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JP2002153834A - 灰・土壌の無害化処理方法び装置 - Google Patents

灰・土壌の無害化処理方法び装置

Info

Publication number
JP2002153834A
JP2002153834A JP2000349122A JP2000349122A JP2002153834A JP 2002153834 A JP2002153834 A JP 2002153834A JP 2000349122 A JP2000349122 A JP 2000349122A JP 2000349122 A JP2000349122 A JP 2000349122A JP 2002153834 A JP2002153834 A JP 2002153834A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ash
soil
plasma
reaction vessel
dioxins
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000349122A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Kawamura
啓介 川村
Norihiro Fukuda
憲弘 福田
Kohei Kawazoe
浩平 川添
Katsuhiko Kobayashi
勝彦 小林
Megumi Shida
惠 志田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000349122A priority Critical patent/JP2002153834A/ja
Publication of JP2002153834A publication Critical patent/JP2002153834A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 灰・土壌の無害化処理方法及び無害化処理装
置を提供する。 【解決手段】 円筒電極12と該円筒電極12内に配設
された線電極13とからなり、上記円筒電極12を負極
とし、上記線電極13を正極とすると共に、上記円筒電
極12の外周から内部を過熱する過熱手段(ヒータ)1
4と、両電極12,13間にパルス電圧を印加するパル
ス電源15とを設けてなり、ヒータ14の加熱により灰
細孔内のダイオキシン類前駆体を気体状態にしつつ追い
出し、追い出されたダイオキシン類前駆体物質、灰・土
壌の表面側に存在する前駆体物質及びダイオキシン類を
プラズマ分解すると共に、上記灰・土壌の細孔内に残存
するダイオキシン類をプラズマ分解する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、灰・土壌の無害化
処理方法及び無害化処理装置に関するものである。かか
る本発明は、放電に起因するプラズマによりラジカルを
発生させ、このラジカルや副生したオゾンを利用して、
灰・土壌に含まれている有害物質(ダイオキシン等)を
分解して無害化するものである。なお本明細書では、
「灰・土壌」とは、灰や土壌や各種の粉状物や粒状物や
固形物や固体状の物質を含む概念として使用する。
【0002】
【従来の技術】都市ゴミ焼却炉,産業廃棄物焼却炉,汚
泥焼却炉等の各種焼却炉や、熱分解炉や、溶融炉等から
は、灰や排ガスが排出される。このような灰や排ガスに
有害物質が含まれている場合には、このような有害物質
を無害化する必要がある。
【0003】また、旧式の焼却炉等から排出されていた
排ガス中には、有害物質が含まれていたこともあり、そ
の場合には、近隣の土壌が有害物質により汚染されてい
た。このような汚染された土壌を無害化することも要望
されている。
【0004】なお、本発明が対象とする有害物質として
は、ダイオキシン等のハロゲン化芳香族化合物,高縮合
度芳香族炭化水素,環境ホルモン,窒素酸化物,硫黄酸
化物等がある。
【0005】有害物質を含む灰や土壌や各種の粉状物や
粒状物や固形物や固体状の物質(以下これらを「灰・土
壌」と記載する)を無害化するには、従来では、焼却処
理法、高温熱分解法、太陽光線分解法、熱脱着分解法、
化学分解法、光分解法、微生物分解法などが知られてい
る。このような各種の処理方法の中で、現在実用化され
ているのは、焼却処理法である。
【0006】この焼却処理法では、有害物質を含む灰・
土壌を、ロータリーキルン式焼却炉にて焼却して灰・土
壌を焼却処理(約900°C)し、灰・土壌中に含まれ
