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JP2002173103A - 食品固形物の計数充填方法及び装置 - Google Patents

食品固形物の計数充填方法及び装置

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Publication number
JP2002173103A
JP2002173103A JP2000373291A JP2000373291A JP2002173103A JP 2002173103 A JP2002173103 A JP 2002173103A JP 2000373291 A JP2000373291 A JP 2000373291A JP 2000373291 A JP2000373291 A JP 2000373291A JP 2002173103 A JP2002173103 A JP 2002173103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filling
counting
suction
food
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000373291A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Kondo
秀之 近藤
Kenichi Nagashima
賢一 永島
Makoto Wakabayashi
誠 若林
Hiroshi Takahashi
弘 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ajinomoto Co Inc filed Critical Ajinomoto Co Inc
Priority to JP2000373291A priority Critical patent/JP2002173103A/ja
Priority to US10/004,894 priority patent/US6708468B2/en
Publication of JP2002173103A publication Critical patent/JP2002173103A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B35/00Supplying, feeding, arranging or orientating articles to be packaged
    • B65B35/30Arranging and feeding articles in groups
    • B65B35/36Arranging and feeding articles in groups by grippers
    • B65B35/38Arranging and feeding articles in groups by grippers by suction-operated grippers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B57/00Automatic control, checking, warning, or safety devices
    • B65B57/20Applications of counting devices for controlling the feed of articles
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F11/00Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles
    • G07F11/02Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines
    • G07F11/04Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines in which magazines the articles are stored one vertically above the other
    • G07F11/16Delivery means
    • G07F11/165Delivery means using xyz-picker or multi-dimensional article picking arrangements
