JP2002113536A - 成形素材の成形性向上方法およびその装置 - Google Patents
成形素材の成形性向上方法およびその装置Info
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- JP2002113536A JP2002113536A JP2000304864A JP2000304864A JP2002113536A JP 2002113536 A JP2002113536 A JP 2002113536A JP 2000304864 A JP2000304864 A JP 2000304864A JP 2000304864 A JP2000304864 A JP 2000304864A JP 2002113536 A JP2002113536 A JP 2002113536A
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Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成で容易に成形素材の所定の箇所に
ディンプルを形成して所定の度合に加工硬化させること
ができ、しかも、後の成形で破断や割れなどを発生させ
ることがなく、また見栄えよく成形することができる成
形素材の成形性向上方法およびその装置を提供する。 【解決手段】 本発明の成形素材Pの成形性を向上させ
るための装置は、概略、成形素材Pの所定の部位の強度
を高めてその成形性を向上させるための装置であって、
成形素材Pの所定の部位にディンプルDを形成するよう
塑性加工するディンプル形成手段1と、形成されたディ
ンプルDを平坦化させるように塑性加工するディンプル
平坦化手段2と、を備えている。
ディンプルを形成して所定の度合に加工硬化させること
ができ、しかも、後の成形で破断や割れなどを発生させ
ることがなく、また見栄えよく成形することができる成
形素材の成形性向上方法およびその装置を提供する。 【解決手段】 本発明の成形素材Pの成形性を向上させ
るための装置は、概略、成形素材Pの所定の部位の強度
を高めてその成形性を向上させるための装置であって、
成形素材Pの所定の部位にディンプルDを形成するよう
塑性加工するディンプル形成手段1と、形成されたディ
ンプルDを平坦化させるように塑性加工するディンプル
平坦化手段2と、を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形素材の成形性
向上方法およびその装置に関し、さらに詳しくは、成形
素材の所定の部位の強度を高めてその成形性を向上させ
るための方法およびその装置に関するものである。
向上方法およびその装置に関し、さらに詳しくは、成形
素材の所定の部位の強度を高めてその成形性を向上させ
るための方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレス加工により曲げ成形や絞り成形な
どが行われる成形素材には、その機械的強度を高めるた
めに、特開平8-117879号公報にプレス加工方法
として開示されているように、プレス加工に先立って、
機械的強度を向上させる各種強化処理を施すことが知ら
れている。そして、当該公報には、引張強度などの機械
的強度を向上させるための強化処理として、圧印加工に
よって成形素材としてのパネル材の表面に圧痕を設けて
圧縮変形させ加工硬化あるいは歪時効等によって強化す
る圧印強化処理を用いることが記載されている。また、
当該公報には、パネル材の表面に圧印加工を施すための
装置として、上型および下型の双方または一方に凸条を
設けることも記載されている。上型または下型のいずれ
か一方の凸条によりパネル材の一方の表面のみに厚痕を
設ける場合は、一般に、上型または下型のいずれか他方
は、平坦に成形されている。
どが行われる成形素材には、その機械的強度を高めるた
めに、特開平8-117879号公報にプレス加工方法
として開示されているように、プレス加工に先立って、
機械的強度を向上させる各種強化処理を施すことが知ら
れている。そして、当該公報には、引張強度などの機械
的強度を向上させるための強化処理として、圧印加工に
よって成形素材としてのパネル材の表面に圧痕を設けて
圧縮変形させ加工硬化あるいは歪時効等によって強化す
る圧印強化処理を用いることが記載されている。また、
当該公報には、パネル材の表面に圧印加工を施すための
装置として、上型および下型の双方または一方に凸条を
設けることも記載されている。上型または下型のいずれ
か一方の凸条によりパネル材の一方の表面のみに厚痕を
設ける場合は、一般に、上型または下型のいずれか他方
は、平坦に成形されている。
【0003】また、別の従来の技術としては、特開平1
1‐319963号公報にプレス割れ制御方法として開
示されているように、素材をプレス成形するに先立ち、
その素材に局部的に設定された予定圧縮部位をその表面
に塑性変形によって複数のディンプルが形成されるよう
に圧縮加工してその予定圧縮部位を加工硬化させ、それ
により、プレス成形時に素材に割れが発生することを抑
制することが知られている。そして、当該公報には、前
記圧縮加工が、その圧縮加工を受けた前記素材を破断さ
せた場合にその破断形態が前記複数のディンプルへの応
力集中を支配因子とする破断形態とならない強さで行わ
れることが記載されている。さらに当該公報には、素材
に局部的に設定された予定圧縮部位の表面に押圧される
ことにより、その予定圧縮部位を圧縮加工して加工硬化
させる圧縮工具と、その圧縮工具を前記素材の表面に押
圧する押圧装置と、それら圧縮工具と押圧装置により前
記素材に対して行われる前記圧縮加工の強さを複数の素
材間で安定化させる圧縮加工安定化装置とを含む圧縮加
工装置が開示されている。そして、当該公報に開示され
た圧縮加工装置においては、ディンプルを形成する圧縮
工具と対向する当て具(バッキング部材)などが平坦に成
形されており、素材の一方の表面のみにディンプルが形
成される。
1‐319963号公報にプレス割れ制御方法として開
示されているように、素材をプレス成形するに先立ち、
その素材に局部的に設定された予定圧縮部位をその表面
に塑性変形によって複数のディンプルが形成されるよう
に圧縮加工してその予定圧縮部位を加工硬化させ、それ
により、プレス成形時に素材に割れが発生することを抑
制することが知られている。そして、当該公報には、前
記圧縮加工が、その圧縮加工を受けた前記素材を破断さ
せた場合にその破断形態が前記複数のディンプルへの応
力集中を支配因子とする破断形態とならない強さで行わ
れることが記載されている。さらに当該公報には、素材
に局部的に設定された予定圧縮部位の表面に押圧される
ことにより、その予定圧縮部位を圧縮加工して加工硬化
させる圧縮工具と、その圧縮工具を前記素材の表面に押
圧する押圧装置と、それら圧縮工具と押圧装置により前
記素材に対して行われる前記圧縮加工の強さを複数の素
材間で安定化させる圧縮加工安定化装置とを含む圧縮加
