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JP2002116455A - 液晶表示装置、液晶表示装置の電極基材及び液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置、液晶表示装置の電極基材及び液晶表示装置の製造方法

Info

Publication number
JP2002116455A
JP2002116455A JP2001231317A JP2001231317A JP2002116455A JP 2002116455 A JP2002116455 A JP 2002116455A JP 2001231317 A JP2001231317 A JP 2001231317A JP 2001231317 A JP2001231317 A JP 2001231317A JP 2002116455 A JP2002116455 A JP 2002116455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
layer
display device
transparent electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001231317A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadahiro Furukawa
忠宏 古川
Akira Murakami
明良 村上
Ichiro Betsumiya
一郎 別宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyodo Printing Co Ltd
Original Assignee
Kyodo Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyodo Printing Co Ltd filed Critical Kyodo Printing Co Ltd
Priority to JP2001231317A priority Critical patent/JP2002116455A/ja
Publication of JP2002116455A publication Critical patent/JP2002116455A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程を増加させずに、透明電極のクラッ
クなどの発生を防止できる信頼性の高い液晶表示装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 液晶表示領域から外側の領域に延び出し
た、外部配線10と接続された第1の接続電極部12を
有する第1の透明電極6を備えた第1の基材2と、第2
の透明電極6aを備えた第2の基材2aと、第1の基材
2と第2の基材2aとの間に封入された液晶層11とを
有する液晶表示装置において、第1の接続電極部12を
有する第1の透明電極6の上に第1の無機絶縁層8が形
成され、第1の接続電極部12と外部配線10とが、第
1の無機絶縁層8を突き破って埋め込まれた導電性粒子
7aを介して電気的に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置、液晶
表示装置の電極基材及び液晶表示装置の製造方法に係わ
り、さらに詳しくは、単純マトリックス型の液晶表示装
置、液晶表示装置の電極基材及び液晶表示装置の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、低消費電力、低電圧動作、軽量、
薄型及びカラー表示などを特徴とする液晶表示装置は、
情報機器などへ急速にその用途を拡大している。この中
で、携帯電話、電子手帳又はICカードなどは、軽量、
薄型及び安価が求められている市場であり、単純マトリ
ックス型の液晶表示装置が主に採用されている。
【0003】この単純マトリックス型液晶表示装置は、
2枚の基材が対向して配置され、これら基材上に透明電
極がお互いにストライプ状に直交するようにして形成さ
れている。そして、この2枚の基材の間には液晶が封入
され、この2つの透明電極の交点が画素電極になって液
晶を制御することにより、画像を表示させることができ
る。
【0004】ところで、このような単純マトリックス型
液晶表示装置においては、2枚の基材上に形成された透
明電極の間でのショートを防止し、また、液晶表示装置
の信頼性を向上させるために、透明電極上にカバー膜が
形成されているものがある。また、液晶表示装置の基材
としてプラスチックフィルムなどを用いる場合、プラス
チックフィルムは通気性や透湿性が高いため、液晶内に
気泡が生じたり、水分により液晶表示装置が劣化したり
するおそれがあるため、プラスチックフィルムにガスバ
リア性をもたせる必要がある。
【0005】例えば、特開昭61−18925号公報に
は、プラスチックフィルムは通気性や透湿性が高いた
め、透明電極上に無機系のバリア層を設けることが開示
されている。また、特開平6−18867号公報には、
プラスチックフィルム上に形成された透明電極上に、ガ
ス遮断能力を有するシリコン酸化膜を形成することが開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような目的で透明電極上にカバー膜を形成すると、基材
上の液晶表示領域から外側の領域に延び出した透明電極
の接続電極部にもカバー膜が形成される。このため、外
部の回路基材の配線と接続電極部とを電気的に接続させ
るためには、接続電極部上のカバー膜を除去する特別な
工程が必要になる。従って、製造工程が増加するので、
製品歩留りの低下や製品コストの上昇が問題になる。
【0007】また、従来方法では、透明電極の接続電極
部には実質的にカバー膜が存在しないので、基材として
プラスチックフィルムを用いた場合、高温又は高湿の条
件下でのプラスチックフィルムの歪みにより、透明電極
の接続電極部にクラックが発生しやすいという問題があ
る。本発明は上記の問題点を鑑みて創作されたものであ
り、製造工程を増加させずに、透明電極のクラックなど
の発生を防止できる信頼性の高い液晶表示装置、液晶表
示装置の電極基材及び液晶表示装置の製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本発明は液晶表示装置に係り、表示領域から外側
の領域に延び出した、外部配線と接続された第1の接続
電極部を有する第1の透明電極を備えた第1の基材と、
第2の透明電極を備えた第2の基材と、前記第1の基材
と前記第2の基材との間に封入された液晶層とを有する
液晶表示装置において、前記第1の接続電極部を有する
第1の透明電極の上に第1の無機絶縁層が形成され、前
記第1の接続電極部と前記外部配線とが、前記第1の無
機絶縁層を突き破って埋め込まれた導電性粒子を介して
電気的に接続されていることを特徴とする。
【0009】本発明によれば、第1の接続電極部を有す
る透明電極上の全体にわたって無機絶縁層が形成され、
