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JP2002154805A - 改質反応装置及び改質システム - Google Patents

改質反応装置及び改質システム

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Publication number
JP2002154805A
JP2002154805A JP2000347217A JP2000347217A JP2002154805A JP 2002154805 A JP2002154805 A JP 2002154805A JP 2000347217 A JP2000347217 A JP 2000347217A JP 2000347217 A JP2000347217 A JP 2000347217A JP 2002154805 A JP2002154805 A JP 2002154805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reforming
catalyst
fuel
air
reaction
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000347217A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Komatsu
宏 小松
Noboru Yamauchi
昇 山内
Kazuhiko Ishiwatari
和比古 石渡
Hisashi Aoyama
尚志 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2000347217A priority Critical patent/JP2002154805A/ja
Publication of JP2002154805A publication Critical patent/JP2002154805A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】炭化水素系の燃料を改質して水素を生成する改
質反応装置の始動時の改質反応開始時期を早める。 【解決手段】燃料、空気、水蒸気を供給されて改質反応
により水素を生成する改質反応装置24に、触媒燃焼に
よって発熱を促進する発熱触媒を発熱体(通電ヒータ)
に担持した触媒ヒータ28と、主として部分酸化反応を
生じるハニカム触媒30と、主として自己熱改質反応を
生じるハニカム触媒32とを配設し、コントロールユニ
ット35により、各触媒出口温度を熱電対29,31,
33で検出しつつ燃料、空気、水蒸気の供給及び触媒ヒ
ータ28の通電を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭化水素系の燃料
(ガソリン、軽油、メタノール、CNG、ナフサ等、以
下原燃料と表記)を、触媒によって改質して水素を生成
する改質反応装置と、その制御系を含む改質システムに
関し、特に改質反応の開始を早めた技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の改質反応装置としては、例えば、
図5に示すようなものがある(特開平11−13040
5号公報参照)。有機化合物は又は一酸化炭素を含む反
応流体Aから触媒反応によって水素を発生させる改質触
媒11と、通電によって発熱可能なヒータユニット10
とを流体流路12内に配置して構成される改質反応装置
である。
【0003】起動時の運転方法としては、まず、通電を
開始する。ヒータユニット10が所定温度、好ましくは
ヒータユニット10が水蒸気改質反応、部分酸化反応ま
たは分解反応に必要な温度に達するまで加熱する。水蒸
気改質反応、部分酸化反応または分解反応に必要な温度
とは500°C以上、好ましくは600°C以上であ
り、この温度まで通電により昇温させる。ヒータユニッ
ト10自体の温度を測温してもよく、また、予めこの温
度に達するように設定された通電時間通電して昇温させ
ることもできる。この温度まで昇温した後、反応流体を
流し始める。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来装置のように、ヒータユニット10が水蒸気改質反
応、部分酸化反応または分解反応に必要な温度に達する
まで加熱する方法では、ヒータユニット10を通電のみ
で加熱する方式であるため、ヒータユニット10が昇温
するまでの時間が長く、水素発生までに時間がかかり、
該水素を供給されて発電する燃料電池が発電し始めるま
での時間がかかる。その結果、それらのパワートレイン
搭載車両の始動性が極めて良くないという問題があっ
た。
【0005】本発明は、このような従来の課題に着目し
てなされたもので、改質反応が促進されて水素発生まで
に要する時間を短縮した改質反応装置と、その制御系を
