JP2002150800A - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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- JP2002150800A JP2002150800A JP2000346762A JP2000346762A JP2002150800A JP 2002150800 A JP2002150800 A JP 2002150800A JP 2000346762 A JP2000346762 A JP 2000346762A JP 2000346762 A JP2000346762 A JP 2000346762A JP 2002150800 A JP2002150800 A JP 2002150800A
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Landscapes
- Dram (AREA)
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
- Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
- For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 不良原因候補の切り分けを可能にし、もって
不良原因の特定を容易にした半導体集積回路を提供す
る。 【解決手段】 不良原因の仕分けを容易にするために、
メモリセルアレイ10に対して拡張セルアレイを構成す
るセルノード段電位設定回路121を設ける。セルノー
ド段電位設定回路121は、拡張ワード線WLHLD<
0>,<1>と、これにより制御されてビット線BL
t,BLcをVSSに固定するためのNMOSトランジ
スタQN21,QN22により構成される。テストモー
ド時、拡張ワード線WLHLD<0>,<1>を選択し
てセルノード、従ってビット線BLt,BLcをVSS
に固定したデータ読み出しを行うことにより、期待値デ
ータと実際のデータとの比較から、不良原因箇所を絞る
ことができる。
不良原因の特定を容易にした半導体集積回路を提供す
る。 【解決手段】 不良原因の仕分けを容易にするために、
メモリセルアレイ10に対して拡張セルアレイを構成す
るセルノード段電位設定回路121を設ける。セルノー
ド段電位設定回路121は、拡張ワード線WLHLD<
0>,<1>と、これにより制御されてビット線BL
t,BLcをVSSに固定するためのNMOSトランジ
スタQN21,QN22により構成される。テストモー
ド時、拡張ワード線WLHLD<0>,<1>を選択し
てセルノード、従ってビット線BLt,BLcをVSS
に固定したデータ読み出しを行うことにより、期待値デ
ータと実際のデータとの比較から、不良原因箇所を絞る
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メモリを含むシ
ステムLSI等の半導体集積回路に係り、特にテストモ
ードを有する半導体集積回路に関する。
ステムLSI等の半導体集積回路に係り、特にテストモ
ードを有する半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】システムLSIは、一般に、論理演算を
行うロジックブロックとデータ記憶を行うメモリブロッ
クを集積して、種々の機能を実現する高機能化LSIで
ある。個々のロジックブロックとメモリブロックは、デ
ータバスおよびコントロールバスを介して、LSI全体
の動作を統括するメインロジックと接続され、メインロ
ジックがデータ入出力端子(I/Oパッド)に接続され
る。
行うロジックブロックとデータ記憶を行うメモリブロッ
クを集積して、種々の機能を実現する高機能化LSIで
ある。個々のロジックブロックとメモリブロックは、デ
ータバスおよびコントロールバスを介して、LSI全体
の動作を統括するメインロジックと接続され、メインロ
ジックがデータ入出力端子(I/Oパッド)に接続され
る。
【0003】この様に高機能化されたシステムLSIに
おいて、テストを如何に効率的に行うかは重要な問題で
ある。テストモードでの不良解析を容易にするため、一
般には各ロジックブロックやメモリブロック毎にテスト
モードを設定可能とする。また、テスト用I/Oパッド
は、複数のロジックブロックやメモリブロックに対して
共通に用意する。そして、各ロジックブロックやメモリ
ブロック毎にそれぞれテスト信号を取り出すためのマル
チプレクサを設け、更に全ブロックに共通のテスト用I
/Oマルチプレクサを設けて、各ブロック毎のテスト信
号を共通のテスト用I/Oパッドに出力できるようにす
る。I/Oパッド数を減らすために、テスト用I/Oパ
ッドを設けることなく、通常動作のI/Oパッドをテス
ト用として用いることも行われる。
おいて、テストを如何に効率的に行うかは重要な問題で
ある。テストモードでの不良解析を容易にするため、一
般には各ロジックブロックやメモリブロック毎にテスト
モードを設定可能とする。また、テスト用I/Oパッド
は、複数のロジックブロックやメモリブロックに対して
共通に用意する。そして、各ロジックブロックやメモリ
ブロック毎にそれぞれテスト信号を取り出すためのマル
チプレクサを設け、更に全ブロックに共通のテスト用I
/Oマルチプレクサを設けて、各ブロック毎のテスト信
号を共通のテスト用I/Oパッドに出力できるようにす
る。I/Oパッド数を減らすために、テスト用I/Oパ
ッドを設けることなく、通常動作のI/Oパッドをテス
ト用として用いることも行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、システムLS
Iは多くの場合、ロジックブロックとメモリブロックの
設計手法が異なり、また設計者も異なることから、これ
を統合したシステムLSIでは、テストの結果不良が発
見されても、その不良箇所を特定することは容易ではな
い。従来は、テストの結果不良が発見された場合に、条
件を少しずつ変えながらテストを繰り返すことにより、
原因を特定するということが行われていたが、この手法
では、原因特定が可能とは限らない。
Iは多くの場合、ロジックブロックとメモリブロックの
設計手法が異なり、また設計者も異なることから、これ
を統合したシステムLSIでは、テストの結果不良が発
見されても、その不良箇所を特定することは容易ではな
い。従来は、テストの結果不良が発見された場合に、条
件を少しずつ変えながらテストを繰り返すことにより、
原因を特定するということが行われていたが、この手法
では、原因特定が可能とは限らない。
【0005】この発明は、上記事情を考慮してなされた
もので、不良原因候補の切り分けを可能にし、もって不
良箇所の特定を容易にした半導体集積回路を提供するこ
とを目的としている。
もので、不良原因候補の切り分けを可能にし、もって不
良箇所の特定を容易にした半導体集積回路を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、メモリセル
からデータ入出力端子までの間に読み出し/書き込みデ
ータを順次転送する複数のデータ転送段を有し且つ、通
常動作モードとテストモードとを有する半導体集積回路
において、前記複数のデータ転送段のうち少なくとも一
つに、テストモード時に所定電位を出力するテスト用電
位設定回路が設けられていることを特徴としている。
からデータ入出力端子までの間に読み出し/書き込みデ
ータを順次転送する複数のデータ転送段を有し且つ、通
常動作モードとテストモードとを有する半導体集積回路
において、前記複数のデータ転送段のうち少なくとも一
つに、テストモード時に所定電位を出力するテスト用電
位設定回路が設けられていることを特徴としている。
【0007】具体的にテスト用電位設定回路は、選択信
号により通常動作モード時に被選択信号を出力する信号
選択回路に対して、テストモード時に前記所定電位を選
択して出力する拡張信号選択回路を備えて構成される。
この場合、テスト用電位設定回路によるテストモード
は、メモリセルアレイをアクセスするアドレス空間に対
して、所定アドレスで前記信号選択回路に代わって前記
拡張信号選択回路を選択するようにアドレスを割り付け
ることにより実行される。
号により通常動作モード時に被選択信号を出力する信号
選択回路に対して、テストモード時に前記所定電位を選
択して出力する拡張信号選択回路を備えて構成される。
この場合、テスト用電位設定回路によるテストモード
は、メモリセルアレイをアクセスするアドレス空間に対
して、所定アドレスで前記信号選択回路に代わって前記
拡張信号選択回路を選択するようにアドレスを割り付け
ることにより実行される。
【0008】この発明によると、テストモード時、メモ
リセルアレイに対する読み出し/書き込みデータの転送
段に、前段のデータに拘わらず所定電位を出力させるこ
とにより、次段以降が正常であるか否かを判断すること
ができる。即ちこの発明によると、データ転送経路につ
いて複数の転送段で不良原因候補を切り分けることがで
き、不良箇所の特定が容易になる。
リセルアレイに対する読み出し/書き込みデータの転送
段に、前段のデータに拘わらず所定電位を出力させるこ
とにより、次段以降が正常であるか否かを判断すること
ができる。即ちこの発明によると、データ転送経路につ
いて複数の転送段で不良原因候補を切り分けることがで
き、不良箇所の特定が容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態を説明する。具体的な実施の形態を説明す
るに先だって、実施の形態が対象とするシステムLSI
の基本構成を説明する。図1は、システムLSIの全体
構成である。このシステムLSIは、データの記憶を行
う複数個(N個)のメモリ1と、論理演算を行うロジッ
ク2を有する。これらのメモリ1とロジック2は、デー
タバス及びコントロールバスを介して全体の統括を行
う、メインロジック3に接続される。メインロジック3
は、データI/Oパッド4に接続される。
の実施の形態を説明する。具体的な実施の形態を説明す
るに先だって、実施の形態が対象とするシステムLSI
の基本構成を説明する。図1は、システムLSIの全体
構成である。このシステムLSIは、データの記憶を行
う複数個(N個)のメモリ1と、論理演算を行うロジッ
