[go: up one dir, main page]

JP2002192878A - 直液式筆記具 - Google Patents

直液式筆記具

Info

Publication number
JP2002192878A
JP2002192878A JP2000395807A JP2000395807A JP2002192878A JP 2002192878 A JP2002192878 A JP 2002192878A JP 2000395807 A JP2000395807 A JP 2000395807A JP 2000395807 A JP2000395807 A JP 2000395807A JP 2002192878 A JP2002192878 A JP 2002192878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
comb
comb teeth
temporary
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000395807A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Koyama
隆雄 小山
Kazuhisa Kirita
和久 切田
Atsushi Iwasa
敦 岩佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Pencil Co Ltd filed Critical Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority to JP2000395807A priority Critical patent/JP2002192878A/ja
Priority to US10/011,438 priority patent/US6517273B2/en
Priority to DE10163592A priority patent/DE10163592B4/de
Publication of JP2002192878A publication Critical patent/JP2002192878A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K5/00Pens with ink reservoirs in holders, e.g. fountain-pens
    • B43K5/02Ink reservoirs

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pens And Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インキが30mN/m以下のインキでも環境
変化によりインキタンク内の空間部の体積膨張により押
し出されたインキがペン先側から直流すること無く全て
一時インキ貯溜体に貯溜され、且つ低表面エネルギーの
筆記面に対しても描線ハジキをすることなく更に描線乾
燥性に優れるインキも使用できる直液式筆記具を提供す
る。 【解決手段】インキタンク室2とペン先4aとの間であ
って先軸3内に断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体5を設
けた直液式筆記具であって、断面櫛歯状の一時インキ貯
溜体5にある全て又は一部のインキを貯溜する為の個々
の櫛歯間の隙間12が0.15mm以下であり、且つイ
ンキの表面張力が25℃に於いて30mN/m以下であ
るインキを充填してなる筆記具である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インキタンク内の
圧力上昇時の流出インキを一時的に貯溜するインキ貯溜
体を有する直液式筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インキタンクと通じているインキ
誘導芯より径方向で外側にインキ誘導芯と分離して配置
された断面櫛歯形状の成形体又は、多孔質体からなる一
時インキ貯溜体を備えた直液式筆記具にインキの表面張
力が25℃の環境下で30mN/mを越える水性インキ
を充填し、インキタンク空間部の内圧上昇時にインキタ
ンクのインキを一時貯留してインキのペン先からの吹き
出し等を防止している直液式筆記具が知られており、こ
れらの筆記具の櫛歯間の隙間は0.2mm以上のもので
ある。
【0003】しかし、インキの表面張力が30mN/m
を越える水性インキの場合、ポリプロピレンやポリエチ
レン等又は、皮脂などが付着した紙面、ガラス表面等の
低表面エネルギーの筆記面に筆記した場合に描線をハジ
ク(筆記面に描線インキがはじかれて乗らない状態に)
と言う問題が有る。
【0004】この問題を解決するにはインキの表面張力
を30mN/m以下に、望ましくは27mN/m以下に
するのが望ましく、よく知られる油性マーカーや水性の
固着性良好なマーカーなどに用いられているが、この種
の筆記具は断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体を具備する
直液式のものではない。
【0005】また、表面張力が30mN/m以下のイン
キを上記0.2mm以上の櫛歯間隙間を有する直液式筆
記具に搭載した場合、表面張力が低いために隙間の毛細
管力が低下するため、ペン先を下向きに静置しておく
と、櫛歯間に流入したインキの大部分が櫛歯間に留まる
ことができずにペン先から漏れ出るという問題がある。
更に、表面張力の大きい液体は一般的に蒸気圧が低く描
線乾燥性に劣るという問題が有った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、インキが3
0mN/m以下のインキでも環境変化によりインキタン
ク内の空間部の体積膨張により押し出されたインキがペ
ン先側から直流すこと無く全て一時インキ貯溜体に貯溜
され、且つ低表面エネルギーの筆記面に対しても描線ハ
ジキをすることなく更に描線乾燥性に優れるインキも使
用できる直液式筆記具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の構成を有する。
【0008】本発明は、インキタンク室とペン先との間
に断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体を設け、前記一時イ
ンキ貯溜体とインキタンク室との間に隔壁が設けてあ
り、前記隔壁には空気置換孔を設け、更に前記一時貯溜
体を貫挿させたインキ誘導芯又はペン芯がインキタンク
室内まで突出又は貫通している直液式筆記具に於いて、
断面櫛歯状の一時インキ貯溜体にある全て又は一部のイ
ンキを貯溜する為の個々の櫛歯隙間が0.15mm以下
(好ましくは0.13mm以下)であり、且つインキの
表面張力が25℃に於いて30mN/m以下であるイン
キを充填してなることを特徴とする直液式筆記具であ
る。
【0009】本発明では、必ずしも全ての櫛歯間隙間を
0.15mm以下(好ましくは0.13mm以下)にす
る必要はなく、少なくともペン先から2.0cm以上離
れたところでは全て又は一部の櫛歯間の隙間を0.15
mm以下(好ましくは0.13mm以下)にすることが
一層好ましい。一方、ペン先より2.0mm未満に位置
するペン先に近い部分は櫛歯間隙間を0.15mm以下
(好ましくは0.13mm)にすれば、より大きな毛細
管力を得ることが可能なため、好適ではあるが、櫛歯枚
数当たりのインキ貯溜容積が少なくなり、原材料の消費
などの面から見れば非効率的であるので、ペン先から
2.0cm未満の位置にある櫛歯間隙間は、インキの表
面張力、経済性、地球環境対応などから適宜決定するべ
きである。
【0010】また、インキの溶媒に使用される有機溶剤
は、筆記具に使用される一般的な有機溶剤であれば何で
も良いが、例えば、エタノールやn−プロパノールなど
の一価アルコールやプロピレングリコールモノメチルエ
ーテルなどの多価アルコールなどを列挙することが出来
る。
【0011】また、インキタンク室と断面櫛歯状の一時
インキ貯溜体の材質は、インキと接触することにより膨
潤現象、白化現象、溶解現象、脆化現象等が起こらない
材質であれば何でも良いが、成形性、経済性、リサイク
