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JP2002128289A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002128289A
JP2002128289A JP2000321645A JP2000321645A JP2002128289A JP 2002128289 A JP2002128289 A JP 2002128289A JP 2000321645 A JP2000321645 A JP 2000321645A JP 2000321645 A JP2000321645 A JP 2000321645A JP 2002128289 A JP2002128289 A JP 2002128289A
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JP
Japan
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sheet
image forming
locking
forming apparatus
hook
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Application number
JP2000321645A
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Hiroshi Hirai
平井  宏
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート収納手段の位置調整を行った場合で
も、係止手段によるシート収納手段の係止及び位置決め
を行うことのできる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 シート収納手段30を装着した際、付勢
手段106により引き出し方向に付勢されるシート収納
手段30を係止手段50Aにより係止し、シート収納手
段30をシート給送手段31によるシートSの送り出し
可能な位置に保持する。そして、シート収納手段30の
係止を解除する解除手段62を作動させ、係止手段50
Aによるシート収納手段30の係止を解除する作動手段
60を、シート収納手段30の引き出し方向手前側に設
けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特にシート収納手段を装置本体に引き出し自在に装
着したものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンタ等の画像形成装
置においては、シート収納手段に収納されたシートをシ
ート給送手段により画像形成部に送り出すようにしたも
のがある。図7は、このような従来の画像形成装置の一
例である複写機の構成を示すものであり、同図におい
て、1は複写機本体、2は複写機本体1の上部に固定し
て設けられた透明ガラス板からなる原稿台、3は原稿台
2の所定の位置に画像面を下向きにして載置された不図
示の原稿を押圧固定する原稿圧着板である。
【0003】また、1Aは感光ドラム12等を備えた画
像形成部、1Bは複写機本体1にシ引き出し自在に装着
されたシート収納手段である給紙トレイ30に収納され
たシートSを画像形成部1Aに給送する給紙部である。
【0004】なお、原稿台2の下側には原稿を照明する
ランプ4と、照明した原稿の光像を感光ドラム12に導
くための反射ミラー5,6,7,8,9,10及び結像
レンズ11とからなる光学系が設けられている。また、
ランプ4及び反射ミラー5,6,7は、原稿画像を読み
取る際、矢印a方向に所定の速度で移動して原稿を走査
するようになっている。
【0005】ここで、画像形成部1Aは、感光ドラム1
2と、感光ドラム12の表面に均一な帯電を施すための
帯電器13と、帯電器13により帯電された感光ドラム
12の表面に光学系から照射される光像により形成され
た静電潜像を現像してトナー像を形成するための現像器
14と、感光ドラム12の表面に現像されたトナー像を
シートSに転写するための転写帯電器19と、感光ドラ
ム12からトナー像が転写されたシートSを分離するた
めの分離静電器20と、トナー像を転写した後、感光ド
ラム12に残留したトナーを除去するためのクリーナ2
6とを備えている。
【0006】そして、このような画像形成部1Aを備え
た複写機において、例えば給紙トレイ30上のシートS
