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JP2002113555A - 双ロール式連続鋳造機及びその使用方法 - Google Patents

双ロール式連続鋳造機及びその使用方法

Info

Publication number
JP2002113555A
JP2002113555A JP2000309143A JP2000309143A JP2002113555A JP 2002113555 A JP2002113555 A JP 2002113555A JP 2000309143 A JP2000309143 A JP 2000309143A JP 2000309143 A JP2000309143 A JP 2000309143A JP 2002113555 A JP2002113555 A JP 2002113555A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
casting
outer peripheral
peripheral surface
rolls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000309143A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Hirata
淳 平田
Hiroyuki Otsuka
裕之 大塚
Akihiro Nomura
昭博 野村
Hisahiko Fukase
久彦 深瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Castrip LLC
Original Assignee
Castrip LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Castrip LLC filed Critical Castrip LLC
Priority to JP2000309143A priority Critical patent/JP2002113555A/ja
Publication of JP2002113555A publication Critical patent/JP2002113555A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール間隙付近への空気の流入を抑制可能な
双ロール式連続鋳造機を提供する。 【解決手段】 鋳造ロール1a,1bの回動に伴ってそ
の外周面に随伴する空気層の大部分を、鋳造ロール1
a,1bに接して回転可能なブラシロール15a,15
bにより除去し、不活性ガス7を、鋳造ロール1a,1
bの外周面、サイド堰2a、シールチャンバ13、及び
区画壁16で囲まれる空間18へ供給して当該空間18
内を不活性ガス雰囲気に保ち、区画壁16と鋳造ロール
1a,1bの外周面の間の空隙G3からブラシロール1
5a,15b側に隣接する他の空間20へ不活性ガス7
を流出させて、シールチャンバ13外部からロール間隙
G1付近への空気の流入を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は双ロール式連続鋳造
機及びその使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、溶鋼から薄板を直接的に製造する
ための手段として、種々の双ロール式連続鋳造機が提案
されている。
【0003】図5及び図6は従来の双ロール式連続鋳造
機の一例であり、当該連続鋳造機は、ロール間隙G1を
形成するように隣接し且つそれぞれ外周面が上側からロ
ール間隙G1へ向かって回動し得るように枢支した一対
の鋳造ロール1a,1bと、両鋳造ロール1a,1bの
端面に接する一対のサイド堰2a,2bと、両サイド堰
2a,2bに接してロール間隙G1及び鋳造ロール1
a,1bを上方から覆うシールチャンバ3と、上方から
前記の鋳造ロール1a,1b間へ溶鋼4を供給し得る溶
鋼供給手段5とを備えている。
【0004】各鋳造ロール1a,1bの内部には、鋳造
ロール1a,1bの昇温の抑制と、溶鋼4の凝固の促進
を図るための冷却水が流通し得るようになっている。
【0005】シールチャンバ3と鋳造ロール1a,1b
の外周面との間には、これら双方の接触を回避するため
に、空隙G2が形成されている。
