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JP2002138204A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

Info

Publication number
JP2002138204A
JP2002138204A JP2000335676A JP2000335676A JP2002138204A JP 2002138204 A JP2002138204 A JP 2002138204A JP 2000335676 A JP2000335676 A JP 2000335676A JP 2000335676 A JP2000335676 A JP 2000335676A JP 2002138204 A JP2002138204 A JP 2002138204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
flame
resin composition
resin
retardant resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000335676A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Oono
良貴 大野
Kazuaki Matsumoto
一昭 松本
Tatsushi Yoshida
龍史 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2000335676A priority Critical patent/JP2002138204A/ja
Publication of JP2002138204A publication Critical patent/JP2002138204A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Silicon Polymers (AREA)
  • Fireproofing Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価かつ優れた難燃性を有する難燃性樹脂組
成物を提供する。 【解決手段】 樹脂100重量部及び有機化シリコーン
0.1〜50重量部を含有する難燃性樹脂組成物におい
て、上記有機化シリコーンが、ケイ酸塩及びオルガノシ
ラン化合物より合成され、かつ、下記構造式(1)で表
される単位と、下記構造式(2)及び/又は(3)で表
される単位を有するものである。 (SiO4/2 (1) (RSiO3/2 (2) (RSiO2/2) (3) (各式中、Rは、エポキシ基、水酸基、ビニル基、アク
リル基及びメタクリル基からなる群より選ばれる反応性
基で変性した炭素数1〜16個の変性アルキル基、又
は、炭素数1〜10の一価の炭化水素基を表し、Rはそ
れぞれ同一でも異なっていても良い。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機化シリコーン
により難燃化された難燃樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】難燃性樹脂組成物は、火災に対する安全
性を確保するため、電気電子分野、建材分野など種々の
分野に利用されている。これら樹脂組成物は一般に、塩
素系や臭素系などのハロゲン系化合物を難燃剤として用
いていたが、近年のヨーロッパを中心とした環境問題に
関する関心の高まりから、リン系難燃剤をはじめとして
ハロゲンを含まない難燃剤の使用が種々検討されてい
る。
【0003】しかしながら、リン系難燃剤としてリン酸
エステル系化合物、赤リンなどを用いて難燃化した場
合、押出・成形加工時に臭気が発生したり、機械的特性
や熱的特性に悪影響を及ぼすなどの問題があるため、ハ
ロゲン化合物やリン化合物に代わる難燃剤が各種検討さ
れている。
【0004】ハロゲンやリンを含まない難燃剤として
は、シリコーン化合物が知られている。特開昭54−3
6365号公報では、非シリコーンポリマーをRSiO
3/2単位主体のシルセスキオキサン樹脂にて難燃化し