    • G07F11/1657Delivery means using xyz-picker or multi-dimensional article picking arrangements the picking arrangements using suction

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不定形、表面に凹凸を有する、表面が濡
れている、粘着性を有する、軟質で壊れやすいなどの特
徴を有する食品固形物の計数充填において、計数操作前
における具材の位置決めや整列搬送の必要がなく、かつ
1回の所要操作で設定した個数を正確に計数充填できる
方法及び装置を提供する。 【解決手段】 計数充填すべき食品固形物1を載せたテ
ーブル部4から、設定充填個数より多い数の独立した真
空吸着ノズル14を用いて前記食品固形物を任意に吸引
吸着させ、各ノズルに備えた圧力センサ12により各々
のノズルに対し吸着確認を行い、吸着が確認されたノズ
ルの中から設定充填数に相当する数のノズルを任意計数
選択し、アーム10の所定充填位置に移動した後に前記
選択ノズルのみ負圧経路9をソレノイドバルブ8により
圧縮空気経路18へ切り替え真空破壊を行い、食品固形
物を真空パッドより解離させて、一定の時間間隔で間欠
稼働するベルトコンベア15へ充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不定形、表面に凹
凸を有する、表面が濡れている、粘着性を有する、軟質
で壊れやすいなどの特徴を有する食品固形物の計数充填
方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】加工食品の生産技術においては、未だ工
程の装置化・無人化が遅れている。その理由として、不
定形で軟質かつ場合によっては水分の多い食品固形物
を、少量・定量的に扱うことの困難さが挙げられる。計
量・計数充填などはその代表例であり、冷凍食品などの
新商品開発、商品改訂時期においても頻出する課題であ
る。特に近年では加工度の高い簡便調理製品という形態
が増加する傾向にあり、具材として様々なシーフードや
調理野菜を用いる必要性が出てきた。しかしそれら具材
のほとんどが柔軟質、不定形であるため機械処理により
傷つきやすく、さらに粘性、張り付きなどが生じ、機械
による搬送や正確な把握を困難なものとしている。その
ため最終的に人手に頼らざるを得ないことが多く、製品
のコスト高の要因となっている。
【0003】従来、食品を問わず、多量に供給される対
象固形物の中から決められた個数を計数分取し充填する
技術としては、複数の振動フィーダーもしくはこれにベ
ルトコンベアやガイドを組み合わせた装置により対象物
を搬送過程で分離整列させ、光電管や画像センサなどで
通過個数を検知させるものが一般的であり、電子パーツ
や工業用部品、錠剤、ペレット類の計数など幅広い分野
で使用されている。食品においては特にナッツや乾燥果
実などの菓子類、即席麺の「かやく」として添付される
乾燥卵や乾燥肉、乾燥蒲鉾などの計数充填工程で用いら
れている。
【0004】しかしながら大きさや形状が均一でない食
品固形物の場合、一個づつ分離せず複数が重なって搬送
されたり、閉塞による間欠状態が発生するなどの問題が
多発する。また前記方式は入れ目の数を正確にするため
に、設定数に近づくと振動の減衰をコントロールし、少
量ずつ搬送させることで調節しているが、特に少数個の
充填には不向きなうえ充填時間にバラツキが生じるとい
う問題もある。さらに対象となる食品固形物が濡れてい
たり、粘性を有していたりする場合、フィーダーもしく
は食品固形物の個体同士が張り付くなどして安定した搬
送は到底望めない。
【0005】これらの問題を解決するために、種々の技
術が提案されている。例えば、回転ドラムに設けた吸着
パッドにより食品固形物を1個づつ分取し、ジェットエ
アによる吸着解除後、シュート部で計数してその数量が
規定値に達するとシャッターが開く発明(特開昭53−
51874号公報)、同様に回転ドラムに設けた吸着孔
により食品固形物を1個づつ分取し、さらにドラム内外
に対向設置されたジェットエアノズル及び吸い込みノズ
ルにより剥離、吸引、計数し、数量が規定値に達すると
ジェットエアを停止する発明(特開平09−12143
号公報)、同様に回転ドラムに設けた吸着孔により食品
固形物を1個づつ分取し、ドラム内外にあるエアシール
ドに板到達した時点で剥離、光電管により計数する考案
