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JP2002185728A - 画像読み取り装置、画像読み取り方法及び記憶媒体 - Google Patents

画像読み取り装置、画像読み取り方法及び記憶媒体

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Publication number
JP2002185728A
JP2002185728A JP2000382847A JP2000382847A JP2002185728A JP 2002185728 A JP2002185728 A JP 2002185728A JP 2000382847 A JP2000382847 A JP 2000382847A JP 2000382847 A JP2000382847 A JP 2000382847A JP 2002185728 A JP2002185728 A JP 2002185728A
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Japan
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JP2000382847A
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Tadaaki Saida
忠明 斉田
Akinobu Nishikata
彰信 西方
Nobuo Sekiguchi
信夫 関口
Yuichiro Maeda
雄一郎 前田
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Priority to US10/022,861 priority patent/US7218425B2/en
Publication of JP2002185728A publication Critical patent/JP2002185728A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3631135B2 publication Critical patent/JP3631135B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラテンガラスの下部に粉塵、汚れ等が付着
している場合においても原稿画像を正しく読み取ること
ができるようにする。 【解決手段】 現在の流し読み位置のままで原稿の無い
状態で給送ベルトを空回転させて画像読み取りを行って
生成した画像信号に基づいて、プラテンガラス上にゴミ
が付着しているか否かを判定し、上記流し読み位置にお
けるプラテンガラスの汚れが検知された場合には、流し
読みを開始するのに可能な位置に移動させ、上記プラテ
ンガラス上にゴミが無い場合、及びゴミが在っても回避
可能な場合は流し読み動作を行って画像読み取りの生産
性を確保できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読み取り装
置、画像読み取り方法及び記憶媒体に関し、特に、画像
情報の読み取りを原稿搬送中に行う原稿流し読み機能を
備えた画像読み取り装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プラテンガラス上に載置された原
稿画像をスキャナの移動によって読み取る原稿固定読み
方式に加えて、自動原稿送り装置によりプラテンガラス
上を搬送中に原稿画像を読み取る原稿流し読み機能を備
えた画像読取装置が知られている。
【0003】上記原稿流し読み取り方式は、原稿交換と
同時に読み取りを行えること、及び原稿間のスキャナ移
動時間が不要なことで、原稿固定読み方式に比べて、原
稿束全体の読み取り時間を短縮することが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記原稿流し
読み取り方式の場合は、プラテンガラス上の固定位置で
原稿画像を読み取るため、プラテンガラスと原稿の間
や、プラテンガラスの下部に付着した粉塵、汚れ等によ
って原稿画像を正しく読み取れない場合があった。
【0005】本発明は上述の問題点にかんがみ、プラテ
ンガラスの下部に粉塵、汚れ等が付着している場合にお
いても、原稿画像を正しく読み取ることができるように
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読み取り装
置は、現在の流し読み位置のままで原稿の無い状態で給
送ベルトを空回転させて画像読み取りを行って画像信号
を生成する画像読み取り手段と、上記画像読み取り手段
によって生成された画像信号に基づいて、プラテンガラ
ス上にゴミが付着しているか否かを判定するゴミ有無判
定手段と、上記ゴミ有無判定手段による判定の結果、上
記流し読み位置におけるプラテンガラスの汚れが検知さ
れた場合には、流し読み動作が可能な位置を検出する流
し読み可能位置検出手段と、上記流し読み可能位置検出
手段の検出結果に基づいて、上記画像読み取り手段が流
し読みを開始するのに可能な位置に移動させる流し読み
開始位置制御手段とを具備することを特徴としている。
また、本発明の他の特徴とするところは、上記画像読み
取り手段が流し読み可能な位置に移動した後で行われた
ゴミ検知の結果に基づいて流し読みを行うか否かを判断
する流し読み可能判断手段と、上記流し読み可能判断手
段の判断に基づいて、ゴミが有ることを使用者に通知す
るゴミ存在通知手段とを具備することを特徴としてい
る。また、本発明のその他の特徴とするところは、原稿
の流し読み動作を禁止する流し読み禁止フラグがセット
されているか否かを判断するフラグ判断手段と、上記フ
ラグ判断手段の判断結果に基づいて、流し読み禁止フラ
グがセットされていない場合には、読み取り位置として
記憶されている点にスキャナを移動させて流し読みを行
わせ、流し読み禁止フラグがセットされている場合に
は、固定読み取り動作を行わせる読み取り動作制御手段
と、上記読み取り動作制御手段の制御に従って原稿を読
み取る画像読み取り手段と、上記画像読み取り手段が読
み取り処理を終了したときにゴミがプラテンガラス上に
在るか否かを判定するゴミ有無判定手段と、上記ゴミ有
無判定手段の判定結果に基づいて、ゴミのなかった点を
以降の流し読み位置として記憶し、全ての点にゴミが有
った場合は上記流し読み禁止フラグをセットする読み取
り動作制御手段とを具備することを特徴としている。ま
た、本発明のその他の特徴とするところは、上記読み取
り動作制御手段によって流し読み禁止フラグがセットさ
れた場合に、使用者に清掃を促すメッセージを表示する
メッセージ表示手段を具備することを特徴としている。
また、本発明のその他の特徴とするところは、上記画像
読み取り手段の動作終了後に、プラテンガラス上のゴミ
を清掃したことを示す清掃キーが入力されたら、上記流
し読み禁止フラグをクリアする禁止フラグクリア手段を
具備することを特徴としている。また、本発明のその他
の特徴とするところは、上記画像読み取り手段の動作終
了後に、プラテンガラス上にゴミが在ることを示すメッ
セージを了解したことを示す了解キーが入力されたとき
に、上記メッセージをクリアするメッセージ消去手段を
具備することを特徴としている。また、本発明のその他
の特徴とするところは、上記画像読み取り手段の動作終
了後に、自動原稿送り装置が開けられたか否かを判断し
て、自動原稿送り装置が開けられていない場合には固定
読みで読み取り動作を行い、上記判断の結果、自動原稿
送り装置が開けられた場合には、上記プラテンガラスの
清掃が行われたとみなして、上記流し読み禁止フラグを
クリアするとともに、上記メッセージをクリアすること
を特徴としている。また、本発明のその他の特徴とする
ところは、複数の原稿を載置するための原稿台と、上記
原稿面を副走査方向に移動するミラー台と、上記原稿を
照射するために上記ミラー台上に配置されたランプと、
上記ミラー台を移動させるための駆動手段と、上記原稿
画像を読み取る画像読み取り手段と、上記原稿の移動中
に画像読み取りを行うことを可能にするためのタイミン
グを通知する搬送タイミング通知手段と、上記複数の原
稿を原稿台上に順次搬送するための原稿搬送手段と、上
記画像読み取りから得られた画像信号から、上記読み取
り画像中のゴミの画像を検知するゴミ検知手段と、上記
ゴミ検知手段の検知結果に応じてゴミが在ることを表示
してユーザに通知する表示手段と、上記表示手段に表示
されたゴミが在ることを示す表示の解除を行う表示解除
手段と、上記ゴミ検知手段の検知結果に応じて不可能状
態に設定され、上記操作部上の表示解除手段により表示
