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JP2002123912A - 磁気抵抗効果素子及び磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気抵抗効果素子及び磁気ディスク装置

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Publication number
JP2002123912A
JP2002123912A JP2000317623A JP2000317623A JP2002123912A JP 2002123912 A JP2002123912 A JP 2002123912A JP 2000317623 A JP2000317623 A JP 2000317623A JP 2000317623 A JP2000317623 A JP 2000317623A JP 2002123912 A JP2002123912 A JP 2002123912A
Authority
JP
Japan
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film
magnetic
spin valve
domain control
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000317623A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidema Uchishiba
秀磨 内柴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2000317623A priority Critical patent/JP2002123912A/ja
Publication of JP2002123912A publication Critical patent/JP2002123912A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気抵抗効果素子及び磁気ディスク装置に関
し、磁区制御膜の膜厚をそれほど厚くすることなく、フ
リー層に十分な磁界を印加する。 【解決手段】 スピンバルブ膜1の両端に一対の硬質磁
性膜2を接合させるとともに、スピンバルブ膜1との接
合部と反対側の端部に軟質磁性膜3を接合させ、この軟
質磁性膜3の硬質磁性膜2との接合部との反対側の側端
部に張出部4を設け、この張出部4を磁気回路が形成さ
れる程度に近接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気抵抗効果素子及
び磁気ディスク装置に関するものであり、特に、ハード
ディスクドライブ(HDD)等の磁気ディスク装置の再
生ヘッド(リードヘッド)に用いるスピンバルブ膜を構
成するフリー層を単磁区化するための磁界印加構造に特
徴のある磁気抵抗効果素子及び磁気ディスク装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの外部記憶装置であ
るハードディスク装置等の小型化,大容量化の要請の高
まりに伴い、リードヘッド素子の高感度化・微細化が求
められており、現行の異方性磁気抵抗効果を用いたMR
ヘッドでは限界があり、MRヘッドよりも数倍以上の高
感度が期待される新しい物理現象である巨大磁気抵抗効
果(GMR:Giant Magnetoresist
ance)を利用したGMRヘッドの使用が不可欠とな
っている。
【0003】このGMR膜は強磁性膜と非磁性膜の多層
構造で形成されており、非磁性膜を挟んで隣り合う強磁
性膜の磁化配列が平行の時と反平行の時とで、スピンに
依存した散乱によりその電気伝導度が異なり抵抗値が変
わることを利用するものである。
【0004】この様な巨大磁気抵抗効果を示す膜の中で
も、構造が単純で、低磁界での線型動作が得られやすい
スピンバルブ型の磁気抵抗効果素子が実用化されてお
り、このスピンバルブ膜はフリー(free)層となる
強磁性膜、非磁性中間層、ピンド(pinned)層と
なる強磁性膜、及び、反強磁性層の積層構造からなり、
ピンド層は隣接する反強磁性層からの交換結合磁界によ
りその磁気モーメントが固着されている。
【0005】このスピンバルブ膜を用いたリードヘッド
における再生原理は、磁気記録媒体等から外部磁場が印
加された場合、磁化が固定されていないフリー層の磁化
方向が外部磁場に一致して自由に回転するため、磁化が
固定されたピンド層の磁化方向と角度差を生ずることに
なる。
【0006】この角度差に依存して、上述のように伝導
