JP2002138635A - 竪樋取付具及び竪樋取付構造 - Google Patents
竪樋取付具及び竪樋取付構造Info
- Publication number
- JP2002138635A JP2002138635A JP2000337258A JP2000337258A JP2002138635A JP 2002138635 A JP2002138635 A JP 2002138635A JP 2000337258 A JP2000337258 A JP 2000337258A JP 2000337258 A JP2000337258 A JP 2000337258A JP 2002138635 A JP2002138635 A JP 2002138635A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting
- leader
- downspout
- gutter
- implement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 地震の際に竪樋の揺れをある程度許容して竪
樋の破損を防止できる竪樋取付具と竪樋取付構造を提供
する。 【解決手段】 竪樋3を保持する竪樋保持部1aの後端
にアーム部1bを介してスライド片1cを一体に形成し
てなる控え具1の該スライド片1cを、取付基体2のア
リ溝2aにスライド自在に嵌合保持させて竪樋取付具A
を構成する。この竪樋取付具Aの取付基体2を住宅外壁
4に固定し、控え具1の竪樋保持部1aに竪樋を保持さ
せた竪樋取付構造では、地震によって住宅が揺れても、
竪樋3は住宅の揺れに追従して湾曲変形せず、控え具1
のスライド片1cが取付基体2のアリ溝2a内をスライ
ドしながら、竪樋3に生じる歪み応力などが減衰するよ
うに竪樋3が揺れるため、竪樋3の破壊を防止できる。
竪樋保持部の後端に弾性変形可能なアーム部を介して取
付片を一体に設けた構成の竪樋取付具となし、この竪樋
取付具の取付片を住宅外壁に固定して竪樋を竪樋保持部
に保持させた竪樋取付構造としても、同様に竪樋の破壊
を防止できる。
樋の破損を防止できる竪樋取付具と竪樋取付構造を提供
する。 【解決手段】 竪樋3を保持する竪樋保持部1aの後端
にアーム部1bを介してスライド片1cを一体に形成し
てなる控え具1の該スライド片1cを、取付基体2のア
リ溝2aにスライド自在に嵌合保持させて竪樋取付具A
を構成する。この竪樋取付具Aの取付基体2を住宅外壁
4に固定し、控え具1の竪樋保持部1aに竪樋を保持さ
せた竪樋取付構造では、地震によって住宅が揺れても、
竪樋3は住宅の揺れに追従して湾曲変形せず、控え具1
のスライド片1cが取付基体2のアリ溝2a内をスライ
ドしながら、竪樋3に生じる歪み応力などが減衰するよ
うに竪樋3が揺れるため、竪樋3の破壊を防止できる。
竪樋保持部の後端に弾性変形可能なアーム部を介して取
付片を一体に設けた構成の竪樋取付具となし、この竪樋
取付具の取付片を住宅外壁に固定して竪樋を竪樋保持部
に保持させた竪樋取付構造としても、同様に竪樋の破壊
を防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震の際に竪樋の
揺れをある程度許容することによって竪樋の破損を防止
することができる竪樋取付具及び竪樋取付構造に関す
る。
揺れをある程度許容することによって竪樋の破損を防止
することができる竪樋取付具及び竪樋取付構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、地震の際に家屋の揺れをある程度
許容することにより破壊を防止するようにした免震住宅
が開発されている。しかしながら、これまでの免震住宅
は、通常の控え金具を用いて竪樋を住宅外壁に固定的に
取付けているため、次のような問題があった。
許容することにより破壊を防止するようにした免震住宅
が開発されている。しかしながら、これまでの免震住宅
は、通常の控え金具を用いて竪樋を住宅外壁に固定的に
取付けているため、次のような問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】即ち、地震によって免
震住宅が揺れると、その揺れに追随して竪樋も湾曲変形
しながら歪みを生じるため、この竪樋の歪み応力が限界
を越えると竪樋が破壊するという問題があった。更に、
