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JP2002176667A - 情報配信・交換システム,情報配信・交換処理方法および情報配信・交換サーバ/端末用プログラムの記録媒体 - Google Patents

情報配信・交換システム,情報配信・交換処理方法および情報配信・交換サーバ/端末用プログラムの記録媒体

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Publication number
JP2002176667A
JP2002176667A JP2000374319A JP2000374319A JP2002176667A JP 2002176667 A JP2002176667 A JP 2002176667A JP 2000374319 A JP2000374319 A JP 2000374319A JP 2000374319 A JP2000374319 A JP 2000374319A JP 2002176667 A JP2002176667 A JP 2002176667A
Authority
JP
Japan
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information
terminal
code
mcode
area
Prior art date
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Application number
JP2000374319A
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English (en)
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Inventor
Hajime Hirozumi
元 広住
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Fujitsu Social Science Labs Ltd
Original Assignee
Fujitsu Social Science Labs Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末同士で情報を交換・配信する場合に,端
末を識別する情報として,時間的に空間的に再利用が可
能な短い桁数の数字(コード)を用いることにより,簡
便に情報交換の相手を特定して情報を送信する装置また
はそのプログラムを記録した記録媒体を提供することで
ある。 【解決手段】 端末20A は,情報aを設定して情報交換
管理装置10へmCODE 払出を要求する。情報交換管理装置
10は,コード払出処理部150 で払い出されているmCODE
の数に応じてmCODE の桁数を調整して一意のmCODE を生
成し,情報交換管理部170 で,mCODE を端末20A の情報
aと対応付けて保持し,端末20A にmCODEを送信する。
その後,情報交換管理装置10は,端末20B から端末20
A のmCODEが入力されたことを確認して,端末20B に端
末20A が設定した情報aを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,移動体通信を利用
して,相手を特定して情報を交換するためのシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】初対面の人同士がメールアドレスや電話
番号等の個人情報等を交換することは,近年ごく当たり
前のようになされている。名詞や口頭で個人情報を伝達
することが一般的である。
【0003】しかし,メールアドレスや電話番号等の個
人を識別する情報は全国で一意のものでなくてはならな
いことから,例えばメールアドレスのような個人識別情
報は,利用者の増加傾向に対応するため長く複雑になっ
てきている。このため,メールアドレスを口頭で相手に
伝えようとしても,その場で短時間に記憶して伝達でき
る程度を超えるほど長いものや複雑なものである場合が
ある。
【0004】また,携帯電話のように携帯情報端末の中
には,1つの数字キーに複数の文字を割り当てているも
のがあるため,相手のメールアドレスや氏名を入力する
際の漢字や英文字の入力処理が煩雑なものがある。この
場合,入力ミスを生じやすく,また,入力処理の労力が
大きい。
【0005】名刺交換をした場合でも,最終的には携帯
情報端末に個人情報の入力をしなければならず,処理が
煩雑であったり,処理労力が大きい点は変わらない。
【0006】そのため,携帯情報端末の機器同士を直接
向かい合わせて赤外線接続により個人情報を交換し,ま
たは近距離無線通信を利用して相互に個人情報を交換す
る電子名刺交換システムがある。
【0007】また,インターネット等の通信網に接続可
能な携帯情報端末により,利用者が予め割り当てられた
識別情報を介して,個人情報を交換するサービスも提供
されている。
【0008】また,「名刺管理システム及び該管理シス
テムに適合する名刺(特開平06−223086号)」
のように,名刺用データを,データベースセンタにおい
て保管し,自己識別符号により公開するデータをクラス
分けして出力するシステムがある。
【0009】さらに,「移動体対応交換システム(特開
2000−224638)」のように,任意の可変識別
番号による情報通信方法がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし,携帯情報端末
の機器同士を直接向かい合わせて赤外線接続により行う
名刺交換については,機器自体の普及率が低く,また機
種ごとにプロトコルの互換性がないものが多いため,情
報交換できないことが多い。
【0011】また,近距離無線通信を利用して行う名刺
交換システムについても,端末に近距離無線通信の機能
が備えられている必要があるうえ,近距離無線通信が1
00メートルの範囲まで通信が可能であることから,混
信を避け相手を特定するための識別IDや認証情報を設
定しなければならない。また,この識別ID等は,第三
者が付与するものでなく利用者が任意に設定可能である
ため,いわゆる「なりすまし」による不正な情報取得を
完全には防ぐことができない。さらに,通信端末同士が
直接情報交換を行うため,例えばインターネット等の通
信網と親和性が低い。
【0012】また,インターネット等の通信網に接続可
能な携帯情報端末上で,利用者の識別情報(例えばユー
ザID)を介して,個人情報を交換するサービスについ
ても,利用者の識別情報は利用申込み順に割り当てられ
ることから,利用者が増加するにつれてユーザIDは長
くなる。そのため,長いユーザIDの入力の負担が大き
いという問題を解消することはできない。
【0013】また,「名刺管理システム及び該管理シス
テムに適合する名刺(特開平06−223086号)」
でも,利用者の識別番号は固定的な固有番号であり,入
力負担の問題は解消できないうえ,あらかじめ自己の名
刺用データをデータベースセンタに登録しておく必要が
あり,データの保守管理の負担が生じる。
【0014】また,「移動体対応交換システム(特開2
000−224638)」では,ユーザが任意に識別番
号を決定することができるが,識別番号は一意でなけれ
ばならず,いったん決定した識別情報は登録され変更す
ることができず,利用者増加による識別情報の冗長化を
解消することができない。
【0015】本発明の目的は,端末同士で情報を交換・
配信する場合に,端末を識別する情報として,時間的に
空間的に再利用が可能な短い桁数の数字(コード)を用
いることにより,簡便に情報交換の相手を特定して情報
を交換または配信する装置またはその装置をコンピュー
タで実現するためのプログラムを記録した記録媒体を提
供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し目的