(実開平07−23739号公報)などが挙げられる。
【0006】これらはランダムに搬送されてくる不定形
な食品固形物に対し、一個づつ分離し計数充填するのに
有効である。しかし定位置で回転するドラムの吸着孔に
食品固形物を接触させる必要があることから、食品固形
物を回転ドラム上部から落下、もしくは下部テーブルに
のせて激しく振動するなどの操作を加える必要がある。
リサイクル搬送も必要であり、脆く崩れやすいものや粉
の発生するもの、凍結品のように割れ、欠けの生じやす
い物に対しては不向きである。また、ドラムに設けられ
た各吸着孔に毎回決まって吸着されるとは限らず、0か
ら計数して設定数までもっていく手法である以上、最終
的に必要数が充填されるまでの所要時間にバラツキが生
じる。そのため、次工程が決められた時間間隔で稼働し
ている場合、その部分との同調がとれない場合がある。
【0007】一方、同様に対象物を吸着し計数、移動、
充填させる手法として、単数もしくは複数の真空吸着口
を備えたアームにより物品を吸着計数および搬送する方
法がある。これは従来、ICチップやウエハ、板材など
定型で吸着時に位置決めが正確になされている部材の把
持、移動、計数などに主として用いられてきた技術であ
る。計数は対象物のノズルに対する吸着が完全であるこ
とを前提とし、アームの横切りなど作動回数を検知して
計数値を算出している。壊れやすいものを決められた時
間内に然るべき場所へ計数充填もしくは固定させること
に関しては秀でているものの、対象物が定型で乾燥して
おり、かつ吸着時の位置決めがなされていることが前提
である。そのため不定形で吸着状態が安定せず、かつ事
前の分離位置決めが困難な食品固形物の場合では吸着ミ
スの可能性が大きいため、そのまま適用することができ
ない。
【0008】この手法に関して計数充填を確実に行うこ
とを目的として、センサ類を併用した幾つかの技術があ
る。負圧経路に圧力センサを設置することにより、チッ
プが吸着したか否かをチップ個数を直接検知しながら充
填設定数まで操作を繰り返す発明(特開昭60−544
99号公報)、圧力検知によりウエハの吸着状態を確認
し、適性でない場合、設定した回数まで吸着操作をリト
ライする発明(特開平07−169819号公報)など
が挙げられるが、これらも吸着ミスが生じた場合には最
終的に必要数が充填されるまでの時間にバラツキが生じ
る。
【0009】こうしたなか、決められた時間間隔にて稼
働している次工程との同調を取ることを可能とする技術
が開示されている(特開平5−229514号公報)。
これは、みかん、パイン、半割桃などの果肉片を複数の
吸着ノズルにてコンベアバケットに移載した後、測定ス
テーションにて重量検知を行い、未投入もしくは規定数
以上の投入があったコンベアバケットを検知してそのバ
ケットに対して後の補充ラインから補正充填を行い、最
終的に規定数を容器等に充填させるというものである。
【0010】上記技術は対象物の事前位置決めの必要が
無く、軟質で表面に水分があり粘着性を有する物に対し
ても有効であるが、重量判別処理により計数値を算出さ
せるため、対象固形物に大きな重量バラツキがある場合
や1容器に複数個の食品を充填させたい場合などには、
設定個数の正確な計数充填が難しくなる。また大きなラ
イン構成を要し、移載機械単体で計数充填をなしえるも
のではない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の計数充填装置を用いて不定形、表面に凹凸を有す
る、表面が濡れている、粘着性を有する、軟質で壊れや
すいなどの特徴を有する食品固形物を扱う場合、対象物
の事前位置決めや整列搬送が不可欠であったり、次工程
との同調を目的として設定された所要時間内において、
決められた数個を1サイクルで精度良く計数充填するこ
とが困難であったり、大きなライン構成を要するといっ
た課題があった。
【0012】本発明は上記の欠点を解消するためになさ
れたものであり、具体的には真空吸着ノズルと吸着確認
センサを組み合わせた計数充填装置にありながら、不定
形、表面に凹凸を有する、表面が濡れている、粘着性を
有する、軟質で壊れやすいなどの特徴を有する食品固形
物を事前の分離位置決めや整列搬送の必要が無く、かつ
決められた所要時間内で設定した個数を高速に精度良く
計数充填できる方法及び装置を提供することを目的とす
るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、真空吸着ノズルを用いて食品固形物を1個毎
