JP2002111721A - ネットワーク装置 - Google Patents
ネットワーク装置Info
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- JP2002111721A JP2002111721A JP2000294437A JP2000294437A JP2002111721A JP 2002111721 A JP2002111721 A JP 2002111721A JP 2000294437 A JP2000294437 A JP 2000294437A JP 2000294437 A JP2000294437 A JP 2000294437A JP 2002111721 A JP2002111721 A JP 2002111721A
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- Japan
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- transmission data
- transmission
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ネットワーク装置の帯域制御手段の汎用性を
高め、適切な帯域制御を出力インタフェースに依存せず
に実現する。 【解決手段】 ネットワーク装置1内の帯域制御手段1
2は、分類手段121と、キューイング手段123と、
キュー124と、帯域情報122とを備える。アプリケ
ーション11が生成した送出データ111を、分類手段
121は所定のアルゴリズムでグループに分類し、キュ
ーイング手段123はグループ毎にキュー124にキュ
ーイングする。グループ毎の帯域情報125に基づいて
キュー124から送出データを取り出し、プロトコル処
理部に送出データを渡していく。このようにして、送出
データを種類に応じた帯域で送出し、帯域制限にかから
ないようにする。
高め、適切な帯域制御を出力インタフェースに依存せず
に実現する。 【解決手段】 ネットワーク装置1内の帯域制御手段1
2は、分類手段121と、キューイング手段123と、
キュー124と、帯域情報122とを備える。アプリケ
ーション11が生成した送出データ111を、分類手段
121は所定のアルゴリズムでグループに分類し、キュ
ーイング手段123はグループ毎にキュー124にキュ
ーイングする。グループ毎の帯域情報125に基づいて
キュー124から送出データを取り出し、プロトコル処
理部に送出データを渡していく。このようにして、送出
データを種類に応じた帯域で送出し、帯域制限にかから
ないようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワーク装置に
係り、特に、データ通信時にトラフィック制御を行なう
ネットワーク装置に関する。
係り、特に、データ通信時にトラフィック制御を行なう
ネットワーク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のネットワーク装置でインターネッ
トにおける帯域制御を行う場合、ALTQ(長健二郎,
“TrafficManagement by Alternate Queueing”,コン
ピュータソフトウエア,Vol.16,No.4(1999))や特開平
11―346246号公報に記載されているように、出
力インタフェースの直近にこの出力インタフェースに依
存する帯域制御手段を設け、この帯域制御手段で帯域制
御を行なう形態をとっている。
トにおける帯域制御を行う場合、ALTQ(長健二郎,
“TrafficManagement by Alternate Queueing”,コン
ピュータソフトウエア,Vol.16,No.4(1999))や特開平
11―346246号公報に記載されているように、出
力インタフェースの直近にこの出力インタフェースに依
存する帯域制御手段を設け、この帯域制御手段で帯域制
御を行なう形態をとっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のネットワーク装
置は、帯域制御手段が出力インタフェースに依存して帯
域制御を行うため、出力インタフェースを変更する場合
は帯域制御手段にも変更を加える必要があり、システム
変更時に変更箇所が多くなり、煩雑であるという問題が
ある。また、帯域制御手段の持つバッファが溢れた場合
には、送出パケットは廃棄されてしまい、パケット送信
者が自分のパケットが相手方に送られずに廃棄されてし
まったことを検知することができないという問題もあ
る。
置は、帯域制御手段が出力インタフェースに依存して帯
域制御を行うため、出力インタフェースを変更する場合
は帯域制御手段にも変更を加える必要があり、システム
変更時に変更箇所が多くなり、煩雑であるという問題が
ある。また、帯域制御手段の持つバッファが溢れた場合
には、送出パケットは廃棄されてしまい、パケット送信
者が自分のパケットが相手方に送られずに廃棄されてし
まったことを検知することができないという問題もあ
る。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、帯域制御手段の汎用性を高め、さらに適切な帯
域制御を実現することができるネットワーク装置を提供
することを目的とする。
であり、帯域制御手段の汎用性を高め、さらに適切な帯
域制御を実現することができるネットワーク装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、送出データを生成するアプリケーションと、送出デ
ータの帯域制御を行なう帯域制御手段と、送出データを
基に送出パケットを構成するプロトコル処理手段と、ネ
ットワークにパケットを送出する出力インタフェースと
を備えるネットワーク装置において、帯域制御手段が、
送出データをアプリケーションから直接受取り、帯域制
御しながらプロトコル処理手段に渡す構成とする。帯域
制御手段を斯かる構成とすることにより、帯域制御手段
が出力インタフェースに依存せずに動作することとな
り、出力インタフェースの変更に際しても、帯域制御手
段を変更せずに使用することが可能になる。
に、送出データを生成するアプリケーションと、送出デ
ータの帯域制御を行なう帯域制御手段と、送出データを
基に送出パケットを構成するプロトコル処理手段と、ネ
ットワークにパケットを送出する出力インタフェースと
を備えるネットワーク装置において、帯域制御手段が、
送出データをアプリケーションから直接受取り、帯域制
御しながらプロトコル処理手段に渡す構成とする。帯域
制御手段を斯かる構成とすることにより、帯域制御手段
が出力インタフェースに依存せずに動作することとな
り、出力インタフェースの変更に際しても、帯域制御手
段を変更せずに使用することが可能になる。
【0006】また、本発明のネットワーク装置は、上記
