JP2002171239A - 変調装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 相互変調により生じる特性劣化を防止して、
高品質な伝送を行う。 【解決手段】 シンボル列設定手段13は、情報を表す
シンボル列に対し、相互変調により生じる歪み成分の周
波数が、OFDM変調の伝送帯域外となるように、シン
ボル列を設定する。逆フーリエ変換手段14は、シンボ
ル列を各キャリアに重畳させて逆フーリエ変換を行い、
位相軸に対応した信号を出力する。合成手段15は、信
号の合成制御を行い、OFDM変調信号を生成する。
高品質な伝送を行う。 【解決手段】 シンボル列設定手段13は、情報を表す
シンボル列に対し、相互変調により生じる歪み成分の周
波数が、OFDM変調の伝送帯域外となるように、シン
ボル列を設定する。逆フーリエ変換手段14は、シンボ
ル列を各キャリアに重畳させて逆フーリエ変換を行い、
位相軸に対応した信号を出力する。合成手段15は、信
号の合成制御を行い、OFDM変調信号を生成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変調装置、放送シス
テム、放送送信装置、伝送システム及び送信装置に関
し、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multip
lexing:直交周波数分割多重)変調を行って信号を伝送
する変調装置、OFDM変調伝送を行って、MPEG
(Moving Picture Experts Group)のディジタル放送を
行う放送システム、ディジタル放送でOFDM変調され
た信号を送信する放送送信装置、非線形な伝送特性を持
つ伝送路を通じて信号の伝送制御を行う伝送システム及
び非線形な伝送特性を持つ伝送路を通じて信号を送信す
る送信装置に関する。
テム、放送送信装置、伝送システム及び送信装置に関
し、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multip
lexing:直交周波数分割多重)変調を行って信号を伝送
する変調装置、OFDM変調伝送を行って、MPEG
(Moving Picture Experts Group)のディジタル放送を
行う放送システム、ディジタル放送でOFDM変調され
た信号を送信する放送送信装置、非線形な伝送特性を持
つ伝送路を通じて信号の伝送制御を行う伝送システム及
び非線形な伝送特性を持つ伝送路を通じて信号を送信す
る送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル信号の伝送技術とし
て、OFDMと呼ばれる変調方式が提案されている。こ
のOFDMは、伝送帯域内に多数の直交する副搬送波
(サブキャリア)を設け、それぞれのサブキャリアの振
幅及び位相にデータを割り当て、PSK(Phase Shift
Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulatio
n)によりディジタル変調する方式である。
て、OFDMと呼ばれる変調方式が提案されている。こ
のOFDMは、伝送帯域内に多数の直交する副搬送波
(サブキャリア)を設け、それぞれのサブキャリアの振
幅及び位相にデータを割り当て、PSK(Phase Shift
Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulatio
n)によりディジタル変調する方式である。
【0003】このOFDMは、多数のサブキャリアで伝
送帯域を分割するもので、サブキャリア1波あたりの帯
域を狭くすることで、それぞれのサブキャリアのシンボ
ル長を長くし、ガードインターバル部を付加することで
遅延波による符号間干渉の影響を除くことができる。
送帯域を分割するもので、サブキャリア1波あたりの帯
域を狭くすることで、それぞれのサブキャリアのシンボ
ル長を長くし、ガードインターバル部を付加することで
遅延波による符号間干渉の影響を除くことができる。
【0004】また、同時にすべてのサブキャリアを同期
変調させて周波数直交関係を保つことによって、サブキ
ャリアの間隔を最少に設定できるため、トータルの伝送
速度は、従来の変調方式とあまり変わらない伝送速度で
構成できる。
変調させて周波数直交関係を保つことによって、サブキ
ャリアの間隔を最少に設定できるため、トータルの伝送
速度は、従来の変調方式とあまり変わらない伝送速度で
構成できる。
【0005】さらに、OFDMは、複数のサブキャリア
に対してデータの割り当てが行われることから、変調時
には逆フーリエ変換を行うIFFT(Inverse Fast Fou
rierTransform)演算回路、復調時にはフーリエ変換を
行うFFT(Fast Fourier Transform)演算回路を用い
た送受信回路を構成する。
に対してデータの割り当てが行われることから、変調時
には逆フーリエ変換を行うIFFT(Inverse Fast Fou
rierTransform)演算回路、復調時にはフーリエ変換を
行うFFT(Fast Fourier Transform)演算回路を用い
た送受信回路を構成する。
【0006】以上のような特徴を持つOFDMは、マル
チパス妨害の影響を強く受ける地上波ディジタル放送に
適用することが広く検討されており、例えば、DVB−
T(Digital Video Broadcasting-Terrestrial)やIS
DB−T(Integrated Services Digital Broadcasting
-Terrestrial)といった規格が提案されている。
チパス妨害の影響を強く受ける地上波ディジタル放送に
適用することが広く検討されており、例えば、DVB−
T(Digital Video Broadcasting-Terrestrial)やIS
DB−T(Integrated Services Digital Broadcasting
-Terrestrial)といった規格が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のOFDM伝送では、伝送路に非線形性があると
き、各キャリアの相互変調によって生じる相互変調波が
自己の帯域に重畳されるため、特性が劣化するといった
問題があった。
従来のOFDM伝送では、伝送路に非線形性があると
き、各キャリアの相互変調によって生じる相互変調波が
自己の帯域に重畳されるため、特性が劣化するといった
問題があった。
【0008】また、このような特性劣化を避けるため
に、従来では、例えば出力段の能力を平均出力電力の少
なくとも10倍程度のピーク電力出力が可能となるよう
に設計して、伝送路の非線形性を小さくしていたが、こ
の場合、消費電力が大きくなってしまい、出力増幅器も
高価なものになるといった問題があった。
に、従来では、例えば出力段の能力を平均出力電力の少
なくとも10倍程度のピーク電力出力が可能となるよう
に設計して、伝送路の非線形性を小さくしていたが、こ
の場合、消費電力が大きくなってしまい、出力増幅器も
高価なものになるといった問題があった。
【0009】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、相互変調により生じる特性劣化を防止して、
高品質な伝送を行う変調装置を提供することを目的とす
る。また、本発明の他の目的は、相互変調により生じる
特性劣化を防止して、高品質な放送制御を行う放送シス
テムを提供することである。
のであり、相互変調により生じる特性劣化を防止して、
高品質な伝送を行う変調装置を提供することを目的とす
る。また、本発明の他の目的は、相互変調により生じる
特性劣化を防止して、高品質な放送制御を行う放送シス
テムを提供することである。
【0010】さらに、本発明の他の目的は、相互変調に
より生じる特性劣化を防止して、高品質な放送信号を送
信する放送送信装置を提供することである。また、本発
明の他の目的は、相互変調により生じる特性劣化を防止
して、高品質な通信制御を行う伝送システムを提供する
ことである。
より生じる特性劣化を防止して、高品質な放送信号を送
信する放送送信装置を提供することである。また、本発
明の他の目的は、相互変調により生じる特性劣化を防止
して、高品質な通信制御を行う伝送システムを提供する
ことである。
【0011】さらに、本発明の他の目的は、相互変調に
より生じる特性劣化を防止して、高品質な信号を送信す
る送信装置を提供することである。
より生じる特性劣化を防止して、高品質な信号を送信す
る送信装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、OFDM変調を行って信号を伝送する変
調装置において、情報を表すシンボル列に対し、相互変
調により生じる歪み成分の周波数が、前記OFDM変調
の伝送帯域外となるように、前記シンボル列を設定する
シンボル列設定手段と、前記シンボル列を各キャリアに
重畳させて逆フーリエ変換を行い、位相軸に対応した信
号を出力する逆フーリエ変換手段と、前記信号の合成制
御を行いOFDM変調信号を生成する合成手段と、を有
することを特徴とする変調装置が提供される。
決するために、OFDM変調を行って信号を伝送する変
調装置において、情報を表すシンボル列に対し、相互変
調により生じる歪み成分の周波数が、前記OFDM変調
