JP2002156092A - 水中軸受潤滑システム - Google Patents
水中軸受潤滑システムInfo
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- JP2002156092A JP2002156092A JP2000351363A JP2000351363A JP2002156092A JP 2002156092 A JP2002156092 A JP 2002156092A JP 2000351363 A JP2000351363 A JP 2000351363A JP 2000351363 A JP2000351363 A JP 2000351363A JP 2002156092 A JP2002156092 A JP 2002156092A
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- pressure
- lubricating liquid
- underwater
- underwater bearing
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- Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】水中軸受34を潤滑液で濡らし、潤滑液の圧力
を軸受ケースの外側の圧力より僅かに高く調整する水中
軸受潤滑システムを提供する。 【解決手段】軸受ケースの軸方向両端側に軸封部材を設
けて潤滑液室とし、その内に水中軸受34を設けて潤滑
液で濡らし、潤滑液室に流入管60で潤滑液ポンプ64
で吐出した潤滑液を流入させ、さらに流出管62で流出
させ、この流出管62に潤滑液圧力センサー68と流量
調整弁72を設け、主ポンプ30の吐出しエルボに圧力
センサー76を設ける。揚水運転で、圧力センサー76
の検出値と、その位置と水中軸受34の高低差から軸受
ケースの外側の圧力を演算し、この演算した圧力よりも
潤滑液室内の圧力を僅かに高くなるよう流量調整弁72
を調整し、また圧力センサー76で吐出し圧力が検出さ
れない気中運転で、潤滑液室内の圧力が大気圧より僅か
に高くなるように流量調整弁72を調整する。
を軸受ケースの外側の圧力より僅かに高く調整する水中
軸受潤滑システムを提供する。 【解決手段】軸受ケースの軸方向両端側に軸封部材を設
けて潤滑液室とし、その内に水中軸受34を設けて潤滑
液で濡らし、潤滑液室に流入管60で潤滑液ポンプ64
で吐出した潤滑液を流入させ、さらに流出管62で流出
させ、この流出管62に潤滑液圧力センサー68と流量
調整弁72を設け、主ポンプ30の吐出しエルボに圧力
センサー76を設ける。揚水運転で、圧力センサー76
の検出値と、その位置と水中軸受34の高低差から軸受
ケースの外側の圧力を演算し、この演算した圧力よりも
潤滑液室内の圧力を僅かに高くなるよう流量調整弁72
を調整し、また圧力センサー76で吐出し圧力が検出さ
れない気中運転で、潤滑液室内の圧力が大気圧より僅か
に高くなるように流量調整弁72を調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中軸受を常に潤
滑液で濡れた状態とする水中軸受潤滑システムに関す
る。
滑液で濡れた状態とする水中軸受潤滑システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】先行待機運転ポンプは、大雨などによる
急激な出水に備えて、吸込水槽の水位が未だ揚水運転が
できるレベルの水位に到る前の低水位の状況から運転が
行われる。そこで、吸込水槽の水位が揚水レベルに達す
るまでは、ポンプは揚水がなされずに気中運転がなされ
る。その間、主ポンプの回転軸を支承する水中軸受には
揚水が供給されることがなく、濡れた状態とならずに水
中軸受は乾いた状態で運転がなされる。かかる運転で
は、水中軸受に大きな摩擦熱が生じ、破損する虞があ
る。
急激な出水に備えて、吸込水槽の水位が未だ揚水運転が
できるレベルの水位に到る前の低水位の状況から運転が
行われる。そこで、吸込水槽の水位が揚水レベルに達す
るまでは、ポンプは揚水がなされずに気中運転がなされ
る。その間、主ポンプの回転軸を支承する水中軸受には
揚水が供給されることがなく、濡れた状態とならずに水
中軸受は乾いた状態で運転がなされる。かかる運転で
は、水中軸受に大きな摩擦熱が生じ、破損する虞があ
る。
【0003】この水中軸受が乾いた状態で運転される不
具合を改善すべく、従来にあっては、図9に示すごと
く、たとえば立軸ポンプ10の回転軸12および水中軸
受14,16全体を同軸状の保護管18で覆い、この保
護管18の下端部をメカニカルシール20で水密状態と
し、保護管18内に潤滑液ポンプ22で潤滑液漕24か
ら潤滑液を注入する構造が普及している。
具合を改善すべく、従来にあっては、図9に示すごと
く、たとえば立軸ポンプ10の回転軸12および水中軸
受14,16全体を同軸状の保護管18で覆い、この保
護管18の下端部をメカニカルシール20で水密状態と
し、保護管18内に潤滑液ポンプ22で潤滑液漕24か
ら潤滑液を注入する構造が普及している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9に示す従来構造に
あっては、保護管18内を潤滑液が流下するものであ
り、保護管18内の潤滑液の圧力は小さなものである。
なお、下端部に設けたメカニカルシール20は、潤滑液
を循環利用するために、潤滑液が保護管18内の下端部
から放出されるのを阻止するものである。ところで、保
護管18の外部に揚水がない気中運転状態と、保護管1
8の外部に揚水がある揚水運転状態と、保護管18の一
部が揚水に浸漬する気水撹拌運転状態とでは、保護管1
8の付加算量がそれぞれに大きく変化し、保護管18の
固有振動数が大幅に変化する。この付加算量とは、例え
ば、保護管18の外側に揚水があるときに保護管18が
振動したとすると、振動した分だけ保護管18の回りの
揚水を押しのけることとなり、その揚水の質量が振動体
としての保護管18に付加されることをいう。そこで、
この付加算量が大きくなると保護管18の固有振動数は
減少し、付加算量が小さくなると保護管18の固有振動
数が増加する。したがって、保護管18の固有振動数
は、揚水運転状態が最も小さく、気中運転状態で最も大
きくなる。先行待機運転ポンプは、起動時には気水運転
から気水撹拌運転を経て揚水運転に至り、保護管18の
付加算量をも考慮した固有振動数は範囲が広く、その範
囲内に回転軸の回転数と一致する固有振動数が存在する
と、共振を生じる。このために、保護管18が破損を生
じ易い、という不具合があった。また、揚水運転による
保護管18の内外圧力差により、揚水がメカニカルシー
ル20を介して保護管18内に侵入する虞があり、この
揚水の侵入に伴い揚水に含まれる砂や泥がメカニカルシ
ール20および水中軸受14,16の摺接部に侵入し、
摺接面を損傷させる危険もあった。