第1の接続電極部と外部配線とは、該無機絶縁層を突き
破って埋め込まれた導電性粒子を介して、すなわち無機
絶縁層を特別な工程を追加して除去することなしに、導
電性粒子で無機絶縁層を貫いた構造で電気的に接続され
ている。
【0010】基材としてプラスチックフィルムを用いた
場合、プラスチックフィルムは通気性や透湿性が高いた
め、液晶層内に気泡が生じたり、水分により液晶表示装
置が劣化したりするおそれがある。このため、プラスチ
ックフィルムとしてガスバリア層が形成されたものを使
用する。本発明では、このガスバリア層以外に、透明電
極上に空気や水分などの侵入をブロックする無機絶縁層
が形成されているので、液晶層内に気泡が生じたり、水
分により液晶表示装置が劣化したりすることをさらに防
止することができる。
【0011】また、基材としてプラスチックフィルムを
用いた場合、プラスチックフィルムは高温や高湿の条件
下では歪みが発生しやすいため、透明電極にクラックが
発生しやすい。本発明では、表示領域の透明電極上だけ
ではなく、液晶表示領域から外側の領域の透明電極の接
続電極部上にも無機絶縁層が存在するように、導電性粒
子が該無機絶縁層を突き破って無機絶縁層内に部分的に
埋め込まれた構造となっている。
【0012】これにより、透明電極の接続電極部上にも
実質的に無機絶縁層が存在するようになるので、高温や
高湿の条件下でプラスチックフィルムに歪みが発生して
も、液晶表示領域の透明電極ばかりではなく、透明電極
の接続電極部のクラックの発生をも抑止することができ
る。上記した液晶表示装置において、前記無機絶縁層の
膜厚は、5nm以上30nm以下であることが好まし
い。
【0013】基材としてプラスチックフィルムを使用す
る場合、導電性粒子が無機絶縁層を突き破るための圧着
条件として、プラスチックフィルムの熱特性や硬さを考
慮する必要がある。すなわち、プラスチックフィルムに
歪みが発生するような圧着条件により導電性粒子で透明
電極上の無機絶縁層を突き破ると、プラスチックフィル
ムの歪みに起因して透明電極にクラックが発生するおそ
れがある。
【0014】本願発明者らはこの点に注目して鋭意研究
した結果、基材としてプラスチックフィルムを使用する
場合、無機絶縁層の膜厚を5nm以上30nm以下の範
囲にすることにより、透明電極にクラックが発生するこ
となしに、導電性粒子が無機絶縁層を突き破って透明電
極の接続電極部と外部配線とが導電性粒子を介して導通
可能となることを見出した。
【0015】また、上記した課題を解決するため、本発
明は、液晶表示装置の製造方法に係り、基材上に、下か
ら順に、前記基材上の液晶表示領域から外側の領域に延
び出した接続電極部を有する透明電極と、前記接続電極
部を有する透明電極上に形成された無機絶縁層とが積層
された構造を形成する工程と、前記接続電極部と外部配
線とを異方性導電層を介して圧着して該異方性導電層に
含まれる導電性粒子で前記無機絶縁層を貫くことによ
り、前記接続電極部と前記外部配線とを電気的に接続さ
せる工程とを有することを特徴とする。
【0016】本発明によれば、透明電極の接続電極部と
外部配線とを、該接続電極部上に形成された無機絶縁層
を除去する工程を特別に追加することなしに、電気的に
接続させることができる。つまり、接続電極部と外部配
線とを異方性導電層を介して所定の条件で圧着すること
で異方性導電層に含まれる導電性粒子で無機絶縁層を貫
くことにより電気的に接続させることができる。
【0017】このようにすることにより、透明電極の接
続電極部にも無機絶縁層が存在する上記した液晶表示装
置を容易に製造することができる。また、透明電極の接
続電極部上の無機絶縁層を除去する工程を必要としない
ので、製造歩留りが向上し、製品コストの上昇を抑える
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照しながら説明する。図1(a)は
本発明の実施形態の液晶表示装置を示す断面図、図1
(b)は図1(a)のA部を拡大した拡大断面図、図1
(c)は図1(a)のA部を側面からみた側面図であ
る。
【0019】図1(a)に示すように、本実施形態の液
晶表示装置は、第1の基材の一例であるプラスチックか
らなる第1のフィルム2(住友ベークラート社製:ポリ
エーテルスルフォンフィルム)及び第2の基材の一例で
あるプラスチックからなる第2のフィルム2a(住友ベ
ークラート社製:ポリエーテルスルフォンフィルム)が
液晶層11を挟み対向して配置されている。
【0020】なお、このプラスチックフィルムとして
は、膜厚が50〜500μmで、光学的平面性を備えた
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリカーボネート、ポリイミド又はポリアリレート
などからなるものを用いることができる。また、図示し
ていないが、第1及び第2のフィルム2、2aの液晶層
11側の面上にはアンカー層が形成され、また、液晶層
11側と反対の面上には、下から順に、アンカー層、S
iOX層からなるガスバリア層及びハードコート層が形
成されている。このように、第1及び第2のフィルム
2、2aとして、通気性や透湿性をある程度低下させる
ため、予め、ガスバリア層などが形成されたものを用い
る。
【0021】第1のフィルム2上には、接着剤層4を介
して、保護層5が第1のフィルム2に貼接されている。
さらに、ITO(Indium tin oxide)膜からなる第1の
透明電極6が保護層5に埋め込まれるようにして、スト
ライプ状に形成されている。第1の透明電極6上には第
1の無機絶縁層の一例である第1のSiO2層8が例え
ば5〜30nmの範囲の膜厚で形成されている。
【0022】一方、第2のフィルム2aの第1のフィル
ム2側には、接着剤層4aを介して、保護層5aが第2
のフィルム2aに貼接されている。さらに、ITO膜か
らなる第2の透明電極6aが第1の透明電極6のストラ
イプパターンに直交するようにして保護層5aに埋め込
まれて形成されている。第2の透明電極6a上には第2
の無機絶縁層の一例である第2のSiO2層8aが例え
ば5〜30nmの範囲の膜厚で形成されている。
【0023】また、第1のSiO2層8及び第2のSi
2層8a上の液晶層11側には、それぞれ、液晶層1
1の液晶材料に配向性をもたせる配向膜16,16aが
形成されている。液晶層11を形成する液晶材料は、第
1及び第2のフィルム2,2aの間の周縁部に設けられ
たシール材14によって封止されている。このシール材
14は第1及び第2のフィルム2,2aの周縁部に形成
された第1のSiO2層8及び第2のSiO2層8a上に
形成されている。なお、後で説明するように、第1及び
第2のフィルム2,2aの間の周縁部に形成されたシー
ル材14のうち、所定の領域にはシール材に導電性粒子
が混入された上下導通材が形成されている。
【0024】第1のフィルム2は、液晶表示領域から外
側の領域に突き出た領域A部を有しており、第1の透明
電極6が液晶表示領域から延び出した第1の接続電極部
12が形成されている。そして、第1の接続電極部12
は外部配線である回路基材の配線10に接続されてい