の伝送帯域外となるように、前記シンボル列を設定する
シンボル列設定手段と、前記シンボル列を各キャリアに
重畳させて逆フーリエ変換を行い、位相軸に対応した信
号を出力する逆フーリエ変換手段と、前記信号の合成制
御を行いOFDM変調信号を生成する合成手段と、を有
することを特徴とする変調装置が提供される。
【0013】ここで、シンボル列設定手段は、情報を表
すシンボル列に対し、相互変調により生じる歪み成分の
周波数が、OFDM変調の伝送帯域外となるように、シ
ンボル列を設定する。逆フーリエ変換手段は、シンボル
列を各キャリアに重畳させて逆フーリエ変換を行い、位
相軸に対応した信号を出力する。合成手段は、信号の合
成制御を行い、OFDM変調信号を生成する。
すシンボル列に対し、相互変調により生じる歪み成分の
周波数が、OFDM変調の伝送帯域外となるように、シ
ンボル列を設定する。逆フーリエ変換手段は、シンボル
列を各キャリアに重畳させて逆フーリエ変換を行い、位
相軸に対応した信号を出力する。合成手段は、信号の合
成制御を行い、OFDM変調信号を生成する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の変調装置の原理図
である。変調装置10は、OFDM(直交周波数分割多
重)変調を行って信号を伝送する。
を参照して説明する。図1は本発明の変調装置の原理図
である。変調装置10は、OFDM(直交周波数分割多
重)変調を行って信号を伝送する。
【0015】シンボル列設定手段13は、情報を表すシ
ンボル列に対し、相互変調により生じる歪み成分(以降
では、相互変調波とも呼ぶ)の周波数が、OFDM変調
の伝送帯域外となるように、シンボル列を設定する。こ
こで、相互変調とは、複数の信号が増幅器など非線形性
を持つ回路に入力された場合、入力周波数の組み合わせ
により、新しい周波数を発生する現象のことをいう。
ンボル列に対し、相互変調により生じる歪み成分(以降
では、相互変調波とも呼ぶ)の周波数が、OFDM変調
の伝送帯域外となるように、シンボル列を設定する。こ
こで、相互変調とは、複数の信号が増幅器など非線形性
を持つ回路に入力された場合、入力周波数の組み合わせ
により、新しい周波数を発生する現象のことをいう。
【0016】逆フーリエ変換手段14は、シンボル列を
各キャリアに重畳させて逆フーリエ変換を行い、I、Q
の位相軸に対応した信号を出力する。合成手段15は、
D/A(ディジタル/アナログ)変換器15a、15
b、加算器15cを含む。D/A変換器15aは、Iチ
ャネルの信号をアナログ信号に変換し、D/A変換器1
5bは、Qチャネルの信号をアナログ信号に変換する。
加算器15cは、これらのアナログ信号を加算してOF
DM変調信号として出力する。なお、実際には、ゴース
ト信号対策のガードインターバルを付加する回路などが
含まれるが図中では省略している。変調装置10を適用
した具体的な装置の詳細構成については後述する。
各キャリアに重畳させて逆フーリエ変換を行い、I、Q
の位相軸に対応した信号を出力する。合成手段15は、
D/A(ディジタル/アナログ)変換器15a、15
b、加算器15cを含む。D/A変換器15aは、Iチ
ャネルの信号をアナログ信号に変換し、D/A変換器1
5bは、Qチャネルの信号をアナログ信号に変換する。
加算器15cは、これらのアナログ信号を加算してOF
DM変調信号として出力する。なお、実際には、ゴース
ト信号対策のガードインターバルを付加する回路などが
含まれるが図中では省略している。変調装置10を適用
した具体的な装置の詳細構成については後述する。
【0017】次に相互変調による特性劣化について詳し
く説明する。OFDMのようなマルチキャリアの信号を
非線形な伝送経路に通した場合、キャリア相互の変調に
より歪み成分が現れる。例えば、周波数faと周波数f
bの信号を非線形な経路に通した場合、faの下側とf
bの上側に次のような周波数の歪み成分が現れる。
く説明する。OFDMのようなマルチキャリアの信号を
非線形な伝送経路に通した場合、キャリア相互の変調に
より歪み成分が現れる。例えば、周波数faと周波数f
bの信号を非線形な経路に通した場合、faの下側とf
bの上側に次のような周波数の歪み成分が現れる。
【0018】
【数1】 fab=2×fa−fb …(1a) fba=2×fb−fa …(1b) 式(1a)、式(1b)は、相互変調波のスペクトルの
最も高い値を表す式である。従来のOFDM伝送方式で
はキャリアを隙間無く並べているので、この歪み成分が
OFDM信号の帯域内に入る場合は、まったく同じ周波
数のキャリアと重なることになる。
最も高い値を表す式である。従来のOFDM伝送方式で
はキャリアを隙間無く並べているので、この歪み成分が
OFDM信号の帯域内に入る場合は、まったく同じ周波
数のキャリアと重なることになる。
【0019】また、OFDMの受信装置では、本来のキ
ャリアに重なった同一周波数の歪み成分を分離すること
ができないため、この歪み成分は妨害信号となり、信号
伝送にエラーを生じさせる。
ャリアに重なった同一周波数の歪み成分を分離すること
ができないため、この歪み成分は妨害信号となり、信号
伝送にエラーを生じさせる。
【0020】例として、4波のキャリアの場合について
説明する。各キャリアの周波数を、最も低いサブキャリ
アの周波数を1000KHzとし、サブキャリア間隔を
10KHzとして隙間無く並べて決める。ここでは、f
1=1000KHz、f2=1010KHz、f3=1
020KHz、f4=1030KHzとする。
説明する。各キャリアの周波数を、最も低いサブキャリ
アの周波数を1000KHzとし、サブキャリア間隔を
10KHzとして隙間無く並べて決める。ここでは、f
1=1000KHz、f2=1010KHz、f3=1
020KHz、f4=1030KHzとする。
【0021】この信号による歪み成分の周波数は次のよ
うになる。
うになる。
【0022】
【数2】 f12=2×f1-f2=990KHz、 f13=2×f1-f3=980KHz、 f14=2×f1-f4=970KHz、 f21=2×f2-f1=1020KHz、 f23=2×f2-f3=1000KHz、 f24=2×f2-f4=990KHz、 f31=2×f3-f1=1040KHz、 f32=2×f3-f2=1030KHz、 f34=2×f3-f4=1010KHz、 f41=2×f4-f1=1060KHz、 f42=2×f4-f2=1050KHz、 f43=2×f4-f3=1040KHz、 …(2) 図2は相互変調波を示す図である。発生する歪み成分の
中で、信号帯域の1000KHz〜1030KHzの範
囲外の成分f12、f13、f14、f24、f31、
f41、f42、f43(図ではf12、f13、f1
4のみ示す)は、OFDM受信装置でフィルタリングす
ることで取り除くことができるので、実際に妨害信号と
はならない。
中で、信号帯域の1000KHz〜1030KHzの範
囲外の成分f12、f13、f14、f24、f31、
f41、f42、f43(図ではf12、f13、f1
4のみ示す)は、OFDM受信装置でフィルタリングす
ることで取り除くことができるので、実際に妨害信号と
はならない。
【0023】しかし、信号帯域の1000KHz〜10
30KHzの範囲内の成分f21、f23、f32、f
34は元の信号と完全に重なっており、妨害信号となっ
ている。
30KHzの範囲内の成分f21、f23、f32、f
34は元の信号と完全に重なっており、妨害信号となっ
ている。
【0024】このように、従来のOFDM伝送では、伝
送路に非線形性があると、各キャリアの相互変調によっ
て生じる相互変調波が自己の帯域に重畳されるため、特
性が劣化するという問題があった。
送路に非線形性があると、各キャリアの相互変調によっ
て生じる相互変調波が自己の帯域に重畳されるため、特
性が劣化するという問題があった。
【0025】次に相互変調波が自己の帯域内に重畳され
ないようなキャリアの選び方について説明する。式(1
a)、式(1b)で表される歪み成分が、元の信号の周
波数に重ならないように、OFDMの各キャリアの周波
数を選ぶ。
ないようなキャリアの選び方について説明する。式(1
a)、式(1b)で表される歪み成分が、元の信号の周
波数に重ならないように、OFDMの各キャリアの周波
数を選ぶ。
【0026】例えば、4波のキャリアの場合、各キャリ
アの周波数を、f1=1000KHz、f2=1010
KHz、f3=1030KHz、f4=1040KHz
と決める。この信号による歪み成分の周波数は次のよう
になる。
アの周波数を、f1=1000KHz、f2=1010
KHz、f3=1030KHz、f4=1040KHz
と決める。この信号による歪み成分の周波数は次のよう
になる。
【0027】
【数3】 f12=2×f1-f2=990KHz、 f13=2×f1-f3=970KHz、 f14=2×f1-f4=960KHz、 f21=2×f2-f1=1020KHz、 f23=2×f2-f3=990KHz、 f24=2×f2-f4=980KHz、 f31=2×f3-f1=1060KHz、 f32=2×f3-f2=1050KHz、 f34=2×f3-f4=1020KHz、 f41=2×f4-f1=1080KHz、 f42=2×f4-f2=1070KHz、 f43=2×f4-f3=1040KHz、 …(3) この歪み成分の周波数は、すべて元の信号周波数と重な