を達成するため,本発明にかかるシステムは,情報を配
信または交換する端末からの要求により,所定の期間内
または所定の地域内において一意であるコードを生成
し,その端末に当該コードを払い出す手段と,前記端末
の固有情報と払い出したコードとの対の情報を記憶する
手段と,他の端末からの前記コードを指定した情報の要
求に対して,そのコードに対応する前記端末の固有情報
を送信する手段とを備える。また,前記コードを払い出
す手段は,一定の期間を経過すると無効となるコードを
生成することにより,一定の期間経過後に同一コードの
再使用を可能としたことを特徴とする。また,前記コー
ドを払い出す手段は,前記コードを払い出す端末の位置
情報をもとに有効範囲が地域的に限定されるコードを生
成することにより,地域的に離れた位置にある端末に対
して同一コードの払い出しを可能にしたことを特徴とす
る。
【0017】本発明は,以下のように作用する。端末A
と端末Bとで情報を交換する場合に,端末Aは,交換す
る情報(情報a)を設定して情報交換管理装置へmCO
DE払出を要求する。情報交換管理装置は,mCODE
払出要求を受信すると,その時点で付与しているmCO
DEの数に応じて,生成するmCODEの桁数を調整
し,なるべく桁数の短い一意のmCODEを生成し,m
CODEを端末Aの設定した情報aと対応付けて保持
し,端末AにmCODEを送信し表示させる。その後,
情報交換管理装置は,交換相手である端末Bから端末A
のmCODEが入力されたこと,かつ,端末Aから端末
BのmCODEが入力されたことを確認して,端末Bに
端末Aが設定した情報aを送信する。同様に,端末Bに
対しても一意のmCODEを払い出し,相互にmCOD
Eが入力されたことを確認した後,端末Aに情報bを送
信する。
【0018】また,端末Aから1または複数の端末へ情
報を配信する場合に,端末Aは,配信する情報(情報
a)を設定して情報交換管理装置へmCODE払出を要
求する。情報交換管理装置は,mCODE払出要求を受
信すると,その時点で付与しているmCODEの数に応
じて,生成するmCODEの桁数を調整し,なるべく桁
数の短い一意のmCODE(1〜4桁程度の数字)を生
成し,mCODEを端末Aの設定した情報aと対応付け
て保持し,端末AにmCODEを送信し表示させる。情
報交換管理装置は,配信先である端末から端末AのmC
ODEが入力されたことを確認して,その配信先端末に
対し端末Aが設定した情報aを送信する。
【0019】これにより,交換・配信したい情報が容易
に入力できないような情報であっても,1〜4桁程度の
数字(mCODE)を入力するだけで,簡単に端末間同
士の情報交換または複数端末への情報配信を行うことが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に,本発明の実施の形態を図
を用いて説明する。
【0021】〔本発明にかかるシステムの構成例〕図1
に,本発明を実現するシステムの構成例を示す。本発明
にかかる情報交換管理装置10は,移動体通信網30お
よび移動体通信ゲートウェイ40を介して移動体通信の
端末20Aと端末20Bと接続している。端末20は,
例えばhttpプロトコルによる通信機能を備えた移動
体通信端末(携帯電話)であり,情報交換管理装置10
からの情報を表示できる画面表示部および情報交換管理
装置10に対して数値入力が可能な入力部を備える。
【0022】情報交換管理装置10は,加入者情報管理
サーバ50と接続して端末20の電話番号,IPアドレ
ス等の固有番号を取得し,また位置情報サーバ60と接
続して端末20の位置情報を取得し,さらに移動体通信
ゲートウェイ40を介して,個人情報管理サーバ70か
ら端末20の利用者が任意に登録した個人情報を取得す
る。
【0023】情報交換管理装置10と,移動体通信ゲー
トウェイ40または加入者情報管理サーバ50,位置情
報サーバ60との接続は,端末20の必要な情報が取得
できれば,どのような通信方法,例えば,専用線,イン
ターネット,無線通信等を用いてもよい。また,移動体
通信ゲートウェイ40および加入者情報管理サーバ5
0,位置情報サーバ60は,それぞれが複数のサーバと
して別個独立に構成されていてもよく,また,1つのサ
ーバとして構成されていてもよい。
【0024】本形態では,端末20が情報交換の相手を
特定するための情報として,入力操作が容易な桁数可変
(1〜4桁程度)の数字である情報交換相手特定コード
(以下,mCODEという)を用いる。このmCODE
を短い桁数の数字にするため,mCODE自体に一定の
寿命を持たせて,寿命の切れた同じmCODE(数字)
を再利用できるようにする処理方法,および,位置情報
サーバ60が把握している端末20の位置情報を利用し
て所定の地域ブロックごとにmCODEを管理すること
により,同じmCODEを利用できるようにする処理方
法を組み合わせて,mCODEを生成する。
【0025】また,mCODEの入力操作をより簡便な
ものにするため,払い出されている有効なmCODE数
に応じて,mCODEの桁数を増減して生成する。
【0026】移動体通信では,端末20間で通信を行う
場合には重複可能な電波を利用しているため,基地局の
送受信可能範囲の境界線の付近では,端末同士が近距離
であるにもかかわらず,それぞれの端末20が異なる基
地局と送受信することがある。このため,情報交換相手
である端末同士が異なる地域ブロックに位置すると認識
されることがある。図2は,地域ブロックと基地局の電
波到達範囲の関係を示す図であり,点線の小円は各基地
局の電波到達範囲を示し,実線の大円および六角形は地
域ブロックを示す。地域ブロック内に含まれる基地局は
単一のキャリアのものだけではなく,PHSや固定電話
網等種々のキャリアのものが含まれていてもよい。すな
わち,地域ブロックは,通話エリア,基地局ID,緯度
経度,複数のキャリアを,大きな範囲の仮想的な地域ブ
ロックにまとめて,多様な位置情報形態を一本化して管
理可能なものである。
【0027】このように,複数の基地局の電波到達範囲
を大きな地域ブロックにまとめたとしても必ず境界線付
近には電波の重複する場所ができてしまい,端末20が
どちらの地域ブロックに属するかは不確定となる。この
ように,単純に地域ブロックごとに一意なmCODEを
払い出した場合には,この境界線付近では,交換相手に
払い出したmCODEと同一のmCODEが隣接する地
域ブロックの別の端末にも付与され,相手端末を取り違
えてしまう恐れがある。
【0028】そこで,地域ブロックの大きさは,新幹線
等での移動によってもmCODEの寿命時間内でブロッ
ク内を通過できないだけの十分な大きさとし,また,同
じmCODEを持つ端末20が位置する地域ブロックか
らの電波が受信できないだけの十分な大きさとする。さ
らに,地域ブロックおよびその隣接する地域ブロックに
おいて,一意のmCODEを生成できるように,地域ブ
ロックごとに,mCODEの元となるmキーと隣接地域
ブロックの情報(隣接地域)とを設定することにより,
隣接する地域ブロックの電波を受信しても,相手を誤認
しないで情報交換できるmCODEを生成する。
【0029】〔情報交換管理装置の構成例〕情報交換管
理装置(mCODEサーバ)10は,システム制御部1
10,httpサーバ部120,位置情報変換部13
0,位置情報対応データ140,コード払出処理部15
0,地域ブロック情報160,情報交換処理部170,
コード情報データベース180を備える。
【0030】システム制御部110は,情報交換管理装
置10の各手段を制御するとともに,加入者情報管理サ
ーバ50にアクセスして,httpサーバ部120から
受け取った端末20のIPアドレスを電話番号に変換す
る。
【0031】httpサーバ部120は,例えばhtt
pプロトコルのような所定の通信プロトコルにより移動
体通信ゲートウェイ40を介して端末20と通信する。
【0032】位置情報変換部130は,位置情報サーバ
60により端末20の電話番号を位置情報に変換し,位
