JP2002179638A - 殺菌性フェニルイミダート誘導体 - Google Patents
殺菌性フェニルイミダート誘導体Info
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- JP2002179638A JP2002179638A JP2001236989A JP2001236989A JP2002179638A JP 2002179638 A JP2002179638 A JP 2002179638A JP 2001236989 A JP2001236989 A JP 2001236989A JP 2001236989 A JP2001236989 A JP 2001236989A JP 2002179638 A JP2002179638 A JP 2002179638A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D271/00—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two nitrogen atoms and one oxygen atom as the only ring hetero atoms
- C07D271/02—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having two nitrogen atoms and one oxygen atom as the only ring hetero atoms not condensed with other rings
- C07D271/10—1,3,4-Oxadiazoles; Hydrogenated 1,3,4-oxadiazoles
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N37/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids
- A01N37/52—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids containing groups, e.g. carboxylic acid amidines
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C257/00—Compounds containing carboxyl groups, the doubly-bound oxygen atom of a carboxyl group being replaced by a doubly-bound nitrogen atom, this nitrogen atom not being further bound to an oxygen atom, e.g. imino-ethers, amidines
- C07C257/04—Compounds containing carboxyl groups, the doubly-bound oxygen atom of a carboxyl group being replaced by a doubly-bound nitrogen atom, this nitrogen atom not being further bound to an oxygen atom, e.g. imino-ethers, amidines without replacement of the other oxygen atom of the carboxyl group, e.g. imino-ethers
- C07C257/06—Compounds containing carboxyl groups, the doubly-bound oxygen atom of a carboxyl group being replaced by a doubly-bound nitrogen atom, this nitrogen atom not being further bound to an oxygen atom, e.g. imino-ethers, amidines without replacement of the other oxygen atom of the carboxyl group, e.g. imino-ethers having carbon atoms of imino-carboxyl groups bound to hydrogen atoms, to acyclic carbon atoms, or to carbon atoms of rings other than six-membered aromatic rings
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D285/00—Heterocyclic compounds containing rings having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D275/00 - C07D283/00
- C07D285/01—Five-membered rings
- C07D285/02—Thiadiazoles; Hydrogenated thiadiazoles
- C07D285/04—Thiadiazoles; Hydrogenated thiadiazoles not condensed with other rings
- C07D285/08—1,2,4-Thiadiazoles; Hydrogenated 1,2,4-thiadiazoles
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- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 新規な殺菌性フェニルイミダート誘導体。
【解決手段】 一般式Iの殺菌性化合物およびそれの
塩: (例えば、O−メチル−[4−[3−トリフルオロメチ
ルフェノキシ)−2,5−キシリル]アセトイミダー
ト)、それらを含む殺菌剤組成物、ならびにそれらを施
用する段階を有する真菌抑制方法。
塩: (例えば、O−メチル−[4−[3−トリフルオロメチ
ルフェノキシ)−2,5−キシリル]アセトイミダー
ト)、それらを含む殺菌剤組成物、ならびにそれらを施
用する段階を有する真菌抑制方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規な殺菌性フェ
ニルイミダート誘導体、それらの製造方法およびそれら
を含む殺菌性組成物に関する。
ニルイミダート誘導体、それらの製造方法およびそれら
を含む殺菌性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】WO95/22532は、除草剤として
特許請求されている置換フェニルトリアゾリノン類に関
するものであり、特には下記式Aの化合物を開示してい
るが、その明細書には特性決定データはない。
特許請求されている置換フェニルトリアゾリノン類に関
するものであり、特には下記式Aの化合物を開示してい
るが、その明細書には特性決定データはない。
【0003】
【化2】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】その要約書、組成物に
関する特許請求の範囲および用途に関する特許請求の範
囲は、そのような化合物の除草剤としての使用について
言及しているのみであり、実際にその明細書の説明は、
その発明を除草活性データのみで裏付けている。ある種
の化合物が殺菌剤活性を示すことに言及する文章が明細
書にあるが、殺菌剤活性に関するデータは提供されてい
ない。どの化合物が殺菌剤活性であるかに関しては何も
示されておらず、化合物Aが殺菌活性である可能性があ
ることを示唆する内容もない。
関する特許請求の範囲および用途に関する特許請求の範
囲は、そのような化合物の除草剤としての使用について
言及しているのみであり、実際にその明細書の説明は、
その発明を除草活性データのみで裏付けている。ある種
の化合物が殺菌剤活性を示すことに言及する文章が明細
書にあるが、殺菌剤活性に関するデータは提供されてい
ない。どの化合物が殺菌剤活性であるかに関しては何も
示されておらず、化合物Aが殺菌活性である可能性があ
ることを示唆する内容もない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ある種の
フェニルイミダート類が殺菌活性を有することを認め
た。従って本発明は、一般式(I)の化合物およびそれ
の塩の殺菌剤としての使用を提供する。
フェニルイミダート類が殺菌活性を有することを認め
た。従って本発明は、一般式(I)の化合物およびそれ
の塩の殺菌剤としての使用を提供する。
【0006】
【化3】
【0007】式中、 ・R1およびR2は同一でも異なっていても良く、それ
ぞれ置換されていても良いアルキル、アルケニル、アル
キニル、アシル、炭素環、複素環、シアノおよび水素か
ら選択され;あるいは ・R2とR1が、連結する原子とともに、置換されてい
ても良い複素環を形成していても良く; ・R4は、それぞれ置換されていても良いアルキル、ア
ルケニル、アルキニル、炭素環、複素環;水酸基;メル
カプト;アジド;ニトロ;ハロゲン;シアノ;アシル;
置換されていても良いアミノ;シアネート;チオシアネ
ート;−SF5;−ORa;−SRaおよび−Si(R
a)3から選択され;Raはアルキル、アルケニル、ア
ルキニル、アシル、炭素環または複素環であり、それら
はそれぞれ置換されていても良く; ・mは0〜3であり; ・Gは酸素、−S(O)p−または−N(NRdRe)
−を表し;pは0、1または2であり;RdおよびRe
は同一でも異なっていても良く、R1およびR 2につい
て定義のいずれかの基であり; ・R1とRdまたはR2とReが、連結する原子ととも
に、置換されていても良い複素環を形成していても良
く; ・存在する場合にR5は、他のR5と同一でも異なって
いても良く、R4について定義のいずれかの基であり; ・R6は置換されていても良い炭素環または複素環であ
り; ・Aは直接結合、−O−、−S(O)n−、−NR
9−、−CR7=CR7−、−C≡C−、−A1−、−
A1−A1−、−O−(A1)k−O−、−O−
(A1)k−、−A3−、−A4−、−A1O−、−A
1S(O)n−、−A2−、−OA2−、−NR9A2
−、−OA2−A1−、−OA2−C(R7)=C(R
8)−、−S(O)nA1−、−A1−A4−、−A1
−A4−C(R8)=N−N=CR8−、−A1−A4
−C(R8)=N−X2−X3−、−A1−A4−A3
−、−A1−A4−N(R9)−、−A1−A4−X−
CH2−、−A1−A4−A1−、−A1−A4−CH
2−X−、−A1−A4−C(R8)=N−X2−X3
−X1−、−A1−X−C(R8)=N−、−A1−X
−C(R8)=N−N=CR8−、−A1−X−C(R
8)=N−N(R9)−、−A 1−X−A2−X1−、
−A1−O−A3−、−A1−O−C(R7)=C(R
8)−、−A1−O−N(R9)−A2−N(R9)
−、−A1−O−N(R9)−A2−、−A1−N(R
9)−A2−N(R9)−、−A1−N(R9)−A2
−、−A1−N(R9)−N=C(R8)−、−A3−
A1−、−A4−A 3−、−A2−NR9−、−A1−
A2−X1−、−A1−A1−A2−X1−、−O−A
2−N(R9)−A2−、−CR7=CR7−A2−X
1−、−C≡C−A2−X1−、−N=C(R8)−A
2−X1−、−C(R8)=N−N=C(R8)−、−
C(R8)=N−N(R9)−、−(CH2)2−O−
N=C(R8)−または−X−A2−N(R9)−であ
り;上記において −nは0、1または2であり; −kは1〜9であり; −A1は−CHR7−であり; −A2は−C(=X)−であり; −A3は−C(R8)=N−O−であり; −A4は−O−N=C(R8)−であり; −XはOまたはSであり; −X1はO、S、NR9または直接結合であり; −X2はO、NR9または直接結合であり; −X3は水素、−C(=O)−、−SO2−または直接
結合であり; −R7は他のいずれのR7とも同一でも異なっていても
良く、それぞれ置換されていても良いアルキル、アルケ
ニル、アルキニル、シアノ、アシル、水酸基、アルコキ
シ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、シクロアルキルま
たはフェニル;あるいは水素またはハロゲンであり; −R8は他のいずれのR8とも同一でも異なっていても
良く、それぞれ置換されていても良いアルキル、アルケ
ニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、炭素環
または複素環;あるいは水素であり; −R9は他のいずれのR9とも同一でも異なっていても
良く、置換されていても良いアルキル、置換されていて
も良い炭素環もしくは複素環、水素またはアシルである
か;あるいはA上の2個のR9基が連結原子と一体とな
って、5〜7員環を形成しており;連結部Aの右側に描
かれた部分はR6に結合しており;あるいは −A−R6およびR5がベンゼン環Mと一体となって、
置換されていても良い縮合環系を形成している。
ぞれ置換されていても良いアルキル、アルケニル、アル
キニル、アシル、炭素環、複素環、シアノおよび水素か
ら選択され;あるいは ・R2とR1が、連結する原子とともに、置換されてい
