JP2002182245A - アクティブマトリクス基板の製造方法 - Google Patents
アクティブマトリクス基板の製造方法Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 工程数を増加させることなく、補助容量に必
要な所定の容量値を確保して、開口率を増加させる。 【解決手段】 透明絶縁基板1上にTFT52のゲー
ト電極と走査配線54と補助容量53を設ける補助配線
60とを形成する工程と、透明絶縁基板1上の全面に層
間絶縁膜4、半導体層5、コンタクト層6を順次形成す
る工程と、所定領域の半導体層5およびコンタクト層6
をレジストパターン11によりパターニングするととも
に、パターニングされた半導体層5およびコンタクト層
6上をレジストパターン11をマスクとして層間絶縁膜
4をエッチングする工程と、TFT52のソース電極お
よびドレイン電極と信号配線55とを形成する工程と、
TFT52のドレイン電極と電気的に接続する絵素電極
9とを形成する工程と、を包含する
要な所定の容量値を確保して、開口率を増加させる。 【解決手段】 透明絶縁基板1上にTFT52のゲー
ト電極と走査配線54と補助容量53を設ける補助配線
60とを形成する工程と、透明絶縁基板1上の全面に層
間絶縁膜4、半導体層5、コンタクト層6を順次形成す
る工程と、所定領域の半導体層5およびコンタクト層6
をレジストパターン11によりパターニングするととも
に、パターニングされた半導体層5およびコンタクト層
6上をレジストパターン11をマスクとして層間絶縁膜
4をエッチングする工程と、TFT52のソース電極お
よびドレイン電極と信号配線55とを形成する工程と、
TFT52のドレイン電極と電気的に接続する絵素電極
9とを形成する工程と、を包含する
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に用
いられるアクティブマトリクス基板の製造方法に関し、
特に、高品位の表示が得られる液晶表示装置において、
スイッチング素子として薄膜トランジスタを用いたアク
ティブマトリクス基板の製造方法に関する。
いられるアクティブマトリクス基板の製造方法に関し、
特に、高品位の表示が得られる液晶表示装置において、
スイッチング素子として薄膜トランジスタを用いたアク
ティブマトリクス基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型液晶表示装置で
は、マトリクス状に絵素電極が設けられたアクティブマ
トリクス基板と、全ての絵素電極に対向する対向電極が
設けられた対向基板との間に、液晶層が配置されて構成
されている。アクティブマトリクス基板の各絵素電極に
は、薄膜トランジスタ(以下、TFTと表記)等のスイ
ッチング素子がそれぞれ接続されている。
は、マトリクス状に絵素電極が設けられたアクティブマ
トリクス基板と、全ての絵素電極に対向する対向電極が
設けられた対向基板との間に、液晶層が配置されて構成
されている。アクティブマトリクス基板の各絵素電極に
は、薄膜トランジスタ(以下、TFTと表記)等のスイ
ッチング素子がそれぞれ接続されている。
【0003】図6(a)は、スイッチング素子としてT
FTを使用したアクティブマトリクス基板における1絵
素分の概略平面図である。このアクティブマトリクス基
板では、透明絶縁基板上に絵素電極90がマトリクス状
に形成されている。各絵素電極90の周囲には、相互に
平行となった各一対の走査配線54と信号配線55とが
相互に絶縁状態で交差するように形成されており、その
交差部の一カ所に、TFT52がそれぞれ設けられてい
る。各TFT52は、ゲート電極が走査配線54に接続
され、ソース電極が信号配線55に接続され、ドレイン
電極が絵素電極90に接続されている。
FTを使用したアクティブマトリクス基板における1絵
素分の概略平面図である。このアクティブマトリクス基
板では、透明絶縁基板上に絵素電極90がマトリクス状
に形成されている。各絵素電極90の周囲には、相互に
平行となった各一対の走査配線54と信号配線55とが
相互に絶縁状態で交差するように形成されており、その
交差部の一カ所に、TFT52がそれぞれ設けられてい
る。各TFT52は、ゲート電極が走査配線54に接続
され、ソース電極が信号配線55に接続され、ドレイン
電極が絵素電極90に接続されている。
【0004】各絵素電極90の下方には、走査配線54
の一部を絵素電極90側に拡幅させて、この走査配線5
4の拡幅部53aと絵素電極90との間に絶縁層を設け
ることにより、補助容量53を有するコンデンサ部が形
成されている。この場合の1つの絵素の等価回路を図5
に、アクティブマトリクス基板の等価回路を図6(b)
に示す。図6(b)の等価回路では、TFT52のゲー
ト電極およびソース電極は、それぞれ走査配線54およ
び信号配線55に接続されている。TFT52のドレイ
ン電極は、絵素電極90(図6(a)参照)に接続され
ており、絵素電極90と対向電極56との間の液晶層に
よって形成される液晶容量51および絵素電極90と走
査配線54との間の絶縁層によって形成される補助容量
53がそれぞれTFT52のドレイン電極に接続されて
いる。
の一部を絵素電極90側に拡幅させて、この走査配線5
4の拡幅部53aと絵素電極90との間に絶縁層を設け
ることにより、補助容量53を有するコンデンサ部が形
成されている。この場合の1つの絵素の等価回路を図5
に、アクティブマトリクス基板の等価回路を図6(b)
に示す。図6(b)の等価回路では、TFT52のゲー
ト電極およびソース電極は、それぞれ走査配線54およ
び信号配線55に接続されている。TFT52のドレイ
ン電極は、絵素電極90(図6(a)参照)に接続され
ており、絵素電極90と対向電極56との間の液晶層に
よって形成される液晶容量51および絵素電極90と走
査配線54との間の絶縁層によって形成される補助容量
53がそれぞれTFT52のドレイン電極に接続されて
いる。
【0005】TFT52は、ゲート電極に走査配線(ゲ
ート配線)54から走査電圧を印加されることによって
駆動される。TFT52がON状態であれば信号配線5
5からソース電極に入力された信号電圧がドレイン電極
を経て絵素電極90に与えられ、絵素電極90と対向電
極56との間にある液晶層に対して液晶容量51として
電荷が蓄積される。その後、各行の走査配線54から各
TFT52のゲート電極への走査電圧の印加が完了し、
各TFT52は、次の絵素電極90への信号電圧を印加
するための走査電圧がゲート電極に印加されるまでOF
F状態となり、絵素電極90と対向電極56との間の液
晶層には、信号電圧により蓄積された電荷が保持され
る。
ート配線)54から走査電圧を印加されることによって
駆動される。TFT52がON状態であれば信号配線5
5からソース電極に入力された信号電圧がドレイン電極
を経て絵素電極90に与えられ、絵素電極90と対向電
極56との間にある液晶層に対して液晶容量51として
電荷が蓄積される。その後、各行の走査配線54から各
TFT52のゲート電極への走査電圧の印加が完了し、
各TFT52は、次の絵素電極90への信号電圧を印加
するための走査電圧がゲート電極に印加されるまでOF
F状態となり、絵素電極90と対向電極56との間の液
晶層には、信号電圧により蓄積された電荷が保持され
る。
【0006】この時、絵素電極90と対向電極56との
間の電圧は、変動しないことが望ましい。液晶層は、液
晶容量51を有するコンデンサとして動作するため、蓄
積された電荷を保持することが可能である。しかし、液
晶層の容量値が小さいために、液晶層のみでは、画像信
号の書き込み(保持)動作が不充分となるため表示映像
等の不具合が発生したり、さらには液晶表示装置の信頼
性が低下するおそれがあるが液晶層が有する液晶容量5
1の容量値を補うために、補助容量53を有するコンデ
ンサ部が絵素電極90の領域に設けられている。
間の電圧は、変動しないことが望ましい。液晶層は、液
晶容量51を有するコンデンサとして動作するため、蓄
積された電荷を保持することが可能である。しかし、液
晶層の容量値が小さいために、液晶層のみでは、画像信
号の書き込み(保持)動作が不充分となるため表示映像
等の不具合が発生したり、さらには液晶表示装置の信頼
性が低下するおそれがあるが液晶層が有する液晶容量5
1の容量値を補うために、補助容量53を有するコンデ
ンサ部が絵素電極90の領域に設けられている。