工装置が開示されている。そして、当該公報に開示され
た圧縮加工装置においては、ディンプルを形成する圧縮
工具と対向する当て具(バッキング部材)などが平坦に成
形されており、素材の一方の表面のみにディンプルが形
成される。
【0004】また、パネル材のなかには、図7および図
8に示すように、パネル材pの一方の表面にディンプル
dを設けることによって、他方の表面が突出するように
突部d’が形成されたものもある。そして、このように
ディンプルdが形成されたパネル材pの形状には、先端
が半球径の工具などをパネル材pの一方の表面に押し当
てることによって、図7に示すように、一方の表面に球
状のディンプルdが形成されると共に他方の表面に球状
の突部d’が突出するように成形されたものや、先端面
が平坦な円形または矩形の柱状の工具などをパネル材p
の一方の面に押し当てることによって、図8に示すよう
に、柱状のディンプルdが形成されると共に他方の表面
に柱状または台形状の突部d’が形成されたものがあ
る。
8に示すように、パネル材pの一方の表面にディンプル
dを設けることによって、他方の表面が突出するように
突部d’が形成されたものもある。そして、このように
ディンプルdが形成されたパネル材pの形状には、先端
が半球径の工具などをパネル材pの一方の表面に押し当
てることによって、図7に示すように、一方の表面に球
状のディンプルdが形成されると共に他方の表面に球状
の突部d’が突出するように成形されたものや、先端面
が平坦な円形または矩形の柱状の工具などをパネル材p
の一方の面に押し当てることによって、図8に示すよう
に、柱状のディンプルdが形成されると共に他方の表面
に柱状または台形状の突部d’が形成されたものがあ
る。
【0005】このようにして圧印加工(圧縮加工)され
たパネル材は、圧痕あるいはディンプル(以下、ディン
プルと総称する。)を設けた部分が加工硬化しているこ
とにより強度が増加しているため、後の工程でプレス加
工による曲げ成形や絞り成形などを行うときに、割れの
発生や曲げ加工時のスプリングバック等が抑制されて、
成形性が向上する。なお、図7〜図9では、ディンプル
dを設けることにより加工硬化した部分のみにハッチン
グ(一方向の斜線)を付して示している。
たパネル材は、圧痕あるいはディンプル(以下、ディン
プルと総称する。)を設けた部分が加工硬化しているこ
とにより強度が増加しているため、後の工程でプレス加
工による曲げ成形や絞り成形などを行うときに、割れの
発生や曲げ加工時のスプリングバック等が抑制されて、
成形性が向上する。なお、図7〜図9では、ディンプル
dを設けることにより加工硬化した部分のみにハッチン
グ(一方向の斜線)を付して示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、圧印加
工によってパネル材の一方の表面のみに圧痕やディンプ
ルを形成する場合にあっては、上記各公報に開示された
従来の技術のように、凸条と対向する上型または下型の
いずれか他方、あるいは、圧縮工具と対向するバッキン
グ部材などを平坦に成形することにより、パネル材の他
方の表面を平坦な状態に維持しようとしても、凸条ある
いは圧縮工具を押圧してディンプルを設ける際にパネル
材の材料が流動するために、図9に示すように、パネル
材pの一方の表面のディンプルdが設けられた周囲に盛
り上がった部分mが形成されたり、また、その他方の表
面が平坦に形成された上型または下型のいずれか他方に
押し当てられていても、波打った部分nが形成されるた
め、見栄えが悪いだけでなく、パネル材pの板厚が変化
して成形性がむしろ悪化するという問題があった。さら
に、一方の表面のみにディンプルを設けた場合にあって
は、パネル材の板厚がディンプルdの分だけ薄くなるた
め、図示は省略するが、その後にプレス加工による曲げ
成形や絞り成形などを行うときにパネル材pがディンプ
ルdの近傍で破断するなどの問題があった。
工によってパネル材の一方の表面のみに圧痕やディンプ
ルを形成する場合にあっては、上記各公報に開示された
従来の技術のように、凸条と対向する上型または下型の
いずれか他方、あるいは、圧縮工具と対向するバッキン
グ部材などを平坦に成形することにより、パネル材の他
方の表面を平坦な状態に維持しようとしても、凸条ある
いは圧縮工具を押圧してディンプルを設ける際にパネル
材の材料が流動するために、図9に示すように、パネル
材pの一方の表面のディンプルdが設けられた周囲に盛
り上がった部分mが形成されたり、また、その他方の表
面が平坦に形成された上型または下型のいずれか他方に
押し当てられていても、波打った部分nが形成されるた
め、見栄えが悪いだけでなく、パネル材pの板厚が変化
して成形性がむしろ悪化するという問題があった。さら
に、一方の表面のみにディンプルを設けた場合にあって
は、パネル材の板厚がディンプルdの分だけ薄くなるた
め、図示は省略するが、その後にプレス加工による曲げ
成形や絞り成形などを行うときにパネル材pがディンプ
ルdの近傍で破断するなどの問題があった。
【0007】さらに、図7および図8に示したように圧
印加工によって表面にパネル材pの一方の表面にディン
プルdを設けて、他方の表面に突出する突部d’を形成
した場合にあっては、後にかかるパネル材pにプレス加
工により曲げ成形や絞りなどの成形をしたときに、ディ
ンプルdの付近に応力が集中するため、図10および図
11に示すように、パネル材pがディンプルdの近傍か
ら破断して製品として使用することができなくなり歩留
りが低下するという問題あった。
印加工によって表面にパネル材pの一方の表面にディン
プルdを設けて、他方の表面に突出する突部d’を形成
した場合にあっては、後にかかるパネル材pにプレス加
工により曲げ成形や絞りなどの成形をしたときに、ディ
ンプルdの付近に応力が集中するため、図10および図
11に示すように、パネル材pがディンプルdの近傍か
ら破断して製品として使用することができなくなり歩留
りが低下するという問題あった。
【0008】そして、上記従来の技術にあっては、いず
れも、一度の圧印加工などでディンプルを形成するた
め、大きな力を必要として装置が大型化すると共に、加
工硬化させる度合の調整が困難であるという問題があっ
た。また、上記従来の技術にあっては、いずれも、パネ
ル材の表面にディンプルが形成されたままであるため
に、例えば自動車のボデーの外板など、人目につく部分
にそのまま使用することができず、適用する箇所が制限
され設計の自由度が低下するという問題があった。
れも、一度の圧印加工などでディンプルを形成するた
め、大きな力を必要として装置が大型化すると共に、加
工硬化させる度合の調整が困難であるという問題があっ
た。また、上記従来の技術にあっては、いずれも、パネ
ル材の表面にディンプルが形成されたままであるため
に、例えば自動車のボデーの外板など、人目につく部分
にそのまま使用することができず、適用する箇所が制限
され設計の自由度が低下するという問題があった。