【0006】また、シールチャンバ3には、鋳造ロール
1a,1bの外周面、サイド堰2a,2b、シールチャ
ンバ3により囲まれる空間6へ不活性ガス7を流入させ
るためのガス供給管8が取り付けられている。
【0007】溶鋼供給手段5は、シールチャンバ3上方
に配置され且つ溶鋼4を貯留し得るタンディッシュ9
と、シールチャンバ3を貫通し且つタンディッシュ9か
ら鋳造ロール1a,1b間へ溶鋼4を流下させるノズル
10とで構成されている。
【0008】図5及び図6に示す双ロール式連続鋳造機
により薄板11を製造する際には、製造すべき薄板11
の厚さに応じたロール間隙G1が形成されるように、各
鋳造ロール1a,1bの回転中心の間隔を設定した後、
当該鋳造ロール1a,1bをその外周面が上側からロー
ル間隙G1へ向かって移動するように回動させる。
【0009】次いで、タンディッシュ9へ溶鋼4を供給
して、この溶鋼4をノズル10から鋳造ロール1a,1
b間へ流下させると、鋳造ロール1a,1b外周面に凝
固殻12が形成され、更に、鋳造ロール1a,1bの回
動によって薄板11が下方へ送出される。
【0010】このとき、ガス供給管8からシールチャン
バ3内方の空間6へ不活性ガス7を連続的に供給すると
ともに、シールチャンバ3と鋳造ロール1a,1bの外
周面との間の空隙G2から外方へ流出させることによ
り、空間6を無酸素状態にし、鋳造ロール1a,1b間
における溶鋼4の酸化を抑制する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図5及び図
6に示す双ロール式連続鋳造機では、空間6への不活性
ガス7の供給量を多くして、空間6の内圧をゲージ圧で
1000Pa程度にまで高めても、当該空間6には約
0.2%程度の濃度で酸素が存在する。
【0012】このため、溶鋼4に含まれるマンガン(M
n)が酸化して、鋳造ロール1a,1bの外周面に酸化
マンガン(MnO)の被覆層が10分あたり20μmの
割合で生成される。
【0013】また、溶鋼4や耐火物に含まれる炭素
(C)が空間6内の酸素や酸化マンガンの分解酸素と反
応して生成される一酸化炭素(CO)の気泡が、鋳造ロ
ール1a,1b間の溶鋼4に混入し、薄板11の表面割
れの要因となっている。
【0014】更に、アルミキルド鋼から薄板11を製造
する際は、アルミの酸化を防止するために、空間6の酸
素濃度を10ppm程度に保つことが要求される。
【0015】このように、空間6への不活性ガス7の供
給量を多くしても、空間6に酸素が存在する理由は、鋳
造ロール1a,1bの回動に伴ってその外周面に随伴す
る約50〜100μmの空気層が空間6へ入り込むこと
にある。
【0016】この鋳造ロール1a,1bの回動に伴う空
気層の随伴は、境界層効果やロール表面に粗い凹凸が形
成されていることに起因する。
【0017】本発明は上述した実情に鑑みてなしたもの
で、ロール間隙付近への空気の流入を抑制し且つ鋳片の
品質向上を図ることが可能な双ロール式連続鋳造機及び
その使用方法を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に記載の双ロール式連続鋳造機で
は、略水平に並設されてロール間隙を形成する一対の鋳
造ロールと、両鋳造ロールの端面に接する一対のサイド
堰と、両サイド堰に接してロール間隙及び鋳造ロールを
上方から覆うシールチャンバと、鋳造ロールをその端面
側から覆うようにシールチャンバに連なるサイドシール
と、鋳造ロールと同方向に延び且つ当該鋳造ロールの外
周面及びシールチャンバの端部の双方に接する一対のブ
ラシと、鋳造ロールと同方向に延び且つ各ブラシとロー
ル間隙の中間に位置してシールチャンバから鋳造ロール
の外周面近傍へ突出する区画壁と、上方から鋳造ロール
間へ溶鋼を供給し得る溶鋼供給手段と、鋳造ロールの外
周面、サイド堰、シールチャンバ、及び区画壁で囲まれ
る空間へ無酸化性ガスを流入させる手段を備えている。
【0019】本発明の請求項2に記載の双ロール式連続
鋳造機では、略水平に並設されてロール間隙を形成する
一対の鋳造ロールと、両鋳造ロールの端面に接する一対
のサイド堰と、両サイド堰に接してロール間隙及び鋳造
ロールを上方から覆うシールチャンバと、鋳造ロールを
その端面側から覆うようにシールチャンバに連なるサイ
ドシールと、鋳造ロールと同方向に延び且つ当該鋳造ロ
ールの外周面及びシールチャンバの端部の双方に接して
回転し得る一対のブラシと、鋳造ロールと同方向に延び