【0007】図6(a)に示す補助容量53を有するコ
ンデンサ部の配置では、開口率を大きくとれるが、行方
向に隣接する走査配線54に拡幅部53aを設けて、補
助容量53を形成しているために、走査配線54のゲー
ト信号と絵素電極90の電位との干渉、または、走査配
線54のゲート信号の遅延が発生する。
ンデンサ部の配置では、開口率を大きくとれるが、行方
向に隣接する走査配線54に拡幅部53aを設けて、補
助容量53を形成しているために、走査配線54のゲー
ト信号と絵素電極90の電位との干渉、または、走査配
線54のゲート信号の遅延が発生する。
【0008】図7(a)は、補助容量53を有するコン
デンサ部が設けられたアクティブマトリクス基板の他の
例を示す1絵素分の概略平面図である。絵素電極90の
中央部分の下方に、走査配線54と平行に補助配線60
が形成されており、この補助配線60と絵素電極90と
の間に絶縁層が設けられて、補助容量53を有するコン
デンサ部が形成されている。補助容量53を有するコン
デンサ部以外の構成は、図6(a)に示すアクティブマ
トリクス基板の構成と同様である。図7(a)に示す絵
素の構成を有するアクティブマトリクス基板上における
各絵素の等価回路を図7(b)に示す。図7(b)の等
価回路では、各走査配線54と平行に補助配線60がそ
れぞれ設けられており、補助容量53を有するコンデン
サ部が絵素電極90と補助配線60とに接続されてい
る。補助容量53以外の接続は、図6(b)に示す等価
回路の構成と同様である。
デンサ部が設けられたアクティブマトリクス基板の他の
例を示す1絵素分の概略平面図である。絵素電極90の
中央部分の下方に、走査配線54と平行に補助配線60
が形成されており、この補助配線60と絵素電極90と
の間に絶縁層が設けられて、補助容量53を有するコン
デンサ部が形成されている。補助容量53を有するコン
デンサ部以外の構成は、図6(a)に示すアクティブマ
トリクス基板の構成と同様である。図7(a)に示す絵
素の構成を有するアクティブマトリクス基板上における
各絵素の等価回路を図7(b)に示す。図7(b)の等
価回路では、各走査配線54と平行に補助配線60がそ
れぞれ設けられており、補助容量53を有するコンデン
サ部が絵素電極90と補助配線60とに接続されてい
る。補助容量53以外の接続は、図6(b)に示す等価
回路の構成と同様である。
【0009】図7(a)に示す補助容量53を有するコ
ンデンサ部の配置では、絵素電極90の中央部分に補助
配線60を設けて、補助容量53を形成しているため
に、開口率は大きくとれないが、走査配線54のゲート
信号による絵素電極90の電位との干渉は減少し、画像
表示の品位は向上する。
ンデンサ部の配置では、絵素電極90の中央部分に補助
配線60を設けて、補助容量53を形成しているため
に、開口率は大きくとれないが、走査配線54のゲート
信号による絵素電極90の電位との干渉は減少し、画像
表示の品位は向上する。
【0010】次に、図7(a)に示す補助容量53を有
するアクティブマトリクス基板の製造方法を、図8
(a)〜(i)に基づいて説明する。各図の左側および
右側は、それぞれ図7(a)のA−A’断面(TFT5
2部分)およびB−B’断面(補助容量53部分)であ
る。
するアクティブマトリクス基板の製造方法を、図8
(a)〜(i)に基づいて説明する。各図の左側および
右側は、それぞれ図7(a)のA−A’断面(TFT5
2部分)およびB−B’断面(補助容量53部分)であ
る。
【0011】図8(a)に示すように、ガラス等の透明
絶縁基板19上に、Al、Cr、Ta、Ti等の金属を
スパッタリング法等により成膜し、成膜された金属にフ
ォトリソグラフィ、エッチングを施すことによりパター
ニングして、走査配線54(図示せず)とともに、断面
が台形状のゲート電極20および断面が台形状の補助配
線60を形成する。
絶縁基板19上に、Al、Cr、Ta、Ti等の金属を
スパッタリング法等により成膜し、成膜された金属にフ
ォトリソグラフィ、エッチングを施すことによりパター
ニングして、走査配線54(図示せず)とともに、断面
が台形状のゲート電極20および断面が台形状の補助配
線60を形成する。
【0012】次に、図8(b)に示すように、ゲート電
極20および補助配線60を被覆するように、Si
NX、SiO2等の層間絶縁膜40を形成し、TFT52
部分の層間絶縁膜40上に、アモルファスシリコン、ポ
リシリコン等の半導体層50を形成する。さらに、半導
体層50上に、リン(P)等の不純物がドープされたア
モルファスシリコン、微結晶シリコン等から成るコンタ
クト層65を連続して成膜し、パターニングを行う。パ
ターニング後、半導体層50およびコンタクト層65を
エッチングにより除去し、所定領域に島状のパターンを
形成する。この時、層間絶縁膜40は、殆どエッチング
されない。
極20および補助配線60を被覆するように、Si
NX、SiO2等の層間絶縁膜40を形成し、TFT52
部分の層間絶縁膜40上に、アモルファスシリコン、ポ
リシリコン等の半導体層50を形成する。さらに、半導
体層50上に、リン(P)等の不純物がドープされたア
モルファスシリコン、微結晶シリコン等から成るコンタ
クト層65を連続して成膜し、パターニングを行う。パ
ターニング後、半導体層50およびコンタクト層65を
エッチングにより除去し、所定領域に島状のパターンを
形成する。この時、層間絶縁膜40は、殆どエッチング
されない。
【0013】次に、図8(c)に示すように、TFT5
2部分のコンタクト層65および層間絶縁膜40の上
に、Al、Cr、Ta、Ti等の金属をスパッタリング
法等により成膜し、成膜された金属にフォトリソグラフ
ィ、エッチングを施すことによりパターニングして、信
号配線55(図示せず)とともに、ソース電極70およ
びドレイン電極80を相互に分離して形成する。
2部分のコンタクト層65および層間絶縁膜40の上
に、Al、Cr、Ta、Ti等の金属をスパッタリング
法等により成膜し、成膜された金属にフォトリソグラフ
ィ、エッチングを施すことによりパターニングして、信
号配線55(図示せず)とともに、ソース電極70およ
びドレイン電極80を相互に分離して形成する。
【0014】次に、図8(d)に示すように、透明のI
TO膜をアクティブマトリクス基板19の全体にわたっ
て成膜し、TFT52部分のドレイン電極80と電気的
に接続されるように、パターニングして絵素電極90を
形成する。これにより、補助配線60と絵素電極90と
の間に誘電体である層間絶縁膜40が形成されて、図7
(a)に示す補助容量53が形成される。
TO膜をアクティブマトリクス基板19の全体にわたっ
て成膜し、TFT52部分のドレイン電極80と電気的
に接続されるように、パターニングして絵素電極90を
形成する。これにより、補助配線60と絵素電極90と
の間に誘電体である層間絶縁膜40が形成されて、図7
(a)に示す補助容量53が形成される。
【0015】次に、図8(e)に示すように、TFT5
2部分のソース電極70とドレイン電極80との間のコ
ンタクト層65を全て、半導体層50の一部をエッチン
グにより除去し、TFT52のチャネル領域およびソー
ス電極70、ドレイン電極80を電気的に分離する。
2部分のソース電極70とドレイン電極80との間のコ
ンタクト層65を全て、半導体層50の一部をエッチン
グにより除去し、TFT52のチャネル領域およびソー
ス電極70、ドレイン電極80を電気的に分離する。
【0016】次に、図8(f)に示すように、TFT5
2部分にSiNX等からなるパッシペーション膜100
を成膜し、パターニングする。これにより液晶表示装置
に用いられるアクティブマトリクス基板が得られる。
2部分にSiNX等からなるパッシペーション膜100
を成膜し、パターニングする。これにより液晶表示装置
に用いられるアクティブマトリクス基板が得られる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】アクティブマトリクス
基板では、液晶表示装置の高輝度、高コントラスト化の
ために、開口率を増加させる必要があるが、ドットマト
リクスの高精細化、高微細化に伴い絵素電極の面積を小
さくすると、所定の補助容量を得るためには、絵素電極
の面積に対して補助容量の面積の占める割合を増加させ
なければならない。これにより、アクティブマトリクス
基板の開口率が低下し、表示される映像の輝度およびコ
ントラストが低下するという問題がある。
