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JP2002174155A - ディーゼルエンジン用燃料噴射管 - Google Patents

ディーゼルエンジン用燃料噴射管

Info

Publication number
JP2002174155A
JP2002174155A JP2000370483A JP2000370483A JP2002174155A JP 2002174155 A JP2002174155 A JP 2002174155A JP 2000370483 A JP2000370483 A JP 2000370483A JP 2000370483 A JP2000370483 A JP 2000370483A JP 2002174155 A JP2002174155 A JP 2002174155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel injection
injection pipe
diesel engine
orifice
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000370483A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichiro Usui
正一郎 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Original Assignee
Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd filed Critical Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
Priority to JP2000370483A priority Critical patent/JP2002174155A/ja
Publication of JP2002174155A publication Critical patent/JP2002174155A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Joints With Pressure Members (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料噴射管内の圧力変動を抑えて安定した燃
料の噴射を行うことができ、かつ燃料噴射管接続部のシ
ールの安定性が高いディーゼルエンジン用燃料噴射管の
提供。 【解決手段】 円錐もしくは球面状シート面を有する頭
部と締付けナットを有するディーゼルエンジン用燃料噴
射管において、少なくとも片側の管端部付近の管内に管
路径より小径の内径を有する少なくとも1つのオリフィ
スリングを設けて構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼル内燃機
関のコモンレールシステムや、PーLーD(ポンプ・ラ
イン・デリバリー)噴射システム(以下「PーLーD噴
射システム」と称する)などに接続して用いる高圧燃料
の噴射管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のディーゼルエンジン用燃
料噴射管としては、例えば図16に示すように、厚肉鋼
管11の端部に設けてなる外側周面をシート面13とす
る截頭円錐状の接続頭部12、あるいは図17に示すよ
うに厚肉鋼管21の端部に設けてなる外側周面を球面状
のシート面23とする接続頭部22が、それぞれ外方か
らのパンチ部材による軸芯方向への押圧による挫屈加工
によって成形されるのに関連して、該押圧による挫屈加
工に伴う周壁の外側への拡がりによって、該頭部内側に
環状のポケット15−1(図16)、あるいは環状のノ
ッチ15−2(図17)を生ぜしめて構成され、かかる
状態で使用に供されている現状にある。なお、14は接
続頭部の背後に嵌着されたスリーブワッシャ、16は締
付けナットである。
【0003】このようなディーゼルエンジン用燃料噴射
管を採用した燃料噴射システムにおいて、該燃料噴射管
は配管内の圧力損失を生じさせることなく燃焼室内へ十
分な量を噴射できるようにするためと配管上の利便さを
考慮して短かくなっている。しかし、このような短い噴
射管でも、燃料噴射後弁が閉じる時には該噴射管内には