ルなど地球環境対応の点などを考慮すると、インキタン
ク室の材質として、有機溶剤を主溶剤とするインキの場
合、有機溶剤が極性溶剤系の場合はポリエステル系樹
脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリ
アミド系樹脂よりなる群から選ばれた樹脂で、有機溶剤
が非極性の場合はポリエチレン系樹脂、ポリアミド系樹
脂よりなる群より選ばれた樹脂を用い、水を主溶媒とす
るインキの場合は、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、
ビニル系高分子及びビニリデン系高分子、ポリカーボネ
ート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリピロピレンやポ
リエチレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリアリレー
ト系樹脂よりなる群から選ばれた樹脂を用いるのが好ま
しい。また、断面櫛歯状の一時インキ貯溜体の材質とし
ては、有機溶剤が極性溶剤系の場合はポリエステル系樹
脂、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィ
ン系樹脂よりなる群より選ばれた樹脂で、有機溶剤が非
極性の場合はポリエチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂よ
りなる群から選ばれた樹脂を用いることが好ましく、水
を主溶媒とするインキの場合は、アクリル系樹脂、ポリ
スチレン系樹脂、ビニル系高分子及びビニリデン系高分
子、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポ
リプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィン系樹
脂、ポリアリレート系樹脂、ABS系樹脂、ポリアセタ
ール樹脂などを用いることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を各実施例等により詳細に説明する。
【0013】実施例においては、図1に示す筆記具Aの
ように、後軸1内のインキタンク室2と先軸3先端部に
装着されたペン芯4のペン先4aとの間であって先軸3
内に断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体5を設け、前記一
時インキ貯溜体5とインキタンク室2との間に隔壁6が
設けてあり、前記隔壁6には空気置換孔7を設け、更に
前記一時貯溜体5を貫挿させたインキ誘導芯(又はペン
芯と一体の場合はペン芯)8がインキタンク室2内まで
突出又は貫通している直液式筆記具である。
【0014】ポリプロピレン製のインキタンク室2とポ
リエステル製の繊維束あるいは溝付棒体からなるペン先
4aとの間にポリプロピレン製の成形体からなる断面櫛
歯形状の一時インキ貯溜体5を配置させた。また、ペン
芯4はクチプラ(嵌着部材)9で先軸3先端部に固定し
てあり、このペン芯4の後端部にはインキ誘導芯8の前
端部が嵌入してある。また、一時貯溜体には、前記空気
置換孔7に連続してインキ誘導溝(スリットあるいは縦
溝)10が形成されている。後軸1はインキタンク部分
とは別体の外装軸1aを設けている。先軸3のペン先4
a外周を覆ってインキの乾燥を防止するキャップ体11
が設けられる。
【0015】図2に実施例に用いた断面櫛歯形状の一時
インキ貯溜体5の詳細断面図を示す。この一時インキ貯
溜体5は、使用環境の変化でインキタンク室2内の圧力
が変化したときに前記空気置換孔7からインキ誘導溝1
0を介してインキを各櫛歯間に多数形成された隙間12
に誘導して貯溜するようになっている。
【0016】また、断面櫛歯状の一時インキ貯溜体5に
ある全て又は一部のインキを貯溜する為の個々の櫛歯間
の隙間12が0.15mm以下であり、且つインキの表
面張力が25℃に於いて30mN/m以下であるインキ
を充填してなる筆記具である。
【0017】(実施例1)本発明の実施例1を説明す
る。
【0018】この断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、
ペン先4先端aから最も離れたところbに位置する櫛歯
間の隙間がペン先からL1=3.5cm離れたところに
位置し、且つペン先からL2=2.7cm以上離れたと
ころに位置する全ての櫛歯間の隙間が0.15mmであ
り、ペン先からL2〜L3=2.7cm未満〜2.2c
m以上に位置する櫛歯間の隙間が全て0.20mmで、
ペン先からL3=2.2cm未満に位置する櫛歯間の隙
間が全て0.25mmである構造になっている。
【0019】図1に示したように、一時インキ貯溜体5
とインキタンク室2との間は、断面櫛歯形状の一時イン
キ貯溜体にある全ての櫛歯間の隙間よりも狭い隙間から
なる空気置換孔7を有する隔壁6で仕切られ、更に一時
インキ貯溜体5を貫挿させたペン芯がインキタンク室内
に突出させた直液式筆記具のインキタンクにエタノール
を主溶媒とし25℃での表面エネルギーが約23mN/
mで密度が約0.86g/ccに調整されたインキを充
填したものを得た。
【0020】実施例1により得られた直液式筆記具をペ
ン先を下向きにして、外気圧を徐々に下げ、一時インキ
貯溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキを貯溜させた。一
時インキ貯溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキが貯溜さ
れる過程で、ペン先からインキが漏れることは全くなか
った。しかも、櫛歯間の隙間に貯溜されたインキは、櫛
歯間の隙間に留まり貯溜された状態を維持しペン先から
インキが漏れ出すことは無かった。次に、実施例1によ
り得られた直液式筆記具でポリプロピレンからなるフィ
ルムに筆記したところ描線ハジキすることなく良好な描
線が得られ、描線乾燥性も水性インキに比べて格段に良
好であった。
【0021】(実施例2)以下、実施例2を説明する。
ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエステル製の
ペン先との間にポリプロピレン製の成形体からなる断面
櫛歯形状の一時インキ貯溜体を配置させた。この断面櫛
歯形状の一時インキ貯溜体は、ペン先から最も離れたと
ころに位置する櫛歯間の隙間がペン先からL1=3.5
cm離れたところに位置し、且つペン先からL2=2.
7cm以上離れたところに位置する全ての櫛歯間の隙間
が0.15mmであり、ペン先からL2〜L3=2.7
cm未満〜2.2cm以上に位置する櫛歯間の隙間が全
て0.20mmであり、ペン先からL3=2.2cm未
満に位置する櫛歯間の隙間が0.25mmである構造に
してある。一時インキ貯溜体とインキタンク室との間
は、断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体にある全ての櫛歯
間の隙間よりも狭い隙間からなる空気置換孔を有する隔
壁で仕切られ、更に一時インキ貯溜体を貫挿させたペン
芯がインキタンク室内に突出させた直液式筆記具のイン
キタンクにn−プロパノールを主溶媒とし25℃での表
面エネルギーが約23.5mN/mで密度が約0.83
g/ccに調整されたインキを充填したものを得た。
【0022】実施例2により得られた直液式筆記具をペ
ン先下向きにして、外気圧を徐々に下げ、一時インキ貯
溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキを貯溜させた。一時
インキ貯溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキが貯溜され
る過程で、ペン先からインキが漏れることは全くなかっ
た。しかも、櫛歯間の隙間に貯溜されたインキは、櫛歯
間の隙間に留まり貯溜された状態を維持しペン先からイ
ンキが漏れ出すことは無かった。次に、実施例2により
得られた直液式筆記具でポリプロピレンからなるフィル
ムに筆記したところ描線ハジキすることなく良好な描線
が得られ、描線乾燥性も水性インキとほぼ同程度であっ
た。
【0023】(実施例3)以下、実施例3を説明する。
ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエステル製の
ペン先との間にポリプロピレン製の成形体からなる断面
櫛歯形状の一時インキ貯溜体を配置させた。図3に、実
施例3に用いた断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体断面図
を示す。この断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、ペン
先から最も離れたところに位置する櫛歯間の隙間がペン
先からL1=3.5cm離れたところに位置し、且つペ
ン先からL2=2.7cm以上離れたところに位置する
全ての櫛歯間の隙間が0.15mmであり、ペン先から
L2〜L3=2.7cm未満〜2.2cm以上に位置す
る櫛歯間の隙間が全て0.20mmであり、ペン先から
2.2cm未満に位置する櫛歯間の隙間が0.25mm
である構造にしてある。一時インキ貯溜体とインキタン
ク室との間は、断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体にある
全ての櫛歯間の隙間よりも狭い隙間からなる空気置換孔
を有する隔壁で仕切られ、更に一時インキ貯溜体を貫挿
させたペン芯がインキタンク室内に突出させた直液式筆
記具のインキタンクにプロピレングリコールモノメチル
エーテルを主溶媒とし25℃での表面エネルギーが約2
5mN/mで密度が約0.945g/ccに調整された
インキを充填したものを得た。
【0024】実施例3により得られた直液式筆記具をペ
ン先下向きにして、外気圧を徐々に下げ、一時インキ貯
溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキを貯溜させた。一時
インキ貯溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキが貯溜され
る過程で、ペン先からインキが漏れることは全くなかっ
た。しかも、櫛歯間の隙間に貯溜されたインキは、櫛歯
間の隙間に留まり貯溜された状態を維持しペン先からイ
ンキが漏れ出すことは無かった。次に、実施例3により
得られた直液式筆記具でポリプロピレンからなるフィル
ムに筆記したところ描線ハジキすることなく良好な描線
が得られ、描線乾燥性も水性インキとほぼ同程度であっ
た。
【0025】(実施例4)以下、実施例4を説明する。
ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエステル製の
ペン先との間にポリプロピレン製の成形体からなる断面
櫛歯形状の一時インキ貯溜体を配置させた。図4に、実
施例4に用いた断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体断面図
を示す。この断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、ペン
先から最も離れたところに位置する櫛歯間の隙間がペン
先からL1=4.0cm離れたところに位置し、且つペ
ン先からL2=3.5cm以上離れたところに位置する
全ての櫛歯間の隙間が0.13mmであり、ペン先から
L2〜L3=3.5cm未満〜2.5cm以上に位置す
る櫛歯間の隙間が全て0.15mmであり、ペン先から
L3〜L4=2.5cm未満〜2.0cm以上に位置す
る櫛歯間の隙間が0.20mmであり、ペン先からL4
=2.0cm未満にある全ての櫛歯間の隙間が0.25
mmである構造にしてある。一時インキ貯溜体とインキ
タンク室との間は、断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体に
ある全ての櫛歯間の隙間よりも狭い隙間からなる空気置
換孔を有する隔壁で仕切られ、更に一時インキ貯溜体を
貫挿させたペン芯がインキタンク室内に突出させた直液
式筆記具のインキタンクにプロピレングリコールモノメ
チルエーテルとn−プロパノールを重量比で7:3の割
合で混合した溶媒系を主溶媒とし25℃での表面エネル
ギーが約25mN/mで密度が約0.945g/ccに
調整されたインキを充填したものを得た。
【0026】実施例4により得られた直液式筆記具をペ
ン先下向きにして、外気圧を徐々に下げ、一時インキ貯
溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキを貯溜させた。一時
インキ貯溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキが貯溜され
る過程で、ペン先からインキが漏れることは全くなかっ
た。しかも、櫛歯間の隙間に貯溜されたインキは、櫛歯
間の隙間に留まり貯溜された状態を維持しペン先からイ
ンキが漏れ出すことは無かった。次に、実施例4により
得られた直液式筆記具でポリプロピレンからなるフィル
ムに筆記したところ描線ハジキすることなく良好な描線
が得られ、描線乾燥性も水性インキとほぼ同程度であっ
た。
【0027】(実施例5)以下、実施例5を説明する。
ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエステル製の
ペン先との間にABS製の成形体からなる断面櫛歯形状
の一時インキ貯溜体を配置させた。図5に、実施例5に
用いた断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体断面図を示す。
この断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、ペン先から最
も離れたところに位置する櫛歯間の隙間がペン先からL
l=4.0cm離れたところに位置し、且つペン先から
L2=3.5cm以上離れたところに位置する全ての櫛
歯間の隙間が0.13mmであり、ペン先からL2〜L
3=3.5cm未満〜2.7cm以上に位置する櫛歯間
の隙間が全て0.15mmであり、ペン先からL3〜L
4=2.7cm未満〜2.2cm以上に位置する櫛歯間
の隙間が0.20mmであり、ペン先からL4=2.2
cm未満にある全ての櫛歯間の隙間が0.25mmであ
る構造にしてある。一時インキ貯溜体とインキタンク室
との間は、断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体にある全て
の櫛歯間の隙間よりも狭い隙間からなる空気置換孔を有
する隔壁で仕切られ、更に一時インキ貯溜体を貫挿させ
たペン芯がインキタンク室内に突出させた直液式筆記具
のインキタンクに水を主溶媒とし25℃での表面エネル
ギーが約29mN/mで密度が約1.1g/ccに調整
されたインキを充填したものを得た。
【0028】実施例5により得られた直液式筆記具をペ
ン先下向きにして、外気圧を徐々に下げ、一時インキ貯
溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキを貯溜させた。一時
インキ貯溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキが貯溜され
る過程で、ペン先からインキが漏れることは全くなかっ
た。しかも、櫛歯間の隙間に貯溜されたインキは、櫛歯
間の隙間に留まり貯溜された状態を維持しペン先からイ
ンキが漏れ出すことは無かった。次に、実施例5により
得られた直液式筆記具でポリプロピレンからなるフィル
ムに筆記したところ描線ハジキすることなく良好な描線
が得られた。
【0029】(実施例6)以下、実施例6を説明する。
ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエステル製の
ペン先との間にABS製の成形体からなる断面櫛歯形状
の一時インキ貯溜体を配置させた。図6に、実施例6に
用いた断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体断面図を示す。
この断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、ペン先から最
も離れたところに位置する櫛歯間の隙間がペン先からL
1=3.5cm離れたところに位置し、且つペン先から
L2=3.0cm以上離れたところに位置する全ての櫛
歯間の隙間が0.13mmであり、ペン先からL2〜L