基板では、液晶表示装置の高輝度、高コントラスト化の
ために、開口率を増加させる必要があるが、ドットマト
リクスの高精細化、高微細化に伴い絵素電極の面積を小
さくすると、所定の補助容量を得るためには、絵素電極
の面積に対して補助容量の面積の占める割合を増加させ
なければならない。これにより、アクティブマトリクス
基板の開口率が低下し、表示される映像の輝度およびコ
ントラストが低下するという問題がある。
【0018】特開平7−191348号公報および特開
平9−325364号公報には、層間絶縁膜をエッチン
グして薄くすることにより、絵素電極の面積に対して補
助容量の面積の占める割合を抑えることができ、この結
果、開口率を向上させる方法が開示されている。しかし
ながら、この方法では、層間絶縁膜をエッチングするた
めにフォトリソグラフィ、エッチング等により特別なパ
ターニングが必要となり、工数が増加するという問題が
ある。
平9−325364号公報には、層間絶縁膜をエッチン
グして薄くすることにより、絵素電極の面積に対して補
助容量の面積の占める割合を抑えることができ、この結
果、開口率を向上させる方法が開示されている。しかし
ながら、この方法では、層間絶縁膜をエッチングするた
めにフォトリソグラフィ、エッチング等により特別なパ
ターニングが必要となり、工数が増加するという問題が
ある。
【0019】本発明は、このような課題を解決するもの
であり、その目的は、工程数を増加させることなく、補
助容量に必要な所定の容量値を確保して、開口率を増加
させることができるアクティブマトリクス基板の製造方
法を提供することである。
であり、その目的は、工程数を増加させることなく、補
助容量に必要な所定の容量値を確保して、開口率を増加
させることができるアクティブマトリクス基板の製造方
法を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明のアクティブマト
リクス基板の製造方法は、絶縁基板上にマトリクス状に
配置された複数の絵素電極と、隣接する絵素電極間にそ
れぞれ配置された複数の第1配線と、隣接する絵素電極
間に第1配線と交差するようにそれぞれ配置された複数
の第2配線と、各絵素電極と所定の第1配線および第2
配線とにそれぞれ接続された選択用スイッチング素子
と、各絵素電極と層間絶縁膜を介して補助配線が積層さ
れることによってそれぞれ形成された補助容量とを有す
るアクティブマトリクス基板の製造方法であって、該絶
縁基板上に該選択用スイッチング素子のゲート電極と、
第1配線と、補助容量を形成する補助配線とを形成する
工程と、該絶縁基板上の全面に該層間絶縁膜、半導体層
およびコンタクト層を順次形成する工程と、所定領域の
該半導体層および該コンタクト層を感光性樹脂によりパ
ターニングするとともに、パターニングされた該半導体
層および該コンタクト層上を該感光性樹脂をマスクとし
て該層間絶縁膜をエッチングする工程と、該選択用スイ
ッチング素子のソース電極およびドレイン電極と、第2
配線とを形成する工程と、該選択用スイッチング素子の
該ドレイン電極と電気的に接続する絵素電極を形成する
工程と、を包含することを特徴とする。
リクス基板の製造方法は、絶縁基板上にマトリクス状に
配置された複数の絵素電極と、隣接する絵素電極間にそ
れぞれ配置された複数の第1配線と、隣接する絵素電極
間に第1配線と交差するようにそれぞれ配置された複数
の第2配線と、各絵素電極と所定の第1配線および第2
配線とにそれぞれ接続された選択用スイッチング素子
と、各絵素電極と層間絶縁膜を介して補助配線が積層さ
れることによってそれぞれ形成された補助容量とを有す
るアクティブマトリクス基板の製造方法であって、該絶
縁基板上に該選択用スイッチング素子のゲート電極と、
第1配線と、補助容量を形成する補助配線とを形成する
工程と、該絶縁基板上の全面に該層間絶縁膜、半導体層
およびコンタクト層を順次形成する工程と、所定領域の
該半導体層および該コンタクト層を感光性樹脂によりパ
ターニングするとともに、パターニングされた該半導体
層および該コンタクト層上を該感光性樹脂をマスクとし
て該層間絶縁膜をエッチングする工程と、該選択用スイ
ッチング素子のソース電極およびドレイン電極と、第2
配線とを形成する工程と、該選択用スイッチング素子の
該ドレイン電極と電気的に接続する絵素電極を形成する
工程と、を包含することを特徴とする。
【0021】本発明のアクティブマトリクス基板の製造
方法は、絶縁基板上にマトリクス状に配置された複数の
絵素電極と、隣接する絵素電極間にそれぞれ配置された
複数の第1配線と、隣接する絵素電極間に第1配線と交
差するようにそれぞれ配置された複数の第2配線と、各
絵素電極と所定の第1配線および第2配線とに接続され
た選択用スイッチング素子と、各絵素電極と層間絶縁膜
を介して第1配線の一部が積層されることによってそれ
ぞれ形成された補助容量とを有するアクティブマトリク
ス基板の製造方法であって、該絶縁基板上に該選択用ス
イッチング素子のゲート電極と、補助容量を形成する部
分を有する第1配線とを形成する工程と、該絶縁基板上
の全面に該層間絶縁膜、半導体層およびコンタクト層を
順次形成する工程と、所定領域の該半導体層および該コ
ンタクト層を感光性樹脂によりパターニングするととも
に、パターニングされた該半導体層および該コンタクト
層上を該感光性樹脂をマスクとして該層間絶縁膜をエッ
チングする工程と、該選択用スイッチング素子のソース
電極およびドレイン電極と、第2配線とを形成する工程
と、該選択用スイッチング素子の該ドレイン電極と電気
的に接続する絵素電極を形成する工程と、を包含するこ
とを特徴とする。
方法は、絶縁基板上にマトリクス状に配置された複数の
絵素電極と、隣接する絵素電極間にそれぞれ配置された
複数の第1配線と、隣接する絵素電極間に第1配線と交
差するようにそれぞれ配置された複数の第2配線と、各
絵素電極と所定の第1配線および第2配線とに接続され
た選択用スイッチング素子と、各絵素電極と層間絶縁膜
を介して第1配線の一部が積層されることによってそれ
ぞれ形成された補助容量とを有するアクティブマトリク
ス基板の製造方法であって、該絶縁基板上に該選択用ス
イッチング素子のゲート電極と、補助容量を形成する部
分を有する第1配線とを形成する工程と、該絶縁基板上
の全面に該層間絶縁膜、半導体層およびコンタクト層を
順次形成する工程と、所定領域の該半導体層および該コ
ンタクト層を感光性樹脂によりパターニングするととも
に、パターニングされた該半導体層および該コンタクト
層上を該感光性樹脂をマスクとして該層間絶縁膜をエッ
チングする工程と、該選択用スイッチング素子のソース
電極およびドレイン電極と、第2配線とを形成する工程
と、該選択用スイッチング素子の該ドレイン電極と電気
的に接続する絵素電極を形成する工程と、を包含するこ
とを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
の実施の形態を説明する。
【0023】図1(a)は、アクティブマトリクス基板
の1絵素部分平面図を示す。
の1絵素部分平面図を示す。
【0024】図1(a)には、透明絶縁基板1上に絵素
電極9がマトリクス状に形成されている。絵素電極9の
周囲には、相互に平行となった各一対の走査配線54と
信号配線55とが相互に絶縁状態で交差するように形成
されており、その交差部の一カ所にTFT52がそれぞ
れ設けられている。各TFT52は、ゲート電極を走査
配線54に接続され、ソース電極が信号配線55に接続
され、ドレイン電極が絵素電極9に接続されている。
電極9がマトリクス状に形成されている。絵素電極9の
周囲には、相互に平行となった各一対の走査配線54と
信号配線55とが相互に絶縁状態で交差するように形成
されており、その交差部の一カ所にTFT52がそれぞ
れ設けられている。各TFT52は、ゲート電極を走査
配線54に接続され、ソース電極が信号配線55に接続
され、ドレイン電極が絵素電極9に接続されている。
【0025】隣接する走査配線54間の中央部に、各走
査配線54と平行に補助配線60が形成されており、こ
の補助配線60と絵素電極9との間に誘電体である層間
絶縁膜を設けることにより、補助容量53を有するコン
デンサ部が形成されている。
査配線54と平行に補助配線60が形成されており、こ
の補助配線60と絵素電極9との間に誘電体である層間
絶縁膜を設けることにより、補助容量53を有するコン