電子のスピンに依存した散乱が変化し、電気抵抗値が変
化するので、この電気抵抗値の変化をスピンバルブ膜に
接続するリード電極から定電流のセンス電流を流して電
圧値の変化として検出することによって、外部磁場の状
況、即ち、磁気記録媒体からの信号磁場を取得するもの
であり、このスピンバルブ膜を用いたリードヘッドの磁
気抵抗変化率は約5%程度となる。
【0007】また、この様な磁気抵抗効果素子において
高感度化を目指す場合、スピンバルブ膜を構成するフリ
ー層が単磁区にならないとバルクハウゼンノイズが発生
して再生出力が大きく変動するので、フリー層の磁壁を
消滅させるために、フリー層の両端に磁区制御膜或いは
ハードバイアス膜と呼ばれる硬質強磁性膜を設けてい
る。
【0008】ここで、図7を参照して、従来のスピンバ
ルブ膜を用いた磁気抵抗効果素子を説明する。 図7参照 図7は、従来の磁気抵抗効果素子の概略的平面図であ
り、スライダーの母体となるAl2 3 −TiC基板上
に、Al2 3 膜を介してNiFe合金等からなる下部
磁気シールド層を設け、Al2 3 等の下部リードギャ
ップ層(いずれも図示を省略)を介して、フリー層、非
磁性中間層、ピンド層、及び、反強磁性層からなるスピ
ンバルブ膜31を設け、このスピンバルブ膜31を所定
の形状にパターニングしたのち、スピンバルブ膜31の
両端にCoCrPt等の高保磁力の硬質磁性膜からなる
磁区制御膜32を設け、次いで、磁区制御膜32を覆う
ようにW/Ti/Ta多層膜等からなる導電膜を堆積さ
せて電極端子33を形成する。
【0009】次いで、図示を省略するものの、再び、A
2 3 等の上部リードギャップ層を介してNiFe合
金等からなる上部磁気シールド層を設けることによっ
て、リードヘッドの基本構成が完成する。なお、この場
合、磁区制御膜32の形状は、電極端子33の形状とほ
ぼ相似形となっている。
【0010】しかし、この様なスピンバルブ膜を用いた
GMRヘッドにおいては、磁区制御膜32の磁束の漏洩
が大きく、磁区制御膜32によるフリー層への単磁区化
磁界が弱いため、単磁区化発生用の磁区制御膜の膜厚を
厚くして、磁区制御膜の体積を大きくすることによって
発生磁界を大きくしようとしていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、磁区制御膜の
膜厚を厚くすると、磁区制御膜の形状異方性が弱くな
り、磁化が膜面から立ち上がってしまい、その結果、フ
リー層に十分な単磁区化磁界が印加されなくなり、磁区
制御膜の体積を増加することによる磁界の増加が期待値
より小さいという結果になるので、この様子を図8及び
図9を参照して説明する。
【0012】図8参照 図8は、MFM(磁気力顕微鏡)像を理解しやすくする
ために参照した従来の磁気抵抗効果素子の磁区制御膜3
2を図において矢印の方向に着磁した後のスピンバルブ
膜31の近傍のAFM(原子間力顕微鏡)像であり、図
7に示した概略的平面図と同様の形状が確認される。
【0013】図9参照 図9は、従来の磁気抵抗効果素子の磁区制御膜32を着
磁した後のスピンバルブ膜31の近傍のMFM像であ
り、スピンバルブ膜31との接合端部に磁極が表れてお
り、図において黒い部分がN極、白い部分がS極を示し
ている。
【0014】図から明らかなように、スピンバルブ膜3
1と接する近傍において、磁区制御膜32の左側の接合
端部はN極になっており、一方、右側の接合端部はS極
になっており、スピンバルブ膜31を構成するフリー層
を右から左の向きに磁化しているのが理解される。
【0015】しかし、接合端部以外の磁区制御膜32の
側端部34においても磁極が表れ、この部分から磁束が
漏洩していると考えられ、このような現象が起こるとス
ピンバルブ膜31の接合端部に十分な磁界が印加されな
くなり、フリー層の単磁区化が不完全となってリード信
号にバルクハウゼンノイズが入ることになる。
【0016】そのため、従来においては、磁区制御膜3
2の膜厚を厚くして体積を大きくすることによって磁束
の漏洩分を補うように試みていたが、膜厚が厚くなると
形状異方性の効果が小さくなって、磁区制御膜面内の磁
束が表面に漏れ出てくるので、結果的に磁束の改善には
ならないという問題がある。
【0017】図において、磁区制御膜32の表面全体に
表れる白黒の斑模様は、面内で立ち上がった磁束による
磁極が表れたものであり、磁区制御膜32の表面におい
て磁束が漏洩しているのが理解される。
【0018】したがって、本発明は、磁区制御膜の膜厚
をそれほど厚くすることなく、フリー層に十分な磁界を
印加することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。なお、図1は、