あっては、保護管18内を潤滑液が流下するものであ
り、保護管18内の潤滑液の圧力は小さなものである。
なお、下端部に設けたメカニカルシール20は、潤滑液
を循環利用するために、潤滑液が保護管18内の下端部
から放出されるのを阻止するものである。ところで、保
護管18の外部に揚水がない気中運転状態と、保護管1
8の外部に揚水がある揚水運転状態と、保護管18の一
部が揚水に浸漬する気水撹拌運転状態とでは、保護管1
8の付加算量がそれぞれに大きく変化し、保護管18の
固有振動数が大幅に変化する。この付加算量とは、例え
ば、保護管18の外側に揚水があるときに保護管18が
振動したとすると、振動した分だけ保護管18の回りの
揚水を押しのけることとなり、その揚水の質量が振動体
としての保護管18に付加されることをいう。そこで、
この付加算量が大きくなると保護管18の固有振動数は
減少し、付加算量が小さくなると保護管18の固有振動
数が増加する。したがって、保護管18の固有振動数
は、揚水運転状態が最も小さく、気中運転状態で最も大
きくなる。先行待機運転ポンプは、起動時には気水運転
から気水撹拌運転を経て揚水運転に至り、保護管18の
付加算量をも考慮した固有振動数は範囲が広く、その範
囲内に回転軸の回転数と一致する固有振動数が存在する
と、共振を生じる。このために、保護管18が破損を生
じ易い、という不具合があった。また、揚水運転による
保護管18の内外圧力差により、揚水がメカニカルシー
ル20を介して保護管18内に侵入する虞があり、この
揚水の侵入に伴い揚水に含まれる砂や泥がメカニカルシ
ール20および水中軸受14,16の摺接部に侵入し、
摺接面を損傷させる危険もあった。
【0005】本発明は、上記のごとき従来技術の不具合
を改善すべくなされたもので、水中軸受を濡らす潤滑液
の圧力を、軸受ケースの外側の圧力に応じて僅かに高く
調整するようにした水中軸受潤滑システムを提供するこ
とを目的とする。また、破損する虞のある保護管を必要
としない立軸ポンプの水中軸受潤滑システムを提供する
ことを目的とする。
を改善すべくなされたもので、水中軸受を濡らす潤滑液
の圧力を、軸受ケースの外側の圧力に応じて僅かに高く
調整するようにした水中軸受潤滑システムを提供するこ
とを目的とする。また、破損する虞のある保護管を必要
としない立軸ポンプの水中軸受潤滑システムを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の水中軸受潤滑システムは、軸受ケースの
内部に水中軸受を設けるとともに、前記軸受ケースの軸
方向両端側に軸封部材を設けて潤滑液室とし、この潤滑
液室内の潤滑液で前記水中軸受が濡れるようになし、前
記潤滑液室に流入管の一端を連通開口してこの流入管を
介して前記潤滑液室に前記潤滑液が流入し得るようにな
し、しかも前記潤滑液室内の前記潤滑液の圧力が前記軸
受ケースの外側の圧力より僅かに高くなるように調整す
る調整機構を設けて構成されている。
めに、本発明の水中軸受潤滑システムは、軸受ケースの
内部に水中軸受を設けるとともに、前記軸受ケースの軸
方向両端側に軸封部材を設けて潤滑液室とし、この潤滑
液室内の潤滑液で前記水中軸受が濡れるようになし、前
記潤滑液室に流入管の一端を連通開口してこの流入管を
介して前記潤滑液室に前記潤滑液が流入し得るようにな
し、しかも前記潤滑液室内の前記潤滑液の圧力が前記軸
受ケースの外側の圧力より僅かに高くなるように調整す
る調整機構を設けて構成されている。
【0007】また、軸受ケースの内部に水中軸受を設け
るとともに、前記軸受ケースの軸方向両端側に軸封部材
を設けて潤滑液室とし、この潤滑液室内の潤滑液で前記
水中軸受が濡れるようになし、前記潤滑液室に流入管お
よび流出管の一端をそれぞれ連通開口して、潤滑液ポン
プより吐出した前記潤滑液を前記流入管を介して前記潤
滑液室に流入させ前記流出管を介して流出させるように
なし、しかも前記潤滑液室内の前記潤滑液の圧力が前記
軸受ケースの外側の圧力より僅かに高くなるように調整
する調整機構を設けて構成しても良い。
るとともに、前記軸受ケースの軸方向両端側に軸封部材
を設けて潤滑液室とし、この潤滑液室内の潤滑液で前記
水中軸受が濡れるようになし、前記潤滑液室に流入管お
よび流出管の一端をそれぞれ連通開口して、潤滑液ポン
プより吐出した前記潤滑液を前記流入管を介して前記潤
滑液室に流入させ前記流出管を介して流出させるように
なし、しかも前記潤滑液室内の前記潤滑液の圧力が前記
軸受ケースの外側の圧力より僅かに高くなるように調整
する調整機構を設けて構成しても良い。
【0008】さらに、主ポンプの回転軸および水中軸受
を覆って保護管を設け、この保護管の軸方向両端側を水
密構造となし、前記保護管内に流入管と流出管を介して
潤滑液を流入させる水中軸受潤滑システムにおいて、前
記流出管に潤滑液圧力センサーと流量調整弁を設け、前
記主ポンプの流路に、その流路内の流体圧力を検出する
圧力センサーを設け、前記潤滑液圧力センサーの検出値
が前記圧力センサーの検出値よりも、所定値だけ高い値
となるように前記流量調整弁を調整する調整機構を設け
て構成することもできる。
を覆って保護管を設け、この保護管の軸方向両端側を水
密構造となし、前記保護管内に流入管と流出管を介して
潤滑液を流入させる水中軸受潤滑システムにおいて、前
記流出管に潤滑液圧力センサーと流量調整弁を設け、前
記主ポンプの流路に、その流路内の流体圧力を検出する
圧力センサーを設け、前記潤滑液圧力センサーの検出値
が前記圧力センサーの検出値よりも、所定値だけ高い値
となるように前記流量調整弁を調整する調整機構を設け
て構成することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を、図
1ないし図3を参照して説明する。図1は、本発明の水
中軸受潤滑システムの第1実施例の構造図である。図2
は、本発明で用いる水中軸受の一例の縦断面図である。
図3は、図2のA−A矢視断面図である。
1ないし図3を参照して説明する。図1は、本発明の水
中軸受潤滑システムの第1実施例の構造図である。図2
は、本発明で用いる水中軸受の一例の縦断面図である。
図3は、図2のA−A矢視断面図である。
【0010】図1において、主ポンプの一例としての立
軸ポンプ30は、その回転軸32が水中軸受34,36
で回転自在に支承される。なお、従来例のごとき保護管
は設けられていない。そして、これらの水中軸受34,
36の構造は、図2,3に示すごとく、回転軸32にス
リーブ38が嵌合固着され、このスリーブ38に軸方向
に長尺な摺動部材片40,40…が摺接し、これらの摺
動部材片40,40…が略円筒状の合成ゴム部材42を
介して金属シェル44の内周に固着される。なお、摺動
部材片40,40…は、周方向に離して配設され、その
間には軸方向に長い隙間が設けられて通水路48,48
が形成される。さらに、この金属シエル44が上部軸受
ケース50と下部軸受ケース52に挿入され、これらの