にコピーする場合、不図示のコピースタートボタンが押
されると、シート給送手段であるピックアップローラ3
1及び分離ローラ対32,33が回転してシートSが送
り出される。そして、この後、このシートSは搬送ロー
ラ38によりレジストローラ対45に搬送され、このレ
ジストローラ対45により斜送が矯正された後、所定の
タイミングで画像形成部1Aへ送り出され、転写帯電器
19により感光ドラム12上に形成されたトナー画像が
転写される。
【0007】なお、画像形成部1Aの下流側にはトナー
像が転写されたシートSを搬送するための搬送部21
と、搬送部21により搬送されるシートS上の像を永久
画像として定着するための定着器22が設けられてお
り、トナー像が転写されたシートSは搬送部21により
定着器22に搬送され、定着器22においてトナー像が
永久画像として定着される。
【0008】そして、このようにトナー像が永久画像と
して定着されたシートSは排出ローラ対24により、複
写機本体1の外側に設けられた排出トレイ25上に排出
され、コピーが完了する。
【0009】ところで、図8は給紙トレイ30上のシー
トSを画像形成部1Aに給送する給紙装置36の構成を
示す図であり、この給紙装置36は既述したように給紙
トレイ30に収納されたシートのうちの最上位のシート
S1を送り出すピックアップローラ31と、ピックアッ
プローラ31により送り出されたシートSを矢印a方向
へ搬送するフィードローラ32及びフィードローラ32
に対向配置されて給紙トレイ30から給送されたシート
Sが複数枚の場合にはフィードローラ32の回転方向と
逆方向に回転してシートSを分離するためのリタードロ
ーラ33とから成る分離ローラ対32,33とを備えて
いる。
【0010】なお、同図において、40はフィードロー
ラ32の回転軸32aに回動自在に設けられ、一端にピ
ックアップローラ31を回転自在に保持しているローラ
ホルダである。また、41はソレノイドであり、このソ
レノイド41のプランジャ41aには、一端がローラホ
ルダ40の回動端の下端に当接しているリンクアーム4
2が取り付けられている。
【0011】また、同図において、34はリフタであ
り、このリフタ34は給紙トレイ30に回動自在に軸支
され、軸部34aを中心に図中右側が不図示のリフタ駆
動モータによって上下動されるようになっている。な
お、このリフタ34はシートSが一定枚数給送され、シ
ート最上面の位置が一定位置よりも下がると、これを検
知した不図示のシート検知センサからの検知信号によっ
てリフタ駆動モータが動作することにより、一定量上昇
するようになっている。これにより、最上位のシートS
1は常時ピックアップローラ31による給送が可能な領
域内に保持されるようになる。
【0012】次に、このようなピックアップローラ31
及びリフタ34の動作について説明する。
【0013】ピックアップローラ31は通常同図の実線
で示す位置にあり、この位置で不図示の駆動モータによ
り駆動されて回転し、最上位のシートS1を矢印a方向
に送り出す。そして、この後、給送中のシートS1の後
端がピックアップローラ31を通過する前に、ソレノイ
ド41が作動し、リンクアーム42が支点42aを中心
にして反時計回りの方向に揺動する。
【0014】これにより、ローラホルダ40が時計回り
の方向に回動し、ピックアップローラ31をシートS1
から離間させる。そして、このようにピックアップロー
ラ31をシートS1から離間させることにより、シート
S1にバックテンションが発生しないようにしている。
【0015】一方、ピックアップローラ31によりシー
トS1が一定枚数給送され、最上位シートS1の位置が
一定位置以下に下がると、これを検知したシート検知セ
ンサからの検知信号によりリフタ駆動モータが動作し、
リフタ34が一定量上昇する。
【0016】なお、シート補給等の目的で給紙トレイ3
0を複写機本体1から引き出す場合は、ピックアップロ
ーラ31及び不図示のリフタ駆動系は複写機本体1に設
けられていることから、給紙トレイ30の引き出し動作
を干渉することのないようピックアップローラ31は上
方に、リフタ32は下方にそれぞれ図中2点鎖線で示す
位置に退避する。
【0017】一方、図9は給紙トレイ30を装着したと
きの状態を示す複写機本体1の平面断面図であり、同図
において、30aは給紙トレイ30のトレイ前カバーで
あり、30bはトレイ前カバー30aに設けられた把手
である。また、35は給紙トレイ30の前端側部に設け
られた位置決めピンである。
