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JP2002107431A - 電池の起電力検査装置 - Google Patents

電池の起電力検査装置

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Publication number
JP2002107431A
JP2002107431A JP2000299751A JP2000299751A JP2002107431A JP 2002107431 A JP2002107431 A JP 2002107431A JP 2000299751 A JP2000299751 A JP 2000299751A JP 2000299751 A JP2000299751 A JP 2000299751A JP 2002107431 A JP2002107431 A JP 2002107431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
conductive layer
electromotive force
film
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000299751A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Inoue
浩 井上
Satoshi Maruyama
聡 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakura Color Products Corp
Original Assignee
Sakura Color Products Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sakura Color Products Corp filed Critical Sakura Color Products Corp
Priority to JP2000299751A priority Critical patent/JP2002107431A/ja
Publication of JP2002107431A publication Critical patent/JP2002107431A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 起電力検査装置のフィルム状基板において、
導電層から発生した熱の消費を軽減し、使用者にとって
扱いやすい起電力検査装置を提供することを目的として
いる。 【解決手段】 フィルム状基板に熱伝導率の低い材料を
使用し、さらにフィルム状基板の厚さを薄くする。さら
に保護層に酸化チタン顔料を混入することで、使用法や
注意書きが見やすくなるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡易に電池の起電
力を検査して、電池の良否を判別する電池の起電力検査
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電池の起電力を簡単に検査し、電池の良
否を判別する薄板状の装置が知られている。以下、従来
の技術を、図5を参照しつつ説明する。従来の電池の起
電力検査装置101はフィルム状基板102の一面に導
電層103と保護層104が積層され、フィルム状基板
102の他面に熱不変色層105と可逆的熱変色層10
6が積層されて構成されていた。フィルム状基板102
は樹脂で作られた方形状をした薄い絶縁層である。また
従来技術においては、フィルム状基板102は熱伝導率
の高い材料で構成されていた。
【0003】導電層103は電池から電流を流すために
薄い導体の膜で形成されており、電池と接触させる接触
部107及び108を除いて保護層104で覆われてい
る。また導電層103は、図3(b)のように長さ方向
の中心部に向かって徐々に細くなってゆく形状をしてお
り、この形状によって、中心部に向かうほど内部抵抗に
よる発熱量が大きくなるように構成されている。
【0004】また保護層104は透明の樹脂被膜で形成
されており、導電層103の損傷や腐食を防止するため
の層である。
【0005】熱不変色層105は変色しない着色された
層であり、フィルム状基板102の一面に積層されてい
る。可逆的熱変色層106は熱によって変色(発色また
は消色)する材質で形成されており、熱不変色層105