上部軸受ケース50と下部軸受ケース52が揚水管に固
定される筒状の支持部材54に挿入固定される。そし
て、上部軸受ケース50の上端部および下部軸受ケース
52の下端には、スリーブ38との間にそれぞれ軸封部
材54,56が配設されて水密構造とされる。そしてま
た、上部軸受ケース50と下部軸受ケース52内には、
摺動部材片40,40…の軸方向両端側の隙間で通水路
48,48…が連通された潤滑液室58が形成される。
なお、上部軸受ケース50と下部軸受ケース52の間
に、適宜なOリングなどが介装されて水密構造とされる
ことは勿論である。さらに、この潤滑液室58の両端部
に流入管60の一端と流出管62の一端がそれぞれ連通
開口され、これらの流入管60と流出管62は揚水管の
外側に導出される。ここで、摺動部材40,40…と合
成ゴム部材42および金属シエル44で、水中軸受が構
成される。また、上部軸受ケース50と下部軸受ケース
52で軸受ケースが構成される。
軸ポンプ30は、その回転軸32が水中軸受34,36
で回転自在に支承される。なお、従来例のごとき保護管
は設けられていない。そして、これらの水中軸受34,
36の構造は、図2,3に示すごとく、回転軸32にス
リーブ38が嵌合固着され、このスリーブ38に軸方向
に長尺な摺動部材片40,40…が摺接し、これらの摺
動部材片40,40…が略円筒状の合成ゴム部材42を
介して金属シェル44の内周に固着される。なお、摺動
部材片40,40…は、周方向に離して配設され、その
間には軸方向に長い隙間が設けられて通水路48,48
が形成される。さらに、この金属シエル44が上部軸受
ケース50と下部軸受ケース52に挿入され、これらの
上部軸受ケース50と下部軸受ケース52が揚水管に固
定される筒状の支持部材54に挿入固定される。そし
て、上部軸受ケース50の上端部および下部軸受ケース
52の下端には、スリーブ38との間にそれぞれ軸封部
材54,56が配設されて水密構造とされる。そしてま
た、上部軸受ケース50と下部軸受ケース52内には、
摺動部材片40,40…の軸方向両端側の隙間で通水路
48,48…が連通された潤滑液室58が形成される。
なお、上部軸受ケース50と下部軸受ケース52の間
に、適宜なOリングなどが介装されて水密構造とされる
ことは勿論である。さらに、この潤滑液室58の両端部
に流入管60の一端と流出管62の一端がそれぞれ連通
開口され、これらの流入管60と流出管62は揚水管の
外側に導出される。ここで、摺動部材40,40…と合
成ゴム部材42および金属シエル44で、水中軸受が構
成される。また、上部軸受ケース50と下部軸受ケース
52で軸受ケースが構成される。
【0011】なお、軸封部材54,56は、従来のグラ
ンドパッキンに相当するシール部材が回転軸32に対し
て斜めに取り付けられており、回転軸32は回転により
シール部材に摺接する状態と揚水または潤滑液に晒され
る状態とが繰り返され、それだけ潤滑性が向上し、摺動
抵抗は小さなものとなる。ここで、軸封部材54,56
の揚水側を回転軸32と直交する面にあるようにし、潤
滑液室58側のみが回転軸32に対して斜めとなるよう
にして、潤滑液によってのみ潤滑性を向上させるように
しても良い。
ンドパッキンに相当するシール部材が回転軸32に対し
て斜めに取り付けられており、回転軸32は回転により
シール部材に摺接する状態と揚水または潤滑液に晒され
る状態とが繰り返され、それだけ潤滑性が向上し、摺動
抵抗は小さなものとなる。ここで、軸封部材54,56
の揚水側を回転軸32と直交する面にあるようにし、潤
滑液室58側のみが回転軸32に対して斜めとなるよう
にして、潤滑液によってのみ潤滑性を向上させるように
しても良い。
【0012】さらに、配管構造について説明する。潤滑
液漕24より、潤滑液ポンプ64aと流量計66aを介
して流入管60aが一方の水中軸受36の潤滑液室58
に連通開口される。そして、この水中軸受36より、流
出管62aが潤滑液圧力センサー68aと流量計70a
および流量調節弁72aを介して潤滑液漕24に潤滑液
が戻るように配管される。また、潤滑液漕24より、潤
滑液ポンプ64bと流量計66bを介して流入管60b
が他方の水中軸受34の潤滑液室58に連通開口され
る。そして、この他方の水中軸受34より、流出管62
bが潤滑液圧力センサー68bと流量計70bおよび流
量調節弁72aを介して潤滑液漕24に潤滑液が戻るよ
うに配管される。なお、流量調整弁72a,72bは、
それぞれ調整モータ74a,74bでその弁の開度が調
整される。さらに、吐出しエルボに、吐出す流体の流体
圧力を検出する圧力センサー76が設けられる。そし
て、流量計66a,66b、70a,70bと潤滑液圧
力センサー68a,68bおよび圧力センサー76の検
出信号が制御部78に与えられ、この制御部78の出力
信号で調整モータ74a,74bが制御されて、流量調
整弁72a,72bの弁の開度が調整される。
液漕24より、潤滑液ポンプ64aと流量計66aを介
して流入管60aが一方の水中軸受36の潤滑液室58
に連通開口される。そして、この水中軸受36より、流
出管62aが潤滑液圧力センサー68aと流量計70a
および流量調節弁72aを介して潤滑液漕24に潤滑液
が戻るように配管される。また、潤滑液漕24より、潤
滑液ポンプ64bと流量計66bを介して流入管60b
が他方の水中軸受34の潤滑液室58に連通開口され
る。そして、この他方の水中軸受34より、流出管62
bが潤滑液圧力センサー68bと流量計70bおよび流
量調節弁72aを介して潤滑液漕24に潤滑液が戻るよ
うに配管される。なお、流量調整弁72a,72bは、
それぞれ調整モータ74a,74bでその弁の開度が調
整される。さらに、吐出しエルボに、吐出す流体の流体
圧力を検出する圧力センサー76が設けられる。そし
て、流量計66a,66b、70a,70bと潤滑液圧
力センサー68a,68bおよび圧力センサー76の検
出信号が制御部78に与えられ、この制御部78の出力
信号で調整モータ74a,74bが制御されて、流量調
整弁72a,72bの弁の開度が調整される。
【0013】かかる構成において、制御部78は、以下
のごとき動作を行う。まず、吐出しエルボに設けた圧力
センサー76の検出値が大気圧であれば、立軸ポンプ3
0は気中運転状態であり、水中軸受34,36はいずれ
も揚水に没することなく、その外側は大気圧である。そ
こで、制御部78は、潤滑液圧力センサー68a,68
bが大気圧より僅かに高い圧力を検出するまで調整モー
タ74a,74bに流量調整弁72a,72bの弁を大
きく開くように信号を与える。また、立軸ポンプ30が
揚水運転になると、吐出しエルボに設けた圧力センサー
76は吐出す流体の大きな流体圧力が検出値となる。そ
して、水中軸受34,36は、揚水に没した状態とな
る。一方の水中軸受34が揚水から受ける圧力は、吐出
しエルボに設けた圧力センサー76よりL1だけ低い位
置にあるので、吐出し流体の流体圧力よりL1に応じた
水体積の重さによる圧力だけ大きなものとなる。同様