解除された場合に可能状態に設定される流し読み動作可
能フラグ手段とを具備することを特徴としている。ま
た、本発明のその他の特徴とするところは、原稿を載置
するための原稿台と、上記原稿を照射するための、ミラ
ー台上のランプと、上記原稿面を副走査方向に移動する
ミラー台と、上記ミラー台を移動させるためのミラー台
駆動手段と、上記原稿画像を読み取る読み取り手段と、
上記原稿の移動中に画像読み取りを行うことを可能にす
るためのタイミングを通知する搬送タイミング通知手段
と、上記原稿を原稿台上に順次搬送するための原稿搬送
手段と、上記原稿台上の上記搬送手段の位置を検出する
ための搬送手段状態検出手段と、上記原稿読み取り手段
から得られた画像信号から、読み取り画像にゴミの画像
が含まれるかどうかを判断するゴミ検知手段と、上記ゴ
ミ検知手段の検知結果に応じて不可能状態に設定され、
搬送手段位置検出手段の検知結果に応じて可能状態に設
定される、流し読み動作可能フラグ手段とを具備するこ
とを特徴としている。
【0007】本発明の画像読み取り方法は、現在の流し
読み位置のままで原稿の無い状態で給送ベルトを空回転
させて画像読み取り手段を行って画像信号を生成し、上
記生成した画像信号に基づいて、プラテンガラス上にゴ
ミが付着しているか否かを判定し、流し読み位置におけ
るプラテンガラスの汚れが検知された場合には、流し読
み動作が可能な位置を検出した結果に基づいて、上記画
像読み取り手段が流し読みを開始するのに可能な位置に
移動させる流し読み開始位置制御を行うことを特徴とし
ている。また、本発明の他の特徴とするところは、上記
画像読み取り手段が流し読み可能な位置に移動した後で
行われたゴミ検知の結果に基づいて流し読みを行うか否
かを判断する流し読み可能判断処理と、上記流し読み可
能判断処理の判断に基づいて、ゴミが有ることを使用者
に通知するゴミ存在通知処理とを行うことを特徴として
いる。また、本発明のその他の特徴とするところは、原
稿の流し読み動作を禁止する流し読み禁止フラグがセッ
トされているか否かを判断するフラグ判断処理と、上記
フラグ判断処理の判断結果に基づいて、流し読み禁止フ
ラグがセットされていない場合には、読み取り位置とし
て記憶されている点に画像読み取り手段を移動させて流
し読みを行わせ、流し読み禁止フラグがセットされてい
る場合には、固定読み取り動作を行わせる読み取り動作
制御処理と、上記読み取り動作制御処理の制御に従って
原稿を読み取る画像読み取り処理と、上記画像読み取り
処理が読み取り処理を終了したときにゴミがプラテンガ
ラス上に在るか否かを判定するゴミ有無判定処理と、上
記ゴミ有無判定処理の判定結果に基づいて、ゴミのなか
った点を以降の流し読み位置として記憶し、全ての点に
ゴミが有った場合は上記流し読み禁止フラグをセットす
る読み取り動作制御処理とを行うことを特徴としてい
る。また、本発明のその他の特徴とするところは、上記
読み取り動作制御処理によって流し読み禁止フラグがセ
ットされた場合に、使用者に清掃を促すメッセージを表
示するメッセージ表示処理を行うことを特徴としてい
る。また、本発明のその他の特徴とするところは、上記
画像読み取り処理の動作終了後に、プラテンガラス上の
ゴミを清掃したことを示す清掃キーが入力されたら、上
記流し読み禁止フラグをクリアする禁止フラグクリア処
理を具備することを特徴としている。また、本発明のそ
の他の特徴とするところは、上記画像読み取り処理の動
作終了後に、プラテンガラス上にゴミが在ることを示す
メッセージを了解したことを示す了解キーが入力された
ときに、上記メッセージをクリアするメッセージ消去処
理を行うことを特徴としている。また、本発明のその他
の特徴とするところは、上記画像読み取り処理の動作終
了後に、自動原稿送り装置が開けられたか否かを判断し
て、自動原稿送り装置が開けられていない場合には固定
読みで読み取り動作を行い、上記判断の結果、自動原稿
送り装置が開けられた場合には、上記プラテンガラスの
清掃が行われたとみなして、上記流し読み禁止フラグを
クリアするとともに、上記メッセージをクリアすること
を特徴としている。
【0008】本発明の記憶媒体は、上記の何れか1項に
記載の画像読み取り装置の各手段を構成するプログラム
を記録したことを特徴としている。また、本発明の他の
特徴とするところは、上記の何れか1項に記載の各処理
をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
たことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の画像読み取り装
置、画像読み取り方法及び記憶媒体の実施の形態を説明
する。本実施の形態においては、画像読取装置として、
デジタル複写機を一例に挙げて説明する。
【0010】図1は、本実施の形態のデジタル複写機の
主要な構成を示すブロック図である。リーダ部1は、原
稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データを画
像メモリ部3へ出力する。
【0011】プリンタ部2は、画像メモリ部3から読み
出された画像データに応じた画像を記録紙上に記録す
る。
【0012】画像メモリ部3は、リーダ部1から転送さ
れた画像データを圧縮して、圧縮された圧縮画像データ
を記憶し、また、記憶している圧縮画像データを伸長し
て、伸長された画像データをプリンタ部2へ転送する。
また、記憶している画像データを外部I/F処理部4に
転送し、外部I/F処理部4から転送された画像データ
を記憶する。
【0013】外部I/F処理部4は、画像メモリ部3か
ら転送された画像データに所定の処理を施した後、外部
装置に出力し、外部装置から送られた画像データに所定
の処理を施して画像メモリ部3に転送する。また、自動
原稿送り装置6はリーダ部1に接続されており、載置さ
れた原稿を所定位置に給送する。
【0014】図2は、本実施の形態におけるデジタル複
写機の構成を示す断面構成図である。図2中、200は
デジタル複写機199の本体を示している。6は自動原
稿送り装置(DF)を示している。
【0015】201は原稿載置台としてのプラテンガラ
スで、202はスキャナであり、原稿照明ランプ203
や走査ミラー204等で構成される。不図示のモータに
よりスキャナが所定方向に往復走査されて原稿の反射光
を、走査ミラー204〜206を介してレンズ207を
透過してイメージセンサ部208内のCCDセンサに結
像する。
【0016】209はレーザやポリゴンスキャナ等で構
成された露光制御部で、イメージセンサ部208で電気
信号に変換され、後述する所定の画像処理が行われた画
像信号に基づいて変調されたレーザ光219を感光体ド
ラム211に照射する。
【0017】感光体ドラム211の回りには、1次帯電
器212、現像器213、転写帯電器216、分離帯電
器217、前露光ランプ214、クリーニング装置21
5が装備されている。
【0018】上述のように構成された画像形成部210
において、感光体ドラム211は不図示のモータにより
図2に示す矢印の方向に回転しており、1次帯電器21
2により所望の電位に帯電された後、露光制御部209
からのレーザ光219が照射され、静電潜像が形成され
る。感光体ドラム211上に形成された静電潜像は、現
像器213により現像されて、トナー像として可視化さ
れる。
【0019】一方、右カセットデッキ221、左カセッ
トデッキ222、上段カセット223あるいは下段カセ
ット224からピックアップローラ225、226、2
27、228により給紙された転写紙は、給紙ローラ2
29、230、231、232により本体に送られ、レ
ジストローラ233により転写ベルトに給送され、可視
化されたトナー像が転写帯電器216により転写紙に転
写される。
【0020】転写後の感光体ドラムは、クリーナー装置
215により残留トナーが清掃され、前露光ランプ21
4により残留電荷が消去される。転写後の転写紙は、分
離帯電器217によって感光体ドラムから分離され、転
写ベルト234によって定着器235に送られる。
【0021】定着器235では加圧、加熱により定着さ
れ、排出ローラ236により本体200の外に排出され
る。本体200の右側には、例えば約4000枚の転写
紙を収納し得るデッキ250が装備されている。
【0022】上記デッキ250のリフタ251は、ピッ
クアップローラ252に転写紙が常に当接するように転
写紙の量に応じて上昇し、転写紙は給紙ローラ253に
よって本体に送られる。また、100枚の転写紙を収容
し得る、マルチ手差し254が装備されている。
【0023】さらに、図2において、237は排紙フラ
ッパであり、搬送パス238側と排出パス243側の経
