[go: up one dir, main page]

JP2002198453A - 電子部品収納用パッケージ及び電子部品装置 - Google Patents

電子部品収納用パッケージ及び電子部品装置

Info

Publication number
JP2002198453A
JP2002198453A JP2000397440A JP2000397440A JP2002198453A JP 2002198453 A JP2002198453 A JP 2002198453A JP 2000397440 A JP2000397440 A JP 2000397440A JP 2000397440 A JP2000397440 A JP 2000397440A JP 2002198453 A JP2002198453 A JP 2002198453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic component
sealing conductor
main surface
ceramic substrate
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000397440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3645810B2 (ja
Inventor
Kiwa Wakayama
喜和 若山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2000397440A priority Critical patent/JP3645810B2/ja
Publication of JP2002198453A publication Critical patent/JP2002198453A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3645810B2 publication Critical patent/JP3645810B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Landscapes

  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化が可能で、電子部品への接地シールド
効果も強い電子部品収納用パッケージ及び電子部品装置
を供給する。 【解決手段】セラミックパッケージ2の一方主面に形成
したキャビティ周囲に枠状の封止用導体23を取着する
と共に、封止用導体23を介してキャビティ20を封止
する金属製蓋体5とを接合してなる電子部品収納用パッ
ケージ1において、前記容器の一方主面の前記封止用導
体が形成されている領域よりも外側の領域に、表面実装
用の半田を接続する複数の端子電極を形成すると共に、
前記封止用導体を接地したことを特徴とする電子部品収
納用パッケージ

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電振動子やICチ
ップなどからなる電子部品が収納される電子部品収納用
パッケージ及びその電子部品を搭載した電子部品装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子部品装置の一例である水晶発
振器は、特開平8−204452に示されているような
構造が既に知られていた(図4〜図6)。その構造とし
ては、いわゆるCSP(Chip Size Packa
ge)構造と呼ばれる構造であり、水晶発振器51は、
両面にキャビティを有するセラミックパッケージ(表面
実装型電子部品収納用パッケージ)52、水晶振動子
(電子部品)53、導電性接着部材54、ICチップ5
7とから主に構成されている。水晶振動子53は、図5
に示すように、短冊状の水晶基板53aの両主面に励振
電極53bが被着されている。また、水晶基板53aの
一方の短辺側に、各励振電極から延出する引き出し電極
53cが被着されていた。
【0003】セラミックパッケージ52はアルミナ等の
セラミック絶縁板521a〜521cを積層して成り、
その積層方向の一方主面側にキャビティ520aを形成
するためのシールリング523が形成され、積層方向の
他方主面側にキャビティ520bを形成するためのリン
グ状のセラミック絶縁板522が形成されている。一方
のキャビティ520aには底面に形成された電極パッド
524に、引き出し電極53cを載置するように水晶振
動子53が収容され、導電性接着部材54により固定・
接続接続されてキャビティ520aがシールリング52
3に金属製蓋体55がシーム溶接されて気密封止されて
いる。
【0004】また、他方のキャビティ520bの底面に
はフリップチップ工法やワイヤーボンディング工法にて
