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JP2002114293A - キャップ装着装置及びキャップ装着方法 - Google Patents

キャップ装着装置及びキャップ装着方法

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Publication number
JP2002114293A
JP2002114293A JP2000312296A JP2000312296A JP2002114293A JP 2002114293 A JP2002114293 A JP 2002114293A JP 2000312296 A JP2000312296 A JP 2000312296A JP 2000312296 A JP2000312296 A JP 2000312296A JP 2002114293 A JP2002114293 A JP 2002114293A
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JP
Japan
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cap
ultraviolet
bottle
lamp
transfer
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000312296A
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English (en)
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JP2002114293A5 (ja
Inventor
Hiroshi Kono
博 河野
Ken Shimizu
謙 清水
Masashi Shoji
正史 小路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOSHIN KAGAKU SANGYOSHO KK
Shibazaki Seisakusho Ltd
Hoshin Kagaku Sangyosho Co Ltd
Original Assignee
HOSHIN KAGAKU SANGYOSHO KK
Shibazaki Seisakusho Ltd
Hoshin Kagaku Sangyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOSHIN KAGAKU SANGYOSHO KK, Shibazaki Seisakusho Ltd, Hoshin Kagaku Sangyosho Co Ltd filed Critical HOSHIN KAGAKU SANGYOSHO KK
Priority to JP2000312296A priority Critical patent/JP2002114293A/ja
Publication of JP2002114293A publication Critical patent/JP2002114293A/ja
Publication of JP2002114293A5 publication Critical patent/JP2002114293A5/ja
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Sealing Of Jars (AREA)
  • Reciprocating Conveyors (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップ装着締付機の前段に設置されたキャ
ップ移送機の嵌合凸部及びその周辺部並びにキャッピン
グヘッドのチャック等を紫外線殺菌手段を用いて紫外線
殺菌し、嵌合凸部やチャック等を介してキャップに細菌
等が付着することがないようにする。 【解決手段】 内容物が充填されたボトル6が供給され
ると共にこのボトル6の口部6aにキャップ1を装着す
るキャッピングヘッド40を有するキャップ装着締付機
12と、キャップ1の穴に嵌合される嵌合凸部20を有
しこの嵌合凸部20にキャップ1を保持した状態でキャ
ッピングヘッド40により把持されるキャッチング位置
32bまで移送するキャップ移送機14と、このキャッ
プ移送機14の少なくとも嵌合凸部20に紫外線を照射
して殺菌する紫外線殺菌装置70と、を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料や食料、医薬
品等の内容物が充填されたボトル(樹脂製、ガラス製、
陶器製、金属製のいかんを問わない。)の口部にキャッ
プ(樹脂製、金属製のいかんを問わない。)を装着する
キャップ装着装置及びキャップ装着方法に関し、特に、
キャップを保持する直前からボトルの口部に装着するま
での間におけるキャップと接触する部分及びこれらの周
辺部を衛生的に維持するためのキャップ装着装置及びキ
ャップ装着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、天然水、コーヒー飲
料、果実飲料、牛乳、健康ドリンク、薬剤(水剤、錠
剤、粉末剤その他)、加工食品等の容器としては、樹脂
製ボトル、ガラス製瓶、金属製缶等が広く使用されてい
る。このような容器のうち、例えば、樹脂製ボトルの一
例を示すPETボトルは、ポリエチレンテレフタレート
を主原料として形成されたボトルと同種又は異種の樹脂
製キャップとの組み合わせによって構成されている。こ
のPETボトルの使用に際しても、ガラス瓶等の他の容
器と同様に、ボトル及びキャップはそれぞれ個別に殺菌
処理されて使用されている。
【0003】従来のPETボトルは、例えば、次のよう
にして飲料等の内容物の容器として使用されている。こ
の場合、樹脂製ボトル及び樹脂製キャップは、別個独立
に製造されて飲料等の製造工場に搬入され、その製造ラ
インに多数個が一度に供給される。まず、樹脂製ボトル
は、例えば、紫外線や薬品、殺菌水或いは熱水等によっ
て殺菌処理された後、純水等によって十分に洗浄されて
から、回転充填機(フィラー)に供給されて内容物が充
填される。この内容物が充填されたボトルは、ボトル供
給機を介して、次のキャップ装着工程であるキャップ装
着締付機(キャップシーマー)に移送される。
【0004】一方、樹脂製キャップは、同じく紫外線や
薬品、殺菌水或いは熱水による直接加熱又は間接加熱等
によって殺菌処理され、必要により純水等によって洗浄
される。このように殺菌処理されたキャップは、キャッ
プシュートによってキャップ装着締付機に移送される。
このキャップ装着締付機に送られたキャップは、ボトル
の口部に被せられ、キャッピングヘッドにより巻き締め
られて装着固定される。
【0005】この場合、キャップがメカニカルバンド部
の無い従来の樹脂製キャップやアルミニウム製キャップ
であるときには、そのキャップの開口部をボトルの口部
に引っ掛けて嵌合させることができため、キャップを口
部に取り付ける作業は容易である。この口部にキャップ
を取り付けたキャップ嵌合状態において、キャッピング
ヘッドでキャップを回して締め込むことにより、そのキ
ャップをボトルの口部に簡単に装着することができる。
【0006】ところが、ある時期(毒物混入事件)以来
キャップが開封されたか否かを視覚的に明確にする(タ
ンパーエビデンス性)必要が生じたことから、新型の樹
脂製キャップ(以下「新型キャップ」という。)にはメ
カニカルバンド部が設けられるようになった。そのた
め、メカニカルバンド部の無い旧型の樹脂製キャップや
アルミニウム製キャップ(以下「旧型キャップ」とい
う。)を対象としたキャッチングシステムによっては、
新型キャップの装着作業を行うことができなくなった。
この新型キャップのメカニカルバンド部について、図2
0を参照して説明する。
【0007】図20は、新型キャップの一部を断面して
示すものである。この新型キャップ1は、上面が閉鎖さ
れた筒状のキャップ本体2と、このキャップ本体2の開
口側に連続して一体に形成されたリング状のメカニカル
バンド部3とによって構成されている。キャップ本体2
とメカニカルバンド部3との境界にはミシン目のような
切込み4が設けられており、この切込み4から新型キャ
ップ1が容易に破断できるようにされている。
【0008】また、キャップ本体2の上面部の内面に
は、ボトルの口部の端面に当接してトッププレッシャー
を与えるシール部材5が密着されて一体に設けられてい
る。このキャップ本体2の内周面には、断面形状が山形
をなす凸部を螺旋状に間欠的に連続させることによって
ネジ部2aが形成されている。一方、メカニカルバンド
部3の内周面には、半径方向内側に突出するタブ状の多
数の突起3aが設けられている。これらの突起3aをボ
トルの口部に設けた鍔部に係合させることにより、口部
がキャップ本体2によって密封され、新型キャップ1が
ボトルの口部に一体的に取り付けられる。
【0009】この場合、キャップ本体2とメカニカルバ
ンド部3とが切込み4の連結部によって連結されている
ときには、キャップが開封されていないことを視覚によ
って明確に認識することができる。これに対して、キャ
ップ本体2を握って回すことにより新型キャップ1が切
込み4から破断され、キャップ本体2とメカニカルバン
ド部3とに分離される。これにより、メカニカルバンド
部3がボトルの口部に残る一方、キャップ本体2が口部
から外れてボトルの開口部が露出される。
【0010】このような構成を有する新型キャップ1に
おいては、メカニカルバンド部3に設けた突起3aが全
周に渡って半径方向内側へ突出されており、この全突起
3aの内径がボトル口部の外径よりも小さいことから、
キャップ装着時において、新型キャップ1をボトルの口
部に引っ掛けて嵌合することができなかった。そのた
め、新型キャップ1においては、上述したような従来の
キャップインヘッド方式を用いてボトルの口部にキャッ
プを装着することが困難であった。
【0011】そこで、新型キャップ1に対応した新しい
キャップインヘッド方式が考え出された。この新規なキ
ャップインヘッド方式は、大量処理用の装置において
は、複数台のキャッピングヘッドによってキャップを逐
次的に1個ずつ掴み、そのキャッピングヘッドをボトル
の上方に移動させ、その移動軌跡上の所定位置において
ボトルの口部にキャップを1個ずつ装着するように構成
されている。また、少量処理用の装置においては、1台
のキャッピングヘッドによってキャップを1個掴み、そ
のキャッピングヘッドの真下にボトルが移送され、その
ボトルの口部にキャップを装着して1個ずつキャッピン
グを行うように構成されている。
【0012】例えば、キャッピングヘッドが複数台取り
付けられた大量処理用装置の場合、キャップはキャッピ
ングヘッドの回転移動に同期するように移送され、その
キャップ移送ラインの終端部において、複数台のキャッ
ピングヘッドにより逐次的に1個ずつキャップが把持さ
れる。このキャップを掴んだキャッピングヘッドの回転
移動に同期するようにボトルが移送され、このボトルの
上方にキャッピングヘッドが移動し、キャップがボトル
の口部に位置合わせされる。また、キャッピングヘッド
が1台取り付けられた少量処理用装置の場合、キャッピ
ングヘッドは回転移動することなく上下移動のみ可能と
されている。そして、キャッピングヘッドの真下にボト
ルが移送され、その口部にキャップが位置合わせされ
る。この位置合わせされた状態から、キャッピングヘッ
ドを回転しながらボトルの口部にキャップを押圧し、メ
カニカルバンド部の突起を弾性変形させて鍔部に乗り越
えさせる。これにより、新型キャップをボトルの口部に
装着させることができる。
【0013】このため、キャッピングヘッドでキャップ
を掴み取るキャッチング位置には、キャップ装着締付機
の前段としてキャップ移送機が設けられている。このキ
ャップ移送機は、キャップシュートから排出された殺菌
済のキャップを、キャッピングヘッドの動きとタイミン
グを合わせるようにしてキャッチング位置まで移送す
る。このため、大量処理用装置のキャップ移送機は、キ
ャップが載置されるベースプレートと、このベースプレ
ート上を滑らせてキャップをキャッチング位置まで移送
する移送部材とを備えている。また、少量処理用装置の
キャップ移送機には、キャップシュートから排出された
殺菌済のキャップをキャッピングヘッドの位置まで移送
する移送レバーを備えている。この移送レバーは、キャ
ップの穴に嵌合される嵌合凸部を有しており、この嵌合
凸部をキャップの穴に嵌合することによって当該キャッ
プが把持される。
【0014】かくして、キャップシュートから排出され
た殺菌済又はクリーンなキャップは、キャップ移送機の
移送部材の回転によってベースプレート上を滑るように
移動し、又は移送レバーの回動により嵌合凸部に嵌合保
持されて移動し、キャッチング位置まで移送される。こ
のキャッチング位置までキャップが移送されると、キャ
ッピングヘッドのチャックによってキャップが掴み取ら
れ、ボトル移送ラインを通って移送される内容物が充填
された後のボトルとタイミング合わせされて、キャッピ
ングヘッドがボトルの上方に移動され又はキャッピング
ヘッドの真下にボトルが移動される。この位置合わせ状
態において、キャッピングヘッドがボトルに近づいてチ
ャックに把持しているキャップを口部に押し付けること