圧力変動が起きる。この圧力変動は脈動となって配管内
からコモンレール内などにも達し、さらに次の気筒の噴
射管にも影響を与えるために安定した燃料の噴射を行う
ことができないという問題が発生した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる対策としては、
例えば噴射管やコモンレールの内径を大きくして管の容
積を増やすことにより圧力変動を小さくすることは可能
であるが、脈動が速く伝わるという欠点が生じる。そこ
で、脈動を低く抑えかつ伝播を遅くかつ少なくするため
にコモンレールにオリフィスを設ける方法が開発され
た。この方法には、コモンレールに設ける分岐孔の径を
より小さくしてオリフィス機能を付与する方法と、コモ
ンレールの分岐孔の部分にオリフィス付きの金属リング
部材(駒)を介在させる方法が知られており、いずれの
方法も脈動を低く抑えかつ伝播を遅くすることは可能で
ある。しかし、コモンレールにおいて分岐孔の径をより
小さくしてオリフィス機能を付与する方法は、分岐孔部
に高圧の繰返し圧力がかかるために肉厚の最も薄いとこ
ろでも7mm以上あり、さらにコモンレール端面から深
い位置での加工となるためオリフィスの形成が容易でな
いという難点がある。また、オリフィス付きの金属リン
グ部材(駒)を分岐孔部に介在させる方法は、噴射管側
に組込んだ一つの締付け用ナットによる軸力でコモンレ
ールと金属リング部材との間および噴射管と金属リング
部材との間の2箇所をシールするためにシールの安定性
に乏しいという欠点がある。
【0005】本発明の目的は、上記した従来の問題を解
決するためになされたもので、噴射管の管端部にオリフ
ィスリングを設けることにより、脈動を低く抑えかつ伝
播を遅くかつ少なくして安定した燃料の噴射を行うこと
ができるディーゼルエンジン用燃料噴射管を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディーゼル
エンジン用燃料噴射管は、円錐もしくは球面状シート面
を有する頭部と締付けナットを有するディーゼルエンジ
ン用燃料噴射管において、少なくとも一方の管端部付近
の管内に管路径より小径の内径を有する少なくとも1つ
のオリフィスリングを設けて構成したことを特徴とする
ものである。また、前記オリフィスリングは断面形状が
円形もしくは楕円形または矩形であったり、断面形状が
矩形断面でかつ内周面が斜面となっていたり、また複数
個のリングを重ねて構成したり、複数個のリングを重ね
て構成したオリフィスリングの場合は内径が管軸方向に
異なったり、内径が漸次拡大もしくは縮径していたり、
さらに前記オリフィスリングは円周の一部にスリットを
有したりするものである。
【0007】すなわち、本発明は燃料噴射管の接続頭部
の先端開口部もしくは先端開口部より内側にオリフィス
リングを設けることにより、このオリフィスリングがオ
リフィスの役目をしてシール性に悪影響を与えずに、脈
動を低く抑えかつ伝播を遅くかつ少なくして安定した燃
料の噴射を行うことができるように構成したものであ
る。
【0008】なお、本発明におけるオリフィスリングの
固定手段としては、圧入、かしめ、ローリング、焼きば
め、ろう付け、溶接あるいはフランジ部の相手シート面
との間への挟込みなどの手段を用いることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1、図2はオリフィスリングが
1個構成のディーゼルエンジン用燃料噴射管を例示した
もので、図1は本発明の第1実施例を示す縦断面図、図
2は本発明の第2実施例を示す縦断面図、図3〜図6は
オリフィスリングが3個構成のディーゼルエンジン用燃
料噴射管を例示したもので、図3は本発明の第3実施例
を示す縦断面図、図4は本発明の第4実施例を示す縦断
面図、図5は本発明の第5実施例を示す縦断面図、図6
は本発明の第6実施例を示す縦断面図、図7〜図9はオ
リフィスリングが4個構成のディーゼルエンジン用燃料
噴射管を例示したもので、図7は本発明の第7実施例を
示す縦断面図、図8は本発明の第8実施例を示す縦断面
図、図9は本発明の第9実施例を示す縦断面図、図10
は本発明の第10実施例を示す縦断面図、図11〜図1
4はスリット付きオリフィスリングを例示したもので、
図11は断面円形の中実のスリット付きオリフィスリン
グを示す断面図、図12は断面円形の中空のスリット付
きオリフィスリングを示す断面図、図13は断面矩形の