ICチップ57が搭載され接続されている。また、キャ
ビティ520b内部には、ICチップ57を被覆するよ
うに充填樹脂58が充填される。
【0005】上述の水晶振動子53及びICチップ57
はセラミックパッケージ52内部に形成された所定配線
パターン59により接続して発振回路を形成し、キャビ
ティ520b開口周囲に形成した外部端子電極525に
延出されている。
【0006】なお、複数の外部端子電極525のうち、
一つは水晶発振器52におけるアース端子であり、その
アース端子は、セラミックパッケージ52内部に形成さ
れた所定の配線パターン60により、シールリング52
3、金属製蓋体55と電気的に接続されている。これに
より、金属製蓋体55は、外部からくる電磁波から水晶
振動子53を保護するためのシールド効果を有するよう
に構成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、以下
に示すような問題があった。即ち、図6に示すように、
従来の水晶発振器51はセラミックパッケージ52のI
Cチップ57を収容した側のキャビティ520b開口周
囲部に外部端子電極525を形成していたが、水晶発振
器51全体として小型化しようとすると、ICチップ5
7等の発振用部品を搭載するエリアはあまり小さくでき
ないため、キャビティ520bの開口周囲部の幅を狭く
することが必要になり、このような構成にしたときは外
部端子電極525の面積も小さくなってしまうという問
題点が生じる。この場合、水晶発振器52を実装基板
(不図示)上に搭載する際、外部端子電極525を実装
基板上に半田付けしても、接続強度が充分得られないと
いう問題が生じていた。
【0008】また、電気的な接続という面でも異常が起
こりうる構造になってしまうことがあった。即ち、外部
端子電極525の一つであるアース端子において、面積
が小さくなる事によって、実装基板(不図示)のアース
電位からとる導電性がより劣化し、接地による水晶発振
器52全体の接地シールド効果が弱まってしまうという
問題点があった。
【0009】さらに、セラミックパッケージ2の他方主
面に形成した外部端子電極525のアース端子から一方
主面に形成したシールリング523までセラミック絶縁
板521a〜521cの配線パターン60が所定カ所を
配回して接続しているのでアース電位からとる導電性が
より劣化し、接地による水晶発振器52全体の接地シー
ルド効果も弱まるということもあった。
【0010】一方、上述の小型化に加えて水晶発振器5
1の高機能化が要請されているが、高機能化に伴ってI
Cチップ57に加えてバイパスコンデンサ等の発信用部
品が付加される場合や、その他の発振用回路が複雑とな
り、従来のようなセラミックパッケージ52のキャビテ
ィ520bに搭載する発信用部品の部品点数が多くなる
ことがあった。
【0011】従って、小型化・高機能化の要請に伴っ
て、小型の水晶振動子53を用い、セラミックパッケー
ジ52を小さくして形成した場合は、セラミックパッケ
ージ52の小型化に伴ってICチップ等が搭載される領
域が小さくなり、高機能化した複雑な発振回路の部品を
一度に搭載させることは困難となっていた。
【0012】本発明は、上述の問題に鑑みて案出された
ものであり、その目的は、電子部品装置の小型化したと
しても端子電極と実装基板との接合強度が十分得ること
ができると共に、端子電極と実装基板からのアース電位
の電気的接続が十分に得られる電子部品収納用パッケー
ジ及び電子部品装置を提供する。
【0013】また、本発明の他の目的は、収納する電子
部品のシールド効果が十分得ることができる構造の電子
部品収納用パッケージ及び電子部品装置を提供すること
にある。
【0014】また、本発明の他の目的は、電子部品装置
を小型化して電子部品を駆動する回路の搭載領域が小さ
くなっても、高機能化した複雑な回路の部品を一度に搭
載する領域を得ることができる電子部品収納用パッケー
ジ及び電子部品装置を供給することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明は、矩形状のセラミック基板の一方主面に
略四角形状の封止用導体を取着すると共に、該封止用導
体の開口部を金属製蓋体により封止してなる電子部品収
納用パッケージにおいて、前記封止用導体は、前記セラ
ミック基板の一方主面外周の各辺中央寄り近傍に、前記
封止用導体の各角部がくるように形成されると共に、前
記封止用導体の一辺と前記セラミック基板外周の隣接す
る二辺で囲まれた各領域に前記表面実装用の半田を接続
する複数の端子電極を形成し、かつ前記封止用導体を接
地したことを特徴とする電子部品収納用パッケージを提
供する。
【0016】本発明の構成によれば、封止用導体は、前
記セラミック基板の一方主面外周の各辺中央寄り近傍
に、前記封止用導体の各角部がくるように形成すること