【0009】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
もので、簡単な構成で容易に成形素材の所定の箇所にデ
ィンプルを形成して所定の度合に加工硬化させることが
でき、しかも、後の成形で破断や割れなどを発生させる
ことがなく、また見栄えよく成形することができる成形
素材の成形性向上方法およびその装置を提供することを
目的とする。
もので、簡単な構成で容易に成形素材の所定の箇所にデ
ィンプルを形成して所定の度合に加工硬化させることが
でき、しかも、後の成形で破断や割れなどを発生させる
ことがなく、また見栄えよく成形することができる成形
素材の成形性向上方法およびその装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる成形素
材の成形性向上方法は、上記目的を達成するため、成形
素材の所定の部位の強度を高めてその成形性を向上させ
る方法であって、前記所定の部位にディンプルを形成す
るように塑性加工する工程と、形成されたディンプルを
平坦化させるように塑性加工する工程と、を含むことを
特徴とするものである。
材の成形性向上方法は、上記目的を達成するため、成形
素材の所定の部位の強度を高めてその成形性を向上させ
る方法であって、前記所定の部位にディンプルを形成す
るように塑性加工する工程と、形成されたディンプルを
平坦化させるように塑性加工する工程と、を含むことを
特徴とするものである。
【0011】請求項2にかかる成形素材の成形性を向上
させるための装置は、上記目的を達成するため、成形素
材の所定の部位の強度を高めてその成形性を向上させる
ための装置であって、前記所定の部位にディンプルを形
成するよう塑性加工するディンプル形成手段と、形成さ
れたディンプルを平坦化させるように塑性加工するディ
ンプル平坦化手段と、を備えたことを特徴とするもので
ある。
させるための装置は、上記目的を達成するため、成形素
材の所定の部位の強度を高めてその成形性を向上させる
ための装置であって、前記所定の部位にディンプルを形
成するよう塑性加工するディンプル形成手段と、形成さ
れたディンプルを平坦化させるように塑性加工するディ
ンプル平坦化手段と、を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0012】請求項1の発明では、成形素材の強度を高
めようとする所定の部位の一方の表面にディンプルを形
成して他方の表面が突出するように所定の力で塑性加工
することにより、かかる部分が加工硬化する。そして、
この形成されたディンプルを平坦化させるように所定の
力で塑性加工することにより、ディンプルが形成されて
いた部分が再度加工硬化されることとなる。この2度に
わたる塑性加工によって成形素材の所定の箇所は、確実
に所定の度合に加工硬化されて成形性が向上される。そ
して、成形素材は、平坦化されることにより、見栄えが
よいので設計の自由度が増すと共に、後に所定の成形を
行うときに応力集中が抑制されるため、破断などを引き
起こすことがなく歩留りも向上する。
めようとする所定の部位の一方の表面にディンプルを形
成して他方の表面が突出するように所定の力で塑性加工
することにより、かかる部分が加工硬化する。そして、
この形成されたディンプルを平坦化させるように所定の
力で塑性加工することにより、ディンプルが形成されて
いた部分が再度加工硬化されることとなる。この2度に
わたる塑性加工によって成形素材の所定の箇所は、確実
に所定の度合に加工硬化されて成形性が向上される。そ
して、成形素材は、平坦化されることにより、見栄えが
よいので設計の自由度が増すと共に、後に所定の成形を
行うときに応力集中が抑制されるため、破断などを引き
起こすことがなく歩留りも向上する。
【0013】請求項2の発明では、成形素材の強度を高
めようとする所定の部位の一方の表面をディンプル形成
手段により所定の力で塑性加工してディンプルを形成す
ると共に、他方の表面を突出させるように形成して、か
かる部分を加工硬化させる。次いで、ディンプル平坦化
手段によって突出した他方の表面を押圧することによ
り、ディンプルを平坦化させるように所定の力で塑性加
工して再度加工硬化させる。成形素材の強度を高めよう
とする所定の部位は、2度にわたる塑性加工によって確
実に所定の度合に加工硬化されて成形性が向上される。
そして、成形素材は、平坦化されることにより、見栄え
をよくなるので設計の自由度が増すと共に、後に所定の
成形を行うときに応力集中が抑制されるため、破断など
を引き起こすことがなく歩留りも向上する。なお、ディ
ンプル形成手段とディンプル平坦化手段は、成形材に対
してディンプルを形成するように塑性加工する工程と形
成されたディンプルを平坦化させるように塑性加工する
工程とを、一連のサイクルで連続して行うことができる
ように構成されていることが望ましい。
めようとする所定の部位の一方の表面をディンプル形成
手段により所定の力で塑性加工してディンプルを形成す
ると共に、他方の表面を突出させるように形成して、か
かる部分を加工硬化させる。次いで、ディンプル平坦化
手段によって突出した他方の表面を押圧することによ
り、ディンプルを平坦化させるように所定の力で塑性加
工して再度加工硬化させる。成形素材の強度を高めよう
とする所定の部位は、2度にわたる塑性加工によって確
実に所定の度合に加工硬化されて成形性が向上される。
そして、成形素材は、平坦化されることにより、見栄え
をよくなるので設計の自由度が増すと共に、後に所定の
成形を行うときに応力集中が抑制されるため、破断など
を引き起こすことがなく歩留りも向上する。なお、ディ
ンプル形成手段とディンプル平坦化手段は、成形材に対
してディンプルを形成するように塑性加工する工程と形
成されたディンプルを平坦化させるように塑性加工する
工程とを、一連のサイクルで連続して行うことができる
ように構成されていることが望ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】最初に、本発明の成形素材の成形
性を向上させるための装置の実施の一形態を、図1〜図
3に基づいて詳細に説明する。なお、同じ符号は、同一
部分または相当する部分とする。
性を向上させるための装置の実施の一形態を、図1〜図
3に基づいて詳細に説明する。なお、同じ符号は、同一
部分または相当する部分とする。
【0015】本発明の成形素材Pの成形性を向上させる
ための装置は、概略、成形素材Pの所定の部位の強度を
高めてその成形性を向上させるための装置であって、成
形素材Pの所定の部位にディンプルDを形成するよう塑
性加工するディンプル形成手段1と、形成されたディン
プルDを平坦化させるように塑性加工するディンプル平
坦化手段2と、を備えている。
ための装置は、概略、成形素材Pの所定の部位の強度を
高めてその成形性を向上させるための装置であって、成
形素材Pの所定の部位にディンプルDを形成するよう塑
性加工するディンプル形成手段1と、形成されたディン
