JP2002143944A - 金型の芯出し方法および金型の芯出し治具 - Google Patents
金型の芯出し方法および金型の芯出し治具Info
- Publication number
- JP2002143944A JP2002143944A JP2000347065A JP2000347065A JP2002143944A JP 2002143944 A JP2002143944 A JP 2002143944A JP 2000347065 A JP2000347065 A JP 2000347065A JP 2000347065 A JP2000347065 A JP 2000347065A JP 2002143944 A JP2002143944 A JP 2002143944A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- punch
- mounting hole
- jig
- centering
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Forging (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 容易に高精度の芯出しを行うことのできる金
型の芯出し方法および金型の芯出し治具を提供する。 【解決手段】 ダイホルダ19のダイ装着孔21に取り
付けられている第1のキー25およびパンチ装着孔15
に取り付けられている第2のキー17に、一体化されて
いる芯出し治具1に設けられている治具側キー溝9を同
時に係合させるように芯出し治具1をパンチ装着孔15
およびダイ装着孔21に挿入して、ダイ装着孔21の軸
心とパンチ装着孔15の軸心を一致させて芯出しを行
う。
型の芯出し方法および金型の芯出し治具を提供する。 【解決手段】 ダイホルダ19のダイ装着孔21に取り
付けられている第1のキー25およびパンチ装着孔15
に取り付けられている第2のキー17に、一体化されて
いる芯出し治具1に設けられている治具側キー溝9を同
時に係合させるように芯出し治具1をパンチ装着孔15
およびダイ装着孔21に挿入して、ダイ装着孔21の軸
心とパンチ装着孔15の軸心を一致させて芯出しを行
う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイを着脱自在
のダイ装着孔の軸心と、パンチを着脱自在のパンチ装着
孔の軸心とを一致せしめるための金型の芯出し方法およ
び金型の芯出し治具に関するものである。
のダイ装着孔の軸心と、パンチを着脱自在のパンチ装着
孔の軸心とを一致せしめるための金型の芯出し方法およ
び金型の芯出し治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5を参照するに、従来のパンチ、ダイ
ホルダ101,103のうちパンチ側は、パンチホルダ
101内に設けられたパンチブッシュ105側にキー1
07が設けられていると共に、ダイ側はパンチ側とは別
にダイホルダ103にキー溝109が設けられている。
したがって図6も併せて参照するに、従来より、金型の
芯出し治具111では、ダイ用の治具113とパンチ用
の治具115とが別体で設けられており、パンチ用の治
具115にキー溝117が設けられていると共にダイ用
の治具113にキー119が設けられている。また各々
の治具113,115には非円形の凸部121と凹部1
23とが係合自在に設けられている。
ホルダ101,103のうちパンチ側は、パンチホルダ
101内に設けられたパンチブッシュ105側にキー1
07が設けられていると共に、ダイ側はパンチ側とは別
にダイホルダ103にキー溝109が設けられている。
したがって図6も併せて参照するに、従来より、金型の
芯出し治具111では、ダイ用の治具113とパンチ用
の治具115とが別体で設けられており、パンチ用の治
具115にキー溝117が設けられていると共にダイ用
の治具113にキー119が設けられている。また各々
の治具113,115には非円形の凸部121と凹部1
23とが係合自在に設けられている。
【0003】前記の構成の金型芯出し治具111を用い
ダイホルダ103の軸芯とパンチホルダ101の軸芯と
を一致せしめるためには、まずダイホルダ103のキー
溝109にダイ用の治具113のキー119を係合さ
せ、ダイホルダ103にダイ用の治具113を装着す