で、封止用導体の一辺とセラミック基板の一方主面外周
の隣接する二辺で囲まれた略三角形状の領域が形成され
る。
【0017】この領域に表面実装用の半田を接続する端
子電極を形成したので、電子部品を収納する封止用導体
が形成されていても、端子電極の形成エリアを極大化す
ることができ、これにより、半田ボールを大きく形成で
きて、回路基板に実装したときに十分な機械的強度を得
ることができるものである。
【0018】また、その封止用導体が接地されているの
で、実装基板のアース電位に金属製蓋体の距離を近づけ
て接地させることができるため、これにより、アース電
位からとる導電性が劣化することなく、電子部品が金属
製蓋体により十分シールドできるものである。
【0019】また、複数の端子電極のうち、少なくとも
1つはアース電位に接続されるアース端子電極であり、
かつアース端子電極と前記封止用導体とが接続されてい
ることで、電子部品装置の小型化に伴い、端子電極を形
成する領域が小さくなっても、アース端子電極は他の端
子電極と比べて封止用導体との接触を気にせずに広い領
域で設計することができ、これにより、アース端子電極
を形成する領域を十分に大きくとることができる。この
結果、アース端子電極に半田ボールを大きく形成するこ
とが可能となり確実に実装基板のアース電位に金属製蓋
体を落とすことができる。
【0020】さらに、電子部品収納用パッケージにおい
て、前記封止用導体内部の前記セラミック基板上に複数
の電極パッドを形成すると共に、該電極パッドに電子部
品の各電極が接続されて収容し、かつ前記セラミック基
板の他方主面に前記電子部品を駆動する回路部品を搭載
してなることを特徴とする電子部品装置を提供する。
【0021】上述の構成によれば、従来とは逆に圧電振
動子等の電子部品を収納したセラミック基板の一方主面
側が実装基板へ接続される実装面としているので、セラ
ミック基板の他方主面は実装基板に実装するための端子
電極を形成する必要がなく、これにより、電子部品を駆
動する回路部品を容器の他方主面に多く搭載することが
可能となり、電子部品装置を小型化したとしても電子部
品装置の高機能化を達成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の圧電デバイスを図
面に基づいて詳説する。図1は本発明の電子部品装置の
中央断面図を示し、図2はその平面図、図3はその底面
図を示す。なお、以下の説明において、電子部品として
水晶発振器を用いるが、例えば、温度補償型水晶発振器
に使用した例で説明する。また、本発明の電子部品装置
としては、水晶発振器の他の圧電セラミック基板、単結
晶圧電基板を用いた圧電振動子や半導体チップ部品等も
電子部品装置を含むものである。
【0023】本発明の水晶発振器1は、セラミックパッ
ケージ2とICチップ7とから構成されている。
【0024】セラミックパッケージ2は、矩形状のセラ
ミック基板21a〜21cが積層された積層体200、
シールリング23、水晶振動子3、金属製蓋体5とから
構成されている。積層体200を構成するセラミック基
板21a〜21cの各層間には内部配線パターン29が
形成されており、この内部配線パターン29により、後
述のIC接続用電極(図示しない)、電極パッド24、
24及び端子電極90、シームリング23、金属製蓋体
5に電気的に接続される。また、シールリング23はセ
ラミックパッケージ2の一方主面(「セラミック基板2
1aの一方主面のこと。以下同じ)に概略矩形状に形成
されており、その材質がFe−Ni、Fe−Ni−Co
などの金属からなる。また、シールリング23は、セラ
ミック基板21aの一方主面の内側に形成された封止用
導体膜210a上にろう付けなどにより接続され、これ
により、キャビティ20を形成している。なお、キャビ
ティ20の厚みが足りない場合には、セラミック基板2
1aの周囲にリング状セラミック基板(不図示)を積層
して、このリング状セラミック基板の表面にシールリン
グ23を取着することもできる。なお、封止用導体膜2
10aは、モリブデン、タングステンなどの金属から構
成され、セラミック基板21aの一方主面に導電性樹脂
ペーストの焼き付けにより形成した後、その表面にN
i、Auメッキ処理されて形成されている。また、キャ
ビティ20は、図3に示すように四角形状のセラミック
基板21a主面外周210aの各辺中央寄り近傍に、キ
ャビティ20開口部の各角部20aが夫々くるように形
成されている。図ではセラミック基板21aの主面外周
210aの一辺とキャビティ20開口部の一辺とが平行
になるように形成した位置を基準とした場合に、セラミ
ック基板21aの主面に対して略45度傾斜させて形成
されているが、これに限定されることはなく0度〜90
度(0度、90度を除く)の範囲で傾斜が可能である。
なお、従来の図5に記載したセラミックパッケージ2の
