JP2002193341A - 薄型製品箱詰め用トレイ - Google Patents
薄型製品箱詰め用トレイInfo
- Publication number
- JP2002193341A JP2002193341A JP2000393466A JP2000393466A JP2002193341A JP 2002193341 A JP2002193341 A JP 2002193341A JP 2000393466 A JP2000393466 A JP 2000393466A JP 2000393466 A JP2000393466 A JP 2000393466A JP 2002193341 A JP2002193341 A JP 2002193341A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- flange
- edge
- packing
- corner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000012856 packing Methods 0.000 title claims abstract description 65
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 8
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 7
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 7
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 claims description 2
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 abstract description 14
- 230000006378 damage Effects 0.000 abstract description 5
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 abstract description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 23
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 9
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 6
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 4
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 3
- 125000000391 vinyl group Chemical group [H]C([*])=C([H])[H] 0.000 description 3
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 3
- 239000004793 Polystyrene Substances 0.000 description 2
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229920002223 polystyrene Polymers 0.000 description 2
- 238000007666 vacuum forming Methods 0.000 description 2
- 102100036738 Guanine nucleotide-binding protein subunit alpha-11 Human genes 0.000 description 1
- 101100283445 Homo sapiens GNA11 gene Proteins 0.000 description 1
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Buffer Packaging (AREA)
- Packages (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】トレイ積層体の角部にコーナーパットを当がっ
て梱包箱内に収納しなくても、梱包箱の稜線部の凹みに
よる衝撃を緩衝してトレイ外周部の潰れ破壊や、収容さ
れた薄型製品の破損を防ぐことができる薄型製品箱詰め
用トレイを提供する。 【解決手段】上面に薄型製品Aの収容凹部13が形成さ
れた四角形状のトレイ部12の外周にその全周にわたっ
て一体に形成された鍔状縁14の少なくとも角部に、こ
の鍔状縁14を介して前記トレイ部12に加わる外力を
緩衝するための緩衝部15を設けた。
て梱包箱内に収納しなくても、梱包箱の稜線部の凹みに
よる衝撃を緩衝してトレイ外周部の潰れ破壊や、収容さ
れた薄型製品の破損を防ぐことができる薄型製品箱詰め
用トレイを提供する。 【解決手段】上面に薄型製品Aの収容凹部13が形成さ
れた四角形状のトレイ部12の外周にその全周にわたっ
て一体に形成された鍔状縁14の少なくとも角部に、こ
の鍔状縁14を介して前記トレイ部12に加わる外力を
緩衝するための緩衝部15を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示素子や
配線基板等の薄型製品を収容し、複数段に積み重ねられ
て梱包箱内に収納される薄型製品箱詰め用トレイに関す
るものである。
配線基板等の薄型製品を収容し、複数段に積み重ねられ
て梱包箱内に収納される薄型製品箱詰め用トレイに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子や配線基板等の薄型製品の
梱包は、前記薄型製品を箱詰め用トレイに収容し、前記
トレイを複数段に積み重ねてダンボール箱等の梱包箱内
に収納することにより行なわれている。
梱包は、前記薄型製品を箱詰め用トレイに収容し、前記
トレイを複数段に積み重ねてダンボール箱等の梱包箱内
に収納することにより行なわれている。