中実のスリット付きオリフィスリングを示す断面図、図
14は断面矩形の中空のスリット付きオリフィスリング
を示す断面図、図15は図1に示すディーゼルエンジン
用燃料噴射管をコモンレールに適用した接続構造例を示
す縦断面図であり、1、11、21、31、41、5
1、61、71、81、91は燃料噴射管、2、12、
22、32、42、52、62、72、82、92は接
続頭部、3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、
3h、3i、3jはオリフィスリング、4は締付け用ナ
ット、5はスリーブワッシャ、6は本管レールである。
【0010】まず、図1に示すディーゼルエンジン用燃
料噴射管1は、厚肉鋼管1−1の端部に設けてなる外側
周面をシート面2−1aとする截頭円錐状の接続頭部2
の開口端部に、厚肉鋼管1−1の管路1−3の直径より
小径の内径を有する断面形状が円形のオリフィスリング
3aを内嵌固着して構成したもので、このオリフィスリ
ング3aの固着手段としては、接続頭部2の開口端部に
環状のリング溝2−2を設け、このリング溝2−2にオ
リフィスリング3aを内嵌した状態で当該リング溝の端
部をかしめる方法を用いることができる。このディーゼ
ルエンジン用燃料噴射管1には締付け用ナット4とスリ
ーブワッシャ5が予め厚肉鋼管1−1に外嵌されてい
る。
【0011】図2に示すディーゼルエンジン用燃料噴射
管11は、厚肉鋼管11−1の端部に設けてなる外側周
面をシート面12−1aとする截頭円錐状の接続頭部1
2の開口端部に、厚肉鋼管11−1の管路11−3の直
径より小径の内径を有する断面形状が円形のオリフィス
リング3aを内嵌固着して構成したものであって、この
噴射管の場合はオリフィスリング3aの固着手段として
圧入方式を採用したもので、接続頭部12の開口端部に
設けた円形のリング嵌合凹部12−3にオリフィスリン
グ3aを圧入して構成したものである。このディーゼル
エンジン用燃料噴射管11にも締付け用ナット4とスリ
ーブワッシャ5が予め厚肉鋼管11−1に外嵌されてい
る。
【0012】つぎに図3に示すディーゼルエンジン用燃
料噴射管21は、厚肉鋼管21−1の端部に設けてなる
外側周面をシート面22−1aとする截頭円錐状の接続
頭部22の開口端部に、厚肉鋼管21−1の管路21−
3の直径より小径の内径を有する断面形状が円形のオリ
フィスリング3aを3個相重ねて内嵌固着して構成した
もので、この3個構成のオリフィスリングの固着手段と
しては、接続頭部22の開口端部に3個組のオリフィス
リング3aが嵌入し得る大きさの環状のリング溝22−
2を設け、このリング溝22−2に3個組のオリフィス
リング3aを内嵌した状態でリング溝の端部をかしめる
方法を用いることができる。このディーゼルエンジン用
燃料噴射管21にも締付け用ナット4とスリーブワッシ
ャ5が予め厚肉鋼管21−1に外嵌されている。
【0013】図4に示すディーゼルエンジン用燃料噴射
管31は、厚肉鋼管31−1の端部に設けてなる外側周
面をシート面32−1aとする截頭円錐状の接続頭部3
2の開口端部に、厚肉鋼管31−1の管路31−3の直
径より小径の内径を有する断面形状が正方形のオリフィ
スリング3bを3個相重ねて内嵌固着して構成したもの
で、この3個構成のオリフィスリング3bの固着手段と
しては、前記図2と同様、接続頭部32の開口端部に3
個組のオリフィスリングが嵌入し得る大きさの円形のリ
ング嵌合凹部32−2を設け、この嵌合凹部に3個組の
オリフィスリング3bを圧入して構成したものである。
このディーゼルエンジン用燃料噴射管31にも締付け用
ナット4とスリーブワッシャ5が予め厚肉鋼管31−1
に外嵌されている。
【0014】図5に示すディーゼルエンジン用燃料噴射
管41は、厚肉鋼管41−1の端部に設けてなる外側周
面をシート面42−1aとする截頭円錐状の接続頭部4
2の開口端部に、厚肉鋼管41−1の管路41−3の直
径より小径の内径を有する断面形状が正方形のオリフィ
スリング3bと、このオリフィスリング3bの両隣に断
面形状がほぼ矩形で内面が斜面となすオリフィスリング
3cを図示のごとく、外側のオリフィスリング3cはラ
ッパ状に開口するように相重ね、内側のオリフィスリン
グ3cは外側のオリフィスリング3cと逆向きに相重ね
た状態で内嵌固着して構成したもので、この3個構成の
オリフィスリング3b、3cの固着手段も前記図4と同
様、接続頭部42の開口端部に前記3個組のオリフィス