スピンバルブ膜を用いた磁気抵抗効果素子の概略的平面
図である。 図1参照 上述の目的を達成するために、本発明は、スピンバルブ
膜1の両端に一対の硬質磁性膜2を接合させるととも
に、スピンバルブ膜1との接合部と反対側の端部に軟質
磁性膜3を接合させ、この軟質磁性膜3の硬質磁性膜2
との接合部との反対側の側端部に張出部4を設け、この
張出部4を磁気回路が形成される程度に、例えば、側端
部の間隔dが、0<d≦3μmになるように近接させた
ことを特徴とする。
【0020】この様に、磁区制御膜となる一対の硬質磁
性膜2に軟質磁性膜3を接合させるとともに、接合部の
反対側の側端部に張出部4を設け、この張出部4を図に
おいて矢印で示す磁気回路、即ち、閉磁路が形成される
程度に近接させることによって、磁束の漏洩を抑制し、
それによって、スピンバルブ膜1との接合部に磁束を集
中させ、スピンバルブ膜1を構成するフリー層に十分な
磁界を与えることができる。
【0021】即ち、図において矢印で示す閉磁路が形成
されることによって、軟質磁性膜3の長手方向における
磁化は長手方向を向くので、軟質磁性膜3の側端部に磁
極が表れることがなく、軟質磁性膜3の側端部における
磁束の漏洩が抑制される。
【0022】また、この様に閉磁路を形成することによ
って、硬質磁性膜2の膜厚を厚くする必要はなく、例え
ば、磁束が立ち上がる臨界膜厚は300Åであるので、
硬質磁性膜2の膜厚としては300Å以下にすることに
よって、形状異方性を十分生かすことができる。なお、
この硬質磁性膜2と軟質磁性膜3の上には、スピンバル
ブ膜1に電流を流すための電極端子膜5が設けられてい
る。
【0023】
【発明の実施の形態】ここで、図2乃至図6を参照し
て、本発明の実施の形態の磁気抵抗効果素子を説明す
る。なお、図2は本発明の実施の形態の磁気抵抗効果素
子の概略的平面図であり、図3(a)は図2におけるA
−A′を結ぶ一点鎖線に沿った概略的断面図であり、図
3(b)は図3(a)における破線の円内の拡大図であ
り、また、図3(c)は図2におけるB−B′を結ぶ一
点鎖線に沿った概略的断面図である。
【0024】図2乃至図3(c)参照 まず、Al2 3 −TiC基板11上にスパッタリング
法を用いて厚さが、例えば、2μmのAl2 3 膜12
を堆積させたのち、選択電解メッキ法を用いて、100
〔Oe〕の磁界を印加しながら、厚さが、1〜3μm、
例えば、3μmのNiFe膜を形成して下部磁気シール
ド層13とし、次いで、スパッタリング法を用いて、厚
さが、例えば、500ÅのAl2 3 膜を堆積させたの
ち、所定形状にパターニングすることによって下部リー
ドギャップ層14を形成し、次いで、磁気抵抗効果素子
を構成するためのスピンバルブ膜15を堆積させる。
【0025】このスピンバルブ膜15としては、図3
(b)に示すように、例えば、80〔Oe〕の磁界を印
加しながらスパッタリング法を用いて、下地層となる厚
さが、例えば、50ÅのTa層21を形成したのち、厚
さが、例えば、40ÅのNiFeフリー層22、厚さ
が、例えば、25ÅのCoFeフリー層23、厚さが、
例えば、25ÅのCu中間層24、厚さが、例えば、2
5ÅのCoFeピンド層25、及び、厚さが20〜30
0Å、例えば、250ÅのPdPtMn膜からなる反強
磁性層26を順次積層させて形成する。なお、この場合
のNiFeの組成は、例えば、Ni81Fe19であり、C
oFeの組成は、例えば、Co90Fe10であり、また、
PdPtMnの組成は、例えば、Pd31Pt17Mn52
ある。
【0026】次いで、真空中において、成膜時に印加し
た磁界と直交する方向の100〔Oe〕以上、例えば、
2500〔Oe〕の直流磁場を印加しながら、真空中で
250〜280℃、例えば、280℃で0.5〜5時
間、例えば、3時間の熱処理を行う。この磁場を印加し
た状態における熱処理によって、反強磁性層26の磁化
方向を印加した直流磁場の方向として、CoFeピンド
層25の磁化方向を固定する。
【0027】次いで、レジストパターン(図示せず)を
設け、Arイオンを用いたイオンミリングを施すことに
よって、スピンバルブ膜15を所定形状にパターニング
したのち、スパッタリング法を用いて全面に、厚さが3
00Å以下、例えば、200ÅのCoCrPt膜からな
る磁区制御膜16を堆積させる。なお、この場合の磁区
制御膜16を構成するCoCrPtの組成は、例えば、
Co78Cr10Pt12である。
【0028】次いで、リフトオフ法によってレジストパ
ターンと共に、レジストパターン上に堆積したCoCr
Pt膜を除去したのち、再び、新たにレジストパターン
(図示を省略)を設けたのち、スパッタリング法によっ
て、厚さが、50〜300Å、例えば、200ÅのNi