により、メカニカルバンド部を鍔部に乗り越えさせて、
新型キャップをボトルの口部に装着することができる。
【0015】このキャッピングヘッドを有するものがキ
ャップ装着締付機である。このキャップ装着締付機によ
りキャップが装着されて密封された製品容器(キャップ
付きボトル)は、容器排出機によってキャップ装着締付
機から取り出される。そして、容器排出機によって排出
ライン上に搬送され、内容物が充填された製品である容
器入り飲料等として次工程に搬送される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のキャップ装着装置においては、殺菌処理
されたキャップをキャップシュートからキャップ移送機
に供給し、ベースプレート上に載置されたキャップを移
送部材でベースプレート上に滑らせてキャッチング位置
まで移送するか、又は移送レバーの嵌合凸部にキャップ
を嵌合保持してキャッチング位置まで移送する構成とな
っていた。そして、キャッチング位置においてキャッピ
ングヘッドのチャックでキャップを把持し、この把持し
たキャップをボトルの口部に装着するようになってい
た。
【0017】そのため、ベースプレート上を滑らせて移
送する場合には、キャップの穴側の面がベースプレート
の表面に摺動接触する。このベースプレートの表面には
殺菌用のアルコール粒子や空気中に残存する細菌等が落
下して付着したり、キャップ移送機の摺動部や配管部そ
の他に残存する細菌等が移動して付着したりして、これ
らの細菌等によりベースプレートを介してキャップが汚
染されるおそれがある。また、嵌合凸部でキャップを嵌
合保持して移送する場合には、キャップの穴内に嵌合凸
部が挿入されるため、その嵌合凸部の表面がキャップの
穴の内面に接触することになる。その結果、キャップの
開口部や穴の内面に付着したり、穴の内面に静電気で付
着した細菌等が、キャップの装着によってボトルの口部
の天面に擦り付けられたり、充填された内容物内に落下
することがあるという課題があった。
【0018】この点について詳しく説明すると、キャッ
プ移送機のベースプレート上や移送レバーには、作業の
開始前、作業中或いは休み時間等において定時間又は定
期的に、アルコールや殺菌剤(例えば、塩素水、過酢
酸、過酸化水素、二酸化塩素等)を噴霧して殺菌し、ベ
ースプレート及び移送部材或いは移送レバー等を衛生的
に維持するように、一般的には作業者マニュアルによっ
て考慮されている。特に、アルコールについては、使い
方が簡単であって殺菌効果も高く、製造ラインを衛生的
に維持することが容易である等の理由により頻繁に、し
かも大量に使用されている。
【0019】ところが、上述した殺菌剤やアルコールか
らは、アルデヒドやアレルギーの原因となる残留物が生
成される。特に、アルデヒドは毒性が強くて肝臓にも悪
く、アレルギーの発生原因の一つとなっている。そのた
め、アルコールや殺菌剤は使用しないに越したことはな
いが、上述したようにアルコール等には殺菌力があり、
一見したところでは衛生的であるため、使用が継続され
ているのが現実である。今後、これらの毒性物質は、安
全性の確保のために定期的に検査され、データ取りされ
て品質管理のための一項目とされると考えられる。ま
た、これらの検査等は製造業者に義務付けられるものと
思われ、その検査精度もppm(百万分率:parts per
million)からppb(十億分率:parts per billion)ま
で進行するものと思われる。
【0020】一方、アルコール等を使用して殺菌する場
合においても、殺菌後ある程度時間が経過すると、その
殺菌効果が低下したり消滅したりするため、再び汚染さ
れることになる。例えば、作業前のアルコール殺菌によ
って細菌数がゼロとなった場合であっても、作業開始か
ら30分或いは1時間経過すると、ベースプレート上や
移送レバーの嵌合凸部に落下した細菌(空中落下菌;こ
れは殺菌用アルコールの噴霧、機械の摺動部分の動作、
熱源からの放熱等に起因して発生する空気の対流により
空気中の細菌が落下して付着したもの。)によって細菌
数が10〜10 2 個に増加する。特に、細菌の増殖が激
しい春ごろには、その細菌数は103 〜104 個まで増
加することがある。
【0021】また、これらの細菌は、必ずしも上述した
ものだけではなく、キャップを殺菌した場合にも100
%の完全な殺菌は不可能であり、例えば、99.99%
の殺菌されたキャップにおいても、1万個に1個の割合
で細菌を持ち込むことになる。この持込割合は、例えば
1分間に30個を処理する充填ラインにおいては、作業
開始から6時間で細菌の持ち込みが発生することにな
る。
【0022】そのため、従来では、一定の時間を定めて
定期的に、或いは作業の開始前及び開始後等の適宜時期
において、アルコール等を噴霧して殺菌処理を行うよう
にしているが、その作業は煩わしいもので、ときには殺
菌処理を行う作業自体を忘れることや、作業者が何のた
めの作業かを理解せずに行うおそれがあった。これら作
業の間違いや作業者の意識の欠乏は衛生面から好ましい
ものではなく、特に、近年においては、常に衛生的な環
境化において作業を行う作業者の意識の持ち方が必須の
要件となってきた。
【0023】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、キャップ装着締付機の前段に設置
されたキャップ移送機の嵌合凸部及びその周辺部並びに
キャッピングヘッド等を紫外線殺菌手段によって紫外線
殺菌し、移送レバー等を介してキャップに細菌等が付着
することがないようにして、上述したような課題を解決
すること目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述したような課題等を
解決し、上記目的を達成するために、本出願の請求項1
記載のキャップ装着装置は、内容物が充填されたボトル
が供給されると共にこのボトルの口部にキャップを装着
するキャッピングヘッドを有するキャップ装着締付機
と、キャップの穴に嵌合される嵌合凸部を有しこの嵌合
凸部にキャップを保持した状態でキャッピングヘッドに
より把持されるキャッチング位置まで移送するキャップ
移送機と、このキャップ移送機の少なくとも嵌合凸部に
紫外線を照射して殺菌する紫外線殺菌手段と、を設けた
ことを特徴としている。
【0025】本出願の請求項2記載のキャップ装着装置
は、キャップ移送機は、キャップシュートから供給され
るキャップが嵌合される嵌合凸部を有する移送レバー
と、この移送レバーをキャップシュートのキャップ供給
位置とキャッチング位置との間で往復移動させる移送手
段と、を有することを特徴としている。
【0026】本出願の請求項3記載のキャップ装着装置
は、移送レバーの嵌合凸部を、外部からの赤外線の照射
によるか又は内蔵されるヒータへの通電により加温させ
るようにしたことを特徴としている。
【0027】本出願の請求項4記載のキャップ装着装置
は、移送レバーの少なくとも嵌合凸部は、熱に強く且つ
紫外線を透過させるフッ素樹脂材によって形成するか又
は当該フッ素樹脂材によって被覆されていることを特徴
としている。
【0028】本出願の請求項5記載のキャップ装着装置
は、紫外線殺菌手段は、移送レバーの側方又は上方に配
置される紫外線ランプと、この紫外線ランプを保持する
と共に移送レバー側に開口された開口部を設けたランプ
ハウジングと、開口部を覆う紫外線透過性のカバーシー
トと、を有することを特徴としている。
【0029】本出願の請求項6記載のキャップ装着装置
は、紫外線殺菌手段は、移送レバーの側方又は上方に配
置される紫外線ランプと、紫外線透過性樹脂により形成
されるか又は紫外線透過性樹脂により被覆されて形成さ
れ且つ紫外線ランプを覆うランプカバーと、を有するこ
とを特徴としている。
【0030】本出願の請求項7記載のキャップ装着装置
は、紫外線殺菌手段は、一面に開口部を有し且つこの開
口部のある面と直交する面にランプ挿入孔が設けられた
ランプハウジングと、開口部を閉じるようにランプハウ
ジングに取り付けられるカバーシートと、ランプ挿入孔
からランプハウジング内に少なくとも紫外線の発光部が
挿入される紫外線ランプと、この紫外線ランプの接続部
を押さえてランプハウジングからの紫外線ランプの抜け
出しを防止するランプ押え板と、を有することを特徴と
している。
【0031】本出願の請求項8記載のキャップ装着装置
は、紫外線殺菌手段は、ランプハウジングが重ね合わさ
れる取付枠体を備え、この取付枠体にはランプハウジン
グの開口部に合致される枠体側開口部を設け、この取付
枠体にカバーシートを介在させてランプハウジングを取
り付けるようにしたことを特徴としている。
【0032】本出願の請求項9記載のキャップ装着装置
は、紫外線殺菌手段は、ランプハウジングを支持すると
共に可撓性を具えたたわみ管を有し、このたわみ管によ
ってランプハウジングの開口部の方向を変更自在にした
ことを特徴としている。
【0033】本出願の請求項10記載のキャップ装着装
置は、嵌合凸部若しくはこの嵌合凸部の周辺部又はキャ
ッピングヘッドに清掃用媒体を供給して清掃する清掃手
段を設けたことを特徴としている。
【0034】本出願の請求項11記載のキャップ装着方
法は、予め殺菌処理されて移送されるキャップの穴に嵌
合凸部を嵌合させて保持するキャップ移送機によりキャ
ップをキャップ供給位置からキャッチング位置まで移送
すると共に、キャッチング位置においてキャップをキャ
ッピングヘッドにより把持した後、内容物が充填されて
いるボトルをキャッピングヘッドの真下に移動させてキ
ャップをボトルの口部に装着するか又は内容物が充填さ
れているボトルの上方にキャッピングヘッドを移動させ
てキャップをボトルの口部に装着するに際し、キャップ
移送機の少なくともキャップを保持する嵌合凸部に紫外
線を照射して殺菌し、この紫外線により殺菌処理された
嵌合凸部にキャップを嵌合させて移送すると共に、この
移送されたキャップを口部に装着するようにしたことを
特徴としている。
【0035】本出願の請求項12記載のキャップ装着方
法は、紫外線による殺菌処理は、キャップ移送機の嵌合
凸部及びこの嵌合凸部の周辺部並びにキャッピングヘッ
ドを対象として行うようにしたことを特徴としている。
【0036】このように構成したことにより、本出願の
請求項1記載のキャップ装着装置では、キャップ装着締
付機とキャップ移送機と紫外線殺菌手段とを設け、紫外
線殺菌手段でキャップ移送機の少なくとも嵌合凸部に紫
外線を照射して殺菌するようにしたため、キャップの穴
に嵌合される嵌合凸部を介してキャップが細菌によって
汚染されるのを防止し、キャップを衛生的な状態に維持
してボトル口部の密封に使用することができる。
【0037】本出願の請求項2記載のキャップ装着装置
では、キャップ移送機が移送レバーと移送手段とを有
し、このキャップ移送手段によってキャップがキャップ
供給位置とキャッチング位置との間に移送されるように
したため、キャップに細菌が付着する機会を極力少なく
することができると共に、キャップシュートから供給さ
れるキャップを確実に保持して移送することができる。
【0038】本出願の請求項3記載のキャップ装着装置
では、移送レバーの嵌合凸部を赤外線の照射又はヒータ
への通電により加温するようにしたため、紫外線に対し
て耐性を有する菌(カビ等)が嵌合凸部に付着している
場合にもその菌の増殖を防止又は抑制したり、又は紫外
線と加温との併用によりその菌の殺菌が可能となり、嵌
合凸部を衛生的な状態に維持することができる。
【0039】本出願の請求項4記載のキャップ装着装置
では、移送レバーの少なくとも嵌合凸部をフッ素樹脂で
形成するか又はフッ素樹脂で被覆するようにしたため、
外部に設置された紫外線殺菌手段から放射される紫外線
が照射されにくいキャップの穴内にも紫外線を照射させ
ることができ、キャップの穴内に付着した細菌を紫外線
によって殺菌することができる。
【0040】本出願の請求項5記載のキャップ装着装置
では、紫外線殺菌手段を紫外線ランプとランプハウジン
グとカバーシートとで構成し、この紫外線殺菌手段を移
送レバーの側方又は上方に配置するようにしたため、簡
単な構成でありながら移送レバーの移送範囲を確実に紫
外線殺菌することができると共に、紫外線ランプが破損
した場合にもガラス片が外部に飛び散るのを防止するこ
とができる。
【0041】本出願の請求項6記載のキャップ装着装置
では、紫外線殺菌手段を紫外線ランプとランプカバーと
で構成し、この紫外線殺菌手段を移送レバーの側方又は
上方に配置するようにしたため、簡単な構成でありなが
ら移送レバーの移送範囲を確実に紫外線殺菌することが
できると共に、紫外線ランプが破損した場合にもガラス
片が外部に飛び散るのを防止することができる。
【0042】本出願の請求項7記載のキャップ装着装置
では、紫外線殺菌手段をランプハウジングとカバーシー
トと紫外線ランプとランプ押え板とで構成し、この紫外
線殺菌手段をキャップ移送機の近傍に配置するようにし
たため、簡単な構成でありながら嵌合凸部を確実に紫外
線殺菌することができると共に、紫外線ランプが破損し
た場合にもガラス片が外部に飛び散るのを防止すること
ができ、安全性を高め保守管理の容易化を図ることがで
きる。
【0043】本出願の請求項8記載のキャップ装着装置
では、枠体側開口部を有する取付枠体を備え、この取付
枠体とランプハウジングとの間にカバーシートを介在さ
せるようにしたため、組立及び分解作業が容易であって
既存の装置に簡単に取り付けることができると共に柔軟