路とを切り換えるものである。240は下搬送パスであ
り、排紙ローラ236から送り出された転写紙を、反転
パス239を介して、転写紙を裏返して再給紙パス24
1に導くようになされている。
【0024】左カセットデッキ222から給紙ローラ2
30により給紙された転写紙も、再給紙パス241に導
かれる。242は転写紙を画像形成部210に再給紙す
る再給紙ローラである。244は排紙フラッパ237の
近傍に配置されて、この排紙フラッパ237により排出
パス243側に切り換えられた転写紙を機外に排出する
排出ローラである。
【0025】両面記録(両面複写)時には、排紙フラッ
パ237を上方に上げて、複写済みの転写紙を搬送パス
238、反転パス239、下搬送パス240を介して再
給紙パス241に導く。このとき、反転ローラ245に
よって転写紙の後端が搬送パス238から全て抜け出
し、且つ、反転ローラ245に転写紙が噛んだ状態の位
置まで反転パス239に引き込み、反転ローラ245を
逆転させることによって搬送パス240に送り出す。
【0026】本体から転写紙を反転して排出する時に
は、排紙フラッパ237を上方へ上げ、反転ローラ24
5によって転写紙の後端が搬送パス238に残った状態
の位置まで反転パス239に引き込み、反転ローラ24
5を逆転させることによって、転写紙を裏返して排出ロ
ーラ244側に送り出す。
【0027】排紙処理装置290は、デジタル複写機の
本体200から1枚毎に排出される転写紙を処理トレイ
294で積載してそろえる。1部の排出が終了したら、
転写紙束をステイプルして排紙トレイ292、または、
293に束で排出する。
【0028】排紙トレイ293は、不図示のモータで上
下に移動制御され、画像形成動作開始前に処理トレイの
位置になるように移動する。291は排出された転写紙
の間に挿入する区切り紙を積載する用紙トレイで、29
5は排出された転写紙をZ折りにするZ折り機である。
【0029】また、296は排出された転写紙一部をま
とめてセンター折りしステイプルを行うことによって製
本を行う製本機であり、製本された紙束は排出トレイ2
97に排出される。
【0030】図3は、デジタル複写機199内の制御ブ
ロック図である。図3において、171はデジタル複写
機199の基本制御を行うCPUであり、制御プログラ
ムが書き込まれたROM174と処理を行うためのワー
クRAM175、入出力ポート173がアドレスバス、
データバスにより接続されている。
【0031】入出力ポート173には、デジタル複写機
199を制御する、モータ、クラッチ等の各種負荷(不
図示)や、紙の位置を検知するセンサ等の入力(不図
示)が接続されている。CPU171はROM174の
内容に従って入出力ポート173を介して順次入出力の
制御を行い、画像形成動作を実行する。
【0032】また、CPU171には操作部172が接
続されており、操作部172の表示手段、キー入力手段
を制御する。操作者はキー入力手段を通して、画像形成
動作モードや、スキャナ読み取りモード、プリント出力
モードの表示の切り替えをCPU171に指示し、CP
U171はデジタル複写機199の状態や、キー入力に
よる動作モード設定の表示を行う。
【0033】CPU171には、イメージセンサ部20
8で電気信号に変換された信号を、処理する画像処理部
170と、処理された画像を蓄積する画像メモリ部3、
及び画像処理部170でデジタル化された信号からプラ
テンガラス201上のゴミを検知するゴミ判定部176
が接続されている。
【0034】次に、図4に基づいて、画像処理部170
を説明する。図4は、画像処理部の構成を示すブロック
図である。図4において、レンズ207を介しCCDセ
ンサに結像された原稿画像は輝度データとして入力さ
れ、CCDセンサによりアナログ電気信号に変換され
る。
【0035】アナログ電気信号に変換された画像情報
は、アナログ信号処理部(不図示)に入力され、サンプ
ル&ホールド、ダークレベルの補正等が行われた後に、
A/D変換部501でアナログ、デジタル変換(A/D
変換)し、デジタル化された信号を、シェーディシグ補
正(原稿を読み取るセンサのばらつき、及び原稿照明用
ランプの配光特性の補正)する。
【0036】その後、log変換部502に送られる。
log変換部502では、入力された輝度データを濃度
データに変換するためのLUT(Color Look-up Tabl
e)が格納されており、入力されたデータに対応するテ
ーブル値を出力することによって、輝度データを濃度デ
ータに変換する。
【0037】その後、変倍処理部503により所望の倍
率に画像を変倍して、γ補正部504に入力される。γ
補正部504では濃度データを出力する際に、プリンタ
の特性を考慮したLUTによる変換を行い、操作部で設
定された濃度値に応じた出力の調整を行う。その後、2
値化部505へ送られる。2値化部505では多値の濃
度データが2値化され、濃度値が「0」あるいは「25
5」となる。
【0038】8bitの画像データは、2値化され
「0」または「1」の1bitの画像データに変換さ
れ、メモリに格納する画像データ量は小さくなる。しか
し、画像を2値化すると、画像の階調教は256階調か
ら2階調になるため、写真画像のような中間調の多い画
像データは2値化すると一般に画像の劣化が著しい。
【0039】そこで、2値データによる擬似的な中間調
表現をする必要がある。ここでは、2値のデータで擬似
的に中間調表現を行う手法として誤差拡散法を用いる。
この方法は、ある画像の濃度がある閾値より大きい場合
は「255」の濃度データであるとし、ある閾値以下で
ある場合は「0」の濃度データであるとして2値化した
後、実際の濃度データと2値化されたデータの差分を誤
差信号として、回りの画素に配分する方法である。
【0040】誤差の配分は、あらかじめ用意されている
マトリクス上の重み係数を2値化によって生じる誤差に
対して掛け合わせ、回りの画素に加算することによって
行う。これによって、画像全体での濃度平均値が保存さ
れ、中間調を擬似的に2値で表現することができる。
【0041】2値化された画像データは、画像メモリ部
3へ送られ、画像蓄積される。また、外部I/F処理部
4から入力される、コンピュータからの画像データは、
外部I/F処理部で2値画像データとして処理されてい
るため、そのまま画像メモリ部3に送られる。画像メモ
リ部3は、高速のページメモリと複数のページ画像デー
タを蓄積可能な大容量のメモリ(ハードディスク)を有
している。
【0042】ハードディスクに格納された複数の画像デ
ータは、デジタル複写機199の操作部で指定された編
集モードに応じた順序で出力される。例えば、ソートの
場合、自動原稿送り装置6から読み取った原稿束の画像
を順に出力する。ハードディスクから一旦格納された原
稿の画像データを読み出し、これを複数回繰り返して出
力する。
【0043】これにより、ビンが複数あるソータと同じ
役割を果たすことができる。画像メモリ部3から出力し
た画像データはプリンタ部2にあるスムージング部50
6に送られる。
【0044】スムージング部506では、2値化した画
像の線端部が滑らかになるようにデータの補間を行い、
露光制御部209へ画像データを出力する。露光制御部
209では前述の処理により画像データを転写紙に形成
する。また、後述するゴミ判定時には、レンズ207を
介しCCDセンサに結像された読取画像は、原稿画像の
場合と同様にデジタル化され、シェーディング補正後、
ゴミ判定部176に送られる。
【0045】ゴミ判定部176では、入力された信号を
画素単位で原稿送り方向に加算し、加算結果が一定レベ
ルを超えていたらその画素部分にはゴミが付着している
ものと判断する。
【0046】次に、画像メモリ部3の詳細を図5に従っ
て述べる。画像メモリ部3では、DRAM等のメモリで
構成されるページメモリ部301に、メモリコントロー
ラ部302を介して外部I/F処理部4、画像処理部1
70からの2値画像の書き込み、外部I/F処理部4、
プリンタ部2への画像読み出し、大容量の記憶装置であ
るハードディスク304への画像の入出力のアクセスを
行う。
【0047】メモリコントローラ部302は、ページメ
モリ301のDRAMリフレッシュ信号の発生を行い、
また、画像I/F処理部4、画像処理部170、ハード
ディスク304からのページメモリ301へのアクセス
の調停を行う。
【0048】更に、CPU171の指示に従い、ページ
メモリ部301への書き込みアドレス、ページメモリ部
301からの読み出しアドレス、読み出し方向などの制
御をする。それにより、CPU171はページメモリ部
301に複数の原稿画像をならべてレイアウトを行い、
プリンタ部に出力する機能や、画像の一部分のみ切り出
して出力する機能や、画像回転機能を制御する。