る。このようにして、第1のフィルム2を基材とした走
査電極基材18と第2のフィルム2aを基材とした信号
電極基材17とが液晶層11を挟み、対向して配置され
て液晶表示装置19を構成している。
【0025】ここで、第1のフィルム2上のA部に形成
された第1の接続電極部12と回路基材の配線10との
接続部の詳細な説明を行う。図1(b)に示すように、
第1の接続電極部12上には第1のSiO2層8が形成
され、異方性導電層7(以下、ACF(An-isotropic C
onductive Film)という)中に含まれる直径が例えば5
〜10μmの導電性粒子7aが第1のSiO 2層8を突
き破って部分的な領域に埋め込まれて形成されている。
この導電性粒子7aの一方の面は第1の接続電極部12
と接触し、導電性粒子7aのもう一方の面はポリイミド
膜10aと銅層パターン10bとからなる回路基材の配
線10の銅層パターン10bと接触している。
【0026】また、ACF7(例えばソニーケミカル社
製:CP7131)は、導電性粒子7aとバインダー層
7bとからなり、このバインダー層7bが第1のSiO
2層8と回路基材の配線10とを貼接している。このよ
うにして、第1の接続電極部12と回路基材の配線10
とが電気的に接続されている。この様子を液晶表示装置
19の外側の側面から見ると、図1(c)に示す如く、
第1の接続電極部12上には第1のSiO2層8が形成
され、この上にACF7を介して回路基板の配線10が
圧着された構造になっている。
【0027】図2(a)は図1(a)のI―Iに沿った
断面とII−IIに沿った断面とを重ねた断面図、図2
(b)は図2(a)のC部を拡大した部分概略断面図で
ある。図2(a)及び(b)に示すように、第2のフィ
ルム2aの液晶層11側の面上の向かって右側の端部に
は第2の透明電極6aの第3の接続電極部12bが形成
され、第1のフィルム2上のA部(図1(a))には第
2の接続電極部12aが形成されている。
【0028】そして、第2のフィルム2a上の第3の接
続電極部12bと第1のフィルム2上の第2の接続電極
部12aとの間には上下導通材14a(例えばシール材
に積水化学社製のミクロパールAU(導電性粒子)が混
入されたもの)が形成されて液晶層11がシールされて
いる。この上下導通材14aは、その中に含まれる導電
性粒子13により、所定の基板間ギャップになったとき
に,その厚さ方向のみに導通する導電異方性を呈するよ
うになっている。
【0029】本実施形態の液晶表示装置においては、図
2(b)に示すように、第2の接続電極部12a上の第
1のSiO2層8と第3の接続電極部12b上の第2の
SiO2層8aとを上下導通材14b内の導電性粒子1
3で突き破った構造になっている。これにより、第2の
フィルム2a上の第3の接続電極部12bと第1のフィ
ルム2のA部に形成された第2の接続電極部12aとが
導電性粒子13を介して電気的に接続されている。
【0030】つまり、第1のフィルム2上のA部には、
第1の透明電極6の接続電極部12ばかりではなく、上
下導通材14aを介して第2の透明電極6の第3の接続
電極部12bに電気的に接続される第2の接続電極部1
2aが形成されていることになる。そして、第2の接続
電極部12aは、第1の接続電極部12と同様にACF
7により回路基材の配線10と電気的に接続されてい
る。このようにすることにより、第1の透明電極6の第
1の接続電極部12と第2の透明電極6aの第2の接続
電極部12aとを第1のフィルム2上のA部にまとめて
配置することができるので、液晶表示装置の実装構造を
簡易にすることができる。
【0031】なお、本実施形態においては、液晶表示装
置のシール材が形成される領域のうち、第3の接続電極
部12bと第2の接続電極部12aとの間の領域に上下
導通材14aが形成され、他の領域には導電粒子13を
含まないシール材14が形成されている形態を例示して
いるが、シール材が形成される領域の全ての領域に上下
導通材14bが形成されている形態としてもよい。この
形態の場合、第2の接続電極部12aと第3の接続電極
部12bとが電気的に接続される以外、その他の透明電
極が上下導通材14bで電気的に接続されないように、
上下導通材が形成される領域には第1及び第2の透明電
極6,6aが存在しない形態とすればよい。
【0032】また、本実施形態では、説明を容易にする
ため第2の接続電極部12aとして1個のみを例示して
いるが、実際には複数の第2の透明電極6aにそれぞれ
接続される複数の第2の接続電極12aが形成されてい
ることはいうまでもない。本実施形態の液晶表示装置に
よれば、第1の接続電極部12を有する第1の透明電極
6上に第1のSiO2層8が形成され、第1の接続電極
部12と回路基材の配線10とは、第1のSiO2層8
を突き破って、この中に部分的に埋め込まれたACF7
の導電性粒子7aを介して電気的に接続されている。ま
た、第2の接続電極部12aと第3の接続電極12bと
が、上下導通材14b中の導電性粒子13で第1及び第
2のSiO2層8,8aを突き破った構造で電気的に接
続されている。
【0033】第1のフィルム2は通気性や透湿性が高い
ため、第1のフィルム2上にはガスバリア層が形成され
ているが、第1の透明電極6及び第2の透明電極6a上
にも空気や水分の侵入をブロックする第1及び第2のS
iO2層8,8aがさらに形成されているので、液晶層
11内に気泡が生じたり、水分により液晶表示装置19
が劣化したりすることをさらに防止することができる。
【0034】また、液晶表示領域の第1の透明電極6上
ばかりではなく、第1の接続電極部12、第2の接続電
極部12a及び第3の接続電極部12b上にも実質的に
第1のSiO2層8又は第2のSiO2層8aが形成され
ていることになる。これにより、高温や高湿の条件下で
第1のフィルム2に歪みが発生しても、第1の透明電極
6ばかりではなく、第1の接続電極部12などの接続電
極部のクラックの発生をも防止することができる。
【0035】また、液晶層11を封止するシール材14
及び上下導通材14aは、これらと密着性のよい第1の
SiO2層8,8a上に形成されているので、走査電極
基材18と信号電極基材17との貼り合わせの強度、す
なわち密着性を向上させることができる。従って、高温
や高湿の条件下又は衝撃を受けた場合においても、液晶
層11の漏れを防止することができるので、液晶表示装
置19の信頼性を向上させることができる。
【0036】なお、本実施形態では、第1及び第2の無
機絶縁層として第1及び第2のSiO2層8,8aを例
示したが、窒化シリコン層やSiOX層などのシリコン
含有絶縁層又は酸化アルミニウム層などの金属酸化層を
用いてもよい。また、第1のフィルム2上の接着剤層4
と保護膜5との間に、着色ポリイミドからなるR(レッ
ド)、G(グリーン)及びB(ブルー)の色画素を含む
カラーフィルター層が形成された構造にしてもよい。
【0037】また、本実施形態では、第1及び第2の基
材としてプラスチックフィルムを用いたが、プラスチッ
クフィルムの代わりにガラス基板を用いてもよい。次
に、本実施形態の液晶表示装置の製造方法を説明する。
