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JP2002166818A - ガス発生器 - Google Patents

ガス発生器

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Publication number
JP2002166818A
JP2002166818A JP2000366543A JP2000366543A JP2002166818A JP 2002166818 A JP2002166818 A JP 2002166818A JP 2000366543 A JP2000366543 A JP 2000366543A JP 2000366543 A JP2000366543 A JP 2000366543A JP 2002166818 A JP2002166818 A JP 2002166818A
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JP
Japan
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gas
chamber
hollow space
gas generating
gas generator
Prior art date
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Granted
Application number
JP2000366543A
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English (en)
Other versions
JP4633918B2 (ja
Inventor
Seigo Taguchi
征吾 田口
Hiroyuki Ochi
博之 越智
Yoshiyuki Kishino
喜行 岸野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP2000366543A priority Critical patent/JP4633918B2/ja
Publication of JP2002166818A publication Critical patent/JP2002166818A/ja
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  • Air Bags (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 漸進的に助手席用エアバッグを膨張展開させ
ることを可能にするとともに、小型化、軽量化されたエ
アバッグとりわけ助手席用エアバッグの為のガス発生器
を提供する。 【解決手段】 両端が閉鎖される長尺円筒状のハウジン
グ1と、前記ハウジング1の少なくとも一方の軸端部に
装着される点火手段13と、前記点火手段13に連接
し、伝火剤15が装填され、複数の伝火孔18を有する
伝火手段30と、を備え、前記ハウジング1の内部が、
ガス発生剤12が収容されたガス発生室3と、フィルタ
ー材7が装着されたフィルター室4と、に区画されたガ
ス発生器であって、前記ガス発生室3は、前記ガス発生
剤12の発生ガスが流入する複数のガス通過孔21を有
する内筒材5で中空空間6が画成され、前記発生ガスを
前記中空空間6に滞留させた後、前記フィルター室4に
放出することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグ用のガ
ス発生器に関し、更に詳しくは、助手席用のエアバッグ
を膨張展開させるために好適なガス発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の衝突時に生じる衝撃から乗員を
保護するため、瞬時にエアバッグを展開させるためのガ
ス発生器は、インストルメントパネル内等に装着された
エアバッグモジュールに組み込まれている。このガス発
生器は、衝突の際に衝突センサからの衝突検出信号によ
り瞬時に多量の高温ガスを発生させるものである。
【0003】助手席用のエアバッグを膨張させるための
ガス発生器は、運転席用のエアバッグを膨張させるため