置情報対応データ140にもとづいて,その位置情報か
ら端末20の位置する地域ブロック情報を特定する。
【0033】図3に本実施の形態における地域ブロック
の配列例を,図4に位置情報対応データの構成例を示
す。
【0034】図3の地域ブロックの配列で,六角形は地
域ブロックを,六角形内部に示す「ア,イ,ウ,…」は
地域ブロックIDを,「1,2,3,…」は地域ブロッ
クに設定されるmキーを示す。
【0035】地域ブロックは,位置情報を予め分割した
ものであり,端末20が基地局と送受信可能な1または
2以上の範囲を含むもので,ここでは,地域内で端末2
0に付与するmCODEの桁数ができるだけ最小となる
ようにオーバーラップ面積および隣接する地域ブロック
数が少ない六角(ヘックス)配列とする。
【0036】mキーは,その地域ブロックおよび隣接地
域ブロックで一意となるmCODEを生成するための0
から最大隣接地域数(この場合は6)の0以上の整数の
値とする。地域ブロックIDおよびmキーは固定的値で
あって,予め設定しておく。
【0037】位置情報変換部130では,システム制御
部110から取得した端末20の電話番号をもとに位置
情報サーバ60から端末20の位置情報を取得し,図4
の位置情報対応データ140により端末20の地域ブロ
ックIDを特定する。例えば,端末20Aの位置情報が
「川崎市中原区」である場合,端末20Aの地域ブロッ
クIDは,図4に示す地域:エであることがわかる。
【0038】コード払出処理部150は,コード生成部
151,コード桁調整部152を備える。
【0039】コード生成部151は,地域ブロックおよ
び隣接地域ブロックで一意であって,一定の寿命を持つ
mCODEを生成する。また,端末20の地域ブロック
情報160を用いて,予め設定した地域内で一意である
mCODEを生成する。
【0040】図5に,地域ブロック情報の構成例を示
す。地域ブロック情報160は,地域ブロックID,m
キー,隣接地域,aCODE数からなる。
【0041】地域ブロックIDは,地域ブロックに固定
の識別情報である。mキーは,mCODEの生成に用い
る,その地域ブロックおよび隣接地域ブロックで一意の
整数である。隣接地域は,その地域ブロックに隣接する
地域ブロックを特定する情報である。aCODE数は,
現在その地域ブロックで払い出されているaCODE数
である。aCODEは,mCODEを生成する元となる
地域ブロックごとに払い出される0以上の整数である。
払い出されたaCODE数により,mCODEの桁数が
調整される。
【0042】以下のmCODE生成処理が各地域ブロッ
クごとに行われる。 1)元になるコードとしてaCODEを生成する。aC
ODEは,0以上の整数である。aCODEは,シリア
ルにインクリメントしてもよいが,セキュリティを考慮
して乱数によって指定されるようにしてもよい。aCO
DEに寿命を設定する。寿命の設定は,払出時刻から所
定の寿命時間とする。払出時刻+寿命を経過した時刻で
あれば,aCODEを廃棄し再利用することができる。 2)aCODEに地域ブロック配列の最大隣接地域数+
1の値(この場合は7であり,最大隣接地域数に合わせ
て固定とする)を乗算する。 3)2)の計算結果にmキーを加算したものをその地域
ブロックのmCODEとする。
【0043】図6に,各地域ブロックで生成されるmC
ODEの例を示す。例えばaCODE「0,1,2,
3,4,5,6,7,8,9,10」が生成されたとす
る。図5に示す地域ブロック情報にもとづいて,地域:
アでは,mキー:0であるから,生成されるmCODE
は「0,7,14,21,28,35,42,49,5
6,63」となる。また,地域:イでは,mキー:1で
あるから,生成されるmCODEは「1,8,15,2
2,29,36,43,50,57,64,71」とな
る。このように,aCODEおよびmキーを用いること
により,地域ブロックごとに,その地域ブロックおよび
隣接地域ブロックを含めて一意のmCODEを生成する
ことができる。
【0044】図7に,地域ブロックと端末に払い出され
たmCODEの例を示す。図7中,四角形はmCODE
が払い出された端末を示し,「A:17」は,地域:エ
にいる端末20AにmCODE:17が,「B:19」
は,地域:スにいる端末20BにmCODE:19が払
い出されていることを示す。端末Aと端末Bとが情報交
換をする場合に,地域:エの隣接地域である「ウ,セ,
ス,ヌ,オ,ア」においてmCODEは一意であるか
ら,同じものが払い出されることはなく,端末20Aと
端末20Bは相互に相手を特定することができる。
【0045】ここで,地域:サ,地域:ノについてもm
キー:3であるため,これらの地域に端末Aと同様のm
CODE:17が払い出されている端末C,端末Dが同
時に存在しうる。しかし,地域:エと,地域:サまたは
ノは,相互に電波が受信できない程度に十分な距離があ
るので,端末Aが,端末C,Dを端末Bと取り違えるこ
とはない。図7に示す地域:エと地域:サとを矢印で結
ぶ線,および地域:エと地域:ノとを矢印手で結ぶ線
は,それぞれの地域ブロック間の最短距離を意味するも
ので,相互に電波が受信できない程度の距離を表してい
る。
【0046】コード桁調整部152は,端末20に払い
出されたmCODEの数に応じて,mCODEの桁数を
増減する。例えば,コード桁調整部152は,地域ブロ
ック情報160のaCODE数が10のn+1乗を超え
た場合は,コード情報データベース180のテーブル
を,未使用のレコードを含めて10倍まで使用可能に拡
大する。また,10のn乗を下回った場合は,コード情
報データベース180のテーブルを10分の1に縮小す
る。これにより,aCODEの桁数,ひいてはmCOD
Eの桁数を,同時使用者数によって動的に増減して,で
きる限り入力操作が簡便となるようなmCODEを生成
することができる。
【0047】情報交換管理部170は,コード払出処理
部150で払い出したmCODE,をもとに,コード情
報データベース180にレコードを登録し,情報交換す
る相手端末20のmCODE,交換対象の情報などを管
理する。コード情報データベース180は,地域ブロッ
クごとに作成されるが,1つのデータベースとして構成
するようにしてもよい。
【0048】図8に,コード情報データベースの構成例
を示す。コード情報データベース180は,aCOD
E,mCODE,電話番号,払出時刻,寿命,状態,自
己情報リンク,相手地域,相手mCODE,相手情報リ
ンク,送信相手MSN(電話番号)のフィールドを持
つ。
【0049】aCODEは,払い出されたmCODEの
元となったaCODEを示す。電話番号はmCODE払
出請求元の端末20の電話番号である。払出時刻はmC
ODEを払い出した時刻を通算秒で示したものである。
寿命は,mCODEの有効期間を秒で示したものであ
る。状態はこのレコードの処理ステータスを示し,未使
用,相手mCODE入力待ち,単方向等の状態が設定さ
れる。
【0050】自己情報リンクは,このmCODE払出要
求元の端末20が相手に送信する情報またはその情報へ
のリンク情報が設定される。設定される情報としては,
電話番号,Eメールアドレス,自己の個人情報の取得先
であるURL等であり,任意の情報である。
【0051】相手mCODEは,相手端末に払い出され
たmCODEであり,相手端末が本レコードのmCOD
Eを入力した場合に設定する。
【0052】相手地域は,相手端末の地域ブロックID
であり,相手のmCODEが隣接地域ブロック内に発見
できたときに設定する。
【0053】相手情報リンクは,相手の情報またはその
情報へのリンクであり,認証が成立した場合に設定す
る。相手が任意に設定した情報である。
【0054】情報交換管理部170は,端末20Aのm
CODEが生成されると,その地域ブロックのコード情
報データベース180のテーブルにそのmCODEに関
するレコードを追加し,所定の情報(電話番号,払出時
刻,寿命,状態,自己情報リンク等)を登録する。その
後,情報交換の相手端末20Bに本レコードのmCOD