一方主面の面積が同じとした場合、図3のようにキャビ
ティ20をセラミックパッケージ2の一方主面に対して
傾斜させると、必然的にキャビティの大きさが従来に比
べて小さくなるが、水晶振動子3は単純な構成であるの
で、通常、水晶振動子3自体の小型化はICチップの小
型化に比べて比較的容易に構成することができる。
【0025】また、キャビティ20開口部の一辺とセラ
ミック基板21aの一方主面外周210aの隣接する二
辺で囲まれた4つの各領域9aは略三角形状に形成され
ており、その領域は実装基板(不図示)に実装するため
の半田領域となっている。この領域9aの中央部分には
四角形状の端子電極90が形成されており、端子電極9
0の1つはアース端子、2つは入出力端子、1つは周波
数の微調整をするための制御端子から構成されている。
なお、端子電極90の1つのアース端子は、他の3つの
端子よりも大きく構成されており、セラミック基板21
aの一方主面上にて封止用導体膜210a、シールリン
グ23、金属製蓋体5と電気的導通がなされている。
【0026】また、シールリング23とセラミック基板
21aの領域9aに形成された端子電極90、半田ボー
ル9とショートしないように距離をおいて載置されるの
だが、小型化を進めようとするとシールリング23と端
子電極90、半田ボール9との距離が短くなり、ショー
トしてしまう危険が出てくる。そのため、図3に示すシ
ールリング23の外周面側面中央部にエポキシ等の絶縁
性樹脂23aがシールリング23の厚み方向全面に形成
されている。また、図示しないが、シールリング23の
外周面に前記のように樹脂を形成する代わりに、シール
リング23外周の領域9a上に、端子電極90、半田ボ
ール9とのショートを物理的に抑制するセラミックから
なる絶縁性の板体を形成してもよい。これによっても、
端子電極90を極大化させることができる。
【0027】9は半田ボールであり、端子電極90上に
形成されており、半田ボール9の直径は、水晶発振器1
を実装基板(不図示)に実装し、半田ボール9がつぶれ
た場合でも水晶振動子3を気密封止する金属製蓋体5が
実装した実装基板に接触しないように形成する。例え
ば、セラミック基板21aの表面から金属製蓋体5上面
までの高さを約0.3mmとすると、半田ボールの直径
は約0.5mm以上が適当である。
【0028】一方、キャビティ20の底面、即ちセラミ
ック基板21aの主面で、かつ、キャビティ20の一方
寄りの短辺方向両端には後述の水晶振動子3と電気的な
接続を行う一対の電極パッド24、24が形成されてい
る。この電極パッド24、24は、モリブデン、タング
ステンなどの金属から構成される。
【0029】水晶振動子3は所定結晶軸でカット(AT
カット)された短冊状の水晶基板30と、水晶基板30
の両主面に形成される一対の励振電極31、31と、励
振電極31、31から水晶基板30の一方の端部に延び
る引き出し電極32とからなる。このような励振電極3
1及び引き出し電極32は、水晶基板30の上面及び下
面に、所定形状のマスクを配置して蒸着やスパッタ等の
手段を用いてAu、Ag、Crなどにより形成されてい
る。上述のセラミックパッケージ2と水晶振動子30の
電気的・機械的な接続は、硬化されて導電性接着部材4
となる導電性樹脂ペーストにより行われている。ここ
で、水晶振動子3の接続は導電性接着部材4に限らずボ
ンディングワイヤーを用いてもよい。
【0030】金属製蓋体5は、例えばFe−Ni合金
(42アロイ)やFe−Ni−Co合金(コバール)な
どからなる金属板であり、金属製蓋体5はキャビティ2
0内に窒素ガス等を注入したり真空でシールリング23
とともにシーム溶接することで気密的に封止する。
【0031】また、その後、金属製蓋体5の上面に絶縁
性の樹脂(不図示)を塗布して硬化させても良い。この
絶縁性樹脂5aは半田ボール9が溶融し、セット基板上
の電極に接続され、硬化される際に金属製蓋体5と短絡
してしまうことを防ぐために形成されるが、材料として
は半田ボール9の融点よりも高い熱硬化性であるアルミ
ナの球形フィラーの含有率が40〜70%の酸無水物系
又はアミン系のエポキシ樹脂が用いられる。
【0032】ICチップ7は水晶振動子3を励振させる
ための回路が集積された回路部品であり、セラミックパ
ッケージ2の他方主面(「セラミック基板21cの他方
主面をいう。以下同じ)の平面部にフリップチップなど
の工法にて電気的に接続されるIC接続用電極(図示し
ない)を形成してAuバンプ7aを介して接続されてい
る。また、図1においては、セラミック基板21cの他
方主面にICチップ7のみが載置されているが、従来の
構成の図4〜図6に比べてセラミック基板521bの他
方主面のように本発明のセラミック基板21cは実装面
とならないので、従来のような端子電極525、キャビ
ティ520bも形成していないのでICチップ7以外に