リングが嵌入し得る大きさの円形のリング嵌合凹部42
−2を設け、この嵌合凹部に3個組のオリフィスリング
を圧入して構成したものである。このディーゼルエンジ
ン用燃料噴射管41にも締付け用ナット4とスリーブワ
ッシャ5が予め厚肉鋼管41−1に外嵌されている。
【0015】図6に示すディーゼルエンジン用燃料噴射
管51は、厚肉鋼管51−1の端部に設けてなる外側周
面をシート面52−1aとする截頭円錐状の接続頭部5
2の開口端部に、厚肉鋼管51−1の管路51−3の直
径より小径の内径を有する断面形状が正方形の前記オリ
フィスリング3b2個と、このオリフィスリング3bの
内径より大きい内径を有する薄肉の断面形状が長方形の
オリフィスリング3d1個とで構成した3個組のオリフ
ィスリングを内嵌固着して構成したもので、この3個構
成のオリフィスリング3b、3dの固着手段も前記図5
と同様、接続頭部52の開口端部に3個組のオリフィス
リングが嵌入し得る大きさの円形のリング嵌合凹部52
−2を設け、この嵌合凹部に内側から断面形状が正方形
のオリフィスリング3b2個と薄肉の断面形状が長方形
のオリフィスリング3dを相重ねて圧入して構成したも
のである。このディーゼルエンジン用燃料噴射管51に
も締付け用ナット4とスリーブワッシャ5が予め厚肉鋼
管51−1に外嵌されている。
【0016】図7に示すディーゼルエンジン用燃料噴射
管61は、厚肉鋼管61−1の端部に設けてなる外側周
面をシート面62−1aとする截頭円錐状の接続頭部6
2の開口端部に、前記断面形状が正方形の前記オリフィ
スリング3bと、断面形状がほぼ矩形で内面が斜面とな
すオリフィスリング3cおよび薄肉の断面形状が長方形
のオリフィスリング3dとで構成した4個構成のオリフ
ィスリングを内嵌固着して構成したもので、この4個構
成のオリフィスリングの固着手段も前記図6と同様、接
続頭部62の開口端部に4個組のオリフィスリングが嵌
入し得る大きさの円形のリング嵌合凹部62−2を設
け、この嵌合凹部に内側から断面形状が正方形のオリフ
ィスリング3b、薄肉の断面形状が長方形のオリフィス
リング3d、断面形状が正方形のオリフィスリング3
b、断面形状がほぼ矩形で内面が斜面となすオリフィス
リング3cの順に相重ねて圧入して構成したものであ
る。このディーゼルエンジン用燃料噴射管61にも締付
け用ナット4とスリーブワッシャ5が予め厚肉鋼管61
−1に外嵌されている。61−3は管路である。
【0017】図8に示すディーゼルエンジン用燃料噴射
管71は、厚肉鋼管71−1の端部に設けてなる外側周
面をシート面72−1aとする截頭円錐状の接続頭部7
2の開口端部に、前記断面形状が正方形の前記オリフィ
スリング3bと薄肉の断面形状が長方形のオリフィスリ
ング3dとで構成した4個構成のオリフィスリングを内
嵌固着して構成したもので、この4個構成のオリフィス
リングの固着手段も前記図7と同様、接続頭部72の開
口端部に4個組のオリフィスリングが嵌入し得る大きさ
の円形のリング嵌合凹部72−2を設けるが、この場合
は外側開口端部に位置するオリフィスリング3dの一部
を開口端より突出させる関係上、円形のリング嵌合凹部
72−2の深さは前記図7のリング嵌合凹部72−2よ
り浅く設け、このリング嵌合凹部72−2に内側から断
面形状が正方形のオリフィスリング3b、薄肉の断面形
状が長方形のオリフィスリング3d、断面形状が正方形
のオリフィスリング3b、薄肉の断面形状が長方形のオ
リフィスリング3dの順に相重ねて圧入して構成したも
のである。このディーゼルエンジン用燃料噴射管71に
も締付け用ナット4とスリーブワッシャ5が予め厚肉鋼
管71−1に外嵌されている。71−3は管路である。
【0018】図9に示すディーゼルエンジン用燃料噴射
管81は、厚肉鋼管81−1の端部に設けてなる外側周
面をシート面82−1aとする截頭円錐状の接続頭部8
2の開口端部に、前記断面形状が正方形の前記オリフィ
スリング3bと断面形状がほぼ矩形で内面が斜面となす
オリフィスリング3c、3eとで構成した4個構成のオ
リフィスリングを内嵌固着して構成したもので、この4
個構成のオリフィスリングの固着手段も前記図7と同
様、接続頭部82の開口端部に4個組のオリフィスリン
グが嵌入し得る大きさの円形のリング嵌合凹部82−2
を設け、このリング嵌合凹部82−2に内側から斜面付
きのオリフィスリング3e、3c、断面形状が正方形の
前記オリフィスリング3b、斜面付きのオリフィスリン
グ3eの順に相重ねて圧入して構成したものである。こ