ている有害物質を分解する。また灰・土壌の焼却処理に
伴って発生した排ガスは、アフターバーナーにより再燃
焼処理されて、排ガス中に含まれている有害物質を無害
化している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の焼却
処理法では、無害化処理に多くの手間や時間を要し、ま
た費用もかさんでいた。また、従来の他の手法は、原理
的には効果はあっても実用化できていない。
【0008】本発明は、上記従来技術に鑑み、従来に無
い新規な手法(原理)により灰・土壌中に含まれている
ダイオキシン等の有害物質を分解して無害化する灰・土
壌の無害化処理方法及び無害化処理装置を提供すること
を目的とする。
【0009】本発明は、ダイオキシンを環境基準(土
壌)の1000pg/g以下に低減することを目的とし
ており、原理的には1pg/g以下に低減することがで
きる。そして灰・土壌中のダイオキシン分解率は99パ
ーセント以上が期待できる。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する第1
の灰・土壌の無害化処理方法の発明は、有害物質が含ま
れている灰・土壌をプラズマ反応容器内に入れ、上記有
害物質をプラズマ分解により無害化する灰・土壌の無害
化処理方法であって、灰・土壌の細孔内に存在するダイ
オキシン類前駆体物質を、気体状態にしつつ灰・土壌の
細孔から追い出し、該追い出されたダイオキシン類前駆
体物質、灰・土壌の表面側に存在する前駆体物質及びダ
イオキシン類をプラズマ分解すると共に、上記灰・土壌
の細孔内に残存するダイオキシン類をプラズマ分解する
ことを特徴とする。
【0011】第2の発明は、第1の発明において、灰・
土壌を140℃以上に加熱してダイオキシン類前駆体物
質を細孔内から追い出すことを特徴とする。
【0012】第3の発明は、第1の発明において、上記
加熱の際に、プラズマ反応容器内に窒素ガスを供給する
と共に排気し、容器内をN2 雰囲気としつつ加熱し、該
加熱により細孔内から追い出されたダイオキシン類前駆
体物質を上記N2 ガスに同伴させて反応容器の外部へ排
出し、その後、容器内を窒素ガス雰囲気下から酸素含有
雰囲気へ置換しつつプラズマ分解することを特徴とす
る。
【0013】第4の発明は、第1乃至3のいずれか一項
の発明において、前記灰・土壌は、連続的または断続的
に前記反応容器に入れられることを特徴とする。
【0014】第5の灰・土壌の無害化処理装置の発明
は、パルス幅が極めて短い高電圧のパルス電圧が印加さ
れる正電極と負電極を有する反応容器と、上記反応容器
内の灰・土壌を加熱する加熱手段とを具備してなり、上
記反応容器に、有害物質が含まれている灰・土壌を入
れ、反応容器内を140℃以上に加熱した後、正電極と
負電極との間で発生した放電に起因するプラズマにより
ラジカルを発生させ、このラジカルにより前記有害物質
を分解させることを特徴とする。
【0015】第6の発明は、第5の発明において、上記
反応容器が、円筒電極と、この円筒電極の内部空間に配
置された線電極またはロッド状電極とを備えてなり、前
記線電極またはロッド状電極と前記円筒電極には、パル
ス幅が極めて短い高電圧のパルス電圧が印加されること
を特徴とする。
【0016】第7の発明は、第5又6の発明において、
上記反応容器に窒素ガス及び/又は空気を供給するガス
供給手段と、容器内のガスを排出するガス排出手段を具
備してなり、上記加熱の際に、プラズマ反応容器内に窒
素ガスを供給して窒素ガス雰囲気下とし、加熱により細
孔内から追い出された気体状のダイオキシン類前駆体物
質をガス排出手段により、反応容器の外部へ排出し、そ
の後窒素ガス雰囲気下から酸素含有雰囲気へ置換しつつ
プラズマ分解することを特徴とする。
【0017】第8の灰・土壌の無害化システムの発明
は、都市ゴミ焼却炉,産業廃棄物焼却炉,汚泥焼却炉等
の各種焼却炉から排出される排ガス中の飛灰を除去する
除塵手段と、該除塵手段から払い落とされた飛灰中のダ
イオキシン類を分解する請求項5乃至7のいずれか一項
の灰・土壌の無害化処理装置とからなることを特徴とす
る。
【0018】第9の発明は、第8の発明において、上記
除塵手段が複数のバグフィルタからなり、各バグフィル
タからの除塵物を請求項5乃至7のいずれか一項の灰・
土壌の無害化処理装置の容器内に供給し、無害化処理す
ることを特徴とする。
【0019】第10の発明は、第8又は9の発明におい
て、灰・土壌の無害化処理装置の後流側に、プラズマ処
理後の飛灰をオゾン処理するオゾン処理槽を設けてなる
ことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明するが、本発明はこれに限定される
ものではない。なお、以下の説明では有害物質としてダ
イオキシンを例にして説明するが、他の有害物質も同様
にして無害化処理するものである。また灰・土壌を代表
して灰を例にして説明するが、灰以外の土壌等も同様に
して無害化処理するものである。
【0021】[第1の実施の形態]図1に本実施の形態
にかかる灰・土壌の無害化処理方法のためのプラズマ反
応容器を示す。図1は本実施の形態にかかるプラズマ分
解処理装置11の一例を示す概略図であり、線(+極)
対円筒(−極)プラズマ処理容器(反応容器)の一例で
ある。図1に示すように、本実施の形態にかかるプラズ
マ分解処理装置11は、円筒電極12と該円筒電極12
内に配設された線電極13とからなり、上記円筒電極1
2を負極(−)とし、上記線電極13を正極(+)とす
ると共に、上記円筒電極12の外周から内部を過熱する
過熱手段(ヒータ)14と、両電極12,13間にパル
ス電圧を印加するパルス電源15とを設けてなるもので
ある。本実施の形態においては、上記円筒電極12が反
応容器を兼用している。そして、円筒電極12内に外部
より灰・土壌16を投入し、その後パルス印加により発
生するプラズマ放電により投入された灰・土壌16中有
害物質をプラズマのストリーマ放電により分解するもの
である。
【0022】本発明では、反応容器円筒電極12の内部
に、有害物質を含む灰16を入れる。そして正電極と負
電極との間に、パルス幅が極めて短い(例えばパルス幅
が数10nsの)高電圧のパルス電圧を印加して、正負
電極間でストリーマ放電を発生させる。放電は、灰粒子
の間の空間を進展していく。このとき正負の電極間距離
dを50cm〜100cm程度にしておくと、印加電圧
を短パルス化したことと相俟って、ストリーマ放電が発
生し易くなる。
【0023】この放電によりプラズマ(電子やイオン)
が発生する。発生した電子のうち、エネルギーの高い
(10eV以上の)電子は、灰粒子の間の空間に存在す
る気体分子に衝突してラジカルを発生する。ラジカルと
しては、酸素ラジカル(O・)、窒素ラジカル(N
・)、水酸化ラジカル(OH・)、水素ラジカル(H
・)等がある。
【0024】このようなラジカルは、灰に含まれている
有害物質をラジカル化学反応により分解して無害化す
る。また、酸素ラジカル(O・)が酸素分子と結合して
オゾン(O3 )が同時に生成され、このオゾン(O3
もダイオキシン分解に寄与する。なお、発生確率的には
小さいが、電子がダイオキシンに直接衝突してダイオキ
シンを解離(分解)して無害化することもある。
【0025】なお、ストリーマ放電は、エネルギーの高
い(10eV以上の)電子を多く発生するので、放電と
してはストリーマ放電の発生割合を多くするように、パ
ルス幅および電極間距離を工夫している。具体的には、
放電が正電極と負電極の間を短絡する時間を、パルス幅
とすることが理想的であるが、それ以上のパルス幅とし
ても消費エネルギーが多少上昇されるのみである。かか
る高エネルギーの電子を発生させれば、多量のラジカル
やオゾンを発生させることができ、ひいては、無害化処
理(分解処理)が効率的に行われる。
【0026】また、パルス幅を短くしているので、軽い
電子は移動しても、重いイオンは殆ど移動することはな
い。このようにイオンの移動が殆どないので、イオンの
移動に伴う振動熱は殆ど発生せず、熱損失を低減して効
率を高めることができる。
【0027】ここで、本発明で処理する対象の有害物質
の1つのダイオキシン類のプラズマ分解原理は現時点に
おいて定かではないが、下記「化1」を参照してその分
解メカニズムの一例を説明する。先ず、上記プラズマ分
解処理装置においては、ストリーマ放電プラズマが発生
する。すなわち、線電極(+)13から円筒電極(−)
12に向かって発生するストリーマ放電プラズマによ
り、該プラズマ中の高エネルギー電子の物理的衝突によ
り、有害物質であるダイオキシン類のエテール結合を解
離させたり、ベンゼン環を破壊させたりする。また、高
エネルギー電子がダイオキシン類に直接衝突し、その衝
撃によりダイオキシン類のエーテル結合やベンゼン環等
を分解する。また、上記ストリーマ放電により、空気中
の水分やN2 ,O2 を分解し、ヒドロシキラジカル(O
H・)、窒素ラジカル(N・)、酸素ラジカル(O・)
等の活性体が発生し、これらの種々のラジカルにより排
ガス中の有害物質を分解している。
【0028】
【化1】
【0029】本発明では、上記過熱手段14が設けられ
ているので、灰・土壌の細孔内に存在するダイオキシン
類前駆体物質を、気体状態にしつつ灰・土壌の細孔から