に重ねて積層されている。
【0006】熱不変色層105及び可逆的熱変色層10
6は、フィルム状基板2全面に積層されているわけでは
なく、他面に形成された導電層3に沿った範囲に積層さ
れている。
【0007】従来の起電力検査装置101を使用する際
は、接触部107,108をそれぞれ電池の電極に接触
させる。その結果、導電層103に電流が流れ、導電層
103の内部抵抗によって発熱し、その熱がフィルム状
基板102及び熱不変色層105を経て可逆的熱変色層
106に伝わり、これを変色させるというものであっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の電池の起
電力検査装置は、フィルム状基板に熱伝導率の高いもの
を使用していたがために、フィルム状基板内部で広範囲
にわたって必要以上に熱が伝わり、熱が逃げてしまうと
いう問題が生じた。より具体的に述べるならば、従来の
技術においては、フィルム状基板には熱伝導率の高い材
料が使用され、さらに比較的厚く形成されていた。この
ためフィルム状基板の内部で、熱伝導率が高い故に熱が
拡散し過ぎてしまった。実際の起電力検査装置では、導
電層とは異なる面に形成されている可逆的熱変色層は、
フィルム状基板のごく一部に形成されているのみで、導
電層の最も発熱量の大きな部位に対応するように積層さ
れている。一方フィルム状基板内部においては、可逆的
熱変色層が変色するまでに相当量の熱がフィルム状基板
内部で拡散してしまう。つまりフィルム状基板に伝わっ
た熱のうち、可逆的熱変色層の変色に寄与しなかった熱
は全て無駄に消費された熱ということになる。そのため
起電力検査装置を使用することによって電池を消費して
しまうという矛盾が生じた。
【0009】また上記したように、従来の起電力検査装
置においては、保護層は透明な層で形成されており、保
護層に使用方法等を記述することができなかった。周知
のとおり、何らかの下地、例えば油彩ならばキャンバス
に文字や絵を書く場合、下地の色が白色をしていると下
地に色をのせた場合に最もその色が鮮明に見える。これ
は白色が全ての周波数の可視光線を反射する性質がある
からである。しかし従来の起電力検査装置の保護層では
透明の樹脂が塗布されており、フィルム状基板に積層さ
れた導電層の色が透けて見えてしまった。仮に導電層に
内部抵抗の比較的小さな銅が含有されていた場合、銅特
有の赤みがかった金属光沢が透けて見え、保護層の上に
使用方法や注意書き等を印字すると、非常に見にくいと
いう問題が生じた。注意書き等が見にくいと、使用者が
誤った使用方法で検査を行ってしまうことも考えられ、
場合によっては使用者に害を与えるようなことも考えう
る。上記した事情に鑑み、本発明は、効率的に、そして
安全に電池の起電力を検査し、電池の良否を判別するこ
とが可能な起電力検査装置を提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として、請求項1の発明は、フィルム状基板に熱変色層
及び導電層、又は熱変色性を備えた導電層が積層され、
導電層に設けられた接触部を介して導電層に通電し、導
電層を発熱させて熱変色層又は導電層自体を変色させ、
電池の良否を確認する電池の起電力検査装置において、
前記フィルム状基板は熱伝導率が0.2w/m・k以下
であることを特徴とする電池の起電力検査装置である。
【0011】上記発明においては、フィルム状基板の熱
伝導率を0.2w/m・k以下と、小さくすることによ
って、熱の伝達範囲を狭め、損失を小さくすることがで
きる。すなわちフィルム状基板の熱伝導率が0.2w/
m・kを越えると、フィルム状基板内部で熱が拡散して
しまい、無駄に電池を消耗することになる。本発明の電
池の起電力検査装置は、フィルム状基板の熱伝導率を
0.2w/m・k以下の範囲とし、効率よく検査できる
よう調整されている。
【0012】請求項2の発明は、フィルム状基板の一面
に導電層が積層され、他面側に熱変色層が積層され、導
電層に設けられた接触部を介して導電層に通電し、導電
層を発熱させて熱変色層を変色させ、電池の良否を確認
する電池の起電力検査装置において、前記フィルム状基
板は熱伝導率が0.01〜0.2w/m・kであり、厚
さが0.1〜0.3mmであることを特徴とする電池の
起電力検査装置である。
【0013】上記発明においては、フィルム状基板の熱
伝導率を小さくする一方で厚さを0.1〜0.3mmと
薄くした。すなわち従来の起電力検査装置では、フィル
