JP2002118388A - 放熱装置および放熱装置を有する電子機器 - Google Patents
放熱装置および放熱装置を有する電子機器Info
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Abstract
であり放熱効率を高めることができる放熱装置および放
熱装置を有する電子機器を提供すること。 【解決手段】 機器10に配置されて、機器10内の熱
発生部Pからの熱を機器10の外部に放出するための放
熱装置30であり、モータ40と、モータ40により回
転されるファン42と、ファン42より得られる空気の
流れを受けて、熱発生部Pからの熱を奪うためのヒート
パイプ46と、ヒートパイプ46の熱を放熱するヒート
シンクと、ヒートシンクとヒートパイプ46を保持する
板金のベース部材50と、モータ40を保持してベース
部材50とにより空気の流路100を形成する板金のカ
バー部材52を備える。
Description
られている熱発生部からの熱を放出するための放熱装置
および放熱装置を有する電子機器に関するものである。
ピュータや携帯型の情報端末等が登場してきている。こ
の種の電子機器は小型化及び薄型化の要求により、電子
機器の筐体の厚みは薄くなっておりしかも小型になって
いる。このことから筐体の中に収容される回路基板及び
熱発生部の収容にはかなり工夫を必要とする。筐体の中
に収容されている熱発生部として、たとえばCPU(中
央処理装置)は、動作時にかなりの発熱をするのである
が、熱発生部から発生する熱は直接ヒートシンクに伝達
する構造になっている。ヒートシンクに伝達された熱
は、熱発生部からかなり離れた位置にあるヒートパイプ
側に伝えられるとともに、ヒートパイプに伝わった熱は
ファンが発生する風により筐体の外部に排出される。フ
ァンを回転させるモータはケースに収納されているが、
従来のケースは、アルミダイカストや鋳物等で作られて
おり、さらにエアー流入用の孔を設けたファンカバーと
してかぶせてある。騒音対策として、エアーの流路を整
えるための構造は、アルミダイカストのケースに作られ
ている。
の放熱装置では、アルミダイカストや鋳物で作られたケ
ースを採用していることにより、コストアップにつなが
るばかりでなく、部品点数が多いという問題がある。そ
こで本発明は上記課題を解消し、コストダウンを図るこ
とができ、構造が簡単であり放熱効率を高めることがで
きる放熱装置および放熱装置を有する電子機器を提供す
ることを目的としている。
に配置されて、前記機器内の熱発生部からの熱を前記機
器の外部に放出するための放熱装置であり、モータと、
前記モータにより回転されるファンと、前記ファンより
得られる空気の流れを受けて、前記熱発生部からの熱を
奪うためのヒートパイプと、前記ヒートパイプの熱を放
熱するヒートシンクと、前記ヒートシンクと前記ヒート
パイプを保持する板金のベース部材と、前記モータを保
持して前記ベース部材とにより空気の流路を形成する板
金のカバー部材と、を備えることを特徴とする放熱装置
である。請求項1では、ファンはモータにより回転され
る。ヒートパイプは、ファンより得られる空気の流れを
受けて熱発生部からの熱を奪う。ヒートシンクはヒート
パイプの熱を放熱する。ベース部材はヒートシンクを保
持するもので板金により作られている。カバー部材はモ
ータを保持してベース部材とにより空気の流路を形成す
るもので板金により作られている。これにより、簡単な
構造であり板金のベース部材とカバー部材を用いること
により、コストダウンを図ることができる。空気の流路
は板金のベース部材と板金のカバー部材により形成する
ことができる。
装置において、前記ヒートパイプの一端部には前記ヒー
トシンクが配置され、前記ヒートパイプの他端部は前記
カバー部材と前記ベース部材の外に露出している。請求
項2では、ヒートパイプの一端部にはヒートシンクが配
置され、ヒートパイプの他端部はカバー部材とベース部
材の外に露出している。これにより、ヒートシンク側に
配置された部分はヒートパイプの放熱側でヒートパイプ
がヒートシンクに直結される事により放熱効率が高めら
れる。また露出側はヒートパイプの受熱部に当たり露出
させる事により、熱源にヒートパイプを直接接触させる