に、他方の水中軸受36が揚水から受ける圧力は、吐出
し流体の流体圧よりL2に応じた水体積の重さによる圧
力だけ大きなものとなる。そこで、制御部78は、吐出
しエルボに設けた圧力センサー76の検出値とL1,L
2から、水中軸受34,36の外側の圧力をそれぞれに
演算し、さらにこれらの演算値より僅かに高い圧力をそ
れぞれに設定する。そして、水中軸受34に対して、そ
の外側の演算された圧力より僅かに高い圧力が潤滑液圧
力センサー68bで検出されるように調整モータ74b
を制御して流量調整弁72bの開度を調整する。また、
水中軸受36に対しても、その外側の演算された圧力よ
り僅かに高い圧力が潤滑液圧力センサー68aで検出さ
れるように調整モータ74aを制御して流量調整弁72
aの開度を調整する。なお、流量調整弁72a,72b
の弁の開度を大きくすれば、水中軸受34,36内の潤
滑液室58の圧力は下降し、弁の開度を小さくすれば、
圧力が上昇することは勿論である。このようにして、上
記配管構造および制御部78は、水中軸受34,36内
の潤滑液の圧力が、軸受ケースの外側の圧力よりも僅か
に高くなるように調整する調整機構として作用する。
のごとき動作を行う。まず、吐出しエルボに設けた圧力
センサー76の検出値が大気圧であれば、立軸ポンプ3
0は気中運転状態であり、水中軸受34,36はいずれ
も揚水に没することなく、その外側は大気圧である。そ
こで、制御部78は、潤滑液圧力センサー68a,68
bが大気圧より僅かに高い圧力を検出するまで調整モー
タ74a,74bに流量調整弁72a,72bの弁を大
きく開くように信号を与える。また、立軸ポンプ30が
揚水運転になると、吐出しエルボに設けた圧力センサー
76は吐出す流体の大きな流体圧力が検出値となる。そ
して、水中軸受34,36は、揚水に没した状態とな
る。一方の水中軸受34が揚水から受ける圧力は、吐出
しエルボに設けた圧力センサー76よりL1だけ低い位
置にあるので、吐出し流体の流体圧力よりL1に応じた
水体積の重さによる圧力だけ大きなものとなる。同様
に、他方の水中軸受36が揚水から受ける圧力は、吐出
し流体の流体圧よりL2に応じた水体積の重さによる圧
力だけ大きなものとなる。そこで、制御部78は、吐出
しエルボに設けた圧力センサー76の検出値とL1,L
2から、水中軸受34,36の外側の圧力をそれぞれに
演算し、さらにこれらの演算値より僅かに高い圧力をそ
れぞれに設定する。そして、水中軸受34に対して、そ
の外側の演算された圧力より僅かに高い圧力が潤滑液圧
力センサー68bで検出されるように調整モータ74b
を制御して流量調整弁72bの開度を調整する。また、
水中軸受36に対しても、その外側の演算された圧力よ
り僅かに高い圧力が潤滑液圧力センサー68aで検出さ
れるように調整モータ74aを制御して流量調整弁72
aの開度を調整する。なお、流量調整弁72a,72b
の弁の開度を大きくすれば、水中軸受34,36内の潤
滑液室58の圧力は下降し、弁の開度を小さくすれば、
圧力が上昇することは勿論である。このようにして、上
記配管構造および制御部78は、水中軸受34,36内
の潤滑液の圧力が、軸受ケースの外側の圧力よりも僅か
に高くなるように調整する調整機構として作用する。
【0014】さらに、流入管60a,60bに設けた流
量計66a,66bと、流出管62a,62bに設けた
流量計70a,70bのそれぞれ計測値の差から、潤滑
液室58を水密構造とする軸封部材54,56からの潤
滑液の漏れ量が測定できる。そして、この計測値の差か
ら、軸封部材54,56の損傷程度を推定することがで
きる。そこで、この漏れ量が所定値より大きくなれば、
軸封部材54,56を交換するなどの保守を確実に行う
ことができる。
量計66a,66bと、流出管62a,62bに設けた
流量計70a,70bのそれぞれ計測値の差から、潤滑
液室58を水密構造とする軸封部材54,56からの潤
滑液の漏れ量が測定できる。そして、この計測値の差か
ら、軸封部材54,56の損傷程度を推定することがで
きる。そこで、この漏れ量が所定値より大きくなれば、
軸封部材54,56を交換するなどの保守を確実に行う
ことができる。
【0015】次に、本発明の第2実施例を、図4および
図5を参照して説明する。図4は、本発明の水中軸受潤
滑システムの第2実施例の構造図である。図5は、駆動
電動機の入力と吐出し量を示す特性図である。図4にお
いて、図1と同じまたは均等な部材には同じ符号を付け
て重複する説明を省略する。
図5を参照して説明する。図4は、本発明の水中軸受潤
滑システムの第2実施例の構造図である。図5は、駆動
電動機の入力と吐出し量を示す特性図である。図4にお
いて、図1と同じまたは均等な部材には同じ符号を付け
て重複する説明を省略する。
【0016】図4において、回転軸32は、減速装置8
0を介して駆動電動機82に駆動連結されるが、この駆
動電動機82の運転動力の大きさを運転動力検出手段8
4で検出する。駆動電動機82の運転動力は、図5にそ
の一例を示すごとく、気中運転と気水撹拌運転および揚
水運転で、それぞれに大きな違いがある。そこで、この
運転動力の大きさの違いから、立軸ポンプ30がいかな
る運転状況にあるか判別できる。
0を介して駆動電動機82に駆動連結されるが、この駆
動電動機82の運転動力の大きさを運転動力検出手段8
4で検出する。駆動電動機82の運転動力は、図5にそ
の一例を示すごとく、気中運転と気水撹拌運転および揚
水運転で、それぞれに大きな違いがある。そこで、この
運転動力の大きさの違いから、立軸ポンプ30がいかな
る運転状況にあるか判別できる。
【0017】そこで、図4に示す実施例では、気中運転
および揚水運転状態では、制御部78は、図1に示す実
施例と同様に、吐出しエルボに設けた圧力センサー76
で検出する圧力に基づいて調整モータ74a,74bを
制御して流量調整弁72a,72bの弁の開度を調整す
る。しかし、気水撹拌運転状態では、制御部78は、以
下のごとき作用を行う。気水撹拌運転状態では、下側の
水中軸受36は空気が混合された揚水中に没するが、上
側の水中軸受34は大気中にあり、吐出しエルボからは
流体が吐き出されない。そこで、吐出しエルボに設けた
圧力センサー76は大気圧しか検出できず、図1と同様
にして水中軸受36の潤滑液の圧力を調整するならば、
揚水中に没する下側の水中軸受36の潤滑液の圧力が軸
受ケースの外側の圧力よりも低く設定され、揚水が水中
軸受36内に侵入する虞がある。このために、運転動力
検出手段84から駆動電動機82の入力に応じた信号が
与えられる制御部78は、この入力に応じた信号から立
軸ポンプ30の運転状態を判別し、気水撹拌運転である
と判別すると、下側の水中軸受36に対しては、その潤
滑液の圧力を気水撹拌運転において予測される揚水の水
位に応じて1.2〜1.3気圧程度に適宜に設定し、ま
た上側の水中軸受34は大気中であるからこれより僅か
に高い圧力に設定する。なお、図4の第2実施例では、
運転動力検出手段84とその検出した信号から運転状況