ク2を有する。これらのメモリ1とロジック2は、デー
タバス及びコントロールバスを介して全体の統括を行
う、メインロジック3に接続される。メインロジック3
は、データI/Oパッド4に接続される。
【0010】このシステムLSIは、通常動作モードと
テストモードを有するが、テストモードに関係する部分
を抽出して示すと、図2のようになる。但し、メインロ
ジック3は無視している。テストコマンドは、テストコ
マンドパッド7から入力されてコマンドデコーダ8でデ
コードされる。デコードされたコマンドは、その内容に
応じてメモリ1又はロジック2に送られ、テストが行わ
れる。メモリ1及びロジック2のデータ入出力端子は、
それぞれマルチプレクサMUXによって、データ入出力
端子数より少ないテストI/O線に接続される。各テス
トI/O線は更に、コマンドデコーダ8が出力する選択
信号SELにより、テストI/Oマルチプレクサ5によ
り選択されて、テストI/Oパッド6に接続される。
テストモードを有するが、テストモードに関係する部分
を抽出して示すと、図2のようになる。但し、メインロ
ジック3は無視している。テストコマンドは、テストコ
マンドパッド7から入力されてコマンドデコーダ8でデ
コードされる。デコードされたコマンドは、その内容に
応じてメモリ1又はロジック2に送られ、テストが行わ
れる。メモリ1及びロジック2のデータ入出力端子は、
それぞれマルチプレクサMUXによって、データ入出力
端子数より少ないテストI/O線に接続される。各テス
トI/O線は更に、コマンドデコーダ8が出力する選択
信号SELにより、テストI/Oマルチプレクサ5によ
り選択されて、テストI/Oパッド6に接続される。
【0011】この様に、各メモリ1及びロジック2の内
部にマルチプレクサを備えて、各ブロックのテスト用デ
ータ入出力線I/Oを減らし、更に各ブロックのテスト
用データ入出力線I/Oを選択するテストI/Oマルチ
プレクサ5を備えてテストI/Oパッド6を各メモリ1
及びロジック2で共有させることにより、少ない端子数
でのテストを可能としている。更に端子数を減らすため
には、テストI/Oパッドを通常のI/Oパッドと共有
とし、テストコマンドパッドを通常のコマンドパッドと
共有とすることも行われ得る。
部にマルチプレクサを備えて、各ブロックのテスト用デ
ータ入出力線I/Oを減らし、更に各ブロックのテスト
用データ入出力線I/Oを選択するテストI/Oマルチ
プレクサ5を備えてテストI/Oパッド6を各メモリ1
及びロジック2で共有させることにより、少ない端子数
でのテストを可能としている。更に端子数を減らすため
には、テストI/Oパッドを通常のI/Oパッドと共有
とし、テストコマンドパッドを通常のコマンドパッドと
共有とすることも行われ得る。
【0012】図3は、メモリ1の構成であり、リダンダ
ンシ回路方式を採用したDRAMの場合について示して
いる。メモリセルアレイ10は、ビット線BLとワード
線WLが交差して配列され、その各交差部にメモリセル
MCが配置されたメモリセルアレイ本体11と、ビット
線データを検知増幅するビット線センスアンプ12及び
ビット線選択を行うカラムゲート13を有する。カラム
ゲート13により選択されたビット線は、データ線セン
スアンプ50が設けられたデータ線DQに接続される。
データ線DQは更に、不良カラムが選択された時にスペ
アデータ線に置換するためのカラム置換スイッチ60を
介して入出力線I/Oに接続され、データI/Oパッド
に接続される。
ンシ回路方式を採用したDRAMの場合について示して
いる。メモリセルアレイ10は、ビット線BLとワード
線WLが交差して配列され、その各交差部にメモリセル
MCが配置されたメモリセルアレイ本体11と、ビット
線データを検知増幅するビット線センスアンプ12及び
ビット線選択を行うカラムゲート13を有する。カラム
ゲート13により選択されたビット線は、データ線セン
スアンプ50が設けられたデータ線DQに接続される。
データ線DQは更に、不良カラムが選択された時にスペ
アデータ線に置換するためのカラム置換スイッチ60を
介して入出力線I/Oに接続され、データI/Oパッド
に接続される。
【0013】ロウデコーダ/ロウリダンダンシコントロ
ーラ20は、ロウアドレスRAにより、メモリセルアレ
イ10のワード線WLの選択と不良ワード線のスペアワ
ード線への置換制御とを行う。カラムデコーダ30は、
カラムアドレスCAに基づいて選択されたカラム選択線
CSLを活性化する。カラムリダンダンシコントローラ
40は、カラムアドレスCAに基づいて、カラム置換ス
イッチ60を制御する。
ーラ20は、ロウアドレスRAにより、メモリセルアレ
イ10のワード線WLの選択と不良ワード線のスペアワ
ード線への置換制御とを行う。カラムデコーダ30は、
カラムアドレスCAに基づいて選択されたカラム選択線
CSLを活性化する。カラムリダンダンシコントローラ
40は、カラムアドレスCAに基づいて、カラム置換ス
イッチ60を制御する。
【0014】外部から入力されるアドレス及びコマンド
は、アドレスバッファ(レジスタ)/コマンドデコーダ
50で解釈され、内部ロウアドレスRA、内部カラムア
ドレスCA、テスト時にスペアワード線やスペアデータ
線を選択するための選択信号RAX,CAX等が発行さ
れる。
は、アドレスバッファ(レジスタ)/コマンドデコーダ
50で解釈され、内部ロウアドレスRA、内部カラムア
ドレスCA、テスト時にスペアワード線やスペアデータ
線を選択するための選択信号RAX,CAX等が発行さ
れる。
【0015】図4は、メモリセルアレイ10のより具体
的な構成を示している。例えば128本のデータ線DQ
<0>〜<127>(各データ線DQは、実際は後述す
るように、データ線対により構成される)のそれぞれに
対して、各ロウ毎に8本のカラム選択線CSL<0>〜
<7>により選択される8個のメモリセルが、センスア
ンプS/Aを介し、カラムゲートを介して接続されるよ
うになっている。
的な構成を示している。例えば128本のデータ線DQ
<0>〜<127>(各データ線DQは、実際は後述す
るように、データ線対により構成される)のそれぞれに
対して、各ロウ毎に8本のカラム選択線CSL<0>〜
<7>により選択される8個のメモリセルが、センスア
ンプS/Aを介し、カラムゲートを介して接続されるよ
うになっている。
【0016】不良カラムの置換のために、例えばn本の
スペアデータ線SDQ<0>〜<n−1>が用意されて
いる。メモリセルアレイ10には、各スペアデータ線に
対応する冗長カラムセルアレイを含み、これも同様に8
本のカラム選択線CSL<0>−<7>で選択される8
個のメモリセルが、各スペアデータ線に接続されるよう
になっている。不良カラム置換は、図3に示したよう
に、カラム置換スイッチ60によって、不良のノーマル
データ線DQをスペアデータ線SDQに置き換えること
で行われる。
スペアデータ線SDQ<0>〜<n−1>が用意されて
いる。メモリセルアレイ10には、各スペアデータ線に
対応する冗長カラムセルアレイを含み、これも同様に8
本のカラム選択線CSL<0>−<7>で選択される8
個のメモリセルが、各スペアデータ線に接続されるよう
になっている。不良カラム置換は、図3に示したよう
に、カラム置換スイッチ60によって、不良のノーマル
データ線DQをスペアデータ線SDQに置き換えること
で行われる。
【0017】図4の構成を更に、一対のデータ線DQ
(DQt,DQc)に着目して示すと、図5のようにな
る。カラム選択線CSL<0>〜<7>がそれぞれ入る
8個のカラムゲート13<0>〜<7>により選択され
るビット線対BLt,BLcが、一対のデータ線DQ
t,DQcを共有する。
(DQt,DQc)に着目して示すと、図5のようにな
る。カラム選択線CSL<0>〜<7>がそれぞれ入る
8個のカラムゲート13<0>〜<7>により選択され
るビット線対BLt,BLcが、一対のデータ線DQ
t,DQcを共有する。
【0018】図6は更に、一対のビット線BL(BL
t,BLc)に着目した構成を示している。メモリセル
MCは、ワード線WLにより駆動されるセルトランジス
タとセルキャパシタにより構成される。不良のワード線
を置き換えるために、例えばm本のスペアワード線SW
L<0>〜<m−1>を持つ冗長ロウセルアレイが配置
されている。センスアンプ12は、PMOSトランジス
タQP1,QP2によるフリップフロップと、NMOS
トランジスタQN1,QN2によるフリップフロップを
用いて構成される。カラムゲート13は、カラム選択線
CSLにより駆動されて、ビット線BLt,BLcとデ
ータ線DQt,DQcの間を接続するNMOSトランジ
スタQN3,QN4により構成される。
t,BLc)に着目した構成を示している。メモリセル
MCは、ワード線WLにより駆動されるセルトランジス
タとセルキャパシタにより構成される。不良のワード線
を置き換えるために、例えばm本のスペアワード線SW
L<0>〜<m−1>を持つ冗長ロウセルアレイが配置
されている。センスアンプ12は、PMOSトランジス
タQP1,QP2によるフリップフロップと、NMOS
トランジスタQN1,QN2によるフリップフロップを
用いて構成される。カラムゲート13は、カラム選択線
CSLにより駆動されて、ビット線BLt,BLcとデ
ータ線DQt,DQcの間を接続するNMOSトランジ
スタQN3,QN4により構成される。
【0019】図3のロウデコーダ/ロウリダンダンシコ
ントローラ20の部分は、図7のように構成される。ア
ドレスバッファ/コマンドレジスタ50から発行される
内部ロウアドレスRA<0:7>は、ロウデコーダ21
でデコードされ、ワード線WL<0:511>を選択す
る。ワード線のアドレス(不良ロウアドレス)は、例え
ばヒューズ回路に書き込まれており、電源投入時にこれ
が読み出されてラッチ回路22に保持されており、ロウ
アドレスRAとこのラッチ回路22に保持されている不
良ロウアドレスRA=0〜m−1との一致検出が比較回
路25により行われる。
ントローラ20の部分は、図7のように構成される。ア
ドレスバッファ/コマンドレジスタ50から発行される
内部ロウアドレスRA<0:7>は、ロウデコーダ21
でデコードされ、ワード線WL<0:511>を選択す
る。ワード線のアドレス(不良ロウアドレス)は、例え
ばヒューズ回路に書き込まれており、電源投入時にこれ
が読み出されてラッチ回路22に保持されており、ロウ