Eが設定されると,相手端末20BのmCODE,相手
情報リンクを設定し,これらの情報を端末20Aに返却
する。
【0055】図8に示すコード情報データベース180
で端末20AがmCODE:3である場合,端末20A
からmCODEの払出要求があると,mCODE=3が
生成され,コード情報データベース180には,当該m
CODEに関するレコードが生成され,mCODEの元
であるaCODE=0,加入者情報管理サーバ50から
得た払出要求元の端末20Aの電話番号=09012345678
,払出時刻=300000,寿命=600 ,端末20Aで設定
された自己情報リンク=http://aa/が登録される。その
後,情報交換相手の端末20BからmCODE:3が入
力され,認証が進むにつれ,本レコードに,交換相手の
情報である相手地域=エ,相手mCODE=10,相手
情報リンク=http://bb/が登録される。
【0056】端末20Aに端末20BのmCODE:1
0が入力されると,端末20Bのレコードの相手地域,
相手mCODEを使用して認証を行い,自己情報リンク
に設定された「http://bb/」を端末20Aに送信する。
また同様に,端末20AのmCODE=3,自己情報リ
ンクhttp://aa/が,端末20Bのレコードに登録され
て,端末20Bに対して送信される。
【0057】このように,端末20Aおよび端末20B
に対し,その端末のレコードに設定された相手方のリン
ク情報を返信することにより,端末20間の情報交換が
行われる。
【0058】ところで,移動体通信では,端末Aと通話
中の端末Bが,ある基地局の通話エリアから別の基地局
の通話エリアへと移動する「渡り」という現象(「ハン
ドオーバ」と呼ばれる)が,ごく一般的に発生する。同
一の地域ブロック内でのハンドオーバの場合は,端末2
0の地域ブロックIDは変わらず問題はないが,図9に
示すように,他の地域ブロックへまたがるハンドオーバ
の場合には位置情報の検索を行う必要がある。このよう
な別の地域ブロックへのハンドオーバが発生した場合
は,以下のように対処する。
【0059】まず,mCODEを相互に交換して情報交
換をする場合では,端末20からmCODEが入力され
たとき,または確認が要求されたときに,mCODEサ
ーバ10は,その要求元端末20の電話番号を加入者情
報管理サーバ50から取得し,地域ブロック情報160
にもとづいて,現在端末20が存在する地域ブロックと
その隣接地域ブロックのコード情報データベース180
を電話番号で検索し,発見したレコードを使用して情報
交換を行う。
【0060】mCODEを一方にのみ払い出して情報配
信する場合には,情報を取得する側の端末はmCODE
が払い出されず,コード情報データベース180上にレ
コードも作成されない。このため,情報発信側の端末2
0Aの隣接地域ブロックからさらに離れた地域ブロック
に渡ってしまった場合(図9に示す場合)には,端末2
0Bが地域:クに渡ってしまうと,地域:エの端末20
A:17から受け取るはずだった情報を地域:サの端末
C:17から受け取ってしまう可能性がある。このよう
な状況は,地域ブロックのサイズを電波が渡りきれない
ほどの大きさを持つように設定することにより対処す
る。
【0061】以下に,本実施の形態での情報交換・配信
の処理を詳細に説明する。
【0062】〔処理の例(1):最初に端末双方にmC
ODEを払い出す場合〕図10に最初に端末双方にmC
ODEを払い出す場合の正常シーケンス例を示し,図1
1にその場合の端末の表示画面の例を示す。なお以下の
説明では,端末Aや端末BにおけるAまたはBは,それ
ぞれの端末を特定する電話番号を示すとする。
【0063】処理(1):端末Aは,mCODEサーバ
10に自己情報「http://ab/」を送信すると共にmCO
DE要求を行う。端末Aでは,図11(A)に示すmC
ODE払出要求画面が表示され,送りたい情報の欄に自
己情報が入力され,「払出」が選択(または押下)され
てmCODE要求が送信される。
【0064】mCODEサーバ10は,位置情報サーバ
60から端末Aの位置を取得し,該当する地域ブロック
IDに変換し,地域:エであることを取得し,その地域
のコード情報データベース180上でランダムにaCO
DE:2を生成し,その状態が未使用または払出時刻+
寿命が現在時刻より古ければ,それに最大隣接地域数+
1である7を乗算しmキー:3を加算してmCODE:
17を生成し,コード情報データベース180上に端末
Aのレコードを追加し,自己情報リンクや加入者情報管
理サーバ50から得た電話番号,払出時刻などを設定す
る。また,生成したmCODE:17を端末Aに払い出
す。
【0065】処理(2):端末Bでは,同様にして,m
CODEサーバ10に自己情報「http://cd/」を送信す
ると共にmCODEを問い合わせて,mCODE:19
が払い出される。図11(B)に端末Bで表示されるm
CODE払出要求画面を示す。
【0066】端末Aおよび端末Bでは,図11(C)お
よび(D)に示すmCODE払出結果表示および相手m
CODE入力画面上に表示される自己のmCODEを見
て口頭等により相互にmCODEを伝え合う。
【0067】処理(3):端末Bで,図11(D)に示
す入力画面から端末AのmCODE:17を入力する
と,それを受信したmCODEサーバ10は位置情報サ
ーバ60から取得した位置情報から端末Bの現在の地域
ブロックが地域:スであることを得て,加入者情報管理
サーバ50から得た電話番号でその地域と地域ブロック
情報160の地域スのレコードから取得した隣接地域の
コード情報データベース180を検索し,端末Bのレコ
ードを同じ地域から発見し,さらにその地域と隣接地域
を検索することによりmCODE:17が地域:エにあ
る端末Aであることを発見する。
【0068】処理(4):発見した情報交換相手である
端末Aの地域:エとmCODE:17を,地域:スのコ
ード情報データベース180上の端末Bのレコードに設
定する。mCODEサーバ10は,図11(E)に示す
待機中(mCODE交換中)画面を表示して,端末Bに
待機するように応答する。
【0069】処理(5):端末Aで,図11(C)に示
す入力画面からmCODE:19を入力すると,それを
受信したmCODEサーバ10は位置情報サーバ60か
ら取得した位置から端末Aの現在の地域ブロックが地
域:エであることを得て,加入者情報管理サーバ50か
ら得た電話番号でその地域と地域ブロック情報160の
地域エのレコードから取得した隣接地域のコード情報デ
ータベース180を検索し,端末Aのレコードを同じ地
域から発見し,さらにその地域と隣接地域を検索するこ
とによりmCODE:19が地域:スにある端末Bであ
ることを発見する。
【0070】処理(6)このとき,端末Bのレコードの
相手地域には端末Aの地域である地域:エ,相手mCO
DEには端末AのmCODEである17が設定されてい
ることを確認したため,相互認証できたとして端末Bの
レコードの相手情報リンクに端末20Aレコードの自己
情報リンク「http://ab/」を設定し,端末Bのレコード
の自己情報リンク「http://cd/」を取得し,端末20A
にその情報を送信する。端末Aでは,図11(F)に示
す相手情報表示画面に端末Bの自己情報「http://cd/」
が表示される。
【0071】処理(7):端末AのmCODEは不要と
なるためコード情報データベース180上からレコード
を削除する。
【0072】処理(8):端末Bでは,図11(E)に
示す待機中画面の確認ボタンを押して,端末Aから端末
BのmCODEが入力されたことを確認し,mCODE
サーバ10に問い合わせを行う。
【0073】mCODEサーバ10は,位置情報サーバ
60から端末Bの現在位置の地域ブロックが地域:スで
あることを取得し,その地域ブロックのコード情報デー
タベース180のレコード内に相手情報リンクに内容
(http://ab/)が入っているため,それを端末Bに送信
し,端末Bのレコードも削除し,情報交換は完了する。