且つ各ブラシとロール間隙の中間に位置してシールチャ
ンバから鋳造ロールの外周面近傍へ突出する区画壁と、
上方から鋳造ロール間へ溶鋼を供給し得る溶鋼供給手段
と、鋳造ロールの外周面、サイド堰、シールチャンバ、
及び区画壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを流入させる
手段を備えている。
【0020】本発明の請求項3に記載の双ロール式連続
鋳造機では、略水平に並設されてロール間隙を形成する
一対の鋳造ロールと、両鋳造ロールの端面に接する一対
のサイド堰と、両サイド堰に接してロール間隙及び鋳造
ロールを上方から覆うシールチャンバと、鋳造ロールを
その端面側から覆うようにシールチャンバに連なるサイ
ドシールと、鋳造ロールと同方向に延び且つシールチャ
ンバの両端部に連なって鋳造ロールの外周面近傍へ突出
する端部壁と、鋳造ロールと同方向に延び且つ当該鋳造
ロールの外周面に接して回転し得るように端部壁の外方
側に配置した一対のブラシと、鋳造ロールと同方向に延
び且つ各ブラシとロール間隙の中間に位置してシールチ
ャンバから鋳造ロールの外周面近傍へ突出する区画壁
と、上方から鋳造ロール間へ溶鋼を供給し得る溶鋼供給
手段と、鋳造ロールの外周面、サイド堰、シールチャン
バ、及び区画壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを流入さ
せる手段とを備えている。
【0021】本発明の請求項4に記載の双ロール式連続
鋳造機では、本発明の請求項1乃至請求項3のいずれか
に記載の双ロール式連続鋳造機の構成に加えて、各ブラ
シとロール間隙との間に複数の区画壁を設けている。
【0022】本発明の請求項5に記載の双ロール式連続
鋳造機の使用方法では、各鋳造ロールをその外周面が上
方からロール間隙へ移動するように回動させるととも
に、溶鋼供給手段からロール間隙へ溶鋼を供給すること
によって、ロール間隙から下方へ薄板を連続的に送出さ
せる際に、鋳造ロールの外周面、サイド堰、シールチャ
ンバ、及び区画壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを供給
する。
【0023】本発明の請求項6に記載の双ロール式連続
鋳造機の使用方法では、各鋳造ロールをその外周面が上
方からロール間隙へ移動するように回動させるととも
に、溶鋼供給手段からロール間隙へ溶鋼を供給すること
によって、ロール間隙から下方へ薄板を連続的に送出さ
せる際に、鋳造ロールの外周面、サイド堰、シールチャ
ンバ、及び区画壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを供給
し且つブラシを連続的に回転させる。
【0024】本発明においては、鋳造ロールの回動に伴
ってその外周面に随伴する空気層の大部分を、鋳造ロー
ルに接するブラシにより除去し、無酸化性ガスを、鋳造
ロールの外周面、サイド堰、シールチャンバ、及び区画
壁で囲まれる空間へ供給して当該空間を無酸化ガス雰囲
気に保つことにより、シールチャンバ内の酸素濃度を低
減させ、区画壁と鋳造ロールの外周面の間の空隙からブ
ラシ側へ無酸化性ガスを流出させることにより、鋳造ロ
ールの外周面に随伴する残余の空気層を吹き飛ばし、シ
ールチャンバ外部からロール間隙付近への空気の流入の
抑制を図る。
【0025】また、鋳造ロールに接しているブラシを回
転させて、鋳造ロールの外周面から空気層を効果的に除
去する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。
【0027】図1及び図2は本発明の双ロール式連続鋳
造機の実施の形態の一例を示すもので、図中、図5及び
図6と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてい
る。
【0028】この双ロール式連続鋳造機は、両サイド堰
2a,2bに接して且つロール間隙G1及び鋳造ロール
1a,1bを上方から覆うシールチャンバ13と、サイ
ド堰2a,2bに隣接する位置で鋳造ロール1a,1b
をその端面側から覆うようにシールチャンバ13に連な
るサイドシール14と、鋳造ロール1a,1bの軸線方
向に延び且つ鋳造ロール1a,1bの外周面及びシール
チャンバ13の端部に接して回転し得る一対のブラシロ
ール15a,15bと、鋳造ロール1a,1bの軸線方