の発明に加えて、アプリケーションをブロックするため
のスケジュール手段を備え、帯域制御手段がアプリケー
ションから所定の帯域を越える送出データを受取った際
には、帯域制御手段がスケジュール手段によってアプリ
ケーションをブロックするように構成する。このような
構成とすることにより、アプリケーションが帯域を考慮
せずに大量のデータを送出しても、スケジュール手段が
ブロックするため、送出データ(送出パケット)の廃棄
が発生せずに適切な帯域制御が行なわれる。
の発明に加えて、アプリケーションをブロックするため
のスケジュール手段を備え、帯域制御手段がアプリケー
ションから所定の帯域を越える送出データを受取った際
には、帯域制御手段がスケジュール手段によってアプリ
ケーションをブロックするように構成する。このような
構成とすることにより、アプリケーションが帯域を考慮
せずに大量のデータを送出しても、スケジュール手段が
ブロックするため、送出データ(送出パケット)の廃棄
が発生せずに適切な帯域制御が行なわれる。
【0007】更にまた、本発明のネットワーク装置は、
上記の発明に加えて、送出データを複数のグループに分
類する分類手段および分類情報と、グループ毎に送出デ
ータを格納するキューと、送出データをキューにキュー
イングするキューイング手段と、グループ毎に割り当て
られた帯域を表す帯域情報を備え、帯域制御手段は、ア
プリケーションからの送出データをグループに分類し、
グループ毎にキューイングし、分類情報と帯域情報に基
づき、グループ毎に決められた帯域で、送出データをプ
ロトコル処理手段に渡すように構成することを特徴とす
る。このような構成とすることで、送出データの種類に
応じて適切に帯域制御を行うことが可能になる。
上記の発明に加えて、送出データを複数のグループに分
類する分類手段および分類情報と、グループ毎に送出デ
ータを格納するキューと、送出データをキューにキュー
イングするキューイング手段と、グループ毎に割り当て
られた帯域を表す帯域情報を備え、帯域制御手段は、ア
プリケーションからの送出データをグループに分類し、
グループ毎にキューイングし、分類情報と帯域情報に基
づき、グループ毎に決められた帯域で、送出データをプ
ロトコル処理手段に渡すように構成することを特徴とす
る。このような構成とすることで、送出データの種類に
応じて適切に帯域制御を行うことが可能になる。
【0008】また、本発明のネットワーク装置は、上記
の発明において、キューイング手段がキューの長さを無
制限とするキューイングポリシーを備え、アプリケーシ
ョンからの送出データがキューから出て行くまではアプ
リケーションをブロックし、一定時間以内にブロックが
解除されないときは、アプリケーションがデータ送出を
キャンセルするように構成する。このような構成とする
ことにより、アプリケーションが出力データの遅延を制
御することが可能になる。
の発明において、キューイング手段がキューの長さを無
制限とするキューイングポリシーを備え、アプリケーシ
ョンからの送出データがキューから出て行くまではアプ
リケーションをブロックし、一定時間以内にブロックが
解除されないときは、アプリケーションがデータ送出を
キャンセルするように構成する。このような構成とする
ことにより、アプリケーションが出力データの遅延を制
御することが可能になる。
【0009】また、本発明のネットワーク装置は、上記
の発明のキューイング手段が、キューの長さを有限とす
るキューイングポリシーを備え、送出データでキューが
あふれた際には、送出データを破棄せずにアプリケーシ
ョンに戻すように構成する。このような構成とすること
により、アプリケーションがネットワークの状態を検知
し、送出帯域を制御することが可能になる。
の発明のキューイング手段が、キューの長さを有限とす
るキューイングポリシーを備え、送出データでキューが
あふれた際には、送出データを破棄せずにアプリケーシ
ョンに戻すように構成する。このような構成とすること
により、アプリケーションがネットワークの状態を検知
し、送出帯域を制御することが可能になる。
【0010】更にまた、本発明のネットワーク装置は、
上記の発明において、送出データのグループ毎に割り当
てられた帯域を表す帯域情報を、出力インタフェース毎
に保持するように構成する。このような構成とすること
により、複数の出力インタフェースにおいて、個別に送
出データの帯域を制御することが可能になる。
上記の発明において、送出データのグループ毎に割り当
てられた帯域を表す帯域情報を、出力インタフェース毎
に保持するように構成する。このような構成とすること
により、複数の出力インタフェースにおいて、個別に送
出データの帯域を制御することが可能になる。
【0011】更にまた、本発明のネットワーク装置は、
上記の発明において、送出データをグループに分類する
手段を備え、送出データの送信先アドレスを基に、送出
データをグループに分類するように構成する。このよう
な構成とすることにより、送出データの宛先毎に送出帯
域を制御することが可能になる。
上記の発明において、送出データをグループに分類する
手段を備え、送出データの送信先アドレスを基に、送出
データをグループに分類するように構成する。このよう
な構成とすることにより、送出データの宛先毎に送出帯
域を制御することが可能になる。
【0012】更にまた、本発明のネットワーク装置は、
上記の発明において、送出データをグループに分類する
手段が、送出データの送信元アドレスを基に、送出デー
タをグループに分類するように構成する。IPネットワ
ークにおいては、複数のインタフェースを備えたり、単
一のインタフェースが複数のアドレスを備えるなどし
て、単一のホストが複数のアドレスを持ち、通信相手に
よって自分を表す送信元アドレスを使い分けている。こ
のため、上記の構成とすることで、通信相手に応じて送
出帯域を制御することが可能になる。
上記の発明において、送出データをグループに分類する
手段が、送出データの送信元アドレスを基に、送出デー
タをグループに分類するように構成する。IPネットワ
ークにおいては、複数のインタフェースを備えたり、単
一のインタフェースが複数のアドレスを備えるなどし
て、単一のホストが複数のアドレスを持ち、通信相手に
よって自分を表す送信元アドレスを使い分けている。こ
のため、上記の構成とすることで、通信相手に応じて送
出帯域を制御することが可能になる。
【0013】更にまた、本発明のネットワーク装置は、
上記の発明において、送出データをグループに分類する
手段が、送出データの使用するプロトコルを基に、送出
データをグループに分類するように構成する。このよう
な構成とすることにより、送出データの特性に応じて送
出帯域を制御することが可能になる。
上記の発明において、送出データをグループに分類する
手段が、送出データの使用するプロトコルを基に、送出
データをグループに分類するように構成する。このよう
