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JP2002151829A - 金属部パターン転写用基板、その製造方法及びそれを用いた耐熱性配線基板の製造方法 - Google Patents

金属部パターン転写用基板、その製造方法及びそれを用いた耐熱性配線基板の製造方法

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Publication number
JP2002151829A
JP2002151829A JP2000342939A JP2000342939A JP2002151829A JP 2002151829 A JP2002151829 A JP 2002151829A JP 2000342939 A JP2000342939 A JP 2000342939A JP 2000342939 A JP2000342939 A JP 2000342939A JP 2002151829 A JP2002151829 A JP 2002151829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
silicone resin
electrodeposition
pattern
metal pattern
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000342939A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Chiba
秀貴 千葉
Kota Iwasaki
高大 岩崎
Toshio Yoshihara
敏雄 吉原
Yasumasa Akimoto
靖匡 秋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Process Lab Micron Co Ltd
Toppan Inc
Original Assignee
Process Lab Micron Co Ltd
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JP2002151829A publication Critical patent/JP2002151829A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】シリコーン樹脂をマスク材として使用した簡便
なプロセスで耐久性,安定性に優れた転写基板を提供す
る。 【解決手段】機械研磨したステンレス基材20の片面に
シリコーン樹脂用プライマー11を塗布乾燥し、接着用
シリコーン樹脂12を薄く塗布・半硬化させた上に低タ
ッキング性のシリコーン樹脂13を塗布・半硬化させた
後、十分に加熱硬化させる。次いでレーザビームを照射
して所望のパターン幅6だけ基材を除去することにより
基板10に電着金属用パターンを形成し、次いで電解め
っき処理により金属パターンを形成する。別途準備した
被転写基板に上にパターン状に塗布した粘着剤層上にこ
の電着金属パターンを転写する。これを所定の温度で焼
成することにより、耐熱性配線基板を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気あるいは電子
回路用の耐熱性配線基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】本発明者等は、電着金属パターンを容易に
転写でき、かつ繰返し使用可能な転写基板を発明し、そ
の発明により微細な電着金属パターンを耐熱絶縁性被転
写基板に転写することにより高精度で、かつ大面積の耐
熱性配線基板を製造する技術を開発し、多層プリント配
線板への適用を開示した(特開平11−68294)。
また、焼成によって消失する有機成分と被転写基板に熱
融着する無機成分からなる転写用粘着剤もしくは接着剤
を使用することにより、高精度で微細な電着金属パター
ンを配線パターとする耐熱性プリント配線板の作成や、
さらに大面積のプラズマデスプレーパネル(PDP)用
電極の作製を開示した(特開平11−251722)。
【0003】大面積の、微細な電着金属パターンを高精
度で転写する上記の発明は、優れた発明であるが、安定
した量産技術として次のような課題があった。すなわ