のガス発生器よりも大量のガスが発生することが要求さ
れる。また、このガス発生器を含むエアバッグ装置の収
容スペースによりその形状が制限される。
【0004】近年、特に、安全性の向上とともに、エア
バッグ装置を収容するインストルンメントパネルの意匠
の自由度を上げるために、ガス発生器の性能向上に加え
て、ガス発生器の小型化、軽量化が望まれるようになっ
ている。
【0005】ガス発生器の小型化、軽量化を果たすもの
として、従来より側突用のエアバッグ装置に用いられて
きたガス発生器がある。この種のガス発生器は、ガス発
生室とフィルター室とが区画され、これらが同軸に直列
に形成されたものが多く使用されている。
【0006】また、助手席側のエアバッグとしては、乗
員の安全上、エアバッグは漸進的に膨張するものが好ま
しい。ところが、これら従来から側突用のエアバッグ装
置に用いられてきたガス発生器を、助手席用のガス発生
器として使用すると、ガス発生室内のガス発生剤が一気
に燃焼してしまい、エアバッグが一気に膨張展開してし
まう。そのため、助手席用エアバッグに求められるよう
なエアバッグの漸進的な膨張が期待できない。
【0007】そこで、エアバッグを漸進的に膨張させる
ようにガス発生剤の組成を調整して、発生するガス量を
調整したり、ガス発生室とフィルター室との連結部分の
オリフィスの形状を調整したり、ガス発生剤を発火させ
る点火器を複数設け、ガス発生剤を時間差をもって発火
させる等、種々の方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の方法では、エアバッグとりわけ助手席用エアバッ
グへのガス放出量を調整し、エアバッグを漸進的に膨張
展開するには十分ではなかった。
【0009】本発明は、漸進的に助手席用エアバッグを
膨張展開させることを可能にするとともに、小型化、軽
量化されたエアバッグとりわけ助手席用エアバッグの為
のガス発生器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の請求項1に記載のガス発生器は、両端が閉鎖
される長尺円筒状のハウジングと、前記ハウジングの少
なくとも一方の軸端部に装着される点火手段と、前記点
火手段に連接し、伝火剤が装填され、複数の伝火孔を有
する伝火手段と、を備え、前記ハウジングの内部が、ガ
ス発生剤が収容されたガス発生室と、フィルター材が装
着されたフィルター室と、に区画されたガス発生器であ
って、前記ガス発生室は、前記ガス発生剤の発生ガスが
流入する複数のガス通過孔を有する内筒材で中空空間が
画成され、前記発生ガスを前記中空空間に滞留させた
後、前記フィルター室に放出することを特徴とする。ガ
ス発生室に複数のガス通過孔を有する中空空間が画成さ
れ、その中空空間の周囲にガス発生剤が装填されてい
る。そして、複数の伝火孔を有する伝火手段からの火炎
によって順次燃焼が開始される。このため、ガス発生剤
は一気に燃焼することがないため、助手席用エアバッグ
に求められるようにエアバッグを漸進的に膨張展開する
ことが可能となる。また、ガス発生室で発生したガス
は、ガス発生室の全体に拡がって、複数のガス通過孔を
通過して、中空空間に流入し、中空空間内に滞留後、フ
ィルター室の軸端全体からフィルター室に流入する。ま
た、発生ガスは、フィルター室内の全体にわたって流
れ、ここでスラグ捕集と冷却を経て、清浄なガスとして
ガス通過室内に流出される。これで、フィルター室の全
体を有効に利用して発生ガスのスラグ捕集と冷却をも十
分に行うことができる。
【0011】請求項2に記載のガス発生器は、請求項1
において、前記中空空間は、前記長尺円筒状のハウジン
グと同一軸心上に形成され、前記ガス発生室の軸方向の
長さの50%以上の長さであるものである。この構成に
よると、中空空間がハウジングと軸心を同一にする内筒
によって形成されているため、中空空間の外周部分にガ
ス発生剤が均等に装填されることになる。また、中空空
間が複数のガス通過孔を有するとともに、ガス発生室の
軸方向の長さの50%以上、好ましくは60%以上の長
さであるため、ガス発生室内に装填さているガス発生剤
から発生するガスは、ガス発生室内で滞留することな
く、容易に且つ確実に中空空間内に流入するようにな
る。
【0012】請求項3に記載のガス発生器は、請求項1