性のあるシート部材を腰のある面部材として使用するこ
とができる。
【0044】本出願の請求項9記載のキャップ装着装置
では、枠体側開口部を有する取付枠体を備え、この取付
枠体とランプハウジングとの間にカバーシートを介在さ
せるようにしたため、組立及び分解作業が容易であって
既存の装置に簡単に取り付けることができると共に柔軟
性のあるシート部材を腰のある面部材として使用するこ
とができる。
【0045】本出願の請求項10記載のキャップ装着装
置では、キャップ移送機を清掃手段で清掃するようにし
たため、所定の時期又は任意の時期に清掃手段を作動さ
せることにより、清掃用媒体を嵌合凸部若しくはその周
辺部又はキャッピングヘッドに供給して清掃することが
でき、嵌合凸部等に細菌が付着するのを防止し、若しく
はこれらに付着した細菌を死滅させることができる。
【0046】本出願の請求項11記載のキャップ装着方
法では、キャップ移送機の少なくとも嵌合凸部を紫外線
で殺菌処理するようにしたため、嵌合凸部に細菌が付着
して増殖するのを防止し、細菌が付着していない嵌合凸
部でキャップを保持してキャッピング位置まで移送し、
衛生的なキャップをボトルの口部に装着することができ
る。
【0047】本出願の請求項12記載のキャップ装着方
法では、嵌合凸部及びその周辺部並びにキャッピングヘ
ッドを紫外線で殺菌処理するようにしたため、嵌合凸部
及びその周辺部に細菌が付着して増殖するのを防止し、
細菌が付着していない嵌合凸部でキャップを保持して、
衛生的なキャップをキャッピング位置まで移送すること
ができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して説明する。図1〜図19は、本発明の実
施の例を示すものである。即ち、図1はキャップ装着装
置の概略構成の第1の実施例を示す説明図、図2は同じ
くキャップ装着装置の概略構成の第2の実施例を示す説
明図である。図3は本発明のキャップ装着装置に係るキ
ャップ移送機の移送レバーの第1の実施例を示す正面
図、図4は同じく移送レバーの側面図、図5は移送レバ
ーの第2の実施例を示す正面図、図6A,Bは同じく移
送レバーの第3の実施例を示す一部を断面した正面図及
び斜視図である。図7は本発明のキャップ装着装置に係
るキャップシュートの第2の実施例を示す要部を断面し
た側面図、図8は同じく正面図である。
【0049】図9は本発明に係るキャッピングヘッドの
断面図、図10A〜Cはキャッピングヘッドによるキャ
ップの締付状態を示す説明図、図11は本発明に係る紫
外線殺菌手段の第1の実施例を示す斜視図、図12は同
じく平面図、図13は図12のX−X線断面図、図14
は同じく正面図、図15は図12のY−Y線断面図、図
16は同じく分解斜視図、図17は本発明に係る紫外線
殺菌手段の第2の実施例を示す分解斜視図、図18は本
発明に係る紫外線殺菌手段の第3の実施例を示す斜視
図、図19は図18に示す紫外線殺菌手段の要部を断面
して示す説明図である。
【0050】図1に示す本発明の概略構成の第1の実施
例を示すキャップ装着装置10は、キャップ装着締付機
が3台のキャッピングヘッドを備えており、その3台の
キャッピングヘッドが回転移動して連続して供給されて
くるボトルに逐次的にキャップを装着するようにした大
量処理用装置として構成したものである。また、図2に
示す本発明の概略構成の第2の実施例を示すキャップ装
着装置100は、キャップ装着締付機が1台のキャッピ
ングヘッドのみを有し、その1台のキャッピングヘッド
が必要により上下移動して供給されてくるボトルにキャ
ップを装着するようにした少量処理用装置として構成し
たものである。
【0051】図1及び図2に示すように、本発明のキャ
ップ装着装置10,100は、ミネラルウォータ、紅
茶、緑茶、ウーロン茶、果実ジュース、コーヒー飲料そ
の他の内容物をボトルに充填する回転充填機(フィラ
ー)11の後段に設けられている。これらのキャップ装
着装置10,100が異なるところはキャップ装着締付
機の構成のみであり、他の構成は同一である。
【0052】即ち、第1実施例のキャップ装着装置10
は、樹脂製キャップ1をボトル6の口部6aに装着する
3台のキャッピングヘッド40を有するキャップ装着締
付機12と、回転充填機11によって内容物が充填され
たボトル6をキャップ装着締付機12に供給するボトル
供給機13と、殺菌処理されたキャップ1を所定の移送
タイミングにより移送してキャップ装着締付機12に供
給するキャップ移送機14と、キャップ装着締付機12
によってボトル6の口部6aにキャップ1が装着された
内容物入りキャップ付き容器(以下「製品容器」とい
う。)7を取り出す容器排出機15等を備えて構成され
ている。一方、第2実施例のキャップ装着装置100
は、1台のキャッピングヘッド40を有するキャップ装
着締付機12と、ボトル供給機13と、キャップ移送機
14と、容器排出機15等を備えて構成されている。
【0053】尚、図1に示す符号110は、適当な大き
さの領域を仕切る間仕切り、壁、ドア等によって構成さ
れる空調室である。この空調室110内にキャップ装着
装置10を設置することにより、空気中に浮遊する細菌
の数を少なくして、その細菌がボトル内に封入されるの
を防止又は抑制することができる。この空調室110内
に、図2に示すキャップ装着装置100を設置する構成
とすることができることは勿論である。
【0054】まず、キャップ装着装置10に用いられる
キャップ1及びボトル6について説明する。キャップ1
は、図20に示すように、上面が閉じられて下面に開口
されたキャップ本体2と、このキャップ本体2の穴であ
る開口側下端部に連続して一体に設けられたメカニカル
バンド部3とを有している。キャップ本体2の穴内の上
面部には、ボトル6の口部6aの端面に当接してトップ
プレッシャーを与えるシール部材5が密着されて一体に
設けられている。このキャップ本体2の開口側の端部に
は、その端面から所定幅をあけて内側にミシン目のよう
な切込み4が周方向に延在されて設けられており、これ
によりメカニカルバンド部3がキャップ本体2に連続さ
れて一体に形成されている。
【0055】このキャップ本体2の内周面には、断面形
状が山形をなす凸部を螺旋状に間欠的に連続させて設け
ることによってネジ部2aが形成されている。また、メ
カニカルバンド部3の内周面には、半径方向内側に突出
するタブ状の多数の突起3aが設けられている。これら
の突起3aをボトル6の口部6aに設けたバンド支持部
に係合させることにより、口部6aの穴がキャップ本体
2によって密封され、キャップ1が口部6aに装着され
てボトル6に取り付けられる。このような構成を有する
キャップ1の材質としては、プラスチック材料や合成樹
脂の複合材料は勿論のこと、アルミニウムやスチール等
の金属を用いることもできる。
【0056】このキャップ1が装着されるボトル6は、
円筒状の胴部と、この胴部の上端に連続する円錐筒状の
肩部と、この肩部の上端に連続する円筒状の口部6a
と、胴部の下端を閉じる底部とを有している。ボトル6
の口部6aの外周面には、螺旋状に延びるネジ部と、キ
ャップ1のメカニカルバンド部3を支持するバンド支持
部とが設けられている。更に、口部6aと肩部が連続す
る部分には、外向きに展開されたフランジ部が設けられ
ている。この口部6aに設けられ且つ上面に開口する穴
が注ぎ口とされている。この注ぎ口に対して、充填機に
よって上述したような内容物が充填され、また、飲食時
等においては内容物が注ぎ出される。
【0057】このボトル6の材質としては、例えばPE
TP(ポリエチレンテレフタレート)に代表されるプラ
スチックは勿論のこと、ガラスや陶器或いはアルミニウ
ム、スチールその他各種の材料を適用することができ
る。また、ボトル6の形状としては、胴部よりも口部を
小さくした口部の細いボトルに限定されることなく、口
部を胴部と同一又は略同一の大きさに形成した、いわゆ
る広口ボトルに適用することもできる。
【0058】このような構成を有するボトル6は、図示
しない前工程において、所定の殺菌処理が施され、略完
全に消毒された状態で回転充填機(フィラー)に供給さ
れる。回転充填機(フィラー)11では、その充填口か
ら内容物が口部6aを介してボトル6に充填される。こ
の回転充填機11は、供給されてきたボトル6を1個ず
つ把持するボトル把持部11aが外周面に等間隔に多数
設けられた回転部を有し、各ボトル把持部11aには図
示しない充填口が設けられている。このボトル把持部1
1aでボトル6を把持して所定距離を移送することによ
り、その間に充填口から所定量の内容物がボトル6に充
填される。
【0059】図1及び図2に示すように、所定量の内容
物が充填されたボトル6は、ボトル供給機13によって
回転充填機11から取り出され、キャップ装着締付機
(キャップインヘッドシーマー)12又は120に移送
される。ボトル供給機13は、回転充填機11のボトル
把持部11aに把持されている内容物が充填されたボト
ル6を把持するボトル把持部13aが外周面に等間隔に
複数設けられた回転部を有している。このボトル供給機
13によりタイミング合わせされて移送されたボトル6
がキャップ装着締付機12又は120に供給される。
【0060】第1の実施例に係るキャップ装着締付機1
2は、等間隔に配置された3台のキャッピングヘッド4
0を有し、この3台のキャッピングヘッド40は所定の
軌跡上を回転移動するように構成されている。このキャ
ッピングヘッド40の移動軌跡上に、キャップ移送機1
4の作動によりキャップ1が1個ずつ供給される。更
に、キャップ装着締付機12には、ボトル供給機13か
ら供給されるボトル6を1個ずつ保持して移送するボト
ル保持部12aが3箇所に等間隔に設けられた回転移送
部を有している。各ボトル保持部12aにはキャッピン
グヘッド40が互いに組をなすように設置されており、
ボトル保持部12aに保持されたボトル6はキャッピン
グヘッド40と共に回転移動される。
【0061】このキャップ装着締付機12とボトル供給
機13とキャップ移送機14とは、互いに同期して作動
するように構成されている。即ち、キャップ装着締付機
12とボトル供給機13とは互いに間欠的に回転運動可
能とされており、ボトル保持部12aとボトル把持部1
3aとが出合うキャッチング位置32bにおいて、キャ
ップ装着締付機12とボトル供給機13とは共に回転を
停止され、ボトル把持部13aが保持するボトル6をボ
トル保持部12aに受け渡し可能とされている。このキ
ャッチング位置32bでボトル把持部13aからボトル
保持部12aに受け渡されたボトル6は、次のボトル保
持部12aとボトル把持部13aとがキャッチング位置
32bで出合うまで円周方向に移送される。
【0062】このボトル6をボトル保持部12aで保持
して移送する際に、同期して移動するキャッピングヘッ
ド40が作動し、保持しているキャップ1をボトル6の
口部6aに装着する。これにより、キャッピングヘッド
40によるキャップ1のキャッピング作業が実行され
る。このときキャッチング位置32bでは、次のボトル
6がボトル把持部13aからボトル保持部12aに受け
渡される。
【0063】また、第2の実施例に係るキャップ装着締
付機120は1台のキャッピングヘッド40を有し、こ
のキャッピングヘッド40は所定位置において上下方向
へのみ移動可能に構成されている。このキャップ装着締
付機120は、ボトル供給機13から供給されるボトル
6を1個ずつ保持して移送するボトル保持部12aが複
数個(実施例では6個)等間隔に設けられた回転移送部
を有している。このキャップ装着締付機120もキャッ
プ装着締付機12と同様に、ボトル供給機13及びキャ
ップ移送機14と互いに同期して作動するように構成さ
れているが、この実施例の場合にはキャッチング位置3
2bにおいてボトル6の受け渡しからキャップ1の装着
作業までが行われるように構成されている。
【0064】即ち、ボトル供給機13によって移送され
るボトル6がキャッチング位置32bに到達すると、ボ
トル供給機13及びキャップ装着締付機120の回転動
作が共に停止されると共に、ボトル6がボトル把持部1
3aからボトル保持部12aに受け渡される。これと同
時に又は前後して、キャップ移送機14によって移送さ
れるキャップ1が、キャッチング位置32bにおいてキ
ャッピングヘッド40の下方に供給される。このキャッ
プ1がキャッピングヘッド40によって保持され、その
キャップ1がボトル保持部12aに保持されているボト
ル6の口部6aに装着される。
【0065】このようなキャッピングヘッド40として
は、例えば、アルコア・クロージャー・システムズ・イ
ンターナショナル・インコーポレイテッド(Alcoa Closu
re Systems International,Inc.)のキャップインヘッド
・キャッピング・システム(Cap-In-Head Capping Syste
m)に使用されているアルコア・マグナトルクヘッドセッ
トを使用することができる。このアルコア(ALCO
A)のマグナトルクヘッドセットは、図9に示すような
構成を備えている。
【0066】図9に示すように、マグナトルクヘッドセ
ットとして構成されているキャッピングヘッド40は、
永久磁石によるクラッチ機構80を介して取り付けられ
たチャック81を備えており、スピンドルシャフト43
に取り付けられている。このキャッピングヘッド40
は、スピンドルシャフト43に取り付けられるスリーブ
82と、ヘッド本体83、圧力調整リング84、ロード
