JP2002165254A - ハンドオーバ方式 - Google Patents
ハンドオーバ方式Info
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- JP2002165254A JP2002165254A JP2000360378A JP2000360378A JP2002165254A JP 2002165254 A JP2002165254 A JP 2002165254A JP 2000360378 A JP2000360378 A JP 2000360378A JP 2000360378 A JP2000360378 A JP 2000360378A JP 2002165254 A JP2002165254 A JP 2002165254A
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Landscapes
- Traffic Control Systems (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】路側装置と車両との間で行う路車間通信におい
て、提供情報の欠損をできる限り少なくする為に無線品
質の悪い環境での通信を無くしハンドオーバを速やかに
実行する。 【解決手段】車載器の受信感度よりも高いレベルを闘値
として設定し、所定時間内に所定回数、前記闘値を下回
ったことで周波数切替手順に移行する。
て、提供情報の欠損をできる限り少なくする為に無線品
質の悪い環境での通信を無くしハンドオーバを速やかに
実行する。 【解決手段】車載器の受信感度よりも高いレベルを闘値
として設定し、所定時間内に所定回数、前記闘値を下回
ったことで周波数切替手順に移行する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、AHS(Advanc
ed Cruise−Assist Highway S
ystem:走行支援道路システム)路車間通信システ
ムにおける無線ゾーン間のハンドオーバ方式に関する。
ed Cruise−Assist Highway S
ystem:走行支援道路システム)路車間通信システ
ムにおける無線ゾーン間のハンドオーバ方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年安全で快適な道路交通システムを目
指したAHSの研究開発が建設省を中心に進められてい
る。中でも交通事故の低減を目指した安全運転支援サー
ビスとして安全車間保持、障害物衝突防止、車線保持、
出会い頭衝突防止、右折衝突防止、横断歩道者衝突防止
等のサービス検討が進められている。
指したAHSの研究開発が建設省を中心に進められてい
る。中でも交通事故の低減を目指した安全運転支援サー
ビスとして安全車間保持、障害物衝突防止、車線保持、
出会い頭衝突防止、右折衝突防止、横断歩道者衝突防止
等のサービス検討が進められている。
【0003】これらのサービスを実現する為には、路側
に設置された路側設備と移動する車の間で無線通信を行
いドライバーに対して適切な情報提供が必要とされてい
る。例えば、障害物衝突防止サービスとして見通し不良
カーブの前方で故障車が停止していたり、落下物が存在
した場合カーブ手前でドライバーにその旨の情報を提供
するサービスが考えられている。このサービスでは、カ
ーブ手前の数百mに渡り連続した情報提供を維持する必
要がある。ところが一方で情報提供するための無線通信
としては、所定の電力で可能となる距離に限界があり、
前記のよう数百mに渡りサービスを提供する為には、複
数の無線ゾーンで構成する方法が取られている。
に設置された路側設備と移動する車の間で無線通信を行
いドライバーに対して適切な情報提供が必要とされてい
る。例えば、障害物衝突防止サービスとして見通し不良
カーブの前方で故障車が停止していたり、落下物が存在
した場合カーブ手前でドライバーにその旨の情報を提供
するサービスが考えられている。このサービスでは、カ
ーブ手前の数百mに渡り連続した情報提供を維持する必
要がある。ところが一方で情報提供するための無線通信
としては、所定の電力で可能となる距離に限界があり、
前記のよう数百mに渡りサービスを提供する為には、複
数の無線ゾーンで構成する方法が取られている。
【0004】これら複数の無線ゾーンに対して路側と車
両との間で連続的に通信を継続するために、論理的に通
信チャネルを維持する技術としてハンドオーバと呼ばれ
る技術が開発されている。
両との間で連続的に通信を継続するために、論理的に通
信チャネルを維持する技術としてハンドオーバと呼ばれ
