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JP2002170415A - 光照射装置 - Google Patents

光照射装置

Info

Publication number
JP2002170415A
JP2002170415A JP2000369789A JP2000369789A JP2002170415A JP 2002170415 A JP2002170415 A JP 2002170415A JP 2000369789 A JP2000369789 A JP 2000369789A JP 2000369789 A JP2000369789 A JP 2000369789A JP 2002170415 A JP2002170415 A JP 2002170415A
Authority
JP
Japan
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light
light source
surface area
source lamp
mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000369789A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Yonejima
邦啓 米嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Original Assignee
Ushio Denki KK
Ushio Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ushio Denki KK, Ushio Inc filed Critical Ushio Denki KK
Priority to JP2000369789A priority Critical patent/JP2002170415A/ja
Priority to TW090123496A priority patent/TW558489B/zh
Priority to KR1020010076485A priority patent/KR20020044545A/ko
Publication of JP2002170415A publication Critical patent/JP2002170415A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J19/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J19/08Processes employing the direct application of electric or wave energy, or particle radiation; Apparatus therefor
    • B01J19/12Processes employing the direct application of electric or wave energy, or particle radiation; Apparatus therefor employing electromagnetic waves

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源ランプから放射される光を高い効率で利
用することができ、被照射面領域において均一性の極め
て高い照度分布が得られる光照射装置を提供する。 【解決手段】 光照射装置は、予め設定された被照射面
領域に対向して配置された棒状の光源ランプと、当該光
源ランプから放射された光を反射して上記被照射面領域
を照射する、上記光源ランプの管軸に対して垂直な方向
の断面が凹状の反射ミラーとを有し、前記反射ミラーが
複数の平面状ミラー素子により構成されており、各々の
平面状ミラー素子は、それによる反射光のすべてが、他
の平面状ミラー素子に入射されることなく、被照射面領
域の全域に照射されるよう配置されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば紫外光を放
射するランプを光源ランプとする光照射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紫外光を照射する光源ランプを備えた光
照射装置を用いて、例えば被処理物における保護膜、接
着剤、塗料、インキ、フォトレジストなどに対して紫外
光を照射することにより、硬化、乾燥、溶融あるいは軟
化処理などを行うことが各分野で幅広く行われている。
【0003】このような光照射装置においては、光源ラ
ンプとして、出力の大きな棒状の高圧水銀ランプやメタ
ルハライドランプなどを用い、処理時間の短縮を図って
いる。そして、これらの光源ランプから放射される光を
高い効率で被処理物に照射するために、当該光源ランプ
から被処理物以外の方向に放射される光を当該被処理物
の方向に反射する反射ミラーが設けられている。
【0004】上記のような光照射装置を用い、紫外光を