を判別する制御部78の一部分で、立軸ポンプ30の運
転状態が気水撹拌運転であることを判定する判定手段が
構成される。
および揚水運転状態では、制御部78は、図1に示す実
施例と同様に、吐出しエルボに設けた圧力センサー76
で検出する圧力に基づいて調整モータ74a,74bを
制御して流量調整弁72a,72bの弁の開度を調整す
る。しかし、気水撹拌運転状態では、制御部78は、以
下のごとき作用を行う。気水撹拌運転状態では、下側の
水中軸受36は空気が混合された揚水中に没するが、上
側の水中軸受34は大気中にあり、吐出しエルボからは
流体が吐き出されない。そこで、吐出しエルボに設けた
圧力センサー76は大気圧しか検出できず、図1と同様
にして水中軸受36の潤滑液の圧力を調整するならば、
揚水中に没する下側の水中軸受36の潤滑液の圧力が軸
受ケースの外側の圧力よりも低く設定され、揚水が水中
軸受36内に侵入する虞がある。このために、運転動力
検出手段84から駆動電動機82の入力に応じた信号が
与えられる制御部78は、この入力に応じた信号から立
軸ポンプ30の運転状態を判別し、気水撹拌運転である
と判別すると、下側の水中軸受36に対しては、その潤
滑液の圧力を気水撹拌運転において予測される揚水の水
位に応じて1.2〜1.3気圧程度に適宜に設定し、ま
た上側の水中軸受34は大気中であるからこれより僅か
に高い圧力に設定する。なお、図4の第2実施例では、
運転動力検出手段84とその検出した信号から運転状況
を判別する制御部78の一部分で、立軸ポンプ30の運
転状態が気水撹拌運転であることを判定する判定手段が
構成される。
【0018】さらに、本発明の第3実施例を、図6を参
照して説明する。図6は、本発明の水中軸受潤滑システ
ムの第3実施例の構成図である。図6において、図1お
よび図4と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて
重複する説明を省略する。
照して説明する。図6は、本発明の水中軸受潤滑システ
ムの第3実施例の構成図である。図6において、図1お
よび図4と同じまたは均等な部材には同じ符号を付けて
重複する説明を省略する。
【0019】図6において、回転軸32にベベルギアを
設け、このベベルギアに、潤滑液ポンプ88a,88b
の駆動軸に固定されたベベルギアが噛合される。この噛
合する2つのベベルギアからなる駆動連結部86は、回
転軸32に潤滑液ポンプ88a,88bが駆動連結され
ればいかなる連結機構が用いられても良い。この第3実
施例では、潤滑液ポンプ88a,88bの駆動用の電源
を必要としない。
設け、このベベルギアに、潤滑液ポンプ88a,88b
の駆動軸に固定されたベベルギアが噛合される。この噛
合する2つのベベルギアからなる駆動連結部86は、回
転軸32に潤滑液ポンプ88a,88bが駆動連結され
ればいかなる連結機構が用いられても良い。この第3実
施例では、潤滑液ポンプ88a,88bの駆動用の電源
を必要としない。
【0020】そしてさらに、本発明の第4実施例を、図
7を参照して説明する。図7は、本発明の水中軸受潤滑
システムの第4実施例の構成図である。図7において、
図1と図4および図6と同じまたは均等な部材には同じ
符号を付けて重複する説明を省略する。
7を参照して説明する。図7は、本発明の水中軸受潤滑
システムの第4実施例の構成図である。図7において、
図1と図4および図6と同じまたは均等な部材には同じ
符号を付けて重複する説明を省略する。
【0021】図7に示す第4実施例では、水中軸受3
4,36の潤滑液室58から潤滑液を流出させる流出管
が設けられていない。また、水中軸受34,36と同じ
高さ位置に揚水管内の圧力を検出できるように圧力セン
サー90a,90bが設けられる。さらに、潤滑液ポン
プ64a,64bに接続された配管は、2つに分岐さ
れ、一方は流量計66a,66bを介して流入管60
a,60bとして水中軸受34,36の潤滑液室58に
それぞれ連通開口される。なお、水中軸受34,36の
潤滑液室58は、流入管60a,60bのための開口が
設けられるだけであり、潤滑液の流出のための開口は設
けられていない。そして、分岐された配管の他方は、流
量調整弁72a,72bを介して潤滑液漕24に連通さ
れる。ここで、潤滑液圧力センサー68a,68bは流
入管60a,60bにそれぞれ設けられる。さらに、潤
滑液圧力センサー68a,68bと圧力センサー90
a,90bおよび流量計66a,66bの検出信号は制
御部78に与えられ、制御部78からの信号で調整モー
タ74a,74bが制御される。
4,36の潤滑液室58から潤滑液を流出させる流出管
が設けられていない。また、水中軸受34,36と同じ
高さ位置に揚水管内の圧力を検出できるように圧力セン
サー90a,90bが設けられる。さらに、潤滑液ポン
プ64a,64bに接続された配管は、2つに分岐さ
れ、一方は流量計66a,66bを介して流入管60
a,60bとして水中軸受34,36の潤滑液室58に
それぞれ連通開口される。なお、水中軸受34,36の
潤滑液室58は、流入管60a,60bのための開口が
設けられるだけであり、潤滑液の流出のための開口は設
けられていない。そして、分岐された配管の他方は、流
量調整弁72a,72bを介して潤滑液漕24に連通さ
れる。ここで、潤滑液圧力センサー68a,68bは流
入管60a,60bにそれぞれ設けられる。さらに、潤
滑液圧力センサー68a,68bと圧力センサー90
a,90bおよび流量計66a,66bの検出信号は制
御部78に与えられ、制御部78からの信号で調整モー
タ74a,74bが制御される。
【0022】かかる構成において、流量調整弁72a,
72bの弁の開度を調整することで、流入管60a,6
0bの圧力が調整できる。そこで、圧力センサー90
a,90bの検出値より、潤滑液圧力センサー68a,
68bの検出値が僅かに高くなるように、制御部78は
調整モータ74a,74bを制御して流量調整弁72
a,72bを調整する。そして、流量計66a,66b
により水中軸受34,36における潤滑液の漏れ量を検
出する。
72bの弁の開度を調整することで、流入管60a,6
0bの圧力が調整できる。そこで、圧力センサー90
a,90bの検出値より、潤滑液圧力センサー68a,
68bの検出値が僅かに高くなるように、制御部78は
調整モータ74a,74bを制御して流量調整弁72
a,72bを調整する。そして、流量計66a,66b
により水中軸受34,36における潤滑液の漏れ量を検
出する。
【0023】この第4実施例では、水中軸受34,36
と同じ高さで揚水管内の流体の圧力を圧力センサー90
a,90bで検出するので、この検出値より僅かに高い
圧力に水中軸受34,36内の圧力を設定すれば良く、
制御部78における演算が容易である。特に、気中運転
と気水撹拌運転および揚水運転のいずれの運転状態であ
っても、制御部78による水中軸受34,36内の圧力
を設定する方法が同じで良く、制御部78の構成が簡単