【0003】図10および図11は従来の薄型製品箱詰
め用トレイを示しており、図10は前記トレイ1の平面
図、図11は図10のXI−XI線に沿う拡大断面図であ
る。
め用トレイを示しており、図10は前記トレイ1の平面
図、図11は図10のXI−XI線に沿う拡大断面図であ
る。
【0004】このトレイ1は、ポリスチレン等からなる
0.5mm〜1mm程度の厚さの樹脂板を真空成形によ
り成形してなる樹脂製トレイであり、上面に液晶表示素
子や配線基板等の薄型製品Aを収容するための複数の製
品収容凹部3が形成された四角形状のトレイ部2と、前
記トレイ部2の外周にその全周にわたって一体に形成さ
れた鍔状縁4とからなっている。
0.5mm〜1mm程度の厚さの樹脂板を真空成形によ
り成形してなる樹脂製トレイであり、上面に液晶表示素
子や配線基板等の薄型製品Aを収容するための複数の製
品収容凹部3が形成された四角形状のトレイ部2と、前
記トレイ部2の外周にその全周にわたって一体に形成さ
れた鍔状縁4とからなっている。
【0005】前記トレイ部2は、四角形状の上板部2a
と、この上板部2aの周縁部を下面方向に折曲して形成
された周壁部2bとからなっており、製品収容凹部3
は、前記上板部2aの上面を前記薄型製品Aの外形およ
び厚さに応じた形状および深さに凹入させて形成され、
前記周壁部2bは、前記製品収容凹部3の底面よりも若
干下方に突出する高さに形成されている。なお、図10
に示したトレイ1は、4つの製品収容凹部3を有するも
のであり、これらの製品収容凹部3は、前記上板部2a
の上面を4分割した領域にそれぞれ形成されている。
と、この上板部2aの周縁部を下面方向に折曲して形成
された周壁部2bとからなっており、製品収容凹部3
は、前記上板部2aの上面を前記薄型製品Aの外形およ
び厚さに応じた形状および深さに凹入させて形成され、
前記周壁部2bは、前記製品収容凹部3の底面よりも若
干下方に突出する高さに形成されている。なお、図10
に示したトレイ1は、4つの製品収容凹部3を有するも
のであり、これらの製品収容凹部3は、前記上板部2a
の上面を4分割した領域にそれぞれ形成されている。
【0006】また、前記鍔状縁4は、成形されたトレイ
1を前記樹脂板から打ち抜く際に前記トレイ部2の外周
に残された、1mm程度の極小さい幅の抜き代部であ
り、前記トレイ部2の周壁部2bの下端を補強する効果
をもっている。
1を前記樹脂板から打ち抜く際に前記トレイ部2の外周
に残された、1mm程度の極小さい幅の抜き代部であ
り、前記トレイ部2の周壁部2bの下端を補強する効果
をもっている。
【0007】図12は上記トレイ1を用いた薄型製品A
の梱包方法を示しており、前記薄型製品Aは、次のよう
に梱包されて出荷されている。
の梱包方法を示しており、前記薄型製品Aは、次のよう
に梱包されて出荷されている。
【0008】まず、前記トレイ1の複数の製品収容凹部
3内にそれぞれ薄型製品Aを収容し、前記薄型製品Aを
収容したトレイ1を図12の(a)に示すように複数段
に積み重ねるとともに、その上に薄型製品Aを収容しな
い空のトレイ1を重ねる。
3内にそれぞれ薄型製品Aを収容し、前記薄型製品Aを
収容したトレイ1を図12の(a)に示すように複数段
に積み重ねるとともに、その上に薄型製品Aを収容しな
い空のトレイ1を重ねる。
【0009】次に、前記トレイ1の積層体をビニールシ
ート等の防塵シート(図示せず)で包み、さらに図12
の(b)に示すように段ボール板等からなる束ね材5を
巻き付けて粘着テープ6により固定する。
ート等の防塵シート(図示せず)で包み、さらに図12
の(b)に示すように段ボール板等からなる束ね材5を
巻き付けて粘着テープ6により固定する。
【0010】次に、前記束ね材5により束ねられたトレ
イ積層体を図12の(c)に示すように段ボール箱等か
らなる梱包箱7内に収納して梱包し、出荷する。
イ積層体を図12の(c)に示すように段ボール箱等か
らなる梱包箱7内に収納して梱包し、出荷する。
【0011】そして、上記梱包状態で出荷された薄型製
品Aは、出荷先において、梱包箱7内からトレイ積層体
を取出して前記束ね材5と防塵シートを取り除くことに
より、上段のトレイ1から順次取出される。なお、薄型
製品Aを取出された使用済みトレイ1は、薄型製品Aの
製造元に回収され、再利用される。
品Aは、出荷先において、梱包箱7内からトレイ積層体
を取出して前記束ね材5と防塵シートを取り除くことに
より、上段のトレイ1から順次取出される。なお、薄型
製品Aを取出された使用済みトレイ1は、薄型製品Aの
製造元に回収され、再利用される。
【0012】ところで、上記トレイ1を複数段に積み重
ねたトレイ積層体は、その上下方向からの衝撃は柔軟に
吸収するが、側方からの衝撃は個々のトレイ1に加わる
ため、前記トレイ1の外周部の衝撃が加わった領域が内
側に凹むように潰れ破壊して再利用することができなく
なるだけでなく、トレイ1の潰れが製品収容凹部3に達
して薄型製品Aを破損してしまうことがある。
ねたトレイ積層体は、その上下方向からの衝撃は柔軟に
吸収するが、側方からの衝撃は個々のトレイ1に加わる
ため、前記トレイ1の外周部の衝撃が加わった領域が内
側に凹むように潰れ破壊して再利用することができなく
なるだけでなく、トレイ1の潰れが製品収容凹部3に達
して薄型製品Aを破損してしまうことがある。
【0013】前記トレイ1にその側方から加わる衝撃
は、上記トレイ積層体を収納した梱包箱7の運搬中の落
下等による梱包箱7の部分的な凹みにより生じており、
特に、落下等による衝撃力が集中して加わる梱包箱7の
稜線部は凹みやすいため、トレイ1の角部に衝撃が加わ
る。
は、上記トレイ積層体を収納した梱包箱7の運搬中の落
下等による梱包箱7の部分的な凹みにより生じており、
特に、落下等による衝撃力が集中して加わる梱包箱7の
稜線部は凹みやすいため、トレイ1の角部に衝撃が加わ
る。
【0014】そのため、従来は、図12の(c)に示し
たように、トレイ積層体の全ての角部にコーナーパット
8を当がって、各トレイ1の外周縁を梱包箱7の内面か
ら離した状態で梱包箱7内に収納し、梱包箱7が凹んで
も、前記トレイ1には衝撃が加わらないようにしてい
る。
たように、トレイ積層体の全ての角部にコーナーパット