る。
ダイホルダ103の軸芯とパンチホルダ101の軸芯と
を一致せしめるためには、まずダイホルダ103のキー
溝109にダイ用の治具113のキー119を係合さ
せ、ダイホルダ103にダイ用の治具113を装着す
る。
【0004】そして、パンチホルダ101内に回転可能
に設けられたパンチブッシュ105のキー107にパン
チ用の治具115のキー溝117を係合させ、パンチホ
ルダ101にパンチ用の治具115を装着せしめ、各々
の治具113,115の非円形の凸部121と凹部12
3とを係合させることにより芯出しが行われる。
に設けられたパンチブッシュ105のキー107にパン
チ用の治具115のキー溝117を係合させ、パンチホ
ルダ101にパンチ用の治具115を装着せしめ、各々
の治具113,115の非円形の凸部121と凹部12
3とを係合させることにより芯出しが行われる。
【0005】このとき、パンチブッシュ105はパンチ
ホルダ101において回転可能に設けられているので、
前記凸部121と凹部123とは容易に係合される。
ホルダ101において回転可能に設けられているので、
前記凸部121と凹部123とは容易に係合される。
【0006】この芯出しが行われた状態でパンチブッシ
ュ105をパンチホルダ101にボルト125で固定し
芯出しが終了する。
ュ105をパンチホルダ101にボルト125で固定し
芯出しが終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の技術にあっては、凸部121と凹部123の加
工、パンチ用の治具115およびダイ用の治具113を
別々に加工しなければならず、加工交差、組み合わせる
ためのクリアランス等が累積して、高精度の芯出しがで
きないという問題がある。
な従来の技術にあっては、凸部121と凹部123の加
工、パンチ用の治具115およびダイ用の治具113を
別々に加工しなければならず、加工交差、組み合わせる
ためのクリアランス等が累積して、高精度の芯出しがで
きないという問題がある。
【0008】この発明の目的は、以上のような従来の技
術の問題点に着目してなされたものであり、容易に高精
度の芯出しを行うことのできる金型の芯出し方法および
金型の芯出し治具を提供することにある。
術の問題点に着目してなされたものであり、容易に高精
度の芯出しを行うことのできる金型の芯出し方法および
金型の芯出し治具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による発明の金型の芯出し方法は、ダイ
を着脱自在のダイ装着孔の軸心と、パンチを着脱自在の
パンチ装着孔の軸心とを一致せしめる金型の芯出し方法
において、前記ダイ装着孔に形成したダイ側キー溝に着
脱自在に係合した第1のキーおよび前記パンチ装着孔に
備えた第2のキーに、芯出し治具に備えた治具側キー溝
を同時に係合せしめることにより、前記ダイ装着孔の軸
心とパンチ装着孔の軸心とを一致せしめること、を特徴
とするものである。
めに、請求項1による発明の金型の芯出し方法は、ダイ
を着脱自在のダイ装着孔の軸心と、パンチを着脱自在の
パンチ装着孔の軸心とを一致せしめる金型の芯出し方法
において、前記ダイ装着孔に形成したダイ側キー溝に着
脱自在に係合した第1のキーおよび前記パンチ装着孔に
備えた第2のキーに、芯出し治具に備えた治具側キー溝
を同時に係合せしめることにより、前記ダイ装着孔の軸
心とパンチ装着孔の軸心とを一致せしめること、を特徴
とするものである。
【0010】従って、ダイホルダのダイ装着孔に形成さ
れているダイ側キー溝に第1のキーを取り付け、この第
1のキーおよびパンチ装着孔に設けられた第2のキー
に、芯出し治具に設けられている治具側キー溝を同時に
係合させることにより、ダイ装着孔の軸心とパンチ装着
孔の軸心を一致させて芯出しを行う。
れているダイ側キー溝に第1のキーを取り付け、この第
1のキーおよびパンチ装着孔に設けられた第2のキー
に、芯出し治具に設けられている治具側キー溝を同時に
係合させることにより、ダイ装着孔の軸心とパンチ装着
孔の軸心を一致させて芯出しを行う。
【0011】請求項2による発明の金型の芯出し方法
は、請求項1記載の金型の芯出し方法において、前記治
具側キー溝が1本であること、を特徴とするものであ
る。
は、請求項1記載の金型の芯出し方法において、前記治
具側キー溝が1本であること、を特徴とするものであ
る。