図3(a)〜(d)は本発明の実施形態の液晶表示装置
の製造方法を工程順に示す断面図である。なお、図3
(c)の左側の断面図は、図3(c)の右側の平面図の
III−IIIに沿った断面図である。
【0038】本実施形態の液晶表示装置19の製造方法
は、仮の基板であるガラス基板上に転写層を形成し、次
いで、この転写層をプラスチックフィルムに転写するこ
とにより液晶表示装置19の電極基材を形成する方法を
利用する。まず、仮の基板であるシリカコートされた青
板ガラスからなるガラス基板20を用意する。続いて、
剥離層を形成するための塗布溶液として、ピロメット酸
無水物と4,4’−ジアミノジフェニルエーテルとを反
応させ、生成したポリイミド前駆体ワニス(ジメチルア
セトアミド溶液、固形分比10%)にシランカップリン
グ剤KBM−573(信越シリコン(株)製)を0.0
5wt%(固形分比)添加した溶液を作成する。
【0039】その後、図3(a)に示すように、ガラス
基板10上に上記した塗布溶液をスピンコーターによ
り、900rpm、12秒の条件下で塗布し、乾燥させ
て塗膜を形成する。続いて、この塗膜をホットプレート
で、260℃、10分の条件下で加熱、脱水閉環して4
μmの膜厚のポリイミド層からなる剥離層22を形成す
る。
【0040】次いで、剥離層22上に基板温度230℃
の条件のスパッタ法により、第1の無機絶縁層の一例で
ある膜厚が5〜30nmの第1のSiO2層8を成膜す
る。このとき、第1のSiO2層8を高温側の条件下で
真空成膜することにより、保護特性が良好な緻密なもの
を得ることが出来る。なお、CVD(Chemical VaporDe
position)法により第1のSiO2層8を成膜してもよ
い。
【0041】次いで、図3(b)に示すように、第1の
SiO2層8上にスパッタ法により膜厚が例えば150
nmのITO膜6bを形成する。ここで、本実施形態の
液晶表示装置に係る透明電極(ITO膜)の膜特性につ
いて、詳細に説明する。本実施形態の液晶表示装置に係
る透明電極に必要とされる膜特性としては、良好な光透
過率と低い抵抗値を有することとともに、導電性粒子7
aで第1のSiO2層8を突き破るときに受ける力に対
する耐性も重要である。つまり、本実施形態は、転写層
をプラスチックフィルム上に転写することに基づいて液
晶表示装置19を製造する方法を例示するものであっ
て、プラスチックフィルムはガラス基板と比べて柔らか
いため導電性粒子で押圧される力が働くと、軟らかいプ
ラスチックフィルムの上の透明電極が変形して透明電極
にクラックが発生しやすい。
【0042】ところで、プラスチックフィルム上に直接
ITO膜を成膜する場合、プラチックフィルムは耐熱性
が低いので室温付近の低温側で成膜する必要がある。こ
のため、プラスチックフィルム上に直接、成膜されたI
TO膜は、非晶質で、軟らかく、エッチング加工性はよ
いが、シート抵抗が高く、透明性が劣り、導電性粒子で
の接続特性も劣る。このため、外部配線と接続される透
明電極の接続電極部上に無機絶縁層を形成しない形態に
おいても、Ricoh Technical Report 82〜87 No.23,(199
7)に記載されているように、導電性粒子による接続では
いろいろな工夫が必要である。
【0043】しかしながら、本実施形態では、耐熱性の
高いガラス基板上にITO膜を比較的、高温で成膜する
ことができるので、結晶性を有し、シート抵抗が低く、
透明性のよいITO膜を成膜することができる。さらに
は、ITO膜を比較的、 高温で成膜することにより、
膜の硬度が高いものが成膜される。このような膜の硬度
が高いITO膜を透明電極として用いることにより、透
明電極と外部配線とを異方性導電層を介して圧着する
際、透明電極上に無機絶縁層が存在しても無機絶縁層が
所定の膜厚以下であれば、異方性導電層内の導電性粒子
で無機絶縁層を突き破り外部配線と透明電極との電気的
接続を可能にすることができる。本実施形態の液晶表示
装置に係る透明電極は、良好な光透過率と低い抵抗値を
有するとともに、このような膜特性を合わせもつように
して成膜される。
【0044】図7〜図9はITO膜の結晶の大きさをS
EM(Scanning Electron Microscope)により撮影した
ものである。図7に示すように、ITO膜を基板温度が
例えば250℃のイオンプレーティング法により成膜す
ると、結晶粒径が0.01〜0.1μmの結晶性のIT
O膜が成膜される。また、図8に示すように、ITO膜
を基板温度が例えば200℃のイオンプレーティング法
により成膜すると、結晶粒径が0.01〜0.05μm
の結晶性のITO膜が成膜される。また、図9に示すよ
うに、ITO膜を基板温度が例えば200℃のスパッタ
リング法により成膜すると、細長い結晶粒を含む、結晶
粒径が0.01〜0.1μmの結晶性のITO膜が成膜
される。
【0045】このように、上記のような成膜条件下でI
TO膜を成膜することにより 結晶の粒径が0.1μm
以下で、かつ抵抗値が低い、例えばシート抵抗値で10
〜15Ω/口のものを形成することができる。本実施形
態に係るITO膜はその膜厚が例えば100〜200n
mのものであり、その膜の硬さについて超微小硬さ試験
機を用いて測定することができる。この超微小硬さ試験
機は、圧子駆動部に変位計が装備され、圧子の押し込み
深さを測定し、押し込み深さから硬さを求めるもので、
これを連続的に測定することによって、弾性変形量、塑
性変形量、試験力の保持中におけるクリープ変形量など
の情報を得ることができる。詳細については、精密工学
会誌(第62巻 第2号別冊、平成8年2月5日発行)
「くぼみ深さ測定方式の超微小硬度計による表面の評
価」(224〜229項)を参照されたい。
【0046】本願発明者らはこの超微小硬さ試験機を用
いてITO膜の物性を測定した。すなわち、まず、剛性
の強いガラス基板上に上記したいずれかの成膜方法で膜
厚が150nmのITO膜を成膜した。このITO膜の
所定の部分に超微小硬さ試験機の圧子により荷重をかけ
てITO膜の膜厚の10%(15nm程度)分押し込
み、この押し込み深さに基づいて弾性変形量と塑性変形
量とを求めた。
【0047】上記した成膜条件で成膜されたITO膜に
おいては、塑性変形量はほとんどなく、弾性変形量がほ
とんどを占めていることが分かった。すなわち、ITO
膜の膜厚の10%(15nm程度)分を圧子により押し
込んでくぼみを形成し、その後、荷重を解除するとくぼ
みがほとんどなくなることを意味しており、上記した成
膜方法で成膜されたITO膜は硬度が高いことが確認さ
れた。
【0048】このようにして、本願発明者らは、本実施
形態に係るITO膜の物性を鋭意研究した結果、本発明
の実施形態の液晶表示装置の透明電極に適用するITO
膜としては、超微小硬さ試験機でITO膜の膜厚の10
%相当分を押し込んだとき、弾性変形量が塑性変形量よ
りも大きいものが好ましく、また、そのヤング率が2×
104 kgf/mm2より大きいもの好ましいことが分
かった。
【0049】次に、本実施形態の液晶表示装置の製造方
法の説明に戻る。上記した方法により、ITO膜6bを