8を当がって、各トレイ1の外周縁を梱包箱7の内面か
ら離した状態で梱包箱7内に収納し、梱包箱7が凹んで
も、前記トレイ1には衝撃が加わらないようにしてい
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
トレイ積層体の角部にコーナーパット8を当がって梱包
箱7内に収納するのでは、梱包作業が面倒になるととも
に、梱包コストが高くなってしまう。
トレイ積層体の角部にコーナーパット8を当がって梱包
箱7内に収納するのでは、梱包作業が面倒になるととも
に、梱包コストが高くなってしまう。
【0016】この発明は、トレイ積層体の角部にコーナ
ーパットを当がって梱包箱内に収納しなくても、梱包箱
の稜線部の凹みによる衝撃を緩衝してトレイ外周部の潰
れ破壊や、収容された薄型製品の破損を防ぐことができ
る薄型製品箱詰め用トレイを提供することを目的とした
ものである。
ーパットを当がって梱包箱内に収納しなくても、梱包箱
の稜線部の凹みによる衝撃を緩衝してトレイ外周部の潰
れ破壊や、収容された薄型製品の破損を防ぐことができ
る薄型製品箱詰め用トレイを提供することを目的とした
ものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、薄型製品を
収容し、複数段に積み重ねられて梱包箱内に収納される
樹脂製の箱詰め用トレイにおいて、上面に前記薄型製品
の収容凹部が形成された四角形状のトレイ部と、前記ト
レイ部の外周にその全周にわたって一体に形成された鍔
状縁とからなり、前記鍔状縁の少なくとも角部に、この
鍔状縁を介して前記トレイ部に加わる衝撃を緩衝するた
めの緩衝部が設けられていることを特徴とするものであ
る。
収容し、複数段に積み重ねられて梱包箱内に収納される
樹脂製の箱詰め用トレイにおいて、上面に前記薄型製品
の収容凹部が形成された四角形状のトレイ部と、前記ト
レイ部の外周にその全周にわたって一体に形成された鍔
状縁とからなり、前記鍔状縁の少なくとも角部に、この
鍔状縁を介して前記トレイ部に加わる衝撃を緩衝するた
めの緩衝部が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0018】この発明の薄型製品箱詰め用トレイによれ
ば、トレイ部の外周にその全周にわたって一体に形成さ
れた鍔状縁の少なくとも角部に、この鍔状縁を介して前
記トレイ部に加わる衝撃を緩衝するための緩衝部が設け
られているため、このトレイを複数段に積み重ねたトレ
イ積層体の角部にコーナーパットを当がって梱包箱内に
収納しなくても、梱包箱のトレイ稜線部の凹みによる衝
撃を前記鍔状縁の緩衝部により緩衝し、トレイ外周部の
潰れ破壊や、収容された薄型製品の破損を防ぐことがで
きる。
ば、トレイ部の外周にその全周にわたって一体に形成さ
れた鍔状縁の少なくとも角部に、この鍔状縁を介して前
記トレイ部に加わる衝撃を緩衝するための緩衝部が設け
られているため、このトレイを複数段に積み重ねたトレ
イ積層体の角部にコーナーパットを当がって梱包箱内に
収納しなくても、梱包箱のトレイ稜線部の凹みによる衝
撃を前記鍔状縁の緩衝部により緩衝し、トレイ外周部の
潰れ破壊や、収容された薄型製品の破損を防ぐことがで
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明の薄型製品箱詰め用トレ
イは、上記のように、上面に薄型製品の収容凹部が形成
された四角形状のトレイ部の外周にその全周にわたって
一体に形成された鍔状縁の少なくとも角部に、この鍔状
縁を介して前記トレイ部に加わる衝撃を緩衝するための
緩衝部を設けることにより、トレイ積層体の角部にコー
ナーパットを当がって梱包箱内に収納しなくても、梱包
箱の稜線部の凹みによる衝撃を前記鍔状縁の緩衝部によ
り緩衝し、トレイ外周部の潰れ破壊や、収容された薄型
製品の破損を防ぐことができるようにしたものである。
イは、上記のように、上面に薄型製品の収容凹部が形成
された四角形状のトレイ部の外周にその全周にわたって
一体に形成された鍔状縁の少なくとも角部に、この鍔状
縁を介して前記トレイ部に加わる衝撃を緩衝するための
緩衝部を設けることにより、トレイ積層体の角部にコー
ナーパットを当がって梱包箱内に収納しなくても、梱包
箱の稜線部の凹みによる衝撃を前記鍔状縁の緩衝部によ
り緩衝し、トレイ外周部の潰れ破壊や、収容された薄型
製品の破損を防ぐことができるようにしたものである。
【0020】この発明の薄型製品箱詰め用トレイにおい
て、前記緩衝部は、前記鍔状縁をその幅方向に沿わせて
上下面方向に屈曲させることにより形成するか、もしく
は、前記鍔状縁の外縁を凹凸縁とすることにより形成す
るのが望ましい。
て、前記緩衝部は、前記鍔状縁をその幅方向に沿わせて
上下面方向に屈曲させることにより形成するか、もしく
は、前記鍔状縁の外縁を凹凸縁とすることにより形成す
るのが望ましい。
【0021】
【実施例】図1〜図3はこの発明の第1の実施例を示し
ており、図1は薄型製品箱詰め用トレイ11の平面図、
図2は前記トレイ11の角部の拡大平面図、図3は図2
のIII−III線に沿う拡大断面図である。
ており、図1は薄型製品箱詰め用トレイ11の平面図、
図2は前記トレイ11の角部の拡大平面図、図3は図2
のIII−III線に沿う拡大断面図である。
【0022】この実施例の薄型製品箱詰め用トレイ11
は、ポリスチレン等からなる0.5mm〜1mm程度の
厚さの樹脂板を真空成形により成形してなる樹脂製トレ
イであり、上面に液晶表示素子や配線基板等の薄型製品
Aを収容するための複数の製品収容凹部13が形成され
た四角形状のトレイ部12と、前記トレイ部12の外周
にその全周にわたって一体に形成された鍔状縁14とか
らなっている。
は、ポリスチレン等からなる0.5mm〜1mm程度の
厚さの樹脂板を真空成形により成形してなる樹脂製トレ
イであり、上面に液晶表示素子や配線基板等の薄型製品
Aを収容するための複数の製品収容凹部13が形成され
た四角形状のトレイ部12と、前記トレイ部12の外周
にその全周にわたって一体に形成された鍔状縁14とか
らなっている。
【0023】前記トレイ部12は、四角形状の上板部1
2aと、この上板部12aの周縁部を下面方向に折曲し
て形成された周壁部12bとからなっており、製品収容