3=3.0cm未満〜2.5cm以上に位置する櫛歯間
の隙間が全て0.15mmであり、ペン先からL3〜L
4=2.5cm未満〜2.0cm以上に位置する櫛歯間
の隙間が0.20mmであり、ペン先からL4=2.0
cm未満にある全ての櫛歯間の隙間が0.25mmであ
る構造にしてある。一時インキ貯溜体とインキタンク室
との間は、断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体にある全て
の櫛歯間の隙間よりも狭い隙間からなる空気置換孔を有
する隔壁で仕切られ、更に一時インキ貯溜体を貫挿させ
たペン芯がインキタンク室内に突出させた直液式筆記具
のインキタンクに水を主溶媒とし25℃での表面エネル
ギーが約26mN/mで密度が約1.08g/ccに調
整されたインキを充填したものを得た。
【0030】実施例6により得られた直液式筆記具をペ
ン先下向きにして、外気圧を徐々に下げ、一時インキ貯
溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキを貯溜させた。一時
インキ貯溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキが貯溜され
る過程で、ペン先からインキが漏れることは全くなかっ
た。しかも、櫛歯間の隙間に貯溜されたインキは、櫛歯
間の隙間に留まり貯溜された状態を維持しペン先からイ
ンキが漏れ出すことは無かった。次に、実施例6により
得られた直液式筆記具でポリプロピレンからなるフィル
ムに筆記したところ描線ハジキすることなく良好な描線
が得られた。
【0031】(実施例7)以下、実施例7を説明する。
ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエステル製の
ペン先との間にABS製の成形体からなる断面櫛歯形状
の一時インキ貯溜体を配置させた。図7に、実施例7に
用いた断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体断面図を示す。
この断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、ペン先から最
も離れたところに位置する櫛歯間の隙間がペン先からL
1=3.0cm離れたところに位置し、且つペン先から
L2=2.5cm以上離れたところに位置する全ての櫛
歯間の隙間が0.13mmであり、ペン先からL2=
2.5cm未満にある全ての櫛歯間の隙間が0.17m
mである構造にしてある。一時インキ貯溜体とインキタ
ンク室との間は、断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体にあ
る全ての櫛歯間の隙間よりも狭い隙間からなる空気置換
孔を有する隔壁で仕切られ、更に一時インキ貯溜体を貫
挿させたペン芯がインキタンク室内に突出させた直液式
筆記具のインキタンクに水を主溶媒とし25℃での表面
エネルギーが約21mN/mで密度が約1.0g/cc
に調整されたインキを充填したものを得た。
【0032】実施例7により得られた直液式筆記具をペ
ン先下向きにして、外気圧を徐々に下げ、一時インキ貯
溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキを貯溜させた。一時
インキ貯溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキが貯溜され
る過程で、ペン先からインキが漏れることは全くなかっ
た。しかも、櫛歯間の隙間に貯溜されたインキは、櫛歯
間の隙間に留まり貯溜された状態を維持しペン先からイ
ンキが漏れ出すことは無かった。次に、実施例7により
得られた直液式筆記具でポリプロピレンからなるフィル
ムに筆記したところ描線ハジキすることなく良好な描線
が得られた。
【0033】(実施例8)以下、本発明の実施例8を説
明する。ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエス
テル製のペン先との間にポリエチレンテレフタレート製
の枚葉体からなる断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体を配
置させた。図8に実施例8に用いた断面櫛歯形状の一時
インキ貯溜体断面図を示す。この断面櫛歯形状の一時イ
ンキ貯溜体は、ペン先から最も離れたところに位置する
櫛歯間の隙間がペン先からL1=5.0cm離れたとこ
ろに位置し、且つペン先からL2=4.0cm以上離れ
たところに位置する全ての櫛歯間の隙間が0.10mm
であり、ペン先からL2〜L3=4.0cm未満〜3.
5cm以上に位置する櫛歯間の隙間が全て0.23mm
であり、ペン先からL3〜L4=3.5cm未満〜2.
5cm以上に位置する櫛歯間の隙間が全て0.15mm
であり、ペン先からL4=2.5cm未満に位置する櫛
歯間の隙間が全て0.2mmである構造になっている。
一時インキ貯溜体とインキタンク室との間は、断面櫛歯
形状の一時インキ貯溜体にある全ての櫛歯間の隙間より
も狭い隙間からなる空気置換孔を有する隔壁で仕切ら
れ、更に一時インキ貯溜体を貫挿させたペン芯がインキ
タンク室内に突出させた直液式筆記具のインキタンクに
エタノールを主溶媒とし25℃での表面エネルギーが約
21mN/mで密度が約0.8g/ccに調整されたイ
ンキを充填したものを得た。
【0034】実施例8により得られた直液式筆記具をペ
ン先下向きにして、外気圧を徐々に下げ、一時インキ貯
溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキを貯溜させた。一時
インキ貯溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキが貯溜され
る過程で、ペン先からインキが漏れることは全くなかっ
た。しかも、櫛歯間の隙間に貯溜されたインキは、櫛歯
間の隙間に留まり貯溜された状態を維持しペン先からイ
ンキが漏れ出すことは無かった。次に、実施例8により
得られた直液式筆記具でポリプロピレンからなるフィル
ムに筆記したところ描線ハジキすることなく良好な描線
が得られ、描線乾燥性も水性インキに比べて格段に良好
であった。
【0035】(比較例1)以下、本発明に対する比較例
1を説明する。ポリプロピレン製のインキタンク室とポ
リエステル製のペン先との間にポリエチレンテレフタレ
ート製の枚葉体からなる断面櫛歯形状の一時インキ貯溜
体を配置させた。比較例1に用いた断面櫛歯形状の一時
インキ貯溜体断面は図1と同様のため省略する。この断
面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、ペン先から最も離れ
たところに位置する櫛歯間の隙間がペン先からL1=
3.5cm離れたところに位置し、且つペン先からL1
=3.5cmまでに位置する全ての櫛歯間の隙間が0.
20mmである構造になっている。一時インキ貯溜体と
インキタンク室との間は、断面櫛歯形状の一時インキ貯
溜体にある全ての櫛歯間の隙間よりも狭い隙間からなる
空気置換孔を有する隔壁で仕切られ、更に一時インキ貯
溜体を貫挿させたペン芯がインキタンク室内に突出させ
た直液式筆記具のインキタンクに水を主溶媒とし25℃
での表面エネルギーが約40mN/mで密度が約1.0
8g/ccに調整されたインキを充填したものを得た。
【0036】比較例1により得られた直液式筆記具をペ
ン先下向きにして、外気圧を徐々に下げ、一時インキ貯
溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキを貯溜させた。一時
インキ貯溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキが貯溜され
る過程で、ペン先からインキが漏れることは全くなかっ
た。しかも、櫛歯間の隙間に貯溜されたインキは、櫛歯
間の隙間に留まり貯溜された状態を維持しペン先からイ
ンキが漏れ出すことは無かったが、得られた直液式筆記
具でポリプロピレンからなるフィルムに筆記したところ
描線ハジキし、良好な描線が得られなかった。
【0037】(比較例2)以下、比較例2を説明する。
ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエステル製の