デンサ部が形成されている。
【0026】図2(a)〜(g)は、それぞれ図1
(a)に示すアクティブマトリクス基板の製造方法にお
ける各工程を示す断面図であり、このアクティブマトリ
クス基板の製造方法を、図2(a)〜(g)を用いて説
明する。各図の左側および右側は、それぞれ図1(a)
のA−A’断面(TFT52部分)およびB−B’断面
(補助容量53部分)である。
(a)に示すアクティブマトリクス基板の製造方法にお
ける各工程を示す断面図であり、このアクティブマトリ
クス基板の製造方法を、図2(a)〜(g)を用いて説
明する。各図の左側および右側は、それぞれ図1(a)
のA−A’断面(TFT52部分)およびB−B’断面
(補助容量53部分)である。
【0027】図2(a)に示すように、透明絶縁基板1
上にAl、Cr、Ta、Ti等の金属をスパッタリング
法等により成膜し、成膜された金属にフォトリソグラフ
ィ、エッチングを施すことによりパターニングして、走
査配線54(図示せず)を形成するとともに、断面が台
形状のゲート電極2および断面が台形状の補助配線60
を形成する。各走査配線54は、信号配線55との交差
部近傍に、絵素電極9側に突出したTFT形成部54a
がそれぞれ設けられている。
上にAl、Cr、Ta、Ti等の金属をスパッタリング
法等により成膜し、成膜された金属にフォトリソグラフ
ィ、エッチングを施すことによりパターニングして、走
査配線54(図示せず)を形成するとともに、断面が台
形状のゲート電極2および断面が台形状の補助配線60
を形成する。各走査配線54は、信号配線55との交差
部近傍に、絵素電極9側に突出したTFT形成部54a
がそれぞれ設けられている。
【0028】次に、図2(b)に示すように、ゲート電
極2および補助配線60を被覆するように、膜厚が0.
3〜0.6μmであるSiNX、SiO2等の層間絶縁膜
4を透明絶縁基板1上の全面にわたって形成し、層間絶
縁膜4上に、膜厚が0.07〜0.25μmであるa−
Si:H(アモルファスシリコン)、p−Si:H(ポ
リシリコン)等から成る半導体層5を形成する。さら
に、半導体層5上に、膜厚が0.03〜0.07μmで
あるリン(P)がドープされたa−Si:H(アモルフ
ァスシリコン)、μc−Si:H(微結晶シリコン)等
から成るコンタクト層6をCVD法等により連続して成
膜する。本実施形態では、例えば、層間絶縁膜4を、膜
厚が0.35μmであるSiNXにより形成し、半導体
層5を膜厚が0.15μmであるa−Si:Hにより形
成し、コンタクト層6を膜厚が0.06μmであるリン
(P)がドープされたμc−Si:Hにより形成した。
極2および補助配線60を被覆するように、膜厚が0.
3〜0.6μmであるSiNX、SiO2等の層間絶縁膜
4を透明絶縁基板1上の全面にわたって形成し、層間絶
縁膜4上に、膜厚が0.07〜0.25μmであるa−
Si:H(アモルファスシリコン)、p−Si:H(ポ
リシリコン)等から成る半導体層5を形成する。さら
に、半導体層5上に、膜厚が0.03〜0.07μmで
あるリン(P)がドープされたa−Si:H(アモルフ
ァスシリコン)、μc−Si:H(微結晶シリコン)等
から成るコンタクト層6をCVD法等により連続して成
膜する。本実施形態では、例えば、層間絶縁膜4を、膜
厚が0.35μmであるSiNXにより形成し、半導体
層5を膜厚が0.15μmであるa−Si:Hにより形
成し、コンタクト層6を膜厚が0.06μmであるリン
(P)がドープされたμc−Si:Hにより形成した。
【0029】コンタクト層6上には、フォトレジストを
塗布して、露光および現像処理を行いレジストパターン
11を形成し、レジストパターン11の形成部以外のコ
ンタクト層6および半導体層5をドライエッチングによ
り除去し、図1(b)に示すように、走査配線54おけ
るTFT形成部54a上、および、信号配線55の交差
部となる部分上、また、補助配線60における信号配線
55との交差部となる部分上に、半導体層5およびコン
タクト層6がの島状にパターンになるようにパターニン
グする。この時、層間絶縁膜4は、殆どエッチングされ
ない。
塗布して、露光および現像処理を行いレジストパターン
11を形成し、レジストパターン11の形成部以外のコ
ンタクト層6および半導体層5をドライエッチングによ
り除去し、図1(b)に示すように、走査配線54おけ
るTFT形成部54a上、および、信号配線55の交差
部となる部分上、また、補助配線60における信号配線
55との交差部となる部分上に、半導体層5およびコン
タクト層6がの島状にパターンになるようにパターニン
グする。この時、層間絶縁膜4は、殆どエッチングされ
ない。
【0030】この場合のドライエッチング条件は、圧
力:150mTorr、ガス流量:HCl(300sc
cm)/SF6(300sccm)、RF電力:500
W、電極間距離:50mm、電極温度:60℃、オーバ
ーエッチ時間:エッチング時間の10%であり、エンド
ポイント検出を実施しながらコンタクト層6および半導
体層5のエッチングを行った。
力:150mTorr、ガス流量:HCl(300sc
cm)/SF6(300sccm)、RF電力:500
W、電極間距離:50mm、電極温度:60℃、オーバ
ーエッチ時間:エッチング時間の10%であり、エンド
ポイント検出を実施しながらコンタクト層6および半導
体層5のエッチングを行った。
【0031】ここで、TFT形成部54a、走査配線5
4と信号配線55の交差部、補助配線60と信号配線5
5との交差部に設けられたコンタクト層6および半導体
層5のパターンは、次工程での層間絶縁膜4がドライエ
ッチングされる際に、これらの部分に設けられた層間絶
縁膜4がエッチングされないためのものである。走査配
線54と信号配線55の交差部、補助配線60と信号配
線55との交差部に設けられる層間絶縁膜4が、後工程
の処理によりエッチングされると、走査配線54と信号
配線55との間の容量および補助配線60と信号配線5
5との容量が増大し、ゲート信号、ソース信号、画像信
号の干渉およびそれぞれの信号の遅延等の不具合が発生
し、液晶表示装置における画像表示の品位が低下する。
このために、走査配線54と信号配線55との交差部お
よび補助配線60と信号配線55との交差部に、半導体
層5とコンタクト層6を設けることにより、その部分に
おける容量を小さく抑えることができる。
4と信号配線55の交差部、補助配線60と信号配線5
5との交差部に設けられたコンタクト層6および半導体
層5のパターンは、次工程での層間絶縁膜4がドライエ
ッチングされる際に、これらの部分に設けられた層間絶
縁膜4がエッチングされないためのものである。走査配
線54と信号配線55の交差部、補助配線60と信号配
線55との交差部に設けられる層間絶縁膜4が、後工程
の処理によりエッチングされると、走査配線54と信号
配線55との間の容量および補助配線60と信号配線5
5との容量が増大し、ゲート信号、ソース信号、画像信
号の干渉およびそれぞれの信号の遅延等の不具合が発生
し、液晶表示装置における画像表示の品位が低下する。
このために、走査配線54と信号配線55との交差部お
よび補助配線60と信号配線55との交差部に、半導体
層5とコンタクト層6を設けることにより、その部分に
おける容量を小さく抑えることができる。
【0032】次に、図2(c)に示すように、前述のレ
ジストパターン11によりパターン形成された半導体層
5およびコンタクト層6が設けられているTFT形成部
54a、走査配線54と信号配線55の交差部、補助配
線60と信号配線55との交差部以外の層間絶縁膜4が
露出した部分に対して、さらに、レジストパターン11
にて覆われた半導体層5およびコンタクト層6をマスク
として連続してドライエッチングを行い、レジストパタ
ーン11の形成部以外の層間絶縁膜4の膜厚が0.15
〜0.45μmになるように調整する。このドライエッ
チングは、レジストパターン11によるTFT52形成
部、走査配線54と信号配線55の交差部、補助配線6
0と信号配線55との交差部のパターン形成の際のドラ
イエッチング後、ドライエッチング装置内よりアクティ
ブマトリクス基板を取り出すことなくエッチング条件の
みを変更し連続して実施する。
ジストパターン11によりパターン形成された半導体層
5およびコンタクト層6が設けられているTFT形成部
54a、走査配線54と信号配線55の交差部、補助配
線60と信号配線55との交差部以外の層間絶縁膜4が
