JP2002129768A - 機械式駐車場 - Google Patents
機械式駐車場Info
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- JP2002129768A JP2002129768A JP2000318783A JP2000318783A JP2002129768A JP 2002129768 A JP2002129768 A JP 2002129768A JP 2000318783 A JP2000318783 A JP 2000318783A JP 2000318783 A JP2000318783 A JP 2000318783A JP 2002129768 A JP2002129768 A JP 2002129768A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大規模店舗用の駐車場として好適な機械式駐
車場を提供すること。 【解決手段】 格納パレット11の駐車面11Aを機
械式駐車場1の車両走行面6Aと略同一レベルとなるよ
うに循環式駐車装置M1を設置すると共に、循環式駐車
装置M1に相対して設けられた入庫スペースA1と出庫
スペースB1との各床面A1a、B1aも車両走行面6
Aと略同一レベルとなるようにした。循環式駐車装置M
1を作動させれば、敷地を有効利用して車両を効率的に
駐車させることができる。一方、循環式駐車装置M1の
作動を停止させ格納パレット11を整列させれば、自走
式駐車場として機能させることができる。
車場を提供すること。 【解決手段】 格納パレット11の駐車面11Aを機
械式駐車場1の車両走行面6Aと略同一レベルとなるよ
うに循環式駐車装置M1を設置すると共に、循環式駐車
装置M1に相対して設けられた入庫スペースA1と出庫
スペースB1との各床面A1a、B1aも車両走行面6
Aと略同一レベルとなるようにした。循環式駐車装置M
1を作動させれば、敷地を有効利用して車両を効率的に
駐車させることができる。一方、循環式駐車装置M1の
作動を停止させ格納パレット11を整列させれば、自走
式駐車場として機能させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大規模店舗用の駐
車場として好適な機械式駐車場に関する。
車場として好適な機械式駐車場に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、運転者が車両を運転して直接
駐車スペースに駐車する自走式駐車場が低コストの故に
広く用いられているが、自走式駐車場は駐車場の入口か
ら全駐車スペースまで車両が通行でき、かつ、全駐車ス
ペースからの車両の出し入れを行えるような幅を有する
車路を設ける必要があるので、駐車場全体の広さの割に
駐車台数を多くとれないという問題点を有している。こ
のため、例えば大規模店舗の駐車場として使用する場
合、駐車効率が悪いので法律により求められる駐車台数
を確保しようとするとスペースの確保が難しいという問
題を生じる。
駐車スペースに駐車する自走式駐車場が低コストの故に
広く用いられているが、自走式駐車場は駐車場の入口か
ら全駐車スペースまで車両が通行でき、かつ、全駐車ス
ペースからの車両の出し入れを行えるような幅を有する
車路を設ける必要があるので、駐車場全体の広さの割に
駐車台数を多くとれないという問題点を有している。こ
のため、例えば大規模店舗の駐車場として使用する場
合、駐車効率が悪いので法律により求められる駐車台数
を確保しようとするとスペースの確保が難しいという問
題を生じる。
【0003】この問題を回避するため、駐車場の入口か
ら駐車スペースまで車路を設ける必要がなく、自走式駐
車場と比べて駐車場全体の広さに対する駐車台数を増加
させることができる、各種の機械式駐車場が用いられて
いる。例えば、並べた複数の台車に決められた位置で車
両を入出庫し、複数の台車を一体化して循環移動させる
水平循環式駐車場、タワー式の垂直循環式駐車装置、平
面往復方式駐車装置等が公知である。
ら駐車スペースまで車路を設ける必要がなく、自走式駐
車場と比べて駐車場全体の広さに対する駐車台数を増加
させることができる、各種の機械式駐車場が用いられて
いる。例えば、並べた複数の台車に決められた位置で車
両を入出庫し、複数の台車を一体化して循環移動させる
水平循環式駐車場、タワー式の垂直循環式駐車装置、平
面往復方式駐車装置等が公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、垂直循
環式駐車装置は、機械装置の高さが必要となるので日影
問題などが発生するほか、駐車台数が装置能力、入出庫
効率の問題で60台程度までとなるため大規模店舗には
適さない上に、大規模店舗の駐車利用客の頻度に対応で
きないという問題点を有している。
環式駐車装置は、機械装置の高さが必要となるので日影
問題などが発生するほか、駐車台数が装置能力、入出庫
効率の問題で60台程度までとなるため大規模店舗には
適さない上に、大規模店舗の駐車利用客の頻度に対応で
きないという問題点を有している。
【0005】また、水平循環式駐車場は、通常、商業ビ
ル(地下スペース)、マンションなどの駐車場として採
用されており、出入口は1ヶ所で、円形循環・箱型循環
方式で格納しているために入出庫スピードがとても遅
く、駐車台数が40台程度までとなるので大規模店舗用
の駐車場としては適さないという問題点を有している。
ル(地下スペース)、マンションなどの駐車場として採
用されており、出入口は1ヶ所で、円形循環・箱型循環
方式で格納しているために入出庫スピードがとても遅
く、駐車台数が40台程度までとなるので大規模店舗用
の駐車場としては適さないという問題点を有している。
【0006】平面往復方式駐車装置は、駐車場の広さの
割りに非常に多数の車両を駐車できる反面、駐車場の利
用台数が少ない時、例えば大規模店舗における平日の昼
間等のような時であっても、大規模な機械装置を駆動し
なければならないので、運転コストが高くならざるを得
ないという問題点を有している。
割りに非常に多数の車両を駐車できる反面、駐車場の利
用台数が少ない時、例えば大規模店舗における平日の昼
間等のような時であっても、大規模な機械装置を駆動し
なければならないので、運転コストが高くならざるを得