【0012】従って、芯出し治具に設けられている治具
側キー溝は、パンチ用部分およびダイ用部分を通して一
度に加工されるので加工が簡易化されると共に、加工精
度の維持ができるので、高精度の芯出しを行うことがで
きる。
側キー溝は、パンチ用部分およびダイ用部分を通して一
度に加工されるので加工が簡易化されると共に、加工精
度の維持ができるので、高精度の芯出しを行うことがで
きる。
【0013】請求項3による発明の金型の芯出し方法
は、請求項1記載の金型の芯出し方法において、前記パ
ンチ装着孔は、パンチホルダに回転位置調整可能に設け
たパンチブッシュに設けてあること、を特徴とするもの
である。
は、請求項1記載の金型の芯出し方法において、前記パ
ンチ装着孔は、パンチホルダに回転位置調整可能に設け
たパンチブッシュに設けてあること、を特徴とするもの
である。
【0014】従って、パンチホルダに設けられているパ
ンチブッシュは回転位置調整可能なので、パンチブッシ
ュの内面から突出して設けられている第2のキーも回転
位置調整可能である。
ンチブッシュは回転位置調整可能なので、パンチブッシ
ュの内面から突出して設けられている第2のキーも回転
位置調整可能である。
【0015】請求項4による発明の金型の芯出し治具
は、ダイを着脱自在のダイ装着孔の軸心と、パンチを着
脱自在のパンチ装着孔の軸心とを一致せしめるために使
用する金型の芯出し治具であって、前記パンチ装着孔お
よびダイ装着孔に対して嵌合離脱自在、且つ外周面に前
記ダイ装着孔に備えた第1のキーおよび前記パンチ装着
孔に備えた第2のキーに係合自在の治具側キー溝を備え
たこと、を特徴とするものである。
は、ダイを着脱自在のダイ装着孔の軸心と、パンチを着
脱自在のパンチ装着孔の軸心とを一致せしめるために使
用する金型の芯出し治具であって、前記パンチ装着孔お
よびダイ装着孔に対して嵌合離脱自在、且つ外周面に前
記ダイ装着孔に備えた第1のキーおよび前記パンチ装着
孔に備えた第2のキーに係合自在の治具側キー溝を備え
たこと、を特徴とするものである。
【0016】従って、ダイホルダのダイ装着孔に取り付
けられている第1のキーおよびパンチ装着孔に取り付け
られている第2のキーに、一体化されている芯出し治具
に設けられている治具側キー溝を同時に係合させるよう
に芯出し治具をパンチ装着孔およびダイ装着孔に挿入す
ることにより、ダイ装着孔の軸心とパンチ装着孔の軸心
を一致させて芯出しを行う。
けられている第1のキーおよびパンチ装着孔に取り付け
られている第2のキーに、一体化されている芯出し治具
に設けられている治具側キー溝を同時に係合させるよう
に芯出し治具をパンチ装着孔およびダイ装着孔に挿入す
ることにより、ダイ装着孔の軸心とパンチ装着孔の軸心
を一致させて芯出しを行う。
【0017】請求項5による発明の金型の芯出し治具
は、請求項4記載の金型の芯出し治具において、前記パ
ンチ装着孔に嵌合する第1嵌合部の直径よりも、前記ダ
イ装着孔に嵌合する第2嵌合部の直径を小径としたこ
と、を特徴とするものである。
は、請求項4記載の金型の芯出し治具において、前記パ
ンチ装着孔に嵌合する第1嵌合部の直径よりも、前記ダ
イ装着孔に嵌合する第2嵌合部の直径を小径としたこ
と、を特徴とするものである。
【0018】従って、ダイ装着孔に嵌合される第2嵌合
部の直径を、パンチ装着孔に嵌合される第1嵌合部の直
径よりも小さくして研磨代を設けたので、加工性が向上
する。
部の直径を、パンチ装着孔に嵌合される第1嵌合部の直
径よりも小さくして研磨代を設けたので、加工性が向上
する。
【0019】請求項6による発明の金型の芯出し治具
は、請求項4記載の金型の芯出し治具において、前記第
1のキーが、前記ダイ装着孔に設けられているダイ側キ
ー溝に着脱自在に設けられていること、を特徴とするも
のである。
は、請求項4記載の金型の芯出し治具において、前記第
1のキーが、前記ダイ装着孔に設けられているダイ側キ
ー溝に着脱自在に設けられていること、を特徴とするも
のである。
【0020】従って、芯出しが完了してダイホルダを固
定したら、第1のキーをダイ側キー溝から抜き取ること
ができる。
定したら、第1のキーをダイ側キー溝から抜き取ること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
面に基づいて詳細に説明する。
【0022】図1(A),(B)には、この発明に係る
金型の芯出し治具1が示されている。この芯出し治具1