事が可能となり、またヒートパイプ周辺のスペースが確
保でき設計の自由度が広がる。
装置において、前記モータは、前記カバー部材の内部に
懸垂する形で取り付けられ、前記カバー部材は前記ベー
ス部材に対してかぶさっている。請求項3では、モータ
はカバー部材の内部に懸垂する形で取り付けられてお
り、カバー部材はベース部材に対してかぶさっている。
これにより、懸垂構造のためファンやモータを格納する
ケースが必要でなく、構造がシンプルになる事。また、
カバー部材がベース部材にかぶさるだけの構造のため、
カバーの着脱が容易になる。つまり、ファンモータの組
立てや交換が容易になる。
装置において、前記ファンに対応する前記カバー部材の
周囲部分は、円周形状であり、円周の中心位置は前記フ
ァンの回転中心と一致していても、一致していなくても
良い状態のファンカバーである。請求項4では、ファン
に対応するカバー部材の周囲部分が、円周形状であり、
円周の中心位置は、ファンの回転中心と一致していて
も、一致していなくても良い状態のファンカバーとなっ
ている。これにより、空気の流れの乱流化を防いで空気
のスムーズな流れにより放熱効果を高め、低騒音化を達
成することができる。
装置において、前記ヒートパイプは前記ファンに対応す
る位置に配置され、前記ヒートパイプは前記ベース部材
の溝に埋め込まれている。請求項5では、ヒートパイプ
はファンに対応する位置に配置され、ヒートパイプはベ
ース部材の溝に埋め込まれている。これにより、ヒート
パイプとベース部材の内面との段差をなくすことで、空
気の流れの乱流化を防ぎ空気のスムーズな流れにより放
熱効果を高め、低騒音化を達成できる。
装置において、前記ヒートパイプの露出面は、前記ベー
ス部材の内面と面一になっている。請求項6では、ヒー
トパイプの露出面が、ベース部材の内面と面一になって
いる。これにより、ヒートパイプの露出面とベース部材
の内面の面一化により段差をよりなくすことができるの
で、ファンの静圧を増やして放熱効率を向上することが
できる。
からの熱を前記電子機器の外部に放出するための放熱装
置を有する電子機器であり、前記放熱装置は、モータ
と、前記モータにより回転されるファンと、前記ファン
より得られる空気の流れを受けて、前記熱発生部からの
熱を奪うためのヒートパイプと、前記ヒートパイプの熱
を放熱するヒートシンクと、前記ヒートシンクと前記ヒ
ートパイプを保持する板金のベース部材と、前記モータ
を保持して前記ベース部材とにより空気の流路を形成す
る板金のカバー部材と、を備えることを特徴とする放熱
装置を有する電子機器である。請求項7では、ファンは
モータにより回転される。ヒートパイプは、ファンより
得られる空気の流れを受けて熱発生部からの熱を奪う。
ヒートシンクはヒートパイプの熱を放熱する。ベース部
材はヒートシンクを保持するもので板金により作られて
いる。カバー部材はモータを保持してベース部材とによ
り空気の流路を形成するもので板金により作られてい
る。これにより、簡単な構造であり板金のベース部材と
カバー部材を用いることにより、コストダウンを図るこ
とができる。空気の流路は板金のベース部材と板金のカ
バー部材により形成することができる。
装置を有する電子機器において、前記ヒートパイプの一
端部には前記ヒートシンクが配置され、前記ヒートパイ
プの他端部は前記カバー部材と前記ベース部材の外に露
出している。請求項8では、ヒートパイプの一端部には
ヒートシンクが配置され、ヒートパイプの他端部はカバ
ー部材とベース部材の外に露出している。これにより、
ヒートシンク側に配置された部分はヒートパイプの放熱
側でヒートパイプがヒートシンクに直結される事により
放熱効率が高められる。また露出側はヒートパイプの受
熱部に当たり露出させる事により、熱源にヒートパイプ
を直接接触させる事が可能となり、またヒートパイプ周
辺のスペースが確保でき設計の自由度が広がる。
装置において、前記モータは、前記カバー部材の内部に
懸垂する形で取り付けられ、前記カバー部材は前記ベー
ス部材に対してかぶさっている。請求項9では、モータ
はカバー部材の内部に懸垂する形で取り付けられてお
り、カバー部材はベース部材に対してかぶさっている。