被照射面領域に置かれた被処理物に照射する際、処理時
間を短く、被処理物全体を均一な条件で処理するため
に、当該光照射装置は被照射面領域全体を均一な照度分
布で照射するように構成される。例えば、図9に示すよ
うに、被照射面領域21において均一性の高い照度分布
を得るために、当該被照射面領域21から比較的大きく
離間した位置に配置した光源ランプ22と、当該光源ラ
ンプ22の背後において被照射面領域21に対向して配
置された、光源ランプ22の管軸に対して垂直な方向の
断面が半楕円状である桶状ミラー23とよりなり、更に
光源ランプ22から被照射面領域21に向かって放射さ
れる光の光路となる空間を取り囲む筒型ミラー25を組
み合わせて構成された光照射装置が提案されている(特
公平7−106316号公報参照)。この光照射装置に
よれば、光源ランプ22から放射された光、および桶状
ミラー23により反射された光のうち、被照射面領域2
1から外れる方向に向かう光の大部分を、筒型ミラー2
5によって当該被照射面領域21の周辺部に向かって反
射させ、被照射面領域21の周辺部の照度の低下を防ぐ
ことにより照度分布を改善している。
【0005】しかしながら、このような光照射装置にお
いては、図9に折線Pで示すように、被照射面領域21
の周辺部に照射される光の多くは、桶状ミラー23と筒
状ミラー25とにより、2回の反射を繰り返す。而し
て、光源ランプ22から放射された光は反射ミラーで反
射される度にその強度が小さくなるため、光源ランプ2
2から放射される光を高い効率で利用することができ
ず、被照射面領域21の周辺部の照度は、中央部付近の
照度に比べて十分に大きくすることができない。近年
は、被処理物を短時間で均一な処理ができるように、被
照射面領域をより均一な照度分布で照射することが望ま
れており、上記のような筒状ミラーによる得る反射だけ
では極めて高い照度分布の均一性を得ることができな
い、という問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に基づいてなされたものであって、その目的は、
光源ランプから放射される光を高い効率で利用すること
ができ、被照射面領域において均一性の極めて高い照度
分布が得られる光照射装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光照射装置は、
予め設定された被照射面領域に対向して配置された棒状
の光源ランプと、当該光源ランプから放射された光を反
射して上記被照射面領域を照射する、上記光源ランプの
管軸に対して垂直な方向の断面が凹状の反射ミラーとを
有し、前記反射ミラーが複数の平面状ミラー素子により
構成されており、各々の平面状ミラー素子は、それによ
る反射光のすべてが、他の平面状ミラー素子に入射され
ることなく、上記被照射面領域の全域に照射されるよう
配置されてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】以上の構成の光照射装置によれば、複数の平面
状ミラー素子により構成され、上記光源ランプの管軸に
対して垂直な方向の断面が凹状の反射ミラーを有してお
り、当該反射ミラーを構成する各々の平面状ミラー素子
による反射光のすべてが他の平面状ミラー素子に入射さ
れることなく、被照射面領域の全域に照射されるため、
光源ランプから放射される光を高い効率で利用すること
ができ、しかも被照射面領域において均一性の極めて高
い照度分布が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。図1は、本発明の光照射装置の一例
の概要を示す説明用概略図である。なお、同図は、光照
射装置の光源ランプの管軸に対して垂直な方向の断面図
である。この光照射装置においては、ある大きさの被処
理物全体を紫外光照射するために必要な面積を有する被
照射面領域11が設定され、当該設定された被照射面領
域11に対向するよう、例えば高圧水銀ランプ、メタル
ハライドランプなどの棒状の光源ランプ12が配置され
ると共に、この光源ランプ12から放射された光のうち
被照射面領域11から外れる方向に向かって放射される
光を光照射口14を介して被照射面領域11に反射する
ための反射ミラー13が設けられている。光源ランプ1
2は、その管軸が図1において紙面に垂直な方向に伸び
るよう配置されており、その管軸の全長は少なくとも被
照射面領域11の紙面に垂直な方向の長さ以上の長さと
される。管軸の長さは、光源ランプ12の発光長とほぼ
一致するので、被照射面領域11における光源ランプ1
2の管軸方向の照度分布を均一にすることができる。
【0010】反射ミラー13は、光源ランプ12の管軸
を含み被照射面領域11に垂直な仮想平面(以下、「対
称面」という。)Mに関して対称(図1において左右対
称)な構造を有しており、上記光源ランプ12の管軸に
対して垂直な方向の断面は光源ランプ12に覆い被さる
ような凹状とされている。反射ミラー13の光源ランプ
12の管軸に平行な方向の全長は、少なくとも光源ラン
プ12の全長以上の長さとされる。また、反射ミラー1