露出した部分に対して、さらに、レジストパターン11
にて覆われた半導体層5およびコンタクト層6をマスク
として連続してドライエッチングを行い、レジストパタ
ーン11の形成部以外の層間絶縁膜4の膜厚が0.15
〜0.45μmになるように調整する。このドライエッ
チングは、レジストパターン11によるTFT52形成
部、走査配線54と信号配線55の交差部、補助配線6
0と信号配線55との交差部のパターン形成の際のドラ
イエッチング後、ドライエッチング装置内よりアクティ
ブマトリクス基板を取り出すことなくエッチング条件の
みを変更し連続して実施する。
【0033】この場合のドライエッチング条件は、例え
ば、圧力:200mTorr、ガス流量:HCl(75
sccm)/SF6(300sccm)/He(300
sccm)、RF電力:300W、電極間距離:50m
m、電極温度:60℃、エッチング時間:180秒、エ
ッチングレート:約650Å/分であり、層間絶縁膜4
の膜厚が、初期膜厚0.35μmに対して、エッチング
完了時点に0.15μmになるように調整する。これに
より、層間絶縁膜4がドライエッチングされて、その膜
厚が薄くなる。
ば、圧力:200mTorr、ガス流量:HCl(75
sccm)/SF6(300sccm)/He(300
sccm)、RF電力:300W、電極間距離:50m
m、電極温度:60℃、エッチング時間:180秒、エ
ッチングレート:約650Å/分であり、層間絶縁膜4
の膜厚が、初期膜厚0.35μmに対して、エッチング
完了時点に0.15μmになるように調整する。これに
より、層間絶縁膜4がドライエッチングされて、その膜
厚が薄くなる。
【0034】尚、この工程での層間絶縁膜4のエッチン
グは、本実施形態ではドライエッチングを用いたが、
1:10のバッファードフッ酸等を使用するウエットエ
ッチング法で行っても良い。層間絶縁膜4のエッチング
は、例えば、コンタクト層6および半導体層5のエッチ
ングをドライエッチング法で行い、層間絶縁膜4のエッ
チングをウエットエッチング法で行うというように、コ
ンタクト層6および半導体層5のエッチングと異なる方
法でも良いし、本実施形態のように同一の方法を用いて
も良い。
グは、本実施形態ではドライエッチングを用いたが、
1:10のバッファードフッ酸等を使用するウエットエ
ッチング法で行っても良い。層間絶縁膜4のエッチング
は、例えば、コンタクト層6および半導体層5のエッチ
ングをドライエッチング法で行い、層間絶縁膜4のエッ
チングをウエットエッチング法で行うというように、コ
ンタクト層6および半導体層5のエッチングと異なる方
法でも良いし、本実施形態のように同一の方法を用いて
も良い。
【0035】層間絶縁膜4のドライエッチング完了後、
レジストパターン11のフォトレジストを剥離洗浄また
は酸素ブラズマアッシングにより除去する。
レジストパターン11のフォトレジストを剥離洗浄また
は酸素ブラズマアッシングにより除去する。
【0036】次に、図2(d)に示すように、TFT形
成部54aのコンタクト層6および層間絶縁膜4の上
に、Al、Cr、Ta、Ti等の金属をスパッタリング
法等により成膜し、成膜された金属にフォトリソグラフ
ィ、エッチングを施すことによりパターニングして、信
号配線55とともに、ソース電極7およびドレイン電極
8を相互に分離して形成する。
成部54aのコンタクト層6および層間絶縁膜4の上
に、Al、Cr、Ta、Ti等の金属をスパッタリング
法等により成膜し、成膜された金属にフォトリソグラフ
ィ、エッチングを施すことによりパターニングして、信
号配線55とともに、ソース電極7およびドレイン電極
8を相互に分離して形成する。
【0037】次に、図2(e)に示すように、透明のS
nO2、In2O3から成るITO膜を成膜して、TFT
形成部54aのドレイン電極8と電気的に接続されるよ
うに、パターニングして絵素電極9を形成する。これに
より、補助配線60と絵素電極9との間に誘電体である
層間絶縁膜4が形成されて図1(a)に示す補助容量5
3が形成される。
nO2、In2O3から成るITO膜を成膜して、TFT
形成部54aのドレイン電極8と電気的に接続されるよ
うに、パターニングして絵素電極9を形成する。これに
より、補助配線60と絵素電極9との間に誘電体である
層間絶縁膜4が形成されて図1(a)に示す補助容量5
3が形成される。
【0038】次に、図2(f)に示すように、TFT5
2部分のソース電極7とドレイン電極8との間のコンタ
クト層6を全て、半導体層5の一部をドライエッチング
等により除去し、TFT52のチャネル領域およびソー
ス電極7、ドレイン電極8を電気的に分離する。
2部分のソース電極7とドレイン電極8との間のコンタ
クト層6を全て、半導体層5の一部をドライエッチング
等により除去し、TFT52のチャネル領域およびソー
ス電極7、ドレイン電極8を電気的に分離する。
【0039】次に、図2(g)に示すように、TFT5
2部分にSiNX等からなるパッシペーション膜10を
成膜し、パターニングする。これにより、図1(a)に
示す構成を有する液晶表示装置用のアクティブマトリク
ス基板が得られる。
2部分にSiNX等からなるパッシペーション膜10を
成膜し、パターニングする。これにより、図1(a)に
示す構成を有する液晶表示装置用のアクティブマトリク
ス基板が得られる。
【0040】ここで、補助容量53の容量値Csは、C
s=εS/d(ε:層間絶縁膜の誘電率、S:層間絶縁
膜両側の電極面積、d:層間絶縁膜の膜厚)で表され
る。この式より、層間絶縁膜4の膜厚dを薄くすると、
補助容量53の形成部の電極面積Sが小さくてなっても
所定の容量を確保できる。本実施形態では、補助容量5
3の電極面積は、補助配線60の配線幅によって決めら
れており、したがって、層間絶縁膜4の膜厚を薄くする
ことによって補助配線60の配線幅を狭くできるととも
に、補助容量53の電極面積を小さくすることができ各
絵素の開ロ率を大きくできる。しかし、層間絶縁膜4の
膜厚を薄くしすぎると、層間絶縁膜4の耐電圧が低下す
るおそれがあるので、層間絶縁膜4の膜厚は、最低でも
0.15μm程度は確保する必要がある。
s=εS/d(ε:層間絶縁膜の誘電率、S:層間絶縁
膜両側の電極面積、d:層間絶縁膜の膜厚)で表され
る。この式より、層間絶縁膜4の膜厚dを薄くすると、
補助容量53の形成部の電極面積Sが小さくてなっても
所定の容量を確保できる。本実施形態では、補助容量5
3の電極面積は、補助配線60の配線幅によって決めら
れており、したがって、層間絶縁膜4の膜厚を薄くする
ことによって補助配線60の配線幅を狭くできるととも
に、補助容量53の電極面積を小さくすることができ各
絵素の開ロ率を大きくできる。しかし、層間絶縁膜4の
膜厚を薄くしすぎると、層間絶縁膜4の耐電圧が低下す
るおそれがあるので、層間絶縁膜4の膜厚は、最低でも
0.15μm程度は確保する必要がある。
【0041】図3(a)は、アクティブマトリクス基板
の他の例の1絵素部分の平面図を示す。このアクティブ
マトリクス基板では、走査配線54の一部を絵素電極9
側に拡幅させて、この走査配線54の拡幅部53aと絵
素電極9との間に誘電体である層間絶縁膜4を設けるこ
とにより補助容量53を有するコンデンサ部が形成され
る。その他の構成は、図1(a)に示すアクティブマト
リクス基板の構成と同様である。
の他の例の1絵素部分の平面図を示す。このアクティブ
マトリクス基板では、走査配線54の一部を絵素電極9
側に拡幅させて、この走査配線54の拡幅部53aと絵
素電極9との間に誘電体である層間絶縁膜4を設けるこ
とにより補助容量53を有するコンデンサ部が形成され
る。その他の構成は、図1(a)に示すアクティブマト
リクス基板の構成と同様である。
【0042】図4(a)〜(g)は、それぞれ図3
(a)に示すアクティブマトリクス基板の製造方法にお
ける各工程を示す断面図であり、このアクティブマトリ
クス基板の製造方法を図4(a)〜(g)を用いて説明
する。各図の左側および右側は、それぞれ図3(a)の
A−A’断面(TFT52部分)およびB−B’断面
(補助容量53部分)である。
(a)に示すアクティブマトリクス基板の製造方法にお
ける各工程を示す断面図であり、このアクティブマトリ
クス基板の製造方法を図4(a)〜(g)を用いて説明
する。各図の左側および右側は、それぞれ図3(a)の
A−A’断面(TFT52部分)およびB−B’断面
(補助容量53部分)である。
【0043】図4(a)に示すように、透明絶縁基板1