含む改質システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明は、炭化水素系の燃料から触媒反応により水素を
発生する改質触媒と、通電により発熱する発熱体と、を
含んで構成される改質反応装置において、前記発熱体に
燃料との発熱反応を促進する発熱触媒を担持させたこと
を特徴とする。
【0007】請求項1に係る発明によると、発熱体の通
電によって、発熱触媒が温度上昇すると燃料との発熱反
応(触媒燃焼)が促進され、発熱体の通電のみで昇温さ
せる場合に比較して、改質触媒の温度上昇が早められる
ので、改質可能な温度に短時間で到達して、改質ガス
(水素)の生成を早めることができる。
【0008】これにより、例えば、改質ガスを原料とす
る燃料電池を搭載した車両の始動性を向上することがで
きる。また、請求項2に係る発明は、上流側から、前記
発熱体に担持された発熱触媒と、主に部分酸化反応を促
進する改質触媒と、主に自己熱改質反応を促進する改質
触媒と、が、分離して配設されていることを特徴とす
る。
【0009】請求項2に係る発明によると、改質反応装
置内に、上流側から各反応(触媒燃焼、部分酸化反応、
自己熱改質反応)の開始温度が低い順に触媒が分離して
配設されるので、各反応を順次効果的に生じさせること
ができる。また、請求項3に係る発明は、前記発熱体
に、前記発熱触媒と共に前記改質触媒も一体に担持させ
たことを特徴とする応装置。
【0010】請求項3に係る発明によると、発熱機能と
改質機能を持つ2種類の触媒を、発熱体に一体に担持す
ることにより、部品点数が減少すると共に、装置をコン
パクト化できる。また、請求項4に係る発明は、前記改
質反応装置と、燃料と空気と水の供給及び前記発熱体の
通電を制御する制御系と、を備えたことを特徴とする。
【0011】上記改質反応を早めることができる改質反
応装置を備え、制御系により燃料と空気と水の供給及び
前記発熱体の通電を制御することにより、始動性に優れ
た改質システムを得られる。また、請求項5に係る発明
は、通電により発熱し、水を加熱して前記改質反応装置
に供給する水蒸気を発生させる第2の発熱体を備えたこ
とを特徴とする。
【0012】請求項5に係る発明によると、十分暖機さ
れた状態では、例えば水を改質反応装置からの改質ガス
と熱交換させるだけでも水蒸気を発生することが可能で
あるが、始動時など、改質反応を開始できない冷機条件
では、水蒸気を発生することが困難である。そこで、前
記第2の発熱体を通電して発熱することにより、水を加
熱して水蒸気を発生することができる。
【0013】また、請求項6に係る発明は、始動時に、
触媒の温度状態に応じて改質反応装置に供給する燃料と
空気と水の量を制御することを特徴とする。請求項6に
係る発明によると、始動時に、発熱触媒および改質触媒
の温度状態に応じて各反応の発生状態を考慮して、改質
反応装置に供給する燃料と空気と水の量を制御すること
により、改質反応の開始時期をできるだけ早めることが
できる。
【0014】また、請求項7に係る発明は、前記発熱触
媒を担持した発熱体を通電して、該発熱触媒が第1の所
定温度に達した後、燃料と空気のみを第1の空燃比で前
記改質反応装置に供給することを特徴とする。請求項7
に係る発明によると、発熱触媒が第1の所定温度に達し
て燃料との発熱反応の促進機能が得られる状態となって
から、燃料と空気を前記改質反応装置に供給することに
より、発熱触媒による発熱により改質触媒の温度上昇を
早めることができる。
【0015】また、請求項8に係る発明は、前記燃料と
空気のみの供給開始後、改質触媒が第2の所定温度に達
した後、燃料の供給割合を増加し、第2の空燃比とする
ことを特徴とする。請求項8に係る発明によると、前記
発熱触媒による燃料との発熱反応の促進により、改質触
媒の温度が上昇し、該改質触媒による発熱反応が生じる
温度となったときに、燃料の供給割合を増加することに
より、前記改質触媒による発熱反応が促進されて温度上
昇をより早めることができる。
【0016】また、請求項9に係る発明は、前記第2の
発熱体に通電して水蒸気が生成され、かつ、前記改質触
媒が第3の所定温度に達した後、燃料と空気と水蒸気と
を所定の割合で供給することを特徴とする。請求項9に
係る発明によると、既述のように始動時等の冷機時に第
2の発熱体の通電によって水蒸気を生成しておき、一
方、改質触媒の温度が上昇して水蒸気の供給によって改
質反応が生じる温度となったときに、燃料と空気と水蒸
気とを所定の割合で供給して、改質反応を開始させるこ
とにより、部分酸化よりも効率の高い自己熱改質に早く
移行することができる。
【0017】また、請求項10に係る発明は、前記第1
の所定温度を、前記発熱触媒の触媒燃焼開始温度とした
ことを特徴とする。請求項10に係る発明によると、燃
料と空気の改質反応装置への供給を開始する第1の所定
温度を、発熱触媒の触媒燃焼開始温度とすることによ