ても良い複素環を形成していても良く; ・R4は、それぞれ置換されていても良いアルキル、ア
ルケニル、アルキニル、炭素環、複素環;水酸基;メル
カプト;アジド;ニトロ;ハロゲン;シアノ;アシル;
置換されていても良いアミノ;シアネート;チオシアネ
ート;−SF5;−ORa;−SRaおよび−Si(R
a)3から選択され;Raはアルキル、アルケニル、ア
ルキニル、アシル、炭素環または複素環であり、それら
はそれぞれ置換されていても良く; ・mは0〜3であり; ・Gは酸素、−S(O)p−または−N(NRdRe)
−を表し;pは0、1または2であり;RdおよびRe
は同一でも異なっていても良く、R1およびR 2につい
て定義のいずれかの基であり; ・R1とRdまたはR2とReが、連結する原子ととも
に、置換されていても良い複素環を形成していても良
く; ・存在する場合にR5は、他のR5と同一でも異なって
いても良く、R4について定義のいずれかの基であり; ・R6は置換されていても良い炭素環または複素環であ
り; ・Aは直接結合、−O−、−S(O)n−、−NR
9−、−CR7=CR7−、−C≡C−、−A1−、−
A1−A1−、−O−(A1)k−O−、−O−
(A1)k−、−A3−、−A4−、−A1O−、−A
1S(O)n−、−A2−、−OA2−、−NR9A2
−、−OA2−A1−、−OA2−C(R7)=C(R
8)−、−S(O)nA1−、−A1−A4−、−A1
−A4−C(R8)=N−N=CR8−、−A1−A4
−C(R8)=N−X2−X3−、−A1−A4−A3
−、−A1−A4−N(R9)−、−A1−A4−X−
CH2−、−A1−A4−A1−、−A1−A4−CH
2−X−、−A1−A4−C(R8)=N−X2−X3
−X1−、−A1−X−C(R8)=N−、−A1−X
−C(R8)=N−N=CR8−、−A1−X−C(R
8)=N−N(R9)−、−A 1−X−A2−X1−、
−A1−O−A3−、−A1−O−C(R7)=C(R
8)−、−A1−O−N(R9)−A2−N(R9)
−、−A1−O−N(R9)−A2−、−A1−N(R
9)−A2−N(R9)−、−A1−N(R9)−A2
−、−A1−N(R9)−N=C(R8)−、−A3−
A1−、−A4−A 3−、−A2−NR9−、−A1−
A2−X1−、−A1−A1−A2−X1−、−O−A
2−N(R9)−A2−、−CR7=CR7−A2−X
1−、−C≡C−A2−X1−、−N=C(R8)−A
2−X1−、−C(R8)=N−N=C(R8)−、−
C(R8)=N−N(R9)−、−(CH2)2−O−
N=C(R8)−または−X−A2−N(R9)−であ
り;上記において −nは0、1または2であり; −kは1〜9であり; −A1は−CHR7−であり; −A2は−C(=X)−であり; −A3は−C(R8)=N−O−であり; −A4は−O−N=C(R8)−であり; −XはOまたはSであり; −X1はO、S、NR9または直接結合であり; −X2はO、NR9または直接結合であり; −X3は水素、−C(=O)−、−SO2−または直接
結合であり; −R7は他のいずれのR7とも同一でも異なっていても
良く、それぞれ置換されていても良いアルキル、アルケ
ニル、アルキニル、シアノ、アシル、水酸基、アルコキ
シ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、シクロアルキルま
たはフェニル;あるいは水素またはハロゲンであり; −R8は他のいずれのR8とも同一でも異なっていても
良く、それぞれ置換されていても良いアルキル、アルケ
ニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、炭素環
または複素環;あるいは水素であり; −R9は他のいずれのR9とも同一でも異なっていても
良く、置換されていても良いアルキル、置換されていて
も良い炭素環もしくは複素環、水素またはアシルである
か;あるいはA上の2個のR9基が連結原子と一体とな
って、5〜7員環を形成しており;連結部Aの右側に描
かれた部分はR6に結合しており;あるいは −A−R6およびR5がベンゼン環Mと一体となって、
置換されていても良い縮合環系を形成している。
【0008】
【発明の実施の形態】好ましくはR1は、それぞれアル
コキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンもし
くは置換されていても良いフェニル(好ましくは、それ
ぞれ1〜5個の炭素原子を有するアルキル、ハロアルキ
ル、アルコキシ、ハロアルコキシまたはアルキルチオあ
るいはハロゲンで置換されていても良いフェニル)で置
換されていても良いアルキル、アルケニル、アルキニル
またはアシルであり、あるいはシアノまたは水素であ
る。R1は特には、C1〜C10アルキル(例:メチ
ル)または水素である。
コキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンもし
くは置換されていても良いフェニル(好ましくは、それ
ぞれ1〜5個の炭素原子を有するアルキル、ハロアルキ
ル、アルコキシ、ハロアルコキシまたはアルキルチオあ
るいはハロゲンで置換されていても良いフェニル)で置
換されていても良いアルキル、アルケニル、アルキニル
またはアシルであり、あるいはシアノまたは水素であ
る。R1は特には、C1〜C10アルキル(例:メチ
ル)または水素である。
【0009】好ましくはR2は、それぞれアルコキシ、
ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンもしくは置換
されていても良いフェニル(好ましくは、それぞれ1〜
5個の炭素原子を有するアルキル、ハロアルキル、アル
コキシ、ハロアルコキシまたはアルキルチオあるいはハ
ロゲンで置換されていても良いフェニル)で置換されて
いても良いアルキル、アルケニル、アルキニルまたはア
シルであり、あるいは水素またはアルキルカルボニルで
ある。R2は特には、C1〜C10アルキル(例:メチ
ルまたはエチル)あるいは水素またはシアノである。
ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンもしくは置換
されていても良いフェニル(好ましくは、それぞれ1〜
5個の炭素原子を有するアルキル、ハロアルキル、アル
コキシ、ハロアルコキシまたはアルキルチオあるいはハ
ロゲンで置換されていても良いフェニル)で置換されて
いても良いアルキル、アルケニル、アルキニルまたはア
シルであり、あるいは水素またはアルキルカルボニルで
ある。R2は特には、C1〜C10アルキル(例:メチ
ルまたはエチル)あるいは水素またはシアノである。
【0010】好ましくはR4は、それぞれアルコキシ、
ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンもしくは置換
されていても良いフェニル(好ましくは、それぞれ炭素
原子数1〜5のアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、
ハロアルコキシまたはアルキルチオあるいはハロゲンに
よって置換されていても良いフェニル)によって置換さ
れていても良いアルキル、アルケニルまたはアルキニ
ル;あるいは水酸基;ハロゲン;シアノ;アシル(好ま
しくは、−C(=O)Rc、−C(=S)Rcまたは−
S(O)pRcであり;Rcはアルキル、ハロアルキ
ル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、アミ
ノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノまたはアル
キル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシもし
くはアルキルチオで置換されていても良いフェニル;フ
ェニルオキシ、フェニルチオ、炭素環、複素環であ
る);アルコキシ;ハロアルコキシ;あるいはアルキル
チオである。R4は特にはC1〜C10アルキル(例:
メチルまたはエチル)あるいはハロゲンである。
ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンもしくは置換
されていても良いフェニル(好ましくは、それぞれ炭素
原子数1〜5のアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、
ハロアルコキシまたはアルキルチオあるいはハロゲンに
よって置換されていても良いフェニル)によって置換さ
れていても良いアルキル、アルケニルまたはアルキニ
ル;あるいは水酸基;ハロゲン;シアノ;アシル(好ま
しくは、−C(=O)Rc、−C(=S)Rcまたは−
S(O)pRcであり;Rcはアルキル、ハロアルキ
ル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、アミ
ノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノまたはアル
キル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシもし
くはアルキルチオで置換されていても良いフェニル;フ
ェニルオキシ、フェニルチオ、炭素環、複素環であ
る);アルコキシ;ハロアルコキシ;あるいはアルキル
チオである。R4は特にはC1〜C10アルキル(例:
メチルまたはエチル)あるいはハロゲンである。
【0011】好ましくはmは0または1であり、特には
1である。
1である。
【0012】存在する場合にはR5は好ましくは、上記
の好ましいR4について定義された基である。R5は特
には、C1〜C10アルキルまたはハロゲンである。
の好ましいR4について定義された基である。R5は特
には、C1〜C10アルキルまたはハロゲンである。
【0013】存在する場合にはR5基は特には、環Mの
5位で結合している。
5位で結合している。
【0014】好ましくはGは酸素、−S(O)p−また
は−N(NRdRe)−を表し;pは0であり;Rdお
よびReは同一でも異なっていても良く、それぞれ置換
されていても良いアルキル、アルケニル、アルキニル、
アシル、炭素環、複素環、シアノおよび水素から選択さ
れる。より好ましくはGは酸素または硫黄を表し、特に
は酸素である。
は−N(NRdRe)−を表し;pは0であり;Rdお
よびReは同一でも異なっていても良く、それぞれ置換
されていても良いアルキル、アルケニル、アルキニル、
アシル、炭素環、複素環、シアノおよび水素から選択さ
れる。より好ましくはGは酸素または硫黄を表し、特に
は酸素である。
【0015】好ましくはAは、直接結合、−O−、−S
(O)nA1−、−O−(A1)k−、−S(O)
n−、−NR9A2−、−A2−、−OA2−、−OA
2−A1−、−NR9−または−O−(A1)kO−で
ある。特にはAは、直接結合、−O−、−S−、−NR
9−、−CHR7−または−O−CHR7−である。特
にはAは直接結合または−O−である。
(O)nA1−、−O−(A1)k−、−S(O)
n−、−NR9A2−、−A2−、−OA2−、−OA
2−A1−、−NR9−または−O−(A1)kO−で
ある。特にはAは、直接結合、−O−、−S−、−NR
9−、−CHR7−または−O−CHR7−である。特
にはAは直接結合または−O−である。
【0016】存在する場合にR9は、それぞれアルコキ
シ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまたは置
換されていても良いフェニル(好ましくは、それぞれ1
〜5個の炭素原子を有するアルキル、ハロアルキル、ア
ルコキシ、ハロアルコキシまたはアルキルチオあるいは
ハロゲンによって置換されていても良いフェニル)によ
って置換されていても良いアルキル、アルケニルまたは
アルキニルであるか;あるいは水素である(R9は特に
は、C1〜C10アルキルまたは水素である)。
シ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまたは置
換されていても良いフェニル(好ましくは、それぞれ1
〜5個の炭素原子を有するアルキル、ハロアルキル、ア
ルコキシ、ハロアルコキシまたはアルキルチオあるいは
ハロゲンによって置換されていても良いフェニル)によ
って置換されていても良いアルキル、アルケニルまたは
アルキニルであるか;あるいは水素である(R9は特に
は、C1〜C10アルキルまたは水素である)。
【0017】存在する場合にR7は、それぞれアルコキ
シ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまたは置
換されていても良いフェニル(好ましくは、それぞれ1
〜5個の炭素原子を有するアルキル、ハロアルキル、ア
ルコキシ、ハロアルコキシまたはアルキルチオあるいは
ハロゲンによって置換されていても良いフェニル)によ
って置換されていても良いアルキル、アルケニルまたは
アルキニルであるか;あるいは水酸基、ハロゲン、シア
ノ、アシル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチ
オまたは水素である(R7は特には、C1〜C10アル
キルまたは水素である)。
シ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまたは置
換されていても良いフェニル(好ましくは、それぞれ1
〜5個の炭素原子を有するアルキル、ハロアルキル、ア
ルコキシ、ハロアルコキシまたはアルキルチオあるいは