プルDを平坦化させるように塑性加工するディンプル平
坦化手段2と、を備えている。
【0016】成形素材Pは、この実施の形態の場合、比
較的薄い板状に成形されている。以下の説明では成形素
材をパネル材Pと称する。パネル材Pは、後の工程でプ
レス加工により絞り成形や曲げ成形が行われ、所望の形
状に成形される。
較的薄い板状に成形されている。以下の説明では成形素
材をパネル材Pと称する。パネル材Pは、後の工程でプ
レス加工により絞り成形や曲げ成形が行われ、所望の形
状に成形される。
【0017】図1〜図3に示した実施の形態では、プレ
スの上型10にディンプル形成手段1が設けられ、下型
20にディンプル平坦化手段2が設けられている。そし
て、プレスは、上型10が下型20に対して昇降移動す
るよう構成されている。
スの上型10にディンプル形成手段1が設けられ、下型
20にディンプル平坦化手段2が設けられている。そし
て、プレスは、上型10が下型20に対して昇降移動す
るよう構成されている。
【0018】上型10は、インナースライド11とアウ
タースライド12とが独立して昇降するよう構成されて
なるもので、アウタースライド12の外周には弾性体1
3aを介してしわ押えパッド13が設けられている。デ
ィンプル形成手段1は、複数のディンプル形成ポンチ1
5と、これらのディンプル形成ポンチ15がパネル材P
の所望の箇所にそれぞれディンプルを形成し得るように
配設された支持基盤16と、を備えてなる。各ディンプ
ル形成ポンチ15は、その配置に応じてポンチガイドブ
ロック18に穿設されたガイド穴17に挿通されてい
る。支持基盤16は、インナースライド11の下端面に
着脱可能に取付けられている。ポンチガイドブロック1
8は、アウタースライド12の下方に着脱可能に取付け
られている。ディンプル形成ポンチ15が設けられた支
持基盤16、および、ディンプル形成ポンチ15の配置
に対応してガイド穴17が配設されたポンチガイドブロ
ック18は、パネル材Pに形成するディンプルDの配置
に応じて、インナースライド11、および、アウタース
ライド12に対してそれぞれ交換・取付けすることがで
きる。アウタースライド12の下端面とポンチガイドブ
ロック18の下端面とは、連続した平滑な同一平面を形
成している。後述するようにインナースライド11とア
ウタースライド12とが独立して昇降することにより、
ポンチガイドブロック18のガイド穴17内でディンプ
ル形成ポンチ15がその軸方向に摺動し、ポンチガイド
ブロック18の下端面から突出したり、相対的に上昇し
て退避したりすることが可能となっている。インナース
ライド11の上方にはフランジ11aが形成されてお
り、ディンプル形成ポンチ15がポンチガイドブロック
18の下端面から突出した状態では、フランジ11aが
アウタースライド12の上方内部に形成された段部12
aと衝合されている。
タースライド12とが独立して昇降するよう構成されて
なるもので、アウタースライド12の外周には弾性体1
3aを介してしわ押えパッド13が設けられている。デ
ィンプル形成手段1は、複数のディンプル形成ポンチ1
5と、これらのディンプル形成ポンチ15がパネル材P
の所望の箇所にそれぞれディンプルを形成し得るように
配設された支持基盤16と、を備えてなる。各ディンプ
ル形成ポンチ15は、その配置に応じてポンチガイドブ
ロック18に穿設されたガイド穴17に挿通されてい
る。支持基盤16は、インナースライド11の下端面に
着脱可能に取付けられている。ポンチガイドブロック1
8は、アウタースライド12の下方に着脱可能に取付け
られている。ディンプル形成ポンチ15が設けられた支
持基盤16、および、ディンプル形成ポンチ15の配置
に対応してガイド穴17が配設されたポンチガイドブロ
ック18は、パネル材Pに形成するディンプルDの配置
に応じて、インナースライド11、および、アウタース
ライド12に対してそれぞれ交換・取付けすることがで
きる。アウタースライド12の下端面とポンチガイドブ
ロック18の下端面とは、連続した平滑な同一平面を形
成している。後述するようにインナースライド11とア
ウタースライド12とが独立して昇降することにより、
ポンチガイドブロック18のガイド穴17内でディンプ
ル形成ポンチ15がその軸方向に摺動し、ポンチガイド
ブロック18の下端面から突出したり、相対的に上昇し
て退避したりすることが可能となっている。インナース
ライド11の上方にはフランジ11aが形成されてお
り、ディンプル形成ポンチ15がポンチガイドブロック
18の下端面から突出した状態では、フランジ11aが
アウタースライド12の上方内部に形成された段部12
aと衝合されている。
【0019】下型20は、ディンプル平坦化手段2を支
持する支持台21と、パネル材支持ダイス22とにより
構成されてなる。支持台21は床面Fに設置されてお
り、パネル材支持ダイス22は支持台21に対して下降
可能に付勢・支持されている。ディンプル平坦化手段2
は、複数のディンプル平坦化ポンチ25と、これらのデ
ィンプル平坦化ポンチ25がパネル材Pに形成されたデ
ィンプルDを押圧し得るように配設された支持基盤26
と、を備えてなる。各ディンプル平坦化ポンチ25は、
その配置に応じてダイスブロック28に穿設されたダイ
ス穴27に挿通されている。支持基盤26は、支持台2
1の上面に着脱可能に取付けられている。ダイスブロッ
ク28は、パネル材支持ダイス22の上方に着脱可能に
取付けられている。ディンプル平坦化ポンチ25が設け
られた支持基盤26、および、ディンプル平坦化ポンチ
25の配置に応じてダイス穴27が配設されたダイスブ
ロック28は、ディンプル形成手段1によってパネル材
に形成されたディンプルDの配置に応じて、支持台2
1、および、パネル材支持ダイス22に対してそれぞれ
交換・取付けすることができる。パネル材支持ダイス2
2の上端面とダイスブロック28の上端面とは、連続し
た平滑な同一平面を形成している。また、後述するよう
にパネル材支持ダイス22が支持台21に対して下降し
その下死点に達したとき(図3)に、ディンプル平坦化
ポンチ25がダイスブロック28のダイス穴27内で相
対的上昇するように摺動して、ダイスブロック28の上
端面と連続した平滑な同一平面を形成するよう構成され
ている。支持台21の下方にはフランジ21aが形成さ
れており、パネル支持ダイス22の下端は、ディンプル
平坦化ポンチ25の下方がダイスブロック28の上端面
と連続した平滑な同一平面を形成したときにフランジ2
1aまたは床面Fと衝合してその下死点を規定すること
ができるように成形されている。さらに、支持台21に
取付けられた支持基盤26の上面と、パネル材支持ダイ
ス22に取付けられたダイスブロック28の下面との間
には、パネル材支持ダイス22を支持台21に対して下
降可能に付勢・支持するためのコイルばねなどの弾性体
29が介装されている。弾性体29の弾性係数は、図2
に示すように、上型10が下降してしわ押えパッド13
がパネル材Pに衝合すると共にインナースライド11が