た樹脂組成物が開示されており、特開昭58−5007
80号公報、特開平4−226159号公報、特開平7
−33971号公報、特公平3−48947号公報で
は、RSiO1/2単位とSiO4/2単位からなる
MQシリコーンによる難燃化技術が示されている。ま
た、特開平10−139964号公報では、芳香環を含
有する非シリコーン樹脂をRSiO3/2単位及びR
SiO2/2単位を有するシリコーンにて難燃化した樹
脂組成物が開示されている。
【0005】これら従来の樹脂組成物で用いられている
有機化シリコーンがQ単位(SiO /2)を含有する
場合、その有機化シリコーンは、四塩化ケイ素などのハ
ロゲン化ケイ素類;テトラエトキシシラン、テトラメト
キシシラン、アルコキシル基により安定化させたシリケ
ートなどのアルコキシシラン類を用いて製造されてい
る。
【0006】しかしながら、有機化シリコーンを、四塩
化ケイ素などのハロゲン化ケイ素類の加水分解に続く縮
合反応により合成した場合、通常の方法では、極度に反
応速度が速くゲル化するため、優れた難燃効果を有する
有機化シリコーンが得られない。また、テトラエトキシ
シラン、テトラメトキシシラン、アルコキシル基により
安定化させたシリケートなどのアルコキシシラン類の加
水分解に続く縮合反応により合成した場合は、反応制御
は容易であるものの、アルコキシル基が残存してしまう
ため優れた難燃化効果を有する有機化シリコーンが得ら
れない。
【0007】一般に、上記製法により得られたシリコー
ンを利用しようとした場合、難燃化効果が不十分である
ため、シリコーンを多量に添加する必要がある。さら
に、シリコーン難燃剤は比較的高価であるため、ハロゲ
ン化合物やリン系化合物に比べ地球環境への負荷が小さ
いというメリットがあるにもかかわらず、産業的に利用
された例は未だ少ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記現状に
鑑み、安価かつ優れた難燃性を有する難燃性樹脂組成物
を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らはS
iO4/2の単位構造を有する有機化シリコーンについ
てさまざまな検討を実施した結果、有機化シリコーン中
にアルコキシル基が残存した場合に難燃性の効果が低下
するが、ケイ酸塩及びオルガノシラン化合物により合成
した特定構造を有する有機化シリコーンは、残存するア
ルコキシル基量が少なく優れた難燃性を発揮することを
見出し本発明に至った。
【0010】すなわち本発明は、樹脂100重量部及び
有機化シリコーン0.1〜50重量部を含有する難燃性
樹脂組成物であって、上記有機化シリコーンが、ケイ酸
塩及びオルガノシラン化合物より合成され、かつ、下記
構造式(1)で表される単位と、下記構造式(2)及び
/又は(3)で表される単位を有するものである、難燃
性樹脂組成物である。 (SiO4/2 (1) (RSiO3/2 (2) (RSiO2/2) (3) (各式中、Rは、エポキシ基、水酸基、ビニル基、アク
リル基及びメタクリル基からなる群より選ばれる反応性
基で変性した炭素数1〜16個の変性アルキル基、又
は、炭素数1〜10の一価の炭化水素基を表し、Rはそ
れぞれ同一でも異なっていても良い。) 以下に本発明を詳述する。
【0011】本発明に用いられる有機化シリコーンはケ
イ酸塩及びオルガノシラン化合物により合成されるが、
これら製造法は公知種々の方法を利用することができ
る。例えば、ケイ酸ナトリウムを非水溶性有機溶媒中塩
酸で分解後、トリメチルクロロシランを用いてオルガノ
シリル化する特公昭49−40639号公報記載の方
法;ケイ酸ソーダを水溶液中酸処理して中和しシロキシ
シラノールを得た後、水溶性有機溶媒中に添加し、さら
にオルガノシリル化剤と反応させる特公昭60−345
73号公報記載の方法;酸性水溶液、水溶性有機溶媒、
オルガノシリル化剤、の混合溶液中にケイ酸ソーダを徐
々に添加する特公昭60−34574号公報記載の方
法;酸性水溶液、水溶性有機溶媒、の混合溶液中にケイ
酸ソーダを添加して中和した後、オルガノシリル化剤を
添加する特開平8−151444号公報記載の方法など
を用いることができ、反応の任意の段階でオルガノシラ