又は2において、前記中空空間は、ガス発生剤の燃焼を
制御するオリフィスを介して前記フィルター室に連通し
ているものである。この構成によると、中空空間からフ
ィルター室に放出される発生ガスの放出量をオリフィス
によって制御することができる。
【0013】請求項4に記載のガス発生器は、請求項1
において、前記伝火手段が、前記中空空間内に延在し、
径方向に開口する伝火孔を複数有するノズルを備えてい
るものである。この構成によると、中空空間の周囲に装
填されているガス発生剤の全体を効率よく燃焼すること
ができる。また、ノズル部の長さを調整することで、ガ
ス発生剤の燃焼順を制御することができる。これによ
り、発生ガスを随時放出することが可能となる。
【0014】請求項5に記載のガス発生器は、請求項1
において、前記伝火手段が、前記中空空間と同一径の筒
状形状をし、径方向に開口する伝火孔を複数有している
ものである。この構成によると、ハウジング内に中空空
間を画成する内筒の内部を仕切り、点火手段側に伝火剤
を装填して伝火手段とすることができる。このため、ハ
ウジング内の構造が単純化されることになる。また、仕
切り部の長さを調整することで、装填する伝火剤の量の
調整が可能となり、ガス発生剤の燃焼制御を行うことが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態におけるガス発
生器について、図1〜図3を参照して説明する。本発明
の実施形態におけるガス発生器は、主として助手席用の
エアバッグを膨張展開させるもので、1つの点火手段1
3にてガス発生剤12を燃焼させるものである。
【0016】図1に示すガス発生器P1は、ハウジング
1と、ハウジング1の一方の軸端部に装着される点火手
段13と、この点火手段13に連接する伝火手段30
と、ハウジング1をガス発生室3と、フィルター室4と
に区画する仕切板19と、ガス発生室3内に中空空間6
を画成する内筒5と、この中空空間6の外周に装填され
ているガス発生剤12とを備えてなる。
【0017】ハウジング1は、両端が開口する外筒材2
と、外筒材2の一端側を閉鎖する蓋板10と、蓋部材1
4とで構成されている。このハウジング1は、蓋板10
と、蓋部材14とを外筒材2内の各開口側に嵌挿して、
内部に密封空間を形成する構造である。そして、ハウジ
ング1は、蓋板10と蓋部材14とを各軸端部として、
両端を閉鎖した長尺円筒状にされている。そして、この
ハウジング1の内部の密封空間は、仕切板19によって
ガス発生室3とフィルター室4の2室に区画されてい
る。
【0018】仕切板19は、段付部を有し、ハウジング
1の軸心上にオリフィス20が形成されている。このオ
リフィス20は、ガス発生室3とフィルター室4を連通
可能にしている。仕切板19は、外筒材2の所定位置
に、外筒材2を外周側よりかしめて固定された後に溶接
している。オリフィス20は、仕切板19に貼着される
バーストプレート20aにより閉鎖されている。バース
トプレート20aは、アルミ等の金属箔により形成さ
れ、ガス発生室3内の防湿と内圧調整の役割を果たす。
【0019】外筒材2のフィルター室4側には、フィル
ター室4内とエアバッグとを連通する複数のガス放出孔
11が形成されている。各ガス放出孔11は、外筒材2
の軸方向及び周方向に所定間隔ごとに形成されている。
【0020】蓋部材14には、段付き空所S1が形成さ
れている。段付き空所S1は、内径部にネジが形成され
てなり、伝火手段30の大径部25に形成されたネジと
螺合する。
【0021】フィルター材7は、例えば、メリヤス編み
金網やクリンプ織り金属線材の集合体によって中空円筒
状に成形されている。このフィルター材7は、ハウジン
グ1内の仕切板19で区画されたフィルター室4に挿入
され、蓋板10と該仕切板19との間にわたって位置し
ている。そして、フィルター材7は、外筒材2との間で
環状のガス通過空間8を形成している。
【0022】ガス発生室3は、アルミニウム等の金属製
の内筒材5によって画成された中空空間6と、ガス発生
剤12が装填された環状空間S2とで構成されている。
中空空間6は、内筒材5の一端側が仕切板19に設けら
れた段付部に嵌合し、他端側が蓋部材14に設けられた
伝火手段30の大径部25に嵌合されて形成されてい