ち、図3に示すように転写用基板を作製するプロセスが
極めて長く、DFRのような感光性樹脂層で作った微細
なパターンに粘性の高いシリコーン樹脂を、気泡が全く
混入させることなく均一に注入して硬化させる必要があ
り、特に微細な電着金属パターンを形成させる際には欠
陥が生じ易かった。また転写用基板のシリコーン製の電
着マスク部がタッキング性を有するために、繰り返し使
用するにつれてじん埃を付着してパターン欠陥を生じ易
かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電着金属パ
ターン転写法において、タッキング性の低く、かつ耐久
性のある電着マスクを有する電着金属パターン転写基板
及びその製造方法を提供することにより、 大面積の、
微細な電着金属パターンを高精度で、安定生産すること
にある。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明は、電着物が容易に剥離
し得る表面を有する基材と、その表面を所要のパターン
状に覆って電着領域を制限しているシリコーン樹脂製の
電着マスク部とからなる電着金属パターン転写用基板に
おいて、該シリコーン樹脂製の電着マスク部が該基材に
接着性のよい樹脂層の上にタッキング性の低い樹脂層を
積層した少なくとも2層構造からなることを特徴とする
電着金属パターン転写用基板にある。
【0006】本発明の前記シリコーン樹脂製の電着マス
ク部が、十分に熱硬化させたシリコーン樹脂層にUV−
YAGレーザを照射して所要のパターン形成したことを
特徴とする電着金属パターン転写用基板にある。
【0007】また、本発明は、電着物が容易に剥離し得
る表面を有する基材と、その表面を所要のパターン状に
覆って電着領域を制限しているシリコーン樹脂製の電着
マスク部とからなる電着金属パターン転写用基板の製造
方法において、該基材上にシリコーン樹脂用プライーマ
ーを塗布し、その上に該基材に対して接着性のよい未硬
化シリコーン樹脂を塗布・半硬化させ、次いで硬化後に
タッキング性の低い未硬化シリコーン樹脂を積層・硬化
させたのち、UV−YAGレーザ加工法によりシリコー
ン樹脂製の電着マスク部と基材表面が露出した電着部と
からなる所要のパターンを形成することを特徴とする電
着金属パターン転写用基板の製造方法にある。
【0008】さらに、本発明は、電着物が容易に剥離し
得る表面を有する基材と、その表面を所要のパターン状
に覆って電着領域を制限しているシリコーン樹脂製の電
着マスク部とからなる電着金属パターン転写用基板の製
造方法において、該基材上にシリコーン樹脂用プライー
マーを塗布し、その上に該基材に対して接着性のよい未
硬化シリコーン樹脂を塗布・半硬化させ、次いで硬化後
にタッキング性の低い未硬化シリコーン樹脂を積層・硬
化させたのち、UV−YAGレーザ加工法によりシリコ
ーン樹脂製の電着マスク部と基材表面が露出した電着部
とからなる所要のパターンを形成したのち、さらに過マ
ンガン酸カリウム水溶液、あるいは硫酸酸性過マンガン
酸カリウム水溶液で洗浄することを特徴とする電着金属
パターン転写用基板の製造方法にある。
【0009】そして、本発明は、上記の電着金属パター
ン転写用基板の電着領域に電着した導電性金属部に粘着
剤もしくは接着剤を介して耐熱絶縁性被転写基板に転写
することを特徴とする耐熱性配線基板の製造方法にあ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1及び図
2に基づいて説明する。図1は、本発明の電着金属パタ
ーン転写用基板10の製造方法を示す模式図である。S
US304の基材20の片面にシリコーン樹脂用プライ
マー11を塗布乾燥した後、接着用シリコーン樹脂層1
2を薄く塗布し、半硬化させる。その上に低タッキング
性のシリコーン樹脂層13塗布して、室温で半硬化させ
た後、150℃、30分の加熱硬化処理を行う。なお、
接着用シリコーン樹脂層12と低タッキング性のシリコ
ーン樹脂層13の硬化後の合計厚みが所望の電着金属パ
ターンの厚みになるように予め設定しておく(図1
a)。 このようにシリコーン樹脂層を十分硬化させる
ことによりタッキング性が著しく低下し、じん埃等の付
着性が低下する。
【0011】次に、シリコーン樹脂層で被覆した基板面
にUV−YAGレーザビームを照射して、電着によって
所望の電着金属パターンが得られるように表面のシリコ