っていないので、歪み成分による元信号への妨害は起こ
らない。このように各キャリアを特定の配列で使用すれ
ば、周波数帯域を冗長に使うことになるが、非線形性の
強い伝送系でもOFDM技術を利用したマルチパス等に
強い信号伝送方式の構成を実現できる。
っていないので、歪み成分による元信号への妨害は起こ
らない。このように各キャリアを特定の配列で使用すれ
ば、周波数帯域を冗長に使うことになるが、非線形性の
強い伝送系でもOFDM技術を利用したマルチパス等に
強い信号伝送方式の構成を実現できる。
【0028】その他の例として、4波、20波、100
波、512波の割り当て例を図3〜図6に示す。ここ
で、図3に示す20波の場合、3つの例の中で、例3が
よりキャリア帯域幅が狭い組み合わせとなっている。こ
のように、帯域幅がより狭くなるようなキャリアの組み
合わせを選ぶことで、帯域幅の有効利用が可能になる。
波、512波の割り当て例を図3〜図6に示す。ここ
で、図3に示す20波の場合、3つの例の中で、例3が
よりキャリア帯域幅が狭い組み合わせとなっている。こ
のように、帯域幅がより狭くなるようなキャリアの組み
合わせを選ぶことで、帯域幅の有効利用が可能になる。
【0029】なお、上述の例以外でも相互変調波が自分
の帯域内に重畳されないようなキャリアの組み合わせ
は、すべて本発明のキャリアの組み合わせとして利用で
きる。ここで、本発明の変調装置10では、図3〜図6
で示したようなキャリアを選択するために、相互変調波
の周波数が伝送帯域外となるように、シンボル列を設定
する。相互変調波を発生させないキャリアの周波数配列
を生成するためには、大きさがゼロのヌル信号を逆フー
リエ変換処理に与えることで、相互変調波の周波数が、
OFDM変調の伝送帯域外となるようにする。
の帯域内に重畳されないようなキャリアの組み合わせ
は、すべて本発明のキャリアの組み合わせとして利用で
きる。ここで、本発明の変調装置10では、図3〜図6
で示したようなキャリアを選択するために、相互変調波
の周波数が伝送帯域外となるように、シンボル列を設定
する。相互変調波を発生させないキャリアの周波数配列
を生成するためには、大きさがゼロのヌル信号を逆フー
リエ変換処理に与えることで、相互変調波の周波数が、
OFDM変調の伝送帯域外となるようにする。
【0030】すなわち、伝送帯域内に入ってくる相互変
調波を発生させてしまうキャリア周波数の値はあらかじ
めわかるので、相互変調波を発生させてしまうそのキャ
リアに対する逆フーリエ変換のタイミング時にヌル信号
を与えることで、相互変調波を伝送帯域内に生成させな
いようにする(具体的な回路構成及び動作については図
12以降で後述する)。
調波を発生させてしまうキャリア周波数の値はあらかじ
めわかるので、相互変調波を発生させてしまうそのキャ
リアに対する逆フーリエ変換のタイミング時にヌル信号
を与えることで、相互変調波を伝送帯域内に生成させな
いようにする(具体的な回路構成及び動作については図
12以降で後述する)。
【0031】このような処理を行うことで、相互変調波
の影響を防ぐことができるので、伝送路が非線形性を持
つことが避けられない場合においても、OFDM伝送方
式を用いて、マルチパスの影響の無い伝送を実現するこ
とが可能になる。
の影響を防ぐことができるので、伝送路が非線形性を持
つことが避けられない場合においても、OFDM伝送方
式を用いて、マルチパスの影響の無い伝送を実現するこ
とが可能になる。
【0032】次に本発明の変調装置10を適用した、デ
ィジタル放送を行う放送システムについて説明する。図
7は放送システムの構成を示す図である。放送システム
1は、放送送信装置100と放送受信装置200とから
構成され、OFDM変調伝送を行って、MPEG2対応
のディジタル放送を行う。
ィジタル放送を行う放送システムについて説明する。図
7は放送システムの構成を示す図である。放送システム
1は、放送送信装置100と放送受信装置200とから
構成され、OFDM変調伝送を行って、MPEG2対応
のディジタル放送を行う。
【0033】MPEG2の多重化信号であるトランスポ
ート・ストリーム(TS)は、誤りのある環境で複数の
番組を扱うことができ、放送分野に主に利用される。放
送送信装置100に対し、符号化手段101は、MPE
G2のトランスポート・ストリームに対して、符号化信
号を生成する。マッピング手段102は、符号化信号の
符号系列を変調形式に応じて、マッピング点に割り当て
てシンボル列を生成する。フレームアダプテーション手
段103(本発明のシンボル列設定手段13に該当)
は、シンボル列に対し、相互変調により生じる歪み成分
の周波数が、OFDM変調の伝送帯域外となるように、
シンボル列を設定する。
ート・ストリーム(TS)は、誤りのある環境で複数の
番組を扱うことができ、放送分野に主に利用される。放
送送信装置100に対し、符号化手段101は、MPE
G2のトランスポート・ストリームに対して、符号化信
号を生成する。マッピング手段102は、符号化信号の
符号系列を変調形式に応じて、マッピング点に割り当て
てシンボル列を生成する。フレームアダプテーション手
段103(本発明のシンボル列設定手段13に該当)
は、シンボル列に対し、相互変調により生じる歪み成分
の周波数が、OFDM変調の伝送帯域外となるように、
シンボル列を設定する。
【0034】逆フーリエ変換手段(以下、IFFT)1
04は、シンボル列を各キャリアに重畳させて逆フーリ
エ変換を行い、位相軸に対応した信号を出力する。ガー
ドインターバル付加手段105−1は、信号を合成して
ガードインターバルを付加してガードインターバル付加
信号を生成する。
04は、シンボル列を各キャリアに重畳させて逆フーリ
エ変換を行い、位相軸に対応した信号を出力する。ガー
ドインターバル付加手段105−1は、信号を合成して
ガードインターバルを付加してガードインターバル付加
信号を生成する。
【0035】送信手段105−2は、ガードインターバ
ル付加信号にD/A変換を行ってアナログ信号とし、ア
ナログ信号を無線周波数帯域にアップコンバートしてO
FDM変調波を生成してアンテナを通じて(非線形伝送
路を通じて)送信する。
ル付加信号にD/A変換を行ってアナログ信号とし、ア
ナログ信号を無線周波数帯域にアップコンバートしてO
FDM変調波を生成してアンテナを通じて(非線形伝送
路を通じて)送信する。
【0036】放送受信装置200は、OFDM変調波を
受信して、OFDM復調を行って復調信号を生成し、復
調信号を復号化する。図8は放送送信装置100の構成
を示す図である。なお、符号化手段101は、MUXア
ダプテーション/エネルギ拡散手段101a〜ビット&
シンボルインタリーブ手段101eまでの構成要素を含
み、送信手段105−2は、D/A105−2a、フロ
ントエンド105−2bの構成要素を含む。
受信して、OFDM復調を行って復調信号を生成し、復
調信号を復号化する。図8は放送送信装置100の構成
を示す図である。なお、符号化手段101は、MUXア
ダプテーション/エネルギ拡散手段101a〜ビット&
シンボルインタリーブ手段101eまでの構成要素を含
み、送信手段105−2は、D/A105−2a、フロ
ントエンド105−2bの構成要素を含む。
【0037】まず、映像や音声信号を圧縮・多重化し、
MPEG2トランスポート・ストリーム形式に変換され
た信号は、MUXアダプテーション/エネルギ拡散手段
101aに供給される。
MPEG2トランスポート・ストリーム形式に変換され
た信号は、MUXアダプテーション/エネルギ拡散手段
101aに供給される。
【0038】MUXアダプテーション/エネルギ拡散手
段101aは、トランスポート・ストリームのヘッダ1
バイトのデータ47hを8MPEG2トランスポートパ
ケットごとにビット反転し、B8hとする。このとき同
時に、エネルギ拡散回路のPRBS(Pseudo Random Bi
t Sequence)のシフトレジスタを所定の種で初期化す
る。PRBSの系列はX15+X14+1で、種は009A
hである。エネルギ拡散回路は,トランスポート・スト
リームのヘッダ1バイトを除いたデータと排他論理和の
演算を行う。
段101aは、トランスポート・ストリームのヘッダ1
バイトのデータ47hを8MPEG2トランスポートパ
ケットごとにビット反転し、B8hとする。このとき同
時に、エネルギ拡散回路のPRBS(Pseudo Random Bi
t Sequence)のシフトレジスタを所定の種で初期化す
る。PRBSの系列はX15+X14+1で、種は009A
hである。エネルギ拡散回路は,トランスポート・スト
リームのヘッダ1バイトを除いたデータと排他論理和の
演算を行う。
【0039】MUXアダプテーション/エネルギ拡散手
段101aは、要するに、入力データを擬似ランダム列
でスクランブル化することで“0”または“1”が続い
てエネルギが集中しないように拡散させ、そして、誤っ
た同期(擬似同期ロック)を防ぐ回路である。
段101aは、要するに、入力データを擬似ランダム列
でスクランブル化することで“0”または“1”が続い
てエネルギが集中しないように拡散させ、そして、誤っ
た同期(擬似同期ロック)を防ぐ回路である。
【0040】リードソロモン(Reed-Solomon Coding)
符号化手段101bは、トランスポート・ストリームパ