ン化合物を添加混合することによって得られる。
【0012】本発明で使用される有機化シリコーン製造
に利用されるケイ酸塩としては特に限定されず、例え
ば、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸リチウ
ム、等のケイ酸アルカリ金属塩;ケニヤアイト、マガデ
ィアイト、アイラーアイト、マカタイト、カネマイト、
δ型ジケイ酸ソーダ、等に代表される結晶性の層状ケイ
酸塩を水中に膨准させ水溶液としたものなどが挙げられ
る。たとえば、ケイ酸ナトリウムとしては、JIS規格
K1408のケイ酸ナトリウム(ケイ酸ソーダ)Na
O・nSiO・xHOとして表される水ガラス(1
号)、水ガラス(2号)、水ガラス(3号)、オルソケ
イ酸ナトリウム、セスキケイ酸ナトリウム、メタケイ酸
ナトリウム、粉末ケイ酸ナトリウム、等を好ましく用い
ることができる。
【0013】本発明で使用される有機化シリコーン製造
に利用されるオルガノシラン化合物としては、オルガノ
クロロシラン化合物、オルガノアルコキシルシラン化合
物などが挙げられ、アルコキシル基の残存量低減といっ
た観点から、オルガノクロロシラン化合物が好ましく利
用される。
【0014】オルガノクロロシラン化合物としては、モ
ノオルガノトリクロロシラン、ジオルガノジクロロシラ
ン、トリオルガノモノクロロシラン等が例示されるが、
これらに限定されるものではない。好ましいオルガノク
ロロシラン化合物としては、メチルトリクロロシラン、
エチルトリクロロシラン、フェニルトリクロロシラン、
ジメチルジクロロシラン、ジエチルジクロロシラン、ジ
フェニルジクロロシラン、フェニルメチルジクロロシラ
ン、トリメチルクロロシラン、ジメチルフェニルクロロ
シラン、ビニルトリクロロシラン、が挙げられる。これ
らは単独で用いても良いし、複数を併用して用いても良
い。
【0015】オルガノアルコキシルシラン化合物として
は特に限定されず、例えば、メチルトリアルコキシルシ
ラン、エチルトリアルコキシルシラン、フェニルトリア
ルコキシルシラン、ジメチルジアルコキシルシラン、ジ
エチルジアルコキシルシラン、ジフェニルジアルコキシ
ルシラン、フェニルメチルジアルコキシルシラン、トリ
メチルアルコキシルシラン、ジメチルフェニルアルコキ
シルシラン、ビニルトリアルコキシルシラン、等が挙げ
られる。これらは単独で用いても良いし、複数を併用し
て用いても良い。好ましいアルコキシル基は炭素数1〜
4のものである。
【0016】本発明で用いられる有機化シリコーンは、
含まれるシラノール基をシリル化剤によりシリル化した
ものが好ましい。シラノール基をシリル化せずにシリコ
ーンを単離すると、得られたシリコーンに多数のシラノ
ール基が残存するため、シリコーンの安定性が低く取り
扱いが困難となる場合がある。シリル化は、ケイ酸塩及
びオルガノシラン化合物を添加した系にそのままシリル
化剤を添加して反応させてもよいし、一旦シリコーンを
単離精製してから反応を行っても良い。
【0017】シリル化剤としては特に限定されず、例え
ば、トリメチルシラン、トリエチルシランなどのハイド
ロジェンシラン;トリメチルクロロシラン、トリエチル
クロロシラン、トリフェニルクロロシラン、CF(C
Si(CHClなどのクロロシラン;ト
リメチルシラノールなどのシラノール;トリメチルメト
キシシラン、トリメチルエトキシシラン;(CH
SiNHCH、(CH SiNHC、(C
SiN(CH、(CHSiN(C
、等のアミノシラン;(CHSiOC
OCH、等のアシロキシシラン;ヘキサメチルジシラ
ザン、1,3−ジビニルテトラメチルジシラザン、
[(CHSi]N、等のシラザン;等が挙げら
れる。これらの中でも、反応の制御や未反応物の除去が
容易なことから、シラザン類やクロロシラン類が好まし
い。
【0018】本発明に用いられる有機化シリコーンの構
造は、Q単位(SiO4/2)を有するとともに、T単
位(RSiO3/2)及び/又はD単位(RSiO
2/2)(各式中、Rは、エポキシ基、水酸基、ビニル
基、アクリル基及びメタクリル基からなる群より選ばれ
る反応性基で変性した炭素数1〜16個の変性アルキル
基、又は、炭素数が1〜10の一価の炭化水素基を表
し、Rはそれぞれ同一でも異なっていても良い。)を有