は従来のパンチ用の治具と、ダイ用の治具とを別個に設
けたのものと異なり、第1嵌合部としてのパンチ用部分
3と、第2嵌合部としてのダイ用部分5が一体で設けら
れており、その境界には研磨逃げの横溝7が設けられて
いる。
金型の芯出し治具1が示されている。この芯出し治具1
は従来のパンチ用の治具と、ダイ用の治具とを別個に設
けたのものと異なり、第1嵌合部としてのパンチ用部分
3と、第2嵌合部としてのダイ用部分5が一体で設けら
れており、その境界には研磨逃げの横溝7が設けられて
いる。
【0023】そして、芯出し治具1の外周面における中
央部から下側(図1において下側)には、上下方向に1
本の治具側キー溝9が設けられている。なお、芯出し治
具1におけるパンチ用部分3の外径D1は、ダイ用部分
5の外径D2よりも大きいものとなっている。
央部から下側(図1において下側)には、上下方向に1
本の治具側キー溝9が設けられている。なお、芯出し治
具1におけるパンチ用部分3の外径D1は、ダイ用部分
5の外径D2よりも大きいものとなっている。
【0024】一方、図2〜図4を参照するに、パンチホ
ルダ11にはパンチブッシュ13が設けられており、こ
のパンチブッシュ13の内側にあるパンチ装着孔15に
突出するようにパンチ側キー17が固定して取り付けら
れている。
ルダ11にはパンチブッシュ13が設けられており、こ
のパンチブッシュ13の内側にあるパンチ装着孔15に
突出するようにパンチ側キー17が固定して取り付けら
れている。
【0025】また、ダイホルダ19のダイ装着孔21に
は、ダイ側キー溝23が設けられており、このダイ側キ
ー溝23にはダイ側キー25が着脱自在に設けられてい
る。
は、ダイ側キー溝23が設けられており、このダイ側キ
ー溝23にはダイ側キー25が着脱自在に設けられてい
る。
【0026】次に、図2〜図4を参照して、この発明に
係る金型の芯出し方法について説明する。
係る金型の芯出し方法について説明する。
【0027】図2を参照するに、パンチブッシュ13に
はパンチ装着孔15に突出しているパンチ側キー17が
固定的に設けられている。また、ダイホルダ19に設け
られているダイ側キー溝23には、ダイ装着孔21に突
出するように着脱自在のダイ側キー25が予め装着され
ており、ダイホルダ19をダイベース27上のほぼ所定
位置にセットする。
はパンチ装着孔15に突出しているパンチ側キー17が
固定的に設けられている。また、ダイホルダ19に設け
られているダイ側キー溝23には、ダイ装着孔21に突
出するように着脱自在のダイ側キー25が予め装着され
ており、ダイホルダ19をダイベース27上のほぼ所定
位置にセットする。
【0028】図3を参照するに、芯出し治具1をパンチ
ブッシュ13のパンチ装着孔15に、パンチ側キー17
が芯出し治具1の治具側キー溝9に係合させ、さらにダ
イホルダ19に装着されているダイ側キー25が治具側
キー溝9に係合するようにダイホルダ19の位置決めを
行う。
ブッシュ13のパンチ装着孔15に、パンチ側キー17
が芯出し治具1の治具側キー溝9に係合させ、さらにダ
イホルダ19に装着されているダイ側キー25が治具側
キー溝9に係合するようにダイホルダ19の位置決めを
行う。
【0029】このとき、パンチブッシュ13はパンチホ
ルダ11において回転させることができるので、ダイ側
キー溝23に装着されているダイ側キー25を治具側キ
ー溝9に容易に係合させることができる。
ルダ11において回転させることができるので、ダイ側
キー溝23に装着されているダイ側キー25を治具側キ
ー溝9に容易に係合させることができる。
【0030】そして、図4を参照するに、芯出しが行わ
れた状態でパンチブッシュ13をパンチホルダ11にボ
ルト29で締結すると共に、ダイホルダ19をダイベー
ス27に固定する。
れた状態でパンチブッシュ13をパンチホルダ11にボ
ルト29で締結すると共に、ダイホルダ19をダイベー
ス27に固定する。
【0031】以上の結果から、この芯出し治具1では、
パンチ用部分3およびダイ用部分5を一体化しているた
め、同時に円筒加工を行うことができ、また治具側キー
溝9も同時に加工できるため加工性および加工精度を向
上させることができる。
パンチ用部分3およびダイ用部分5を一体化しているた
め、同時に円筒加工を行うことができ、また治具側キー
溝9も同時に加工できるため加工性および加工精度を向
上させることができる。
