている。例えば、
特開平7−255630号、特開平10−280261
号、特開平11−49641号公報には、レーヨンやコ
ットン等のセルロース系繊維を主体とする不織布を使用
したウェットシートが提案されている。これらは、含浸
液の含浸性や使用時のシートの柔らかさは良好である
が、親水性繊維が主体であるために、含浸使用時にシー
トのヨレやヘタリが発生し易く、また、肌へのベタつき
感が大きくなるという問題があった。
【0003】そこで、特開平9−234167号公報に
は、疎水性繊維100〜50%と親水性繊維0〜50%
からなる上下各層と、疎水性繊維0〜20%と親水性繊
維100〜80%からなる中間層により構成された不織
布を使用したウェットシートが提案されているが、この
提案の場合、含浸使用時のシートのヨレやヘタリ、肌へ
のベタつき感は改善されるものの、シートの柔らかさが
損なわれたり、肌への含浸液の移行性が低下し、乾いた
感触を与えることがあった。
は、疎水性繊維100〜50%と親水性繊維0〜50%
からなる上下各層と、疎水性繊維0〜20%と親水性繊
維100〜80%からなる中間層により構成された不織
布を使用したウェットシートが提案されているが、この
提案の場合、含浸使用時のシートのヨレやヘタリ、肌へ
のベタつき感は改善されるものの、シートの柔らかさが
損なわれたり、肌への含浸液の移行性が低下し、乾いた
感触を与えることがあった。
【0004】一方、従来より、皮膚に用いるシート材で
は、粉体を含有させてさらさら感、しっとり感を得るこ
とが行われていた。しかし、粉体を含有させると、粉体
の種類によっては、きしみ感、かさつき感により、使用
感が損なわれたりすることがあり、また、さらさら感、
しっとり感を得るために粉体を多く使用すると、肌への
白残りが生じ易くなるという問題があった。更に、粉体
を多く含有させるために、製造方法が煩雑になる場合も
あった。
は、粉体を含有させてさらさら感、しっとり感を得るこ
とが行われていた。しかし、粉体を含有させると、粉体
の種類によっては、きしみ感、かさつき感により、使用
感が損なわれたりすることがあり、また、さらさら感、
しっとり感を得るために粉体を多く使用すると、肌への
白残りが生じ易くなるという問題があった。更に、粉体
を多く含有させるために、製造方法が煩雑になる場合も
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたもので、シート状化粧料の良好な使用性等
の特性を損なうことなく、肌への白残りやきしみ感、か
さつき感を改善したシート状化粧料を提供することを目
的とする。
鑑みなされたもので、シート状化粧料の良好な使用性等
の特性を損なうことなく、肌への白残りやきしみ感、か
さつき感を改善したシート状化粧料を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結
果、上記問題を生じる粉体の代わりにシリコーン樹脂と
低粘度シリコーン油とを含有するシリコーン混合物を使
用することで、後述する実施例に示すように、肌への白
残りやきしみ感、かさつき感が改善されたシート状化粧
料が得られることを見出し、本発明をなすに至った。
発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結
果、上記問題を生じる粉体の代わりにシリコーン樹脂と
低粘度シリコーン油とを含有するシリコーン混合物を使
用することで、後述する実施例に示すように、肌への白
残りやきしみ感、かさつき感が改善されたシート状化粧
料が得られることを見出し、本発明をなすに至った。
【0007】即ち、本発明は、シリコーン樹脂と、低粘
度シリコーン油の1種又は2種以上とを含有するシリコ
ーン混合物をシート状基材に含浸させてなることを特徴
とするシート状化粧料を提供する。ここで、上記シリコ
ーン混合物中の上記シリコーン樹脂が部分架橋型オルガ
ノポリシロキサン重合物であると、より好適であり、上
記シート状基材が不織布又はシート状発泡体であると、
更に好適である。
度シリコーン油の1種又は2種以上とを含有するシリコ
ーン混合物をシート状基材に含浸させてなることを特徴
とするシート状化粧料を提供する。ここで、上記シリコ
ーン混合物中の上記シリコーン樹脂が部分架橋型オルガ
ノポリシロキサン重合物であると、より好適であり、上
記シート状基材が不織布又はシート状発泡体であると、
更に好適である。
【0008】以下、本発明をより詳細に説明すると、本
発明のシート状化粧料は、シリコーン樹脂と、低粘度シ
リコーン油の1種又は2種以上とを含有するシリコーン
混合物をシート状基材に含浸させたものである。
発明のシート状化粧料は、シリコーン樹脂と、低粘度シ
リコーン油の1種又は2種以上とを含有するシリコーン
混合物をシート状基材に含浸させたものである。
【0009】ここで、上記シリコーン樹脂としては、化
粧料に配合可能なものであれば、その種類は特に制限さ
れず、例えばオルガノポリシロキサンを架橋結合して得
られる、部分的に三次元架橋構造を有する部分架橋型オ