アドレスRAとこのラッチ回路22に保持されている不
良ロウアドレスRA=0〜m−1との一致検出が比較回
路25により行われる。
【0020】不良アドレスとの一致が検出されず、比較
回路25の出力が全て“H”のとき、NANDゲートG
1の出力REDENnが“L”である。このとき、ロウ
デコーダ21の出力はNORゲートG2を通って、選択
されたワード線WLが駆動される。供給されたロウアド
レスと不良ロウアドレスとの一致検出がなされると、対
応する比較回路25の出力が反転して、NANDゲート
G1の出力がREDENn=“L”となり、ロウデコー
ダ21の出力転送が禁止される。代わって、スペアワー
ド線SWL<0>〜<m−1>のいずれかが活性化され
る。
回路25の出力が全て“H”のとき、NANDゲートG
1の出力REDENnが“L”である。このとき、ロウ
デコーダ21の出力はNORゲートG2を通って、選択
されたワード線WLが駆動される。供給されたロウアド
レスと不良ロウアドレスとの一致検出がなされると、対
応する比較回路25の出力が反転して、NANDゲート
G1の出力がREDENn=“L”となり、ロウデコー
ダ21の出力転送が禁止される。代わって、スペアワー
ド線SWL<0>〜<m−1>のいずれかが活性化され
る。
【0021】テストモードにおいては、スペアワード線
SWL<0>〜<m−1>につながるメモリセルに不良
がないかどうかのテストも行う。そのために、このロウ
リダンダンシコントローラ部の各ラッチ回路22には、
ダミーラッチ回路23が併設されている。このダミーラ
ッチ回路23には、それぞれロウアドレスRA=0〜m
−1が不良であることを示す疑似不良アドレスデータが
記憶されている。
SWL<0>〜<m−1>につながるメモリセルに不良
がないかどうかのテストも行う。そのために、このロウ
リダンダンシコントローラ部の各ラッチ回路22には、
ダミーラッチ回路23が併設されている。このダミーラ
ッチ回路23には、それぞれロウアドレスRA=0〜m
−1が不良であることを示す疑似不良アドレスデータが
記憶されている。
【0022】そして、テストモード時にアドレスバッフ
ァ/コマンドデコーダ50から選択信号RAXが発行さ
れると、これによりセレクタ24が切り換えられる。こ
の結果、ラッチ回路22に代わってダミーラッチ回路2
3の出力が選択され、不良があった場合と同様に、外部
から供給されたロウアドレスとの一致検出により、スペ
アワード線SWLが選択されるようになっている。
ァ/コマンドデコーダ50から選択信号RAXが発行さ
れると、これによりセレクタ24が切り換えられる。こ
の結果、ラッチ回路22に代わってダミーラッチ回路2
3の出力が選択され、不良があった場合と同様に、外部
から供給されたロウアドレスとの一致検出により、スペ
アワード線SWLが選択されるようになっている。
【0023】図8は、カラムリダンダンシコントローラ
40の構成を示している。カラムリダンダンシコントロ
ーラ40は、ロウリダンダンシコントローラの場合と同
様に、不良カラムアドレスを記憶するラッチ回路41を
有する。図4に示すように、スペアデータ線SDQがn
本用意されている場合、ラッチ回路41は、1組8個ず
つのn組用意される。これらのラッチ回路41には、カ
ラム選択信号CSLが0〜7の値をとったときの不良デ
ータ線の位置が記憶されている。
40の構成を示している。カラムリダンダンシコントロ
ーラ40は、ロウリダンダンシコントローラの場合と同
様に、不良カラムアドレスを記憶するラッチ回路41を
有する。図4に示すように、スペアデータ線SDQがn
本用意されている場合、ラッチ回路41は、1組8個ず
つのn組用意される。これらのラッチ回路41には、カ
ラム選択信号CSLが0〜7の値をとったときの不良デ
ータ線の位置が記憶されている。
【0024】従って、カラムデコーダ30が出力するカ
ラム選択信号CSLがデータ線不良に対応するものであ
る場合には、これによりセレクタ43が制御されて、置
換信号Z<0>〜<n−1>が出力される。この置換信
号Zがカラム置換スイッチ60に供給されて、不良デー
タ線のスペアデータ線への切り換えが行われることにな
る。ラッチ回路41がn組用意されていることから、全
てのカラム選択信号CSLにおいて、n個以下の不良デ
ータ線の置換制御が可能である。
ラム選択信号CSLがデータ線不良に対応するものであ
る場合には、これによりセレクタ43が制御されて、置
換信号Z<0>〜<n−1>が出力される。この置換信
号Zがカラム置換スイッチ60に供給されて、不良デー
タ線のスペアデータ線への切り換えが行われることにな
る。ラッチ回路41がn組用意されていることから、全
てのカラム選択信号CSLにおいて、n個以下の不良デ
ータ線の置換制御が可能である。
【0025】スペアデータ線SDQにつながるセルアレ
イは、冗長カラムセルアレイであり、テストモードにお
いては、スペアデータ線SDQにつながるメモリセルに
不良がないかどうかのテストも行う。このテストモード
時、カラム選択信号CSLに無関係に、スペアデータ線
SDQをアクセスできるようにする。そのために、カラ
ムリダンダンシコントローラ40のラッチ回路41の各
組毎に、計n個のダミーラッチ回路42が設けられてい
る。このダミーラッチ回路42には、カラム選択信号C
SL=0〜n−1のデータ線が不良であることを示す疑
似不良アドレスデータが記憶されている。その結果、テ
ストモード時、選択信号CAXと共にカラムアドレス信
号CSL=0〜n−1がセレクタ43に入ると、ラッチ
回路41の不良データ線情報に拘わらず、ダミーラッチ
回路42が選択されて、置換信号Zを出力する。
イは、冗長カラムセルアレイであり、テストモードにお
いては、スペアデータ線SDQにつながるメモリセルに
不良がないかどうかのテストも行う。このテストモード
時、カラム選択信号CSLに無関係に、スペアデータ線
SDQをアクセスできるようにする。そのために、カラ
ムリダンダンシコントローラ40のラッチ回路41の各
組毎に、計n個のダミーラッチ回路42が設けられてい
る。このダミーラッチ回路42には、カラム選択信号C
SL=0〜n−1のデータ線が不良であることを示す疑
似不良アドレスデータが記憶されている。その結果、テ
ストモード時、選択信号CAXと共にカラムアドレス信
号CSL=0〜n−1がセレクタ43に入ると、ラッチ
回路41の不良データ線情報に拘わらず、ダミーラッチ
回路42が選択されて、置換信号Zを出力する。
【0026】置換信号Zにより制御されるカラム置換ス
イッチ60は、具体的には、図9に示す置換方式によ
り、或いは図10に示すデータ線シフト方式により構成
される。図9のスイッチ方式は、データ線DQ<0:1
27>の1本ずつを、スペアデータ線<0:n−1>で
置換して、データ入出力端子I/O<0:127>に切
り換え接続するスイッチSW0〜SW127により構成
される。
イッチ60は、具体的には、図9に示す置換方式によ
り、或いは図10に示すデータ線シフト方式により構成
される。図9のスイッチ方式は、データ線DQ<0:1
27>の1本ずつを、スペアデータ線<0:n−1>で
置換して、データ入出力端子I/O<0:127>に切
り換え接続するスイッチSW0〜SW127により構成
される。
【0027】置換信号Z<0:n−1>が全て非活性の
場合、データ線DQ<0:127>はそれぞれ、データ
入出力端子I/O<0:127>に接続されている。こ
のとき、スペアデータ線SDQ<0:n−1>は、選択
されたカラムアドレスに対応した冗長カラムセルアレイ
のメモリセルにはつながっているが、入出力端子I/O
<0:127>にはつながらない。置換信号Z<0>が
不良データ情報を含む場合は、これにより示されたデー
タ線DQが入出力端子I/Oと切り離され、代わりにス
ペアデータ線SDQ<0>が入出力端子I/Oに接続さ
れる。他の置換信号Z<1:n−1>についても同様で
ある。
場合、データ線DQ<0:127>はそれぞれ、データ
入出力端子I/O<0:127>に接続されている。こ
のとき、スペアデータ線SDQ<0:n−1>は、選択
されたカラムアドレスに対応した冗長カラムセルアレイ
のメモリセルにはつながっているが、入出力端子I/O
<0:127>にはつながらない。置換信号Z<0>が
不良データ情報を含む場合は、これにより示されたデー
タ線DQが入出力端子I/Oと切り離され、代わりにス
ペアデータ線SDQ<0>が入出力端子I/Oに接続さ
れる。他の置換信号Z<1:n−1>についても同様で
ある。
【0028】図10に示すデータ線シフト方式において
は、カラム置換スイッチ60は、データ入出力端子I/
Oのデータ線DQに対する接続を、不良のデータ線位置
を避けて順次一つずつシフトさせるシフトスイッチ回路
により構成される。置換信号Z<0:n−1>が全て非
活性の場合、データ線DQ<0:127>はそれぞれ、
データ入出力端子I/O<0:127>に接続されてい
る。このとき、スペアデータ線SDQ<0:n−1>
は、選択されたカラムアドレスに対応した冗長カラムセ
ルアレイのメモリセルにはつながっているが、入出力端
子I/O<0:127>にはつながらない。
は、カラム置換スイッチ60は、データ入出力端子I/
Oのデータ線DQに対する接続を、不良のデータ線位置
を避けて順次一つずつシフトさせるシフトスイッチ回路
により構成される。置換信号Z<0:n−1>が全て非
活性の場合、データ線DQ<0:127>はそれぞれ、
データ入出力端子I/O<0:127>に接続されてい
る。このとき、スペアデータ線SDQ<0:n−1>
は、選択されたカラムアドレスに対応した冗長カラムセ
ルアレイのメモリセルにはつながっているが、入出力端
子I/O<0:127>にはつながらない。
【0029】置換信号Z<0>が不良データ情報を含む
場合、例えば、図10に×印で示したように、データ線
DQ<1>が不良の場合、データ入出力端子I/O<1
>の接続先を、破線で示すようにデータ線DQ<2>に
シフトし、以下順次入出力端子I/Oの接続先をシフト
して、最後のデータ入出力端子I/O<127>をスペ
アデータ線SDQ<0>に接続する、という制御が行わ
れる。他の置換信号Z<1:n−1>についても同様で
ある。
場合、例えば、図10に×印で示したように、データ線
DQ<1>が不良の場合、データ入出力端子I/O<1
>の接続先を、破線で示すようにデータ線DQ<2>に