ム状基板は熱伝導率が高く、さらに比較的厚く構成され
ていた。そのため導電層で発生した熱がフィルム状基板
を経て熱不変色層に伝わる過程で、フィルム状基板の熱
伝導率が良いがために熱不変色層に伝わる前にフィルム
状基板内部で熱が拡散してしまい、実際に熱不変色層に
伝わる熱は導電層で発生した熱のごく一部のみとなって
いた。さらに熱変色層に伝わる熱量は、熱不変色層を通
過することでさらに小さくなってしまう。そこで本発明
は、フィルム状基板の熱伝導率を0.2w/m・k以下
と低くし、さらにその厚さを0.3mm未満と薄くする
ことによって、フィルム状基板の広範囲にわたる熱の拡
散を抑えながら従来の電池の起電力検査装置を上回る熱
を熱変色層に伝達することが可能になった。ただしフィ
ルム状基板の熱伝導率が0.01w/m・k未満となる
と、一面側の導電層の熱が他面側の熱変色層に伝わり難
くなるので好ましくない。またフィルム状基板の厚さが
0.1mm未満の場合は、フィルム状基板の剛性が甚だ
しく低下するので好ましくない。
【0014】また請求項3の発明は、フィルム状基板
は、ポリエチレンテレフタレート又は合成紙であること
を特徴とする請求項1又は2に記載の電池の起電力検査
装置である。
【0015】上記発明の電池の起電力検査装置は、熱伝
導率の低いポリエチレンテレフタレートや合成紙を使用
することで熱伝導率を低くし、厚みを薄くすることで、
より優れた効果が得られる。またフィルム状基板にポリ
エチレンテレフタレートを使用した場合、フィルム状基
板の一面にのみ導電層と熱不変色層、そして熱変色層を
積層する事が可能になる。これによって熱の伝達効率を
高くすることができる。
【0016】請求項4の発明は、熱変色層は、特定の温
度以上で有色から透明に可逆的に変色するものであり、
熱不変色層を有し、前記熱変色層が透明に変色したとき
に熱不変色層が視認できることを特徴とする請求項1及
至3のいずれかに記載の電池の起電力検査装置である。
【0017】上記発明においては、熱変色層を特定の温
度で透明にして熱不変色層を見えるようにすることで、
電池の起電力を簡単に検査し、電池の良否を視覚的に判
別することができる。
【0018】また請求項5の発明は、保護層は、平均粒
子径が0.1μm〜0.5μmの酸化チタン顔料を含む
ことを特徴とする請求項1及至4のいずれかに記載の電
池の起電力検査装置である。
【0019】上記発明の起電力検査装置には保護層に酸
化チタン顔料を含有するので、起電力検査装置の保護層
が積層されている面は、電池の電極を接触させる接触部
を除いて全面白色になる。これによって印刷が可能にな
り、使用方法や注意書き等が見やすく、使用者は誤った
使用方法をしないですむ。また平均粒子径を0.1μm
〜0.5μmとしたのは、平均粒子径が0.1μm未満
となれば導電層の金属層を隠蔽する能力が劣り、逆に平
均粒子径が0.5μmを越えると表面の平滑さが損なわ
れて印刷しにくいためである。すなわち保護層を構成す
る酸化チタンの粒子径は、この程度の大きさが最も下地
として適切であり、さらに導電層の金属色を隠蔽するの
に十分な大きさだからである。
【0020】また請求項6の発明は、フィルム状基板に
熱変色層及び導電層、又は熱変色性を備えた導電層が積
層され、さらに導電層に保護層が積層され、導電層に設
けられた接触部を介して導電層に通電し、導電層を発熱
させて熱変色層又は導電層自体を変色させ、電池の良否
を確認する電池の起電力検査装置において、前記保護層
は、平均粒子径が0.1μm〜0.5μmの酸化チタン
顔料を含むことを特徴とする電池の起電力検査装置であ
る。
【0021】上記発明の起電力検査装置は請求項5に記
載の発明と同様に保護層に酸化チタン顔料を含有し、接
触部を除いて全面白色になるので印刷が可能になり、使
用方法や注意書き等が見やすく、使用者は誤った使用方
法をしないですむ。また酸化チタン顔料の平均粒子径が
0.1μm〜0.5μmであるため、印刷の下地として
適切であり、さらに導電層の金属色を隠蔽する能力も高
い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の電池の起電力検査装
置の実施例を図1を参照しつつ説明する。図1(a)
は、本発明の電池の起電力検査装置の第1実施例の断面
図であり、(b)は第2実施例の断面図であり、さらに
(c)は起電力検査装置の裏面図であり、導電層と保護
層の相関関係を示す。図1(a)に示す起電力検査装置
1はフィルム状基板2の一面に導電層3と保護層4が積