【0049】次に、図6に従って、外部I/F処理部4
の構成を述べる。外部I/F処理部4は前述した様に、
画像メモリ部3を介して、リーダ部の2値画像データを
外部I/F処理部に取り込み、また、画像メモリ部3を
介して、外部I/Fからの2値画像データをプリンタ部
2へ出力して画像形成を行う。
【0050】外部I/F処理部4にはコア部406とフ
ァクシミリ部401、ファクシミリ部の通信画像データ
を保存するハードディスク402、外部コンピュータ1
1と接続するコンピュータインターフェイス部403
と、フォーマッタ部404、イメージメモリ部405を
有している。
【0051】ファクシミリ部401はモデム(不図示)
を介して公衆回線と接続しており、公衆回線からのファ
クシミリ通信データの受信と、公衆回線へのファクシミ
リ通信データの送信を行う。
【0052】ファクシミリ部401では、ファクシミリ
機能である、指定された時間にファックス送信を行った
り、相手から指定パスワードの間い合わせで画像データ
を送信したりするなど、ハードディスク402にファク
ス用の画像を保存して処理を行う。
【0053】これにより、一度リーダ部1から画像メモ
リ部3を介して、ファクシミリ部401、ファクシミリ
用のハードディスク402へ画像を転送した後は、リー
ダ部1、画像メモリ部3をファクシミリ機能に使うこと
なしに、ファックス送信を行うことができる。
【0054】コンピュータインターフェイス部403
は、外部のコンピュータとのデータ通信を行うインター
フェイス部であり、ローカルエリアネットワーク(以
下、LAN)、シリアルI/F、SCSII/F、プリンタ
のデータ入力用のセントロI/Fなどを持つ。
【0055】このI/Fを介して、プリンタ部、リーダ
部の状態を外部コンピュータに通知したり、コンピュー
タの指示に従ってリーダ部1で読み取った画像を外部コ
ンピュータへ転送したりする。
【0056】また、外部コンピュータからプリント画像
データを受け取ったりする外部コンピュータからコンピ
ュータインターフェイス部403を介して通知されるプ
リントデータは専用のプリンタコードで記述されている
ため、フォーマッタ部404は画像メモリ部3を介して
そのコードをプリンタ部2で画像形成を行うラスターイ
メージデータに変換する。
【0057】フォーマッタ部404は、ラスターイメー
ジデータの展開をイメージメモリ部405に行う。イメ
ージメモリ部405は、このようにフォーマッタ部40
4がラスターイメージデータの展開するメモリとして使
用したり、コンピュータインターフェイス部403を介
して、リーダ部の画像を外部コンピュータに送ったりす
る(画像スキャナ機能)場合に、画像メモリ部3から送
られる画像データをイメージメモリ部405に一度展開
し、外部コンピュータに送るデータの形式に変換してコ
ンピュータインターフェイス部403からデータを送出
するような場合においても使用される。
【0058】コア部406は、ファクシミリ部401、
コンピュータインターフェイス部403、フォーマッタ
部404、イメージメモリ部405、画像メモリ部3間
それぞれのデータ転送を制御管理する。これにより、外
部I/F処理部4に複数の画像出力部があっても、画像
メモリ部3へ画像転送路が一つであっても、コア部40
6の管理のもと、排他制御、優先度制御され画像出力が
行われる。
【0059】次に、本実施の形態における、自動原稿送
り装置(DF)6の動作を自動原稿送り装置6の略断面
図である図7(a)から図10(m)を用いて説明す
る。まず、図7(a)を用いて自動原稿送り装置6の各
部を説明する。給紙ローラ601は、少なくとも1枚以
上のシートで構成される原稿束621を載置する原稿ト
レイ620に載置された原稿束621の原稿面に落下し
回転することで、原稿束の最上面の原稿Dを給紙するよ
うになっている。
【0060】ストッパ611は、原稿の給送開始前には
図7(a)の様に突出しており、原稿束621はこのス
トッパ611により規制されて下流に進出できないよう
になっている。給紙ローラ601によって給送された原
稿は分離ローラ602と分離ベルト603の作用によっ
て1枚に分離される。分離は周知のリクード分離技術に
よって実現されている。
【0061】搬送ローラ604は、分離ローラ602と
分離ベルト603によって分離された原稿をレジストロ
ーラ605へ搬送し、レジストローラ605に原稿を突
き当て、ループを形成することによって、原稿の搬送に
おける斜行を解消する。レジストローラ605の下方に
は、レジストローラ605を通過した原稿をプラテン2
01方向への搬送路である給紙パス652または反転入
りロハス653へ誘導する反転給紙フラッパ613が配
置されている。
【0062】第1の反転ローラ614と、第2の反転ロ
ーラ615は、共に原稿を反転させる場合に回転する。
反転フラッパ612は、第2の反転ローラ615の方向
から到来する原稿を反転パス650または再給紙パス6
51へ誘導する。ベルト駆動ローラ606は、原稿をプ
ラテン上に配置するための給送ベルト607を駆動す
る。
【0063】給送ベルト607は、プラテン201に当
接している。給排紙ローラ617は、手差し給紙口62
2から供給された原稿の給排紙及び給送ベルト607に
よって給送された原稿Dを原稿排紙口623へ排出す
る。排紙フラッパ616は、手差し給排紙パス654ま
たは原稿排紙パス655へ原稿を誘導する。排紙フラッ
パ616は、原稿排紙時には手差し排紙口622の方へ
原稿が排出されないように作用する。
【0064】手差し給排紙ローラ619は、手差し原稿
の給排紙を行う。排紙ローラ618は、原稿の排出を行
う。また、原稿トレイ620の下部には3個のセンサ6
08、609、610が配置されている。原稿セット検
知センサ610は、原稿束621がセットされたことを
検知する透過型の光センサである。
【0065】原稿後端検知センサ608は、原稿がハー
フサイズ原稿か否かを判定するための反射型の光センサ
である。原稿セット検知センサ610と原稿後端検知セ
ンサ608の間にある最終原稿検知センサ609は、搬
送中の原稿が最終原稿か否かを判定するための反射型の
光センサである。
【0066】また、原稿サイズ検知センサ624、62
5、626は、搬送中の原稿のサイズを検知するセンサ
であり、原稿の幅方向に3個並んで配置されており、3
個のセンサ値により原稿幅を3段階に検出し、A系とB
系、または、A4とA5の原稿幅等を判別することがで
きる。また、原稿の通過時間により原稿長を検出するこ
ともできる。
【0067】これにより、サイズの異なる原稿が混在す
る原稿束であっても、個々の原稿サイズの検出を行うこ
とができる。ただし、この際、原稿束は、原稿幅方向の
奥側を揃えて載置するものとする。
【0068】次に、両面に印刷がなされた原稿(両面原
稿)の両面を読み取る際の、自動原稿送り装置6の動作
について説明する。自動原稿送り装置6に両面原稿の給
送開始が指示されると、ストッパ611が下降し、さら
に給紙ローラ601が原稿上面に落下する(図7
(b))。給紙ローラ601、分離ローラ602、分離
ベルト603、搬送ローラ604の作用により、原稿は
原稿束621の最上面から1枚だけ分離され、レジスト
ローラ605まで給送される(図7(c))。
【0069】このとき、反転給紙フラッパ613は原稿
を反転パス650へ搬送する方向にセットされている。
レジストローラ605が回転すると、原稿は図7(d)
に示すパスを経由して、図8(e)に示す位置まで搬送
される。ここから、第1の反転ローラ614と第2の反
転ローラ615の駆動方向が反転し、原稿はプラテン2
01上に給送され、図8(f)の位置で停止する。
【0070】原稿の読み取りが終了すると、図8(g)
に示すように、再給紙パス651を経由して原稿がひっ
くり返され、図8(h)に示すように、再びプラテン2
01上に給送される。
【0071】原稿の読み取りが終了すると、原稿Dは右
方向へ給送され、原稿排紙口623から自動原稿送り装
置6の機外へ排出される、自動原稿送り装置6は、以上
の動作を繰り返すことで、両面原稿を最上面から1枚ず
つ分離し、両面の読み取りを行い、上面を下向きにして
(フェイスダウンで)排出することができる。
【0072】次に、スキャナ202を所定の位置に固定
し、原稿を移動させて画像を読み取る原稿読み取り方式
(流し読み)の動作を、原稿がスモールサイズのみの場
合とラージサイズが含まれる場合に分けて説明する。
【0073】本実施の形態の形態においては、スモール
サイズとは原稿トレイ620に原稿束621を載置した
ときに原稿後端検知センサ608が原稿を検知しないサ
イズであり、A4サイズ、しTRサイズ等である。ラー
ジサイズとは原稿トレイ620に原稿束621を載置し