【0032】また、パンチ用部分3とダイ用部分5を一
体化したので、加工交差、隙間等の累積が生じないた
め、高精度の芯出しを行うことができる。
体化したので、加工交差、隙間等の累積が生じないた
め、高精度の芯出しを行うことができる。
【0033】なお、この発明は前述の発明の実施の形態
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よる金型の芯出し方法では、ダイホルダのダイ装着孔に
形成されているダイ側キー溝に第1のキーを取り付け、
この第1のキーおよびパンチ装着孔に設けられた第2の
キーに、芯出し治具に設けられている治具側キー溝を同
時に係合させるので、一体化された芯出し治具により加
工交差や組み合わせのための隙間が累積するのを防止し
て、高精度でダイ装着孔の軸心とパンチ装着孔の軸心を
一致させて芯出しを行うことができる。
よる金型の芯出し方法では、ダイホルダのダイ装着孔に
形成されているダイ側キー溝に第1のキーを取り付け、
この第1のキーおよびパンチ装着孔に設けられた第2の
キーに、芯出し治具に設けられている治具側キー溝を同
時に係合させるので、一体化された芯出し治具により加
工交差や組み合わせのための隙間が累積するのを防止し
て、高精度でダイ装着孔の軸心とパンチ装着孔の軸心を
一致させて芯出しを行うことができる。
【0035】請求項2の発明による金型の芯出し方法で
は、芯出し治具に設けられている治具側キー溝は、パン
チ用部分およびダイ用部分を通して1本だけ形成されて
いるので一度に加工され、加工が簡易化すると共に、一
体化された芯出し治具により高精度でダイ装着孔の軸心
とパンチ装着孔の軸心を一致させて芯出しを行うことが
できる。
は、芯出し治具に設けられている治具側キー溝は、パン
チ用部分およびダイ用部分を通して1本だけ形成されて
いるので一度に加工され、加工が簡易化すると共に、一
体化された芯出し治具により高精度でダイ装着孔の軸心
とパンチ装着孔の軸心を一致させて芯出しを行うことが
できる。
【0036】請求項3の発明による金型の芯出し方法で
は、パンチホルダに設けられているパンチブッシュは回
転位置調整可能なので、パンチブッシュを回転させるこ
とにより、パンチブッシュの内面から突出して設けられ
ている第2のキーの回転位置を調整することができる。
は、パンチホルダに設けられているパンチブッシュは回
転位置調整可能なので、パンチブッシュを回転させるこ
とにより、パンチブッシュの内面から突出して設けられ
ている第2のキーの回転位置を調整することができる。
【0037】請求項4の発明による金型の芯出し治具で
は、一体化されている芯出し治具に治具側キー溝を形成
するので、加工交差や組み合わせのための隙間が累積す
るのを防止して、高精度の加工ができる。また、ダイホ
ルダのダイ装着孔に取り付けられている第1のキーおよ
びパンチ装着孔に取り付けられている第2のキーを、同
時に治具側キー溝に係合させるように芯出し治具をパン
チ装着孔およびダイ装着孔に挿入して、ダイ装着孔の軸
心とパンチ装着孔の軸心を一致させて芯出しを行うの
で、高精度の芯出しを行うことができる。
は、一体化されている芯出し治具に治具側キー溝を形成
するので、加工交差や組み合わせのための隙間が累積す
るのを防止して、高精度の加工ができる。また、ダイホ
ルダのダイ装着孔に取り付けられている第1のキーおよ
びパンチ装着孔に取り付けられている第2のキーを、同
時に治具側キー溝に係合させるように芯出し治具をパン
チ装着孔およびダイ装着孔に挿入して、ダイ装着孔の軸
心とパンチ装着孔の軸心を一致させて芯出しを行うの
で、高精度の芯出しを行うことができる。
【0038】請求項5の発明による金型の芯出し治具で
は、ダイ装着孔に嵌合する第2嵌合部の直径を、パンチ
装着孔に嵌合する第1嵌合部の直径よりも小さくして研
磨代を設けたので、加工性が向上する。
は、ダイ装着孔に嵌合する第2嵌合部の直径を、パンチ
装着孔に嵌合する第1嵌合部の直径よりも小さくして研
磨代を設けたので、加工性が向上する。
【0039】請求項6の発明による金型の芯出し治具で
は、芯出しが完了してダイホルダを固定したら、第1の
キーをダイ側キー溝から抜き取るので、以後のパンチン
グ加工の邪魔にならない。
は、芯出しが完了してダイホルダを固定したら、第1の
キーをダイ側キー溝から抜き取るので、以後のパンチン
グ加工の邪魔にならない。
【図1】(A)、(B)は、この発明に係る金型の芯出