ルガノポリシロキサン重合物を挙げることができ、特に
架橋型メチルポリシロキサン、架橋型フェニルポリシロ
キサン等が好ましく、これらの中でも、架橋型メチルポ
リシロキサンがより好ましい。これらは1種単独で又は
2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
粧料に配合可能なものであれば、その種類は特に制限さ
れず、例えばオルガノポリシロキサンを架橋結合して得
られる、部分的に三次元架橋構造を有する部分架橋型オ
ルガノポリシロキサン重合物を挙げることができ、特に
架橋型メチルポリシロキサン、架橋型フェニルポリシロ
キサン等が好ましく、これらの中でも、架橋型メチルポ
リシロキサンがより好ましい。これらは1種単独で又は
2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
【0010】部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物
は、シリコーン油に十分膨潤するオルガノポリシロキサ
ン重合物であることが好ましく、例えば(A)SiO骨
格に水素原子、置換していてもよいアルキル基、置換し
ていてもよいアリール基と結合するオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサンと、(B)SiO骨格にアルケニル
基、アリール基などの脂肪族不飽和基が結合したオルガ
ノポリシロキサンを公知の方法で付加重合させて得られ
る、部分的に三次元架橋構造を有するものが挙げられ
る。上記成分(A)と(B)の比率は、有効な三次元架
橋構造を形成する量比で決められ、例えば(A)として
1分子内に1〜20モル%の水素原子を有するメチルハ
イドロジェンポリシロキサンと、(B)として1分子内
に1〜20モル%のビニル基を有するメチルビニルポリ
シロキサンとを1/3〜3/1の範囲で縮重合して得ら
れる架橋型メチルポリシロキサン等が挙げられる。
は、シリコーン油に十分膨潤するオルガノポリシロキサ
ン重合物であることが好ましく、例えば(A)SiO骨
格に水素原子、置換していてもよいアルキル基、置換し
ていてもよいアリール基と結合するオルガノハイドロジ
ェンポリシロキサンと、(B)SiO骨格にアルケニル
基、アリール基などの脂肪族不飽和基が結合したオルガ
ノポリシロキサンを公知の方法で付加重合させて得られ
る、部分的に三次元架橋構造を有するものが挙げられ
る。上記成分(A)と(B)の比率は、有効な三次元架
橋構造を形成する量比で決められ、例えば(A)として
1分子内に1〜20モル%の水素原子を有するメチルハ
イドロジェンポリシロキサンと、(B)として1分子内
に1〜20モル%のビニル基を有するメチルビニルポリ
シロキサンとを1/3〜3/1の範囲で縮重合して得ら
れる架橋型メチルポリシロキサン等が挙げられる。
【0011】上記低粘度シリコーン油は、化粧料に配合
可能なものであれば、その種類は特に制限されず、例え
ばデカメチルシクロペンタシロキサン、メチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチル
シクロテトラシロキサン、ドデカメチルシクロペンタシ
ロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチル
トリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、メチル
ハイドロジェンポリシロキサン、テトラヒドロテトラメ
チルシクロテトラシロキサン、ステアロキシメチルポリ
シロキサン、メチルポリシロキサンエマルション、セト
キシメチルポリシロキサン、ポリオキシエチレン・メチ
ルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン・メ
チルポリシロキサン共重合体、ポリメチルポリシロキサ
ン共重合体等を挙げることができ、これらは1種単独で
又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができ
る。
可能なものであれば、その種類は特に制限されず、例え
ばデカメチルシクロペンタシロキサン、メチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチル
シクロテトラシロキサン、ドデカメチルシクロペンタシ
ロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタメチル
トリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、メチル
ハイドロジェンポリシロキサン、テトラヒドロテトラメ
チルシクロテトラシロキサン、ステアロキシメチルポリ
シロキサン、メチルポリシロキサンエマルション、セト
キシメチルポリシロキサン、ポリオキシエチレン・メチ
ルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン・メ