層され、フィルム状基板の他面に熱不変色層5と可逆的
熱変色層6が積層されて構成されている。また可逆的熱
変色層6のさらに上に、保護層が新たに設けられていて
も良い。
【0023】フィルム状基板2は方形状をした適度に薄
いフィルムである。またフィルム状基板2は絶縁体であ
り、可撓性が良好で容易に湾曲及び復元でき、さらに熱
伝導率の低い材料で構成されている。それは例えばポリ
エチレンテレフタレートや合成紙などの、熱伝導率が
0.01〜0.2w/m・k程度のもので、その厚さは
0.1〜0.3mm程度である。より好ましくは、熱伝
導率が0.03〜0.15w/m・k程度で、厚さは
0.15〜0.25mm程度である。尚合成紙として
は、例えば王子油化合成紙株式会社製『ユポ(登録商
標)』が好適である。
【0024】フィルム状基板2の一面には上記の通り導
電層3と保護層4が積層されている。導電層3は薄い導
体もしくは導電性インクを使用した層であり、導体の蒸
着もしくは導電性インクの塗布などの、公知の方法で形
成する。導電層3は中心部分と両端部とで異なる抵抗値
を示すような任意の形状とすれば良く、例えば中心部の
幅を両端部の幅より小さくする。もしくは中央部に欠損
部9を設けて電流の流路を複数に分岐し、さらに中心部
に向かうに従って幅を小さくしても良い。
【0025】前記保護層4は導電層3の上に積層されて
おり、導電層3の長さ方向の両端のみに検査したい電池
の端子が接触するよう、接触部8及び9を残して導電層
3を覆うように積層された絶縁層である。また保護層4
は導電層3の断線や酸化を防止する働きを担っている。
本発明の特徴的構成の1つとして、保護層4には平均粒
子径が0.1μm〜0.5μmの酸化チタン顔料が含ま
れている。これは導電層3の接触部7、8を残して、導
電層3の金属色が透けて見えないようにするための措置
である。これによって導電層3 の金属色を隠蔽し、保護
層4の上に文字や絵を印刷しても見にくくなることがな
くなり、使用者にとって見やすいものになる。保護層4
のベースとなる材料は、フィルム状基板2と導電層3と
の密着性に優れたものであれば特に限定はしない。通常
塗料に使用されているポリアミド、キシレン樹脂、シク
ロペンタジエン樹脂等の合成樹脂、あるいは天然樹脂か
ら成り、樹脂溶液の塗布により形成される。また保護層
4はポリエチレンフィルム等をラミネートして形成して
も良く、厚さは通常0.01から0.04mm程度であ
る。また、導電層3で発生した熱を逃がさないよう熱伝
導率の低い材料を使用しても良い。
【0026】熱不変色層5は着色された層であり、導電
層3から発せられる熱によって変色又は変形しない層で
ある。この着色層は100℃程度までの温度では変色し
ない着色剤とフィルム状基板2に対する接着性に優れた
樹脂との混合物から成る塗布層により形成される。この
ような着色剤としてはフタロシアニンブルー、ファスト
イエロー、カーマインレッド、弁柄等の塗料及びインキ
に使用されている一般の顔料或いは蛍光顔料等が挙げら
れる。また樹脂としては、通常塗料に使用されているポ
リアミド、キシレン樹脂、シクロペンタジエン樹脂等の
合成樹脂、あるいは天然樹脂等が挙げられる。熱不変色
層5の厚さは、通常0.05から0.3mm程度であ
る。また熱不変色層5は必ずしも単一の着色材料で構成
する必要はなく、同色の2種以上の着色材料を使用して
も良く、あるいは長さ方向の中央部から両端部にかけて
異色の2種以上の着色材料で模様状に塗り分けても良
い。
【0027】可逆的熱変色層6は発色剤、顕色材及び減
感剤を含有する着色材料組成物より構成される。このよ
うな着色材料組成物は、減感剤の種類を適宜選択するこ
とにより任意の温度で変色(発色あるいは消色)させる
ことができる。例えば、常温で可逆的熱変色層6が変色
しては装置として不都合であるため、摂氏40度以上で
変色するように調整する、等である。可逆的熱変色層6
は、このような着色材料と熱不変色層5に対する接着性
に優れた樹脂との混合物からなる塗布層または樹脂によ
りマイクロカプセル化した着色材料を含む印刷層により
形成される。樹脂としては、例えば酢酸ビニル系樹脂、
アクリル系エマルジョン樹脂、そしてこれらの共重合エ
マルジョン樹脂、そしてポリアミド等の合成樹脂等が挙
げられる。また熱変色性着色材料としても、必ずしも単
一の材料を使用する必要はなく、例えば、変色温度の異
なる同色または異色の、2種以上の着色材料で塗り分け
を行っても良い。可逆的熱変色層6の厚さは、着色材料
の被履力によって変わりうるが、通常0.05から0.