シフトし、以下順次入出力端子I/Oの接続先をシフト
して、最後のデータ入出力端子I/O<127>をスペ
アデータ線SDQ<0>に接続する、という制御が行わ
れる。他の置換信号Z<1:n−1>についても同様で
ある。
【0030】図2に示すテストI/Oマルチプレクサ5
は、図11に示すように構成される。即ち、128個の
データ入出力端子I/O<0:127>のテストを、1
6個のテスト用データ入出力パッド6(テストI/O<
0:15>)で行うために、データ入出力線を16本毎
に8本ずつまとめて入力するマルチプレクサMUXが配
置される。そしてテストモード時、選択信号SELによ
り制御されて、16本ずつのデータ入出力線がテストI
/O<0:15>に接続される。
は、図11に示すように構成される。即ち、128個の
データ入出力端子I/O<0:127>のテストを、1
6個のテスト用データ入出力パッド6(テストI/O<
0:15>)で行うために、データ入出力線を16本毎
に8本ずつまとめて入力するマルチプレクサMUXが配
置される。そしてテストモード時、選択信号SELによ
り制御されて、16本ずつのデータ入出力線がテストI
/O<0:15>に接続される。
【0031】ここまでに説明したシステムLSIの構成
において、不良解析を行う場合、典型的な例として、メ
モリセルにあるデータの書き込み/読み出しを行った
が、期待したデータが読み出されないという不良を解析
する場合を考える。この不良の原因としては、メインの
データ転送経路上では、例えばメモリセルに欠陥があ
る、メモリセルのデータ読み出し/書き込みを行うセン
スアンプに欠陥がある、データ線センスアンプに欠陥が
ある等が考えられる。また、メインのデータ転送経路に
は問題はないが、メモリセル選択を行うワード線選択回
路系やビット線選択回路系に欠陥がある、リダンダンシ
コントローラに欠陥がある、タイミングが誤っている等
も考えられる。更に、測定環境的には、配線が誤ってい
る、テスタのプログラムが誤っている、電源が入ってい
ない、等の原因もある。
において、不良解析を行う場合、典型的な例として、メ
モリセルにあるデータの書き込み/読み出しを行った
が、期待したデータが読み出されないという不良を解析
する場合を考える。この不良の原因としては、メインの
データ転送経路上では、例えばメモリセルに欠陥があ
る、メモリセルのデータ読み出し/書き込みを行うセン
スアンプに欠陥がある、データ線センスアンプに欠陥が
ある等が考えられる。また、メインのデータ転送経路に
は問題はないが、メモリセル選択を行うワード線選択回
路系やビット線選択回路系に欠陥がある、リダンダンシ
コントローラに欠陥がある、タイミングが誤っている等
も考えられる。更に、測定環境的には、配線が誤ってい
る、テスタのプログラムが誤っている、電源が入ってい
ない、等の原因もある。
【0032】これらの種々の原因を特定するには、先に
述べたように従来は、条件を変えたテストを繰り返すこ
とが行われている。しかし、近年のメモリの大容量化、
高機能化、高速化に伴い、メモリセルの読み出し/書き
込み動作は複雑になっており、原因候補の増加と共に、
原因特定の困難性が増している。しかも、不良個所の特
定だけでなく、性能評価を行う際には性能を律速してい
る箇所の特定も重要になるが、これも困難になってい
る。
述べたように従来は、条件を変えたテストを繰り返すこ
とが行われている。しかし、近年のメモリの大容量化、
高機能化、高速化に伴い、メモリセルの読み出し/書き
込み動作は複雑になっており、原因候補の増加と共に、
原因特定の困難性が増している。しかも、不良個所の特
定だけでなく、性能評価を行う際には性能を律速してい
る箇所の特定も重要になるが、これも困難になってい
る。
【0033】特に、高機能化が行われるシステムLSI
においては、LSI中のブロック数が増加する。この場
合、上述のように、テスト結果と不良の因果関係を分か
りやすくするために、ブロック毎にテストモードを設定
できるようにすることが行われるが、データ入出力パッ
ドと各ブロック間の間に介在する回路段数が増加し、更
にそれらの回路を駆動する回路も増加するため、原因特
定は容易ではない。
においては、LSI中のブロック数が増加する。この場
合、上述のように、テスト結果と不良の因果関係を分か
りやすくするために、ブロック毎にテストモードを設定
できるようにすることが行われるが、データ入出力パッ
ドと各ブロック間の間に介在する回路段数が増加し、更
にそれらの回路を駆動する回路も増加するため、原因特
定は容易ではない。
【0034】そこでこの発明は、上述したシステムLS
Iにおけるように、通常動作モードとテストモードとを
有するメモリにおいて、メモリセルアレイからデータ入
出力端子までの間で読み出し/書き込みデータを順次転
送する複数のデータ転送段のうち少なくとも一つに、テ
ストモード時に前段のデータを無効とする所定電位を与
えるテスト用電位設定回路を設けることにより、不良箇
所の特定を容易にした。DRAMの場合、データ転送経
路において、電位固定できる箇所としては、メモリセル
ノード、ビット線BL、データ線DQ、データ入出力線
I/Oが挙げられる。これらを選択するのは、ワード線
WL、カラム選択線CSL、選択信号Z,SEL等であ
り、これらの信号を工夫することにより、各部の電位を
固定することが可能になる。以下に、具体的なテスト用
電位設定回路の構成手法を説明する。以下に説明するテ
スト用電位設定回路は、いずれか一つを用いることでも
有効であるが、テストによる不良箇所究明にとっては、
複数のテスト用電位設定回路を同時に組み合わせること
が好ましい。
Iにおけるように、通常動作モードとテストモードとを
有するメモリにおいて、メモリセルアレイからデータ入
出力端子までの間で読み出し/書き込みデータを順次転
送する複数のデータ転送段のうち少なくとも一つに、テ
ストモード時に前段のデータを無効とする所定電位を与
えるテスト用電位設定回路を設けることにより、不良箇
所の特定を容易にした。DRAMの場合、データ転送経
路において、電位固定できる箇所としては、メモリセル
ノード、ビット線BL、データ線DQ、データ入出力線
I/Oが挙げられる。これらを選択するのは、ワード線
WL、カラム選択線CSL、選択信号Z,SEL等であ
り、これらの信号を工夫することにより、各部の電位を
固定することが可能になる。以下に、具体的なテスト用
電位設定回路の構成手法を説明する。以下に説明するテ
スト用電位設定回路は、いずれか一つを用いることでも
有効であるが、テストによる不良箇所究明にとっては、
複数のテスト用電位設定回路を同時に組み合わせること
が好ましい。
【0035】[セルノード段で固定電位出力]上述した
複数のデータ転送段のうち、データ入出力パッドから見
て最も末端にあるのが、メモリセルアレイ内のセルノー
ドである。図12は、図6に示したメモリセルアレイ1
0を基本として、ビット線BLt,BLcの末端に、セ
ルノード段電位設定回路121を設けた例である。この
セルノード段電位設定回路121は、メモリセルアレイ
10の拡張として構成されている。即ち、セルノード段
電位設定回路121を制御する信号線WLHLD<0
>,<1>は、ワード線WL及びスペアワード線SWL
と同じ規則(同じピッチ、同じプロセス)で同時に作ら
れるもので、以下拡張ワード線という。
複数のデータ転送段のうち、データ入出力パッドから見
て最も末端にあるのが、メモリセルアレイ内のセルノー
ドである。図12は、図6に示したメモリセルアレイ1
0を基本として、ビット線BLt,BLcの末端に、セ
ルノード段電位設定回路121を設けた例である。この
セルノード段電位設定回路121は、メモリセルアレイ
10の拡張として構成されている。即ち、セルノード段
電位設定回路121を制御する信号線WLHLD<0
>,<1>は、ワード線WL及びスペアワード線SWL
と同じ規則(同じピッチ、同じプロセス)で同時に作ら
れるもので、以下拡張ワード線という。
【0036】またこれらの拡張ワード線WLHLD<0
>,<1>により制御されてビット線BLt,BLcを
VSSに接続するNMOSトランジスタQN21,QN
22は、メモリセルMCと同じ規則で、メモリセルとは
セルキャパシタがないという相違があるだけのものとし
て作られる。即ち、これらのNMOSトランジスタQN
21,QN22とこれらを駆動する拡張ワード線を含め
て、本来のメモリセルアレイ10に対して拡張メモリセ
ルアレイということができる。図12では、一つのビッ
ト線対BLt,BLcのみについて代表的に示している
が、好ましくは全ビット線対に、拡張ワード線WLHL
D<0>,<1>で共通に駆動される同様のセルノード
段電位設定回路を設ける。
>,<1>により制御されてビット線BLt,BLcを
VSSに接続するNMOSトランジスタQN21,QN
22は、メモリセルMCと同じ規則で、メモリセルとは
セルキャパシタがないという相違があるだけのものとし
て作られる。即ち、これらのNMOSトランジスタQN
21,QN22とこれらを駆動する拡張ワード線を含め
て、本来のメモリセルアレイ10に対して拡張メモリセ
ルアレイということができる。図12では、一つのビッ
ト線対BLt,BLcのみについて代表的に示している
が、好ましくは全ビット線対に、拡張ワード線WLHL
D<0>,<1>で共通に駆動される同様のセルノード
段電位設定回路を設ける。
【0037】この様なセルノード段電位設定回路121
を設けて、テストモード時、ビット線BLt,BLcの
いずれか一方を接地電位VSS(データ“0”のときの
読み出しビット線電位)に固定する。具体的には、デー
タ読み出し動作において、ビット線プリチャージ後、セ
ンスアンプ活性化前に例えば、拡張ワード線WLHLD
<0>を選択駆動して、ビット線BLtをVSSに固定
する。このとき、ビット線以降の読み出しデータ転送経
路が正常であれば、ロウアドレスを切り換えてデータ読
み出しを繰り返したとき、ビット線BLt側の読み出し
データは常に“0”となる。この様な期待値が正常に読
み出されるとすれば、ビット線より後段、即ちビット線
センスアンプ12、カラムゲート13、データ線センス
アンプ50、カラムリダンダンシコントローラ、テスト
I/Oマルチプレクサ5は、全て正常であることが確認
される。
を設けて、テストモード時、ビット線BLt,BLcの
いずれか一方を接地電位VSS(データ“0”のときの