チルポリシロキサン共重合体、ポリメチルポリシロキサ
ン共重合体等を挙げることができ、これらは1種単独で
又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができ
る。
【0012】上記低粘度シリコーン油は、その粘度が特
に制限されるものではないが、通常、25℃における粘
度が100Pa・s以下が好適であり、好ましくは1〜
100Pa・s、より好ましくは1〜50Pa・sであ
る。粘度が高すぎるとベタベタした感触となり、本発明
の目的とするさらっとした感触が得られないのみなら
ず、シート状基材への十分な含浸性が得られない場合が
あり、低すぎるとシート状基材からの液ダレなど使用上
の不具合が生じる場合がある。なお、本発明においてシ
リコーン油の粘度は、B型粘度計を用いるなどの方法に
よって測定することができる。
に制限されるものではないが、通常、25℃における粘
度が100Pa・s以下が好適であり、好ましくは1〜
100Pa・s、より好ましくは1〜50Pa・sであ
る。粘度が高すぎるとベタベタした感触となり、本発明
の目的とするさらっとした感触が得られないのみなら
ず、シート状基材への十分な含浸性が得られない場合が
あり、低すぎるとシート状基材からの液ダレなど使用上
の不具合が生じる場合がある。なお、本発明においてシ
リコーン油の粘度は、B型粘度計を用いるなどの方法に
よって測定することができる。
【0013】本発明の場合、上記低粘度シリコーン油の
中でも、特にデカメチルシクロペンタシロキサン、メチ
ルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシ
ロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリオキシ
エチレン・メチルポリシロキサン共重合体等がより好適
である。
中でも、特にデカメチルシクロペンタシロキサン、メチ
ルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサ
ン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシ
ロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリオキシ
エチレン・メチルポリシロキサン共重合体等がより好適
である。
【0014】本発明のシリコーン混合物は、上記シリコ
ーン樹脂と低粘度シリコーン油とを適宜組み合わせるこ
とができるが、特にデカメチルシクロペンタシロキサン
とメチルポリシロキサンと上記架橋型メチルポリシロキ
サンとを混合したものが好適であり、このようなシリコ
ーン混合物としては、例えば「NIKKOL SILB
LEND−91」(日光ケミカルズ(株)製)等が市販
されている。
ーン樹脂と低粘度シリコーン油とを適宜組み合わせるこ
とができるが、特にデカメチルシクロペンタシロキサン
とメチルポリシロキサンと上記架橋型メチルポリシロキ
サンとを混合したものが好適であり、このようなシリコ
ーン混合物としては、例えば「NIKKOL SILB
LEND−91」(日光ケミカルズ(株)製)等が市販
されている。
【0015】なお、上記シリコーン混合物における上記
シリコーン樹脂と低粘度シリコーン油との混合割合は、
特に制限されるものではないが、シート状化粧料に用い
た場合の含浸性及び皮膚を拭き取った後の感触を考慮す
れば、通常、シリコーン樹脂:低粘度シリコーン油(質
量比)=5:95〜30:70、特に10:90〜2
5:75とすると好適である。
シリコーン樹脂と低粘度シリコーン油との混合割合は、
特に制限されるものではないが、シート状化粧料に用い
た場合の含浸性及び皮膚を拭き取った後の感触を考慮す
れば、通常、シリコーン樹脂:低粘度シリコーン油(質
量比)=5:95〜30:70、特に10:90〜2
5:75とすると好適である。
【0016】本発明のシート状化粧料は、上記シリコー
ン混合物のみをシート状基材に含浸させることもできる
が、上記シリコーン混合物を化粧料組成物の組成成分と
して、又は、別途調製した化粧料組成物と共にシート状
基材に含浸させると、より好適である。この場合、上記
化粧料組成物に対する上記シリコーン混合物の配合割合
は特に制限されるものではなく、例えば上記シリコーン
混合物を化粧料組成物の組成成分とするのであれば、通
常組成物全体に対して0.01〜50%(質量%、以下
同様)、特に0.1〜10%とすると、好適である。上
記シリコーン混合物の配合量が少なすぎると、本発明の
効果が十分に得られ難い場合があり、多すぎると他の配
合成分の配合効果が十分に得られ難い場合がある。
ン混合物のみをシート状基材に含浸させることもできる
が、上記シリコーン混合物を化粧料組成物の組成成分と
して、又は、別途調製した化粧料組成物と共にシート状
基材に含浸させると、より好適である。この場合、上記
化粧料組成物に対する上記シリコーン混合物の配合割合
は特に制限されるものではなく、例えば上記シリコーン