凹部13は、前記上板部12aの上面を前記薄型製品A
の外形および厚さに応じた形状および深さに凹入させて
形成され、前記周壁部12bは、前記製品収容凹部13
の底面よりも若干下方に突出する高さに形成されてい
る。
2aと、この上板部12aの周縁部を下面方向に折曲し
て形成された周壁部12bとからなっており、製品収容
凹部13は、前記上板部12aの上面を前記薄型製品A
の外形および厚さに応じた形状および深さに凹入させて
形成され、前記周壁部12bは、前記製品収容凹部13
の底面よりも若干下方に突出する高さに形成されてい
る。
【0024】なお、図1に示したトレイ11は、4つの
製品収容凹部13を有するものであり、これらの製品収
容凹部13は、前記上板部12aの上面を4分割した領
域にそれぞれ形成されている。
製品収容凹部13を有するものであり、これらの製品収
容凹部13は、前記上板部12aの上面を4分割した領
域にそれぞれ形成されている。
【0025】また、前記鍔状縁14は、前記トレイ部1
2の全周にわたって、図10および図11に示した従来
のトレイ1の鍔状縁4よりも充分大きい幅に形成されて
おり、この鍔状縁14の4つの角部の外縁は、円弧状に
面取りした形状に形成されている。なお、この実施例で
は、前記鍔状縁14の4辺の幅aをそれぞれ約5mmと
している。
2の全周にわたって、図10および図11に示した従来
のトレイ1の鍔状縁4よりも充分大きい幅に形成されて
おり、この鍔状縁14の4つの角部の外縁は、円弧状に
面取りした形状に形成されている。なお、この実施例で
は、前記鍔状縁14の4辺の幅aをそれぞれ約5mmと
している。
【0026】そして、前記鍔状縁14の全ての角部には
それぞれ、この鍔状縁14を介して前記トレイ部12に
加わる衝撃を緩衝するための緩衝部15が設けられてい
る。
それぞれ、この鍔状縁14を介して前記トレイ部12に
加わる衝撃を緩衝するための緩衝部15が設けられてい
る。
【0027】この緩衝部15は、図3に示したように、
前記鍔状縁14の角部をその幅方向に沿わせて上下面方
向に屈曲させて形成された、複数(図では3つ)の山部
が連続する波板状部からなっている。
前記鍔状縁14の角部をその幅方向に沿わせて上下面方
向に屈曲させて形成された、複数(図では3つ)の山部
が連続する波板状部からなっている。
【0028】なお、この緩衝部15の各山部は、前記鍔
状縁14の角部を挟んで隣り合う2つの辺部の両方に対
してほぼ45度の角度で交差する方向に沿わせて互いに
平行に形成されている。
状縁14の角部を挟んで隣り合う2つの辺部の両方に対
してほぼ45度の角度で交差する方向に沿わせて互いに
平行に形成されている。
【0029】また、前記各山部は、前記周壁部2bの高
さよりも低く、さらに鍔状縁12の内周側から外周側に
向って順次低くなる高さに形成されており、各山部の間
の谷部の底面は、前記トレイ部12の周壁部12bの下
端とほぼ同じレベルにある。
さよりも低く、さらに鍔状縁12の内周側から外周側に
向って順次低くなる高さに形成されており、各山部の間
の谷部の底面は、前記トレイ部12の周壁部12bの下
端とほぼ同じレベルにある。
【0030】前記トレイ11は、従来のトレイと同様
に、トレイ部12の各製品収容凹部13内にそれぞれ薄
型製品Aを収容した状態で複数段に積み重ねられ、その
上に空のトレイ11を重ね、そのトレイ積層体をビニー
ルシート等の防塵シートで包んで段ボール板等からなる
束ね材を巻き付けた状態で、段ボール箱等からなる梱包
箱内に収納される。
に、トレイ部12の各製品収容凹部13内にそれぞれ薄
型製品Aを収容した状態で複数段に積み重ねられ、その
上に空のトレイ11を重ね、そのトレイ積層体をビニー
ルシート等の防塵シートで包んで段ボール板等からなる
束ね材を巻き付けた状態で、段ボール箱等からなる梱包
箱内に収納される。
【0031】なお、図では省略しているが、上記トレイ
11のトレイ部12の上板部12aには、複数の製品収
容部13の間の領域に対応させて、前記トレイ部12の
周壁部12bの下端よりも若干下方に突出する複数の中
空足部が一体に形成されるとともに、これらの足部と点
対称の位置に、前記上板部12aの上面から凹入する複
数の足受け部が一体に形成されており、前記トレイ11
は、その向きに180度交互に変えて積み重ねられ、上
段トレイの足部の先端を下段トレイの足受け部に嵌め込
むことにより、トレイ相互の横方向へのずれ動きを拘束
させるとともに、上端トレイの製品収容部13の底面を
下段トレイの製品収容部13に収容された薄型製品Aの
上面から離間させた状態で積層させている。
11のトレイ部12の上板部12aには、複数の製品収
容部13の間の領域に対応させて、前記トレイ部12の
周壁部12bの下端よりも若干下方に突出する複数の中
空足部が一体に形成されるとともに、これらの足部と点
対称の位置に、前記上板部12aの上面から凹入する複
数の足受け部が一体に形成されており、前記トレイ11
は、その向きに180度交互に変えて積み重ねられ、上
段トレイの足部の先端を下段トレイの足受け部に嵌め込
むことにより、トレイ相互の横方向へのずれ動きを拘束
させるとともに、上端トレイの製品収容部13の底面を
下段トレイの製品収容部13に収容された薄型製品Aの
上面から離間させた状態で積層させている。
【0032】上記トレイ11は、トレイ部12の外周に
その全周にわたって一体に形成された鍔状縁14の全て
の角部に、この鍔状縁14を介して前記トレイ部12に
加わる衝撃を緩衝するための緩衝部15が設けられてい
るため、このトレイ11を複数段に積み重ねたトレイ積
層体の角部にコーナーパットを当がって梱包箱内に収納
しなくても、梱包箱の稜線部の凹みによる衝撃を前記鍔
状縁の緩衝部により緩衝し、トレイ外周部の潰れ破壊
や、収容された薄型製品Aの破損を防ぐことができる。
その全周にわたって一体に形成された鍔状縁14の全て
の角部に、この鍔状縁14を介して前記トレイ部12に
加わる衝撃を緩衝するための緩衝部15が設けられてい
るため、このトレイ11を複数段に積み重ねたトレイ積
層体の角部にコーナーパットを当がって梱包箱内に収納
しなくても、梱包箱の稜線部の凹みによる衝撃を前記鍔
状縁の緩衝部により緩衝し、トレイ外周部の潰れ破壊