これにより、懸垂構造のためファンやモータを格納する
ケースが必要でなく、構造がシンプルになる事。また、
カバー部材がベース部材にかぶさるだけの構造のため、
カバーの着脱が容易になる。つまり、ファンモータの組
立てや交換が容易になる。
熱装置を有する電子機器において、前記ファンに対応す
る前記カバー部材の周囲部分は、円周形状であり、円周
の中心位置は前記ファンの回転中心と一致していても一
致していなくても良い状態のファンカバーである。請求
項10では、ファンに対応するカバー部材の周囲部分
が、円周形状であり、円周の中心位置はファンの回転中
心と一致していても、一致していなくても良い状態のフ
ァンカバーとなっている。これにより、空気の流れの乱
流化を防いで空気のスムーズな流れにより放熱効果を高
め、低騒音化を達成することができる。
熱装置を有する電子機器において、前記ヒートパイプは
前記ファンに対応する位置に配置され、前記ヒートパイ
プは前記ベース部材の溝に埋め込まれている。請求項1
1では、ヒートパイプはファンに対応する位置に配置さ
れ、ヒートパイプはベース部材の溝に埋め込まれてい
る。これにより、ヒートパイプとベース部材の内面との
段差をなくすことで、空気の流れの乱流化を防ぎ空気の
スムーズな流れにより放熱効果を高め、低騒音化を達成
できる。
放熱装置を有する電子機器において、前記ヒートパイプ
の露出面は、前記ベース部材の内面と面一になってい
る。請求項12では、ヒートパイプの露出面が、ベース
部材の内面と面一になっている。これにより、ヒートパ
イプの露出面とベース部材の内面の面一化により段差を
よりなくすことができるので、ファンの静圧を増やして
放熱効率を向上することができる。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
器の好ましい実施の形態を示している。この電子機器1
0は、たとえば携帯型のパーソナルコンピュータであ
る。電子機器10は、本体12と表示部14を有してい
る。表示部14は、たとえば液晶表示装置を使用するこ
とができる。本体12と表示部14は、ヒンジ18によ
り連結されており、表示部14は本体12に対して開閉
することができる。本体12は、キーボードのような入
力装置16と筐体20を有している。入力装置16は複
数のキー19等を有している。
形態の放熱装置30やその他回路基板等が内蔵されてい
る。図2は、図1の放熱装置30の好ましい実施の形態
を示す図である。図3は図2の放熱装置30の分解斜視
図である。図4は図2の放熱装置30をほぼ上から見た
図であり、図5は図2の放熱装置30の分解斜視図であ
る。図1と図2に示すように、筐体20は、熱のはき出
し口32を有しており、このはき出し口32に対応して
放熱装置30が筐体20に内蔵されている。放熱装置3
0は、概略的には図2に示すようにモータ40、ファン
42、ヒートシンク44、熱伝達素子の一種であるヒー
トパイプ46、ベース部材50、カバー部材52、その
他に別の板状の部材54等を有している。
ス部材50は、板金を成形することにより作られてお
り、材質としては、たとえば熱伝導に優れる銅やアルミ
ニウム、アルマイト処理を施したアルミニウムを採用す
ることができる。すなわちカバー部材52とベース部材
50は従来用いられているアルミダイカストや鋳物を使
用せずに、板金のみで構成されており、板金形状を工夫
することにより、ファン42の回転により発生する空気
の流れを調整して騒音の低減化を図ることができるとと
もに、アルミダイカストや鋳物に比べてコストダウンが
図れる。
0に配置されている熱発生部である電子素子Pの発生す
る熱を、筐体20のはき出し口32を通じて外部に効率
よく放出する機能を有している。カバー部材52は、カ
バープレートとも呼んでおり、ベース部材50はベース
プレートとも呼んでいる。カバー部材52は、モータ4
0を搭載している。これに対してベース部材50は、ヒ
ートシンク44とヒートパイプ46を搭載している。電
子素子Pはベース部材50の下側に位置していて、図7
に示すように基板300にマウントされている。
いるヒートパイプの動作例を示しており、ヒートパイプ
46は、容器144を有している。この容器144の中
には作動液160が収容されている。この作動液160