混合物を化粧料組成物の組成成分とするのであれば、通
常組成物全体に対して0.01〜50%(質量%、以下
同様)、特に0.1〜10%とすると、好適である。上
記シリコーン混合物の配合量が少なすぎると、本発明の
効果が十分に得られ難い場合があり、多すぎると他の配
合成分の配合効果が十分に得られ難い場合がある。
【0017】ここで、上記化粧料組成物の配合成分は、
シート状化粧料の目的、用途に合わせて適宜選定するこ
とができ、例えば非イオン界面活性剤、保湿剤、植物抽
出物等の香粧品成分、殺菌剤、防腐剤、キレート剤、色
素、香料、酸化防止剤、pH調整剤、薬効成分等を本発
明の効果を妨げない範囲で常用量配合することができ
る。
シート状化粧料の目的、用途に合わせて適宜選定するこ
とができ、例えば非イオン界面活性剤、保湿剤、植物抽
出物等の香粧品成分、殺菌剤、防腐剤、キレート剤、色
素、香料、酸化防止剤、pH調整剤、薬効成分等を本発
明の効果を妨げない範囲で常用量配合することができ
る。
【0018】上記化粧料組成物の配合成分の非イオン界
面活性剤としては、通常の化粧料組成物に用いられるも
のであれば特に制限されるものではなく、例えばポリオ
キシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸
エステル、脂肪酸グリセリルエステル、脂肪酸アルキロ
ールアミド等を挙げることができ、これらは1種単独で
又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができ
る。なお、これらの中でも、平均HLB値が10〜15
のものがより好ましい。上記非イオン界面活性剤を配合
する場合、化粧料組成物における配合量は、組成物全量
に対して0.05〜15%が好ましい。
面活性剤としては、通常の化粧料組成物に用いられるも
のであれば特に制限されるものではなく、例えばポリオ
キシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸
エステル、脂肪酸グリセリルエステル、脂肪酸アルキロ
ールアミド等を挙げることができ、これらは1種単独で
又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができ
る。なお、これらの中でも、平均HLB値が10〜15
のものがより好ましい。上記非イオン界面活性剤を配合
する場合、化粧料組成物における配合量は、組成物全量
に対して0.05〜15%が好ましい。
【0019】保湿剤としては、多価アルコール又はグリ
コールエーテル等が好適に使用することができる。多価
アルコールとしては、例えばヘキシレングリコール、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、イソプレン
グリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ペン
タエリスリトール、ソルビトール等が挙げられ、グリコ
ールエーテルとしては、例えばエチレングリコールモノ
メチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノフェ
ニルエーテル等が挙げられる。これらの中でも、特にプ
ロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレング
リコール、ソルビトール、ジプロピレングリコール等が
使用感の点から好ましい。これらの保湿剤は、1種単独
で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができ
る。上記保湿剤を配合する場合、化粧料組成物における
配合量は、組成物全量に対して0.1〜10%が好まし
い。
コールエーテル等が好適に使用することができる。多価
アルコールとしては、例えばヘキシレングリコール、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、イソプレン
グリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ペン
タエリスリトール、ソルビトール等が挙げられ、グリコ
ールエーテルとしては、例えばエチレングリコールモノ
メチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノフェ
ニルエーテル等が挙げられる。これらの中でも、特にプ
ロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレング
リコール、ソルビトール、ジプロピレングリコール等が
使用感の点から好ましい。これらの保湿剤は、1種単独
で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができ
る。上記保湿剤を配合する場合、化粧料組成物における
配合量は、組成物全量に対して0.1〜10%が好まし
い。
【0020】なお、本発明のシート状化粧料は、上記シ