ハロゲンによって置換されていても良いフェニル)によ
って置換されていても良いアルキル、アルケニルまたは
アルキニルであるか;あるいは水酸基、ハロゲン、シア
ノ、アシル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチ
オまたは水素である(R7は特には、C1〜C10アル
キルまたは水素である)。
【0018】好ましくはAは、ベンゼン環Mの4位に結
合している。
合している。
【0019】好ましくはR6は、置換されていても良い
フェニルまたは置換されていても良い芳香族複素環であ
る[好ましくは、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジ
アゾリル(特には1,2,4−チアジアゾリル)、ピリ
ジルまたはピリミジニルである]。
フェニルまたは置換されていても良い芳香族複素環であ
る[好ましくは、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジ
アゾリル(特には1,2,4−チアジアゾリル)、ピリ
ジルまたはピリミジニルである]。
【0020】置換されている場合R6は、同一でも異な
っていても良い1以上の置換基で置換されていても良
く、該置換基は、それぞれ置換されていても良いアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、炭素環または複素環;水
酸基;メルカプト;アジド;ニトロ;ハロゲン;シア
ノ;アシル;置換されていても良いアミノ;シアネー
ト;チオシアネート;−SF5;−ORa;−SRaお
よび−Si(Ra)3という好ましいリストから選択す
ることができ;Raは、それぞれ置換されていても良い
アルキル、アルケニル、アルキニル、炭素環または複素
環である。
っていても良い1以上の置換基で置換されていても良
く、該置換基は、それぞれ置換されていても良いアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、炭素環または複素環;水
酸基;メルカプト;アジド;ニトロ;ハロゲン;シア
ノ;アシル;置換されていても良いアミノ;シアネー
ト;チオシアネート;−SF5;−ORa;−SRaお
よび−Si(Ra)3という好ましいリストから選択す
ることができ;Raは、それぞれ置換されていても良い
アルキル、アルケニル、アルキニル、炭素環または複素
環である。
【0021】R6上の置換基の好ましいリストは、水酸
基;ハロゲン;シアノ;アシル(好ましくは−C(=
O)Rc、−C(=S)Rcまたは−S(O)pRcで
あり;Rcはアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハ
ロアルコキシ、アルキルチオ、アミノ、モノアルキルア
ミノ、ジアルキルアミノあるいはアルキル、ハロアルキ
ル、アルコキシ、ハロアルコキシもしくはアルキルチオ
によって置換されていても良いフェニル、フェニルオキ
シ、フェニルチオ、炭素環、複素環である);アミノ;
アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;アルキル;ハロア
ルキル;RaO−アルキル;アシルオキシアルキル;シ
アノオキシアルキル;アルコキシ;ハロアルコキシ;ア
ルキルチオ;アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハ
ロアルコキシもしくはアルキルチオで置換されていても
良い炭素環(好ましくはシクロヘキシルまたはシクロペ
ンチル);ならびにアルキル、ハロアルキル、アルコキ
シ、ハロアルコキシもしくはアルキルチオで置換されて
いても良いベンジルである。
基;ハロゲン;シアノ;アシル(好ましくは−C(=
O)Rc、−C(=S)Rcまたは−S(O)pRcで
あり;Rcはアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハ
ロアルコキシ、アルキルチオ、アミノ、モノアルキルア
ミノ、ジアルキルアミノあるいはアルキル、ハロアルキ
ル、アルコキシ、ハロアルコキシもしくはアルキルチオ
によって置換されていても良いフェニル、フェニルオキ
シ、フェニルチオ、炭素環、複素環である);アミノ;
アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;アルキル;ハロア
ルキル;RaO−アルキル;アシルオキシアルキル;シ
アノオキシアルキル;アルコキシ;ハロアルコキシ;ア
ルキルチオ;アルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハ
ロアルコキシもしくはアルキルチオで置換されていても
良い炭素環(好ましくはシクロヘキシルまたはシクロペ
ンチル);ならびにアルキル、ハロアルキル、アルコキ
シ、ハロアルコキシもしくはアルキルチオで置換されて
いても良いベンジルである。
【0022】好ましい実施態様において本発明は、 ・R1が、それぞれアルコキシ、ハロアルコキシ、アル
キルチオ、ハロゲンまたはフェニル(ここで、フェニル
はアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキ
シ、アルキルチオもしくはハロゲンによって置換されて
いても良い)によって置換されていても良いアルキル、
アルケニルまたはアルキニルであるか、あるいは水素で
あり; ・R2が本実施態様においてR1について定義の通りで
あるか;あるいはアルキルカルボニルであり; ・R4が、それぞれアルコキシ、ハロアルコキシ、アル
キルチオ、ハロゲンまたはフェニル(ここで、フェニル
はアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキ
シ、アルキルチオもしくはハロゲンによって置換されて
いても良い)によって置換されていても良いアルキル、
アルケニルまたはアルキニルであるか;あるいは水酸
基;ハロゲン;シアノ;アシル(好ましくは、−C(=
O)Rc、−C(=S)Rcまたは−S(O)pRcで
あり;Rcはアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハ
ロアルコキシ、アルキルチオ、アミノ、モノアルキルア
ミノ、ジアルキルアミノまたはアルキル、ハロアルキ
ル、アルコキシ、ハロアルコキシもしくはアルキルチオ
で置換されていても良いフェニル;フェニルオキシ、フ
ェニルチオ、炭素環、複素環である)であり; ・mが0または1であり; ・Gが酸素または硫黄を表し; ・存在する場合にはR5が、本実施態様においてR4に
ついて定義された基であり; ・Aが、直接結合、−O−、−S−、−NR9−、−C
HR7−または−O−CHR7−であり;存在する場合
にはR9が、それぞれアルコキシ、ハロアルコキシ、ア
ルキルチオ、ハロゲンまたはフェニル(ここで、フェニ
ルはアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコ
キシ、アルキルチオもしくはハロゲンによって置換され
てても良い)によって置換されていても良いアルキル、
アルケニルまたはアルキニルであるか;あるいは水素で
あり;R7が、本実施態様においてR9について定義の
基であるか、あるいは水酸基;ハロゲン;シアノ;アシ
ル;アルコキシ;ハロアルコキシまたはアルキルチオで
あり; ・Aがベンゼン環Mの4位に結合しており; ・R6が、同一でも異なっていても良い1以上の置換基
で置換されていても良いフェニルまたは芳香族複素環で
あり、該置換基は、水酸基;ハロゲン;シアノ;アシル
(好ましくは−C(=O)Rc、−C(=S)Rcまた
は−S(O)pRcであり;Rcはアルキル、ハロアル
キル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ア
ミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノまたはア
ルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシも
しくはアルキルチオによって置換されていても良いフェ
ニル、あるいはフェニルオキシ、フェニルチオ、炭素
環、複素環である);アミノ;アルキルアミノ;ジアル
キルアミノ;アルキル;ハロアルキル;RaO−アルキ
ル;アシルオキシアルキル;シアノオキシアルキル;ア
ルコキシ;ハロアルコキシ;アルキルチオ;アルキル、
ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシもしくはア
ルキルチオで置換されていても良い炭素環(好ましくは
シクロヘキシルまたはシクロペンチル);ならびにアル
キル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシもし
くはアルキルチオで置換されていても良いベンジルとい
うリストから選択され得る一般式(I)の化合物および
それの塩の殺菌剤としての使用を提供する。
キルチオ、ハロゲンまたはフェニル(ここで、フェニル
はアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキ
シ、アルキルチオもしくはハロゲンによって置換されて
いても良い)によって置換されていても良いアルキル、
アルケニルまたはアルキニルであるか、あるいは水素で
あり; ・R2が本実施態様においてR1について定義の通りで
あるか;あるいはアルキルカルボニルであり; ・R4が、それぞれアルコキシ、ハロアルコキシ、アル
キルチオ、ハロゲンまたはフェニル(ここで、フェニル
はアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキ
シ、アルキルチオもしくはハロゲンによって置換されて
いても良い)によって置換されていても良いアルキル、
アルケニルまたはアルキニルであるか;あるいは水酸
基;ハロゲン;シアノ;アシル(好ましくは、−C(=
O)Rc、−C(=S)Rcまたは−S(O)pRcで
あり;Rcはアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハ
ロアルコキシ、アルキルチオ、アミノ、モノアルキルア
ミノ、ジアルキルアミノまたはアルキル、ハロアルキ
ル、アルコキシ、ハロアルコキシもしくはアルキルチオ
で置換されていても良いフェニル;フェニルオキシ、フ
ェニルチオ、炭素環、複素環である)であり; ・mが0または1であり; ・Gが酸素または硫黄を表し; ・存在する場合にはR5が、本実施態様においてR4に
ついて定義された基であり; ・Aが、直接結合、−O−、−S−、−NR9−、−C
HR7−または−O−CHR7−であり;存在する場合
にはR9が、それぞれアルコキシ、ハロアルコキシ、ア
ルキルチオ、ハロゲンまたはフェニル(ここで、フェニ
ルはアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコ
キシ、アルキルチオもしくはハロゲンによって置換され
てても良い)によって置換されていても良いアルキル、
アルケニルまたはアルキニルであるか;あるいは水素で
あり;R7が、本実施態様においてR9について定義の
基であるか、あるいは水酸基;ハロゲン;シアノ;アシ
ル;アルコキシ;ハロアルコキシまたはアルキルチオで
あり; ・Aがベンゼン環Mの4位に結合しており; ・R6が、同一でも異なっていても良い1以上の置換基
で置換されていても良いフェニルまたは芳香族複素環で
あり、該置換基は、水酸基;ハロゲン;シアノ;アシル
(好ましくは−C(=O)Rc、−C(=S)Rcまた
は−S(O)pRcであり;Rcはアルキル、ハロアル
キル、アルコキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ア
ミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキルアミノまたはア
ルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシも
しくはアルキルチオによって置換されていても良いフェ
ニル、あるいはフェニルオキシ、フェニルチオ、炭素
環、複素環である);アミノ;アルキルアミノ;ジアル
キルアミノ;アルキル;ハロアルキル;RaO−アルキ
ル;アシルオキシアルキル;シアノオキシアルキル;ア
ルコキシ;ハロアルコキシ;アルキルチオ;アルキル、
ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシもしくはア
ルキルチオで置換されていても良い炭素環(好ましくは
シクロヘキシルまたはシクロペンチル);ならびにアル
キル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシもし
くはアルキルチオで置換されていても良いベンジルとい
うリストから選択され得る一般式(I)の化合物および
それの塩の殺菌剤としての使用を提供する。
【0023】アルキル基は直鎖または分岐であり、好ま
しくは炭素原子数1〜10、特には1〜7、詳細には1
〜5である。
しくは炭素原子数1〜10、特には1〜7、詳細には1
〜5である。
【0024】アルケニル基またはアルキニル基は直鎖ま
たは分岐であり、好ましくは炭素原子数2〜7であっ
て、共役していても良い3個以下の二重結合または三重
結合を有していても良く、例えばビニル、アリル、ブタ
ジエニルまたはプロパルギルなどがある。
たは分岐であり、好ましくは炭素原子数2〜7であっ
て、共役していても良い3個以下の二重結合または三重