Feからなる軟磁性膜17を形成して、図2における破
線で示す位置で磁区制御膜16と接合させる。
【0029】この場合、軟磁性膜17の反対側の側端部
に張出部18を設け、この張出部18の間隔dが、0<
d≦3μm、例えば、d=0.5μmなるように軟磁性
膜17を形成する。この場合、完全な磁気回路を形成す
るためには、d=0とすれば良いが、そうするとスピン
バルブ膜15に電流を流すための電極端子19が電気的
に短絡するのでd>0μmとする必要がある。
【0030】次いで、レジストパターンを除去したの
ち、スパッタリング法を用いてリード電極を構成するた
めに厚さが、例えば、100nm(=1000Å)のA
l膜を全面に堆積させ、次いで、コア幅に対応する開口
部を有するレジストパターンをマスクとしてArイオン
を用いたイオンミリングを施すことによって、Al膜の
露出部を除去することによって磁区制御膜16及び反磁
性膜17を被覆するとともに、スピンバルブ膜15に電
流を流すための電極端子19を形成する。
【0031】以降は、図示を省略するものの、再び、ス
パッタリング法によって、厚さが、例えば、500Åの
Al2 3 膜を堆積したのち、イオンミリング法を用い
て所定形状にパターニングすることによって上部リード
ギャップ層を形成し、次いで、選択電解メッキ法によっ
て、厚さが1〜3μm、例えば、3μmのNiFe膜を
成膜して上部磁気シールド層とすることによってシング
ルスピンバルブ素子を磁気抵抗効果素子としたMRヘッ
ドの基本構成が完成する。
【0032】このように、本発明の実施の形態において
は、張出部18を有する軟磁性膜17を設けて磁気回路
を構成しているので、電極端子19の側端部における磁
束の漏洩を抑制することができ、それによって、磁区制
御膜16の膜厚を300Å以下の膜厚にすることができ
るので、形状異方性が強く作用して磁化が面内で立ち上
がることがない。
【0033】ここで、図4乃至図6を参照して、磁区制
御膜16の膜面内の磁極分布の膜厚依存性を説明する
が、各図における図(b)は図(a)を6倍に拡大した
ものである。 図4参照 図4は、磁区制御膜の厚さを504Åにした場合の着磁
後の膜面内の磁極分布を示すMFM像であり、白黒の斑
が明瞭に見られるように、形状異方性が弱くなって表面
に磁極が露出している。なお、この場合の下地として
は、202ÅのCr膜を設けており、以下、同じであ
る。
【0034】図5参照 図5は、磁区制御膜の厚さを203Åにした場合の着磁
後の膜面内の磁極分布を示すMFM像であり、白黒の斑
は図4に比べて不鮮明になっており、膜厚が薄くなるこ
とによって、形状異方性が作用していることが理解され
る。
【0035】図6参照 図6は、磁区制御膜の厚さを58Åにした場合の着磁後
の膜面内の磁極分布を示すMFM像であり、白黒の斑は
ほとんど見られず、膜厚が極めて薄くなることによっ
て、形状異方性が強く作用していることが理解される。
したがって、磁区制御膜16の膜厚を薄くすることによ
る作用効果は明らかである。
【0036】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明は実施の形態に記載した構成に限られるもの
ではなく、各種の変更が可能である。例えば、実施の形
態の説明においては、磁気抵抗効果素子としてNiFe
/CoFe/Cu/CoFe/PdPtMnからなるシ
ングルスピンバルブ素子を用いているが、この様なシン
グルスピンバルブ素子に限られるものではなく、例え
ば、NiFe/Cu/NiFe/FeMn等の他の積層
構造のシングルスピンバルブ素子を用いても良いもので
あり、さらには、デュアルスピンバルブ素子を用いても
良いものである。
【0037】また、上記の実施の形態の説明において
は、磁区制御膜16としてCoCrPtを用いている
が、CoCrPtに限られるものではなく、CoPt,
CoCr等の他の高保磁力の硬質磁性膜を用いても良
い。
【0038】また、上記の実施の形態においては、Ni
Fe、CoFe、PdPtMn、及び、CoCrPtと
して、夫々、Ni81Fe19、Co90Fe10、Pd31Pt
17Mn52、及び、Co78Cr10Pt12を用いているが、
この様な組成比に限られるものではなく、必要とする磁
気特性及び加工特性等に応じて適宜組成比を選択すれば
良いものである。
【0039】また、上記の実施の形態においては、磁区
制御膜16と軟磁性膜17とが綺麗に接合しているよう
に図示しているが、磁区制御膜16と軟磁性膜17とは
磁気的に接触していれば良いものであるので、接合部に
おいて磁区制御膜16と軟磁性膜17とが重なるように
しても良いものであり、それによって、レジストパター