下死点に達したときに、ディンプル形成ポンチ15がパ
ネル材PにディンプルDを形成し得るように、ディンプ
ル形成ポンチ15による押圧力に抗してパネル材支持ダ
イス22を支持台21から離間させて付勢・支持し、且
つ、図3に示すように、さらに上型10が下降してアウ
タースライド12が下死点に達したときに、ディンプル
平坦化ポンチ25がダイスブロック28の上端面と連続
した平滑な同一平面を形成してパネル材Pに形成された
ディンプルDを平坦化させるべく押圧し得るように、パ
ネル材支持ダイス22が支持台21に対して下降するこ
とを許容するように設定されている。
持する支持台21と、パネル材支持ダイス22とにより
構成されてなる。支持台21は床面Fに設置されてお
り、パネル材支持ダイス22は支持台21に対して下降
可能に付勢・支持されている。ディンプル平坦化手段2
は、複数のディンプル平坦化ポンチ25と、これらのデ
ィンプル平坦化ポンチ25がパネル材Pに形成されたデ
ィンプルDを押圧し得るように配設された支持基盤26
と、を備えてなる。各ディンプル平坦化ポンチ25は、
その配置に応じてダイスブロック28に穿設されたダイ
ス穴27に挿通されている。支持基盤26は、支持台2
1の上面に着脱可能に取付けられている。ダイスブロッ
ク28は、パネル材支持ダイス22の上方に着脱可能に
取付けられている。ディンプル平坦化ポンチ25が設け
られた支持基盤26、および、ディンプル平坦化ポンチ
25の配置に応じてダイス穴27が配設されたダイスブ
ロック28は、ディンプル形成手段1によってパネル材
に形成されたディンプルDの配置に応じて、支持台2
1、および、パネル材支持ダイス22に対してそれぞれ
交換・取付けすることができる。パネル材支持ダイス2
2の上端面とダイスブロック28の上端面とは、連続し
た平滑な同一平面を形成している。また、後述するよう
にパネル材支持ダイス22が支持台21に対して下降し
その下死点に達したとき(図3)に、ディンプル平坦化
ポンチ25がダイスブロック28のダイス穴27内で相
対的上昇するように摺動して、ダイスブロック28の上
端面と連続した平滑な同一平面を形成するよう構成され
ている。支持台21の下方にはフランジ21aが形成さ
れており、パネル支持ダイス22の下端は、ディンプル
平坦化ポンチ25の下方がダイスブロック28の上端面
と連続した平滑な同一平面を形成したときにフランジ2
1aまたは床面Fと衝合してその下死点を規定すること
ができるように成形されている。さらに、支持台21に
取付けられた支持基盤26の上面と、パネル材支持ダイ
ス22に取付けられたダイスブロック28の下面との間
には、パネル材支持ダイス22を支持台21に対して下
降可能に付勢・支持するためのコイルばねなどの弾性体
29が介装されている。弾性体29の弾性係数は、図2
に示すように、上型10が下降してしわ押えパッド13
がパネル材Pに衝合すると共にインナースライド11が
下死点に達したときに、ディンプル形成ポンチ15がパ
ネル材PにディンプルDを形成し得るように、ディンプ
ル形成ポンチ15による押圧力に抗してパネル材支持ダ
イス22を支持台21から離間させて付勢・支持し、且
つ、図3に示すように、さらに上型10が下降してアウ
タースライド12が下死点に達したときに、ディンプル
平坦化ポンチ25がダイスブロック28の上端面と連続
した平滑な同一平面を形成してパネル材Pに形成された
ディンプルDを平坦化させるべく押圧し得るように、パ
ネル材支持ダイス22が支持台21に対して下降するこ
とを許容するように設定されている。
【0020】なお、本発明の装置は上述した実施の形態
に限定されることなく、例えば、パネル材支持ダイス2
2を床面Fに設けると共に、ディンプル平坦化手段2を
油圧シリンダなどの直線作動アクチュエータ(図示は省
略する)により支持し、上型10が下降してインナース
ライド11が下死点に達したときに、ディンプル形成ポ
ンチ15がパネル材Pにディンプルを形成し得るよう
に、ディンプル平坦化ポンチ25を下降・退避させ、さ
らに上型10が下降してアウタースライド12が下死点
に達してディンプル形成ポンチ15がポンチガイドブロ
ック18内に退避たときに、ディンプル平坦化ポンチ2
5を上昇・押圧させてダイスブロック28の上端面と連
続した平滑な同一平面を形成してパネル材Pに形成され
たディンプルDを平坦化させるように構成することもで
きる。この場合においては、アウタースライド12が下
死点に達したことを感知するためのセンサ(図示は省略
する)を設けて、このセンサが下死点に達したことを感
知したときにディンプル平坦化手段2を支持している図
示しない直線作動アクチュエータを駆動させるように構
成することもできる。
に限定されることなく、例えば、パネル材支持ダイス2
2を床面Fに設けると共に、ディンプル平坦化手段2を
油圧シリンダなどの直線作動アクチュエータ(図示は省
略する)により支持し、上型10が下降してインナース
ライド11が下死点に達したときに、ディンプル形成ポ
ンチ15がパネル材Pにディンプルを形成し得るよう
に、ディンプル平坦化ポンチ25を下降・退避させ、さ
らに上型10が下降してアウタースライド12が下死点
に達してディンプル形成ポンチ15がポンチガイドブロ
ック18内に退避たときに、ディンプル平坦化ポンチ2
5を上昇・押圧させてダイスブロック28の上端面と連
続した平滑な同一平面を形成してパネル材Pに形成され
たディンプルDを平坦化させるように構成することもで
きる。この場合においては、アウタースライド12が下
死点に達したことを感知するためのセンサ(図示は省略
する)を設けて、このセンサが下死点に達したことを感
知したときにディンプル平坦化手段2を支持している図
示しない直線作動アクチュエータを駆動させるように構
成することもできる。
【0021】さらに、プレスは、上型10に対して下型
20を昇降移動するよう構成し、あるいは、上型10と
下型20の双方を互いに相対的に昇降移動するよう構成
することもできる。また、ディンプル形成手段1を下型
20に設けると共に、ディンプル平坦化手段2を上型1
0に設けることもできる。
20を昇降移動するよう構成し、あるいは、上型10と
下型20の双方を互いに相対的に昇降移動するよう構成
することもできる。また、ディンプル形成手段1を下型
20に設けると共に、ディンプル平坦化手段2を上型1
0に設けることもできる。
【0022】次に、本発明の成形素材の成形性を向上さ
せるための装置の別の実施の形態を図4に基づいて説明
する。なお、この説明においては、上述した実施の形態
と同様または相当する部分については同じ符号を付して
その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
せるための装置の別の実施の形態を図4に基づいて説明
する。なお、この説明においては、上述した実施の形態
と同様または相当する部分については同じ符号を付して
その説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