不図示であるがチップコンデンサやチップ抵抗などの電
子部品素子を載置しても良い。ICチップ7の接続は、
Auバンプ7aとなるAgペーストを接着または超音波
による融着して接合される。また、図1、2に示すよう
にICチップ7を覆う熱硬化製樹脂28を形成しても良
く、セラミック基板21cの他方主面とICチップ裏面
との間に少なくとも熱硬化性樹脂28を充填しても良
い。この熱硬化性樹脂28が加熱硬化することでICチ
ップ7とセラミックパッケージ2との接合強度の面で補
強される。熱硬化製樹脂28としてはアルミナの球形フ
ィラー含有率が40〜70%の酸無水物系又はアミン系
のエポキシ樹脂が用いられる。
【0033】以上に示すように、セラミック基板21c
のICチップ7を搭載する面は実装基板への実装面とな
らないのでキャビティや端子電極を設けられておらず、
ICチップ7の搭載領域の安全公差を含んだとしてもセ
ラミックパッケージ2の全体面積を小さくすることがで
きる。上述の水晶発振器1は以下のようにして製造され
る。
【0034】まず、短冊状の水晶基板3を準備する。次
に、水晶基板30の両主面に励振電極31を形成し、水
晶基板30の両面に励振電極31から導出された引き出
し電極32を形成し、水晶振動子3を作製する。同時
に、セラミックパッケージ2の底面、即ち、セラミック
基板21aの一方主面に一対の電極パッド24、24を
電解メッキ処理により形成し、さらに、セラミック基板
21aの一方主面内側に電極パッド24、24を囲むよ
うに枠状の封止用導体膜210aが被着形成され、その
後、封止用導体膜210a上にろう等でシールリング2
3を接続してセラミックパッケージ2を形成する。
【0035】次に、電極パッド24、24に、例えば、
硬化して導電性接着部材4となる導電性樹脂ペーストを
ディスペンサーなどで供給・塗布する。この時、供給さ
れた導電性樹脂ペーストは、概略半球状に全体盛り上が
った形状となる。
【0036】そして、水晶振動子3の引き出し電極3
2、32が当接するように導電性樹脂ペーストに載置す
る。次に、導電性樹脂ペーストを硬化して、セラミック
パッケージ2と水晶振動子3とを熱により硬化させて接
合固定する。
【0037】次に、水晶振動子3の周波数調整を行う。
具体的には、セラミックパッケージ2の裏面に発振周波
数測定用の電極パッド(図示しない)を形成しておき、
電源電圧、グラウンド及び周波数測定用プローブを接続
し、水晶振動子3を発振させた状態で、水晶振動子3の
励振電極上にAg蒸着やイオンガンなどにより励振電極
の質量の増減を行うことにより、発振周波数の調整を行
う。次に、N2やHeなどの所定雰囲気中でシールリン
グ23上に金属製蓋体15を載置し、両者をシーム溶接
にて封止する。
【0038】次に、セラミックパッケージ2の他方主面
にICチップ7の実装を行う。具体的には、まずICチ
ップ7に形成したAuバンプ7aとセラミック基板2c
の他方主面上に形成した電極パッド(図示しない)とが
対応する位置に位置決めして載置する。その後、ICチ
ップ7にAgペーストによる接着や超音波による融着な
どにより互いに接合させる。
【0039】次に、ICチップ7を覆うようにエポキシ
系の熱硬化性の樹脂28を充填し、加熱・硬化させる。
最後にセラミックパッケージ2のキャビティ20が形成
されたセラミック基板21aの角部に形成した端子電極
90上に半田ボール9を形成することで水晶発振器1が
形成される。
【0040】
【発明の効果】本発明の構成によれば、封止用導体は、
前記セラミック基板の一方主面外周の各辺中央寄り近傍
に、前記封止用導体の各角部がくるように形成すること
で、封止用導体の一辺とセラミック基板の一方主面外周
の隣接する二辺で囲まれた略三角形状の領域が形成され
る。この領域に表面実装用の半田を接続する端子電極を
形成したので、電子部品を収納する封止用導体が形成さ
れていても、端子電極の形成エリアを極大化することが
でき、これにより、半田ボールを大きく形成できて、回
路基板に実装したときに十分な機械的強度を得ることが
できるものである。
【0041】また、その封止用導体が接地されているの
で、実装基板のアース電位に金属製蓋体の距離を近づけ
て接地させることができるため、これにより、アース電
位からとる導電性が劣化することなく、電子部品が金属
製蓋体により十分シールドできるものである。
【0042】また、複数の端子電極のうち、少なくとも
1つはアース電位に接続されるアース端子電極であり、
かつアース端子電極と前記封止用導体とが接続されてい
ることで、電子部品装置の小型化に伴い、端子電極を形
成する領域が小さくなっても、アース端子電極は他の端
子電極と比べて封止用導体との接触を気にせずに設計す
ることができ、これにより、アース端子電極を形成する
領域を十分に大きくとることができる。この結果、半田