ケットごとに16バイトのパリティを付加し、誤り訂正
のための符号化を行う。畳み込みインタリーブ(Convol
ution Interleaving)手段101cは、バースト誤り対
策処理として、データをインタリーブする(例えば、深
さ12)。
符号化手段101bは、トランスポート・ストリームパ
ケットごとに16バイトのパリティを付加し、誤り訂正
のための符号化を行う。畳み込みインタリーブ(Convol
ution Interleaving)手段101cは、バースト誤り対
策処理として、データをインタリーブする(例えば、深
さ12)。
【0041】畳み込み符号化手段101dは、G1=1
71(Octal)及びG2=133(Octal)の符号化器を有
し、1ビットごとの入力に対して2ビットの符号化出力
を行う。符号化率は1/2、2/3、3/4、5/6、
7/8から選択できる。なお、畳み込み符号は、パンク
チャッドと呼ぶ手法を使う。これは復号化する際に1/
2と同じ処理回路を用意すれば、その他の符号化率(2
/3〜7/8)のデータも自動的に復号化できるように
する手法である。
71(Octal)及びG2=133(Octal)の符号化器を有
し、1ビットごとの入力に対して2ビットの符号化出力
を行う。符号化率は1/2、2/3、3/4、5/6、
7/8から選択できる。なお、畳み込み符号は、パンク
チャッドと呼ぶ手法を使う。これは復号化する際に1/
2と同じ処理回路を用意すれば、その他の符号化率(2
/3〜7/8)のデータも自動的に復号化できるように
する手法である。
【0042】ビット&シンボルインタリーブ手段101
eは、OFDMシンボル内の周波数のインタリーブとマ
ッピング点に割り当てるビット内のインタリーブを行
う。マッピング手段102は、変調形式に応じて相当の
符号系列を(例えば、64QAMの場合には6ビットの
符号である)所定のマッピング点に割り当てる。このと
き、I、Q成分の2次元情報となる。これをフレームア
ダプテーション手段103に供給する。
eは、OFDMシンボル内の周波数のインタリーブとマ
ッピング点に割り当てるビット内のインタリーブを行
う。マッピング手段102は、変調形式に応じて相当の
符号系列を(例えば、64QAMの場合には6ビットの
符号である)所定のマッピング点に割り当てる。このと
き、I、Q成分の2次元情報となる。これをフレームア
ダプテーション手段103に供給する。
【0043】フレームアダプテーション手段103は、
マッピングされた情報の他に所定のパイロット信号や伝
送路多重制御信号(TPS:Transmission Parameter S
ignaling)が挿入され、かつヌル信号を生成して、シン
ボル列をIFFT104に供給する。
マッピングされた情報の他に所定のパイロット信号や伝
送路多重制御信号(TPS:Transmission Parameter S
ignaling)が挿入され、かつヌル信号を生成して、シン
ボル列をIFFT104に供給する。
【0044】IFFT104は、I、Qの2048組の
データを一括して、IFFT処理を行い、ガードインタ
ーバル付加手段105−1に供給する。ガードインター
バル付加手段105は、IFFT104から出力された
有効シンボルの信号の後半1/4の信号波形を複写し
て、これを有効シンボルの先頭に付加する。
データを一括して、IFFT処理を行い、ガードインタ
ーバル付加手段105−1に供給する。ガードインター
バル付加手段105は、IFFT104から出力された
有効シンボルの信号の後半1/4の信号波形を複写し
て、これを有効シンボルの先頭に付加する。
【0045】D/A105−2aは、ディジタル信号を
アナログ信号に変換し、フロントエンド105−2bに
供給する。フロントエンド105−2bは、空中に放射
するためにRF帯域へアップコンバートを行い、アンテ
ナを通じて信号を送信する。
アナログ信号に変換し、フロントエンド105−2bに
供給する。フロントエンド105−2bは、空中に放射
するためにRF帯域へアップコンバートを行い、アンテ
ナを通じて信号を送信する。
【0046】図9は畳み込みインタリーブ手段101c
の構成を示す図である。畳み込みインタリーブ手段10
1cは、12のブランチを持ち、入力・出力とも同じブ
ランチを選択し、1バイトごと同時に0、1、2、3、
4、…、11、0、1、…という具合にブランチを切替
えて行く。また、各ブランチには遅延素子があり、1バ
イトの入力に対して1バイトの出力を行う。
の構成を示す図である。畳み込みインタリーブ手段10
1cは、12のブランチを持ち、入力・出力とも同じブ
ランチを選択し、1バイトごと同時に0、1、2、3、
4、…、11、0、1、…という具合にブランチを切替
えて行く。また、各ブランチには遅延素子があり、1バ
イトの入力に対して1バイトの出力を行う。
【0047】図10はOFDMの伝送形態を示す図であ
る。OFDMによる送信信号は、シンボル単位で伝送さ
れる。このOFDMシンボルは、送信時にIFFT演算
が行われる信号期間である有効シンボルと、この有効シ
ンボルの後半の一部の波形をそのまま複写したガードイ
ンターバルとから構成されている。
る。OFDMによる送信信号は、シンボル単位で伝送さ
れる。このOFDMシンボルは、送信時にIFFT演算
が行われる信号期間である有効シンボルと、この有効シ
ンボルの後半の一部の波形をそのまま複写したガードイ
ンターバルとから構成されている。
【0048】このガードインターバルはシンボルの前半
部分に設けられている。例えば、DVB−T規格(2K
モード)においては、有効シンボル内に2048本のサ
ブキャリアが含まれており、そのサブキャリア間隔は
4.14KHzとなっている。
部分に設けられている。例えば、DVB−T規格(2K
モード)においては、有効シンボル内に2048本のサ
ブキャリアが含まれており、そのサブキャリア間隔は
4.14KHzとなっている。
【0049】また、有効シンボル内の2048本のサブ
キャリアのうち、1705本のサブキャリアにデータが
変調されており、ガードバンドインターバル部の長さは
有効シンボルの1/4となっている。なお、図中のA
は、OFDMシンボルの境界を示し、Bはガードバンド
インターバルの終了位置を示している。
キャリアのうち、1705本のサブキャリアにデータが
変調されており、ガードバンドインターバル部の長さは
有効シンボルの1/4となっている。なお、図中のA
は、OFDMシンボルの境界を示し、Bはガードバンド
インターバルの終了位置を示している。
【0050】図11は放送受信装置200の構成を示す
図である。放送送信装置100から送出された信号波
は、アンテナにより受信され、RF信号としてチューナ
201に供給される。
図である。放送送信装置100から送出された信号波
は、アンテナにより受信され、RF信号としてチューナ
201に供給される。
【0051】チューナ201は、受信信号をIF信号に
周波数変換する。A/D202は、IF信号をA/D変
換してディジタル化する。例えば、OFDM時間領域信
号の有効シンボルを2048サンプル、ガードバンドイ
ンターバルを512サンプルでサンプリングしてディジ
タル化する。
周波数変換する。A/D202は、IF信号をA/D変
換してディジタル化する。例えば、OFDM時間領域信
号の有効シンボルを2048サンプル、ガードバンドイ
ンターバルを512サンプルでサンプリングしてディジ
タル化する。
【0052】ディジタル直交復調手段203は、所定の
周波数(キャリア周波数)のキャリア信号を用いて、デ
ィジタル化されたIF信号を直交復調し、ベースバンド
のOFDM信号を出力する。このディジタル直交復調手
段203から出力されるベースバンドのOFDM信号
は、フーリエ変換(FFT)演算される前の時間領域の
信号である。
周波数(キャリア周波数)のキャリア信号を用いて、デ
ィジタル化されたIF信号を直交復調し、ベースバンド
のOFDM信号を出力する。このディジタル直交復調手
段203から出力されるベースバンドのOFDM信号
は、フーリエ変換(FFT)演算される前の時間領域の
信号である。
【0053】このことから、以下,ディジタル直交復調
後でFFT演算される前のベースバンド信号を、OFD
M時間領域信号と呼ぶ。このOFDM時間領域信号は、
直交復調された結果、実軸成分(Iチャンネル信号)
と、虚軸成分(Qチャンネル信号)とを含んだ複素信号
となる。ディジタル直交復調手段203により出力され
るOFDM時間領域信号は、FFT204及び狭帯域キ
ャリア周波数誤差算出手段205に供給される。
後でFFT演算される前のベースバンド信号を、OFD
M時間領域信号と呼ぶ。このOFDM時間領域信号は、
直交復調された結果、実軸成分(Iチャンネル信号)
と、虚軸成分(Qチャンネル信号)とを含んだ複素信号
となる。ディジタル直交復調手段203により出力され
るOFDM時間領域信号は、FFT204及び狭帯域キ
ャリア周波数誤差算出手段205に供給される。
【0054】FFT204は、OFDM時間領域信号に
対してFFT演算を行い、各サブキャリアに直交変調さ
れているデータを抽出して出力する。このFFT204
から出力される信号は、FFT演算された後のいわゆる
周波数領域の信号である。このことから、以下、FFT
演算後の信号をOFDM周波数領域信号と呼ぶ。
対してFFT演算を行い、各サブキャリアに直交変調さ