追い出し、該追い出されたダイオキシン類前駆体物質、
灰・土壌の表面側に存在する前駆体物質及びダイオキシ
ン類をプラズマ分解すると共に、上記灰・土壌の細孔内
に残存するダイオキシン類をプラズマ分解するようにし
ている。
【0030】すなわち、図2に示すように、初期状態で
は、灰・土壌(以下「灰」を例示して説明する)の細孔
21内とその表面22近傍には、ダイオキシン類(×)
23とダイオキシン類の前駆体(▲)24とが存在して
る。次に、過熱手段14により、容器12内を140〜
200℃となるように過熱すると、内部の灰骨格20が
過熱され、細孔21内からダイオキシン類の前駆体24
のみが気体状態で追い出されることになる。なお、この
とき、ダイオキシン類23は気化されないので、細孔2
1内に残存する。
【0031】これは、図3に示すダイオキシン類及びダ
イオキシン類前駆体の蒸気圧と温度との関係図に示すよ
うに、ダイオキシン類前駆体のひとつであるジクロロベ
ンゼンは140〜200℃の範囲では気化するが、ダイ
オキシン類(例えばT4 CCFs、P5 CDFs、H6
CCFs、H7 CCFs、O8 CCFs等)は当該温度
範囲では全く気化しないからである。なお、ダイオキシ
ン類前駆体とは、ベンゼン、クロロベンゼン、ジロロベ
ンゼン、フェノール、クロロフェノール等をいうがこれ
らに限定されるものではない。
【0032】ここで、窒素雰囲気下で灰を過熱しないで
灰(平均粒子軽:数十ミクロン)中の有害物質をプラズ
マ分解処理をする場合について図4を参照して説明す
る。図4に示すように、初期状態は図2と同様である
が、窒素雰囲気下においてプラズマ印加直後は、灰骨格
20の表面22近傍にNラジカルが発生する。該発生し
たNラジカルの作用によって灰表面22のダイオキシン
類23及び前駆体24は分解されるが、灰の細孔21の
内部では、Nラジカルの寿命が短いため、内部まで到達
しがたく、分解率が低い(32%)ものとなる。これ
は、特に粒子径の大きな灰全体の分解率の向上を図るこ
とができない要因となる。
【0033】また、空気(N2 +O2 )雰囲気下で灰を
過熱しないでプラズマ分解処理をする場合について図5
を参照して説明する。図5に示すように、初期状態は図
2と同様であるが、空気雰囲気下においてプラズマ印加
直後は、灰骨格20の表面22近傍にNラジカルとOラ
ジカルとオゾン(O3 )が発生し、当該NラジカルとO
ラジカルとオゾン(O3 )との作用によって灰表面22
のダイオキシン類23及び前駆体24は分解される。一
方灰の細孔21の内では、Nラジカルの寿命が短いた
め、細孔21の内部まで到達しがたく分解はなされな
い。一方、O3 は長寿命であるので細孔21の内部まで
到達し、ダイオキシン類23の分解と同時に前駆体24
からダイオキシン類23への再合成がなされる場合があ
る。
【0034】このため、灰骨格20の表面22及び細孔
21の内部において、ダイオキシン類の分解ができ、し
かもダイオキシン類への再合成がない分解手法は、上述
したように、先ず灰を過熱をして灰の細孔21内からダ
イオキシン類の前駆体24のみを追い出し、これをプラ
ズマ分解することで無害化処理をなすことができる。
【0035】すなわち、図2に示す場合では、灰骨格2
0内から前駆体24を追い出しているので、細孔21内
にプラズマ分解により生じたオゾン(O3 )があっても
当該オゾンの作用による前駆体の再合成がなく、細孔2
1内に残存していた固体状のダイオキシン類23のみが
分解処理されることになる。
【0036】また、本発明は空気雰囲気下に限定され
ず、水蒸気雰囲気下若しくは酸素雰囲気下とするように
してもよい。この場合、酸素100%の場合には、Nラ
ジカルは生成することはない。
【0037】また、過熱処理とプラズマ分解処理とは連
続的に行うことなく、両者の処理を同時に実行するよう
にしてもよい。
【0038】さらに、プラズマ印加雰囲気を空気雰囲気
とする以外に窒素雰囲気とすることもできる。この窒素
雰囲気でのプラズマ分解の処理の一例を以下に説明す
る。
【0039】[第2の実施の形態]図6に本実施の形態
にかかる灰・土壌の無害化処理方法のためのプラズマ反
応容器を示す。図6は本実施の形態にかかるプラズマ分
解処理装置11の他の一例を示す概略図であり、図1の
装置と同様の構成であるが、容器を兼用する円筒電極1
2内に外部から窒素ガスを供給するN2 ガス供給手段3
1と内部の窒素ガスを排出するN2 ガス排出手段32
と、内部にO2 ガスを供給するO2 ガス供給手段33と
を設けている。この装置を用いてプラズマ分解処理をす
る工程を図7を参照して説明する。