向に延び且つ各ブラシロール15a,15bとロール間
隙G1の中間に位置してシールチャンバ13から鋳造ロ
ール1a,1bの外周面近傍へ突出する区画壁16と、
上方から鋳造ロール1a,1b間に溶鋼4を供給し得る
溶鋼供給手段17とを備えている。
【0029】シールチャンバ13は、ロール間隙G1の
直上に位置する部分が、鋳造ロール1a,1bの回転中
心寄りに位置する部分よりも低くなった凹型状に形成さ
れている。
【0030】更に、シールチャンバ13の中央付近に
は、鋳造ロール1a,1bの外周面、サイド堰2a,2
b、シールチャンバ13、並びに区画壁16より囲まれ
る空間18へ窒素などの不活性ガス7を供給するための
開口19が上下方向に穿設されている。
【0031】ブラシロール15a,15bの端面は、そ
の略半分がサイドシール14により覆われている。
【0032】また、ブラシロール15a,15bは、駆
動機構(図示せず)によって、毎分1200〜1400
程度で連続回転するように構成されている。
【0033】区画壁16と鋳造ロール1a,1bの外周
面との間には、これら双方の接触を回避するために、空
隙G3が形成されており、先に述べた開口19から空間
18へ供給された不活性ガス7は、この空隙G3を経
て、空間18に隣接し且つ鋳造ロール1a,1bの外周
面、サイド堰2a,2b、シールチャンバ13、区画壁
16、並びにブラシロール15a,15bで囲まれる空
間20へ流入するようになっている。
【0034】溶鋼供給手段17は、シールチャンバ13
上方に配置され且つ溶鋼4を貯留し得るタンディッシュ
21と、シールチャンバ13を貫通してタンディッシュ
21から鋳造ロール1a,1b間へ均一に溶鋼4を流下
させる中子22とで構成されている。
【0035】タンディッシュ21底面とシールチャンバ
13上面の間には、シールチャンバ13の凹部の気密性
を保つためのシール部材23と、シールチャンバ13に
穿設した開口19から空間18内へ不活性ガス7を流入
させるためのガス供給管24とが介装されている。
【0036】図1及び図2に示す双ロール式連続鋳造機
により薄板11を製造する際には、製造すべき薄板11
の厚さに応じたロール間隙G1が形成されるように、各
鋳造ロール1a,1bの回転中心の間隔を設定した後、
当該鋳造ロール1a,1bをその外周面が上側からロー
ル間隙G1へ向かって移動するように回動させる。
【0037】また、各ブラシロール15a,15bを、
鋳造ロール1a,1bの周速よりも遥かに高い速度、す
なわち、毎分1200〜1400程度で連続回転させ
る。
【0038】更に、ガス供給管24から開口19を介し
て空間18へ不活性ガス7を連続的に供給するととも
に、空隙G3を経て空間20に流入した不活性ガス7を
ブラシロール15a,15bの素線間から外方へ流出さ
せる。
【0039】次いで、タンディッシュ21へ溶鋼4を供
給して、この溶鋼4を中子22から鋳造ロール1a,1
b間へ流下させると、鋳造ロール1a,1b外周面に凝
固殻12が形成され、更に、鋳造ロール1a,1bの回
動によって薄板11が下方へ送出される。
【0040】このとき、鋳造ロール1a,1bの回動に
伴ってその外周面に随伴する約50〜100μmの空気
層は、その大部分が各ブラシロール15a,15bの回
転により除去され、鋳造ロール1a,1bの外周面に対
する清掃も行なわれる。
【0041】また、不活性ガス7は、ロール間隙G1上
方の空間18に供給された後、空隙G3からブラシロー
ル15a,15b側の空間20に流入するので、鋳造ロ
ール1a,1bの外周面に少量の空気が随伴していて
も、空気濃度は鋳造ロール1a,1bの回動方向、すな
わち、空間20,18の順に低くなる。
【0042】これにより、空間18への不活性ガス7の
供給量を、空間18の内圧がゲージ圧で5〜20Pa程
度にしても、空間18の酸素濃度が0.01%以下にな
り、ロール間隙G1付近への空気の流入を効果的に抑制
でき、不活性ガス7の消費も低減できる。
【0043】よって、従来のように鋳造ロール1a,1
bの外周面に酸化マンガンの被覆層が形成されず、一酸
化炭素の気泡が溶鋼4に混入することに起因した薄板1
1の表面割れを回避でき、アルミキルド鋼のように極低
酸素濃度雰囲気を要求される金属の連続鋳造も可能にな
る。
【0044】また、各ブラシロール15a,15bの回
動方向は、鋳造ロール1a,1bの外周面に随伴する空
気層を、当該外周面の移動方向上流側へ掃き出すように