れているデータを抽出して出力する。このFFT204
から出力される信号は、FFT演算された後のいわゆる
周波数領域の信号である。このことから、以下、FFT
演算後の信号をOFDM周波数領域信号と呼ぶ。
【0055】FFT204は、1つのOFDMシンボル
から有効シンボル長の範囲(例えば2048サンプル)
の信号を抜き出し(すなわち、1つのOFDMシンボル
からガードバンドインターバル分の範囲を除き)、抜き
出した2048サンプルのOFDM時間領域信号に対し
てFFT演算を行う。
から有効シンボル長の範囲(例えば2048サンプル)
の信号を抜き出し(すなわち、1つのOFDMシンボル
からガードバンドインターバル分の範囲を除き)、抜き
出した2048サンプルのOFDM時間領域信号に対し
てFFT演算を行う。
【0056】その演算開始位置は、OFDMシンボルの
境界(図10中Aの位置)から、ガードバンドインター
バルの終了位置(図10中Bの位置)までのいずれかの
位置となる。この演算範囲のことをFFTウィンドウと
呼ぶ。
境界(図10中Aの位置)から、ガードバンドインター
バルの終了位置(図10中Bの位置)までのいずれかの
位置となる。この演算範囲のことをFFTウィンドウと
呼ぶ。
【0057】このように、FFT204から出力された
OFDM周波数領域信号は、OFDM時間領域信号と同
様に、実軸成分(Iチャンネル信号)と、虚軸成分(Q
チャンネル信号)とからなる複素信号となっている。O
FDM周波数領域信号は、広帯域キャリア周波数誤差算
出手段206及びイコライザ208に供給される。
OFDM周波数領域信号は、OFDM時間領域信号と同
様に、実軸成分(Iチャンネル信号)と、虚軸成分(Q
チャンネル信号)とからなる複素信号となっている。O
FDM周波数領域信号は、広帯域キャリア周波数誤差算
出手段206及びイコライザ208に供給される。
【0058】一方、狭帯域キャリア周波数誤差算出手段
(FAFC)205は、OFDM時間領域信号に含まれ
るキャリア周波数誤差を算出する。具体的には、サブキ
ャリアの周波数間隔(4.14KHz)の±1/2以下
の精度の狭帯域キャリア周波数誤差を算出する。
(FAFC)205は、OFDM時間領域信号に含まれ
るキャリア周波数誤差を算出する。具体的には、サブキ
ャリアの周波数間隔(4.14KHz)の±1/2以下
の精度の狭帯域キャリア周波数誤差を算出する。
【0059】キャリア周波数誤差は、チューナ201の
局部発信から出力される基準周波数のずれ等により生じ
るOFDM時間領域信号の中心周波数位置の誤差であ
り、この誤差が大きくなると出力されるデータの誤り率
が増大する。狭帯域キャリア周波数誤差算出手段205
により求められた狭帯域キャリア周波数誤差は、数値コ
ントロール発振手段207に供給される。
局部発信から出力される基準周波数のずれ等により生じ
るOFDM時間領域信号の中心周波数位置の誤差であ
り、この誤差が大きくなると出力されるデータの誤り率
が増大する。狭帯域キャリア周波数誤差算出手段205
により求められた狭帯域キャリア周波数誤差は、数値コ
ントロール発振手段207に供給される。
【0060】また、広帯域キャリア周波数誤差算出手段
(WAFC)206は、OFDM時間領域に含まれるキ
ャリア周波数誤差を算出する。具体的には、サブキャリ
アの周波数(例えば4.14KHz)間隔精度の広帯域
キャリア周波数誤差を算出する。この広帯域キャリア周
波数誤差算出手段206は、コンティニュアルパイロッ
ト信号(CP信号)を参照して、このCP信号が本来の
CP信号の挿入位置からどの程度シフトしているかを算
出して、このシフト量を求めている。広帯域キャリア周
波数誤差算出手段206により求められた広帯域キャリ
ア周波数誤差は、数値コントロール発振手段207に供
給される。
(WAFC)206は、OFDM時間領域に含まれるキ
ャリア周波数誤差を算出する。具体的には、サブキャリ
アの周波数(例えば4.14KHz)間隔精度の広帯域
キャリア周波数誤差を算出する。この広帯域キャリア周
波数誤差算出手段206は、コンティニュアルパイロッ
ト信号(CP信号)を参照して、このCP信号が本来の
CP信号の挿入位置からどの程度シフトしているかを算
出して、このシフト量を求めている。広帯域キャリア周
波数誤差算出手段206により求められた広帯域キャリ
ア周波数誤差は、数値コントロール発振手段207に供
給される。
【0061】数値コントロール発振手段(NCO)20
7は、狭帯域キャリア周波数誤差算出手段205により
算出されたサブキャリア周波数間隔の±1/2精度の狭
帯域キャリア周波数誤差と、広帯域キャリア周波数誤差
算出手段206により算出されたサブキャリア周波数間
隔精度の広帯域キャリア周波数誤差とを加算し、加算し
て得られたキャリア周波数誤差に応じて周波数が増減す
るキャリア周波数誤差補正信号を出力する。
7は、狭帯域キャリア周波数誤差算出手段205により
算出されたサブキャリア周波数間隔の±1/2精度の狭
帯域キャリア周波数誤差と、広帯域キャリア周波数誤差
算出手段206により算出されたサブキャリア周波数間
隔精度の広帯域キャリア周波数誤差とを加算し、加算し
て得られたキャリア周波数誤差に応じて周波数が増減す
るキャリア周波数誤差補正信号を出力する。
【0062】このキャリア周波数誤差補正信号は、複素
信号であり、ディジタル直交復調手段203に供給され
る。このキャリア周波数誤差補正信号は、キャリア周波
数誤差補正信号にもとづきキャリア周波数を補正しなが
ら、ディジタル直交復調をする。
信号であり、ディジタル直交復調手段203に供給され
る。このキャリア周波数誤差補正信号は、キャリア周波
数誤差補正信号にもとづきキャリア周波数を補正しなが
ら、ディジタル直交復調をする。
【0063】イコライザ208は、スキャッタドパイロ
ット信号(SP信号)を用いて、OFDM周波数領域信
号の位相等化及び振幅等化を行う。位相等化及び振幅等
化がされたOFDM周波数領域信号は、TPS復調手段
209とデマッピング手段210に供給される。
ット信号(SP信号)を用いて、OFDM周波数領域信
号の位相等化及び振幅等化を行う。位相等化及び振幅等
化がされたOFDM周波数領域信号は、TPS復調手段
209とデマッピング手段210に供給される。
【0064】TPS(Transmission Parameter Signali
ng)復調手段209は、所定の周波数成分に割り当てら
れたTPS信号を分離してその信号から符号化率、変調
方式及びガードインターバル長等の情報を復調する。
ng)復調手段209は、所定の周波数成分に割り当てら
れたTPS信号を分離してその信号から符号化率、変調
方式及びガードインターバル長等の情報を復調する。
【0065】デマッピング手段210は、イコライザ2
08により振幅等化及び位相等化されたOFDM周波数
領域信号を、その変調方式に応じてデマッピングを行っ
てデータの復号をし、ビット&シンボルデインタリーブ
手段211に供給する。
08により振幅等化及び位相等化されたOFDM周波数
領域信号を、その変調方式に応じてデマッピングを行っ
てデータの復号をし、ビット&シンボルデインタリーブ
手段211に供給する。
【0066】ビット&シンボルデインタリーブ手段21
1は、変調側で行ったビットインタリーブ及びシンボル
インタリーブの逆操作を行い、処理された信号はビタビ
デコーダ212に供給される。
1は、変調側で行ったビットインタリーブ及びシンボル
インタリーブの逆操作を行い、処理された信号はビタビ
デコーダ212に供給される。
【0067】ビタビデコーダ(Viterbi Decoding)21
2は、ビタビアルゴリズムを用いた最尤復号を行い、処
理された信号は畳み込みデインタリーブ手段213に供
給される。
2は、ビタビアルゴリズムを用いた最尤復号を行い、処
理された信号は畳み込みデインタリーブ手段213に供
給される。
【0068】畳み込みデインタリーブ手段(Convolutio
n Decoding)213は、変調側で行った畳み込みインタ
リーブ制御の逆操作を行い、処理された信号はリードソ
ロモン復号手段214に供給される。
n Decoding)213は、変調側で行った畳み込みインタ
リーブ制御の逆操作を行い、処理された信号はリードソ
ロモン復号手段214に供給される。
【0069】リードソロモンデコーダ(Reed-Solomon D
ecoding)214は、リードソロモン符号を復号し、誤
りがあればそれを訂正し、処理された信号はMUXアダ
プテーション/エネルギ逆拡散手段215に供給され
る。
ecoding)214は、リードソロモン符号を復号し、誤
りがあればそれを訂正し、処理された信号はMUXアダ
プテーション/エネルギ逆拡散手段215に供給され
る。
【0070】MUXアダプテーション/エネルギ逆拡散
手段215は、MPEG2トランスポート・ストリーム
のヘッダの1バイト目のデータが47hであればそのま
ま、B8hであればビット反転を行い、このPRBS系
列とデータの排他的論理を行う。このPRBSは変調側
のエネルギ拡散回路で用いられるPRBSと同一のもの
である。そして、信号はMPEG2トランスポート・ス
トリームとして出力される。
手段215は、MPEG2トランスポート・ストリーム
のヘッダの1バイト目のデータが47hであればそのま
ま、B8hであればビット反転を行い、このPRBS系