【0040】すなわち、図7に示すように、初期状態で
は、図2と同様であり、灰・土壌(以下「灰」を例示し
て説明する)の細孔21内とその表面22近傍には、ダ
イオキシン類(×)23とダイオキシン類の前駆体
(▲)24とが存在してる。次に、外部より窒素
(N2 )ガスをガス供給手段31を介して導入する。そ
の後、過熱手段14により、円筒電極12内を140〜
200℃となるように過熱すると、容器内部に充填され
た灰の灰骨格20が過熱され、細孔21内からダイオキ
シン類の前駆体24のみが気体状態で追い出される。こ
の追い出された前駆体24は窒素ガスの排出に伴って、
ガス排出手段により、円筒電極12の外部へ出ることに
なる。
【0041】次いで、プラズマ印加すると共に、外部よ
りO2 供給手段よりO2 又は空気又は水蒸気を内部へ供
給させ、灰骨格20の表面22近傍にNラジカルとOラ
ジカル及びオゾン(O3 )を発生させる。
【0042】上記加熱により、灰骨格20の細孔21内
はダイオキシン類の前駆体24が追い出されており、さ
らに、灰表面22からも気体状の前駆体24は窒素ガス
に同伴されて外部へ追い出されているので、酸素含有雰
囲気とした場合でも長寿命のオゾン、及び過酸化水素
(H2 2 )により、ダイオキシン類の再合成が全く1
じない状態で分解することができる。水蒸気の場合に
は、過酸化水素が発生することになる。これにより、細
孔内に過酸化水素及びオゾンが侵入し、残存したダイオ
キシン類の完全分解が可能となる。
【0043】以下に、灰細孔内にパーオキサイト(過酸
化物)が進入することで、細孔21内に吸着しているダ
イオキシン類23を酸化分解する機構を説明する。水蒸
気を別途導入するにより、酸素分子から生成されるオゾ
ン(O3 )に加えて過酸化水素(H2 2 )も発生する
ことになる。それぞれのパーオキサイトの生成反応は次
の通り。
【0044】 オゾン:O2 +高エネルギー電子 → 2OH+低エネルギー電子 O2 +O→ O3 ………式(1) 過酸化水素:H2 O+高エネルギー電子 → OH+H+低エネルギー電子 OH+OH+M(中性粒子) → H2 2 +中性粒子 ………式(2) なお、ここでいう中性粒子は安定な分子で酸素、水蒸
気、窒素等である。
【0045】これらパーオキサイトは酸素を過剰に持つ
ため酸素原子を放出し、酸化作用が極めて大きなものと
なる。ちなみに式(2) の反応速度は式(1) の1000倍
程度も速く、過酸化水素の生成量は大きくできる。この
反応は低温でも可能であるので、前駆物質24を排除す
るために150℃以上した後、必ずしもいこの温度を保持
する必要はない。
【0046】前記灰・土壌は、連続的または断続的に前
記反応容器に入れられ、処理するようにしてもよい。
【0047】上述したプラズマ分解処理装置11は、都
市ゴミ焼却炉,産業廃棄物焼却炉,汚泥焼却炉等の各種
焼却炉から排出される排ガス中の飛灰を除去する除塵手
段から払い落とされた飛灰中のダイオキシン類を分解す
る処理することができる。
【0048】[第3の実施の形態]図8に連続的に灰を
無害化処理するシステムの実施の形態を説明する。図8
に示すように、本無害化処理システムは、上述したよう
な分解装置を2系列設けて灰・土壌16の供給ライン3
5と、該ライン35を2分割し、上述したような第1の
実施の形態にかかる第1の分解処理装置11Aと、第2
の分解装置11Bを各々の分割ライン35A,35Bに
介装し、交互に灰16を供給して、灰の無害化処理を行
うようにしている。これにより、連続して灰の無害化処
理ができることになる。なお、第1の実施の形態の分解
装置の代わりに、第2の実施の形態の分解装置としても
よい。
【0049】[第4の実施の形態]図9に連続的に灰を
さらに効率よく無害化処理するシステムの実施の形態を
説明する。図9は、本無害化処理システムは、上述した
ような第3の実施の形態のシステムにおいて、プラズマ
分解でもなおダイオキシン類が残存する場合に、完全に
無害化するシステムである。図9に示すように、第4の
実施の形態のシステムは、第3のシステムにおいて、無
害化した処理灰17を供給する供給ライン37に、オゾ
ン発生器41を具備したオゾン処理槽42を介装してな
るものである。プラズマ処理においてもなお、未分解の
ダイオキシン類があるような場合には、後処理として上
述したオゾン処理装置の処理灰17を充填し、内部にオ
ゾン発生器41からのオゾン(O3 )を注入し、これに
よりオゾン分解を行うようにすればよい。このオゾン分
解は長時間かけて分解するようにすればよい。
【0050】[第5の実施の形態]図10に除塵装置と
本実施の形態の無害化装置とを一体化した無害化処理す