するものであるが、好ましくは、上記記載のシリル化に
より実質的に硬化性反応基を有しない構造が好ましい。
加工時に縮合反応を起こしゲル化するなど、難燃化効果
や機械的特性が低下する場合があるためである。
【0019】本発明に用いられる有機化シリコーンは、
メチルイソブチルケトンに対して23℃で80重量%以
上が可溶であり、かつ数平均分子量が1000以上であ
ることが好ましく、更に好ましくは85重量%以上が可
溶であり、かつ数平均分子量が1500以上である。2
0重量%を超える不溶成分を含有していたり、数平均分
子量が1000未満であると、難燃化効果、加工性が低
下する場合がある。上記数平均分子量は、ゲル浸透クロ
マトグラフィーで測定し、スチレン換算して求められる
値である。
【0020】本発明に用いられる有機化シリコーンは、
経済的な面から、全有機基のうち80モル%以上がフェ
ニル基及びメチル基であることが好ましく、より好まし
くは85モル%以上である。ここで、「有機基」とは、
ケイ素原子に直接結合している1価の基であって、上記
変性アルキル基、上記炭化水素基、アルコキシル基を含
む。水酸基やハロゲノ基はここには含まない。
【0021】また、本発明の効果を有効に発現させる相
構造を制御する上で、フェニル基:メチル基が1:4〜
7:3の割合であることが好ましく、より好ましくは
1:3〜3:2の割合である。フェニル基:メチル基の
割合が、1:4未満であると、得られる難燃性樹脂組成
物の成形加工性を著しく低下させたり、外観不良の原因
となる場合がある。一方、7:3を超えたりすると、得
られる難燃性樹脂組成物の耐熱性が低下したり、機械的
強度が低下する場合があるためである。
【0022】本発明に用いられる有機化シリコーンの構
造は、本発明の効果(難燃性)、物性バランス(成形加
工性、機械特性)の点から、Si原子に直接結合したア
ルコキシル基が全有機基に対して10モル%以下の割合
であることが好ましく、8モル%以下の割合がより好ま
しい。更に好ましくは3モル%以下の割合であり、特に
好ましくは1モル%以下の割合である。
【0023】本発明に用いられる有機化シリコーンの構
造は、物性バランス(成形加工性、機械特性、難燃性な
ど)の点から、構成単位である一般式(1)、又は、
(1)及び(2)で表される単位の合計が20モル%以
上であることが好ましく、さらに好ましくは、25モル
%以上である。また、一般式(3)で表される単位が6
0モル%以下であることが好ましく、更に50モル%以
下であることが好ましい。60モル%を超える場合、得
られる難燃性樹脂組成物の耐熱性、加工性等が低下する
場合があるからである。
【0024】本発明に用いられる有機化シリコーンの構
造には、一般式(1)、(2)及び(3)以外の構成可
能な単位として、シラノール基などの末端反応基を封止
するため、M単位(RSiO1/2)を、本発明の効
果を損なわない限り用いることができ、割合、有機置換
基等特に限定するものではない。
【0025】本発明に用いられる有機化シリコーンは、
樹脂との親和性を高めたり、各種特性を付与するため
に、本発明の趣旨を損なわない範囲で各種化合物を共重
合させたり、各種官能基にて変成させることができる。
各種化合物を共重合させる方法には特に限定はなく、グ
ラフト共重合体、ブロック共重合体、ランダム共重合
体、末端のみ置換された共重合体、等が挙げられる。各
種官能基にて変成させる方法にも特に限定はなく、官能
基含有化合物を共重合する方法、難燃剤を合成した後に
各種化学反応により変成させる方法、等が挙げられる。
また共重合させる化合物は本発明の趣旨を損なわない範
囲で特に限定は無い。共重合させる化合物の例として、
エポキシ基含有化合物、ビニル基含有化合物、水酸基含
有化合物、カルボニル基含有化合物、カルボキシル基含
有化合物、アルコキシル基含有化合物、フェニル基含有
化合物、アミノ基含有化合物、アミド基含有化合物、イ
ミド基含有化合物、メルカプト基含有化合物、ニトリル
基含有化合物、エーテル基含有化合物、エステル基含有
化合物、各種高分子化合物、等が挙げられる。特に添加
される樹脂と親和性の高い置換基を有する化合物又は高
分子を共重合させることにより、得られた難燃性樹脂組