列とデータの排他的論理を行う。このPRBSは変調側
のエネルギ拡散回路で用いられるPRBSと同一のもの
である。そして、信号はMPEG2トランスポート・ス
トリームとして出力される。
【0071】次にフレームアダプテーション手段103
について詳しく説明する。図12はフレームアダプテー
ション手段103の構成を示す図である。フレームアダ
プテーション手段103は、信号選択制御回路103a
と信号切替え回路103bとから構成される。
について詳しく説明する。図12はフレームアダプテー
ション手段103の構成を示す図である。フレームアダ
プテーション手段103は、信号選択制御回路103a
と信号切替え回路103bとから構成される。
【0072】信号選択制御回路103aは、シンボルカ
ウンタ103a−1、キャリアアドレスカウンタ103
a−2、フラグ発生部103a−3から構成される。シ
ンボルカウンタ103a−1は、システムクロックとフ
レームリセットを受信して、フレームの先頭位置でシン
ボルカウンタをリセットし、例えば4シンボル周期のス
キャッタドアドレスを発生させる。
ウンタ103a−1、キャリアアドレスカウンタ103
a−2、フラグ発生部103a−3から構成される。シ
ンボルカウンタ103a−1は、システムクロックとフ
レームリセットを受信して、フレームの先頭位置でシン
ボルカウンタをリセットし、例えば4シンボル周期のス
キャッタドアドレスを発生させる。
【0073】キャリアアドレスカウンタ103a−2
は、システムクロックとシンボルリセットを受信して、
シンボルの先頭位置でキャリアアドレスカウンタをリセ
ットしてキャリア番号のキャリアアドレスを発生させ
る。
は、システムクロックとシンボルリセットを受信して、
シンボルの先頭位置でキャリアアドレスカウンタをリセ
ットしてキャリア番号のキャリアアドレスを発生させ
る。
【0074】フラグ発生部103a−3は、これらのア
ドレスを元にあらかじめ用意したテーブルを参照して、
シンボル毎に一定の位置に挿入される Continual pilot
及びキャリアを発生させないためのヌル信号の位置と、
4シンボル周期で位置を変えて挿入される Scattered p
ilotの位置を決めて、そのタイミングに信号選択するた
めのフラグを発生させる。
ドレスを元にあらかじめ用意したテーブルを参照して、
シンボル毎に一定の位置に挿入される Continual pilot
及びキャリアを発生させないためのヌル信号の位置と、
4シンボル周期で位置を変えて挿入される Scattered p
ilotの位置を決めて、そのタイミングに信号選択するた
めのフラグを発生させる。
【0075】信号切替え回路103bは、マッピング手
段102で生成された信号データと、復調時に振幅と位
相の波形等化を行うときに参照するためのパイロット信
号(PLT:Pilot signal)データと、伝送時の各種情
報を受信側につたえるための伝送路多重制御信号(TP
S:Transmission Parameter Signaling)データとの3
種類のデータ及び制御信号として信号選択制御回路10
3aからフラグが供給される。
段102で生成された信号データと、復調時に振幅と位
相の波形等化を行うときに参照するためのパイロット信
号(PLT:Pilot signal)データと、伝送時の各種情
報を受信側につたえるための伝送路多重制御信号(TP
S:Transmission Parameter Signaling)データとの3
種類のデータ及び制御信号として信号選択制御回路10
3aからフラグが供給される。
【0076】そして、信号切替え回路103bでは、フ
ラグの指示に従って3種類のデータとヌル信号となるゼ
ロを切替えて、IFFT104に供給する。ここで、P
LT信号の挿入位置の一例としてEBU(欧州放送連
合)のOFDMを使ったディジタル放送規格であるITU-
R121/11の2Kモードに規定されているPLT信号の位
置について説明する。
ラグの指示に従って3種類のデータとヌル信号となるゼ
ロを切替えて、IFFT104に供給する。ここで、P
LT信号の挿入位置の一例としてEBU(欧州放送連
合)のOFDMを使ったディジタル放送規格であるITU-
R121/11の2Kモードに規定されているPLT信号の位
置について説明する。
【0077】PLT信号は、シンボルによって少しずつ
位置を変えて挿入されるスキャッタドパイロットと、シ
ンボルごとに決まった位置に挿入されるコンティニュア
ルパイロットがある。
位置を変えて挿入されるスキャッタドパイロットと、シ
ンボルごとに決まった位置に挿入されるコンティニュア
ルパイロットがある。
【0078】スキャッタドパイロットのキャリア位置K
は、次式で規定されている。
は、次式で規定されている。
【0079】
【数4】 K=Kmin+3×(I mod4)+12×p …(4) ここで、Kminはキャリア番号の最小値(ここでは
0)、Iはシンボル番号(0〜67)、pは整数であ
る。また、Kはキャリア番号の最大値であるKmax(こ
こでは1704)を超えないものとする。
0)、Iはシンボル番号(0〜67)、pは整数であ
る。また、Kはキャリア番号の最大値であるKmax(こ
こでは1704)を超えないものとする。
【0080】コンティニュアルパイロットは、45個あ
り、次のように決められている。0、48,54,87、141、156、1
92,201、255、279、282、333,432、450、483、525、531、618、71
4、759、765、780、804、873、888、918、939、942、969、984、105
0、1101、1107、1110、1137、1140、1146、1206、1269、1323、137
7、1491、1683、1704 次にIFFT104の動作について説明する。わかりや
すくするために、まず逆の動作であるFFTで考えてみ
る。信号をFFTするとよく知られているようにスペク
トルに分解される。
り、次のように決められている。0、48,54,87、141、156、1
92,201、255、279、282、333,432、450、483、525、531、618、71
4、759、765、780、804、873、888、918、939、942、969、984、105
0、1101、1107、1110、1137、1140、1146、1206、1269、1323、137
7、1491、1683、1704 次にIFFT104の動作について説明する。わかりや
すくするために、まず逆の動作であるFFTで考えてみ
る。信号をFFTするとよく知られているようにスペク
トルに分解される。
【0081】あるバンド幅の信号を一定の周期のクロッ
クでサンプリングして一定量のディジタルデータとし、
これをFFT回路に流し込む。FFT回路の中でデータ
は演算される。演算が済むとFFT回路からスペクトル
に分解された結果として、データの実数部と虚数部が順
番に出てくる。
クでサンプリングして一定量のディジタルデータとし、
これをFFT回路に流し込む。FFT回路の中でデータ
は演算される。演算が済むとFFT回路からスペクトル
に分解された結果として、データの実数部と虚数部が順
番に出てくる。
【0082】ここでもし、最初の信号であるスペクトル
が無かったとすると、FFTの演算結果は信号のスペク
トルだから、データのある場所の大きさがゼロになって
いるはずである。演算結果はFFT回路から順番に出て
くるから、実際にはあるタイミングで出てきた信号の大
きさがゼロになっている。
が無かったとすると、FFTの演算結果は信号のスペク
トルだから、データのある場所の大きさがゼロになって
いるはずである。演算結果はFFT回路から順番に出て
くるから、実際にはあるタイミングで出てきた信号の大
きさがゼロになっている。
【0083】IFFT104を使って、あるキャリアを
出力させない動作は、上記の動作を反対方向に行うこと
である。あるタイミングで大きさがゼロのデータをIF
FT104に送り込むと、それに相当した位置のキャリ
アが欠落した信号データがIFFT104から出力され
ることになる。
出力させない動作は、上記の動作を反対方向に行うこと
である。あるタイミングで大きさがゼロのデータをIF
FT104に送り込むと、それに相当した位置のキャリ
アが欠落した信号データがIFFT104から出力され
ることになる。
【0084】次に信号切替え回路103bから出力され
るデータの配列(シンボル列)を使って、IFFT10
4で変調される動作について説明する。図13は信号切
替え回路103bから出力されるデータの配列の一例を
示す図であり、図14はIFFT104で変調される動
作を説明するための図である。
るデータの配列(シンボル列)を使って、IFFT10
4で変調される動作について説明する。図13は信号切
替え回路103bから出力されるデータの配列の一例を
示す図であり、図14はIFFT104で変調される動
作を説明するための図である。
【0085】IFFT104に入った信号(No.0〜
No.4:各2ビット)はΔf〜Δ5fの振幅を順番に
変調する。例えば、QPSKの場合で説明する。まず,
No.0の信号2ビットのうちの最初の1ビットはΔf
の実数部を1倍(Data=0)するか−1倍(Data=1)す
る。次にNo.0の信号2ビットのうちの次の1ビット
はΔfの虚数部を1倍(Data=0)するか−1倍(Data=
1)する。