吸着し、計数、搬送および充填する方法において、食品
固形物の充填所定数より多い数の真空吸着ノズルN+α
個(Nは食品固形物の設定充填数、N及びαは1以上の
整数)を配し、吸着確認センサからの出力信号により吸
着が確認された真空吸着ノズルの中から設定充填数Nに
相当する数の真空吸着ノズルを任意計数選択し、所定充
填位置に搬送した後、その選択したノズルについて真空
破壊を行うことにより食品固形物の設定個数Nを1サイ
クルで正確に計数充填することを特徴とする食品固形物
の計数充填方法である。
【0014】また、本発明は真空吸着ノズルを用いて食
品固形物を1個毎吸着し、計数、搬送および充填する手
段を備えた装置において、計数充填すべき食品固形物を
のせるテーブル部と、フレキシブルな真空パッド及び吸
着確認センサを備えた食品固形物の充填所定数より多い
数の真空吸着ノズルN+α個(Nは食品固形物の設定充
填数、N及びαは1以上の整数)と、それらを固定しテ
ーブル部から充填部へ食品固形物を吸着搬送するための
水平左右方向及び垂直上下方向に移動可能なアームと、
圧縮空気により吸着解離を行うための真空破壊経路と、
吸着確認センサからの出力信号により吸着が確認された
ノズルの中から設定充填数Nに相当する数の真空吸着ノ
ズルN個を任意計数選択し、その選択ノズルのみ真空破
壊を行うためのコントロール機器及び制御シーケンスを
具備することを特徴とする食品固形物の計数充填装置で
ある。
【0015】
【発明の実施の形態】上記装置構成において、真空吸着
ノズルの個数N+αは対象食品固形物の設定充填数Nよ
り多い整数である。つまり、真空吸着ノズル本数におい
て余裕を持たせて配設してあるから、真空吸着ノズル群
のいくつかにおいて吸着ロスが発生しても、これを補い
全体として食品固形物を吸着したノズル数は設定充填数
N以上となる頻度が高くなる条件が選ばれる。本発明に
おいてより好ましい条件としては、充填精度を確実なも
のとするために少なくともNの1.5倍以上の整数、つ
まりα=0.5Nとすればよい。
【0016】さらに、計数充填すべき食品固形物をのせ
るテーブル部に回転機構もしくは振動機構を設け、積み
重なった食品固形物の上面を常にならした状態とするこ
とにより、定位置で降下する吸着ノズルの先端に食品固
形物が存在するようにする。
【0017】さらに、対象がバラ凍結きぬさやなど、解
凍状態においてはその形状により貼り付きが生じやすい
物に対しては、その凍結状態を長時間維持させることを
目的とし、テーブル部にブライン冷却ジャケットもしく
は冷風ブラスト等による凍結機構を設ける。これによ
り、解凍を防止し、吸着ロスを少なくすることができ
る。
【0018】また、1つの吸着ノズルに対して複数個の
食品固形物が吸着された場合、正確な計数が不可能とな
るため、吸着ノズル先端に有する真空パッドは、その口
径や形状などを対象物の大きさや表面特性により適宜変
更させる。
【0019】また、吸着確認を行うためのセンサは各々
のノズルの吸着状態を個別に検知しうるものであればよ
く、例えば、圧力センサ、画像センサ、光センサ、フォ
トセンサ、リミットスイッチなどが挙げられるが、特に
圧力センサが吸着を確認する上で好ましい。
【0020】ランダムに存在する食品固形物の上に、計
数充填すべき具材個数N個より多い独立した吸着ノズル
N+α個を有するアームを真空吸引しながら降下させ、
具材を吸着させる。アーム上昇後、各ノズルに対して圧
力センサによる吸着確認を行い、食品固形物が吸着され
ているノズルを認識させデータとして取り込む。その
後、その中から充填設定数Nと同数のノズルを任意計数
選択し、アームが充填すべき所定位置へ移動した後に前
記選択ノズルのみソレノイドバルブにより圧縮空気経路
へ切り替え、真空破壊を行う。この一連の作用により、
所定数N個の食品固形物が容器やベルトコンベア等に1
サイクルで計数充填される。
【0021】これらの工程及び同工程の繰り返しは、間
欠的、自動的に行われる。また工程の操作と制御には任
意の適切な方式、例えば、圧力センサによる検知とパソ
コンによる制御を組み合わせた方式、あるいは予め各パ
ーツの作動、停止、作動順序、作動方向、作動間隔など
を入力してあるシーケンサによる制御方式などが採用で
きる。
【0022】なお、本発明の装置に使用する各パーツの
材質には特別な制限はなく、食品機械に一般的に使用さ
れている材質のものを使用できる。
【0023】また、本発明の装置において、計数充填の
対象とする食品固形物の種類には特に限定はなく、広く
各種の食品固形物を計数充填できる。具体的には、ボイ
