[go: up one dir, main page]

JP2002172978A - 車両の監視装置 - Google Patents

車両の監視装置

Info

Publication number
JP2002172978A
JP2002172978A JP2001042058A JP2001042058A JP2002172978A JP 2002172978 A JP2002172978 A JP 2002172978A JP 2001042058 A JP2001042058 A JP 2001042058A JP 2001042058 A JP2001042058 A JP 2001042058A JP 2002172978 A JP2002172978 A JP 2002172978A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
recognition means
monitoring device
turn signal
monitoring camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001042058A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetaka Ishikawa
秀隆 石川
Naoyuki Arai
直幸 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OHMI RAILWAY CO
Subaru Corp
Original Assignee
OHMI RAILWAY CO
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OHMI RAILWAY CO, Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical OHMI RAILWAY CO
Priority to JP2001042058A priority Critical patent/JP2002172978A/ja
Publication of JP2002172978A publication Critical patent/JP2002172978A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車前端左右に後方確認用のバックミラーが設
けられた車両において、多くのミラーを設けることなく
側方の安全確認が可能な監視装置を提供する。 【解決手段】 車前端左右に後方確認用のバックミラー
12、16が各々ステー11、15を介して設けられた
車両であって、運転席2から遠方側のバックミラー16
を支持するステー15に、バックミラー16の投影範囲
より広範囲に亘り車両側方を撮影する側方監視カメラ2
1を設け、この側方監視カメラ21で撮影した映像を画
像表示する表示装置23を運転席2の近傍に配設する。
専用の取付ステー等を配設することなく広範囲の車体側
方認識が可能な側方認識手段が容易に取り付けられ、外
観的な美を維持しつつ側方の安全確認が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば観光バスや
ワンボックス車等の車両の監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両、例えば観光バス等にあっては、図
6にバス100の概略的な平面図を示すように、車前端
左右に各々後方確認用のバックミラー101及び102
がステーを介して取り付けられ、更に左側のバックミラ
ー102に近接して車前端下方監視用のアンダミラー1
03が取り付けられている。
【0003】特に、運転者110から遠方側には、バッ
クミラー102及びアンダミラー103の死角を補完す
る目的で更に、サイドアンダミラー(図示せず)等の多
数のミラーが取り付けられることがある。
【0004】しかしながら、ミラーを多数取り付けるこ
とによって運転者110からの死角は減少するが、車体
からの突出物が増大して周囲からは障害物となることが
懸念されると共に、走行時の風切り音等の騒音発生要因
となる等空力上も好ましいものではない。
【0005】特に、外観的な美しさが要求される観光バ
スにあっては、取り付けられるミラーの数を最小限にし
て外観美の向上を図り、同乗するバスガイド111の目
視により左折時等における車両側方の安全確認を行って
いる。なお、図6において一点鎖線で示す斜線部Aは運
転者110からのバックミラー101、102及びアン
ダミラー103による投影範囲、換言すると運転者11
0の視界範囲を示し、破線Bは同乗したバスガイド11