な構成とすることにより、送出データの特性に応じて送
出帯域を制御することが可能になる。
【0014】更にまた、本発明のネットワーク装置は、
上記の発明において、送出データをグループに分類する
手段が、送出データを送出するアプリケーションの属性
情報を基に、送出データをグループに分類するように構
成する。属性情報としては、アプリケーションのユーザ
ー識別子,グループ識別子,優先度などが考えられる。
このような構成とすることで、送出データの特性に応じ
て送出帯域を制御することが可能になる。
上記の発明において、送出データをグループに分類する
手段が、送出データを送出するアプリケーションの属性
情報を基に、送出データをグループに分類するように構
成する。属性情報としては、アプリケーションのユーザ
ー識別子,グループ識別子,優先度などが考えられる。
このような構成とすることで、送出データの特性に応じ
て送出帯域を制御することが可能になる。
【0015】更にまた、本発明のネットワーク装置は、
上記の発明において、送出データをグループに分類する
手段が、コネクション識別子を基に、送出データを分類
するように構成する。このような構成とすることで、コ
ネクション毎に送出帯域を制御することが可能になる。
上記の発明において、送出データをグループに分類する
手段が、コネクション識別子を基に、送出データを分類
するように構成する。このような構成とすることで、コ
ネクション毎に送出帯域を制御することが可能になる。
【0016】更にまた、本発明のネットワーク装置は、
上記の発明において、キューに格納されているデータを
破棄するデータ破棄手段を備え、アプリケーションがキ
ューに格納されているデータをデータ破棄手段によって
破棄させることで、送出帯域が制限されたとき不必要に
なったデータを破棄することが可能になる。
上記の発明において、キューに格納されているデータを
破棄するデータ破棄手段を備え、アプリケーションがキ
ューに格納されているデータをデータ破棄手段によって
破棄させることで、送出帯域が制限されたとき不必要に
なったデータを破棄することが可能になる。
【0017】更にまた、本発明のネットワーク装置は、
上記の発明において、帯域制御手段が、データの優先度
を格納できるキューと、キューから指示された優先度よ
り低いデータをデータを選択するデータ選択手段を備え
ることで、アプリケーションが指定した優先度以下のデ
ータを破棄することにより、送出帯域が制限されたと
き、不必要なデータを優先度に応じて削除することが可
能になる。
上記の発明において、帯域制御手段が、データの優先度
を格納できるキューと、キューから指示された優先度よ
り低いデータをデータを選択するデータ選択手段を備え
ることで、アプリケーションが指定した優先度以下のデ
ータを破棄することにより、送出帯域が制限されたと
き、不必要なデータを優先度に応じて削除することが可
能になる。
【0018】更にまた、本発明のネットワーク装置は、
上記の発明において、分類手段が、優先度の高いデータ
をキューイングすることなく、直接プロトコル処理手段
にデータを渡すキューイングバイパス手段を持ち、優先
度の高いデータをキューをバイパスさせて送信すること
により、緊急時のデータなどを、帯域制御に制限されず
に送出することが可能になる。
上記の発明において、分類手段が、優先度の高いデータ
をキューイングすることなく、直接プロトコル処理手段
にデータを渡すキューイングバイパス手段を持ち、優先
度の高いデータをキューをバイパスさせて送信すること
により、緊急時のデータなどを、帯域制御に制限されず
に送出することが可能になる。
【0019】更にまた、本発明のネットワーク装置は、
上記の発明において、帯域制御手段が、アプリケーショ
ンから受け取ったデータを一定の大きさ以下に分割して
キューに格納するデータ分割手段を持つことで、小さな
データ単位で帯域制御することが可能になる。
上記の発明において、帯域制御手段が、アプリケーショ
ンから受け取ったデータを一定の大きさ以下に分割して
キューに格納するデータ分割手段を持つことで、小さな
データ単位で帯域制御することが可能になる。
【0020】更にまた、本発明のネットワーク装置は、
上記の発明において、帯域制御手段が、出力インタフェ
ースからインタフェース情報を取得するインタフェース
情報取得手段を持つことで、インタフェースのMTU
(最大転送単位)や最大転送速度などのパラメータを用
いて、インタフェースに最適な帯域制御が可能になる。
上記の発明において、帯域制御手段が、出力インタフェ
ースからインタフェース情報を取得するインタフェース
情報取得手段を持つことで、インタフェースのMTU
(最大転送単位)や最大転送速度などのパラメータを用
いて、インタフェースに最適な帯域制御が可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0022】〔第1の実施形態〕図1は、本発明の第1
の実施形態に係るネットワーク装置1の全体構成図であ
り、図2は図1に示す帯域制御手段12の要部詳細構成
図である。
の実施形態に係るネットワーク装置1の全体構成図であ
り、図2は図1に示す帯域制御手段12の要部詳細構成
図である。
【0023】このネットワーク装置1は、送出データの
生成を行うアプリケーション11と、送出データの帯域
制御を行う帯域制御手段12と、送出データから送出パ
ケットを生成するプロトコル処理手段13と、帯域制御
手段12からの指令に基づきアプリケーション11の動
作を制御するスケジュール手段14と、プロトコル処理
手段13から出力される送出パケットをネットワーク側
に出力する複数(図示の例では2つ)の出力インタフェ
ース15,16とを備える。
生成を行うアプリケーション11と、送出データの帯域
制御を行う帯域制御手段12と、送出データから送出パ
ケットを生成するプロトコル処理手段13と、帯域制御
手段12からの指令に基づきアプリケーション11の動
作を制御するスケジュール手段14と、プロトコル処理
手段13から出力される送出パケットをネットワーク側
に出力する複数(図示の例では2つ)の出力インタフェ
ース15,16とを備える。
【0024】帯域制御手段12は、図2に示す様に、ア
プリケーション11から出力される送出データ111を
グループ別に分類する分類手段121と、送出データ1
11の分類手段121によるグループ分けを指示する分
類情報122と、送出データ111をキューイングする
キューイング手段123と、送出データ111がキュー
イングされるキュー124と、送出データ111の送出
帯域を制御する帯域情報125とを備える。
プリケーション11から出力される送出データ111を
グループ別に分類する分類手段121と、送出データ1
11の分類手段121によるグループ分けを指示する分
類情報122と、送出データ111をキューイングする
キューイング手段123と、送出データ111がキュー
イングされるキュー124と、送出データ111の送出
