JP2002113555A - 双ロール式連続鋳造機及びその使用方法 - Google Patents
双ロール式連続鋳造機及びその使用方法Info
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Abstract
双ロール式連続鋳造機を提供する。 【解決手段】 鋳造ロール1a,1bの回動に伴ってそ
の外周面に随伴する空気層の大部分を、鋳造ロール1
a,1bに接して回転可能なブラシロール15a,15
bにより除去し、不活性ガス7を、鋳造ロール1a,1
bの外周面、サイド堰2a、シールチャンバ13、及び
区画壁16で囲まれる空間18へ供給して当該空間18
内を不活性ガス雰囲気に保ち、区画壁16と鋳造ロール
1a,1bの外周面の間の空隙G3からブラシロール1
5a,15b側に隣接する他の空間20へ不活性ガス7
を流出させて、シールチャンバ13外部からロール間隙
G1付近への空気の流入を抑制する。
Description
機及びその使用方法に関するものである。
ための手段として、種々の双ロール式連続鋳造機が提案
されている。
機の一例であり、当該連続鋳造機は、ロール間隙G1を
形成するように隣接し且つそれぞれ外周面が上側からロ
ール間隙G1へ向かって回動し得るように枢支した一対
の鋳造ロール1a,1bと、両鋳造ロール1a,1bの
端面に接する一対のサイド堰2a,2bと、両サイド堰
2a,2bに接してロール間隙G1及び鋳造ロール1
a,1bを上方から覆うシールチャンバ3と、上方から
前記の鋳造ロール1a,1b間へ溶鋼4を供給し得る溶
鋼供給手段5とを備えている。
ロール1a,1bの昇温の抑制と、溶鋼4の凝固の促進
を図るための冷却水が流通し得るようになっている。
の外周面との間には、これら双方の接触を回避するため
に、空隙G2が形成されている。
1a,1bの外周面、サイド堰2a,2b、シールチャ
ンバ3により囲まれる空間6へ不活性ガス7を流入させ
るためのガス供給管8が取り付けられている。
に配置され且つ溶鋼4を貯留し得るタンディッシュ9
と、シールチャンバ3を貫通し且つタンディッシュ9か
ら鋳造ロール1a,1b間へ溶鋼4を流下させるノズル
10とで構成されている。
により薄板11を製造する際には、製造すべき薄板11
の厚さに応じたロール間隙G1が形成されるように、各
鋳造ロール1a,1bの回転中心の間隔を設定した後、
当該鋳造ロール1a,1bをその外周面が上側からロー
ル間隙G1へ向かって移動するように回動させる。
して、この溶鋼4をノズル10から鋳造ロール1a,1
b間へ流下させると、鋳造ロール1a,1b外周面に凝
固殻12が形成され、更に、鋳造ロール1a,1bの回
動によって薄板11が下方へ送出される。
バ3内方の空間6へ不活性ガス7を連続的に供給すると
ともに、シールチャンバ3と鋳造ロール1a,1bの外
周面との間の空隙G2から外方へ流出させることによ
り、空間6を無酸素状態にし、鋳造ロール1a,1b間
における溶鋼4の酸化を抑制する。
6に示す双ロール式連続鋳造機では、空間6への不活性
ガス7の供給量を多くして、空間6の内圧をゲージ圧で
1000Pa程度にまで高めても、当該空間6には約
0.2%程度の濃度で酸素が存在する。
n)が酸化して、鋳造ロール1a,1bの外周面に酸化
マンガン(MnO)の被覆層が10分あたり20μmの
割合で生成される。
(C)が空間6内の酸素や酸化マンガンの分解酸素と反
応して生成される一酸化炭素(CO)の気泡が、鋳造ロ
ール1a,1b間の溶鋼4に混入し、薄板11の表面割
れの要因となっている。
する際は、アルミの酸化を防止するために、空間6の酸
素濃度を10ppm程度に保つことが要求される。
給量を多くしても、空間6に酸素が存在する理由は、鋳
造ロール1a,1bの回動に伴ってその外周面に随伴す
る約50〜100μmの空気層が空間6へ入り込むこと
にある。
気層の随伴は、境界層効果やロール表面に粗い凹凸が形
成されていることに起因する。