最近の免震住宅は勿論のこと、一般の住宅においても、
竪樋の下端を地中の排水管に接続固定したものが多いた
め、地面と住宅の振動のズレによって竪樋と排水管の接
続部分に剪断応力が発生し、この剪断応力が限界を越え
ても竪樋が破損するという問題があった。
震住宅が揺れると、その揺れに追随して竪樋も湾曲変形
しながら歪みを生じるため、この竪樋の歪み応力が限界
を越えると竪樋が破壊するという問題があった。更に、
最近の免震住宅は勿論のこと、一般の住宅においても、
竪樋の下端を地中の排水管に接続固定したものが多いた
め、地面と住宅の振動のズレによって竪樋と排水管の接
続部分に剪断応力が発生し、この剪断応力が限界を越え
ても竪樋が破損するという問題があった。
【0004】本発明は上記の問題に対処すべくなされた
もので、その目的とするところは、地震の際に竪樋の揺
れをある程度許容して竪樋の破損を防止できる竪樋取付
具と竪樋取付構造を提供することにある。
もので、その目的とするところは、地震の際に竪樋の揺
れをある程度許容して竪樋の破損を防止できる竪樋取付
具と竪樋取付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る竪樋取付具は、竪樋を保持
する竪樋保持部の後端にアーム部を介してスライド片を
一体に形成してなる控え具の該スライド片を、取付基体
のアリ溝にスライド自在に嵌合保持させたことを特徴と
するものである。
め、本発明の請求項1に係る竪樋取付具は、竪樋を保持
する竪樋保持部の後端にアーム部を介してスライド片を
一体に形成してなる控え具の該スライド片を、取付基体
のアリ溝にスライド自在に嵌合保持させたことを特徴と
するものである。
【0006】そして、本発明の請求項2に係る竪樋取付
構造は、上記請求項1に記載された竪樋取付具の取付基
体を住宅外壁に固定し、控え具の竪樋保持部に竪樋を保
持させたことを特徴とするものである。
構造は、上記請求項1に記載された竪樋取付具の取付基
体を住宅外壁に固定し、控え具の竪樋保持部に竪樋を保
持させたことを特徴とするものである。
【0007】請求項1の竪樋取付具を用いて請求項2の
ような竪樋取付構造にすると、地震によって住宅が揺れ
たとき、竪樋は従来のように住宅の揺れに追随して湾曲
変形せず、控え具のスライド片が取付基体のアリ溝内を
スライドしながら、竪樋に生じる歪み応力や排水管との
接続部分に生じる剪断応力が減衰するように竪樋が揺れ
るため、竪樋の破壊を防止することができる。
ような竪樋取付構造にすると、地震によって住宅が揺れ
たとき、竪樋は従来のように住宅の揺れに追随して湾曲
変形せず、控え具のスライド片が取付基体のアリ溝内を
スライドしながら、竪樋に生じる歪み応力や排水管との
接続部分に生じる剪断応力が減衰するように竪樋が揺れ
るため、竪樋の破壊を防止することができる。
【0008】次に、本発明の請求項3に係る竪樋取付具
は、竪樋を保持する竪樋保持部の後端に弾性変形可能な
アーム部を介して取付片を一体に設けたことを特徴とす
るものである。
は、竪樋を保持する竪樋保持部の後端に弾性変形可能な
アーム部を介して取付片を一体に設けたことを特徴とす
るものである。
【0009】そして、本発明の請求項4に係る竪樋取付
構造は、上記請求項3に記載された竪樋取付具の取付片
を住宅外壁に固定し、竪樋保持部に竪樋を保持させたこ
とを特徴とするものである。
構造は、上記請求項3に記載された竪樋取付具の取付片
を住宅外壁に固定し、竪樋保持部に竪樋を保持させたこ
とを特徴とするものである。
【0010】請求項3の竪樋取付具を用いて請求項4の
ような竪樋取付構造にすると、地震によって住宅が揺れ
たとき、竪樋取付具の竪樋保持部が弾性変形可能なアー
ム部によって首振り運動しながら、竪樋の歪み応力や排
水管との接続部分の剪断応力が減衰するように竪樋が揺
れるため、竪樋の破壊を防止することができる。
ような竪樋取付構造にすると、地震によって住宅が揺れ
たとき、竪樋取付具の竪樋保持部が弾性変形可能なアー
ム部によって首振り運動しながら、竪樋の歪み応力や排
水管との接続部分の剪断応力が減衰するように竪樋が揺
れるため、竪樋の破壊を防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の具
体的な実施形態を詳述する。
体的な実施形態を詳述する。
【0012】図1は本発明の一実施形態に係る竪樋取付