し治具を示す正面図および底面図である。
し治具を示す正面図および底面図である。
【図2】この発明に係る金型の芯出し方法を示す工程図
である。
である。
【図3】この発明に係る金型の芯出し方法を示す工程図
である。
である。
【図4】この発明に係る金型の芯出し方法を示す工程図
である。
である。
【図5】従来のパンチ、ダイホルダと金型の芯出し治具
とを示した側面図である。
とを示した側面図である。
【図6】(A)は、従来の金型の芯出し治具を示す正面
図、(B)は(A)におけるB−B線に沿った断面図で
ある。
図、(B)は(A)におけるB−B線に沿った断面図で
ある。
1 芯出し治具 3 パンチ用部分(第1嵌合部) 5 ダイ用部分(第2嵌合部) 9 治具側キー溝 13 パンチブッシュ 15 パンチ装着孔 17 パンチ側キー(第2のキー) 21 ダイ装着孔 23 ダイ側キー溝 25 ダイ側キー(第1のキー)
Claims (6)
- 【請求項1】 ダイを着脱自在のダイ装着孔の軸心と、
パンチを着脱自在のパンチ装着孔の軸心とを一致せしめ
る金型の芯出し方法において、前記ダイ装着孔に形成し
たダイ側キー溝に着脱自在に係合した第1のキーおよび
前記パンチ装着孔に備えた第2のキーに、芯出し治具に
備えた治具側キー溝を同時に係合せしめることにより、
前記ダイ装着孔の軸心とパンチ装着孔の軸心とを一致せ
しめること、を特徴とする金型の芯出し方法。 - 【請求項2】 前記治具側キー溝が1本であること、を
特徴とする請求項1記載の金型の芯出し方法。 - 【請求項3】 前記パンチ装着孔は、パンチホルダに回
転位置調整可能に設けたパンチブッシュに設けてあるこ
と、を特徴とする請求項1記載の金型の芯出し方法。 - 【請求項4】 ダイを着脱自在のダイ装着孔の軸心と、
パンチを着脱自在のパンチ装着孔の軸心とを一致せしめ
るために使用する金型の芯出し治具であって、前記パン
チ装着孔およびダイ装着孔に対して嵌合離脱自在、且つ
外周面に前記ダイ装着孔に備えた第1のキーおよび前記
パンチ装着孔に備えた第2のキーに係合自在の治具側キ
ー溝を備えたこと、を特徴とする金型の芯出し治具。 - 【請求項5】 前記パンチ装着孔に嵌合する第1嵌合部
の直径よりも、前記ダイ装着孔に嵌合する第2嵌合部の
直径を小径としたこと、を特徴とする請求項4記載の金
型の芯出し治具。 - 【請求項6】 前記第1のキーが、前記ダイ装着孔に設
けられているダイ側キー溝に着脱自在に設けられている
こと、を特徴とする請求項4記載の金型の芯出し治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000347065A JP2002143944A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 金型の芯出し方法および金型の芯出し治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000347065A JP2002143944A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 金型の芯出し方法および金型の芯出し治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002143944A true JP2002143944A (ja) | 2002-05-21 |
Family
ID=18820850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000347065A Pending JP2002143944A (ja) | 2000-11-14 | 2000-11-14 | 金型の芯出し方法および金型の芯出し治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002143944A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7043956B2 (en) | 2003-02-21 | 2006-05-16 | Sankyo Oilless Industry, Inc. | Module cam and method for aligning and fastening tool |