帯域を制御する帯域情報125とを備える。
【0025】次に、上述した第1の実施形態に係るネッ
トワーク装置1における動作形態を説明する。
トワーク装置1における動作形態を説明する。
【0026】(第1動作形態)アプリケーション11
は、データ111を生成しこれをネットワークに送出す
るデータとして帯域制御手段12に渡す。帯域制御手段
12は、送出データ111を受け取ると、出力インタフ
ェース15,16に依存することなく、適当な帯域でこ
の送出データ111をプロトコル処理手段13に渡す。
プロトコル処理手段13は、送出データ111に対し適
当なプロトコル処理を施して送出パケットを生成し、こ
のパケットを出力インタフェース15(または16)に
渡す。出力インタフェース15(または16)は、受け
取った送出パケットをネットワークに出力して行く。こ
のように、帯域制御手段12は、出力インタフェース1
5(または16)に依存することなく、送出データ11
1の帯域制御を行う。
は、データ111を生成しこれをネットワークに送出す
るデータとして帯域制御手段12に渡す。帯域制御手段
12は、送出データ111を受け取ると、出力インタフ
ェース15,16に依存することなく、適当な帯域でこ
の送出データ111をプロトコル処理手段13に渡す。
プロトコル処理手段13は、送出データ111に対し適
当なプロトコル処理を施して送出パケットを生成し、こ
のパケットを出力インタフェース15(または16)に
渡す。出力インタフェース15(または16)は、受け
取った送出パケットをネットワークに出力して行く。こ
のように、帯域制御手段12は、出力インタフェース1
5(または16)に依存することなく、送出データ11
1の帯域制御を行う。
【0027】(第2動作形態)アプリケーション11が
送出帯域を無視して大量のデータをネットワークに送出
しようとした場合には、帯域制御手段12は次の様に動
作する。即ち、帯域制御手段12は、アプリケーション
11から受け取る送信データ量と予め設定されている帯
域とを常時比較監視しており、この帯域を越える送信デ
ータ111がアプリケーション11から送出された際に
は、スケジュール手段14に指令を出力し、アプリケー
ション11の動作を抑制する。そして、帯域制御手段1
2が所定のデータを送り終えた後、スケジュール手段1
4に指令を出力し、アプリケーション11の動作抑制を
解除する。このように、アプリケーション11が送出帯
域を考慮せずに大量のデータを送出しようとしても、ア
プリケーション11の動作が抑制されるため、バッファ
が溢れるという事態が発生せず(即ち、送出データ廃棄
が発生せず)、適切な送出データの帯域制御が行われ
る。
送出帯域を無視して大量のデータをネットワークに送出
しようとした場合には、帯域制御手段12は次の様に動
作する。即ち、帯域制御手段12は、アプリケーション
11から受け取る送信データ量と予め設定されている帯
域とを常時比較監視しており、この帯域を越える送信デ
ータ111がアプリケーション11から送出された際に
は、スケジュール手段14に指令を出力し、アプリケー
ション11の動作を抑制する。そして、帯域制御手段1
2が所定のデータを送り終えた後、スケジュール手段1
4に指令を出力し、アプリケーション11の動作抑制を
解除する。このように、アプリケーション11が送出帯
域を考慮せずに大量のデータを送出しようとしても、ア
プリケーション11の動作が抑制されるため、バッファ
が溢れるという事態が発生せず(即ち、送出データ廃棄
が発生せず)、適切な送出データの帯域制御が行われ
る。
【0028】(第3動作形態)アプリケーション11が
複数種類の送出データを帯域制御手段12に出力する場
合には、帯域制御手段12は、データの種類毎に帯域制
御を行う。即ち、帯域制御手段12がアプリケーション
11から送出データ111を渡されたとき、帯域制御手
段12の分類手段121(図2)は、分類情報122に
基づき、所定のアルゴリズムにより送出データ111を
分類する。そして、分類したグループ毎に、送信データ
111はキューイング手段123によってキュー124
にキューイングされる。キュー124からは、分類情報
122と帯域情報125に基づき、所定の帯域で分類さ
れたグループ毎に送出データ111がネット側に送出さ
れて行く。このように、送出データ111の種類に応
じ、種類毎に適切な帯域制御を行う。
複数種類の送出データを帯域制御手段12に出力する場
合には、帯域制御手段12は、データの種類毎に帯域制
御を行う。即ち、帯域制御手段12がアプリケーション
11から送出データ111を渡されたとき、帯域制御手
段12の分類手段121(図2)は、分類情報122に
基づき、所定のアルゴリズムにより送出データ111を
分類する。そして、分類したグループ毎に、送信データ
111はキューイング手段123によってキュー124
にキューイングされる。キュー124からは、分類情報
122と帯域情報125に基づき、所定の帯域で分類さ
れたグループ毎に送出データ111がネット側に送出さ
れて行く。このように、送出データ111の種類に応
じ、種類毎に適切な帯域制御を行う。
【0029】(第4動作形態)この動作形態では、上記
第3動作形態におけるキューイング手段123が、キュ
ー124の長さを無制限とするキューイングポリシーを
持った管理手段を備えるとする。アプリケーション11
から渡された送出データ111は帯域制御手段12内の
キュー124にキューイングされる。帯域制御手段12
は、送出データ111がキュー124からネット側に出
て行くまで、スケジュール手段14によりアプリケーシ
ョン11の動作を抑制する。アプリケーション11は、
一定時間内に動作の抑制が解除されない場合には、タイ
マハンドラ等の手段を用いて送出データ111をキャン
セルし、アプリケーション11の動作抑制を自ら解除す
る。このように、アプリケーション11は、送信遅延が
最悪値を越えることを検知したとき、自ら適切な送信処
理を行う。
第3動作形態におけるキューイング手段123が、キュ
ー124の長さを無制限とするキューイングポリシーを
持った管理手段を備えるとする。アプリケーション11
から渡された送出データ111は帯域制御手段12内の
キュー124にキューイングされる。帯域制御手段12
は、送出データ111がキュー124からネット側に出
て行くまで、スケジュール手段14によりアプリケーシ
ョン11の動作を抑制する。アプリケーション11は、
一定時間内に動作の抑制が解除されない場合には、タイ
マハンドラ等の手段を用いて送出データ111をキャン
セルし、アプリケーション11の動作抑制を自ら解除す
る。このように、アプリケーション11は、送信遅延が
最悪値を越えることを検知したとき、自ら適切な送信処
理を行う。
【0030】(第5動作形態)この動作形態では、キュ
ーイング手段123が、キュー124の長さを有限とす
るキューイングポリシーを持つ管理手段を備えるとす