成物の各種特性を維持させることが可能となる。
【0026】本発明に用いられる有機化シリコーンは、
一種で、又は、2種以上組み合わせて使用されうる。2
種以上組み合わせて使用する場合には、組み合わせは限
定されない。例えば、重合成分やモル比が異なるもの、
分子量が異なるものが、任意に組み合わせることができ
る。
【0027】本発明に用いられる有機化シリコーンの形
状には特に制限はなく、例えば、オイル状、ガム状、ワ
ニス状、粉体状、ペレット状、等の任意のものが利用可
能である。
【0028】本発明の難燃性樹脂組成物は、樹脂100
重量部に対して、有機化シリコーン0.1〜50重量部
を含有するものであるが、0.1重量部未満では難燃性
の改善効果が得られない場合があり、50重量部を超え
ると、表面性や成形加工性等が悪化する傾向がある。好
ましくは0.3〜45重量部であり、より好ましくは
0.5〜40重量部である。
【0029】本発明で用いられる樹脂としては特に限定
されず、難燃剤を混合することが可能な各種高分子化合
物を用いることができる。樹脂は熱可塑性樹脂であって
も熱硬化性樹脂であってもよく、また合成樹脂であって
も自然界に存在する樹脂であっても良い。
【0030】樹脂の中でも、ポリカーボネート系樹脂、
ポリエステル系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂、
芳香族ビニル系樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹
脂、N−芳香族置換マレイミド系樹脂、ポリイミド系樹
脂、ポリアミド系樹脂、及び、これらのうちの少なくと
も2種からなるポリマーアロイ、からなる群より選択さ
れる少なくとも1種を用いるのが好ましい。これらの樹
脂を単独で用いてもよく、これら以外の他の各種樹脂と
のアロイとして用いてもよい。
【0031】本発明の難燃性樹脂組成物には、さらに難
燃性を高めるために、フッ素系樹脂、本発明で用いられ
る有機化シリコーン以外のケイ素含有重合体、等を用い
ることができる。
【0032】フッ素系樹脂とは樹脂中にフッ素原子を有
する樹脂である。具体的には、ポリモノフルオロエチレ
ン、ポリジフルオロエチレン、ポリトリフルオロエチレ
ン、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチ
レン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体などを挙げる
ことができる。また、得られた成形品の難燃性などの物
性を損なわない程度で必要に応じ、該フッ素樹脂の製造
に用いる単量体と、共重合可能な他の単量体とを共重合
して得られた共重合体を用いてもよい。これらのフッ素
系樹脂は1種又は2種以上を組み合わせて用いられる。
フッ素系樹脂の分子量は、100万〜2000万が好ま
しく、さらに好ましくは200万〜1000万である。
これらフッ素系樹脂の製造方法に関しては、乳化重合、
懸濁重合、塊状重合、溶液重合などの通常公知の方法に
より得ることができる。
【0033】本発明で用いられる有機化シリコーン以外
のケイ素含有重合体とは、ジメチルシロキサン、フェニ
ルメチルシロキサン、等のジオルガノシロキサン化合
物、及びこれらを重合して得られる共重合体;ポリジメ
チルシロキサン、ポリフェニルメチルシロキサン、ポリ
シラン、ポリカルボシラン、ポリシラザン、ケイ素−ホ
ウ素共重合体、ケイ素−金属共重合体、等が挙げられ
る。分子中の一部がエポキシ基、水酸基、カルボキシル
基、メルカプト基、アミノ基、エーテル、等により置換
された変性ケイ素重合体も用いることができる。中でも
数平均分子量が200以上、更に好ましくは数平均分子
量が1000〜5000000の範囲の重合体であるこ
とが、難燃性をより高めることができるため好ましい。
その形状には特に制限はなく、オイル状、ガム状、ワニ
ス状、粉体状、ペレット状、等の任意のものが利用可能
である。これらの中でも、ケイ素−ホウ素共重合体が難
燃化効果を著しく高める効果があるため好ましい。
【0034】フッ素系樹脂、ケイ素含有重合体の添加量
は、本発明の特性(耐薬品性、耐熱性など)を損なわな
い限り制限はないが、樹脂100重量部に対して、0.
01〜10重量部が好ましく、さらに好ましくは0.0
3〜8重量部、特に好ましいのは、0.05〜6重量部
である。添加量が0.01重量部未満では、難燃性向上
の効果が小さくなり、10重量部を超えると成形性など
が低下する場合がある。
【0035】また本発明の難燃性樹脂組成物をより高性
能な物にするため、フェノール系安定剤、チオエーテル
系安定剤、リン系安定剤、等の熱安定剤を1種又は2種
類以上併せて使用することが好ましい。さらに必要に応
じて、通常良く知られた、滑剤、離型剤、可塑剤、難燃
剤、難燃助剤、紫外線吸収剤、光安定剤、顔料、染料、
帯電防止剤、導電性付与剤、分散剤、相溶化剤、抗菌
剤、等の添加剤を1種又は2種類以上併せて使用するこ
とが出来る。ただし、これら添加剤として、有機化シリ
コーンの分解や反応を促進するものを用いると、得られ
た組成物の難燃性が低下するため、このようなものを用
いるのは好ましくない。
【0036】更に本発明の難燃性樹脂組成物は、本発明
の特性(難燃性等)を損なわない範囲で強化充填剤を組
み合わせることにより、強化材料としてもよい。すなわ
ち、強化充填剤を添加することで、更に耐熱性や機械的
強度等の向上を図ることができる。このような強化充填
剤としては特に限定されず、例えば、ガラス繊維、炭素
繊維、チタン酸カリウム繊維等の繊維状充填剤;ガラス
ビーズ、ガラスフレーク;タルク、マイカ、カオリン、
ワラストナイト、スメクタイト、珪藻土等のケイ酸塩化
合物;炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム
等が挙げられる。なかでも、ケイ酸塩化合物及び繊維状
充填剤が好ましい。
【0037】本発明の難燃性樹脂組成物を製造するため
の方法としては特に限定されない。例えば、上述したよ
うな成分を必要に応じて乾燥させた後、単軸、二軸等の
押出機のような溶融混練機にて、溶融混練する方法等に
より製造することができる。また、配合剤が液体である
場合は、液体供給ポンプ等を用いて二軸押出機に途中添
加して製造することもできる。
【0038】本発明の難燃性樹脂組成物の成形加工法と
しては特に限定されず、一般に用いられている成形法、
例えば、射出成形、ブロー成形、押出成形、真空成形、
プレス成形、カレンダー成形、発泡成形等を利用するこ
とができる。
【0039】本発明の難燃性樹脂組成物は、種々の用途
に好適に使用することができる。好ましい用途として
は、家電、OA機器部品、自動車部品等の射出成形品、
ブロー成形品、押出成形品、発泡成形品等が挙げられ
る。
【0040】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるもの
ではない。なお、以下では特に断りがない限り、「部」
は重量部を、「%」は重量%を意味する。
【0041】(参考例1)有機化シリコーン(A−1) ジフェニルジクロロシラン80gとテトラヒドロフラン
1250gをフラスコに入れ、0℃に冷却した。この混
合溶媒を激しく攪拌しながら、SiOが29.2%の
3号水ガラス260g(日本化学株式会社製)を予め純
水にて5倍に希釈したもの、ジフェニルジクロロシラン
200g、の2種類を別々の滴下漏斗にて混合溶媒中
に、同時に2時間かけて滴下した。滴下後アセトン80
0gを追加し40℃に加熱してさらに2時間攪拌した。
混合液にトリメチルクロロシラン200gを約10分か
けて滴下した。その後60℃にて2時間攪拌、室温にて
24時間攪拌した。その後純水2500g、メチルイソ
ブチルケトン1250g、を加えて攪拌後、静置して水
相と有機相とを分離、水相を除去した。この操作を水相
が中性となるまで繰り返した。無水硫酸ナトリウムにて
有機相を脱水乾燥し、濾過後、エバポレーターを用いて
減圧下180℃にて溶媒を除去し、無色粘性固体状シリ
コーン400gを得た。Varian社製 XL−30
0装置を用いNMRスペクトルを測定した結果、Q単
位:D単位:M単位=40:36:24、フェニル基:
メチル基=50:50、全有機置換基中に残存している
アルコキシル基の割合はモル比で0%であった。また、
23℃でメチルイソブチルケトンに対して100重量%
が可溶であり、ゲル浸透グロマトグラフィー(GPC、
Warters510型、UV検出器)により測定した
スチレン換算の数平均分子量は1700であった。
【0042】(参考例2)有機化シリコーン(A−2) フェニルトリクロロシラン45gとテトラヒドロフラン
400gとをフラスコに入れ、0℃に冷却した。この混
合溶媒を激しく攪拌しながら、SiOが29.2%の
3号水ガラス142g(日本化学株式会社製)を予め純
水にて3倍に希釈したもの、フェニルトリクロロシラン
100g、の2種類を別々の滴下漏斗にて混合溶媒中
に、同時に1時間かけて滴下した。滴下後アセトン50
0gを追加し40℃に加熱してさらに3時間攪拌した。
混合液を0℃に冷却した後、トリメチルクロロシラン1
00gを約10分かけて滴下し、さらに室温にて24時
間攪拌した。その後純水1500g、メチルイソブチル
ケトン800g、を加えて攪拌後、静置して水相と有機
相とを分離、水相を除去した。この操作を水相が中性と
なるまで繰り返した。無水硫酸ナトリウムにて有機相を
脱水乾燥し、濾過後、エバポレーターを用いて減圧下1
80℃にて溶媒を除去し、無色固体状シリコーン150
gを得た。Varian社製 XL−300装置を用い
NMRスペクトルを測定した結果、Q単位:T単位:M
単位=43:43:14、フェニル基:メチル基=3
0:70、全有機置換基中に残存しているアルコキシル
基の割合はモル比で0%であった。また、23℃でメチ
ルイソブチルケトンに対して100重量%が可溶であ
り、ゲル浸透グロマトグラフィー(GPC、Warte
rs510型、UV検出器)により測定したスチレン換
算の数平均分子量は2100であった。
【0043】(参考例3)有機化シリコーン(B−1) ジメトキシジフェニルシラン(244g)とテトラエト
キシシラン(208g)の混合物に0.2N−HCl
(1.1g)を含む水(86g)、メチルイソブチルケ
トン(500g)を加え60℃で6時間攪拌した。反応
混合物を室温に戻した後、クロロトリメチルシラン(2
16g)を加え、60℃で2時間反応した。その後、水
(1000g)で数回洗浄した後、無水硫酸ナトリウム
にて有機相を脱水乾燥し、濾過した。エバポレーターを
用いて180℃にて溶媒を除去し、無色固体状シリコー
ン200gを得た。Varian社製 XL−300装
置を用いNMRスペクトルを測定した結果、Q単位:D
単位:M単位=39:39:22、フェニル基:メチル
基=54:46、全有機置換基中に残存しているアルコ
キシル基の割合はモル比で18%であった。また、23
℃でメチルイソブチルケトンに対して100重量%が可
溶であり、ゲル浸透グロマトグラフィー(GPC、Wa
rters510型、UV検出器)により測定したスチ
レン換算の数平均分子量は2500であった。
【0044】(実施例1) 粘度平均分子量が約22000のビスフェノールA型ポ
リカーボネート樹脂(PC)100重量部、参考例1で
製造した有機化シリコーン(A−1)10重量部、並び
に、リン系及びフェノール系安定剤としてそれぞれアデ
カスタブHP−10及びAO−60(いずれも旭電化製
で商品名)各0.1重量部を予めドライブレンドした
後、シリンダー温度を270℃に設定したベント付き二
軸押出機[TEX44(商品名):日本製鋼所製]のホ
ッパーに供給し溶融押出することにより、樹脂組成物を
得た。
【0045】試験片の作成 得られたペレットを120℃にて5時間乾燥させた後、
35t射出成形機を用い、シリンダー温度270℃、金
型温度50℃にて厚み1.6mm、2.2mmのバー
(幅12mm、長さ127mm)を作成して下記の評価
を行った。結果を表1に示す。評価方法 難燃性:UL−94規格に従い、厚み1.6mm、2.