ないという問題点を有している。
【0007】本発明の目的は、従来技術における上述の
問題点を解決できる、特に、大規模店舗用の駐車場とし
て好適な機械式駐車場を提供することにある。
問題点を解決できる、特に、大規模店舗用の駐車場とし
て好適な機械式駐車場を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、車両の駐車スペースとなるフラッ
トコンベア式の多数の格納パレットが所定の平面内で循
環できるように構成された循環式駐車装置を少なくとも
1つ用いて車両を駐車させるようにした機械式駐車場に
おいて、前記格納パレットの車両搭載面が前記機械式駐
車場の車両走行面と略同一レベルとなるように前記循環
式駐車装置が設置されており、前記循環式駐車装置に相
対して入庫スペースと出庫スペースとが設けられてお
り、前記入庫スペースには前記格納パレットと協働して
入庫車両を循環式駐車装置にコンベア移送するための入
庫用コンベア装置が設けられており、前記出庫スペース
には前記格納パレットと協働して前記格納パレット上に
載せられている車両を前記出庫スペースにコンベア移送
するための出庫用コンベア装置が設けられており、前記
入庫スペースの床面と前記出庫スペースの床面とが前記
車両走行面と略同一レベルとなっていることを特徴とす
る機械式駐車場が提案される。
め、本発明によれば、車両の駐車スペースとなるフラッ
トコンベア式の多数の格納パレットが所定の平面内で循
環できるように構成された循環式駐車装置を少なくとも
1つ用いて車両を駐車させるようにした機械式駐車場に
おいて、前記格納パレットの車両搭載面が前記機械式駐
車場の車両走行面と略同一レベルとなるように前記循環
式駐車装置が設置されており、前記循環式駐車装置に相
対して入庫スペースと出庫スペースとが設けられてお
り、前記入庫スペースには前記格納パレットと協働して
入庫車両を循環式駐車装置にコンベア移送するための入
庫用コンベア装置が設けられており、前記出庫スペース
には前記格納パレットと協働して前記格納パレット上に
載せられている車両を前記出庫スペースにコンベア移送
するための出庫用コンベア装置が設けられており、前記
入庫スペースの床面と前記出庫スペースの床面とが前記
車両走行面と略同一レベルとなっていることを特徴とす
る機械式駐車場が提案される。
【0009】前記循環式駐車装置の前記格納パレットの
無い場所を塞ぎ、前記循環式駐車装置の駐車面を自走式
駐車場の駐車面として使用できるようにするための床板
をさらに設ける構成とすることもできる。この場合、前
記床板は、前記循環式駐車装置に相対する車両用走行床
に出し入れ自在に設ける構成としてもよい。
無い場所を塞ぎ、前記循環式駐車装置の駐車面を自走式
駐車場の駐車面として使用できるようにするための床板
をさらに設ける構成とすることもできる。この場合、前
記床板は、前記循環式駐車装置に相対する車両用走行床
に出し入れ自在に設ける構成としてもよい。
【0010】循環式駐車装置を動作させれば、所定の敷
地の広さに対して多数の車両を敷地を有効利用して効率
的に駐車させることができる機械式の駐車場として機能
する。格納パレットの車両搭載面は車両走行面と略同一
レベルであり、また入庫スペース及び出庫スペースも各
床面も車両走行面と略同一レベルであるから、循環式駐
車装置の作動を停止させ格納パレットを整列させれば循
環式駐車装置の駐車面を自走式駐車場として機能させる
ことができる。
地の広さに対して多数の車両を敷地を有効利用して効率
的に駐車させることができる機械式の駐車場として機能
する。格納パレットの車両搭載面は車両走行面と略同一
レベルであり、また入庫スペース及び出庫スペースも各
床面も車両走行面と略同一レベルであるから、循環式駐
車装置の作動を停止させ格納パレットを整列させれば循
環式駐車装置の駐車面を自走式駐車場として機能させる
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0012】図1に示されている機械式駐車場1は、建
物の1つのフロアに本発明による機械式駐車場を設けた
場合の実施の形態であり、それぞれが車両の駐車スペー
スとなるフラットコンベア式の多数の格納パレットを所
定の平面内で循環させることができるように構成された
7台の循環式駐車装置M1〜M7が図示の如く並設され
ており、循環式駐車装置M1〜M7のそれぞれについて
独立した駐車区P1〜P7が構成されている。
物の1つのフロアに本発明による機械式駐車場を設けた
場合の実施の形態であり、それぞれが車両の駐車スペー
スとなるフラットコンベア式の多数の格納パレットを所
定の平面内で循環させることができるように構成された
7台の循環式駐車装置M1〜M7が図示の如く並設され
ており、循環式駐車装置M1〜M7のそれぞれについて
独立した駐車区P1〜P7が構成されている。
【0013】駐車区P1は、入庫車両を循環式駐車装置
M1へ移送させるための入庫ブースA1と出庫車両を循
環式駐車装置M1から受け取るための出庫ブースB1と
が、循環式駐車装置M1の両端にそれぞれ相対するよう
に設けられて成っている。他の駐車区P2〜P7につい
ても同様に、入庫ブースA2〜A7及び出庫ブースB2
〜B7が図示の如く循環式駐車装置M1〜M7に対応し
て設けられている。
M1へ移送させるための入庫ブースA1と出庫車両を循
環式駐車装置M1から受け取るための出庫ブースB1と
が、循環式駐車装置M1の両端にそれぞれ相対するよう
に設けられて成っている。他の駐車区P2〜P7につい
ても同様に、入庫ブースA2〜A7及び出庫ブースB2
〜B7が図示の如く循環式駐車装置M1〜M7に対応し
て設けられている。
【0014】下階からスロープ車路2を通って機械式駐
車場1に入った車両が入庫用車路3から入庫ブースA1
〜A7のいずれかに進入できるよう、入庫ブースA1〜
A7は入庫用車路3に接するように設けられている。一
方、出庫ブースB1〜B7のいずれから出庫する車両も
車両用出口に続いている出庫用車路4に直接入ることが
できるよう、出庫ブースB1〜B7は出庫用車路4に接
するように設けられている。
車場1に入った車両が入庫用車路3から入庫ブースA1
〜A7のいずれかに進入できるよう、入庫ブースA1〜
A7は入庫用車路3に接するように設けられている。一
方、出庫ブースB1〜B7のいずれから出庫する車両も
車両用出口に続いている出庫用車路4に直接入ることが