5mm程度である。
【0028】このように上記のような層を積層して、本
発明の起電力検査装置1は構成されている。以下、本発
明の特徴であるフィルム状基板2の作用と効果を述べ
る。フィルム状基板2は、従来のものと比べると熱伝導
率が低く、さらに厚さも薄いものである。これは導電層
3で発生した熱が分散してしまうのを回避するための措
置である。以下具体的に説明する。
【0029】本発明の起電力検査装置1を使用して電池
の起電力を検査するには、接触部8及び9をそれぞれ電
池の電極に接触させ押さえつけるだけでよい。また本発
明の起電力検査装置は、保護層4が白色をしているため
注意書きや使用方法が印刷可能で、しかも見やすく、使
用法を間違うことがない。上記のようにすると、導電層
3を介して電池のプラス極からマイナス極へ電流が流れ
る。この時導電層3の内部抵抗によって失われた電子の
運動エネルギーは、熱として外部に放出される。この熱
がフィルム状基板2と熱不変色層5を経て可逆的熱変色
層6を変色させる。
【0030】しかしこの過程において、導電層3で生じ
た熱が100パーセント可逆的熱変色層6に伝わるわけ
ではない。導電層3から熱変色層6に伝わる過程で熱は
あらゆる方向に広がってゆき、その広がる範囲が大きけ
れば大きいほど失われる熱は大きくなってゆく。また熱
伝導率が高ければ高いほど熱は早く伝わり、より広範囲
に広がってゆく。さらに、熱不変色層5も可逆的熱変色
層6も、フィルム状基板全体にわたって形成されている
わけではなく、導電層3に沿って、フィルム状基板のご
く限られた範囲に形成されている。つまりフィルム状基
板2上で、この範囲を超えて伝わった熱はすべて無駄に
消費された熱と言うことになる。
【0031】本発明の起電力検査装置1に使用するフィ
ルム状基板2は最低限の熱損失で済むよう熱伝導率を低
くした。さらに導電層3で発生した熱が迅速に可逆的熱
変色層に伝わるよう厚さを薄くした。これは、従来の起
電力検査装置101のフィルム状基板102で失われて
いた熱を軽減するための措置である。
【0032】つまり従来のフィルム状基板102は、図
2(a)の様に熱伝導率の高い材料を使用し、本発明の
フィルム状基板2と比較して厚く構成されていた。また
熱不変色層105は、フィルム状基板102の全域に形
成されているわけではなく、ごく限られた部位にのみ形
成されている。一方従来技術のフィルム状基板102か
ら熱不変色層105に熱が伝わる過程においては、熱伝
導率が高いため、熱は図2(a)の矢印のごとく、波紋
が広がるように迅速に広範囲にわたって伝わる。すなわ
ち直線的に熱不変色層105に熱が伝われば最も効率が
よいのであるが、実際はそうではない。実際には、最も
熱が伝わってほしい部位を越えて、熱は伝わってしま
う。さらに従来技術のフィルム状基板102は厚く構成
されており、熱不変色層105を経て可逆的熱変色層1
06に十分に熱が伝わる間に、フィルム状基板102に
おいて相当量の熱が失われてしまう。
【0033】これを軽減するために本発明の起電力検査
装置1においては、フィルム状基板2に熱伝導率の低い
材料を使用し、さらに図2(b)のように従来技術のフ
ィルム状基板102と比較して薄く構成した。これによ
ってフィルム状基板2内部での熱の分散を抑えつつ、さ
らに熱不変色層5を経て可逆的熱変色層6に効率的に熱
を伝えることを可能にした。
【0034】また本発明の一つの実施形態として、フィ
ルム状基板2に透明のポリエチレンテレフタレートを使
用したものが挙げられる。前記した第1実施例でもポリ
エチレンテレフタレートを使用することは可能である
が、以下説明する構成は透明のポリエチレンテレフタレ
ートを使用したものである。前記した起電力検査装置1
ではフィルム状基板2は合成紙などの不透明な材料を使
用しているため、使用の際可逆的熱変色層6の変色を確
認するには導電層3と、熱不変色層5及び可逆的熱変色
層6とでフィルム状基板2を挟むように構成しなければ
ならなかった。
【0035】しかしフィルム状基板2にポリエチレンテ
レフタレートを使用した場合、図1(b)のようにフィ
ルム状基板2に重ねて可逆的熱変色層6を積層し、さら
に可逆的熱変色層6に重ねて熱不変色層5を、次いで導
電層3を、さらに保護層4を積層した構成も可能にな