は、加熱部170において加熱されると蒸気流180と
なって冷却部190側に移動する。容器144は密封さ
れた容器であり、通常は金属パイプを用いていて、その
内部は真空になっている。作動液としては純水やフロン
等の液体である。作動液160は加熱部170で加熱さ
れ、容器144の他端部が冷却部190になっている
と、容器144の中の作動液160は、沸騰、蒸気流1
80の移動、凝縮及び還流のサイクルを生じて、潜熱の
やり取りを通じて熱が移送される。
構造のものを採用することができる。このモータ40
は、いわゆる動圧軸受タイプのモータであり、薄型で一
方向吹き出し構造を有している。このモータ40は、図
3に示すカバー部材52の開口部60に配置されてお
り、開口部60はたとえば円形状である。モータ40
は、図6に示すようにロータ70とステータ72を有し
ている。ロータ70は軸74とファン42、駆動用のマ
グネット78およびロータヨーク80を有している。フ
ァン42は羽根とも呼んでおり、複数のファン42は、
ロータヨーク80の周囲に沿って等間隔に配列されてい
る。駆動用のマグネット78はロータヨーク80に設け
られている。
4、スラスト受け86、基板88、ヨーク90、コイル
92を有している。動圧軸受84は、たとえばメタル含
油軸受であり、ベース82に対してたとえばカシメによ
り固定されている。動圧軸受84は軸74を回転自在に
保持している。動圧軸受84は軸74の端部のスラスト
力を受けるためにスラスト受け86を固定している。動
圧軸受84の周囲には基板88が設けられており、基板
88のヨーク90には、コイル92が取り付けられてい
る。マグネット78にはS極とN極が多極着磁されてい
ることから、コイル92に対して基板88を介して所定
の通電パターンで外部から通電することにより、マグネ
ット78の磁界とコイル92が発生する磁界の相互作用
により、ロータ70がステータ72に対して軸74の中
心軸CLを中心して連続回転するようになっている。こ
のロータ70が連続回転することによりファン42は、
図3のカバー部材52の開口部60を介してW方向に沿
って、カバー部材52とベース部材50で形成する空気
の流路100に向けて空気を送り込むことができる。
に示すようにたとえば所定角度毎に3本突出して形成さ
れており、開口部60の周囲部分に対して固定されてい
て、モータ40は、カバー部材52に対して懸垂する形
で取り付けられている。この3つのベース82は、カバ
ー部材52の外面52Aに対して、たとえば接着剤によ
り固定されている。従ってファン42はカバー部材52
の内部に位置している。
50A,50Bを有しており、これらの立ち上げ部50
A,50Bの間にはヒートシンク44が取り付けられて
いる。ヒートシンク44は、ベース部材50の内面50
Cに対して熱的に密着するように固定されている。ベー
ス部材50の中央には、溝110が形成されており、こ
の溝110にはヒートパイプ46が埋め込まれている。
このヒートパイプ46が埋め込まれた状態は図7に示し
ている。図3のヒートパイプ46の一端部112はヒー
トシンク44に熱的に接しており、ヒートパイプ46の
他端部114は開放されていて、他端部114はカバー
部材52とベース部材50で囲まれた空気の流路100
の外部に配置されている。図3のヒートパイプ46の一
端部112とヒートシンク44は、筐体20のはき出し
口32に近い位置に達している。
る。この段部120の高さHは、たとえばヒートパイプ
46の厚みDとほぼ同じである。ヒートパイプ46の露
出面126はベース部材50の内面50Cと面一になっ
ている。このようにベース部材50の内面50Cとヒー
トパイプ46の露出面126を面一に配置するととも
に、カバー部材52側のファン42の直下にヒートパイ
プ46の露出面126が配置されているので、空気の流
れの残留化を防ぎ、低騒音化を達成することができ、し
かもファンの静圧を増やして放熱効率を向上することが
できる。
部材50に段部120を設けることにより埋め込まれて
いることから、ヒートパイプ46とベース部材50の接
触面積を増やして、放熱効率を上げることができる。図
3のベース部材50は上述したように段部120を途中