リコーン混合物に加えて、本発明の効果を妨げない範囲
で滑沢性粉体を配合することもでき、滑沢性粉体として
は、無機及び/又は有機の粉体を1種単独で又は2種以
上を適宜組み合わせて用いることができる。上記無機粉
体としては、シリカ、酸化チタン、タルク、カオリン、
ベントナイト、酸化亜鉛等、有機粉体としてはポリエチ
レン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリメタクリレー
ト、ポリスチレン等を使用することができる。上記滑沢
性粉体を配合する場合、化粧料組成物への配合量は、組
成物全体に対して0.01〜15%が好ましく、より好
ましくは0.01〜10%、特に0.01〜5%が更に
好ましい。
リコーン混合物に加えて、本発明の効果を妨げない範囲
で滑沢性粉体を配合することもでき、滑沢性粉体として
は、無機及び/又は有機の粉体を1種単独で又は2種以
上を適宜組み合わせて用いることができる。上記無機粉
体としては、シリカ、酸化チタン、タルク、カオリン、
ベントナイト、酸化亜鉛等、有機粉体としてはポリエチ
レン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリメタクリレー
ト、ポリスチレン等を使用することができる。上記滑沢
性粉体を配合する場合、化粧料組成物への配合量は、組
成物全体に対して0.01〜15%が好ましく、より好
ましくは0.01〜10%、特に0.01〜5%が更に
好ましい。
【0021】本発明のシート状化粧料に用いられるシー
ト状基材は、上記シリコーン混合物が含浸可能なもので
あれば、その種類は特に制限されず、例えば不織布、シ
ート状発泡体等が好適に使用される。ここで、上記不織
布としては、例えば肌接触面に占めるセルロース系繊維
の含量が40%以上、好ましくは60%以上であり、旦
つ不織布全体に占めるセルロース系繊維の含量が20〜
70%、好ましくは30〜50%である不織布などを挙
げることができる。肌接触面に占めるセルロース系繊維
の含量が40%未満では含浸液(シリコーン混合物)の
含浸性の低下、肌感触の低下、肌への含浸液移行性の低
下が発生する場合がある。また、不織布全体に占めるセ
ルロース系繊維の含量が20%未満ではシート状化粧料
が硬くなる場合があり、70%を超えると使用時のヨレ
やヘタリが発生する場合がある。
ト状基材は、上記シリコーン混合物が含浸可能なもので
あれば、その種類は特に制限されず、例えば不織布、シ
ート状発泡体等が好適に使用される。ここで、上記不織
布としては、例えば肌接触面に占めるセルロース系繊維
の含量が40%以上、好ましくは60%以上であり、旦
つ不織布全体に占めるセルロース系繊維の含量が20〜
70%、好ましくは30〜50%である不織布などを挙
げることができる。肌接触面に占めるセルロース系繊維
の含量が40%未満では含浸液(シリコーン混合物)の
含浸性の低下、肌感触の低下、肌への含浸液移行性の低
下が発生する場合がある。また、不織布全体に占めるセ
ルロース系繊維の含量が20%未満ではシート状化粧料
が硬くなる場合があり、70%を超えると使用時のヨレ
やヘタリが発生する場合がある。
【0022】本発明の不織布として用いられるセルロー
ス系繊維としては、特に限定されるものではないが、
綿、パルプ、麻等の他、パルプより得られるビスコース
レーヨン、銅アンモニアレーヨン、溶剤紡糸されたレー
ヨンであるリオセル等を単独又は2種以上組み合わせて
用いることができる。該繊維の繊度及び繊維長は、特に
限定されるものではないが、繊度としては0.55〜
3.3デシテックス、繊維長としては20〜51mm程
度が好ましい。
ス系繊維としては、特に限定されるものではないが、
綿、パルプ、麻等の他、パルプより得られるビスコース
レーヨン、銅アンモニアレーヨン、溶剤紡糸されたレー
ヨンであるリオセル等を単独又は2種以上組み合わせて
用いることができる。該繊維の繊度及び繊維長は、特に
限定されるものではないが、繊度としては0.55〜
3.3デシテックス、繊維長としては20〜51mm程
度が好ましい。
【0023】本発明のシート状基材に用いられる不繊布
の上記セルロース系以外の繊維としては、種々の合成繊
維、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレ
フィン系樹脂からなる繊維、ポリエステル系樹脂、ポリ
アクリル系樹脂、ナイロン等のポリアミド系樹脂からな
る繊維及びこれら樹脂の共重合物、変性物及びこれらの
組み合わせからなる繊維等が挙げられ、これらは1種単
独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
これら繊維の繊度及び繊維長は特に限定されるものでは
ないが、繊度としては、0.55〜3.3デシテック
ス、繊維長としては20〜51mm程度が好ましい。
の上記セルロース系以外の繊維としては、種々の合成繊
維、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレ
フィン系樹脂からなる繊維、ポリエステル系樹脂、ポリ
アクリル系樹脂、ナイロン等のポリアミド系樹脂からな
る繊維及びこれら樹脂の共重合物、変性物及びこれらの
組み合わせからなる繊維等が挙げられ、これらは1種単
独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
これら繊維の繊度及び繊維長は特に限定されるものでは
ないが、繊度としては、0.55〜3.3デシテック
ス、繊維長としては20〜51mm程度が好ましい。
【0024】上記繊維により構成された不織布の坪量
は、特に限定するものではないが、25〜120g/m
2、好ましくは40〜80g/m2である。該坪量が25
g/m 2未満であると使用時のヨレやヘタリが発生しや
すくなる場合があり、120g/m2を超えると肌感触
が硬くなる場合がある。
は、特に限定するものではないが、25〜120g/m
2、好ましくは40〜80g/m2である。該坪量が25
g/m 2未満であると使用時のヨレやヘタリが発生しや
すくなる場合があり、120g/m2を超えると肌感触
が硬くなる場合がある。
【0025】上記不織布の製造方法としては、水流交絡
(スパンレース)法、サーマルボンド法、ケミカルボン
ド法等の一般的な方法を採用することができるが、これ
らの中でも特に水流交絡法が好適である。サーマルボン
ド法、ケミカルボンド法では不織布を構成する繊維間が
接着されるため、繊維の自由度が低減して肌感触が硬く
なる場合がある。
(スパンレース)法、サーマルボンド法、ケミカルボン
ド法等の一般的な方法を採用することができるが、これ
らの中でも特に水流交絡法が好適である。サーマルボン
ド法、ケミカルボンド法では不織布を構成する繊維間が
接着されるため、繊維の自由度が低減して肌感触が硬く
なる場合がある。
【0026】上記不織布の構造としては、特に限定され
るものではないが、不織布全体が同一繊維構成からなる
もの、肌に接触する上下層とその中央に挟持される中間
層の3層からなり、上下層と中間層の繊維構成が異なる
ものが好ましい。また、3層構造の場合は、3層とも繊
維ウェブを積層したもの、3層の少なくとも1層を不織
布としたものが考えられるが、3層とも繊維ウェブを積
層したものか、中間層を不織布とし、上下層を繊維ウェ
ブとしたものが好ましい。該不織布については上記繊維
長のものならず、連続した長繊維を使用しても好適であ
る。これら以外の構造のものは、使用時の肌感触が硬く
なる場合がある。
るものではないが、不織布全体が同一繊維構成からなる
もの、肌に接触する上下層とその中央に挟持される中間
層の3層からなり、上下層と中間層の繊維構成が異なる
ものが好ましい。また、3層構造の場合は、3層とも繊
維ウェブを積層したもの、3層の少なくとも1層を不織
布としたものが考えられるが、3層とも繊維ウェブを積
層したものか、中間層を不織布とし、上下層を繊維ウェ
ブとしたものが好ましい。該不織布については上記繊維
長のものならず、連続した長繊維を使用しても好適であ
る。これら以外の構造のものは、使用時の肌感触が硬く
なる場合がある。
【0027】本発明のシート状発泡体としては、例えば
有機高分子骨格を有する合成樹脂の発泡体として、天然
ゴム発泡体、合成ゴム発泡体、再生セルロース(ビスコ
ース)発泡体、こんにゃく発泡体、ポリウレタン発泡
体、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリ
酢酸ビニル発泡体、アクリル発泡体、メラミン樹脂発泡
体等が挙げられる。また、例えば有機高分子骨格を有す
る天然多孔質物質として、海綿等が挙げられる。更に、
側鎖に有機基を有する無機高分子骨格の発泡体として、
シリコーン発泡体等が挙げられる。
有機高分子骨格を有する合成樹脂の発泡体として、天然
ゴム発泡体、合成ゴム発泡体、再生セルロース(ビスコ
ース)発泡体、こんにゃく発泡体、ポリウレタン発泡
体、ポリエチレン発泡体、ポリプロピレン発泡体、ポリ
酢酸ビニル発泡体、アクリル発泡体、メラミン樹脂発泡
体等が挙げられる。また、例えば有機高分子骨格を有す
る天然多孔質物質として、海綿等が挙げられる。更に、
側鎖に有機基を有する無機高分子骨格の発泡体として、
シリコーン発泡体等が挙げられる。
【0028】なお、上記シート状基材の大きさ、厚さ
は、特に制限されるものではなく、従来より使用されて
いるシート状化粧料と同程度のものを好適に使用するこ
とができる。
は、特に制限されるものではなく、従来より使用されて
いるシート状化粧料と同程度のものを好適に使用するこ
とができる。
【0029】本発明のシート状化粧料は、上記シート状
基材への上記シリコーン混合物の含浸率が特に制限され
るものではないが、上記シリコーン混合物を上記シート
状基材に対する質量割合が0.1〜l0%、特に0.5
〜5%となるように含浸させると、より好適である。上
記シリコーン混合物の含浸率が低すぎると、本発明の目
的とする効果が充分に得られ難くなる場合があり、多す
ぎるとシート状基材への含浸性が損なわれる場合があ