できるよう、出庫ブースB1〜B7は出庫用車路4に接
するように設けられている。
【0015】図2には、駐車区P1の詳細平面図が示さ
れている。図3は図2のX−X線断面図、図4は図3の
平面図であり、図2〜図4を参照して駐車区P1の構成
について説明する。
れている。図3は図2のX−X線断面図、図4は図3の
平面図であり、図2〜図4を参照して駐車区P1の構成
について説明する。
【0016】循環式駐車装置M1は、車両の駐車スペー
スとなるフラットコンベア式の多数の格納パレット11
を所定の水平面内で循環させ、所要の格納パレット11
を入庫ブースA1又は出庫ブースB1に対向させること
ができるように構成された機械式駐車装置であり、建物
の駐車階の床スラブ5上にレールを敷設して成る循環路
12を有し、この循環路12に沿って格納パレット11
が循環できる構成となっている。なお、循環路12は、
2組の走行レールと2組の横行レールとを♯状に設けて
成る公知の構成のものであり、図1では、1組の走行レ
ールL1、L1と2組の横行レールL2、L2及びL
3、L3のみが見えており、図3では別の1組の走行レ
ールL4、L4のうちの手前の走行レールL4のみが見
えている。
スとなるフラットコンベア式の多数の格納パレット11
を所定の水平面内で循環させ、所要の格納パレット11
を入庫ブースA1又は出庫ブースB1に対向させること
ができるように構成された機械式駐車装置であり、建物
の駐車階の床スラブ5上にレールを敷設して成る循環路
12を有し、この循環路12に沿って格納パレット11
が循環できる構成となっている。なお、循環路12は、
2組の走行レールと2組の横行レールとを♯状に設けて
成る公知の構成のものであり、図1では、1組の走行レ
ールL1、L1と2組の横行レールL2、L2及びL
3、L3のみが見えており、図3では別の1組の走行レ
ールL4、L4のうちの手前の走行レールL4のみが見
えている。
【0017】格納パレット11の本体111の下面11
1Aにはこれらの循環路12を構成するレールに係合す
る4つの車輪が取り付けられており(図3ではそのうち
の2つの車輪112、112のみが見えている)、これ
により、格納パレット11が循環路12に沿って案内さ
れ、後述する駆動装置によって水平循環移動することが
できる。なお、格納パレット11を水平循環移動させる
ための駆動構成、及び走行レールと横行レールとの間で
の格納パレット11の走行切替のための構成については
公知であるから、これらについての詳しい説明は省略す
る。
1Aにはこれらの循環路12を構成するレールに係合す
る4つの車輪が取り付けられており(図3ではそのうち
の2つの車輪112、112のみが見えている)、これ
により、格納パレット11が循環路12に沿って案内さ
れ、後述する駆動装置によって水平循環移動することが
できる。なお、格納パレット11を水平循環移動させる
ための駆動構成、及び走行レールと横行レールとの間で
の格納パレット11の走行切替のための構成については
公知であるから、これらについての詳しい説明は省略す
る。
【0018】格納パレット11上に駐車している車両を
横方向にコンベア移送できるようにするため、格納パレ
ット11の本体111には、一対のフラットコンベア装
置14、15が車両の前後の車輪の間隔長に対応した間
隔をあけて設けられており、格納パレット11上に駐車
した車両Vの前輪V1、V2及び後輪V3、V4を一対
のフラットコンベア装置14、15のフラットコンベア
14A、15A上に載せることができるように構成され
ている。
横方向にコンベア移送できるようにするため、格納パレ
ット11の本体111には、一対のフラットコンベア装
置14、15が車両の前後の車輪の間隔長に対応した間
隔をあけて設けられており、格納パレット11上に駐車
した車両Vの前輪V1、V2及び後輪V3、V4を一対
のフラットコンベア装置14、15のフラットコンベア
14A、15A上に載せることができるように構成され
ている。
【0019】以上、循環式駐車装置M1内に多数設けら
れている格納パレット11のうちの1つについてのみ説
明したが、他の格納パレット11も全く同様に構成され
ている。
れている格納パレット11のうちの1つについてのみ説
明したが、他の格納パレット11も全く同様に構成され
ている。
【0020】床スラブ5上には、循環式駐車装置M1に
駐車のために出入りする車両が走行する走行床6が循環
式駐車装置M1を囲むように構築されており、走行床6
の車両走行面6Aのレベルと、循環式駐車装置M1の格
納パレット11の本体111の駐車面11Aのレベルと
が実質的に同一となるように構成されている。なお、フ
ラットコンベア14A、15Aにおいて車両Vのタイヤ
V1〜V4と接する面14Aa、15Aaもまた駐車面
11Aと同じレベルとなっている。
駐車のために出入りする車両が走行する走行床6が循環
式駐車装置M1を囲むように構築されており、走行床6
の車両走行面6Aのレベルと、循環式駐車装置M1の格
納パレット11の本体111の駐車面11Aのレベルと
が実質的に同一となるように構成されている。なお、フ
ラットコンベア14A、15Aにおいて車両Vのタイヤ
V1〜V4と接する面14Aa、15Aaもまた駐車面
11Aと同じレベルとなっている。
【0021】次に、入庫ブースA1について説明する。
入庫ブースA1は、循環式駐車装置M1の一端に相対す
る走行床6の一部に、入庫車両を走行床6から循環式駐
車装置M1に移送するために設けられたものであり、駐
車車両を受け入れるために入庫ブースA1に対向した格
納パレット11のフラットコンベア装置14、15に整
列するように設けられた一対のフラットコンベア装置2
1、22を備えている。
入庫ブースA1は、循環式駐車装置M1の一端に相対す
る走行床6の一部に、入庫車両を走行床6から循環式駐
車装置M1に移送するために設けられたものであり、駐
車車両を受け入れるために入庫ブースA1に対向した格
納パレット11のフラットコンベア装置14、15に整
列するように設けられた一対のフラットコンベア装置2
1、22を備えている。
【0022】フラットコンベア装置21、22は、走行
床6に形成された収納用の凹部23、24内に設置され
ており、フラットコンベア装置21、22のフラットコ
ンベア21A、22Aにおいて車両VのタイヤV1〜V
4に接する面21Aa、22Aaのレベル、すなわち入