スプリング85、チャックホルダ86等を有し、チャッ
クホルダ86にチャック81が着脱可能に取り付けられ
ている。そして、ヘッド本体83とチャックホルダ86
との間にクラッチ機構80が設けられており、このクラ
ッチ機構80を介してヘッド本体83側の回転力がチャ
ックホルダ86に伝達される構成となっている。
【0067】スピンドルシャフト43は、軸心線を上下
方向に向けた状態で配置されていて、このスピンドルシ
ャフト43の下部にスリーブ82が嵌合されている。ス
リーブ82とスピンドルシャフト43とはネジ部によっ
て連結されており、スリーブ82の軸方向の一端には軸
径を小さくしたネジ部82aが設けられ、他端には軸径
を大きくした鍔状部82bが設けられている。スリーブ
82のネジ部82aには、圧力調整リング84の中央部
に設けたネジ穴が螺合されていて、一方の端面にはロー
ドスプリング85の位置を規制するための環状凸部84
aが設けられている。この圧力調整リング84の環状凸
部84aの外側には、ロードスプリング85の一端が着
座されている。
【0068】また、スリーブ82には円筒状をなすヘッ
ド本体83が回転可能に嵌合されており、鍔状部82b
に当接する内フランジ部83aを軸方向の一端に設ける
ことによりヘッド本体83の抜け出しが防止されてい
る。ヘッド本体83の軸方向の他端には外フランジ部8
3bが設けられており、この外フランジ部83bの内側
端面にはロードスプリング85の他端が着座されてい
る。このロードスプリング85は圧縮された状態で装着
されていて、このロードスプリング85のバネ力により
ヘッド本体83が圧力調整リング84から離れる方向へ
常時付勢されている。
【0069】ヘッド本体83の外フランジ部83bの内
側にはボールベアリング87が装着されていて、このボ
ールベアリング87を介してチャックホルダ86が回転
自在に支持されている。チャックホルダ86は、外側に
張り出したフランジ部86aを有する円筒体からなり、
外周面にはボールベアリング87の内輪が嵌合されてい
る。このチャックホルダ86のフランジ部86aには、
同一円周上において複数個(例えば、12個)の永久磁
石をS極とN極を交互に配列させることによって構成さ
れた可動側マグネット88が設けられている。
【0070】この可動側マグネット88に対応させてヘ
ッド本体83の先端部には、固定側マグネット89を有
するヘッドキャップ90が軸方向へ移動可能に取り付け
られている。ヘッドキャップ90は、ヘッド本体83の
先端部を覆うことができるリング状の部材からなり、ネ
ジ手段によって嵌め込み深さが調整可能とされている。
このヘッドキャップ90を任意の嵌め込み深さで固定で
きるように、ヘッドキャップ90にはセットボルト91
が取り付けられている。このセットボルト91が螺合さ
れるネジ孔は、ヘッドキャップ90の端面において、ヘ
ッド本体83先端の端面に対応する同一円周上に設けら
れている。そして、セットボルト91には、ヘッドキャ
ップ90を任意の回転位置で固定できるようにロックナ
ット92が取り付けられている。
【0071】このヘッドキャップ90の端面の可動側マ
グネット88と対応する位置には、可動側マグネット8
8と同様の構成を有する固定側マグネット89が設けら
れている。即ち、固定側マグネット89は、同一円周上
において同数の永久磁石をS極とN極を交互に配列させ
ることによって形成されている。この可動側マグネット
88と固定側マグネット89とによってチャック81の
クラッチ機構80が構成されている。
【0072】このヘッドキャップ90の中央穴90aに
は、チャックホルダ86の先端部が貫通されている。チ
ャックホルダ86の穴は、その直径が軸方向において3
段階に変化されていて、中央の中径部には円板状のバネ
受け板93と円筒状の圧力部材94とが緩く嵌合されて
いる。バネ受け板93と圧力部材94との間にはプレッ
シャスプリング95が圧縮した状態で介在されており、
このプレッシャスプリング95のバネ力によって圧力部
材94がバネ受け板93から離れる方向へ常時付勢され
ている。圧力部材94は、チャックホルダ86の穴の大
径部に嵌合されたフランジ部94aを有し、この大径部
の開口側にチャック81が着脱可能に取り付けられてい
る。
【0073】チャック81は、テーパ状の嵌合穴81a
を中央部に有するリング状の部材からなる。このチャッ
ク81の軸方向の一端には、チャックホルダ86の穴の
開口側に設けたネジ部に螺合されるネジ部81bが設け
られている。このチャック81の嵌合穴81aは、対象
となるキャップ1に見合う大きさとされており、その内
周面にはキャップ1の外周面に設けられたローレットに
合わせたローレットが設けられている。このチャック側
ローレットにキャップ側ローレットが噛み合うことによ
り、キャップ1がチャック81に保持される。
【0074】かくして、このクラッチ機構80では、対
向するように設置された可動側マグネット88及び固定
側マグネット89間において、異極同士が対向したとき
に互いに引き合ってトルク(回転力)が伝達される。そ
して、キャップ1が口部に巻締められる過程で、この巻
締めトルクが予め設定された磁石相互に引き合う力を上
回ることにより、クラッチが外れてヘッド本体83側が
空転し、それ以上の巻締めトルクがチャック81に掛か
らないようになっている。
【0075】尚、スピンドルシャフト43は、回転駆動
可能とされていると共に、上下方向へも昇降動作可能と
されている。そして、スリーブ82を設けてヘッド本体
83とスピンドルシャフト43との間を昇降動作可能と
することにより、キャップ1をチャッキングする際の衝
撃力を吸収できる構成とされている。
【0076】キャップ移送機14は、キャップ装着締付
機12,120の間欠的な回転運動に連動して駆動さ
れ、所定の範囲内において往復移動可能とされている。
即ち、キャップ移送機14は、キャップ1をキャップ供
給位置32aにおいて嵌合して保持すると共に、所定の
タイミングにより移動してキャッチング位置32bまで
キャップ1を移送する。このキャップ1が、キャップ供
給位置32aにおいてキャッピングヘッド140により
把持され、キャッピング作業に供される。一方、キャッ
プ1が取り除かれたキャップ移送機14はキャッチング
位置32bからキャップ供給位置32aに戻り、次のキ
ャップ1を嵌合保持する準備に備える。
【0077】このようにキャップ移送機14は、図1及
び図2に示すように、キャップ供給位置32aとキャッ
チング位置32bとの間を移動可能とされていると共
に、キャップ供給位置32aを基準としてキャッチング
位置32bの反対側に設定された初期位置32cとの間
にも移動可能とされている。この初期位置32cは、キ
ャップ移送機14をキャップ供給位置32aから逃がす
ために設けたものである。従って、キャップ移送機14
をキャップ供給位置32aから逃がす必要がない場合に
は初期位置32cを設定する必要はなく、単純にキャッ
プ供給位置32aとキャッチング位置32bとの間を移
動させる構成とすればよい。
【0078】このキャップ移送機14は、キャップ1を
着脱可能に嵌合保持する移送レバーと、この移送レバー
をキャップ供給位置32aとキャッチング位置32bと
の間(必要により初期位置32cを含む。)で往復動作
させることによってキャップ1を移送する移送手段(図
示せず。)等を備えて構成されている。
【0079】尚、図示しない移送手段としては、例え
ば、移送レバーを移動可能に支持する支持機構と、動力
を発生させる電動モータと、この電動モータの出力を移
送レバーに伝達させて当該移送レバーに所定の移送動作
を行わせる移動機構等から構成することができる。この
ような移動機構としては、例えば、図1及び図2に示す
ように移送レバー18を水平方向に回動させて曲線的に
移動させる構成としてもよく、また図示しないが、移送
レバー18を水平方向に直線的に移動させたり、或いは
曲線運動と直線運動とを組み合わせて移動させる構成と
することもできる。更に、これら水平方向の動きに垂直
方向の動きを加えた運動を行う移動機構として構成する
こともできる。
【0080】このキャップ移送機14の移送レバーに
は、図示しない前処理工程において紫外線殺菌や加熱殺
菌等によって殺菌処理されたキャップ1がキャップシュ
ート17から所定の間隔をあけて1個ずつ供給される。
この移送レバーの具体的な実施例を、図3乃至図6を参
照して詳細に説明する。
【0081】図3及び図4には、キャップ移送機14に
係る移送レバーの第1の実施例を示す。図3は、キャッ
プシュート17と移送レバー18との位置関係を示すも
ので、移送レバー18を正面から見た説明図であり、図
4は同じく移送レバー18を側面から見た説明図であ
る。図3及び図4に示すように、移送レバー18はL字
形状をなしており、水平方向に延びる載置部18aと、
この載置部18aの一辺に連続して上方に立ち上げられ
た支柱部18bとを有している。この移送レバー18の
載置部18aと支柱部18bとが連続する部分には補強
用のリブ部18cが設けられている。尚、リブ部18c
は必要な場合に設ければよいもので、載置部18aと支
柱部18bのみで十分な強度が得られる場合には省略で
きるものである。
【0082】更に、移送レバー18の載置部18aの上
面の略中央部には、キャップシュート17から供給され
るキャップ1の穴に嵌合して当該キャップ1を着脱可能
に保持する嵌合凸部20が設けられている。この嵌合凸
部20は、上方に突出する円錐台形の突起からなり、例
えば、ネジ手段を用いて載置部18aに着脱可能にネジ
止めされて固定されている。この嵌合凸部20は、圧入
手段や接着手段等を用いて載置部18aに固定する構成
とすることもできる。このような移送レバー18の材質
としては、例えば、ステンレス鋼、スチール鋼等の金属
が好適であるが、プラスチックその他の材料を用いるこ
ともできる。
【0083】図5には、移送レバーの第2の実施例を示
す。この移送レバー18Aは、上述した移送レバー18
の嵌合凸部20及びその近傍を保護すると共に紫外線を
乱反射させてキャップ1の穴内にも紫外線を照射させる
等を目的として被覆部19を設けて構成したものであ
る。この移送レバー18Aが移送レバー18と異なると
ころは被覆部19を設けた点であって、その他の構成、
即ち、載置部18aと支柱部18bと補強用のリブ部1
8cとを備えている点は共通である。
【0084】この移送レバー18Aの被覆部19は、紫
外線を透過させる性質を有する紫外線透過性樹脂(例え
ば、紫外線透過性フッ素樹脂等)を材料として用いてシ
ート状又はフィルム状に形成したものを嵌合凸部20及
びその近傍に被せて被覆する構成としてもよく、或いは
紫外線透過性フッ素樹脂を塗料のように用いて嵌合凸部
20及びその近傍に塗布してコーティングする構成とし
てもよい。
【0085】このような構成を有する移送レバー18A
を用いることにより、キャップ1の嵌合保持について紫
外線透過性樹脂の性質を利用することができ、例えば、
嵌合凸部20によってキャップ1の穴内を傷付けるおそ
れをなくすことができると共に、載置部18aの表面を
紫外線を良く反射させる面として形成することにより紫
外線を乱反射させてキャップ1の内面に紫外線を照射さ
せ、その内面を紫外線によって殺菌することができる。
【0086】尚、被覆部19は、嵌合凸部20のみを被
覆するものであってもよく、また、載置部18aの上面
と嵌合凸部20を被覆するものであってもよいことは勿
論である。更に、被覆部19の材質としては、紫外線透
過性樹脂に限ることなく、紫外線を透過させないか、或
いは紫外線を透過させ難い合成樹脂を用いることもでき
る。
【0087】図6A,Bには、移送レバーの第3の実施
例を示す。この移送レバー180は、上述した移送レバ
ー18の載置部18aと支柱部18bとを別部材で形成
し、支柱部182に載置部181を組み付けて一体的に
構成したものである。載置部181には、嵌合凸部20
と同様の大きさ、形状を有する嵌合凸部183が一体に
設けられている。更に、載置部181の長手方向の一側
部には、支柱部182にネジ止めするための挿通孔が設
けられている。この嵌合凸部一体型の載置部181は、
熱に強く且つ紫外線透過性を有する紫外線透過性フッ素
樹脂で形成することが好ましい。このように嵌合凸部1
83一体型の載置部181を紫外線透過性フッ素樹脂で
形成することにより、この載置部181に紫外線を透過
させてキャップ1の内面に紫外線を照射させることがで
き、キャップ1の移送と同時に、キャップ1内面の紫外
線殺菌を行うことができる。
【0088】また、支柱部182には、載置部181を
支持する支持部182aと、補強用のリブ部182bと
が設けられている。そして、支持部182aには、載置
部181をネジ止めするための挿通孔が設けられてい
る。この支持部182aに載置部181を載置した状態
で、互いに合致された挿通孔に固定ネジ184を挿通
し、そのネジ部に固定ナット185を螺合させて締付固
定する。これにより、ネジ手段を介して載置部181と
支柱部182とを結合させた移送レバー180が構成さ
れている。
【0089】この移送レバー180の載置部181の材
質としては、紫外線透過性フッ素樹脂に限ることなく、
紫外線を透過させ難い合成樹脂を用いることもできる。
また、支柱部182の材質としては、紫外線透過性フッ
素樹脂その他の合成樹脂であってもよく、また、ステン
レス鋼やスチール鋼等の金属を用いることができること
は勿論である。