ペン先との間にポリプロピレン製の成形体からなる断面
櫛歯形状の一時インキ貯溜体を配置させた。この断面櫛
歯形状の一時インキ貯溜体は、ペン先から最も離れたと
ころに位置する櫛歯間の隙間がペン先からL1=3.5
cm離れたところに位置し、且つペン先からL1=3.
5cm離れたところに位置する全ての櫛歯間の隙間が
0.20mmである構造になっている。一時インキ貯溜
体とインキタンク室との間は、断面櫛歯形状の一時イン
キ貯溜体にある全ての櫛歯間の隙間よりも狭い隙間から
なる空気置換孔を有する隔壁で仕切られ、更に一時イン
キ貯溜体を貫挿させたペン芯がインキタンク室内に突出
させた直液式筆記具のインキタンクにポリプロピレング
リコールモノメチルエーテルを主溶媒とし25℃での表
面エネルギーが約25mN/mで密度が約0.95g/
ccに調整されたインキを充填したものを得た。
【0038】比較例2により得られた直液式筆記具をペ
ン先下向きにして、外気圧を徐々に下げ、一時インキ貯
溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキを貯溜させた。一時
インキ貯溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキが貯溜され
る前に、ペン先に液滴が発生した。しかも、ペン先から
2.7cm以上離れた櫛歯間の隙間にはインキが貯溜さ
れなかった。
【0039】(比較例3)以下、比較例3を説明する。
ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエステル製の
ペン先との間にポリプロピレン製の成形体からなる断面
櫛歯形状の一時インキ貯溜体を配置させた。
【0040】この断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、
ペン先から最も離れたところに位置する櫛歯間の隙間が
ペン先からL1=3.5cm離れたところに位置し、且
つペン先からL1=3.5cm離れたところに位置する
全ての櫛歯間の隙間が0.20mmである構造になって
いる。一時インキ貯溜体とインキタンク室との間は、断
面櫛歯形状の一時インキ貯溜体にある全ての櫛歯間の隙
間よりも狭い隙間からなる空気置換孔を有する隔壁で仕
切られ、更に一時インキ貯溜体を貫挿させたペン芯がイ
ンキタンク室内に突出させた直液式筆記具のインキタン
クにn−プロパノールを主溶媒とし25℃での表面エネ
ルギーが約23mN/mで密度が約0.86g/ccに
調整されたインキを充填したものを得た。
【0041】比較例3により得られた直液式筆記具をペ
ン先下向きにして、外気圧を徐々に下げ、一時インキ貯
溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキを貯溜させた。一時
インキ貯溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキが貯溜され
る過程で、ペン先に液滴が発生した。しかも、ペン先か
ら2.7cm以上離れた櫛歯間の隙間には貯溜されたイ
ンキは、櫛歯間の隙間に留まりきれずにペン先からイン
キが漏れ出した。
【0042】(比較例4)以下、比較例4を説明する。
ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエステル製の
ペン先との間にポリプロピレン製の成形体からなる断面
櫛歯形状の一時インキ貯溜体を配置させた。
【0043】この断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、
ペン先から最も離れたところに位置する櫛歯間の隙間が
ペン先からL1=3.5cm離れたところに位置し、且
つペン先からL1=3.5cm離れたところに位置する
全ての櫛歯間の隙間が0.20mmである構造になって
いる。一時インキ貯溜体とインキタンク室との間は、断
面櫛歯形状の一時インキ貯溜体にある全ての櫛歯間の隙
間よりも狭い隙間からなる空気置換孔を有する隔壁で仕
切られ、更に一時インキ貯溜体を貫挿させたペン芯がイ
ンキタンク室内に突出させた直液式筆記具のインキタン
クにポリプロピレングリコールモノメチルエーテルを主
溶媒とし25℃での表面エネルギーが約23mN/mで
密度が約0.86g/ccに調整されたインキを充填し
たものを得た。
【0044】比較例4により得られた直液式筆記具をペ
ン先下向きにして、外気圧を徐々に下げ、一時インキ貯
溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキを貯溜させた。一時
インキ貯溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキが貯溜され
る過程で、ペン先に液滴が発生した。しかも、ペン先か
ら2.7cm以上離れた櫛歯間の隙間に貯溜されたイン
キは、櫛歯間の隙間に留まりきれずにペン先からインキ
が漏れ出した。
【0045】(比較例5)以下、比較例5を説明する。
ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエステル製の
ペン先との間にABS製の成形体からなる断面櫛歯形状
の一時インキ貯溜体を配置させた。
【0046】この断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、
ペン先から最も離れたところに位置する櫛歯間の隙間が
ペン先からL1=3.5cm離れたところに位置し、且
つペン先からL1=3.5cm離れたところに位置する
全ての櫛歯間の隙間が0.20mmである構造になって
いる。一時インキ貯溜体とインキタンク室との間は、断
面櫛歯形状の一時インキ貯溜体にある全ての櫛歯間の隙
間よりも狭い隙間からなる空気置換孔を有する隔壁で仕
切られ、更に一時インキ貯溜体を貫挿させたペン芯がイ
ンキタンク室内に突出させた直液式筆記具のインキタン
クに水を主溶媒とし25℃での表面エネルギーが約26
mN/mで密度が約1.1g/ccに調整されたインキ
を充填したものを得た。
【0047】比較例5により得られた直液式筆記具をペ
ン先下向きにして、外気圧を徐々に下げ、一時インキ貯
溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキを貯溜させた。一時
インキ貯溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキが貯溜され
る過程で、ペン先に液滴が発生した。しかも、ペン先か
ら2.4cm以上離れた櫛歯間の隙間に貯溜されたイン
キは、櫛歯間の隙間に留まりきれずにペン先からインキ
が漏れ出した。
【0048】(比較例6)以下、比較例6を説明する。
ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエステル製の
ペン先との間にポリプロピレン製の成形体からなる断面
櫛歯形状の一時インキ貯溜体を配置させた。
【0049】この断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、
ペン先から最も離れたところに位置する櫛歯間の隙間が
ペン先からL1=0.9cm離れたところに位置し、且
つペン先からL1=0.9cm離れたところに位置する
全ての櫛歯間の隙間が0.20mmである構造になって
いる。一時インキ貯溜体とインキタンク室との間は、断
面櫛歯形状の一時インキ貯溜体にある全ての櫛歯間の隙
間よりも狭い隙間からなる空気置換孔を有する隔壁で仕
切られ、更に一時インキ貯溜体を貫挿させたペン芯がイ
ンキタンク室内に突出させた直液式筆記具のインキタン
クにエタノールを主溶媒とし25℃での表面エネルギー
が約23mN/mで密度が約0.86g/ccに調整さ
れたインキを充填したものを得た。
【0050】比較例6により得られた直液式筆記具をペ
ン先下向きにして、外気圧を徐々に下げ、一時インキ貯
溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキを貯溜させようとし
たが、一時インキ貯溜体の全ての櫛歯間の隙間にインキ
が貯溜される過程で、ペン先からインキが漏れることは
なかったが、外気圧をほんの僅かに減圧しただけで全て
の櫛歯間の隙間にインキが満ちてしまい一時インキ貯溜