してもよいし、その反対に空間20側へ掃き出すように
しても、空隙G3を経て空間20へ流入する不活性ガス
7により空間18への空気の進入が阻止されるので、何
ら支障はない。
【0045】更に、たとえば、区画壁16とブラシロー
ル15a,15bの間に別の区画壁を設け、シールチャ
ンバ13内方の空間の数を増やせば、ロール間隙G1付
近の酸素濃度をより低下させることが可能になる。
【0046】図3及び図4は本発明の双ロール式連続鋳
造機の実施の形態の他の例を示すもので、図中、図1及
び図2と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてい
る。
【0047】この双ロール式連続鋳造機は、両サイド堰
2a,2bに接して且つロール間隙G1及び鋳造ロール
1a,1bを上方から覆うシールチャンバ25と、サイ
ド堰2a,2bに隣接する位置で鋳造ロール1a,1b
をその端面側から覆うようにシールチャンバ25に連な
るサイドシール14と、鋳造ロール1a,1bの軸線方
向に延び且つシールチャンバ25の両端部から鋳造ロー
ル1a,1bの外周面近傍へ突出する端部壁26と、鋳
造ロール1a,1bの軸線方向に延び且つ当該鋳造ロー
ル1a,1bの外周面に接して回転し得るように各端部
壁26の外方側に配置した一対のブラシロール15a,
15bと、鋳造ロール1a,1bの軸線方向に延び且つ
各ブラシロール15a,15bとロール間隙G1の中間
に位置してシールチャンバ25から鋳造ロール1a,1
bの外周面近傍へ突出する区画壁16と、溶鋼供給手段
17とを備えている。
【0048】シールチャンバ25は、ロール間隙G1の
直上に位置する部分が、鋳造ロール1a,1bの回転中
心寄りに位置する部分よりも低くなった凹型状に形成さ
れている。
【0049】更に、シールチャンバ25の中央付近に
は、鋳造ロール1a,1bの外周面、サイド堰2a,2
b、シールチャンバ25、並びに区画壁16より囲まれ
る空間18へ窒素などの不活性ガス7を供給するための
開口19が上下方向に穿設されている。
【0050】端部壁26と鋳造ロール1a,1bの外周
面との間には、これら双方の接触を回避するために、空
隙G4が形成されており、先に述べた開口19から空間
18へ供給される不活性ガス7は、空隙G3を経たう
え、空間18に隣接し且つ鋳造ロール1a,1bの外周
面、サイド堰2a,2b、シールチャンバ25、区画壁
16、並びに端部壁26で囲まれる空間27へ流入する
ようになっている。
【0051】溶鋼供給手段17の中子22はシールチャ
ンバ25を貫通し、鋳造ロール1a,1b間へ均一に溶
鋼4を流下させるようになっている。
【0052】タンディッシュ21底面とシールチャンバ
25上面の間には、シールチャンバ25の凹部の気密性
を保つためのシール部材23と、シールチャンバ25に
穿設した開口19から空間18内へ不活性ガス7を流入
させるためのガス供給管24とが介装されている。
【0053】図3及び図4に示す双ロール式連続鋳造機
により薄板11を製造する際には、製造すべき薄板11
の厚さに応じたロール間隙G1が形成されるように、各
鋳造ロール1a,1bの回転中心の間隔を設定した後、
当該鋳造ロール1a,1bをその外周面が上側からロー
ル間隙G1へ向かって移動するように回動させる。
【0054】また、各ブラシロール15a,15bを、
連続回転させる。
【0055】更に、ガス供給管24から開口19を介し
て空間18へ不活性ガス7を連続的に供給するととも
に、空隙G3を経て空間27に流入した不活性ガス7を
端部壁26と鋳造ロール1a,1bの外周面との間の空
隙G4から外方へ流出させる。
【0056】次いで、タンディッシュ21へ溶鋼4を供
給して、この溶鋼4を中子22から鋳造ロール1a,1
b間へ流下させると、鋳造ロール1a,1b外周面に凝
固殻12が形成され、更に、鋳造ロール1a,1bの回
動によって薄板11が下方へ送出される。
【0057】このとき、鋳造ロール1a,1bの回動に
伴ってその外周面に随伴する約50〜100μmの空気
層は、その大部分が各ブラシロール15a,15bの回
転により除去され、鋳造ロール1a,1bの外周面に対
する清掃も行なわれる。
【0058】また、不活性ガス7は、ロール間隙G1上
方の空間18に供給された後、空隙G3からブラシロー
ル15a,15b側の空間27に流入するので、鋳造ロ
ール1a,1bの外周面に少量の空気が随伴していて