たときに原稿後端検知センサ608が原稿を検知するサ
イズであり、「A3サイズ」、「11×17」サイズ等
である。
【0074】まず、スモールサイズのみの原稿の流し読
みを説明する。原稿がレジストローラ605に到達する
までの動作は図7(a)から図7(c)で説明した通り
である。流し読みの場合はさらに図9(i)に示すよう
に、反転給紙フラッパ613が原稿をプラテン201上
へ導く。
【0075】原稿は、図9中のA点上を所定の速度で搬
送され、原稿の画像はA点の下部に待機しているスキャ
ナ202によって読み取られる(図9C))。この際、
原稿の先端がA点を通過するタイミングで読み取り開始
の信号をリーダ部1に通知する。読み取られた原稿Dは
そのまま図の右方向へ搬送され、原稿排紙口623から
自動原稿送り装置6の機外へ排出される(図9
(k))。
【0076】A点は、「A0」、「A1」、「A2」、
「A3」、「A4」、「A5」の6点から構成され、L
TRサイズの原稿後端がレジストローラ605を通過し
た位置を「A0」、そこから図の右方向に「0.5m
m」ごとに「A1」、「A2」・・・と規定されてい
る。
【0077】後述するゴミ判定によって判定された読み
取り可能な位置を記憶し、読み取りの際には、記憶した
位置で読み取りが行われるようにスキャナ202、自動
原稿送り装置6に指示が出される。
【0078】次に、ラージサイズが含まれる原稿の流し
読みを説明する。原稿がレジストローラ605に到達す
るまでの動作は、図7(a)から図7(c)で説明した
通りである。ラージサイズが含まれる原稿の流し読みの
場合はさらに図10(I)に示すように、反転給紙フラ
ッパ613が原稿をプラテン201上へ導く。
【0079】原稿は、図中のB点上を所定の速度で搬送
され、B点の下部に待機しているスキャナ202によっ
て原稿の画像が読み取られる。この際、原稿の先端がB
点を通過するタイミングで読み取り開始の信号をリーダ
部1に通知する。読み取られた原稿Dはそのまま図の右
方向へ搬送され、原稿排紙口623から自動原稿送り装
置6の機外へ排出される(図10(m))。
【0080】B点は、「B0」、「B1」、「B2」、
「B3」、「B4」、「B5」の6点から構成され、
「11×17」サイズの原稿後端がレジストローラ60
5を通過した位置をB0、そこから図の右方向に「0、
5mm」ごとに「B1」、「B2」、・・・と規定され
ている。
【0081】後述するゴミ判定によって判定された読み
取り可能宇位置を記憶し、読み取りの際には、記憶した
位置で読み取りが行われるようにスキャナ202、自動
原稿送り装置6に指示が出される。
【0082】最後に、スキャナ202を移動させて画像
を読み取る原稿固定読みの場合は、原稿の後端がプラテ
ン201の端部に合わさる位置に載置(図8(h)に示
す位置)する。
【0083】次に、自動原稿送り装置6(図7参照)の
原稿トレイ620にセットされた原稿束621の向き
と、搬送されて原稿排紙口622に排出された原稿束6
21の向きがどのように対応するかを図11に示す。
【0084】図11の左側に示した原稿が、原稿トレイ
620にセットされた原稿束621である。この原稿の
最上面にある番号1の原稿から順に搬送され、表裏が反
転されて出力されるため、図11の右側に示したよう
に、最上面の原稿が表裏反転されて、最下面となって排
出される。
【0085】上記のような構成の画像読み取り装置にお
いて、原稿サイズと出力用紙サイズに基づいて最適な変
倍率を計算する自動変倍機能が設定された場合の制御例
を説明する。自動変倍機能が設定された場合、自動原稿
送り装置に載置された原稿束が同一サイズの原稿からな
るものであれば、原稿束の1枚目をプラテン上に給送
し、給送途中で原稿サイズを検出するとともに、原稿固
定読みによって原稿画像を読み取り、原稿束の2枚日以
降は自動原稿送り装置による原稿の搬送中に原稿流し読
みによって原稿画像を読み取るように制御する。
【0086】ただし、変倍率が流し読み不可能な倍率で
あったなら、原稿固定読みによって原稿画像を読み取る
ように制御する。自動原稿送り装置に載置された原稿束
が異なるサイズの原稿からなるものであれば(原稿混載
モード)、原稿1枚毎に変倍率を計算する必要があるた
め、最終原稿まで原稿固定読みによって原稿画像を読み
取るように制御する。
【0087】図12は、ゴミ検知動作に関する基本的な
処理手順を示すフローチャートである。原稿搬送手段2
80による原稿搬送を利用して画像読み取りを行う流し
読み動作を行う場合には、画像読み取り動作が行われて
いない時間を利用し(ステップS101、ステップS1
02)、現在の流し読み位置のままで原稿の無い状態で
給送ベルト207を空回転させ、画像読み取りを行う。
【0088】読み取り画像信号には、通常原稿搬送手段
280が持つ給送ベルト607表面の画像が入力される
ことになる。ここで、ゴミの有無を判定する(ステップ
S103)。この判定の結果、プラテンガラス201上
にゴミが付着している場合には、読み取り画像信号に副
走査方向に連続した画像が検出される。
【0089】一定時間の給送ベルト607を駆動して画
像読み取りを行った後、このようなゴミによると思われ
る画像が検出された場合は、前回読み取りを行った位置
では引き続き流し読み動作を行うことができないものと
判断する。また、上記のような異常画像が検出されなか
った場合は、引き続きその位置での流し読みを行うもの
とする。
【0090】流し読み位置でのプラテンガラスの汚れが
検知された場合、流し読み動作が可能な位置を検出する
ために、スキャナ202をA0位置まで左方向に移動さ
せ、「A0」から右方向へ「A1」、「A2」と流し読
み可能位置を順番に探す処理を行う(ステップS10
4)。
【0091】まず、所定位置(i)に移動し、上記位置
(i)は最右翼位置MAXiより大きいか否かを判定す
る。この判定の結果、上記所定位置(i)が大きくない
場合には、その位置で流し読みが可能かどうか(ゴミが
ないかどうか)を検出するために、上記に説明されたゴ
ミ検知のための画像読み取り動作(給送ベルト空回転、
画像読み取り)を行う(ステップS106)。
【0092】次に、ステップS107においてゴミの有
無を判定し、ゴミが有った場合には流し読み位置を右方
向へ移動(i+1)させる処理を行い、その後、ステッ
プS105に戻り上述した処理を繰り返し行う。
【0093】一方、ステップS105の判定の結果、
(i)が最右翼位置MAXiより大きい場合には、ステ
ップS109に進み、ゴミ有り状態に設定する。この場
合は、所定の処理により流し読みが可能と判断されるま
で、流し読みによる読み取り動作を行わない。また、ス
テップS104の判定の結果、所定位置(i)でゴミが
なかった場合には、所定位置(i)を現在の流し読み位
置に設定する。
【0094】上記のような構成の画像読み取り装置にお
いて、流し読み動作禁止フラグを有し、ゴミ検知動作の
結果によって流し読みを行うか否かを判断すると共に、
使用者にゴミ有りを通知する場合の制御例を説明する。
【0095】図13は、この時の制御方法を示すフロー
チャートであり、ゴミ有りメッセージを表示していない
場合で、かつ、原稿がセットされ、流し読みで読み取り
を行うモードが設定された場合にスタートする制御であ
る。
【0096】まず、ステップS201で流し読み禁止フ
ラグがセットされているか否か判断する。この判断の結
果、流し読み禁止フラグがセットされていない場合には
流し読みを行えるのでステップS202に進み、読み取
り位置として記憶されている点にスキャナ202を移動
する。
【0097】続いてステップS203に進み、原稿束の
上面から1枚目の原稿を給紙し、流し読みによる読み取
り処理を行う。次に、ステップS204に進み、給紙し
た原稿が最終原稿であり、読み取り処理が終了したか否
か判断する。終了していない場合はステップS203に
戻り、読み取り処理を継続する。
【0098】一方、ステップS204で読み取り処理が
終了している場合はステップS205に進み、ゴミ検知
動作を行う。続いて、ステップS206に進み、ステッ
プS205のゴミ検知の結果、全ての点にゴミが有るか
否か判断する。この判断の結果、全ての点にゴミがなか
った場合はステップS207に進み、ゴミのなかった点
を以降の流し読み位置として記憶する。次に、ステップ
S208に進み、スキャナをスタンバイ時の定位置に移
動し、処理を終了する。
【0099】一方、ステップS206の判断の結果、全
ての点にゴミが有った場合はステップS209に進み、
流し読み禁止フラグをセットする。続いて、ステップS
210に進み、図16に示すように、使用者に清掃を促
すメッセージを表示した後、ステップS208に進む。