る。また、内筒材5は、内筒材5内部の中空空間6と外
筒材2との間の空間とを連通する複数のガス通過孔21
が形成されている。各ガス通過孔21は、内筒材5の軸
方向及び周方向に所定間隔ごとに形成されている。そし
て、この中空空間6は、ガス発生室3と同一軸上に形成
され、ガス発生室3の軸方向の長さの50%以上、本実
施形態例においては、約90%の長さで形成されてい
る。このため、環状空間S2で発生したガスが、効率よ
く中空空間6内に流入するようになる。
【0023】中空空間6内に延在する伝火手段30は、
図1に示すように、圧力燃焼室26と、中空空間6内を
ハウジング1の軸心と同心として軸方向に延びるノズル
17とで構成されている。
【0024】図1に示すように、ノズル17は、ハウジ
ング1の軸心と同心にして中空空間6内を軸方向へ延在
されている。ノズル17の圧力燃焼室26側は、破裂プ
レート27に当接しており、該プレート27の破裂によ
って圧力燃焼室26内に連通可能にされている。また、
ノズル17の内径は、圧力燃焼室26の内径より小さい
寸法とされ、伝火ノズル4の延在長さLは、中空空間6
内の任意の長さ寸法にされている。好ましくは、中空空
間6内の1/3以上の長さに設定することが好ましい。
これによってガス発生剤12を漸進的に燃焼させること
が可能となる。さらに、ノズル17には、複数の伝火孔
18が形成されている。各伝火孔18は、ノズル17の
軸方向及び周方向にわたって配置され、該ノズル17内
を中空空間6内に連通している。また、各伝火孔18
は、圧力燃焼室26の近傍で孔間ピッチを小さくし、該
圧力燃焼室26から離れるにつれて孔間ピッチが大きく
なるように形成されている。これら各伝火孔18は、ノ
ズル17の外周に貼着される破裂プレート28により閉
鎖されている。破裂プレート28は、アルミニウム等の
金属箔により形成され、ノズル17内を中空空間6内か
ら密封している。
【0025】図1に示すように、ガス発生室3の環状空
間S2に装填されるガス発生剤12は、燃焼により高温
ガスを発生させるもので、ハウジング1のガス発生室3
内の軸方向にわたって装填されている。
【0026】伝火手段30に連接している点火手段13
は、図1に示すように、例えば、通電により発火する点
火器(以下「点火器13」という。)のみで構成され、
圧力燃焼室26の内側から蓋部材14に装着されてい
る。この点火器13は、圧力燃焼室26内に突出されて
おり、衝突センサからの衝突検出信号に基づいて通電発
火されて、火炎を圧力燃焼室26内に噴出する。
【0027】圧力燃焼室26内には、第1伝火剤15
が、点火器13の先端側を覆う状態で圧力燃焼室26内
に装填されている。この第1伝火剤15は、点火器13
の発火による火炎で着火燃焼され、着火燃焼により発熱
し、高温ガスを発生させる組成を含有するものである。
第1の伝火剤15としては、燃焼による発熱量が350
0J/g以上、燃焼により発生するガスのモル数が0.
5mol/100g以上となるように、5−アミノテト
ラゾール、ボロン微粉末、三酸化モリブデン、硝酸カリ
ウムを所定量ずつ配合したものを使用することが好まし
い。
【0028】また、図1に示すように、第2伝火剤16
は、ノズル17内の軸方向にわたって装填されている。
この第2伝火剤16は、第1伝火剤15の燃焼熱によっ
て着火燃焼され、着火燃焼により発熱する組成を有する
ものである。第2伝火剤16としては、第1伝火剤15
と同様に、発熱量が3500J/g以上、燃焼により発
生するガスのモル数が0.5mol/100g以上とな
るように、5−アミノテトラゾール、ボロン微粉末、三
酸化モリブデン、硝酸カリウムを所定量ずつ配合したも
のを使用することが好ましい。
【0029】なお、この第1伝火剤15と第2伝火剤1
6は、同一組成のものを使用することも可能である。ま
た、その組成を適宜調整することもできる。例えば、第
1伝火剤15を、着火燃焼により発熱する組成を含有す
るものとし、第2伝火剤16を、着火燃焼により発熱
し、高温ガスを発生させる組成を有するものとしてもよ
い。また、第1及び第2伝火剤15,16の両方を、着
火燃焼により発熱し、高温ガスを発生させる組成を有す
るものも採用することができる。
【0030】次に、ガス発生器P1の作動について、図
1により説明する。