【0023】この実施の形態においては、ディンプル形
成手段1が一対のローラ30、31により構成されてお
り、また、ディンプル平坦化手段2も一対のローラ4
0、41により構成されている。
成手段1が一対のローラ30、31により構成されてお
り、また、ディンプル平坦化手段2も一対のローラ4
0、41により構成されている。
【0024】ディンプル形成手段1を構成するローラ3
0、31の一方30の表面には複数のディンプル形成ポ
ンチ15が配設されており、他方のローラ31の表面に
はディンプル形成ポンチ15と対応するようにダイス穴
27が配設されている。また、ディンプル平坦化手段2
を構成する一対のローラ40、41の表面は、それぞれ
軸方向に平面状であって周方向に円弧状の平滑に形成さ
れている。そして、ディンプル形成手段1およびディン
プル平坦化手段2の少なくとも一のローラ30、31、
40、41は、軸周りに回転駆動してパネル材Pを送る
ためのモータ(図示は省略する)が接続されている。こ
のように構成された装置では、パネル材Pを最初にディ
ンプル形成手段1を構成する一対のローラ30、31間
に送ると、パネル材Pの一方の表面にはディンプル形成
ポンチ15およびダイス穴27によって、ディンプルD
が形成されると共に他方の表面には所定の高さを有する
突部D’が形成され、図4に一方向の斜線で表すように
かかる部分が加工硬化される。続いて、ディンプル平坦
化手段2を構成する一対のローラ40、41間にパネル
材Pを送ると、ディンプル形成手段2によって他方の表
面に形成された突出部D’が押し戻されるように押圧さ
れてパネル材PのディンプルDが平坦化され、図4に網
目で示すようにかかる部分がさらに加工硬化される。
0、31の一方30の表面には複数のディンプル形成ポ
ンチ15が配設されており、他方のローラ31の表面に
はディンプル形成ポンチ15と対応するようにダイス穴
27が配設されている。また、ディンプル平坦化手段2
を構成する一対のローラ40、41の表面は、それぞれ
軸方向に平面状であって周方向に円弧状の平滑に形成さ
れている。そして、ディンプル形成手段1およびディン
プル平坦化手段2の少なくとも一のローラ30、31、
40、41は、軸周りに回転駆動してパネル材Pを送る
ためのモータ(図示は省略する)が接続されている。こ
のように構成された装置では、パネル材Pを最初にディ
ンプル形成手段1を構成する一対のローラ30、31間
に送ると、パネル材Pの一方の表面にはディンプル形成
ポンチ15およびダイス穴27によって、ディンプルD
が形成されると共に他方の表面には所定の高さを有する
突部D’が形成され、図4に一方向の斜線で表すように
かかる部分が加工硬化される。続いて、ディンプル平坦
化手段2を構成する一対のローラ40、41間にパネル
材Pを送ると、ディンプル形成手段2によって他方の表
面に形成された突出部D’が押し戻されるように押圧さ
れてパネル材PのディンプルDが平坦化され、図4に網
目で示すようにかかる部分がさらに加工硬化される。
【0025】次に、本発明の成形素材の成形性向上方法
を、図1〜図3に示したように構成され装置を用いた場
合により詳細に説明する。
を、図1〜図3に示したように構成され装置を用いた場
合により詳細に説明する。
【0026】本発明の成形素材の成形性向上方法は、概
略、成形素材Pの所定の部位の強度を高めてその成形性
を向上させる方法であって、前記所定の部位にディンプ
ルDを形成するように塑性加工する工程と、形成された
ディンプルDを平坦化させるように塑性加工する工程
と、を含む。
略、成形素材Pの所定の部位の強度を高めてその成形性
を向上させる方法であって、前記所定の部位にディンプ
ルDを形成するように塑性加工する工程と、形成された
ディンプルDを平坦化させるように塑性加工する工程
と、を含む。
【0027】パネル材の成形性を向上させるに際して
は、最初に、図1に示したように、上型10が下型20
から離間するように上昇した位置とされており、この状
態でパネル材Pを下型2上に位置決め載置する。このと
き、下型2は、弾性体29によってパネル材支持ダイス
22が支持台21から離間するように付勢・支持されて
おり、ディンプル平坦化ポンチ25がダイスブロック2
8の上面から相対的に下降するよう退避している。
は、最初に、図1に示したように、上型10が下型20
から離間するように上昇した位置とされており、この状
態でパネル材Pを下型2上に位置決め載置する。このと
き、下型2は、弾性体29によってパネル材支持ダイス
22が支持台21から離間するように付勢・支持されて
おり、ディンプル平坦化ポンチ25がダイスブロック2
8の上面から相対的に下降するよう退避している。
【0028】この状態から、上型10を下降させると、
当初は、インナースライド11とアウタースライド12
およびしわ押えパッド13が同時に下降する。そして、
最初にしわ押えパッド13の下端面がパネル材Pに当接
してダイスブロック28との間でパネル材Pを押える。
さらに上型10を下降させると、図2に示したように、
ポンチガイドブロック18の下端面から突出したディン
プル形成ポンチ15がパネル材Pを押圧してディンプル
Dが形成されることとなる。このときも、下型20は、
弾性体29によってパネル材支持ダイス22が支持台2
1から離間するように付勢・支持されており、ディンプ
ル平坦化ポンチ25がダイスブロック28の上面から相
対的に下降するよう退避している。したがって、パネル
材PのディンプルDが形成された一方の表面とは反対側
の他方の面には、ダイス穴27内に突出するように突部
D’が形成されることとなる。このように一方の表面に
ディンプルDが形成され他方の表面に突部D’が形成さ
れるように塑性加工されることにより、パネル材Pは、
その複数の箇所が所定の度合で加工硬化されることとな
る(図7および図8に示した斜線部分を参照)。なお、
上型10のインナースライド11の下死点は、弾性体2
9によって付勢支持されているパネル材支持ダイス22
上の、パネル材Pの一方の表面に所定の深さのディンプ
ルDを形成し、および/または、パネル材Pの他方の表
面に所定の高さを有する突部D’を形成することができ
るような位置までディンプル形成ポンチ15の先端が下
降するように設定されている。
当初は、インナースライド11とアウタースライド12
およびしわ押えパッド13が同時に下降する。そして、
最初にしわ押えパッド13の下端面がパネル材Pに当接
してダイスブロック28との間でパネル材Pを押える。
さらに上型10を下降させると、図2に示したように、
ポンチガイドブロック18の下端面から突出したディン
プル形成ポンチ15がパネル材Pを押圧してディンプル
Dが形成されることとなる。このときも、下型20は、
弾性体29によってパネル材支持ダイス22が支持台2
1から離間するように付勢・支持されており、ディンプ
ル平坦化ポンチ25がダイスブロック28の上面から相
対的に下降するよう退避している。したがって、パネル
材PのディンプルDが形成された一方の表面とは反対側