り、触媒燃焼による発熱を早く得ることができる。
【0018】また、請求項11に係る発明は、前記第2
の所定温度を、前記改質触媒の部分酸化反応開始温度と
したことを特徴とする。請求項11に係る発明による
と、燃料の供給割合を増加する第2の所定温度を、改質
触媒の部分酸化反応開始温度とすることにより、該部分
酸化反応による発熱を早く得ることができる。
【0019】また、請求項12に係る発明は、前記第3
の所定温度を、前記改質触媒の自己熱改質反応開始温度
としたことを特徴とする。請求項12に係る発明による
と、燃料と空気に加えて水蒸気の供給を開始する第3の
所定温度を、改質触媒の自己熱改質反応開始温度とする
ことにより、該自己熱改質反応による改質ガス(水素)
の生成を早く開始することができる。
【0020】また、請求項13に係る発明は、前記第1
の空燃比を、前記発熱触媒の触媒燃焼に適合した空燃比
に設定することを特徴とする。請求項13に係る発明に
よると、第1の空燃比を、前記発熱触媒の触媒燃焼に適
合した例えば理論空燃比に設定することにより、触媒燃
焼の温度を高めることができる。
【0021】また、請求項14に係る発明は、前記第2
の空燃比を、前記改質触媒の部分酸化反応に適合した空
燃比に設定することを特徴とする。請求項14に係る発
明によると、第2の空燃比を、改質触媒の部分酸化反応
に適合した例えば理論空燃比よりリッチな空燃比に設定
することにより、部分酸化反応の温度を高めることがで
きる。
【0022】また、請求項15に係る発明は、前記燃料
と空気と水蒸気との所定の割合を、前記改質触媒の自己
熱改質反応に適合した値に設定することを特徴とする。
請求項15に係る発明によると、燃料と空気と水蒸気と
の割合を、改質触媒の自己熱改質反応に適合した値に設
定することにより、自己熱改質反応による改質ガスの生
成効率を高めることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
にかかる改質反応装置を備えた改質システムを示す。燃
料ポンプ20、空気ポンプ21、水ポンプ22は、それ
ぞれ燃料,空気及び水を、回転速度によって流量制御し
つつ圧送する。燃料と空気は、直接燃料気化器23に供
給される。水ポンプ22から圧送された水は、前記燃料
気化器23の下流側に接続された改質反応装置24によ
り生成された改質ガスと熱交換器25を介して熱交換
し、始動時等の冷機時には第2の発熱体である電気ヒー
タ26によっても加熱され、水蒸気となって電磁弁27
を経て燃料気化器23に供給される。
【0024】暖機後は前記燃料気化器23内で、主に水
蒸気の持つ熱量により燃料が気化され、改質反応装置2
4に供給される。前記改質反応装置24には、上流側か
ら通電により発熱すると共に触媒燃焼によって発熱を促
進する発熱触媒を担持するハニカム型の触媒ヒータ2
8、該触媒ヒータ28の出口温度を検出する熱電対2
9、主に部分酸化反応を促進するハニカム触媒30、該
ハニカム触媒30の出口温度を検出する熱電対31、主
に自己熱改質(ATR)反応を促進するハニカム触媒3
2、該ハニカム触媒32の出口温度を検出する熱電対3
3が配設されている。
【0025】また、前記電気ヒータ26直下の水蒸気通
路には、該通路内の水蒸気温度を検出する熱電対34が
配設される。前記各熱電対29,31,33,34によ
り検出される温度信号は、コントロールユニット35に
入力される。次に、上記のように構成された改質システ
ムの作動を説明する。
【0026】十分暖機された状態では、前記燃料気化器
23で気化された燃料が、空気、水蒸気と混合しつつ、
前記改質反応装置24内で、主に自己熱改質(ATR)
を促進するハニカム触媒32によって改質され、改質ガ
ス(水素)が生成される。すなわち、前記コントロール
ユニット35による特別な制御を行なうことなく、十分
な改質ガスが得られる。
【0027】一方、始動時のように、前記ハニカム触媒
32が自己熱改質の反応温度に達していない冷機時は、
コントロールユニット35は、前記電気ヒータ26を通
電して水蒸気の発生を促進するとともに、前記各熱電対
29,31,33,34からの温度信号に基づいて、改
質反応装置24内の触媒ヒータ28の通電及び燃料、空
気、水の供給を制御する。
【0028】以下に、上記改質システムの始動時の制御
を、図2に示したタイムチャートに基づき、時間を追っ
て説明する。イグニションスイッチがオンされる(S
1)と同時に、電気ヒータ26、触媒ヒータ28が通電
され(S2)、水蒸気の発生を促進するとともに、触媒
ヒータ28を発熱して温度上昇させる。
【0029】熱電対29により検出される触媒ヒータ2
8の出口温度が、第1の所定温度T1に達したときに、
該触媒ヒータ28の発熱触媒による触媒燃焼が可能と判
断する(S3)。該判断により、燃料ポンプ20と空気
ポンプ21を駆動し、これらの回転速度を制御して燃料
と空気とを理論空燃比で供給する(S4)。電磁弁27