【0031】衝突センサが自動車の衝突を検出すると、
図1に示すように、ガス発生器P1の点火器13を通電
発火させる。点火器13の発火による火炎は、圧力燃焼
室26内に噴出され、第1伝火剤15を着火燃焼させ
る。この第1伝火剤15の燃焼によって、圧力燃焼室2
6内には、火炎等の熱及び高温ガスが発生し、これらの
熱エネルギーにて第1伝火剤15をノズル17側へ瞬時
に燃焼させる。第1伝火剤15の燃焼が進んで、圧力燃
焼室26内が所定圧力になると、破裂プレート27が破
裂して、圧力燃焼室26内をノズル17内に連通させ
る。
【0032】圧力燃焼室26内に発生した熱、及び高温
ガスは、ノズル17内に伝播、流入して、ノズル17の
開口側にある第2伝火剤16を着火燃焼させる。このと
き、ノズル17の内径を圧力燃焼室26より小さい寸法
としているので、圧力燃焼室26内で発生した熱、及び
高温ガスは、ノズル17の開口側に絞られる状態で集中
され、瞬時に第2伝火剤16を着火燃焼させる。
【0033】この第2伝火剤16の着火燃焼によって、
ノズル17内には火炎等の熱が発生し、この熱で第2伝
火剤16をノズル17の軸方向へ瞬時に燃焼させる。そ
して、第2伝火剤16の燃焼によって、破裂プレート2
8が破裂し、ノズル17の各伝火孔18を中空空間6内
に開口させる。これら各伝火孔18は、第2伝火剤16
の軸方向への燃焼によって順次開口され、ノズル17内
で発生した火炎等の熱を順次、中間空間6内に噴出させ
る。また、この火炎等の熱は、図1に示す如く、ノズル
17の周方向にわたって中間空間6内に噴出される。そ
して、中間空間6内に噴出された火炎等の熱は、内筒材
5に形成されたガス通過孔21から環状空間S2に噴出
する。内筒材5のガス通過孔21から順次噴出される火
炎等の熱によって、環状空間S2に装填されているガス
発生剤12が順次着火燃焼される。ここで、中空空間6
が、ガス発生室3の略全長(ガス発生室3の軸方向の長
さの90%以上)にわたって形成されているため、環状
空間S2内に装填されているガス発生剤12が効率良く
燃焼する。そして、ガス発生剤12の着火燃焼によっ
て、発生した多量の高温ガスは、再度内筒材5に形成さ
れたガス通過孔21を通過して中空空間6内に放出され
る。ここで、中空空間6が、ガス発生室3の略全長にわ
たって形成されているため、環状空間S2で発生した高
温ガスが効率良く中空空間6内に流入する。中空空間6
内に流入したガスによって、ガス発生室3内の圧力が所
定圧力に達すると、仕切板19に設けられたバーストプ
レート20aが破裂する。そして、ガスは、オリフィス
20を通過してフィルター室4内に流入する。
【0034】また、圧力燃焼室26からノズル17内に
流入した高温ガスは、圧力燃焼室26近傍の各伝火孔1
8から中間空間6内に逃がされる。これは、伝火孔18
を、圧力燃焼室26近傍に対して孔間ピッチを小さくし
て多数形成することにより、高温ガスをノズル17内に
こもらせることなく、素早く中間空間6内に流出させる
構造としたからである。これにより、圧力燃焼室26内
で発生する高温ガスの圧力等によってノズル17が破損
等を起こすことを防止できる。
【0035】フィルター室4内に流入した高温ガスは、
フィルター室4のフィルター材7の中空部を経て、フィ
ルター材7内に軸方向全域から流入し、ここでスラグ捕
集と冷却を経て、ガス通過空間8内に流出される。そし
て、清浄化されたガスは、各ガス放出孔11を通してエ
アバッグ内に放出される。エアバッグは、各ガス放出孔
11から放出される清浄なガスにより急速に膨張展開さ
れる。
【0036】このように、ガス発生器P1によれば、点
火器13の発火による火炎を、第1及び第2伝火剤1
5,16によってハウジング1内の軸方向へ伝播し、ノ
ズル17の各伝火孔18から火炎等の熱を中間空間6内
に噴出させ、中間空間6の外周に装填されているガス発
生剤12を順次燃焼させる。そして、ガス発生剤12の
燃焼により発生したガスを、オリフィス20を通過させ
てフィルター室4に放出するようにしたため、オリフィ
ス20によって放出されるガスの圧力を制御することが
可能になる。また、中空空間6を形成し、その外周に形
成される環状空間S2にガス発生剤12を装填するよう
にしたため、所定量のガス発生剤12を装填する場合で
あっても、ハウジング1の径を小さくすることができ、
ガス発生器の小型化、軽量化が可能となる。さらに、ガ
ス発生剤12が順次燃焼していくため、発生するガス発
生量が漸進的に多くなり、エアバッグを漸進的に膨張展
開することができる。また、フィルター材7には、軸中
心に沿って中空部が設けられているため、ガス発生室3
にて発生したガスをフィルター材7の軸方向全域にわた
って導入するととができる。
【0037】次に、図2に示すガス発生器P2について
説明する。なお、図2において、図1と同一符号は同一
部材を示す。
【0038】図2のガス発生器P2は、伝火手段30
が、中空空間6を形成する内筒材5と同一径の筒状形状
をしたものである。図2に示すように、本実施形態例に
係るガス発生器は、内筒材5の内部が仕切部22によっ
て中空空間6と伝火剤室6aとに画成されている。伝火
剤室6aには、伝火剤15が装填されている。伝火剤室
6aを構成している内筒材5の外周には、複数の伝火孔
18が形成されている。各伝火孔18は、内筒材5の軸
方向及び周方向にわたって配置され、環状空間S2に連
通している。これら各伝火孔18は、内筒材5の外周に
貼着される破裂プレート28により閉鎖されている。破
裂プレート28は、アルミニウム等の金属箔により形成
され、伝火剤室6a内部をガス発生室3から密封してい
る。したがって、点火器13が点火し、伝火剤15が発
火した場合、各伝火孔18近傍のガス発生剤12からフ
ィルター室4側のガス発生剤12へ順次燃焼していくこ
とになる。このため、ガス発生剤12から発生するガス
量が漸進的に増加する。ここで、仕切部22によって、
区画される中空空間6の長さL1 は、ガス発生室3の軸
方向の長さL2 の50%以上、好ましくは60%以上で
あることが好ましい。これによって、伝火手段30に装
填された伝火剤15によって発生する火炎等によって、
ガス発生剤12が確実に燃焼する。加えて、環状空間S
2で発生した高温ガスが効率良くこの中空空間6内に流
入する。また、内筒材5は、蓋部材14側の一端にホル
ダー29が嵌合され、ホルダー29が、蓋部材14に形
成された段付空所S1に螺合されて固定されている。
【0039】このように、ガス発生器P2は、中空空間
6を画成する内筒材5内を仕切部22によって区画する
ことによって、同一の内筒材5で、中空空間6と伝火剤
15を装填できる伝火手段30を形成することができ
る。このため、燃焼特性を低めることなくガス発生器を
小型化することができる。また、中空空間6の長さL1
を調整することで、ガス発生量を漸進的に増加させるこ
とが可能となる。
【0040】また、本発明に係るガス発生器は、例え
ば、図3に示す構造とすることもできる。図3におい
て、図1及び図2と同一部材は同一符号を示す。図3の
ガス発生器P3は、図2に示すガス発生器P2と異な
り、内筒材5と伝火手段30とが別部材で形成されたも
のである。このガス発生器P3のガス発生室3は、有底
の内筒材5によって画成された中空空間6と、この内筒
材5の外周に形成された環状空間S2と、内筒材5の底
部5aと伝火手段30との間の空間S3とで構成されて
いる。この内筒材5の開口端は、仕切板19に設けられ
た段付部に嵌合している。ガス発生剤12は、環状空間
S2と空間S3に装填されている。そして、内筒材5に
よって画成された中空空間6の長さL1 は、ガス発生室
3の軸方向の長さL2 の50%以上、好ましくは60%
以上であることが好ましい。これによって前述のガス発
生器P1、P2と同様に、ガス発生剤12の燃焼による
高温ガスが効率良く中空空間6内に流入する。
【0041】このガス発生器P3では、伝火手段30の
火炎が、伝火手段30近傍に位置するガス発生剤12に
伝播し、フィルター室4側に位置するガス発生剤12が
順次燃焼していく。発生したガスは、順次中空空間6に
流入して、フィルター室4を通過して放出される。
【0042】そして、ガス発生器P1〜P3では、アジ
化金属化合物を含有するガス発生剤の他に、含窒素有機
化合物を含有するガス発生剤を採用できる。上述の如
く、各ガス発生器P1〜P3では、アジ化金属化合物系
ガス発生剤より着火性能の劣る含窒素有機化合物系ガス
発生剤を採用しても、安定して着火燃焼させれる。な
お、含窒素有機化合物を含有するガス発生剤としては、
テトラゾール系化合物、トリアゾール系化合物、アミド