で、ロール間隙付近への空気の流入を抑制し且つ鋳片の
品質向上を図ることが可能な双ロール式連続鋳造機及び
その使用方法を提供することを目的としている。
め、本発明の請求項1に記載の双ロール式連続鋳造機で
は、略水平に並設されてロール間隙を形成する一対の鋳
造ロールと、両鋳造ロールの端面に接する一対のサイド
堰と、両サイド堰に接してロール間隙及び鋳造ロールを
上方から覆うシールチャンバと、鋳造ロールをその端面
側から覆うようにシールチャンバに連なるサイドシール
と、鋳造ロールと同方向に延び且つ当該鋳造ロールの外
周面及びシールチャンバの端部の双方に接する一対のブ
ラシと、鋳造ロールと同方向に延び且つ各ブラシとロー
ル間隙の中間に位置してシールチャンバから鋳造ロール
の外周面近傍へ突出する区画壁と、上方から鋳造ロール
間へ溶鋼を供給し得る溶鋼供給手段と、鋳造ロールの外
周面、サイド堰、シールチャンバ、及び区画壁で囲まれ
る空間へ無酸化性ガスを流入させる手段を備えている。
鋳造機では、略水平に並設されてロール間隙を形成する
一対の鋳造ロールと、両鋳造ロールの端面に接する一対
のサイド堰と、両サイド堰に接してロール間隙及び鋳造
ロールを上方から覆うシールチャンバと、鋳造ロールを
その端面側から覆うようにシールチャンバに連なるサイ
ドシールと、鋳造ロールと同方向に延び且つ当該鋳造ロ
ールの外周面及びシールチャンバの端部の双方に接して
回転し得る一対のブラシと、鋳造ロールと同方向に延び
且つ各ブラシとロール間隙の中間に位置してシールチャ
ンバから鋳造ロールの外周面近傍へ突出する区画壁と、
上方から鋳造ロール間へ溶鋼を供給し得る溶鋼供給手段
と、鋳造ロールの外周面、サイド堰、シールチャンバ、
及び区画壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを流入させる
手段を備えている。
鋳造機では、略水平に並設されてロール間隙を形成する
一対の鋳造ロールと、両鋳造ロールの端面に接する一対
のサイド堰と、両サイド堰に接してロール間隙及び鋳造
ロールを上方から覆うシールチャンバと、鋳造ロールを
その端面側から覆うようにシールチャンバに連なるサイ
ドシールと、鋳造ロールと同方向に延び且つシールチャ
ンバの両端部に連なって鋳造ロールの外周面近傍へ突出
する端部壁と、鋳造ロールと同方向に延び且つ当該鋳造
ロールの外周面に接して回転し得るように端部壁の外方
側に配置した一対のブラシと、鋳造ロールと同方向に延
び且つ各ブラシとロール間隙の中間に位置してシールチ
ャンバから鋳造ロールの外周面近傍へ突出する区画壁
と、上方から鋳造ロール間へ溶鋼を供給し得る溶鋼供給
手段と、鋳造ロールの外周面、サイド堰、シールチャン
バ、及び区画壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを流入さ
せる手段とを備えている。
鋳造機では、本発明の請求項1乃至請求項3のいずれか
に記載の双ロール式連続鋳造機の構成に加えて、各ブラ
シとロール間隙との間に複数の区画壁を設けている。
鋳造機の使用方法では、各鋳造ロールをその外周面が上
方からロール間隙へ移動するように回動させるととも
に、溶鋼供給手段からロール間隙へ溶鋼を供給すること
によって、ロール間隙から下方へ薄板を連続的に送出さ
せる際に、鋳造ロールの外周面、サイド堰、シールチャ
ンバ、及び区画壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを供給
する。
鋳造機の使用方法では、各鋳造ロールをその外周面が上
方からロール間隙へ移動するように回動させるととも
に、溶鋼供給手段からロール間隙へ溶鋼を供給すること
によって、ロール間隙から下方へ薄板を連続的に送出さ
せる際に、鋳造ロールの外周面、サイド堰、シールチャ
ンバ、及び区画壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを供給