1の目視による車両左側の視界領域の限界を示してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の規制緩和
により観光バスにおいても路線バス等と同様にワンマン
運行が可能になった。そのためワンマン運行すると、左
折時等に行われていたバスガイドの目視による安全確認
ができなくなった。
【0007】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、観光バス等の車前端左右に後方確認用のバック
ミラーが設けられた車両において、多くのミラーを設け
ることなく側方の安全確認が可能になる監視装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の車両の監視装置は、車前端左右に各々後方
確認用のバックミラーがステーを介して設けられた車両
において、運転席から遠方側の上記バックミラーを支持
するステーに設けられ、該バックミラーの投影範囲より
広範囲に亘り車両側方を認識する側方認識手段と、該側
方認識手段で認識した情報を表示する運転席近傍に配設
された表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項1の発明によると、運転席から遠方
側のバックミラーを支持するステーにバックミラーの投
影範囲より広範囲に亘り車両側方を認識する側方認識手
段を設け、運転席近傍に側方認識手段で認識した車両側
方の情報を表示する表示手段を配置することによって、
側方監視手段専用の取付ステー等を配設することなく広
範囲に亘る車両側方の認識が可能な側方認識手段が容易
に取り付けられる。この結果、多くのミラーを設けるこ
となく車両の外観的な美を維持しつつ側方の安全確認が
可能になる。また、走行時の風切り音等の騒音発生が抑
制されて優れた空力特性が得られる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1の車両
の監視装置において、上記表示手段は、ターンシグナル
スイッチの作動に連動して上記側方認識手段からの情報
を表示することを特徴とする。
【0011】請求項2の発明によると、ターンシグナル
スイッチの作動に連動して表示手段に側方認識手段から
の情報を表示するように構成することから、例えば、発
進にあたって、ターンシグナルを点灯させるためのター
ンシグナルスイッチの作動に連動して側方認識手段から
の情報が表示手段に表示され、運転者から遠方側の側方
の監視が容易にできる。特に他の車両と共に並列駐車し
た状態からターンシグナルを点灯させて出発するときで
も、運転者から離れた側面側に側方から接近して来る車
両等を容易に確認できて安全性が向上する。
【0012】また、走行中の左折及び右折或いは車線変
更にあたっても、ターンシグナルスイッチの作動と連動
して側方認識手段により運転者から離れた側の側方を広
範囲に亘って監視することが容易にできる。特にバック
ミラーの死角となる車側前部の下部範囲の監視が容易に
でき、前輪近傍による歩行者や自転車等との接触を有効
に防止することができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項2の車両
の監視装置において、上記ターンシグナルスイッチと表
示手段との間に、上記ターンシグナルスイッチのOFF
切り換え後、所定時間継続して上記側方認識手段からの
情報を表示手段に表示する遅延回路を備えたことを特徴
とする。
【0014】請求項3の発明によると、例えば、不用意
にターンシグナルスイッチがOFFに切り換えられて
も、再度ターンシグナルスイッチをONすることによっ
て側方認識手段による情報が表示手段に途切れることな
く継続して表示される。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかの車両の監視装置において、車後端に設けられ
て車両後退時に車両後方を認識する後方認識手段を有
し、該後方認識手段で認識した情報は、上記側方認識手
段からの情報に優先して上記表示手段に表示されること
を特徴とする。
【0016】請求項4の発明によると、後退時における
後方認識手段からの情報を、側方認識手段からの情報に
優先して表示装置に表示することから、後退時には常に
後方認識手段による情報が表示手段に表示されて車体後
方の監視が確実にでき後退時の安全性が確保される。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項4の車両
の監視装置において、上記側方認識手段、後方認識手段
及び表示手段は、各々側方監視カメラ、後方監視カメラ
及びモニタTVであることを特徴とする。
【0018】請求項5によると、側方認識手段、後方認
識手段及び表示手段を、各々側方監視カメラ、後方監視
カメラ及びモニタTVによって構成することによって、