結合を有していても良く、例えばビニル、アリル、ブタ
ジエニルまたはプロパルギルなどがある。
【0025】炭素環基は飽和、不飽和または芳香族であ
ることができ、環原子3〜8個を有することができる。
好ましい飽和炭素環基はシクロプロピル、シクロペンチ
ルまたはシクロヘキシルである。好ましい不飽和炭素環
基は3個以下の二重結合を有する。好ましい芳香族炭素
環基はフェニルである。炭素環系という用語も同様に解
釈すべきである。さらに、炭素環系という用語には、例
えばナフチル、フェナントリル、インダニルおよびイン
デニルなどの炭素環基のいずれかの縮合した組合せが含
まれる。
ることができ、環原子3〜8個を有することができる。
好ましい飽和炭素環基はシクロプロピル、シクロペンチ
ルまたはシクロヘキシルである。好ましい不飽和炭素環
基は3個以下の二重結合を有する。好ましい芳香族炭素
環基はフェニルである。炭素環系という用語も同様に解
釈すべきである。さらに、炭素環系という用語には、例
えばナフチル、フェナントリル、インダニルおよびイン
デニルなどの炭素環基のいずれかの縮合した組合せが含
まれる。
【0026】複素環基は、飽和、不飽和または芳香族で
あることができ、3〜7個の環原子を有することがで
き、そのうちの4個以下が窒素、酸素および硫黄などの
ヘテロ原子であることができる。複素環の例としては、
フリル、チエニル、ピロリル、ピロリニル、ピロリジニ
ル、イミダゾリル、ジオキソラニル、オキサゾリル、チ
アゾリル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリ
ジニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、
イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリ
ル、トリアゾリル、チアジアゾリル、ピラニル、ピリジ
ル(およびピリジルN−オキサイド)、ピペリジニル、
ジオキサニル、モルホリノ、ジチアニル、チオモルホリ
ノ、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピペラ
ジニル、スルホラニル、テトラゾリル、トリアジニル、
アゼピニル、オキソアゼピニル、チオアゼピニル、ジア
ゼピニルおよびチアゾリニルがある。
あることができ、3〜7個の環原子を有することがで
き、そのうちの4個以下が窒素、酸素および硫黄などの
ヘテロ原子であることができる。複素環の例としては、
フリル、チエニル、ピロリル、ピロリニル、ピロリジニ
ル、イミダゾリル、ジオキソラニル、オキサゾリル、チ
アゾリル、イミダゾリル、イミダゾリニル、イミダゾリ
ジニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、
イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリ
ル、トリアゾリル、チアジアゾリル、ピラニル、ピリジ
ル(およびピリジルN−オキサイド)、ピペリジニル、
ジオキサニル、モルホリノ、ジチアニル、チオモルホリ
ノ、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピペラ
ジニル、スルホラニル、テトラゾリル、トリアジニル、
アゼピニル、オキソアゼピニル、チオアゼピニル、ジア
ゼピニルおよびチアゾリニルがある。
【0027】さらに、複素環という用語には縮合複素環
が含まれ、例えばベンズイミダゾリル、ベンゾオキサゾ
リル、イミダゾピリジニル、ベンゾオキサジニル、ベン
ゾチアジニル、オキサゾロピリジニル、ベンゾフラニ
ル、キノリニル、キナゾリニル、キノキザリニル、ジヒ
ドロキナゾリニル、ベンゾチアゾリル、フタルイミド、
ベンゾフラニル、ベンゾジアゼピニル、インドリルおよ
びイソインドリルなどがある。複素環系という用語も同
様に解釈すべきである。
が含まれ、例えばベンズイミダゾリル、ベンゾオキサゾ
リル、イミダゾピリジニル、ベンゾオキサジニル、ベン
ゾチアジニル、オキサゾロピリジニル、ベンゾフラニ
ル、キノリニル、キナゾリニル、キノキザリニル、ジヒ
ドロキナゾリニル、ベンゾチアゾリル、フタルイミド、
ベンゾフラニル、ベンゾジアゼピニル、インドリルおよ
びイソインドリルなどがある。複素環系という用語も同
様に解釈すべきである。
【0028】置換されている場合のアルキル、アルケニ
ル、アルキニル、炭素環または複素環基は、同一または
異なっていても良い1以上の置換基によって置換されて
いても良く、水酸基;メルカプト;アジド;ニトロ;ハ
ロゲン;シアノ;アシル;アルコキシカルボニル;置換
されていても良いアミノカルボニル;置換されていても
良いアミノ;置換されていても良いアンモニオ;置換さ
れていても良い炭素環;置換されていても良い複素環;
シアネート;チオシアネート;−SF5;−ORa;−
SRa;−SORaおよび−Si(Ra)3という好ま
しいリストから選択することができ;Raは、それぞれ
置換されていても良いアルキル、アルケニル、アルキニ
ル、炭素環または複素環である。炭素環基または複素環
基の場合、上記リストにさらに、それぞれ置換されてい
ても良いアルキル、アルケニルおよびアルキニルも含ま
れる。アルキル基、アルケニル基またはアルキニル基上
の好ましい置換基には、それぞれ1〜5個の炭素原子を
有しているアルコキシ、ハロアルコキシまたはアルキル
チオ;ハロゲン;あるいは置換されていても良いフェニ
ルがある。炭素環基または複素環基上の好ましい置換基
は、それぞれ炭素原子数1〜5個を有するアルキル、ハ
ロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシまたはアルキ
ルチオ;ハロゲン;あるいは置換されていても良いフェ
ニルである。
ル、アルキニル、炭素環または複素環基は、同一または
異なっていても良い1以上の置換基によって置換されて
いても良く、水酸基;メルカプト;アジド;ニトロ;ハ
ロゲン;シアノ;アシル;アルコキシカルボニル;置換
されていても良いアミノカルボニル;置換されていても
良いアミノ;置換されていても良いアンモニオ;置換さ
れていても良い炭素環;置換されていても良い複素環;
シアネート;チオシアネート;−SF5;−ORa;−
SRa;−SORaおよび−Si(Ra)3という好ま
しいリストから選択することができ;Raは、それぞれ
置換されていても良いアルキル、アルケニル、アルキニ
ル、炭素環または複素環である。炭素環基または複素環
基の場合、上記リストにさらに、それぞれ置換されてい
ても良いアルキル、アルケニルおよびアルキニルも含ま
れる。アルキル基、アルケニル基またはアルキニル基上
の好ましい置換基には、それぞれ1〜5個の炭素原子を
有しているアルコキシ、ハロアルコキシまたはアルキル
チオ;ハロゲン;あるいは置換されていても良いフェニ
ルがある。炭素環基または複素環基上の好ましい置換基
は、それぞれ炭素原子数1〜5個を有するアルキル、ハ
ロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシまたはアルキ
ルチオ;ハロゲン;あるいは置換されていても良いフェ
ニルである。
【0029】いずれかの炭素環基または複素環基におけ
るアルキル基または不飽和環の炭素の場合、リストに
は、置換されていても良いアミノ、Raもしくは−OR
a(R aは上記で定義の通りである)によって置換され
ていても良いオキソまたはイミノなどの2価の基が含ま
れる。好ましい基は、オキソ、イミノ、アルキルイミ
ノ、オキソイミノ、アルキルオキソイミノまたはヒドラ
ゾノである。
るアルキル基または不飽和環の炭素の場合、リストに
は、置換されていても良いアミノ、Raもしくは−OR
a(R aは上記で定義の通りである)によって置換され
ていても良いオキソまたはイミノなどの2価の基が含ま
れる。好ましい基は、オキソ、イミノ、アルキルイミ
ノ、オキソイミノ、アルキルオキソイミノまたはヒドラ
ゾノである。
【0030】置換されていて適切な場合にアミノ基は、
置換されていても良いアルキル基、アルケニル基、アル
キニル基、炭素環基もしくは複素環基、置換されていて
も良いアミノ基、−ORa基(Raは上記で定義の通り
である)およびアシル基というリストから選択される同
一でも異なっていても良い1個もしくは2個の置換基に
よって置換されていても良い。別形態として、2個の置
換基がそれらが結合している窒素とともに、複素環基、
好ましくは5〜7員の複素環基を形成していても良く、
その基は置換されていても良く、他のヘテロ原子を有し
ていても良く、例えばモルホリノ、チオモルホリノまた
はピペリジニルなどがある。
置換されていても良いアルキル基、アルケニル基、アル
キニル基、炭素環基もしくは複素環基、置換されていて
も良いアミノ基、−ORa基(Raは上記で定義の通り
である)およびアシル基というリストから選択される同
一でも異なっていても良い1個もしくは2個の置換基に
よって置換されていても良い。別形態として、2個の置
換基がそれらが結合している窒素とともに、複素環基、
好ましくは5〜7員の複素環基を形成していても良く、
その基は置換されていても良く、他のヘテロ原子を有し
ていても良く、例えばモルホリノ、チオモルホリノまた
はピペリジニルなどがある。
【0031】アシルという用語には、硫黄およびリン含
有酸ならびにカルボン酸の残基などがある。代表的には
その残基は、一般式−C(=Xa)Rb、−S(O)p
Rbおよび−P(=Xa)(ORa)(ORa)に包含
され;その場合の適切なXaはOまたはSであり、Rb
はRa、−ORa、−SRa、置換されていても良いア
ミノまたはアシルについて定義の通りであり、pは1ま
たは2である。好ましい基は、−C(=O)Rc、−C
(=S)Rcおよび−S(O)pRcであり;Rcは、
それぞれ置換されていても良いアルキル、C1〜C5ア
ルコキシ、C1〜C5アルキルチオ、フェニル、フェニ
ルオキシ、フェニルチオ、炭素環、複素環またはアミノ
である。
有酸ならびにカルボン酸の残基などがある。代表的には
その残基は、一般式−C(=Xa)Rb、−S(O)p
Rbおよび−P(=Xa)(ORa)(ORa)に包含
され;その場合の適切なXaはOまたはSであり、Rb
はRa、−ORa、−SRa、置換されていても良いア
ミノまたはアシルについて定義の通りであり、pは1ま
たは2である。好ましい基は、−C(=O)Rc、−C
(=S)Rcおよび−S(O)pRcであり;Rcは、
それぞれ置換されていても良いアルキル、C1〜C5ア
ルコキシ、C1〜C5アルキルチオ、フェニル、フェニ
ルオキシ、フェニルチオ、炭素環、複素環またはアミノ
である。
【0032】本発明の化合物の錯体は通常、式MAnま
たはMAn2の塩から形成され、Mは銅、マンガン、コ
バルト、ニッケル、鉄または亜鉛などの金属カチオンで
あり、Anは塩素イオン、硝酸イオンまたは硫酸イオン
などのアニオンである。
たはMAn2の塩から形成され、Mは銅、マンガン、コ
バルト、ニッケル、鉄または亜鉛などの金属カチオンで
あり、Anは塩素イオン、硝酸イオンまたは硫酸イオン
などのアニオンである。
【0033】本発明の化合物が酸化されていても良い窒
素原子を有する場合、そのような化合物のN−オキサイ
ドも本発明の一部である。
素原子を有する場合、そのような化合物のN−オキサイ
ドも本発明の一部である。
【0034】本発明の化合物がE異性体およびZ異性体
として存在する場合、本発明には個々の異性体ならびに
それらの混合物が含まれる。
として存在する場合、本発明には個々の異性体ならびに
それらの混合物が含まれる。
【0035】本発明の化合物が互変異異性体として存在
する場合、本発明には個々の互変異体ならびにそれらの
混合物が含まれる。
する場合、本発明には個々の互変異体ならびにそれらの
混合物が含まれる。
【0036】本発明の化合物が光学異性体として存在す
る場合、本発明には個々の異性体ならびにラセミ混合物
のようなそれらの混合物が含まれる。
る場合、本発明には個々の異性体ならびにラセミ混合物
のようなそれらの混合物が含まれる。
【0037】本発明の化合物は、特に穀類のウドンコ病
(Erysiphe graminis)およびブドウのベト病(Plasmop
ara viticola)、米イモチ病(Pyricularia oryzae)、
穀類の眼状斑点(Pseudocercosporella herpotrichoide
s)、米紋枯病(Pellicularia sasakii)、灰色カビ病
(Botrytis cinerea)、立枯病(Rhizoctonia solan
i)、小麦赤さび病(Puccinia recondita)、晩発性ト
マトまたはジャガイモべと病(Phytophthora infestan
s)、リンゴ黒星病(Venturia inaequalis)およびグル
ームブロッチ(Leptosphaeria nodorum)などの植物の
真菌疾患に対する殺菌剤としての活性を有する。当該化
合物が活性を有し得る他の真菌には、他のウドンコ病、
他のさび病ならびに不完全菌類、子嚢菌類、藻菌類およ
び担子菌類起源の他の一般的病原菌などがある。
(Erysiphe graminis)およびブドウのベト病(Plasmop
ara viticola)、米イモチ病(Pyricularia oryzae)、
穀類の眼状斑点(Pseudocercosporella herpotrichoide
s)、米紋枯病(Pellicularia sasakii)、灰色カビ病
(Botrytis cinerea)、立枯病(Rhizoctonia solan