端末Bでは,図11(G)に示す相手情報表示画面上
に,端末Aの自己情報「http://ab/」を表示する。
【0074】上記の例で,もし端末Aと同じmCODE
をもつ地域:サの端末C:17や地域:ノの端末D:1
7がmCODE:19を入力してしまった場合は,地
域:サおよび地域:ノも地域:スの隣接地域ではないた
め,検索にヒットせずエラーとなる。また,処理(6)
の時点で端末Bが隣の地域:クに移動してしまったとし
ても,地域:スのコード情報データベース180のレコ
ードを電話番号から見つけ出し,そこからの隣接地域を
検索するため,地域:エを検索できなかったり,地域:
サの端末Cを端末Aと誤認することはない。
【0075】〔処理の例(2):mCODEの払い出し
と入力が相互の場合〕図12に,mCODEの払い出し
と入力が相互の場合の正常シーケンス例を示し,図13
に,その場合の端末の表示画面の例を示す。
【0076】処理(1):端末AはmCODEサーバ1
0に自己情報を送信すると共にmCODE要求を行う。
図13(A)に,端末Aに表示されるmCODE払出要
求画面を示す。
【0077】mCODEサーバ10は位置情報サーバ6
0から端末Aの位置を取得し,該当する地域ブロックI
Dに変換し,地域:エであることを取得し,その地域の
コード情報データベース180上でランダムにaCOD
E:2を生成し,その状態が未使用または払出時刻+寿
命が現在時刻より古ければ,それに最大隣接地域数+1
である7を乗算しmキー:3を加算してmCODE:1
7を生成し,コード情報データベース180上に端末A
のレコードを追加し,自己情報や加入者情報管理サーバ
50から得た電話番号,払出時刻などを設定する。ま
た,生成したmCODE:17を端末Aに払い出す。図
13(B)に示すmCODE払出結果表示および相手m
CODE入力画面上に,mCODE:17が表示され
る。
【0078】処理(2):端末Bで,図13(C)に示
すmCODE払出結果表示および相手mCODE入力画
面(配信モード)からmCODE:17を入力すると,
それを受信したmCODEサーバ10は位置情報サーバ
60から取得した位置情報から端末Bの現在の地域ブロ
ックが地域:スであることを求め,加入者情報管理サー
バ50から得た電話番号でその地域と地域ブロック情報
160の地域スのレコードから取得した隣接地域のコー
ド情報データベース180を検索するが端末Bのレコー
ドを発見できないためまだ存在しないと判定する。さら
に,現在の端末Bの地域ブロックとその隣接地域を検索
することによりmCODE:17が地域:エにある端末
Aであることを発見する。
【0079】処理(3):端末Bのレコードは発見でき
ていなかったため,まだ存在しないと判定し,端末Aと
同様な方法により端末BのmCODE:19を生成し,
地域:スのコード情報データベース180上に端末Bの
レコードを作成し,そこに端末Aの地域ブロック:エと
mCODE:17を設定する。また,端末BのmCOD
E:19を端末Bに送信する。端末Bでは,図13
(D)に示すmCODE払出結果表示および確認画面上
にmCODE:19を表示する。
【0080】処理(4):端末Aで,図13(B)に示
す画面からmCODE:19を入力すると,それを受信
したmCODEサーバ10は位置情報サーバ60から取
得した位置から端末20Aの現在の地域ブロックが地
域:エであることを求め,加入者情報管理サーバ50か
ら得た電話番号でその地域と地域ブロック情報160の
地域エのレコードから取得した隣接地域のコード情報デ
ータベース180を検索し,端末Aのレコードを同じ地
域から発見し,その地域と隣接地域を検索することによ
りmCODE:19が地域:スにある端末Bであること
を発見する。
【0081】処理(5):このとき,端末Bのレコード
の相手地域には端末Aの地域である地域:エ,相手mC
ODEには端末AのmCODE:17が設定されている
ことを確認したため,相互認証できたとして端末Bレコ
ードの相手情報リンクに端末Aレコードの自己情報リン
ク「http://ab/」を設定し,端末Bのレコードの自己情
報リンク「http://cd/」を取得し,端末Aにその情報を
送信する。端末Aでは,図13(E)に示す相手情報表
示画面上に,相手情報「http://cd/」を表示する。
【0082】処理(6):端末AのmCODEは不要と
なるためコード情報データベース180上からレコード
を削除する。
【0083】処理(7):端末Bが,図13(D)に示
す画面からmCODEサーバ10に確認の問い合わせを
おこなうと,位置情報サーバ60から端末Bの現在位置
の地域ブロックが地域:スであることを取得し,その地
域ブロックのコード情報データベース180のBレコー
ドの相手情報リンクに内容(http://ab/)が入っている
ため,それをBに送信,Bレコードも削除し,情報交換
は完了する。端末Bでは,図13(F)に示す相手情報
表示画面上に,相手情報「http://ab/」を表示する。
【0084】〔処理の例(3):1台の端末から複数の
端末への単方向に情報を配信する場合〕会議のような際
にひとりが複数の人に情報を送信したい場合は,オプシ
ョンを付与することにより,相互に認証することによる
情報交換ではなく,図14に示すように,1の端末Aか
ら複数の端末B,端末Cへの一方的なmCODEの受け
渡しにより情報を配信することができる。
【0085】ただし,この際にmCODEを盗聴された
り数値総当たりなどによるハッキング行為をされやす
い。これに対する抑止力として,このmCODEを誰が
受信したかを配信元で知りうるように,配信先の端末を
特定する情報,例えば電話番号やメールアドレス,IP
アドレス等の固有IDを発信元の端末Aで参照すること
ができるようにする。その際,一覧される固有IDには
その所有者が任意に付与したニックネームが割り当てら
れていた場合は,視認性を高めるために,ニックネーム
も同時に表示する。本発明での情報交換の処理の特徴の
一つに固有IDを見せないというものがあるが,この場
合にはあえて固有IDを併用することにより簡便さを優
先している。
【0086】図15に1台の端末から複数の端末への単
方向に情報を配信する場合の正常シーケンス例を示し,
図16にその場合の端末の表示画面例を示す。
【0087】処理(1):端末AはmCODEサーバ1
0に自己情報を送信すると共に単方向モードでのmCO
DE要求をおこなう。図16(A)に,端末Aに表示さ
れるmCODE払出要求画面を示す。
【0088】mCODEサーバ10は位置情報サーバ6
0から端末Aの位置を取得し,該当する地域ブロックI
Dに変換し,地域:エであることを取得し,その地域の
コード情報データベース180上でランダムにaCOD
E:2を生成し,その状態が未使用または払出時刻+寿
命が現在時刻より古ければ,それに最大隣接地域数7を
乗算しmキー:3を加算してmCODE:17を生成
し,コード情報データベース180上に端末Aのレコー
ドを追加し,自己情報や加入者情報管理サーバ50から
得た電話番号,払出時刻などを設定する。生成したmC
ODE:17を端末Aに払い出す。
【0089】端末Aでは,図16(B)に示すmCOD
E払出結果表示および相手mCODE入力画面上に表示
される自己のmCODEを見て口頭等により,端末Bお
よび端末CにmCODEを伝える。
【0090】処理(2):端末Bで,図16(C)に示
す画面からmCODE:17を入力すると,それを受信
したmCODEサーバ10は位置情報サーバ60から取
得した位置情報からBの現在の地域ブロックが地域:ス
であることを求め,加入者情報管理サーバ50から得た
電話番号でその地域と地域スのレコードから取得した隣
接地域のコード情報データベース180を検索するが端
末Bのレコードを発見できないためまだ存在しないと判
定する。さらに,現在の端末Bの地域ブロックとその隣
接地域を検索することによりmCODE:17が地域:
エにある端末Aであることを発見する。
【0091】処理(3):端末Aのレコード内の状態に