に設けており、内面50Cともう一つの内面50Dを有
している。内面50Dにはヒートパイプ46の他端部1
14が突出して載った形になっている。これにより、熱
源にヒートパイプを直接接触させることが可能となり、
また、ヒートパイプ周辺のスペースが確保でき、設計の
自由度が広がる。ベース部材50は、取付部131,1
32を有しており、この取付部131,132は、たと
えばネジにより筐体20の内面に固定されている。
ィン44Aを有している。これらのフィン44Aは、カ
バー部材52の内面側に向けて立ち上げて形成されてい
る。ヒートシンク44はたとえばアルミニウムやアルマ
イト処理を施したアルミニウム、銅により作られてい
る。カバー部材52はその一部分に、モータ40の中心
軸CLを中心として形成された円周形状部分130を有
している。このようにカバー部材52の一部分を円周形
状部分130とすることにより、円周形状部分130は
ファン42の外形に合わせてほぼ半円形状に絞るような
形で形成することができ、空気の流れの乱流化を防いで
空気の流れをスムーズにして放熱効率を上げ、低騒音化
を図ることができる。すなわち円周形状部分130を用
いてカバー部材52の少なくとも一部分をR形状にする
ことにより空気の流れをスムーズにして放熱効率を上
げ、低騒音化を図ることができるのである。
作例について説明する。図3の板金のカバー部材52に
対してモータ40のベース82を、カバー部材52の外
面52Aに対して接着剤により固定する。この時モータ
40の中心軸CLは、円周形状部分130を形成してい
る中心部分と一致しても、一致していなくても良い。つ
まり、カバー部材52の周囲部分は円周形状であり、カ
バー部材52は円周の中心位置がファン42の回転中心
と一致していても、一致していなくても良い状態のファ
ンカバーである。一方、板金のベース部材50の内面5
0Aの端部には、立ち上げ部50A,50Bの間におい
てヒートシンク44が接着剤により固定されている。ヒ
ートパイプ46は、熱輸送効率を上げるために、好まし
くはストレート形状としており、しかも好ましくはファ
ン42の直下に配置されて、ヒートシンク44とヒート
パイプ46は接着剤により一体構造にする。
の立ち上げ部50A,50Bの外面とで嵌合して、カバ
ー部材52とベース部材50を一体化し、必要に応じて
カバー部材52とベース部材50はビス締めや機械カシ
メ等で締結する。この場合に、カバー部材52は、ベー
ス部材50の内面50C側に対応する部分のみに搭載さ
れており、ベース部材50の内面50Dとヒートパイプ
46の他端部114はカバー部材52の中には入ってお
らず露出している。これにより、熱源にヒートパイプを
直接接触させることが可能となり、また、ヒートパイプ
周辺のスペースが確保でき、設計の自由度が広がる。カ
バー部材52の内面52C,52Dは絞り加工により形
成されており、内面52Cとヒートパイプ46の露出面
126は面一になっている。
定の通電パターンで通電されることにより、ロータ70
とともにファン42が回転すると、図3のカバー部材5
2の開口部60からW方向に空気を取り込み、空気は図
3のヒートシンク44を通り筐体20のはき出し口32
を経て外部に放出される。電子素子Pが発生している熱
は、図7に示すようにベース部材50に埋め込まれたヒ
ートパイプ46に対して、熱伝達素子140を介して伝
達されることから、伝達された熱は、図3のヒートシン
ク44で放熱されるとともに、ファン42による空気の
流路100を流れる空気の流れにより、電子素子Pが発
生する熱を熱はき出し口32から筐体20の外部にはき
出すことができる。
と、空気が乱流になると騒音が発生しやすくなる。しか
し本発明の実施の形態では、カバー部材52の一部分が
円周形状部分130となっていることで、ファン42の
周りの空気の流れを乱流ではなく層流に近づけている。
しかも、ファン42の直下にある空気の遮蔽面である内
面50Cとヒートパイプ46の露出面126の段差をな
くすることにより、空気の残留化を防いでいる。このこ
とから、空気の流れをスムーズにしてファン42が回転
する時の発生音を低減することが可能である。
示すような本発明の別の実施の形態とすることもでき
る。この場合にはヒートパイプ46はベース部材50に