る。このような構成の起電力検査装置1を使用する場合
も、接触部を電池のそれぞれの電極に接触させて押さえ
つけるだけでよい。またこの実施例の起電力検査装置に
おいても、保護層4が白色をしているため注意書きや使
用方法が印刷可能で、しかも見やすく、使用法を間違う
ことがない。
【0036】図1(b)のような透明のポリエチレンテ
レフタレートを使用したフィルム状基板2には、導電層
3、保護層4、熱不変色層5,そして可逆的熱変色層6
を、フィルム状基板2の一面に積層した構成の場合、フ
ィルム状基板2は前記した構成とは別の効果を発揮す
る。すなわち導電層3には保護層4と熱不変色層5が密
着して積層され、また、熱不変色層5には可逆的熱変色
層6が密着して積層されている。図1(b)のような起
電力検査装置1を使用した際、導電層3で発生した熱は
熱不変色層5を介して可逆的熱変色層6に伝わるため、
伝達過程で熱を消費しうるのは保護層4と熱不変色層5
のみであり、前述した図1(a)の構成よりもさらに効
率がよいという効果がある。さらに可逆的熱変色層6は
熱伝導率の低いフィルム状基板2が密着して積層されて
いるため、可逆的熱変色層6に伝わった熱は外部に逃げ
ることなくとそこに留まり、やはり効率がよいという効
果がある。
【0037】このようにして上記した二つの構成の起電
力検査装置1は、導電層3の内部抵抗によって発熱の前
後で、熱不変色層5と可逆的熱変色層6の複合効果とし
て現れる色が明確に変化するため、電池の起電力が視覚
的に検知できる。
【0038】また本発明の一つの実施形態として、図4
に示すように可逆的熱変色層6に2種類の着色材料で塗
り分けを行った部位6a及び6bを設けた場合、電池の
起電力によって色を変えられるため、視覚的に綺麗で解
りやすくなる。この場合着色材料は変色温度が異なるも
のでも、変色後の色が異なるものであってもよい。ま
た、可逆的熱変色層6が加熱によって無色となる着色材
料を含む場合には、検査時に下層の熱不変色層5の色そ
のものが直接認識できやはり視覚的に解りやすい。
【0039】さらに別の実施形態としては、図3に示す
ように導電層3に欠損部9を設け電流の流路を複数に分
岐させ、さらに中心部に向かうにつれて幅が狭くなるよ
うに形成したものが挙げられる。これによると、導電層
3で発生する熱の範囲を広くし、熱量を大きくすること
ができるため、熱不変色層5及び可逆的熱変色層6を従
来技術に比べて大きくとることができ、使用の際可逆性
変色層6の変色が顕著に見える。変色が顕著であれば、
使用者は電池を無駄に消費することなく電池の良否を判
別することができる。
【0040】また近年、これまで据え置とされていた電
気製品が、続々と携帯できるほどの大きさと重量で提供
できるようになった。例えばポータブルヘッドフォンス
テレオやホームビデオ、CDまたはMDプレーヤー、携
帯電話、ノート型パソコン等である。これらの製品には
一般的にニッケル・カドミウム、リチウム・水素等の二
次電池が使用される。本発明の起電力検査装置1は乾電
池のみならず、上記のような製品等に使用される二次電
池にも使用できる。
【0041】また上記した実施例は、いずれも導電層と
可逆熱変色層を使用した構成を例示したが、一つの層を
もってこれらの機能を兼ねる構成も採用可能である。す
なわち前記した可逆的熱変色層6は、発色剤、顕色材及
び減感剤を含有する着色材料組成物より構成されるが、
これに金属粉等の導電材料を配合し、導電性を付与させ
る。その結果、可逆的熱変色性を備えた導電層が構成さ
れ、当該導電層に通電すると、導電層自体が変色する。
【0042】
【発明の効果】上記のように、本発明の電池の起電力検
査装置は、フィルム状基板に熱伝導率が低い材料を使用
し、さらに厚さを薄くすることによって、導電層で発生
した熱を逃がさずに効率よく可逆的熱変色層に伝えるこ
とが可能になる。またこれによって電池の消費を抑える
ことができる。また、本発明の電池の起電力検査装置
は、フィルム状基板にポリエチレンテレフタレートを使
用することで、フィルム状基板の片面に導電層、保護
層、熱不変色層、そして可逆的熱変色層等を積層する事
が可能になる。これによって熱の伝達効率を良くするこ
とができる。さらに本発明の電池の起電力検査装置は、
保護層に酸化チタン顔料を混入することで白色にし、注