ーン樹脂層のパターンニングを行う。すなわち、所望の
パターン幅6がそのレーザビーム幅に等しければ、1回
のレーザビームを照射でするだけで、照射を受けたシリ
コーン樹脂層が灰化するが、レーザビーム径より大きい
パターン幅6を所望する際は、ビーム照射位置を幅方向
に移動させて複数回照射することにより所望のパターン
幅6を得ることができる。
【0012】次に、上記のパターニングした基板100
を濃度6.0wt%の過マンガン酸カリ水溶液に浸漬し
た状態で超音波処理することにより、灰化したシリコー
ン樹脂層を除去する。そして水洗・乾燥することによ
り、電着金属パターン転写用基板を作成する(図1
b)。
【0013】また、接着用シリコーン樹脂層12の厚み
は数μm以下に薄くして切断面にゴミの付着を抑制する
ことが好ましい。また、上記の水洗後、必要に応じてコ
ロイダルシリカの1wt%水分散液に浸漬し、超音波処
理を行って、接着用シリコーン樹脂層12の切断面に微
細なシリカ微粒子を付着させてタッキング性を低下させ
て、水洗・乾燥するようにしても良い。
【0014】基板20の素材としては、SUS、ニッケ
ル、クロム、銅等の金属板が使用可能であるが、一般に
電着面を機械研磨で平滑化することにより電着金属層を
剥離しやすくすることができる。また、電着金属層を剥
離させるために厚さを2mm以下にすることが好ましい。
【0015】図2は、本発明の電着金属パターン転写用
基板10を使用して、耐熱性配線基板を製造する方法を
模式的に示したものである。まず、電着金属パターン転
写用基板10を希酸処理した後、水洗し、電解メッキ浴
中の陰極として、電着メッキ層5の厚みが丁度シリコー
ン樹脂層の厚みとなるように電気メッキを行う(図2
b)。
【0016】一方、耐熱性絶縁材料からなる被転写基板
2に、以下に示す転写用粘着剤3をスロット・オリフィ
ス・コーターで固形分の厚さが約5μmになるように塗
布する(図2c)。そして粘着剤層3を形成した被転写
基板2を上記電着金属層5を有する転写基板10上に張
り合わせる(図2d)。転写用基板10のコーナー部か
ら引き剥がすと、金属電着パターン5は、粘着剤層3に
付着して被転写基板2の方へ完全に転写される(図2
e)。
【0017】なお、転写用粘着剤は、特開平11−25
1722に記載したものと同一の物を使用した。すなわ
ち、アクリル系粘着剤 50g/l、ガラスフリット
50g/l、ムライト 30g/l、及びアルミナ 3
0g/lを酢酸エチル/トルエン混合溶剤100gに分
散したものである。
【0018】このようにして得られた電着金属パターン
5を有する被転写基板2を約350℃で前焼成した後、
580℃で焼成することにより、耐熱性絶縁材料からな
る被転写基板2に電着金属パターン5が強固に密着した
耐熱性配線基板1を得る(図2f)。
【0019】なお、本発明の被転写基板10とする耐熱
性絶縁材料の例としては、各種ガラス材料や、セラミッ
クス材料、耐熱性高分子材料などが挙げられるが、それ
らの材料によって焼成あるいは熱処理温度が異なるの
で、粘着剤や接着剤を適宜選択する必要がある。
【0020】
【実施例】[実施例1]基材20として厚さ200μ
m、サイズ535×635mmのSUS304シートの片
面を機械研磨、水洗・乾燥した後、信越化学(株)製の
シリコーン樹脂用プライマーAを塗布・乾燥した。次に
接着タイプRTVシリコーンゴムKE1800層12を
薄く塗布し、室温で約10時間放置して半硬化させ、そ
の上に低タッキング性のRTVシリコーンゴムKE16
00層13を塗布し、約10時間硬化させた後、さらに
150℃、30分の加熱硬化処理を行い、図1aに示す
ような片面を硬化シリコーンゴム層12,13でコート
した基材20を得た。なお加熱硬化シリコーンゴム層の
厚さは、15μmになるように予め塗布層厚を調整し
た。
【0021】上記の基材20の硬化シリコーンゴム層コ
ート面に、ESI社のUV−YAGレーザ5100型を
使用し、25μmφのビームでライン/スペースが50
μm/200μmとなるパターンを描画した。すなわ
ち、ライン部は、最初のレーザビーム中心から2回目の
レーザビーム中心を25μmはなして往復照射すること
で作成した。つぎに、6.0wt%の過マンガン酸カリ
水溶液に室温で0.5時間浸漬した後、その状態で5分
間超音波処理することにより、ライン部を洗浄し、さら