i)、小麦赤さび病(Puccinia recondita)、晩発性ト
マトまたはジャガイモべと病(Phytophthora infestan
s)、リンゴ黒星病(Venturia inaequalis)およびグル
ームブロッチ(Leptosphaeria nodorum)などの植物の
真菌疾患に対する殺菌剤としての活性を有する。当該化
合物が活性を有し得る他の真菌には、他のウドンコ病、
他のさび病ならびに不完全菌類、子嚢菌類、藻菌類およ
び担子菌類起源の他の一般的病原菌などがある。
【0038】本発明はさらに、感染した部位または感染
を受けやすい部位での真菌抑制方法であって、その部位
に式Iの化合物を投与する段階を有する方法をも提供す
るものである。
を受けやすい部位での真菌抑制方法であって、その部位
に式Iの化合物を投与する段階を有する方法をも提供す
るものである。
【0039】本発明はさらに、農業的に許容される希釈
剤または担体との混合で式Iの化合物を含む農業用組成
物をも提供するものである。
剤または担体との混合で式Iの化合物を含む農業用組成
物をも提供するものである。
【0040】本発明の組成物は当然のことながら、本発
明の化合物を複数種類含むことができる。
明の化合物を複数種類含むことができる。
【0041】さらに前記組成物は、例えば植物成長調節
剤、除草剤、殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、抗微生物剤ま
たは抗細菌剤特性を有することが知られている化合物な
どの1以上の別の有効成分を含有することができる。別
形態として本発明の化合物は、他の有効成分と同時、順
次または交互に使用することができる。
剤、除草剤、殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、抗微生物剤ま
たは抗細菌剤特性を有することが知られている化合物な
どの1以上の別の有効成分を含有することができる。別
形態として本発明の化合物は、他の有効成分と同時、順
次または交互に使用することができる。
【0042】本発明の組成物中の希釈剤または担体は、
適宜に例えば分散剤、乳化剤または湿展剤などの界面活
性剤とともに使用して固体または液体であることができ
る。好適な界面活性剤には、例えば長鎖脂肪酸の金属カ
ルボキシレートなどのカルボキシレート;N−アシルサ
ルコシネート;リン酸と脂肪族アルコールエトキシレー
トもしくはアルキルフェノールエトキシレートとのモノ
またはジエステルあるいはそのようなエステルの塩;ド
デシル硫酸ナトリウム、オクタデシル硫酸ナトリウムま
たはセチル硫酸ナトリウムなどの脂肪族アルコール硫酸
塩;エトキシル化脂肪族アルコール硫酸エステル;エト
キシル化アルキルフェノール硫酸エステル;硫酸リグニ
ン類;石油スルホン酸塩;スルホン酸アルキルベンゼン
またはスルホン酸ブチル−ナフタレンなどの硫酸低級ア
ルキルナフタレンなどのスルホン酸アルキル−アリー
ル;スルホン化ナフタレン−ホルムアルデヒド縮合体の
塩;スルホン化フェノール−ホルムアルデヒド縮合体の
塩;あるいは例えばオレイン酸とN−メチルタウリンの
スルホン化縮合生成物などのスルホン酸アミド類などの
より複雑なスルホネート類;コハク酸ジオクチルのスル
ホン酸ナトリウム塩のようなスルホコハク酸ジアルキ
ル;例えばクエン酸アルキルポリグリコシドまたは酒石
酸材料などのアルキルグリコシド類およびアルキルポリ
グリコシド材料の酸誘導体ならびにそれらの金属塩;あ
るいはクエン酸のモノ、ジもしくはトリアルキルエステ
ル類およびそれらの金属塩などのアニオン性化合物など
がある。
適宜に例えば分散剤、乳化剤または湿展剤などの界面活
性剤とともに使用して固体または液体であることができ
る。好適な界面活性剤には、例えば長鎖脂肪酸の金属カ
ルボキシレートなどのカルボキシレート;N−アシルサ
ルコシネート;リン酸と脂肪族アルコールエトキシレー
トもしくはアルキルフェノールエトキシレートとのモノ
またはジエステルあるいはそのようなエステルの塩;ド
デシル硫酸ナトリウム、オクタデシル硫酸ナトリウムま
たはセチル硫酸ナトリウムなどの脂肪族アルコール硫酸
塩;エトキシル化脂肪族アルコール硫酸エステル;エト
キシル化アルキルフェノール硫酸エステル;硫酸リグニ
ン類;石油スルホン酸塩;スルホン酸アルキルベンゼン
またはスルホン酸ブチル−ナフタレンなどの硫酸低級ア
ルキルナフタレンなどのスルホン酸アルキル−アリー
ル;スルホン化ナフタレン−ホルムアルデヒド縮合体の
塩;スルホン化フェノール−ホルムアルデヒド縮合体の
塩;あるいは例えばオレイン酸とN−メチルタウリンの
スルホン化縮合生成物などのスルホン酸アミド類などの
より複雑なスルホネート類;コハク酸ジオクチルのスル
ホン酸ナトリウム塩のようなスルホコハク酸ジアルキ
ル;例えばクエン酸アルキルポリグリコシドまたは酒石
酸材料などのアルキルグリコシド類およびアルキルポリ
グリコシド材料の酸誘導体ならびにそれらの金属塩;あ
るいはクエン酸のモノ、ジもしくはトリアルキルエステ
ル類およびそれらの金属塩などのアニオン性化合物など
がある。
【0043】ノニオン系薬剤には、脂肪酸エステル類、
脂肪族アルコール類、脂肪酸アミド類または脂肪族アル
キルもしくはアルケニル置換フェノール類とエチレンお
よび/またはプロピレンオキサイドとの縮合生成物;ソ
ルビタン脂肪酸エステル類などの多価アルコールエーテ
ル類の脂肪族エステル類;ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル類などのそのようなエステル類とエチ
レンオキサイドとの縮合生成物;アルキルグリコシド
類、アルキルポリグリコシド材料;エチレンオキシドお
よびプロピレンオキサイドのブロック共重合体;2,
4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオ
ール、エトキシル化アセチレン系グリコール類などのア
セチレン系グリコール類;アクリル系グラフト共重合
体;アルコキシル化シロキサン系界面活性剤;あるいは
1−ヒドロキシエチル−2−アルキルイミダゾリンなど
のイミダゾリン型界面活性剤などがある。
脂肪族アルコール類、脂肪酸アミド類または脂肪族アル
キルもしくはアルケニル置換フェノール類とエチレンお
よび/またはプロピレンオキサイドとの縮合生成物;ソ
ルビタン脂肪酸エステル類などの多価アルコールエーテ
ル類の脂肪族エステル類;ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル類などのそのようなエステル類とエチ
レンオキサイドとの縮合生成物;アルキルグリコシド
類、アルキルポリグリコシド材料;エチレンオキシドお
よびプロピレンオキサイドのブロック共重合体;2,
4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオ
ール、エトキシル化アセチレン系グリコール類などのア
セチレン系グリコール類;アクリル系グラフト共重合
体;アルコキシル化シロキサン系界面活性剤;あるいは
1−ヒドロキシエチル−2−アルキルイミダゾリンなど
のイミダゾリン型界面活性剤などがある。
【0044】カチオン系界面活性剤の例としては、例え
ば酢酸塩、ナフテン酸塩またはオレイン酸塩としての脂
肪族モノ、ジまたは多価アミン;アミンオキサイド、ポ
リオキシエチレンアルキルアミンまたはポリオキシプロ
ピレンアルキルアミンなどの含酸素アミン;カルボン酸
とジまたは多価アミンとの縮合によって製造されるアミ
ド連結アミン;あるいは4級アンモニウム塩などがあ
る。
ば酢酸塩、ナフテン酸塩またはオレイン酸塩としての脂
肪族モノ、ジまたは多価アミン;アミンオキサイド、ポ
リオキシエチレンアルキルアミンまたはポリオキシプロ
ピレンアルキルアミンなどの含酸素アミン;カルボン酸
とジまたは多価アミンとの縮合によって製造されるアミ
ド連結アミン;あるいは4級アンモニウム塩などがあ
る。
【0045】本発明の組成物は、農薬の製剤に関して当
業界で公知のいかなる形も取ることができ、例えば液
剤、エアロゾル、分散液、水系乳濁液、微細乳濁液、分
散性濃縮液、散粉粉剤、種子処理剤、燻蒸剤、燻煙剤、
分散性粉体、乳剤、粒剤または含浸片などがある。さら
にそれは、直接施用に適した形であることができるか、
あるいは施用前に好適な量の水その他の希釈剤での希釈
を必要とする濃縮液または一次組成物とすることができ
る。
業界で公知のいかなる形も取ることができ、例えば液
剤、エアロゾル、分散液、水系乳濁液、微細乳濁液、分
散性濃縮液、散粉粉剤、種子処理剤、燻蒸剤、燻煙剤、
分散性粉体、乳剤、粒剤または含浸片などがある。さら
にそれは、直接施用に適した形であることができるか、
あるいは施用前に好適な量の水その他の希釈剤での希釈
を必要とする濃縮液または一次組成物とすることができ
る。
【0046】分散性濃縮液は、1以上の界面活性剤およ
び/または重合体材料とともに1以上の水混和性または
半水混和性溶媒に溶かした本発明の化合物を含むもので
ある。その製剤を水に加えると有効成分が結晶化する
が、そのプロセスは界面活性剤および/またはポリマー
によって抑制され、微細な分散液が得られる。
び/または重合体材料とともに1以上の水混和性または
半水混和性溶媒に溶かした本発明の化合物を含むもので
ある。その製剤を水に加えると有効成分が結晶化する
が、そのプロセスは界面活性剤および/またはポリマー
によって抑制され、微細な分散液が得られる。
【0047】散粉粉剤は、固体の粉末状希釈剤(例:カ
オリン)と十分に混和し、粉砕した本発明の化合物を含
む。
オリン)と十分に混和し、粉砕した本発明の化合物を含
む。
【0048】乳剤は、水混和性溶媒中に溶かした本発明
の化合物を含み、乳化剤存在下に水に加えると乳濁液ま
たは微細乳濁液を形成する。
の化合物を含み、乳化剤存在下に水に加えると乳濁液ま
たは微細乳濁液を形成する。
【0049】顆粒固体は、散粉粉剤で用いることができ
るものと同様の希釈剤と共に本発明の化合物を含むもの
であるが、その混合物は公知の方法によって造粒されて
いる。別の形態として、それには例えばフラー土、アタ
パルジャイト、シリカまたは石灰砂などの前形成顆粒担
体上に吸収またはコーティングした有効成分を含む。
るものと同様の希釈剤と共に本発明の化合物を含むもの
であるが、その混合物は公知の方法によって造粒されて
いる。別の形態として、それには例えばフラー土、アタ
パルジャイト、シリカまたは石灰砂などの前形成顆粒担
体上に吸収またはコーティングした有効成分を含む。
【0050】水和剤、粒剤または粗粒は通常、好適な界
面活性剤ならびにクレーまたは珪藻土などの不活性粉末
希釈剤との混合で有効成分を含む。
面活性剤ならびにクレーまたは珪藻土などの不活性粉末
希釈剤との混合で有効成分を含む。
【0051】別の好適な濃縮物は、化合物を水その他の
液体、界面活性剤および懸濁剤とともに粉砕することで
形成されるフロアブル懸濁液である。
液体、界面活性剤および懸濁剤とともに粉砕することで
形成されるフロアブル懸濁液である。
【0052】植物に施用される本発明の組成物中の有効
成分の濃度は好ましくは、0.0001〜1.0重量
%、特には0.0001〜0.01重量%の範囲内であ
る。一次組成物では、有効成分の量は多様であり、例え
ば組成物の5〜95重量%であることができる。
成分の濃度は好ましくは、0.0001〜1.0重量
%、特には0.0001〜0.01重量%の範囲内であ
る。一次組成物では、有効成分の量は多様であり、例え
ば組成物の5〜95重量%であることができる。
【0053】使用に際して本発明の化合物は、種子、植
物またはそれらの生育地に施用する。そうして当該化合
物は、条播前、条播時または条播後に土壌に直接施用し
て、土壌中に活性化合物が存在することで、種子を攻撃
し得る真菌の成長を抑制することができる。土壌を直接
処理する場合、活性化合物は、噴霧したり、固体粒剤を
散播したり、あるいは種子と同じ筋に有効成分を挿入す
ることで条播と同時に有効成分を施用する等によって、
活性化合物が土壌と十分に混和されるような形で施用す
ることができる。好適な施用量は5〜1000g/ヘク
タール、より好ましくは10〜500g/ヘクタールの
範囲内である。
物またはそれらの生育地に施用する。そうして当該化合
物は、条播前、条播時または条播後に土壌に直接施用し
て、土壌中に活性化合物が存在することで、種子を攻撃
し得る真菌の成長を抑制することができる。土壌を直接
処理する場合、活性化合物は、噴霧したり、固体粒剤を
散播したり、あるいは種子と同じ筋に有効成分を挿入す
ることで条播と同時に有効成分を施用する等によって、
活性化合物が土壌と十分に混和されるような形で施用す
ることができる。好適な施用量は5〜1000g/ヘク
タール、より好ましくは10〜500g/ヘクタールの
範囲内である。
【0054】別法として、例えば真菌が植物上に出現し
始めた時点で、あるいは予防手段として真菌出現前に、
散布または散粉することで、活性化合物を植物に直接施
用することができる。いずれの場合も、好ましい施用形
態は、茎葉散布によるものである。植物成長の初期段階
は植物が最も大きい損害を受け得る時であることから、
その時期に真菌を十分に抑制することが重要である。噴
霧剤や粉体には簡便には、必要と考えられる場合に、発
芽前または発芽後除草剤を含有させることができる。場
合によっては、植付け前または植付け時に植物の根、球
根、塊茎その他の成長性珠芽を処理することが実務的で
あり、例えば好適な液体または固体組成物に根を浸漬す
る。活性化合物を植物に直接施用する場合、好適な施用
量は0.025〜5kg/ヘクタール、好ましくは0.