【0018】また、50は位置決めピン35を係止して
給紙トレイ30をピックアップローラ31によるシート
送り出し位置に保持する係止手段であるフック、52は
本体前側板109に固定されたフック台、51はフック
台52に対してシート送り出し方向と直交する方向であ
る本体前奥方向に移動可能に取り付けられた移動部材で
ある給紙トレイ前奥方向位置調整板(以下、位置調整板
という)であり、この位置調整板51に設けた軸51P
を介してフック50は位置調整板51に回動自在に支持
されている。
【0019】なお、53はフック50と位置調整板51
との間に取り付けられたフック付勢バネであり、このフ
ック付勢バネ53によりフック50は、回動端に設けら
れた爪50aが給紙トレイ30の位置決めピン35に係
止するよう図中時計回り方向に付勢されている。また、
給紙トレイ30は奥側が本体後側板108に設けられた
2個の付勢手段である圧縮バネ106によって引き出し
方向である前方向に付勢されている。そして、これらフ
ック50及び圧縮バネ106の作用により給紙トレイ3
0は複写機本体1に対して固定支持される。
【0020】ところで、給紙トレイ30や、図7に示し
た感光ドラム12及び現像器14、各種光学系4〜11
は、前奥方向において各々を単純に複写機本体1に対し
て一定位置に固定すると正確な位置合わせを行うことは
困難であることから、給紙トレイ30は、前奥方向を光
学系に対して調整することができるよう前奥方向に位置
調整可能となっている。
【0021】ここで、図10はこのように給紙トレイ3
0の前奥方向位置調整を行う位置調整手段の構成につい
て説明する図である。同図において、542は段ビス、
541は固定ビスであり、これら段ビス542、固定ビ
ス541は位置調整板51をはさんでフック台52に固
定されている。
【0022】そして、フック台52に対して位置調整板
51を前奥方向に移動する場合、例えば位置調整板51
を前方に移動させる場合には、同図の(a)に示す状態
において固定ビス541を緩め、位置調整板51を矢印
に移動して(b)に示す位置とした後、固定ビス541
を締めるようにする。なお、このように位置調整板51
を移動すると、この位置調整板51の移動に伴いフック
50及び給紙トレイ30、給紙トレイ内のシート束Sが
本体前方向に移動する。
【0023】ところで、このように位置調整された給紙
トレイ30を、例えばシート補給のため給紙トレイ30
を引き出す場合は、把手30bをつかみ手前側へ引きだ
すが、このように給紙トレイ30を引き出す際、引き出
し方向に力を加えると、図11の(a)に示すように位
置決めピン35に係止していたフック50は反時計回り
方向の回転力を受けるようになり、やがて位置決めピン
35から外れる。
【0024】そして、このようにフック50が外れる
と、(b)に示すように給紙トレイ30はその奥側の圧
縮バネ106の力にも助けられて前方向へ引き出され
る。なお、このように給紙トレイ30が引き出された場
合、フック50は不図示ストッパ部材とバネ53によっ
て(a)に示す位置、またはこの位置よりもさらに時計
回り方向に回動した位置で保持される。
【0025】一方、シートSを補給した後、給紙トレイ
30を複写機本体内に押し込む場合、給紙トレイ30を
押し込むと、まず位置決めピン35がフック50の前側
斜面50Sに当たり、さらに給紙トレイ30を押し込む
とフック50をフック付勢バネ53の力に抗して反時計
回り方向に回動させる。
【0026】そして、この後、位置決めピン35がフッ
ク50の爪50aを通過すると、フック付勢バネ53に
よりフック50が時計回り方向に回動し、再度(a)に
示したようにフック50が位置決めピン35に係合し、
これにより給紙トレイ30が複写機本体1に対して位置
決めされる。
【0027】ところで、ユーザーが給紙トレイ30にシ
ートSを補給する際、既述したようにフック50を外し
ながら給紙トレイ30を引き出す必要があり、このため
給紙トレイ30の引出しには大きな力が必要である。
【0028】ここで、この力を小さくするため図9に示
したトレイ奥側を前方向に付勢する圧縮バネ106や、
フック付勢バネ53の付勢力を小さくすると、給紙トレ
イ30の引出しは容易になるが、給紙トレイ30を引き
出す必要のない場合、例えばシート給送動作中にも、ち
ょっとした振動等で給紙トレイ30が飛び出す場合があ
る。
【0029】そして、このようにに給紙トレイ30が誤
って飛び出した場合、シートSがせん断され、紙詰まり
となってしまい、更には複写機本体を破損する場合もあ