るシステムの実施の形態を説明する。図10は、本無害
化処理システムは、上述したような第1又は第2の実施
の形態の処理装置を用いた装置の具体例を示す。図10
に示すように、本無害化処理システムは、除塵装置とし
ての複数個のバグフィルタ51の下端側に、無害化処理
装置52を各々一体に設けてなるものである。なお、図
10中符号15はパルス電源を図示する。図10に示す
ように、グフィルタ51の直下に無害化処理装置11を
各々独立に設置してなり、バグフィルタ51からに定期
的に落ちてくる捕集灰(一時間に一回程度)を捕集し、
その場で上述したようなプラズマ分解の一連のプロセス
を経て分解するようにした。また、上記処理においても
なお、残留ダイオキシン類がある場合は、図9に示した
後処理としてオゾン処理槽42を下流側に設置するよう
にしてもよい。
【0051】図11オゾン図12は無害化処理装置であ
るプラズマ分解処理装置52の一例であり、複数の円筒
電極(反応容器)12を上蓋54a及び下蓋54bを備
えたケーシング54内に立設させ、各々の円筒電極12
の内部に線電極13を配してなり、反応空間55内に灰
等を充填し、ヒータ14による加熱により、上述したよ
うなプラズマ処理をなすようにしている。
【0052】本実施の形態では、プラズマ処理した処理
灰17は処理灰搬送手段53により、オゾン処理槽42
内は処理灰を導き、ここでさらにオゾン処理を行うよう
にし、ダイオキシン類処理の完全化を図ることにしてい
る。
【0053】また上述した本発明の各実施例によれば、
つぎのような効果や特長がある。 (1) 灰中ダイオキシン類濃度1ng−TEQ/gの規制
値を満たすことができ、さらに、規制の強化があった場
合でもこれに十分に対応することができる。 (2) これまで灰1トン当たり1万円の処理費用が必要で
あったものを大幅に低減する(1/5以下)。 (3) 加熱処理は、200℃以下の低温で動作可能で、反
応容器とパルス電源との組み合わせで良いので初期投資
費用の低廉化を図ることができる。 (4) 高濃度ダイオキシン汚染物質(固体)中のダイオキ
シン分解ができ、灰や土壌以外の汚染物質にも適用でき
る。例えば焼却炉前のRDF(Refuse Derive Fuel)の
ダイオキシン分解も可能となる。 (5)液中ダイオキシン(焼却炉排水等)を分離し、固体
状にしたダイオキシン分解にも適用可能である。 (6) 灰・土壌中のダイオキシン分解率は99パーセント
以上を期待できる。 (7) 乾式処理である。
【0054】
【発明の効果】以上実施の形態と共に説明したように、
第1の灰・土壌の無害化処理方法の発明によれば、有害
物質が含まれている灰・土壌をプラズマ反応容器内に入
れ、上記有害物質をプラズマ分解により無害化する灰・
土壌の無害化処理方法であって、灰・土壌の細孔内に存
在するダイオキシン類前駆体物質を、気体状態にしつつ
灰・土壌の細孔から追い出すことにより、追い出された
ダイオキシン類前駆体物質、灰・土壌の表面側に存在す
る前駆体物質及びダイオキシン類をプラズマ分解するこ
とができ、これと共に、上記灰・土壌の細孔内に残存す
るダイオキシン類をプラズマ分解処理することができ
る。
【0055】第2の発明によれば、第1の発明におい
て、灰・土壌を140℃以上に加熱してダイオキシン類
前駆体物質を細孔内から追い出すので、前駆体のみが細
孔から追い出される。
【0056】第3の発明によれば、第1の発明におい
て、上記加熱の際に、プラズマ反応容器内に窒素ガスを
供給すると共に排気し、容器内をN2 雰囲気としつつ加
熱し、該加熱により細孔内から追い出されたダイオキシ
ン類前駆体物質を上記N2 ガスに同伴させて反応容器の
外部へ排出し、その後、容器内を窒素ガス雰囲気下から
酸素含有雰囲気へ置換しつつプラズマ分解するので、容
器内に前駆体が存在しない状態で再合成がなくプラズマ
分解することができる。
【0057】第4の発明によれば、第1乃至3のいずれ
か一項の発明において、前記灰・土壌は、連続的または
断続的に前記反応容器に入れられるので、効率的に灰・
土壌の分解ができる。
【0058】第5の灰・土壌の無害化処理装置の発明に
よれば、パルス幅が極めて短い高電圧のパルス電圧が印
加される正電極と負電極を有する反応容器と、上記反応
容器内の灰・土壌を加熱する加熱手段とを具備してな
り、上記反応容器に、有害物質が含まれている灰・土壌
を入れ、反応容器内を140℃以上に加熱した後、正電
極と負電極との間で発生した放電に起因するプラズマに
よりラジカルを発生させ、このラジカルにより前記有害
物質を分解させるので、追い出されたダイオキシン類前
駆体物質、灰・土壌の表面側に存在する前駆体物質及び