容易に監視装置を実施することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明による車両の監視装置の実
施の形態を車両がワンマン運行に使用される観光バスの
場合を例に図1乃至図5によって説明する。
【0020】図1は、バス1を模式的に示す概略平面
図、図2は図1の側面図であり、矢印Ftは車体前方方
向を示している。
【0021】バス1の車内前部に運転席2が設けられ、
運転席2の前方にインストルメントパネル3が配設され
ると共に、左側面1aの前部に乗降扉4によって開閉さ
れる乗降口5が配置され、乗降口5に対応してステップ
6が形成されている。
【0022】車前端右側にステー11を介して後方確認
用のバックミラー12が取り付けられている。一方、運
転席2から遠方側となる車前端左側には、図3に図1の
I部拡大斜視図を示すように車体から斜め前方に突設さ
れたステー15の先端に後方確認用のバックミラー16
が取付支持されている。ステー15の先端近傍から分岐
して設けられたアンダミラーステー17の先端にアンダ
ミラー18が取り付けられている。なお、図1及び図2
において一点鎖線で示す斜線範囲Aは運転者110から
バックミラー12、16及びアンダミラー18による投
影範囲、即ちバックミラー12、16及びアンダミラー
18による視界範囲を示している。
【0023】更に、バス1には監視装置20が配設され
ている。監視装置20は、バックミラー16を支持する
ステー15にブラケット19を介して取り付けられて車
両側方を認識する側方認識手段となる側方監視カメラ2
1、車両後方を認識する後方認識手段となる後方監視カ
メラ22、運転席2の近傍に配設されて側方監視カメラ
21及び後方監視カメラ22からの認識情報、即ち映像
を画像表示する表示手段となる表示装置23及び後述す
るターンシグナルスイッチ25、バックスイッチ26、
手動スイッチ27、コントローラ28を有している。
【0024】側方監視カメラ21は車体前後方向に対し
て外方に略45°で後方に向け、かつ水平方向に対して
略45°で下方に傾斜してブラケット19によってステ
ー15に取付支持されている。この側方監視カメラ21
による撮影範囲は、バックミラー16の投影範囲より広
く、図1及び図2に二点鎖線で示す斜線範囲Bのよう
に、平面視状態で車両の左側面1aから略車前端面の延
長線付近までの広範囲でかつ、側面視状態においては左
側面1aの前部に配設された乗降扉4によって開閉され
る乗降口5付近から略側方監視カメラ21の位置から略
水平な高さに至る広範囲に設定されている。
【0025】後方監視カメラ22は、車後端面1bの上
部中央に配設されて図2に破線で示す格納位置22a
と、車後端面1bから後方に突出した使用位置22bと
の間で揺動自在に支持されている。使用位置22bにお
ける後方監視カメラ22による撮影範囲は、図1及び図
2に二点鎖線で示す斜線範囲Cのように平面視状態で車
体左前方から車後端面1b近傍に達する極めて広い範囲
で、かつ側面視状態で略車後面1bから後方に亘る広範
囲に設定されている。
【0026】表示装置23は、例えば運転席2の前方に
配設されたインストルメントパネル3に運転手110か
ら目視可能に設けられて、側方監視カメラ21及び後方
監視カメラ22からの映像を表示するモニタTVであ
る。表示装置23に表示される映像を運転者110が選
択的に切換表示する手動スイッチ27が表示装置23に
近接してインストルメントパネル3に設けられている。
なお、ターンシグナルスイッチ25は、操作レバー(図
示せず)の操作によって左右のターンシグナルを点滅作
動させるスイッチであり、バックスイッチ26は変速操
作レバーのリバース位置への切換操作に連動して作動す
るスイッチである。
【0027】次に、図4及び図5を参照して監視装置2
0の作動概要を説明する。
【0028】図4は、監視装置20の概要を示すブロッ
ク図であり、図5は監視装置20の全体作動を示すフロ
ーチャートである。
【0029】先ず、車両後退等にあたり変速操作レバー
がリバース位置に選択されると、その変速レバーの操作
に連動してバックスイッチ26がONし(S1)、コン
トローラ28からの指示により後方監視カメラ22が図
2に破線で示す格納位置22aから使用位置22bに揺
動してその使用位置22bに停止し、後方監視カメラ2
2により後方を撮影する(S2)。この後方監視カメラ
22により撮影された映像は表示装置23に画像表示さ
れる(S3)。
【0030】しかる後、例えば前進位置に切り換えられ
て変速レバーによるリバース位置の選択が解除されてバ
ックスイッチ26がOFFすると、後方監視カメラ22
の撮影が停止され、かつ収納位置22aに揺動して収納
されると共に後方監視カメラ22からの画像表示を停止
する。