「単方向」とあるため,端末BのmCODEやレコード
は作成せず,端末Aの自己情報リンクを端末Bに送信す
る。また,その際に端末Bの電話番号を端末Aのレコー
ドの送信相手MSNに追加して控えておく。端末Bで
は,図16(D)に示す相手情報表示画面に端末Aの自
己情報「http://ab/」が表示される。
【0092】処理(4):端末Cで,図16(E)に示
す画面からmCODE:17を入力すると,端末Bの場
合と同様に現在位置である地域:ウ:mCODEを生成
せずに端末Aを検索し,その自己情報リンクを端末Cに
送信し,端末Aレコードの送信相手MSNに追加する。
端末Cでは,図16(F)に示す相手情報表示画面に端
末Aの自己情報「http://ab/」が表示される。
【0093】処理(5):端末Aが,図16(B)に示
す画面からmCODEサーバ10に情報送信先確認の問
い合わせをおこなうと,位置情報サーバ60から取得し
た位置情報から端末Aの現在の地域ブロックが地域:エ
であることを求め,加入者情報管理サーバ50から得た
電話番号でその地域ブロック内に端末Aのレコードを発
見し,その状態が単方向であった場合は,レコード内の
相手MSN(電話番号)の配列内容を端末Aに返却す
る。端末Aでは,図16(G)に示す配信相手確認画面
上に,配信した端末B,端末Cの固有情報である電話番
号が表示される。
【0094】〔処理の例(4):mCODEは入力せ
ず,すでに払い出されたmCODEの一覧から設定して
認証を行い情報交換する場合〕mCODEの数値を直接
入力するのではなく,mCODEをその寿命の間だけそ
の地域ブロックと隣接地域ブロック内で公開し,互いに
mCODEの一覧から選択するのみで相互に認証して情
報交換を行う。また,わかりやすいように一覧するmC
ODEの前にはユーザが任意に登録するニックネームを
つけてもよい。この方法は精密な位置情報が得られ,地
域ブロック内で表示される一覧が少ない場合には操作数
の軽減に効果的である。
【0095】図17に,事前に登録済の本名を交換する
場合の処理における表示画面の例を示す。
【0096】端末20Aで,あらかじめ,図17(A)
に示す画面でニックネームを登録し,図17(B)に示
す画面で本名を設定して,mCODEサーバ10に送信
する。mCODEサーバ10から登録したニックネーム
と本名を記録した先のURLが返され,図17(C)に
示す画面が表示され,端末20内のブックマークにUR
Lが記憶される。
【0097】情報交換をする際に,相手のmCODEを
入力する代りに,図17(D)に示す画面上の相手ニッ
クネーム(およびmCODE)の一覧から選択する。図
17(E)に示すように,画面上で「naka111 」を選択
する。
【0098】mCODEサーバ10は,交換相手の端末
20Bがニックネーム「hiroz342」を選択し,コード情
報データベース180の端末20Bのレコードに「hiro
z342」が設定されたことを確認すると,端末20Aにニ
ックネーム「naka111 」を送信する。
【0099】端末20Aでは,相手端末20Bがニック
ネーム「hiroz342」を入力するまでは,図17(F)に
示す画面を表示する。「hiroz342」が入力されて認証が
完了したら,「naka111 」と共に生成されたURLへア
クセスして,登録した本名「井伊下弦」を取得し,図1
7(G)に示す画面上に取得した本名を表示する。
【0100】図18ないし図20に,本発明にかかるシ
ステムの処理フローを示す。図18は,mCODE払出
要求受信時のmCODEサーバの処理フローを示す図で
ある。
【0101】mCODEサーバ10は,mCODE払出
要求を受信すると,端末20の位置情報を位置情報サー
バ60から取得し(ステップS1),取得した位置情報
を地域ブロックに変換し(ステップS2),その地域ブ
ロックに相当するコード情報データベース180を開く
(ステップS3)。その地域ブロックの使用済みaCO
DE数を調べ(ステップS4),aCODE数が<10
のn乗であれば,aCODEの使用可能範囲を10分の
1に縮小し(ステップS5),aCODE数が≧10の
n+1乗であれば,aCODEの使用可能範囲を10倍
に拡大し(ステップS6),いずれでもなければ縮小も
拡大も行わない(default)。次に,0〜使用可
能範囲内で乱数によりaCODEを生成する(ステップ
S7)。そのaCODEが,払出時刻+寿命以内のもの
が既に存在しているかどうかを調べ(ステップS8),
既に存在している場合には,aCODEを1つづつにつ
いて(ステップS9),そのaCODEが払出時刻+寿
命以内のものであるかどうかを調べる(ステップS1
0)。そのaCODEが,払出時刻+寿命以内のものが
既に存在していない場合,または,そのaCODEが払
出時刻+寿命以内のものでない(寿命が切れている)場
合には,aCODE×(最大隣接地域数+1)+地域ブ
ロックのmキーをmCODEとし(ステップS11),
コード情報データベース180に,生成したmCODE
および払出時刻を設定したレコードを作成し,または,
上書きする(ステップS12)。
【0102】図19は,mCODE入力受信時のmCO
DEサーバの処理フローを示す図である。
【0103】mCODEサーバ10は,mCODE入力
を受信すると,入力元の端末20の位置情報を位置情報
サーバ60から取得し(ステップS20),位置情報を
地域ブロックに変換し(ステップS21),入力元端末
の電話番号を加入者情報管理サーバ50から取得する
(ステップS22)。
【0104】現在の地域ブロックまたはその隣接地域内
のコード情報データベース180に入力元の電話番号を
持つレコードが存在するかどうかを調べ(ステップS2
3),入力元の電話番号を持つレコードが存在する場合
には,そのレコードの地域か隣接地域に入力されたmC
ODEが存在するかどうかを調べる(ステップS2
4)。
【0105】入力されたmCODEが存在すれば,入力
元レコードの相手mCODEと相手地域が空でなければ
(ステップS25),入力されたmCODEのレコード
の相手情報リンクに,入力元レコードの自己情報リンク
の内容を設定し(ステップS26),入力されたmCO
DEのレコードの自己情報リンクの内容を入力元端末2
0に送信して(ステップS27),入力元レコードを削
除する(ステップS28)。ステップS25の処理で,
相手mCODEと相手地域が空であれば,発見した相手
mCODEと地域ブロックIDを入力元レコードに設定
する(ステップS(29)。
【0106】なお,ステップS24の処理で,入力され
たmCODEが存在しなければ,エラー(エラー画面表
示等)を返却する(ステップS30)。
【0107】一方,ステップS23の処理で,現在の地
域または隣接地域のコード情報データベース180に,
入力元の電話番号を持つレコードが存在しない場合に
は,入力元の現在の地域か隣接地域に入力されたmCO
DEが存在するかどうかを調べ(ステップS31),入
力されたmCODEが存在する場合に,そのmCODE
のレコードの状態が単方向であれば(ステップS3
2),入力されたmCODEレコードの内の自己情報リ
ンクの内容を入力元端末20に送信する(ステップS3
3)。
【0108】ステップS32の処理で,そのmCODE
のレコードの状態が単方向でなければ,入力元端末20
のmCODEを生成し(ステップS34),入力元のm
CODE入力元端末20に送信する(ステップS3
5)。
【0109】ステップS31の処理で,入力元の現在の
地域か隣接地域に入力されたmCODEが存在しなけれ
ば,エラー(相手が見つからない旨のエラー表示画面)
を返却する(ステップS36)。
【0110】図20は,確認問合せ時のmCODEサー
バの処理フローを示す図である。
【0111】mCODEサーバ10は,確認問合せを受
信すると,問合せ端末20の位置情報を位置情報サーバ
60から取得し(ステップS40),位置情報を地域ブ
ロックに変換し(ステップS41),入力元端末の電話
番号を加入者情報管理サーバ50から取得する(ステッ