る。
基材への上記シリコーン混合物の含浸率が特に制限され
るものではないが、上記シリコーン混合物を上記シート
状基材に対する質量割合が0.1〜l0%、特に0.5
〜5%となるように含浸させると、より好適である。上
記シリコーン混合物の含浸率が低すぎると、本発明の目
的とする効果が充分に得られ難くなる場合があり、多す
ぎるとシート状基材への含浸性が損なわれる場合があ
る。
【0030】なお、上述したように、上記シリコーン混
合物を化粧料組成物の組成成分として、又は、別途調製
した化粧料組成物と共に上記シート状基材に含浸させる
場合、上記シート状基材への含浸率は、シート状基材1
重量部に対して、1.5〜5倍量含浸させることが好ま
しい。1.5倍未満では充分量の含浸成分を肌に移行さ
せるのが困難となる場合があり、5倍量を超えるとシー
ト状基材への含浸性が損なわれる場合がある。
合物を化粧料組成物の組成成分として、又は、別途調製
した化粧料組成物と共に上記シート状基材に含浸させる
場合、上記シート状基材への含浸率は、シート状基材1
重量部に対して、1.5〜5倍量含浸させることが好ま
しい。1.5倍未満では充分量の含浸成分を肌に移行さ
せるのが困難となる場合があり、5倍量を超えるとシー
ト状基材への含浸性が損なわれる場合がある。
【0031】本発明のシート状化粧料において、上記シ
リコーン混合物、化粧料組成物の調製方法、上記シート
状基材に上記シリコーン混合物、化粧料組成物を含浸さ
せる方法は、特に限定されるものではなく、上記シリコ
ーン樹脂と低粘度シリコーン油とを均一混合した上記シ
リコーン混合物、上記配合成分を均一混合した化粧料組
成物を例えばスプレー法、浸漬法、塗工法等の公知の方
法を採用して、上記シート状基材に含浸させることがで
きる。
リコーン混合物、化粧料組成物の調製方法、上記シート
状基材に上記シリコーン混合物、化粧料組成物を含浸さ
せる方法は、特に限定されるものではなく、上記シリコ
ーン樹脂と低粘度シリコーン油とを均一混合した上記シ
リコーン混合物、上記配合成分を均一混合した化粧料組
成物を例えばスプレー法、浸漬法、塗工法等の公知の方
法を採用して、上記シート状基材に含浸させることがで
きる。
【0032】本発明のシート状化粧料は、その用途、使
用方法が特に制限されるものではなく、例えば皮脂、そ
の他の汚れの付着した肌などの清掃、拭き取りや、肌に
保湿成分や制汗成分などの機能剤の均一付与などを目的
とする化粧料として好適に使用することができる。
用方法が特に制限されるものではなく、例えば皮脂、そ
の他の汚れの付着した肌などの清掃、拭き取りや、肌に
保湿成分や制汗成分などの機能剤の均一付与などを目的
とする化粧料として好適に使用することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、化粧料を肌に均一に塗
布することができ、また、肌の汗や皮脂をふき取り易い
などのシート状化粧料としての良好な使用性等を損なう
ことなく、肌への白残り、きしみ感、かさつき感が改善
されたシート状化粧料が得られる。従って、本発明のシ
ート状化粧料は、肌などの清掃、拭き取り、各種機能剤
を肌に均一付与する化粧料等として、特に好適である。
布することができ、また、肌の汗や皮脂をふき取り易い
などのシート状化粧料としての良好な使用性等を損なう
ことなく、肌への白残り、きしみ感、かさつき感が改善
されたシート状化粧料が得られる。従って、本発明のシ
ート状化粧料は、肌などの清掃、拭き取り、各種機能剤
を肌に均一付与する化粧料等として、特に好適である。
【0034】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明をよ
り具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に限定さ
れるものではない。
り具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に限定さ
れるものではない。
【0035】[実施例1〜17及び比較例1〜17]表
1〜表4の組成に従ってシリコーン混合物を含有する又
はシリコーン混合物を含有せず、シリカビーズ(粉体)
を含有する含浸液を常法に準じて調製し、それぞれ表1
〜表4に示すシート状基材(10×15cm、厚さ0.
65mm)1質量部に対して含浸率が3.25倍となる
ように、スプレー法により含浸させて、実施例1〜17
及び比較例1〜17のシート状化粧料を調製した。10
人のパネラーが各シート状化粧料を用いて腕を拭き取
り、白残り、かさつき感、さらさら感を官能評価し、下
記評価基準に従って判定した。平均点を評価結果とし
た。結果を表1〜表4に併記する。なお、組成物中の香
料A及びBは、表5、表6及び表7に示す香料組成物を
使用した。
1〜表4の組成に従ってシリコーン混合物を含有する又
はシリコーン混合物を含有せず、シリカビーズ(粉体)
を含有する含浸液を常法に準じて調製し、それぞれ表1
〜表4に示すシート状基材(10×15cm、厚さ0.