のディーゼルエンジン用燃料噴射管81にも締付け用ナ
ット4とスリーブワッシャ5が予め厚肉鋼管81−1に
外嵌されている。81−3は管路である。
【0019】図10に示すディーゼルエンジン用燃料噴
射管91は、厚肉鋼管91−1の端部に設けてなる外側
周面をシート面92−1aとする截頭円錐状の接続頭部
92の開口端部に、厚肉鋼管91−1の管路91−3の
直径より小径の内径を有する断面形状が楕円形のオリフ
ィスリング3fを4個相重ねて内嵌固着して構成したも
ので、この断面形状が楕円形のオリフィスリング3fか
らなる4個構成のオリフィスリングの固着手段も前記と
同様、接続頭部92の開口端部に4個組のオリフィスリ
ングが嵌入し得る大きさの円形のリング嵌合凹部92−
2を設け、この嵌合凹部に4個組のオリフィスリングを
圧入して構成したものである。このディーゼルエンジン
用燃料噴射管91にも締付け用ナット4とスリーブワッ
シャ5が予め厚肉鋼管91−1に外嵌されている。
【0020】図11は断面円形の中実のスリット付きオ
リフィスリング3gを示したもので、この中実のスリッ
ト付きオリフィスリング3gは断面円形の中実材を円形
に曲げ、その両端部突き合わせ部にスリット3g−1を
設けて作るか、または一体もののリングの一部を切断し
てスリット3g−1を設けて作ることができる。
【0021】図12は断面円形の中空のスリット付きオ
リフィスリング3hを示したもので、この中空のスリッ
ト付きオリフィスリング3hも断面円形の中空材を円形
に曲げ、その両端部突き合わせ部にスリット3h−1を
設けて作るか、または一体もののリングの一部を切断し
てスリット3h−1を設けて作ることができる。
【0022】図13は断面矩形の中実のスリット付きオ
リフィスリング3iを示したもので、この中実のスリッ
ト付きオリフィスリング3iも断面円形の中空材を円形
に曲げ、その両端部突き合わせ部にスリット3i−1を
設けて作るか、または一体もののリングの一部を切断し
てスリット3i−1を設けて作ることができる。
【0023】図14は断面矩形の中空のスリット付きオ
リフィスリング3jを示したものでこのオリフィスリン
グ3jも断面矩形の中空材を円形に曲げ、その両端部突
き合わせ部にスリット3j−1を設けて作るか、または
一体もののリングの一部を切断してスリット3j−1を
設けて作ることができる。
【0024】上記した本発明のディーゼルエンジン用燃
料噴射管におけるオリフィスリング3a、3b、3c、
3d、3e、3f、3g、3h、3i、3jはすべて金
属製であることはいうまでもない。
【0025】次に、前記図1に示すディーゼルエンジン
用燃料噴射管1をコモンレールに適用した接続構造例を
図15に基づいて説明する。すなわち、図15に示す接
続構造は円形パイプ状からなる本管レール6側の軸方向
の周壁部に間隔を置いて設けた複数個のボス部6−4
に、本管レール6の流通路6−1に通じかつ外方に開口
する受圧座面6−3を有する分岐孔6−2が穿設され、
図1に示すディーゼルエンジン用燃料噴射管1の接続頭
部2のなすシート面(押圧座面)2−1aを本管レール
6側の受圧座面6−3に当接係合せしめ、予め燃料噴射
管側にスリーブワッシャ5を介して組込んだ締付け用ナ
ット4を前記ボス部6−4に螺合することにより前記接
続頭部2首下での押圧に伴って締着して接続構成する方
式となっている。
【0026】なお、前記図15に示す接続構造例におけ
るコモンレールとしての本管レール6は、例えば直径2
8mm、肉厚9mmの、比較的厚肉の管状部を有するよ
うな材質S45Cなどの鍛造品であって、ボーリング、
ガンドリルなどの機械加工によってその軸芯内部を流通
路となして、軸方向の周壁部に間隔を保持して複数個の
一体型ボス部または別体型ボス部、ブロック・レール型
の場合は接続孔部がそれぞれ設けられている。また、一
体型ボス部を有するコモンレールとしては上記の接続構
造に限定されるものではなく、図示しないが流通路に通
ずる分岐孔をボス部の自由端部付近まで延長せしめ、受
圧座面を前記ボス部の自由端部に露出するよう形成せし
め、当該ボス部の内周に雌ねじを加工してナットを前記
雌ねじに螺合することにより燃料噴射管の接続頭部首下
での押圧に伴って締着して接続構成する方式のものなど
にも適用できることはいうまでもない。さらに本発明は
ブロックレールにも適用可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係るディ