具の斜視図、図2は同竪樋取付具を用いた本発明の竪樋
取付構造を示す全体図、図3は同竪樋取付構造の平面
図、図4は地震で揺れたときの同竪樋取付構造の平面図
である。
具の斜視図、図2は同竪樋取付具を用いた本発明の竪樋
取付構造を示す全体図、図3は同竪樋取付構造の平面
図、図4は地震で揺れたときの同竪樋取付構造の平面図
である。
【0013】図1に示す竪樋取付具Aは、控え具1と取
付基体2からなる。
付基体2からなる。
【0014】控え具1は、ポリカーボネートやポリ塩化
ビニルやアクリル−アクリロニトリル−スチレン共重合
体(AAS)等の合成樹脂で射出成形された成形品であ
って、竪樋を保持する二つ割りの竪樋保持部1aの後端
にアーム部1bを介して方形のスライド片1cが一体に
成形されたものである。
ビニルやアクリル−アクリロニトリル−スチレン共重合
体(AAS)等の合成樹脂で射出成形された成形品であ
って、竪樋を保持する二つ割りの竪樋保持部1aの後端
にアーム部1bを介して方形のスライド片1cが一体に
成形されたものである。
【0015】竪樋保持部1aは、半環状の前枠部1dと
後枠部1eからなるもので、前枠部1dの一端の孔1f
に後枠部1eの一端の外側へ湾曲した係合突起1gを係
合させることによって、前枠部1dが後枠部1eに開閉
自在に取付けられており、且つ、前枠部1dの他端の孔
1hに後枠部1eの他端の係止爪1iを係止させること
よって、前枠部1dが開かないように後枠部1eに固定
されている。
後枠部1eからなるもので、前枠部1dの一端の孔1f
に後枠部1eの一端の外側へ湾曲した係合突起1gを係
合させることによって、前枠部1dが後枠部1eに開閉
自在に取付けられており、且つ、前枠部1dの他端の孔
1hに後枠部1eの他端の係止爪1iを係止させること
よって、前枠部1dが開かないように後枠部1eに固定
されている。
【0016】一方、取付基体2は、金属板を略C字状に
折曲することによって前面が横長に開口するアリ溝2a
を内側に形成すると共に、その両端を端板2b,2bで
閉塞したものであって、このアリ溝2aには控え具1の
スライド片1cが左右スライド自在に嵌合保持されてい
る。そして、この取付基体2の背板には複数の止具挿通
孔2cが穿孔されている。
折曲することによって前面が横長に開口するアリ溝2a
を内側に形成すると共に、その両端を端板2b,2bで
閉塞したものであって、このアリ溝2aには控え具1の
スライド片1cが左右スライド自在に嵌合保持されてい
る。そして、この取付基体2の背板には複数の止具挿通
孔2cが穿孔されている。
【0017】図2に示す竪樋取付構造は、上記の竪樋取
付具Aを竪樋3に沿って後側に複数配設し、それぞれの
竪樋取付具Aの取付基体2を図3に示すように止具5,
5で住宅外壁4に固定すると共に、控え具1の竪樋保持
部1aの前枠部1dと後枠部1eで竪樋3を周囲から保
持させたものである。
付具Aを竪樋3に沿って後側に複数配設し、それぞれの
竪樋取付具Aの取付基体2を図3に示すように止具5,
5で住宅外壁4に固定すると共に、控え具1の竪樋保持
部1aの前枠部1dと後枠部1eで竪樋3を周囲から保
持させたものである。
【0018】竪樋3の保持は、竪樋保持部1aの前枠部
1dの孔1hから後枠部1eの係止爪1iを外して前枠
部1dを開き、竪樋3を後枠部1eに嵌込んでから前枠
部1dを閉じて係止爪1iを孔1hに弾性的に係止させ
ることにより、簡単に行うことができる。
1dの孔1hから後枠部1eの係止爪1iを外して前枠
部1dを開き、竪樋3を後枠部1eに嵌込んでから前枠
部1dを閉じて係止爪1iを孔1hに弾性的に係止させ
ることにより、簡単に行うことができる。
【0019】尚、図2に示す竪樋取付構造では、地中に
埋設された排水管6の地面より立上がる上端に竪樋3の
下端を接続しているが、このように接続する必要は必ず
しもなく、例えば、排水管6に通じる小さな桝穴(不図
示)を地面に形成し、この桝穴に竪樋3の下端を挿入す
るようにしてもよい。
埋設された排水管6の地面より立上がる上端に竪樋3の
下端を接続しているが、このように接続する必要は必ず
しもなく、例えば、排水管6に通じる小さな桝穴(不図
示)を地面に形成し、この桝穴に竪樋3の下端を挿入す
るようにしてもよい。
【0020】従来のように竪樋を通常の控え具で住宅外
壁に取付固定した場合は、地震により住宅が揺れると、