る技術が開発されている。
【0005】第1図は、従来の路車間通信システムを説
明する為の構成図である。101及び102は路車間通
信がおおなわれる無線ゾーンである。103及び104
は前記無線ゾーンを形成するための電波を放射するアン
テナである。105及び106は、各アンテナに接続さ
れる基地局で無線の送受信制御を司る。また、各基地局
は107基地集中局に接続されている。基地集中局は複
数の基地局の状態監視を行うと共に、提供情報の分配処
理を行う。また、基地集中局は108路側処理装置に接
続されている。路側処理装置は、図示していないが道路
状況あるいは交通状況を監視するセンサー装置にも接続
されており、これらから上がってくる情報をもとに危険
・警告の情報を基地集中局以下の路車間通信システムを
介して車両に通報する役割をする。
明する為の構成図である。101及び102は路車間通
信がおおなわれる無線ゾーンである。103及び104
は前記無線ゾーンを形成するための電波を放射するアン
テナである。105及び106は、各アンテナに接続さ
れる基地局で無線の送受信制御を司る。また、各基地局
は107基地集中局に接続されている。基地集中局は複
数の基地局の状態監視を行うと共に、提供情報の分配処
理を行う。また、基地集中局は108路側処理装置に接
続されている。路側処理装置は、図示していないが道路
状況あるいは交通状況を監視するセンサー装置にも接続
されており、これらから上がってくる情報をもとに危険
・警告の情報を基地集中局以下の路車間通信システムを
介して車両に通報する役割をする。
【0006】また、図2は、従来のハンドオーバ方式を
説明する為の図である。201無線ゾーンは、203ア
ンテナ1によって放射される電波で形成される。202
無線ゾーンも同様に204アンテナ2によって放射され
る電波で形成される。205及び206は、各々無線ゾ
ーン1と無線ゾーン2の受信電界強度をゾーン内の位置
との関係を示すグラフである。アンテナの角度に依存す
るが一般にアンテナから遠ざかるに従って受信電界強度
は低減していく。また、アンテナ後方は電波放射をなく
しているためアンテナ付近から急激に受信電界強度が低
減する曲線を示している。207受信感度値は、一般に
車載器の受信能力を示すもので所定の伝送品質を確保す
るための受信電界強度である。
説明する為の図である。201無線ゾーンは、203ア
ンテナ1によって放射される電波で形成される。202
無線ゾーンも同様に204アンテナ2によって放射され
る電波で形成される。205及び206は、各々無線ゾ
ーン1と無線ゾーン2の受信電界強度をゾーン内の位置
との関係を示すグラフである。アンテナの角度に依存す
るが一般にアンテナから遠ざかるに従って受信電界強度
は低減していく。また、アンテナ後方は電波放射をなく
しているためアンテナ付近から急激に受信電界強度が低
減する曲線を示している。207受信感度値は、一般に
車載器の受信能力を示すもので所定の伝送品質を確保す
るための受信電界強度である。
【0007】以上の構成において、従来複数の無線ゾー
ンを連続してサービスを行う場合、路側のインフラここ
では基地局と車載器との間の通信チャネルを論理的に継
続する手段としてハンドオーバ技術が用いられている。
例えば、図2で無線ゾーン1の周波数F1の受信電界強
度が低下しフレーム同期が取れなくなることを利用し
て、次の無線ゾーン2の周波数に切り替えてフレーム同
期を引き込みに行く方法が考えられている。フレーム同
期が取れないという現象は、一定の周期でフレームが構
成されないにも拘らず所定の同期信号が検出できない現
象である。
ンを連続してサービスを行う場合、路側のインフラここ
では基地局と車載器との間の通信チャネルを論理的に継
続する手段としてハンドオーバ技術が用いられている。
例えば、図2で無線ゾーン1の周波数F1の受信電界強
度が低下しフレーム同期が取れなくなることを利用し
て、次の無線ゾーン2の周波数に切り替えてフレーム同
期を引き込みに行く方法が考えられている。フレーム同
期が取れないという現象は、一定の周期でフレームが構
成されないにも拘らず所定の同期信号が検出できない現
象である。
【0008】図3はフレーム構成例である。301が一
般にユニークワードと呼ばれる同期検出の為の信号であ
る。302は、ハンドオーバの方式に関連する信号で、
次ゾーンの周波数情報を報知する信号である。303は
フレームの構成内容を報知するための信号である。30
4は無線ゾーン内に存在する車両に対して共通な情報を
提供するための同報情報を通知するためのスロットであ
る。また、305は個々の車両に対して別々の情報を提
供する為の個別情報スロットである。従って、個別情報
スロットは、複数の車両と同時に情報授受をする為に所
定の長さでスロットが細分化されている。
般にユニークワードと呼ばれる同期検出の為の信号であ
る。302は、ハンドオーバの方式に関連する信号で、
次ゾーンの周波数情報を報知する信号である。303は
フレームの構成内容を報知するための信号である。30
4は無線ゾーン内に存在する車両に対して共通な情報を
提供するための同報情報を通知するためのスロットであ
る。また、305は個々の車両に対して別々の情報を提
供する為の個別情報スロットである。従って、個別情報
スロットは、複数の車両と同時に情報授受をする為に所
定の長さでスロットが細分化されている。
【0009】以上の構成からなる無線フレームは常に一
定で繰り返し伝送され、その周期はここでは10msと
する。前述のフレーム同期が取れないということは、1
0ms毎に301ユニークワードが検出されるべき所で
検出されない場合を指している。一般に無線通信では伝
送エラーが発生するもので、このエラーがユニークワー
ドに発生してもフレーム同期はずれと言うことになる。
このような一時的エラーによる同期はずれなのかハンド
オーバゾーンに差し掛かって受信電界強度の低下による
同期はずれかを区別する為に複数回連続してユニークワ
ードの不検知即ち同期はずれを検知した場合を従来ハン
ドオーバに移行する条件としている。
定で繰り返し伝送され、その周期はここでは10msと
する。前述のフレーム同期が取れないということは、1
0ms毎に301ユニークワードが検出されるべき所で
検出されない場合を指している。一般に無線通信では伝
送エラーが発生するもので、このエラーがユニークワー
ドに発生してもフレーム同期はずれと言うことになる。
このような一時的エラーによる同期はずれなのかハンド
オーバゾーンに差し掛かって受信電界強度の低下による
同期はずれかを区別する為に複数回連続してユニークワ
ードの不検知即ち同期はずれを検知した場合を従来ハン
ドオーバに移行する条件としている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述のように複数回数
連続して同期はずれを検出するハンドオーバ条件では、
ハンドオーバエリアの受信電界強度が滑らかに低下する
場合は、良好な周波数切替が可能となるが無線環境によ
っては不都合が生じる。図4は無線ゾーンの受信電界強
度を測定した典型的な例である。横軸がアンテナ位置を
基点とした距離を示しているが、アンテナ位置付近では
受信電界強度のレベルが複雑に上下している。このよう
な場合、フレーム同期ははずれたり、再同期確立したり
の繰り返しとなる。従って、前期のハンドオーバ条件と
して、3回連続して同期はずれした場合とすると、2回
同期はずれを起こしても3回目は正しくユニークワード
を検出するとハンドオーバ処理はせずに引き続き現ゾー
ンの通信を維持することになる。
連続して同期はずれを検出するハンドオーバ条件では、
ハンドオーバエリアの受信電界強度が滑らかに低下する
場合は、良好な周波数切替が可能となるが無線環境によ
っては不都合が生じる。図4は無線ゾーンの受信電界強
度を測定した典型的な例である。横軸がアンテナ位置を
基点とした距離を示しているが、アンテナ位置付近では
受信電界強度のレベルが複雑に上下している。このよう
な場合、フレーム同期ははずれたり、再同期確立したり
の繰り返しとなる。従って、前期のハンドオーバ条件と
して、3回連続して同期はずれした場合とすると、2回
同期はずれを起こしても3回目は正しくユニークワード
を検出するとハンドオーバ処理はせずに引き続き現ゾー
ンの通信を維持することになる。
【0011】このように無線環境が一定せず受信電界が
複雑に変化する場合、なかなか次ゾーンに切り替われず
に無線品質の悪い状況で通信が継続することになり、車
載器に対する提供情報の欠損が大きくなるという問題を
引き起こす。そのため本発明は、提供情報の欠損をでき
る限り少なくする為に無線品質の悪い環境での通信を無
くしハンドオーバを速やかに実行する手段を提供するこ
とを目的とする。
複雑に変化する場合、なかなか次ゾーンに切り替われず
に無線品質の悪い状況で通信が継続することになり、車
載器に対する提供情報の欠損が大きくなるという問題を
引き起こす。そのため本発明は、提供情報の欠損をでき
る限り少なくする為に無線品質の悪い環境での通信を無
くしハンドオーバを速やかに実行する手段を提供するこ
とを目的とする。
【0012】前述のように車載器の受信感度に依存した
同期はずれでの検出では通信品質の悪い状態で通信を継
続しようとする為、提供情報の欠損が大きくなる。従っ
て本発明では、車載器の受信感度に依存すること無く、
受信電界強度の低下を検出して周波数切替を行うもので
ある。
同期はずれでの検出では通信品質の悪い状態で通信を継
続しようとする為、提供情報の欠損が大きくなる。従っ
て本発明では、車載器の受信感度に依存すること無く、
受信電界強度の低下を検出して周波数切替を行うもので
ある。
【0013】このように受信電界が複雑に変化する前に
ハンドオーバ処理に移行させる為、車載器の受信感度に
対して余裕を持った高いレベルを閾値に設定しておき、
前期閾値を所定時間内に所定回数下回った場合にハンド
オーバ処理に移行させるので、無線品質を良好に保った
まま通信を継続できる。
ハンドオーバ処理に移行させる為、車載器の受信感度に
対して余裕を持った高いレベルを閾値に設定しておき、
前期閾値を所定時間内に所定回数下回った場合にハンド
オーバ処理に移行させるので、無線品質を良好に保った
まま通信を継続できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例について図面
を参照して詳細に説明する。図5は本発明の実施例を説
明する為のシステム構成図である。501および502
は無線ゾーンでここでは501の無線ゾーンから502
の無線ゾーンにハンドオーバする例で説明する。503
および504は各々無前ゾーン501および502を形
成するためのアンテナである。505および506は、
前記アンテナ1、およびアンテナ2から放射される周波
数F1およびF2の電波により形成される受信電界強度
を無線ゾーン位置に対応してグラフ化したものである。
また、507受信感度値と508ハンドオーバ閾値の関
係を示しているが、図で示すようにハンドオーバ閾値は
受信感度値に比べはるかに高いレベルに設定している。
この場合A地点を過ぎると受信電界強度がハンドオーバ
閾値を下回る為、この付近でハンドオーバ処理に移行す
ることになる。しかもこの地点では既に無線ゾーンの周
波数F2の受信電界強度はハンドオーバ閾値を上回って
おり無線ゾーン2におけるフレーム同期を十分に確立で
きる条件が成立している。
を参照して詳細に説明する。図5は本発明の実施例を説
明する為のシステム構成図である。501および502
は無線ゾーンでここでは501の無線ゾーンから502
の無線ゾーンにハンドオーバする例で説明する。503
および504は各々無前ゾーン501および502を形
成するためのアンテナである。505および506は、
前記アンテナ1、およびアンテナ2から放射される周波
数F1およびF2の電波により形成される受信電界強度
を無線ゾーン位置に対応してグラフ化したものである。
また、507受信感度値と508ハンドオーバ閾値の関
係を示しているが、図で示すようにハンドオーバ閾値は
受信感度値に比べはるかに高いレベルに設定している。
この場合A地点を過ぎると受信電界強度がハンドオーバ
閾値を下回る為、この付近でハンドオーバ処理に移行す
ることになる。しかもこの地点では既に無線ゾーンの周
波数F2の受信電界強度はハンドオーバ閾値を上回って
おり無線ゾーン2におけるフレーム同期を十分に確立で
きる条件が成立している。
【0015】このように従来図に示すB地点以降でハン
ドオーバが行われていたのに比べ受信電界強度の高いレ
ベルでハンドオーバが行われる為通信品質の良好な状態
のまま次ゾーンの周波数に乗り換えることができる。従
って、提供情報の欠損も従来に比べ大幅に低減できる。
ドオーバが行われていたのに比べ受信電界強度の高いレ
ベルでハンドオーバが行われる為通信品質の良好な状態
のまま次ゾーンの周波数に乗り換えることができる。従
って、提供情報の欠損も従来に比べ大幅に低減できる。
【0016】図6は本発明におけるハンドオーバに移行
するためにアルゴリズムを説明する為の図である。T1
は所定の期間を測定する為のタイマーであり例えば50
msとする。またT2は受信電界強度をサンプリングす
る為のタイマーでありここでは5msとする。またRS
SIは受信電界強度に相当する受信信号レベルでありこ
こではハンドオーバ閾値として例えば60dBmとす
る。尚、このようなハンドオーバ閾値に対して車載器の
受信感度値は例えば80dBm程度は保有するものとす
る。この場合、タイマーT2が満了するごとに受信電界
強度の測定が行われ、その結果ハンドオーバ閾値である
60dBm以下の場合、カウンタ値がインクリメントさ
れる。尚、受信電界強度の測定結果が60dBm以上で
あればカウンタはインクリメントされずに次のタイマー
T2の満了を待つことになる。
するためにアルゴリズムを説明する為の図である。T1
は所定の期間を測定する為のタイマーであり例えば50
msとする。またT2は受信電界強度をサンプリングす
る為のタイマーでありここでは5msとする。またRS
SIは受信電界強度に相当する受信信号レベルでありこ
こではハンドオーバ閾値として例えば60dBmとす
る。尚、このようなハンドオーバ閾値に対して車載器の
受信感度値は例えば80dBm程度は保有するものとす
る。この場合、タイマーT2が満了するごとに受信電界
強度の測定が行われ、その結果ハンドオーバ閾値である
60dBm以下の場合、カウンタ値がインクリメントさ
れる。尚、受信電界強度の測定結果が60dBm以上で
あればカウンタはインクリメントされずに次のタイマー
T2の満了を待つことになる。
【0017】こうして繰り返していると50msのタイ
マーT1が満了し、この辞典でカウンタの値を調べ所定
の回数nが例えば5回を超えていたらハンドオーバ処理
に移行することにする。従って5msごとに5回以上6
0dBm以下の受信電界強度を検出するとハンドオーバ
処理に移行することになり、ここで次ゾーンの週端数に
切り替えて同期引き込みを行うことになる。尚、本発明
では次ゾーンの周波数は、図3で示すように路側のイン
フラから送られる無線フレーム内に次ゾーン周波数情報
が報知されるものとする。以上のように所定の時間に所
定の回数以上、ハンドオーバ閾値を下回った場合に、ハ
ンドオーバ処理に移行する方式について説明したが、以
下は車の走行速度に応じて前記所定の次間および所定の
回数を可変にする場合の説明をする。
マーT1が満了し、この辞典でカウンタの値を調べ所定
の回数nが例えば5回を超えていたらハンドオーバ処理
に移行することにする。従って5msごとに5回以上6
0dBm以下の受信電界強度を検出するとハンドオーバ
処理に移行することになり、ここで次ゾーンの週端数に
切り替えて同期引き込みを行うことになる。尚、本発明
では次ゾーンの周波数は、図3で示すように路側のイン
フラから送られる無線フレーム内に次ゾーン周波数情報
が報知されるものとする。以上のように所定の時間に所
定の回数以上、ハンドオーバ閾値を下回った場合に、ハ
ンドオーバ処理に移行する方式について説明したが、以
下は車の走行速度に応じて前記所定の次間および所定の
回数を可変にする場合の説明をする。
【0018】図4に無線ゾーン内受信電界強度の実施例
を示しているが、一般に路面反射、周囲の建造物或いは
走行車両等により受信電界の落ち込みが無線ゾーンの中
に発生する場合がある。このような場合、一時的な受信
電界の低下に対して、ハンドオーバエリアと誤認識して
ハンドオーバ処理を行うと次ゾーン周波数の電波が不十
分で周波数切替ができない場合がある。この時、ハンド
オーバ処理機関中、車両に対する情報提供が行われない
為、情報の欠損となる。このような不都合を防ぐ為に、
瞬時的な受信電界強度の低下ではハンドオーバ処理に移
行させないことが必要である。このため前記所定の時間
および所定の回数を大きくすれば良いが、それでは通常
のハンドオーバエリアでの周波数切替時間が大きくなる
ため好ましくない。そこで前記一時的な受信電界強度の
落ち込みに対しては、車両の走行速度に応じて落ち込み
を通過する時間が異なることから、高速では所定時間お
よび所定回数を小さく設定し、低速では所定時間および
所定回数を大きくすることにすれば、周波数切替に要す
る時間を抑制しつつ、本来のハンドオーバエリア以外に
おける無線ゾーン内受信電界強度の落ち込みに対して誤
ったハンドオーバ処理を防ぐことが可能となる。
を示しているが、一般に路面反射、周囲の建造物或いは
走行車両等により受信電界の落ち込みが無線ゾーンの中
に発生する場合がある。このような場合、一時的な受信
電界の低下に対して、ハンドオーバエリアと誤認識して
ハンドオーバ処理を行うと次ゾーン周波数の電波が不十
分で周波数切替ができない場合がある。この時、ハンド
オーバ処理機関中、車両に対する情報提供が行われない
為、情報の欠損となる。このような不都合を防ぐ為に、
瞬時的な受信電界強度の低下ではハンドオーバ処理に移
行させないことが必要である。このため前記所定の時間
および所定の回数を大きくすれば良いが、それでは通常
のハンドオーバエリアでの周波数切替時間が大きくなる
ため好ましくない。そこで前記一時的な受信電界強度の
落ち込みに対しては、車両の走行速度に応じて落ち込み
を通過する時間が異なることから、高速では所定時間お
よび所定回数を小さく設定し、低速では所定時間および
所定回数を大きくすることにすれば、周波数切替に要す
る時間を抑制しつつ、本来のハンドオーバエリア以外に
おける無線ゾーン内受信電界強度の落ち込みに対して誤
ったハンドオーバ処理を防ぐことが可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上、本発明の実施例で詳細に説明した
ように、受信電界強度の高いレベルでハンドオーバ処理
を行う為に、通信品質の良好な状態のまま次ぞーの周波
数に切り替えることができる。従って、提供情報の欠損
を従来に比べ大幅に低減可能となる。
ように、受信電界強度の高いレベルでハンドオーバ処理
を行う為に、通信品質の良好な状態のまま次ぞーの周波
数に切り替えることができる。従って、提供情報の欠損
を従来に比べ大幅に低減可能となる。
【図1】図1は従来例を説明する為のシステム構成図で
ある。
ある。
【図2】図2は、従来例のハンドオーバ方式を説明する
為の図である。
為の図である。
【図3】図3は、無線フレームの例である。
【図4】図4は、一般的な無線ゾーン内の受信電界強度
実測値を示す図である。
実測値を示す図である。
【図5】図5は、本発明の実施例を説明する為の図であ
る。
る。
【図6】図6は、ハンドオーバ処理に移行するアルゴリ
ズムを説明する為の図である。
ズムを説明する為の図である。
101、102、201、202、501、502−無
線ゾーン 103、104、203、204、503,504−ア
ンテナ 105、106−基地局 107−基地集中局 108−路側処理装置 205、206、505.506−受信電界強度 207、507−車載器受信感度値 508−ハンドオーバ閾値 301−ユニークワード 302−次ゾーン周波数情報スロット 303−フレーム制御情報スロット 304−同報情報スロット 305−個別情報スロット
線ゾーン 103、104、203、204、503,504−ア
ンテナ 105、106−基地局 107−基地集中局 108−路側処理装置 205、206、505.506−受信電界強度 207、507−車載器受信感度値 508−ハンドオーバ閾値 301−ユニークワード 302−次ゾーン周波数情報スロット 303−フレーム制御情報スロット 304−同報情報スロット 305−個別情報スロット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H180 AA01 BB04 FF13 FF27 LL01 LL04 LL15 5K067 AA33 BB12 EE02 EE10 FF16 HH22 JJ39
Claims (3)
- 【請求項1】 路側装置と車両との間で行う路車間通信
において、車載器の受信感度よりも高いレベルを閾値と
して設定し、所定時間内に所定回数、前記閾値を下回っ
たことで周波数切替手順に移行することを特徴とするハ
ンドオーバ方式。 - 【請求項2】 前記閾値は、車載器の受信感度よりも少
なくとも10dBm以上高いレベルであることを特徴と
するハンドオーバ方式。 - 【請求項3】 前記所定時間及び所定回数は、車両の走
行速度により可変であることを特徴とするハンドオーバ
方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000360378A JP2002165254A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | ハンドオーバ方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000360378A JP2002165254A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | ハンドオーバ方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002165254A true JP2002165254A (ja) | 2002-06-07 |
Family
ID=18831995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000360378A Pending JP2002165254A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | ハンドオーバ方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002165254A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2000
- 2000-11-27 JP JP2000360378A patent/JP2002165254A/ja active Pending
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