3の下端と被照射面領域11との間には隙間がある。こ
れにより、光照射装置によって被処理物に対して光照射
処理を行う際に、被照射面領域11への被処理物の搬入
を支障なく行うことができる。
【0011】この図の例において、反射ミラー13に
は、光照射口14と反対側の位置に冷却風流通口15が
形成されている。これにより、反射ミラー13により囲
まれた空間に冷却風を流通させることができるため、動
作中の光照射装置における光源ランプ12および反射ミ
ラー13などの冷却を行うことができる。
【0012】反射ミラー13は、図1における対称面M
の右側および左側において、各々、第1の平面状ミラー
素子13a、13a’、第2の平面状ミラー素子13
b、13b’および第3の平面状ミラー素子13c、1
3c’により順に構成されている。
【0013】平面状ミラー素子13a、13a’、13
b、13b’、13c、13c’の各々は、光源ランプ
12から放射された光の一部を反射するものであるが、
その反射光は他の平面状ミラー素子に入射することがな
く、しかも被照射面領域11の全域に直接照射されるよ
う配置されている。
【0014】具体的に、図1において対称面Mの右側に
配置された右側ミラーを形成する平面状ミラー素子13
a、13b、13cの形態および配置を、図2〜図5を
用いて説明する。各図において、反射ミラー13の構成
要素は簡略化されており、線分ABは被照射面領域11
の光源ランプ12の管軸に対して垂直な方向の断面形状
を表し、円Qは光源ランプ12の発光部の断面形状を表
す。hは、光源ランプ12の中心から被照射面領域11
に引かれた垂線であり、線分ABの二等分線でもある。
【0015】ここで、被照射面領域11からの光源ラン
プ12の距離は、当該被照射面領域11において必要と
される照度や照度分布、光源ランプ12の外径および光
照射装置自体の大きさなどを考慮して設定される。
【0016】(第1の平面状ミラー素子13aの形態と
配置)先ず、図2に示すように、線分ABにおける一端
の点Aから、垂線hと交差した後、円Qに接する直線A
Cの延長線と、線分ABの平行線である直線nとの交点
である点A’を求めると共に、線分ABにおける他端の
点Bから垂線hと交差した後、円Qに接する直線BDの
延長線と、当該直線nとの交点である点B’を求める。
ここで、直線nは、例えば被照射面領域11において必
要とされる照度、光源ランプ12などの冷却の効率など
を考慮してその位置が定められるが、光源ランプ12か
ら放射される光を高い効率で利用するために円Qに接近
した位置に設けられることが好ましい。
【0017】次に図3に示すように、点A’を通り円Q
に接する直線A’Eと、直線AA’の延長線とがつくる
角αの二等分線L1 を求め、更に図4に示すように、当
該二等分線L1 を対称軸として円Qの線対称体である円
1 を求める。そして、点Bを通り円Q1 に接する直線
BF(線分ABとなす角が大きくなる方の接線)と、二
等分線L1 との交点G1 を求める。このようにして得ら
れた線分A’G1 に一致するよう第1の平面状ミラー素
子13aが配置される。
【0018】(第2の平面状ミラー素子13bの形態と
配置)図5に示すように、点G1 を通り円Qに接する直
線G1 J(線分A’G1 となす角が小さくなる方の接
線)と、直線AG1 の延長線とがつくる角βの二等分線
2 を求め、更に、この二等分線L2 を対称軸として円
Qの線対称体である円Q 2 を求め、点Bを通り円Q2
接する直線BK(線分ABとなす角が大きくなる方の接
線)と、二等分線L2 との交点G2 を求める。このよう
にして得られた線分G1 2 に一致するよう第2の平面
状ミラー素子13bが配置される。
【0019】(第3の平面状ミラー素子13cの形態と
配置)第2の平面状ミラー素子13bと同様の手法によ
り、図5に示すような線分G 1 2 に続く線分G2 3
が得られる。これに一致するよう第3の平面状ミラー素
子13cが配置される。そして、直線G2 3 の先端
(図5において点G3 )が線分ABと接近していること
から、第2の平面状ミラー素子と同様の手法によって得
られる、線分G23 に続く新たな線分は、線分ABの
延長線と交差することとなるため、これに第3の平面状
ミラー素子13cに続く平面状ミラー素子を設けること
は、実際には行わない。ただし、設定される被照射面領
域11から光源ランプ12までの距離によっては、平面
状ミラー素子13cに続く平面状ミラー素子を設ける場
合もある。
【0020】ここで、図1において対称面Mの左側に配
置される左側ミラーを形成する平面状ミラー素子13
a’、13b’、13c’は、対称面Mにおいて右側ミ
ラーと対称な形態および配置とされる。なお、得られた
線分A’B’の位置には、平面状ミラー素子は配置され
ず、例えば冷却風流通口15などを設けることができ
る。
【0021】以上のような形態により配置された複数の
平面状ミラー素子の各々には、それぞれ1個の光源ラン
プ12の像が映し出されることとなり、その結果、被照
射面領域11のいずれの位置から反射ミラー13方向を
見ても、当該反射ミラー13を構成する平面状ミラー素