り得る。なお、これを防止するために、装置が動作して
いる間、電気的に規制部材を動作させて給紙トレイ30
が飛び出すのを防止する方法もあるが、この場合には装
置のコストアップの原因となってしまう。
【0030】そこで、従来は、直接ユーザーが給紙トレ
イ30を引き出すのではなく、小さな力で給紙トレイ3
0を引き出すことができ、また必要がない場合には給紙
トレイ30が飛び出すことのないよう例えば、図12に
示すように本体前側に設けた本体前カバー10Cに押し
ボタン10Bを設け、この押しボタン10Bの操作によ
り給紙トレイ30を引き出すことができるように構成し
た画像形成装置がある。
【0031】図13は、このような構成の画像形成装置
の構成を示す図である。同図において、10Aは本体前
(右)カバー10Cに形成されたボタン用の穴であり、
この穴10Aにはユーザーが押す部分10aとボス部1
0bを備えたボタン10Bが装着されている。なお、こ
のボタン10Bは圧縮バネ10Dにより前方向に付勢さ
れると共に、不図示の係止手段によって本体前(右)カ
バー10Cから抜けないように係止されている。
【0032】また、54は位置調整板51に設けた軸5
4Pを中心に位置調整板51に回動可能に支持されたカ
ムであり、このカム54は2つのカム斜面54a,54
bを有している。ここで、このカム54は給紙トレイ3
0が装置本体内に収容されている場合、(a)に示すよ
うに一方のカム斜面54aがボタン10Bのボス部と接
触する位置、または近傍にあり、反対側の斜面54bは
フック50に一体成形されたピン50Pに接触する位
置、または近傍に位置している。なお、フック50は、
既述した図9に示すようにフック台52、位置調整坂5
1により前奥方向の位置が調整可能に支持されている。
【0033】そして、このように構成された画像形成装
置において、給紙トレイ30を引き出すため、カム54
を作動させる作動手段であるボタン10Bを圧縮バネ1
0Dの力に抗して本体奥方向へ押した場合、図13の
(b)に示すようにボタン10Bのボス部10bにより
押圧されてカム54が軸54Pを中心に時計回りに回動
する。そして、このようにカム54が回動すると、カム
54の斜面54bがフックピン50Pを押圧し、この結
果、フック50はフック付勢バネ53に抗して軸51P
を中心に反時計回りに回動する。
【0034】これにより、給紙トレイ30の位置決めピ
ン35に対する係止が解除される。このとき、給紙トレ
イ30は奥側が圧縮バネ106で前方向に押されている
ので(図9参照)、給紙トレイ30は瞬間に前方向に押
し出される。そして、このように給紙トレイ30が前方
向に押し出された後、ユーザーは給紙トレイ30に設け
られた把手30b(図9参照)をつかみ給紙トレイ30
をシートを補給するのに十分な位置まで引き出すことに
なる。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ボタン10Bを用いて給紙トレイ30を引き出すように
した従来の画像形成装置においては、間違って給紙トレ
イ30を引き出すことは防ぐことができるが、ボタン1
0Bを本体側に設けているので、位置調整板51を調整
した場合、ボタン10Bのボス部10bとカム54との
位置関係を保つためにはカム54だけでなくボタン10
Bの前奥方向の位置を同様に移動させなければならな
い。
【0036】ここで、ボタン10Bは本体側に設けられ
ているので移動させることは困難である。したがって、
ボタン位置を移動させないようにするためにはフック5
0の位置を移動させないようにしなければならないが、
このようにフック50の位置を移動させないようにした
場合、フック50は給紙トレイ30を係止することはで
きるが、位置決めを行うことが出来なくなる。
【0037】即ち、トレイ係止手段と位置決め手段とを
兼ねていたフック50はトレイ係止手段と位置決め手段
とを兼ねることができなくなり、この場合は位置決め手
段を兼ねることができなくなるため、新たに位置決め手
段を設けなければならず部品点数を増やし、コストアッ
プの原因となってしまう。
【0038】そこで、本発明はこのような現状に鑑みて
なされたものであり、給紙トレイ(シート収納手段)の
位置調整を行った場合でも、フック(係止手段)による
給紙トレイの係止及び位置決めを行うことのできる画像
形成装置を提供することを目的とするものである。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置本体に引