その揺れに追従して竪樋が湾曲変形し、竪樋に大きい歪
み応力が生じたり、竪樋と排水管との接続部分に大きい
剪断応力が生じたりするが、上記のごとき竪樋取付構造
にすると、地震によって住宅が揺れたとき、竪樋3は住
宅の揺れに追随して湾曲変形せず、図4に示すように、
控え具1のスライド片1cが取付基体2のアリ溝2a内
を左右にスライドして控え具1が左右に移動しながら、
竪樋3に生じる歪み応力や排水管6との接続部分に生じ
る剪断応力が減衰するように竪樋3が揺れるため、竪樋
3の破壊を防止することができる。
壁に取付固定した場合は、地震により住宅が揺れると、
その揺れに追従して竪樋が湾曲変形し、竪樋に大きい歪
み応力が生じたり、竪樋と排水管との接続部分に大きい
剪断応力が生じたりするが、上記のごとき竪樋取付構造
にすると、地震によって住宅が揺れたとき、竪樋3は住
宅の揺れに追随して湾曲変形せず、図4に示すように、
控え具1のスライド片1cが取付基体2のアリ溝2a内
を左右にスライドして控え具1が左右に移動しながら、
竪樋3に生じる歪み応力や排水管6との接続部分に生じ
る剪断応力が減衰するように竪樋3が揺れるため、竪樋
3の破壊を防止することができる。
【0021】尚、免震住宅の場合、最大の揺れ幅はおよ
そ30cm前後であるため、最大の揺れ幅に対応できる
ように、竪樋取付具Aの取付基板2のアリ溝2aの長さ
を30cm前後に設定して、控え具1が最大の揺れ幅で
左右にスライド可能となるようにすることが望ましい。
そ30cm前後であるため、最大の揺れ幅に対応できる
ように、竪樋取付具Aの取付基板2のアリ溝2aの長さ
を30cm前後に設定して、控え具1が最大の揺れ幅で
左右にスライド可能となるようにすることが望ましい。
【0022】図5は本発明の他の実施形態に係る竪樋取
付具を用いた竪樋取付構造を示す平面図、図6は地震で
揺れたときの同竪樋取付構造の平面図である。
付具を用いた竪樋取付構造を示す平面図、図6は地震で
揺れたときの同竪樋取付構造の平面図である。
【0023】この竪樋取付具Bは、竪樋3を保持する竪
樋保持部1aの後端に、弾性変形可能なジャバラホース
状のアーム部1jを介して取付片1kを一体に設けたも
のである。アーム部1jは半硬質の合成樹脂等で成形さ
れたものであり、例えば、二色射出成形等の手段によっ
て、硬質の合成樹脂で竪樋保持部1aの後枠部1eと取
付片1kを成形すると同時に、半硬質の合成樹脂でアー
ム部1jを一体に成形することができる。
樋保持部1aの後端に、弾性変形可能なジャバラホース
状のアーム部1jを介して取付片1kを一体に設けたも
のである。アーム部1jは半硬質の合成樹脂等で成形さ
れたものであり、例えば、二色射出成形等の手段によっ
て、硬質の合成樹脂で竪樋保持部1aの後枠部1eと取
付片1kを成形すると同時に、半硬質の合成樹脂でアー
ム部1jを一体に成形することができる。
【0024】アーム部1jの形状や材質は、竪樋3を支
持できる強度と地震時の弾性変形性を兼ね備える限り、
この実施形態のようなジャバラホース形状や半硬質合成
樹脂に限定されるものではなく、例えば、丸棒形状、角
棒形状、I形断面の棒形状、或は、平板形状など、種々
の形状を備えた合成ゴムその他の弾性材料からなるアー
ム部とすることもできるし、金属や硬質樹脂のスプリン
グコイル等でもよい。平板形状のアーム部を垂直にして
使用すると、上下方向には撓むことなく竪樋3を保持で
きるし、左右の揺れには撓んで地震の横揺れを吸収して
竪樋3の破壊を防止できる。
持できる強度と地震時の弾性変形性を兼ね備える限り、
この実施形態のようなジャバラホース形状や半硬質合成
樹脂に限定されるものではなく、例えば、丸棒形状、角
棒形状、I形断面の棒形状、或は、平板形状など、種々
の形状を備えた合成ゴムその他の弾性材料からなるアー
ム部とすることもできるし、金属や硬質樹脂のスプリン
グコイル等でもよい。平板形状のアーム部を垂直にして
使用すると、上下方向には撓むことなく竪樋3を保持で
きるし、左右の揺れには撓んで地震の横揺れを吸収して
竪樋3の破壊を防止できる。
【0025】尚、この竪樋取付具Bの竪樋保持部1a
は、前述した竪樋取付具Aの控え具1の竪樋保持部1a
と同一の構造であるので、図5,図6において同一部材
に同一符号を付し、説明を省略する。
は、前述した竪樋取付具Aの控え具1の竪樋保持部1a
と同一の構造であるので、図5,図6において同一部材