体としての機能をほとんど果たさなかった。
【0051】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、イン
キタンクに30mN/m未満のインキを充填し、断面櫛
歯形状の一時インキ貯溜体の櫛歯間の隙間が全て又は一
部を0.15mm以下とする事により、環境変化により
インキタンク内の空間部の体積膨張により押し出された
インキがペン先側から漏れること無く全て一時インキ貯
溜体に貯溜され、且つ低表面エネルギーの筆記面に対し
ても描線ハジキをすることなく、更に描線乾燥性に優れ
るインキも使用できる直液式筆記具を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例にかかる筆記具の全体縦断面図である。
【図2】実施例筆記具の要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 後軸 2 インキタンク室 3 先軸 4 ペン芯 4a ペン先 5 一時インキ貯溜体 6 隔壁 7 空気置換孔 8 インキ誘導芯 12 隙間
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月10日(2002.4.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】本発明では、必ずしも全ての櫛歯間隙間を
0.15mm以下(好ましくは0.13mm以下)にす
る必要はなく、少なくともペン先から2.0cm以上離
れたところでは全て又は一部の櫛歯間の隙間を0.15
mm以下(好ましくは0.13mm以下)にすることが
一層好ましい。一方、ペン先より2.0m未満に位置
するペン先に近い部分は櫛歯間隙間を0.15mm以下
(好ましくは0.13mm)にすれば、より大きな毛細
管力を得ることが可能なため、好適ではあるが、櫛歯枚
数当たりのインキ貯溜容積が少なくなり、原材料の消費
などの面から見れば非効率的であるので、ペン先から
2.0cm未満の位置にある櫛歯間隙間は、インキの表
面張力、経済性、地球環境対応などから適宜決定するべ
きである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】(実施例3)以下、実施例3を説明する。
ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエステル製の
ペン先との間にポリプロピレン製の成形体からなる断面
櫛歯形状の一時インキ貯溜体を配置させた。図2に、実
施例3に用いた断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体断面図
を示す。この断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、ペン
先から最も離れたところに位置する櫛歯間の隙間がペン
先からL1=3.5cm離れたところに位置し、且つペ
ン先からL2=2.7cm以上離れたところに位置する
全ての櫛歯間の隙間が0.15mmであり、ペン先から
L2〜L3=2.7cm未満〜2.2cm以上に位置す
る櫛歯間の隙間が全て0.20mmであり、ペン先から
2.2cm未満に位置する櫛歯間の隙間が0.25mm
である構造にしてある。一時インキ貯溜体とインキタン
ク室との間は、断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体にある
全ての櫛歯間の隙間よりも狭い隙間からなる空気置換孔
を有する隔壁で仕切られ、更に一時インキ貯溜体を貫挿
させたペン芯がインキタンク室内に突出させた直液式筆
記具のインキタンクにプロピレングリコールモノメチル
エーテルを主溶媒とし25℃での表面エネルギーが約2
5mN/mで密度が約0.945g/ccに調整された
インキを充填したものを得た。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】(実施例4)以下、実施例4を説明する。
ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエステル製の
ペン先との間にポリプロピレン製の成形体からなる断面
櫛歯形状の一時インキ貯溜体を配置させた。図2に、実
施例4に用いた断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体断面図
を示す。この断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、ペン
先から最も離れたところに位置する櫛歯間の隙間がペン
先からL1=4.0cm離れたところに位置し、且つペ
ン先からL2=3.5cm以上離れたところに位置する
全ての櫛歯間の隙間が0.13mmであり、ペン先から
L2〜L3=3.5cm未満〜2.5cm以上に位置す
る櫛歯間の隙間が全て0.15mmであり、ペン先から
L3〜L4=2.5cm未満〜2.0cm以上に位置す
る櫛歯間の隙間が0.20mmであり、ペン先からL4
=2.0cm未満にある全ての櫛歯間の隙間が0.25
mmである構造にしてある。一時インキ貯溜体とインキ
タンク室との間は、断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体に
ある全ての櫛歯間の隙間よりも狭い隙間からなる空気置
換孔を有する隔壁で仕切られ、更に一時インキ貯溜体を
貫挿させたペン芯がインキタンク室内に突出させた直液
式筆記具のインキタンクにプロピレングリコールモノメ
チルエーテルとn−プロパノールを重量比で7:3の割
合で混合した溶媒系を主溶媒とし25℃での表面エネル
ギーが約25mN/mで密度が約0.945g/ccに
調整されたインキを充填したものを得た。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】(実施例5)以下、実施例5を説明する。
ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエステル製の
ペン先との間にABS製の成形体からなる断面櫛歯形状
の一時インキ貯溜体を配置させた。図2に、実施例5に
用いた断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体断面図を示す。
この断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、ペン先から最
も離れたところに位置する櫛歯間の隙間がペン先からL
l=4.0cm離れたところに位置し、且つペン先から
L2=3.5cm以上離れたところに位置する全ての櫛
歯間の隙間が0.13mmであり、ペン先からL2〜L
3=3.5cm未満〜2.7cm以上に位置する櫛歯間
の隙間が全て0.15mmであり、ペン先からL3〜L
4=2.7cm未満〜2.2cm以上に位置する櫛歯間
の隙間が0.20mmであり、ペン先からL4=2.2
cm未満にある全ての櫛歯間の隙間が0.25mmであ
る構造にしてある。一時インキ貯溜体とインキタンク室
との間は、断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体にある全て
の櫛歯間の隙間よりも狭い隙間からなる空気置換孔を有
する隔壁で仕切られ、更に一時インキ貯溜体を貫挿させ
たペン芯がインキタンク室内に突出させた直液式筆記具
のインキタンクに水を主溶媒とし25℃での表面エネル
ギーが約29mN/mで密度が約1.1g/ccに調整
されたインキを充填したものを得た。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】(実施例6)以下、実施例6を説明する。
ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエステル製の
ペン先との間にABS製の成形体からなる断面櫛歯形状
の一時インキ貯溜体を配置させた。図2に、実施例6に
用いた断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体断面図を示す。
この断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、ペン先から最
も離れたところに位置する櫛歯間の隙間がペン先からL