に水洗して図1bに示す転写基板10を得た。
【0022】つぎに、上記の転写基板10を5wt%塩
酸水溶液で酸処理した後、スルファミン酸ニッケルメッ
キ浴に入れ、その基板10を陰極とし基板のパターン部
(凹部)に所定の厚さ(15μm)までニッケルメッキ
を行い、水洗・乾燥して図2bに示す電着ニッケルパタ
ーンを得た。
【0023】一方、被転写基板2として厚さ3mm、サイ
ズ535×635mmのガラス板を準備し、その上にスロ
ット・オリフィス・コーターを使用して転写用粘着剤3
を厚さ5μmになるように塗布した(図2c)。次ぎに
図2dに示すように、ニッケルメッキパターンを有する
電着転写基板10の上に、上記の被転写基板2の粘着剤
層面3をして貼り合わせた。
【0024】電着パターン転写基板10の端から引き剥
がすとニッケルからなる金属電着パターン5は、粘着剤
3に付着して、被転写基板2の方に完全に転写された
(図2e)。その被転写基板2を焼成炉に入れ、まず前
焼成温度300から400℃で炭素化合物を除去し、つ
いで焼成温度580℃で焼成することによって、耐熱性
配線基板1を得た(図2f)。
【0025】耐熱性配線板1の電着ニッケル配線は、ガ
ラス板の全面にわたって密着しており、配線の剥がれ等
は認められなかった。一方、電着パターン転写基板10
には、電着金属パターンの転写残りは何ら認められず、
また硬化シリコーン樹脂からなる電着マスク部7にも損
傷は認められなかった。
【0026】[実施例2]実施例1で使用した電着パタ
ーン転写基板10を使用して、金属パターンの電着から
その転写までのプロセスを50回繰り返した。電着パタ
ーン転写基板10の電着マスク部7の剥がれや損傷が全
く認められず、また被転写基板2も電着パターンの乱れ
や破れがなく、全く同一のものが得られた。
【0027】
【発明の効果】本発明により、極めて短いプロセスで電
着金属パターン転写用基板が得られるようになったの
で、PDP電極のように大面積で、欠陥のない微細なパ
ターンを必要とする配線パターンが安定生産できるよう
になった。すなわち、電着物が容易に剥離する基材上
に、その基材に対して密着性が優れ、かつタッキング性
の低い電着マスク部が形成されているので、粘着剤を塗
布した被転写基板に精度良く転写することができた。そ
して電着金属パターン被転写基板を所定の温度で焼成す
ることによって、耐熱性配線基盤を製造することができ
るようになった。前記電着マスク部の基材に対する密着
性が優れているので、電着金属パターン転写用基板が5
0回以上も再使用できるので経済性が高い。さらに、電
着マスク部のタッキング性が低いので製造及び転写プロ
セス上でじん埃等の付着が無く、特に微細パターを必要
とする耐熱性配線基盤の製造が初めて可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電着金属パターン転写基板を作成す
るプロセスを示す断面模式図である。 a)片面にシリコーン樹脂用プライマー、接着用シリコ
ーン樹脂、及び低タッキング性のシリコーン樹脂層の順
に2層を積層して十分に熱硬化させた基材の断面図であ
る。 b)2層を積層して十分に熱硬化させたシリコーン樹脂
層にUV−YAGレーザビームを照射させて、照射部の
樹脂層を灰化・除去することにより電着マスク部を形成
させた本発明の電着金属パターン転写用基板の断面図で
ある。
【図2】 本発明の電着金属パターン転写用基板を用い
て、被転写基板に電着金属パターンを転写して、耐熱性
配線基板を作成する様子を示した断面模式図である。 a)転写用基板の断面図である。 b)転写用基板に電着金属パターンを形成した断面図で
ある。 c)被転写基板に粘着剤を印刷した状態を示す断面図で
ある。 d)電着金属パターンを有する転写基板上に粘着剤層を
形成した被転写基板に貼り合わせた状態を示す断面図で
ある。 e)転写用基板の端から被転写基板を引き剥がした状態
を示す断面図である。 f)電着金属パターンを転写した被転写基板を焼成して
作成した耐熱性配線基板の断面図である。
【図3】 従来の転写用基板を作成するプロセスを示す
断面模式図である。 a)片面にDFRをラミネートした基材の断面図であ
る。 b)電着マスク部に相当する部分のDFRのみ露光する
ネガフィルムを使用して露光した状態を示す断面図であ
る。 c)現像後の断面図である。 d)シリコーン樹脂を塗布した後PETフィルムを重ね