も、空気濃度は鋳造ロール1a,1bの回動方向、すな
わち、空間27,18の順に低くなる。
【0059】更に、図3及び図4に示す双ロール式連続
鋳造機では、ブラシロール15a,15bをシールチャ
ンバ25の外方に配置したうえ、当該シールチャンバ2
5の端部に連なって鋳造ロール1a,1bの外周面近傍
へ突出する端部壁26を設けているので、ブラシロール
15a,15bの素線の折損片や脱落片が鋳造ロール1
a,1bの外周面に付着して溶鋼4に混入することを抑
止できる。
【0060】なお、本発明の双ロール式連続鋳造機及び
その使用方法は上述した実施の形態のみに限定されるも
のではなく、窒素の代わりにアルゴンなどの他の不活性
ガスを無酸化性ガスに用いるようにすること、不活性ガ
スと還元性ガスを混合したものを無酸化性ガスとして用
いるようにすること、シールチャンバ内に設ける区画壁
の数を変更すること、ブラシロールに代わり固定ブラシ
を用いるようにすること、その他、本発明の要旨を逸脱
しない範囲内において変更を加え得ることは勿論であ
る。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように本発明の双ロール式連
続鋳造機及びその使用方法によれば、下記のような種々
の優れた効果を奏し得る。
【0062】(1)鋳造ロールに接しているブラシによ
り、鋳造ロールの回動に伴ってその外周面に随伴する空
気層の大部分を除去し、また、無酸化性ガスを、鋳造ロ
ールの外周面、サイド堰、シールチャンバ、及び区画壁
で囲まれる空間へ供給して当該空間を無酸化ガス雰囲気
に保つとともに、区画壁と鋳造ロールの外周面の間の空
隙からブラシロール側へ無酸化性ガスを流出させるの
で、シールチャンバ外部からロール間隙付近への空気の
流入を抑制することができ、無酸化性ガスの消費も低減
できる。
【0063】(2)よって、鋳造ロールの外周面への酸
化マンガン被覆層の形成や、一酸化炭素の気泡が溶鋼に
混入することに起因した薄板の表面割れを回避できる。
【0064】(3)更に、シールチャンバの外方にブラ
シを配置し、シールチャンバの端部に鋳造ロールの外周
面近傍へ突出する端部壁を設ければ、ブラシの素線の折
損片や脱落片が鋳造ロールに付着して溶鋼に混入するこ
とを抑止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の双ロール式連続鋳造機の実施の形態の
一例を示す横断面図である。
【図2】本発明の双ロール式連続鋳造機の実施の形態の
一例を示す部分斜視図である。
【図3】本発明の双ロール式連続鋳造機の実施の形態の
他の例を示す横断面図である。
【図4】本発明の双ロール式連続鋳造機の実施の形態の
他の例を示す部分斜視図である。
【図5】従来の双ロール式連続鋳造機の一例を示す横断
面図である。
【図6】従来の双ロール式連続鋳造機の一例を示す部分
斜視図である。
【符号の説明】
1a,1b 鋳造ロール 2a,2b サイド堰 4 溶鋼 7 不活性ガス(無酸化性ガス) 13 シールチャンバ 14 サイドシール 15a,15b ブラシロール(ブラシ) 16 区画壁 17 溶鋼供給手段 18 空間 24 ガス供給管(無酸化性ガスを流
入させる手段) 25 シールチャンバ 26 端部壁 G1 ロール間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大塚 裕之 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社 機械・プラント 開発センター内 (72)発明者 野村 昭博 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社 機械・プラント 開発センター内 (72)発明者 深瀬 久彦 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社 横浜エンジニア リングセンター内 Fターム(参考) 4E004 DA13 SB02 SB07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略水平に並設されてロール間隙を形成す
    る一対の鋳造ロールと、両鋳造ロールの端面に接する一
    対のサイド堰と、両サイド堰に接してロール間隙及び鋳
    造ロールを上方から覆うシールチャンバと、鋳造ロール
    をその端面側から覆うようにシールチャンバに連なるサ
    イドシールと、鋳造ロールと同方向に延び且つ当該鋳造
    ロールの外周面及びシールチャンバの端部の双方に接す
    る一対のブラシと、鋳造ロールと同方向に延び且つ各ブ
    ラシとロール間隙の中間に位置してシールチャンバから
    鋳造ロールの外周面近傍へ突出する区画壁と、上方から
    鋳造ロール間へ溶鋼を供給し得る溶鋼供給手段と、鋳造
    ロールの外周面、サイド堰、シールチャンバ、及び区画
    壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを流入させる手段とを
    備えてなることを特徴とする双ロール式連続鋳造機。
  2. 【請求項2】 略水平に並設されてロール間隙を形成す
    る一対の鋳造ロールと、両鋳造ロールの端面に接する一
    対のサイド堰と、両サイド堰に接してロール間隙及び鋳
    造ロールを上方から覆うシールチャンバと、鋳造ロール
    をその端面側から覆うようにシールチャンバに連なるサ
    イドシールと、鋳造ロールと同方向に延び且つ当該鋳造
    ロールの外周面及びシールチャンバの端部の双方に接し
    て回転し得る一対のブラシと、鋳造ロールと同方向に延
    び且つ各ブラシとロール間隙の中間に位置してシールチ
    ャンバから鋳造ロールの外周面近傍へ突出する区画壁
    と、上方から鋳造ロール間へ溶鋼を供給し得る溶鋼供給
    手段と、鋳造ロールの外周面、サイド堰、シールチャン
    バ、及び区画壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを流入さ
    せる手段とを備えてなることを特徴とする双ロール式連
    続鋳造機。
  3. 【請求項3】 略水平に並設されてロール間隙を形成す
    る一対の鋳造ロールと、両鋳造ロールの端面に接する一
    対のサイド堰と、両サイド堰に接してロール間隙及び鋳
    造ロールを上方から覆うシールチャンバと、鋳造ロール
    をその端面側から覆うようにシールチャンバに連なるサ
    イドシールと、鋳造ロールと同方向に延び且つシールチ
    ャンバの両端部に連なって鋳造ロールの外周面近傍へ突
    出する端部壁と、鋳造ロールと同方向に延び且つ当該鋳
    造ロールの外周面に接して回転し得るように端部壁の外
    方側に配置した一対のブラシと、鋳造ロールと同方向に
    延び且つ各ブラシとロール間隙の中間に位置してシール
    チャンバから鋳造ロールの外周面近傍へ突出する区画壁
    と、上方から鋳造ロール間へ溶鋼を供給し得る溶鋼供給
    手段と、鋳造ロールの外周面、サイド堰、シールチャン
    バ、及び区画壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを流入さ
    せる手段とを備えてなることを特徴とする双ロール式連
    続鋳造機。
  4. 【請求項4】 各ブラシとロール間隙との間に複数の区
    画壁を設けた請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    双ロール式連続鋳造機。
  5. 【請求項5】 各鋳造ロールをその外周面が上方からロ
    ール間隙へ移動するように回動させるとともに、溶鋼供
    給手段からロール間隙へ溶鋼を供給することによって、
    ロール間隙から下方へ薄板を連続的に送出させる際に、
    鋳造ロールの外周面、サイド堰、シールチャンバ、及び
    区画壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを供給する請求項
    1に記載の双ロール式連続鋳造機の使用方法。
  6. 【請求項6】 各鋳造ロールをその外周面が上方からロ
    ール間隙へ移動するように回動させるとともに、溶鋼供
    給手段からロール間隙へ溶鋼を供給することによって、
    ロール間隙から下方へ薄板を連続的に送出させる際に、
    鋳造ロールの外周面、サイド堰、シールチャンバ、及び
    区画壁で囲まれる空間へ無酸化性ガスを供給し且つブラ
    シを連続的に回転させる請求項2あるいは請求項3のい
    ずれかに記載の双ロール式連続鋳造機の使用方法。
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