【0090】図3及び図4に示すように、キャップシュ
ート17は、コ字状の断面形状が長手方向に連続された
ガイドレール17aと、このガイドレール17aの開口
側を塞ぐように対向設置されたレールカバー17bと、
ガイドレール17aとレールカバー17bとの間を所定
間隔に保持するスペーサ等を有している。このガイドレ
ール17a等に囲まれた空間部内をキャップ1が、自重
やエアーによる圧送力等によって搬送される。このキャ
ップシュート17の先端側の開口部がキャップ供給位置
32aとされている。
【0091】更に、ガイドレール17aの先端部には、
嵌合凸部20に被せられたキャップ1を押さえて嵌合凸
部20にしっかりと嵌合させる押え片17cが設けられ
ている。この押え片17cは、移送レバー18の載置部
18aと略平行する方向に延在されていると共に、嵌合
凸部20と対向する位置に設けられている。この押え片
17cと載置部18aとの間隔はキャップ1の厚さと略
同程度に設定されている。その結果、例えば、図3に示
すように、キャップ1の穴の縁が嵌合凸部20の縁に引
っ掛かり、不完全な状態で嵌合されたときにも、移送レ
バー18が矢印S1で示すようにキャップ供給位置32
aから離れる方向へ移動することにより、キャップ1の
天面が押え片17cによって押えられ、二点鎖線で示す
ようにしっかりと嵌合凸部20に嵌合される。
【0092】このように、キャップシュート17のキャ
ップ供給位置32aには移送レバー18の嵌合凸部20
が接近し、その嵌合凸部20に穴が嵌合されることによ
ってキャップ1が移送レバー18に保持されるが、この
キャップ1の嵌合動作を確実なものとするため、キャッ
プシュート17の先端部には、キャップ1の通過を制御
する通過制御手段(図示せず。)が設けられている。こ
の通過制御手段としては、例えば、キャップ1の移動軌
跡上に進退動作可能に突出されてキャップ1の通過を制
御するストッパピンと、先端部に位置するキャップ1を
1個ずつ押圧してキャップ供給位置32aに送り出すキ
ャップ押圧器とによって構成することができる。
【0093】この場合、ストッパピンをキャップ1の移
動軌跡上に突出させることにより、その先端部でキャッ
プ1の移動を制限してキャップシュート17内に止める
ことができる。一方、ストッパピンを後退動作させて移
動軌跡上から取り除くことにより、キャップ1の通過が
可能とされる。このストッパピンの後退動作状態におい
て、キャップ押圧器を作動することにより、1個のキャ
ップ1がキャップ供給位置32aに押し出される。
【0094】このようなキャップ押圧器としては、例え
ば、キャップ供給位置32aに吹き出し口を臨ませたエ
アーノズルと、このエアーノズルから吹き出されるエア
ーの量を調節してエアーによる押圧力を変更するエアー
調整弁等によって構成することができる。このキャップ
押圧器の作動によりキャップ供給位置32aに押し出さ
れたキャップ1は、移送レバー18の嵌合凸部20上に
落下され、嵌合凸部20がキャップ1の穴内に入り込
む。そして、移送レバー18が押え片17cの下方を通
過する際に、キャップ1が押え片17cにより押えつけ
られて嵌合凸部20にしっかりと嵌合される。
【0095】このようにキャップ1が嵌合凸部20にし
っかりと嵌合された状態において移送レバー18は、キ
ャップ移送機14の移送手段により矢印S2で示すよう
に移動する。その結果、移送レバー18の載置部18a
に保持されているキャップ1は、キャップ供給位置32
aからキャッチング位置32bに移送される。このキャ
ッチング位置32bに搬送されたとろこで、移送レバー
18の載置部18aの上方にキャッピングヘッド40が
入り込む。このキャップ1の上方にキャッピングヘッド
40が移動した状態が、図9に示すものである。
【0096】このキャッチング位置32bにおいてキャ
ップ1は、キャッピングヘッド40のチャック81によ
り把持されて載置部18aから持ち上げられる。そし
て、チャック81により把持された状態でキャップ1
は、別ルートのボトル搬送ルートであるボトル供給機1
3によるボトル6の移送とタイミングが合わされてその
ボトル6の上方に移送される。これにより、ボトル6の
口部6aの上方にキャップ1が対向される。
【0097】図7及び図8には、キャップシュート17
のキャップ供給位置32aから供給されるキャップ1の
通過を制御する通過制御手段の他の実施例を示す。この
通過制御手段140は、キャップ1の飛び出しを防止す
るストッパレバー141と、このストッパレバー141
を回動可能に支持する支持ブラケット142等を備えて
いる。ストッパレバー141は、ストッパピン143と
回動アーム144と回動軸145とを有している。回動
アーム144は、平たい爪のような部材からなり、その
長手方向の一端にストッパピン143が圧入等の固定手
段によって固定され、その他端に回動軸145が圧入等
の固定手段によって固定されている。
【0098】ストッパピン143は回動アーム144の
一面側に突出され、回動軸145は回動アーム144の
他面側に突出されている。これらストッパピン143の
軸心線と回動アーム144の軸心線とは互いに平行とさ
れている。この回動軸145が支持ブラケット142の
先端部に回動自在に支持されている。そして、回動軸1
45の支持ブラケット142から外側に突出した部分に
は割りピン145aが係合されており、これにより回動
軸145の抜け出しが防止されている。更に、回動軸1
45にはねじりコイルばね146のコイル部が緩く嵌合
されている。
【0099】ねじりコイルばね146の一端の弾性片は
ストッパピン143に係止され、その他端の弾性片は支
持ブラケット142に係止されている。このねじりコイ
ルばね146のバネ力によりストッパレバー141が、
キャップ供給位置32aを遮断する方向に付勢されてい
る。そして、ストッパレバー141のキャップ供給位置
32aを遮断する方向への移動が、支持ブラケット14
2に圧入等の固定手段によって取り付けられた係止ピン
147により制限されている。支持ブラケット142
は、キャップシュート17のレールカバー17bから側
方に突出するように形成されたL字状の部材からなり、
その内側に移送レバー18の載置部18aが通過され
る。
【0100】この通過制御手段140の作用は、例え
ば、図7に示す如くである。この場合、移送レバー18
(又は18A,180)等は、キャップ供給位置32a
を含む記号◎で示す6箇所の位置(符号T1からT6ま
で)を無端状に循環するように構成されている。上部右
端位置T1は、移送レバー18等がキャッチング位置3
2bにある状態を示すもので、この上部右端位置T1で
は、キャッピングヘッド40によってキャップ1が取り
去られる。
【0101】次に、移送レバー18等は、上部右端位置
T1から下方に適宜距離を移動し、下部右端位置T2に
移行する。次いで、移送レバー18等は、下部右端位置
T2からキャップシュート17に近づく方向へ大きく水
平移動し、キャップ供給位置32aの下方を通過して下
部左端位置T3に移行する。
【0102】次に、移送レバー18等は、下部左端位置
T3から上方に所定距離を移動し、上部左端位置T4に
移行する。この上部左端位置T4は、キャップ供給位置
32aの水平方向後方であり、このとき嵌合凸部20が
キャップシュート17の下端に当接することはない。次
いで、移送レバー18等は、上部左端位置T4からキャ
ップ供給位置32a側に移動し、キャップ供給位置32
aである上部左中間位置T5において嵌合凸部20がキ
ャップ1を引っ掛ける。
【0103】このとき、キャップシュート17の最先端
に位置しているキャップ1は、通過制御手段140のス
トッパピン143によって先端部が係止され、またキャ
ップ1の後端部はレールカバー17bの先端部によって
係止されている。そのため、キャップ1は、その開口部
である穴を斜め下方に向けた状態でキャップ供給位置3
2aに保持されている。このキャップ1の穴に、移送レ
バー18等の載置部18aに設けた嵌合凸部20の上部
が入り込む。
【0104】次に、移送レバー18等は、上部左中間位
置T5からキャッチング位置32b方向に水平に少々移
動する。この際、上部左中間位置T5において、キャッ
プ1の移動方向前方にはストッパピン143が配置され
ていて、このストッパピン143によって移送レバー1
8等及びキャップ1の移動が制限されているが、このス
トッパピン143はねじりコイルばね146のバネ力に
よって付勢されているものである。そのため、移送レバ
ー18等の移動力でキャップ1を介してねじりコイルば
ね146のバネ力に抗してストッパピン143を押圧す
ることにより、ストッパピン143が回動軸145を中
心に図7において時計方向に回動される。これにより、
ストッパピン143が移送レバー18等の載置部18a
によって下方へ押し下げられ、キャップ1の移動軌跡が
開かれる。
【0105】これと同時に、キャップ1がキャップシュ
ート17の押え片17cの下方を通過することにより、
押え片17cの下面によってキャップ1の上面が載置部
18a側に押し付けられる。その結果、押え片17cの
押圧力によってキャップ1の姿勢が正され、そのキャッ
プ1が嵌合凸部20に確実に嵌合されて載置部18a上
に水平に載置される。このキャップ1の正しい水平姿勢
を保持して移送レバー18は、上部右中間位置T6に至
る。
【0106】次いで、移送レバー18等は、上部右中間
位置T6から更に水平方向へ移動し、上部右端位置T1
(キャッチング位置32b)に到達する。これにより、
移送レバー18等の動きの1サイクルが終了する。この
ように移送レバー18等は、位置T1からT2、T3、
T4、T5及びT6を経てT1に戻る移送サイクルを繰
り返す。この移送サイクルが繰り返されることにより、
1移送サイクル毎に、移送レバー18等の嵌合凸部20
にキャップ1が1個ずつ確実に嵌合保持されてキャップ
供給位置32a(T5)からキャッチング位置32b
(T1)まで所定のタイミングで確実に移送される。
【0107】そして、キャッチング位置32b(T1)
において、上述したような構成を有するキャッピングヘ
ッド40が図9に示す状態から下降し、そのチャック8
1が載置部18aの嵌合凸部20に嵌合保持されている
キャップ1を把持する。或いは、移送レバー18等が図
9に示す状態から上昇し、載置部18aの嵌合凸部20
に嵌合保持されているキャップ1をキャッピングヘッド
40のチャック81に把持させる。その後、キャッピン
グヘッド40が所定高さまで上昇した後、図9Aに示す
ように、キャッピングヘッド40が水平方向へ回動して
ボトル6の上方に移動する。或いは、キャッピングヘッ
ド40がそのままで移送レバー18等が外側に移動した
後、ボトル6がキャッピングヘッド40の下方に移送さ
れる。
【0108】この際、ボトル供給機13のボトル把持部
13aからキャップ装着締付機(キャップインヘッドシ
ーマー)12又は120に供給されたボトル6は、各ボ
トル保持部12aに1個ずつ保持される。即ち、ボトル
保持部12aにおいて、ボトル6の胴部に回転防止用の
ラバーベルトが押圧されて固定される。これと同時に、
図10Aに示すように、ボトル6の口部6aの下部に設
けたネックリング部6bが、ボトル6を両側から挟むよ
うに対向設置されたガイドレール45によって下方から
支持される。或いは、ボトル保持部12aをボトル6の
外形に見合う形状に設定し、回転防止用ラバーベルトを
用いることなく、ボトル保持部12aの形状によってボ
トル6の回転を防止する構成としてもよい。
【0109】次に、図10Bに示すように、キャッピン
グヘッド40が下降し、チャック81によって把持して
いるキャップ1の穴をボトル6の口部6aに押し付け
る。これにより、キャップ1のメカニカルバンド部3の
突起3aを弾性変形させて口部6aのネジ部を乗り越え
させる。このキャップ1の押圧動作に連動させて、キャ
ッピングヘッド40を回動させる。これにより、キャッ
プ1のネジ部が口部6aのネジ部に噛み合い、キャップ
1の巻締めを行うことができる。
【0110】その後、図10Cに示すように、キャッピ
ングヘッド40を所定高さまで上昇させることにより、
キャッピングヘッド40によるキャップ1の巻締め作業
が完了する。これにより、メカニカルバンド部3を有す
る新型キャップ1を、ボトル6の口部6aに確実且つ迅
速に装着させることができる。その結果、一度あけたか
否かの判断が明確に判る開封明示性(タンパーエビデン
ス)を有するキャップ1によってボトル6の口部6aが
密封された内容物入りキャップ付き容器(製品容器)7
が製造される。
【0111】このような製品容器7の製造に際し、移送
レバー18等(特に嵌合凸部20)及びその周辺部であ
るキャップシュート17の先端部、並びにキャッピング
ヘッド40(特にチャック81)に付着している細菌を
紫外線によって殺菌するため、移送レバー18等の移動
軌跡上(少なくともキャップ供給位置32aからキャッ
チング位置32bまで)及びキャッピングヘッド40の
移動軌跡上(少なくともキャッチング位置32b)を紫
外線によって殺菌する紫外線殺菌手段が設けられてい
る。
【0112】この紫外線殺菌手段は、紫外線が作業者の
目に直接入射することがないようにするため、移送レバ
ー18及びキャッピングヘッド40と共にその周囲を適
当な範囲(キャップ供給位置32aからキャッチング位
置32bまで、必要によりキャップ装着位置41を含
む。)に渡ってカバー部材で囲うようにすることが望ま