の他方の面には、ダイス穴27内に突出するように突部
D’が形成されることとなる。このように一方の表面に
ディンプルDが形成され他方の表面に突部D’が形成さ
れるように塑性加工されることにより、パネル材Pは、
その複数の箇所が所定の度合で加工硬化されることとな
る(図7および図8に示した斜線部分を参照)。なお、
上型10のインナースライド11の下死点は、弾性体2
9によって付勢支持されているパネル材支持ダイス22
上の、パネル材Pの一方の表面に所定の深さのディンプ
ルDを形成し、および/または、パネル材Pの他方の表
面に所定の高さを有する突部D’を形成することができ
るような位置までディンプル形成ポンチ15の先端が下
降するように設定されている。
【0029】さらに上型10を下降させると、図3に示
したように、連続した平滑な同一平面を形成しているア
ウタースライド12およびポンチガイドブロック18の
下端面がパネル材Pを介して下型20を押圧し、弾性体
29の付勢力に抗してパネル材支持ダイス22を押し下
げる。このとき、インナースライド11に取付けられた
ディンプル形成ポンチ15は、上述したように下死点に
達しているため、図2に示した位置から下降することは
ない。そして、パネル材支持ダイス22が支持台21に
対して下降しその下死点に達したときに、ディンプル平
坦化ポンチ25がダイスブロック28のダイス穴27内
で相対的に上昇するように摺動してダイスブロック28
の上端面と連続した平滑な同一平面を形成する。これに
より、先にパネル材Pの他方の表面に形成された突部
D’は、ディンプル平坦化ポンチ25によって一方の表
面方向に押圧されて、図5に網目で示すように、略平坦
化されて外見が元の平滑な表面に戻されるよう塑性加工
される。しかしながら、パネル材PのディンプルDおよ
び突部D’が形成されていた箇所は、平坦化するよう再
び塑性加工されることによって所望する最終的な度合ま
で確実に加工硬化されることとなる。そして、所望する
最終的な度合まで加工硬化させるために、2度に分けて
塑性加工を行うので、各塑性加工に必要な力が小さくて
すむ。さらに、図1〜図3に示したように構成された装
置を使用することにより1サイクル(1ショット)でディ
ンプルDの形成と平坦化の2つの工程を連続して行うこ
とができるため、成形サイクルの短縮化、ひいては成形
コストの削減を図ることができる。また、図4に示した
ように構成された装置であっても、同様に、ディンプル
Dの形成と平坦化の2つの工程を連続して行うことがで
き、したがって、成形コストの削減を図ることができ
る。
したように、連続した平滑な同一平面を形成しているア
ウタースライド12およびポンチガイドブロック18の
下端面がパネル材Pを介して下型20を押圧し、弾性体
29の付勢力に抗してパネル材支持ダイス22を押し下
げる。このとき、インナースライド11に取付けられた
ディンプル形成ポンチ15は、上述したように下死点に
達しているため、図2に示した位置から下降することは
ない。そして、パネル材支持ダイス22が支持台21に
対して下降しその下死点に達したときに、ディンプル平
坦化ポンチ25がダイスブロック28のダイス穴27内
で相対的に上昇するように摺動してダイスブロック28
の上端面と連続した平滑な同一平面を形成する。これに
より、先にパネル材Pの他方の表面に形成された突部
D’は、ディンプル平坦化ポンチ25によって一方の表
面方向に押圧されて、図5に網目で示すように、略平坦
化されて外見が元の平滑な表面に戻されるよう塑性加工
される。しかしながら、パネル材PのディンプルDおよ
び突部D’が形成されていた箇所は、平坦化するよう再
び塑性加工されることによって所望する最終的な度合ま
で確実に加工硬化されることとなる。そして、所望する
最終的な度合まで加工硬化させるために、2度に分けて
塑性加工を行うので、各塑性加工に必要な力が小さくて
すむ。さらに、図1〜図3に示したように構成された装
置を使用することにより1サイクル(1ショット)でディ
ンプルDの形成と平坦化の2つの工程を連続して行うこ
とができるため、成形サイクルの短縮化、ひいては成形
コストの削減を図ることができる。また、図4に示した
ように構成された装置であっても、同様に、ディンプル
Dの形成と平坦化の2つの工程を連続して行うことがで
き、したがって、成形コストの削減を図ることができ
る。
【0030】このように2度にわたる塑性加工によって
加工硬化され、その表面が平坦化されたパネル材Pは、
図6に示すように、後の工程でプレス加工されて絞り成
形や曲げ成形などが行われるが、正確な度合に加工硬化
されしかもその両表面が平坦化されているために、成形
性が各段に向上すると共に見栄えがよく、また、従来の
技術のように応力が集中しないので割れや破断が発生す
ることがなく、製品として確実に使用することができ歩
留りが向上することとなる。
加工硬化され、その表面が平坦化されたパネル材Pは、
図6に示すように、後の工程でプレス加工されて絞り成
形や曲げ成形などが行われるが、正確な度合に加工硬化
されしかもその両表面が平坦化されているために、成形
性が各段に向上すると共に見栄えがよく、また、従来の
技術のように応力が集中しないので割れや破断が発生す
ることがなく、製品として確実に使用することができ歩
留りが向上することとなる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、前記所定の部
位にディンプルを形成するように塑性加工する工程と、
形成されたディンプルを平坦化させるように塑性加工す
る工程と、を含むという簡単な構成により、容易に成形
素材の所定の箇所にディンプルを形成して所定の度合に
加工硬化させることができ、しかも、後の成形で破断や
割れなどを発生させることがなく、また見栄えよく成形
することができる成形素材の成形性向上方法を提供する
ことができる。
位にディンプルを形成するように塑性加工する工程と、
形成されたディンプルを平坦化させるように塑性加工す
る工程と、を含むという簡単な構成により、容易に成形
素材の所定の箇所にディンプルを形成して所定の度合に
加工硬化させることができ、しかも、後の成形で破断や
割れなどを発生させることがなく、また見栄えよく成形
することができる成形素材の成形性向上方法を提供する
ことができる。
【0032】請求項2の発明によれば、前記所定の部位
にディンプルを形成するよう塑性加工するディンプル形
成手段と、形成されたディンプルを平坦化させるように
塑性加工するディンプル平坦化手段と、を備えたという
簡単な構成により、容易に成形素材の所定の箇所にディ
ンプルを形成して所定の度合に加工硬化させることがで
き、しかも、後の成形で破断や割れなどを発生させるこ
とがなく、また見栄えよく成形することができる成形素
材の成形性を向上させるための装置を提供することがで
きる。
にディンプルを形成するよう塑性加工するディンプル形
成手段と、形成されたディンプルを平坦化させるように
塑性加工するディンプル平坦化手段と、を備えたという