き出し自在に装着されたシート収納手段にシートを収納
し、前記シート収納手段に収納されたシートをシート給
送手段により画像形成部に給送する画像形成装置におい
て、前記装置本体に装着された前記シート収納手段を引
き出し方向に付勢する付勢手段と、前記付勢手段により
付勢されるシート収納手段を係止して該シート収納手段
を前記シート給送手段によるシート送り出しが可能な位
置に保持する係止手段と、前記係止手段による前記シー
ト収納手段の係止を解除する解除手段と、前記解除手段
を作動させる作動手段と、を備え、前記作動手段を前記
シート収納手段に設けたことを特徴とするものである。
【0040】また本発明は、前記作動手段を前記シート
収納手段の引き出し方向手前側に設けたことを特徴とす
るものである。
【0041】また本発明は、前記係止手段を前記シート
給送手段のシート送り出し方向と直交する方向に移動可
能に設けたことを特徴とするものである。
【0042】また本発明は、前記シート収納手段のシー
ト送り出し方向と直交する方向の位置を調整するよう前
記シート送り出し方向と直交する方向に移動可能な移動
部材を有する位置調整手段を備え、前記係止手段を前記
移動部材に設けたことを特徴とするものである。
【0043】また本発明は、前記シート給送手段により
シートを送り出している間、前記解除手段による前記係
合手段の係止解除を不可能とする解除規制手段を有する
ことを特徴とするものである。
【0044】また本発明は、前記解除規制手段は、前記
シートを送り出している間、前記解除手段による係止解
除を不可能とするよう前記係止手段の移動を阻止するこ
とを特徴とするものである。
【0045】また本発明は、前記解除規制手段は、前記
送り出されるシートにより押圧されて移動するレバー
と、前記レバーの移動に連動して前記係止手段の移動を
阻止する位置に移動するストッパ部とを有していること
を特徴とするものである。
【0046】また本発明は、前記ストッパ部が係止手段
の移動を阻止する位置に移動した際、前記ストッパ部
の、前記係止手段の係止解除方向への移動を阻止する阻
止部材を備えたことを特徴とするものである。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0048】図1は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の給紙トレイを装着した状態を示す平面断面
図、図2は画像形成装置の給紙トレイを装着した状態を
示す要部側面断面図である。なお、図1及び図2におい
て、図9及び図10と同一符号は、同一又は相当部分を
示している。
【0049】図1及び図2において、322は給紙トレ
イ30の引き出し方向手前側の側面である前面を構成す
るトレイ前カバー30aに形成されたボタン用穴であ
り、このボタン用穴322に、ユーザーが押す部分60
aと後述するカム62を押すボス部60bから成る作動
手段であるボタン60が装着されている。そして、この
ボタン60は圧縮バネ61に前方向へ付勢されて不図示
の係止手段によってトレイ前カバー30aから抜けない
ように規制されている。即ち、ボタン60は給紙トレイ
30に取り付けられている。
【0050】また、50Aは給紙トレイ30を係止して
給紙トレイ30をピックアップローラ31によるシート
送り出しが可能な位置に保持する係止手段であるフック
であり、このフック50Aには押圧壁501が設けられ
ている。
【0051】さらに、62はボタン60とフック50A
との間に配置され、フック50Aによる係止を解除する
解除手段であるカムであり、このカム62はトレイ前カ
バー30aに設けた軸62Pを中心に回動するようにな
っている。ここで、このカム62にはフック50Aの押
圧壁501を押圧する斜面62Sが形成されており、ボ
タン60が押されてカム62が図2において2点鎖線で
示すように回動すると、このカム62の斜面62Sがフ
ック50Aの押圧壁501を押圧するようになってい
る。
【0052】この結果、それまで図3の(a)に示すよ
うに位置決めピン35を係止していたフック50Aがカ
ム62の斜面62Sに沿って押圧壁501を移動させな
がら反時計回り方向に回動する。これにより、(b)に
示しようにフック50Aによる位置決めピン35の係止
が解除され、圧縮バネ106により給紙トレイ30が押
し出されるようになる。
【0053】このように、給紙トレイ30の前面に設け
られたボタン60をユーザーが操作することにより、フ