庫ブースA1の床面A1aのレベルが走行床6の車両走
行面6Aのレベルと実質的に同一となっている。フラッ
トコンベア装置21、22は、入庫ブースA1に設けら
れているフラットコンベア駆動装置214(図5参照)
によって駆動される構成となっており、入庫ブースA1
に進入した車両Vの前輪V1、V2と後輪V3、V4と
がそれぞれフラットコンベア21A、22Aに載った状
態(図4参照)でフラットコンベア駆動装置214を駆
動することにより、車両Vを循環式駐車装置M1に向け
て横送りすることができる。
床6に形成された収納用の凹部23、24内に設置され
ており、フラットコンベア装置21、22のフラットコ
ンベア21A、22Aにおいて車両VのタイヤV1〜V
4に接する面21Aa、22Aaのレベル、すなわち入
庫ブースA1の床面A1aのレベルが走行床6の車両走
行面6Aのレベルと実質的に同一となっている。フラッ
トコンベア装置21、22は、入庫ブースA1に設けら
れているフラットコンベア駆動装置214(図5参照)
によって駆動される構成となっており、入庫ブースA1
に進入した車両Vの前輪V1、V2と後輪V3、V4と
がそれぞれフラットコンベア21A、22Aに載った状
態(図4参照)でフラットコンベア駆動装置214を駆
動することにより、車両Vを循環式駐車装置M1に向け
て横送りすることができる。
【0023】入庫ブースA1のフラットコンベア21
A、22Aと格納パレット11のフラットコンベア14
A、15Aとの間には一対の繋ローラー31、31が図
4に示したように設けられている。
A、22Aと格納パレット11のフラットコンベア14
A、15Aとの間には一対の繋ローラー31、31が図
4に示したように設けられている。
【0024】繋ローラー31、31は、フラットコンベ
ア装置21の回転力をフラットコンベア装置14に、フ
ラットコンベア装置22の回転力をフラットコンベア装
置15それぞれに伝達させるためのものであり、フラッ
トコンベア21Aとフラットコンベア14A、及びフラ
ットコンベア22Aとフラットコンベア15Aをそれぞ
れ作動可能に連結するオン位置と、フラットコンベア装
置21をフラットコンベア装置14から切り離すと共に
フラットコンベア装置22をフラットコンベア装置15
から切り離すオフ位置のいずれかに位置決めされる構成
となっている。
ア装置21の回転力をフラットコンベア装置14に、フ
ラットコンベア装置22の回転力をフラットコンベア装
置15それぞれに伝達させるためのものであり、フラッ
トコンベア21Aとフラットコンベア14A、及びフラ
ットコンベア22Aとフラットコンベア15Aをそれぞ
れ作動可能に連結するオン位置と、フラットコンベア装
置21をフラットコンベア装置14から切り離すと共に
フラットコンベア装置22をフラットコンベア装置15
から切り離すオフ位置のいずれかに位置決めされる構成
となっている。
【0025】したがって、格納パレット11が入庫ブー
スA1に対向している状態(図4の状態)で繋ローラー
31、31をオン位置にすると、入庫ブースA1のフラ
ットコンベア装置21、22のフラットコンベア21
A、22Aの回転力が格納パレット11のフラットコン
ベア14A、15Aに繋ローラー31、31を介して伝
達される。これにより、格納パレット11のフラットコ
ンベア14A、15Aが回転せしめられるので、入庫ブ
ースA1のフラットコンベア装置21、22のフラット
コンベア21A、22A上に載っている車両Vは格納パ
レット11のフラットコンベア装置14、15のフラッ
トコンベア14A、15A上に送られることとなり、こ
の結果、入庫車両を入庫ブースA1から格納パレット1
1に移送することができる。
スA1に対向している状態(図4の状態)で繋ローラー
31、31をオン位置にすると、入庫ブースA1のフラ
ットコンベア装置21、22のフラットコンベア21
A、22Aの回転力が格納パレット11のフラットコン
ベア14A、15Aに繋ローラー31、31を介して伝
達される。これにより、格納パレット11のフラットコ
ンベア14A、15Aが回転せしめられるので、入庫ブ
ースA1のフラットコンベア装置21、22のフラット
コンベア21A、22A上に載っている車両Vは格納パ
レット11のフラットコンベア装置14、15のフラッ
トコンベア14A、15A上に送られることとなり、こ
の結果、入庫車両を入庫ブースA1から格納パレット1
1に移送することができる。
【0026】次に、出庫ブースB1について説明する。
出庫ブースB1は、循環式駐車装置M1の他端に対向す
る走行床6の一部に、出庫車両を循環式駐車装置M1か
ら走行床6に移送するために設けられたものであり、出
庫ブースB1に対向した格納パレット11のフラットコ
ンベア装置14、15に整列するように設けられた一対
のフラットコンベア装置41、42を備えている。
出庫ブースB1は、循環式駐車装置M1の他端に対向す
る走行床6の一部に、出庫車両を循環式駐車装置M1か
ら走行床6に移送するために設けられたものであり、出
庫ブースB1に対向した格納パレット11のフラットコ
ンベア装置14、15に整列するように設けられた一対
のフラットコンベア装置41、42を備えている。
【0027】フラットコンベア装置41、42もまた、
入庫ブースA1の場合と同様に、走行床6に、フラット
コンベア機構41、42のフラットコンベア41A、4
2Aの車両の車輪接触面のレベル、すなわち出庫ブース
B1の床面B1aのレベルが走行床6の車両走行面6A
のレベルと実質的に同一となるように設置されている。
フラットコンベア装置41、42は、出庫ブースB1に
設けられているフラットコンベア駆動装置216(図5
参照)によって駆動される構成となっており、出庫ブー
スB1に進入した車両の前輪と後輪とがそれぞれフラッ
トコンベア41A、42Aに載った状態でフラットコン
ベア駆動装置216を駆動することにより、車両を出庫
ブースB1に向けて横送りすることができる。
入庫ブースA1の場合と同様に、走行床6に、フラット
コンベア機構41、42のフラットコンベア41A、4
2Aの車両の車輪接触面のレベル、すなわち出庫ブース
B1の床面B1aのレベルが走行床6の車両走行面6A
のレベルと実質的に同一となるように設置されている。
フラットコンベア装置41、42は、出庫ブースB1に
設けられているフラットコンベア駆動装置216(図5