しい。また、キャップ装着装置10,100に何らかの
トラブルが生じた場合にその装置を緊急停止させるため
の停止スイッチを設ける構成としてもよい。更に、作業
者がキャップ装着装置10,100に出入りしたり、手
を出し入れさせる等を目的として設置されたドアや扉等
の開閉部分には、その開放状態を検出して紫外線殺菌手
段の紫外線照射を停止させる検出センサ(例えば、リミ
ットスイッチや近接スイッチ等)を設ける構成とするこ
ともできる。
【0113】この紫外線殺菌手段としては、例えば、図
11乃至図19に示すような構成のものを適用すること
ができる。図11〜図16に示す紫外線殺菌装置70
は、紫外線殺菌手段の第1の具体例を示すもので、後に
詳細に説明するが、その概略を述べると、ランプハウジ
ング51と紫外線ランプ52とランプ押え板53とカバ
ーシート54と取付枠体55とから構成されている。カ
バーシート54は、ランプハウジング51の開口部を覆
うもので、万一紫外線ランプ52が破損したときに、ガ
ラスの破片が開口部から外部に飛び散らないようにする
ためのものである。また、取付枠体55は、ランプハウ
ジング51を取り付けるためのもので、この実施例では
カバーシート54を押え付ける役割も有している。
【0114】このカバーシート54及び取付枠体55
は、紫外線殺菌手段の構成として必須のものではなく、
これらを用いないで紫外線殺菌装置を構成することもで
きる。即ち、ランプハウジング51と紫外線ランプ52
とランプ押え板53とによって、上述した紫外線殺菌装
置70の構成を簡素化させた簡易型の紫外線殺菌装置を
構成することができる。
【0115】この紫外線殺菌装置70(簡易型の紫外線
殺菌装置であっても同様である。)をキャップ移送機1
4に設置する理由は、次のようなものである。即ち、キ
ャップシュート17によってキャップ供給位置32aに
搬送されてきたキャップ1は、嵌合凸部20に嵌合され
て移送レバー18等によってキャッチング位置32bま
で移送され、ここでキャッピングヘッド40のチャック
81によって把持される。そして、キャッピングヘッド
40で所定位置まで移送され或いは把持された位置に止
まって、別ルートで移送されてきたボトル6の口部6a
に装着される。そのため、移送レバー18等の嵌合凸部
20やキャッピングヘッド40のチャック81が、次の
ような理由によって細菌で汚染され、不衛生になるおそ
れがある。
【0116】例えば、果実飲料やコーヒー飲料その他の
飲料をボトルに充填してボトル入り飲料等を製造する工
場等においては、いわゆる無菌室又は無菌に近いスペー
ス内で飲料の充填工程が行われている。しかしながら、
無菌室等においても完全な無菌状態を維持することは困
難であり、作業員の出入り等によって空気中には多数の
細菌が浮遊した状態で存在する。この空気中の細菌が、
室内の空気の対流や機械の動作による空気の流れ等によ
って嵌合凸部20上に落下したり、チャック81に付着
したりする(以下「空中落下菌」という。)。この空中
落下菌によって移送レバー18の嵌合凸部20、キャッ
ピングヘッド40のチャック81及びその周辺部が汚染
されることがある。
【0117】これらの部分が空中落下菌によって汚染さ
れ、その汚染がキャップ1に伝染されると、飲料等を充
填した後のキャップ装着段階において不衛生になる。そ
こで、嵌合凸部20を中心とした移送レバー18(18
A,180)、キャッピングヘッド40のチャック81
等を殺菌対象として紫外線殺菌を行うようにしたもので
ある。これにより、ボトル6に内容物を充填する工程及
びその後のボトル6の口部6aにキャップ1を装着する
工程ばかりでなく、その間におけるキャップ1の移動中
においても、キャップ1を含むキャップ移送ライン及び
その周辺部並びにキャッピングヘッド40等に紫外線を
照射して衛生的な状態を維持することを目的としてい
る。
【0118】このような目的を達成するために用いられ
る紫外線殺菌装置70を詳細に説明すると、紫外線殺菌
装置70は、図11〜図16に示すような形状及び構造
を有している。図16等に示すように、ランプハウジン
グ51は立方体の箱体からなり、その一面には長手方向
の両端部を残して略全面に渡って開口された開口部56
が設けられている。このランプハウジング51の開口部
56側の面には、当該開口部56を囲うように四角形を
なす嵌合枠部51aが設けられている。更に、ランプハ
ウジング51の開口部56のある面の幅方向両側部には
長手方向に連続するフランジ部51b,51bが設けら
れている。そして、各フランジ部51bには、ランプハ
ウジング51を取付枠体55にネジ止めするための挿通
孔58aが複数設けられている。
【0119】また、ランプハウジング51の開口部56
のある面と直交する面の一方の長手方向の一端には、冷
却用の配管が接続される接続具57がネジ止めされてい
る。この接続具57には、例えば、ゴムホースや銅管等
の配管部品が接続され、その配管を介してエアー供給源
(図示せず)に接続される。このエアー供給源から冷却
媒体の一具体例を示すエアーが、配管及び接続具57を
介してランプハウジング51内に導入される。このラン
プハウジング51内に導入されたエアーは、ランプハウ
ジング51の開口部56のある面と対向する面の長手方
向の他端に設けた排気孔59から外部に排気される。
【0120】更に、ランプハウジング51の長手方向に
対向する面であって、排気孔59に近い側の面には、紫
外線ランプ52が挿入されるランプ挿入口60が設けら
れている。そして、ランプ挿入口60の内側には、紫外
線ランプ52の回転を防止するための二面幅部60aが
設けられている。このランプハウジング51の内面は、
紫外線ランプ52から放射される紫外線を良く反射して
開口部56から効率良く放出されるように鏡面加工等を
施して反射面とすることが好ましい。
【0121】このランプ挿入口60から挿入される紫外
線ランプ52は、波長が1〜400nm(ナノメート
ル)程度の波長範囲を有する紫外線のうち、特に、波長
254nm(厳密には、253.7nm)付近に強い線
スペクトルを有する殺菌線を放射する殺菌ランプであ
る。この紫外線ランプ52は、例えば、290nm以下
の光を透過する石英ガラス又は紫外線透過ガラス製のU
字状に形成されたガラス管52aと、このガラス管52
aの開口側の端部を閉じる接続具52bと、この接続具
52bに取り付けられた電極52cと、ガラス管52a
内に封入された水銀蒸気等によって構成されている。
【0122】この紫外線の発生源である紫外線殺菌手段
としては、この実施例の紫外線ランプ52に限定される
ものではなく、例えば、半導体レーザによる紫外線の発
光方式、レーザ光を光ファイバを用いて伝送して照射す
る方式等のように紫外線を発光可能な各種の発光方式を
適用することができる。
【0123】また、紫外線ランプ52をランプハウジン
グ51に回り止めして固定するため、接続具52bには
ランプ挿入口60の二面幅部60aに対応した切欠きが
両面に設けられている。この切欠きを接続具52bに設
けることにより接続具52bのガラス管52aと反対側
の端部には、ランプ挿入方向の位置決めをなすフランジ
部52dが設けられている。このフランジ部52dの厚
みは、ランプ挿入口60の深さと同程度に形成されてい
る。この紫外線ランプ52のランプハウジング51から
の抜止めがランプ押え板53によって図られている
【0124】ランプ押え板53は、ランプハウジング5
1のランプ挿入口60のある面と略同程度の大きさを有
する四角形の板体53aと、この板体53aに固定され
た一対のフック片53b,53bとから形成されてい
る。一対のフック片53b,53bは板体53aの対向
する二辺に溶接等の固着手段によって固定されており、
互いのフック部は離反するようにそれぞれ外側に湾曲さ
せて形成されている。このランプ押え板53の略中央部
には、紫外線ランプ52の電極52cを突出させるため
の貫通穴61が設けられている。
【0125】ランプ押え板53をランプハウジング51
に着脱可能に取り付けるため、ランプハウジング51の
対応する二面には締付金具63がそれぞれ取り付けられ
ている。締付金具63は、ランプ押え板53のフック片
53bに着脱可能に係合されるワイヤ環63aと、この
ワイヤ環63aを移動させて締め込み及び緩め作業を行
う操作片63bとを有している。ワイヤ環63aをフッ
ク片53bに引っ掛けて操作片63bを後方へ押え込む
ことにより、締付金具63を締め付けてランプ押え板5
3をランプハウジング51に圧着させて固定することが
できる。
【0126】カバーシート54は、ランプハウジング5
1の開口部56を覆ってガラス片その他のものが開口部
56を通過するのを防止する。このカバーシート54
は、紫外線を良く透過することができる紫外線透過性プ
ラスチックシート、例えば、紫外線透過性フッソ樹脂シ
ートによって形成することができる。このカバーシート
54は、ランプハウジング51の開口部56の全体を覆
うことができる大きさに形成されている。このカバーシ
ート54には、周縁部を枠状に残してその内側を長方形
にて膨出させることにより膨出部54aが設けられてい
る。この膨出部54aの内側に形成された凹陥部内に
は、ランプハウジング51の嵌合枠51aが嵌合され
る。更に、膨出部54aを囲う周縁のフランジ部54b
には、ランプハウジング51の挿通孔58aに対応させ
て同様の挿通孔58bが同数設けられている。
【0127】また、取付枠体55は、カバーシート54
をランプハウジング51との間で挟持すると共に適宜位
置にランプハウジング51等を取り付ける等の役割を果
たしている。この取付枠体55は、ランプハウジング5
1のフランジ部52dを含む固定側と略同一の大きさを
有する長方形の枠体部55aと、この枠体部55aの幅
方向両側に設けられたフランジ部55b,55bとから
構成されている。枠体部55aを枠体として形成するこ
とにより、その内側にカバーシート54の膨出部54a
が嵌合される開口部64が設けられている。更に、枠体
部55aには、カバーシート54の挿通孔58bに対応
させて同数のネジ孔58cが設けられている。そして、
各フランジ部55bには、取付枠体55を取り付けるた
めの挿通孔65が複数設けられている。
【0128】このような構成を有する紫外線殺菌装置7
0は、例えば、次のようにして組み立てることができ
る。まず、ランプハウジング51に紫外線ランプ52を
取り付ける。これは、ランプハウジング51のランプ挿
入口60に、紫外線ランプ52をガラス管52a側から
挿入し、接続具52bの切欠きを二面幅部60aに係合
させて所定の深さまで挿入する。
【0129】次に、接続具52bの外側にランプ押え板
53を当てた後、左右のフック片53b,53bに一対
の締付金具63,63の各ワイヤ環63aを係合させ
る。そして、操作片63bを操作してワイヤ環63aに
緊張を与え、ランプ押え板53を締付固定する。これに
より、カバーシート54と取付枠材55とが組み立てら
れる前の簡易型の紫外線殺菌装置が構成される。
【0130】次に、カバーシート54の膨出部54aを
取付枠体55の開口部64に嵌合させ、カバーシート5
4を取付枠体55に取り付ける。このカバーシート54
の上に、紫外線ランプ52等が取り付けられたランプハ
ウジング51を重ね合わせる。そして、図示しない取付
ネジのネジ部を、ランプハウジング51の挿通孔58a
及びカバーシート54の挿通孔58bに挿通させて取付
枠体55のネジ孔58cに螺合させる。この取付ネジの
締め込みによって組立作業が完了し、図11〜図15に
示すように、紫外線殺菌装置70が構成される。
【0131】図17は、図11〜図16に示した紫外線
殺菌装置70の変形実施例を示すものである。この紫外
線殺菌装置72は、上記実施例におけるランプハウジン
グ51をハウジング本体73とハウジング蓋体74とに
分割し、ハウジング蓋体74の着脱のみによって紫外線
ランプ52の交換作業が行えるようにしたものである。
この紫外線殺菌装置72が上述した紫外線殺菌装置70
と異なるところは、ハウジング本体73及びハウジング
蓋体74のみであり、その他の紫外線ランプ52、ラン
プ押え板53、カバーシート54及び取付枠体55には
変更がない。そのため、ここではハウジング本体73及
びハウジング蓋体74について説明し、その他の部品に
は同一符号を付してその説明は省略する。
【0132】ハウジング蓋体74は、上述した実施例の
ランプハウジング51のうち、排気孔59のある背面部
74aと、ランプ挿入口60のある正面部74bとの二
面によって形成されている。また、ハウジング本体73
は、ランプハウジング51から背面部74aに相当する
部分と正面部74bに相当する部分とを取り除くことに
よって形成されている。従って、ハウジング本体73に
ハウジング蓋体74を重ね合わせることにより、ランプ
ハウジング51と同様のランプハウジングが構成され
る。
【0133】また、ハウジング蓋体74をハウジング本
体73にネジ止めするため、ハウジング本体73のラン
プ押え板53と反対側の面には内側に突出するナット部
75が設けられている。そして、ハウジング蓋体74
の、ナット部75に対応する位置には座付き孔76が設
けられている。このハウジング蓋体74をハウジング本
体73に重ね合わせた状態において、図示しない固定ネ
ジの軸部を座付き孔76を貫通させてナット部75のネ
ジ孔に螺合させることにより、ハウジング蓋体74をハ
ウジング本体73に締付固定することができる。
【0134】尚、ハウジング蓋体74の内面に取り付け