読み出しビット線電位)に固定する。具体的には、デー
タ読み出し動作において、ビット線プリチャージ後、セ
ンスアンプ活性化前に例えば、拡張ワード線WLHLD
<0>を選択駆動して、ビット線BLtをVSSに固定
する。このとき、ビット線以降の読み出しデータ転送経
路が正常であれば、ロウアドレスを切り換えてデータ読
み出しを繰り返したとき、ビット線BLt側の読み出し
データは常に“0”となる。この様な期待値が正常に読
み出されるとすれば、ビット線より後段、即ちビット線
センスアンプ12、カラムゲート13、データ線センス
アンプ50、カラムリダンダンシコントローラ、テスト
I/Oマルチプレクサ5は、全て正常であることが確認
される。
【0038】また、セルノード段電位設定回路121を
動作させて上述した読み出しを行ったときに常に“0”
が読み出されるにも拘わらず、セルノード段電位設定回
路121を動作させない状態でのテスト動作でビット線
BLtのデータ読み出しが正常にできなかったとすれ
ば、不良原因としては、ビット線とメモリセルのコンタ
クト不良やメモリセルMC自体の不良がリダンダンシに
より正常に置き換えられていないことが推測される。逆
に、セルノード段電位設定回路121を動作させてビッ
ト線をVSSに固定したにも拘わらず、読み出しデータ
が常に“0”ではなかったとすれば、ビット線より後段
のビット線センスアンプ12、カラムゲート13、デー
タ線センスアンプ50、テストI/Oマルチプレクサ5
のいずれかに不良原因があること、或いアドレス制御系
に不良があることが推測される。
動作させて上述した読み出しを行ったときに常に“0”
が読み出されるにも拘わらず、セルノード段電位設定回
路121を動作させない状態でのテスト動作でビット線
BLtのデータ読み出しが正常にできなかったとすれ
ば、不良原因としては、ビット線とメモリセルのコンタ
クト不良やメモリセルMC自体の不良がリダンダンシに
より正常に置き換えられていないことが推測される。逆
に、セルノード段電位設定回路121を動作させてビッ
ト線をVSSに固定したにも拘わらず、読み出しデータ
が常に“0”ではなかったとすれば、ビット線より後段
のビット線センスアンプ12、カラムゲート13、デー
タ線センスアンプ50、テストI/Oマルチプレクサ5
のいずれかに不良原因があること、或いアドレス制御系
に不良があることが推測される。
【0039】このセルノード段電位設定回路121の拡
張ワード線WLHLD<0>,<1>を外部からの信号
供給により制御することも可能であるが、好ましくは、
このセルノード段電位設定回路121の拡張ワード線W
LHLD<0>,<1>を選択して駆動する制御駆動回
路は、ロウデコーダ/ロウリダンダンシコントローラ2
0の拡張回路として構成する。図7に示すロウデコーダ
/ロウリダンダンシコントローラ20を基本として、こ
れに拡張ワード線WLHLD<0>,<1>の制御駆動
回路131を加えた構成を、図13に示す。
張ワード線WLHLD<0>,<1>を外部からの信号
供給により制御することも可能であるが、好ましくは、
このセルノード段電位設定回路121の拡張ワード線W
LHLD<0>,<1>を選択して駆動する制御駆動回
路は、ロウデコーダ/ロウリダンダンシコントローラ2
0の拡張回路として構成する。図7に示すロウデコーダ
/ロウリダンダンシコントローラ20を基本として、こ
れに拡張ワード線WLHLD<0>,<1>の制御駆動
回路131を加えた構成を、図13に示す。
【0040】制御駆動回路131は、テスト時にスペア
ワード線SWLを選択可能としたロウリダンダンシコン
トローラのダミーラッチ23、セレクタ24及び比較器
25と同様の構成を拡張した、拡張ワード線WLHLD
の本数分のダミーラッチ23a、セレクタ24a及び比
較器25aを備えて構成される。ここには、不良置換の
ためのラッチ回路は必要がない。
ワード線SWLを選択可能としたロウリダンダンシコン
トローラのダミーラッチ23、セレクタ24及び比較器
25と同様の構成を拡張した、拡張ワード線WLHLD
の本数分のダミーラッチ23a、セレクタ24a及び比
較器25aを備えて構成される。ここには、不良置換の
ためのラッチ回路は必要がない。
【0041】この様な構成として、ダミーラッチ回路2
3aには、テストモード時、2本のワード線に代わっ
て、拡張ワード線WLHLD<0>,<1>が選択され
るようなデータを予め保持させる。これは、不良アドレ
スの記憶と同様に、ヒューズ回路のプログラミングによ
り可能である。
3aには、テストモード時、2本のワード線に代わっ
て、拡張ワード線WLHLD<0>,<1>が選択され
るようなデータを予め保持させる。これは、不良アドレ
スの記憶と同様に、ヒューズ回路のプログラミングによ
り可能である。
【0042】そして、テストモード時、ワード線WLや
スペアワード線SWLと同様に、セルノード段電位設定
回路121の拡張ワード線WLHLDを選択して駆動す
れば、選択された拡張ワード線WLHLDに応じて、セ
ルノード即ちビット線電位がVSSに固定される。従っ
て、読み出しデータを期待値データと比較することによ
って、不良原因を絞ることが可能になる。
スペアワード線SWLと同様に、セルノード段電位設定
回路121の拡張ワード線WLHLDを選択して駆動す
れば、選択された拡張ワード線WLHLDに応じて、セ
ルノード即ちビット線電位がVSSに固定される。従っ
て、読み出しデータを期待値データと比較することによ
って、不良原因を絞ることが可能になる。
【0043】[ビット線段で固定電位出力]図4に示す
セルアレイ構成では、一対のデータ線DQには8本のカ
ラム選択線CSL<0>〜<7>により選択されたビッ
ト線が接続される。これに対して、図14に示すよう
に、拡張カラム選択線CSL<8>,<9>を設け、こ
れにより選択されるカラムゲート<8>,<9>と電位
が固定された拡張ビット線を用意する。
セルアレイ構成では、一対のデータ線DQには8本のカ
ラム選択線CSL<0>〜<7>により選択されたビッ
ト線が接続される。これに対して、図14に示すよう
に、拡張カラム選択線CSL<8>,<9>を設け、こ
れにより選択されるカラムゲート<8>,<9>と電位
が固定された拡張ビット線を用意する。
【0044】具体的には、図15に示すように、データ
線DQt,DQcにそれぞれ接続される、二本ずつの拡
張ビット線BLHLDt,BLHLDcを用意する。拡
張カラム選択線CSL<8>で選択される拡張ビット線
BLHLDt,BLHLDcはそれぞれ、VCC,VS
Sに固定されている。拡張カラム選択線CSL<9>に
より選択される拡張ビット線BLHLDt,BLHLD
cはそれぞれ、VSS,VCCに固定されている。これ
らの拡張ビット線BLHLDt,BLHLDcにはメモ
リセルは接続されない。
線DQt,DQcにそれぞれ接続される、二本ずつの拡
張ビット線BLHLDt,BLHLDcを用意する。拡
張カラム選択線CSL<8>で選択される拡張ビット線
BLHLDt,BLHLDcはそれぞれ、VCC,VS
Sに固定されている。拡張カラム選択線CSL<9>に
より選択される拡張ビット線BLHLDt,BLHLD
cはそれぞれ、VSS,VCCに固定されている。これ
らの拡張ビット線BLHLDt,BLHLDcにはメモ
リセルは接続されない。
【0045】この様な拡張カラム構成として、テストモ
ード時、拡張カラムのデータ読み出しを行うと、ビット
線以降のデータ転送系が正常であれば、ロウアドレスに
拘わらず、カラム選択線CSL<8>により、BLHL
Dt=VCC,BLHLD=VSSなるデータが、また
カラム選択線CSL<9>により、BLHLDt=VS
S,BLHLD=VCCなる期待値データが読み出され
る。拡張カラムからこの様な期待値データが読み出され
ないとすれば、データ線以降のデータ線センスアンプ、
カラムリダンダンシ、データI/Oマルチプレクサ、ロ
ウアドレス系等に不良があると推測される。また、上述
した拡張カラムの期待値データが正常に得られるにも拘
わらず、他の通常カラムで正常なテストデータ読み出し
ができないとすれば、不良個所がカラムゲート、ビット
線センスアンプ、メモリセル等にあり、その不良がリダ
ンダンシにより正常に置き換えられていないことが推測
される。
ード時、拡張カラムのデータ読み出しを行うと、ビット
線以降のデータ転送系が正常であれば、ロウアドレスに
拘わらず、カラム選択線CSL<8>により、BLHL
Dt=VCC,BLHLD=VSSなるデータが、また
カラム選択線CSL<9>により、BLHLDt=VS
S,BLHLD=VCCなる期待値データが読み出され
る。拡張カラムからこの様な期待値データが読み出され
ないとすれば、データ線以降のデータ線センスアンプ、
カラムリダンダンシ、データI/Oマルチプレクサ、ロ
ウアドレス系等に不良があると推測される。また、上述
した拡張カラムの期待値データが正常に得られるにも拘
わらず、他の通常カラムで正常なテストデータ読み出し
ができないとすれば、不良個所がカラムゲート、ビット
線センスアンプ、メモリセル等にあり、その不良がリダ
ンダンシにより正常に置き換えられていないことが推測
される。
【0046】[データ線段で固定電位出力]図16
は、データ転送段のうち、ビット線BLよりデータ入出
力パッド側にあるデータ線DQについて、電位固定され
る拡張データ線DQHLDを設ける例である。即ち、図
4のメモリセルアレイ10の構成を基本として、これに
電位固定される拡張データ線DQHLDを配置する。こ
の拡張データ線DQHLDは、メモリセルには接続され
ないが、ワード線WLやスペアワード線SWLによって
電位が制御されるようにする。この拡張データ線DQH
LDの配設に伴い、図3に示すカラム置換スイッチ60
には拡張データ線DQHLDを選択するための選択スイ
ッチが追加される。
は、データ転送段のうち、ビット線BLよりデータ入出
力パッド側にあるデータ線DQについて、電位固定され
る拡張データ線DQHLDを設ける例である。即ち、図
4のメモリセルアレイ10の構成を基本として、これに
電位固定される拡張データ線DQHLDを配置する。こ
の拡張データ線DQHLDは、メモリセルには接続され
ないが、ワード線WLやスペアワード線SWLによって
電位が制御されるようにする。この拡張データ線DQH
LDの配設に伴い、図3に示すカラム置換スイッチ60
には拡張データ線DQHLDを選択するための選択スイ