JP2014163479A (ja) * | 2013-02-27 | 2014-09-08 | Ricoh Co Ltd | 回転駆動装置、及び画像形成装置 |
FR3065659A1 (fr) * | 2017-04-28 | 2018-11-02 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Appareil de reglage et procede de reglage de la position d’un porte-poincon sur un outil d’emboutissage. |
-
2000
- 2000-11-14 JP JP2000347065A patent/JP2002143944A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7043956B2 (en) | 2003-02-21 | 2006-05-16 | Sankyo Oilless Industry, Inc. | Module cam and method for aligning and fastening tool |
JP2014163479A (ja) * | 2013-02-27 | 2014-09-08 | Ricoh Co Ltd | 回転駆動装置、及び画像形成装置 |
FR3065659A1 (fr) * | 2017-04-28 | 2018-11-02 | Peugeot Citroen Automobiles Sa | Appareil de reglage et procede de reglage de la position d’un porte-poincon sur un outil d’emboutissage. |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05162521A (ja) | 車両用サスペンション部材の製造方法 | |
JPH10108424A (ja) | スピンドルモーター用ハウジング及びその加工方法 | |
CN112643293A (zh) | 一种大型圆筒薄壁类舱段零件的加工方法 | |
JPH09133123A (ja) | コンロッドの加工方法 | |
JP2004090181A (ja) | 差動装置のデフケースの製造方法 | |
JP2002143944A (ja) | 金型の芯出し方法および金型の芯出し治具 | |
CN215281032U (zh) | 一种内腔孔加工可调定位止动装置 | |
US7104559B2 (en) | Deburring method and automotive knuckle | |
CN111001995A (zh) | 一种薄壁壳体加工工艺 | |
CN113927253B (zh) | 多孔精密旋转件加工方法 | |
CN212643054U (zh) | 一种轴对称多孔圆盘式转子转接座 | |
CN212509177U (zh) | 分体式冲击钻中心轴 | |
US11285552B2 (en) | Methods of shaping slots with computer numerical controlled machining centers | |
CN208230629U (zh) | 一种调整垫块打点夹具 | |
JP3014965B2 (ja) | パンチング金型およびパンチング金型におけるストリッパプレートとダイとの同時加工方法 | |
CN113909536A (zh) | 一种下陷弧形薄板钻多个孔的简易胎具 | |
KR101894268B1 (ko) | 피스톤탑코아가이드금형의 절삭가공을 위한 지그 | |
CN219379025U (zh) | 一种薄壁管防切割应力变形工装 | |
CN222359296U (zh) | 一种新型电机壳镗刀 | |
JPH08141849A (ja) | 無段変速機用プーリ装置の可動シーブ加工方法 | |
CN220902528U (zh) | 一种钻孔工装及法兰轴 | |
CN213425989U (zh) | 一种转子铁芯的拉孔工装 | |
CN211192179U (zh) | 一种锪孔刀具及工件夹具 | |
JP4862214B2 (ja) | カム装置の工具取付け面に加工工具を固定するための方法及びカム装置を具備したプレス金型装置の製造方法 | |
JP2002046003A (ja) | 中ぐりバイト固定用補助具 |