簡単な構成により、容易に成形素材の所定の箇所にディ
ンプルを形成して所定の度合に加工硬化させることがで
き、しかも、後の成形で破断や割れなどを発生させるこ
とがなく、また見栄えよく成形することができる成形素
材の成形性を向上させるための装置を提供することがで
きる。
【図1】本発明の成形素材の成形性を向上させるための
装置の要部の、実施の一形態を示す断面図である。
装置の要部の、実施の一形態を示す断面図である。
【図2】図1に示した状態から上型を下降させてパネル
材にディンプルおよび突部を形成した状態を示す断面図
である。
材にディンプルおよび突部を形成した状態を示す断面図
である。
【図3】図2に示した状態から上型をさらに下降させて
パネル材に形成されたディンプルおよび突部を平坦化し
た状態を示す断面図である。
パネル材に形成されたディンプルおよび突部を平坦化し
た状態を示す断面図である。
【図4】本発明の成形素材の成形性を向上させるための
装置の、別の実施の形態を示す断面図である。
装置の、別の実施の形態を示す断面図である。
【図5】本発明により平坦化されたパネル材の加工硬化
された部分を示す説明図である。
された部分を示す説明図である。
【図6】図5に示されたパネル材を後の工程でプレス加
工した状態を示す説明図である。
工した状態を示す説明図である。
【図7】従来の技術により、半球状のディンプルが形成
されたままの状態のパネル材を示す説明図である。
されたままの状態のパネル材を示す説明図である。
【図8】従来の技術により、円柱状または角柱状のディ
ンプルが形成されたままの状態のパネル材を示す説明図
である。
ンプルが形成されたままの状態のパネル材を示す説明図
である。
【図9】従来の技術により、一方の表面にディンプルを
形成し、他方の表面を平端な状態に維持させようとした
ときのパネル材の状態を示す説明図である。
形成し、他方の表面を平端な状態に維持させようとした
ときのパネル材の状態を示す説明図である。
【図10】図7に示したパネル材を後の工程でプレス加
工したときに、応力集中により破断した状態を示す説明
図である。
工したときに、応力集中により破断した状態を示す説明
図である。
【図11】図8に示したパネル材を後の工程でプレス加
工したときに、応力集中により破断した状態を示す説明
図である。
工したときに、応力集中により破断した状態を示す説明
図である。
P パネル材(成形素材) D ディンプル D’ 突部 1 ディンプル形成手段 2 ディンプル平坦化手段 10 上型 15 ディンプル形成ポンチ 20 下型 25 ディンプル平坦化ポンチ 27 ダイス穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B21D 22/08 B21D 22/08 22/20 22/20 Z
Claims (2)
- 【請求項1】 成形素材の所定の部位の強度を高めてそ
の成形性を向上させる方法であって、 前記所定の部位にディンプルを形成するように塑性加工
する工程と、 形成されたディンプルを平坦化させるように塑性加工す
る工程と、を含むことを特徴とする成形素材の成形性向
上方法。 - 【請求項2】 成形素材の所定の部位の強度を高めてそ
の成形性を向上させるための装置であって、 前記所定の部位にディンプルを形成するよう塑性加工す
るディンプル形成手段と、 形成されたディンプルを平坦化させるように塑性加工す
るディンプル平坦化手段と、を備えたことを特徴とする
成形素材の成形性を向上させるための装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000304864A JP2002113536A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | 成形素材の成形性向上方法およびその装置 |
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JP2000304864A JP2002113536A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | 成形素材の成形性向上方法およびその装置 |
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JP2002113536A true JP2002113536A (ja) | 2002-04-16 |
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ID=18785832
Family Applications (1)
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JP2000304864A Pending JP2002113536A (ja) | 2000-10-04 | 2000-10-04 | 成形素材の成形性向上方法およびその装置 |
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JP (1) | JP2002113536A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004082214A (ja) * | 2002-06-27 | 2004-03-18 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 接合素材、その製造法、接合品、及びその製造法 |
JP2011515854A (ja) * | 2008-03-20 | 2011-05-19 | アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド | ロール成形表面を有するサセプター、及び同サセプターを形成する方法 |
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IT201900005666A1 (it) * | 2019-04-12 | 2020-10-12 | Mas Mecc S R L | Metodo per lo stampaggio di forme imbutite su particolari di lamiera metallica ed impianto per attuare il metodo. |
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WO2024099081A1 (zh) * | 2022-11-09 | 2024-05-16 | 苏州华源控股股份有限公司 | 一种具备多工位的冲压装置 |
-
2000
- 2000-10-04 JP JP2000304864A patent/JP2002113536A/ja active Pending
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