ッチが追加される。
【0047】図17は、具体的に拡張データ線DQHL
Dの電位を固定するためのデータ線段電位設定回路17
1の構成例を示している。拡張データ線DQHLDは、
他のデータ線DQと同様に、対のデータ線DQHLD
t,DQHLDcとして配設される。図の例では、拡張
データ線DQHLDをワード線WL<0>,<1>,…
の制御により接地電位VSSに固定するためのNMOS
トランジスタQN31,QN32,…が設けられてい
る。また、スペアワード線SWL<0>,<1>,…に
より制御により、電源電位VCCに固定するためのNM
OSトランジスタQN33,QN34,…が設けられ
る。
Dの電位を固定するためのデータ線段電位設定回路17
1の構成例を示している。拡張データ線DQHLDは、
他のデータ線DQと同様に、対のデータ線DQHLD
t,DQHLDcとして配設される。図の例では、拡張
データ線DQHLDをワード線WL<0>,<1>,…
の制御により接地電位VSSに固定するためのNMOS
トランジスタQN31,QN32,…が設けられてい
る。また、スペアワード線SWL<0>,<1>,…に
より制御により、電源電位VCCに固定するためのNM
OSトランジスタQN33,QN34,…が設けられ
る。
【0048】この様な構成として、テストモード時に、
ロウアドレスをインクリメントしてデータ読み出しを行
う。ワード線WLが順次選択されている時は、拡張デー
タ線DQHLDt,DQHLDcが順次VSSに固定さ
れたデータがテストI/Oに読み出される。不良アドレ
スの置換があると、スペアワード線SWLにより選択さ
れた拡張データ線DQHLDt,DQHLDcがVCC
に固定されたデータが読み出される。従って、時間を追
ってデータを読むことにより、テストI/Oマルチプレ
クサ5が正常であることを前提として、ロウ置換がどの
様に行われているかを検証することができる。また、同
様の読み出しを行ったときの期待値との比較から、テス
トI/Oマルチプレクサ5が正常か否かを確認すること
ができる。
ロウアドレスをインクリメントしてデータ読み出しを行
う。ワード線WLが順次選択されている時は、拡張デー
タ線DQHLDt,DQHLDcが順次VSSに固定さ
れたデータがテストI/Oに読み出される。不良アドレ
スの置換があると、スペアワード線SWLにより選択さ
れた拡張データ線DQHLDt,DQHLDcがVCC
に固定されたデータが読み出される。従って、時間を追
ってデータを読むことにより、テストI/Oマルチプレ
クサ5が正常であることを前提として、ロウ置換がどの
様に行われているかを検証することができる。また、同
様の読み出しを行ったときの期待値との比較から、テス
トI/Oマルチプレクサ5が正常か否かを確認すること
ができる。
【0049】拡張データ線DQHLDへのアクセスは、
スペアデータ線を選択するテストモードの拡張により、
即ち、カラムリダンダンシコントローラ40の拡張によ
り容易に実現できる。図18は、図8のカラムリダンダ
ンシコントローラ40を基本として、これに拡張データ
線DQHLDを選択するための選択回路181を加えた
構成である。
スペアデータ線を選択するテストモードの拡張により、
即ち、カラムリダンダンシコントローラ40の拡張によ
り容易に実現できる。図18は、図8のカラムリダンダ
ンシコントローラ40を基本として、これに拡張データ
線DQHLDを選択するための選択回路181を加えた
構成である。
【0050】選択回路181は、テスト時にスペアデー
タ線SDQを選択可能としたカラムダンダンシコントロ
ーラのダミーラッチ42及びセレクタ43と同様の構成
を拡張した、拡張データ線DQHLDを選択する置換信
号Z<n>を出すためのダミーラッチ42aとセレクタ
43aを備えて構成される。ここには、不良置換のため
のラッチ回路は必要がない。
タ線SDQを選択可能としたカラムダンダンシコントロ
ーラのダミーラッチ42及びセレクタ43と同様の構成
を拡張した、拡張データ線DQHLDを選択する置換信
号Z<n>を出すためのダミーラッチ42aとセレクタ
43aを備えて構成される。ここには、不良置換のため
のラッチ回路は必要がない。
【0051】スペアデータ線SDQをアクセスするテス
トモード時、前述のように、選択信号CAXが供給され
ると、カラムリダンダンシコントローラ40からは、カ
ラム選択信号CSLの値に拘わらず、スペアデータ線S
DQが選択されるように、カラム置換スイッチ60を制
御する置換信号Z<0>〜<n−1>が出力される。選
択回路181のダミーラッチ回路42aには、選択信号
CAXが発行された時に例えば、データ線DQ<n>が
拡張データ線DQHLDに置換されるように、置換信号
Z<n>を出力するよう、データが保持されるものとす
る。
トモード時、前述のように、選択信号CAXが供給され
ると、カラムリダンダンシコントローラ40からは、カ
ラム選択信号CSLの値に拘わらず、スペアデータ線S
DQが選択されるように、カラム置換スイッチ60を制
御する置換信号Z<0>〜<n−1>が出力される。選
択回路181のダミーラッチ回路42aには、選択信号
CAXが発行された時に例えば、データ線DQ<n>が
拡張データ線DQHLDに置換されるように、置換信号
Z<n>を出力するよう、データが保持されるものとす
る。
【0052】この様なデータ線置換のテスト動作を行う
と、前述のように、ロウアドレスをインクリメントした
ときの拡張データ線のデータ監視により、ロウリダンダ
ンシの内容を検証できるだけでなく、カラムゲート13
の検証も可能である。即ち、カラムゲート13に接続さ
れているデータ線DQ<n>の読み出し出力の変化と、
カラムゲート13には接続されていない拡張データ線D
QHLDの読み出し出力の変化の様子を比較することに
より、カラムゲート13のデータ転送能力をチェックす
ることができる。
と、前述のように、ロウアドレスをインクリメントした
ときの拡張データ線のデータ監視により、ロウリダンダ
ンシの内容を検証できるだけでなく、カラムゲート13
の検証も可能である。即ち、カラムゲート13に接続さ
れているデータ線DQ<n>の読み出し出力の変化と、
カラムゲート13には接続されていない拡張データ線D
QHLDの読み出し出力の変化の様子を比較することに
より、カラムゲート13のデータ転送能力をチェックす
ることができる。
【0053】[データ線段で固定電位出力]図19
は、拡張したデータ線ではなく、通常のデータ線DQ及
び不良カラム救済のためのスペアデータ線SDQについ
て、電位固定するデータ線段電位設定回路191を設け
た例である。図19の例は、制御信号線COLRDp<
0>により制御をされて、データ線DQ及びスペアデー
タ線SDQを一つずつ交互にVCC,VSSに電位固定
するNMOSトランジスタトランジスタ群191aと、
制御信号線COLRDp<1>により制御をされて、デ
ータ線DQ及びスペアデータ線SDQを二つずつ交互に
VCC,VSSに電位固定するNMOSトランジスタト
ランジスタ群191bとを設けた場合を示している。
は、拡張したデータ線ではなく、通常のデータ線DQ及
び不良カラム救済のためのスペアデータ線SDQについ
て、電位固定するデータ線段電位設定回路191を設け
た例である。図19の例は、制御信号線COLRDp<
0>により制御をされて、データ線DQ及びスペアデー
タ線SDQを一つずつ交互にVCC,VSSに電位固定
するNMOSトランジスタトランジスタ群191aと、
制御信号線COLRDp<1>により制御をされて、デ
ータ線DQ及びスペアデータ線SDQを二つずつ交互に
VCC,VSSに電位固定するNMOSトランジスタト
ランジスタ群191bとを設けた場合を示している。
【0054】なお、図19では説明を簡単にするため、
簡略化して示しているが、データ線DQ及びスペアデー
タ線SDQは、それぞれ対をなして配設される。従って
実際には、図19に示すデータ線電位固定用のトランジ
スタ群191a,191bは、対をなすデータ線DQ
t,DQcの一方をVCC、他方をVSSとするよう
に、用意される。制御信号線COLRDp<0>,<1
>には、外部から制御信号が供給されるものとする。
簡略化して示しているが、データ線DQ及びスペアデー
タ線SDQは、それぞれ対をなして配設される。従って
実際には、図19に示すデータ線電位固定用のトランジ
スタ群191a,191bは、対をなすデータ線DQ
t,DQcの一方をVCC、他方をVSSとするよう
に、用意される。制御信号線COLRDp<0>,<1
>には、外部から制御信号が供給されるものとする。
【0055】この様な構成として、テストモード時、制
御信号線COLRDp<0>又は<1>を与えて、デー
タ線DQ及びスペアデータ線SDQの電位を固定して、
データ読み出しを行う。これにより、データ線DQ及び
スペアデータ線SDQの固定電位により決まる期待値デ
ータが読み出される。即ち、制御信号線COLRDp<
0>に“H”を与えた場合には、期待値データは、デー
タ線配列に対して、“H”,“L”,“H”,“L”の
繰り返しになり、制御信号線COLRDp<1>に
“H”を与えた場合には、期待値データは、データ線配
列に対して、“H”,“H”,“L”,“L”の繰り返
しになる。
御信号線COLRDp<0>又は<1>を与えて、デー
タ線DQ及びスペアデータ線SDQの電位を固定して、
データ読み出しを行う。これにより、データ線DQ及び
スペアデータ線SDQの固定電位により決まる期待値デ
ータが読み出される。即ち、制御信号線COLRDp<
0>に“H”を与えた場合には、期待値データは、デー
タ線配列に対して、“H”,“L”,“H”,“L”の
繰り返しになり、制御信号線COLRDp<1>に
“H”を与えた場合には、期待値データは、データ線配
列に対して、“H”,“H”,“L”,“L”の繰り返
しになる。
【0056】従って、カラムアドレスをインクリメント
して、データ読み出しを行えば、これらの期待値データ
との比較により、カラム置換スイッチ60でどの様なカ
ラム置換が行われているかを検証することができる。ま
た、正常な期待値データが得られないとすれば、カラム
選択スイッチ60、カラムリダンダンシコントローラ、
テストI/Oマルチプレクサ等の不良が推測される。
して、データ読み出しを行えば、これらの期待値データ
との比較により、カラム置換スイッチ60でどの様なカ
ラム置換が行われているかを検証することができる。ま