成膜した後、図3(c)に示すように、ITO膜6bが
ストライプパターンになるように、フォトリソグラフィ
ーによりレジスト膜(図示せず)をパターニングし、こ
のレジスト膜をマスクにしてITO膜6bをエッチング
することにより第1の透明電極6を形成する。このと
き、図3(c)の右側の平面図に示すように、ガラス基
板20の周縁部に第1の透明電極が延び出した第1の接
続電極部12が形成されるようにする。また、同時に、
第1の接続電極部12と短絡しないようにして第2の接
続電極部12a(図2参照)を形成する。
【0050】次いで、第1の透明電極6上にコーティン
グ剤(JSR社製:オプトマーSS−6917)をコー
ティングして膜厚が3μmの保護層5を形成する。この
保護層5のヤング率が、上記した超微小硬さ試験機で測
定して1100kgf/mm 2程度になるように形成す
る。次いで、この保護層5上に紫外線硬化樹脂(旭電化
社製:KR−400)に粒径が4μmのスペーサ粒子
(日本触媒社製:エポスターGP−H)を少量混入分散
させたものをスプレーにより約6μmの膜厚になるよう
に調整して接着剤層4を形成する。このようにして、ガ
ラス基板20上に転写層24が形成される。
【0051】次に、ガラス基板20上に形成された転写
層24をプラスチックフィルムに転写する方法を説明す
る。まず、第1の基材の一例であって、転写層24が転
写されるプラスチック材料からなる膜厚が150μmの
第1のフィルム2(住友ベークライト社製:ポリエーテ
ルスルホンフィルム)を準備し、これを超音波で水洗
し、乾燥させた後、さらに2日間、クリーンルーム内で
乾燥させる。
【0052】その後、図3(d)に示すように、転写層
24が形成されたガラス基板20上の接着剤層4上に上
記の第1のフィルム2を配置する。次いで、第1のフィ
ルム2側から高圧水銀灯により波長365nmで300
0mJ/cm2のUV照射を行うことにより、光硬化型
樹脂である接着剤層4を硬化させて第1のフィルム2を
転写層24を有するガラス基板20に貼り合わせる。こ
のとき、接着剤層4の膜厚は6μm程度であったものが
4.5〜5.5μmになる。
【0053】次いで、図4(a)に示すように、ガラス
基板20に貼り合わせた第1のフィルム2の一端を直径
が例えば200mmのロール24に固定し、このロール
24を回転させて第1のフィルム2を引き剥がすと、ガ
ラス基板20と剥離層22との界面から剥がれる。この
とき、ガラス基板20と剥離層22との剥離界面に水を
かけながら行うことが好ましい。剥離界面に水をかける
ことにより、ガラス基板20と剥離層22とをその界面
で剥離しやすくなり、安定して転写を行うことができる
ようになる。このようにして、剥離層22、第1のSi
2層8、第1の透明電極6、保護層5及び接着剤層4
からなる転写層24がフィルム2側に転写される。
【0054】次に、図4(b)に示すように、転写層2
4が転写された第1のフィルム2をヒドラジン対エチレ
ンジアミンの比率が1:1の混合液に浸漬させることに
より、第1のフィルム2上の剥離層22のみを除去す
る。なお、この剥離層22を他のアルカリ水溶液や酸素
プラズマを用いて除去してもよい。このとき、剥離層2
2の下には第1のSiO2層8が存在し、この第1のS
iO2層8が剥離層22のエッチング液が第1のSiO2
層8の下の層へしみ込むことを防止するブロッキング膜
としても機能する。すなわち、剥離層22のエッチング
液が透明電極6、保護層5、接着剤層4及び第1のフィ
ルム2の各層の界面にしみ込むことにより、各層の界面
で部分的にはがれが発生するなどの密着性に悪影響を与
えることを防止することができる。また、この第1のS
iO2層8は、酸素プラズマを用いて剥離層22を除去
する場合においても、透明電極6及び保護層4を保護す
る機能を有する。
【0055】次いで、第1の接続電極部12が形成され
た領域A部を除く領域で、かつ後工程で液晶を封止する
シール材が形成されない領域に配向膜16を形成する。
以上により、本実施形態の液晶表示装置の走査電極基材
18が完成する。次に、走査電極基材18の対向基材で
ある信号電極基材17を上記と同様な方法で製造する。
なお、信号電極基材17上には第2の透明電極が表示部
から外側の領域に延び出した第3の接続電極部12b
(図2参照)が形成されている。
【0056】このようにして、走査電極基材18と信号
電極基材17とを第1の透明電極6と第2の透明電極6
aがお互いに直交するように、配向膜16,16aが形
成された面を相互に対向させて配置させる。そして、ど
ちらかの基材の周縁部にシール材14を塗布して、走査
電極基材18と信号電極基材17とを接合する。ここ
で、信号電極基材17上の第2の透明電極の第3の接続
電極部12bと走査電極基材18上の第2の接続部12
aとが図2での説明のように上下導通材14bを介して
電気的に接続されるようにする。信号電極基材17上の
第3の接続電極部12bと走査電極基材18上の第2の
接続部12aとを電気的に接続する領域に上下導通材1
4bが形成され、それ以外の領域には導電性粒子13を
含有しないシール材14が形成されるように精密ディス
ペンサや印刷などによりシール材を塗り分けて形成すれ
ばよい。なお、前述した実施形態の液晶表示装置での説
明のように、シール材を形成すべく領域の全ての領域に
上下導通材14aを形成してもよい。
【0057】このとき、シール材14及び上下導通材1
4bは、これらと密着性のよい第1のSiO2層8上に
形成されるので、走査電極基材18と信号電極基材17
との貼り合わせ強度、すなわち密着性を向上させること
ができる。その後、これらの基材間に液晶材料を注入し
て液晶層11を形成し、液晶封入口を樹脂で封止する。
【0058】以上により、第1及び第2の接続電極部1
2,12aを有する走査電極基材18と信号電極基材1
7との間に液晶層11が封止された、回路基材の配線と
接続される前の液晶表示装置が完成する。次に、この第
1及び第2の接続電極部12,12aと外部配線とを電
気的に接続する方法を説明する。外部配線の一例である
回路基材の配線10は、25μmの膜厚のポリイミド層
10a上に8μmの銅層パターン10bが形成されたも
のであって、いわゆるフレキシブル配線材である。
【0059】まず、走査電極基材18の第1のSiO2
層8でカバーされた第1の接続電極部12を有する領域
A部と回路基材の配線10の銅層パターン10bの面と
をACF7(ソニ−ケミカル社製:CP7131)を介
して圧着して貼り合わせる。圧着装置はACF接続装置
(大崎エンジニアリング社製)を用い、圧力:20gf
/cm2、圧着温度:160℃(基材上で125℃)、
圧着時間:20秒の条件下で行う。
【0060】この第1の接続電極部12上には第1のS
iO2層8がその膜厚が例えば5〜30nmで形成され
ており、前述の図1(b)での説明のように、ACF7
中に含まれている導電性粒子7aが、圧着により膜厚が
5〜30nmの第1のSiO 2層8を突き破って第1の
SiO2層8に埋め込まれる。このようにして、導電性
粒子7aの一方の球面は第1の接続電極部12と接触
し、もう一方の球面は銅層パターン10bに接触するこ