No.4:各2ビット)はΔf〜Δ5fの振幅を順番に
変調する。例えば、QPSKの場合で説明する。まず,
No.0の信号2ビットのうちの最初の1ビットはΔf
の実数部を1倍(Data=0)するか−1倍(Data=1)す
る。次にNo.0の信号2ビットのうちの次の1ビット
はΔfの虚数部を1倍(Data=0)するか−1倍(Data=
1)する。
【0086】次にNo.1の信号の最初の1ビットは2
Δfの実数部を1倍(Data=0)するか−1倍(Data=
1)、No.1の信号の次の1ビットは2Δfの虚数部を
1倍(Data=0)するか−1倍(Data=1)する。
Δfの実数部を1倍(Data=0)するか−1倍(Data=
1)、No.1の信号の次の1ビットは2Δfの虚数部を
1倍(Data=0)するか−1倍(Data=1)する。
【0087】以下同様に、No.4の信号の2番目の1
ビットが5Δfの虚数部を変調するまで演算を行う。そ
して、演算された各波形を実数部と虚数部でそれぞれ加
算して合成し、最後に実数部と虚数部を交互にデータと
して使って、出力波形とする。この出力波形にはΔf〜
5Δfのすべてのキャリアが含まれている。なお、この
図は各々の波形の形からわかるように、No.0からN
o.4までのデータのコードがすべて0の場合である。
ビットが5Δfの虚数部を変調するまで演算を行う。そ
して、演算された各波形を実数部と虚数部でそれぞれ加
算して合成し、最後に実数部と虚数部を交互にデータと
して使って、出力波形とする。この出力波形にはΔf〜
5Δfのすべてのキャリアが含まれている。なお、この
図は各々の波形の形からわかるように、No.0からN
o.4までのデータのコードがすべて0の場合である。
【0088】ここで、例えば、3Δfのキャリアを出力
しないようにする場合、これはつまり、3Δfの実数部
と虚数部をゼロ倍すれば良いので(相互変調波を発生さ
せてしまうキャリアに対する逆フーリエ変換のタイミン
グ時にヌル信号を与える)、No.2で変調するタイミ
ングで3Δfに対してゼロを掛け算することになる。こ
のようにして合成された出力波形は、当然のことながら
3Δfのキャリアを含んでいない。
しないようにする場合、これはつまり、3Δfの実数部
と虚数部をゼロ倍すれば良いので(相互変調波を発生さ
せてしまうキャリアに対する逆フーリエ変換のタイミン
グ時にヌル信号を与える)、No.2で変調するタイミ
ングで3Δfに対してゼロを掛け算することになる。こ
のようにして合成された出力波形は、当然のことながら
3Δfのキャリアを含んでいない。
【0089】以上説明したように、本発明では、OFD
Mの各キャリアを特定の配列に設定することで、相互変
調により生じる不要なキャリアの干渉による特性劣化を
防止でき、マルチパス等の符号間干渉を小さくして、高
品質な伝送制御を行うことが可能になる。
Mの各キャリアを特定の配列に設定することで、相互変
調により生じる不要なキャリアの干渉による特性劣化を
防止でき、マルチパス等の符号間干渉を小さくして、高
品質な伝送制御を行うことが可能になる。
【0090】また、相互変調による劣化が生じないの
で、出力段の増幅度を過剰に余裕を持たせる必要がな
く、消費電力の低減を図ることが可能になる。さらに、
OFDM変調では、各キャリアの位相がそろったときに
大きなピーク値が生じる。この場合、出力段の能力が小
さく設計されていると、信号がクリップして、従来では
相互変調波が生じていた。一方、本発明では、クリップ
が生じて相互変調波が発生しても自己の帯域内に重畳さ
れないので、クリップ時に対しても特性劣化を防止する
ことが可能になる(キャリアのレベルが部分的に低くな
るだけですむ)。
で、出力段の増幅度を過剰に余裕を持たせる必要がな
く、消費電力の低減を図ることが可能になる。さらに、
OFDM変調では、各キャリアの位相がそろったときに
大きなピーク値が生じる。この場合、出力段の能力が小
さく設計されていると、信号がクリップして、従来では
相互変調波が生じていた。一方、本発明では、クリップ
が生じて相互変調波が発生しても自己の帯域内に重畳さ
れないので、クリップ時に対しても特性劣化を防止する
ことが可能になる(キャリアのレベルが部分的に低くな
るだけですむ)。
【0091】なお、上記の説明では、MPEG2の放送
システムに本発明の変調装置10を適用したが、非線形
な伝送特性の伝送系を有する、その他の伝送システムに
対しても広く適用することが可能である。例えば、LE
Dやレーザーダイオード等を使った光電気変換を含む伝
送系や、磁気ヘッド等を使った電磁変換を含む伝送系等
を有する伝送システムに対し、本発明の変調装置10を
適用することにより、相互変調によるエラーの発生を抑
えて、良好な伝送制御を行うことが可能になる。
システムに本発明の変調装置10を適用したが、非線形
な伝送特性の伝送系を有する、その他の伝送システムに
対しても広く適用することが可能である。例えば、LE
Dやレーザーダイオード等を使った光電気変換を含む伝
送系や、磁気ヘッド等を使った電磁変換を含む伝送系等
を有する伝送システムに対し、本発明の変調装置10を
適用することにより、相互変調によるエラーの発生を抑
えて、良好な伝送制御を行うことが可能になる。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の変調装置
は、相互変調により生じる歪み成分の周波数が、OFD
M変調の伝送帯域外となるようにシンボル列を設定し、
逆フーリエ変換を行ってOFDM変調信号を生成する構
成とした。これにより、相互変調により生じる特性劣化
を防止して高品質な伝送を行うことが可能になる。
は、相互変調により生じる歪み成分の周波数が、OFD
M変調の伝送帯域外となるようにシンボル列を設定し、
逆フーリエ変換を行ってOFDM変調信号を生成する構
成とした。これにより、相互変調により生じる特性劣化
を防止して高品質な伝送を行うことが可能になる。
【0093】また、本発明の放送システムは、MPEG
のトランスポート・ストリームに対し、相互変調により
生じる歪み成分の周波数が、OFDM変調の伝送帯域外
となるようにシンボル列を設定し、逆フーリエ変換を行
ってOFDM変調信号を生成する構成とした。これによ
り、相互変調により生じる特性劣化を防止して高品質な
放送を行うことが可能になる。
のトランスポート・ストリームに対し、相互変調により
生じる歪み成分の周波数が、OFDM変調の伝送帯域外
となるようにシンボル列を設定し、逆フーリエ変換を行
ってOFDM変調信号を生成する構成とした。これによ
り、相互変調により生じる特性劣化を防止して高品質な
放送を行うことが可能になる。
【0094】さらに、本発明の放送送信装置は、MPE
Gのトランスポート・ストリームに対し、相互変調によ
り生じる歪み成分の周波数が、OFDM変調の伝送帯域
外となるようにシンボル列を設定し、逆フーリエ変換を
行ってOFDM変調信号を生成する構成とした。これに
より、相互変調により生じる特性劣化を防止して高品質
な放送を行うことが可能になる。
Gのトランスポート・ストリームに対し、相互変調によ
り生じる歪み成分の周波数が、OFDM変調の伝送帯域
外となるようにシンボル列を設定し、逆フーリエ変換を
行ってOFDM変調信号を生成する構成とした。これに
より、相互変調により生じる特性劣化を防止して高品質
な放送を行うことが可能になる。
【0095】また、本発明の伝送システムは、相互変調
により生じる歪み成分の周波数が、伝送帯域外となるよ
うにシンボル列を設定して、変調信号を生成する構成と
した。これにより、相互変調により生じる特性劣化を防
止して高品質な伝送制御を行うことが可能になる。
により生じる歪み成分の周波数が、伝送帯域外となるよ
うにシンボル列を設定して、変調信号を生成する構成と
した。これにより、相互変調により生じる特性劣化を防
止して高品質な伝送制御を行うことが可能になる。
【0096】さらに、本発明の送信装置は、相互変調に
より生じる歪み成分の周波数が、伝送帯域外となるよう
にシンボル列を設定して、変調信号を生成する構成とし
た。これにより、相互変調により生じる特性劣化を防止
して高品質な伝送を行うことが可能になる。
より生じる歪み成分の周波数が、伝送帯域外となるよう
にシンボル列を設定して、変調信号を生成する構成とし
た。これにより、相互変調により生じる特性劣化を防止
して高品質な伝送を行うことが可能になる。
【図1】本発明の変調装置の原理図である。
【図2】相互変調波を示す図である。
【図3】キャリアの割り当て例を示す図である。
【図4】キャリアの割り当て例を示す図である。
【図5】キャリアの割り当て例を示す図である。
【図6】キャリアの割り当て例を示す図である。
【図7】放送システムの構成を示す図である。
【図8】放送送信装置の構成を示す図である。
【図9】畳み込みインタリーブ手段の構成を示す図であ
る。
る。
【図10】OFDMの伝送形態を示す図である。
【図11】放送受信装置の構成を示す図である。
【図12】フレームアダプテーション手段の構成を示す
図である。
図である。
【図13】信号切替え回路から出力されるデータの配列
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
【図14】IFFTで変調される動作を説明するための
図である。
図である。
10…変調装置、13…シンボル列設定手段、14…逆
