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JP2002134284A - 白色発光ダイオ−ドの駆動装置 - Google Patents

白色発光ダイオ−ドの駆動装置

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Publication number
JP2002134284A
JP2002134284A JP2000327961A JP2000327961A JP2002134284A JP 2002134284 A JP2002134284 A JP 2002134284A JP 2000327961 A JP2000327961 A JP 2000327961A JP 2000327961 A JP2000327961 A JP 2000327961A JP 2002134284 A JP2002134284 A JP 2002134284A
Authority
JP
Japan
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light emitting
white light
emitting diode
color temperature
luminance
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Pending
Application number
JP2000327961A
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English (en)
Inventor
Iwao Shoji
巌 東海林
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色温度と輝度を簡単な構成によって調整する
ことができる調整手段を備えた白色発光ダイオ−ドの駆
動装置を提供すること。 【解決手段】 青色発光の励起素子(LEDチップ)の
発光光を蛍光体によって白色光に変えて放射する白色発
光ダイオ−ド23の駆動装置において、白色発光ダイオ
−ド23の駆動電流路に設けたトランジスタT1を制御
するパルス発振回路31を備えた駆動回路を設け、この
駆動回路により白色発光ダイオ−ド23をパルス電流で
駆動すると共に、パルス電流の平均電流値、デュ−ティ
比を変化させ、放射する光の色温度と輝度を調整する構
成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、照明器具、ディ
スプレイ、表示器のバックライト、センサ−用光源など
として使用する白色発光ダイオ−ドの駆動装置に関し、
特に、色温度、輝度を調整する調整手段を備えた駆動装
置となっている。
【0002】
【従来の技術】高輝度の単一量子井戸構造のInGaN
系青色、緑色発光ダイオ−ドが開発されたことにより、
発光ダイオ−ドが、携帯電話のボタン照明に用いられる
点光源、液晶のバックライト、卓上の照明、画像読み取
りのスキャナ−用センサ−など広い分野で使用されるよ
うになった。また、その理由の一つとして白色発光ダイ
オ−ドが実現できるようになったことが上げられる。
【0003】白色発光ダイオ−ドは次の方法で実現して
いる。 青色発光の励起素子と、この励起素子の発光光を白
色光に変える蛍光体とで構成する。 青色発光ダイオ−ドと、その発光の補色関係にある
発光ダイオ−ドを用いて構成する。 赤色発光ダイオ−ド、緑色発光ダイオ−ド、青色発
光ダイオ−ドの三色の発光を用いて構成する。
【0004】上記の他に、CdZnSe/ZnSeを用
いた励起素子の青緑発光とPL(Photo Lumi
necense)による黄橙色発光を用いる構成のも
の、また、紫外線光を発光する励起素子と、紫外線光で
赤、緑、青の各色を励起する蛍光体とを組み合わせた構
成のものとがある。
【0005】そして、特に、青色発光の励起素子と蛍光
体との組み合わせ構成の白色発光ダイオ−ドが提案され
たことから、この発光ダイオ−ドが従来のCFLや平面
冷陰極管を使用した光源として、また、電球光源に換え
て使用されるようになってきた。
【0006】青色発光の励起素子と蛍光体の組み合わせ
からなる白色発光ダイオ−ドの一例を図13〜図15に
示す。図13は、単一量子井戸構造のInGaN青色発
光素子の構成例を示し、11はサファイヤ基板、12は
n型半導体(n型GaN)、13はP型半導体(P型G
aN)、14はn−電極、15はP−電極である。
【0007】白色発光ダイオ−ド20は上記の青色発光
素子を励起素子(LEDチップ)16として図14、図
15のように構成されている。すなわち、アノ−ドとカ
ソ−ドの引き出し電極が形成された絶縁性基板17に上