や、収容された薄型製品Aの破損を防ぐことができる。
【0033】すなわち、前記トレイ11にその側方から
加わる衝撃は、[従来の技術]の項でも説明したよう
に、トレイ積層体を収納した梱包箱の運搬中の落下等に
よる梱包箱の部分的な凹みにより生じており、特に、落
下等による衝撃力が集中して加わる梱包箱の稜線部は凹
みやすいため、トレイ11の角部に衝撃が加わる。
加わる衝撃は、[従来の技術]の項でも説明したよう
に、トレイ積層体を収納した梱包箱の運搬中の落下等に
よる梱包箱の部分的な凹みにより生じており、特に、落
下等による衝撃力が集中して加わる梱包箱の稜線部は凹
みやすいため、トレイ11の角部に衝撃が加わる。
【0034】しかし、この実施例のトレイ11は、前記
鍔状縁14の全ての角部に波板状の緩衝部15が設けら
れているため、梱包箱の稜線部の凹みにより前記トレイ
1の角部に衝撃が加わっても、その衝撃に応じて前記緩
衝部15が鍔状縁14の幅方向に圧縮されるように弾性
変形し、鍔状縁14を介してトレイ部12に加わる衝撃
を緩衝する。また、前記衝撃による前記緩衝部15の圧
縮変形は弾性変形であるため、例えば梱包箱内からのト
レイ11の取出しより、鍔状縁14に加わる外力が開放
されると、前記緩衝部15が圧縮変形状態から元の形状
に復元する。
鍔状縁14の全ての角部に波板状の緩衝部15が設けら
れているため、梱包箱の稜線部の凹みにより前記トレイ
1の角部に衝撃が加わっても、その衝撃に応じて前記緩
衝部15が鍔状縁14の幅方向に圧縮されるように弾性
変形し、鍔状縁14を介してトレイ部12に加わる衝撃
を緩衝する。また、前記衝撃による前記緩衝部15の圧
縮変形は弾性変形であるため、例えば梱包箱内からのト
レイ11の取出しより、鍔状縁14に加わる外力が開放
されると、前記緩衝部15が圧縮変形状態から元の形状
に復元する。
【0035】そのため、この実施例のトレイ11によれ
ば、従来のようにトレイ積層体の角部にコーナーパット
を当がって各トレイの外周縁を梱包箱の内面から離した
状態で梱包しなくても、トレイ外周部の潰れ破壊や収容
された薄型製品Aを破損を防ぐことができ、したがっ
て、薄型製品Aの梱包作業を簡易化するとともに、梱包
コストを抑えることができる。
ば、従来のようにトレイ積層体の角部にコーナーパット
を当がって各トレイの外周縁を梱包箱の内面から離した
状態で梱包しなくても、トレイ外周部の潰れ破壊や収容
された薄型製品Aを破損を防ぐことができ、したがっ
て、薄型製品Aの梱包作業を簡易化するとともに、梱包
コストを抑えることができる。
【0036】なお、上記実施例では、鍔状縁14の角部
の緩衝部15を、複数の山部が連続する波板状に形成し
ているが、前記緩衝部15は、1つの山部だけを有する
山形形状に形成してもよく、また、前記山部の形状は、
逆V字形、逆U字形など任意の形状でよい。
の緩衝部15を、複数の山部が連続する波板状に形成し
ているが、前記緩衝部15は、1つの山部だけを有する
山形形状に形成してもよく、また、前記山部の形状は、
逆V字形、逆U字形など任意の形状でよい。
【0037】図4はこの発明の第2の実施例を示す薄型
製品箱詰め用トレイの角部の拡大平面図であり、この実
施例のトレイ11aは、鍔状縁14の全ての角部に波板
状の緩衝部15を形成するとともに、前記緩衝部15の
中央部に、この緩衝部15を補強するための補強リブ1
6を前記鍔状縁14の幅方向に沿わせて形成したもので
ある。なお、他の構成は上記第1の実施例と同じであ
る。
製品箱詰め用トレイの角部の拡大平面図であり、この実
施例のトレイ11aは、鍔状縁14の全ての角部に波板
状の緩衝部15を形成するとともに、前記緩衝部15の
中央部に、この緩衝部15を補強するための補強リブ1
6を前記鍔状縁14の幅方向に沿わせて形成したもので
ある。なお、他の構成は上記第1の実施例と同じであ
る。
【0038】このトレイ11aによれば、波板状の緩衝
部15を前記補強リブ16により補強することができ
る。なお、前記鍔状縁14の角部の外縁は、円弧状に面
取りした形状に形成されており、したがって前記緩衝部
15の中央部は梱包箱に当らないため、前記緩衝部15
の中央部に補強リブ16があっても充分な緩衝効果を得
ることができる。
部15を前記補強リブ16により補強することができ
る。なお、前記鍔状縁14の角部の外縁は、円弧状に面
取りした形状に形成されており、したがって前記緩衝部
15の中央部は梱包箱に当らないため、前記緩衝部15
の中央部に補強リブ16があっても充分な緩衝効果を得
ることができる。
【0039】図5はこの発明の第3の実施例を示す薄型
製品箱詰め用トレイの角部の拡大平面図であり、この実
施例のトレイ11bは、鍔状縁14の全周を幅方向に沿
わせて上下面方向に屈曲させることにより、前記鍔状縁
14にその全周にわたって波板状の緩衝部15aを設け
たものである。なお、他の構成は上記第1の実施例と同
じである。
製品箱詰め用トレイの角部の拡大平面図であり、この実
施例のトレイ11bは、鍔状縁14の全周を幅方向に沿
わせて上下面方向に屈曲させることにより、前記鍔状縁
14にその全周にわたって波板状の緩衝部15aを設け
たものである。なお、他の構成は上記第1の実施例と同
じである。
【0040】この実施例のトレイ11bによれば、前記
鍔状縁14にその全周にわたって緩衝部15aが設けら
れているため、角部に加わる衝撃だけでなく、側縁に加
わる衝撃も緩衝することができる。
鍔状縁14にその全周にわたって緩衝部15aが設けら
れているため、角部に加わる衝撃だけでなく、側縁に加
わる衝撃も緩衝することができる。
【0041】なお、この実施例においては、鍔状縁14
にその全周にわたって設けられた緩衝部15aに、前記
鍔状縁14の幅方向に沿う補強リブを適当な間隔で形成
してもよい。
にその全周にわたって設けられた緩衝部15aに、前記
鍔状縁14の幅方向に沿う補強リブを適当な間隔で形成
してもよい。
【0042】図6はこの発明の第4の実施例を示す薄型
製品箱詰め用トレイの平面図であり、この実施例のトレ
イ11cは、鍔状縁14の全ての角部にそれぞれ波板状
の緩衝部15を設けるとともに、これらの角部の間の全
ての外側縁を若干凹入させたものである。なお、他の構
成は上記第1の実施例と同じである。
製品箱詰め用トレイの平面図であり、この実施例のトレ