る。帯域制御手段12は、キュー124が送出データ1
11で溢れた場合、送出データ111をエラー状態でア
プリケーション11に戻す。このように、アプリケーシ
ョン11が、キュー124の混雑状態からネットワーク
の状態を検知し、送出帯域を自ら適切に制御していく。
ーイング手段123が、キュー124の長さを有限とす
るキューイングポリシーを持つ管理手段を備えるとす
る。帯域制御手段12は、キュー124が送出データ1
11で溢れた場合、送出データ111をエラー状態でア
プリケーション11に戻す。このように、アプリケーシ
ョン11が、キュー124の混雑状態からネットワーク
の状態を検知し、送出帯域を自ら適切に制御していく。
【0031】(第6動作形態)この動作形態では、上記
の第3動作形態において、帯域情報125を出力インタ
フェース15,16毎に保持する。このように、帯域情
報125を出力インタフェース15,16毎に保持する
ことにより、帯域制御手段12は、出力インタフェース
15,16毎に送出データの帯域を適切に制御していく
ことができる。
の第3動作形態において、帯域情報125を出力インタ
フェース15,16毎に保持する。このように、帯域情
報125を出力インタフェース15,16毎に保持する
ことにより、帯域制御手段12は、出力インタフェース
15,16毎に送出データの帯域を適切に制御していく
ことができる。
【0032】(第7動作形態)この動作形態では、上記
の第3動作形態に加え、分類手段121が、送出データ
111の送信先アドレスによって送出データ111をグ
ループに分類する。分類手段121は、プロトコル処理
手段13から送出データ111の送信先アドレスを取得
し、この送信先アドレスと分類情報122とに基づいて
送出データ111をグループに分類し、送出データ11
1の宛先に応じて送出帯域を適切に制御して行く。
の第3動作形態に加え、分類手段121が、送出データ
111の送信先アドレスによって送出データ111をグ
ループに分類する。分類手段121は、プロトコル処理
手段13から送出データ111の送信先アドレスを取得
し、この送信先アドレスと分類情報122とに基づいて
送出データ111をグループに分類し、送出データ11
1の宛先に応じて送出帯域を適切に制御して行く。
【0033】(第8動作形態)この動作形態では、上記
の第3または第7動作形態に加え、ネットワーク装置が
送信元アドレスを複数持ち、分類手段121が、送出デ
ータ111の送信元アドレスによって送出データ111
をグループに分類する。分類手段121は、プロトコル
処理手段13から送出データ111を送信する際の送信
元アドレスを取得し、この送信元アドレスと分類情報1
22とに基づいて送出データ111をグループに分類す
る。送信元アドレスは、通信相手に応じて使い分けられ
るので、通信相手に応じて、送出帯域を適切に制御して
行く。
の第3または第7動作形態に加え、ネットワーク装置が
送信元アドレスを複数持ち、分類手段121が、送出デ
ータ111の送信元アドレスによって送出データ111
をグループに分類する。分類手段121は、プロトコル
処理手段13から送出データ111を送信する際の送信
元アドレスを取得し、この送信元アドレスと分類情報1
22とに基づいて送出データ111をグループに分類す
る。送信元アドレスは、通信相手に応じて使い分けられ
るので、通信相手に応じて、送出帯域を適切に制御して
行く。
【0034】(第9動作形態)この動作形態では、上記
の第3または第7,第8のいずれかの動作形態に加え、
分類手段121が、送出データ111を、送出データ1
11の使用プロトコルによってグループに分類する。分
類手段121は、プロトコル処理手段13から送出デー
タ111を送信する際の使用プロトコル情報を取得し、
このプロトコル情報と分類情報122とに基づいて送出
データ111をグループに分類する。これにより、送出
データの特性に応じて、送出帯域を適切に制御して行
く。
の第3または第7,第8のいずれかの動作形態に加え、
分類手段121が、送出データ111を、送出データ1
11の使用プロトコルによってグループに分類する。分
類手段121は、プロトコル処理手段13から送出デー
タ111を送信する際の使用プロトコル情報を取得し、
このプロトコル情報と分類情報122とに基づいて送出
データ111をグループに分類する。これにより、送出
データの特性に応じて、送出帯域を適切に制御して行
く。
【0035】(第10動作形態)この動作形態では、上
記の第3または第7〜第9のいずれかの動作形態に加
え、分類手段121がアプリケーション11の属性情報
によって、送出データ111をグループに分類する。分
類手段121は、送出データ111をアプリケーション
11から受け取るとき、アプリケーション11の属性情
報も一緒に取得する。この属性情報としては、アプリケ
ーションの所有者情報(ユーザ識別子,グループ識別
子)や優先度(プライオリティ)情報などがある。分類
手段121は、この属性情報と分類情報122とに基づ
いて送出データ111をグループに分類する。アプリケ
ーションの属性は送出データの特性に関係するので、こ
れにより、送出データの特性に応じて、送出帯域を適切
に制御していく。
記の第3または第7〜第9のいずれかの動作形態に加
え、分類手段121がアプリケーション11の属性情報
によって、送出データ111をグループに分類する。分
類手段121は、送出データ111をアプリケーション
11から受け取るとき、アプリケーション11の属性情
報も一緒に取得する。この属性情報としては、アプリケ
ーションの所有者情報(ユーザ識別子,グループ識別
子)や優先度(プライオリティ)情報などがある。分類
手段121は、この属性情報と分類情報122とに基づ
いて送出データ111をグループに分類する。アプリケ
ーションの属性は送出データの特性に関係するので、こ
れにより、送出データの特性に応じて、送出帯域を適切
に制御していく。
【0036】(第11動作形態)この動作形態では、上
記の第3または第7〜第10のいずれかの動作形態に加
え、分類手段121が、コネクション識別子によって、
送出データ111をグループに分類する。分類手段12
1は、プロトコル処理手段13から、送出データ111
を送信する際の使用コネクションの識別子を取得する。
この識別子としては、ソケットIDなどが考えられる。
分類手段121は、このコネクション識別子と分類情報
122に基づいて送出データ111をグループに分類す
る。これにより、送出データの特性に応じて、送出帯域
を適切に制御していく。
記の第3または第7〜第10のいずれかの動作形態に加
え、分類手段121が、コネクション識別子によって、
送出データ111をグループに分類する。分類手段12
1は、プロトコル処理手段13から、送出データ111
を送信する際の使用コネクションの識別子を取得する。
この識別子としては、ソケットIDなどが考えられる。
分類手段121は、このコネクション識別子と分類情報