ダイオキシン類をプラズマ分解することができ、これと
共に、上記灰・土壌の細孔内に残存するダイオキシン類
をプラズマ分解することができる。
【0059】第6の発明によれば、第5の発明におい
て、上記反応容器が、円筒電極と、この円筒電極の内部
空間に配置された線電極またはロッド状電極とを備えて
なり、前記線電極またはロッド状電極と前記円筒電極に
は、パルス幅が極めて短い高電圧のパルス電圧が印加さ
れるので、ストリーマ放電が発生し易くなり、ダイオキ
シン類の分解効率が向上する。
【0060】第7の発明によれば、第5又6の発明にお
いて、上記反応容器に窒素ガス及び/又は空気を供給す
るガス供給手段と、容器内のガスを排出するガス排出手
段を具備してなり、上記加熱の際に、プラズマ反応容器
内に窒素ガスを供給して窒素ガス雰囲気下とし、加熱に
より細孔内から追い出された気体状のダイオキシン類前
駆体物質をガス排出手段により、反応容器の外部へ排出
し、その後窒素ガス雰囲気下から酸素含有雰囲気へ置換
しつつプラズマ分解するので、容器内に前駆体が存在し
ない状態で再合成ななくプラズマ分解することができ
る。
【0061】第8の灰・土壌の無害化システムの発明に
よれば、都市ゴミ焼却炉,産業廃棄物焼却炉,汚泥焼却
炉等の各種焼却炉から排出される排ガス中の飛灰を除去
する除塵手段と、該除塵手段から払い落とされた飛灰中
のダイオキシン類を分解する請求項5乃至7のいずれか
一項の灰・土壌の無害化処理装置とからなるので、無害
化処理を効率よく且つ迅速に行うことができる。
【0062】第9の発明によれば、第8の発明におい
て、上記除塵手段が複数のバグフィルタからなり、各バ
グフィルタからの除塵物を請求項5乃至7のいずれか一
項の灰・土壌の無害化処理装置の容器内に供給し、無害
化処理するので、効率よくダイオキシン類を分解処理す
ることができる。
【0063】第10の発明によれば、第8又は9の発明
において、灰・土壌の無害化処理装置の後流側に、プラ
ズマ処理後の飛灰をオゾン処理するオゾン処理槽を設け
てなるので、未分解のダイオキシン類があった場合でも
分解処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態にかかる無害化処理装
置の概略図である。
【図2】第1の実施の形態にかかる灰のプラズマ分解処
理の工程図である。
【図3】ダイオキシン類及びダイオキシン類前駆体の蒸
気圧と温度との関係図である。
【図4】N2 雰囲気下における灰のプラズマ分解処理の
工程図である。
【図5】N2 +O2 雰囲気下における灰のプラズマ分解
処理の工程図である。
【図6】本発明の第2実施の形態にかかる無害化処理装
置の概略図である。
【図7】第2の実施の形態にかかる灰のプラズマ分解処
理の工程図である。
【図8】本発明の第3実施の形態にかかる無害化処理装
置の概略図である。
【図9】本発明の第4実施の形態にかかる無害化処理シ
ステムの概略図である。
【図10】本発明の第5実施の形態にかかる無害化処理
システムの概略図である。
【図11】本発明の第5実施の形態にかかる無害化処理
装置の概略図である。
【図12】本発明の第5実施の形態にかかる無害化処理
装置の概略図である。
【符号の説明】
11 プラズマ分解処理装置 12 円筒電極 13 線電極 14 過熱手段(ヒータ) 15 パルス電源 16 灰・土壌 17 処理灰
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09C 1/06 B09B 3/00 303L C07D 319/24 ZAB H05H 1/42 303P (72)発明者 川添 浩平 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 小林 勝彦 神奈川県横浜市中区錦町12番地 三菱重工 業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 志田 惠 神奈川県横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重工業株式会社横浜研究所内 Fターム(参考) 2E191 BA12 BB00 BB01 BD18 4D004 AA36 AA41 AB05 AB07 CA12 CA27 CA43 CA50 CB32 CC01 DA06 4D058 JA04 KB02 RA19 SA20 TA01 UA01 UA30 4G075 AA37 BA01 BA05 BD05 BD12 CA02 CA63 EA02 EA06 EB21 EB41 EC21 FC02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有害物質が含まれている灰・土壌をプラ