ック50Aによる位置決めピン35の係止を解除するこ
とができ、簡単な構成でユーザーが給紙トレイ30を引
き出すことができる。
【0054】ところで、本実施の形態のようにボタン6
0及びカム62を給紙トレイ30(トレイ前カバー30
a)に取り付けるようにすることにより、給紙トレイ3
0の前奥方向を調整するために位置調整板51を移動さ
せる際、位置調整板51と共にフック50Aの位置を移
動しても、給紙トレイ30と共に押しボタン60も移動
するので、フック50Aの位置を移動しても図3の
(a)に示すようにボタン60とフック50Aの位置関
係が変わらないようにすることができる。
【0055】即ち、給紙トレイ30の位置調整を行って
もボタン60を移動させる必要がなくなるため、位置調
整板51と共にフック50Aを移動させることが可能と
なり、これによりフック50Aが移動しても、フック5
0Aはトレイ係止手段と位置決め手段を兼ねることがで
きるようになる。
【0056】さらに、本実施の形態のように給紙トレイ
30の前面(トレイ前カバー30a)にボタン60を設
けるようにすることにより、例えば図13に示すように
装置本体にボタン10Bを設ける場合に比べてボタン1
0Bを装置中央側に設けることが可能となる。これによ
り、装置本体の横方向の寸法が小さくなり、装置の大型
化を防止することができる。
【0057】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0058】図4は本実施の形態に係る画像形成装置の
給紙部の構成を示す概略断面図、図5はその右側面図、
図6はその上視図である。なお、図4〜図6において、
図1、図2及び図8と同一符号は、同一又は相当部分を
示している。
【0059】図4〜図6において、70は給紙トレイ3
0と分離ローラ対32,33の間に設けられ、ピックア
ップローラ31により送り出されるシートSにより押さ
れて倒れるレバーであり、このレバー70の軸70Pは
図5に示すように給紙トレイ30に一体に設けられた軸
受け部30dに軸支され、シート搬送領域から手前側へ
伸び本体前側板109を貫通している。さらに、このレ
バー70の手前側端部には作動部70Aが設けられてい
る。
【0060】一方、71はフック台52または位置調整
板51に回動自在に支持されたストッパ部である規制レ
バーであり、この規制レバー71は作動部70Aの回動
により回動軸71Pを支点として反時計回りに回動して
図6に示すようにフック50Aの押圧壁501の側方に
移動し、フック50Aの反時計回りの回動を阻止するよ
うになっている。なお、この規制レバー71とレバー7
0とにより、フック50Aの係止解除を不可能とする解
除規制手段が構成される。
【0061】なお、同図において、73はフック台52
または位置調整板51に設けられた阻止部材であるバッ
クアップ部材であり、フック50Aの押圧壁501の側
方に移動した際、このバックアップ部材73と押圧壁5
01との間に規制レバー71は位置するようになる。
【0062】これにより、カム62の作用によりフック
50Aに回動力が生じ、この回動力によって規制レバー
71が押圧されても、バックアップ部材73により規制
レバー71が支えられるようになるため、バックアップ
部材73の、フック50Aの係止解除方向への移動が阻
止される。これにより、規制レバー71は破損されるこ
となく確実にフック50Aの動作を規制することができ
る。
【0063】そして、このようにシートSが給送される
際、レバー70が図中時計回り方向に回動(移動)し、
これに伴い図6に示すように規制レバー71がフック5
0Aの押圧壁501とバックアップ部材73との間に移
動してフック50Aの反時計回りの回動を阻止ことによ
り、給紙トレイ30がシート給送中に引き出されるのを
防ぐことができる。
【0064】なお、本実施の形態のように構成した場
合、シートの通過の検出及びトレイ引き出し動作の規制
に電気部品を使用することはないので構成を簡単にする
ことができ、更にコストの低減を図ることができる。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように本発明のように、係止
手段によるシート収納手段の係止を解除する解除手段を
作動させる作動手段をシート収納手段に設けることによ
り、係止手段が移動した場合でも、係止手段による給紙
トレイの係止及び位置決めを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の給紙トレイを装着したときの状態を示す平面断面図。