【0031】また、バックスイッチ26がOFF状態、
即ち前進或いは停止状態で手動スイッチ27がON(S
4)であると、コントローラ28からの指示により手動
スイッチ27によって選択された側方監視カメラ21に
よる側方の撮影を開始、或いは後方監視カメラ22によ
る後方を撮影し(S5)、選択された側方監視カメラ2
1或いは後方監視カメラ22により撮影された映像を表
示装置23に画像表示する(S6)。
【0032】更に、バックスイッチ26及び手動スイッ
チ27が共にOFF状態において、左折或いは右折等に
あたりターンシグナルを点滅させるために操作レバーを
操作すると、ターンシグナルスイッチ25がONし(S
7)、コントローラ28からの指示により側方監視カメ
ラ21による撮影が開始し(S8)、側方監視カメラ2
1により撮影された映像を表示装置23に画像表示する
(S9)。
【0033】また、ターンシグナルスイッチ25がOF
Fに切り換えられると、ターンシグナルスイッチ25と
表示装置23との間、例えばコントローラ28に設けら
れた遅延回路によって、ターンシグナルスイッチ25の
OFFに切り換えられた後所定時間経過するまで画像表
示を継続し、この所定時間経過後、例えば3秒経過後に
側方監視カメラ21の撮影を停止し、かつ表示装置23
の画像表示を停止する。これにより例えば不用意にター
ンシグナルスイッチ25がOFFに切り換えられても、
再度操作レバーの操作によりターンシグナルスイッチ2
5をONすることによって側方監視カメラ21の撮影に
よる表示装置23の画像表示は途切れることなく継続さ
れる。
【0034】即ち、ターンシグナルスイッチ25の作動
に基づく側方監視カメラ21及び表示装置23の作動に
対して、手動スイッチ27の操作に基づく側方監視カメ
ラ21或いは後方監視カメラ22及び表示装置23の作
動が優先し、手動スイッチ27の操作に基づく側方監視
カメラ21或いは後方監視カメラ22及び表示装置23
の作動に対して、バックスイッチ26の作動に基づく後
方監視カメラ21及び表示装置23の作動が優先して行
われるように構成されている。
【0035】このように構成された監視装置20を備え
たバス1によると、左右のバックミラー12、16及び
アンダミラー18によって、従来と同様にバックミラー
12、16及びアンダミラー18の投影による運転者1
10の視界が確保できると共に、更に監視装置20によ
る監視が得られる。
【0036】従って、停車時等において、手動スイッチ
27の操作により後方監視カメラ22により後方を撮影
し、その後方監視カメラ22により撮影された映像を表
示装置23に画像表示することによって、運転席2に着
座したままで運転者110は車両後方の図1及び図2に
示す斜線範囲Cを監視することができる。
【0037】また手動スイッチ27の操作により側方監
視カメラ21により側方を撮影し、側方監視カメラ21
により撮影された映像を表示装置23に画像表示するこ
とによって図1及び図2に斜線範囲Bで示す運転席2か
ら遠方の左側方の広範囲を運転席2に着座した状態で運
転者110は監視できる。特にバックミラー16によっ
ては監視困難な左側面1aの前部の下部範囲、即ち乗降
口4の近傍範囲Dや前輪7の近傍範囲Eの監視が容易に
でき、乗客が乗降の際の安全を確認することができる。
また、バックミラー16による投影範囲より外方となる
範囲Fも監視することができる。
【0038】発進にあたって、ターンシグナルを点灯さ
せるため操作レバーの操作によってターンシグナルスイ
ッチ25がONすることによって、側方監視カメラ21
により側方が撮影され、その撮影された映像が表示装置
23に画像表示される。特にバックミラー16によって
は監視困難な左側面1aの前部の下部範囲、即ち乗降口
5の近傍範囲Dや前輪7の近傍範囲Eの監視が容易にで
きる。また、例えばターミナルや高速道路のパーキング
で他の車両と共に並列駐車した状態から右側のターンシ
グナルを点灯させて出発するときでも、左側から接近し
て来る車両等が確認でき安全性が向上する。従来この発
進にあたる左側の安全確認は、バスガイドが乗降扉4の
窓越しに確認して誘導していたが、ワンマン運行の際に
も同様の安全確認が行える。発進した後、ターンシグナ
ルスイッチ25がOFFした所定期間経過後に側方監視
カメラ21による撮影及び表示装置23の画像表示が停
止する。
【0039】また、走行中の左折及び右折にあたって
も、操作レバーの操作によってターンシグナルスイッチ
25がONして側方監視カメラ21により側方が撮影さ
れ、その撮影された映像が表示装置23に画像表示され
る。従って左折及び右折に先行して左側方、特にバック
ミラー16によっては死角となる左側面1aの前部の下
部範囲、即ち乗降口5の近傍範囲Dや前輪7の近傍範囲
Eの監視が容易にでき、特に左折時に懸念される前輪7