    ズマ反応容器内に入れ、上記有害物質をプラズマ分解に
    より無害化する灰・土壌の無害化処理方法であって、 灰・土壌の細孔内に存在するダイオキシン類前駆体物質
    を、気体状態にしつつ灰・土壌の細孔から追い出し、 該追い出されたダイオキシン類前駆体物質、灰・土壌の
    表面側に存在する前駆体物質及びダイオキシン類をプラ
    ズマ分解すると共に、上記灰・土壌の細孔内に残存する
    ダイオキシン類をプラズマ分解することを特徴とする灰
    ・土壌の無害化処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 灰・土壌を140℃以上に加熱してダイオキシン類前駆
    体物質を細孔内から追い出すことを特徴とする灰・土壌
    の無害化処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記加熱の際に、プラズマ反応容器内に窒素ガスを供給
    すると共に排気し、容器内をN2 雰囲気としつつ加熱
    し、該加熱により細孔内から追い出されたダイオキシン
    類前駆体物質を上記N2 ガスに同伴させて反応容器の外
    部へ排出し、 その後、容器内を窒素ガス雰囲気下から酸素含有雰囲気
    へ置換しつつプラズマ分解することを特徴とする灰・土
    壌の無害化処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項におい
    て、 前記灰・土壌は、連続的または断続的に前記反応容器に
    入れられることを特徴とする灰・土壌の無害化処理方
    法。
  5. 【請求項5】 パルス幅が極めて短い高電圧のパルス電
    圧が印加される正電極と負電極を有する反応容器と、 上記反応容器内の灰・土壌を加熱する加熱手段とを具備
    してなり、 上記反応容器に、有害物質が含まれている灰・土壌を入
    れ、 反応容器内を140℃以上に加熱した後、 正電極と負電極との間で発生した放電に起因するプラズ
    マによりラジカルを発生させ、このラジカルにより前記
    有害物質を分解させることを特徴とする灰・土壌の無害
    化処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 上記反応容器が、円筒電極と、この円筒電極の内部空間
    に配置された線電極またはロッド状電極とを備えてな
    り、前記線電極またはロッド状電極と前記円筒電極に
    は、パルス幅が極めて短い高電圧のパルス電圧が印加さ
    れることを特徴とする灰・土壌の無害化処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又6において、 上記反応容器に窒素ガス及び/又は空気を供給するガス
    供給手段と、容器内のガスを排出するガス排出手段を具
    備してなり、 上記加熱の際に、プラズマ反応容器内に窒素ガスを供給
    して窒素ガス雰囲気下とし、加熱により細孔内から追い
    出された気体状のダイオキシン類前駆体物質をガス排出
    手段により、反応容器の外部へ排出し、 その後窒素ガス雰囲気下から酸素含有雰囲気へ置換しつ
    つプラズマ分解することを特徴とする灰・土壌の無害化
    処理装置。
  8. 【請求項8】 都市ゴミ焼却炉,産業廃棄物焼却炉,汚
    泥焼却炉等の各種焼却炉から排出される排ガス中の飛灰
    を除去する除塵手段と、 該除塵手段から払い落とされた飛灰中のダイオキシン類
    を分解する請求項5乃至7のいずれか一項の灰・土壌の
    無害化処理装置とからなることを特徴とする灰の無害化
    システム。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 上記除塵手段が複数のバグフィルタからなり、各バグフ
    ィルタからの除塵物を請求項5乃至7のいずれか一項の
    灰・土壌の無害化処理装置の容器内に供給し、無害化処
    理することを特徴とする灰の無害化システム。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9において、 灰・土壌の無害化処理装置の後流側に、プラズマ処理後
    の飛灰をオゾン処理するオゾン処理槽を設けてなること
    を特徴とする灰の無害化システム。
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