に同一符号を付し、説明を省略する。
【0026】図5に示す竪樋取付構造は、上記の竪樋取
付具Bの取付片1kを止具5で住宅外壁4に固定し、そ
の竪樋保持部1aに竪樋3を保持させたものである。こ
のような構造にすると、地震によって住宅が揺れたと
き、竪樋取付具Bの竪樋保持部1aが弾性変形可能なア
ーム部1jによって首振り運動しながら、竪樋3の歪み
応力や排水管との接続部分の剪断応力を減衰させるよう
に竪樋3が揺れるため、竪樋3の破壊を防止することが
できる。
付具Bの取付片1kを止具5で住宅外壁4に固定し、そ
の竪樋保持部1aに竪樋3を保持させたものである。こ
のような構造にすると、地震によって住宅が揺れたと
き、竪樋取付具Bの竪樋保持部1aが弾性変形可能なア
ーム部1jによって首振り運動しながら、竪樋3の歪み
応力や排水管との接続部分の剪断応力を減衰させるよう
に竪樋3が揺れるため、竪樋3の破壊を防止することが
できる。
【0027】上述した実施形態はいずれも丸い竪樋3を
取付ける場合を例示したものであるが、角竪樋を取付け
る場合は、竪樋取付具A及び竪樋取付具Bの竪樋保持部
1aの前枠部1dと後枠部1eの形状をコ字状に変更
し、角竪樋を四方から抱持できるようにすればよい。
取付ける場合を例示したものであるが、角竪樋を取付け
る場合は、竪樋取付具A及び竪樋取付具Bの竪樋保持部
1aの前枠部1dと後枠部1eの形状をコ字状に変更
し、角竪樋を四方から抱持できるようにすればよい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の竪樋取付具及び竪樋取付構造は、地震による竪樋の破
壊を防止できるといった顕著な効果を奏する。
の竪樋取付具及び竪樋取付構造は、地震による竪樋の破
壊を防止できるといった顕著な効果を奏する。
【図1】本発明の一実施形態に係る竪樋取付具の斜視図
である。
である。
【図2】同竪樋取付具を用いた本発明の竪樋取付構造を
示す全体図である。
示す全体図である。
【図3】同竪樋取付構造の平面図である。
【図4】地震で揺れたときの同竪樋取付構造の平面図で
ある。
ある。
【図5】本発明の他の実施形態に係る竪樋取付具を用い
た竪樋取付構造の平面図である。
た竪樋取付構造の平面図である。
【図6】地震で揺れたときの同竪樋取付構造の平面図で
ある。
ある。
A,B 竪樋取付具 1 控え具 1a 竪樋保持部 1b アーム部 1c スライド片 1j 弾性変形可能なアーム部 1k 取付片 2 取付基体 2a アリ溝 3 竪樋 4 住宅外壁 6 排水管
Claims (4)
- 【請求項1】竪樋を保持する竪樋保持部の後端にアーム
部を介してスライド片を一体に形成してなる控え具の該
スライド片を、取付基体のアリ溝にスライド自在に嵌合
保持させたことを特徴とする竪樋取付具。 - 【請求項2】請求項1に記載された竪樋取付具の取付基
体を住宅外壁に固定し、控え具の竪樋保持部に竪樋を保
持させたことを特徴とする竪樋取付構造。 - 【請求項3】竪樋を保持する竪樋保持部の後端に弾性変
形可能なアーム部を介して取付片を一体に設けたことを
特徴とする竪樋取付具。 - 【請求項4】請求項3に記載された竪樋取付具の取付片
を住宅外壁に固定し、竪樋保持部に竪樋を保持させたこ
とを特徴とする竪樋取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000337258A JP2002138635A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 竪樋取付具及び竪樋取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000337258A JP2002138635A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 竪樋取付具及び竪樋取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002138635A true JP2002138635A (ja) | 2002-05-17 |
Family
ID=18812671
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000337258A Pending JP2002138635A (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 竪樋取付具及び竪樋取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002138635A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010196323A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Daiwa House Industry Co Ltd | 縦樋控え金具及び縦樋控え金具取付け構造 |
CN108953761A (zh) * | 2018-09-06 | 2018-12-07 | 广东雅仕格科技集团有限公司 | 一种用于方钢的侧向抗震连接卡座及侧向抗震装置 |
CN110512809A (zh) * | 2019-07-05 | 2019-11-29 | 深圳市华建工程项目管理有限公司 | 一种建筑用排水管固定架 |
CN110984487A (zh) * | 2019-12-10 | 2020-04-10 | 上海建工二建集团有限公司 | 一种外伸式管道支架及其施工方法 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5219024U (ja) * | 1975-07-30 | 1977-02-10 | ||
JPH0173223U (ja) * | 1987-10-31 | 1989-05-17 | ||
JPH0510008A (ja) * | 1991-07-02 | 1993-01-19 | Misawa Homes Co Ltd | 樋受金具 |
JPH0542456U (ja) * | 1991-11-18 | 1993-06-08 | 三菱樹脂株式会社 | 竪樋保持具 |
JPH05148977A (ja) * | 1991-07-08 | 1993-06-15 | De-A Gaisou Kk | 外壁の取付け方法および外壁 |
JPH05287866A (ja) * | 1992-04-14 | 1993-11-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 竪樋支持具 |
JPH08151749A (ja) * | 1994-11-30 | 1996-06-11 | Sekisui Chem Co Ltd | 竪樋支持具 |
JPH09158427A (ja) * | 1995-12-08 | 1997-06-17 | Toyo Chem Co Ltd | 竪樋取付構造 |
JPH104U (ja) * | 1993-09-24 | 1998-01-06 | 株式会社オーティス | 管、たて樋支持金具取付装置 |
JPH11159574A (ja) * | 1997-12-01 | 1999-06-15 | Fujitsu Ltd | 免震機構 |
-
2000
- 2000-10-31 JP JP2000337258A patent/JP2002138635A/ja active Pending
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5219024U (ja) * | 1975-07-30 | 1977-02-10 | ||
JPH0173223U (ja) * | 1987-10-31 | 1989-05-17 | ||
JPH0510008A (ja) * | 1991-07-02 | 1993-01-19 | Misawa Homes Co Ltd | 樋受金具 |
JPH05148977A (ja) * | 1991-07-08 | 1993-06-15 | De-A Gaisou Kk | 外壁の取付け方法および外壁 |
JPH0542456U (ja) * | 1991-11-18 | 1993-06-08 | 三菱樹脂株式会社 | 竪樋保持具 |
JPH05287866A (ja) * | 1992-04-14 | 1993-11-02 | Sekisui Chem Co Ltd | 竪樋支持具 |
JPH104U (ja) * | 1993-09-24 | 1998-01-06 | 株式会社オーティス | 管、たて樋支持金具取付装置 |