系化合物、グアニジン系化合物等の含窒素有機化合物を
燃焼成分とするものを用いることができる。また、ガス
発生剤は、ペレット状のものに限定されるものではな
く、ディスク状や、顆粒状、中空円柱状のものであって
もよい。
【0043】なお、本発明の実施形態におけるガス発生
器P1〜P3では、図1〜図3に示すものに限定され
ず、例えば、次のような形態をとることができる。 (1)フィルター室4の左右両側にガス発生室3を形成
し、複数の点火手段13を設けた構成も採用できる。こ
の場合、ガス発生室3の構成は、前述のガス発生器P1
〜P3のガス発生器のガス発生室3のいずれの構成であ
ってもよい。また、この場合、フィルター室4は1室と
して、フィルター材7は左右両側のガス発生室3の共用
としてもよい。また、フィルター室4を仕切板等によっ
て区画し、各々のガス発生室3専用としてもよい。 (2)ガス発生剤12の燃焼をガス放出孔11で調整す
るようにしてもよい。また、ガス放出孔11には、ガス
発生器の内圧を調整及び/又は防湿のために金属や樹脂
等からなるシールテープやプレートを設けることもでき
る。
【0044】
【発明の効果】本発明のガス発生器では、ハウジングを
ガス発生室とフィルター室とに区画して、さらにガス発
生室内にハウジングと軸心を同一にした中空空間を形成
し、この中空空間内に、ガス発生剤からのガスが随時流
入し、放出されるため、ガス発生器を小型化することが
できるとともに、エアバッグを漸進的に膨張展開するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるガス発生器を示す断
面図である。
【図2】本発明の実施形態におけるガス発生器の変形例
を示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態におけるガス発生器の変形例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 外筒材 3 ガス発生室 4 フィルター室 5 内筒材 6 中空空間 7 フィルター材 13 点火手段 20 オリフィス 21 ガス通過孔 30 伝火手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸野 喜行 兵庫県姫路市豊富町豊富3903−39 日本化 薬株式会社姫路工場内 Fターム(参考) 3D054 AA03 AA14 BB08 DD15 DD21 DD28 DD40 FF13 FF14 4G068 DA08 DB15 DB20 DD12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が閉鎖される長尺円筒状のハウジン
    グと、 前記ハウジングの少なくとも一方の軸端部に装着される
    点火手段と、 前記点火手段に連接し、伝火剤が装填され、複数の伝火
    孔を有する伝火手段と、を備え、 前記ハウジングの内部が、ガス発生剤が収容されたガス
    発生室と、フィルター材が装着されたフィルター室と、
    に区画されたガス発生器であって、 前記ガス発生室は、前記ガス発生剤の発生ガスが流入す
    る複数のガス通過孔を有する内筒材で中空空間が画成さ
    れ、前記発生ガスを前記中空空間に滞留させた後、前記
    フィルター室に放出することを特徴とするガス発生器。
  2. 【請求項2】 前記中空空間は、前記長尺円筒状のハウ
    ジングと同一軸心上に形成され、前記ガス発生室の軸方
    向の長さの50%以上の長さである請求項1に記載のガ
    ス発生器。
  3. 【請求項3】 前記中空空間は、ガス発生剤の燃焼を制
    御するオリフィスを介して前記フィルター室に連通して
    いる請求項1又は2に記載のガス発生器。
  4. 【請求項4】 前記伝火手段が、前記中空空間内に延在
    し、径方向に開口する伝火孔を複数有するノズルを備え
    ている請求項1に記載のガス発生器。
  5. 【請求項5】 前記伝火手段が、前記中空空間と同一径
    の筒状形状をし、径方向に開口する伝火孔を複数有して
    いる請求項1に記載のガス発生器。
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