【0100】また、ステップS201の判断の結果、流
し読み禁止フラグがセットされている場合には、ゴミの
清掃がなされていないままメッセージがクリアされてい
る場合なので、流し読みでは正常に読み取り動作が行え
ない。
【0101】したがって、この場合にはステップS21
1に進み、ゴミの影響を受けずに正常に読み取り動作が
行える固定読み動作に読み取り方法を切り換えて、固定
読みによって読み取り処理を行う。次に、ステップS2
12に進み、給紙した原稿が最終原稿であり、読み取り
処理が終了したか否か判断する。
【0102】この判断の結果、終了していない場合はス
テップS211に戻り、読み取り処理を継続する。ま
た、ステップS212の判断の結果、読み取り処理が終
了している場合はステップS213に進み、使用者に清
掃を促す図16のようなメッセージを表示した後処理を
終了する。以上が、読み取り動作終了後に流し読み動作
禁止フラグがセットされている時にメッセージを表示す
る場合の制御例である。
【0103】続いて、図13の処理がゴミ有りメッセー
ジを表示したまま終了した場合の制御例を図14、図1
5を用いて2つの例を説明する。図14は、メッセージ
のクリアを使用者のキー入力によって行う場合の制御方
法の一例を示すフローチャートであり、読み取り動作が
終了後にゴミ有りメッセージを表示している場合にスタ
ートする。
【0104】まず、ステップS301で、清掃キーが入
力されたか否か判断する。この判断の結果、清掃キーが
入力されていない場合には、ステップS302に進み、
OKキーが入力されたか否か判断する。そして、OKキ
ーが入力されていない場合にはステップS303に進
み、読み取りスタートの指示が合ったか否か判断する。
読み取りスタートの指示がなかった場合にはステップS
301に戻り、同様の処理を繰り返す。
【0105】一方、ステップS303の判断の結果、読
み取りスタートの指示があった場合は、ステップS30
4に進み、固定読みで読み取り動作を行う。この際、操
作部からは読み取りモードの設定が行えない状態である
ので、メッセージ表示を行う前に設定してあった読み取
りモードを固定読みによって行う。
【0106】続いて、ステップS305に進み、給紙し
た原稿が最終原稿であり、読み取り処理が終了したか否
か判断する。この判断の結果、読み取り処理が終了して
いない場合はステップS304に戻り、読み取り処理を
継続する。また、ステップS305の判断の結果、読み
取り処理が終了している場合はステップS301に戻
り、メッセージ表示中の処理を継続する。
【0107】一方、ステップS301の判断の結果、清
掃キーが入力された場合には清掃が行われたと判断し、
ステップS306に進んで流し読み禁止フラグをクリア
する。その後、ステップS307に進み、メッセージを
クリアして処理を終了する。
【0108】また、ステップS302の判断の結果、O
Kキーが入力された場合には清掃が行われていないと判
断し、流し読み禁止フラグをクリアしないままステップ
S307に進んでメッセージをクリアして処理を終了す
る。
【0109】この後の読み取りでは、読み取りモードを
再設定可能となり、動作が行われた場合には、図13で
説明したように、読み取り終了後に再度メッセージが表
示される。以上が、メッセージのクリアを使用者のキー
入力によって行う場合の制御例である。
【0110】次に、図13の処理がゴミ有りメッセージ
を表示したまま終了した場合のもう一つの制御例を説明
する。図15は、メッセージのクリアを自動原稿送り装
置の状態によって自動的に判断する場合の制御方法を示
すフローチャートであり、読み取り動作が終了後にゴミ
有りメッセージを表示している場合にスタートする。
【0111】まず、ステップS401で、自動原稿送り
装置6が開けられたか否か判断する。この判断の結果、
自動原稿送り装置6が開けられていない場合にはステッ
プS402に進み、読み取りスタートの指示が合ったか
否か判断する。そして、読み取りスタートの指示がなか
った場合にはステップS401に戻り、同様の処理を繰
り返す。
【0112】一方、ステップS402の判断の結果、読
み取りスタートの指示があった場合は、ステップS40
3に進み、固定読みで読み取り動作を行う。この際、操
作部からは読み取りモードの設定が行えない状態である
ので、メッセージ表示を行う前に設定してあった読み取
りモードを固定読みによって行う。続いて、ステップS
404に進み、給紙した原稿が最終原稿であり、読み取
り処理が終了したか否か判断する。
【0113】この判断の結果、読み取り処理が終了して
いない場合はステップS403に戻り、読み取り処理を
継続する。また、ステップS404で読み取り処理が終
了している場合はステップS401に戻り、メッセージ
表示中の処理を継続する。
【0114】一方、ステップS401の判断の結果、自
動原稿送り装置6が開けられた場合には、この時にプラ
テンガラスの清掃が行われたとみなす。そして、この場
合はステップS405に進み、流し読み禁止フラグをク
リアする。
【0115】次に、ステップS406に進み、メッセー
ジをクリアして処理を終了する。以上が、メッセージの
クリアを自動原稿送り装置の状態によって自動的に判断
する場合の制御例である。
【0116】上記のように制御することで、複数の候補
位置の中において、どこかで流し読み動作が可能な状態
では、自身の動作で流し読み可能な位置を検知して動作
することができる。また、すべての候補位置でのゴミ検
知動作でゴミありと判定され、ゴミを回避することが不
可能な場合は、ユーザに清掃動作を行うように促して、
流し読み動作を禁止する。
【0117】そして、操作部からの入力でユーザがプラ
テンガラスの清掃を行ったことが確定すると、以降の動
作で流し読みが可能となるようにすることができる。あ
るいは、自動原稿送り装置の開閉動作が行われ、ユーザ
によるプラテンガラスの清掃が行われたと判断された場
合には、以降の動作で流し読みが可能となるようにする
ことができる。
【0118】図17は、本実施の形態の画像読み取り装
置、及び画像読み取り方法を構成可能なコンピュータシ
ステムの内部構成例を示すブロック図である。図17に
おいて、1200はコンピュータPCである。PC12
00は、CPU1201を備え、ROM1202または
ハードディスク(HD)1211に記憶された、あるい
はフロッピー(登録商標)ディスクドライブ(FD)1
212より供給されるデバイス制御ソフトウェアを実行
し、システムバス1204に接続される各デバイスを総
括的に制御する。
【0119】上記PC1200のCPU1201、RO
M1202またはハードディスク(HD)1211に記
憶されたプログラムにより、本実施形態の各機能手段が
構成される。
【0120】1203はRAMで、CPU1201の主
メモリ、ワークエリア等として機能する。1207はデ
ィスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム
(起動プログラム:パソコンのハードやソフトの実行
(動作)を開始するプログラム)、複数のアプリケーシ
ョン、編集ファイル、ユーザファイルそしてネットワー
ク管理プログラム等を記憶するハードディスク(HD)
1211、及びフロッピーディスク(FD)1212と
のアクセスを制御する。
【0121】1208はネットワークインタフエースカ
ード(NIC)で、LAN1220を介して、ネットワ
ークプリンタ、他のネットワーク機器、あるいは他のP
Cと双方向のデータのやり取りを行う。
【0122】(本発明の他の実施の形態)本発明は複数
の機器から構成されるシステムに適用しても1つの機器
からなる装置に適用しても良い。
【0123】また、上述した実施の形態の機能を実現す
るように各種のデバイスを動作させるように、上記各種
デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピ
ュータに対し、上記実施の形態の機能を実現するための
ソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMP
U)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイス
を動作させることによって実施したものも、本発明の範
疇に含まれる。
【0124】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコード自体、及びそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
憶媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用い
ることができる。