化できる。しかも、水中軸受34,36の外側の圧力を
圧力センサー90a,90bで検出するので、水中軸受
34.36内の圧力を所望の圧力に確実に設定し得る。
さらに、流出管が設けられておらず、それだけ配管構造
が簡単である。
と同じ高さで揚水管内の流体の圧力を圧力センサー90
a,90bで検出するので、この検出値より僅かに高い
圧力に水中軸受34,36内の圧力を設定すれば良く、
制御部78における演算が容易である。特に、気中運転
と気水撹拌運転および揚水運転のいずれの運転状態であ
っても、制御部78による水中軸受34,36内の圧力
を設定する方法が同じで良く、制御部78の構成が簡単
化できる。しかも、水中軸受34,36の外側の圧力を
圧力センサー90a,90bで検出するので、水中軸受
34.36内の圧力を所望の圧力に確実に設定し得る。
さらに、流出管が設けられておらず、それだけ配管構造
が簡単である。
【0024】なお、第4実施例では、水中軸受34,3
6へ流入する潤滑液を、漏れ量の分だけ補給できれば良
く、大きな流量を必要としない。そこで、潤滑液ポンプ
64a,64bに代えて、潤滑液を所望の圧力に調整し
て供給できるならば、アキュムレータ等いかなる構造で
あっても良い。
6へ流入する潤滑液を、漏れ量の分だけ補給できれば良
く、大きな流量を必要としない。そこで、潤滑液ポンプ
64a,64bに代えて、潤滑液を所望の圧力に調整し
て供給できるならば、アキュムレータ等いかなる構造で
あっても良い。
【0025】ところで、上記第1ないし第4実施例にあ
っては、いずれも保護管を不用とするとともに水中軸受
34、36の潤滑液の圧力を外側よりも僅かに高く設定
するように構成したものである。ここで、図9に示す保
護管18を用いる従来技術にあっては、保護管18内の
潤滑液の圧力が低く、揚水運転状態では内外の圧力差に
より揚水が保護管18内に侵入する虞があることは前述
の通りである。そこで、本発明の潤滑液の圧力を外側よ
りも僅かに高く設定する技術を、保護管18内の潤滑液
に適用するならば、揚水が保護管18内に侵入すること
を防ぐことができる。これは、常時揚水運転を行うポン
プでも効果的である。かかる観点から創作したのが、本
発明の第5実施例である。
っては、いずれも保護管を不用とするとともに水中軸受
34、36の潤滑液の圧力を外側よりも僅かに高く設定
するように構成したものである。ここで、図9に示す保
護管18を用いる従来技術にあっては、保護管18内の
潤滑液の圧力が低く、揚水運転状態では内外の圧力差に
より揚水が保護管18内に侵入する虞があることは前述
の通りである。そこで、本発明の潤滑液の圧力を外側よ
りも僅かに高く設定する技術を、保護管18内の潤滑液
に適用するならば、揚水が保護管18内に侵入すること
を防ぐことができる。これは、常時揚水運転を行うポン
プでも効果的である。かかる観点から創作したのが、本
発明の第5実施例である。
【0026】本発明の第5実施例を、図8を参照して説
明する。図8は、本発明の水中軸受潤滑システムの第5
実施例の構成図である。図8において、図9と同じまた
は均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略
する。
明する。図8は、本発明の水中軸受潤滑システムの第5
実施例の構成図である。図8において、図9と同じまた
は均等な部材には同じ符号を付けて重複する説明を省略
する。
【0027】図8に示す第5実施例では、従来例のごと
き回転軸12および水中軸受14,16全体を保護管1
8で覆う構造である。まず、保護管18の両端側に軸封
部材92,94を設けて、保護管18内を水密構造の潤
滑液室58とし、その上端部に潤滑液ポンプ22で潤滑
液漕24から潤滑液が流入管60を介して注入される。
また、潤滑液室58の下端部に連通開口する流出管62
は、潤滑液圧力センサー68と流量調整弁72を介して
潤滑液漕24に戻る。流量調整弁72には、これを調整
するための調整モータ74が設けられる。そして、吐出
しエルボには、吐出し流体の圧力を検出する圧力センサ
ー76が設けられる。潤滑液圧力センサー68および圧
力センサー76の検出信号が制御部78に与えられ、制
御部78の出力信号で調整モータ74が制御されて流量
調整弁72の弁の開度が調整される。
き回転軸12および水中軸受14,16全体を保護管1
8で覆う構造である。まず、保護管18の両端側に軸封
部材92,94を設けて、保護管18内を水密構造の潤
滑液室58とし、その上端部に潤滑液ポンプ22で潤滑
液漕24から潤滑液が流入管60を介して注入される。
また、潤滑液室58の下端部に連通開口する流出管62
は、潤滑液圧力センサー68と流量調整弁72を介して
潤滑液漕24に戻る。流量調整弁72には、これを調整
するための調整モータ74が設けられる。そして、吐出
しエルボには、吐出し流体の圧力を検出する圧力センサ
ー76が設けられる。潤滑液圧力センサー68および圧
力センサー76の検出信号が制御部78に与えられ、制
御部78の出力信号で調整モータ74が制御されて流量
調整弁72の弁の開度が調整される。
【0028】かかる構成において、流出管62の潤滑液
圧力センサー68の検出値が、吐出しエルボに設けた圧
力センサー76の検出した圧力に吐出しエルボと下側の
水中軸受16の高低差L1による水体積による重さを加
算した圧力よりも、僅かに高い圧力となるように、制御
部78は流量調整弁72を調整する。このようにして、
保護管18内の潤滑液の圧力が、揚水管内の流体の圧力
に応じて設定され、揚水が保護管18内に侵入すること
がない。そして、この第5実施例は、図9に示すごとき
保護管18を有する従来構造のポンプを改造することに
より、本発明を簡単に適用することができる。
圧力センサー68の検出値が、吐出しエルボに設けた圧
力センサー76の検出した圧力に吐出しエルボと下側の
水中軸受16の高低差L1による水体積による重さを加
算した圧力よりも、僅かに高い圧力となるように、制御
部78は流量調整弁72を調整する。このようにして、
保護管18内の潤滑液の圧力が、揚水管内の流体の圧力
に応じて設定され、揚水が保護管18内に侵入すること
がない。そして、この第5実施例は、図9に示すごとき
保護管18を有する従来構造のポンプを改造することに
より、本発明を簡単に適用することができる。
【0029】上述の第5実施例では、保護管18の上端
部に流入管60を連通開口させて潤滑液が保護管18内
を流下するようにしているが、保護管18の下端部に流
入管60を連通開口させ、上端部に流出管62を連通さ
せても良い。このような配管にあっては、流出管62の
開口位置と吐出しエルボに設けた圧力センサー76の位
置がほぼ同じ高さであり、流出管62に設けた潤滑液圧
力センサー68の圧力を、吐出しエルボに設けた圧力セ
ンサー76の圧力よりも僅かに高く設定すれば良い。
部に流入管60を連通開口させて潤滑液が保護管18内
を流下するようにしているが、保護管18の下端部に流
入管60を連通開口させ、上端部に流出管62を連通さ