1=3.5cm離れたところに位置し、且つペン先から
L2=3.0cm以上離れたところに位置する全ての櫛
歯間の隙間が0.13mmであり、ペン先からL2〜L
3=3.0cm未満〜2.5cm以上に位置する櫛歯間
の隙間が全て0.15mmであり、ペン先からL3〜L
4=2.5cm未満〜2.0cm以上に位置する櫛歯間
の隙間が0.20mmであり、ペン先からL4=2.0
cm未満にある全ての櫛歯間の隙間が0.25mmであ
る構造にしてある。一時インキ貯溜体とインキタンク室
との間は、断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体にある全て
の櫛歯間の隙間よりも狭い隙間からなる空気置換孔を有
する隔壁で仕切られ、更に一時インキ貯溜体を貫挿させ
たペン芯がインキタンク室内に突出させた直液式筆記具
のインキタンクに水を主溶媒とし25℃での表面エネル
ギーが約26mN/mで密度が約1.08g/ccに調
整されたインキを充填したものを得た。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】(実施例7)以下、実施例7を説明する。
ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエステル製の
ペン先との間にABS製の成形体からなる断面櫛歯形状
の一時インキ貯溜体を配置させた。図2に、実施例7に
用いた断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体断面図を示す。
この断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、ペン先から最
も離れたところに位置する櫛歯間の隙間がペン先からL
1=3.0cm離れたところに位置し、且つペン先から
L2=2.5cm以上離れたところに位置する全ての櫛
歯間の隙間が0.13mmであり、ペン先からL2=
2.5cm未満にある全ての櫛歯間の隙間が0.17m
mである構造にしてある。一時インキ貯溜体とインキタ
ンク室との間は、断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体にあ
る全ての櫛歯間の隙間よりも狭い隙間からなる空気置換
孔を有する隔壁で仕切られ、更に一時インキ貯溜体を貫
挿させたペン芯がインキタンク室内に突出させた直液式
筆記具のインキタンクに水を主溶媒とし25℃での表面
エネルギーが約21mN/mで密度が約1.0g/cc
に調整されたインキを充填したものを得た。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】(実施例8)以下、本発明の実施例8を説
明する。ポリプロピレン製のインキタンク室とポリエス
テル製のペン先との間にポリエチレンテレフタレート製
の枚葉体からなる断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体を配
置させた。図2に、実施例8に用いた断面櫛歯形状の一
時インキ貯溜体断面図を示す。この断面櫛歯形状の一時
インキ貯溜体は、ペン先から最も離れたところに位置す
る櫛歯間の隙間がペン先からL1=5.0cm離れたと
ころに位置し、且つペン先からL2=4.0cm以上離
れたところに位置する全ての櫛歯間の隙間が0.10m
mであり、ペン先からL2〜L3=4.0cm未満〜
3.5cm以上に位置する櫛歯間の隙間が全て0.23
mmであり、ペン先からL3〜L4=3.5cm未満〜
2.5cm以上に位置する櫛歯間の隙間が全て0.15
mmであり、ペン先からL4=2.5cm未満に位置す
る櫛歯間の隙間が全て0.2mmである構造になってい
る。一時インキ貯溜体とインキタンク室との間は、断面
櫛歯形状の一時インキ貯溜体にある全ての櫛歯間の隙間
よりも狭い隙間からなる空気置換孔を有する隔壁で仕切
られ、更に一時インキ貯溜体を貫挿させたペン芯がイン
キタンク室内に突出させた直液式筆記具のインキタンク
にエタノールを主溶媒とし25℃での表面エネルギーが
約21mN/mで密度が約0.8g/ccに調整された
インキを充填したものを得た。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】(比較例1)以下、本発明に対する比較例
1を説明する。ポリプロピレン製のインキタンク室とポ
リエステル製のペン先との間にポリエチレンテレフタレ
ート製の枚葉体からなる断面櫛歯形状の一時インキ貯溜
体を配置させた。比較例に用いた断面櫛歯形状の一時イ
ンキ貯溜体断面は図1、図2と同様のため省略する。こ
の断面櫛歯形状の一時インキ貯溜体は、ペン先から最も
離れたところに位置する櫛歯間の隙間がペン先からL1
=3.5cm離れたところに位置し、且つペン先からL
1=3.5cmまでに位置する全ての櫛歯間の隙間が
0.20mmである構造になっている。一時インキ貯溜
体とインキタンク室との間は、断面櫛歯形状の一時イン
キ貯溜体にある全ての櫛歯間の隙間よりも狭い隙間から
なる空気置換孔を有する隔壁で仕切られ、更に一時イン
キ貯溜体を貫挿させたペン芯がインキタンク室内に突出
させた直液式筆記具のインキタンクに水を主溶媒とし2
5℃での表面エネルギーが約40mN/mで密度が約
1.08g/ccに調整されたインキを充填したものを
得た。
フロントページの続き (72)発明者 岩佐 敦 群馬県藤岡市立石1091番地 三菱鉛筆株式 会社群馬研究開発センター内 Fターム(参考) 2C350 HA15 KA01 KA03 KC01 NA10 NA11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキタンク室とペン先との間に断面櫛
    歯形状の一時インキ貯溜体を設け、前記一時インキ貯溜
    体とインキタンク室との間に隔壁が設けてあり、前記隔
    壁には空気置換孔を設け、更に前記一時貯溜体を貫挿さ
    せたインキ誘導芯又はペン芯がインキタンク室内まで突
    出又は貫通している直液式筆記具に於いて、断面櫛歯状
    の一時インキ貯溜体にある全て又は一部のインキを貯溜
    する為の個々の櫛歯隙間が0.15mm以下であり、且
    つインキの表面張力が25℃に於いて30mN/m以下
    であるインキを充填してなることを特徴とする直液式筆
    記具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインキの主溶媒が有機溶
    剤であることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のインキの主溶媒が水であ
    ることを特徴とする請求項1記載の直液式筆記具。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の断面櫛歯状の一時インキ
    貯溜体が、ペン先から2.0cm以上離れている櫛歯間
    の隙間が0.15mm以下であることを特徴とする請求
    項1ないし3のうちのいずれか1項に記載の筆記具。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の断面櫛歯状の一時インキ
    貯溜体が断面櫛歯形状の成形体又は枚葉体である請求項
    1ないし4のうちのいずれか1項に記載の直液式筆記
    具。
  6. 【請求項6】 ペン先が、繊維束芯からなる請求項1な
    いし5のうちのいずれか1項に記載の直液式筆記具。
JP2000395807A 2000-12-26 2000-12-26 直液式筆記具 Withdrawn JP2002192878A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000395807A JP2002192878A (ja) 2000-12-26 2000-12-26 直液式筆記具
US10/011,438 US6517273B2 (en) 2000-12-26 2001-12-11 Free-ink type writing instrument
DE10163592A DE10163592B4 (de) 2000-12-26 2001-12-21 Schreibgerät vom freien Tintentyp