上にAl、Cr、Ta、Ti等の金属をスパッタリング
法等により成膜し、成膜された金属にフォトリソグラフ
ィ、エッチングを施すことによりパターニングして、拡
幅部53aを有する走査配線54を形成するとともに、
断面が台形状のゲート電極2を形成する。各走査配線5
4は、信号配線55との交差部近傍に、絵素電極9側に
突出したTFT形成部54aがそれぞれ設けられてい
る。
上にAl、Cr、Ta、Ti等の金属をスパッタリング
法等により成膜し、成膜された金属にフォトリソグラフ
ィ、エッチングを施すことによりパターニングして、拡
幅部53aを有する走査配線54を形成するとともに、
断面が台形状のゲート電極2を形成する。各走査配線5
4は、信号配線55との交差部近傍に、絵素電極9側に
突出したTFT形成部54aがそれぞれ設けられてい
る。
【0044】次に、図4(b)に示すように、ゲート電
極2および走査配線54、走査配線54の拡幅部53a
を被覆するように、膜厚が0.3〜0.6μmであるS
iN X、SiO2等の層間絶縁膜4を、透明絶縁基板1上
の全面にわたって形成し、層間絶縁膜4上に、膜厚が
0.07〜0.25μmであるa−Si:H(アモルフ
ァスシリコン)、p−Si:H(ポリシリコン)等から
成る半導体層5を形成する。さらに、半導体層5上に、
膜厚が0.03〜0.07μmであるリン(P)がドー
プされたa−Si:H(アモルファスシリコン)、μc
−Si:H(微結晶シリコン)等から成るコンタクト層
6をCVD法等により連続して成膜する。本実施形態で
は、例えば、層間絶縁膜4を、膜厚が0.35μmであ
るSiNXにより形成し、半導体層5を膜厚が0.15
μmであるa−Si:Hにより形成し、コンタクト層6
を膜厚が0.06μmであるリン(P)がドープされた
μc−Si:Hにより形成した。
極2および走査配線54、走査配線54の拡幅部53a
を被覆するように、膜厚が0.3〜0.6μmであるS
iN X、SiO2等の層間絶縁膜4を、透明絶縁基板1上
の全面にわたって形成し、層間絶縁膜4上に、膜厚が
0.07〜0.25μmであるa−Si:H(アモルフ
ァスシリコン)、p−Si:H(ポリシリコン)等から
成る半導体層5を形成する。さらに、半導体層5上に、
膜厚が0.03〜0.07μmであるリン(P)がドー
プされたa−Si:H(アモルファスシリコン)、μc
−Si:H(微結晶シリコン)等から成るコンタクト層
6をCVD法等により連続して成膜する。本実施形態で
は、例えば、層間絶縁膜4を、膜厚が0.35μmであ
るSiNXにより形成し、半導体層5を膜厚が0.15
μmであるa−Si:Hにより形成し、コンタクト層6
を膜厚が0.06μmであるリン(P)がドープされた
μc−Si:Hにより形成した。
【0045】コンタクト層6上には、フォトレジストを
塗布して、露光および現像処理を行いレジストパターン
11を形成し、レジストパターン11の形成部以外のコ
ンタクト層6および半導体層5をドライエッチングによ
り除去し、図3(b)に示すように、走査配線54にお
けるTFT形成部54a上、および、信号配線55の交
差部となる部分上に半導体層5およびコンタクト層6が
島状のパターンになるようにパターニングする。この
時、層間絶縁膜4は、殆どエッチングされない。
塗布して、露光および現像処理を行いレジストパターン
11を形成し、レジストパターン11の形成部以外のコ
ンタクト層6および半導体層5をドライエッチングによ
り除去し、図3(b)に示すように、走査配線54にお
けるTFT形成部54a上、および、信号配線55の交
差部となる部分上に半導体層5およびコンタクト層6が
島状のパターンになるようにパターニングする。この
時、層間絶縁膜4は、殆どエッチングされない。
【0046】この場合のドライエッチング条件は、圧
力:150mTorr、ガス流量:HCl(300sc
cm)/SF6(300sccm)、RF電力:500
W、電極間距離:50mm、電極温度:60℃、オーバ
ーエッチ時間:エッチング時間の10%であり、エンド
ポイント検出を実施しながらコンタクト層6および半導
体層5のエッチングを行った。
力:150mTorr、ガス流量:HCl(300sc
cm)/SF6(300sccm)、RF電力:500
W、電極間距離:50mm、電極温度:60℃、オーバ
ーエッチ時間:エッチング時間の10%であり、エンド
ポイント検出を実施しながらコンタクト層6および半導
体層5のエッチングを行った。
【0047】ここで、TFT形成部54a、走査配線5
4と信号配線55の交差部に設けられたコンタクト層6
および半導体層5のパターンは、次工程での層間絶縁膜
4がドライエッチングされる際に、これらの部分に設け
られた層間絶縁膜4がエッチングされないためのもので
ある。走査配線54と信号配線55の交差部に設けられ
る層間絶縁膜4が、後工程の処理によりエッチングされ
ると、走査配線54と信号配線55との間の容量が増大
し、ゲート信号、ソース信号、画像信号の干渉およびそ
れぞれの信号の遅延等の不具合が発生し、液晶表示装置
における画像表示の品位が低下する。このために、走査
配線54と信号配線55との交差部に半導体層5および
コンタクト層6を設けることにより、その部分の容量を
小さく抑えることができる。
4と信号配線55の交差部に設けられたコンタクト層6
および半導体層5のパターンは、次工程での層間絶縁膜
4がドライエッチングされる際に、これらの部分に設け
られた層間絶縁膜4がエッチングされないためのもので
ある。走査配線54と信号配線55の交差部に設けられ
る層間絶縁膜4が、後工程の処理によりエッチングされ
ると、走査配線54と信号配線55との間の容量が増大
し、ゲート信号、ソース信号、画像信号の干渉およびそ
れぞれの信号の遅延等の不具合が発生し、液晶表示装置
における画像表示の品位が低下する。このために、走査
配線54と信号配線55との交差部に半導体層5および
コンタクト層6を設けることにより、その部分の容量を
小さく抑えることができる。
【0048】次に、図4(c)に示すように、前述のレ
ジストパターン11によりパターン形成された半導体層
5およびコンタクト層6が設けられているTFT形成部
54a、走査配線54と信号配線55の交差部以外の層
間絶縁膜4が露出した部分に対して、さらに、レジスト
パターン11にて覆われた半導体層5およびコンタクト
層6をマスクとして連続してドライエッチングを行い、
レジストパターン11の形成部以外の層間絶縁膜4の膜
厚が0.15〜0.45μmになるように調整する。こ
のドライエッチングは、レジストパターン11によるT
FT形成部54a、走査配線54と信号配線55の交差
部のパターン形成の際のドライエッチング後、ドライエ
ッチング装置内よりアクティブマトリクス基板を取り出
すことなくエッチング条件のみを変更し連続して実施す
る。
ジストパターン11によりパターン形成された半導体層
5およびコンタクト層6が設けられているTFT形成部
54a、走査配線54と信号配線55の交差部以外の層
間絶縁膜4が露出した部分に対して、さらに、レジスト
パターン11にて覆われた半導体層5およびコンタクト
層6をマスクとして連続してドライエッチングを行い、
レジストパターン11の形成部以外の層間絶縁膜4の膜
厚が0.15〜0.45μmになるように調整する。こ
のドライエッチングは、レジストパターン11によるT
FT形成部54a、走査配線54と信号配線55の交差
部のパターン形成の際のドライエッチング後、ドライエ
ッチング装置内よりアクティブマトリクス基板を取り出
すことなくエッチング条件のみを変更し連続して実施す
る。
【0049】この場合のドライエッチング条件は、例え
ば、圧力:200mTorr、ガス流量:HCl(75
sccm)/SF6(300sccm)/He(300
sccm)、RF電力:300W、電極間距離:50m
m、電極温度:60℃、エッチング時間:180秒、エ
ッチングレート:約650Å/分であり、層間絶縁膜4
の膜厚が、初期膜厚0.35μmに対して、エッチング
完了時点に0.15μmになるように調整する。これに
より、層間絶縁膜4がドライエッチングされて、その膜
厚が薄くなる。
ば、圧力:200mTorr、ガス流量:HCl(75
sccm)/SF6(300sccm)/He(300
sccm)、RF電力:300W、電極間距離:50m
m、電極温度:60℃、エッチング時間:180秒、エ
ッチングレート:約650Å/分であり、層間絶縁膜4