【0125】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施の形態で説
明した機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコ
ードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソ
フト等の共同して上述の実施の形態で示した機能が実現
される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施
の形態に含まれることは言うまでもない。
【0126】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
の形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれる。
【0127】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、プラテンガラス上にゴミが無い場合、及びゴミが在
っても回避可能な場合は流し読み動作を行って生産性を
確保できるようにするとともに、上記プラテンガラス上
にゴミが検知された場合には、その後の操作によりプラ
テンガラス上のゴミが取り除かれたと判断されるまで流
し読み動作を禁止するようにしたので、原稿台ガラス面
上にゴミが付着している場合に流し読み動作を行い、読
み取り画像に黒筋が出てしまう問題を解消できるととも
に、読み取り速度が低下することを可及的に少なくする
ことができる。
【0128】また、本発明の他の特徴によれば、流し読
み動作で高速な原稿読み取り速度を確保しつつ原稿上に
現れるゴミの画像を防ぐことが可能となり、画像の品位
を低下させることなく読み取り動作の生産性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、デジタル複写機の
構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態におけるデジタル複写機の構成を
示す断面図である。
【図3】デジタル複写機内の概略制御系統を示すブロッ
ク図である。
【図4】画像処理部の要部構成を示すブロック図であ
る。
【図5】画像メモリ部の詳細図を示すブロック図であ
る。
【図6】外部I/F処理部の要部構成を示すブロック図
である。
【図7】自動原稿送り装置の概略構成を示す断面図であ
る。
【図8】自動原稿送り装置の原稿給送動作を説明する図
である。
【図9】自動原稿送り装置の原稿給送動作を説明する図
である。
【図10】自動原稿送り装置の原稿給送動作を説明する
図である。
【図11】原稿排紙口から排出された原稿束の向きを表
す図である。
【図12】ゴミ検知動作手順の概略を示すフローチャー
トである。
【図13】実施の形態におけるゴミ検知動作手順を説明
するフローチャートである。
【図14】実施の形態におけるアラーム状態からの復帰
手順を説明するフローチャートである。
【図15】実施の形態におけるアラーム状態からの復帰
手順を説明するフローチャートである。
【図16】実施の形態における操作部への警告表示の一
例を示す図である。
【図17】画像読み取り装置を構成可能なコンピュータ
システムの一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
200 画像読み取り装置本体 201 プラテンガラス 202 スキャナ 203 原稿照明ランプ 204〜206 走査ミラー 207 レンズ 208 イメージセンサ部 209 露光制御部 210 画像形成部 211 感光体ドラム 212 1次帯電器 213 現像器 214 前露光ランプ 215 クリーニング装置 216 転写帯電器 217 分離帯電器 219 レーザ光 221 右カセットデッキ 222 左カセットデッキ 223 上段カセット 224 下段カセット 225、226、227、228 ピックアップローラ 229、230、231、232 給紙ローラ 233 レジストローラ 234 転写ベルト 235 定着器 236 排出ローラ 237 排紙フラッパ 238 搬送パス 239 反転パス 240 下搬送パス 241 再給紙パス 242 再給紙ローラ 243 排出パス 244 排出ローラ 245 反転ローラ 250 デッキ 251 リフタ 252 ピックアップローラ 253 給紙ローラ 254 マルチ手差し 280 自動原稿送り装置(DF) 290 排紙処理装置 291 用紙トレイ 292、293 排紙トレイ 294 処理トレイ 295 Z折り機 296 製本機 297 排出トレイ 601 給紙ローラ 602 分離ローラ 603 分離ベルト 604 搬送ローラ 605 レジストローラ 606 ベルト駆動ローラ 607 給送ベルト 608 原稿後端検知センサ 609 最終原稿検知センサ 610 原稿セット検知センサ 611 ストッパ 612 反転フラッパ 613 反転給紙フラッパ 614 第1の反転ローラ 615 第2の反転ローラ 616 排紙フラッパ 617 給排紙ローラ 618 排紙ローラ 619 手差し給排紙ローラ 620 原稿トレイ 621 原稿束 622 手差し排紙口 623 原稿排紙口 624 第1の原稿サイズ検知センサ 625 第2の原稿サイズ検知センサ 625 第3の原稿サイズ検知センサ 650 反転パス 651 再給紙パス 652 給紙パス 653 反転入りロパス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 460 H04N 1/04 103E H04N 1/028 G03G 21/00 372 1/10 H04N 1/10 1/107 (72)発明者 関口 信夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 前田 雄一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA23 DA25 DB01 DE07 DE09 ED04 ED06 EE02 EE04 EE05 EE07 EE08 FA17 FA18 FA19 FA20 FA22 FA27 FA35 GA47 GA53 GA54 GB07 GB19 2H076 AA02 AA07 AA33 AA49 AA58 BA24 BA32 BA59 BA61 BA63 BA76 BB10 5B047 AA01 BA02 BB02 BC05 BC16 CA11 CA14 CB22 CB23 5C051 AA01 BA03 DA03 DB01 DE02 DE03 FA01 5C072 AA01 BA17 EA05 LA04 MB04 MB08

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在の流し読み位置のままで原稿の無い
    状態で給送ベルトを空回転させて画像読み取りを行って
    画像信号を生成する画像読み取り手段と、 上記画像読み取り手段によって生成された画像信号に基
    づいて、プラテンガラス上にゴミが付着しているか否か
    を判定するゴミ有無判定手段と、 上記ゴミ有無判定手段による判定の結果、上記流し読み
    位置におけるプラテンガラスの汚れが検知された場合に
    は、流し読み動作が可能な位置を検出する流し読み可能
    位置検出手段と、 上記流し読み可能位置検出手段の検出結果に基づいて、
    上記画像読み取り手段が流し読みを開始するのに可能な
    位置に移動させる流し読み開始位置制御手段とを具備す
    ることを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 上記画像読み取り手段が流し読み可能な
    位置に移動した後で行われたゴミ検知の結果に基づいて
    流し読みを行うか否かを判断する流し読み可能判断手段
    と、 上記流し読み可能判断手段の判断に基づいて、ゴミが有
    ることを使用者に通知するゴミ存在通知手段とを具備す
    ることを特徴とする請求項1に記載の画像読み取り装
    置。
  3. 【請求項3】 原稿の流し読み動作を禁止する流し読み
    禁止フラグがセットされているか否かを判断するフラグ
    判断手段と、 上記フラグ判断手段の判断結果に基づいて、流し読み禁
    止フラグがセットされていない場合には、読み取り位置
    として記憶されている点に上記画像読み取り手段を移動
    させて流し読みを行わせ、流し読み禁止フラグがセット
    されている場合には、固定読み取り動作を行わせる読み
    取り動作制御手段と、 上記読み取り動作制御手段の制御に従って原稿を読み取