記の励起素子16がダイボンディングされ、また、n−
電極14とP−電極15とが金線によって引き出し電極
に接続されている。
【0008】そして、YAG:Ce蛍光体を混ぜた透明
のエポキシ樹脂18が励起素子16を覆うようにして絶
縁性基板17に一体的に設けられている。このように構
成された白色発光ダイオ−ド20は、励起素子16の青
色発光光が蛍光体によって吸収され、図16に示すよう
に、460nm付近にピ−クをもつ白色の光がエポキシ
樹脂18を通して照射される。
【0009】なお、図16は周囲温度Ta=25℃、駆
動電流IF=20mAで発光させたときの発光スペクト
ルを示す。また、上記白色発光ダイオ−ド20は、構造
がMID(molded Interconnecti
on Device)である場合もある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】青色発光の励起素子1
6と蛍光体との組み合わせ構成の白色発光ダイオ−ド2
0は、励起素子16の出力、波長のバラツキの他、蛍光
体の量、蛍光体の励起波長のバラツキなどによって白色
光分布が広くなってしまう。
【0011】図17は、白色発光ダイオ−ド20の白色
分布を色温度図上に示した図であり、この色温度図上に
示すa0、b1、b2、c0は識別機によって輝度と併
せて選別できる色温度のエリアを示している。識別機で
は、輝度は√2倍ごとに3段階に分け、色温度選別と併
せて12通りの組み合わせで管理するようになってい
る。
【0012】しかし、実際には、色ロッド間のバラツ
キ、輝度のバラツキが発生する。特に、複数の白色発光
ダイオ−ドを同一装置に装備する場合、隣り合う発光ダ
イオ−ドの色温度と輝度のバラツキによって装置品位が
悪くなり、表示器としても、センサ−としても仕様を満
足せず不良となることがある。
【0013】色温度と輝度のバラツキを少なくするた
め、選別機の選別幅を狭く設定することができるが、選
別機の能力、選別時間に基づくコストアツプを考えた場
合、有効な手段ではない。
【0014】また、選別機では通常20mAの駆動電流
を流して選別するが、実際に装置に組み込んだ白色発光
ダイオ−ドは20mAで駆動せずに、装置に合せて駆動
電流を変えることが多い。このため、図18に示すよう
に、駆動電流に色温度の依存性が現われ、色温度のバラ
ツキが生ずる。
【0015】このような色温度のバラツキを防ぐために
は、発光ダイオ−ドを装置に装備して駆動する電流毎に
選別機による選別を行なわなければならないが、この選
別方法は設定条件が多岐にわたり現実的ではない。
【0016】この結果、20mAの駆動電流で選別され
た白色発光ダイオ−ドを使用することになり、装置の最
終検査工程で仕様を満足しないものが生じ、これが不良
品として取り扱われていた。このことから、最終検査工
程で不良をなくす方法として、選別機による選別によら
ないで色温度、輝度を調整する方法が必要とされてい
た。
【0017】本発明は上記した実情にかんがみ、色温度
と輝度とを簡単な構成手段によって調整することがで
き、色温度と輝度のバラツキを可能なるかぎり少なくす
ることができる白色発光ダイオ−ドの駆動装置を提案す
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、第1の発明として、青色光或いは紫
外線光を発光する励起素子の発光光を蛍光体によって白
色光に変えて放射する白色発光ダイオ−ドの駆動装置に
おいて、パルス電流で駆動する駆動手段と、上記パルス
電流の平均電流値及び/又はデュ−ティ比を変化させ、
放射する光の色温度及び/又は輝度を調整する調整手段
とを備えて構成したことを特徴とする白色発光ダイオ−
ドの駆動装置を提案する。
【0019】第2の発明として、発光色の異なる複数の
励起素子の発光光を蛍光体によって白色光に変えて放射
する白色発光ダイオ−ドの駆動装置において、パルス電
流で駆動する駆動手段と、上記パルス電流の平均電流値
及び/又はデュ−ティ比を変化させ、放射する光の色温
度及び/又は輝度を調整する調整手段とを備えて構成し
たことを特徴とする白色発光ダイオ−ドの駆動装置を提
案する。
【0020】第3の発明として、上記した第1の発明ま
たは第2の発明において、複数の白色発光ダイオ−ドを
備えた一つのLEDランプを設けると共に、各々の白色
発光ダイオ−ドをパルス電流で駆動する駆動手段と、上
記パルス電流の平均電流値及び/又はデュ−ティ比を変
化させ、放射する光の色温度及び/又は輝度を調整する
調整手段とを備えて構成したことを特徴とする白色発光
ダイオ−ドの駆動装置を提案する。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図面に沿って説明する。図1は拡散光源装置として実