の膜厚が、初期膜厚0.35μmに対して、エッチング
完了時点に0.15μmになるように調整する。これに
より、層間絶縁膜4がドライエッチングされて、その膜
厚が薄くなる。
【0050】尚、この工程での層間絶縁膜4のエッチン
グは、本実施形態ではドライエッチングを用いたが、
1:10のバッファードフッ酸等を使用するウエットエ
ッチング法で行っても良い。層間絶縁膜4のエッチング
は、例えば、コンタクト層6および半導体層5のエッチ
ングをドライエッチング法で行い、層間絶縁膜4のエッ
チングをウエットエッチング法で行うというように、コ
ンタクト層6および半導体層5のエッチングと異なる方
法でも良いし、本実施形態のように同一の方法を用いて
も良い。
グは、本実施形態ではドライエッチングを用いたが、
1:10のバッファードフッ酸等を使用するウエットエ
ッチング法で行っても良い。層間絶縁膜4のエッチング
は、例えば、コンタクト層6および半導体層5のエッチ
ングをドライエッチング法で行い、層間絶縁膜4のエッ
チングをウエットエッチング法で行うというように、コ
ンタクト層6および半導体層5のエッチングと異なる方
法でも良いし、本実施形態のように同一の方法を用いて
も良い。
【0051】層間絶縁膜4のドライエッチング完了後、
レジストパターン11のフォトレジストを剥離洗浄また
は酸素ブラズマアッシングにより除去する。
レジストパターン11のフォトレジストを剥離洗浄また
は酸素ブラズマアッシングにより除去する。
【0052】次に、図4(d)に示すように、TFT形
成部54aのコンタクト層6および層間絶縁膜4の上
に、Al、Cr、Ta、Ti等の金属をスパッタリング
法等により成膜し、成膜された金属にフォトリソグラフ
ィ、エッチングを施すことによりパターニングして、信
号配線55とともに、ソース電極7およびドレイン電極
8を相互に分離して形成する。
成部54aのコンタクト層6および層間絶縁膜4の上
に、Al、Cr、Ta、Ti等の金属をスパッタリング
法等により成膜し、成膜された金属にフォトリソグラフ
ィ、エッチングを施すことによりパターニングして、信
号配線55とともに、ソース電極7およびドレイン電極
8を相互に分離して形成する。
【0053】次に、図4(e)に示すように、透明のS
nO2、In2O3から成るITO膜を成膜して、TFT
形成部54aのドレイン電極8と電気的に接続されるよ
うに、パターニングして絵素電極9を形成する。これに
より、走査配線54の拡幅部53aと絵素電極9との間
に誘電体である層間絶縁膜4が形成されて図3(a)に
示す補助容量53が形成される。
nO2、In2O3から成るITO膜を成膜して、TFT
形成部54aのドレイン電極8と電気的に接続されるよ
うに、パターニングして絵素電極9を形成する。これに
より、走査配線54の拡幅部53aと絵素電極9との間
に誘電体である層間絶縁膜4が形成されて図3(a)に
示す補助容量53が形成される。
【0054】次に、図4(f)に示すように、TFT5
2部分のソース電極7とドレイン電極8との間のコンタ
クト層6を全て、半導体層5の一部をドライエッチング
等により除去し、TFT52のチャネル領域およびソー
ス電極7、ドレイン電極8を電気的に分離する。
2部分のソース電極7とドレイン電極8との間のコンタ
クト層6を全て、半導体層5の一部をドライエッチング
等により除去し、TFT52のチャネル領域およびソー
ス電極7、ドレイン電極8を電気的に分離する。
【0055】次に、図4(g)に示すように、TFT5
2部分にSiNX等からなるパッシペーション膜10を
成膜し、パターニングする。これにより、図3(a)に
示す構成を有する液晶表示装置用のアクティブマトリク
ス基板が得られる。
2部分にSiNX等からなるパッシペーション膜10を
成膜し、パターニングする。これにより、図3(a)に
示す構成を有する液晶表示装置用のアクティブマトリク
ス基板が得られる。
【0056】補助容量53の容量値Csは、前述したよ
うに、層間絶縁膜4の膜厚dを薄くすると、補助容量5
3の形成部の電極面積Sが小さくてなっても所定の容量
を確保できる。本実施形態では、補助容量53の電極面
積は、走査配線54の拡幅部54aによって決められて
おり、したがって、層間絶縁膜4の膜厚を薄くすること
によって走査配線54における拡幅部54aを狭くでき
るとともに、補助容量53の電極面積を小さくすること
ができ各絵素の開ロ率を大きくできる。しかし、層間絶
縁膜4の膜厚を薄くしすぎると、層間絶縁膜4の耐電圧
が低下するおそれがあるので、層間絶縁膜4の膜厚は、
最低でも0.15μm程度は確保する必要がある。
うに、層間絶縁膜4の膜厚dを薄くすると、補助容量5
3の形成部の電極面積Sが小さくてなっても所定の容量
を確保できる。本実施形態では、補助容量53の電極面
積は、走査配線54の拡幅部54aによって決められて
おり、したがって、層間絶縁膜4の膜厚を薄くすること
によって走査配線54における拡幅部54aを狭くでき
るとともに、補助容量53の電極面積を小さくすること
ができ各絵素の開ロ率を大きくできる。しかし、層間絶
縁膜4の膜厚を薄くしすぎると、層間絶縁膜4の耐電圧
が低下するおそれがあるので、層間絶縁膜4の膜厚は、
最低でも0.15μm程度は確保する必要がある。
【0057】
【発明の効果】本発明のアクティブマトリクス基板の製
造方法によれば、絶縁基板上の全面に層間絶縁膜、半導
体層、コンタクト層を順次形成し、所定領域の半導体層
およびコンタクト層を感光性樹脂によりパターニングす
るとともに、パターニングされた半導体層およびコンタ
クト層上を感光性樹脂をマスクとして、層間絶縁膜をエ
ッチングして薄くすることによって、工程数を増加させ
ることなく、補助容量に必要な容量値を十分に確保しつ
つ、高開口率が達成可能となり、高輝度、高コントラス
トの画像が得られる。
造方法によれば、絶縁基板上の全面に層間絶縁膜、半導
体層、コンタクト層を順次形成し、所定領域の半導体層
およびコンタクト層を感光性樹脂によりパターニングす
るとともに、パターニングされた半導体層およびコンタ
クト層上を感光性樹脂をマスクとして、層間絶縁膜をエ
ッチングして薄くすることによって、工程数を増加させ
ることなく、補助容量に必要な容量値を十分に確保しつ
つ、高開口率が達成可能となり、高輝度、高コントラス
トの画像が得られる。
【図1】(a)は、アクティブマトリクス基板の1絵素
分の平面図である。(b)は、その製造工程における概
略平面図である。
分の平面図である。(b)は、その製造工程における概
略平面図である。
【図2】(a)〜(g)は、それぞれ本発明の実施形態
であるアクティブマトリクス基板の製造方法における各
工程を示す断面図である。
であるアクティブマトリクス基板の製造方法における各
工程を示す断面図である。
【図3】(a)は、アクティブマトリクス基板の他の例
を示す1絵素分の平面図、(b)は、その製造工程にお
ける概略平面図である。
を示す1絵素分の平面図、(b)は、その製造工程にお
ける概略平面図である。
【図4】(a)〜(g)は、それぞれ本発明の他の実施
形態であるアクティブマトリクス基板の製造方法におけ
る各工程を示す断面図である。
形態であるアクティブマトリクス基板の製造方法におけ
る各工程を示す断面図である。
【図5】従来のアクティブマトリクス基板における1絵
素分の等価回路図である。
素分の等価回路図である。
【図6】(a)は、アクティブマトリクス基板の1絵素
分の平面図、(b)は、そのアクティブマトリクス基板
上における各絵素の等価回路図である。
分の平面図、(b)は、そのアクティブマトリクス基板
上における各絵素の等価回路図である。
【図7】(a)は、アクティブマトリクス基板の1絵素
分の平面図、(b)は、そのアクティブマトリクス基板
上における各絵素の等価回路図である。
分の平面図、(b)は、そのアクティブマトリクス基板
上における各絵素の等価回路図である。
【図8】(a)〜(f)は、それぞれ従来のアクティブ
マトリクス基板の製造方法における各工程を示す断面図
である。
マトリクス基板の製造方法における各工程を示す断面図
である。