    る画像読み取り手段と、 上記画像読み取り手段が読み取り処理を終了したときに
    ゴミがプラテンガラス上に在るか否かを判定するゴミ有
    無判定手段と、 上記ゴミ有無判定手段の判定結果に基づいて、ゴミのな
    かった点を以降の流し読み位置として記憶し、全ての点
    にゴミが有った場合は上記流し読み禁止フラグをセット
    する読み取り動作制御手段とを具備することを特徴とす
    る画像読み取り装置。
  4. 【請求項4】 上記読み取り動作制御手段によって流し
    読み禁止フラグがセットされた場合に、使用者に清掃を
    促すメッセージを表示するメッセージ表示手段を具備す
    ることを特徴とする請求項3に記載の画像読み取り装
    置。
  5. 【請求項5】 上記画像読み取り手段の動作終了後に、
    プラテンガラス上のゴミを清掃したことを示す清掃キー
    が入力されたら、上記流し読み禁止フラグをクリアする
    禁止フラグクリア手段を具備することを特徴とする請求
    項3または4に記載の画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 上記画像読み取り手段の動作終了後に、
    プラテンガラス上にゴミが在ることを示すメッセージを
    了解したことを示す了解キーが入力されたときに、上記
    メッセージをクリアするメッセージ消去手段を具備する
    ことを特徴とする請求項3〜5の何れか1項に記載の画
    像読み取り装置。
  7. 【請求項7】 上記画像読み取り手段の動作終了後に、
    自動原稿送り装置が開けられたか否かを判断して、自動
    原稿送り装置が開けられていない場合には固定読みで読
    み取り動作を行い、 上記判断の結果、自動原稿送り装置が開けられた場合に
    は、上記プラテンガラスの清掃が行われたとみなして、
    上記流し読み禁止フラグをクリアするとともに、上記メ
    ッセージをクリアすることを特徴とする請求項3〜6の
    何れか1項に記載の画像読み取り装置。
  8. 【請求項8】 複数の原稿を載置するための原稿台と、 上記原稿面を副走査方向に移動するミラー台と、 上記原稿を照射するために上記ミラー台上に配置された
    ランプと、 上記ミラー台を移動させるための駆動手段と、 上記原稿画像を読み取る画像読み取り手段と、 上記原稿の移動中に画像読み取りを行うことを可能にす
    るためのタイミングを通知する搬送タイミング通知手段
    と、 上記複数の原稿を原稿台上に順次搬送するための原稿搬
    送手段と、 上記画像読み取りから得られた画像信号から、上記読み
    取り画像中のゴミの画像を検知するゴミ検知手段と、 上記ゴミ検知手段の検知結果に応じてゴミが在ることを
    表示してユーザに通知する表示手段と、 上記表示手段に表示されたゴミが在ることを示す表示の
    解除を行う表示解除手段と、 上記ゴミ検知手段の検知結果に応じて不可能状態に設定
    され、上記操作部上の表示解除手段により表示解除され
    た場合に可能状態に設定される流し読み動作可能フラグ
    手段とを具備することを特徴とする画像読み取り装置。
  9. 【請求項9】 原稿を載置するための原稿台と、 上記原稿を照射するための、ミラー台上のランプと、 上記原稿面を副走査方向に移動するミラー台と、 上記ミラー台を移動させるためのミラー台駆動手段と、 上記原稿画像を読み取る読み取り手段と、 上記原稿の移動中に画像読み取りを行うことを可能にす
    るためのタイミングを通知する搬送タイミング通知手段
    と、 上記原稿を原稿台上に順次搬送するための原稿搬送手段
    と、 上記原稿台上の上記搬送手段の位置を検出するための搬
    送手段状態検出手段と、 上記原稿読み取り手段から得られた画像信号から、読み
    取り画像にゴミの画像が含まれるかどうかを判断するゴ
    ミ検知手段と、 上記ゴミ検知手段の検知結果に応じて不可能状態に設定
    され、搬送手段位置検出手段の検知結果に応じて可能状
    態に設定される、流し読み動作可能フラグ手段とを具備
    することを特徴とする画像読み取り装置。
  10. 【請求項10】 現在の流し読み位置のままで原稿の無
    い状態で給送ベルトを空回転させて画像読み取り手段を
    行って画像信号を生成し、上記生成した画像信号に基づ
    いて、プラテンガラス上にゴミが付着しているか否かを
    判定し、流し読み位置におけるプラテンガラスの汚れが
    検知された場合には、流し読み動作が可能な位置を検出
    した結果に基づいて、上記画像読み取り手段が流し読み
    を開始するのに可能な位置に移動させる流し読み開始位
    置制御を行うことを特徴とする画像読み取り方法。
  11. 【請求項11】 上記画像読み取り手段が流し読み可能
    な位置に移動した後で行われたゴミ検知の結果に基づい
    て流し読みを行うか否かを判断する流し読み可能判断処
    理と、 上記流し読み可能判断処理の判断に基づいて、ゴミが有
    ることを使用者に通知するゴミ存在通知処理とを行うこ
    とを特徴とする請求項10に記載の画像読み取り方法。
  12. 【請求項12】 原稿の流し読み動作を禁止する流し読
    み禁止フラグがセットされているか否かを判断するフラ
    グ判断処理と、 上記フラグ判断処理の判断結果に基づいて、流し読み禁
    止フラグがセットされていない場合には、読み取り位置
    として記憶されている点に画像読み取り手段を移動させ
    て流し読みを行わせ、流し読み禁止フラグがセットされ
    ている場合には、固定読み取り動作を行わせる読み取り
    動作制御処理と、 上記読み取り動作制御処理の制御に従って原稿を読み取
    る画像読み取り処理と、 上記画像読み取り処理が読み取り処理を終了したときに
    ゴミがプラテンガラス上に在るか否かを判定するゴミ有
    無判定処理と、 上記ゴミ有無判定処理の判定結果に基づいて、ゴミのな
    かった点を以降の流し読み位置として記憶し、全ての点
    にゴミが有った場合は上記流し読み禁止フラグをセット
    する読み取り動作制御処理とを行うことを特徴とする画
    像読み取り方法。
  13. 【請求項13】 上記読み取り動作制御処理によって流
    し読み禁止フラグがセットされた場合に、使用者に清掃
    を促すメッセージを表示するメッセージ表示処理を行う
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像読み取り方
    法。
  14. 【請求項14】 上記画像読み取り処理の動作終了後
    に、プラテンガラス上のゴミを清掃したことを示す清掃
    キーが入力されたら、上記流し読み禁止フラグをクリア
    する禁止フラグクリア処理を具備することを特徴とする
    請求項12または13に記載の画像読み取り方法。
  15. 【請求項15】 上記画像読み取り処理の動作終了後
    に、プラテンガラス上にゴミが在ることを示すメッセー
    ジを了解したことを示す了解キーが入力されたときに、
    上記メッセージをクリアするメッセージ消去処理を行う
    ことを特徴とする請求項12〜14の何れか1項に記載
    の画像読み取り方法。
  16. 【請求項16】 上記画像読み取り処理の動作終了後
    に、自動原稿送り装置が開けられたか否かを判断して、
    自動原稿送り装置が開けられていない場合には固定読み
    で読み取り動作を行い、 上記判断の結果、自動原稿送り装置が開けられた場合に
    は、上記プラテンガラスの清掃が行われたとみなして、
    上記流し読み禁止フラグをクリアするとともに、上記メ
    ッセージをクリアすることを特徴とする請求項12〜1
    5の何れか12〜15の何れか1項に記載の画像読み取
    り方法。
  17. 【請求項17】 上記請求項1〜9の何れか1項に記載
    の画像読み取り装置の各手段を構成するプログラムを記
    録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記
    憶媒体。
  18. 【請求項18】 上記請求項10〜16の何れか1項に
    記載の各処理をコンピュータに実行させるためのプログ
    ラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り
    可能な記憶媒体。
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