の近傍による歩行者や自転車等の巻き込みを有効に防止
することができる。
【0040】車線変更の際においても、操作レバーの操
作によってターンシグナルスイッチ25がONして側方
監視カメラ21により側方が撮影され、その撮影された
映像を表示装置23に画像表示されて、車線変更に先行
して左側方、特にバックミラー16によっては死角とな
る左側面1aの前部の下部範囲、即ち乗降口4の近傍範
囲Dや前輪7の近傍範囲Eの監視が容易にでき、かつ、
バックミラー16による投影範囲より外方となる範囲F
も監視することができる。
【0041】同様に路側等に停車するために操作レバー
の操作によってターンシグナルスイッチ25がONして
側方監視カメラ21により側方が撮影され、その撮影さ
れた映像が表示装置23に画像表示されて停車に先行し
て左側方、特にバックミラー16によっては死角となる
左側面1aの前部下部範囲の監視が容易にできる。
【0042】後退にあたり変速操作レバーを操作により
リバース位置が選択されると、変速レバーの操作に連動
して後方監視カメラ22により後方が撮影され、その撮
影された映像を表示装置23に画像表示されて車体後方
が監視が容易にでき安全性が向上する。この後退の際の
後方監視カメラ22による後方撮影は、ターンシグナル
スイッチ25や手動スイッチ27の作動に優先して行わ
れることから、後退時常に後方監視カメラ22による映
像が表示装置23に画像表示されて車両後方の監視が確
実にでき、後退時の安全性が確保される。
【0043】従って、本実施の形態によると、ステー1
5に側方監視カメラ21をブラケット19によって側方
監視カメラ21を取り付けることにより、専用の取付ス
テーを配設することなく広範囲の監視が可能な側方監視
カメラ21が容易に取り付けることができ、ミラー等の
突出物を増加させることなく走行時の風切り音等の騒音
発生が抑制されて空力特性の向上が得られ、かつ外観的
な美を維持しつつ側方の安全確認が可能になる。また、
バックミラー16を支持するステー15に側方監視カメ
ラ21を取付支持することから、側方監視カメラ21を
取り付けるための専用ステーを要することなく構成の簡
素化が得れると共に、既存の車両に容易に追加的に設け
ることもできる。また、側方認識手段、後方認識手段及
び表示手段を、各々側方監視カメラ21、後方監視カメ
ラ22及びモニタTVによって構成することによって、
容易にかつ安価に監視装置20を実施することができ
る。
【0044】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能である。例えば、上記実施の形態ではワンマン運行の
観光バスについて説明したが、路線バスやバスガイドが
同乗する大型、中型、小型の観光バスに適用することは
勿論、ワンボックス車のような比較的小さい車両やトラ
ック等の他の大型車両等に本発明を有効的に適用するこ
ともできる。
【0045】
【発明の効果】以上説明した本発明の車両の監視装置に
よると、運転席から遠方側のミラーを支持するステーに
バックミラーの投影範囲より広範囲の車両側方を認識す
る側方認識手段を設け、運転席近傍に側方認識手段で認
識した情報を表示する表示手段を配置することによっ
て、広範囲の車体側方認識が可能な側方認識手段が容易
に取り付けられ、外観的な美を維持しつつバックミラー
による死角を補完して側方の安全確認が可能になると共
に、走行時の風切り音等の騒音発生が抑制されて優れた
空力特性が得られる。
【0046】また、ターンシグナルスイッチの作動に連
動して表示手段に側方認識手段からの情報を表示するよ
うに構成することによって、発進、走行中の左折及び右
折或いは車線変更にあたっても、運転者から離れた側の
側方が広範囲に亘る監視容易にすることができ、特にバ
ックミラーの死角となる車側前部の下部範囲の監視が容
易にでき安全性が確保される。
【0047】更に、車後端に設けられて後進時に車後方
を認識する後方認識手段を有する場合には、後方認識手
段からの情報を、側方認識手段からの情報に優先して表
示装置に表示することから、後退時常に後方認識手段に
よる情報が表示手段に表示されて車体後方の監視が確実
にでき後退時の安全性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両の監視装置の実施の形態の概
要を示すバスを模式的に示す概略平面図である。
【図2】同じく、図2は図1の側面図である。
【図3】同じく、図1のI部拡大斜視図である。
【図4】同じく、監視装置のブロック図である。
【図5】同じく、監視装置のフローチャートである。
【図6】従来の観光バスの概略を示す平面図である。
【符号の説明】