た、正常な期待値データが得られないとすれば、カラム
選択スイッチ60、カラムリダンダンシコントローラ、
テストI/Oマルチプレクサ等の不良が推測される。
【0057】但し、以上のテスト動作において、好まし
くは、制御信号線COLRDp<0>,<1>は同時に
カラムゲートを非活性にして、ビット線がデータ線に接
続されないようにする。これにより、ビット線をデータ
線から切り離した状態で、データ線電位固定により決ま
る期待値データを読み出すことができる。或いは、デー
タ線段電位設定回路191の駆動能力を十分に大きく設
定して、ビット線データがデータ線に転送される場合に
も、そのビット線データに拘わらず、データ線電位を固
定できるようにすれば、カラムゲートを非活性にしなく
てもよい。
くは、制御信号線COLRDp<0>,<1>は同時に
カラムゲートを非活性にして、ビット線がデータ線に接
続されないようにする。これにより、ビット線をデータ
線から切り離した状態で、データ線電位固定により決ま
る期待値データを読み出すことができる。或いは、デー
タ線段電位設定回路191の駆動能力を十分に大きく設
定して、ビット線データがデータ線に転送される場合に
も、そのビット線データに拘わらず、データ線電位を固
定できるようにすれば、カラムゲートを非活性にしなく
てもよい。
【0058】また、図19において、データ線DQとス
ペアデータ線SDQとを、その一方が全てVCCで他方
が全てVSSとなるようにデータ線段電位設定回路19
1を構成してもよい。これにより、図17の場合のロウ
置換の検証と同様に、簡単にカラム置換の検証が可能で
ある。
ペアデータ線SDQとを、その一方が全てVCCで他方
が全てVSSとなるようにデータ線段電位設定回路19
1を構成してもよい。これにより、図17の場合のロウ
置換の検証と同様に、簡単にカラム置換の検証が可能で
ある。
【0059】[データ線段で固定電位出力]図20
は、図19と類似のデータ線段電位設定回路201を設
けた例である。この場合データ線段電位設定回路201
は、制御信号線DQHLDp<0>により制御されて、
データ線DQ及びスペアデータ線SDQを全てVCCに
電位固定するNMOSトランジスタトランジスタ群20
1aと、制御信号線DQHLDp<1>により制御をさ
れて、データ線DQ及びスペアデータ線SDQを全てV
SSに電位固定するNMOSトランジスタトランジスタ
群191bとにより構成されている。制御信号線DQH
LDp<0>,<1>には、外部から制御信号が供給さ
れるものとする。
は、図19と類似のデータ線段電位設定回路201を設
けた例である。この場合データ線段電位設定回路201
は、制御信号線DQHLDp<0>により制御されて、
データ線DQ及びスペアデータ線SDQを全てVCCに
電位固定するNMOSトランジスタトランジスタ群20
1aと、制御信号線DQHLDp<1>により制御をさ
れて、データ線DQ及びスペアデータ線SDQを全てV
SSに電位固定するNMOSトランジスタトランジスタ
群191bとにより構成されている。制御信号線DQH
LDp<0>,<1>には、外部から制御信号が供給さ
れるものとする。
【0060】この様な構成として、テストモード時、制
御信号線DQHLDp<0>又は<1>に外部から制御
信号を供給して、固定したデータ線電位によるメモリセ
ルへのデータ書き込みを行う。その後、データ線段電位
設定回路201を非活性にして、即ちテストモードを解
除してデータ読み出しを行う。従ってこの場合、図19
の例とは異なり、カラム選択信号の発行は抑制すること
なく、テストモードと通常動作モードとを、メモリセル
データを破壊することなく行き来させることができる。
これにより、データ線よりメモリセル側のデータ転送経
路における不良を検証することができる。更に、データ
線電位固定によるテストに先立つ、I/Oパッドからの
テストデータの書き込み,読み出しによる通常テストの
結果発生した不良との関係で、次のような不良原因の推
測が可能になる。即ち、データ線電位固定によるテスト
で期待値データが正常に読み出されたとすれば、通常テ
ストでの不良原因は、データ線よりI/Oパッド側の書
き込み系統にあることが推測される。
御信号線DQHLDp<0>又は<1>に外部から制御
信号を供給して、固定したデータ線電位によるメモリセ
ルへのデータ書き込みを行う。その後、データ線段電位
設定回路201を非活性にして、即ちテストモードを解
除してデータ読み出しを行う。従ってこの場合、図19
の例とは異なり、カラム選択信号の発行は抑制すること
なく、テストモードと通常動作モードとを、メモリセル
データを破壊することなく行き来させることができる。
これにより、データ線よりメモリセル側のデータ転送経
路における不良を検証することができる。更に、データ
線電位固定によるテストに先立つ、I/Oパッドからの
テストデータの書き込み,読み出しによる通常テストの
結果発生した不良との関係で、次のような不良原因の推
測が可能になる。即ち、データ線電位固定によるテスト
で期待値データが正常に読み出されたとすれば、通常テ
ストでの不良原因は、データ線よりI/Oパッド側の書
き込み系統にあることが推測される。
【0061】[データ入出力線段で固定電位出力]図2
に示すシステムLSI構成において、テストデータの入
出力を行うテストI/Oマルチプレクサ5に対して、図
21に示すように、拡張データ入出力線211を追加す
る。拡張データ入出力線211は、VCC固定のものと
VSS固定のものを用意する。
に示すシステムLSI構成において、テストデータの入
出力を行うテストI/Oマルチプレクサ5に対して、図
21に示すように、拡張データ入出力線211を追加す
る。拡張データ入出力線211は、VCC固定のものと
VSS固定のものを用意する。
【0062】或いは、図22に示すように、テスト用I
/Oマルチプレクサ5におけるテストI/Oパッド<
0:15>に対応したマルチプレクサMUX毎に、拡張
データ入出力線212を追加する。これらの拡張データ
入出力線212も、VCC固定のものとVSS固定のも
のを用意する。
/Oマルチプレクサ5におけるテストI/Oパッド<
0:15>に対応したマルチプレクサMUX毎に、拡張
データ入出力線212を追加する。これらの拡張データ
入出力線212も、VCC固定のものとVSS固定のも
のを用意する。
【0063】これらの電位固定の拡張データ入出力線2
11或いは212は、コマンドデコーダ8の拡張により
選択可能とする。この様な構成として、テストモード
時、拡張データ線入出力211或いは212を選択して
読み出す。このとき、読み出しデータが期待値でないと
すれば、テスト用マルチプレクサ5、コマンドデコーダ
8或いは入出力パッドの外のテスト回路系に問題がある
ことがわかる。
11或いは212は、コマンドデコーダ8の拡張により
選択可能とする。この様な構成として、テストモード
時、拡張データ線入出力211或いは212を選択して
読み出す。このとき、読み出しデータが期待値でないと
すれば、テスト用マルチプレクサ5、コマンドデコーダ
8或いは入出力パッドの外のテスト回路系に問題がある
ことがわかる。
【0064】上記実施の形態では、システムLSIを対
象として、その中のメモリ、特にDRAMに着目して、
不良解析を容易にするテスト用電位設定回路を設ける場
合を説明したが、同様の手法は、SRAMやEEPRO
M等の他のメモリを搭載したシステムLSIに適用でき
ることは勿論、半導体メモリ単体に対しても同様に適用
して有効である。
象として、その中のメモリ、特にDRAMに着目して、
不良解析を容易にするテスト用電位設定回路を設ける場
合を説明したが、同様の手法は、SRAMやEEPRO
M等の他のメモリを搭載したシステムLSIに適用でき
ることは勿論、半導体メモリ単体に対しても同様に適用
して有効である。
【0065】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、メ
モリセルからデータ入出力パッドまでのデータ転送経路
のいずれかの箇所を所定電位に設定してデータアクセス
を行うことにより、不良の原因箇所の特定を容易にする
ことができる。
モリセルからデータ入出力パッドまでのデータ転送経路
のいずれかの箇所を所定電位に設定してデータアクセス
を行うことにより、不良の原因箇所の特定を容易にする
ことができる。
【図1】この発明によるシステムLSIの基本構成を示
す図である。
す図である。
【図2】同システムLSIのテスト回路系の構成を示す
図である。
図である。
【図3】同システムLSIのDRAMの構成を示す図で
ある。
ある。
【図4】同DRAMのセルアレイの構成を示す図であ
る。
る。
【図5】同DRAMのデータ線とビット線の関係を示す
図である。
図である。
【図6】同DRAMのセルアレイの具体的な構成を示す
図である。
図である。
【図7】同DRAMのロウデコーダ/ロウリダンダンシ
コントローラの構成を示す図である。
コントローラの構成を示す図である。
【図8】同DRAMのカラムリダンダンシコントローラ
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図9】同DRAMのカラム置換スイッチの構成例を示
す図である。
す図である。
【図10】同DRAMのカラム置換スイッチの他の構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図11】同DRAMのテスト用マルチプレクサの構成
を示す図である。
を示す図である。
【図12】図6のセルアレイ構成に対して、セルノード
段電位設定回路を設けた例を示す図である。
段電位設定回路を設けた例を示す図である。
【図13】図12のセルノード段電位設定回路の拡張ワ
ード線を選択するためのロウリダンダンシコントローラ
の拡張回路を示す図である。
ード線を選択するためのロウリダンダンシコントローラ
の拡張回路を示す図である。
【図14】図4のセルアレイ構成に対して、拡張ビット
線とビット線段電位設定回路を設けた例である。
線とビット線段電位設定回路を設けた例である。
【図15】図14の拡張ビット線部の具体的な回路構成
を示す図である。
を示す図である。
【図16】図4のセルアレイ構成に対して拡張データ線
を配置した構成を示す図である。
を配置した構成を示す図である。
【図17】図16の拡張データ線の電位を固定するデー