施した正面図、図2は図1上のA−A線断面図である。
【0022】この拡散光源装置は、図示するように、導
光板21をケ−ス22内に配置すると共に、この導光板
21の側部となるケ−ス22内位置に白色発光ダイオ−
ド23が配置してある。なお、白色発光ダイオ−ド23
は図13、図14に示した発光ダイオ−ド20と同様の
ものである。
【0023】そして、導光板21の面上には拡散シ−ト
24を、その下面に反射シ−ト25を各々設け、さら
に、窓26を形成したカバ−27をケ−ス22に被せた
構成としてある。なお、白色発光ダイオ−ド23の引き
出し電極に接続したリ−ド線はケ−ス22を通して外方
に引き出してある。
【0024】このように構成した拡散光源装置は、白色
発光ダイオ−ド23を発光させると、その発光光が導光
板21に入り、導光板21で反射屈折し、拡散シ−ト2
4で拡散を起こす。これより、拡散光が反射シ−ト25
などで反射されて窓26を通して放射される。
【0025】上記した拡散光源装置は、白色発光ダイオ
−ド23をパルス電流で駆動して発光させ、また、パル
ス電流の平均電流値またはデュ−ティ比(duty f
actor)を変化させて色温度と輝度とを調整する。
すなわち、色温度の調整と輝度の調整にしたがってパル
ス電流の平均電流値またはデュ−ティ比を変化させて調
整する。
【0026】図3は白色発光ダイオ−ド23を駆動する
回路例を示す図である。この駆動回路は、ICからなる
パルス発振回路31を備え、抵抗R1、R2、コンデン
サC1の設定値にしたがってこのパルス発振回路31が
スイッチング動作用のトランジスタT1を制御し、白色
発光ダイオ−ド23を駆動するパルス電流のパルス幅と
周波数を変化させ、また、抵抗R3の設定値にしたがっ
てパルス電流の電流値(パルス振幅)を変える構成とし
てある。
【0027】すなわち、抵抗R3を変えながらパルス幅
と周波数とを変化させ、輝度を一定に保ちながら色温度
を変化させ、または、色温度を一定に保って輝度を変化
させ、色温度と輝度とを調整することができる。
【0028】このときの発振周波数(f)は下記の通り
である。 また、デュ−ティ比(D)は下記の通りである。
【0029】このとき白色発光ダイオ−ド23に流れる
平均電流値(I)は下記のように表わされる。 : 白色発光ダイオ−ドの順電圧 VBE:トランジスタT1のベ−ス〜エミッタ間電圧
【0030】なお、上記した駆動回路はパルス発振回路
31とトランジスタT1によってパルス電流を出力させ
る構成としたが、非安定マルチバイブレ−タやCR発振
器を使用してトランジスタやオプアンプなどを制御する
構成とすることができる。つまり、白色発光ダイオ−ド
23をパルス電流で駆動できる回路であればよい。
【0031】図4、図5は、周波数を変化させて測定し
たときの色温度の変化を示す電流−色温度グラフであ
る。なお、パルス電流のデュ−ティ比は50%である。
また、この測定では周波数F1=50Hz、F2=1k
Hz、F3=10kHz、F4=100kHzについて
測定した。このグラフのように、色温度がパルス電流の
平均電流値に比例して変化することが分かる。
【0032】図6は、パルス電流の平均電流値の相違に
よる色温度の測定値をXY色温度座標上に表わしたグラ
フである。図示するように、電流値ごとにグル−プに分
かれ、色温度が電流に比例して変化することが明確とな
り、周波数によらないことが分かる。
【0033】次に、デュ−ティ比と色温度の関係を測定
したグラフを図7に示す。この場合の測定条件は、周波
数100kHz、パルス電流の平均電流10mAとし、
パルス電流のデュ−ティ比を10%、25%、50%、
100%に変化させた。上記のように、平均電流を一定
とした場合、色温度がデュ−ティ比に比例する。
【0034】このように放射輝度を一定としても色温度
が変化することから、比視感度の関係から輝度が変化す
ることになる。図8はその関係を示すグラフである。な
お、このグラフの横軸(X軸)は対数スケ−ルで表わし
てあり、輝度がデュ−ティ比に比例していることが分か
る。
【0035】また、このグラフから分かる通り、輝度が
35%程度変化しても問題なく、色温度に厳しい場合
は、電流一定としてデュ−ティ比によって色温度を調整
することができる。
【0036】次に、輝度を一定化するようにしてパルス
電流の平均電流値、デュ−ティ比を変化させた場合の測
定結果を図9に示す。この場合、上記駆動回路の抵抗R
3により白色発光ダイオ−ド23に対する電流値を変化
させ、輝度を一定に保つようにして色温度を変化させ
る。このときの測定条件は、周波数100kHzであ
る。輝度を一定化し、デュ−ティ比を変化させると、電
流値に比例して色温度が変化する。
【0037】また、この測定において変化させた平均電
流値を図10に示す。図10のグラフにおいて、平均電