意書きや使用法が見やすくなる。これによって使用者が
誤った使用法で使用することが避けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の電池の起電力検査装置の第
1実施例の断面図であり、(b)は第2実施例の断面図
であり、さらに(c)は起電力検査装置の裏面図であ
り、導電層と保護層の相関関係を示す。
【図2】本発明の電池の起電力検査装置と従来の技術の
起電力検査装置の熱の伝わり方を示す説明図であり、
(a)は従来技術、(b)は本案の起電力検査装置を示
している。
【図3】本発明の他の実施形態の電池の起電力検査装置
の説明図であり、導電層に設けられる欠損部を示してい
る。
【図4】本発明の他の電池の起電力検査装置を示し、可
逆的熱変色層に2種の異なる着色材料を使用した場合の
概念図である。
【図5】従来の技術の電池の起電力検査装置の、概念的
な断面図及びその裏面図である。
【符号の説明】
1 起電力検査装置 2 フィルム状基板 3 導電層 4 保護層 5 熱不変色層 6 可逆的熱変色層 7、8 接触部 9 欠損部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム状基板に熱変色層及び導電層、
    又は熱変色性を備えた導電層が積層され、導電層に設け
    られた接触部を介して導電層に通電し、導電層を発熱さ
    せて熱変色層又は導電層自体を変色させ、電池の良否を
    確認する電池の起電力検査装置において、前記フィルム
    状基板は熱伝導率が0.2w/m・k以下であることを
    特徴とする電池の起電力検査装置。
  2. 【請求項2】 フィルム状基板の一面に導電層が積層さ
    れ、他面側に熱変色層が積層され、導電層に設けられた
    接触部を介して導電層に通電し、導電層を発熱させて熱
    変色層を変色させ、電池の良否を確認する電池の起電力
    検査装置において、前記フィルム状基板は熱伝導率が
    0.01〜0.2w/m・kであり、厚さが0.1〜
    0.3mmであることを特徴とする電池の起電力検査装
    置。
  3. 【請求項3】 フィルム状基板は、ポリエチレンテレフ
    タレート又は合成紙であることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の電池の起電力検査装置。
  4. 【請求項4】 熱変色層は、特定の温度以上で有色から
    透明に可逆的に変色するものであり、熱不変色層を有
    し、前記熱変色層が透明に変色したときに熱不変色層が
    視認できることを特徴とする請求項1及至3のいずれか
    に記載の電池の起電力検査装置。
  5. 【請求項5】 導電層に隣接して保護層が設けられ、該
    保護層は、平均粒子径が0.1μm〜0.5μmの酸化
    チタン顔料を含むことを特徴とする請求項1及至4のい
    ずれかに記載の電池の起電力検査装置。
  6. 【請求項6】 フィルム状基板に熱変色層及び導電層、
    又は熱変色性を備えた導電層が積層され、さらに導電層
    に保護層が積層され、導電層に設けられた接触部を介し
    て導電層に通電し、導電層を発熱させて熱変色層又は導
    電層自体を変色させ、電池の良否を確認する電池の起電
    力検査装置において、前記保護層は、平均粒子径が0.
    1μm〜0.5μmの酸化チタン顔料を含むことを特徴
    とする電池の起電力検査装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011085052A3 (en) * 2010-01-07 2011-10-20 Avery Dennison Corporation Apparatus and methods for determining potential energy stored in an electrochemical cell
KR101943301B1 (ko) * 2017-09-11 2019-01-29 신승민 스티커형 배터리 충전량 확인 장치

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