とで第1の接続電極部12と銅層パターン10bとが電
気的に接続される。
【0061】なお、信号電極基材17上の第2の透明電
極6aの第3の接続電極部12bと上下導通材14bで
接続された第2の接続電極部12aも同様な方法で回路
基材の配線10と接続される。以上により、本実施形態
の液晶表示装置19が完成する。本実施形態の液晶表示
装置19の製造方法によれば、第1の透明電極6上に第
1のSiO2層8を形成し、第1の透明電極6の第1の
接続電極12上の第1のSiO2層8を除去する工程を
必要とせずに、第1の接続電極部12と回路基材の配線
10とを電気的に接続させることができる。このように
することにより、製造歩留りを向上させることができ、
製品コストの上昇を抑えることができる。
【0062】(本願発明者の調査) (1)透明電極のクラック発生の確認 本実施形態の製造方法で、第1の透明電極6上に形成さ
れる第1のSiO2層8の膜厚を0nm、5nm、10
nm及び30nmに変化させて4つの走査電極基材18
を製造した。そして、それぞれの電極基材に対して16
0℃での熱処理試験と、温度が60℃、湿度が90%の
高温高湿試験とを行った後、第1の透明電極6のクラッ
クの発生の有無を目視にて調査した。なお、膜厚が5n
mより薄いITO膜(第1の透明電極)は欠陥が発生し
やすく、本実施形態の液晶表示装置に適用することは困
難であった。
【0063】第1の透明電極6上に形成された第1のS
iO2層8の膜厚が5nm、10nm及び30nmの3
つのサンプルにおいては、熱処理試験及び高温高湿試験
を行っても第1の透明電極6にクラックが発生しなかっ
た。しかし、第1のSiO2層8を成膜しなかったサン
プルでは、120℃の熱処理試験では問題はなかった
が、160℃の熱処理試験で第1の透明電極6にシワが
発生し、また、温度が60℃、湿度が90%の高温高湿
試験では第1の透明電極6にクラックが発生しているこ
とが確認された。
【0064】このように、本願発明者は、第1の透明電
極6上に膜厚が例えば5〜30nmの第1のSiO2
8を形成することにより、第1の透明電極6のクラック
の発生を防止できることを確認した。 (2)第1の接続電極部と外部配線とのACFによる接
続試験 本実施形態の製造方法により、第1の透明電極6上に形
成される第1のSiO 2層8の膜厚を0nm、5nm、
10nm、30nm及び40nmに変化させて5つの電
極基材を作成した。そして、電極基材上の透明電極の第
1の接続電極部と回路基材の配線との電気的な接続試験
を行った。
【0065】図5は第1の透明電極6と回路基材の配線
10dとの電気的な接続試験の方法を示す概略平面図で
ある。図5に示すように、本接続試験のパターンは、第
1の透明電極6がストライプ状に形成されている領域上
に、膜厚が25μmのポリイミド膜10a上に膜厚が8
μmの銅層パターン10bがコートされたフレキシブル
配線材の三つの接続電極30,32,34が、ACFを
介して貼接された構造となっている。そして、接続電極
30には配線10dを介して2つの測定電極36,38
が接続され、接続電極32,34には配線10dを介し
て、それぞれ測定電極40,42が接続されている。接
続電極30と接続電極32、及び接続電極32と接続電
極34との間の寸法はそれぞれ4mmである。この接続
試験のパターンは、図1(a)〜(c)の第1の接続電
極部12と回路基材の配線10との電気的な接続試験を
するための擬似パターンである。
【0066】ここで、図5のB部の詳細な説明を行う。
図6(a)は図5のB部を拡大した拡大平面図である。
図6(a)に示すように、第1の透明電極6は、ライ
ン:スペースが65μm:15μmのストライプパター
ンになっており、この第1の透明電極6上に銅層パター
ンからなる接続電極34が、ACF7を介して接続面積
が4mm□になるように貼接されている。なお、図示し
ていないが、接続電極34上には回路基材をなすポリイ
ミド層が広い範囲でカバーされている。
【0067】図6(b)は、図6(a)のIV−IVに
沿った断面図である。図6(b)に示すように、第1の
フィルム2上に、下から順に、接着剤層4、保護層5、
第1の透明電極6及び第1のSiO2層8が形成され、
第1の透明電極6が第1のSiO2層8に埋め込まれた
ACF7の導電性粒子7aを介して、ポリイミド膜10
a上に形成された銅層パターン10bに接続されてい
る。また、ACF7のバインダー層7bにより第1のフ
ィルム2と回路基材の配線10とが貼接されている。
【0068】図6(c)は第1の透明電極6と銅層パタ
ーン10bとが貼接されている様子を図6(a)のVの
方向からみた側面図である。図1(c)での説明と同様
に、第1の透明電極6上には第1のSiO2層8が形成
され、この上にACF7が圧着されて第1の透明電極6
と銅層パターン10bとが接続された構造になってい
る。
【0069】第1の透明電極6と銅層パターン10bと
をACF7を介して接続するための圧着は、大崎エンジ
ニアリング社製のACF接続装置を使用し、圧力:20
gf/cm2、圧着温度:160℃(基材上の温度:1
25℃)、圧着時間:20秒、圧着面積:4mm□(1
6mm2)の条件下で行った。このようにして、第1の
接続電極12と回路基材の配線10との接続試験を行う
ため、第1のSiO2層8の膜厚を変化させた5つのサ
ンプルを作成した。
【0070】接続試験方法としては、図5の測定電極3
6と測定電極42との間に1μAの電流を流し、測定電
極38と測定電極40との間の電圧を測定して抵抗値を
算出した。この結果を表1に示す。
【0071】
【表1】
【0072】この抵抗値は第1の透明電極6自体の抵抗
値と第1の透明電極6と銅層パターン10bとのコンタ
クトに係わる抵抗値とが加算された抵抗値である。第1
のSiO2層8を形成しなかったサンプルの抵抗値は、
15〜18Ωであって、第1のSiO2層8を5nm形
成したサンプルにおいても抵抗値に変化がなかった。第
1のSiO2層8の膜厚を10nmで形成したサンプル
の抵抗値は18〜21Ωであって、第1のSiO2層8
を形成しなかったサンプルに比べて若干の抵抗値の上昇
が確認された。
【0073】第1のSiO2層8の膜厚を20nmで形
成したサンプルの抵抗値は22〜27Ωであって、第1
のSiO2層8を形成しなかったサンプルに比べて平均
値で50%程度の抵抗上昇が確認された。第1のSiO
2層8の膜厚を30nmで形成したサンプルの抵抗値は
25〜30Ωであって、第1のSiO2層8を形成しな
かったサンプルに比べて平均値で67%程度の抵抗上昇
が確認された。
【0074】このように、第1のSiO2層8の膜厚を
5nm、10nm、20nm及び30nmで形成したサ
ンプルにおいては、第1のSiO2層8を形成しなかっ
たサンプルと比較して抵抗値の上昇が起こったが、液晶
を駆動させる際には全く問題にならず、許容範囲内であ
ることを確認した。また、膜厚をさらに厚くして第1の
SiO2層8の膜厚を40nmで形成したサンプルの抵
抗値は200Ω以上でばらつくか、もしくは接続不可で
あって、圧着における温度や圧力を変えて試験したが、
ITO膜にクラックが発生することなく、低抵抗で接続