1 透明絶縁基板 2 ゲート電極 4 層間絶縁膜 5 半導体層 6 コンタクト層 7 ソース電極 8 ドレイン電極 9 絵素電極 10 パッシベーション膜 11 レジストパターン 19 透明絶縁基板 20 ゲート電極 40 層間絶縁膜 50 半導体層 51 液晶容量 52 TFT 53 補助容量 53a拡幅部 54 走査配線 54aTFT形成部 55 信号配線 56 対向電極 60 補助配線 65 コンタクト層 70 ソース電極 80 ドレイン電極 90 絵素電極 100パッシベーション膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 JA28 JA37 JA45 JB56 JB69 KB25 MA17 NA07 NA27 5C094 AA02 AA06 AA10 AA43 AA60 BA03 BA43 CA19 EA04 EA05 EB02 5F110 AA16 AA30 BB01 CC07 DD01 DD02 EE03 EE04 EE23 EE44 FF02 FF03 GG02 GG13 GG15 GG24 HK03 HK04 HK07 HK09 HK15 HK16 HK22 HK25 HK33 NN02 NN04 NN23 NN24 NN72 NN73 QQ04
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁基板上にマトリクス状に配置された
複数の絵素電極と、隣接する絵素電極間にそれぞれ配置
された複数の第1配線と、隣接する絵素電極間に第1配
線と交差するようにそれぞれ配置された複数の第2配線
と、各絵素電極と所定の第1配線および第2配線とにそ
れぞれ接続された選択用スイッチング素子と、各絵素電
極と層間絶縁膜を介して補助配線が積層されることによ
ってそれぞれ形成された補助容量とを有するアクティブ
マトリクス基板の製造方法であって、 該絶縁基板上に該選択用スイッチング素子のゲート電極
と、第1配線と、補助容量を形成する補助配線とを形成
する工程と、 該絶縁基板上の全面に該層間絶縁膜、半導体層およびコ
ンタクト層を順次形成する工程と、 所定領域の該半導体層および該コンタクト層を感光性樹
脂によりパターニングするとともに、パターニングされ
た該半導体層および該コンタクト層上を該感光性樹脂を
マスクとして該層間絶縁膜をエッチングする工程と、 該選択用スイッチング素子のソース電極およびドレイン
電極と、第2配線とを形成する工程と、 該選択用スイッチング素子の該ドレイン電極と電気的に
接続する絵素電極を形成する工程と、 を包含することを特徴とするアクティブマトリクス基板
の製造方法。 - 【請求項2】 絶縁基板上にマトリクス状に配置された
複数の絵素電極と、隣接する絵素電極間にそれぞれ配置
された複数の第1配線と、隣接する絵素電極間に第1配
線と交差するようにそれぞれ配置された複数の第2配線
と、各絵素電極と所定の第1配線および第2配線とに接
続された選択用スイッチング素子と、各絵素電極と層間
絶縁膜を介して第1配線の一部が積層されることによっ
てそれぞれ形成された補助容量とを有するアクティブマ
トリクス基板の製造方法であって、 該絶縁基板上に該選択用スイッチング素子のゲート電極
と、補助容量を形成する部分を有する第1配線とを形成
する工程と、 該絶縁基板上の全面に該層間絶縁膜、半導体層およびコ
ンタクト層を順次形成する工程と、 所定領域の該半導体層および該コンタクト層を感光性樹
脂によりパターニングするとともに、パターニングされ
た該半導体層および該コンタクト層上を該感光性樹脂を
マスクとして該層間絶縁膜をエッチングする工程と、 該選択用スイッチング素子のソース電極およびドレイン
電極と、第2配線とを形成する工程と、 該選択用スイッチング素子の該ドレイン電極と電気的に
接続する絵素電極を形成する工程と、 を包含することを特徴とするアクティブマトリクス基板
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000382990A JP2002182245A (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | アクティブマトリクス基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000382990A JP2002182245A (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | アクティブマトリクス基板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002182245A true JP2002182245A (ja) | 2002-06-26 |
Family
ID=18850718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000382990A Withdrawn JP2002182245A (ja) | 2000-12-15 | 2000-12-15 | アクティブマトリクス基板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002182245A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006048027A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-02-16 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 表示装置 |
JP2006330201A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Sharp Corp | 液晶表示装置及びその製造方法 |
CN100426109C (zh) * | 2006-12-13 | 2008-10-15 | 友达光电股份有限公司 | 液晶显示器的像素阵列结构及其制造方法 |
JP2010062536A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-03-18 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 薄膜トランジスタ、及び当該薄膜トランジスタを有する表示装置とその駆動方法 |
JP2011028285A (ja) * | 2010-09-17 | 2011-02-10 | Sharp Corp | 液晶表示装置及びその製造方法 |
WO2011055474A1 (ja) * | 2009-11-09 | 2011-05-12 | シャープ株式会社 | アクティブマトリクス基板及びそれを備えた液晶表示パネル、並びにアクティブマトリクス基板の製造方法 |
JP2012032818A (ja) * | 2004-07-09 | 2012-02-16 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 表示装置 |
-
2000
- 2000-12-15 JP JP2000382990A patent/JP2002182245A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US9000441B2 (en) | 2008-08-05 | 2015-04-07 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and display device |
WO2011055474A1 (ja) * | 2009-11-09 | 2011-05-12 | シャープ株式会社 | アクティブマトリクス基板及びそれを備えた液晶表示パネル、並びにアクティブマトリクス基板の製造方法 |
US9177974B2 (en) | 2009-11-09 | 2015-11-03 | Sharp Kabushiki Kaisha | Active matrix substrate and liquid crystal display panel including the same, and method for manufacturing active matrix substrate with gate insulating film not provided where auxiliary capacitor is provided |
JP2011028285A (ja) * | 2010-09-17 | 2011-02-10 | Sharp Corp | 液晶表示装置及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080304 |