イ11cは、鍔状縁14の全ての角部にそれぞれ波板状
の緩衝部15を設けるとともに、これらの角部の間の全
ての外側縁を若干凹入させたものである。なお、他の構
成は上記第1の実施例と同じである。
【0043】この実施例のトレイ11bによれば、前記
鍔状縁14の各角部に加わる衝撃を前記緩衝部15によ
り緩衝するとともに、前記角部の間の外側縁を梱包箱の
内面から離間させ、梱包箱の側面が凹んだ場合でも、ト
レイ11cの側縁には衝撃が加わらないようにすること
ができる。
鍔状縁14の各角部に加わる衝撃を前記緩衝部15によ
り緩衝するとともに、前記角部の間の外側縁を梱包箱の
内面から離間させ、梱包箱の側面が凹んだ場合でも、ト
レイ11cの側縁には衝撃が加わらないようにすること
ができる。
【0044】図7はこの発明の第5の実施例を示す薄型
製品箱詰め用トレイの角部の拡大平面図であり、この実
施例のトレイ11dは、鍔状縁14の外縁をその全周に
わたって間欠的に凹入させることにより、この鍔状縁1
4の外縁を凹凸縁とし、この凹凸縁により緩衝部15b
を形成したものである。なお、他の構成は上記第1の実
施例と同じである。
製品箱詰め用トレイの角部の拡大平面図であり、この実
施例のトレイ11dは、鍔状縁14の外縁をその全周に
わたって間欠的に凹入させることにより、この鍔状縁1
4の外縁を凹凸縁とし、この凹凸縁により緩衝部15b
を形成したものである。なお、他の構成は上記第1の実
施例と同じである。
【0045】この実施例のトレイ11dは、鍔状縁14
の外縁を凹凸縁とすることにより緩衝部15bを形成し
たものであるため、梱包箱の内面に対するトレイ外周の
接触面積が小さくすることができ、したがって、梱包箱
の稜線部の凹みによる衝撃を前記凹凸縁の各凸部の撓み
変形により緩衝し、トレイ外周部の潰れ破壊や薄型製品
の破損を防ぐことができる。
の外縁を凹凸縁とすることにより緩衝部15bを形成し
たものであるため、梱包箱の内面に対するトレイ外周の
接触面積が小さくすることができ、したがって、梱包箱
の稜線部の凹みによる衝撃を前記凹凸縁の各凸部の撓み
変形により緩衝し、トレイ外周部の潰れ破壊や薄型製品
の破損を防ぐことができる。
【0046】なお、この実施例では、鍔状縁14の外縁
をその全周にわたって凹凸縁とすることにより、前記鍔
状縁14の全周に緩衝部15bを形成しているが、前記
鍔状縁14の角部の外縁だけを凹凸縁とすることによ
り、前記角部だけに緩衝部15bを形成してもよい。
をその全周にわたって凹凸縁とすることにより、前記鍔
状縁14の全周に緩衝部15bを形成しているが、前記
鍔状縁14の角部の外縁だけを凹凸縁とすることによ
り、前記角部だけに緩衝部15bを形成してもよい。
【0047】図8および図9はこの発明の第6の実施例
を示しており、図8は薄型製品箱詰め用トレイ11eの
平面図、図9は前記トレイ11eの積層状態を示す側面
図である。
を示しており、図8は薄型製品箱詰め用トレイ11eの
平面図、図9は前記トレイ11eの積層状態を示す側面
図である。
【0048】この実施例のトレイ11eは、鍔状縁14
の全ての角部にそれぞれ波板状の緩衝部15を設けると
ともに、前記鍔状縁14の両側辺の一方と両端辺の一方
との2つの辺の幅をそれぞれ他の2つの辺の幅よりも広
く形成したものであり、他の構成は第1の実施例と同じ
である。なお、この実施例では前記鍔状縁11eの幅狭
辺の幅a1を約5mm、幅広辺の幅a2を約8mmにし
ている。
の全ての角部にそれぞれ波板状の緩衝部15を設けると
ともに、前記鍔状縁14の両側辺の一方と両端辺の一方
との2つの辺の幅をそれぞれ他の2つの辺の幅よりも広
く形成したものであり、他の構成は第1の実施例と同じ
である。なお、この実施例では前記鍔状縁11eの幅狭
辺の幅a1を約5mm、幅広辺の幅a2を約8mmにし
ている。
【0049】このトレイ11eは、トレイ部12の各製
品収容凹部13内にそれぞれ薄型製品を収容した状態
で、図9のように、複数のトレイ11eの向きを180
度交互に変えて複数段に積み重ねられ、その上に空のト
レイ11eを最上段のトレイ11eの向きを180度変
えて重ね、そのトレイ積層体をビニールシート等の防塵
シートで包んで段ボール板等からなる束ね材を巻き付け
た状態で、段ボール箱等からなる梱包箱内に収納され
る。
品収容凹部13内にそれぞれ薄型製品を収容した状態
で、図9のように、複数のトレイ11eの向きを180
度交互に変えて複数段に積み重ねられ、その上に空のト
レイ11eを最上段のトレイ11eの向きを180度変
えて重ね、そのトレイ積層体をビニールシート等の防塵
シートで包んで段ボール板等からなる束ね材を巻き付け
た状態で、段ボール箱等からなる梱包箱内に収納され
る。
【0050】この実施例のトレイ11eによれば、梱包
箱の稜線部の凹みによる衝撃を前記鍔状縁14の角部の
緩衝部15により緩衝するとともに、前記梱包箱の側面
の凹みによる衝撃を1段おきのトレイ11eの幅広辺の
撓み変形により分散させて緩衝し、トレイ外周部の潰れ
破壊や、収容された薄型製品Aの破損を防ぐことができ
る。
箱の稜線部の凹みによる衝撃を前記鍔状縁14の角部の
緩衝部15により緩衝するとともに、前記梱包箱の側面
の凹みによる衝撃を1段おきのトレイ11eの幅広辺の
撓み変形により分散させて緩衝し、トレイ外周部の潰れ
破壊や、収容された薄型製品Aの破損を防ぐことができ
る。
【0051】
【発明の効果】この発明の薄型製品箱詰め用トレイは、
上面に薄型製品の収容凹部が形成された四角形状のトレ
イ部の外周にその全周にわたって一体に形成された鍔状
縁の少なくとも角部に、この鍔状縁を介して前記トレイ
部に加わる外力を緩衝するための緩衝部を設けたもので
あるため、トレイ積層体の角部にコーナーパットを当が
って梱包箱内に収納しなくても、梱包箱の凹みによる凹
みによる衝撃を前記鍔状縁の緩衝部により緩衝し、トレ
イ外周部の潰れ破壊や、薄型製品を破損を防ぐことがで
きる。
上面に薄型製品の収容凹部が形成された四角形状のトレ
イ部の外周にその全周にわたって一体に形成された鍔状
縁の少なくとも角部に、この鍔状縁を介して前記トレイ
部に加わる外力を緩衝するための緩衝部を設けたもので
あるため、トレイ積層体の角部にコーナーパットを当が