参照)によって駆動される構成となっており、出庫ブー
スB1に進入した車両の前輪と後輪とがそれぞれフラッ
トコンベア41A、42Aに載った状態でフラットコン
ベア駆動装置216を駆動することにより、車両を出庫
ブースB1に向けて横送りすることができる。
【0028】出庫ブースB1のフラットコンベア41
A、42Aと格納パレット11のフラットコンベア14
A、15Aとの間にもまた、先に説明した一対の繋ロー
ラー31、31と同様の目的で一対の繋ローラー(図示
せず)がそれぞれ設けられている。
A、42Aと格納パレット11のフラットコンベア14
A、15Aとの間にもまた、先に説明した一対の繋ロー
ラー31、31と同様の目的で一対の繋ローラー(図示
せず)がそれぞれ設けられている。
【0029】したがって、格納パレット11が出庫ブー
スB1に対向している状態で一対の繋ローラーをオン位
置にすると、出庫ブースB1のフラットコンベア装置4
1、42のフラットコンベア41A、42Aの回転力が
対向している格納パレット11のフラットコンベア14
A、15Aに伝達される。これにより、格納パレット1
1のフラットコンベア14A、15Aも回転し、格納パ
レット11のフラットコンベア14A、15Aに載って
いる車両は出庫ブースB1のフラットコンベア装置4
1、42のフラットコンベア41A、42A上に送ら
れ、この結果、出庫予定車両が格納パレット11から出
庫ブースB1に移送される。以上の説明から判るよう
に、繋ローラー31、31がオフ位置にある場合には循
環式駐車装置M1は入庫ブースA1及び出庫ブースB1
とは独立して運転が可能となる。
スB1に対向している状態で一対の繋ローラーをオン位
置にすると、出庫ブースB1のフラットコンベア装置4
1、42のフラットコンベア41A、42Aの回転力が
対向している格納パレット11のフラットコンベア14
A、15Aに伝達される。これにより、格納パレット1
1のフラットコンベア14A、15Aも回転し、格納パ
レット11のフラットコンベア14A、15Aに載って
いる車両は出庫ブースB1のフラットコンベア装置4
1、42のフラットコンベア41A、42A上に送ら
れ、この結果、出庫予定車両が格納パレット11から出
庫ブースB1に移送される。以上の説明から判るよう
に、繋ローラー31、31がオフ位置にある場合には循
環式駐車装置M1は入庫ブースA1及び出庫ブースB1
とは独立して運転が可能となる。
【0030】なお、入庫ブースA1及び出庫ブースB1
の周囲にはそれぞれ固定シャッター25、45が図2に
示した如く設置されているので、入庫ブースA1及び出
庫ブースB1を入庫用車路3及び出庫用車路4から確実
に分離し、かつ運転者が入庫ブースA1及び出庫ブース
B1を容易に認識することができるようになっている。
の周囲にはそれぞれ固定シャッター25、45が図2に
示した如く設置されているので、入庫ブースA1及び出
庫ブースB1を入庫用車路3及び出庫用車路4から確実
に分離し、かつ運転者が入庫ブースA1及び出庫ブース
B1を容易に認識することができるようになっている。
【0031】さらに、入庫ブースA1と循環式駐車装置
M1との間には車両の入庫時にのみ開かれる可動シャッ
ター26が設けられており、一方、出庫ブースB1と循
環式駐車装置M1との間には車両の出庫時にのみ開かれ
る可動シャッター(図示せず)が設けられている。入庫
ブースA1及び出庫ブースB1に車両が入っていない場
合には、これらの可動シャッターが閉じられ、入庫ブー
スA1及び出庫ブースB1から循環式駐車装置M1への
進入を禁止することができるようになっている。
M1との間には車両の入庫時にのみ開かれる可動シャッ
ター26が設けられており、一方、出庫ブースB1と循
環式駐車装置M1との間には車両の出庫時にのみ開かれ
る可動シャッター(図示せず)が設けられている。入庫
ブースA1及び出庫ブースB1に車両が入っていない場
合には、これらの可動シャッターが閉じられ、入庫ブー
スA1及び出庫ブースB1から循環式駐車装置M1への
進入を禁止することができるようになっている。
【0032】以上、駐車区P1について詳細に説明した
が、他の駐車区P2〜P7も同様に構成されているので
それらの説明は省略する。なお、本実施の形態において
は、機械式駐車場1は複数階にわたって設けられている
が、他の駐車階の構成は図1に示した構成と全く同様で
あるので、それらを図示して説明するのを省略する。
が、他の駐車区P2〜P7も同様に構成されているので
それらの説明は省略する。なお、本実施の形態において
は、機械式駐車場1は複数階にわたって設けられている
が、他の駐車階の構成は図1に示した構成と全く同様で
あるので、それらを図示して説明するのを省略する。
【0033】次に、機械式駐車場1の動作について図5
を参照しながら説明する。複数の駐車階の各機械式駐車
場1は駐車場システム制御部201により制御されてい
る。各階ごとの機械式駐車場1は各階制御部202によ
り制御されており、各階の機械式駐車場1内の7つの駐
車区P1〜P7は、7台の循環式駐車装置M1〜M、7
つの入庫ブースA1〜A7、7つの出庫ブースB1〜B
7をそれぞれ単位として、入庫制御盤203、水平循環
制御盤204、出庫制御盤205により制御される。
を参照しながら説明する。複数の駐車階の各機械式駐車
場1は駐車場システム制御部201により制御されてい
る。各階ごとの機械式駐車場1は各階制御部202によ
り制御されており、各階の機械式駐車場1内の7つの駐
車区P1〜P7は、7台の循環式駐車装置M1〜M、7
つの入庫ブースA1〜A7、7つの出庫ブースB1〜B
7をそれぞれ単位として、入庫制御盤203、水平循環
制御盤204、出庫制御盤205により制御される。
【0034】まず、入庫の際の動作について説明する。
運転者は入庫の際にどの駐車階に空車スペースがあるの
かを各階空車情報システム218により知ることがで
き、この情報に従って空車スペースのある駐車階に上
る。入庫ブースA1〜A7のいずれかに車両が進入する
と、操作員による入庫指示が操作盤202Aから入力さ
れる。ここでは駐車区P1の入庫ブースA1に車両が進
入した場合を例にとって説明する。入庫センサー213
により車両の入庫が確認されると、各階制御部202に
より水平循環制御盤204が制御され、循環式駐車装置
M1内において入庫ブースA1に最も近い位置の空の格
納パレット11が検知される。検知された空の格納パレ
ット11の位置に応じて走行駆動装置211及び横行駆
動装置212のうちのどちらか一方、或いは両方が水平
循環制御盤204により駆動され、複数の格納パレット
11を水平循環移動させ、検知した空の格納パレット1
1を入庫ブースA1に対向するように移送させる。
運転者は入庫の際にどの駐車階に空車スペースがあるの
かを各階空車情報システム218により知ることがで
き、この情報に従って空車スペースのある駐車階に上
る。入庫ブースA1〜A7のいずれかに車両が進入する
と、操作員による入庫指示が操作盤202Aから入力さ
れる。ここでは駐車区P1の入庫ブースA1に車両が進
入した場合を例にとって説明する。入庫センサー213
により車両の入庫が確認されると、各階制御部202に
より水平循環制御盤204が制御され、循環式駐車装置
M1内において入庫ブースA1に最も近い位置の空の格
納パレット11が検知される。検知された空の格納パレ
ット11の位置に応じて走行駆動装置211及び横行駆
動装置212のうちのどちらか一方、或いは両方が水平
循環制御盤204により駆動され、複数の格納パレット
11を水平循環移動させ、検知した空の格納パレット1
1を入庫ブースA1に対向するように移送させる。
【0035】空の格納パレット11が所要の入庫ブース
A1に対向したことが確認されると、入庫ブースA1と
循環式駐車装置M1との間に設けられている可動シャッ
ター26が引き上げられる。その後入庫制御盤203の
制御によりフラットコンベア駆動装置214が駆動さ
れ、入庫ブースA1のフラットコンベア機構14、15
が動作され、繋ローラー31、31を介して格納パレッ
ト11のフラットコンベア装置21、22が駆動される
ことにより、入庫ブースA1に入っている車両は入庫ブ
ースA1から循環式駐車装置M1にある格納パレット1
1上に移送されて所望の位置に移載され、入庫動作が完
了する。
A1に対向したことが確認されると、入庫ブースA1と
循環式駐車装置M1との間に設けられている可動シャッ
ター26が引き上げられる。その後入庫制御盤203の
制御によりフラットコンベア駆動装置214が駆動さ
れ、入庫ブースA1のフラットコンベア機構14、15
が動作され、繋ローラー31、31を介して格納パレッ
ト11のフラットコンベア装置21、22が駆動される
ことにより、入庫ブースA1に入っている車両は入庫ブ
ースA1から循環式駐車装置M1にある格納パレット1
1上に移送されて所望の位置に移載され、入庫動作が完
了する。
【0036】出庫の際には、まず、運転者が駐車料金精
算機217において駐車車両の料金精算を行う。料金の
精算が完了すると、出庫指示を意味する精算終了の信号
が各階制御部202を介して水平循環制御盤204及び
出庫制御盤205に入力され、所要の車両を搭載した格
納パレット11が検知される。検知された格納パレット
11の位置に応じて、入庫の場合と同様に、水平循環制
御盤204の制御により走行駆動装置211及び横行駆
動装置212の内どちか一方或いは両方が駆動され、格
納パレット11は出庫ブースB1に対向する位置に移送
される。
算機217において駐車車両の料金精算を行う。料金の
精算が完了すると、出庫指示を意味する精算終了の信号
が各階制御部202を介して水平循環制御盤204及び
出庫制御盤205に入力され、所要の車両を搭載した格
納パレット11が検知される。検知された格納パレット
11の位置に応じて、入庫の場合と同様に、水平循環制
御盤204の制御により走行駆動装置211及び横行駆
動装置212の内どちか一方或いは両方が駆動され、格
納パレット11は出庫ブースB1に対向する位置に移送
される。
【0037】所要の車両を搭載した格納パレット11が
出庫ブースB1に対向する位置に到着したことが出庫セ
ンサー215により確認されると、出庫ブースB1と循
環式駐車装置M1との間に設けられている可動シャッタ
ーが引き上げられる。その後は、出庫制御盤205の制
御によりフラットコンベア駆動装置216が駆動され、
入庫の場合と同様に、出庫ブースB1のフラットコンベ
ア機構41、42が動作し、繋ローラーを介して所要の
車両を搭載した格納パレット11のフラットコンベア機
構14、15が動作する。このようにして出庫予定車両
は格納パレット11から出庫ブースB1に移載され、出
庫動作が完了する。
出庫ブースB1に対向する位置に到着したことが出庫セ
ンサー215により確認されると、出庫ブースB1と循
環式駐車装置M1との間に設けられている可動シャッタ
ーが引き上げられる。その後は、出庫制御盤205の制
御によりフラットコンベア駆動装置216が駆動され、
入庫の場合と同様に、出庫ブースB1のフラットコンベ
ア機構41、42が動作し、繋ローラーを介して所要の
車両を搭載した格納パレット11のフラットコンベア機
構14、15が動作する。このようにして出庫予定車両
は格納パレット11から出庫ブースB1に移載され、出
庫動作が完了する。
【0038】次に図2、図6を参照して本発明による機
械式駐車場1を自走式駐車場として使用するための構成
について説明する。図6は、図2のY−Y線断面図であ
り、走行床6の下に引き出し可能な床板61が設けられ
ている状態が示されている。床板61は格納パレット1
1の駐車面と略同一の寸法形状を有し車両を搭載するこ
とができるようになっており、図2に示す例では循環式
駐車装置M1の端部付近に設けられている。床板61
は、格納パレット11が対向していない状態で循環式駐
車装置M1に向けて引き出すことができ、このようにし
て引き出された床板61の床レベルは循環式駐車装置M
1の駐車面レベルを略同一となるように床板61が走行
床6に設けられている。
械式駐車場1を自走式駐車場として使用するための構成
について説明する。図6は、図2のY−Y線断面図であ
り、走行床6の下に引き出し可能な床板61が設けられ
ている状態が示されている。床板61は格納パレット1
1の駐車面と略同一の寸法形状を有し車両を搭載するこ
とができるようになっており、図2に示す例では循環式
駐車装置M1の端部付近に設けられている。床板61
は、格納パレット11が対向していない状態で循環式駐
車装置M1に向けて引き出すことができ、このようにし
て引き出された床板61の床レベルは循環式駐車装置M
1の駐車面レベルを略同一となるように床板61が走行
床6に設けられている。
【0039】既に説明したように、駐車区P1〜P7で
は、入庫ブースA1〜A7の床レベルと、循環式駐車装
置M1〜M7の駐車面レベルと、出庫ブースB1〜B7
の床レベルとを全て略同一の高さレベルとしているの
で、床板11を引き出すと、循環式駐車装置M1におい
て、図2に示される状態に複数の格納パレット11が整
列配置されて格納パレット11が無い場所を床板61に
て塞ぐような状態となり、循環式駐車装置M1を自走式
の駐車場として使用することができる。他の循環式駐車
装置M2〜M7においても同様にして床板61が設けら
れている。ここで、各床面及び駐車面のレベル合わせ
は、自走式駐車場として使用する場合に車両の走行に支
障をきたさない程度の段差しか生じないようにすればよ
く、必ずしも厳密に同一レベルである必要はない。
は、入庫ブースA1〜A7の床レベルと、循環式駐車装
置M1〜M7の駐車面レベルと、出庫ブースB1〜B7
の床レベルとを全て略同一の高さレベルとしているの
で、床板11を引き出すと、循環式駐車装置M1におい
て、図2に示される状態に複数の格納パレット11が整
列配置されて格納パレット11が無い場所を床板61に
て塞ぐような状態となり、循環式駐車装置M1を自走式
の駐車場として使用することができる。他の循環式駐車
装置M2〜M7においても同様にして床板61が設けら
れている。ここで、各床面及び駐車面のレベル合わせ
は、自走式駐車場として使用する場合に車両の走行に支
障をきたさない程度の段差しか生じないようにすればよ
く、必ずしも厳密に同一レベルである必要はない。
【0040】したがって、機械式駐車場1の利用状況に
応じて、駐車区P1〜P7の7台の循環式駐車装置M1
〜M7の内任意の数だけ装置を駆動させて機械式の駐車
場として使用し、残りの駐車区の循環式駐車装置は作動
を停止させ、格納パレット11を整列し、格納パレット
11の無い部分に床板11を引き出し、固定シャッター
25、45及び可動シャッター26、46を引き上げる
などして解放すれば、これらの駐車区は入庫用車路3と
出庫用車路4とを含めて段差のない全て同一の高さレベ
ルの走行面となり、機械式駐車場1を自走式駐車場とし
て使用できるようになる。
応じて、駐車区P1〜P7の7台の循環式駐車装置M1
〜M7の内任意の数だけ装置を駆動させて機械式の駐車
場として使用し、残りの駐車区の循環式駐車装置は作動
を停止させ、格納パレット11を整列し、格納パレット
11の無い部分に床板11を引き出し、固定シャッター
25、45及び可動シャッター26、46を引き上げる
などして解放すれば、これらの駐車区は入庫用車路3と
出庫用車路4とを含めて段差のない全て同一の高さレベ
ルの走行面となり、機械式駐車場1を自走式駐車場とし
て使用できるようになる。
【0041】機械式駐車場1は以上のように構成されて
いるので、駐車区P1〜P7の循環式駐車装置M1〜M
7を動作させれば、所定の敷地の広さに対して多数の車
両を敷地を有効利用して効率的に駐車させることができ
る機械式の駐車場として機能させることができる。した
がって、例えば大規模店舗における休日等のように駐車
利用台数が多い場合には、機械式駐車場1を上述の如く
動作させて対処することができる。
いるので、駐車区P1〜P7の循環式駐車装置M1〜M
7を動作させれば、所定の敷地の広さに対して多数の車
両を敷地を有効利用して効率的に駐車させることができ
る機械式の駐車場として機能させることができる。した
がって、例えば大規模店舗における休日等のように駐車
利用台数が多い場合には、機械式駐車場1を上述の如く
動作させて対処することができる。
【0042】一方、駐車区P1〜P7の7台の循環式駐
車装置M1〜M7の全部或いは幾つかの駆動を停止し、
格納パレット11を整列配置して床板61を引き出せ
ば、機械式駐車場1のうち任意の駐車区を自走式駐車場
として使用することができるようになる。したがって、
例えば大規模店舗における平日の昼間等のように駐車利
用台数が少ない場合には、上述のようにして機械式駐車
場1の全部又は一部を自走式の駐車場として使用すれ
ば、それに応じて操作員の人件費を削減することができ
ると共に、電気代等のコストも削減することができ、結
果的に機械式駐車場1の運転コストを大幅に削減するこ
とが可能である。
車装置M1〜M7の全部或いは幾つかの駆動を停止し、
格納パレット11を整列配置して床板61を引き出せ
ば、機械式駐車場1のうち任意の駐車区を自走式駐車場
として使用することができるようになる。したがって、
例えば大規模店舗における平日の昼間等のように駐車利
用台数が少ない場合には、上述のようにして機械式駐車
場1の全部又は一部を自走式の駐車場として使用すれ
ば、それに応じて操作員の人件費を削減することができ
ると共に、電気代等のコストも削減することができ、結
果的に機械式駐車場1の運転コストを大幅に削減するこ
とが可能である。
【0043】このように、本発明による機械式駐車場1
は多数の車両を所定の広さの敷地に駐車することができ
る他、駐車利用台数の状況に応じて使用方法を変更する
ことができ、機械式駐車場1にかかる運転コストを削減
することもできる。
は多数の車両を所定の広さの敷地に駐車することができ
る他、駐車利用台数の状況に応じて使用方法を変更する
ことができ、機械式駐車場1にかかる運転コストを削減
することもできる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、機械式駐車場におい
て、格納パレットを水平循環式に移動させて多数の車両
を効率よく駐車させることができるほか、機械装置を停
止すれば自走式駐車場として使用することもできる構成
としたので、駐車場利用台数の状況に応じて使用方法を
変更することができる。したがって、例えば、大規模店
舗の平日の昼間等のように駐車場利用台数が少ない場合
には自走式駐車場として使用することができ、この場合
には操作員にかかる人件費及び装置の動作にかかる電気
代等がかからなくなり、運転コストを大幅に削減するこ
とができるので、大規模店舗の駐車場として好適であ
る。
て、格納パレットを水平循環式に移動させて多数の車両
を効率よく駐車させることができるほか、機械装置を停
止すれば自走式駐車場として使用することもできる構成
としたので、駐車場利用台数の状況に応じて使用方法を
変更することができる。したがって、例えば、大規模店