することは困難であった。
【0075】なお、上記した5つのサンプルに対して、
上記圧着条件のうち、圧力を15kgf/cm2に、圧
着面積を1mm2に変えて同様の接続試験を行ったとこ
ろ、圧着面積の変化に基づく抵抗値の変化があったが、
それ以外は同様の結果が得られた。ただし、第1のSi
2層8の膜厚を5nm、10nm、20nm及び30
nmで形成したサンプルの間での抵抗値のばらつきが小
さくなった。
【0076】以上のように、本願発明者は第1の接続電
極部12上に第1のSiO2層8をその膜厚が5〜30
nmの範囲で形成することにより、ACF7中の導電性
粒子7aで第1のSiO2層8を貫いて第1の接続電極
部12と回路基材の配線10とを安定して電気的に接続
させることことが可能であることを確認した。 (3)第3の接続電極部と第2の接続電極部との上下導
通材による接続試験 前述した図2での説明にように、信号電極基材17の第
2の透明電極6aの第3の接続電極部12bと走査電極
基材の第2の接続電極部12aとは、上下導通材14a
で電気的に接続されている。本願発明者らは、この第3
の接続電極部12bと第2の接続電極部12aとの電気
的な接続試験を行った。
【0077】まず、前述した製造方法と同様な方法によ
り、第1のフィルム2上に第1の透明電極6と接続され
ていない第2の接続電極12aを形成し、この上に第1
のSiO2層8をその膜厚が0nm、5nm、10n
m、20nm、30nm及び40nmになるように振り
分けて5つの走査電極基材を作成した。また、同様にし
て、第2のフィルム2a上に第3の接続電極部12bを
有する第2の透明電極6aを形成し、この上に第2のS
iO2層8aをその膜厚が0nm、5nm、10nm、
20nm、30nm及び40nmになるように振り分け
て5つの信号電極基材を作成した。
【0078】次に、上記した走査電極基材と信号電極基
材とを上下導通材14bを介して圧着する方法について
説明する。上下導通材14bの一例としては、以下の材
料が混合されたものを使用した。 (a)シール材主剤・・・ESR−2400(住友ベー
クライト社製) 1g (b)シール材硬化剤・・・ESR−2840(住友ベ
ークライト社製) 1g (c)導電性粒子(7.5μm)・・・AUH−607
(積水ファインケミカル社製) 0.04g (d)スペーサ(6.0μm)・・・真絲玉(触媒化成
社製) 0.09g 圧着方法の一例として以下のような方法を用いた。ま
ず、走査電極基材及び信号電極基材のいずれかの基材上
の所定領域に上下導通材を印刷して形成した後、90℃
で30〜40分間、プレベークを行った。次いで、上下
導通材14bを介して走査電極基材と信号電極基材と対
向して配置した後、信号電極基材と透明電極側とをその
外側からプレス機で挟むなどして1.5kgf/cm2
の圧力で加圧した。次いで、加圧した状態で、室温の雰
囲気で24時間放置し、続いて、同じく加圧した状態で
40℃で24時間処理した。次いで、加圧を解除した
後、130℃で2時間処理した。
【0079】このようにして、図2(b)に示すような
構造を含む、第1及び第2のSiO 2層8,8aの膜厚
を変化させた5つのサンプルを作成した。そして、この
5つのサンプルの第3の接続電極部12bと第2の接続
電極部12aとの電気的な接続状況を調査した。第1及
び第2のSiO2層8,8aを形成しなかったサンプル
においては、電気的な接続は問題なかった。また、第1
及び第2のSiO2層8、8aをその膜厚が5nm、1
0nm、20nm及び30nmで形成した4つのサンプ
ルにおいても電気的な接続は問題なかった。しかし、第
1及び第2のSiO2層8、8aをその膜厚が40nm
で形成したサンプルにおいては、電気的に接続されてい
ないことが確認された。
【0080】以上のように、第1及び第2のSiO2
8、8aをそれぞれ5〜30nmの範囲の膜厚で形成す
ることにより、第2のフィルム2a上の第2の透明電極
6aの第3の接続電極部12bと第1のフィルム2上の
第2の接続電極部12aとを、第1及び第2のSiO2
層8、8aを特別な工程を追加して除去することなし
に、上下導通材14aを介して電気的に接続することが
可能であることを確認することができた。
【0081】以上、実施形態により、この発明の詳細を
説明したが、この発明の範囲は上記実施形態に具体的に
示した例に限られるものではなく、この発明を逸脱しな
い要旨の範囲における上記実施形態の変更はこの発明の
範囲に含まれる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1の接続電極部を有する透明電極上の全体にわたって
無機絶縁層が形成され、第1の接続電極部と外部配線と
は、該無機絶縁層を突き破って埋め込まれた導電性粒子
を介して接続されている。これにより、基材としてプラ
スチックフィルムを用いた場合、透明電極の接続電極部
上にも実質的に無機絶縁層が存在するので、高温や高湿
の条件下でプラスチックフィルムに歪みが発生しても、
表示領域の透明電極ばかりではなく、表示領域以外の透
明電極の接続電極部のクラックの発生をも防止すること
ができる。
【0083】また、特別に無機絶縁層を除去する工程を
必要としないので、製造歩留りを向上させることがで
き、製品コストの上昇を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の実施形態の液晶表示装置
を示す断面図、図1(b)は図1(a)のA部を拡大し
た拡大図、図1(c)は図1(a)のA部を側面からみ
た側面図である。
【図2】図2(a)は図1(a)のI―Iに沿った断面
とII−IIに沿った断面とを重ねた断面図、図2
(b)は図2(a)のC部を拡大した拡大部分断面図で
ある。
【図3】図3(a)〜(d)は本発明の実施形態の液晶
表示装置の製造方法を工程順に示す断面図(その1)、
図3(c)の断面図は右側の平面図のIII−IIIに
沿った断面図である。
【図4】図4(a)及び(b)は本発明の実施形態の液
晶表示装置の製造方法を工程順に示す断面図(その2)
である。
【図5】図5は透明電極の接続電極部と外部配線との接
続試験方法を示す概略平面図である。
【図6】図6(a)は図5のB部の拡大平面図、図6
(b)は図6(a)のIV−IVに沿った断面図、図6
(c)は図6(a)をVの方向からみた側面図である。
【図7】図7はITO膜の結晶の大きさをSEMで撮影
したものである(その1)。
【図8】図8はITO膜の結晶の大きさをSEMで撮影
したものである(その2)。
【図9】図9はITO膜の結晶の大きさをSEMで撮影
したものである(その3)。