ルエビ、ボイルイカ、ボイル肉、カット野菜、果肉片、
バラ凍結きぬさやなどの食品具材を挙げることができ
る。
【0024】また、計数できる範囲にも特に限定はな
く、吸着ノズルやセンサなど関連するパーツ個数と制御
を適宜に調整、設定することにより広範囲の計数を実施
できる。あらかじめノズル本数に余裕を持たせておけ
ば、設定充填個数の変更がカウント値のデータ変更だけ
で容易かつ迅速に行えるようになる。
【0025】また、吸着させるために食品固形物自体を
大きく移動させたり、リサイクル搬送を行ったりする必
要がないため、脆く崩れやすいものや粉の発生するも
の、凍結品のように割れ、欠けの生じやすい物に対し、
損傷を与えることなく計数充填させることが可能とな
る。
【0026】以上により、位置決めがなされておらず、
また形状の不均一性や貼り付きなどのため各ノズルに対
する吸着が確実に依存するような食品固形物の計数充填
操作において、従来困難であった1回毎の正確な計数充
填及び次工程との同調が可能となる。
【0027】
【実施例】以下、本発明を図面を参照しながら詳細に説
明する。図1は本発明の一実施例に関わるフローチャー
トであり、図2〜4はパウチ充填機の稼働と同調して間
欠稼働するベルトコンベアへ、バラ凍結した冷凍きぬさ
やを3個づつ計数して自動投入する装置の、それぞれ装
置全体の上面、横面、また真空吸着ノズル部の概念的説
明図である。
【0028】食品固形物としてのバラ凍結きぬさや1
は、電磁式振動機3を備えたホッパー2よりテーブル部
4へ随時供給される。テーブル部4は回転機構もしくは
振動機構を備えてあり、これにより、定位置で降下する
6本の吸着ノズル14の先端に凍結きぬさや1が存在す
るようにしてある。また凍結きぬさや1は、解凍される
とその水分により個体同士の貼り付きが生じ、分離困難
となる。よってその凍結状態を長時間維持させることを
目的とし、テーブル部4にブライン冷却ジャケット5も
しくは冷風ブラスト等による凍結機構を設けてあり、安
定した具材供給状態を維持できる機構となっている。
【0029】6本の吸着ノズル14は等間隔で吸着ヘッ
ド部13に固定され、エアシリンダー11により上下方
向に稼働する。各ノズル上方には吸着確認のための圧力
センサ12、フレキシブルな負圧経路9、真空破壊時に
おける経路切替のためのソレノイドバルブ8が設置さ
れ、ヘッター7を介して真空ポンプ16に接続される。
吸着ノズル14にはスプリング14−aを組み込み、さ
らにその先端部はベローズ状の吸着パッド14−bとし
て不定形の食品表面にフィットし吸着を確実なものとし
ている。また口径は複数吸着を防ぐためにφ7mmとし
た。
【0030】エアシリンダー10による吸着ヘッド13
の降下により、テーブル4上の凍結きぬさや1は吸着ノ
ズル14に真空吸着され、吸着ヘッド13が上昇した時
点で各ノズルに備えた圧力センサ12により各々のノズ
ルに対し吸着確認を行う。吸着判断はノズル内圧がある
一定の真空度に達した場合に吸着したとみなし、メモリ
にその情報を取り込む。尚、真空吸着がうまくなされな
かった場合、この時トータルの吸着数が設定充填個数N
未満ということが起こりうるが、かかる不具合をなくす
るため、吸着ノズルの本数を設定充填個数の少なくとも
1.5倍以上とすることにより、その発生確率は極力低
減することが可能である。
【0031】この後、吸着が確認されたノズルの中から
充填設定数Nに応じて必要なノズルを任意計数選択し、
メモリ入力する。本実施例の場合、充填設定数Nが3で
あり、吸着ノズル1〜6の中で1,2,4,6番のノズ
ルが吸着していると仮定した場合、番号の若い順に1,
2,4番を選択している。エアシリンダー10によるア
ームスライド後に、前記選択ノズル1,2,4番のみ負
圧経路9をソレノイドバルブ8により圧縮空気経路18
へ短時間切り替え真空破壊を行うことにより、凍結きぬ
さや1を吸着ノズル14より解離させて、ステッピング
モーターにより一定の所要時間で間欠稼働するベルトコ
ンベア15へ充填する。充填後アームが初期位置に戻っ
た時点ですべての負圧経路を圧縮空気経路18へ切り替
え、残りの吸着物を切り離し、初期状態に戻る。以上を
1サイクルとし、計数充填の動作が繰り返される。
【0032】凍結きぬさや1の設定充填数Nを3とし、
ノズルの本数N+αをそれぞれ3,4,5,6(α=
0,1,2,3)とした場合の異常停止率(TOTAL
吸着数<N)をまとめて表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】表1に示す通り、本発明の食品固形物の計