し且つブラシを連続的に回転させる。
ってその外周面に随伴する空気層の大部分を、鋳造ロー
ルに接するブラシにより除去し、無酸化性ガスを、鋳造
ロールの外周面、サイド堰、シールチャンバ、及び区画
壁で囲まれる空間へ供給して当該空間を無酸化ガス雰囲
気に保つことにより、シールチャンバ内の酸素濃度を低
減させ、区画壁と鋳造ロールの外周面の間の空隙からブ
ラシ側へ無酸化性ガスを流出させることにより、鋳造ロ
ールの外周面に随伴する残余の空気層を吹き飛ばし、シ
ールチャンバ外部からロール間隙付近への空気の流入の
抑制を図る。
転させて、鋳造ロールの外周面から空気層を効果的に除
去する。
示例とともに説明する。
造機の実施の形態の一例を示すもので、図中、図5及び
図6と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてい
る。
2a,2bに接して且つロール間隙G1及び鋳造ロール
1a,1bを上方から覆うシールチャンバ13と、サイ
ド堰2a,2bに隣接する位置で鋳造ロール1a,1b
をその端面側から覆うようにシールチャンバ13に連な
るサイドシール14と、鋳造ロール1a,1bの軸線方
向に延び且つ鋳造ロール1a,1bの外周面及びシール
チャンバ13の端部に接して回転し得る一対のブラシロ
ール15a,15bと、鋳造ロール1a,1bの軸線方
向に延び且つ各ブラシロール15a,15bとロール間
隙G1の中間に位置してシールチャンバ13から鋳造ロ
ール1a,1bの外周面近傍へ突出する区画壁16と、
上方から鋳造ロール1a,1b間に溶鋼4を供給し得る
溶鋼供給手段17とを備えている。
直上に位置する部分が、鋳造ロール1a,1bの回転中
心寄りに位置する部分よりも低くなった凹型状に形成さ
れている。
は、鋳造ロール1a,1bの外周面、サイド堰2a,2
b、シールチャンバ13、並びに区画壁16より囲まれ
る空間18へ窒素などの不活性ガス7を供給するための
開口19が上下方向に穿設されている。
の略半分がサイドシール14により覆われている。
動機構(図示せず)によって、毎分1200〜1400
程度で連続回転するように構成されている。
面との間には、これら双方の接触を回避するために、空
隙G3が形成されており、先に述べた開口19から空間
18へ供給された不活性ガス7は、この空隙G3を経
て、空間18に隣接し且つ鋳造ロール1a,1bの外周
面、サイド堰2a,2b、シールチャンバ13、区画壁
16、並びにブラシロール15a,15bで囲まれる空
間20へ流入するようになっている。
上方に配置され且つ溶鋼4を貯留し得るタンディッシュ
21と、シールチャンバ13を貫通してタンディッシュ
21から鋳造ロール1a,1b間へ均一に溶鋼4を流下
させる中子22とで構成されている。
13上面の間には、シールチャンバ13の凹部の気密性
を保つためのシール部材23と、シールチャンバ13に
穿設した開口19から空間18内へ不活性ガス7を流入
させるためのガス供給管24とが介装されている。
により薄板11を製造する際には、製造すべき薄板11
の厚さに応じたロール間隙G1が形成されるように、各
鋳造ロール1a,1bの回転中心の間隔を設定した後、
当該鋳造ロール1a,1bをその外周面が上側からロー
ル間隙G1へ向かって移動するように回動させる。
鋳造ロール1a,1bの周速よりも遥かに高い速度、す
なわち、毎分1200〜1400程度で連続回転させ
る。
て空間18へ不活性ガス7を連続的に供給するととも
に、空隙G3を経て空間20に流入した不活性ガス7を
ブラシロール15a,15bの素線間から外方へ流出さ
せる。
給して、この溶鋼4を中子22から鋳造ロール1a,1
b間へ流下させると、鋳造ロール1a,1b外周面に凝
固殻12が形成され、更に、鋳造ロール1a,1bの回
動によって薄板11が下方へ送出される。
伴ってその外周面に随伴する約50〜100μmの空気
層は、その大部分が各ブラシロール15a,15bの回
転により除去され、鋳造ロール1a,1bの外周面に対
する清掃も行なわれる。
方の空間18に供給された後、空隙G3からブラシロー
ル15a,15b側の空間20に流入するので、鋳造ロ
ール1a,1bの外周面に少量の空気が随伴していて
も、空気濃度は鋳造ロール1a,1bの回動方向、すな
わち、空間20,18の順に低くなる。
供給量を、空間18の内圧がゲージ圧で5〜20Pa程
度にしても、空間18の酸素濃度が0.01%以下にな
り、ロール間隙G1付近への空気の流入を効果的に抑制
でき、不活性ガス7の消費も低減できる。
bの外周面に酸化マンガンの被覆層が形成されず、一酸
化炭素の気泡が溶鋼4に混入することに起因した薄板1
1の表面割れを回避でき、アルミキルド鋼のように極低
酸素濃度雰囲気を要求される金属の連続鋳造も可能にな
る。
動方向は、鋳造ロール1a,1bの外周面に随伴する空
気層を、当該外周面の移動方向上流側へ掃き出すように
してもよいし、その反対に空間20側へ掃き出すように
しても、空隙G3を経て空間20へ流入する不活性ガス
7により空間18への空気の進入が阻止されるので、何
ら支障はない。
ル15a,15bの間に別の区画壁を設け、シールチャ
ンバ13内方の空間の数を増やせば、ロール間隙G1付
近の酸素濃度をより低下させることが可能になる。
造機の実施の形態の他の例を示すもので、図中、図1及
び図2と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてい
る。
2a,2bに接して且つロール間隙G1及び鋳造ロール
1a,1bを上方から覆うシールチャンバ25と、サイ
ド堰2a,2bに隣接する位置で鋳造ロール1a,1b
をその端面側から覆うようにシールチャンバ25に連な
るサイドシール14と、鋳造ロール1a,1bの軸線方
向に延び且つシールチャンバ25の両端部から鋳造ロー
ル1a,1bの外周面近傍へ突出する端部壁26と、鋳
造ロール1a,1bの軸線方向に延び且つ当該鋳造ロー
ル1a,1bの外周面に接して回転し得るように各端部
壁26の外方側に配置した一対のブラシロール15a,
15bと、鋳造ロール1a,1bの軸線方向に延び且つ
各ブラシロール15a,15bとロール間隙G1の中間
に位置してシールチャンバ25から鋳造ロール1a,1
bの外周面近傍へ突出する区画壁16と、溶鋼供給手段
17とを備えている。
直上に位置する部分が、鋳造ロール1a,1bの回転中
心寄りに位置する部分よりも低くなった凹型状に形成さ
れている。
は、鋳造ロール1a,1bの外周面、サイド堰2a,2
b、シールチャンバ25、並びに区画壁16より囲まれ
る空間18へ窒素などの不活性ガス7を供給するための
開口19が上下方向に穿設されている。
面との間には、これら双方の接触を回避するために、空
隙G4が形成されており、先に述べた開口19から空間
18へ供給される不活性ガス7は、空隙G3を経たう
え、空間18に隣接し且つ鋳造ロール1a,1bの外周
面、サイド堰2a,2b、シールチャンバ25、区画壁
16、並びに端部壁26で囲まれる空間27へ流入する
ようになっている。
ンバ25を貫通し、鋳造ロール1a,1b間へ均一に溶
鋼4を流下させるようになっている。
25上面の間には、シールチャンバ25の凹部の気密性
を保つためのシール部材23と、シールチャンバ25に
穿設した開口19から空間18内へ不活性ガス7を流入
させるためのガス供給管24とが介装されている。
により薄板11を製造する際には、製造すべき薄板11
の厚さに応じたロール間隙G1が形成されるように、各
鋳造ロール1a,1bの回転中心の間隔を設定した後、
当該鋳造ロール1a,1bをその外周面が上側からロー
ル間隙G1へ向かって移動するように回動させる。
連続回転させる。
て空間18へ不活性ガス7を連続的に供給するととも
に、空隙G3を経て空間27に流入した不活性ガス7を
端部壁26と鋳造ロール1a,1bの外周面との間の空
隙G4から外方へ流出させる。
給して、この溶鋼4を中子22から鋳造ロール1a,1
b間へ流下させると、鋳造ロール1a,1b外周面に凝
固殻12が形成され、更に、鋳造ロール1a,1bの回
動によって薄板11が下方へ送出される。
伴ってその外周面に随伴する約50〜100μmの空気
層は、その大部分が各ブラシロール15a,15bの回
転により除去され、鋳造ロール1a,1bの外周面に対
する清掃も行なわれる。
方の空間18に供給された後、空隙G3からブラシロー
ル15a,15b側の空間27に流入するので、鋳造ロ
ール1a,1bの外周面に少量の空気が随伴していて
も、空気濃度は鋳造ロール1a,1bの回動方向、すな
わち、空間27,18の順に低くなる。
鋳造機では、ブラシロール15a,15bをシールチャ
ンバ25の外方に配置したうえ、当該シールチャンバ2
5の端部に連なって鋳造ロール1a,1bの外周面近傍
へ突出する端部壁26を設けているので、ブラシロール
15a,15bの素線の折損片や脱落片が鋳造ロール1
a,1bの外周面に付着して溶鋼4に混入することを抑
止できる。
その使用方法は上述した実施の形態のみに限定されるも
のではなく、窒素の代わりにアルゴンなどの他の不活性
ガスを無酸化性ガスに用いるようにすること、不活性ガ
スと還元性ガスを混合したものを無酸化性ガスとして用
いるようにすること、シールチャンバ内に設ける区画壁
の数を変更すること、ブラシロールに代わり固定ブラシ
を用いるようにすること、その他、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において変更を加え得ることは勿論であ
る。
続鋳造機及びその使用方法によれば、下記のような種々
の優れた効果を奏し得る。
り、鋳造ロールの回動に伴ってその外周面に随伴する空
気層の大部分を除去し、また、無酸化性ガスを、鋳造ロ
ールの外周面、サイド堰、シールチャンバ、及び区画壁
で囲まれる空間へ供給して当該空間を無酸化ガス雰囲気
に保つとともに、区画壁と鋳造ロールの外周面の間の空
隙からブラシロール側へ無酸化性ガスを流出させるの
で、シールチャンバ外部からロール間隙付近への空気の
流入を抑制することができ、無酸化性ガスの消費も低減
できる。
化マンガン被覆層の形成や、一酸化炭素の気泡が溶鋼に
混入することに起因した薄板の表面割れを回避できる。
シを配置し、シールチャンバの端部に鋳造ロールの外周
面近傍へ突出する端部壁を設ければ、ブラシの素線の折
損片や脱落片が鋳造ロールに付着して溶鋼に混入するこ
とを抑止できる。
一例を示す横断面図である。
一例を示す部分斜視図である。
他の例を示す横断面図である。
他の例を示す部分斜視図である。
面図である。
斜視図である。
入させる手段) 25 シールチャンバ 26 端部壁 G1 ロール間隙
Claims (6)
- 【請求項1】 略水平に並設されてロール間隙を形成す
る一対の鋳造ロールと、両鋳造ロールの端面に接する一
対のサイド堰と、両サイド堰に接してロール間隙及び鋳
造ロールを上方から覆うシールチャンバと、鋳造ロール
をその端面側から覆うようにシールチャンバに連なるサ
イドシールと、鋳造ロールと同方向に延び且つ当該鋳造
ロールの外周面及びシールチャンバの端部の双方に接す
る一対のブラシと、鋳造ロールと同方向に延び且つ各ブ
ラシとロール間隙の中間に位置してシールチャンバから
鋳造ロールの外周面近傍へ突出する区画壁と、上方から
鋳造ロール間へ溶鋼を供給し得る溶鋼供給手段と、鋳造
ロールの外周面、サイド堰、シールチャンバ、及び区画
壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを流入させる手段とを
備えてなることを特徴とする双ロール式連続鋳造機。 - 【請求項2】 略水平に並設されてロール間隙を形成す
る一対の鋳造ロールと、両鋳造ロールの端面に接する一
対のサイド堰と、両サイド堰に接してロール間隙及び鋳
造ロールを上方から覆うシールチャンバと、鋳造ロール
をその端面側から覆うようにシールチャンバに連なるサ
イドシールと、鋳造ロールと同方向に延び且つ当該鋳造
ロールの外周面及びシールチャンバの端部の双方に接し
て回転し得る一対のブラシと、鋳造ロールと同方向に延
び且つ各ブラシとロール間隙の中間に位置してシールチ
ャンバから鋳造ロールの外周面近傍へ突出する区画壁
と、上方から鋳造ロール間へ溶鋼を供給し得る溶鋼供給
手段と、鋳造ロールの外周面、サイド堰、シールチャン
バ、及び区画壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを流入さ
せる手段とを備えてなることを特徴とする双ロール式連
続鋳造機。 - 【請求項3】 略水平に並設されてロール間隙を形成す
る一対の鋳造ロールと、両鋳造ロールの端面に接する一
対のサイド堰と、両サイド堰に接してロール間隙及び鋳
造ロールを上方から覆うシールチャンバと、鋳造ロール
をその端面側から覆うようにシールチャンバに連なるサ
イドシールと、鋳造ロールと同方向に延び且つシールチ
ャンバの両端部に連なって鋳造ロールの外周面近傍へ突
出する端部壁と、鋳造ロールと同方向に延び且つ当該鋳
造ロールの外周面に接して回転し得るように端部壁の外
方側に配置した一対のブラシと、鋳造ロールと同方向に
延び且つ各ブラシとロール間隙の中間に位置してシール
チャンバから鋳造ロールの外周面近傍へ突出する区画壁
と、上方から鋳造ロール間へ溶鋼を供給し得る溶鋼供給
手段と、鋳造ロールの外周面、サイド堰、シールチャン
バ、及び区画壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを流入さ
せる手段とを備えてなることを特徴とする双ロール式連
続鋳造機。 - 【請求項4】 各ブラシとロール間隙との間に複数の区
画壁を設けた請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
双ロール式連続鋳造機。 - 【請求項5】 各鋳造ロールをその外周面が上方からロ
ール間隙へ移動するように回動させるとともに、溶鋼供
給手段からロール間隙へ溶鋼を供給することによって、
ロール間隙から下方へ薄板を連続的に送出させる際に、
鋳造ロールの外周面、サイド堰、シールチャンバ、及び
区画壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを供給する請求項
1に記載の双ロール式連続鋳造機の使用方法。 - 【請求項6】 各鋳造ロールをその外周面が上方からロ
ール間隙へ移動するように回動させるとともに、溶鋼供
給手段からロール間隙へ溶鋼を供給することによって、
ロール間隙から下方へ薄板を連続的に送出させる際に、
鋳造ロールの外周面、サイド堰、シールチャンバ、及び
区画壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを供給し且つブラ
シを連続的に回転させる請求項2あるいは請求項3のい
ずれかに記載の双ロール式連続鋳造機の使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000309143A JP2002113555A (ja) | 2000-10-10 | 2000-10-10 | 双ロール式連続鋳造機及びその使用方法 |
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---|---|
JP (1) | JP2002113555A (ja) |
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- 2000-10-10 JP JP2000309143A patent/JP2002113555A/ja active Pending
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