って梱包箱内に収納しなくても、梱包箱の凹みによる凹
みによる衝撃を前記鍔状縁の緩衝部により緩衝し、トレ
イ外周部の潰れ破壊や、薄型製品を破損を防ぐことがで
きる。
【0052】この発明の薄型製品箱詰め用トレイにおい
て、前記緩衝部は、前記鍔状縁をその幅方向に上下面方
向に屈曲させることにより形成するか、もしくは、前記
鍔状縁の外縁を凹凸縁とすることにより形成するのが望
ましく、このような緩衝部を設けることにより、良好な
緩衝効果を得ることができる。
て、前記緩衝部は、前記鍔状縁をその幅方向に上下面方
向に屈曲させることにより形成するか、もしくは、前記
鍔状縁の外縁を凹凸縁とすることにより形成するのが望
ましく、このような緩衝部を設けることにより、良好な
緩衝効果を得ることができる。
【図1】この発明の第1の実施例を示す薄型製品箱詰め
用トレイの平面図。
用トレイの平面図。
【図2】第1の実施例のトレイの角部の拡大平面図。
【図3】図2のIII−III線に沿う拡大断面図。
【図4】この発明の第2の実施例を示す薄型製品箱詰め
用トレイの角部の拡大平面図。
用トレイの角部の拡大平面図。
【図5】この発明の第3の実施例を示す薄型製品箱詰め
用トレイの角部の拡大平面図。
用トレイの角部の拡大平面図。
【図6】この発明の第4の実施例を示す薄型製品箱詰め
用トレイの平面図。
用トレイの平面図。
【図7】この発明の第5の実施例を示す薄型製品箱詰め
用トレイの角部の拡大平面図。
用トレイの角部の拡大平面図。
【図8】この発明の第6の実施例を示す薄型製品箱詰め
用トレイの平面図。
用トレイの平面図。
【図9】第6の実施例のトレイの積層状態を示す側面
図。
図。
【図10】従来の薄型製品箱詰め用トレイの平面図。
【図11】図10のXI−XI線に沿う拡大断面図。
【図12】従来のトレイの梱包工程図。
11,11a,11b,11c,11d,11e…トレ
イ。 12…トレイ部 12a…トレイ部の上板部 12b…トレイ部の周壁部 13…製品収容凹部 14…鍔状縁 15,15a,15b…緩衝部 A…薄型製品
イ。 12…トレイ部 12a…トレイ部の上板部 12b…トレイ部の周壁部 13…製品収容凹部 14…鍔状縁 15,15a,15b…緩衝部 A…薄型製品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E066 AA44 BA01 CA01 FA13 GA05 HA05 JA03 MA01 MA09 NA43 3E067 AA12 AB41 AC04 BA06C BA10B BA18B BB02C BB14B BC02B BC04B BC06C DA02 EA24 EA29 EB22 EC32 ED03 EE50 FA04 FC01 GD03 3E096 AA06 AA13 BA17 BA20 BB05 CA06 CB02 CC02 DA04 DB04 DC01 EA02X EA02Y FA01 GA11
Claims (3)
- 【請求項1】薄型製品を収容し、複数段に積み重ねられ
て梱包箱内に収納される樹脂製の箱詰め用トレイにおい
て、 上面に前記薄型製品の収容凹部が形成された四角形状の
トレイ部と、前記トレイ部の外周にその全周にわたって
一体に形成された鍔状縁とからなり、前記鍔状縁の少な
くとも角部に、この鍔状縁を介して前記トレイ部に加わ
る衝撃を緩衝するための緩衝部が設けられていることを
特徴とする薄型製品箱詰め用トレイ。 - 【請求項2】緩衝部は、鍔状縁をその幅方向に沿わせて
上下面方向に屈曲させることにより形成されていること
を特徴とする請求項1に記載の薄型製品箱詰め用トレ
イ。 - 【請求項3】緩衝部は、鍔状縁の外縁を凹凸縁とするこ
とにより形成されていることを特徴とする請求項1に記
載の薄型製品箱詰め用トレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000393466A JP2002193341A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 薄型製品箱詰め用トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000393466A JP2002193341A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 薄型製品箱詰め用トレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002193341A true JP2002193341A (ja) | 2002-07-10 |
Family
ID=18859269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000393466A Pending JP2002193341A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 薄型製品箱詰め用トレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002193341A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008254743A (ja) * | 2007-04-02 | 2008-10-23 | Tenman Shiki Kk | 包装容器 |
JP2009525618A (ja) * | 2006-02-03 | 2009-07-09 | インテグリス・インコーポレーテッド | 衝撃吸収基板容器 |
US7780440B2 (en) | 2004-10-19 | 2010-08-24 | Canon Anelva Corporation | Substrate supporting/transferring tray |
JP2010189032A (ja) * | 2009-02-18 | 2010-09-02 | Konica Minolta Opto Inc | ケース |
CN103010557A (zh) * | 2012-12-18 | 2013-04-03 | 杭州中亚机械股份有限公司 | 一种装箱托架及其摆放方法 |