せても良い。このような配管にあっては、流出管62の
開口位置と吐出しエルボに設けた圧力センサー76の位
置がほぼ同じ高さであり、流出管62に設けた潤滑液圧
力センサー68の圧力を、吐出しエルボに設けた圧力セ
ンサー76の圧力よりも僅かに高く設定すれば良い。
【0030】なお、上記実施例において、潤滑液は、水
またはグリセリン水溶液などの他の液体のいかなるもの
であっても良い。また、流出管に潤滑液圧力センサを設
けて水中軸受内の潤滑液の圧力を検出しているが、流入
管に潤滑液圧力センサーを設けて適宜に潤滑液の圧力を
検出するようにしても良い。そして、潤滑液の圧力の調
整は、流出管に設けた流量調整弁の弁の開度の調整に限
られず、潤滑液ポンプの吐出し圧力自体を調整するもの
であっても良い。さらに、軸受ケースの外側の圧力より
も水中軸受内の潤滑液の圧力を僅かに高く設定するが、
その圧力差は、潤滑液の粘度や軸封部材の水密性能およ
び機械的強度などに応じて実験等により適当な値を選定
すれば良い。
またはグリセリン水溶液などの他の液体のいかなるもの
であっても良い。また、流出管に潤滑液圧力センサを設
けて水中軸受内の潤滑液の圧力を検出しているが、流入
管に潤滑液圧力センサーを設けて適宜に潤滑液の圧力を
検出するようにしても良い。そして、潤滑液の圧力の調
整は、流出管に設けた流量調整弁の弁の開度の調整に限
られず、潤滑液ポンプの吐出し圧力自体を調整するもの
であっても良い。さらに、軸受ケースの外側の圧力より
も水中軸受内の潤滑液の圧力を僅かに高く設定するが、
その圧力差は、潤滑液の粘度や軸封部材の水密性能およ
び機械的強度などに応じて実験等により適当な値を選定
すれば良い。
【0031】
【発明の効果】本発明は、上述のごとく構成されている
ので、以下のごとき格別な効果が得られる。
ので、以下のごとき格別な効果が得られる。
【0032】請求項1または2記載の水中軸受潤滑シス
テムは、水中軸受内の潤滑液の圧力を、その外側の圧力
より僅かに高く設定するので、揚水が水中軸受内に侵入
することがなく、揚水に含まれる砂や泥で水中軸受の摺
接面が損傷を受けることがない。そして、内外の圧力差
が小さいことから、潤滑液の漏れがなく、また漏れても
極めて僅かである。また、従来のごとき保護管を必要と
せず、保護管の破損などの重大な故障の虞がなく、それ
だけ信頼性が向上する。
テムは、水中軸受内の潤滑液の圧力を、その外側の圧力
より僅かに高く設定するので、揚水が水中軸受内に侵入
することがなく、揚水に含まれる砂や泥で水中軸受の摺
接面が損傷を受けることがない。そして、内外の圧力差
が小さいことから、潤滑液の漏れがなく、また漏れても
極めて僅かである。また、従来のごとき保護管を必要と
せず、保護管の破損などの重大な故障の虞がなく、それ
だけ信頼性が向上する。
【0033】請求項3記載の水中軸受潤滑システムは、
揚水運転で、ポンプ流路内の流体の圧力を検出し、その
圧力センサーと水中軸受が設けられた高低差から、軸受
ケースの外側の流体の圧力を演算し、演算された圧力よ
り水中軸受内の潤滑液の圧力を僅かに高く設定し、気中
運転では水中軸受内の潤滑液の圧力を大気圧より僅かに
高く設定するので、揚水運転と気中運転のいずれでも潤
滑液の圧力を適正に設定できる。しかも、流路内の流体
圧力から水中軸受内に設定すべき圧力値を簡単に演算し
得る。
揚水運転で、ポンプ流路内の流体の圧力を検出し、その
圧力センサーと水中軸受が設けられた高低差から、軸受
ケースの外側の流体の圧力を演算し、演算された圧力よ
り水中軸受内の潤滑液の圧力を僅かに高く設定し、気中
運転では水中軸受内の潤滑液の圧力を大気圧より僅かに
高く設定するので、揚水運転と気中運転のいずれでも潤
滑液の圧力を適正に設定できる。しかも、流路内の流体
圧力から水中軸受内に設定すべき圧力値を簡単に演算し
得る。
【0034】請求項6記載の水中軸受潤滑システムは、
流出管に設けた流量調節弁の弁の開度を調整すること
で、水中軸受内の潤滑液の圧力を容易に調整できる。
流出管に設けた流量調節弁の弁の開度を調整すること
で、水中軸受内の潤滑液の圧力を容易に調整できる。
【0035】請求項7記載の水中軸受潤滑システムは、
流入管と流出管に設けた流量計で検出され流量の差か
ら、軸封部材からの潤滑液の漏れ量が演算でき、軸封部
材の摩耗度合いなどを判定でき、分解点検等をすること
なしに、軸封部材の適正な保守管理がなし得る。
流入管と流出管に設けた流量計で検出され流量の差か
ら、軸封部材からの潤滑液の漏れ量が演算でき、軸封部
材の摩耗度合いなどを判定でき、分解点検等をすること
なしに、軸封部材の適正な保守管理がなし得る。
【0036】請求項8記載の水中軸受潤滑システムは、
潤滑液ポンプが主ポンプの回転軸に連結駆動されてい
て、潤滑液ポンプを駆動するための電源が不用である。
潤滑液ポンプが主ポンプの回転軸に連結駆動されてい
て、潤滑液ポンプを駆動するための電源が不用である。
【0037】請求項9記載の水中軸受潤滑システムは、
駆動電動機の運転動力の大きさから気水撹拌運転を判別
して、この気水撹拌運転状態における水中軸受内の潤滑
液の圧力を適宜に設定できるので、主ポンプがいかなる
運転状況であっても、水中軸受に揚水が侵入したりまた
潤滑液が漏れたりすることがない。
駆動電動機の運転動力の大きさから気水撹拌運転を判別
して、この気水撹拌運転状態における水中軸受内の潤滑
液の圧力を適宜に設定できるので、主ポンプがいかなる
運転状況であっても、水中軸受に揚水が侵入したりまた
潤滑液が漏れたりすることがない。
【0038】請求項10記載の水中軸受潤滑システム
は、保護管内の潤滑液の圧力を、運転状況および揚水の
圧力などから、外側より僅かに高くなるように設定する
ようにしたので、保護管内に揚水が侵入することがな
い。しかも、従来の保護管を用いた構造のポンプに対し
て、簡単な改造により本発明を適用することができる。
は、保護管内の潤滑液の圧力を、運転状況および揚水の
圧力などから、外側より僅かに高くなるように設定する
ようにしたので、保護管内に揚水が侵入することがな
い。しかも、従来の保護管を用いた構造のポンプに対し
て、簡単な改造により本発明を適用することができる。
【図1】本発明の水中軸受潤滑システムの第1実施例の
構造図である。
構造図である。
【図2】本発明で用いる水中軸受の一例の縦断面図であ
る。
る。
【図3】図2のA−A矢視断面図である。
【図4】本発明の水中軸受潤滑システムの第2実施例の
構造図である。
構造図である。
【図5】駆動電動機の入力と吐出し量を示す特性図であ
る。
る。
【図6】本発明の水中軸受潤滑システムの第3実施例の
構成図である。
構成図である。
【図7】本発明の水中軸受潤滑システムの第4実施例の
構成図である。
構成図である。
【図8】本発明の水中軸受潤滑システムの第5実施例の
構成図である。
構成図である。
【図9】従来の立軸ポンプの水中軸受潤滑システムの一
例を示す図である。
例を示す図である。