は、通電がオフされたまま閉弁状態を維持され、水蒸気
は供給されない。これにより、触媒ヒータ28では、供
給された燃料と空気の混合気により触媒燃焼を生じる。
燃料としてイソオクタンを使用した場合の触媒燃焼の反
応式を下記に示す。
【0030】 C818+12.5O2→9H2O+8CO2(発熱反応) 熱電対31により検出されるハニカム触媒30の出口温
度が、第2の所定温度T2(>T1)に達したときに、
該ハニカム触媒30での部分酸化反応が可能と判断する
(S5)。該判断により、燃料ポンプ20と空気ポンプ
21の回転速度を制御して燃料の供給割合を増加し、リ
ッチ空燃比で供給する(S6)。これにより、ハニカム
触媒30で部分酸化反応を開始する。同じく燃料をイソ
オクタンとした場合の、部分酸化の反応式を下記に示
す。
【0031】 C818+8O2→9H2+8CO2(発熱反応) また、前記部分酸化反応の開始に伴ない、触媒ヒータ2
8への通電を停止する。すなわち、触媒ヒータ28によ
る発熱は、ハニカム触媒30で部分酸化反応の開始を早
めるためのものであるから、該部分酸化反応の開始後は
通電を停止して消費電力を節減する。
【0032】熱電対34により検出される水蒸気温度
が、燃料の気化が行なえる温度に達したと判断する(S
7)。このときから、電気ヒータ26の通電量を徐々に
減少し、最後に通電を停止する。熱電対33により検出
されるハニカム触媒32の出口温度が、第3の所定温度
T3(>T2)に達したときに、該ハニカム触媒32で
の自己熱改質(ATR)が可能と判断する(S8)。
【0033】電磁弁27を通電して開弁するとともに、
水ポンプ22を駆動し、回転速度を制御して流量を制御
しながら水蒸気を供給する(S9)。これにより、燃料
気化器23で水蒸気により燃料が気化されるとともに、
ハニカム触媒32で自己熱改質反応を生じて改質ガス
(水素)が生成される。ここで、燃料をイソオクタンと
した場合の改質反応は、下記の水蒸気改質反応のように
なるが、この吸熱反応において必要な熱量を、外部から
供給することなく前記ハニカム触媒30を主とした部分
酸化による発熱で賄っているので、自己熱改質反応とな
る。
【0034】 C818+16H2O→17H2+8CO2(吸熱反応) 以上のように、発熱触媒を担持した触媒ヒータ28によ
って発熱を促進することにより、ハニカム触媒30で部
分酸化反応の開始を早め、ひいては、主に自己熱改質
(ATR)を促進するハニカム触媒32を、反応のため
に必要な所定温度に短時間に到達させることができる。
【0035】これにより、例えば、前記改質反応装置か
らの改質ガス(水素)を原料とする燃料電池を搭載した
車両の始動性を著しく向上できる。本第1の実施の形態
では、改質反応装置内に、上流側から各反応(触媒反
応、部分酸化反応、自己熱改質反応)の開始温度が低い
順に触媒を分離して配設したので、各反応を順次効果的
に生じさせることができる。
【0036】図3は、本発明の第2の実施の形態にかか
る改質反応装置を備えた改質システムを示す。本第2の
実施の形態にかかる改質反応装置41は、前記第1の実
施の形態における触媒燃焼によって発熱を促進する発熱
触媒を担持する触媒ヒータ、主に部分酸化を促進するハ
ニカム触媒、主に自己熱改質(ATR)を促進するハニ
カム触媒を一体化した、3機能一体化触媒42(大きく
は、発熱触媒と改質触媒とを共通の発熱体に担持させた
もの)と、その下流側に設けた触媒出口温度検出用の1
個の熱電対43とを備えて構成される。その他の構成
は、第1の実施の形態と同様である。
【0037】第2の実施の形態においても、第1の実施
の形態で各触媒出口温度を各熱電対31,33,34で
検出していたのを、熱電対43で3機能一体化触媒42
の出口温度を検出して、同様に制御する。すなわち、図
4のタイムチャートに示すように、上記3機能一体化触
媒42を、始めは通電による発熱で温度上昇させ、第1
の所定温度以上で発熱触媒による触媒燃焼を開始させ
る。該触媒燃焼により発熱反応が促進されて第2の所定
温度以上になると、部分酸化反応が開始される。触媒4
2に内蔵されたヒータへの通電は停止される。該部分酸
化反応による発熱でさらに第3の所定温度以上になる
と、水蒸気の供給を開始して自己熱改質反応により改質
ガスを生成する。
【0038】したがって、第1の実施の形態と同様な効
果が得られるとともに、部品点数が減少し、コンパクト
化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態にかかる改質反応装
置を備えた改質システムの構成を示す図
【図2】 第1の実施の形態における始動時の制御を示
すタイムチャート
【図3】 本発明の第2の実施形態にかかる改質反応装
置を備えた改質システムの構成を示す図
【図4】 第2の実施の形態における始動時の制御を示
すタイムチャート
【図5】 改質反応装置の従来例を示す図
【符号の説明】