た状態を示す断面図である。 e)PETフィルムの上を加圧脱泡することによりシリ
コーン樹脂をパターン部に充填した状態を示す断面図で
ある。 f)PETフィルムを引き剥がした後、DFRの剥離液
で硬化したDFRを剥離することにより作成した電着金
属パターン転写用基板の断面図である。
【符号の説明】
1 耐熱性配線基板 2 被転写基板 3 粘着剤層 5 金属パターン 6 パターン部 7 電着マスク部 10 電着金属パターン転写用基板 11 プライマー層 12 接着用シリコーン樹脂層 13 低タッキング性シリコーン樹脂層 14 シリコーン樹脂層 15 空隙 20 転写基板用基材 21 DFR層 22 露光マスク 23 PETフィルム
フロントページの続き (72)発明者 吉原 敏雄 埼玉県川越市芳野台1−103−52 株式会 社プロセス・ラボ・ミクロン内 (72)発明者 秋本 靖匡 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 5E343 CC01 CC48 CC61 DD43 DD56 DD63 EE32 FF12 GG08 GG20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電着物が容易に剥離し得る表面を有する
    基材と、その表面を所要のパターン状に覆って電着領域
    を制限しているシリコーン樹脂製の電着マスク部とから
    なる電着金属パターン転写用基板において、該シリコー
    ン樹脂製の電着マスク部が該基材に接着性のよい樹脂層
    の上にタッキング性の低い樹脂層を積層した少なくとも
    2層構造からなることを特徴とする電着金属パターン転
    写用基板。
  2. 【請求項2】 前記シリコーン樹脂製の電着マスク部が
    十分に熱硬化させたシリコーン樹脂層にUV−YAGレ
    ーザを照射して所要のパターン形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の電着金属パターン転写用基板。
  3. 【請求項3】 電着物が容易に剥離し得る表面を有する
    基材と、その表面を所要のパターン状に覆って電着領域
    を制限しているシリコーン樹脂製の電着マスク部とから
    なる電着金属パターン転写用基板の製造方法において、
    該基材上にシリコーン樹脂用プライーマーを塗布し、そ
    の上に該基材に対して接着性のよい未硬化シリコーン樹
    脂を塗布・半硬化させ、次いで硬化後にタッキング性の
    低い未硬化シリコーン樹脂を積層・硬化させたのち、U
    V−YAGレーザ加工法によりシリコーン樹脂製の電着
    マスク部と基材表面が露出した電着部とからなる所要の
    パターンを形成することを特徴とする電着金属パターン
    転写用基板の製造方法。
  4. 【請求項4】 電着物が容易に剥離し得る表面を有する
    基材と、その表面を所要のパターン状に覆って電着領域
    を制限しているシリコーン樹脂製の電着マスク部とから
    なる電着金属パターン転写用基板の製造方法において、
    該基材上にシリコーン樹脂用プライーマーを塗布し、そ
    の上に該基材に対して接着性のよい未硬化シリコーン樹
    脂を塗布・半硬化させ、次いで硬化後にタッキング性の
    低い未硬化シリコーン樹脂を積層・硬化させたのち、U
    V−YAGレーザ加工法によりシリコーン樹脂製の電着
    マスク部と基材表面が露出した電着部とからなる所要の
    パターンを形成したのち、さらに過マンガン酸カリウム
    水溶液、あるいは硫酸酸性過マンガン酸カリウム水溶液
    で洗浄することを特徴とする電着金属パターン転写用基
    板の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4記載の電着金属パターン
    転写用基板の電着領域に電着した導電性金属部に粘着剤
    もしくは接着剤を介して耐熱絶縁性被転写基板に転写す
    ることを特徴とする耐熱性配線基板の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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