プS42)。
【0112】現在の地域ブロックかその隣接地域内のコ
ード情報データベース180に問合せ元の電話番号を持
つレコードが存在するかどうかを調べ(ステップS4
3),問合せ元の電話番号を持つレコードが存在する場
合には,そのmCODEのレコードの状態が単方向であ
るかどうか調べる(ステップS44)。そのmCODE
のレコードの状態が単方向でない場合であって,そのレ
コードの相手情報リンクに内容が入っていれば(ステッ
プS45),問合せ元mCODEのレコードの相手情報
リンクの内容を問合せ元端末20に送信して(ステップ
S46),問合せ元レコードを削除する(ステップS4
7)。ステップS45の処理で,そのレコードの相手情
報リンクに内容が入っていない場合であって,そのレコ
ードが寿命切れでなければ(ステップS48),再度確
認画面を送信し(ステップS49),寿命切れであれ
ば,エラー(寿命切れ通知)を返却する(ステップS5
0)。
【0113】ステップS44の処理で,そのmCODE
のレコードの状態が単方向であれば,入力されたmCO
DEレコードの内の自己情報リンクの内容を問合せ端末
に送信する(ステップS51)。
【0114】また,ステップS43の処理で,現在の地
域ブロックかその隣接地域内のコード情報データベース
180に問合せ元の電話番号を持つレコードが存在しな
い場合には,エラー(データ消失通知)を返却する(ス
テップS52)。
【0115】本実施の形態の説明では,URLやメール
アドレス等,ユーザが任意に設定する情報は,個人情報
管理サーバ70に登録するものとしているが,交換した
い情報へのリンクはサーバ側で持つという構成だけでな
く,端末20側で持つことも可能である。たとえば,端
末20が備えるブックマーク機能を利用して,mCOD
Eサーバ10へのURLの行末にCGI用パラメータと
してこれらの情報を保持しておくことや,CGI用パラ
メタを含んだHTMLを保存しておき,使用時に呼び出
すこと等により実現できる。これにより,恒久的な個人
情報をサーバ側にいっさい持たずに情報交換することが
できる。
【0116】また,mCODEだけでは端末の紛失及び
盗難時に他人によって情報交換されてしまう可能性があ
る。そのため,個人情報の交換などの重要な情報交換時
には端末の所有者しか知らない別個のパスワードをmC
ODE要求時または入力時に同時に入力することを要求
し,それが正しいときのみに認証を成立させるようにし
てもよい。
【0117】また,mCODEを互いに入力した瞬間に
情報が伝わるのは便利ではあるが重要な情報の場合は危
険な場合もある。そのため,互いにmCODEを入力し
た後,確認画面により相手のニックネームなど最小限の
情報で確認してから,交換したい情報を表示するように
してもよい。このニックネームは個人情報の一部として
個人情報管理サーバ70上に固定的に記憶されているも
のでもよいが,端末20側が記憶して,mCODE要求
時に送信するようにしてもよい。
【0118】本発明の適用例として,以下のようなもの
がある。
【0119】例1)自動販売機またはレジでの少額決済 自動販売機またはレジにmCODE入出力装置を付与し
ておき,自己の端末のmCODEと自動販売機等のmC
ODEとを交換して認証することにより少額決済に必要
な情報(暗証情報,暗唱番号,引落金額,引落口座等)
を交換して決済処理を行う。
【0120】例2)固定網に接続された1台の装置から
複数の不特定の移動体通信の端末への情報配信 移動端末ではなく固定網に接続されたPCも,そのIP
アドレスなどの固有IDをねつ造できないようにする認
証ソフトをインストールし,それを地域ブロック内に登
録することにより,本発明にかかるシステムの使用が可
能である。この場合,電話番号のかわりにIPアドレス
などのネットワーク上の固有IDを利用する。これら固
定網から移動体通信の端末への情報配信への応用例とし
て, ・ 博物館などの展示説明を移動端末へ配信 ・ 展示会での出展情報URL配信 ・ 映画館での近日公開情報配信 ・ 演劇での台本配信 ・ コンサートでの歌詞配信 等がある。これらの例においては,利便性のために,m
CODEの寿命を通常の数分ではなく数時間から無限と
する特例的なmCODEを生成できるようにする。ま
た,不特定相手の場合はプライバシーを考慮し,通常の
単方向の情報配信と違い,配信された側の電話番号など
の固有IDを取得しないようにして配信する。
【0121】例3)メールアドレスそのものにmCOD
Eを書き込むことによる情報配信 メールアドレスそのものにmCODEを書き込み,近く
の人に他からのメールを転送する際などにmCODEの
交換をおこなうと,宛先に長いアドレスを入力しなくて
もよい。この場合,受信する側もあらかじめmCODE
を取得しておく。なお,この際の払出方法はWebペー
ジでも,ある固定メールアドレスにメールを送ることに
よる自動応答でも,センタに電話を掛けた音声自動応答
でもよい。通常のメールアドレスと区別するため,先頭
に「@」記号など,通常のアドレスではあり得ない記号
を付与したmCODEをメールの宛先として送信する。
【0122】本発明を適用した移動体通信専用メールサ
ーバはmCODEを宛先としてメールを受信した場合
に,mCODEサーバに問い合わせをおこない,送信元
の地域とその隣接地域でそのmCODEが払い出された
移動端末の電話番号を検索し,その電話番号に対応する
メールアドレスにメールを送信する。
【0123】例4)電話番号としてmCODEを使用す
る例 すぐ近くの人に電話を転送する場合などに電話番号とし
てmCODEを使用すると,11桁もある長い電話番号
を入力しなくてもよい。転送を受ける側はあらかじめm
CODEを取得しておく。この際の払出方法はWebペ
ージでも,ある固定メールアドレスにメールを送ること
による自動応答でも,センタに電話を掛けた音声自動応
答でもよい。この場合に,通常の電話番号と区別するた
め,先頭に特別な番号や*や#などを付与したものを相
手先電話番号として用いて電話をかける。
【0124】本発明を適用した移動体通信電話交換機は
mCODEを電話番号として着信した場合,mCODE
サーバに問い合わせをおこない,送信元の地域とその隣
接地域でそのmCODEが払い出された移動端末の電話
番号を検索し,その電話番号に電話をかけるか,発信元
が既に通話中であればそれを転送する。
【0125】本発明を実現する情報交換管理装置10
は,コンピュータが実行可能なプログラムとして実施す
ることが可能である。このプログラムは,コンピュータ
が読み取り可能な可搬媒体メモリ,半導体メモリ,ハー
ドディスク等の適当な記憶媒体に格納して提供すること
ができ,または通信インタフェースを介して送受信する
ことができる。通信インタフェースとして接続される通
信ネットワークとして,例えば,LAN,WAN,イン
ターネット,アナログ電話網,デジタル電話網,無線通
信網などを利用することができる。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
端末で情報交換を行う際に,一定の期間または一定の範
囲でのみ有効な桁数が可変のコード(mCODE)を自
動的に払出し,このコードが相手から入力された場合に
認証が完了したとして,相手側に,予め設定しておいた
情報を返信する。この処理を端末双方が行うことによ
り,容易に相互認証による情報交換を行うことができ
る。
【0127】また,以下の効果を奏する。 ・本発明では,相手を特定するための認証情報の入力
が,1〜4桁程度の短い数字の入力で済むため,相手に
口頭で伝達しやすく,かつ,入力操作が容易となる。 ・本発明では,情報交換のたびにmCODEが自動的に
払い出されるため,あらかじめ固有のIDやパスワード
等の登録が不要である。 ・情報交換のためのmCODEは一定の時間内でのみ有
効なものであり,不正に使用される恐れが少ない。 ・交換する情報を交換時に端末で設定できるため,伝達
したい情報のみを交換できる。 ・交換される情報は,サーバ上でやりとりされるため,