は埋め込まれておらず、この実施の形態ではややファン
42が回転する場合の空気の発生音が大きくなる。しか
し図7に示すような実施の形態にすることにより、ファ
ン42の静圧が向上し、かつヒートパイプ46とベース
部材50の接触面積が増えることで、ヒートパイプ46
からベース部材50への熱伝導も促進されて、放熱効率
を向上することができる。
するための放熱装置であり、冷却ファン回転時に生じる
空気の流れを層流に近づけるための構造が板金の形状の
みで形成されている。この放熱装置をヒートシンクとも
よぶ。
プレス品で製作することで、コストダウンが図れる。冷
却ファンが取付くカバーのファン周囲の形状をR状にす
ることで、エアー流れの乱流化が防げ、低騒音化につな
がる。ファン直下に位置するヒートパイプとベースプレ
ートの段差をなくすことでエアー流れの乱流化が防げ、
低騒音化につながる。ファン直下に位置するヒートパイ
プとベースプレートの段差をなくすことでファンの静圧
を増やせ、放熱効率アップにつながる。ヒートパイプを
ベースプレートの溝に埋め込むことで、ヒートパイプと
プレートの接触面積を増やせ、放熱効率アップにつなが
る。
れるものではない。上述した実施の形態では放熱装置が
装着される電子機器として、携帯型のパーソナルコンピ
ュータの例を示しているが、これに限らず携帯型の情報
端末や、ゲーム機器、電話、ビデオカメラ等を含むもの
である。またヒートパイプとヒートシンクの両方または
一方に対して、発熱する電子素子が熱伝達素子を介さず
に直接接触しても構わない。熱伝達素子を介在させるの
は、電子素子とベース部との熱密着性を上げて熱伝達効
率を高めるためである。また発熱する電子素子として
は、CPU(中央処理装置)に限らず、パワートランジ
スタやモータのドライバーIC(集積回路)等にも適用
できる。
コストダウンを図ることができ、構造が簡単であり放熱
効率を高めることができる。
て携帯型のコンピュータを示す斜視図。
ましい実施の形態を示す斜視図。
関係を示す図。
装置、40・・・モータ、42・・・ファン、44・・
・ヒートシンク、46・・・ヒートパイプ、50・・・
ベース部材、52・・・カバー部材、P・・・電子素子
(熱発生部)、100・・・空気の流路、110・・・
ベース部材の溝、120・・・段部
Claims (12)
- 【請求項1】 機器に配置されて、前記機器内の熱発生
部からの熱を前記機器の外部に放出するための放熱装置
であり、 モータと、 前記モータにより回転されるファンと、 前記ファンより得られる空気の流れを受けて、前記熱発
生部からの熱を奪うためのヒートパイプと、 前記ヒートパイプの熱を放熱するヒートシンクと、 前記ヒートシンクと前記ヒートパイプを保持する板金の
ベース部材と、 前記モータを保持して前記ベース部材とにより空気の流
路を形成する板金のカバー部材と、を備えることを特徴
とする放熱装置。 - 【請求項2】 前記ヒートパイプの一端部には前記ヒー
トシンクが配置され、前記ヒートパイプの他端部は前記
カバー部材と前記ベース部材の外に露出している請求項
1に記載の放熱装置。 - 【請求項3】 前記モータは、前記カバー部材の内部に
懸垂する形で取り付けられ、前記カバー部材は前記ベー
ス部材に対してかぶさっている請求項1に記載の放熱装
置。 - 【請求項4】 前記ファンに対応する前記カバー部材の
周囲部分は、円周形状であり、円周の中心位置は前記フ
ァンの回転中心と一致していても、一致していなくても
良い状態のファンカバーである請求項1に記載の放熱装
置。 - 【請求項5】 前記ヒートパイプは前記ファンに対応す
る位置に配置され、前記ヒートパイプは前記ベース部材
の溝に埋め込まれている請求項1に記載の放熱装置。 - 【請求項6】 前記ヒートパイプの露出面は、前記ベー
ス部材の内面と面一になっている請求項5に記載の放熱
装置。 - 【請求項7】 電子機器内の熱発生部からの熱を前記電
子機器の外部に放出するための放熱装置を有する電子機
器であり、 前記放熱装置は、 モータと、 前記モータにより回転されるファンと、 前記ファンより得られる空気の流れを受けて、前記熱発
生部からの熱を奪うためのヒートパイプと、 前記ヒートパイプの熱を放熱するヒートシンクと、 前記ヒートシンクと前記ヒートパイプを保持する板金の