【図2】上記画像形成装置の給紙トレイを装着した状態
を示す要部側面断面図。
【図3】上記給紙トレイの引き出し及び押し込みの際の
フック等の動作について説明する図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
の給紙部の構成を示す概略断面図。
【図5】上記画像形成装置の給紙部の側面図。
【図6】上記画像形成装置の給紙部の上視図。
【図7】従来の画像形成装置の一例である複写機の概略
断面図。
【図8】上記従来の複写機に設けられた給紙装置の構成
を示す図。
【図9】上記従来の複写機の給紙トレイを装着したとき
の状態を示す平面断面図。
【図10】上記給紙トレイの前奥方向位置調整を行う位
置調整手段の構成について説明する図。
【図11】上記給紙トレイの引き出し及び押し込みの際
のフック等の動作について説明する図。
【図12】従来の他の画像形成装置の斜視図。
【図13】上記従来の他の画像形成装置の給紙トレイの
引き出し及び押し込みの際のフック等の動作について説
明する図。
【符号の説明】
1 複写機本体 1A 画像形成部 30 給紙トレイ 30a トレイ前カバー 31 ピックアップローラ 50A フック 51 位置調整板 60 ボタン 62 カム 70 レバー 71 規制レバー 73 バックアップ部材 106 圧縮バネ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に引き出し自在に装着されたシ
    ート収納手段にシートを収納し、前記シート収納手段に
    収納されたシートをシート給送手段により画像形成部に
    給送する画像形成装置において、 前記装置本体に装着された前記シート収納手段を引き出
    し方向に付勢する付勢手段と、 前記付勢手段により付勢されるシート収納手段を係止し
    て該シート収納手段を前記シート給送手段によるシート
    送り出しが可能な位置に保持する係止手段と、 前記係止手段による前記シート収納手段の係止を解除す
    る解除手段と、 前記解除手段を作動させる作動手段と、 を備え、 前記作動手段を前記シート収納手段に設けたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記作動手段を前記シート収納手段の引
    き出し方向手前側に設けたことを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記係止手段を前記シート給送手段のシ
    ート送り出し方向と直交する方向に移動可能に設けたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記シート収納手段のシート送り出し方
    向と直交する方向の位置を調整するよう前記シート送り
    出し方向と直交する方向に移動可能な移動部材を有する
    位置調整手段を備え、前記係止手段を前記移動部材に設
    けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記シート給送手段によりシートを送り
    出している間、前記解除手段による前記係合手段の係止
    解除を不可能とする解除規制手段を有することを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記解除規制手段は、前記シートを送り
    出している間、前記解除手段による係止解除を不可能と
    するよう前記係止手段の移動を阻止することを特徴とす
    る請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記解除規制手段は、前記送り出される
    シートにより押圧されて移動するレバーと、前記レバー
    の移動に連動して前記係止手段の移動を阻止する位置に
    移動するストッパ部とを有していることを特徴とする請
    求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記ストッパ部が係止手段の移動を阻止
    する位置に移動した際、前記ストッパ部の、前記係止手
    段の係止解除方向への移動を阻止する阻止部材を備えた
    ことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
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