端末に負荷がかからない。 ・本発明は移動体通信網を用いてmCODEの送受信を
行うため,端末に近距離通信用の特殊な装置を付与する
必要がない。 ・携帯情報端末を,直接対面での情報交換に用いるた
め,他人がなりすまして情報交換することが困難とな
り,安全性が向上する。 ・本発明は,複数移動端末間で情報交換相手を特定し任
意の情報を交換または配信する機能を提供する。これに
より,メールアドレスや電話番号の交換,会議資料UR
Lの複数端末への配信,展示会での出店情報URL配信
などを容易におこなうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック構成例を示す図である。
【図2】地域ブロックと基地局の電波到達範囲の関係を
示す図である。
【図3】地域ブロックの配列例を示す図である。
【図4】位置情報対応データの構成例を示す図である。
【図5】地域ブロック情報の構成例を示す図である。
【図6】生成されるmCODEの例を示す図である。
【図7】地域ブロックと端末に払い出されたmCODE
の例を示す図である。
【図8】コード情報データベースの構成例を示す図であ
る。
【図9】地域ブロックをまたがるハンドオーバを説明す
るための図である。
【図10】処理の例(1)のシーケンス例を示す図であ
る。
【図11】処理の例(1)の表示画面の例を示す図であ
る。
【図12】処理の例(2)のシーケンス例を示す図であ
る。
【図13】処理の例(2)の表示画面の例を示す図であ
る。
【図14】単方向の情報配信を説明するための図であ
る。
【図15】処理の例(3)のシーケンス例を示す図であ
る。
【図16】処理の例(3)の表示画面の例を示す図であ
る。
【図17】処理の例(4)の表示画面の例を示す図であ
る。
【図18】mCODE払出要求受信時のmCODEサー
バの処理フロー図である。
【図19】mCODE入力受信時のmCODEサーバの
処理フロー図である。
【図20】確認問合せ受信時のmCODEサーバの処理
フロー図である。
【符号の説明】
10 情報交換管理装置 20 端末 30 移動体通信網 40 移動体通信ゲートウェイ 50 加入者情報管理サーバ 60 位置情報サーバ 70 個人情報管理サーバ 110 システム制御部 120 httpサーバ部 130 位置情報変換部 140 位置情報対応データ 150 コード払出処理部 151 コード生成部 152 コード桁調整部 160 地域ブロック情報 170 情報交換管理部 180 コード情報データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K033 AA03 CB06 CB09 DA05 DA19 DB12 EC02 EC03 5K067 AA34 BB04 DD17 DD29 DD53 EE02 EE10 EE16 FF23 HH22 HH23 JJ64

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続可能な端末同士が相手を特
    定して情報を配信または交換する情報配信・交換システ
    ムであって,情報を配信または交換する端末からの要求
    により,所定の期間内または所定の地域内において一意
    であるコードを生成し,その端末に当該コードを払い出
    す手段と,前記端末の固有情報と払い出したコードとの
    対の情報を記憶する手段と,他の端末からの前記コード
    を指定した情報の要求に対して,そのコードに対応する
    前記端末の固有情報を送信する手段とを備えることを特
    徴とする情報配信・交換システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報配信・交換システ
    ムにおいて,前記コードを払い出す手段は,一定の期間
    を経過すると無効となるコードを生成することにより,
    一定の期間経過後に同一コードの再使用を可能としたこ
    とを特徴とする情報配信・交換システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の情報配
    信・交換システムにおいて,前記コードを払い出す手段
    は,前記コードを払い出す端末の位置情報をもとに有効
    範囲が地域的に限定されるコードを生成することによ
    り,地域的に離れた位置にある端末に対して同一コード
    の払い出しを可能にしたことを特徴とする情報配信・交
    換システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の情報配信・交換システ
    ムにおいて,前記コードを払い出す手段は,前記コード
    を払い出す端末の位置情報をもとに,あらかじめ設定さ
    れた地域ブロックの中で,その端末が存在する地域ブロ
    ックを決定し,その地域ブロックとその地域ブロックに
    近接する地域ブロックの範囲内で一意となるコードを払
    い出すことにより,有効範囲が地域的に限定されるコー
    ドを生成することを特徴とする情報配信・交換システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれかに
    記載の情報配信・交換システムにおいて,前記コードに
    対応する前記端末の固有情報を送信する手段は,そのコ
    ードに対応する前記端末の固有情報を送信する前に,前
    記情報を配信または交換する端末に対して,前記情報を
    要求した他の端末またはその利用者を特定する情報を送
    信し,相手端末の認証を可能としたことを特徴とする情
    報配信・交換システム。
  6. 【請求項6】 通信網に接続可能な端末同士が相手を特
    定して情報を配信または交換するシステムにおける情報
    配信・交換処理方法であって,情報を配信または交換す
    る端末からの要求に対して,寿命を持たせることにより
    桁数を短縮したシステム内で一意のコードを生成し,そ
    の端末に当該コードを払い出し,前記コードを端末間で
    交換することにより情報の配信または交換における相互
    認証を行うことを特徴とする情報配信・交換処理方法。
  7. 【請求項7】 通信網に接続可能な端末同士が相手を特
    定して情報を配信または交換するシステムにおけるサー
    バ用のプログラムを記録した記録媒体であって,情報を
    配信または交換する端末からの要求により,所定の期間
    内または所定の地域内において一意であるコードを生成
    し,その端末に当該コードを払い出す処理と,前記端末
    の固有情報と払い出したコードとの対の情報を記憶する
    処理と,他の端末からの前記コードを指定した情報の要
    求に対して,そのコードに対応する前記端末の固有情報
    を送信する処理とを,コンピュータに実行させるための
    プログラムを記録したことを特徴とする情報配信・交換
    サーバ用プログラムの記録媒体。
  8. 【請求項8】 通信網に接続可能な端末同士が相手を特
    定して情報を配信または交換するシステムにおける端末
    用のプログラムを記録した記録媒体であって,配信また
    は交換する情報とコード払い出し要求とを,情報配信・
    交換用のサーバへ送信する処理と,前記サーバが所定の
    期間内または所定の地域内において一意に生成したコー
    ドを前記サーバから受信し表示する処理と,他の端末に
    対して前記サーバが払い出したコードを入力し,前記サ
    ーバへ送信する処理と,前記コードの送信に対して前記
    サーバが送信した他の端末の情報を受信する処理とを,
    コンピュータに実行させるためのプログラムを記録した
    ことを特徴とする情報配信・交換端末用プログラムの記
    録媒体。
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