20 燃料ポンプ 21 空気ポンプ 22 水ポンプ 24 改質反応装置 26 電気ヒータ 28 触媒ヒータ 29 熱電対 30 ハニカム触媒 31 熱電対 32 ハニカム触媒 33 熱電対 34 熱電対 35 コントロールユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石渡 和比古 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 青山 尚志 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 4G040 EA02 EA03 EA06 EA07 EB03 EB12 EB13 EB18 EB23 EB41 EB43 4G140 EA02 EA03 EA06 EA07 EB03 EB12 EB13 EB18 EB23 EB41 EB43 5H027 AA02 BA01 KK42 MM12 MM21

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭化水素系の燃料から触媒反応により水素
    を発生する改質触媒と、通電により発熱する発熱体と、
    を含んで構成される改質反応装置において、 前記発熱体に燃料との発熱反応を促進する発熱触媒を担
    持させたことを特徴とする改質反応装置。
  2. 【請求項2】上流側から、前記発熱体に担持された発熱
    触媒と、主に部分酸化反応を促進する改質触媒と、主に
    自己熱改質反応を促進する改質触媒と、が、分離して配
    設されていることを特徴とする請求項1に記載の改質反
    応装置。
  3. 【請求項3】前記発熱体に、前記発熱触媒と共に前記改
    質触媒も一体に担持させたことを特徴とする請求項1に
    記載の改質反応装置。
  4. 【請求項4】前記請求項1〜請求項3のいずれか1つに
    記載の改質反応装置と、燃料と空気と水の供給及び前記
    発熱体の通電を制御する制御系と、を備えたことを特徴
    とする改質システム。
  5. 【請求項5】通電により発熱し、水を加熱して前記改質
    反応装置に供給する水蒸気を発生させる第2の発熱体を
    備えたことを特徴とする請求項4に記載の改質システ
    ム。
  6. 【請求項6】始動時に、触媒の温度状態に応じて改質反
    応装置に供給する燃料と空気と水の量を制御することを
    特徴とする請求項4又は請求項5に記載の改質システ
    ム。
  7. 【請求項7】前記発熱触媒を担持した発熱体を通電し
    て、該発熱触媒が第1の所定温度に達した後、燃料と空
    気のみを第1の空燃比で前記改質反応装置に供給するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の改質システム。
  8. 【請求項8】前記燃料と空気のみの供給開始後、改質触
    媒が第2の所定温度に達した後、燃料の供給割合を増加
    し、第2の空燃比とすることを特徴とする請求項7に記
    載の改質システム。
  9. 【請求項9】前記第2の発熱体に通電して水蒸気が生成
    され、かつ、前記改質触媒が第3の所定温度に達した
    後、燃料と空気と水蒸気とを所定の割合で供給すること
    を特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか1つに記載
    の改質システム。
  10. 【請求項10】前記第1の所定温度は、前記発熱触媒の
    触媒燃焼開始温度であることを特徴とする請求項7〜請
    求項9のいずれか1つに記載の改質システム。
  11. 【請求項11】前記第2の所定温度は、前記改質触媒の
    部分酸化反応開始温度であることを特徴とする請求項8
    〜請求項10のいずれか1つに記載の改質システム。
  12. 【請求項12】前記第3の所定温度は、前記改質触媒の
    自己熱改質反応開始温度であることを特徴とする請求項
    9〜請求項11のいずれか1つに記載の改質システム。
  13. 【請求項13】前記第1の空燃比は、前記発熱触媒の触
    媒燃焼に適合した空燃比に設定されることを特徴とする
    請求項7〜請求項12のいずれか1つに記載の改質シス
    テム。
  14. 【請求項14】前記第2の空燃比は、前記改質触媒の部
    分酸化反応に適合した空燃比に設定されることを特徴と
    する請求項8〜請求項13のいずれか1つに記載の改質
    システム。
  15. 【請求項15】前記燃料と空気と水蒸気との所定の割合
    は、前記改質触媒の自己熱改質反応に適合した値に設定
    されることを特徴とする請求項9〜請求項14のいずれ
    か1つに記載の改質システム。
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