フーリエ変換手段、15…合成手段、15a、15b…
D/A変換器、15c…加算器
フーリエ変換手段、15…合成手段、15a、15b…
D/A変換器、15c…加算器
Claims (10)
- 【請求項1】 OFDM変調を行って信号を伝送する変
調装置において、 情報を表すシンボル列に対し、相互変調により生じる歪
み成分の周波数が、前記OFDM変調の伝送帯域外とな
るように、前記シンボル列を設定するシンボル列設定手
段と、 前記シンボル列を各キャリアに重畳させて逆フーリエ変
換を行い、位相軸に対応した信号を出力する逆フーリエ
変換手段と、 前記信号の合成制御を行い、OFDM変調信号を生成す
る合成手段と、 を有することを特徴とする変調装置。 - 【請求項2】 前記シンボル列設定手段は、前記歪み成
分の周波数が、自己の帯域内のキャリアに重ならないよ
うなキャリア組み合わせを行なって、前記シンボル列を
設定することを特徴とする請求項1記載の変調装置。 - 【請求項3】 前記シンボル列設定手段は、キャリアの
帯域幅がより狭い組み合わせのマルチキャリアが出力さ
れるように、前記シンボル列を設定することを特徴とす
る請求項1記載の変調装置。 - 【請求項4】 前記シンボル列設定手段は、大きさがゼ
ロのヌル信号を前記逆フーリエ変換手段に与えること
で、前記歪み成分の周波数が、前記OFDM変調の伝送
帯域外となるような、キャリアの周波数配列を生成する
ことを特徴とする請求項1記載の変調装置。 - 【請求項5】 OFDM変調伝送を行って、MPEGの
ディジタル放送を行う放送システムにおいて、 MPEGのトランスポート・ストリームに対して、符号
化信号を生成する符号化手段と、前記符号化信号の符号
系列を変調形式に応じて、マッピング点に割り当ててシ
ンボル列を生成するマッピング手段と、前記シンボル列
に対し、相互変調により生じる歪み成分の周波数が、前
記OFDM変調の伝送帯域外となるように、前記シンボ
ル列を設定するフレームアダプテーション手段と、前記
シンボル列を各キャリアに重畳させて逆フーリエ変換を
行い、位相軸に対応した信号を出力する逆フーリエ変換
手段と、前記信号を合成してガードインターバルを付加
してガードインターバル付加信号を生成するガードイン
ターバル付加手段と、前記ガードインターバル付加信号
にD/A変換を行ってアナログ信号とし、前記アナログ
信号を無線周波数帯域にアップコンバートしてOFDM
変調波を生成して送信する送信手段と、から構成される
放送送信装置と、 前記OFDM変調波を受信してOFDM復調を行って復
調信号を生成し、前記復調信号を復号化する放送受信装
置と、 を有することを特徴とする放送システム。 - 【請求項6】 ディジタル放送でOFDM変調された信
号を送信する放送送信装置において、 MPEGのトランスポート・ストリームに対して、符号
化信号を生成する符号化手段と、 前記符号化信号の符号系列を変調形式に応じて、マッピ
ング点に割り当ててシンボル列を生成するマッピング手
段と、 前記シンボル列に対し、相互変調により生じる歪み成分
の周波数が、前記OFDM変調の伝送帯域外となるよう
に、前記シンボル列を設定するフレームアダプテーショ
ン手段と、 前記シンボル列を各キャリアに重畳させて逆フーリエ変
換を行い、位相軸に対応した信号を出力する逆フーリエ
変換手段と、 前記信号を合成してガードインターバルを付加してガー
ドインターバル付加信号を生成するガードインターバル
付加手段と、 前記ガードインターバル付加信号にD/A変換を行って
アナログ信号とし、前記アナログ信号を無線周波数帯域
にアップコンバートしてOFDM変調波を生成して送信
する送信手段と、 を有することを特徴とする放送送信装置。 - 【請求項7】 前記フレームアダプテーション手段は、
キャリアの帯域幅がより狭い組み合わせのマルチキャリ
アが出力されるように、前記シンボル列を設定すること
を特徴とする請求項6記載の放送送信装置。 - 【請求項8】 前記フレームアダプテーション手段は、
大きさがゼロのヌル信号を前記逆フーリエ変換手段に与
えることで、前記歪み成分の周波数が、前記OFDM変
調の伝送帯域外となるような、キャリアの周波数配列を
生成することを特徴とする請求項6記載の放送送信装
置。 - 【請求項9】 非線形な伝送特性を持つ伝送路を通じて
信号の伝送制御を行う伝送システムにおいて、 情報を表すシンボル列に対し、相互変調により生じる歪
み成分の周波数が、伝送帯域外となるように前記シンボ
ル列を設定するシンボル列設定手段と、前記シンボル列
を変調して変調信号を生成する変調手段と、から構成さ
れる送信装置と、 前記変調信号を受信して復調する受信装置と、 を有することを特徴とする伝送システム。 - 【請求項10】 非線形な伝送特性を持つ伝送路を通じ
て信号を送信する送信装置において、 情報を表すシンボル列に対し、相互変調により生じる歪
み成分の周波数が、伝送帯域外となるように前記シンボ
ル列を設定するシンボル列設定手段と、 前記シンボル列を変調して変調信号を生成する変調手段
と、 を有することを特徴とする送信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000369774A JP2002171239A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 変調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000369774A JP2002171239A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 変調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002171239A true JP2002171239A (ja) | 2002-06-14 |
Family
ID=18839767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000369774A Pending JP2002171239A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-05 | 変調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002171239A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006011376A1 (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法および無線受信方法 |
JP2010119113A (ja) * | 2003-03-10 | 2010-05-27 | Panasonic Corp | Ofdm信号の受信装置 |
JP2012531833A (ja) * | 2009-06-26 | 2012-12-10 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | ワイヤレス・システムにおける干渉低減のための方法および装置 |
-
2000
- 2000-12-05 JP JP2000369774A patent/JP2002171239A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2006011376A1 (ja) * | 2004-07-29 | 2006-02-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法および無線受信方法 |
JPWO2006011376A1 (ja) * | 2004-07-29 | 2008-05-01 | 松下電器産業株式会社 | 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法および無線受信方法 |
JP4794447B2 (ja) * | 2004-07-29 | 2011-10-19 | パナソニック株式会社 | 無線送信装置、無線受信装置、無線送信方法および無線受信方法 |
US8111762B2 (en) | 2004-07-29 | 2012-02-07 | Panasonic Corporation | Radio transmission apparatus, radio reception apparatus, radio transmission method, and radio reception method |
JP2012531833A (ja) * | 2009-06-26 | 2012-12-10 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | ワイヤレス・システムにおける干渉低減のための方法および装置 |
US9509543B2 (en) | 2009-06-26 | 2016-11-29 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus that facilitates interference reduction in wireless systems |
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