ボールを大きく形成することが可能となり確実に実装基
板のアース電位に金属製蓋体を落とすことができる電子
部品収納用パッケージ及び電子部品装置を提供できるも
のである。
【0043】さらに、従来とは逆に圧電振動子等の電子
部品を収納したキャビティ側の一方主面が実装基板への
実装面としているので、容器の他方主面は実装基板に実
装するための端子電極を形成する領域は不要となり、こ
れにより、電子部品を駆動する回路部品を容器の他方主
面に多く搭載することが可能となり、電子部品装置を小
型化したとしても電子部品装置の高機能化を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水晶発振子を用いた本発明の電子部品装置の中
央断面図(図3のA−A線断面図)である。
【図2】本発明の電子部品装置の平面図である。
【図3】本発明の電子部品装置の底面図である。
【図4】水晶発振子を用いた従来の電子部品装置の中央
断面図である。
【図5】従来の電子部品装置の平面図である。
【図6】従来の電子部品装置の底面図である。
【符号の説明】
1・・・水晶発振器 2・・・セラミックパッケージ 20・・・キャビティ部 21、21a、21b・・・セラミック基板 23・・・シールリング 3・・水晶振動子 4・・・導電性接着部材 5・・・金属製蓋体 7・・・ICチップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03H 9/02 H03H 9/02 K 9/10 9/10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状のセラミック基板の一方主面に略
    四角形状の封止用導体を取着すると共に、該封止用導体
    の開口部を金属製蓋体により封止してなる電子部品収納
    用パッケージにおいて、 前記封止用導体は、前記セラミック基板の一方主面外周
    の各辺中央寄り近傍に、前記封止用導体の各角部がくる
    ように形成されると共に、前記封止用導体の一辺と前記
    セラミック基板外周の隣接する二辺で囲まれた各領域に
    前記表面実装用の半田を接続する複数の端子電極を形成
    し、かつ前記封止用導体を接地したことを特徴とする電
    子部品収納用パッケージ。
  2. 【請求項2】 前記複数の端子電極のうち、少なくとも
    1つはアース電位に接続されるアース端子電極であり、
    かつアース端子電極と前記封止用導体とが接続されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の電子部品収納用パッ
    ケージ。
  3. 【請求項3】 前記請求項1の電子部品収納用パッケー
    ジにおいて、前記封止用導体内部の前記セラミック基板
    上に複数の電極パッドを形成すると共に、該電極パッド
    に電子部品の各電極が接続されて収容し、かつ前記セラ
    ミック基板の他方主面に前記電子部品を駆動する回路部
    品を搭載してなることを特徴とする電子部品装置。
  4. 【請求項4】 前記電子部品は、圧電基板の両主面に前
    記電子部品の電極として励振電極が形成されている圧電
    振動子であり、前記回路部品は前記圧電振動子を駆動す
    る発振回路部品であることを特徴とする請求項3記載の
    電子部品装置。
JP2000397440A 2000-12-27 2000-12-27 電子部品装置 Expired - Fee Related JP3645810B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000397440A JP3645810B2 (ja) 2000-12-27 2000-12-27 電子部品装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000397440A JP3645810B2 (ja) 2000-12-27 2000-12-27 電子部品装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002198453A true JP2002198453A (ja) 2002-07-12
JP3645810B2 JP3645810B2 (ja) 2005-05-11

Family

ID=18862561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000397440A Expired - Fee Related JP3645810B2 (ja) 2000-12-27 2000-12-27 電子部品装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3645810B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005039791A (ja) * 2003-05-29 2005-02-10 Kyocera Corp 温度補償水晶発振器