ーゼルエンジン用燃料噴射管は、接続頭部の先端開口部
にオリフィスリングを内嵌固着して構成したことによ
り、このオリフィスリングがオリフィスの役目のみをし
てシール性に影響を与えないためシールの安定性が高
く、また脈動を低く抑えかつ伝播を遅くかつ小さくして
安定した燃料の噴射を行うことができるという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディーゼルエンジン用燃料噴射管の第
1実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明のディーゼルエンジン用燃料噴射管の第
2実施例を示す縦断面図である。
【図3】本発明のディーゼルエンジン用燃料噴射管の第
3実施例を示す縦断面図である。
【図4】本発明のディーゼルエンジン用燃料噴射管の第
4実施例を示す縦断面図である。
【図5】本発明のディーゼルエンジン用燃料噴射管の第
5実施例を示す縦断面図である。
【図6】本発明のディーゼルエンジン用燃料噴射管の第
6実施例を示す縦断面図である。
【図7】本発明のディーゼルエンジン用燃料噴射管の第
7実施例を示す縦断面図である。
【図8】本発明のディーゼルエンジン用燃料噴射管の第
8実施例を示す縦断面図である。
【図9】本発明のディーゼルエンジン用燃料噴射管の第
9実施例を示す縦断面図である。
【図10】本発明のディーゼルエンジン用燃料噴射管の
第10実施例を示す縦断面図である。
【図11】本発明の断面円形の中実のスリット付きオリ
フィスリングを示す断面図である。
【図12】本発明の断面円形の中空のスリット付きオリ
フィスリングを示す断面図である。
【図13】本発明の断面矩形の中実のスリット付きオリ
フィスリングを示す断面図である。
【図14】本発明の断面矩形の中空のスリット付きオリ
フィスリングを示す断面図である。
【図15】図1に示すディーゼルエンジン用燃料噴射管
をコモンレールに適用した接続構造例を示す縦断面図で
ある。
【図16】本発明の対象とする従来のコモンレールの燃
料噴射管接続構造部の一例を示す縦断面図である。
【図17】同上のコモンレールの燃料噴射管接続構造に
おける圧力変動抑制手段の一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】 1、11、21、31、41、51、61、71、8
1、91 燃料噴射管 2、12、22、32、42、52、62、72、8
2、92 接続頭部 3a、3b、3c、3d、3e、3f、3g、3h、3
i、3j オリフィスリング 4 締付け用ナット 5 スリーブワッシャ 6 本管レール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円錐もしくは球面状シート面を有する頭
    部と締付けナットを有するディーゼルエンジン用燃料噴
    射管において、少なくとも一方の管端部付近の管内に管
    路径より小径の内径を有する少なくとも1つのオリフィ
    スリングを設けて構成したことを特徴とするディーゼル
    エンジン用燃料噴射管。
  2. 【請求項2】 前記オリフィスリングは断面形状が円形
    もしくは楕円形または矩形であることを特徴とする請求
    項1記載のディーゼルエンジン用燃料噴射管。
  3. 【請求項3】 前記オリフィスリングは断面形状が矩形
    断面でかつ内周面が斜面となしたことを特徴とする請求
    項1記載のディーゼルエンジン用燃料噴射管。
  4. 【請求項4】 前記オリフィスリングは円周の一部にス
    リットを有することを特徴とする請求項1乃至4のうち
    いずれか1項記載のディーゼルエンジン用燃料噴射管。
  5. 【請求項5】 前記複数個のオリフィスリングは、内径
    が管軸方向に異なる断面形状を有することを特徴とする
    請求項5記載のディーゼルエンジン用燃料噴射管。
  6. 【請求項6】 前記複数個のオリフィスリングは、内径
    が管軸方向に漸次拡大もしくは縮径していることを特徴
    とする請求項5記載のディーゼルエンジン用燃料噴射
    管。
  7. 【請求項7】 前記オリフィスリングは中実材または中
    空材で作られていることを特徴とする請求項1乃至6の
    うちいずれか1項記載のディーゼルエンジン用燃料噴射
    管。
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