ンの形成工程における位置合わせ精度を緩和することが
できる。
【0040】また、上記の実施の形態においては、軟磁
性膜17としてNiFeを用いているが、組成比として
はNi80Fe20やNi50Fe50等のいずれの組成比のN
iFe膜でも良く、さらには、NiFe以外の他の軟磁
性膜を用いても良いものである。
【0041】また、上記の実施の形態においては、軟磁
性膜に設ける張出部の長さを、電極端子の長手方向の1
/2程度としているが、張出部の長さは、磁気特性に余
り影響を与えるものでないので、張出部の長さは任意で
あり、張出部の間隔dが重要となる。但し、張出部の長
さがあまり短いと、磁束が漏れやすくなるので、注意を
要する。
【0042】また、本発明の実施の形態の説明において
は、単独のMRヘッド構造として説明しているが、本発
明はこの様な単独のMRヘッドに限られるものではな
く、誘導型の薄膜磁気ヘッドと積層した複合型薄膜磁気
ヘッドにも適用されるものであることは言うまでもない
ことである。
【0043】ここで、再び、図1を参照して、本発明の
詳細な特徴を説明する。 図1参照 (付記1) スピンバルブ膜1の両端に一対の硬質磁性
膜2を接合させるとともに、前記スピンバルブ膜1との
接合部と反対側の端部に軟質磁性膜3を接合させ、前記
軟質磁性膜3の前記硬質磁性膜2との接合部との反対側
の側端部に張出部4を設け、前記張出部4を磁気回路が
形成される程度に近接させたことを特徴とする磁気抵抗
効果素子。 (付記2) 上記張出部4の側端部の間隔dが、0<d
≦3μmであることを特徴とする付記1記載の磁気抵抗
効果素子。 (付記3) 上記硬質磁性膜2の膜厚が、300Å以下
であることを特徴とする付記1または2に記載の磁気抵
抗効果素子。 (付記4) 付記1乃至3のいずれか1に記載の磁気抵
抗効果素子を備えたことを特徴とする磁気ディスク装
置。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、薄膜磁気ヘッドを構成
する磁気抵抗効果素子のフリー層を単磁区化するための
硬質磁性膜に軟質磁性膜を接合させ、この軟質磁性膜の
反対側の側端部に張出部を設けて磁気回路が形成される
ようにしているので、硬質磁性膜の膜厚をあまり厚くす
ることなく、フリー層に十分な磁界を与えることがで
き、それによって、リード信号のバルクハウゼンノイズ
による情報の読み取り誤差をなくすことができ、ひいて
は、磁気ディスク装置の性能向上に寄与するところが大
きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の磁気抵抗効果素子の概略
的平面図である。
【図3】本発明の実施の形態の磁気抵抗効果素子の概略
的断面図である。
【図4】磁区制御膜を504Åにした場合の着磁後のM
FM像である。
【図5】磁区制御膜を203Åにした場合の着磁後のM
FM像である。
【図6】磁区制御膜を58Åにした場合の着磁後のMF
M像である。
【図7】従来の磁気抵抗効果素子の概略的平面図であ
る。
【図8】従来の磁気抵抗効果素子の磁区制御膜着磁後の
AFM像である。
【図9】従来の磁気抵抗効果素子の磁区制御膜着磁後の
MFM像である。
【符号の説明】
1 スピンバルブ膜 2 硬質磁性膜 3 軟質磁性膜 4 張出部 5 電極端子膜 11 Al2 3 −TiC基板 12 Al2 3 膜 13 下部磁気シールド層 14 下部リードギャップ層 15 スピンバルブ膜 16 磁区制御膜 17 軟磁性膜 18 張出部 19 電極端子 21 Ta膜 22 NiFeフリー層 23 CoFeフリー層 24 Cu中間層 25 CoFeピンド層 26 反強磁性層 31 スピンバルブ膜 32 磁区制御膜 33 電極端子 34 磁区制御膜の側端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンバルブ膜の両端に一対の硬質磁性
    膜を接合させるとともに、前記スピンバルブ膜との接合
    部と反対側の端部に軟質磁性膜を接合させ、前記軟質磁
    性膜の前記硬質磁性膜との接合部との反対側の側端部に
    張出部を設け、前記張出部を磁気回路が形成される程度
    に近接させたことを特徴とする磁気抵抗効果素子。
  2. 【請求項2】 上記張出部の側端部の間隔dが、0<d
    ≦3μmであることを特徴とする請求項1記載の磁気抵
    抗効果素子。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の磁気抵抗効果
    素子を備えたことを特徴とする磁気ディスク装置。
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