JP2006041429A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Dainippon Printing Co Ltd センサーユニットおよびその製造方法
JP2008072762A (ja) * 2003-05-29 2008-03-27 Kyocera Corp 温度補償水晶発振器
JP2008182767A (ja) * 2003-05-29 2008-08-07 Kyocera Corp 水晶発振器
JP2010199608A (ja) * 2010-04-26 2010-09-09 Seiko Epson Corp 電子部品
JP2019186744A (ja) * 2018-04-10 2019-10-24 株式会社大真空 圧電振動デバイス

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005039791A (ja) * 2003-05-29 2005-02-10 Kyocera Corp 温度補償水晶発振器
JP2008072762A (ja) * 2003-05-29 2008-03-27 Kyocera Corp 温度補償水晶発振器
JP2008182767A (ja) * 2003-05-29 2008-08-07 Kyocera Corp 水晶発振器
USRE44368E1 (en) 2003-05-29 2013-07-16 Kyocera Corporation Temperature-compensated crystal oscillator
JP2006041429A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Dainippon Printing Co Ltd センサーユニットおよびその製造方法
JP2010199608A (ja) * 2010-04-26 2010-09-09 Seiko Epson Corp 電子部品
JP2019186744A (ja) * 2018-04-10 2019-10-24 株式会社大真空 圧電振動デバイス
JP7238265B2 (ja) 2018-04-10 2023-03-14 株式会社大真空 圧電振動デバイス

Also Published As

Publication number Publication date
JP3645810B2 (ja) 2005-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6229404B1 (en) Crystal oscillator
JP4795602B2 (ja) 発振器
JP3406845B2 (ja) 表面実装型水晶発振器
US9237668B2 (en) Electronic component package and piezoelectric resonator device
JP3285847B2 (ja) 表面実装型水晶発振器
US8836441B2 (en) Surface mount piezoelectric oscillator
JP3881503B2 (ja) 圧電振動子及びそれを搭載した圧電デバイス
JP2010050778A (ja) 圧電デバイス
JP3645810B2 (ja) 電子部品装置
JP4479413B2 (ja) 圧電発振器
JP2007013444A (ja) 圧電振動デバイス及びその製造方法
JP2003318653A (ja) 圧電振動デバイス
JP4593809B2 (ja) 圧電デバイス
JP3645807B2 (ja) 電子部品装置
JP2005039791A (ja) 温度補償水晶発振器
JP4454145B2 (ja) 電子部品収納用セラミックパッケージ及び電子部品装置
JP4172774B2 (ja) 表面実装型圧電発振器
JP3403159B2 (ja) 圧電発振器
JP2004260598A (ja) 表面実装型温度補償水晶発振器
JP2002100932A (ja) 圧電発振器
JP2005151116A (ja) 圧電振動デバイス
JP2001284373A (ja) 電子部品
JP2011233977A (ja) 圧電発振器
JP2003273690A (ja) 圧電振動デバイス
JP2002261569A (ja) 圧電デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20050204

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees