JP2002160104A - スライダを背中合わせに備えた複列の加工機 - Google Patents
スライダを背中合わせに備えた複列の加工機Info
- Publication number
- JP2002160104A JP2002160104A JP2000357816A JP2000357816A JP2002160104A JP 2002160104 A JP2002160104 A JP 2002160104A JP 2000357816 A JP2000357816 A JP 2000357816A JP 2000357816 A JP2000357816 A JP 2000357816A JP 2002160104 A JP2002160104 A JP 2002160104A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- linear motor
- processing machine
- sliders
- double
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Turning (AREA)
Abstract
に反対方向に往復移動させ,それぞれに発生する反力を
打ち消して耐久性を向上させ,騒音,振動の発生を抑制
して加工精度を向上させる。 【解決手段】 この複列の加工機は,ベース16上の軌
道レール17,軌道レール17上をそれぞれ往復移動す
る一対のスライダ18,19,スライダ18,19に設
けられたバイト27,28,及びスライダ18,19を
互いに反対方向に往復運動させる駆動装置を有する。駆
動装置は,軌道レール17に沿って延びるリニアモータ
磁石板20,リニアモータ磁石板20に沿って設けられ
たリニアスケール23,24及びリニアモータ磁石板2
0に対向してスライダ18,19に設けられたリニアモ
ータコイル21,22から構成されている。
Description
の高加速度,高速加工機において発生する反力及び騒音
を低減するため,互いに反対方向に高速高加速度で摺動
移動可能なスライダを背中合わせに備えた複列の加工機
に関する。
等には,種々の種類の光学レンズが組み込まれている。
光学レンズは一般に軸対称非球面をしており,ガラスの
表面を成形又は加工し,仕上げとして研磨装置で研磨し
て製作される。また,非軸対称非球面を研磨して製作す
る方法として,特開平8−192348号公報に記載さ
れた研削研磨方法がある。
可能にしたNC加工機として,特開平11−30960
2号公報に開示されたNC加工機が知られている。該公
報に開示されたNC加工機は,図4及び図5に示すよう
に,主軸Cの長手方向であるZ軸方向に移動可能なZ軸
テーブル3と,Z軸方向に直交するX軸方向に移動可能
なX軸テーブル4とが加工機ベース2に載置されてい
る。Z軸テーブル3には,主軸台5が載置されている。
Z軸テーブル3は,ベース2に取り付けられたサーボモ
ータ6によって駆動され,Z軸方向に往復運動すること
ができる。また,主軸台5には,主軸Cを回転させるス
ピンドルモータ7が組み込まれている。主軸Cの先端に
はチャック8が設けられており,チャック8には工作物
9が保持されている。また,X軸テーブル4は,工作物
9と対向する位置に設置され,サーボモータ10によっ
て駆動され,X軸方向に移動可能である。また,X軸テ
ーブル4にはターナ11が載置されている。ターナ11
は,Z軸方向に往復運動し得るスライダ12と,スライ
ダ12を駆動する駆動装置とから構成されている。スラ
イダ12は,先端部にバイトホルダ36を有しており,
バイトホルダ36にはバイト15が取り付けられる。
けられたスライドベース13上に載置されたサーボモー
タ14と,スライダ12をZ軸方向に移動可能に支持す
る軸受を備えている。スライダ12は,サーボモータ1
4の駆動軸と一体構造の回転軸に形成した雄ねじに螺合
するナット部材に固定されており,回転軸の回転運動に
応じて往復運動できる。NC加工機で工作物9を切削加
工する際には,主軸台5を載置したZ軸テーブル3は動
かないように固定される。スライダ12の先端に取り付
けられたバイト15は,スライダ12の往復運動に伴っ
てZ軸方向に往復運動すると共に,X軸テーブル4と一
緒にX軸方向にも往復運動する。NC加工機は,スライ
ダ12の重量やターナ11を載置したX軸テーブル4の
重量がそれぞれかなり小さいので,慣性力も小さくな
り,高速往復運動が可能となる。
示された送り制御装置は,工作機械,レーザ加工機,計
測装置等の送り制御装置として使用され,送りねじに加
わる移動体の慣性反力を零にし,弾性変形を小さくし見
掛け上の剛性値を無限大とし,制御系の安定性を大きく
し,ゲインを大きくして応答性を改善し,高応答作動時
の位置決め精度を高めるものである。
示されたステージ用振動抑制システムは,ステージを加
減速する際,ステージが定盤に与える反力と大きさが同
じで逆向きの力を,外部力発生器により定盤に与え,力
を常に打ち消しあい,定盤の振動を抑制するものであ
る。
加工機では,テーブルの慣性力が大きいためにテーブル
が高速で追従できないという理由から,加工物の回転速
度も低くなり,バイトで切削して非軸対称非球面を製作
することは困難であると考えられてきた。しかしなが
ら,研磨による方法は加工に長時間を要するという問題
があることから,非軸対称非球面を短時間で製作するこ
とが求められていた。また,従来のNC加工機は,ボー
ルねじによるモータ回転をエンコーダによって検出した
位置データをフィードバックし,セミクロス制御をして
いたが,高精度の制御や高速精度加工が期待できなかっ
た。
加工機では,工作物に対する切削速度をアップするた
め,工作物を回転させる主軸の回転をアップし,それに
伴ってバイトを取り付けたスライダの往復移動速度をア
ップさせる必要がある。しかしながら,スライダを高速
高加速度で往復移動させると,反力,騒音或いは振動が
大きくなり,スライダを支持するベース等の質量を大き
くする必要がある。そこで,工作物を装着した主軸に対
して往復移動するスライダの荷重,及び反力,騒音或い
は振動を低減して,スライダを高速高加速度で往復移動
させることができる加工機に望まれている。
課題を解決することであり,NC加工機における往復移
動をするスライダの荷重を小さくするため,リニアモー
タを利用してスライダの往復移動を主軸の高速回転に同
期させて高速高加速度に往復移動させると共に,工作物
に対するリード加工,非球面加工,非円筒加工等を精度
よく加工することを可能にし,外部データに追従できる
加工を達成し,工作物の加工を精度よく短時間で加工
し,スライダの往復移動で発生する反力,騒音,振動等
を低減するため,一対のスライダの往復移動を互いに反
対方向へ移動させてスライダを高速高加速度に往復移動
させ,切削効率を向上させる高加速度スライダを背中合
わせに備えた複列の加工機を提供することである。
に延びるリニアガイドを構成する軌道,前記軌道レール
上をそれぞれ往復移動する一対のスライダ,前記スライ
ダに設けられ且つ工作物を切削加工するバイト,及び前
記スライダをそれぞれ往復運動させ且つ前記スライダの
往復移動で発生する加速度による反力を打ち消すように
前記スライダを互いに反対方向に前記軌道レール上を往
復移動させる駆動装置,から成るスライダを背中合わせ
に備えた複列の加工機に関する。
記スライダに固定された刃物台に取り付けられている。
平行に延びるリニアモータ磁石板,前記スライダの移動
範囲で前記リニアモータ磁石板に沿って設けられたリニ
アスケール及び前記リニアモータ磁石板に対向して前記
スライダに設けられたリニアモータコイルから構成され
ている。
られた前記駆動装置のリニアモータコイルに接続される
動力線,信号線等の配線,前記リニアモータコイルを冷
却するための冷却配管及び前記スライダを潤滑するため
の潤滑配管は,前記スライダの移動に伴って屈曲可能な
ガイドカバーに収容されている。
平行に延びるリニアモータコイル,前記スライダの移動
範囲で前記リニアモータコイルに沿って設けられたリニ
アスケール及び前記リニアモータコイルに対向して前記
スライダに設けられたリニアモータ磁石板から構成され
ている。
る工作物を取り付けた主軸を互いに対向させて配置され
た一対の主軸台,各々の前記主軸台をそれぞれ載置し且
つ前記主軸の長手方向であるZ軸方向に移動可能な一対
のZ軸テーブル,前記Z軸テーブルをそれぞれ載置する
前記Z軸方向に直交するX軸方向に移動可能な工作物用
X軸テーブル,一対の前記主軸間に配置された前記Z軸
方向に直交するX軸方向に延びる刃物台テーブル上に配
置されたターナベース,前記ターナベース上に取り付け
られたスライドブロックに設置された前記Z軸方向と同
一方向のY軸方向に延びるリニアガイドを構成する軌道
レール,前記軌道レール上で前記Y軸方向に互いに反対
方向に向かって往復移動する一対のスライダ,前記スラ
イダに取り付けられた工作物を切削加工するバイト,及
び前記スライダをそれぞれ往復運動させ且つ前記スライ
ダの往復移動で発生する加速度による反力を打ち消すた
め前記スライダを互いに反対方向に前記スライドブロッ
クに設置された前記軌道レール上を往復移動させる駆動
装置,から成るスライダを背中合わせに備えた複列の加
工機に関する。
を前記Z軸方向に直交するX軸方向に移動可能なX軸テ
ーブルに構成したものである。また,前記刃物台テーブ
ルに設置された前記工作物を切削加工する各種のバイト
を取り付ける刃物台を備えている。
記軌道レールに沿って前記Y軸方向に延びるリニアモー
タ磁石板,前記スライダの移動範囲で前記リニアモータ
磁石板に沿って設けられたリニアスケール及び前記リニ
アモータ磁石板に対向して前記スライダに設けられたリ
ニアモータコイルから構成されている。
ス上の前記軌道レールに沿って平行に延びるリニアモー
タコイル,前記スライダの移動範囲で前記リニアモータ
コイルに沿って設けられたリニアスケール及び前記リニ
アモータコイルに対向して前記スライダに設けられたリ
ニアモータ磁石板から構成されている。
れているので,スライドブロックに組み込まれた一対の
スライダが相反する方向に同期して往復移動するので,
スライダの往復移動で発生する反力が互いに打ち消し合
ってスライドブロックの重量を大きくする必要がなく,
また,スライダの往復移動に対して高速高加速用の軸を
追加する必要がなく,コストパフォーマンスを低下する
ことができる。また,この複列の加工機について,具体
的な構造では,一対の主軸をビルトインにそれぞれ構成
して対向した状態に配列することで,スライダを同期さ
せて反対方向の運動パターンで往復移動させることによ
って,スライダの加減速時に反力を打ち消しあうので,
機械装置を大型化することなく,コンパクトに構成で
き,生産性を向上させ,しかも,工作物に対する加工が
同一加工であるので,コントローラへの入力プログラム
は1台の加工機と同様で良く,他方のミラー側の加工機
では自動プログラミングができる。
復移動させる駆動装置をリニアモータコイルとリニアモ
ータ磁石板とから成るリニアモータで構成しているの
で,リニアモータコイルとリニアモータ磁石板の何れか
一方を軌道レール側に設けているので,スライダをその
分だけ軽量に構成でき,スライダの慣性力を低減でき,
主軸の回転速度をアップしても,その主軸の回転に追従
してスライダを高速高加速度の往復移動させることがで
き,工作物を高速に切削加工することができ,しかも,
反力,騒音,振動等の発生を低減できる上に,それらの
発生を低減するようにスライダを互いに反対方向に往復
移動させるので,反力,騒音,振動等の発生を有効に防
止することができ,従って,スライダの動きが高速高加
速度になったとしても,スライダを高精度に制御するこ
とができ,工作物に対する高精度加工を達成することが
でき,加工機そのものの寿命を延ばすことができる。
による複列の加工機の実施例を説明する。まず,図1及
び図2を参照して,この発明による複列の加工機の一実
施例として基本的な概念を説明する。この複列の加工機
は,工作物を取り付ける主軸側が図示で省略されてお
り.工作物を切削加工するバイト27,28を取り付け
たスライダ18,19が示されている。スライダ18,
19は,例えば,コントローラによって,主軸の回転運
動に同期させて往復移動させられると共に,外部データ
入力等に追従して制御されて高速高加速度で往復移動可
能であり,バイト27,28で工作物を高速高加速度で
切削加工できるものである。
をスライドブロックを構成するベース16上に背中合わ
せに備え,互いに反対方向に往復移動させる駆動装置を
備えたものである。この複列の加工機は,ベース16上
に設置された直線的に延びるリニアガイドを構成する軌
道レール17,軌道レール17上をそれぞれ往復移動す
る一対のスライダ18,19,スライダ18,19に設
けられ且つ工作物を切削加工するバイト27,28,及
びスライダ18,19をそれぞれ往復運動させ且つスラ
イダ18,19の往復移動で発生する加速度による反力
を打ち消すようにスライダ18,19を互いに反対方向
に軌道レール17上を往復移動させる駆動装置から構成
されている。即ち,スライダ18とスライダ19とが軌
道レール17上を互いに離れる方向A1に同時に移動し
たり,また,スライダ18とスライダ19とが軌道レー
ル17上を互いに接近する方向B1に同時に移動したり
する。それによって,スライダ18,19にそれぞれ発
生する反力が打ち消し合うことになるので,スライダ1
8,19の摺動移動に対してそれらに発生する反力を支
持するために軌道レール17側の静止物体の重量をアッ
プして強度や剛性を高める必要がなくなる。しかも,ス
ライダ18,19に発生する反力を低減できるので,ス
ライダ18,19に発生する反力が原因で騒音や振動の
発生も抑制される。
に直接又はスライダ18,19に固定された刃物台2
5,26にそれぞれ取り付けられている。また,駆動装
置は,軌道レール17に沿って平行に延びるリニアモー
タ磁石板20,スライダ18,19の移動範囲でリニア
モータ磁石板20に沿って設けられたリニアスケール2
3,24及びリニアモータ磁石板20に対向してスライ
ダ18,19に設けられたリニアモータコイル21,2
2から構成されている。
9に設けられた駆動装置のリニアモータコイル21,2
2に接続される動力線,信号線等の配線,リニアモータ
コイル21,22を冷却するための冷却配管及びスライ
ダ18,19を潤滑するための潤滑配管は,スライダ1
8,19の移動に伴って屈曲可能なガイドカバー31,
32に収容されている。ガイドカバー31,32は,一
端がスライダ18,19が連結され,他端がホルダー2
9,30に支持されている。
駆動装置として別のタイプを使用することができる。即
ち,駆動装置は,リニアモータ磁石板がスライダ18,
19に設けられ,リニアモータコイルが軌道レール17
に沿って平行に延びるように設けられ,スライダ18,
19の移動範囲でリニアスケールがリニアモータコイル
に沿って設けられている。
列の加工機をNC加工機に適用した別の実施例を説明す
る。この複列の加工機は,工作物9A,9Bに対してリ
ード加工,VTR用ドラム加工,プラスチックレンズ加
工等の切削加工を行うNC加工機に適用したものであ
り,バイト19A,19Bを取り付けた高速高加速度に
対応できる背中合わせに配置された一対のスライダ18
A,18Bをターナベース1A上に背中合わせ即ちタン
デム状態に配設し,互いに反対方向に往復移動させる駆
動装置を備えている。スライダ18A,18Bは,図1
に示すものと同様に,コントローラによって主軸の回転
運動に同期させて往復移動させられると共に,外部デー
タ入力等に追従して制御されて高速高加速度で往復移動
可能であり,バイト19A,19Bで工作物9A,9B
を高速高加速度で切削加工できるものである。
8Bは,図1及び図2に説明したスライダ18,19と
実質的に同様な構成を有しているものであるので,ここ
では,重複する説明を省略し,概略的に説明する。この
複列の加工機は,バイト19A,19B側には,一対の
主軸8A,8B間に配置されたZ軸方向に直交するX軸
方向に延びる刃物台テーブル4,刃物台テーブル4上に
配置されたターナベース1A,ターナベース1A上に取
り付けられたスライドブロック16A,16Bに設置さ
れたZ軸方向と同一方向のY軸方向に延びるリニアガイ
ドを構成する軌道レール17,軌道レール17上でY軸
方向(Z軸と同方向)に互いに反対方向に向かって往復
移動する一対のスライダ18A,18B,スライダ18
A,18Bに取り付けられた工作物9A,9Bを切削加
工するバイト19A,19B,及びスライダ18A,1
8Bをそれぞれ往復運動させ且つ往復移動で発生する加
速度による反力を打ち消すためスライダ18A,18B
を互いに反対方向にスライドブロック16A,16Bに
設置された軌道レール17上を往復移動させる駆動装置
から構成されている。
ル4には,各種のバイト34を取り付ける刃物台33を
備えている。刃物台33には,各種の工作物9A,9B
を切削加工する各種のバイト34が取り付けられてい
る。駆動装置は,ターナベース1A上の軌道レール17
に沿ってY軸方向に延びるリニアモータ磁石板20,ス
ライダ18A,18Bの移動範囲でリニアモータ磁石板
20に沿って設けられたリニアスケール23,24及び
リニアモータ磁石板20に対向してスライダ18A,1
8Bに設けられたリニアモータコイル21,22から構
成されている。
は,スピンドルモータ7A,7Bで回転駆動される工作
物9A,9Bを取り付けた主軸8A,8Bを互いに対向
させて配置された一対のチャックを備えた主軸台5A,
5B,各々の主軸台5A,5Bをそれぞれ載置し且つサ
ーボモータ6A,6Bによって主軸8A,8Bの長手方
向であるZ軸方向に移動可能な一対のZ軸テーブル3
A,3Bを有している。また,この複列の加工機は,場
合によっては,Z軸テーブル3A,3Bをそれぞれ載置
するZ軸方向に直交するX軸方向に工作物用X軸ベース
37A,37B上にサーボモータ38A,38Bで往復
移動可能に駆動される工作物用X軸テーブル39A,3
9Bを設けることができる。また,工作物9A,9Bの
主軸8A,8Bへの離脱及び装着を同時に行うことが好
ましいので,主軸8A,8BをX軸方向とY軸方向に移
動させて刃物台テーブルに設けたローダを用いて同時に
行えば,再び工作物に対する加工を同時に行うことがで
きる。
種々の設計変更が可能であり,例えば,刃物台テーブル
4をZ軸方向に直交するX軸方向に移動可能なX軸テー
ブルに構成することができる。また,駆動装置は,ター
ナベース1A上の軌道レール17に沿って平行に延びる
リニアモータコイル,スライダ18A,18Bの移動範
囲でリニアモータコイルに沿って設けられたリニアスケ
ール,及びリニアモータコイルに対向してスライダ18
A,18Bに設けられたリニアモータ磁石板から構成す
ることもできる。
ば,本出願人が先に出願した特願2000−32223
9号のNC加工機で開示したものを使用できる。ここ
で,この複列の加工機を,上記NC加工機に対応させて
概説すると,例えば次のとおりである。ターナベース1
Aには,長手方向に延びる凹部をそれぞれ備えた一対の
スライドブロック部材から成るスライドブロックが取り
付けられている。スライドブロックは,ターナベース1
A上にスライドブロック部材の凹部を互いに対向状態に
配置し,スライドブロック部材の対向面に他方のスライ
ドブロック部材の対向面を当接させてターナベース1A
に固定されている。
対向させてターナベース1Aに固定することによって,
スライドブロック部材とスライドブロック部材と間に凹
部によってスライダ18A,18Bの収容室が形成され
る。スライドブロックの収容室には,スライダ18A,
18BがZ軸方向に往復移動可能に配設されている。収
容室の側方に形成された開口部からスライダ18A,1
8Bが突出し,その先端部にバイト19A,19Bが交
換可能にセットされるように構成されている。バイト1
9A,19Bは,スライダ18A,18Bに取り付けた
バイトホルダにセットするように構成することもでき
る。
8Bをスライドブロックに対してY軸方向(Z軸方向と
同一方向)に互いに相反する反対方向に往復移動させる
駆動装置を備えていることに特徴を有している。スライ
ダ18A,18Bを往復移動させる駆動装置は,図3に
示すものとはリニアモータコイルとリニアモータ磁石板
とが反対に取り付けられており,即ち,スライドブロッ
クに固定されたリニアモータコイルと,スライダ18
A,18Bに設けられたリニアモータ磁石板とから構成
されている。スライドブロックには,ターナベース1A
上に固定されたX軸方向に直交するZ軸方向(又はY軸
方向という)に延びるリニアガイドを構成する軌道レー
ル17が複数箇所に固定されている。スライダ18A,
18Bには,スライドガイドが固定されており,スライ
ダ18A,18Bは,スライドブロックに設けた軌道レ
ール17に沿ってスライドガイドを往復移動させること
によって高速高加速度で往復移動することができる。
て,リニアモータコイルに沿って延びるリニアスケール
が設けられている。従って,スライダ18A,18Bの
スライドブロックに対する移動量は,リニアスケールの
検出器によって直ちに検出され,その移動量の情報はコ
ントローラにフィードバックされ,次のスライダ18
A,18Bの移動制御に反映される。この複列の加工機
に設けられたコントローラは,予め決められた加工指令
値に基づいてスライダ18A,18Bに設けたバイト1
9A,19Bによって工作物9A,9Bの切削加工を行
わせ,その切削加工情報をフィードバックさせ,切削加
工情報と加工指令値との差を零に近づける制御をし,工
作物9A,9Bに対する次の切削加工に活かす学習機能
を備えている。また,コントローラは,予め備えている
切削能力を考慮してスライダ18A,18Bに設けたバ
イト19A,19Bによって工作物9A,9Bの切削加
工を行わせる予見機能を備えている。
ルを冷却するための冷却プレートが設けられている。リ
ニアモータコイルには,リニアモータ磁石板がスライダ
18A,18Bの往復移動に伴って磁力を切るが,その
時に熱が発生し,高温になる。そこで,冷却プレート
は,リニアモータコイルに発生した熱を冷却するため設
けられている。更に,スライドブロックには,スライダ
18A,18Bのストロークを規制するためのストッパ
が設けられている。スライダ18A,18Bには,スト
ッパに当接してスライダ18A,18Bの移動範囲を規
制するストッパ当接部材が設けられている。また,スラ
イダ18A,18Bに設けられた駆動装置に接続される
動力線,信号線等の配線,及び前記ターナのための冷
却,潤滑等の配管は,スライダ18A,18Bの移動に
伴って屈曲可能なガイドカバー,被覆部材等に収容する
こともできる。
ように,スライダが互いに反対方向に往復移動し,工作
物がX軸方向に移動設定できる主軸にセットされ,工作
物を切削加工するバイトがZ軸方向,即ち,Y軸方向に
移動するターナベースに設けられたX軸方向に往復移動
するスライダにセットされているので,スライダの往復
移動に伴ってそれぞれに発生する反力が互いに打ち消し
あい,反力による加工精度に悪影響を及ぼすことがな
く,騒音や振動を発生することがなく,装置そのものの
寿命を長くし,特に,高精度の加工を達成することがで
きる。また,スライダは,リニアモータコイルとリニア
モータ磁石板から成るリニアモータの駆動装置で往復移
動されるので,高速高加速度に対応でき,バイトによる
工作物の切削加工が高速で,しかも高精度に行うことが
できる。
に設けることによって,設備そのもののコストがアップ
するが,同一の工作物に対する同一の加工では,工作物
に対する加工状態が二倍になって加工効率をアップさせ
ることができる。また,加工する工作物が複数でない特
殊な加工の場合には,コントローラによって一方の加工
機を作動して他方の加工機を停止させる制御を行えば,
スライダの反力の発生を許容すれば,ランニングコスト
をアップさせることもない。
れたターナベースに固定されたスライドブロックで往復
移動するように構成され,スライダとスライドブロック
との共働でリニアモータが構成されているので,往復移
動するスライダを極めて軽量に構成することができ,高
速高加速度の往復移動にスライダを対応させて追従性,
応答性を向上させ,高精度の切削加工を可能にすること
ができる。しかも,スライド及びX軸テーブルを高速で
往復運動することができるため,主軸の回転速度を上げ
ることができ,短時間で工作物を加工することができ
る。上記のように,この発明による複列の加工機はスラ
イダをリニアモータで駆動する構成であるので,従来の
NC加工機に比較して,高速高加速度の切削加工が可能
になり,工作物に対して短時間でしかも高精度の切削加
工ができるようになった。
説明する概略平面図である。
用した具体的な構成を説明する概略平面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 ベース上に設置された直線的に延びるリ
ニアガイドを構成する軌道レール,前記軌道レール上を
それぞれ往復移動する一対のスライダ,前記スライダに
設けられ且つ工作物を切削加工するバイト,及び前記ス
ライダをそれぞれ往復運動させ且つ前記スライダの往復
移動で発生する加速度による反力を打ち消すように前記
スライダを互いに反対方向に前記軌道レール上を往復移
動させる駆動装置,から成るスライダを背中合わせに備
えた複列の加工機。 - 【請求項2】 前記バイトは,前記スライダに直接又は
前記スライダに固定された刃物台に取り付けられている
ことから成る請求項1に記載のスライダを背中合わせに
備えた複列の加工機。 - 【請求項3】 前記駆動装置は,前記軌道レールに沿っ
て平行に延びるリニアモータ磁石板,前記スライダの移
動範囲で前記リニアモータ磁石板に沿って設けられたリ
ニアスケール及び前記リニアモータ磁石板に対向して前
記スライダに設けられたリニアモータコイルから構成さ
れていることから成る請求項1又は2に記載のスライダ
を背中合わせに備えた複列の加工機。 - 【請求項4】 前記スライダに設けられた前記駆動装置
のリニアモータコイルに接続される動力線,信号線等の
配線,前記リニアモータコイルを冷却するための冷却配
管及び前記スライダを潤滑するための潤滑配管は,前記
スライダの移動に伴って屈曲可能なガイドカバーに収容
されていることから成る請求項1〜3のいずれか1項に
記載のスライダを背中合わせに備えた複列の加工機。 - 【請求項5】 前記駆動装置は,前記軌道レールに沿っ
て平行に延びるリニアモータコイル,前記スライダの移
動範囲で前記リニアモータコイルに沿って設けられたリ
ニアスケール及び前記リニアモータコイルに対向して前
記スライダに設けられたリニアモータ磁石板から構成さ
れていることから成る請求項1又は2に記載のスライダ
を背中合わせに備えた複列の加工機。 - 【請求項6】 モータで回転駆動される工作物を取り付
けた主軸を互いに対向させて配置された一対の主軸台,
各々の前記主軸台をそれぞれ載置し且つ前記主軸の長手
方向であるZ軸方向に移動可能な一対のZ軸テーブル,
前記Z軸テーブルをそれぞれ載置する前記Z軸方向に直
交するX軸方向に移動可能な工作物用X軸テーブル,一
対の前記主軸間に配置された前記Z軸方向に直交するX
軸方向に延びる刃物台テーブル上に配置されたターナベ
ース,前記ターナベース上に取り付けられたスライドブ
ロックに設置された前記Z軸方向と同一方向のY軸方向
に延びるリニアガイドを構成する軌道レール,前記軌道
レール上で前記Y軸方向に互いに反対方向に向かって往
復移動する一対のスライダ,前記スライダに取り付けら
れた工作物を切削加工するバイト,及び前記スライダを
それぞれ往復運動させ且つ前記スライダの往復移動で発
生する加速度による反力を打ち消すため前記スライダを
互いに反対方向に前記スライドブロックに設置された前
記軌道レール上を往復移動させる駆動装置,から成るス
ライダを背中合わせに備えた複列の加工機。 - 【請求項7】 前記刃物台テーブルを前記Z軸方向に直
交するX軸方向に移動可能なX軸テーブルに構成したこ
とから成る請求項6に記載のスライダを背中合わせに備
えた複列の加工機。 - 【請求項8】 前記刃物台テーブルに設置された前記工
作物を切削加工する各種のバイトを取り付ける刃物台を
備えていることから成る請求項6又は7に記載のスライ
ダを背中合わせに備えた複列の加工機。 - 【請求項9】 前記駆動装置は,前記ターナベース上の
前記軌道レールに沿って前記Y軸方向に延びるリニアモ
ータ磁石板,前記スライダの移動範囲で前記リニアモー
タ磁石板に沿って設けられたリニアスケール及び前記リ
ニアモータ磁石板に対向して前記スライダに設けられた
リニアモータコイルから構成されていることから成る請
求項6〜8のいずれか1項に記載のスライダを背中合わ
せに備えた複列の加工機。 - 【請求項10】 前記駆動装置は,前記ターナベース上
の前記軌道レールに沿って平行に延びるリニアモータコ
イル,前記スライダの移動範囲で前記リニアモータコイ
ルに沿って設けられたリニアスケール及び前記リニアモ
ータコイルに対向して前記スライダに設けられたリニア
モータ磁石板から構成されていることから成る請求項6
〜8のいずれか1項に記載のスライダを背中合わせに備
えた複列の加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000357816A JP4638980B2 (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | スライダを背中合わせに備えた複列の加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000357816A JP4638980B2 (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | スライダを背中合わせに備えた複列の加工機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002160104A true JP2002160104A (ja) | 2002-06-04 |
JP4638980B2 JP4638980B2 (ja) | 2011-02-23 |
Family
ID=18829819
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000357816A Expired - Fee Related JP4638980B2 (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | スライダを背中合わせに備えた複列の加工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4638980B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005342814A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-15 | Yamaha Fine Technologies Co Ltd | プリント基板の生産方法、処理装置および処理プログラム |
JP2007245331A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-09-27 | Hitachi Via Mechanics Ltd | プリント基板加工機及びその穴明け加工方法 |
CN102114549A (zh) * | 2010-12-23 | 2011-07-06 | 北大方正集团有限公司 | 钻孔方法以及钻孔设备 |
CN104588691A (zh) * | 2014-11-27 | 2015-05-06 | 宁波中意液压马达有限公司 | 正反车削割槽装置 |
CN104607867A (zh) * | 2013-11-01 | 2015-05-13 | 得力富企业股份有限公司 | 板体裁切钻靶方法 |
CN110089209A (zh) * | 2016-09-29 | 2019-08-02 | 安必昂公司 | 部件放置装置及其驱动方法 |
EP4560271A1 (en) * | 2023-11-23 | 2025-05-28 | Etel S.A. | Magnetic track base for a stationary part of a linear motor |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6423839B2 (ja) | 2016-09-26 | 2018-11-14 | ファナック株式会社 | 機械振動抑制機能を備えた駆動装置、及び機械振動抑制機能を備えたシステム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0796433A (ja) * | 1993-09-06 | 1995-04-11 | Voumard Machines Co Sa | 加工方法と装置 |
JPH11114747A (ja) * | 1997-10-08 | 1999-04-27 | Ntn Corp | 移動テーブル |
JP2000278930A (ja) * | 1999-03-26 | 2000-10-06 | Okuma Corp | リニアモータを用いた送り機構 |
JP2002126907A (ja) * | 2000-10-23 | 2002-05-08 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | Nc加工機 |
-
2000
- 2000-11-24 JP JP2000357816A patent/JP4638980B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0796433A (ja) * | 1993-09-06 | 1995-04-11 | Voumard Machines Co Sa | 加工方法と装置 |
JPH11114747A (ja) * | 1997-10-08 | 1999-04-27 | Ntn Corp | 移動テーブル |
JP2000278930A (ja) * | 1999-03-26 | 2000-10-06 | Okuma Corp | リニアモータを用いた送り機構 |
JP2002126907A (ja) * | 2000-10-23 | 2002-05-08 | Seibu Electric & Mach Co Ltd | Nc加工機 |
JP3650021B2 (ja) * | 2000-10-23 | 2005-05-18 | 西部電機株式会社 | Nc加工機 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005342814A (ja) * | 2004-05-31 | 2005-12-15 | Yamaha Fine Technologies Co Ltd | プリント基板の生産方法、処理装置および処理プログラム |
JP2007245331A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-09-27 | Hitachi Via Mechanics Ltd | プリント基板加工機及びその穴明け加工方法 |
KR101273284B1 (ko) * | 2006-02-15 | 2013-06-11 | 히다치 비아 메카닉스 가부시키가이샤 | 인쇄회로기판 가공기 및 그 천공 가공 방법 |
CN102114549A (zh) * | 2010-12-23 | 2011-07-06 | 北大方正集团有限公司 | 钻孔方法以及钻孔设备 |
CN104607867A (zh) * | 2013-11-01 | 2015-05-13 | 得力富企业股份有限公司 | 板体裁切钻靶方法 |
CN104588691A (zh) * | 2014-11-27 | 2015-05-06 | 宁波中意液压马达有限公司 | 正反车削割槽装置 |
CN110089209A (zh) * | 2016-09-29 | 2019-08-02 | 安必昂公司 | 部件放置装置及其驱动方法 |
EP4560271A1 (en) * | 2023-11-23 | 2025-05-28 | Etel S.A. | Magnetic track base for a stationary part of a linear motor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4638980B2 (ja) | 2011-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4336092B2 (ja) | 磨きユニット付きnc加工機 | |
CN108311904B (zh) | 一种卧式摇篮结构五轴复合加工中心 | |
JP4786432B2 (ja) | 精密ロール旋盤 | |
JP2798530B2 (ja) | レーザ加工機 | |
CN110814754A (zh) | 一种可实现非回转曲面车铣复合加工的数控机床 | |
KR101021379B1 (ko) | 정밀 롤 선삭 선반 | |
JP4171363B2 (ja) | 工作物を任意の曲面に切削加工する高速曲面加工方法 | |
JP4638980B2 (ja) | スライダを背中合わせに備えた複列の加工機 | |
CN218426200U (zh) | 一种五轴激光加工机床 | |
JPH11309602A (ja) | 非軸対称非球面の加工方法 | |
JP4639014B2 (ja) | 複数のレンズ等のワークを同時切削加工するnc加工機 | |
JP3650021B2 (ja) | Nc加工機 | |
JPH10166201A (ja) | 工作機械 | |
JP2743287B2 (ja) | リード加工用刃物台装置及び該刃物台装置を用いたncリード加工装置 | |
JP3126216B2 (ja) | レーザ加工機 | |
JP2000237923A (ja) | 工作機械 | |
CN112916925A (zh) | 一种直线电机型雕铣机 | |
JP3910564B2 (ja) | リニアモータ駆動直動装置 | |
JPH0288102A (ja) | Nc切削加工装置 | |
JP2009050933A (ja) | 高速移動刃物台 | |
JPH0857702A (ja) | 複合加工旋盤の非真円及び偏心加工アタッチメント | |
CN120362977A (en) | High-speed five-axis machining equipment | |
JPS62255065A (ja) | ジグ研削盤のクイル軸移動装置 | |
CN118123520A (zh) | 双通道高速龙门六轴加工中心及控制方法 | |
JP3484073B2 (ja) | 高速横形マシニングセンタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070703 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091029 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100803 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100906 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101116 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101129 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |