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JP2002128694A - bFGF徐放製剤及びその製造法 - Google Patents

bFGF徐放製剤及びその製造法

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Publication number
JP2002128694A
JP2002128694A JP2000323750A JP2000323750A JP2002128694A JP 2002128694 A JP2002128694 A JP 2002128694A JP 2000323750 A JP2000323750 A JP 2000323750A JP 2000323750 A JP2000323750 A JP 2000323750A JP 2002128694 A JP2002128694 A JP 2002128694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bfgf
sustained
solution
release
preparation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000323750A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshisato Igarashi
理慧 五十嵐
Akira Kitagawa
晶 北川
Yutaka Mizushima
裕 水島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LTT Institute Co Ltd
Original Assignee
LTT Institute Co Ltd
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Publication date
Application filed by LTT Institute Co Ltd filed Critical LTT Institute Co Ltd
Priority to JP2000323750A priority Critical patent/JP2002128694A/ja
Publication of JP2002128694A publication Critical patent/JP2002128694A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 bFGFを徐放する製剤、即ちbFGF徐放
製剤及びその製造法を提供すること。 【解決手段】 bFGFの少量を、薬効をもたないヒト
血清蛋白質溶液に溶解し、次に酸性ムコ多糖体溶液を混
和し、溶液を酸性とすることにより生成される不溶性結
合体からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、bFGFと、ヒト
γグログリン、アルブミンなどの蛋白質とコンドロイチ
ン硫酸ナトリウムなどの酸性ムコ多糖体溶液の混合液を
酸性にすることにより生ずる不溶性結合体からなるbF
GF徐放製剤及び当該徐放製剤の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの蛋白薬剤などに応用出来る優れた
注射用の徐放製剤に関する発明として本願出願人が平成
12年7月5日に出願した特願2000−203850
がある。
【0003】当該特願2000−203850には製剤
作製方法がきわめて簡単であり、ほとんど全ての蛋白質
薬剤に応用できる優れた徐放効果が得られる蛋白質と多
糖体不活性結合体からなる徐放製剤、当該徐放製剤の製
造法が記載されている。
【0004】さらに、前記文献には蛋白質製剤としてF
GFがあることが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、FGFにはa
FGFとbFGFとがあるが、特願2000−2038
50の文献には単にFGFとの記載があるだけでaFG
F、bFGFに関しての記載がない。即ち、特願200
0−203850の出願時点ではaFGF及びbFGF
に関する研究がまだなされていなかったものである。
【0006】そこで、本発明者らは、bFGFに関する
研究を鋭意行ったところ、bFGFの徐放製剤はbFG
Fとコンドロイチン硫酸ナトリウム等の酸性ムコ多糖体
だけでは沈殿せず、どろどろの状態になり、注射用製剤
として適切な不溶性結合体の懸濁液にならないが、ヒト
γグロブリン、ヒト血清アルブミン、ヒトフィブリノー
ゲン等の薬効をもたないヒト血清蛋白質が加わることで
注射用製剤として適切な不溶性結合体の懸濁液が出来る
ことを発見した。
【0007】したがって、本発明は、bFGFを徐放す
る製剤、即ちbFGF徐放製剤及びその製造法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、1.本発明のb
FGF徐放製剤は、(1)bFGFの少量を、薬効をも
たないヒト血清蛋白質溶液に溶解し、次に酸性ムコ多糖
体溶液を混和し、溶液を酸性とすることにより生成され
る不溶性結合体からなるbFGF徐放製剤、(2)bF
GFの少量を、薬効をもたないヒト血清蛋白質溶液に溶
解する時、結合性が弱い場合は、イオン強度及び/又は
温度を下げたり、及び/又は結合強化剤を加え、次に酸
性ムコ多糖体溶液を混和し、溶液を酸性とすることによ
り生成される不溶性結合体からなるbFGF徐放製剤、
(3)bFGFの少量をヒト血清蛋白質と結合するため
に両溶液を混合する時、結合性が弱い場合は、イオン強
度及び/又は温度を下げたり、及び/又は結合強化剤を
加え、次に酸性ムコ多糖体溶液を混和し、溶液を酸性と
することにより生成される不溶性結合体からなるbFG
F徐放製剤、(4)bFGFをヒト血清蛋白質溶液に溶
解し結合をはかる場合、結合性の弱い時は、共有結合さ
せることにより生成される不溶性結合体からなるbFG
F徐放製剤、(5)bFGFとコンドロイチン硫酸ナト
リウム溶液とヒトγグロブリン溶液を混和し、酸性にす
ることにより生成される不溶性結合体を懸濁し、その懸
濁液からなるbFGF徐放製剤、(6)コンドロイチン
硫酸ナトリウム溶液の最終濃度が0.1%〜2%であ
り、ヒトγグロブリン溶液の最終濃度が0.1%〜2%
であるbFGF徐放製剤、(7)コンドロイチン硫酸ナ
トリウムに代えてヒアルロン酸ナトリウム又は人体に存
在するすべての酸性ムコ多糖体を使用するbFGF徐放
製剤、(8)ヒトγグロブリンに代えてヒト血清アルブ
ミン、ヒトフィブリノーゲンを使用するbFGF徐放製
剤であり、2.本発明のbFGF徐放製剤の製造法は、
(1)bFGFとコンドロイチン硫酸ナトリウム溶液と
ヒトγグロブリン溶液を含むグロブリン溶液を混和し、
酸性にすることにより不溶性結合体を生成し、遠沈し、
上清を除去し、pH6〜pH8の緩衝液に当該不溶性結
合体を小さな粒子となるよう再懸濁させ、凍結乾燥する
ことにより製造されるbFGF徐放製剤の製造法、
(2)bFGFとコンドロイチン硫酸ナトリウム溶液と
ヒトγグロブリン溶液を混和し、酸性にすることにより
不溶性結合体を生成し、遠沈し、上清を除去し、pH6
〜pH8の緩衝液に当該不溶性結合体を小さな粒子とな
るよう再懸濁させ、再度遠沈することにより製造される
bFGF徐放製剤の製造法、(3)前記(1)記載の不
溶性結合体を弱酸性緩衝液に小さな粒子となるよう再懸
濁させることにより製造されるbFGF徐放製剤の製造
法、(4)前記(2)記載の不溶性結合体を弱酸性緩衝
液に小さな粒子となるよう再懸濁させることにより製造
されるbFGF徐放製剤の製造法、(5)前記コンドロ
イチン硫酸ナトリウム溶液の最終濃度が0.1%〜2%
であり、前記ヒトγグロブリン溶液の最終濃度が0.1
%〜2%であるbFGF徐放製剤の製造法、(6)前記
コンドロイチン硫酸ナトリウムに代えてヒアルロン酸ナ
トリウム又は人体に存在するすべての酸性ムコ多糖体を
使用するbFGF徐放製剤の製造法、(7)前記ヒトγ
グロブリンに代えてヒト血清アルブミン、ヒトフィブリ
ノーゲンを使用するbFGF徐放製剤の製造法であり、
さらに、3.本発明のbFGF徐放製剤は、(1)前記
コンドロイチン硫酸ナトリウム溶液と前記ヒトγグロブ
リン溶液を含むグロブリン溶液を混和し、酸性にするこ
とにより不溶性結合体を生成し、遠沈し、上清を除去
し、pH6〜pH8の緩衝液に当該不溶性結合体を小さ
な粒子となるよう再懸濁させ、凍結乾燥することにより
製造されるbFGF徐放製剤、(2)前記コンドロイチ
ン硫酸ナトリウム溶液と前記ヒトγグロブリン溶液を混
和し、酸性にすることにより不溶性結合体を生成し、遠
沈し、上清を除去し、pH6〜pH8の緩衝液に当該不
溶性結合体を小さな粒子となるよう再懸濁させ、再度遠
沈することにより製造されるbFGF徐放製剤、(3)
前記(1)記載の不溶性結合体を弱酸性緩衝液に小さな
粒子となるよう再懸濁させることにより製造されるbF
GF徐放製剤、(4)前記(2)記載の不溶性結合体を
弱酸性緩衝液に小さな粒子となるよう再懸濁させること
により製造されるbFGF徐放製剤、(5)前記コンド
ロイチン硫酸ナトリウム溶液の最終濃度が0.1%〜2
%であり、前記ヒトγグロブリン溶液の最終濃度が0.
1%〜2%であるbFGF徐放製剤、(6)前記コンド
ロイチン硫酸ナトリウムに代えてヒアルロン酸ナトリウ
ム又は人体に存在するすべての酸性ムコ多糖体を使用す
るbFGF徐放製剤、(7)前記ヒトγグロブリンに代
えてヒト血清アルブミン、ヒトフィブリノーゲンを使用
するbFGF徐放製剤である。
【0009】前記の如くbFGFを徐放製剤とすること
で、bFGFの安定性を増し、かつbFGFの局所投与
(即ち局所注射、埋め込みペレット剤、軟膏)が可能と
なり、さらに当該bFGF徐放製剤は血管新生、細胞増
殖作用による、褥瘡治療、および骨折時や腸外科手術時
の早期治癒を応用可能とするものである。
【0010】なおbFGF徐放製剤は酸性ムコ多糖体を
用いるのでbFGFムコ製剤ともいうものである。
【0011】
【実施例】本願発明を、 処方 bFGF 1μg/10μl CS-A 3mg(1%CS-A/PBS 300μl) γ-globulin 9mg(2%γ-globulin/PBS 450μl) の下で、懸濁液を用いてin vitroでの徐放を検
討した結果を下記の実施例1に示し、懸濁液をラットの
背中に皮下注射し、7日後血管新生作用をみた結果を下
記の実施例2に示し、ペレットをラットの背中に埋め込
み、7日後血管新生作用をみた結果を下記の実施例3に
示す。
【0012】実施例1 bFGF1μg/10μlとγ-globulin 9mg(2%γ-g
lobulin/PBS 450μl)をよく混和した後、CS-A
3mg(1%CS-A/PBS 300μl)を加えてさらに
よく混和した。0.2NHClを添加しpH3とした(p
H3であることを確認)。沈殿が落ちるのを待って速や
かに遠心し(1000rpm,10min)上清を1%HSA
含有PBS(緩衝液)におきかえた。この後上清を毎日
1%HSA含有PBS1mlにおきかえ室温(25〜3
0℃)でのin vitroの徐放実験を行った。その
結果、図1に示したように7日間のゆるやかな徐放を示
した。また100%回収され製剤中のbFGFが安定で
あることが示された。一方、bFGF単独の生理食塩中
での安定性は図2に示したように7日簡で初期の50%
に活性が低下し、bFGFムコ製剤(単にムコ剤ともい
う)が安定性において優れていることが示唆された。
【0013】実施例2 bFGF1μg/10μlとγ-globulin 9mg(2%γ-g
lobulin/PBS 450μl)をよく混和した後、CS-A
3mg(1%CS-A/PBS 300μl)を加えてさらに
よく混和した。0.2NHClを添加しpH3とした(p
H3であることを確認)。沈殿が落ちるのを待って速や
かに遠心し(1000rpm,10min)上清を1%HSA
含有PBSにおきかえた。この懸濁液をラット背中皮下
に投与した。7日後背中皮下には新生血管が観察された
(図3)。
【0014】ここで、図3aはbFGFのみを皮下投与
(S.C.)した場合の血管の状況を示しており、新生
血管が出ていない状態を示している。図3bは、bFG
F徐放製剤(bFGFムコ製剤)を皮下投与した場合の
血管の状況を示しており、矢印の箇処に新生血管が出て
いる状態を示している。図3cは、bFGFが入ってい
ないコンドロイチン硫酸ナトリウムとヒトγグロブリン
だけ(空ペレット)を埋め込んだ場合の血管の状況を示
しており、新生血管が出ていない状態を示している。図
3dは、bFGF徐放製剤(bFGFムコ製剤)のペレ
ット埋め込んだ場合の血管の状況を示しており、矢印の
箇処に新生血管が出ている状態を示している。
【0015】実施例3 bFGF1μg/10μlとγ-globulin 9mg(2%γ-g
lobulin/PBS 450μl)をよく混和した後、CS-A
3mg(1%CS-A/PBS 300μl)を加えてさらに
よく混和した。0.2NHClを添加しpH3とした(p
H3であることを確認)。沈殿が落ちるのを待って速や
かに遠心し(1000rpm,10min)上清を1%HSA
含有PBSにおきかえた。この懸濁液をさらに遠心し、
(1000rpm,10min)、上清を除き、残渣ペレット
をラット背中皮下に埋め込んだ。7日後背中皮下には多
くの新生血管が観察された(図4)。
【0016】ここで、図4aは、図3aの血管の状況を
イントラポリスを注入して浮きぼりにした状態を示して
おり、新生血管が出てない状態が良く分かる状態を示し
ている。図4bは、図3bの血管の状況をイントラポリ
スを注入して浮きぼりにした状態を示しており、矢印の
箇所に新生血管が出ている状態が良く分かる状態を示し
ている。図4cは、図3cの血管の状況をイントラポリ
スを注入して浮きぼりにした状態を示しており、新生血
管が出ていない状態が良く分かる状態を示している。図
4dは、図3dの血管の状況をイントラポリスを注入し
て浮きぼりにした状態を示しており、矢印の箇所に新生
血管が出ている状態が良く分かる状態を示している。
【図面の簡単な説明】
【図1】1%HSA含有PBSにおけるbFGFの徐放
を示す図である。
【図2】bFGF活性の室温での経時変化を示す図であ
る。
【図3】aは、bFGFのみを皮下投与(S.C.)し
た場合の血管の状況を示す図であり、新生血管が出てい
ない状態を示す図である。bは、bFGF徐放製剤(b
FGFムコ製剤)を皮下投与した場合の血管の状況を示
す図であり、矢印の箇処に新生血管が出ている状態を示
す図である。cは、bFGFが入っていないコンドロイ
チン硫酸ナトリウムとヒトγグロブリンだけ(空ペレッ
ト)を埋め込んだ場合の血管の状況を示す図であり、新
生血管が出ていない状態を示す図である。dは、bFG
F徐放製剤(bFGFムコ製剤)のペレット埋め込んだ
場合の血管の状況を示す図であり、矢印の箇処に新生血
管が出ている状態を示す図である。
【図4】aは、図3aの血管の状況をイントラポリスを
注入して浮きぼりにした図である。bは、図3bの血管
の状況をイントラポリスを注入して浮きぼりにした図で
あり、矢印の箇所に新生血管が出ている状態を示す図で
ある。cは、図3cの血管の状況をイントラポリスを注
入して浮きぼりにした図である。dは、図3dの血管の
状況をイントラポリスを注入して浮きぼりにした図であ
り、矢印の箇所に新生血管が出ている状態を示す図であ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 47/42 A61K 47/48 47/48 A61P 9/00 A61P 9/00 17/02 17/02 19/08 19/08 A61K 37/24 Fターム(参考) 4C076 AA22 AA31 AA94 CC11 CC19 EE37 EE41 EE56 FF16 FF31 GG08 4C084 AA02 AA03 BA41 CA62 DB54 MA05 MA23 MA44 NA12 ZA362 ZA892 ZB212

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 bFGFの少量を、薬効をもたないヒト
    血清蛋白質溶液に溶解し、次に酸性ムコ多糖体溶液を混
    和し、溶液を酸性とすることにより生成される不溶性結
    合体からなるbFGF徐放製剤。
  2. 【請求項2】 bFGFの少量を、薬効をもたないヒト
    血清蛋白質溶液に溶解する時、結合性が弱い場合は、イ
    オン強度及び/又は温度を下げたり、及び/又は結合強
    化剤を加え、次に酸性ムコ多糖体溶液を混和し、溶液を
    酸性とすることにより生成される不溶性結合体からなる
    bFGF徐放製剤。
  3. 【請求項3】 bFGFの少量をヒト血清蛋白質と結合
    するために両溶液を混合する時、結合性が弱い場合は、
    イオン強度及び/又は温度を下げたり、及び/又は結合
    強化剤を加え、次に酸性ムコ多糖体溶液を混和し、溶液
    を酸性とすることにより生成される不溶性結合体からな
    るbFGF徐放製剤。
  4. 【請求項4】 bFGFをヒト血清蛋白質溶液に溶解し
    結合をはかる場合、結合性の弱い時は、共有結合させる
    ことにより生成される不溶性結合体からなるbFGF徐
    放製剤。
  5. 【請求項5】 bFGFと、コンドロイチン硫酸ナトリ
    ウム溶液と、ヒトγグロブリン溶液を混和し、酸性にす
    ることにより生成される不溶性結合体を懸濁し、その懸
    濁液からなるbFGF徐放製剤。
  6. 【請求項6】 コンドロイチン硫酸ナトリウム溶液の最
    終濃度が0.1%〜2%であり、ヒトγグロブリン溶液
    の最終濃度が0.1%〜2%であることを特徴とする請
    求項5記載のbFGF徐放製剤。
  7. 【請求項7】 コンドロイチン硫酸ナトリウムに代えて
    ヒアルロン酸ナトリウム又は人体に存在するすべての酸
    性ムコ多糖体を使用することを特徴とする請求項5記載
    のbFGF徐放製剤。
  8. 【請求項8】 ヒトγグロブリンに代えてヒト血清アル
    ブミン、ヒトフィブリノーゲンを使用することを特徴と
    する請求項5記載のbFGF徐放製剤。
  9. 【請求項9】 bFGFと、コンドロイチン硫酸ナトリ
    ウム溶液と、ヒトγグロブリン溶液を混和し、酸性にす
    ることにより不溶性結合体を生成し、遠沈し、上清を除
    去し、pH6〜pH8の緩衝液に当該不溶性結合体を小
    さな粒子となるよう再懸濁させ、凍結乾燥することによ
    り製造されるbFGF徐放製剤の製造法。
  10. 【請求項10】 bFGFと、コンドロイチン硫酸ナト
    リウム溶液と、ヒトγグロブリン溶液を混和し、酸性に
    することにより不溶性結合体を生成し、遠沈し、上清を
    除去し、pH6〜pH8の緩衝液に当該不溶性結合体を
    小さな粒子となるよう再懸濁させ、再度遠沈することに
    より製造されるbFGF徐放製剤の製造法。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10記載の不溶性結合体
    を弱酸性緩衝液に小さな粒子となるよう再懸濁させるこ
    とにより製造されるbFGF徐放製剤の製造法。
  12. 【請求項12】 コンドロイチン硫酸ナトリウム溶液の
    最終濃度が0.1%〜2%であり、ヒトγグロブリン溶
    液の最終濃度が0.1%〜2%であることを特徴とする
    請求項9又は10記載のbFGF徐放製剤の製造法。
  13. 【請求項13】 コンドロイチン硫酸ナトリウムに代え
    てヒアルロン酸ナトリウム又は人体に存在するすべての
    酸性ムコ多糖体を使用することを特徴とする請求項9又
    は10記載のbFGF徐放製剤の製造法。
  14. 【請求項14】 ヒトγグロブリンに代えてヒト血清ア
    ルブミン、ヒトフィブリノーゲンを使用することを特徴
    とする請求項9又は10記載の徐放製剤の製造法。
  15. 【請求項15】 請求項9記載の製造法により製造され
    るbFGF徐放製剤。
  16. 【請求項16】 請求項10記載の製造法により製造さ
    れるbFGF徐放製剤。
  17. 【請求項17】 請求項11記載の製造法により製造さ
    れるbFGF徐放製剤。
  18. 【請求項18】 請求項12記載の製造法により製造さ
    れるbFGF徐放製剤。
  19. 【請求項19】 請求項13記載の製造法により製造さ
    れるbFGF徐放製剤。
  20. 【請求項20】 請求項14記載の製造法により製造さ
    れるbFGF徐放製剤。
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