【符号の説明】 2・・・第1のフィルム(第1の基材) 2a・・・第2のフィルム(第2の基材) 4,4a・・・接着剤層 5,5a・・・保護層 6・・・第1の透明電極 6a,6b・・・第2の透明電極 7・・・異方性導電層 7a,13・・・導電性粒子 7b・・・バインダー層 8・・・第1のSiO2層(第1の無機絶縁層) 8a・・・第2のSiO2層(第2の無機絶縁層) 10,10d・・・回路基材の配線 10a・・・ポリイミド層 10b・・・銅層パターン 11・・・液晶層 12・・・第1の接続電極部 12a・・・第2の接続電極部 12b・・・第3の接続電極部 14・・・シール材 14a・・・上下導通材 16,16a・・・配向膜 17・・・信号電極基材 18・・・走査電極基材 19・・・液晶表示装置 20・・・ガラス基板 22・・・剥離層 24・・・ロール 30,32,34・・・接続電極 36,38,40,42・・・測定電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 別宮 一郎 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共同 印刷株式会社内 Fターム(参考) 2H090 HA02 HB02 HC19 HD05 HD08 JA05 JA07 JB03 JC00 JD11 JD12 LA01 2H092 GA05 GA35 GA43 GA48 HA23 HA25 MA32 NA11 NA27 PA01 5C094 AA42 AA43 BA43 DA15 EA02 EA05 FB03 FB12 JA08

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示領域から外側の領域に延び出し
    た、外部配線と接続された第1の接続電極部を有する第
    1の透明電極を備えた第1の基材と、第2の透明電極を
    備えた第2の基材と、前記第1の基材と前記第2の基材
    との間に封入された液晶層とを有する液晶表示装置にお
    いて、 前記第1の接続電極部を有する第1の透明電極の上に第
    1の無機絶縁層が形成され、前記第1の接続電極部と前
    記外部配線とが、前記第1の無機絶縁層を突き破って埋
    め込まれた導電性粒子を介して電気的に接続されている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の基材の液晶表示領域から外側
    の領域には、前記第2の基材上の前記第2の透明電極に
    接続された第2の接続電極部がさらに形成され、前記第
    2の接続電極部と前記外部配線とが、前記第1の無機絶
    縁層を突き破って埋め込まれた前記導電性粒子を介し
    て、電気的に接続されていることを特徴とする請求項1
    に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の透明電極上に第2の無機絶縁
    層が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記導電性粒子は、異方性導電層内に含
    まれた導電性粒子が前記第1の無機絶縁層上から圧着さ
    れて形成されたものであることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の基材上の液晶表示領域から外
    側の領域には前記第2の透明電極が延び出した第3の接
    続電極が形成されており、前記第3の接続電極部と前記
    第1の基材上の前記第2の接続電極とが、前記第1及び
    第2の無機絶縁層を突き破って埋め込まれた導電性粒子
    を含む上下導通材を介して電気的に接続されていること
    を特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記無機絶縁層の膜厚は、5nm以上3
    0nm以下であることを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれか一項に記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記透明電極が結晶化されたITO(In
    dium Tin Oxide)膜からなり、該ITO膜の結晶(グレ
    イン)の大きさが0.1μm程度以下であることを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の液晶表示
    装置。
  8. 【請求項8】 前記透明電極は、超微小硬さ試験機を用
    いて、該透明電極の所定部分の所定膜厚分を表面から押
    圧して形成される押し込み深さに基づいて求められる弾
    性変形量及び塑性変形量において、前記弾性変形量が前
    記塑性変形量より大きいことを特徴とする請求項1乃至
    7のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記無機絶縁層は、シリコン含有絶縁層
    又は金属酸化層からなることを特徴とする請求項1乃至
    8のいずれか一項に記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 前記基材は、プラスチックフィルム又
    はガラス基板であることを特徴とする請求項1乃至9の
    いずれか一項に記載の液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 前記透明電極及び前記無機絶縁層は、
    基板から前記基材の上に転写されて形成されたものであ
    って、前記基材と前記透明電極とは接着剤層を介して貼
    接されていることを特徴とする請求項1乃至10のいず
    れか一項に記載の液晶表示装置。
  12. 【請求項12】 前記第1及び第2の基材上の周縁部の
    前記第1及び第2の無機絶縁層上に、前記液晶層を封止
    するシール材が形成されていることを特徴とする請求項
    3又は5に記載の液晶表示装置。
  13. 【請求項13】 基材と、 前記基材上に形成され、前記基材の液晶表示領域から外
    側の領域に延び出した、外部配線に接続された接続電極
    部を有する透明電極と、 前記透明電極上に形成された無機絶縁層とを有する液晶
    表示装置の電極基材であって、 前記接続電極部と外部配線とが、前記透明電極の前記接
    続電極部上の前記無機絶縁層を突き破って埋め込まれた
    導電性粒子を介して電気的に接続されていることを特徴
    とする液晶表示装置の電極基材。
  14. 【請求項14】 前記導電性粒子は、異方性導電層内に
    含まれた導電性粒子が前記無機絶縁層上から圧着されて
    形成されたものであることを特徴とする請求項13に記
    載の液晶表示装置の電極基材。
  15. 【請求項15】 フィルム上に、下から順に、前記基材
    上の液晶表示領域から外側の領域に延び出した接続電極
    部を有する透明電極と、前記接続電極部を有する透明電
    極上に形成された無機絶縁層とが積層された構造を転写
    により形成する工程と、 前記接続電極部と外部配線とを異方性導電層を介して圧
    着して、該異方性導電層に含まれる導電性粒子で前記無
    機絶縁層を貫くことにより、前記接続電極部と前記外部
    配線とを電気的に接続させる工程とを有することを特徴
    とする液晶表示装置の製造方法。
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