2mmバーの難燃性をV試験で評価した。なお、消火し
なかった場合を「規格外」として表した。
【0046】実施例2及び比較例1〜4 有機化シリコーンの添加量を表1に示した部数に変更し
た以外は、実施例1と同様にして樹脂組成物を得た。こ
うして得られたペレットから、上と同様にして各試験片
を作成した。これらの試験片で上記評価方法を実施し
た。評価結果を表1に示す。有機化シリコーンとして (A−2)参考例2により得られた有機化シリコーン (B−1)参考例3により得られた有機化シリコーン (B−2)フェニルメチルシリコーン(KF−53:信
越化学工業(株)製)
【0047】
【表1】
【0048】表1に示す通り、実施例では優れた難燃性
を示すのに対し、比較例1では難燃剤を用いていないた
め難燃性が劣っている。また比較例2〜3では難燃剤と
して本発明とは異なるシリコーン重合体を用いたため、
難燃性が劣っている。また比較例4では難燃剤の添加量
が本発明の範囲外であるため、成形加工が困難であっ
た。
【0049】実施例3〜7及び比較例5〜9 樹脂として、以下の物を用い、表2に示した割合で樹脂
及び有機化シリコーンを配合した以外は実施例1と同様
にして樹脂組成物を得た。 ・PET:対数粘度0.70のポリエチレンテレフタレ
ート樹脂 ・PBT:対数粘度が1.20のポリブチレンテレフタ
レート樹脂 ・PPE:対数粘度が0.50のポリ(2,6−ジメチ
ル−1,4−フェニレン)エーテル樹脂 ・HIPS:ブタジエン・スチレン共重合樹脂である
(新日鐵化学株式会社製商品名)エスチレンHI H−
53 ・ABS:アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共
重合樹脂である(鐘淵化学工業株式会社製商品名)カネ
カMUH E−1300
【0050】
【表2】
【0051】表2に示すように、いずれも本発明の難燃
性樹脂組成物は優れた難燃性を有していることがわか
る。
【0052】
【発明の効果】本発明の難燃性樹脂組成物は、上述の構
成よりなるので、比較的安価で優れた難燃性を有し工業
的に非常に有用である。
フロントページの続き Fターム(参考) 4H028 AA42 AA44 AA49 BA03 BA06 4J002 BC001 BH021 CF001 CG001 CH071 CL001 CM041 CN011 CP032 CP052 CP062 CP122 CP162 FA010 FA040 FD010 FD060 GM00 GQ00 4J035 AA03 CA01N CA11N CA112 CA13N CA132 EA01 LA04 LB20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂100重量部及び有機化シリコーン
    0.1〜50重量部を含有する難燃性樹脂組成物であっ
    て、前記有機化シリコーンが、ケイ酸塩及びオルガノシ
    ラン化合物より合成され、かつ、下記構造式(1)で表
    される単位と、下記構造式(2)及び/又は(3)で表
    される単位を有するものであることを特徴とする難燃性
    樹脂組成物。 (SiO4/2 (1) (RSiO3/2 (2) (RSiO2/2) (3) (各式中、Rは、エポキシ基、水酸基、ビニル基、アク
    リル基及びメタクリル基からなる群より選ばれる反応性
    基で変性した炭素数1〜16個の変性アルキル基、又
    は、炭素数1〜10の一価の炭化水素基を表し、Rはそ
    れぞれ同一でも異なっていても良い。)
  2. 【請求項2】 有機化シリコーンが、メチルイソブチル
    ケトンに対して23℃で80重量%以上が可溶であり、
    かつ、数平均分子量が1000以上であるものである請
    求項1記載の難燃性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 有機化シリコーンの全有機基のうち、8
    0モル%以上がメチル基及びフェニル基である請求項1
    又は2記載の難燃性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 フェニル基:メチル基がモル比で1:4
    〜7:3の割合である請求項3記載の難燃性樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】 有機化シリコーンにおいて、Si原子に
    直接結合したアルコキシル基が全有機基に対してモル比
    で10モル%以下の割合である請求項1、2、3又は4
    記載の難燃性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 樹脂は、ポリカーボネート系樹脂、ポリ
    エステル系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂、芳香
    族ビニル系樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹脂、N
    −芳香族置換マレイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂及び
    ポリイミド系樹脂からなる群より選択される少なくとも
    1種である請求項1、2、3、4又は5記載の難燃性樹
    脂組成物。
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