122に基づいて送出データ111をグループに分類す
る。これにより、送出データの特性に応じて、送出帯域
を適切に制御していく。
【0037】〔第2の実施形態〕図3は、本発明の第2
の実施形態に係るネットワーク装置のブロック構成図で
ある。図2に示すネットワーク装置と同じ機能のブロッ
クには同じ符合を付してその説明を省略する。
の実施形態に係るネットワーク装置のブロック構成図で
ある。図2に示すネットワーク装置と同じ機能のブロッ
クには同じ符合を付してその説明を省略する。
【0038】図3に示す第2の実施形態では、分類手段
121とキューイング手段123との間に、直列に、送
出データ111をプロトコル処理手段13に直接渡すキ
ューイングバイパス手段31と、送出データ111が分
割できるかどうかを判断するデータ分割可能判断手段3
2と、この分割可能判断に基づいて送出データ111を
より小さいサイズの複数の送出データに分割するデータ
分割手段33とが介挿されると共にキューイングパイパ
ス手段31からプロトコル処理手段13に直接入るパス
34が設けられている。また、アプリケーション11か
ら指示を受けキュー内のデータを破棄させるデータ破棄
手段35と、キューに格納されている送出データを選択
すべくキューイング手段123を制御するデータ選択手
段36とが設けられ、更に、出力インタフェース15の
情報を取得して帯域情報125を制御するインタフェー
ス情報取得手段37が設けられている。
121とキューイング手段123との間に、直列に、送
出データ111をプロトコル処理手段13に直接渡すキ
ューイングバイパス手段31と、送出データ111が分
割できるかどうかを判断するデータ分割可能判断手段3
2と、この分割可能判断に基づいて送出データ111を
より小さいサイズの複数の送出データに分割するデータ
分割手段33とが介挿されると共にキューイングパイパ
ス手段31からプロトコル処理手段13に直接入るパス
34が設けられている。また、アプリケーション11か
ら指示を受けキュー内のデータを破棄させるデータ破棄
手段35と、キューに格納されている送出データを選択
すべくキューイング手段123を制御するデータ選択手
段36とが設けられ、更に、出力インタフェース15の
情報を取得して帯域情報125を制御するインタフェー
ス情報取得手段37が設けられている。
【0039】次に、この第2の実施形態の動作を説明す
る。帯域情報125は、出力インタフェース15のパラ
メータを含んでいる。インタフェース情報取得手段37
は、出力インタフェース15から、この出力インタフェ
ース15のネットワークパラメータを取得する。これに
より、アプリケーション11がこれらのパラメータを設
定する必要が無くなり、アプリケーション11の作成が
容易になる。出力インタフェース15のパラメータとし
ては、最大転送ユニット(MTU)や最大転送速度や出
力インタフェースが送出データに付加するヘッダサイズ
などがある。
る。帯域情報125は、出力インタフェース15のパラ
メータを含んでいる。インタフェース情報取得手段37
は、出力インタフェース15から、この出力インタフェ
ース15のネットワークパラメータを取得する。これに
より、アプリケーション11がこれらのパラメータを設
定する必要が無くなり、アプリケーション11の作成が
容易になる。出力インタフェース15のパラメータとし
ては、最大転送ユニット(MTU)や最大転送速度や出
力インタフェースが送出データに付加するヘッダサイズ
などがある。
【0040】分類手段121で分類された送出データ1
11は、キューイングバイパス手段31に渡され、この
ときキューイングをバイパスする分類に入れられた送出
データは、プロトコル処理手段13に直接パス34を介
して渡される。一般的に、キューイングは遅延は発生さ
せてしまう。このため、緊急事態が発生したことを通知
する送出データも、キューイングされることにより、送
出が遅れてしまう。そこで、このようなバイパス手段3
1を持つことで、キューイングを回避でき、一刻を争う
緊急データなどは即座に送出することが可能となる。
11は、キューイングバイパス手段31に渡され、この
ときキューイングをバイパスする分類に入れられた送出
データは、プロトコル処理手段13に直接パス34を介
して渡される。一般的に、キューイングは遅延は発生さ
せてしまう。このため、緊急事態が発生したことを通知
する送出データも、キューイングされることにより、送
出が遅れてしまう。そこで、このようなバイパス手段3
1を持つことで、キューイングを回避でき、一刻を争う
緊急データなどは即座に送出することが可能となる。
【0041】一方、キューイングをバイパスされない通
常の送出データは、データ分割可能判断手段32に渡さ
れる。このデータ分割可能判断手段32は、送出データ
を分割してよいか否かを判断する。例えば、TCP/I
Pでは、UDPデータグラムはその単位自体に意味があ
るので分割することができないが、TCPは送出データ
の単位に意味はないので、分割することができる。分割
可能と判断された送出データは、データ分割手段33に
渡される。データ分割手段33は、送出データが或るサ
イズ以下になるように送出データを分割する。その後、
分割された送出データも分割されない送出データも、キ
ューイング手段123によりキュー124にキューイン
グされる。キュー124に格納された送出データは、帯
域情報125に従い、プロトコル処理手段13を経由し
て、出力インタフェース15を通しネットワークに送出
される。
常の送出データは、データ分割可能判断手段32に渡さ
れる。このデータ分割可能判断手段32は、送出データ
を分割してよいか否かを判断する。例えば、TCP/I
Pでは、UDPデータグラムはその単位自体に意味があ
るので分割することができないが、TCPは送出データ
の単位に意味はないので、分割することができる。分割
可能と判断された送出データは、データ分割手段33に
渡される。データ分割手段33は、送出データが或るサ
イズ以下になるように送出データを分割する。その後、
分割された送出データも分割されない送出データも、キ
ューイング手段123によりキュー124にキューイン
グされる。キュー124に格納された送出データは、帯
域情報125に従い、プロトコル処理手段13を経由し
て、出力インタフェース15を通しネットワークに送出
される。
【0042】アプリケーション11が帯域制限を超えた
と判断したときは、アプリケーション11はデータ破棄
手段35に破棄指令を出力する。これにより、キュー1
24に格納されている送出データを破棄することができ
る。このとき、アプリケーション11は、データ破棄手
段35に対し、破棄する送出データの数や、優先度を指
示し、これを受けたデータ破棄手段35はデータ選択手
段36に指示し、データ選択手段36がキューイング手
段123に制御指令を出力して、アプリケーション11
の指示した送出データを選択しキュー124から削除さ