られる二面幅部60aの外側の寸法を、ハウジング本体
73の幅方向に対向する2つの側面部の隙間と一致させ
ることにより、その隙間に二面幅部60aを係合させる
だけでハウジング本体73に対するハウジング蓋体74
の幅方向の位置決めを行うことができる。
【0135】図18及び図19には、紫外線殺菌手段で
ある紫外線殺菌装置の他の実施例を示す。この紫外線殺
菌装置150は、紫外線の発光部であるランプハウジン
グ151を可撓性を有するたわみ管によって支持するこ
とによりフレキシブルアーム構造としてランプハウジン
グ151の姿勢を変更自在に構成したものである。この
紫外線殺菌装置150は、たわみ管の一具体例を示すた
わみ金属管(フレキシブル金属パイプ)152と、この
たわみ金属管152の両端に取り付けられる2個の接続
継手153と、ハウジング側の支持ブラケット154
と、固定側の取付ブラケット155とを備えている。
【0136】ランプハウジング151は、基本的構成は
図16等に示したランプハウジング51と共通するが、
異なる点は、接続具57と2個の締付金具63との使用
を廃止する一方、支持ブラケット154の取り付けを可
能としたところである。そのため、ランプハウジング1
51がランプハウジング51と異なる点について説明
し、同一部分には同一符号を付して説明を省略する。ラ
ンプハウジング151は、長手方向の一側面に設けたラ
ンプ挿入口60を有し、このランプ挿入口60を覆うよ
うに支持ブラケット154が取り付けられる。
【0137】図18に示すように、支持ブラケット15
4は平面形状がコ字状をなしており、中央片の略中央部
には側面片と反対側に突出する筒状部154aが設けら
れている。この支持ブラケット154の筒状部154a
の外周面にはネジ部が設けられている。更に、各側面片
には、固定ネジ156のネジ軸部が挿入される挿通孔が
2個ずつ設けられており、これらの挿通孔に対応してラ
ンプハウジング151にはネジ孔が設けられている。こ
のランプハウジング151の一側部に支持ブラケット1
54を装着し、位置合わせされた挿通孔を貫通してネジ
孔に固定ネジ156を螺合させる。これにより、4個の
固定ネジ156を介してランプハウジング151が支持
ブラケット154に固定される。
【0138】接続継手153は、共にリング状をなす第
1の継手部材153aと第2の継手部材153bとによ
って形成されている。第1の継手部材153aは、内周
面に設けた内ネジ部と外周面に設けた外ネジ部とを有し
ている。この第1の継手部材153aの内ネジ部を筒状
部154aに螺合することにより、第1の継手部材15
3aが支持ブラケット154に着脱可能に接続される。
第2の継手部材153bは、内周面に設けた内ネジ部を
有している。この第2の継手部材153bの内ネジ部を
外ネジ部に螺合することにより、第2の継手部材153
bが第1の継手部材153aと着脱可能に接続される。
【0139】また、たわみ金属管152の両端にはスリ
ーブ状の接続具152aが固定されている。この接続具
152aの端面部には外向きのフランジ部が設けられて
おり、このフランジ部には第2の継手部材153bに設
けた内向きのフランジ部が係合される。この接続具15
2aと第1の継手部材153aとの間には、O−リング
等のシール部材157が介在されており、このシール部
材157によって接続継手153が封止されている。
【0140】このたわみ金属管152には複数本の電線
160が挿通されていて、各電線160の先端にはピン
コネクタ161がそれぞれ取り付けられている。更に、
ピンコネクタ161には、ソケット162のリード線1
63がそれぞれ接続されている。そして、ソケット16
2は、ランプハウジング151のランプ挿入口60から
突出された紫外線ランプ52の電極52cに接続されて
いる。
【0141】たわみ金属管152の他端は、同じく接続
継手153を介して取付ブラケット155に接続されて
いる。この取付ブラケット155は、たわみ金属管15
2を含む発光部全体の重量を支持するもので、機械や間
仕切り、壁等の任意の取付面に複数個の固定ネジによっ
て取り付けられる。この取付ブラケット155は四角形
の板状部材からなり、その四隅には固定ネジが挿通され
る挿通孔が設けられている。更に、取付ブラケット15
5の略中央部には、一面側に突出する筒状部155aが
設けられている。この筒状部155aに接続継手153
の第1の継手部材153aが着脱可能に接続される。
【0142】このような構成を有する紫外線殺菌装置1
50によれば、たわみ金属管152を任意の位置で曲げ
ることにより、その先端に固定されているランプハウジ
ング151の開口部64を任意の方向に向けることがで
きる。これにより、キャップ装着装置10,100の動
きに支障をきたすことのない空間位置に発光部を静止さ
せ、その位置から所望の方向に向けて紫外線を照射させ
ることができる。
【0143】上述したような紫外線殺菌装置70(又は
72,150)によって殺菌された嵌合凸部20に嵌合
されて移送されるキャップ1の開口側の面には、その移
送経路を移動する際にも、新たに汚れや細菌等が付着す
るおそれがない。そのため、キャップシュート17を介
してキャップ移送機14まで搬送されたキャップ1は、
キャッピングヘッド40のチャック81により把持され
るキャッチング位置32bまでクリーンな状態を維持し
て汚染されることなく衛生的な状態で移送される。この
クリーンで衛生的な状態が維持されたキャップ1が、次
のキャッピング作業に供される。
【0144】キャッピングヘッド40によるキャッピン
グ作業は、図1に示す第1の実施例の場合には、ボトル
供給機13からキャップ装着締付機12がボトル6を受
け取った後、そのボトル6と同期して回転移動するキャ
ッピングヘッド40によって行われる。また、図2に示
す第1の実施例の場合には、ボトル供給機13からキャ
ップ装着締付機12がボトル6を受け取った後、その位
置に止まるボトル6をその位置で上下移動のみ可能とさ
れたキャッピングヘッド40によって行われる。ここで
キャップ1が装着されたボトル6は、キャッピングヘッ
ド40から離れて回転移動される。
【0145】このキャッピング作業によってキャップ1
がボトル6の口部6aに完全に装着されることにより製
品容器7が組み立てられる。そして、キャップ付き容器
入り飲料が最終製品として製造され、これが製品容器7
となってキャップ装着締付機12により、次の容器排出
機15まで搬送される。
【0146】容器排出機15は、キャップ装着締付機1
2,120と交差する受け渡し位置において、キャップ
装着締付機12,120から製品容器7を受け取り、容
器把持部15aに保持して排出位置67まで移送する。
この排出位置67には搬送コンベヤ68の一端が設置さ
れており、この搬送コンベヤ68上に製品容器7が載置
される。この搬送コンベヤ68に載置された製品容器7
は、例えば、包装工程等の次の工程に搬送される。
【0147】このようなキャップ装着装置10,100
によれば、完全に殺菌処理されたキャップ1は、キャッ
プ移送機14のキャップ供給位置32aから導入されて
キャッチング位置32bまで移送されるまでの間、移送
レバー18,18A,180に保持されて移動するが、
その移送レバー18(又は18A,180)、特にその
嵌合凸部20及びキャップ1には紫外線殺菌装置70,
72,150から放射された紫外線が照射されている。
更に、キャップ1を把持して移送するキャッピングヘッ
ド40、特にそのチャック81にも紫外線殺菌装置70
(又は72,150)の紫外線が照射される。
【0148】このように移送レバー18等の嵌合凸部2
0及びキャッピングヘッド40のチャック81並びにこ
れらの周辺部全体に紫外線を照射することにより、空中
落下菌を紫外線によって殺菌処理し、また、空中落下菌
による増殖を防止することができる。従って、嵌合凸部
20に接触するキャップ1の接触面に細菌が付着するの
を防止することができ、前処理工程において殺菌処理さ
れたキャップ1の衛生的な状態を維持して、次の、キャ
ッピング工程に移送することができる。更に、キャッピ
ングヘッド40のチャック81にも紫外線が照射される
ため、このチャック81によってキャップ1が汚染され
ることがなく、あくまでも衛生的な状態を維持してキャ
ップ1をボトル6の口部6aに装着することができる。
【0149】また、上述したキャップ移送機14の紫外
線殺菌装置70(又は72,150)に加えて清掃手段
を設け、キャップ移送機14を紫外線殺菌と同時に又は
別個独立に清掃するように構成することもできる。ここ
で、清掃手段とは、移送レバー18(又は18A,18
0)及びその周辺部若しくはキャッピングヘッド40に
清掃用媒体を供給することにより、嵌合凸部20やチャ
ック81等の上に落下した細菌等を洗い流したり、吹き
飛ばしたりして清掃するものである。
【0150】この清掃手段は、上述した紫外線殺菌装置
70(又は72,150)と同時に使用できることは勿
論であるが、両装置を同時に使用する場合にはランニン
グコストが高くなるため、経済性の点を考慮すると、作
業開始前や作業が一時的に中断した時等に短時間で使用
することが好ましい。しかしながら、安全性を高めるた
めの同時使用には何も問題を生ずることはない。更に、
清掃手段が温水、熱水、熱風、高温水蒸気の単独使用で
あっても良く、またこれらを任意に組み合わせた組合せ
使用であっても何ら問題を生ずるものではない。
【0151】このような清掃手段を設けることにより、
移送レバー18(又は18A,180)の嵌合凸部20
及びその周辺部並びにキャッピングヘッド40のチャッ
ク81等に付着した細菌や汚れ等を熱水や熱風等の清掃
用媒体を用いて洗い流したり、吹き飛ばしたりすること
ができる。この場合、細菌等が洗い流される等して消滅
するため、紫外線によって細菌が死滅するまで時間持ち
する必要がない。そのため、内容物の充填ラインを早期
に可動させることができ、作業開始前の無駄な時間を少
なくすることができる。尚、熱水及び水蒸気の場合には
乾燥性が良く、水切りも早いために、これらを清掃用媒
体として用いることによっても不具合を生ずるおそれが
ない。
【0152】また、上述した実施例においては、通過制
御手段の一具体例として1本のストッパピン143を横
方向に延在させたストッパレバー141と、このストッ
パレバー141を回動自在に支持する支持ブラケット1
42とで構成し、ストッパピン143を水平状態のまま
上下方向へ回動させてキャップ1の通過及び通過阻止を
制御する構成としたが、これに限定されるものではな
く、例えば3本のストッパピン143を円周方向に等角
度間隔に配置し、キャップ1の流れと移送レバー18等
の動きに合わせて一方向に回転させ、それまでキャップ
1を押えていたストッパピンを逃がしてそのキャップ1
を通過させる一方、次のストッパピンを次のキャップ1
の前に回動させてそのキャップ1の通過を阻止する構成
とすることもできる。更に、キャップ1の移動を阻止す
る一対の爪部材をキャップシュートの出口両側に設け、
この一対の爪部材の開閉動作によってキャップ1を1個
ずつ通過させる構成とすることもできる。
【0153】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、例えば、上記実施例においては、ガラス管
を直線状に延在させた紫外線ランプを用いた例について
説明したが、ガラス管が円形に形成された紫外線ランプ
やガラス管をボール状に丸めた紫外線ランプ等のように
各種形状の紫外線ランプを用いることができる。このよ
うに、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更
できるものである。
【0154】
【発明の効果】以上説明したように、本出願の請求項1
記載のキャップ装着装置によれば、キャップ装着締付機
とキャップ移送機と紫外線殺菌手段とを設け、紫外線殺
菌手段でキャップ移送機の少なくとも嵌合凸部に紫外線
を照射して殺菌する構成としたため、キャップの穴に嵌
合される嵌合凸部を介してキャップが細菌によって汚染
されるのを防止し、キャップを衛生的な状態に維持して
ボトル口部の密封に使用することができるという効果を
得ることができる。
【0155】本出願の請求項2記載のキャップ装着装置
によれば、キャップ移送機が移送レバーと移動手段とを
有し、このキャップ移送手段によってキャップがキャッ
プ供給位置とキャッチング位置との間に移送される構成
としたため、キャップに細菌が付着する機会を極力少な
くすることができると共に、キャップシュートから供給
されるキャップを確実に保持して移送することができる
という効果が得られる。
【0156】本出願の請求項3記載のキャップ装着装置
によれば、移送レバーの嵌合凸部を赤外線の照射又はヒ
ータへの通電により加温する構成としたため、紫外線に
対して耐性を有する菌(カビ等)が嵌合凸部に付着して
いる場合にもその菌の増殖を防止又は抑制したり、又は
紫外線と加温との併用によりその菌の殺菌が可能とな
り、嵌合凸部を衛生的な状態に維持することができると
いう効果が得られる。
【0157】本出願の請求項4記載のキャップ装着装置
によれば、移送レバーの少なくとも嵌合凸部をフッ素樹
脂で形成するか又はフッ素樹脂の被膜で被覆する構成と
したため、外部に設置された紫外線殺菌手段から放射さ
れる紫外線が照射されにくいキャップの穴内にも紫外線
を照射させることができ、キャップの穴内に付着した細
菌を紫外線によって殺菌することができるという効果が
得られる。
【0158】本出願の請求項5記載のキャップ装着装置
によれば、紫外線殺菌手段を紫外線ランプとランプハウ
ジングとカバーシートとで構成し、この紫外線殺菌手段
を移送レバーの側方又は上方に配置する構成としたた
め、簡単な構成でありながら移送レバーの移送範囲を確
実に紫外線殺菌することができると共に、紫外線ランプ
が破損した場合にもガラス片が外部に飛び散るのを防止
することができるという効果が得られる。
【0159】本出願の請求項6記載のキャップ装着装置
によれば、紫外線殺菌手段を紫外線ランプとランプカバ
ーとで構成し、この紫外線殺菌手段を移送レバーの側方
又は上方に配置する構成としたため、簡単な構成であり
ながら移送レバーの移送範囲を確実に紫外線殺菌するこ
とができると共に、紫外線ランプが破損した場合にもガ
ラス片が外部に飛び散るのを防止することができるとい
う効果が得られる。
【0160】本出願の請求項7記載のキャップ装着装置
によれば、紫外線殺菌手段をランプハウジングとカバー
シートと紫外線ランプとランプ押え板とで構成し、この
紫外線殺菌手段をキャップ移送機の近傍に配置する構成
としたため、簡単な構成でありながら嵌合凸部を確実に
紫外線殺菌することができると共に、紫外線ランプが破
損した場合にもガラス片が外部に飛び散るのを防止する
ことができ、安全性を高め保守管理の容易化を図ること
ができるという効果が得られる。
【0161】本出願の請求項8記載のキャップ装着装置
によれば、枠体側開口部を有する取付枠体を備え、この
取付枠体とランプハウジングとの間にカバーシートを介
在させる構成としたため、組立及び分解作業が容易であ
って既存の装置に簡単に取り付けることができると共に
柔軟性のあるシート部材を腰のある面部材として使用す
ることができるという効果が得られる。
【0162】本出願の請求項9記載のキャップ装着装置
によれば、枠体側開口部を有する取付枠体を備え、この
取付枠体とランプハウジングとの間にカバーシートを介
在させる構成としたため、組立及び分解作業が容易であ
って既存の装置に簡単に取り付けることができると共に
柔軟性のあるシート部材を腰のある面部材として使用す
ることができるという効果が得られる。
【0163】本出願の請求項10記載のキャップ装着装
置によれば、キャップ移送機を清掃手段で清掃するよう
にしたため、所定の時期又は任意の時期に清掃手段を作
動させる構成としたため、清掃用媒体を嵌合凸部若しく
はその周辺部又はキャッピングヘッドに供給して清掃す
ることができ、嵌合凸部等に細菌が付着するのを防止
し、若しくはこれらに付着した細菌を死滅させることが
できるという効果が得られる。
【0164】本出願の請求項11記載のキャップ装着方
法によれば、キャップ移送機の少なくとも嵌合凸部を紫
外線で殺菌処理するようにしたため、嵌合凸部に細菌が
付着して増殖するのを防止し、細菌が付着していない嵌
合凸部でキャップを保持してキャッピング位置まで移送
し、衛生的なキャップをボトルの口部に装着することが
できるという効果が得られる。
【0165】本出願の請求項12記載のキャップ装着方
法によれば、嵌合凸部及びその周辺部並びにキャッピン
グヘッドを紫外線で殺菌処理するようにしたため、嵌合
凸部及びその周辺部に細菌が付着して増殖するのを防止
し、細菌が付着していない嵌合凸部でキャップを保持し
て、衛生的なキャップをキャッピング位置まで移送する
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキャップ装着装置の概略構成の第
1の実施例を示す説明図である。
【図2】本発明に係るキャップ装着装置の概略構成の第
2の実施例を示す説明図である。
【図3】図1及び図2に示すキャップ装着装置に係るキ
ャップ移送機及びキャップシュートの具体的構成の第1
の実施例を正面から見た説明図である。
【図4】図1及び図2に示すキャップ装着装置に係るキ
ャップ移送機及びキャップシュートの具体的構成の第1
の実施例を側面から見た説明図である。
【図5】図1及び図2に示すキャップ装着装置に係るキ
ャップ移送機及びキャップシュートの具体的構成の第2
の実施例を側面から見た説明図である。
【図6】図1及び図2に示すキャップ装着装置に係るキ
ャップ移送機及びキャップシュートの具体的構成の第3
の実施例を示すもので、同図Aは一部を断面した側面
図、同図Bは斜視図である。
【図7】図1及び図2に示すキャップ装着装置に係るキ
ャップ移送機及びキャップシュートの具体的構成の第2
の実施例を正面から見た説明図である。
【図8】図1及び図2に示すキャップ装着装置に係るキ
ャップ移送機の具体的構成の第2の実施例を側面から見
た説明図である。
【図9】本発明に係るキャップ装着装置のキャッピング
ヘッドの一実施例を示す断面図である。
【図10】図9に示すキャッピングヘッドの動作を説明
するもので、同図Aはチャックでキャップを把持した状
態、同図Bはチャックで把持したキャップをボトルの口
部に装着した状態、同図Cはキャッピングを完了してキ
ャッピングヘッドをキャップから離した状態を示す、そ
れぞれ説明図である。
【図11】図1及び図2に示すキャップ移送機に用いた
紫外線殺菌装置の第1の実施例を組み立てた状態を示す
斜視図である。
【図12】図11に示す紫外線殺菌装置の平面図であ
る。
【図13】図12に示す紫外線殺菌装置のX−X線部分
を断面して示す説明図である。
【図14】図11に示す紫外線殺菌装置の正面図であ
る。
【図15】図12に示す紫外線殺菌装置のY−Y線部分
を断面して示す説明図である。
【図16】図11に示す紫外線殺菌装置の第1の実施例
を分解した状態を示す斜視図である。
【図17】図16に示す紫外線殺菌装置の一部を変形さ
せた第2の実施例を示す分解斜視図である。
【図18】図1及び図2に示すキャップ移送機に用いた
紫外線殺菌装置の第3の実施例を示す斜視図である。
【図19】図18に示す紫外線殺菌装置の要部を断面し
て平面から見た説明図である。
【図20】図1及び図2に示すキャップ装着装置に使用
されるキャップの一具体例を示す一部を断面した斜視図
である。
【符号の説明】
1 キャップ、 6 ボトル、 6a 口部、 7 製
品容器、 10,100 キャップ装着装置、 11
回転充填機(フィラー)、 12,120 キャップ装
着締付機(キャップインヘッドシーマー)、 13 ボ
トル供給機、14 キャップ移送機、 15 容器排出
機、 17 キャップシュート、 18,18A,18
0 移送レバー、 20,183 嵌合凸部、 32a
キャップ供給位置、 32b キャッチング位置、
40 キャッピングヘッド、 51,151 ランプハ
ウジング、 52 紫外線ランプ、 53 ランプ押え
板、 54 カバーシート、 55 取付枠材、 60
ランプ挿入口、 63締付金具、 70,72,15
0 紫外線殺菌装置(紫外線殺菌手段)、 80クラッ
チ機構、 81 チャック、 141 ストッパレバ
ー、 152 たわみ金属管(たわみ管)、 153
接続継手、 154 支持ブラケット、181 載置部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65G 25/02 B65B 55/08 A // B65B 55/08 55/10 E 55/10 55/24 55/24 A61J 1/00 315D (72)発明者 清水 謙 東京都渋谷区本町3丁目49番16号 株式会 社豊振科学産業所内 (72)発明者 小路 正史 東京都渋谷区本町3丁目49番16号 株式会 社豊振科学産業所内 Fターム(参考) 3E080 AA07 AA20 BB02 CD03 CD05 CF02 CF15 DD12 DD17 DD29 FF11 FF15 3F036 BA02 DB01 4C058 AA16 BB06 EE22 EE23 EE26 EE29 KK02 KK05 KK22 KK50

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物が充填されたボトルが供給される
    と共に当該ボトルの口部にキャップを装着するキャッピ
    ングヘッドを有するキャップ装着締付機と、 上記キャップの穴に嵌合される嵌合凸部を有し当該嵌合
    凸部に上記キャップを保持した状態で上記キャッピング
    ヘッドにより把持されるキャッチング位置まで移送する
    キャップ移送機と、 上記キャップ移送機の少なくとも上記嵌合凸部に紫外線
    を照射して殺菌する紫外線殺菌手段と、を設けたことを
    特徴とするキャップ装着装置。
  2. 【請求項2】 上記キャップ移送機は、キャップシュー
    トから供給される上記キャップが嵌合される上記嵌合凸
    部を有する移送レバーと、この移送レバーを上記キャッ
    プシュートのキャップ供給位置と上記キャッチング位置
    との間で往復移動させる移送手段と、を有することを特
    徴とする請求項1記載のキャップ装着装置。
  3. 【請求項3】 上記移送レバーの上記嵌合凸部を、外部
    からの赤外線の照射によるか又は内蔵されるヒータへの
    通電により加温させるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載のキャップ装着装置。
  4. 【請求項4】 上記移送レバーの少なくとも上記嵌合凸
    部は、熱に強く且つ紫外線を透過させるフッ素樹脂材に
    よって形成するか又は当該フッ素樹脂材によって被覆さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のキャップ装着
    装置。
  5. 【請求項5】 上記紫外線殺菌手段は、上記移送レバー
    の側方又は上方に配置される紫外線ランプと、この紫外
    線ランプを保持すると共に移送レバー側に開口された開
    口部を設けたランプハウジングと、上記開口部を覆う紫
    外線透過性のカバーシートと、を有することを特徴とす
    る請求項1記載のキャップ装着装置。
  6. 【請求項6】 上記紫外線殺菌手段は、上記移送レバー
    の側方又は上方に配置される紫外線ランプと、紫外線透
    過性樹脂により形成されるか又は紫外線透過性樹脂によ
    り被覆されて形成され且つ上記紫外線ランプを覆うラン
    プカバーと、を有することを特徴とする請求項1記載の
    キャップ装着装置。
  7. 【請求項7】 上記紫外線殺菌手段は、一面に開口部を
    有し且つ当該開口部のある面と直交する面にランプ挿入
    孔が設けられたランプハウジングと、上記開口部を閉じ
    るように上記ランプハウジングに取り付けられるカバー
    シートと、上記ランプ挿入孔から上記ランプハウジング
    内に少なくとも紫外線の発光部が挿入される紫外線ラン
    プと、上記紫外線ランプの接続部を押さえて上記ランプ
    ハウジングからの紫外線ランプの抜け出しを防止するラ
    ンプ押え板と、を有することを特徴とする請求項1記載
    のキャップ装着装置。
  8. 【請求項8】 上記紫外線殺菌手段は、上記ランプハウ
    ジングが重ね合わされる取付枠体を備え、当該取付枠体
    には上記ランプハウジングの開口部に合致される枠体側
    開口部を設け、この取付枠体に上記カバーシートを介在
    させてランプハウジングを取り付けるようにしたことを
    特徴とする請求項5記載のキャップ装着装置。
  9. 【請求項9】 上記紫外線殺菌手段は、上記ランプハウ
    ジングを支持すると共に可撓性を具えたたわみ管を有
    し、このたわみ管によって上記ランプハウジングの開口
    部の方向を変更自在にしたことを特徴とする請求項5乃
    至8記載のキャップ装着装置。
  10. 【請求項10】 上記嵌合凸部若しくは当該嵌合凸部の
    周辺部又は上記キャッピングヘッドに清掃用媒体を供給
    して清掃する清掃手段を設けたことを特徴とする請求項
    1記載のキャップ装着装置。
  11. 【請求項11】 予め殺菌処理されて移送されるキャッ
    プの穴に嵌合凸部を嵌合させて保持するキャップ移送機
    により当該キャップをキャップ供給位置からキャッチン
    グ位置まで移送すると共に、当該キャッチング位置にお
    いて上記キャップをキャッピングヘッドにより把持した
    後、内容物が充填されているボトルを上記キャッピング
    ヘッドの真下に移動させてキャップを当該ボトルの口部
    に装着するか又は内容物が充填されているボトルの上方
    に上記キャッピングヘッドを移動させてキャップを当該
    ボトルの口部に装着するに際し、 上記キャップ移送機の少なくとも上記キャップを保持す
    る嵌合凸部に紫外線を照射して殺菌し、この紫外線によ
    り殺菌処理された上記嵌合凸部に当該キャップを嵌合さ
    せて移送すると共に、この移送されたキャップを上記口
    部に装着するようにしたことを特徴とするキャップ装着
    方法。
  12. 【請求項12】 上記紫外線による殺菌処理は、上記キ
    ャップ移送機の上記嵌合凸部及び当該嵌合凸部の周辺部
    並びに上記キャッピングヘッドを対象として行うように
    したことを特徴とする請求項8記載のキャップ装着方
    法。
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