65mm)1質量部に対して含浸率が3.25倍となる
ように、スプレー法により含浸させて、実施例1〜17
及び比較例1〜17のシート状化粧料を調製した。10
人のパネラーが各シート状化粧料を用いて腕を拭き取
り、白残り、かさつき感、さらさら感を官能評価し、下
記評価基準に従って判定した。平均点を評価結果とし
た。結果を表1〜表4に併記する。なお、組成物中の香
料A及びBは、表5、表6及び表7に示す香料組成物を
使用した。
【0036】<白残りのなさの評価基準> 白残りしない。 …3点 ほとんど白残りしない。…2点 やや白残する。 …1点 かなり白残りする。 …0点
【0037】<かさつき感の評価基準> さらさらする。 …2点 ややさらさらする。 …1点 さらさらしない。 …0点
【0038】<さらさら感の評価基準> さらさらする。 …2点 ややさらさらする。 …1点 さらさらしない。 …0点
【0039】
【表1】 シリコーン混合物*:SILBLEND D−91(日
光ケミカルズ(株)製)
光ケミカルズ(株)製)
【0040】
【表2】 シリコーン混合物*:SILBLEND D−91(日
光ケミカルズ(株)製)
光ケミカルズ(株)製)
【0041】
【表3】 シリコーン混合物*:SILBLEND D−91(日
光ケミカルズ(株)製)
光ケミカルズ(株)製)
【0042】
【表4】 シリコーン混合物*:SILBLEND D−91(日
光ケミカルズ(株)製)
光ケミカルズ(株)製)
【0043】
【表5】
【0044】
【表6】
フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA112 AB442 AC072 AC102 AC122 AC182 AC352 AC442 AC482 AC542 AD092 AD151 AD152 AD162 AD172 CC01 CC24 DD12 EE06
Claims (3)
- 【請求項1】 シリコーン樹脂と、低粘度シリコーン油
の1種又は2種以上とを含有するシリコーン混合物をシ
ート状基材に含浸させてなることを特徴とするシート状
化粧料。 - 【請求項2】 上記シリコーン樹脂が部分架橋型オルガ
ノポリシロキサン重合物である請求項1記載のシート状
化粧料。 - 【請求項3】 上記シート状基材が不織布又はシート状
発泡体である請求項1又は2記載のシート状化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401906A JP2002201109A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | シート状化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401906A JP2002201109A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | シート状化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002201109A true JP2002201109A (ja) | 2002-07-16 |
Family
ID=18866278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000401906A Pending JP2002201109A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | シート状化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002201109A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007007062A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Daiwabo Co Ltd | 液体含浸用皮膚被覆シートおよびその製造方法、ならびにそれを用いたフェイスマスク |
JP2012087117A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-05-10 | Lion Corp | シート状化粧料 |
JP2012153666A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Kao Corp | シート状化粧料 |
WO2014045680A1 (ja) * | 2012-09-20 | 2014-03-27 | 株式会社エバメール化粧品 | 清拭用化粧料シートおよびその製造方法 |
JP2015071574A (ja) * | 2013-10-04 | 2015-04-16 | 花王株式会社 | シート状化粧料 |
US10449138B2 (en) | 2012-12-24 | 2019-10-22 | Conopco, Inc. | Cosmetic composition |
KR20210011986A (ko) | 2018-09-21 | 2021-02-02 | 가부시키가이샤 만다무 | 피부 화장료용 조성물 |
-
2000
- 2000-12-28 JP JP2000401906A patent/JP2002201109A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007007062A (ja) * | 2005-06-29 | 2007-01-18 | Daiwabo Co Ltd | 液体含浸用皮膚被覆シートおよびその製造方法、ならびにそれを用いたフェイスマスク |
JP4592516B2 (ja) * | 2005-06-29 | 2010-12-01 | ダイワボウホールディングス株式会社 | 液体含浸用皮膚被覆シートおよびその製造方法、ならびにそれを用いたフェイスマスク |
JP2012087117A (ja) * | 2010-09-24 | 2012-05-10 | Lion Corp | シート状化粧料 |
JP2012153666A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Kao Corp | シート状化粧料 |
WO2014045680A1 (ja) * | 2012-09-20 | 2014-03-27 | 株式会社エバメール化粧品 | 清拭用化粧料シートおよびその製造方法 |
US10449138B2 (en) | 2012-12-24 | 2019-10-22 | Conopco, Inc. | Cosmetic composition |
JP2015071574A (ja) * | 2013-10-04 | 2015-04-16 | 花王株式会社 | シート状化粧料 |
KR20210011986A (ko) | 2018-09-21 | 2021-02-02 | 가부시키가이샤 만다무 | 피부 화장료용 조성물 |
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