せる。
と判断したときは、アプリケーション11はデータ破棄
手段35に破棄指令を出力する。これにより、キュー1
24に格納されている送出データを破棄することができ
る。このとき、アプリケーション11は、データ破棄手
段35に対し、破棄する送出データの数や、優先度を指
示し、これを受けたデータ破棄手段35はデータ選択手
段36に指示し、データ選択手段36がキューイング手
段123に制御指令を出力して、アプリケーション11
の指示した送出データを選択しキュー124から削除さ
せる。
【0043】一般的に画像データはサイズが非常に大き
いため、複数の送出データに分割して送出されることが
多い。このとき、アプリケーションが帯域制限により最
後の送出データを送信できなかった場合、それ以前にキ
ューイングされた画像データは、送出されても、通信相
手が正常に画像データを見ることができなくなってしま
う。つまり、送られた送出データはネットワークの帯域
やお互いのCPU資源を無駄に費やしてしまうことにな
る。しかし、データ破棄手段35やデータ選択手段36
が不用になったキュー格納データを破棄することで、ネ
ットワーク帯域やCPU資源を有効に使うことが可能と
なる。
いため、複数の送出データに分割して送出されることが
多い。このとき、アプリケーションが帯域制限により最
後の送出データを送信できなかった場合、それ以前にキ
ューイングされた画像データは、送出されても、通信相
手が正常に画像データを見ることができなくなってしま
う。つまり、送られた送出データはネットワークの帯域
やお互いのCPU資源を無駄に費やしてしまうことにな
る。しかし、データ破棄手段35やデータ選択手段36
が不用になったキュー格納データを破棄することで、ネ
ットワーク帯域やCPU資源を有効に使うことが可能と
なる。
【0044】図4は、データ選択手段36がキュー12
4に格納されている送出データを優先度に従い選択する
ことができるキューの構成図であり、このキュー124
には、送出データの他に、優先度を格納できるようにな
っている。図中の41,42,43はキュー124に格
納されたデータである。各データ41,42,43は、
夫々、送出データ44とこのデータ44に付加された優
先度45とで構成されている。データ選択手段36がキ
ュー124から破棄させる送出データ44を選択する場
合、キュー124に格納されているデータを順にチェッ
クし、データの優先度45がアプリケーション11の指
定した優先度より小さいときそのデータを選択してキュ
ーイング手段123に破棄させる。
4に格納されている送出データを優先度に従い選択する
ことができるキューの構成図であり、このキュー124
には、送出データの他に、優先度を格納できるようにな
っている。図中の41,42,43はキュー124に格
納されたデータである。各データ41,42,43は、
夫々、送出データ44とこのデータ44に付加された優
先度45とで構成されている。データ選択手段36がキ
ュー124から破棄させる送出データ44を選択する場
合、キュー124に格納されているデータを順にチェッ
クし、データの優先度45がアプリケーション11の指
定した優先度より小さいときそのデータを選択してキュ
ーイング手段123に破棄させる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、ネットワーク装置の帯
域制御手段の汎用性を高め、適切な帯域制御を出力イン
タフェースに依存せずに実現でき、パケット送信者の知
らないところで送出パケットが廃棄されてしまうのを防
止できる。
域制御手段の汎用性を高め、適切な帯域制御を出力イン
タフェースに依存せずに実現でき、パケット送信者の知
らないところで送出パケットが廃棄されてしまうのを防
止できる。
【図1】本発明の第1の実施形態に係るネットワーク装
置の全体構成図である。
置の全体構成図である。
【図2】図1に示す帯域制御手段の詳細構成図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るネットワーク装
置のブロック構成図である。
置のブロック構成図である。
【図4】図3に示すキューの構成図である。
1 ネットワーク装置 11 アプリケーション 12 帯域制御手段 13 プロトコル処理手段 14 スケジュール手段 15,16 出力インタフェース 31 キューイングバイパス手段 32 データ分割可能判断手段 33 データ分割手段 34 バイパス用のパス 35 データ破棄手段 36 データ選択手段 37 インタフェース情報取得手段 41,42,43 データ 44 送出データ 45 優先度 111 送出データ 121 分類手段 122 分類情報 123 キューイング手段 124 キュー 125 帯域情報
Claims (16)
- 【請求項1】 送出データを生成するアプリケーション
と、前記送出データの帯域制御を行なう帯域制御手段
と、前記送出データを基に送出パケットを構成するプロ
トコル処理手段と、ネットワークに前記送出パケットを
送出する出力インタフェースとを備えるネットワーク装
置において、前記帯域制御手段が、前記送出データを前
記アプリケーションから直接受取り帯域制御しながら前
記プロトコル処理手段に渡す構成とすることを特徴とす
るネットワーク装置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記アプリケーショ
ンをブロックするスケジュール手段を備え、前記帯域制
御手段がアプリケーションから所定の帯域を越える送出
データを受取った際には前記帯域制御手段が前記スケジ
ュール手段によって前記アプリケーションの動作をブロ
ックすることを特徴とするネットワーク装置。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
帯域制御手段は、送出データを複数のグループに分類す
る分類手段および分類情報と、前記グループ毎に送出デ
ータを格納するキューと、送出データを前記キューにキ
ューイングするキューイング手段と、前記グループ毎に
割り当てられた帯域を表す帯域情報とを備え、アプリケ
ーションからの送出データをグループに分類し、グルー
プ毎にキューイングし、分類情報と帯域情報に基づき、
グループ毎に決められた帯域で、送出データをプロトコ
ル処理手段に渡すことを特徴とするネットワーク装置。 - 【請求項4】 請求項3において、キューイング手段が
キューの長さを無制限とする管理手段と、アプリケーシ
ョンからの送出データがキューから出て行くまではアプ
リケーションの遅延を制御し一定時間以内にこの遅延の
制御が解除されないときはアプリケーションがデータ送
出をキャンセルする手段とを備えることを特徴とするネ
ットワーク装置。 - 【請求項5】 請求項3において、キューイング手段が
キューの長さを有限とする管理手段と、送出データでキ
ューが溢れた際には送出データを破棄せずにアプリケー