05〜1kg/ヘクタールである。
始めた時点で、あるいは予防手段として真菌出現前に、
散布または散粉することで、活性化合物を植物に直接施
用することができる。いずれの場合も、好ましい施用形
態は、茎葉散布によるものである。植物成長の初期段階
は植物が最も大きい損害を受け得る時であることから、
その時期に真菌を十分に抑制することが重要である。噴
霧剤や粉体には簡便には、必要と考えられる場合に、発
芽前または発芽後除草剤を含有させることができる。場
合によっては、植付け前または植付け時に植物の根、球
根、塊茎その他の成長性珠芽を処理することが実務的で
あり、例えば好適な液体または固体組成物に根を浸漬す
る。活性化合物を植物に直接施用する場合、好適な施用
量は0.025〜5kg/ヘクタール、好ましくは0.
05〜1kg/ヘクタールである。
【0055】さらに本発明の化合物は、収穫した果実、
野菜または種子に施用して、保存時の感染を予防するこ
とができる。
野菜または種子に施用して、保存時の感染を予防するこ
とができる。
【0056】さらに本発明の化合物は、真菌および/ま
たは除草剤に対する耐性などの形質を示すよう遺伝的に
変化させた植物またはそれの一部に施用することができ
る。
たは除草剤に対する耐性などの形質を示すよう遺伝的に
変化させた植物またはそれの一部に施用することができ
る。
【0057】さらに本発明の化合物は、森林および公衆
衛生用途での真菌感染の処理に用いることができる。さ
らに本発明の化合物は、家畜における真菌感染の処理に
用いることができる。
衛生用途での真菌感染の処理に用いることができる。さ
らに本発明の化合物は、家畜における真菌感染の処理に
用いることができる。
【0058】本発明の化合物は、公知のように、各種方
法にて製造することができる。
法にて製造することができる。
【0059】式Iaの化合物(すなわち、Gが酸素を表
す式Iの化合物)は一般式IIの化合物から製造するこ
とができ、図式1に従ってR1−C(O−R2)3と反
応させる。そのような反応物は、供給業者から入手する
ことができるか、あるいは当業者には明らかな方法によ
って製造することができる。概して、本発明の化合物の
製造に使用される全ての原料は、市販されているか、あ
るいは当業者が公知の方法によって製造することができ
る。そのような方法は例えば、文献、特許、「ケミカル
・アブストラクツ」、電子データベースまたはインター
ネット上にある。
す式Iの化合物)は一般式IIの化合物から製造するこ
とができ、図式1に従ってR1−C(O−R2)3と反
応させる。そのような反応物は、供給業者から入手する
ことができるか、あるいは当業者には明らかな方法によ
って製造することができる。概して、本発明の化合物の
製造に使用される全ての原料は、市販されているか、あ
るいは当業者が公知の方法によって製造することができ
る。そのような方法は例えば、文献、特許、「ケミカル
・アブストラクツ」、電子データベースまたはインター
ネット上にある。
【0060】
【化4】
【0061】次に、それらの式(Ia)の化合物をそれ
ぞれR2SHおよびR2(NRdR e)NH(R2は前
記で定義した通りである)と反応させて、式Iaの化合
物を、Gが硫黄または−N(NRdRe)−である式I
の化合物に変換することができる。生成したGが硫黄で
ある化合物は次に、適宜に酸化してGが−SO−を表す
式Iの化合物とし、やはり酸化してGが−SO2−を表
す式Iの化合物とすることができる。そのような反応は
当業者には公知であり、例えばマーチらの著作(J. Mar
ch, Advanced Organic Chemistry, IV edition, pp. 12
90 sqq)などの一般的な参考書に従って行うことができ
る。
ぞれR2SHおよびR2(NRdR e)NH(R2は前
記で定義した通りである)と反応させて、式Iaの化合
物を、Gが硫黄または−N(NRdRe)−である式I
の化合物に変換することができる。生成したGが硫黄で
ある化合物は次に、適宜に酸化してGが−SO−を表す
式Iの化合物とし、やはり酸化してGが−SO2−を表
す式Iの化合物とすることができる。そのような反応は
当業者には公知であり、例えばマーチらの著作(J. Mar
ch, Advanced Organic Chemistry, IV edition, pp. 12
90 sqq)などの一般的な参考書に従って行うことができ
る。
【0062】例えば以下の表Aに挙げた以下のアミン類
(式IIの化合物)および表Bに挙げたオルトエステル
類(式R1−C(O−R2)3の化合物)の組合せによ
って、式Iの化合物をそうして製造することができる
(表AおよびBの化合物は、供給業者から入手可能であ
るか、あるいは当業者には明らかな方法によって製造す
ることができる)。
(式IIの化合物)および表Bに挙げたオルトエステル
類(式R1−C(O−R2)3の化合物)の組合せによ
って、式Iの化合物をそうして製造することができる
(表AおよびBの化合物は、供給業者から入手可能であ
るか、あるいは当業者には明らかな方法によって製造す
ることができる)。
【0063】
【表1】
【0064】
【表2】
【0065】一般式IIの化合物は、反応図式2に従っ
て式IIIの化合物中のニトロ基を還元することで製造
することができる。好ましい反応条件では、濃塩酸中塩
化第一スズとの反応を行う。
て式IIIの化合物中のニトロ基を還元することで製造
することができる。好ましい反応条件では、濃塩酸中塩
化第一スズとの反応を行う。
【0066】
【化5】
【0067】式IIaの化合物、すなわちAが直接結合
である一般式IIの化合物は、反応図式3に従って製造
することができ、その図式においてXvは脱離基であ
る。
である一般式IIの化合物は、反応図式3に従って製造
することができ、その図式においてXvは脱離基であ
る。
【0068】
【化6】
【0069】式IIbの化合物、すなわちR4がハロゲ
ンである一般式IIの化合物は、図式4に従って製造す
ることができ、その図式においてXTはハロゲンを表
す。R 4が臭素の場合、好ましい反応条件では、好適な
溶媒中で臭素とともに撹拌する工程を行う。
ンである一般式IIの化合物は、図式4に従って製造す
ることができ、その図式においてXTはハロゲンを表
す。R 4が臭素の場合、好ましい反応条件では、好適な
溶媒中で臭素とともに撹拌する工程を行う。
【0070】
【化7】
【0071】式IIcの化合物、すなわちAがNHC
(=O)−である一般式IIの化合物;式IIdの化合
物、すなわちAが直接結合であり、R6が置換されてい
ても良いフタルイミドであり、そのフタルイミド基の3
位および4位をつなぐ曲線は置換されていても良い炭素
環を表す式IIの化合物;ならびに式IIeの化合物、
すなわちAが直接結合であり、R6が同一でも異なって
いても良い1以上の基Rによって2位および5位で置換
されていても良いピロリルである一般式IIの化合物
は、反応図式5に示した方法に従って式IVの化合物か
ら製造することができる。式IVのある種の化合物の場
合、R4に対してオルトであるアミノ基の保護/脱保護
を行って、収率を高める必要がある場合がある。
(=O)−である一般式IIの化合物;式IIdの化合
物、すなわちAが直接結合であり、R6が置換されてい
ても良いフタルイミドであり、そのフタルイミド基の3
位および4位をつなぐ曲線は置換されていても良い炭素
環を表す式IIの化合物;ならびに式IIeの化合物、
すなわちAが直接結合であり、R6が同一でも異なって
いても良い1以上の基Rによって2位および5位で置換
されていても良いピロリルである一般式IIの化合物
は、反応図式5に示した方法に従って式IVの化合物か
ら製造することができる。式IVのある種の化合物の場
合、R4に対してオルトであるアミノ基の保護/脱保護
を行って、収率を高める必要がある場合がある。
【0072】
【化8】
【0073】式IIIaの化合物、すなわちAがAz基
である一般式IIIの化合物は、反応図式6に従って、
式Vの化合物を式VIの化合物と反応させることで製造
することができる。Azは、化合物Vにおいて塩基性条
件下でアニオンを形成する基である。別の形態としてA
zは、塩基性の1級または2級窒素原子である。Xzは
脱離基、好ましくはハロゲンである。Azが酸素である
場合、好ましい反応条件では、Vを水素化ナトリウムで
処理し、次にVIを加える工程を行う。Azが硫黄であ
る場合、好ましい反応条件では、エチルジイソプロピル
アミンなどの3級アミン塩基存在下にVをVIと反応さ
せる工程を行う。Azが−CHR7−である場合、好ま
しい反応条件では、低温でジメチルホルムアミド中にて
Vをカリウムtert−ブトキシドで処理する工程を行
う。Azが塩基性窒素原子である場合、塩基は必要な
い。
である一般式IIIの化合物は、反応図式6に従って、
式Vの化合物を式VIの化合物と反応させることで製造
することができる。Azは、化合物Vにおいて塩基性条
件下でアニオンを形成する基である。別の形態としてA
zは、塩基性の1級または2級窒素原子である。Xzは
脱離基、好ましくはハロゲンである。Azが酸素である
場合、好ましい反応条件では、Vを水素化ナトリウムで
処理し、次にVIを加える工程を行う。Azが硫黄であ
る場合、好ましい反応条件では、エチルジイソプロピル
アミンなどの3級アミン塩基存在下にVをVIと反応さ
せる工程を行う。Azが−CHR7−である場合、好ま
しい反応条件では、低温でジメチルホルムアミド中にて
Vをカリウムtert−ブトキシドで処理する工程を行
う。Azが塩基性窒素原子である場合、塩基は必要な
い。
【0074】
【化9】
【0075】式IIIbの化合物、すなわちAがAw基
である一般式IIIの化合物は、反応図式7に従って、
式VIIの化合物を式VIIIの化合物と反応させるこ
とで製造することができる。Awは、化合物VIIにお
いて塩基性条件下でアニオンを形成する基である。Xw
は脱離基、好ましくはハロゲンである。好ましい塩基性
条件では、VIIを炭酸カリウムまたは水素化ナトリウ
ムと反応させ、次にVIIIを加える工程を行う。
である一般式IIIの化合物は、反応図式7に従って、
式VIIの化合物を式VIIIの化合物と反応させるこ
とで製造することができる。Awは、化合物VIIにお
いて塩基性条件下でアニオンを形成する基である。Xw
は脱離基、好ましくはハロゲンである。好ましい塩基性
条件では、VIIを炭酸カリウムまたは水素化ナトリウ
ムと反応させ、次にVIIIを加える工程を行う。
【0076】
【化10】
【0077】式IIIcの化合物、すなわちAがOであ
る一般式IIIの化合物は、図式8に従って、式IXの
化合物を式Xのボロン酸と反応させることで製造するこ
とができる。好ましい反応条件では、酢酸銅およびトリ
エチルアミンと反応させる工程を行う。
る一般式IIIの化合物は、図式8に従って、式IXの
化合物を式Xのボロン酸と反応させることで製造するこ
とができる。好ましい反応条件では、酢酸銅およびトリ
エチルアミンと反応させる工程を行う。
【0078】
【化11】
【0079】式IIIdの化合物、すなわちAが直接結
合である式IIIの化合物は、式XIの化合物から反応
図式9に従って製造することができ、図式においてXz
は脱離基、好ましくはハロゲンである。
合である式IIIの化合物は、式XIの化合物から反応
図式9に従って製造することができ、図式においてXz
は脱離基、好ましくはハロゲンである。
【0080】
【化12】
【0081】Aが直接結合であり、R6が複素環である
式IIIの化合物は、当業者には公知の各種方法を用い
て製造することができる(例えば、カトリツキーらの著
作(Comprehensive Heterocyclic Chemistry, Vols 1-
7, A. R. Katritzky and C. W. Rees)参照))。例を
挙げると、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル基
(化合物IIIe)および1,3,4−オキサジアゾー
ル−2−イル基(化合物IIIf)を有する式IIIの
化合物を得る経路を図式10および11に示してある。
式IIIの化合物は、当業者には公知の各種方法を用い
て製造することができる(例えば、カトリツキーらの著
作(Comprehensive Heterocyclic Chemistry, Vols 1-
7, A. R. Katritzky and C. W. Rees)参照))。例を
挙げると、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル基
(化合物IIIe)および1,3,4−オキサジアゾー
ル−2−イル基(化合物IIIf)を有する式IIIの