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000395807A JP2002192878A (ja) 2000-12-26 2000-12-26 直液式筆記具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002192878A true JP2002192878A (ja) 2002-07-10

Family

ID=18861206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000395807A Withdrawn JP2002192878A (ja) 2000-12-26 2000-12-26 直液式筆記具

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6517273B2 (ja)
JP (1) JP2002192878A (ja)
DE (1) DE10163592B4 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8113732B2 (en) 2007-06-11 2012-02-14 Micro Co., Ltd. Direct liquid-writing instrument

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1248872C (zh) * 2001-08-24 2006-04-05 三菱铅笔株式会社 书写工具
AR056792A1 (es) * 2005-11-12 2007-10-24 Unilever Nv Dispensador capilar
US8939991B2 (en) * 2008-06-08 2015-01-27 Hotspur Technologies, Inc. Apparatus and methods for removing obstructive material from body lumens
WO2010003135A2 (en) 2008-07-03 2010-01-07 Hotspur Technologies, Inc. Apparatus and methods for treating obstructions within body lumens
US20120109057A1 (en) 2009-02-18 2012-05-03 Hotspur Technologies, Inc. Apparatus and methods for treating obstructions within body lumens
DE102011101169A1 (de) 2011-05-11 2011-10-20 Schneider Gmbh & Co Produktions- Und Vertriebs-Kg Regler-Schreibgerät
US9126013B2 (en) 2012-04-27 2015-09-08 Teleflex Medical Incorporated Catheter with adjustable guidewire exit position
ES2596239T3 (es) * 2013-01-21 2017-01-05 Faber- Castell Ag Aplicador
JP6944880B2 (ja) 2015-12-28 2021-10-06 三菱鉛筆株式会社 筆記具

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3951555A (en) * 1975-04-14 1976-04-20 The Parker Pen Company Modular writing pen
CA1209093A (en) * 1982-03-16 1986-08-05 Thomas D. Hall Writing instruments and their manufacture
JPS6145191U (ja) * 1984-08-29 1986-03-25 パイロツトインキ株式会社 筆記具
IT1261964B (it) * 1992-10-09 1996-06-11 Procedimento per realizzare condotti per pennini di penna stilograficae condotto ottenuto per il procedimento
CA2246422A1 (en) * 1997-08-29 1999-02-28 The Pilot Ink Co., Ltd. Direct liquid supply writing implement
AU3628199A (en) * 1998-05-01 1999-11-23 Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha Writing instrument
JP3524832B2 (ja) * 1999-12-16 2004-05-10 三菱鉛筆株式会社 直液式筆記具
US6409408B2 (en) * 2000-02-04 2002-06-25 Mitsubishi Pencil Kabushiki Kaisha Writing instrument

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8113732B2 (en) 2007-06-11 2012-02-14 Micro Co., Ltd. Direct liquid-writing instrument

Also Published As

Publication number Publication date
US20020081142A1 (en) 2002-06-27
DE10163592A1 (de) 2002-07-18
US6517273B2 (en) 2003-02-11
DE10163592B4 (de) 2008-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002192878A (ja) 直液式筆記具
US5947624A (en) Capillary feed ink marker assembly adapted for making erasable markings on the surface of a substantially non-porous marking substrate
EP0685339B1 (en) Ink tank cartridge and ink filling device therefor
JP2018122566A (ja) 筆記具
WO2019230693A1 (ja) 筆記具
JP3617559B2 (ja) 塗布具
US5549403A (en) Multi-element writing instrument
JP2002192880A (ja) 直液式筆記具
JP2001146091A (ja) 水性インキ用レフィル
JP2002307890A (ja) 筆記具用インキを収容する樹脂成形容器
JP3732163B2 (ja) 筆記具
JPH11216987A (ja) 合成樹脂容器
JP2002192874A (ja) 直液式筆記具
CN201068028Y (zh) 一种两用笔
JP4919756B2 (ja) 筆記具
JP2018126873A (ja) 塗布具
CN2353552Y (zh) 活动铅笔
JPH0985160A (ja) 筆記又は塗布具用部材
JP3387979B2 (ja) 補充用インキ容器
JP2001287493A (ja) 筆記具
JP3150535U (ja) 筆記具用インキカートリッジ及びそれを用いた筆記具
JP2004148753A (ja) 吐出液収容容器
CN213734305U (zh) 一种环保笔
JP7100461B2 (ja) 筆記具
JP2009083293A (ja) 筆記具

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080304