舗の平日の昼間等のように駐車場利用台数が少ない場合
には自走式駐車場として使用することができ、この場合
には操作員にかかる人件費及び装置の動作にかかる電気
代等がかからなくなり、運転コストを大幅に削減するこ
とができるので、大規模店舗の駐車場として好適であ
る。
【図1】本発明による機械式駐車場の実施の形態の一例
を示す平面図。
を示す平面図。
【図2】図1に示されている駐車区の詳細平面図。
【図3】図2のX−X線断面図。
【図4】図3の平面図。
【図5】図1に示した機械式駐車場の入出庫のための制
御システムの構成を概略的に示すブロック図。
御システムの構成を概略的に示すブロック図。
【図6】図2のY−Y線断面図。
1 機械式駐車場 2 スロープ車路 3 入庫用車路 4 出庫用車路 5 床スラブ 6 走行床 6A 車両走行面 11 格納パレット 11A 駐車面 12 循環路 14、15 フラットコンベア装置 14A、15A フラットコンベア 21、22 フラットコンベア装置 21A、22A フラットコンベア 23、24 凹部 25、45 固定シャッター 26、46 可動シャッター 31、31 繋ローラー 41、42 フラットコンベア装置 41A、42A フラットコンベア 111 本体 112、112 車輪 201 駐車場システム制御部 202 各階制御部 203 入庫制御盤 204 水平循環制御盤 205 出庫制御盤 211 走行駆動装置 212 横行駆動装置 213 入庫センサー 214 フラットコンベア駆動装置 215 出庫センサー 216 フラットコンベア駆動装置 A1〜A7 入庫ブース B1〜B7 出庫ブース M1〜M7 循環式駐車装置 P1〜P7 駐車区
Claims (3)
- 【請求項1】 車両の駐車スペースとなるフラットコン
ベア式の多数の格納パレットが所定の平面内で循環でき
るように構成された循環式駐車装置を少なくとも1つ用
いて車両を駐車させるようにした機械式駐車場におい
て、 前記格納パレットの車両搭載面が前記機械式駐車場の車
両走行面と略同一レベルとなるように前記循環式駐車装
置が設置されており、 前記循環式駐車装置に相対して入庫スペースと出庫スペ
ースとが設けられており、 前記入庫スペースには前記格納パレットと協働して入庫
車両を循環式駐車装置にコンベア移送するための入庫用
コンベア装置が設けられており、 前記出庫スペースには前記格納パレットと協働して前記
格納パレット上に載せられている車両を前記出庫スペー
スにコンベア移送するための出庫用コンベア装置が設け
られており、 前記入庫スペースの床面と前記出庫スペースの床面とが
前記車両走行面と略同一レベルとなっていることを特徴
とする機械式駐車場。 - 【請求項2】 前記循環式駐車装置の前記格納パレット
の無い場所を塞ぎ、前記循環式駐車装置の駐車面を自走
式駐車場の駐車面として使用できるようにするための床
板をさらに備えている請求項1記載の機械式駐車場。 - 【請求項3】 前記床板が、前記循環式駐車装置に相対
する車両用走行床に出し入れ自在に設けられている請求
項2記載の機械式駐車場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000318783A JP2002129768A (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | 機械式駐車場 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000318783A JP2002129768A (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | 機械式駐車場 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002129768A true JP2002129768A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18797358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000318783A Pending JP2002129768A (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | 機械式駐車場 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002129768A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG109481A1 (en) * | 2001-11-30 | 2005-03-30 | Temasek Polytechnic | Transverse parking apparatus and method |
CN107859392A (zh) * | 2017-10-20 | 2018-03-30 | 中国人民解放军空军工程大学 | 一种自助式汽车停车起升装置 |
CN108442790A (zh) * | 2018-05-20 | 2018-08-24 | 康金华 | 边框升降存取车板伸缩隐形多层停车库 |
-
2000
- 2000-10-19 JP JP2000318783A patent/JP2002129768A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG109481A1 (en) * | 2001-11-30 | 2005-03-30 | Temasek Polytechnic | Transverse parking apparatus and method |
CN107859392A (zh) * | 2017-10-20 | 2018-03-30 | 中国人民解放军空军工程大学 | 一种自助式汽车停车起升装置 |
CN108442790A (zh) * | 2018-05-20 | 2018-08-24 | 康金华 | 边框升降存取车板伸缩隐形多层停车库 |
CN108442790B (zh) * | 2018-05-20 | 2024-05-17 | 康金华 | 边框升降存取车板伸缩隐形多层停车库 |
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