10,30 立軸ポンプ 12,32 回転軸 14,16,34,36 水中軸受 18 保護管 22,64,64a,64b,88a,88b 潤滑液
ポンプ 24 潤滑液漕 48 通水路 50 上部軸受ケース 52 下部軸受ケース 54,56,92,94 軸封部材 58 潤滑液室 60,60a,60b 流入管 62,62a,62b 流出管 66a,66b,70a,70b 流量計 68,68a,68b,90a,90b 潤滑液圧力セ
ンサー 72a,72b 流量調整弁 74a,74b 調整モータ 76 圧力センサー 78 制御部 82 駆動電動機 84 運転動力検出手段 86 駆動連結部
ポンプ 24 潤滑液漕 48 通水路 50 上部軸受ケース 52 下部軸受ケース 54,56,92,94 軸封部材 58 潤滑液室 60,60a,60b 流入管 62,62a,62b 流出管 66a,66b,70a,70b 流量計 68,68a,68b,90a,90b 潤滑液圧力セ
ンサー 72a,72b 流量調整弁 74a,74b 調整モータ 76 圧力センサー 78 制御部 82 駆動電動機 84 運転動力検出手段 86 駆動連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 29/04 F16C 17/14 F16C 17/14 F04B 21/00 Q
Claims (10)
- 【請求項1】 軸受ケースの内部に水中軸受を設けると
ともに、前記軸受ケースの軸方向両端側に軸封部材を設
けて潤滑液室とし、この潤滑液室内の潤滑液で前記水中
軸受が濡れるようになし、前記潤滑液室に流入管の一端
を連通開口してこの流入管を介して前記潤滑液室に前記
潤滑液が流入し得るようになし、しかも前記潤滑液室内
の前記潤滑液の圧力が前記軸受ケースの外側の圧力より
僅かに高くなるように調整する調整機構を設けて構成し
たことを特徴とする水中軸受潤滑システム。 - 【請求項2】 軸受ケースの内部に水中軸受を設けると
ともに、前記軸受ケースの軸方向両端側に軸封部材を設
けて潤滑液室とし、この潤滑液室内の潤滑液で前記水中
軸受が濡れるようになし、前記潤滑液室に流入管および
流出管の一端をそれぞれ連通開口して、潤滑液ポンプよ
り吐出した前記潤滑液を前記流入管を介して前記潤滑液
室に流入させ前記流出管を介して流出させるようにな
し、しかも前記潤滑液室内の前記潤滑液の圧力が前記軸
受ケースの外側の圧力より僅かに高くなるように調整す
る調整機構を設けて構成したことを特徴とする水中軸受
潤滑システム。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の水中軸受潤滑シ
ステムにおいて、前記水中軸受を回転軸に設けた主ポン
プの流路に、その流路内の流体圧力を検出する圧力セン
サーを設け、揚水運転において、前記圧力センサーの検
出値と、前記圧力センサーの配設位置と前記水中軸受の
配設位置の高低差から前記軸受ケースの外側の圧力を演
算するとともに、この演算した圧力よりも前記潤滑液室
内の圧力が僅かに高くなるように前記調整機構で調整
し、前記圧力センサーで吐出し圧力が検出されない気中
運転において、前記潤滑液室内の圧力が大気圧より僅か
に高くなるように前記調整機構で調整するように構成し
たことを特徴とする水中軸受潤滑システム。 - 【請求項4】 請求項3記載の水中軸受潤滑システムに
おいて、前記圧力センサーが主ポンプの吐出しエルボに
配設されることを特徴とした水中軸受潤滑システム。 - 【請求項5】 請求項1または2記載の水中軸受潤滑シ
ステムにおいて、複数の前記水中軸受を主ポンプの回転
軸に軸方向に離して配設し、それぞれの前記潤滑液室内
の前記潤滑液の圧力がそれぞれに前記軸受ケースの外側
の圧力よりも僅かに高くなるように前記調整機構で調整
するように構成したことを特徴とする水中軸受潤滑シス
テム。 - 【請求項6】 請求項2記載の水中軸受潤滑システムに
おいて、前記流出管に潤滑液圧力センサーと流量調整弁
を設け、この潤滑液圧力センサーの検出値が前記軸受ケ
ースの外側の圧力より僅かに高くなるように、前記流量
調整弁を前記調整機構で調整するように構成したことを
特徴とする水中軸受潤滑システム。 - 【請求項7】 請求項2記載の水中軸受潤滑システムに
おいて、前記流入管と流出管にそれぞれ流量計を設け、
前記流入管と流出管の流量の差から前記軸封部材からの
前記潤滑液の漏れ量を検出する機構を設けたことを特徴
とする水中軸受潤滑システム。 - 【請求項8】 請求項2記載の水中軸受潤滑システムに
おいて、潤滑液ポンプを前記水中軸受を設けた主ポンプ
の回転軸と連結駆動して構成したことを特徴とする水中
軸受潤滑システム。 - 【請求項9】 請求項3記載の水中軸受潤滑システムに
おいて、前記主ポンプの駆動電動機の運転動力の大きさ
から気水撹拌運転状態であることを判定する判定手段を
設け、前記主ポンプの気水撹拌運転状態で前記圧力セン
サーが揚水に晒されず前記軸受ケースが揚水に水没する
場合には、前記判定手段による気水撹拌運転の判定によ
り、前記潤滑液室内の圧力が予め設定された所定の圧力
となるように前記調整機構で調整するように構成したこ
とを特徴とする水中軸受潤滑システム。 - 【請求項10】 主ポンプの回転軸および水中軸受を覆
って保護管を設け、この保護管の軸方向両端側を水密構
造となし、前記保護管内に流入管と流出管を介して潤滑
液を流入させる水中軸受潤滑システムにおいて、前記流
出管に潤滑液圧力センサーと流量調整弁を設け、前記主
ポンプの流路に、その流路内の流体圧力を検出する圧力
センサーを設け、前記潤滑液圧力センサーの検出値が前
記圧力センサーの検出値よりも所定値だけ高い値となる
ように前記流量調整弁を調整する調整機構を設けて構成
したことを特徴とする水中軸受潤滑システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000351363A JP2002156092A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 水中軸受潤滑システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000351363A JP2002156092A (ja) | 2000-11-17 | 2000-11-17 | 水中軸受潤滑システム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002156092A true JP2002156092A (ja) | 2002-05-31 |
Family
ID=18824436
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Country | Link |
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-
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