流値はX軸が1/デュ−ティ比となっていることから、
この平均電流値は輝度一定の場合、デュ−ティ比に反比
例することになる。
【0038】図11は平均電流値と輝度の関係を示した
グラフである。このグラフから平均電流値と輝度は周波
数に依存しなく、電流のみに比例することが分かる。
【0039】この結果、輝度Lは下記のように表わされ
る。 L=aI+b a: 比例定数 b: 切片 I: 平均電流値
【0040】また、色温度Tは次のように表わされる。 T=mI/D+n m: 比例定数 n: 切片 D: デュ−ティ比
【0041】以上の関係から、輝度を一定にして色温度
を調整し、また、色温度を一定にして輝度を調整するこ
とができる。また、色温度と輝度とを同時に調整するこ
とも可能である。
【0042】図12は、駆動回路の実施例を示した回路
図である。なお、この図において図3に示す回路部材と
同じものについては同符号が付してある。
【0043】図示するように、この駆動回路は、パルス
発振回路31の入力回路(R1、R2、C2)に増幅動
作用のトランジスタT2を設け、このトランジスタT2
を色温度の調整信号SCによって制御する構成とすると
共に、白色発光ダイオ−ド23の駆動電流路に増幅動作
用のトランジスタT3を設け、このトランジスタT3を
輝度調整信号SOによって制御する構成としてある。
【0044】色温度の調整信号SCは、次のようにして
出力させる。つまり、白色発光ダイオ−ド23の色温度
を測定し、その測定値に基づいて調整値を求め、この調
整値を色温度の調整値設定回路32によって設定する。
【0045】そして、設定回路32より設定信号を入力
する調整信号出力回路33が設定された調整値に応じて
調整信号SCをトランジスタT2のベ−スに入力させ、
このトランジスタT2を色温度の調整にしたがって制御
する。
【0046】この結果、パルス発振回路31より出力さ
れるパルス信号が色温度の調整値を含んだパルス幅と周
波数となり、このパルス信号によってトランジスタT1
が制御され、白色発光ダイオ−ド23の発光の色温度が
調整される。
【0047】一方、輝度の調整信号SO1、SO2は、
次のようにして出力させる。すなわち、白色発光ダイオ
−ド23の発光光を受光する受光器34を設け、この受
光器34の受光信号(光電変換信号)を輝度調整値の演
算回路35に入力させて調整値を演算させる。
【0048】演算回路35は、予め定めた輝度予定値と
受光信号とから輝度の調整値を演算し、この演算信号を
調整信号出力回路36に送る。これより、調整信号出力
回路36が演算信号に応じた調整信号SO1をトランジ
スタT3のベ−スに入力させ、このトランジスタT3を
輝度の調整値にしたがって制御する。
【0049】この結果、白色発光ダイオ−ド23の駆動
電流が輝度の調整値にしたがって制御され、輝度の調整
が行なわれる。
【0050】また、輝度調整値を手動設定する手動設定
回路37が設けてある。この手動設定回路37は任意の
輝度に設定するもので、この設定回路37の設定信号が
調整信号出力回路36に入力されると、この出力回路3
6が演算回路35からの演算信号の入力を遮断し、手動
設定の設定信号にしたがって輝度の調整信号SO2を出
力する。この結果、白色発光ダイオ−ド23の輝度が手
動設定によって調整される。
【0051】したがって、この駆動回路によれば、調整
値設定回路32によって設定した色温度の調整値にした
がうパルス幅と周波数のパルス信号がパルス発振回路3
1より出力されるから、このパルス信号によってトラン
ジスタT1が制御され、白色発光ダイオ−ド23の色温
度が調整される。
【0052】このように色温度を調整する場合、輝度の
調整値を手動設定回路37によって設定し、輝度の調整
信号SO2によってトランジスタT3を制御することに
より、白色発光ダイオ−ド23に流れるパルス電流(平
均電流)を一定化し、輝度の一定化を保って色温度の調
整を行なうことができる。
【0053】また、調整値設定回路32による調整設定
を一定にし、白色発光ダイオ−ドの色温度を一定化した
状態で、演算信号に基づく輝度の調整信号SO1或いは
手動設定に基づく輝度の調整信号SO2によりトランジ
スタT3を制御すれば、色温度の一定化を保ちながら輝
度調整することができる。
【0054】なお、この駆動回路は、色温度の調整信号
SCと輝度の調整信号SO1またはSO2とを共に出力
させれば、色温度と輝度とを同時に調整することもでき
る。
【0055】以上、本発明を拡散光源装置に実施した一
例について説明したが、本発明は拡散光源装置にかぎら
ず、一つの発光ダイオ−ドについても同様にして色温度
と輝度の調整を行なうことができ、また、複数の発光ダ
イオ−ドを一つの光源ユニットとして構成した場合に