ションに戻す手段とを備えることを特徴とするネットワ
ーク装置。 - 【請求項6】 請求項3において、送出データのグルー
プ毎に割り当てられた帯域を表す帯域情報を出力インタ
フェース毎に保持する手段を備えることを特徴とするネ
ットワーク装置。 - 【請求項7】 請求項3において、送出データをグルー
プに分類する手段を備え、送出データの送信先アドレス
を基に送出データをグループに分類することを特徴とす
るネットワーク装置。 - 【請求項8】 請求項3または請求項7において、送出
データをグループに分類する手段が、送出データの送信
元アドレスを基に、送出データをグループに分類するこ
とを特徴とするネットワーク装置。 - 【請求項9】 請求項3または請求項7または請求項8
において、送出データをグループに分類する手段が、送
出データの使用するプロトコルを基に、送出データをグ
ループに分類することを特徴とするネットワーク装置。 - 【請求項10】 請求項3または請求項7乃至9のいず
れかにおいて、送出データをグループに分類する手段
が、送出データを送出するアプリケーションの属性情報
を基に、送出データをグループに分類することを特徴と
するネットワーク装置。 - 【請求項11】 請求項3または請求項7乃至10のい
ずれかにおいて、送出データをグループに分類する手段
が、コネクション識別子を基に、送出データを分類する
ことを特徴とするネットワーク装置。 - 【請求項12】 請求項3において、帯域制御手段はキ
ューに格納されているデータを破棄するデータ破棄手段
を備え、キューに格納されているデータをアプリケーシ
ョンが前記データ破棄手段によって破棄させることで、
送出帯域が制限されたとき不必要になったデータを破棄
することを特徴とするネットワーク装置。 - 【請求項13】 請求項12において、帯域制御手段
が、データの優先度を格納できるキューと、この優先度
より低いデータを選択するデータ選択手段とを備え、ア
プリケーションが指定した優先度以下のデータを破棄す
ることにより、送出帯域が制限されたとき、不必要なデ
ータを優先度に応じて削除することを特徴とするネット
ワーク装置。 - 【請求項14】 請求項3において、優先度の高いデー
タをキューイングすることなく直接プロトコル処理手段
に渡すキューイングバイパス手段を持ち、優先度の高い
データをキューに入れることなく直接プロトコル処理手
段に渡してネットワークに送信し、緊急時のデータを帯
域制御に制限されずに送出することを特徴とするネット
ワーク装置。 - 【請求項15】 請求項3において、帯域制御手段が、
アプリケーションから受け取ったデータを一定の大きさ
以下に分割してキューに格納するデータ分割手段を持
ち、小さなデータ単位で帯域制御することを特徴とする
ネットワーク装置。 - 【請求項16】 請求項3において、帯域制御手段が、
出力インタフェースからインタフェース情報を取得する
インタフェース情報取得手段を持ち、インタフェースの
情報に応じた帯域制御を行うことを特徴とするネットワ
ーク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000294437A JP2002111721A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | ネットワーク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000294437A JP2002111721A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | ネットワーク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002111721A true JP2002111721A (ja) | 2002-04-12 |
Family
ID=18777045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000294437A Pending JP2002111721A (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | ネットワーク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002111721A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008097311A (ja) * | 2006-10-11 | 2008-04-24 | Sony Computer Entertainment Inc | マルチプレクサおよび情報処理装置 |
JP2009042940A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 情報処理システム |
JP2012169845A (ja) * | 2011-02-14 | 2012-09-06 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線装置 |
JP2014505384A (ja) * | 2010-11-23 | 2014-02-27 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | オブジェクトベースのトランスポートプロトコル |
-
2000
- 2000-09-27 JP JP2000294437A patent/JP2002111721A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008097311A (ja) * | 2006-10-11 | 2008-04-24 | Sony Computer Entertainment Inc | マルチプレクサおよび情報処理装置 |
JP2009042940A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 情報処理システム |
JP4585554B2 (ja) * | 2007-08-07 | 2010-11-24 | 日本電信電話株式会社 | 情報処理システム |
JP2014505384A (ja) * | 2010-11-23 | 2014-02-27 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | オブジェクトベースのトランスポートプロトコル |
JP2012169845A (ja) * | 2011-02-14 | 2012-09-06 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 無線装置 |
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