ベース部材と、 前記モータを保持して前記ベース部材とにより空気の流
路を形成する板金のカバー部材と、を備えることを特徴
とする放熱装置を有する電子機器。 - 【請求項8】 前記ヒートパイプの一端部には前記ヒー
トシンクが配置され、前記ヒートパイプの他端部は前記
カバー部材と前記ベース部材の外に露出している請求項
7に記載の放熱装置を有する電子機器。 - 【請求項9】 前記モータは、前記カバー部材の内部に
懸垂する形で取り付けられ、前記カバー部材は前記ベー
ス部材に対してかぶさっている請求項7に記載の放熱装
置。 - 【請求項10】 前記ファンに対応する前記カバー部材
の周囲部分は、円周形状であり、円周の中心位置は前記
ファンの回転中心と一致しても、一致しなくても良い状
態のファンカバーである請求項7に記載の放熱装置を有
する電子機器。 - 【請求項11】 前記ヒートパイプは前記ファンに対応
する位置に配置され、前記ヒートパイプは前記ベース部
材の溝に埋め込まれている請求項7に記載の放熱装置を
有する電子機器。 - 【請求項12】 前記ヒートパイプの露出面は、前記ベ
ース部材の内面と面一になっている請求項11に記載の
放熱装置を有する電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000379155A JP2002118388A (ja) | 2000-08-01 | 2000-12-13 | 放熱装置および放熱装置を有する電子機器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-237634 | 2000-08-01 | ||
JP2000237634 | 2000-08-01 | ||
JP2000379155A JP2002118388A (ja) | 2000-08-01 | 2000-12-13 | 放熱装置および放熱装置を有する電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002118388A true JP2002118388A (ja) | 2002-04-19 |
Family
ID=26597437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000379155A Pending JP2002118388A (ja) | 2000-08-01 | 2000-12-13 | 放熱装置および放熱装置を有する電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002118388A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005043620A1 (ja) * | 2003-10-30 | 2005-05-12 | Fujitsu Limited | 冷却装置及び電子装置 |
JP2008219034A (ja) * | 2008-04-14 | 2008-09-18 | Fujitsu Ltd | 回転式ヒートシンク |
JP2008263028A (ja) * | 2007-04-11 | 2008-10-30 | Toshiba Corp | 電子機器 |
US7742295B2 (en) | 2006-10-26 | 2010-06-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Cooling device and electronic device |
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US10068833B2 (en) | 2014-07-29 | 2018-09-04 | Nidec Corporation | Heat module |
-
2000
- 2000-12-13 JP JP2000379155A patent/JP2002118388A/ja active Pending
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