子の合計数である、6個の光源ランプ像が確認されるこ
ととなる。従って、被照射面領域11においては、いず
れの位置からも実際の光源ランプ12を含めて7個の光
源が存在するように見える。
【0022】以上の構成による光照射装置においては、
光源ランプ12より放射された光の一部は、そのまま光
照射口14を介して当該被照射面領域11に照射され、
それ以外の光、すなわち被照射面領域11から外れる方
向に向かって放射された光の殆どは、先ず反射ミラー1
3を構成する平面状ミラー素子13a、13a’、13
b、13b’、13c、13c’のいずれかに入射す
る。そして、図6に示すように、平面状ミラー素子13
a、13a’、13b、13b’、13c、13c’の
各々の反射光は、当該平面状ミラー素子13a、13
a’、13b、13b’、13c、13c’に映し出さ
れた見かけ上の光源12a、12a’、12b、12
b’、12c、12c’(図6において、それぞれ点線
で示す。)から放射された光としてそれぞれ独立した光
路を形成し、そのすべてが他の平面状ミラー素子に反射
されることなく光照射口14を介して被照射面領域11
の全域に重なるように照射される。
【0023】そして、反射ミラー13の右側を構成す
る、例えば平面状ミラー素子13aの反射光と、反射ミ
ラー13の左側を構成する平面状ミラー13a’の反射
光とは、反射ミラー13が対称面Mにおいて対称な構造
を有するため、その反射光の照度分布も対称となり、こ
れらが被照射面領域11の全域において重なり合うこと
から互いに補償され、同様に、反射ミラー素子13bお
よび13b’による反射光、反射ミラー素子13cおよ
び13c’による反射光も互いに補償される。その結
果、反射ミラー13のから被照射面領域11に照射され
る反射光は当該被照射面領域11において均一性を有す
るものとなる。このようにして、光源ランプ12から放
射された殆どの光は、その一部が光源ランプ12から直
接、また、他の一部が反射ミラー13を介して被照射面
領域11の全域に照射される。
【0024】以上の構成の光照射装置によれば、連続す
る複数の平面状ミラー素子13a、13b、13cおよ
び13a’、13b’、13c’により構成され、上記
光源ランプ12の管軸に対して垂直な方向の断面が凹状
の反射ミラー13を有しており、当該反射ミラー13を
構成する各々の平面状ミラー素子13a、13b、13
cおよび13a’、13b’、13c’による反射光の
すべてが他の平面状ミラー素子に入射されることなく、
被照射面領域11の全域に照射されることから、反射ミ
ラー13により光源ランプ12から放射された光を被照
射面領域11の全域に照射させることができると共に、
当該反射ミラーに映し出された見かけ上の6個の光源の
各々からは、光源ミラー12から放射される光の強度と
同程度の大きさを有する光が放射されることとなるた
め、光源ランプ12から放射される光を高い効率で利用
することができ、しかも被照射面領域11において均一
性の極めて高い照度分布が得られる。
【0025】本発明の光照射装置は、例えば、被処理物
の表面に塗布された、保護膜、接着剤、塗料、インキ、
フォトレジストなどを、紫外光を照射することにより硬
化、乾燥、溶融あるいは軟化処理させるための光照射処
理装置において、当該被処理物の表面に対して光を照射
する光源部として用いることができる。この場合には、
本発明の光照射装置よりなる光源部により、あらかじめ
設定された被照射面領域に均一な照度分布で、しかも大
きな照度の紫外光を照射することができる。従って、被
照射面領域11に配置した被処理物の処理速度を速く、
且つ被処理物全体を均一に処理することができる。
【0026】以上、本発明の実施の形態について具体的
に説明したが、本発明は上記の例に限定されるものでは
なく、各部の具体的構成については種々の変更を加える
ことができる。例えば、反射ミラーを構成する平面状ミ
ラー素子の合計数は、被照射面領域と光源ランプとの距
離および被照射面領域において光照射処理がなされる被
処理物の高さなどにより適宜に変更することができる。
【0027】また、図7に示すように、反射ミラー13
は、被処理物の搬送などに問題がなければ、被処理面領
域11近傍にまで延長してもよい。延長部分を点線で示
す。これにより、被処理面領域11と反射ミラー13と
の間から漏れる光を被処理面領域11方向に反射するこ
とができ、光を有効に利用することができる。また、平
面状ミラー素子13a、13b、13cおよび13
a’、13b’、13c’は、1つの反射ミラー13を
折り曲げたものであってもよく、別々の平面状のミラー
によって構成されるものであってもよい。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明がこれによって制限されるものではない。
【0029】<実施例1>図7に示されている構成に従
い、縦220mm、横220mmの大きさの被照射面領
域(11)を有する光照射装置を作製した。この光照射
装置においては、外径22mm、全長250mm、ラン
プ入力7kWの高圧水銀ランプを光源ランプ(12)と
して用い、被照射面領域(11)と光源ランプ(12)