も、各々の発光ダイオ−ドを駆動するパルス電流の平均
電流値及び/又はデュ−ティ比を変える構成として各発
光ダイオ−ドの色温度と輝度を調整することができる。
【0056】また、本発明を実施するに際しては、In
GaNの活性層をもつ青色発光の励起素子(LEDチッ
プ)と蛍光体の組み合わせ構成の白色発光ダイオ−ドに
かぎらず、InGaN系の他の発光波長系、シリコンカ
−バイト系、GaAlAs系、GaAsp系などの他の
化合物半導体を用いた励起素子と蛍光体によっても構成
することができる他、アップコンバ−ジョンを起こす材
料を用いた場合、複数の励起素子を組み合わせる場合で
あっても上記同様に実施することができる。
【0057】
【発明の効果】上記した通り、本発明では、白色発光ダ
イオ−ドをパルス電流で駆動し、パルス電流の平均電流
値及び/又はデュ−ティ比を変化させて発光光の色温度
と輝度を調整する構成としたので、白色発光ダイオ−ド
を装置に組込んだ後においても色温度と輝度の調整が可
能になる他、同一装置に複数の白色発光ダイオ−ドを組
み込んだ場合においても各々の発光ダイオ−ドを調整す
ることができるから、装置の不良品を極力少なくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す拡散光源装置の正面
図である。
【図2】図1上のA−A線断面図である。
【図3】白色発光ダイオ−ドを駆動する回路例を示す図
である。
【図4】周波数を変化させて測定したときの色温度
(X)の関係を示すグラフである。
【図5】周波数を変化させて測定したときの色温度
(Y)の関係を示すグラフである。
【図6】パルス電流の平均電流値の相違による色温度を
XY色温度座標上に表わした図である。
【図7】パルス電流のデュ−ティ比と色温度の関係を示
したグラフである。
【図8】パルス電流のデュ−ティ比と相対輝度の関係を
示したグラフである。
【図9】輝度を一定にするようにして駆動するパルス電
流のデュ−ティ比を変化した場合の色温度の変化を示す
グラフである。
【図10】パルス電流の平均電流値がデュ−ティ比に反
比例することを示すグラフである。
【図11】パルス電流の平均電流値と輝度の関係を示し
たグラフである。
【図12】駆動回路の実施例を示す回路図である。
【図13】青色発光の励起素子(LEDチップ)を示し
た構成図である。
【図14】白色発光ダイオ−ドの正面図である。
【図15】白色発光ダイオ−ドの側面図である。
【図16】上記した白色発光ダイオ−ドの発光スペクト
ルを示す図である。
【図17】白色発光ダイオ−ドの白色分布を色温度図上
に示した図である。
【図18】駆動電流を変えることにより色温度が変化す
ることを示したグラフである。
【符号の説明】
21 導光板 22 ケ−ス 23 白色発光ダイオ−ド 24 拡散シ−ト 25 反射シ−ト 26 窓 27 カバ− 31 パルス発振回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 青色光或いは紫外線光を発光する励起素
    子の発光光を蛍光体によって白色光に変えて放射する白
    色発光ダイオ−ドの駆動装置において、 パルス電流で駆動する駆動手段と、上記パルス電流の平
    均電流値及び/又はデュ−ティ比を変化させ、放射する
    光の色温度及び/又は輝度を調整する調整手段とを備え
    て構成したことを特徴とする白色発光ダイオ−ドの駆動
    装置。
  2. 【請求項2】 発光色の異なる複数の励起素子の発光光
    を蛍光体によって白色光に変えて放射する白色発光ダイ
    オ−ドの駆動装置において、 パルス電流で駆動する駆動手段と、上記パルス電流の平
    均電流値及び/又はデュ−ティ比を変化させ、放射する
    光の色温度及び/又は輝度を調整する調整手段とを備え
    て構成したことを特徴とする白色発光ダイオ−ドの駆動
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載した駆動装置に
    おいて、 複数の白色発光ダイオ−ドを備えた一つのLEDランプ
    を設けると共に、各々の白色発光ダイオ−ドをパルス電
    流で駆動する駆動手段と、上記パルス電流の平均電流値
    及び/又はデュ−ティ比を変化させ、放射する光の色温
    度及び/又は輝度を調整する調整手段とを備えて構成し
    たことを特徴とする白色発光ダイオ−ドの駆動装置。
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Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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