JP2013116771A (ja) * | 2013-03-18 | 2013-06-13 | Konica Minolta Inc | ケース |
JP2016071225A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | キヤノン株式会社 | 梱包部材 |
CN114144361A (zh) * | 2019-08-01 | 2022-03-04 | 美敦力瓦斯科尔勒公司 | 用于密封托盘的应力吸收缓冲区 |
WO2023199985A1 (ja) * | 2022-04-13 | 2023-10-19 | 凸版印刷株式会社 | 調光シートの梱包体 |
JP2023156993A (ja) * | 2022-04-13 | 2023-10-25 | Toppanホールディングス株式会社 | 調光シートの梱包体 |
CN117022861A (zh) * | 2023-04-07 | 2023-11-10 | 友达光电股份有限公司 | 托盘以及承载箱 |
-
2000
- 2000-12-25 JP JP2000393466A patent/JP2002193341A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7780440B2 (en) | 2004-10-19 | 2010-08-24 | Canon Anelva Corporation | Substrate supporting/transferring tray |
JP2009525618A (ja) * | 2006-02-03 | 2009-07-09 | インテグリス・インコーポレーテッド | 衝撃吸収基板容器 |
US8292077B2 (en) | 2006-02-03 | 2012-10-23 | Entegris, Inc. | Shock absorbing substrate container |
JP2008254743A (ja) * | 2007-04-02 | 2008-10-23 | Tenman Shiki Kk | 包装容器 |
JP2010189032A (ja) * | 2009-02-18 | 2010-09-02 | Konica Minolta Opto Inc | ケース |
CN103010557A (zh) * | 2012-12-18 | 2013-04-03 | 杭州中亚机械股份有限公司 | 一种装箱托架及其摆放方法 |
JP2013116771A (ja) * | 2013-03-18 | 2013-06-13 | Konica Minolta Inc | ケース |
JP2016071225A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | キヤノン株式会社 | 梱包部材 |
US10295958B2 (en) | 2014-09-30 | 2019-05-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Packing member |
CN107077094B (zh) * | 2014-09-30 | 2020-12-18 | 佳能株式会社 | 包装部件 |
CN114144361A (zh) * | 2019-08-01 | 2022-03-04 | 美敦力瓦斯科尔勒公司 | 用于密封托盘的应力吸收缓冲区 |
WO2023199985A1 (ja) * | 2022-04-13 | 2023-10-19 | 凸版印刷株式会社 | 調光シートの梱包体 |
JP2023156993A (ja) * | 2022-04-13 | 2023-10-25 | Toppanホールディングス株式会社 | 調光シートの梱包体 |
JP7601132B2 (ja) | 2022-04-13 | 2024-12-17 | Toppanホールディングス株式会社 | 調光シートの梱包体 |
CN117022861A (zh) * | 2023-04-07 | 2023-11-10 | 友达光电股份有限公司 | 托盘以及承载箱 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107521851B (zh) | 包装材及包装体 | |
JP5917316B2 (ja) | 梱包材および梱包体 | |
JP2003063569A (ja) | 梱包用緩衝材および梱包物 | |
JP2002193341A (ja) | 薄型製品箱詰め用トレイ | |
US9233787B2 (en) | Cushioning material | |
WO2018199026A1 (ja) | 包装トレイ | |
JP3142537B2 (ja) | 紙製緩衝体 | |
JP5156412B2 (ja) | 収納トレー及び搬送容器並びにicタグの保護方法 | |
JP2002012270A (ja) | 包装用緩衝材及び包装体 | |
JP2017057016A (ja) | 梱包材および梱包体 | |
JP5657213B2 (ja) | 緩衝部材を用いた梱包構造 | |
JP2010173667A (ja) | 梱包用緩衝材 | |
JP2003292085A (ja) | 梱包装置 | |
KR200391925Y1 (ko) | 포장용 완충재 | |
JP5158090B2 (ja) | 梱包容器 | |
JP5282276B2 (ja) | 緩衝部材及びそれを用いた梱包構造 | |
JP2562130Y2 (ja) | 板状物包装体 | |
KR100654153B1 (ko) | 포장용 상자, 괘선형성방법 및 포장용 상자의 제조 방법 | |
JP2792404B2 (ja) | 包装体の組み立て方法 | |
CN221114778U (zh) | 可拆卸包装纸箱 | |
JP4841258B2 (ja) | 梱包箱用緩衝材と梱包箱用緩衝材を有する梱包箱 | |
JP4158644B2 (ja) | 包装装置 | |
JP4228281B2 (ja) | ガラス板用梱包体 | |
WO2021049264A1 (ja) | ガラス板梱包用パレット、ガラス板梱包体及びガラス板梱包体の製造方法 | |
JP2001240140A (ja) | 梱包方法及び梱包装置 |