化合物を得る経路を図式10および11に示してある。
【0082】
【化13】
【0083】
【化14】
【0084】別法として、上記のものと同様の化学反応
を用いて、イミダート部分を形成した後にR6を導入す
ることで式Iの化合物を製造することができる。
を用いて、イミダート部分を形成した後にR6を導入す
ることで式Iの化合物を製造することができる。
【0085】原料および中間体の製造方法のように、他
の方法については当業者には明らかであろう。
の方法については当業者には明らかであろう。
【0086】さらに本発明の化合物は、化学的方法の併
用によって製造することが可能である。
用によって製造することが可能である。
【0087】
【実施例】以下、実施例において本発明を説明する。単
離された新規化合物の構造は、NMR、質量分析および
/または他の適切な分析法によって確認した。プロトン
NMRスペクトラム(1H NMR)は重クロロホルム
中で測定し、化学シフト(δ)はテトラメチルシランか
ら低磁場側へのppmで表している。
離された新規化合物の構造は、NMR、質量分析および
/または他の適切な分析法によって確認した。プロトン
NMRスペクトラム(1H NMR)は重クロロホルム
中で測定し、化学シフト(δ)はテトラメチルシランか
ら低磁場側へのppmで表している。
【0088】実施例1:O−メチル−[4−(3−トリ
フルオロメチルフェノキシ)−2,5−キシリル]アセ
トイミダートの製造(化合物18、下記の表1参照)。
フルオロメチルフェノキシ)−2,5−キシリル]アセ
トイミダートの製造(化合物18、下記の表1参照)。
【0089】段階1:2−ニトロ−5−(3−トリフル
オロメチルフェノキシ)−p−キシレンの製造 水素化ナトリウム(オイル中60%分散品0.4g)の
脱水N−メチルピロリジノン(10mL)懸濁液に、3
−トリフルオロメチルフェノール(1.62g)をゆっ
くり加えた。発泡が停止した時点で、3−クロロ−6−
ニトロ−p−キシレン(1.85g)を加え、混合物を
120〜40℃で5時間撹拌した。冷却後、混合物を水
に投入し、混合物をジエチルエーテルで抽出した(3
回)。合わせたエーテル抽出液を脱水し(MgS
O4)、濾過し、溶媒留去して、標題化合物を固体とし
て得た。融点:68〜71℃。
オロメチルフェノキシ)−p−キシレンの製造 水素化ナトリウム(オイル中60%分散品0.4g)の
脱水N−メチルピロリジノン(10mL)懸濁液に、3
−トリフルオロメチルフェノール(1.62g)をゆっ
くり加えた。発泡が停止した時点で、3−クロロ−6−
ニトロ−p−キシレン(1.85g)を加え、混合物を
120〜40℃で5時間撹拌した。冷却後、混合物を水
に投入し、混合物をジエチルエーテルで抽出した(3
回)。合わせたエーテル抽出液を脱水し(MgS
O4)、濾過し、溶媒留去して、標題化合物を固体とし
て得た。融点:68〜71℃。
【0090】段階2:4−(3−トリフルオロメチルフ
ェノキシ)−2,5−キシリジンの製造 塩化第一スズ(10.8g)の濃塩酸(24mL)およ
びエタノール(50mL)中混合物を撹拌しながら、そ
れに上記段階1からの生成物(2.46g)を加え、混
合物を75℃で2時間加熱した。冷却後、水酸化カリウ
ム溶液を冷却しながらゆっくり加えた。混合物をジエチ
ルエーテルで抽出し(3回)、合わせた抽出液をブライ
ンで洗浄し、脱水し(MgSO4)、濾過し、溶媒留去
して乾固させて粗生成物を得た。それについて、溶離液
として石油エーテル(沸点60〜80℃)/酢酸エチル
(3:1)を用いるシリカゲルクロマトグラフィー精製
を行って、標題生成物を得た。融点58〜60℃。
ェノキシ)−2,5−キシリジンの製造 塩化第一スズ(10.8g)の濃塩酸(24mL)およ
びエタノール(50mL)中混合物を撹拌しながら、そ
れに上記段階1からの生成物(2.46g)を加え、混
合物を75℃で2時間加熱した。冷却後、水酸化カリウ
ム溶液を冷却しながらゆっくり加えた。混合物をジエチ
ルエーテルで抽出し(3回)、合わせた抽出液をブライ
ンで洗浄し、脱水し(MgSO4)、濾過し、溶媒留去
して乾固させて粗生成物を得た。それについて、溶離液
として石油エーテル(沸点60〜80℃)/酢酸エチル
(3:1)を用いるシリカゲルクロマトグラフィー精製
を行って、標題生成物を得た。融点58〜60℃。
【0091】段階3:O−メチル4−(3−トリフルオ
ロメチルフェノキシ)−2,5−キシリル]アセトイミ
ダートの製造 段階2から得たアニリンA1(0.2g)をトリメチル
オルトアセテート(1mL)に溶かし、p−トルエンス
ルホン酸(3mg)を加えた。溶液を80℃で4時間加
熱し、冷却し、溶媒留去して乾固させることで粗油状物
を得た。それをシリカゲルクロマトグラフィーによって
精製して、標題化合物を得た。
ロメチルフェノキシ)−2,5−キシリル]アセトイミ
ダートの製造 段階2から得たアニリンA1(0.2g)をトリメチル
オルトアセテート(1mL)に溶かし、p−トルエンス
ルホン酸(3mg)を加えた。溶液を80℃で4時間加
熱し、冷却し、溶媒留去して乾固させることで粗油状物
を得た。それをシリカゲルクロマトグラフィーによって
精製して、標題化合物を得た。
【0092】質量分析:339(M+1)(エレクトロ
スプレー+ve)。
スプレー+ve)。
【0093】以下の式Iaaの化合物(表1参照)、す
なわちGが酸素を表し、−A−R6がイミダート部分に
対してパラである一般式Iの化合物を、実施例1の方法
と同様の方法によって製造することができる。
なわちGが酸素を表し、−A−R6がイミダート部分に
対してパラである一般式Iの化合物を、実施例1の方法
と同様の方法によって製造することができる。
【0094】
【化15】
【0095】
【表3】
【0096】試験例 以下の植物疾病の1以上に対する活性について、化合物
を評価した。
を評価した。
【0097】 ・Erysiphe graminis f.sp.tritici:小麦ウドンコ病; ・Puccinia recondita:小麦赤さび病; ・Septoria nodorum:小麦セプトリア・ノドラム(sept
oria nodorum); ・Septoria tritici:小麦セプトリア・トリティシ(se
ptoria tritici); ・Pyrenophora teres:大麦網状汚斑(net blotch)。
oria nodorum); ・Septoria tritici:小麦セプトリア・トリティシ(se
ptoria tritici); ・Pyrenophora teres:大麦網状汚斑(net blotch)。
【0098】1以上の湿展剤を含む所望の濃度の本発明
の化合物の水系液剤または分散液を、噴霧または試験植
物の稈基の浸漬のいずれか適当な方によって施用した。
所定時間後、植物または植物部分に適切な試験病原体を
接種し、植物の成長および疾病進行を維持する上で好適
な管理された環境条件下に維持した。適切な時間後、植
物の罹患部分の感染程度を肉眼で推定した。500pp
m(w/v)以下の濃度で、以下の化合物が、未処理試
験との比較で下記に記載の真菌疾病に対して65%以上
の抑制を示す。
の化合物の水系液剤または分散液を、噴霧または試験植
物の稈基の浸漬のいずれか適当な方によって施用した。
所定時間後、植物または植物部分に適切な試験病原体を
接種し、植物の成長および疾病進行を維持する上で好適
な管理された環境条件下に維持した。適切な時間後、植
物の罹患部分の感染程度を肉眼で推定した。500pp
m(w/v)以下の濃度で、以下の化合物が、未処理試
験との比較で下記に記載の真菌疾病に対して65%以上
の抑制を示す。
【0099】Erysiphe graminis f.sp.tritici :2;Septoria tritici :5、9;Puccinia recondita :25;Pyrenophora teres :2、3、4、5、6、12。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジオゼ・ペレ フランス国、69009・リヨン、シユマン・ ドウ・モンペラ、9 (72)発明者 ジヤン−ピエール・ボール フランス国、69009・リヨン、シユマン・ ドウ・モンペラ、16 Fターム(参考) 4H006 AA01 AB03 4H011 AA01 BA01 BB06 BC03 BC04 BC06 BC07 BC18 DA15 DC05 DD03 DE15
Claims (37)
- 【請求項1】 殺菌剤としての下記一般式Iの化合物お
よび該化合物の塩。 【化1】 [式中、・R1およびR2は同一でも異なっていても良
く、それぞれ置換されていても 良いアルキル、アルケニル、アルキニル、アシル、炭素
環および複素環から選択されるか、または、シアノおよ
び水素から選択され;あるいは ・R2とR1が、それらを連結する原子とともに、置換
されていても良い複素環を形成していても良く; ・R4は、それぞれ置換されていても良いアルキル、ア
ルケニル、アルキニル、炭素環、複素環;水酸基;メル
カプト;アジド;ニトロ;ハロゲン;シアノ;アシル;
置換されていても良いアミノ;シアネート;チオシアネ
ート;−SF5;−ORa;−SRaおよび−Si(R
a)3から選択され;Raは、それぞれ置換されていて
も良いアルキル、アルケニル、アルキニル、炭素環また
は複素環であり; ・mは0〜3であり; ・Gは酸素、−S(O)p−または−N(NRdRe)
−を表し;pは0、1または2であり;RdおよびRe
は同一でも異なっていても良く、それぞれ置換されてい
ても良いアルキル、アルケニル、アルキニル、アシル、
炭素環および複素環から選択されるか、または、シアノ
および水素から選択され; ・存在する場合にR5は、他のR5と同一でも異なって
いても良く、R4について定義のいずれかの基であり; ・R6は置換されていても良い炭素環または複素環であ
り; ・Aは直接結合、−O−、−S(O)n−、−NR
9−、−CR7=CR7−、−C≡C−、−A1−、−
A1−A1−、−O−(A1)k−O−、−O−
(A1)k−、−A3−、−A4−、−A1O−、−A
1S(O)n−、−A2−、−OA2−、−NR9A2
−、−OA2−A1−、−OA2−C(R7)=C(R
8)−、−S(O)nA1−、−A1−A4−、−A1
−A4−C(R8)=N−N=CR8−、−A1−A4
−C(R8)=N−X2−X3−、−A1−A4−A3
−、−A1−A4−N(R9)−、−A1−A4−X−
CH2−、−A1−A4−A1−、−A1−A4−CH
2−X−、−A1−A4−C(R8)=N−X2−X3
−X1−、−A1−X−C(R8)=N−、−A1−X
−C(R8)=N−N=CR8−、−A1−X−C(R
8)=N−N(R9)−、−A 1−X−A2−X1−、
−A1−O−A3−、−A1−O−C(R7)=C(R
8)−、−A1−O−N(R9)−A2−N(R9)
−、−A1−O−N(R9)−A2−、−A1−N(R
9)−A2−N(R9)−、−A1−N(R9)−A2
−、−A1−N(R9)−N=C(R8)−、−A3−
A1−、−A4−A 3−、−A2−NR9−、−A1−
A2−X1−、−A1−A1−A2−X1−、−O−A
2−N(R9)−A2−、−CR7=CR7−A2−X
1−、−C≡C−A2−X1−、−N=C(R8)−A
2−X1−、−C(R8)=N−N=C(R8)−、−
C(R8)=N−N(R9)−、−(CH2)2−O−
N=C(R8)−または−X−A2−N(R9)−であ
り;上記においてnは0、1または2であり;kは1〜
9であり;A1は−CHR7−であり;A2は−C(=
X)−であり;A3は−C(R8)=N−O−であり;
A4は−O−N=C(R8)−であり;XはOまたはS
であり;X1はO、S、NR9または直接結合であり;
X2はO、NR9または直接結合であり;X3は水素、
−C(=O)−、−SO2−または直接結合であり;R
7は他のいずれのR7とも同一でも異なっていても良
く、それぞれ置換されていても良いアルキル、アルケニ
ル、アルキニル、シアノ、アシル、水酸基、アルコキ
シ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、シクロアルキルま
たはフェニルであるか;あるいは水素またはハロゲンで
あり;R8は他のいずれのR8とも同一でも異なってい
ても良く、それぞれ置換されていても良いアルキル、ア
ルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、炭
素環または複素環であるか;あるいは水素であり;R9
は他のいずれのR9とも同一でも異なっていても良く、
置換されていても良いアルキル、置換されていても良い
炭素環もしくは複素環、水素またはアシルであるか;あ