タ線段電位設定回路を示す図である。
タ線段電位設定回路を示す図である。
【図18】図16の拡張データ線を選択するためのカラ
ムリダンダンシコントローラの拡張回路を示す図であ
る。
ムリダンダンシコントローラの拡張回路を示す図であ
る。
【図19】他のデータ線段電位設定回路の構成を示す図
である。
である。
【図20】他のデータ線段電位設定回路の構成を示す図
である。
である。
【図21】テスト用I/Oマルチプレクサに対してデー
タ入出力線段電位設定回路を設けた例を示す図である。
タ入出力線段電位設定回路を設けた例を示す図である。
【図22】テスト用I/Oマルチプレクサに対してデー
タ入出力線段電位設定回路を設けた他の例を示す図であ
る。
タ入出力線段電位設定回路を設けた他の例を示す図であ
る。
1…メモリ、2…ロジック、5…テストI/Oマルチプ
レクサ、10…メモリセルアレイ、12…センスアン
プ、13…カラムゲート、20…ロウデコーダ/ロウリ
ダンダンシコントローラ、30…カラムデコーダ、40
…カラムリダンダンシコントローラ、50…アドレスバ
ッファ/コマンドデコーダ、60…カラム置換スイッ
チ、121…セルノード段電位設定回路、BLHLD
(BLHLDt,BLHLDc)…拡張ビット線、DQ
HLD(DQHLDt,DQHLDc)…拡張データ
線、171,191,201…データ線段電位設定回
路、211,212…拡張データ入出力線。
レクサ、10…メモリセルアレイ、12…センスアン
プ、13…カラムゲート、20…ロウデコーダ/ロウリ
ダンダンシコントローラ、30…カラムデコーダ、40
…カラムリダンダンシコントローラ、50…アドレスバ
ッファ/コマンドデコーダ、60…カラム置換スイッ
チ、121…セルノード段電位設定回路、BLHLD
(BLHLDt,BLHLDc)…拡張ビット線、DQ
HLD(DQHLDt,DQHLDc)…拡張データ
線、171,191,201…データ線段電位設定回
路、211,212…拡張データ入出力線。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 12/16 330 G01R 31/28 B G11C 11/401 G11C 11/34 371A 371D Fターム(参考) 2G032 AA03 AA07 AB20 AC03 AD05 AG02 AH04 AK14 5B018 GA03 HA21 JA12 MA40 QA13 5B024 AA15 BA05 BA13 BA15 BA18 BA29 CA07 CA17 CA27 EA04 5L106 AA01 CC17 DD12 EE03 GG05 GG07
Claims (16)
- 【請求項1】 メモリセルからデータ入出力端子までの
間に読み出し/書き込みデータを順次転送する複数のデ
ータ転送段を有し且つ、通常動作モードとテストモード
とを有する半導体集積回路において、 前記複数のデータ転送段のうち少なくとも一つに、テス
トモード時に所定電位を出力するテスト用電位設定回路
が設けられていることを特徴とする半導体集積回路。 - 【請求項2】 前記テスト用電位設定回路は、選択信号
により通常動作モード時に被選択信号を出力する信号選
択回路に対して、テストモード時に前記所定電位を選択
して出力する拡張信号選択回路を備えて構成されている
ことを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。 - 【請求項3】 前記テスト用電位設定回路によるテスト
モードは、メモリセルアレイをアクセスするアドレス空
間に対して、所定アドレスで前記信号選択回路に代わっ
て前記拡張信号選択回路を選択するようにアドレスを割
り付けることにより実行されるものであることを特徴と
する請求項2記載の半導体集積回路。 - 【請求項4】 前記テスト用電位設定回路は、メモリセ
ルアレイのセルノードの後段に所定電位を出力するセル
ノード段電位設定回路であることを特徴とする請求項1
又は2記載の半導体集積回路。 - 【請求項5】 前記セルノード段電位設定回路は、前記
メモリセルアレイの拡張セルアレイとして構成されて、
前記メモリセルアレイのワード線を拡張した拡張ワード
線と、この拡張ワード線により駆動されて一端がビット
線に他端が所定電位に接続されたトランジスタとを有す
ることを特徴とする請求項4記載の半導体集積回路。 - 【請求項6】 前記拡張ワード線に割り付けられたロウ
アドレスを記憶したアドレス記憶回路と、テストモード
時に入力されるロウアドレスと前記アドレス記憶回路の
アドレスとの一致検出を行って対応する拡張ワード線を
選択する一致検出回路とを備えた拡張ワード線選択回路
を有することを特徴とする請求項5記載の半導体集積回
路。 - 【請求項7】 不良ワード線を置換するためのスペアワ
ード線を含む冗長ロウセルアレイと、不良ロウアドレス
の入力に応じて前記スペアワード線による不良ワード線
の置換制御を行うロウリダンダンシコントローラとを有
し、 前記拡張ワード線選択回路は、前記ロウリダンダンシコ
ントローラの拡張回路として構成されていることを特徴
とする請求項6記載の半導体集積回路。 - 【請求項8】 前記テスト用電位設定回路は、メモリセ
ルアレイのビット線の後段に所定電位を出力するビット
線段電位設定回路であることを特徴とする請求項1又は
2記載の半導体集積回路。 - 【請求項9】 前記ビット線段電位設定回路は、メモリ
セルアレイの拡張セルアレイとして構成されたメモリセ
ルが接続されない拡張ビット線と、この拡張ビット線を
データ線に接続するための拡張カラムゲートとを有する
ことを特徴とする請求項8記載の半導体集積回路。 - 【請求項10】 前記テスト用電位設定回路は、メモリ
セルアレイのビット線にカラムゲートを介して接続され
るデータ線と別に設けられた前記メモリセルアレイに接
続されない拡張データ線と、前記メモリセルアレイのワ
ード線により駆動されて前記拡張データ線の電位を設定
するトランジスタとを有する拡張データ線段電位設定回
路であることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体
集積回路。 - 【請求項11】 前記拡張データ線段電位設定回路は、
ワード線により駆動されて前記拡張データ線を第1の電
位に接続する第1のトランジスタと、不良ワード線を置
換するためのスペアワード線により駆動されて前記拡張
データ線を第2の電位に接続する第2のトランジスタと
を有することを特徴とする請求項10記載の半導体集積
回路。 - 【請求項12】 テストモード時、所定のデータ線に代
わって前記拡張データ線を選択するための置換信号を出
力する拡張データ線選択回路を有することを特徴とする
請求項10記載の半導体集積回路。 - 【請求項13】 不良データ線を置換するためのスペア
データ線と、カラムアドレスに応じて不良データ線に代
わって前記スペアデータ線を選択する置換信号を出力す
るカラムリダンダンシコントローラとを有し、 前記拡張データ線選択回路は、前記カラムリダンダンシ
コントローラの拡張回路として構成されていることを特
徴とする請求項12記載の半導体集積回路。 - 【請求項14】 前記テスト用電位設定回路は、メモリ
セルアレイのビット線にカラムゲートを介して接続され
るデータ線を所定電位に設定するデータ線段電位設定回
路であることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体
集積回路。 - 【請求項15】 前記データ線段電位設定回路は、各デ
ータ線に一端が接続され、他端に所定電位が与えられた
トランジスタと、テストモード時にこれらのトランジス
タを外部からの制御信号により駆動する制御信号線とか
ら構成されていることを特徴とする請求項14記載の半
導体集積回路。 - 【請求項16】 前記テスト用電位設定回路は、テスト
用データの入出力を行うテスト用I/Oマルチプレクサ
の入力側に対し所定電位に設定された拡張データ入出力
線を追加して構成されたデータ入出力線段電位設定回路
であることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体集
積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000346762A JP2002150800A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000346762A JP2002150800A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 半導体集積回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002150800A true JP2002150800A (ja) | 2002-05-24 |
Family
ID=18820584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000346762A Pending JP2002150800A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002150800A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7266036B2 (en) | 2003-06-24 | 2007-09-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor memory device |
-
2000
- 2000-11-14 JP JP2000346762A patent/JP2002150800A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7266036B2 (en) | 2003-06-24 | 2007-09-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor memory device |
CN100454436C (zh) * | 2003-06-24 | 2009-01-21 | 松下电器产业株式会社 | 半导体存储装置 |
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