数充填装置により凍結きぬさや1を計数充填した際に
は、設定充填数3に対しノズル本数5以上で99%以上
の計数精度が確認された。
【0035】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば不
定形、表面に凹凸を有する、表面が濡れている、粘着性
を有する、軟質で壊れやすいなどの特徴を有する食品固
形物の計数充填において、対象物の事前位置決めや整列
搬送の必要がなく、かつ決められた所要時間内で設定し
た個数を高速に精度良く計数充填することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のフローチャートである。
【図2】 本発明の一実施例を示す装置全体の上面から
の説明図である。
【図3】 本発明の一実施例を示す装置全体の横面から
の説明図である。
【図4】 本発明の一実施例を示す吸着ノズル部の概念
的説明図である。
【符号の説明】 1…食品固形物(バラ凍結きぬさや) 2…供給ホッパー 3…電磁式振動機 4…テーブル部 5…凍結ブライン流通ノズル 6…負圧経路 7…ヘッター 8…ソレノイドバルブ 9…負圧経路 10…エアシリンダー(横方向) 11…エアシリンダー(縦方向) 12…圧力センサ 13…吸着ヘッド 14…吸着ノズル 14−a…スプリング 14−b…吸着パッド 15…集合コンベア 16…真空ポンプ 17…コントローラー 18…コンプレッサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若林 誠 群馬県邑楽郡大泉町大字吉田1210番地5 味の素冷凍食品株式会社内 (72)発明者 高橋 弘 群馬県邑楽郡大泉町大字吉田1210番地5 味の素冷凍食品株式会社内 Fターム(参考) 3E003 AB10 BB04 BC06 BD04 CA02 CA04 CB02 CB06 3E018 AA01 AB10 BB08 DA02 DA06 EA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空吸着ノズルを用いて食品固形物を1
    個毎吸着し、計数、搬送および充填する方法において、
    食品固形物の充填所定数より多い数の真空吸着ノズルN
    +α個(Nは食品固形物の設定充填数、N及びαは1以
    上の整数)を配し、吸着確認センサからの出力信号によ
    り吸着が確認された真空吸着ノズルの中から設定充填数
    Nに相当する数の真空吸着ノズルを任意計数選択し、所
    定充填位置に搬送した後、その選択したノズルについて
    真空破壊を行うことにより食品固形物の設定個数Nを1
    サイクルで正確に計数充填することを特徴とする食品固
    形物の計数充填方法。
  2. 【請求項2】 真空吸着ノズルを用いて食品固形物を1
    個毎吸着し、計数、搬送および充填する手段を備えた装
    置において、計数充填すべき食品固形物をのせるテーブ
    ル部と、フレキシブルな真空パッド及び吸着確認センサ
    を備えた食品固形物の充填所定数より多い数の真空吸着
    ノズルN+α個(Nは食品固形物の設定充填数、N及び
    αは1以上の整数)と、それらを固定しテーブル部から
    充填部へ食品固形物を吸着搬送する移動アームと、圧縮
    空気により吸着解離を行うための真空破壊経路と、吸着
    確認センサからの出力信号により吸着が確認されたノズ
    ルの中から設定充填数Nに相当する数の真空吸着ノズル
    N個を任意計数選択し、その選択ノズルのみ真空破壊を
    行うためのコントロール機器及び制御シーケンスを具備
    することを特徴とする食品固形物の計数充填装置。
  3. 【請求項3】 前記真空吸着ノズルの個数N+αにおい
    て、αは設定充填数Nの少なくとも0.5倍(α=0.
    5N)以上の整数である請求項2記載の食品固形物の計
    数充填装置。
  4. 【請求項4】 前記テーブル部が回転もしくは振動機能
    を備えたものである請求項2記載の食品固形物の計数充
    填装置。
  5. 【請求項5】 食品固形物が凍結品である場合は、前記
    テーブル部に凍結機構を備えたことを特徴とする請求項
    2記載の食品固形物の計数充填装置。
  6. 【請求項6】 前記吸着確認センサが圧力センサである
    請求項2記載の食品固形物の計数充填装置。
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