1 バス(車両) 1a 左側面 1b 車後端面 2 運転席 4 乗降扉 5 乗降口 11 ステー 12 バックミラー 15 ステー 16 バックミラー 19 ブラケット 20 監視装置 21 側方監視カメラ(側方認識手段) 22 後方監視カメラ(後方認識手段) 22a 格納位置 22b 使用位置 23 表示装置(表示手段) 25 ターンシグナルスイッチ 26 バックスイッチ 27 手動スイッチ 28 コントローラ 110 運転者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 628 B60R 21/00 628A G08G 1/16 G08G 1/16 C (72)発明者 新井 直幸 東京都新宿区西新宿1丁目7番2号 富士 重工業株式会社内 Fターム(参考) 3D053 FF31 GG01 HH47 5H180 AA02 AA06 CC04 LL02 LL04 LL08 LL17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車前端左右に各々後方確認用のバックミ
    ラーがステーを介して設けられた車両において、 運転席から遠方側の上記バックミラーを支持するステー
    に設けられ、該バックミラーの投影範囲より広範囲に亘
    り車両側方を認識する側方認識手段と、 該側方認識手段で認識した情報を表示する運転席近傍に
    配設された表示手段とを備えたことを特徴とする車両の
    監視装置。
  2. 【請求項2】 上記表示手段は、 ターンシグナルスイッチの作動に連動して上記側方認識
    手段からの情報を表示することを特徴とする請求項1に
    記載の車両の監視装置。
  3. 【請求項3】 上記ターンシグナルスイッチと表示手段
    との間に、上記ターンシグナルスイッチのOFF切り換
    え後、所定時間継続して上記側方認識手段からの情報を
    表示手段に表示する遅延回路を備えたことを特徴とする
    請求項2に記載の車両の監視装置。
  4. 【請求項4】 車後端に設けられて車両後退時に車両後
    方を認識する後方認識手段を有し、 該後方認識手段で認識した情報は、 上記側方認識手段からの情報に優先して上記表示手段に
    表示されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の車両の監視装置。
  5. 【請求項5】 上記側方認識手段、後方認識手段及び表
    示手段は、各々側方監視カメラ、後方監視カメラ及びモ
    ニタTVであることを特徴とする請求項4に記載の車両
    の監視装置。
JP2001042058A 2000-09-27 2001-02-19 車両の監視装置 Pending JP2002172978A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001042058A JP2002172978A (ja) 2000-09-27 2001-02-19 車両の監視装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000294773 2000-09-27
JP2000-294773 2000-09-27
JP2001042058A JP2002172978A (ja) 2000-09-27 2001-02-19 車両の監視装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002172978A true JP2002172978A (ja) 2002-06-18

Family

ID=26600869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001042058A Pending JP2002172978A (ja) 2000-09-27 2001-02-19 車両の監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002172978A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006151370A (ja) * 2004-10-28 2006-06-15 Denso Corp 車両周囲視界支援システム
WO2013136564A1 (ja) * 2012-03-15 2013-09-19 株式会社小松製作所 障害物検出機構付きダンプトラックおよびその障害物検出方法
WO2014188648A1 (ja) * 2013-05-21 2014-11-27 株式会社デンソー ドライバ確認装置
JP2019048602A (ja) * 2017-09-12 2019-03-28 日野自動車株式会社 車両用ミラーのカバー構造
WO2020180707A1 (en) 2019-03-01 2020-09-10 Kodiak Robotics, Inc. Sensor assembly for autonomous vehicles

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006151370A (ja) * 2004-10-28 2006-06-15 Denso Corp 車両周囲視界支援システム
JP4724522B2 (ja) * 2004-10-28 2011-07-13 株式会社デンソー 車両周囲視界支援システム
WO2013136564A1 (ja) * 2012-03-15 2013-09-19 株式会社小松製作所 障害物検出機構付きダンプトラックおよびその障害物検出方法
JP2013195084A (ja) * 2012-03-15 2013-09-30 Komatsu Ltd 障害物検出機構付きダンプトラックおよびその障害物検出方法
CN103430044A (zh) * 2012-03-15 2013-12-04 株式会社小松制作所 带障碍物检测机构的自卸汽车及其障碍物检测方法
US9442194B2 (en) 2012-03-15 2016-09-13 Komatsu Ltd. Dump truck with obstacle detection mechanism and method for detecting obstacle
JP2014226997A (ja) * 2013-05-21 2014-12-08 株式会社デンソー ドライバ確認装置
WO2014188648A1 (ja) * 2013-05-21 2014-11-27 株式会社デンソー ドライバ確認装置
US9767374B2 (en) 2013-05-21 2017-09-19 Denso Corporation Driver check apparatus
JP2019048602A (ja) * 2017-09-12 2019-03-28 日野自動車株式会社 車両用ミラーのカバー構造
WO2020180707A1 (en) 2019-03-01 2020-09-10 Kodiak Robotics, Inc. Sensor assembly for autonomous vehicles
US20220144185A1 (en) * 2019-03-01 2022-05-12 Kodiak Robotics, Inc. Sensor assembly for autonomous vehicles
EP3931048A4 (en) * 2019-03-01 2022-12-14 Kodiak Robotics, Inc. Sensor assembly for autonomous vehicles

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108602465B (zh) 车辆用图像显示系统及搭载了该图像显示系统的车辆
US11634072B2 (en) Camera assembly for an industrial vehicle cab
US20020113873A1 (en) Rear vision system for large vehicles
JP2010183170A (ja) 車両用表示装置
JP2002225629A (ja) 車両用監視装置
JP2008193339A (ja) 後方監視装置
JP2002117496A (ja) 車載後方確認支援装置と車載ナビゲーション装置
JP2008155701A (ja) 車両用視界補助装置
JP2003159994A (ja) 車両周辺監視装置
WO2013144998A1 (ja) 車両用視認支援装置
JP2002172978A (ja) 車両の監視装置
JP2006131213A (ja) 自動二輪車の後方視認装置
JP2003175766A (ja) 車両周辺監視装置
KR102343426B1 (ko) 자동차의 주변 영상 및 네비게이션 표시 장치
JP2000201347A (ja) 車載用のモニタ―装置
JP4228443B2 (ja) 車載用の死角監視装置
JP4273806B2 (ja) 車両用監視装置
JP2009119915A (ja) 自動車
KR102738750B1 (ko) 전방 확인이 가능한 차량용 사이드 미러 및 이의 연동 시스템
JP2000242891A (ja) 車載用の死角監視装置
KR102405575B1 (ko) 자동차의 주변 영상 및 네비게이션 표시 장치
CN112078483A (zh) 车辆安全警示系统
KR102766700B1 (ko) 상용차 및 터닝 동안 보조하는 보조 시스템으로 상용차를 개장하는 방법
KR102257404B1 (ko) 자동차의 주변 영상 표시 장치
JP2003127813A (ja) 駐車支援装置