の中心との距離を375mmとした。また、反射ミラー
(13)としては、第1の平面状ミラー素子(13a、
13a’)、第2の平面状ミラー素子(13b、13
b’)および第3の平面状ミラー素子(13c、13
c’)を有する、合計6枚の平面状ミラー素子よりなる
反射ミラーを用いた。この反射ミラー(13)には、光
源ランプに接近した位置に冷却風流通口が設けられてお
り、また、反射ミラー(13)の外端から被照射面領域
(11)までの距離が15mmとなるよう設けられてい
る。
【0030】作製した光照射装置の光源ランプ(12)
を点灯させ、被照射面領域(11)内における任意の1
3点の照度を測定し、その最大値Imax および最小値I
minから、下記の式(1)により照度分布の均一度を調
べたところ、その値は±3.2%であり、この光照射装
置によれば、被照射面領域(11)において極めて高い
均一性が得られることが明らかとなった。
【0031】
【数1】
【0032】また、被照射面領域(11)における、光
源ランプ(12)の管軸方向に垂直な方向における照度
の分布を測定した。結果の一例を図8に示す。この測定
における被照射面領域(11)内の照度の最大値Imax
は340mW/cm2 、最小値Imin は324mW/c
2 であり、この光照射装置によれば、光源ランプ(1
2)から放射される光を高い効率で利用することがで
き、しかも被照射面領域(11)において極めて高い照
度分布の均一度が得られることが明らかとなった。
【0033】<比較例1>図9に示されている構成に従
い、実施例1と同様の被照射面領域を有する光照射装置
を作製した。この光照射装置においては、実施例1と同
様の高圧水銀ランプを光源ランプとして用い、また被照
射面領域と光源ランプの中心との距離を実施例1と同様
に設定した。また、反射ミラーとしては、高さ60mm
の桶状ミラーと、高さ270mmであって、その端部か
ら被照射面領域までの距離が15mmとなるよう設けら
れた筒状ミラーとを用いた。作製した光照射装置の光源
ランプを点灯させ、実施例1と同様の手法によって被照
射面領域内における照度分布の均一度を調べたところ、
その値は±15%であった。
【0034】
【発明の効果】本発明の光照射装置によれば、複数の平
面状ミラー素子により構成され、上記光源ランプの管軸
に対して垂直な方向の断面が凹状の反射ミラーを有して
おり、当該反射ミラーを構成する各々の平面状ミラー素
子による反射光のすべてが他の平面状ミラー素子に入射
されることなく、被照射面領域の全域に照射されるた
め、光源ランプから放射される光を高い効率で利用する
ことができ、しかも被照射面領域において均一性の極め
て高い照度分布が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光照射装置の一例の概要を示す説明用
概略図である。
【図2】本発明の光照射装置における被照射面領域と光
源ランプとを示す簡略化した説明図である。
【図3】本発明の光照射装置に係る反射ミラーの構成を
説明するための第1の説明図である。
【図4】本発明の光照射装置に係る反射ミラーの構成を
説明するための第2の説明図である。
【図5】本発明の光照射装置に係る反射ミラーの構成を
説明するための第3の説明図である。
【図6】図1の光照射装置の光源ランプが点灯した状態
を示す説明図である。
【図7】本発明の光照射装置の他の例の概要を示す説明
用概略図である。
【図8】本発明の光照射装置の被照射面領域における、
光源ランプの管軸方向に垂直な方向の照度の分布を示す
グラフである。
【図9】従来の光照射装置の概要を示す説明用概略図で
ある。
【符号の説明】
11 被照射面領域 12 光源ランプ 12a、12a’、12b、12b’、12c、12
c’ 平面状ミラー素子に映し出された見かけ上の光
源 13 反射ミラー 13a、13a’、13b、13b’、13c、13
c’ 平面状ミラー素子 14 光照射口 15 冷却風流通口 21 被照射面領域 22 光源ランプ 23 桶状ミラー 25 筒型ミラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された被照射面領域に対向して
    配置された棒状の光源ランプと、当該光源ランプから放
    射された光を反射して上記被照射面領域を照射する、上
    記光源ランプの管軸に対して垂直な方向の断面が凹状の
    反射ミラーとを有し、 前記反射ミラーが複数の平面状ミラー素子により構成さ
    れており、各々の平面状ミラー素子は、それによる反射
    光のすべてが、他の平面状ミラー素子に入射されること
    なく、被照射面領域の全域に照射されるよう配置されて
    なることを特徴とする光照射装置。
JP2000369789A 2000-12-05 2000-12-05 光照射装置 Withdrawn JP2002170415A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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