るいはA上の2個のR9基が連結原子と一体となって、
5〜7員環を形成しており;連結部Aの右側に描かれた
部分はR6に結合しており;あるいは−A−R6および
R5がベンゼン環Mと一体となって、置換されていても
良い縮合環系を形成している。] - 【請求項2】 R1が、それぞれアルコキシ、ハロアル
コキシ、アルキルチオ、ハロゲンもしくは置換されてい
ても良いフェニルによって置換されていても良いアルキ
ル、アルケニル、アルキニルまたはアシルであるか;あ
るいはシアノまたは水素である請求項1に記載の化合
物。 - 【請求項3】 R1が、それぞれアルコキシ、ハロアル
コキシ、アルキルチオ、ハロゲンまたはフェニル(ここ
で、フェニルはそれぞれ1〜5個の炭素原子を有するア
ルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシも
しくはアルキルチオまたはハロゲンで置換されていても
良い)で置換されていても良いアルキル、アルケニルま
たはアルキニルであるか;あるいは水素である請求項2
に記載の化合物。 - 【請求項4】 R1がC1〜C10アルキルまたは水素
である請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項5】 R1がメチルまたは水素である請求項1
〜4のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項6】 R2が、それぞれアルコキシ、ハロアル
コキシ、アルキルチオ、ハロゲンもしくは置換されてい
ても良いフェニルによって置換されていても良いアルキ
ル、アルケニル、アルキニルまたはアシルであるか;あ
るいは水素またはシアノである請求項1〜5のいずれか
に記載の化合物。 - 【請求項7】 R2が、それぞれアルコキシ、ハロアル
コキシ、アルキルチオ、ハロゲンまたはフェニル(ここ
で、フェニルはそれぞれ1〜5個の炭素原子を有するア
ルキル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシも
しくはアルキルチオまたはハロゲンで置換されていても
良い)で置換されていても良いアルキル、アルケニル、
アルキニルまたはアシルであるか;あるいは水素または
シアノである請求項1〜6のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項8】 R2がC1〜C10アルキルまたは水素
である請求項1〜7のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項9】 R2がメチルまたは水素である請求項1
〜8のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項10】 R4が、それぞれアルコキシ、ハロア
ルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンもしくは置換されて
いても良いフェニルによって置換されていても良いアル
キル、アルケニルまたはアルキニルであるか;あるいは
水酸基;ハロゲン;シアノ;アシル;アルコキシ;ハロ
アルコキシ;またはアルキルチオである請求項1〜9の
いずれかに記載の化合物。 - 【請求項11】 R4が、それぞれアルコキシ、ハロア
ルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまたはフェニル(こ
こで、フェニルはそれぞれ炭素原子数1〜5のアルキ
ル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシもしく
はアルキルチオまたはハロゲンによって置換されていて
も良い)によって置換されていても良いアルキル、アル
ケニルまたはアルキニルであるか;あるいは水酸基;ハ
ロゲン;シアノ;アシル;アルコキシ;ハロアルコキ
シ;またはアルキルチオである請求項1〜10のいずれ
かに記載の化合物。 - 【請求項12】 R4が、それぞれアルコキシ、ハロア
ルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまたは置換されてい
ても良いフェニルによって置換されていても良いアルキ
ル、アルケニルまたはアルキニルであるか;あるいは水
酸基;ハロゲン;シアノ;−C(=O)Rc、−C(=
S)Rcまたは−S(O)pRcであって、Rcがアル
キル、ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、ア
ルキルチオ、アミノ、モノアルキルアミノ、ジアルキル
アミノまたはフェニル(ここで、フェニルはアルキル、
ハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、フェニル
オキシ、フェニルチオ、炭素環、複素環またはアルキル
チオで置換されていても良い)であるもの;アルコキ
シ;ハロアルコキシ;あるいはアルキルチオである請求
項1〜11のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項13】 R4がC1〜C10アルキルまたはハ
ロゲンである請求項1〜12のいずれかに記載の化合
物。 - 【請求項14】 R4がメチルまたはエチルまたはハロ
ゲンである請求項1〜13のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項15】 mが0または1である請求項1〜14
のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項16】 存在する場合にR5が、請求項10〜
14のいずれかにおいてR4について定義された基であ
る請求項1〜15のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項17】 存在する場合にR5が、環Mの5位で
結合している請求項1〜16のいずれかに記載の化合
物。 - 【請求項18】 Gが酸素、−S(O)p−または−N
(NRdRe)−を表し;pが0であり;RdおよびR
eが同一でも異なっていても良く、それぞれ置換されて
いても良いアルキル、アルケニル、アルキニル、アシ
ル、炭素環、複素環から選択されるか、シアノおよび水
素から選択される請求項1〜17のいずれかに記載の化
合物。 - 【請求項19】 Gが酸素または硫黄を表す請求項1〜
18のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項20】 Aが、直接結合、−O−、−S(O)
nA1−、−O(A 1)k−、−S(O)n−、−NR
9A2−、−A2−、−OA2−、−OA2−A1−、
−NR9−または−O(A1)kO−である請求項1〜
19のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項21】 Aが、直接結合、−O−、−S−、−
NR9−、−CHR 7−または−O−CHR7−である
請求項1〜20のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項22】 Aが直接結合または−O−である請求
項1〜21のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項23】 存在する場合にR9が、それぞれアル
コキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまた
は置換されていても良いフェニルによって置換されてい
ても良いアルキル、アルケニルまたはアルキニルである
か;あるいは水素である請求項1〜22のいずれかに記
載の化合物。 - 【請求項24】 存在する場合にR9が、それぞれアル
コキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまた
はフェニル(ここで、フェニルはそれぞれ1〜5個の炭
素原子を有するアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、
ハロアルコキシもしくはアルキルチオまたはハロゲンに
よって置換されていても良い)によって置換されていて
も良いアルキル、アルケニルまたはアルキニルである
か;あるいは水素である請求項1〜23のいずれかに記
載の化合物。 - 【請求項25】 存在する場合にR9がC1〜C10ア
ルキルまたは水素である請求項1〜24のいずれかに記
載の化合物。 - 【請求項26】 存在する場合にR7が、それぞれアル
コキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまた
は置換されていても良いフェニルによって置換されてい
ても良いアルキル、アルケニルまたはアルキニルである
か;あるいは水酸基、ハロゲン、シアノ、アシル、アル
コキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオまたは水素であ
る請求項1ないし25のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項27】 存在する場合にR7が、それぞれアル
コキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオ、ハロゲンまた
はフェニル(ここで、フェニルはそれぞれ1〜5個の炭
素原子を有するアルキル、ハロアルキル、アルコキシ、
ハロアルコキシもしくはアルキルチオまたはハロゲンに
よって置換されていても良い)によって置換されていて
も良いアルキル、アルケニルまたはアルキニルである
か;あるいは水酸基、ハロゲン、シアノ、アシル、アル
コキシ、ハロアルコキシ、アルキルチオまたは水素であ
る請求項1〜26のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項28】 存在する場合にR7が、C1〜C10
アルキルまたは水素である請求項1〜27のいずれかに
記載の化合物。 - 【請求項29】 Aがベンゼン環Mの4位に結合してい
る請求項1〜28のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項30】 R6が、置換されていても良い芳香族
複素環である請求項1〜29のいずれかに記載の化合
物。 - 【請求項31】 R6が、置換されていても良いチアゾ
リル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリジルまた
はピリミジニルである請求項1〜30のいずれかに記載
の化合物。 - 【請求項32】 R6が、置換されていても良い1,
2,4−チアジアゾリルである請求項1〜31のいずれ
かに記載の化合物。 - 【請求項33】 置換されている場合にR6が、同一で
も異なっていても良い1以上の置換基で置換されていて
も良く、該置換基は、それぞれ置換されていても良いア
ルキル、アルケニル、アルキニル、炭素環または複素
環;水酸基;メルカプト;アジド;ニトロ;ハロゲン;
シアノ;アシル;置換されていても良いアミノ;シアネ
ート;チオシアネート;−SF5;−ORa;−SRa
および−Si(Ra)3というリストから選択すること
ができ;Raが、それぞれ置換されていても良いアルキ
ル、アルケニル、アルキニル、炭素環または複素環であ
る請求項1〜32のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項34】 置換されている場合にR6が、同一で
も異なっていても良い1以上の置換基で置換されていて
も良く、該置換基は、水酸基;ハロゲン;シアノ;アシ
ル;アミノ;アルキルアミノ;ジアルキルアミノ;アル
キル;ハロアルキル;RaO−アルキル;アシルオキシ
アルキル;シアノオキシアルキル;アルコキシ;ハロア
ルコキシ;アルキルチオ;アルキル、ハロアルキル、ア
ルコキシ、ハロアルコキシもしくはアルキルチオで置換
されていても良い炭素環;ならびにアルキル、ハロアル
キル、アルコキシ、ハロアルコキシもしくはアルキルチ
オで置換されていても良いベンジルというリストから選
択することができる請求項33に記載の化合物。 - 【請求項35】 請求項1〜34のいずれかに記載の化
合物および該化合物の塩の殺菌剤としての使用。 - 【請求項36】 農業的に許容される希釈剤または担体
との混合で、請求項1〜34のいずれかに記載の1以上
の化合物を含む殺菌剤組成物。 - 【請求項37】 感染部位または感染を受けやすい部位
での真菌抑制方法であって、請求項1〜34のいずれか
に記載の化合物を前記部位に施用する段階を有する方
法。
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