JPH08151749A (ja) * | 1994-11-30 | 1996-06-11 | Sekisui Chem Co Ltd | 竪樋支持具 |
JPH09158427A (ja) * | 1995-12-08 | 1997-06-17 | Toyo Chem Co Ltd | 竪樋取付構造 |
JPH11159574A (ja) * | 1997-12-01 | 1999-06-15 | Fujitsu Ltd | 免震機構 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010196323A (ja) * | 2009-02-24 | 2010-09-09 | Daiwa House Industry Co Ltd | 縦樋控え金具及び縦樋控え金具取付け構造 |
CN108953761A (zh) * | 2018-09-06 | 2018-12-07 | 广东雅仕格科技集团有限公司 | 一种用于方钢的侧向抗震连接卡座及侧向抗震装置 |
CN110512809A (zh) * | 2019-07-05 | 2019-11-29 | 深圳市华建工程项目管理有限公司 | 一种建筑用排水管固定架 |
CN110512809B (zh) * | 2019-07-05 | 2021-07-13 | 深圳市华建工程项目管理有限公司 | 一种建筑用排水管固定架 |
CN110984487A (zh) * | 2019-12-10 | 2020-04-10 | 上海建工二建集团有限公司 | 一种外伸式管道支架及其施工方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7087837B1 (en) | Adjustable electrical box assembly | |
CN205674961U (zh) | 用于便携式设备的支架 | |
JPH03502717A (ja) | 組み立て窓 | |
JP2002138635A (ja) | 竪樋取付具及び竪樋取付構造 | |
KR101897621B1 (ko) | 소방용 배관의 내진장치 | |
KR101866864B1 (ko) | 소방용 배관의 내진 클램핑장치 | |
KR101828368B1 (ko) | 천장 몰딩장치 | |
KR101430366B1 (ko) | 비닐하우스용 비닐 고정패드 | |
KR102307873B1 (ko) | 기둥의 연성능력을 향상시킬 수 있는 조적벽 완충장치 및 그 시공방법 | |
KR102358861B1 (ko) | 비닐하우스용 서까래 결속시스템 | |
JP2009045248A (ja) | ポスト | |
KR101674171B1 (ko) | 지진 발생시 안전 도어 | |
KR101914680B1 (ko) | 함체 | |
JP6621221B2 (ja) | 目地カバー装置 | |
JP5357736B2 (ja) | 収納物保持構造 | |
KR20030069756A (ko) | 벽속에 매설되는 박스를 고정하는 변위형박스고정장치 | |
KR102426313B1 (ko) | 정수기 | |
KR101713582B1 (ko) | 하부프레임이 구비된 화장실 포스트부, 이의 설치방법, 및 이를 포함하는 화장실 유닛 | |
KR102485371B1 (ko) | 조립식 휀스 | |
JP4699057B2 (ja) | 貯湯タンク支持具及び貯湯タンク支持構造 | |
CN212796748U (zh) | 车牌安装支架 | |
JP4365716B2 (ja) | チューンドマスダンパー | |
JP2018031230A (ja) | 押さえ具 | |
JPH1122071A (ja) | 壁下地補強板の支持具 | |
US20060216109A1 (en) | Attachment device for building materials |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071005 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091209 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100331 |